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LotusLive の便利なアプリケーション フォームを使いこなす フォームを使って同僚の要望を効率的に集め

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LotusLive の便利なアプリケーション フォームを使いこなす フォームを使って同僚の要望を効率的に集め
LotusLive の便利なアプリケーション
フォームを使いこなす
フォームを使って同僚の要望を効率的に集め
ステキな忘年会を企画してみよう!
本記事について
z
概要
LotusLive は IBM Lotus がクラウドで提供するコラボレーションに特化したアプリケ
ーション群です。LotusLive にはコラボレーションに利用できる多くの便利なアプリケ
ーションが用意されています。その中の1つである LotusLive フォームは、サーベイ(ア
ンケート調査など)を作成して公開する機能で、顧客や同僚から重要なデータを簡単か
つ効率的に収集することができます。
本記事では、LotusLive フォームの機能を使用して、サーベイ・テンプレートの作成方
法と、サーベイの作成と公開、結果の確認方法について、具体的なサーベイの手順を通
して解説します。LotusLive のアカウントを持つ一般ユーザーであれば誰でもフォーム
機能を利用可能であり、本記事の手順に従ったサーベイを実施することができます。
2011 年 10 月 19 日
z
著者紹介
望月朝香(Mochizuki Tomoka)
日本アイ・ビー・エム株式会社
大和ソフトウェア開発研究所
Lotus Product Development, IM & Lotus Development 所属
現在、LotusLive のテストチームの一員として製品品質向上に向けた作業に従事
z
特記事項
本記事に含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、日本アイ・ビー・エム株
式会社の正式なレビューを受けておらず、本記事に記載された内容に関して日本アイ・
ビー・エム株式会社は何ら保証するものではありません。従って、この情報の利用はひ
とえに使用者の責任において為されるものであり、本記事の内容によって受けたいかな
る被害に関しても一切の保証をするものではありません。
目次
1
LotusLive フォームとは ................................................................................................. 1
2
サーベイの作成から結果確認までの流れ ....................................................................... 1
3
サーベイ・テンプレート作成画面の構成 ....................................................................... 2
4
操作方法.......................................................................................................................... 4
4.1
4.1.1
サーベイ・テンプレートの作成......................................................................... 5
4.1.2
フォームのテーマの選択 ................................................................................... 7
4.1.3
ヘッダーの作成.................................................................................................. 8
4.1.4
セクションの作成 ............................................................................................ 10
4.1.5
日付セレクター・オブジェクトの配置.............................................................. 13
4.1.6
ドロップダウン・リスト・オブジェクトの配置 ................................................. 15
4.1.7
