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IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5.1

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IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5.1
IBM Rational
Host Access Transformation Services
V7.5.1
開発ガイド
~初心者のためのはじめの一歩~
第 1 回 はじめての HATS
日本 IBM システムズ・エンジニアリング(ISE) 株式会社
2011 年 5 月
『HATS V7.5.1 開発ガイド』 第 1 回 はじめての HATS
目次
0.
1.
はじめに ........................................................................................................................ 3
0.0.
当ガイドについて................................................................................................... 3
0.1.
HATSの機能と特徴 ................................................................................................ 3
0.2.
HATSの開発........................................................................................................... 4
はじめてのHATS........................................................................................................... 9
1.1.
HATS Toolkitの準備 .............................................................................................. 9
1.1.1.
インストール前提条件の確認.......................................................................... 9
1.1.2.
Rational SDPのインストール....................................................................... 10
1.1.3.
HATS Toolkitのインストール....................................................................... 11
1.2.
HATSプロジェクトの作成 ................................................................................... 18
1.2.1.
HATS Toolkitの起動 ..................................................................................... 18
1.2.2.
「プロジェクトを作成」ウィザードより、HATSプロジェクトの作成 ........ 20
1.3.
HATSプロジェクトの実行 ................................................................................... 26
1.3.1.
WASの始動、およびHATSプロジェクトの実行 ........................................... 26
1.3.2.
起動するWebブラウザーの変更 .................................................................... 32
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『HATS V7.5.1 開発ガイド』 第 1 回 はじめての HATS
0. はじめに
0.0. 当ガイドについて
当ガイドでは、IBM Rational Host Access Transformation Services(以下、HATS)につ
いて、導入から開発にいたるまでを説明します。はじめて HATS の開発に携わる方を対象
としており、HATS 開発初心者がスムーズに HATS 開発スキルを身に付けるためのガイド
です。
当ガイドでは、受発注業務を行うための IBM i のホスト・アプリケーションを例にとり、
HATS 開発の手順を説明いたします。当ガイドの読者とはホスト・アプリケーションの環
境が異なる場合もあると思いますが、適宜、読者の環境に当てはめて読み進めていってく
ださい。
当ガイドに含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、IBM / ISE の正式なレビュ
ーを受けておらず、当ガイドに記載された内容に関して何ら保証するものではありません。
当ガイドでの記載内容はあくまでも支援情報であり、読者の責任において取り扱われるも
