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に にアクセス アクセス アクセスするための

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に にアクセス アクセス アクセスするための
EISに
にアクセスするための
インポート解説書
アクセスするためのSCAインポート
するための
インポート解説書
(CICS/IMS編
編)
PAGE - 1
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
Skill Development Task Team
注意事項
–本書に含まれている情報は、正式なIBMのテストを受けていません。また、明記にしろ、暗黙的にしろ、何らの保証もなしに配布され
るものです。この情報の使用またはこれらの技術の実施は、いずれも、使用先の責任において行われるべきものであり、それらを評価し、
実際に使用する環境に統合する使用先の判断に依存しています。それぞれの項目は、ある特定の状態において正確であることが
IBMによって調べられていますが、他のところで同じまたは同様の結果が得られる保証はありません。これらの技術を自身の環境に適
用することを試みる使用先は、自己の責任において行う必要があります。
PAGE - 2
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
Skill Development Task Team
目次
SCAにおける
におけるEISバインディング
バインディングとは
における
バインディングとは
EISアクセス
アクセスのための
インポート
アクセスのためのSCAインポート
のための
EISアクセス
アクセスに
アクセスに対応する
対応するビジネスオブジェクト
するビジネスオブジェクト(BO)
ビジネスオブジェクト
EISに
にアクセスする
インポートの
機能対応
アクセスするSCAインポート
する
インポートのQoS機能対応
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IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
Skill Development Task Team
ブランク・
ブランク・ページ
PAGE - 4
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
Skill Development Task Team
EISに
にアクセスする
インポートの
機能対応
アクセスするSCAインポート
する
インポートのQoS機能対応
PAGE - 5
IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
Skill Development Task Team
コンテンツ
EISインポート
インポートと
の関係
インポートとQoSの
EISインポート
インポートに
修飾子指定
インポートに対するQoS修飾子指定
する
IMS用
用インポートの
インポートのトランザクション制御
トランザクション制御
CICS用
用インポートの
インポートのトランザクション制御
トランザクション制御
セキュリティ制御
セキュリティ制御
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IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
Skill Development Task Team
EISインポート
インポートと
の関係
インポートとQoSの
SCAにおける
におけるQoS制御
制御とは
における
制御とは
–「修飾子」によってSCAランタイムが必要とするサービスの品質を定義することができる
–コーディング無しで実現できるため、実装コードなどの変更が不要
–設定可能な項目
• トランザクション
• 非同期呼び出しの信頼性
• セキュリティ
EISインポート
インポートにおける
制御
インポートにおけるQoS制御
における
–トランザクション制御機能
• JCAトランザクション・サポートのSCAによる取り込みによって実装される
–修飾子による指定
–セキュリティ制御機能
• JCA EISサインオン機能のSCAによる取り込みによって実装される
–EISインポート自身はビジネス・ロジックを持たないため、EISサインオン時の認証情報を
SCDL内へ静的に埋め込んでおくことで実装される(修飾子は使用しない)
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IBM Japan Systems Engineering Co., Ltd.
Skill Development Task Team
EISインポート
インポートと
の関係(Note)
インポートとQoSの
関係
SCAにおける
におけるQoS制御
制御とは
における
制御とは
–SCAにおけるQoS制御では、トランザクション制御やセキュリティなどのサービスの品質に関わる設定項目を実装コードから切り離し、
「修飾子」として設定する方法が用いられます。すなわち、J2EEでディプロイメント・ディスクリプターに設定する項目と同じような項目を
同じような方法で設定することになります。
–現在、修飾子にて設定可能なQoS項目には下記があります。
• トランザクション
• 非同期呼び出しの信頼性
• セキュリティ
EISインポート
インポートにおける
制御
