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WebSphere MQ MQ スナップイン (

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WebSphere MQ MQ スナップイン (
WebSphere MQ スナップイン
(MQ エクスプローラー版)
ISE Web & Transaction Systems
2003年9月
1
Copyright ISE Co,.Ltd
本書に含まれている情報は、正式なIBM のテストを受けていません。また明記にしろ、暗黙的にしろ、何らの保証もな
しに配布されるものです。
この情報の使用またはこれらの技術の実施は、いずれも、使用先の責任において行われるべきものであり、それらを評
価し、実際に使用する環境に統合する使用先の判断に依存しています。
本資料内には、幕張でのテスト結果を元にした情報が多く含まれています。
環境:WebSphere MQ for Windows V5.3
→本資料の情報は、次バージョンで変更される可能性があります。
2
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トピック
MQ エクスプローラーと MQ サービス
MQ エクスプローラーの概略
起動方法
操作ウィンドウ
オブジェクト・アイコン
フォルダー
オブジェクト操作
ケースその1(ローカル・キューへのPUTとブラウズ)
ケースその2(異なるキュー・マネージャー間でのメッセージ転送)
リモート管理
MQ クラスター
MQ クラスターの作成
キュー・マネージャーをMQ クラスターに参加させる
キューをMQ クラスター内で共有
<参考>ネーミング・ルールについて
<参考>マニュアル
3
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<ブランク・ページ>
4
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MQ エクスプローラー と MQ サービス
2つのスナップイン
WebSphere MQ エクスプローラー (以下、MQ エクスプローラー)
„
„
„
キュー・マネージャーやチャネルの作成/削除、開始/停止、変更
その他の MQ オブジェクトの作成/削除、変更
リモート管理
WebSphere MQ サービス (以下、MQ サービス)
„
„
„
„
„
キュー・マネージャーの作成/削除、開始/停止
サービス (コマンド・サーバー、 チャネル・イニシエーター、リスナー、チャネル等) の作成/削除、開
始/停止
サービス構成の設定 (自動始動、障害リカバリー・アクション、通信プロトコル など)
アラート・モニターでのアラート表示
サービス・トレースの開始/停止、表示
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<ノート>
WebSphere MQ for Windows は MMC (Microsoft Management Console) を 活用して、MMC で実行する 2 つのスナップ
インを提供します。
MQ エクスプローラー は、Windows 上で WebSphere MQ の管理を実行するツールです。制御コマンドや MQSC コマンドと同
様に管理タスクを実行できます。
MQ エクスプローラー では、リモートにあるキュー・マネージャーやクラスター・キュー・マネージャーの管理を実行することができます。
MQ エクスプローラー による管理が可能なプラットフォームおよび WebSphere MQ のレベルについては、マニュアル「システム管
理ガイド」の「WebSphere MQ Explorer の設定」をご参照ください。
z/OS版,OS/390版MQはサポートされません。
MQ サービス は、Windows上で WebSphere MQ サービスの管理を実行するツールです。
MQ サービス は、MQサーバーの動作をモニターし、広範囲に渡るエラー検出およびリカバリー機能を持つ管理ツールです。MQ
エクスプローラーと違い、主に、サービス(リスナー、チャネル・イニシエーター、トリガー・モニター、コマンド・サーバー、チャネルなど)
の管理、エラー検出、トレースの実行などを行います。
MQ エクスプローラーとMQ サービスを使用して実行できる操作の詳細は、マニュアル「システム管理ガイド(資料番号:SC889239)」の「付録E.コマンドセットの比較」をご覧ください。
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MQ エクスプローラーの起動
WebSphere MQ ファースト・ステップから起動
スタート・メニューから起動
「プログラム」-「IBM WebSphere MQ」-「WebSphere MQ エクスプローラー」
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<ノート>
MQ エクスプローラーには、二つの起動方法があります。
ファースト・ステップの中で、起動させることができます。
WebSphere MQ 導入の最後でファースト・ステップを起動させることができます。
WebSphere MQ 導入後は、ファースト・ステップは、スタート・メニューから起動することができます。
「スタート・メニュー」-「プログラム」-「IBM WebSphere MQ」-「ファースト・ステップ」
スタート・メニューから起動させることができます。
「スタート・メニュー」-「プログラム」-「IBM WebSphere MQ」-「WebSphere MQ エクスプローラー」
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MQ エクスプローラーの操作ウィンドウ
選択
コンソール・ツリー
結果ペイン
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<ノート>
コンソール・ツリーと結果ペイン
左側のペイン (コンソール・ツリー ) ではツリー構成が表示され、WebSphere MQ オブジェクトを選択することができます。
右側のペイン (結果ペイン )では左側のペインで選択したオブジェクトのビューが表示されます。
2つのフォルダー
キュー・マネージャー
„ 全てのキュー・マネージャーが表示されます(デフォルト)。
„ 任意のキュー・マネージャーを非表示にすることも可能です。
– 「キュー・マネージャー・フォルダーを右クリック」-「キュー・マネージャーの非表示」
„ それぞれのキュー・マネージャーを展開して、その オブジェクトを操作することができます。
クラスター
„ 全てのクラスターが表示されます(デフォルト)。
„ 任意のクラスターを非表示にすることも可能です。
– 「クラスター・フォルダーを右クリック」-「クラスターの非表示」