のとし、当ガイドの内容によって受けたいかなる損害に関しても一切の保証をするもので
はありません。
0.1. HATS の機能と特徴
HATS は System z のホスト・アプリケーション(以下、3270 アプリケーション)
、または
IBM i のホスト・アプリケーション(以下、5250 アプリケーション)を Web 化します。つ
まり、HATS を導入することで、ユーザーは従来のエミュレーター(IBM Personal
Communications、以下、PCOMM)ではなく、Web ブラウザーを通してホスト・アプリ
ケーションを操作することができるようになります。
HATS は WebSphere Application Server(以下、WAS)上で稼動する Web アプリケーシ
ョンです。ユーザーが Web ブラウザーから行った操作を HTTP セッション経由で HATS
が受け取り、HATS が Telnet セッション(TN3270/TN5250)経由で 3270/5250 アプリケ
ーションに伝達します。ホストから見ると、従来のエミュレーター同様の通信をしている
に過ぎず、HATS が新たなクライアントとして見えます。したがって、ホスト側の環境を
変えることなく、HATS を導入するだけでホスト・アプリケーションの Web 化を迅速に実
現できます。これが HATS の大きな特徴と言えるでしょう。
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TN3270(e)
TN5250
Telnetサーバー
既存ホスト
(+SSL)
HTTP(S)
HATS実行環境
(WAS)
HATS Webクライアント
(ブラウザー)
0.2. HATS の開発
HATS は Web アプリケーションであるため、Web アプリケーションとしての開発が必要で
す。開発には HATS Toolkit を使用します。HATS Toolkit を使用することで初心者でも簡
単に HATS を開発することができます。ウィザードに従って設定値を入力することが主な
作業であり、Web アプリケーションとしてのコーディングは HATS Toolkit が行ってくれま
す。これにより開発生産性が飛躍的に向上し、誰でも、簡単に、すばやく、ホスト・アプ
リケーションの Web 化を実践できます。
HATS をどのように利用するかによって、開発の仕方は異なります。以下、各ケースにお
いて、どのような開発ステップが必要かを見ていきます。
A) HATS のデフォルト設定のまま利用する場合
HATS のデフォルト設定のアプリケーション開発は、ウィザードに従って設定をしていき、
10 分程度で完成してしまいます。この状態で、ユーザーが Web ブラウザーからホスト・ア
プリケーションにアクセスできる環境を提供できるようになります。ホスト画面の見栄え
は、画面配置は現行のグリーン・スクリーンを踏襲し、背景色や文字色などは HATS のデ
フォルト設定に従ったものに変更されます。ユーザーの操作性は現行を踏襲します。これ
だけの作業でも、ホスト・アプリケーションを Web の環境に移行できるため、HATS の有
用性をそれなりに体感することができます。実業務での使用を想定すると、フォントの大
きさや色の修正、画面全体の構成を修正する、などの追加作業が実際には必要でしょう。
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『HATS V7.5.1 開発ガイド』 第 1 回 はじめての HATS
・PCOMM での表示
・HATS での表示
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B) ホスト画面を Web 用に HATS でカスタマイズする場合
現行のホスト画面を単純に Web ブラウザーに表示する、というのが A)のケースです。こ
れに加えて、特定のホスト画面の見栄え・操作性を変えるのが今回のケースです。
HATS のメイン機能は画面変換です。この機能を使用して、ホスト画面を Web 用にカスタ
マイズすることができます。たとえば、メニューをリンク表示にし、マウスでクリックす
ることでメニューを選択できるようになります。そのほか、入力項目の選択肢をプルダウ
ンで表示したり、日付入力をカレンダーから選んだりすることができるようになります。
これらのカスタマイズは、HATS が Web 上で行うものです。既存のホスト画面を修正する
必要はありません。
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・PCOMM での表示
・HATS での表示
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C) 従来のエミュレーターでは実現できない、HATS ならではの付加価値をつける場合
HATS は J2EE に準拠したアプリケーション・サーバー上で稼動する Java のアプリケーシ
ョンです。ホスト・アプリケーションを HATS を介して Web というインフラ上に乗せるこ
とで、Web アプリケーションとしての用途の拡大を見込むことができます。これにより、
従来のデスクトップ・アプリケーションとしてのエミュレーターでは実現できない付加価
値を提供することが可能です。
たとえば、他の Web アプリケーションとのデータ連携、認証システムと連携することでホ
スト・アプリケーションにアクセスできるユーザーを管理する、Web サービスとしてホス
ト・アプリケーションの一部を切り出す、などといったことが可能です。
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1. はじめての HATS
1.1. HATS Toolkit の準備