インポートにおけるQoS制御
における
–EISインポートでは、現在下記項目のQoS制御が可能です。
• トランザクション制御
–EISインポートにおけるトランザクション制御には、EISインポートがラッピングしているJCAのトランザクション制御機能を使用し
ます。従って、EISインポートのトランザクション制御機能はJCAリソース・アダプター自身が提供するトランザクション制御機能
の範疇で実行されることになります。
–EISインポートに対し修飾子指定を行うことで、インポート経由のEISアクセスに対するトランザクション属性が決定されます。
• セキュリティ制御
–EISインポートにおけるセキュリティ制御にも、EISインポートがラッピングしているJCAのセキュリティ制御機能を使用します。
従って、EISインポートのセキュリティ制御機能もJCAリソース・アダプター自身が提供するセキュリティ制御機能の範疇で実行
されることになります。
–EISインポート自身はビジネス・ロジックを持たないため、EISインポートにおけるセキュリティはEISサインオン時にEISに渡す認
証情報(ユーザーID/パスワード)をSCDL内に静的に取り込むことで実装されます。
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EISインポート
インポートに
修飾子指定
インポートに対するQoS修飾子指定
する
EISインポート
インポートにおける
修飾子の
インポートにおけるQoS修飾子
における
修飾子の指定場所
–EISインポートの場合、インターフェイスにのみ指定可能
• インポートはリファレンスもインプリメンテーションも持たない
• 指定可能なQoS修飾子は「トランザクション」および「アクティビティー・セッション」
QoS指定
指定の
指定のスコープを
スコープを選択可能
–以下の3つのレベルで指定可能
• インポートがもつすべてのインターフェース(interfaces)
• 個々のインターフェース(interface)
• インターフェースに定義されている個々のオペレーション(operation)
–同一の修飾子については範囲の広いものの設定が優先される
• interfaces > interface > operation
Interfaces
Interface_A
operation_A1
operation_A2
Interface_B
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EISインポート
インポートに
修飾子指定 (Note)
インポートに対するQoS修飾子指定
する
EISインポート
インポートにおける
修飾子の
インポートにおけるQoS修飾子
における
修飾子の指定場所
–(EIS)インポートはリファレンスもインプリメンテーションも持たないため、QoS修飾子はインターフェイスにのみ指定可能です。
–指定可能なQoS修飾子は「トランザクション」および「アクティビティー・セッション」です。
QoS指定
指定の
指定のスコープを
スコープを選択可能
–QoS指定の有効範囲のスコープは、以下の3つのレベルで指定可能です。
• インポートがもつすべてのインターフェース(interfacesへの指定)
• 個々のインターフェース(interfaceへの指定)
• インターフェースに定義されている個々のオペレーション(operationへの指定)
–同一の修飾子を複数レベルに定義した場合、範囲の広いものの設定が優先されます。
• interfaces > interface > operation
–以下に、WID上でEISインポート内のoperationに対しQoS修飾子を指定した例を示します。
• オペレーション『runPhonebook』に対し、Join transaction属性をfalseに指定しています。
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IMS用
用インポートの
トランザクション制御
インポートのQoSトランザクション
トランザクション制御
IMS用
用インポートの
トランザクション制御対応
インポートのQoSトランザクション
トランザクション制御対応
–呼び出し元がトランザクション属性なしの場合のOTMAコミット・モード
• Commit-then-SendもしくはSend-then-Commit(None)を利用する
–呼び出し元がトランザクション属性をもち、IMSをそのスコープに参加させる場合のOTMAコミット・モード
• Send-then-Commit(Syncpt)を利用する
– IMS用インポートを呼び出し元のトランザクション・スコープに参加させる場合、下記設定が必要
• IMS / IMS Connect
:RRS=Y必須
• IMSトランザクション
:要求/応答型かつPtoP派生無し必須
• OTMAコミット・モード
:Send-then-Commit必須
• QoS修飾子
:Join TransactionをTrueに設定する
QoS修飾子設定
修飾子設定と
インポートが
コミット・
修飾子設定とIMSインポート
インポートが起動する
起動するOTMAコミット
する
コミット・モードの
モードの関係まとめ
関係まとめ
呼び出し元のトランザクション属性
トランザクション属性
インターフェイスに
インターフェイスに付与した
付与した
QoS修飾子
修飾子(Join
Transaction)
修飾子
起動される
コミット・
起動されるOTMAコミット
される
コミット・モード
(Send-then-Commitの
のSync-Level)
True
Syncpt