既存のオブジェクトを使用してのオブジェクトの作成 ................................... 17
4.1.8
選択項目オブジェクトの作成 .......................................................................... 19
4.1.9
Web リンク・オブジェクトの配置 .................................................................... 22
4.1.10
入力フィールド・オブジェクトの配置............................................................ 24
4.1.11
添付ファイル・オブジェクトの配置................................................................ 26
4.1.12
送信ボタンの配置 .......................................................................................... 28
4.1.13
テキスト・ラベル・オブジェクトの配置 ........................................................ 31
4.1.14
テンプレートのプレビュー ............................................................................ 34
4.2
5
サーベイ・テンプレートを作成する ........................................................................ 4
サーベイ・テンプレートからサーベイを作成して公開する .................................. 35
4.2.1
サーベイの作成開始......................................................................................... 35
4.2.2
サーベイ名の設定 ............................................................................................ 36
4.2.3
サーベイ公開先の設定 ..................................................................................... 37
4.2.4
公開したサーベイの確認 ................................................................................. 38
4.3
回答する ................................................................................................................. 39
4.4
結果を確認する ...................................................................................................... 41
4.4.1
個別に結果を確認するには .............................................................................. 41
4.4.2
全体の結果を確認するには .............................................................................. 43
まとめ ........................................................................................................................... 45
1
LotusLive フォームとは
LotusLive フォームは、LotusLive が提供するアプリケーションの1つです。満足度調査な
どの、サーベイ用のテンプレートがあらかじめ用意されており、それらを使用してサーベ
イを作成できます。用意されたテンプレートではなく、オリジナルのテンプレートをユー
ザーが独自に作成することもできます。用途に応じたテンプレートを作成しておくことに
より、定型のサーベイを、テンプレートを元に素早く作成して公開することができます。