„ クラスターに属するキュー・マネージャーが表示されます。
„ それぞれのキュー・マネージャーを展開して、そのキュー・マネージャーが所有するオブジェクトを操作することができ
ます。
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オブジェクト・アイコン
WebSphere MQ では、オブジェクトの状態をアイコンと標識で表示
オブジェクトそれぞれに対し、アイコンが用意されている
オブジェクトの状態は、以下の標識によって示される
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<ノート>
WebSphere MQ では、オブジェクトの状態をオブジェクトを表すアイコンとその状態を表す標識により表現しています。
例えば、キュー・マネージャーの状態の種類は以下のようになります。
実行中のキュー・マネージャーは、上アイコン を表示します。
開始されていないキュー・マネージャーは、 下 アイコンを表示します。 開始するには、キュー・マネージャー・アイコンを右クリック
して、「開始」を選択してください。
キュー・マネージャーに「アラート」または「警告」アイコンが表示された場合には、この状態が不確定か、失敗かのいずれかです。
問題を突き止めるには、その接続のサブコンポーネントの状況を確認するか、いったん停止してから再度開始してください。
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フォルダー
フォルダー構成
キュー・マネージャー・フォルダー
„
„
キュー・フォルダー
拡張フォルダー
- チャネル
- クライアント接続
- プロセス定義
- Namelist
- 認証情報
- クラスター・キュー・マネージャー
システム・オブジェクトの表示/非表示
クラスター・フォルダー
同じ構成
13
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<ノート>
各フォルダー内に該当するオブジェクトが格納されています。
デフォルトでは、システム・オブジェクトは表示されません。
システム・オブジェクトを表示するには、「システム・オブジェクトの表示/非表示」ボタンをクリックしてください。
キュー・マネージャー・フォルダー
全てのキュー・マネージャーが表示されます(デフォルト)。
任意のキュー・マネージャーを非表示にすることも可能です。
「キュー・マネージャー・フォルダーを右クリック」-「キュー・マネージャーの非表示」
構成は以下のようになります。
キュー :全ての種類のキューが表示されます。
„ キュー・タイプ:ローカル・キュー、別名キュー、モデル・キュー、リモート・キュー定義
チャネル:クライアント接続チャネル以外の7種類のチャネルを表示します。
„ チャネル・タイプ:送信側チャネル、サーバー・チャネル、受信側チャネル、リクエスター・チャネル、
サーバー接続チャネル、クラスター送信側チャネル、クラスター受信側チャネル
クライアント接続:コンピューター上のクライアント接続チャネルを表示します。
プロセス定義 :プロセスの定義を表示します。
Namelist :クラスターのNamelistを表示します。これらはクラスター名のリストであり、複数のクラスターに
結合するときに使用します。キュー属性「CLUSNL」の中で使用します。
認証情報 :SSLを使用する場合に使用します。
クラスター・キュー・マネージャー
„ 同じクラスター内の他のすべてのキュー・マネージャーを表示します。
„ ここで表示される列名にはリポジトリ所有権やチャネル状況が含まれています。
クラスター・フォルダー
全てのクラスターが表示され、クラスターに属するキュー・マネージャーが表示されます。
クラスターでグループ分けされたキュー・マネージャーを表示したい場合は、こちらを使用してください。
クラスターに属するキュー・マネージャー・フォルダー内の構成は、キュー・マネージャー・フォルダー内と同様です。
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結果ペイン:列の選択
列名
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<ノート>
結果ペインに表示させる列を選択することができます(デフォルトでは全て表示されています)。
ここで、列はオブジェクトの属性や状況を表します。
コンソール・ツリーでフォルダーを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示させます。
このメニューは、オブジェクトのタイプとペインによって異なっています。
「表示」-「列の選択」を選択します。
列名を選択し、「追加」もしくは「削除」ボタンをクリックすることにより、列の追加/削除が可能です。
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オブジェクトの操作
キュー・マネージャーやチャネルの作成/削除、開始/停止、変更
その他の MQ オブジェクトの作成/削除、変更
クラスター
Namelist
キュー
クライアント接続
プロセスの定義
認証情報
*基本的な操作方法は、各オブジェクトで共通
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<ノート>
コンソール・ツリーおよび結果ペインで、 WebSphere MQ オブジェクトを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「新規
作成」、「プロパティー変更」、「削除」などの操作を選択することができます。このメニューは、オブジェクトのタイプとペインによって
異なっています。
これらのタスクを実行するために上部のツールバーを使用したり、「操作」や「表示」メニューを使用することもできます。
キュー・マネージャーをそのすべての自動サービスと共に開始または停止を実行することができます。
チャネルの開始または停止を実行することができます。
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コマンド・セットの比較
<ノート>
以下は、各コマンドと MQ エクスプローラーで実行できる操作の比較です。代表的なものを挙げています。
MQ エクスプローラーでの基本的な操作は、各オブジェクトで共通していますので、2つのケースに沿ってよく使うオブジェクトの操
作方法を後述します。
キュー・マネージャーの管理用コマンド
MQSC コマンド
制御コマンド
WebSphere MQ Explorer
に同等の機能 があるかど
うか
WebSphere MQ
Services スナップインに
同等の機能 があるかどう
か
キュー・マネージャーの変更
ALTER QMGR
-
○
×
キュー・マネージャーの作成
-
crtmqm
○
○
キュー・マネージャーの削除
-
dltmqm
○
○
キュー・マネージャーの属性