False
None
True
None
False
None
あり
なし
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IMS用
用インポートの
トランザクション制御
インポートのQoSトランザクション
トランザクション制御(Note)
制御
IMS用
用インポートの
トランザクション制御対応
インポートのQoSトランザクション
トランザクション制御対応
–IMSリソース・アダプターが提供するトランザクション管理機能を、EISインポートから制御することができます。
–呼び出し元がトランザクション属性なしの場合のOTMAコミット・モードには、Commit-then-SendもしくはSend-then-Commit
(None)を利用します。
–呼び出し元がトランザクション属性をもち、IMSをそのUOWスコープに参加させる場合のOTMAコミット・モードには、Send-thenCommit (Syncpt)を利用します。
IMS用
用インポートを
インポートを呼び出し元のトランザクション・
トランザクション・スコープに
スコープに参加させる
参加させる場合
させる場合
–IMS / ICON / IMS用インポートに対し、以下の設定を行う必要があります。
• IMS / IMS Connect
–両コンポーネントともグローバル処理のためにRRSを利用します。従って、RRS=Yを指定する必要があります。
• IMSトランザクション
–Send-then-Commit (Syncpt) トランザクションとして起動できるのはGU I/OPCB~ISRT I/OPCBの要求/応答型かつ
PtoPスイッチ(ISRT ALTPCBによるトランザクション派生)なしのIMSトランザクションのみです。
• OTMAコミット・モード
–SCDL内のEISバインディング情報にセットされるOTMAコミット・モードを「Send-then-Commit」に指定する必要があります。
–Synchronization Levelの指定は、トランザクション属性の有無によってIMSリソース・アダプターが自動的に選択します。
»トランザクション属性ありの場合Syncptが、トランザクション無しの場合Noneが選択されます。
• QoS修飾子
–インポートのインターフェイスに対し、修飾子「Join Transaction」をTrueに設定する必要があります。
–上記の設定が全て満たされた上で、呼び出し元がトランザクション属性を有するインポート呼び出しを実行した場合、IMSトランザク
ション処理も呼び出し元のトランザクション・スコープに含まれるようになります。
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Send-then-Commit (Syncpt)フロー
フロー
UDBなど
など
WESB/WPS(コーディネーター
コーディネーター)
コーディネーター
IC4J
IMS
IMS Connect
トランザクション開始
トランザクション開始
TRX処理
DB更新処理
IMSトランザクション送受信
Import
DB更新処理
ACK送信
分散系DB更新
RRS
同期点処理開始
XAフェーズ1開始
PREPARE要求
Prepare_Agent
_UR
フェーズ1_OK
フェーズ1_OK
XAフェーズ2開始
COMMIT要求
Commit_Agent
_UR
コミット完了
コミット完了
フェーズ2_OK
フェーズ2_OK
同期点処理終了
WAS / IMS
UOW
トランザクション終了
トランザクション終了
分散プラットフォーム
分散プラットフォーム(Windows,AIX,etc..)
プラットフォーム
z/OSプラットフォーム
プラットフォーム
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Send-then-Commit (Syncpt)フロー
フロー (Note)
同期点処理の
同期点処理の流れ
– WESB/WPSトランザクション・マネジャーはXAプロトコルに従って2フェーズ・コミットを処理します。
– XAプロトコル / RRSプロトコルの相違はIMSリソース・アダプターおよびICONが吸収します。
同期点処理開始前の
同期点処理開始前のアプリケーション処理
アプリケーション処理
– IMSトランザクション処理により、要求/応答メッセージの送受信が発生します。
– IMSリソース・アダプターは応答メッセージ受信後Send-then-Commit(Syncpt)フローに従いまずACK応答を返します。
– WESB/WPS上でも、UDBなど他のリソース・マネジャー資源の更新処理が行われます。
同期点処理
– フェーズ1処理
• WESB/WPSトランザクション・マネジャーはxa_prepareを発行しフェーズ1を起動します。
– IMSリソース・アダプターはXAフェーズ1要求の発生をICONに通知します。
– ICONはRRSにPrepare_Agent_UR要求を発行します。
– RRSはIMSに対しフェーズ1起動を要求します。
– IMSはRRSからの要求に従い、フェーズ1準備完了をRRSに応答します。
• 逆順でWESB/WPSトランザクション・マネジャーに対しprepare完了通知が行われます。
• UDBなど他のリソース・マネジャーに対しては通常のXAプロトコルに則ったフェーズ1処理が実施されます。
– フェーズ2処理
• WESB/WPSトランザクション・マネジャーはxa_commitを発行しフェーズ2を起動します。
– IMSリソース・アダプターはXAコミット要求の発生をICONに通知します。