作成したサーベイは LotusLive ユーザーに公開し、回答してもらうことができます。得ら
れた回答の内容を個別に確認することや、全体の集計結果を閲覧することが可能です。
2
サーベイの作成から結果確認までの流れ
サーベイの作成から回答の集計までの流れを以下に示します。
(1) 作成者は LotusLive フォームから、用途に応じたサーベイ・テンプレートを使用し
てサーベイを作成し、公開します。
(2) 回答者のマイ・ダッシュボードの[招待と要求]にサーベイ回答を求めるお知らせが
表示されるので、回答者がサーベイに回答します。
(3) 回答が得られると、作成者のマイ・ダッシュボードの[ニュース・フィード]に誰が
回答したかが表示されます。
(4) 作成者は LotusLive ファイルから、集計結果を確認できます。
1
3
サーベイ・テンプレート作成画面の構成
サーベイ・テンプレートを作成する場合に表示されるフォーム・デザイナーの画面構成を
説明します(図 1)。
(A) テンプレート名を入力するフィールドです。
(B) [保存]ボタンによりテンプレートが作成されます。作成途中で[保存]ボタンをクリッ
クするとテンプレートとして保存され編集画面は閉じられます。引き続き編集する
場合は、次の手順で再編集をおこないます。
①
LotusLive ファイルの[マイ・ファイル]から、作成途中で保存したテンプレー
ト名をクリックします。
②
テンプレートが表示されるので、テンプレートを再編集します。編集方法に
ついては、本記事の『4.1
サーベイ・テンプレートを作成する』項目を参照
してください。
③
[設計の更新を保存]ボタンをクリックします。
(C) テンプレートのフォームです。回答者にはこのフォームの部分が表示されます。
(D) フォームのプレビュー、テーマ変更、表示規則(セクションの表示/非表示)を操作
できるツールです。
テンプレートの各項目を作成している途中で内容をプレビューできます。
(以下、プレビューアイコンと表記)
テンプレートのテーマ(レイアウト)を選択できます。
(以下、テーマアイコンと表記)
セクションを作成した際に表示・非表示の規則を決められます。
(以下、セクションアイコンと表記)
(E) テンプレートに追加できるオブジェクトです。パレットにある各項目をクリックす
ることで、テンプレートのフォームにオブジェクトが追加されます。詳細について
は、本記事の『4.1 サーベイ・テンプレートを作成する』項目を参照してください。
2
図1
画面構成
フォームの背面に見える灰色の部分をクリックすると、[ページ プロパティー]パネルが表
示され、ページの表示サイズを変更することができます。同様に、各項目の値は変更する
こともできます(図 2)。
図 2
ページのプロパティー画面
3
4
4.1
操作方法
サーベイ・テンプレートを作成する
用途に合わせたオリジナルのサーベイ・テンプレートを作成する手順を紹介します。
この記事では、忘年会への要望を同僚から集めるための図 3 のようなアンケートのテンプ
レート作成を例に説明します。
図 3
サーベイ・テンプレートの完成例
4
4.1.1
サーベイ・テンプレートの作成
LotusLive マイ・ダッシュボードの左側のパレットから[フォーム]をクリックします。この
リンクは上部ツールバーの [アプリケーション]メニューから選択することもできます(図
4)。
図 4
マイ・ダッシュボード
5
LotusLive フォームのページが表示されます。 [サーベイ・テンプレートの作成]タブか、[こ
ちらから、サーベイのテンプレートを作成してください。]をクリックします(図 5)。
図 5
LotusLive フォームの画面
テンプレート名を入力します。[詳細の表示]をクリックして、テンプレートの説明とタグを
入力することもできます。(図 6)。
図 6
テンプレートの名前と情報の入力
6
4.1.2
フォームのテーマの選択
テンプレートのフォームのテーマを選択します。テーマによって、フォーム全体の色やタ
イトルのフォント、ロゴの位置などが変わります。テーマアイコンをクリックすると[フォ
ームのテーマ]パネルが表示され、[テーマの選択]のプルダウン・メニューから好みのテー
マを選択することができます。選択したテーマは[テーマのプレビュー]で確認することがで
きます(図 7 フォームのテーマの選択)。本記事では[スタイル 11]を選択し、[OK]ボタン
をクリックします(図 8)。
図 7
フォームのテーマの選択
7
図 8
4.1.3
[スタイル 11]を適用したテンプレートの画面
ヘッダーの作成
ページ・ヘッダーを作成します。[Your Form Title Here]と記載されているページ・ヘッダ
ー部分をクリックすると、右端に図 9 で示すアイコンが表示されます。
図 9
ページ・ヘッダーと右端に表示されるアイコン