照会
DISPLAY QMGR
-
○
×
キュー・マネージャーの停止
-
endmqm
○
○
キュー・マネージャーの開始
-
strmqm
○
○
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Copyright ISE Co,.Ltd
コマンド・セットの比較
<ノート>
キューの管理用コマンド
MQSC コマンド
制御コマンド
WebSphere MQ Explorer
に同等の機能 があるかど
うか
WebSphere MQ
Services スナップインに
同等の機能 があるかどう
か
キューの変更
ALTER QLOCAL
ALTER QALIAS
ALTER QMODEL
ALTER QREMOTE
-
○
×
キューのクリア
CLEAR QLOCAL
-
○*
×
キューのコピー
DEFINE QLOCAL(x) LIKE(y)
DEFINE QALIAS(x) LIKE(y)
DEFINE QMODEL(x) LIKE(y)
DEFINE QREMOTE(x) LIKE(y)
-
×
×
キューの作成
DEFINE QLOCAL
DEFINE QALIAS
DEFINE QMODEL
DEFINE QREMOTE
-
○
×
キューの削除
DELETE
DELETE
DELETE
DELETE
-
○
×
キューの属性照会
DISPLAY QUEUE
-
○
×
QLOCAL
QALIAS
QMODEL
QREMOTE
*リモートにあるキューをクリアすることも可能です。
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Copyright ISE Co,.Ltd
コマンド・セットの比較
<ノート>
プロセスの管理用コマンド
MQSC コマンド
制御コマンド
WebSphere MQ Explorer
に同等の機能 があるかど
うか
WebSphere MQ
Services スナップインに
同等の機能 があるかどう
か
プロセスの変更
ALTER PROCESS
-
○
×
プロセスのコピー
DEFINE PROCESS(x) LIKE(y)
-
○
×
プロセスの作成
DEFINE PROCESS
-
○
×
プロセスの削除
DELETE PROCESS
-
○
×
プロセスの属性照会
DISPLAY PROCESS
-
○
×
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Copyright ISE Co,.Ltd
コマンド・セットの比較
<ノート>
チャネルの管理用コマンド
MQSC コマンド
制御コマンド
WebSphere MQ Explorer
に同等の機能 があるかど
うか
WebSphere MQ
Services スナップインに
同等の機能 があるかど
うか
チャネルの変更
ALTER CHANNEL
-
○
×
チャネルのコピー
DEFINE CHANNEL(x) LIKE(y)
-
×
×
チャネルの作成
DEFINE CHANNEL
-
○
×
チャネルの削除
DELETE CHANNEL
-
○
×
リスナーの終了
-
endmqlsr
×
○
チャネルの属性照会
DISPLAY CHANNEL
-
○
×
チャネルの ping
PING CHANNEL
-
○
×
チャネルのリセット
RESET CHANNEL
-
○
×
チャネルの解決
RESOLVE CHANNEL
-
○
×
チャネルの開始
START CHANNEL
runmqchl
○
○
チャネル・イニシエーターの
開始
START CHINIT
runmqchi
×
○
リスナーの開始
START LISTENER
runmqlsr
×
○
チャネルの停止
STOP CHANNEL
-
○
○
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Copyright ISE Co,.Ltd
主要なオブジェクト操作
ケース その1
ローカル・キューへの書き込みとブラウズ
キュー・マネージャー:QM1
ブラウズ
書き込み
QM1.LQ1
ケース その2
異なるキュー・マネージャー間でのメッセージ転送(TCP/IP接続)
amqsget
amqsgbr
amqsput
メッセージ
メッセージ
ホスト名: HOSTA(1415)
ホスト名:HOSTA(1414)
リモート・キュー
QM2.RQ1
MQリスナー
MCA
(送信チャネル)
トランスミッション・キュー
QM1
MCA
(受信チャネル)
チャネル(SDR/RCVR)
QM2.QM1
ロ-カル・キュー
QM1.LQ1
ローカル・キュー
MY.LOCAL.QUEUE
キュー・マネージャー: QM1
キュー・マネージャー: QM2
23
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
具体的に2つのケースに沿ってよく使うオブジェクトの操作方法を解説します。
ケースその1
キュー・マネージャー「QM1」の作成(リスナー・ポート「1414」)
キュー・マネージャー「QM1」の開始
ローカル・キュー「QM1.LQ1」の作成
ローカル・キュー「QM1.LQ1」にテスト・メッセージの書き込み
メッセージのブラウズ
ケースその2
<送信側(QM2)>
キュー・マネージャー「QM2」の作成(リスナー・ポート「1415」)
キュー・マネージャー「QM2」の開始
トランスミッション・キュー「QM1」の作成
リモート・キュー「QM2.RQ1」の作成
送信チャネル「QM2.QM1」の作成
<受信側(QM1)>
受信チャネル「QM2.QM1」の作成
リスナーの開始(MQ サービスを参照。通常はキュー・マネージャーの起動と共に開始されている)
<送信側(QM2)>
チャネル「QM2.QM1」の開始
リモート・キュー「QM2.RQ1」にメッセージをPUT
<受信側(QM1)>
ローカル・キュー「QM1.LQ1」からメッセージのGET
キュー・マネージャー「QM1」の停止
キュー・マネージャー「QM1」の削除
オブジェクトのネーミングについては巻末の「ネーミング・ルールについて」を参照
24
Copyright ISE Co,.Ltd
キューマネージャー「QM1」の作成
<ケースその1>
キュー・マネージャー「QM1」を作成
25
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
キュー・マネージャー「QM1」を新規作成します。
キュー・マネージャーを新規作成するには、キュー・マネージャー・フォルダーを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「新
規作成」-「キュー・マネージャー」を選択します。
26
Copyright ISE Co,.Ltd
キューマネージャー「QM1」の作成
<ケースその1>
「キュー・マネージャーの作成」ダイアログが表示される
新規キュー・マネージャーの名前を入力
デフォルトは循環ログ