– ICONはRRSにCommit_Agent_UR要求を発行します。
– RRSはIMSに対しコミット起動を要求します。
– IMSはコミット処理を実施し、コミット完了をRRSに応答します。
• 逆順でWESB/WPSトランザクション・マネジャーに対しCommit完了通知が行われます。
• UDBなど他のリソース・マネジャーに対しては通常のXAプロトコルに則ったコミット処理が実施されます。
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CICS用
用リソース・
リソース・アダプターの
アダプターのトランザクション・
トランザクション・サポート
CICS用
用リソース・
リソース・アダプター
–分散系CTG V6.0
• cicseci.rar : ローカル・トランザクション のみサポート (1 フェーズ・コミット)
– CTG for z/OS V6.1
• cicseci.rar :ローカル・トランザクション のみサポート (1 フェーズ・コミット)
• cicseciXA.rar : XA トランザクション サポート
(2 フェーズ・コミット)
※APAR: JR24268
cicseciXA.rarをWIDのツールで使用する場合の不具合について
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CICS用
用リソース・
リソース・アダプターの
アダプターのトランザクション・
トランザクション・サポート(Note)
サポート
CICS用
用リソース・
リソース・アダプター
–CICS接続用のリソース・アダプターは、前述の通りCICSクライアント製品の一つであるCTG(CICS TransactionGateway)が提供し
ています。
–CTGは従来cicseci.rarという ローカル・トランザクション(1PC)のみサポートしているECI リソース・アダプターを提供していました。しかし、
z/OS版CTGの最新バージョン CTG V6.1 for z/OS では、XAトランザクション(2PC)サポートの ECIリソース・アダプター
"cicseciXA.rar"が新たに追加されています。
–この cicseciXA.rarをWIDのエンタープライズ・サービス・ディスカバリーで使用する場合、不具合が報告されています。
• 障害内容
–エンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードの最初の画面でcicseciXA.rarをインポートしても、エントリーが画面上に
表示されない
–APAR JR24268
»http://d25dbw36.mkm.can.ibm.com/wwqa/wwqades.nsf/WWQADispItem?OpenForm&d=JR24268
– WID 6.0.1.2 で修正予定
• 回避策
– 以下のファイルをテキストエディターで開く
»<WID_Inst_Dir>¥wstools¥eclipse¥plugins¥com.ibm.wbit.adapter.emd.writer_6.0.1¥plugin.xml
–以下のテキストを"<!-- Resource adapter customizations --> " の後に追加する
<extension point="com.ibm.adapter.j2ca.ResourceAdapterCustomization">
<ResourceAdapterDescriptor vendor="IBM"displayName="ECIXAResourceAdapter" version="6.1">
<ImportConfiguration importKind="com/ibm/adapter:COBOL_CAM"outputKind="com/ibm/wbit/adapter/emd/cobol/writer:XSD"> </ImportConfiguration>
<ImportConfiguration importKind="%COBOL_MPO_DA_IMPORT_KIND" outputKind="com/ibm/wbit/adapter/emd/cobol/mpo/writer:XSD"> </ImportConfiguration>
<ImportConfiguration importKind="com/ibm/adapter/c:C_CAM" outputKind="com/ibm/wbit/adapter/emd/c/writer:XSD"> </ImportConfiguration>
<ImportConfiguration importKind="com/ibm/wbit/adapter/c:MPO_C_CAM" outputKind="com/ibm/wbit/adapter/emd/c/mpo/writer:XSD"> </ImportConfiguration>
</ResourceAdapterDescriptor>
</extension>
–"-clean"オプション付きでWID起動
¥> wid.exe -clean
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Skill Development Task Team
cicseci.rar のトランザクション制御
トランザクション制御
WPS,WESB
呼び出し側:
トランザクション属性あり
インポート:
JoinTransaction=True
CTG
CICS
グローバル・トランザクション内の
同一宛先のリクエストは、
拡張ECIとして扱われる!