移動に使用します。アイコンをクリックしたまま、移動したい位置にドラッグす
ることでオブジェクトを移動できます。このとき緑色の位置決めバーが表示さ
れ、移動位置を確認することができます。
(以下、ドラッグアイコンと表記)
項目のプロパティーの詳細変更に使用します。アイコンをクリックすると、オブ
ジェクトのプロパティーを設定するパネルが表示されます(図 10)。
(以下、プロパティーアイコンと表記)
項目の削除に使用します。
(以下、ゴミ箱アイコンと表記)
8
プロパティーアイコンをクリックして[ページ・ヘッダー
プロパティー]パネルを表示し、
各項目を入力します。本記事では次のように設定します(図 10)。
・ [イメージ]には、ローカルディスク上の画像ファイルを指定します。画像は各自ご
用意下さい。本記事では、忘年会の季節である冬を連想する画像を指定します。
・ [表題テキスト]には、回答者に何のアンケートが実施されているのか分かるように、
忘年会の事前調査アンケート
と入力します。
・ [サブタイトル・テキスト]には、表題テキストの内容を補い、 今年も素晴らしい忘
年会にするために、是非皆様のご意見をお聞かせ下さい!
図 10
と入力します。
ページ・ヘッダーのプロパティー入力例
[OK]ボタンをクリックするとページ・ヘッダーが作成されるので、プレビューアイコンを
クリックして状態を確認します。作成されたページ・ヘッダーは図 11 のようになります。
図 11
ページ・ヘッダーの表示例
9
4.1.4
セクションの作成
セクションを作成します。回答必須項目のセクションと幹事お助け項目のセクションを作
成します。[Section Title (optional)]と記載されているセクション名の部分をクリックする
と、セクション全体が薄い青色になり、セクション名の右端にプロパティーアイコンが表
示されます(図 12)。プロパティーアイコンを選択してセクションのプロパティーを表示
し、各項目を入力します(図 13)。[データ名]は英数字と記号で指定します。
図 12
セクションの作成
図 13
セクションのプロパティー入力例
その 1
10
追加で、幹事お助け項目のセクションを作成します。回答必須項目セクションの下に新規
セクションを追加するため、まず回答必須項目セクションをクリックします。図 14 のよう
にセクション全体が薄い青色で表示されている状態で、フォーム・デザイナーの左側にあ
るパレットから[セクション]をクリックします(図 15)。
図 14
セクションが指定された状態
図 15
パレットからのセクション挿入
11
新規に[セクション プロパティー]が開くので、各項目を入力します(図 16)。
図 16
セクションのプロパティー入力例
その 2
回答必須項目セクションの下に幹事お助け項目のセクションが作成されます。作成された 2
つのセクションは、プレビューアイコンで確認すると図 17 のようになります。
図 17
セクションの表示例
12
回答必須項目セクションの[Add Your Fields]入力フィールドは、今回のデザインでは不要
のため削除します。[Add Your Fields]と記載されている入力フィールド部分をクリックす
ると表示されるゴミ箱アイコンを選択することで[Add Your Fields]入力フィールドが削除
されます(図 18)。
図 18
[Add Your Fields]が削除されたセクション
4.1.5
日付セレクター・オブジェクトの配置
日付セレクターを使用して、開催日を決めるための項目を作成します。回答必須項目セク
ションを指定してから、フォーム・デザイナーの左側にあるパレットから[日付セレクター]
をクリックします(図 19)。
図 19
パレットからの日付セレクター挿入
13
[日付セレクター プロパティー]が開くので、各項目を入力します(図 20)。
図 20
日付セレクターのプロパティー入力例
作成された開催日を決めるための項目は、プレビューアイコンで確認すると図 21 のように
なります。日付セレクターをクリックするとカレンダーが表示され、そこで日付を選択す
ると、自動的にフィールドに選択された日付が入力されます。
図 21
日付セレクターの表示例
14
4.1.6
ドロップダウン・リスト・オブジェクトの配置
ドロップダウン・リストを使用して、時間帯を決めるための項目を作成します。フォーム・
デザイナーの左側にあるパレットから[ドロップダウン・リスト]をクリックします(図 22)。
図 22
パレットからのドロップダウン・リスト挿入
15
[ドロップダウン・リスト プロパティー]が開くので、各項目を入力します(図 23)。
ここでリスト項目の[表示値]はサーベイの画面に表示されるリスト項目で、[レポート値]は
サーベイの集計時に表示される値です。
図 23
ドロップダウン・リストのプロパティー例