27
Copyright ISE Co,.Ltd
キューマネージャー「QM1」の作成
<ケースその1>
作成後、キュー・マネージャーを開始
したくない場合は、チェックをはずす。
このキュー・マネージャーがリモート管理されるために
必要なサーバー接続チャネルを自動作成
(リモート管理に関しては後述)
リスナーを自動作成
リスナーが使用するポートを入力
28
Copyright ISE Co,.Ltd
キューマネージャー「QM1」の作成
<ケースその1>
キュー・マネージャーが追加されたことを確認する
29
Copyright ISE Co,.Ltd
キュー・マネージャー作成時の注意点
<ノート>
「キュー・マネージャーの作成」では、ロギングのタイプ、およびログ・ファイルのパスとサイズなどのロギング・パラメーターを指定でき
ます。
以下のロギング・パラメーターは、キュー・マネージャー作成後に変更することはできません。変更するには、キュー・マネージャー
の再作成が必要になりますのでご注意ください。
ログ・タイプ:循環ログか線形ログか
ログ・ファイル・サイズ(LogFilePages)
ロギング・パラメーターの詳細については、マニュアル「システム管理ガイド(資料番号:SC88-9239)」の「第14章 リカバリー及
び再始動」を参照してください。
ロギング・パラメーター
説明
QMGR作成
後の変更
デフォルト
MAX
MIN
LogPrimaryFiles
プライマリー・ログ・ファイル数
可
3
62*
2
LogSecondaryFiles
セカンダリー・ログ・ファイル数
可
2
61*
1
LogFilePages
ファイル・サイズ(4K単位)
不可
1024(UNIX)
256(PC)
16384(UNIX)
4095(PC)
64(UNIX)
32(PC)
LogType
ログ・タイプ
不可
CIRCULAR
-
-
LogPath
ログ・ディレクトリー
可
/var/mqm/log
c:¥MQSeries¥log
-
-
*プライマリー・ログとセカンダリー・ログの合計のMAXは63
30
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キュー・マネージャー「QM1」の開始
<ケースその1>
キュー・マネージャー「QM1」をそのすべての自動サービスと共に開始
31
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
キュー・マネージャー「QM1」をそのすべての自動サービスと共に開始します。
開始したいキュー・マネージャーを右クリックして「開始」を選択してください。このようにしてキュー ・マネージャーを開始すると、そ
のすべての自動 サービス (そのコマンド・サーバー、リスナーなど) も 開始されることに注意してください。 これらのサービスを個々
に制御したい場合には、MQ サービスを使用してください。
キュー・マネージャーが起動していると、キューなどキュー・マネージャー所有のオブジェクトの表示が可能です。
リモートのキュー・マネージャーを開始することはできません。
32
Copyright ISE Co,.Ltd
ローカル・キュー(QM1.LQ1)の作成
<ケースその1>
ローカル・キュー「QM1.LQ1」を作成
新規ローカル・キューの名前を入力
33
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
ローカル・キュー「QM1.LQ1」を新規作成します。
ローカル・キューを新規作成するには、キュー・フォルダーを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「新規作成」-「ロー
カル・キュー」を選択します。
キュー名に「QM1.LQ1」と入力し、他はデフォルトのままで「OK」をクリックします。
同等のMQSCコマンド
DEFINE QLOCAL(QM1.LQ1)
以上でローカル・キューへのメッセージの書き込みの準備が終了しました。以下、実際にメッセージを書き込みます。
34
Copyright ISE Co,.Ltd
テスト・メッセージの書き込み
<ケースその1>
ローカル・キュー「QM1.LQ1」にメッセージを書き込む
任意のメッセージを入力
35
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
ローカル・キューにメッセージを簡単に書き込むことができます。
書き込みたいキューを右クリックし、「テスト・メッセージの書き込み」を選択すると、「テスト・メッセージの書き込み」ダイアログが現
れます。任意のメッセージ・データを書き込みます。
トランスミッション・キューに、書き込みをすることはできません。
メッセージが書き込まれると、キューの属性「現行サイズ(CURDEPTH)」のカウントが増えることが確認できます。
右スクロールをして表示
36
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メッセージのブラウズ
<ケースその1>
ローカル・キュー「QM1.LQ1」に書き込んだメッセージをブラウズ
*MQMDの表示
先ほど書き込んだメッセージが
表示されることを確認
更にメッセージを
選択してダブル・クリック
こちらより、列の選択が可能
37
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
キューに格納されているメッセージを削除せずにブラウズすることができます。
メッセージのブラウズをしたいキューを右クリックして「メッセージのブラウズ」を選択します。または、キューをダブルクリックしても同じ
結果が得られます。
キューの最初の 200 メッセージを表示します。各メッセージの最初の部分が表示されます。
「メッセージ・ブラウザー」ダイアログで「列」ボタンをクリックすると、メッセージの属性を表す列の表示/非表示を選択することがで
きます。
更に、メッセージを選択してダブル・クリックをすると、そのメッセージのプロパティー・ダイアログが表示され、メッセージ記述構造体
(MQMD)が表示されます。
表示されるメッセージの長さには限界(1KB)がありますので、ご注意ください。
38
Copyright ISE Co,.Ltd
キューマネージャー「QM2」の作成/開始
<ケースその2>
キュー・マネージャー「QM2」を作成、開始
QM1と同様の手順で行う
キュー・マネージャー名「QM2」、リスナー・ポート「1415」を指定
同じマシン上に作成するため、
キュー・マネージャーQM1とは
異なるポートが必要
39
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
<リスナー・ポート番号について>
複数のキュー・マネージャーが同一マシンに存在する場合、キュー・マネージャー毎に異なるポート番号が必要です。
複数のキュー・マネージャーが異なるマシンに存在する場合は、同じポート番号を選択することも可能です。
40