論理作業単位
(LUW)
トランザクション開始
// ECI 1
service01.invoke(......);
ミラー・トランザクション
JoinTransaction=True
(CPMI)
// ECI 2
service02.invoke(.....);
COMMAREA
プログラム
(PGM1)
JoinTransaction=True
COMMAREA
プログラム
(PGM2)
Commit/
Rollback
処理
Commit /Rollback 処理
CICS
別CICSなどの1PC用リソースを、同一のグローバル・
トランザクション内で実行することはできない
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Skill Development Task Team
cicseci.rar のトランザクション制御
トランザクション制御(Note)
制御
cicseci.rar (ローカル
ローカル・
ローカル・トランザクション・
トランザクション・サポート)
サポート のトランザクション制御
トランザクション制御
– SCAインポートの呼出元にトランザクション属性があり、インポートでJoinTransaction=Trueが設定されている場合、そのインポート
は親のトランザクションに含まれて実行されます。
– ただし、cicseci.rarを使用する場合XAトランザクションがサポートされないため、JTAのトランザクションで括った場合でもCICSアクセ
ス用のインポートは2フェーズ・コミットの対象にはなりません。
– 実行環境(WPS)が提供するLast Participant Support 機能により、1Phase Optimizationが行われ拡張ECIの動きとなります。
(唯一つの1フェーズ・コミットをサポートするリソースが含まれる場合、そのリソースに対するリクエストのみ1フェーズ・コミットの処理
が行われます。)
– cicseci.rarはXAトランザクションをサポートしていないので、WPS上で管理される論理作業単位と、CICS上で管理される論理作
業単位は切り離されます(WPS上のリソース更新とCICS上のリソース更新の同期はとれません)。
– 他の1フェーズ・コミット用リソース(例えば他のCICSへのアクセス)を同じトランザクション・スコープからアクセスすることはできません。
参考) 同一のグローバル・トランザクションの中で、1 フェーズ・コミット用のリソースを複数実行したときのException (複数CICSへのアクセス)
[06/06/27 22:57:33:627 JST] 0000005d RegisteredRes E WTRN0062E: 数の 1 フェーズ可リソースを、1 つのグローバル・トランザクション内で不正に使用しようとしました。
[06/06/27 22:57:33:767 JST] 0000005d LocalTransact E J2CA0030E: 現トランザクションに対して、トランザクション・マネージャーでデータ・ソース
cicseci601_Remote_CT31V1A2 からリソースを enlist しようとして、メソッド enlist が com.ibm.ws.Transaction.IllegalResourceIn2PCTransactionException: Illegal
attempt to enlist multiple 1PC XAResources
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cicseciXA.rar のトランザクション制御
トランザクション制御
WPS,WESB
呼び出し側:
トランザクション属性あり
インポート:
JoinTransaction=True
CTG
CICS
CICSアプリケーションの実行を、
グローバル・トランザクションに含
めることが可能。
拡張ECIが実行される。
論理作業単位
(LUW)
トランザクション開始
// ECI 1
service01.invoke(......);
ミラー・トランザクション
JoinTransaction=True
(CPMI)
// ECI 2
service02.invoke(.....);
COMMAREA
プログラム
(PGM1)
JoinTransaction=True
COMMAREA
プログラム
(PGM2)
DBアクセス
Commit/
Rollback
処理
Commit /Rollback 処理
CICS
別CICSアクセスや、他の2PC用リソース・アクセスを、
同一のグローバル・トランザクションに含めることが可能
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Skill Development Task Team
cicseciXA.rar のトランザクション制御
トランザクション制御 (Note)
cicseciXA.rar (XAトランザクション
トランザクション・
トランザクション・サポート)
サポート のトランザクション制御
トランザクション制御
– SCAインポートの呼出元にトランザクション属性があり、インポートでJoinTransaction=Trueが設定されている場合、そのインポート
は親のトランザクションに含まれて実行されます。
– CTG for z/OS V6.1が提供するcicseciXA.rarを使用する場合、XAトランザクションがサポートされるため、CICSアクセス用のイン
ポートもグローバル・トランザクションに含めることができます。
– ただし、この場合、CTGとCICSは同一z/OS上に配置しておく必要があります。また、XAトランザクションサポート用にCTG,CICS
の構成が必要になります。
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Skill Development Task Team
JoinTransaction=Falseの
の場合の
場合の動作