作成された時間帯を決めるためのドロップダウン・リスト・フィールドは、プレビューアイ
コンで確認すると図 24 のようになります。
図 24
ドロップダウン・リストの表示例
その 1
16
4.1.7
既存のオブジェクトを使用してのオブジェクトの作成
ドロップダウン・リストを使用して、参加費を決めるための項目を作成します。4.1.6 項で
時間帯を選択するために作成したドロップダウン・リスト部分をクリックします。すると、
右端に表示されるアイコンに、ページ・ヘッダーやセクションをクリックした時には表示
されていなかった新たなアイコンが追加されています。
すでに存在するオブジェクトを複製して使用するときに使用します。このアイコ
ンを使用することで、既存のオブジェクトの設計を引き継いで新しいオブジェク
トを作成することができます。
(以下、複製アイコンと表記)
ここでは複製アイコンをクリックして、時間帯選択のオブジェクトを再利用します。図 25
のように時間帯を選択するためのドロップダウン・リストが複製されます。
図 25
オブジェクトの複製
17
複製されたドロップダウン・リストのプロパティーアイコンをクリックし、表示された[ド
ロップダウン・リスト プロパティー]の各項目を編集します(図 26)。
図 26
ドロップダウン・リストのプロパティー入力例
作成された参加費を決めるための項目は、プレビューアイコンで確認すると図 27 のように
なります。
18
図 27
ドロップダウン・リストの表示例
4.1.8
選択項目オブジェクトの作成
選択項目を使用して、忘年会会場の開催地を決めるための項目を作成します。フォーム・
デザイナーの左側にあるパレットから[選択項目]をクリックします(図 28)。
図 28
パレットからの選択項目挿入
19
[選択項目 プロパティー]が開くので、各項目を入力します。本記事では、複数回答を可能
にするために[サブミット実行者に複数の選択項目の選択を許可]を選択します(図 29)。
図 29
選択項目のプロパティー入力例
20
作成された項目をプレビューアイコンで確認すると図 30 のようになります。
図 30
選択項目の表示例
[ドロップダウン・リスト]と[選択項目]の違いは以下の通りです。
複数選択
ドロップダウン・リスト
選択項目
複数選択はできません。
複数選択ができるように設定することが
できます。
設定は、作成時の[選択項目 プロパティ
ー]の[サブミット実行者に複数の選択項
目の選択を許可]にチェックすることで、
可能になります。
リストに無い
回答者は、提示されている選択
回答者が自分の選択肢を入力できるよう
選択肢
肢以外の値を入力することは
に、設定することができます。
できません。
設定は、[選択項目 プロパティー]の[その
他の選択項目を表示(入力フィールド)]
にチェックすることで、回答者が自分の
選択肢を入力できるようになります。
表示方式
プルダウン・リストで表示され
図 31 のように、「複数選択可」に設定し
ます。
た場合は、各選択肢はチェックボックス
で表示されます。
「複数選択不可」に設定した場合は、各
選択肢はラジオボタンで表示されます。
21
図 31
選択項目で複数選択を許可した場合と許可しなかった場合の違いの例
4.1.9
Web リンク・オブジェクトの配置
Web リンクを使用して、幹事お助け項目セクションに前年度のお店の情報を作成します。
まず幹事お助け項目セクションをクリックし、図 32 のようにセクション全体が薄い青色で
表示されている状態で、フォーム・デザイナーの左側にあるパレットから[Web リンク]をク
リックします(図 33)。
図 32
幹事お助け項目セクションの選択
22
図 33
パレットからの Web リンク挿入
[Web リンク プロパティー]が開くので、各項目を入力します(図 34)。このオブジェクト
は、昨年の忘年会のお店の Web ページへのリンクを表示します。
図 34
Web リンクのプロパティー入力例
23
作成された Web リンク・オブジェクトは、プレビューアイコンで確認すると図 35 のように
なります。
図 35
Web リンクの表示例
4.1.10
入力フィールド・オブジェクトの配置
幹事お助け項目セクションに、入力フィールドを使用して、お勧めのお店、余興のゲーム
案、景品案、コメントを記入してもらうためのフィールドを作成します。フォーム・デザ
イナーの左側にあるパレットから[入力フィールド]をクリックします(図 36)。
図 36
パレットからの入力フィールド挿入
24
[入力フィールド プロパティー]が開くので、各項目を入力します。記入しやすいように表
示する行は多めに設定し、スクロールバーも使用できるように[スクロールを許可]にチェッ
クを入れます(図 37)。
図 37
入力フィールドのプロパティー入力例
25