HATS の開発には HATS Toolkit を使用します。HATS Toolkit は IBM Rational Software
Delivery Platform(以下、Rational SDP)のプラグインとしてインストールされます。HATS
Toolkit がサポートしている Rational SDP は複数あり、適切なものを選択する必要があり
ます。以下、HATS V7.5.1 を前提に、HATS Toolkit のインストール手順を説明していきま
す。
1)
インストール前提条件の確認
2)
Rational SDP のインストール
3)
HATS Toolkit のインストール
1.1.1. インストール前提条件の確認
はじめに HATS 開発用の PC を用意します。PC の要件は以下のとおりです。
■ハードウェア
•
CPU: Intel Pentium III 800 MHz processor
※上記は最小構成の場合。これ以上のものを推奨。
•
メモリー: 1GB RAM
※上記は最小構成の場合。2GB RAM を推奨。
•
HDD 容量: 約 4GB (Rational SDP 用) + 約 500MB (HATS Toolkit 用) 以上
•
ディスプレイ: 1024 × 768 以上
※インストールする Rational SDP にも依存します。
■OS(以下のいずれか)
•
Windows 7 Professional / Ultimate / Enterprise
•
Windows Vista Business / Ultimate / Enterprise
•
Windows XP Professional
•
Windows Server 2008 (R2 含む) Standard Edition / Enterprise Edition
•
Windows Server 2003 (R2 含む) Standard Edition / Enterprise Edition
※インストールする Rational SDP にも依存します。
■サポートされる Rational SDP
•
Rational Application Developer for WebSphere (RAD) V7.5.5 以上
•
Rational System Architect for WebSphere Software (RSAWS) V7.5.5 以上
※RSA Standard Edition には必要なフィーチャーが含まれません。
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•
Rational Business Developer (RBD) V7.5.1.5 以上
•
WebSphere Integration Developer (WID) V6.2.x (最新 Fix を適用すること)
•
WebSphere Integration Developer (WID) V7.0.0.2 以上
上記との組み合わせで、以下の Rational SDP もサポート
•
Rational Developer for i (RDi) V7.5.0.5 以上
•
Rational Developer for Power Systems Software (RDp) V7.6 以上
•
Rational Developer for System z (RDz) V7.5.1.1 or V7.6.1 以上
HATS Toolkit インストール前提条件の最新の情報は、下記リンク先にてご確認ください。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=3441&uid=swg27011794
1.1.2. Rational SDPのインストール
ここでは、Rational SDP のひとつである RAD V7.5.5 を前提に、Rational SDP のインス
トール手順を簡単に説明します。詳しいインストール手順は下記リンク先を参考にしてく
ださい。RAD V7.0 の導入ガイドになりますが、基本的なインストール手順は変わりません。
HATS Toolkit でサポートされている Rational SDP をすでにインストールしている場合は、
このステップを飛ばしてください。
http://www.ibm.com/developerworks/jp/rational/library/am/cms/rsdp/rad/003B02FB/ind
ex.html
1)
管理者権限でログオン
管理者権限で Windows にログオンします。
2)
IBM Installation Manager V1.3.3 のインストール
IBM Installation Manager は、ソフトウェア・コンポーネントのインストール、更新、変
更、アンインストールを管理するツールです。Rational SDP インストールの前提となりま
す。インストール用のイメージは Rational SDP のインストール・メディアに同梱されてい
ます。HATS V7.5.1 のインストールには、IBM Installation Manager V1.3.3 が必要です。
Rational SDP に同梱されている IBM Installation Manager のバージョンがこれより低い
場合には、バージョンアップを行ってください。インターネットに接続した状態で IBM
Installation Manager を起動すると、自動的に最新バージョンにアップデートされます。
3)
RAD V7.5.5 のインストール
RAD をインストールする際、インストールするフィーチャーを選択する必要があります。
この中で、HATS の開発に必要なフィーチャーがありますので注意してください。HATS
