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EMC VNXe ルのシンプルさ 高度な

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EMC VNXe ルのシンプルさ 高度な
製品ブリーフ
EMC VNXe: エンタープライズ機能、エントリー レベ
ルのシンプルさ
日付: 2014日5月
作成者: シニア アナリスト、Terri McClure
概要: 高度な IT 機能を必要とするのは、大企業だけではありません。 競争力の高い IT は近年の重要なフィロ
ソフィーであり、あらゆる規模の組織がテクノロジーによってもたらされる機能、経済的な価値、競争優位性
に依存するようになっています。 EMC の新しい VNXe は、通常は大きなエンタープライズ クラスのアレイに
見られる機能を、エントリー レベルの価格で提供します。
概要
SMBやエンタープライズの支店はエンタープライズのデータセンターと比較すると、運用が高度ではなく、スタ
ッフも少なくなっています。ただし、それでも効率性を推進し、究極的にはコスト削減や売上増加のようなビジ
ネス上のメリットをもたらすテクノロジーを利用できます。 ESGが 2013 年にSMB 412 社のIT専門家とビジネ
ス プロフェッショナルにアンケート調査を実施したところ、テクノロジーの意思決定者がIT専門家であると回答
したのは調査対象者のわずか 18%でした。一方、テクノロジーの意思決定をビジネス プロフェッショナル(企
業の経営陣からオフィスのマネージャーまでの全員、この製品ブリーフでは「IT以外の回答者」と呼ぶ)に頼っ
ていると回答したのは 82%でした。 実は、IT以外の回答者が意思決定者だとしたグループのうち半数は、その
組織が専用のIT専門家を 1 人も雇用していないと答えていました。1
一般的なテクノロジーやストレージ固有のベンダーとソリューションを評価する際に技術以外の意思決定者が
考慮する基準は何でしょうか?
図 1: ストレージや一般的なテクノロジー ソリューション/ベンダーを選択する場合に重要性の高い上位8つ
の基準
一般的に、データ ストレージや一般的なテクノロジー ソリューション/ベンダーの選択におい
て、あなたの組織にとって最も重要な基準は何ですか? (回答者の割合、5 個まで選択可)
Service and support
サービス/サポート
53%
Operational cost
運用コスト
43%
48%
42%
48%
38%
47%
53%
41%
38%
36%
Ease of implementation
導入の容易さ
Total cost of ownership (TCO)
TCO(総所有コスト)
Ease of operation/management
運用/管理の容易さ
Acquisition cost
63%
Important
general
IT
以外の回答者にとって重
technology
solution/vendor
要な一般的なテクノロジー
criteria
for
non-IT
ソリューション/ベンダーの
respondents
(N=337)
基準(N 337)
Important
storage
IT 回答者にとって重要なスト
solution/vendor
criteria for
レージ ソリューション/ベン
IT
respondents
(N=75)
ダーの基準(N=75)
16%
21%
15%
19%
Reputation
of vendor
取得コスト
Ability to leverage existing staff skills
ベンダーの評判
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
出典: Enterprise Strategy Group(2014 年)。
1
出典: ESG の調査レポート「SMB Storage Market Trends」(2013 年 4 月)。この製品ブリーフに記載されたすべての ESG 調査の
参考事例と図は、このレポートのものです。
© 2014 by The Enterprise Strategy Group, Inc. All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)
製品ブリーフ: EMC VNXe: エンタープライズ機能、エントリー レベルのシンプルさ
2
図 1 のように、IT の回答者がストレージ インフラストラクチャを購入する場合(63%)と IT 以外の回答者が
データ ストレージ ソリューションを含む一般的なテクノロジーを検討する場合(53%)の両方について、サ
ービスとサポートは最も一般的な購入決定基準です。 ストレージ システムのコストが SMB ストレージの最も
一般的な課題の 1 つであるにもかかわらず、IT 回答者の約半数は TCO が重要なストレージ選択基準だと答え
ています。この事実は、SMB 組織ですら長期的に効率性を向上させ、コストを削減するための初期投資に意欲
的であることを明確に示しています。 同様のトレンドは、リモート オフィスや支店でも見られます。
ミッド マーケットの要件を満たす VNXe 3200
ストレージ ソリューションで価値を提供するためにカギとなるのは、設定、継続的な管理、仮想化ツールとの
統合です。 EMC は、この分野に大きな投資を行い、VNXe 3200 でこれらの要件を確実に満たせるようにして
います。
•
多様なサポート オプション: サポートやトラブルシューティングに対するユーザーの好みはさま
ざまです。 ハウツー ビデオ、オンライン トレーニング(ビデオとスライドショーを使用)、コミ
ュニティ フォーラム、検索可能なサポート情報リポジトリ、EMC のプロアクティブなオートコー
ル サポートなど、EMC には多くのサポート オプションがあります。
•
設定と管理の容易さ: EMC は、VNXe 管理ツールである Unisphere をこのリリースで更新しまし