作成された入力フィールドは、プレビューアイコンで確認すると図 38 のようになります。
図 38
4.1.11
入力フィールドの表示例
添付ファイル・オブジェクトの配置
添付ファイル・フィールドを追加して、回答者がファイルを添付できるようにします。テ
ンプレート作成中は、添付ファイル・フィールドにファイルを添付することはできず、添
付ファイルを管理する方法だけを定義します。実際にファイルを添付するのは、
「サーベイ
回答」時になります。フォーム・デザイナーの左側にあるパレットから[添付ファイル]をク
リックします(図 39)。
図 39
パレットからの添付ファイル・フィールド挿入
26
[添付ファイル プロパティー]が表示されるので、各項目を入力します(図 40)。[サブミッ
ト実行者に許可]の各項目をチェックすることにより、以下の機能を持つボタンが表示され
ます。
・[添付ファイルの追加] ・・・ 回答者がファイルを添付する「追加」ボタンを表示します。
・[添付ファイルの削除] ・・・ 回答者やファイルを削除する「削除」ボタンを表示します。
・[添付ファイルの保存] ・・・ 回答者によって添付されたファイルを保存する「保存」ボ
タンを表示します。
・[添付ファイルの表示] ・・・ 回答者が、添付したファイルの中身を確認する「表示」ボ
タンを表示します。
図 40
添付ファイルのプロパティー入力例
27
作成された添付ファイルのフィールドは、プレビューアイコンで確認すると図 41 のように
なります。
図 41
4.1.12
添付ファイル・フィールドの表示例
送信ボタンの配置
サーベイ回答時の送信ボタンを配置するセクションを作成します。
『4.1.4 セクションの作
成』を参考にして、幹事お助け項目セクションの下に、幹事からのお知らせセクションを
作成します(図 42)。
図 42
幹事からのお知らせセクションの追加
28
回答必須項目セクションにある[Submit]と記載されたボタンをクリックし、ドラッグアイ
コンにより、幹事からのお知らせセクションにドラッグします(図 43)。
図 43
送信ボタンの配置変更
29
移動された[Submit]ボタンを選択し、プロパティーアイコンにより[送信 プロパティー]の
各項目を入力します(図 44)。
図 44
送信ボタンのプロパティー入力例
作成した送信ボタンは、プレビューアイコンで確認すると図 45 のようになります。
図 45
送信ボタンの表示例
30
4.1.13
テキスト・ラベル・オブジェクトの配置
テキスト・ラベルを使用して、追加の情報を記入します。
本記事では幹事からのお知らせセクションに、回答期限のお知らせと、アンケートを見易
くするためのラベルを挿入します。
まず回答期限について記載するため、幹事からのお知らせセクションをクリックします。
セクション全体が薄い青色で表示されている状態で、フォーム・デザイナーの左側にある
パレットから[テキスト・ラベル]をクリックします(図 46)。
図 46
パレットからのテキスト・ラベル挿入
31
[テキスト・ラベル プロパティー]が開くので、各項目を入力します。[サイズ]項目にある
フォントのサイズはデフォルトでは5段階のうちの[2]に設定されていますが、回答者が回答
期限を見逃さないように少し大きい[3]に変更します(図 47)。
図 47
テキスト・ラベルのプロパティー入力例
コメントが回答送信ボタンの下に作成された場合は、ドラッグアイコンにより回答送信ボ
タンの上に移動します。
作成されたコメントは、プレビューアイコンで確認すると図 48 のようになります。
図 48
テキスト・ラベルの表示例
その 1
32
次に、回答期限を作成した手順に従って、図 49 のようにテキスト・ラベルを各質問項目の
ヘッダーとして挿入し、アンケートをより見やすくします。
図 49
テキスト・ラベルの表示例
その 2
33
4.1.14
テンプレートのプレビュー
出来上がったテンプレートのプレビューを表示します。プレビューアイコンをクリックし
ます。
作成されたテンプレートは、プレビューアイコンで確認すると図 50 のようになります。
図 50
作成したテンプレートの例
34
フォーム・デザイナーの画面構成を説明している図 1 において(B)で示した [保存]ボタン
をクリックし、テンプレートを保存します。保存することにより、次回からマイ・テンプレ
ートで選択することができるようになります(図 51)。また、LotusLive ファイルからも
アクセスすることができます(図 55)。
4.2
サーベイ・テンプレートからサーベイを作成して公開する
作成したテンプレートからサーベイを作成して公開する手順を説明します。
4.2.1
サーベイの作成開始
LotusLive フォーム画面で[マイ・テンプレート]にチェックを入れ、作成したテンプレート
選択し、[開始]ボタンをクリックします(図 51)。
図 51