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の基本的な開発には以下のフィーチャーが必要ですが、これらは RAD インストール時にデ
フォルトで選択されています。
•
Web 開発ツール
•
WebSphere Application Server 6.0 / 6.1 / 7.0 用のツール
•
データ・ツール
•
テストおよびパフォーマンス・ツール
•
ビジネス・インテリジェンスおよびレポート作成ツール
•
Plug-in Development Environment (PDE)
WebSphere Portal 用のポートレットとして HATS を開発する場合は、下記フィーチャーも
必要になります。
•
ポータル・ツール
5250 アプリケーション用に WebFacing を使用される場合は、下記フィーチャーも必要に
なります。
•
Struts ツール
インストール後にフィーチャーを追加することも可能です。追加方法は下記リンク先の資
料を参考にしてください。
http://www.ibm.com/developerworks/jp/rational/library/common/install/im_usageguide/
RAD 上で HATS を実行するために、WAS をインストールする必要があります。RAD イン
ストール時に選択することができますので、実際に使用予定のバージョンの WAS をインス
トールしてください。また、RAD 上で WebSphere Portal 用の HATS ポートレットを実行
する場合は、WebSphere Portal Server をインストールする必要があります。こちらは RAD
のインストールとは別にインストールする必要があります。
4)
ライセンスの構成
RAD インストール時はトライアル・ライセンスが適用されています。プロダクト・アクテ
ィベーション・キットにより、ライセンスをインポートしてください。
1.1.3. HATS Toolkitのインストール
ここでは、HATS Toolkit のインストール手順の詳細を説明します。
1)
管理者権限でログオン
管理者権限で Windows にログオンします。
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2)
IBM Installation Manager の起動
Windows のスタートメニューから「すべてのプログラム」→「IBM Installation Manager」
→「IBM Installation Manager」を選択します。インターネットに接続した状態で IBM
Installation Manager を起動すると、自動的にアップデートの有無を確認し、アップデー
トがある場合にはアップデートを実行します。
3)
HATS Toolkit インストール CD を挿入
CD を挿入すると自動的に HATS Toolkit インストール用のランチパッドが起動します。こ
こから HATS Toolkit をインストールするメニューを選ぶこともできますが、当ガイドでは
IBM Installation Manager から手動でインストールする方法を説明します。したがって、
ランチパッドは一旦閉じてください。
4)
4-1)
IBM Installation Manager から HATS Toolkit をインストール
リポジトリーの追加
まずは IBM Installation Manager に HATS Toolkit インストール用のイメージのリポジト
リーを追加します。IBM Installation Manager のメニューから、
「ファイル」→「設定」を
選択してください。設定用のウィンドウが起動するので、ウィンドウの右のほうから、「リ
ポジトリーの追加」を選択します。HATS Toolkit のインストール・イメージのあるディレ
クトリーで「diskTag.inf」ファイルを指定し、「OK」を選択します。続けて、「OK」を選
択します。
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4-2)
インストールの開始
IBM Installation Manager のメイン・メニューから「インストール」を選択します。
「IBM Rational HATS」、
「バージョン 7.5.1」にチェックを入れ、「次へ」を選択します。
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ソフトウェア・ライセンス情報が表示されるので、内容を確認し、「使用条件の条項に同意
します」にチェックし、
「次へ」を選択します。
パッケージの選択が表示されるので、
「既存のパッケージ・グループの使用」にチェックし、
「IBM Software Delivery Platform」を選択し、
「次へ」を選択します。
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4-3)
フィーチャーの選択
通常は、「IBM Rational HATS 7.5.1」のみ選択可能となっています。
Rational SDP として RDi、もしくは RDp(RPG and COBOL Development Tools for i フ
ィーチャー)をインストールしている場合には、「IBM WebFacing Tool for IBM i」が選択
可能となります。5250 アプリケーション用に WebFacing を使用する場合には、「IBM
WebFacing Tool for IBM i」も選択してください。
※Rational SDP インストール時に、
「Struts ツール」のフィーチャーを選択しておく必要
があります。