た。 Unisphere は、LUN や LUN グループの作成からファイル システム、VMware データストア
(NFS と VMFS の両方)まで、すべてのブロック指向操作およびファイル指向操作を実行するシン
プルなユーザー インターフェイスを提供します。 ユーザーが 15 分で SAN や NAS を構成できる
と EMC は主張しています。Unisphere のデモに時間をかけた後では、その宣伝どおりの結果が得
られ、素人でもストレージの追加と管理が簡単になることを ESG は確認しました。
•
コストの抑制: すべての IT 組織が急増するデータの管理に取り組んでおり、コストの抑制は困難
ながらも、その重要性は増しています。 この分野でもまた、EMC が他の製品ラインで行った取り
組みが VNXe にメリットをもたらしています。 VNXe は、この市場セグメントにとって極めて汎用
性の高い次のような機能セットを備えています。
•
自動階層化: VNXe アーキテクチャのハイブリッド性と FAST(Fully Automated Storage
Tiering)を組み合わせることで、アクティブなデータを高速のフラッシュ ストレージに保持し
ながら、古くなったデータを自動的に密度が高くコストの低いディスク メディアに移動します。
• ファイルの重複排除: VNXe は、シングル インスタンス ストレージを使用して、15 日のタイ
ムラインで変更されなかったファイルを重複排除します。
• シン プロビジョニング: ストレージの仮想プロビジョニングを可能にします。仮想プロビジ
ョニングでは、サーバーがあらかじめ容量を提供されていると「みなして」いますが、本当は
ストレージ システムが実際に使用するまで容量は消費されません。
•
複数のプロトコルのサポート: ユニファイド ストレージは、ブロック(iSCSI やファイバー チャ
ネル)とファイル(NFS、CIFS、SMB3、VMFS)ストレージ要件を将来的に満たすために必要な
容量を予測する「水晶玉」を不要にします。 さらに、必要なストレージ プロトコルに関係なく、
プロビジョニング、保護、継続的な管理のためのツールも標準化します。 VNXe は、これらすべて
のプロトコルをサポートするとともに、ファイバー チャネル接続をサポートする数少ないエントリ
ー/ミッドマーケット アレイの 1 つです。
•
一般的なサーバーおよび仮想化ツールとの統合: EMC は、使用可能な API セット(VMware 環
境の VASA、VAAI、ESA、VSI、および Microsoft 環境の SMB3、ODX、ESI、NPIV を含む)を
使用して、VNX と Unisphere を VMware および Microsoft 仮想サーバー環境に緊密に統合しまし
た。 これにより、サーバー/ストレージ環境のエンド ツー エンド ビューをユーザーに提供し、問
© 2014 by The Enterprise Strategy Group, Inc. All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)
製品ブリーフ: EMC VNXe: エンタープライズ機能、エントリー レベルのシンプルさ
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題の迅速なトラブルシューティングを支援することで解決までの時間を短縮します。 VDI 環境では、
VNXe 3200 は Citrix、Microsoft、VMware をサポートします。
•
データの保護と可用性: VNXe は期待されているように RAID およびホット スペア テクノロジー
を備えていますが、このリリースでは新しい EMC VPLEX Virtual Edition のサポートなど、興味深
い機能もいくつか追加されています。EMC VPLEX Virtual Edition は、iSCSI/VMware ESX 環境
をターゲットにしており、ユーザーによる VMware ライブ移行と vMotions の拡張を可能にし、2
サイト間にわたる VMHA と VMF を実現します。 VNXe の可用性機能を拡張できるパワフルな機能
です。
•
仮想環境の予測不能なパフォーマンスのサポート: 仮想サーバーとデスクトップ環境はストレー
ジ環境の需要を予測するのが難しいため、システムを調整するストレージの専門家がいなければ、
パフォーマンスの管理は困難です。 このような場合、このシステムでは、予測不能なワークロード
をバッファーする SSD を使用した、ハイブリッド アーキテクチャのメリットが発揮され、幅広い
ストレージ環境に影響を与えません。
より大きな真実
EMC は、ストレージ領域の巨大企業であり、その VNXe ラインには EMC のストレージ エンジニアリングの人
材が活用されています。 EMC はそれを使いやすさや効率性といった重要な特長に生かしましたが、この初期リ
リースにはブロック レベルの重複排除とリモート ミラーリングがありません(ただし、多くの SMB はアレイ
ベースのレプリケーションよりもアプリケーションと仮想化ベースのレプリケーション テクノロジーを好みま
す)。 EMC のストレージ テクノロジーと人材の豊富さと幅広さを考慮すると、このような機能はすぐに実現で
きるでしょう。その一方で、VPLEX/VE と Data Domain のような新製品によって、高可用性のギャップをいく
らか埋めることもできます。 全体として、VNXe は、大規模なエンタープライズ クラスのアレイに一般的に見
られるような、豊富な機能、良好な経済価値、競争優位性を、エントリー レベルの価格で提供します。
すべての商標名は、それぞれの企業が所有権を保有しています。 この資料に記載されている情報は、ESG(Enterprise Strategy Group)が信頼できるとみなす出典から取得したものですが、ESGが保証するものではありませ
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