Copyright ISE Co,.Ltd
トランスミッション・キュー(QM1)の作成
<ケースその2>
トランスミッション・キュー「QM1」を作成
新規トランスミッション・キューの名前を入力
*トランスミッション・キューは宛先キュー・マネージャーと
同じ名前を指定することを推奨します。
「伝送」に変更。
デフォルトでは「通常」になっている。
41
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
キュー・マネージャー「QM2」にトランスミッション・キュー「QM1」を新規作成します。
トランスミッション・キューを新規作成するには、キュー・フォルダーを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「新規作成」
-「ローカル・キュー」を選択します。
キュー名に「QM1」と入力し、使用で「伝送」を選択します。他はデフォルトのままで「OK」をクリックします。
同等のMQSCコマンド
DEFINE QLOCAL(QM1) USAGE(XMITQ)
42
Copyright ISE Co,.Ltd
リモート・キュー「QM2.RQ1」の作成
<ケースその2>
リモート・キュー定義「QM2.RQ1」を作成
新規リモート・キュー定義の名前を入力
それぞれ入力
伝送キューに「QM1」を選択
43
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
キュー・マネージャー「QM2」上に、キュー・マネージャー「QM1」のローカル・キュー「QM1.LQ1」を指し示すリモート・キュー定義
「QM2.RQ1」を新規作成します。
リモート・キュー定義を新規作成するには、キュー・フォルダーを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「新規作成」-
「リモート・キュー定義」を選択します。
下記の属性を入力し、他はデフォルトのままで「OK」をクリックします。
キュー名「QM2.RQ1」
リモート・キュー名「QM1.LQ1」
・・・(宛先キュー名)
リモート・キュー・マネージャー名「QM1」
・・・(宛先キュー・マネージャー名)
伝送キュー名「QM1」
同等のMQSCコマンド
DEFINE QREMOTE(QM2.RQ1) RNAME(QM1.LQ1) RQNAME(QM1) XMITQ(QM1)
44
Copyright ISE Co,.Ltd
送信チャネル「QM2.QM1」の作成
<ケースその2>
送信チャネル「QM2.QM1」を作成
45
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
送信側キュー・マネージャー「QM2」に送信チャネル「QM2.QM1」を新規作成します。
送信チャネルを新規作成するには、チャネル・フォルダーを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「新規作成」-「送信
側チャネル」を選択します。
下記の属性を入力し、他はデフォルトのままで「OK」をクリックします。
チャネル名「QM2.QM1」
伝送プロトコル「TCP/IP」(デフォルト):今回はTCP/IP接続とします。
接続名「HOSTA(1414)」:宛先ホスト名、またはIPアドレスを指定。
( )内は宛先キュー・マネージャーのリスナー・ポート番号
伝送キュー「QM1」
同等のMQSCコマンド
DEFINE CHANNEL(QM2.QM1) CHLTYPE(SDR) TRPTYPE(TCP) +
XMITQ(QM1) CONNAME(‘HOSTA(1414)’)
46
Copyright ISE Co,.Ltd
受信チャネル「QM2.QM1」の作成
<ケースその2>
受信チャネル「QM2.QM1」を作成
47
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
受信側キュー・マネージャー「QM1」に受信チャネル「QM2.QM1」を新規作成します。
受信チャネルを新規作成するには、チャネル・フォルダーを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「新規作成」-「受信
側チャネル」を選択します。
下記の属性を入力し、他はデフォルトのままで「OK」をクリックします。
チャネル名「QM2.QM1」
伝送プロトコル「TCP/IP」(デフォルト)
同等のMQSCコマンド
DEFINE CHANNEL(QM2.QM1) CHLTYPE(RCVR) TRPTYPE(TCP)
48
Copyright ISE Co,.Ltd
チャネル「QM2.QM1」の開始
<ケースその2>
チャネル「QM2.QM1」を開始
49
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
チャネル「QM2.QM1」を送信側より開始します。必ず、チャネルは送信側より開始するようにしてください。
チャネルを開始するには、開始したいチャネルを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して、 「開始」を選択します。
送信側チャネルを開始する前に、受信側でリスナーが起動していることを必ず確認してください(MQ サービス参照)。
チャネルが開始されたことは、オブジェクト・アイコンに表示される標識、または、属性「全チャネル状況」で確認できます。
同等のMQSCコマンド
START CHANNEL(QM2.QM1)
「実行中」を表す標識が確認できる
50
Copyright ISE Co,.Ltd
メッセージのPUTとGET
<ケースその2>
リモート・キュー定義「QM2.RQ1」へメッセージのPUT(送信側「QM2」)
サンプル・プログラム(amqsput)の利用
>amqsput QM2.RQ1 QM2
Sample AMQSPUT0 start
target queue is QM2.RQ1
TestMessage1
TestMessage2
Sample AMQSPUT0 end
ローカル・キュー「QM1.LQ1」からメッセージのGET(受信側「QM1」)
サンプル・プログラム(amqsget)の利用
>amqsget QM1.LQ1 QM1
Sample AMQSGET0 start
message <TestMessage1>
message <TestMessage2>
no more messages
Sample AMQSGET0 end
51
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
MQ エクスプローラーは、リモート・キュー定義へメッセージを書き込むことができないので、サンプル・プログラム(amqsput)を利用
します。
MQ エクスプローラーは、メッセージをGETすることができないので、サンプル・プログラム(amqsget)を利用します。