ポータル・サーバー上のポートレットとして WebFacing を開発する場合には、「IBM
WebFacing Tool for IBM i のポータル・サポート」にもチェックを入れてください。
※Rational SDP インストール時に、
「ポータル・ツール」のフィーチャーを選択しておく
必要があります。
必要なフィーチャーにチェックを入れ、「次へ」を選択します。
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4-4)
インストールの要約 ~ インストール完了
インストールの要約が表示されるので、確認し、「インストール」を選択します。
インストール完了までにしばらく時間がかかります。インストールの進捗状況はプログレ
ス・バーにて確認できます。
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インストールが完了すると、下記のような画面が表示されますので、
「終了」を選択します。
【注意】
HATS Toolkit の Fix 適用やアンインストールなど、Rational 製品のソフトウェア管理は
IBM Installation Manager で行います。詳しくは、下記リンク先の資料を参照してくださ
い。
http://www.ibm.com/developerworks/jp/rational/library/common/install/im_usageguide/
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1.2. HATS プロジェクトの作成
HATS の開発は、Rational SDP 上で HATS プロジェクトを作成することにより行います。
HATS Toolkit をインストールすることで、HATS 用のプロジェクトを作成できるようにな
ります。HATS プロジェクトの作成は簡単に行うことができ、これだけでホスト・アプリ
ケーションの Web 化に必要なモジュールが出来上がります。ここでは、HATS によるホス
ト・アプリケーションの Web 化がどれだけ迅速に行えるかを体感していただきます。
1.2.1. HATS Toolkitの起動
Windows のスタートメニューから、「すべてのプログラム」→「IBM Software Delivery
Platform」→「IBM Rational HATS 7.5」→「HATS Toolkit 7.5」を選択します。ワーク
スペースを選択するウィンドウが起動するので、任意のフォルダーを選択し、「OK」を選
択します。
今後、HATS プロジェクトとして開発したモジュールは全てこのワークスペース内に作成
されます。そのため、管理しやすいディレクトリーを選択したほうがいいでしょう。また、
HATS プロジェクトは 1 つにつき 30~50MB 以上の容量を必要とします。十分に空き容量
のあるディレクトリー(例えば 500MB 程度)を選択してください。
HATS Toolkit が起動すると、「HATS へようこそ」のヒントが表示されますので、内容を
確認し、「OK」を選択します。今後、このヒントを表示する必要がない場合は「このヒン
トを再度表示しない」にチェックを入れてから、「OK」を選択してください。
HATS Toolkit 起動時に「HATS へようこそ」が表示されない場合、RAD のメニューから
「ウィンドウ」→「パースペクティブを開く」→「その他」→「Host Access Transformation
Services」を選択してください。
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1.2.2. 「プロジェクトを作成」ウィザードより、HATSプロジェクトの作成
1)
ウィザードの起動
「HATS へようこそ」ページから、「「プロジェクトを作成」ウィザードを起動します」と
いうリンクを選択し、ウィザードを起動します。このほか、RAD のメニューから「ファイ
ル」→「新規」→「HATS プロジェクト」を選択する、RAD のツールバーから「
」ア
イコンを選択する、などでウィザードを起動することができます。
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2)
HATS プロジェクトの基本情報の入力
•
名前: 任意の名前を入力します。
•
ターゲット・サーバー: 使用する WAS のバージョンを選択します。
•
エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト: 任意の名前を入力します。
•
管理コンソール・サポートを追加: チェックが入っていることを確認します。
上記を入力し、「次へ」を選択します。
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3)
ホスト接続情報の入力
•
ホスト名: Telnet サーバーのアドレス、もしくはホスト名を入力します。
•
タイプ: 接続のタイプを選択します。
•
ポート: Telnet サーバーのポートを選択します。
•
コードページ: ホスト・アプリケーションのコードページを選択します。
•
画面サイズ: ホスト・アプリケーションの画面サイズを選択します。
上記を入力し、「次へ」を選択します。
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4)
テーマの選択
現行のエミュレーター機能を踏襲するかどうかという観点からテーマを選択します。たと
えば、「従来型端末エミュレーター」を選択するとファンクション・キーがホスト機能とし
て使用できますが、
「最新の Web アプリケーション」を選択するとファンクション・キーは
Web ブラウザーの機能として使用します。テーマはプロジェクト作成後に変更することも