WPS,WESB
呼び出し側:
トランザクション属性あり / なし
インポート:
JoinTransaction=Flse
CTG
CICS
1プログラム呼び出しでも必ず
拡張ECIが行われる。
論理作業単位
(LUW)
トランザクション開始
ミラー・トランザクション
// ECI 1
service01.invoke(......);
(CPMI)
JoinTransaction=False
// ECI 2
service02.invoke(.....);
JoinTransaction=False
Commit
処理
ミラー・トランザクション
(CPMI)
Commit
処理
COMMAREA
プログラム
(PGM1)
COMMAREA
プログラム
(PGM2)
Commit /Rollback 処理
CICS
呼び出し側にトランザクション属性があっても無くても、
ローカル・トランザクションの元でECIリクエストが行われる。
すなわち、それぞれで完結した拡張ECIが実行される
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Skill Development Task Team
JoinTransaction=Falseの
の場合の
場合の動作(Note)
動作
JoinTransaction=Falseの
の場合の
場合の動作
– 呼び出し元にトランザクション属性がある場合でも無い場合でも、JoinTransaction=FalseのSCAインポートは、ローカル・トランザ
クションの元で実行されます。
– 従って、必ず拡張ECIが実行されることになります。
• CTGの観点で見ると、一回のSCAインポートのInvokeで、内部的には、
① extend_modeでプログラム呼び出しのためのECIを発行
② commit 用のECIを発行
というように、2回のフローが流れることになります。
– また、拡張ECIが発行されるということは、同期点処理(commit/rollback)の指示をECIアプリケーション側から行う必要があるため、
CICS上のアプリケーションで明示的に同期点処理のコマンド(EXEC CICS SYNCPOINT)を発行することができません。
(ちなみにNO_ENTEDのECIであればCICSアプリケーションで同期点処理コマンドを明示的に発行することは可能です。)
– 現時点ではWIDのエンタープライズ・サービス・ディスカバリー・ウィザードでSCAインポートを作成した場合、通常の
ECI(NO_EXTENDのECI)を発行することはできない(常に拡張ECIが発行される)ということになります。
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セキュリティ制御
セキュリティ制御
JCA EISサインオン
サインオン機能
による取
サインオン機能の
機能のSCAによる
による取り込みによって実装
みによって実装
–EISインポート自身はビジネス・ロジックを持たないため、EISサインオン時の認証情報をSCDL内へ静的に埋め込
んでおくことで実装される(修飾子は使用しない)
コンテナ管理
サインオンの
コンテナ管理EISサインオン
管理
サインオンの場合
–SCDL内にコンテナ管理EISサインオンする旨指定する
–SCDL内にJAAS認証名を指定する(省略時値として使用)
–SCAモジュールEARのデプロイ時にJAAS認証名を指定することもできる
コンポーネント管理
サインオンの
コンポーネント管理EISサインオン
管理
サインオンの場合
–SCDL内でコンポーネント管理EISサインオンする旨指定する
–SCDL内にJ2C接続スペック情報を指定する
–SCDL内のJ2C接続スペック情報は動的に設定できない
–EISサインオン情報を動的に変更することはできない
Import
<authentication resAuth="Container"
resAuthAlias="Alias01"/>
Import
<authentication resAuth="Application" />
<connectionSpec type="ECIConnectionSpec">
<properties>
<userName>User03</userName>
<password>*****</password>
</properties>
</connectionSpec>
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セキュリティ制御
セキュリティ制御(Note)
制御
JCA EISサインオン
サインオン機能
による取
サインオン機能の
機能のSCAによる
による取り込みによって実装
みによって実装
–EISインポート自身はビジネス・ロジックを持たないため、EISインポートにおけるセキュリティはサインオン時にEISに渡す認証情報(ユー
ザーID/パスワード)をSCDL内に静的に取り込むことで実装されます。QoS修飾子は使用しません。
コンテナ管理
サインオンの
コンテナ管理EISサインオン
管理
サインオンの場合
–SCDL内に、コンテナ管理EISサインオンする旨およびJAAS認証名を指定します。
–SCAモジュールEARのデプロイ時に、JAAS認証名を指定することもできます。指定しない場合、SCDL内のJAAS認証名が省略時
値として使用されます。
コンポーネント管理
サインオンの
コンポーネント管理EISサインオン
管理
サインオンの場合
–SCDL内に、コンポーネント管理EISサインオンする旨指定します。
–また、SCDL内にリソース・アダプターがもつサインオン関連のJ2C接続スペック情報を指定します。
–SCDL内のJ2C接続スペック情報を動的に設定することはできません。従って、EISインポートの呼び出し元から、動的にユーザーIDや
パスワードなどのEISサインオン情報をインポートにセットすることはできません。
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