「QM2.RQ1」にPUTしたメッセージが「QM1.LQ1」に届いていることが確認できます。
サンプル・プログラムに関する詳細は、マニュアル「アプリケーション・プログラミング・ガイド(資料番号:SC88-9226)」をご覧くださ
い。
52
Copyright ISE Co,.Ltd
チャネル「QM2.QM1」の停止
<ケースその2>
チャネル「QM2.QM1」を停止
②③
④
⑤
①すべてのフィールドをブランクのままで
OKをクリック(正常停止)
53
Copyright ISE Co,.Ltd
<ノート>
チャネル「QM2.QM1」を送信側より停止します。必ず、チャネルは送信側より停止するようにしてください。
チャネルを停止するには、停止したいチャネルを右クリックし、コンテキスト・メニューを表示して 「停止」を選択すると、「チャネル
の停止」ダイアログが表示されます。
チャネルが停止されたことは、オブジェクト・アイコンに表示される標識、または、属性「全チャネル状況」で確認できます。
以下、「チャネルの停止」ダイアログ
①すべてのフィールドをブランクのままにして「OK」をクリック(正常停止)
同等のMQSCコマンド
STOP CHANNEL(QM2.QM1)
②「現在のメッセージ・バッチを強制中断」にチェックマークを付ける
同等のMQSCコマンド
STOP CHANNEL(QM2.QM1) MODE(FORCE)
③「現在のメッセージ・バッチを強制中断」にチェックマークを付け、さらに「プロセス/スレッドの終了を可能にする」をチェックする
同等のMQSCコマンド
STOP CHANNEL(QM2.QM1) MODE(TERMINATE)
④1 つまたは両方のフィルターを使用する
リモート・キュー・マネージャー名 - 1 つのキュー・マネージャー名を指定できます。
同等のMQSCコマンド
STOP CHANNEL(QM2.QM1) QMNAME()
接続名 - 1 つの接続名を指定できます。
同等のMQSCコマンド
STOP CHANNEL(QM2.QM1) CONNAME()
⑤新しい状態
このドロップダウンは、フィルターを使用していない場合に使用できます。チャネルの停止後の最終的な終了状態を「非アクティ
ブ」または「停止状態」から選択してください。
同等のMQSCコマンド
STOP CHANNEL(QM2.QM1) STATUS(STOPPED/INACTIVE)
MQSC コマンドの詳細については、マニュアル「MQSC コマンド・リファレンス(資料番号:SC88-9220)」を参照してください。
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キュー・マネージャー「QM1」の停止
<ケースその2>
キュー・マネージャー「QM1」をそのすべての自動サービスと共に停止
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<ノート>
キュー・マネージャー「QM1」をそのすべての自動サービスと共に停止します。
停止したいキュー・マネージャーを右クリックして「停止」を選択してください。このようにしてキュー ・マネージャーを停止すると、そ
のすべての自動 サービス (そのコマンド・サーバー、リスナーなど) も 停止されることに注意してください。 これらのサービスを個々
に制御したい場合には、MQ サービスを使用してください。
終了方式には、以下の二つがあります。
制御: 接続中のアプリケーションの終了を待ちます。ただし、新規接続はできません。(endmqm と同等)
即時: すべての処理中のMQIコールの終了を待ちます。ただし、新規コールはできません。(endmqm –i と同等)
リモートのキュー・マネージャーを停止することはできません。
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キュー・マネージャー「QM1」の削除
<ケースその2>
キュー・マネージャー「QM1」の削除
停止しているキュー・マネージャーのみ削除可能
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<ノート>
キュー・マネージャー「QM1」を削除します。
削除したいキュー・マネージャーを右クリックして「削除」を選択してください。キュー・マネージャーが実行中の場合には、最初に
それを停止しなければなりません。
注: キュー・マネージャーを削除すると、そのすべてのオブジェクト (コンソール・ツリーでは、そのキュー・マネージャーの下に表示)
も削除されます。
リモートのキュー・マネージャーを削除することはできません。
他のオブジェクトに関しても同様に削除することができます。
注意事項
メッセージが入っているキューを削除することはできません。メッセージのクリアを行う必要があります。
「キューを右クリック」-「すべてのタスク」-「メッセージのクリア」
実行中のチャネルを削除することはできません。
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リモート管理
リモートにあるキュー・マネージャーを管理する機能
リモートのキュー・マネージャーにおける前提
コマンド・サーバーの稼働
„
strmqcsv QMGR名
- 稼動確認 dspmqcsv QMGR名
適切な TCP/IP リスナー の稼動
(WebSphere MQ リスナーまたは適切な inetd デーモン)
サーバー接続チャネル(SYSTEM.ADMIN.SVRCONN)定義
„
„
全てのプラットフォーム(z/OS版,OS/390版MQは除く):
DEFINE CHANNEL(SYSTEM.ADMIN.SVRCONN) +
CHLTYPE(SVRCONN) TRPTYPE(TCP)
MQ エクスプローラー :(ローカル・キュー・マネージャーの場合)
「キュー・マネージャーを右クリック」-「すべてのタスク」-「リモート管理の許可」
リモート・マシン上でのユーザ権限
リモート管理の禁止
サーバー接続チャネルの削除
„
„
全てのプラットフォーム(z/OS版,OS/390版MQは除く):
DELETE CHANNEL(SYSTEM.ADMIN.SVRCONN)
MQ エクスプローラー :(ローカル・キュー・マネージャーの場合)
「キュー・マネージャーを右クリック」-「すべてのタスク」-「リモート管理の禁止」
または
「サーバー接続チャネルを右クリック」-「削除」
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<ノート>
MQ エクスプローラー では、リモートにあるキュー・マネージャーやクラスター・キュー・マネージャーの管理を実行することができます。
MQ エクスプローラー による管理が可能なプラットフォームおよび WebSphere MQ のレベルについては、マニュアル「システム管
理ガイド」の「WebSphere MQ Explorer の設定」をご参照ください。
z/OS版,OS/390版MQはサポートされません。
1.