できるため、はじめて HATS を開発する場合は「標準」を選択すればいいでしょう。
「標準」
を選択し、「次へ」を選択します。
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5)
テンプレートの選択
HATS が提供するテンプレートを選択します。いくつか選択肢があるので、任意のものを
選択します。なお、「Finance.jsp」と「Industry.jsp」は Web 2.0 を志向したテンプレート
になっており、他のテンプレートと比べて、よりユーザー・インタラクティブな Web ペー
ジを作成することができます。ここでは「Finance.jsp」を選択し、「終了」を選択します。
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6)
HATS プロジェクトの作成完了
しばらくすると、HATS プロジェクトの作成が完了します。この過程で様々なファイルが
作成・配置されます。配置されたファイルは、
「HATS プロジェクト」ビュー、および「ナ
ビゲーター」ビューとして、ウィンドウ左側に表示されます。
「HATS プロジェクト」ビュ
ーはファイルの構造をわかりやすく擬似的に表示しており、全てのファイルが表示される
わけではありません。「ナビゲーター」ビューは実際のファイル構造を表示しており、全て
のファイルが表示されます。
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1.3. HATS プロジェクトの実行
作成した HATS プロジェクトを実際に実行してみます。Rational SDP にインストールした
WAS を使用し PC 上で HATS を稼動させ、Web ブラウザーから HATS にアクセスします。
Web ブラウザーと HATS の通信は PC ローカルで行いますが、HATS とホストは実際に通
信しますので、PC はホストと通信できる必要があります。
HATS開発環境
(Rational SDP)
TN3270
TN5250
ホスト
HATS実行テスト環境
(Rational上のWAS)
HATSクライアント
(Webブラウザー)
1.3.1. WASの始動、およびHATSプロジェクトの実行
「HATS へようこそ」ページの「サーバーでデバッグ」というリンクを選択します。ある
いは、HATS プロジェクトを右クリックし、コンテキスト・メニューから「サーバーでデ
バッグ」を選択します。「端末の表示」というパネルが表示されるので、「はい」を選択し
ます。
「端末の表示」というパネルが表示されない場合は、Rational SDP のメニューから、「ウ
ィンドウ」→「設定」を選択し、
「HATS」を選択し、
「端末ウィンドウを表示するためのプ
ロンプト」にチェックを入れてください。
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「サーバーでデバッグ」というパネルが表示されるので、サーバーを選択し、「次へ」を選
択します。
「構成プロジェクト」に実行する HATS プロジェクトが含まれていることを確認
し、「終了」を選択します。
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しばらくすると WAS の始動が完了し、RAD 上の Web ブラウザーが自動的に立ち上がり、
HATS で Web 化されたホスト画面が表示されます。
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Web ブラウザーの他、ホスト端末も立ち上がります。
RAD 内のウィンドウを最大化するために、Web ブラウザーのタブをダブル・クリックして
ください。元の大きさに戻すには、再度、Web ブラウザーのタブをダブル・クリックして
ください。
ダブル・クリック
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Web ブラウザー上で一通りホスト・アプリケーションを操作したら、ホスト・アプリケー
ションからサインオフしてください。その後、HATS が提供するアプリケーション・キー
パッドから、
「切断」ボタンを選択してください。これにより、HATS とホストとの Telnet
セッションを切断することができます。ホスト端末を表示している場合には、「切断」ボタ
ンを選択するとホスト端末のウィンドウが閉じます。
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このウィンドウが閉じます。
ホストとの接続を切断すると、HATS の切断画面が表示されます。ここで RAD の Web ブ
ラウザーを閉じます。
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1.3.2. 起動するWebブラウザーの変更
デフォルトの設定では RAD 上の Web ブラウザーが起動するようになっています。実際に
は Internet Explorer や Firefox などの Web ブラウザーをユーザーは使うことになりますの
で、ここで起動する Web ブラウザーの変更を行います。RAD のメニューから、「ウィンド
ウ」→「設定」を選択します。
起動したパネルの左側部分から、
「一般」→「Web ブラウザー」を選択します。右側部分か
ら、
「外部 Web ブラウザーを使用」をチェックし、使用する Web ブラウザーを選択し、
「OK」
を選択してください。これで次回から外部 Web ブラウザーが起動するようになります。
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