マイ・テンプレートの選択
35
4.2.2
サーベイ名の設定
サーベイ名と説明を入力し、[次へ]ボタンをクリックします(図 52)。
図 52
サーベイ名と説明の入力
36
4.2.3
サーベイ公開先の設定
サーベイの公開先を選択する画面が表示されます(図 53)。
図 53
サーベイの公開先選択画面
サーベイの公開先は以下の 3 つから選択できます。
・
公開 ・・・ 社外のユーザーを含む、LotusLive の全てのユーザーに公開されます。
・
社内のみ ・・・ 所属会社内の全てのユーザーに公開されます。
・
指定したユーザー ・・・ 個別にユーザーを指定して公開します。
本記事では、[指定したユーザー]を選択します。送信先フィールドに、公開するユーザーの
名前かメールアドレスを入力します。文字をいくつか続けてタイプすると、タイプアヘッ
ド機能により、そのテキストを含むすべてのユーザーのメールアドレスの候補が表示され
るので、公開したいユーザーを選択します。直接メールアドレスを入力することもできま
すが、このメールアドレスは LotusLive に登録されているアドレスである必要があります。
[公開]ボタンをクリックし、サーベイを公開します(図 54)。
図 54
サーベイの公開画面
37
4.2.4
公開したサーベイの確認
サーベイ公開者は、LotusLive ファイルの[マイ・ファイル]からいつでも結果を確認するこ
とができます(図 55)。 結果確認方法の詳細は、本記事『4 操作方法』項目の中の『4.4
結果を確認する』を参照してください。
図 55
LotusLive ファイルでの公開サーベイの表示
[マイ・ファイル]に表示された文書は、以下のようなアイコンによって区別することができ
ます。
サーベイ・テンプレートに表示されるアイコン
公開したサーベイに表示されるアイコン
サーベイ集計結果に表示されるアイコン
38
4.3
回答する
サーベイを公開すると、公開先に指定したユーザーのマイ・ダッシュボードの[招待と要求]
にサーベイ回答を求めるお知らせが表示されます(図 56)。
図 56
回答対象者の[招待と要求]に表示されるサーベイのお知らせ
39
回答者は回答したいサーベイ名をクリックし、各項目を入力します(図 57)。
図 57
サーベイの回答入力画面
回答送信ボタンをクリックしてサーベイに回答します(図 58)。作成者以外の回答者は1
つのサーベイに1度しか回答できず、回答送信ボタンを押すと再編集はできません。
図 58
サーベイの回答送信後画面
40
4.4 結果を確認する
4.4.1 個別に結果を確認するには
サーベイ公開者の画面では、[マイ・ダッシュボード]の[ニュース・フィード]に誰が回答し
たかが表示されます(図 59)。
図 59
[ニュース・フィード]に表示されるサーベイ回答のお知らせ
41
表示されているサーベイ名をクリックすると、その回答者の回答が表示されるので結果を
確認します(図 60)。
図 60
個別の回答画面
42
4.4.2
全体の結果を確認するには
LotusLive ファイルの[マイ・ファイル]から、「サーベイの結果:2011 年度忘年会の事前調
査アンケート」ファイルをクリックします。図 61 のように、[サーベイ・データ]タブから
は各質問項目の回答結果が、自動的に表にまとめられた状態で確認できます。また、[サー
ベイ送信回数]タブからは回答者の情報が確認できます。
図 61
サーベイの結果
[サーベイ・データのダウンロード]ボタンをクリックすると、[サーベイ・データ]タブで表
示されている結果を CSV ファイルに書き出すことができます。
作成された CSV ファイルは、IBM Lotus が提供する表計算ソフト Lotus Symphony
Spreadsheets で表示すると図 62 のようになります。
Lotus Symphony Spreadsheets で希望開催地の集計結果をグラフで表示すると図 63 のよ
うになり、現時点では渋谷で開催するのが望ましいということが分かります。
43
図 62
Lotus Symphony Spreadsheets で結果を表示した場合の例
図 63
Lotus Symphony Spreadsheets で開催地の希望を集計した結果の例
44
5
まとめ
LotusLive フォームで簡単にサーベイを作成し、アンケートを実施できることがご理解いた
だけましたでしょうか。
このように LotusLive には、社内外の情報共有を円滑に進めることができ、企業向けのコ
ミュニケーションとコラボレーションを、簡単かつ効率的に実現する便利なアプリケーシ
ョンや機能が豊富に備わっています。ぜひこの記事を参考に、LotusLive フォームをお試し
ください。
45
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