2.
3.
4.
キュー・マネージャーをリモート管理するには、リモートにあるキュー・マネージャーがいくつかの必要条件を満たしていなければなり
ません。以下の項目について確認してください。
管理対象のすべてのリモート・キュー・マネージャーについて、コマンド・サーバーが稼働していること。
いずれのリモート・キュー・マネージャーについても、適切な TCP/IP リスナーが稼動していること (WebSphere MQ リスナーまた
は適切な inetd デーモン)。
すべてのリモート・キュー・マネージャー上に、サーバー接続チャネル SYSTEM.ADMIN.SVRCONN があること。このチャネルは、
管理対象のリモート・キュー・マネージャーに必須です。このチャネルがないと、リモート管理はできません。
サーバー接続チャネル SYSTEM.ADMIN.SVRCONN を作成するには、以下の操作を行ってください。
„
DEFINE CHANNEL(SYSTEM.ADMIN.SVRCONN) CHLTYPE(SVRCONN) TRPTYPE(TCP)
このコマンドにより、基本的なサーバー接続チャネル定義が作成されます。
Windows 版では、MQ エクスプローラーで「キュー・マネージャーを右クリック」-「すべてのタスク」-「リモート管理
の許可」を選択することでもチャネルが作成されます。
リモート・マシン側でのユーザ権限が一般的に以下の優先順位でチェックされます。これらのチェックされるユーザーがリモート・マ
シン上でmqm グループに入っていなければなりません。
サーバー接続チャネルの MCAUSER パラメーターに指定されているユーザー
MQ エクスプローラーを操作するユーザー(Windowsのログイン・ユーザー)
リモート管理を禁止するには、サーバー接続チャネルを削除します。
サーバー接続チャネル SYSTEM.ADMIN.SVRCONN を削除するには、以下の操作を行ってください。
„
DELETE CHANNEL(SYSTEM.ADMIN.SVRCONN)
このコマンドにより、サーバー接続チャネル定義が削除されます。
Windows 版では、MQ エクスプローラーで「キュー・マネージャーを右クリック」-「すべてのタスク」-「リモート管理
の禁止」 または、「サーバー接続チャネルを右クリック」-「削除」を選択することでもチャネルが削除されます。
リモートのキュー・マネージャーに対して、MQ エクスプローラーでリモート管理を禁止することはできません(チャネルが実行中のた
め、削除ができません)。
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リモート管理
リモートにあるキュー・マネージャー「QMR」をリモート管理する
キュー・マネージャー・フォルダーを右クリック
-「キュー・マネージャーの表示」を選択
キュー・マネージャー名と接続名を入力する
リモート管理のための必要条件が満たされて
いないなど、キュー・マネージャーに接続できないと
このメッセージが表示される。
キュー・マネージャーに接続できない場合でも
キュー・マネージャーを表示させるかどうか選択できるが
この場合はリモート管理はできない
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<ノート>
リモートにあるキュー・マネージャー「QMR」をリモート管理します。
キュー・マネージャー・フォルダーを右クリックして、「キュー・マネージャーの表示」を選択してください。
「キュー・マネージャーの表示」ダイアログで、「リモート・キュー・マネージャーの表示」ラジオボタンをクリックし、キュー・マネージャー
名と接続名を入力し、「OK」をクリックします。
何らかの理由でMQ エクスプローラーがリモート・キュー・マネージャーに 接続できない (たとえば、それが実行されていない) 場合
には、とりあえずそれを追加するかどうかを尋ねるメッセージ・ボックスが表示され ます。「はい」をクリックするとそのキュー・マネー
ジャーがビューに現れますが、 それが接続されるまでは、その詳細は何も表示されません。
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MQ クラスターの作成
クラスターの構成例(クラスター名:TESTCL)
QM.A
QM.B
TO_QM_QM.B
完全
リポジトリー
APPLQ1
(ローカル・キュー)
TO_QM_QM.A
ホスト名:HOSTA(1416)
TO_QM_QM.A
完全
リポジトリー
APPLQ1
(ローカル・キュー)
ホスト名:HOSTA(1417)
TO_QM_QM1
QM1
部分
リポジトリー
QM1.LQ1
(ローカル・キュー)
ホスト名:HOSTA(1414)
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<ノート>
MQ エクスプローラー は、クラスター・メンバーであるキュー・マネージャーを管理することができます。
ローカル、リモート、どちらのキュー・マネージャーでも、クラスター・メンバーとして管理できます。ただし、リモート・キュー・マネー
ジャーの場合は、接続に TCP/IP を使用する必要があります。クラスター・メンバーがローカル・キュー・マネージャーの場合、
MQ エクスプローラー はクライアント接続によってではなく、直接接続します。
MQ エクスプローラー による管理が可能なプラットフォームおよび WebSphere MQ のレベルについては、マニュアル「システム管
理ガイド」の「WebSphere MQ Explorer の設定」をご参照ください。
以下、上記のクラスター構成を例に、クラスターの作成方法をご紹介します。
各キュー・マネージャーとローカル・キューはすでに作成されているものとします。
クラスターの作成では、リポジトリ・キュー・マネージャーとなる2つのキュー・マネージャーが必要です。
今回は、キュー・マネージャー「QM.A」と「QM.B」をリポジトリ・キュー・マネージャーとします。
作成手順
MQ クラスター作成
キュー・マネージャーを MQ クラスターに参加させる
キューを MQ クラスター内で共有
クラスターに関する詳細は、マニュアル「キュー・マネージャー・クラスター(資料番号:SC88-9224)」を参照してください。
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MQ クラスターの作成
新規クラスター「TESTCL」の作成
クラスター・フォルダを右クリック
-「新規作成」-「クラスター」を選択
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MQ クラスターの作成
新規クラスターの名前を入力
最初のリポジトリ・キューマネージャーの選択をする。
まず、ローカルにあるのかリモートにあるのかを
選択し、ドロップ・ダウン・リストより選択する。
この場合は、ローカルにある「QM.A」を選択。
*リポジトリー・キュー・マネージャーの選択後、そのキュー・マネージャーが
別のクラスターのリポジトリー・キュー・マネージャーになっていないか検査されます。
すでに、別のクラスターのリポジトリー・キュー・マネージャーになっている
キュー・マネージャーを選択することはできません。
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MQ クラスターの作成
1番目のリポジトリ・キュー・マネージャーの
リスナー・ポート番号を入力する。
*リスナーをまだ作成していない場合にのみ、
このウィザードは現れる
2番目のリポジトリ・キューマネージャーを
1番目と同様の手順で選択する。
この場合は、ローカルにあるQM.Bを選択。
*リポジトリー・キュー・マネージャーの選択後、そのキュー・マネージャーが
別のクラスターのリポジトリー・キュー・マネージャーになっていないか検査されます。
すでに、別のクラスターのリポジトリー・キュー・マネージャーになっている
キュー・マネージャーを選択することはできません。
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MQ クラスターの作成
2番目のリポジトリ・キュー・マネージャーの
リスナー・ポート番号を入力する。
*リスナーをまだ作成していない場合にのみ、
このウィザードは現れる
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MQ クラスターの作成
デフォルトで、クラスター受信チャネル名と
接続名が記入される。
*受信チャネル名の決定後、相手のキュー・マネージャーで
同名のクラスター送信チャネルが使われていないか検査される。
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MQ クラスターの作成
構成内容を確認
完了をクリックすると、受信側・送信側チャネル、
リスナーが作成され、共に起動される。
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キュー・マネージャーをMQ クラスターに参加させる
キュー・マネージャー「QM1」をクラスター「TESTCL」に参加させる
クラスターに参加させたいキュー・マネージャーを右クリック
-「すべてのタスク」-「クラスターの結合」を選択
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キュー・マネージャーをMQ クラスターに参加させる
キュー・マネージャーを参加させたい
クラスターの名前を入力
キュー・マネージャー「QM1」の
リスナー・ポート番号を入力する。
*リスナーをまだ作成していない場合にのみ、
このウィザードは現れる
72
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キュー・マネージャーをMQ クラスターに参加させる
クラスタ「TESTCL」のリポジトリ・キューマネージャーを
1つ選択する。この場合は、ローカルにある「QM.A」を選択
注:ここで選択するリポジトリ・キュー・マネージャーは
いつも同一のものを選ぶ。
この場合は、ローカルにある「QM.A」を選択。
選択後、「QM.A」がリポジトリー・キュー・マネージャーであるか、
検査される
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キュー・マネージャーをMQ クラスターに参加させる
デフォルトで、クラスター受信チャネル名と
接続名が記入される。
デフォルトで、リポジトリー・キュー・マネージャーの
クラスター受信チャネル名と接続名が記入される。
74
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キュー・マネージャーをMQ クラスターに参加させる
構成内容を確認
75
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<ブランク・ページ>
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キューをMQクラスター内で共有
キュー・マネージャー「QM.A」のキュー「APPLQ1」をクラスター「TESTCL」で共有
クラスターで共有したいキューを右クリック
-「クラスター内で共用」を選択
クラスター名を入力
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<ノート>
キュー・マネージャー「QM.A」のキュー「APPLQ1」をクラスター「TESTCL」で共有します。これは、キューのプロパティの「クラスター」
タブでも同様の操作ができます。
キューのクラスター属性の変更された内容は、すぐには部分リポジトリには反映されません。変更された内容が有効になるのは、
部分リポジトリ・キュー・マネージャーが実際にそのキューにアクセスしたときです。つまり、それ以前では、部分リポジトリ・キュー・
マネージャー(QM1)で DISPLAY QCLUSTER コマンドを打っても、キュー「APPLQ1」は表示されません。
同様の手順で、キュー・マネージャー「QM.B」のキュー「APPLQ1」とキュー・マネージャー「QM1」のキュー「QM1.LQ1」もクラスター
内で共有します。
以上で、クラスターの作成作業は終了です。
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MQクラスター
クラスター構成完了後のビュー
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<ノート>
クラスター「TESTCL」作成後のビューです。
クラスター・フォルダー以下の構成が確認できます。
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<参考>ネーミングルールについて
本書で使っているオブジェクトの名前は、あくまでテスト・ケースを分かりやすくするために名づけたものです。
本来は、キュー名にキュー・マネージャー名やキュータイプを含めることはお勧めしません。
実際の環境では、以下のサポート・パックに記載されているルールを参考にして、オブジェクトのネーミング・ルールを決定してくだ
さい。
サポート・パックMD01「MQSeries – Standards and conventions」
http://www-3.ibm.com/software/integration/support/supportpacs/individual/md01.html
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参考マニュアル
WebSphere MQ Help Center
「スタート・メニュー」-「プログラム」-「IBM WebSphere MQ」-「WebSphere MQ Help
Center」
マニュアル「システム管理ガイド(資料番号:SC88-9239)」
-「スナップインを使用した WebSphere MQ の管理」
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