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4章.大規模ワークロードの管理 第 DB2 9.5 Work Load Manager ビジネス・ユニットの名前

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4章.大規模ワークロードの管理 第 DB2 9.5 Work Load Manager ビジネス・ユニットの名前
ビジネス・ユニットの名前
第4章.大規模ワークロードの管理
DB2 9.5 Work Load Manager
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<第1.10版 2008年 12月>
本書に含まれている情報は、正式なIBMのテストを受けていません。また、明記にしろ、暗黙的にしろ、なんらの保証もなしに配布されるものです。
この情報の使用またはこれらの技術の実施は、いずれも、使用先の責任において行われるべきものであり、それらを評価し、実際に使用する環境に統合する
使用先の判断に依存しています。それぞれの項目は、ある特定の状態において正確であることがIBMによって調べられていますが、他のところで同じまたは同
様の結果が得られる保証はありません。これらの技術を自身の環境に適用することを試みる使用先は、自己の責任において行う必要があります。
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2009/3/178/3/05
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最終ページに記載されている制限事項が適用されます。
ビジネス・ユニットの名前
目次
第1章.大規模DBへの挑戦
第2章.区分化によるアクセス効率の向上
– 1. パーティションDB
– 2. パーティション表
– 3. マルチディメンション・クラスタリング(MDC)表
– 4. ハイブリッド構成
第3章.圧縮によるストレージ格納効率の向上
第4章.大規模ワークロードの管理(WLM)
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ビジネス・ユニットの名前
目次: 第4章.大規模ワークロードの管理(WLM)
大規模DBにおけるワークロード管理の必要性
DB2 Workload Manager V9.5とは
DB2 Workload Managerの利用例
–
サービスクラスの作成とワークロードの分類
–
Threshold(しきい値)評価
–
Work Action Setを利用する
–
AIX WLMと連携した実行優先度の調整
–
WLMに関連するイベント・モニター
–
使用例① Thresholdに抵触したアクティビティーのモニター
–
使用例② WLM統計情報の利用
参考:Performance ExpertによるWLM情報の参照
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ビジネス・ユニットの名前
大規模DBにおけるワークロード管理の必要性
課題
•大規模データベースでは、大規模な検索処理や情報処理によって大量のシステムリソースが消費
される。
•多様なワークロードの存在する場合、その他のクリティカルな業務処理が遅延してしまうなどの
懸念がある。
•様々な業務のバッチやオンライン処理に対して、その重要度に応じて適正なリソース配分を行い、
システムの安定稼動を実現しサービスレベルを確保したい。
解決策
DB2が提供するWorkload Managerを活用する
大規模
情報解析
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Manager V9.5とは
ワークロードを管理し、リソースの有効活用とシステムの安定稼動を実現
– 目的に応じたワークロードの分類
– 実行優先度の制御
– 閾値管理
きめ細やかなワー
– レポーティング
クロード分類
優先度を上げる
目的に応じたレ
ポーティング
高優先度実行環境
優先度の高い処理
ワークロードの
分類
実行優先度の制御
優先度の低い処理
ワークロードの
分類
低優先度実行環境
優先度を下げる
同時実行数の管理
システム全体に影響を与えてしまう
ような処理は実行を許可しない
さまざまなタイプの閾値管理 (大
規模クエリー、暴走クエリーの抑制、
同時実行数制御など)
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実行中アプリ
ケーションの
閾値監視
※従来のQuery Patroller, Governor 同等機能を統合してエンジン組み込みの機能として提供
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Managerの利用例
利用例:
• 定められたウィンドウ内でバッチを確実に完了させるため、バッチ処理の実行優先度を
高くしたい。
• 逆に、オンライン汎用検索処理については、実行優先度を低くしたい。
• 汎用検索処理については、以下の閾値を設け、DBサーバーが過負荷状態になることを避けたい。
見積もりコストが10万を超えるものは実行しない。
一時点での同時実行数は10までとし、10を超えるものについては、キューで待機させる。
実行時間が30分を超えるものについては、処理をキャンセルする。
オプション:
同じアプリケーションから実行されるステートメントであっても、そのコストの大小によって実行優先
度を変えたい。
AIXのWLM機能と連携してより厳密にCPU利用率を制限したい。
日々実行される処理の実行時間やコストの変化を監視したい。
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Managerの利用例
SERVICE CLASSの作成
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICE
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICECLASSを作成する
CLASSを作成する
WORKLOADの作成
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICE
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICECLASSで実行されるようにする。
CLASSで実行されるようにする。
THRESHOLDの設定
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
処理の実行を抑制する。
処理の実行を抑制する。
WORK ACTION SETの設定
振り分けられたワークロードをその活動タイプ(DDL,DML,READ/WRITE.コストの大きさな
振り分けられたワークロードをその活動タイプ(DDL,DML,READ/WRITE.コストの大きさな
ど)によって更に分類する。
ど)によって更に分類する。
AIX WLMとの連携
AIX
AIXWLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMモニタリング
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WLMが提供するモニター機能を利用する。
WLMが提供するモニター機能を利用する。
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Managerの利用例
SERVICE CLASSの作成
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICE
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICECLASSを作成する
CLASSを作成する
WORKLOADの作成
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICE
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICECLASSで実行されるようにする。
CLASSで実行されるようにする。
THRESHOLDの設定
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
処理の実行を抑制する。
処理の実行を抑制する。
WORK ACTION SETの設定
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
AIX WLMとの連携
AIX
AIXWLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMモニタリング
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WLMが提供するモニター機能を利用する。
WLMが提供するモニター機能を利用する。
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ビジネス・ユニットの名前
サービスクラスの作成とワークロードの分類
DB2
WORKLOAD
SC_HIGH
APPL1
接続USER=USER10
優先度を上
げる
SERVICE CLASS
WL_HIGH
個別にレポー
ト
SC_LOW
APPL2
接続USER=USER20
WL_LOW
個別に閾値
監視
優先度を下
げる
• アクティビティーを管理するために、まずはWORKLOADによって分類を行う。
• 分類されたアクティビティーはWORKLOADに関連付けられた、SERVICE CLASSの中で実行される。
• 実行されるSERVICE CLASSを分けることで、個別に閾値を設けたり、優先度を変えたり、レポートをとること
が可能。
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ビジネス・ユニットの名前
サービスクラスの作成とワークロードの分類(サービスクラスの優先度設定)
処理が実行されるサービスクラスによって、リソースの優先順位を変更可能
–
CPU優先度 (AGENT PRIORITY)
•
•
–
設定値: WINDOWS: (-6 ∼ +6), UNIX (+20 ∼ -20) ※UNIXでは”ー20”がもっとも優先度が高い設定
AIX WLMと統合も可能
I/Oプリフェッチ優先度(PREFETCH PRIORITY)
•
設定値: HIGH,MIDIUM,LOW
・ AGENT PRIORITY = -20
Service Class
WORKLOAD
SC_REPORT_H
・ PREFETCH
PRIORITY=HIGH
REPORT#1 (高優先度)
接続USER=USER50
REPORT#2 (低優先度)
SC_REPORT_H
SC_REPORT_L
SC_REPORT_L
接続USER=USER60
・ AGENT PRIORITY = +20
・ PREFETCH
PRIORITY=LOW
• 優先度の高い大規模表検索処理と、優先度の低い大規模表検索処理を同時に実行する
• それぞれの処理が実行されるサービスクラスのAGENT PRIORITYとPREFETCH PRIORITYを変化させて効果を確認する。
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ビジネス・ユニットの名前
サービスクラスの作成とワークロードの分類(作成例)
• SERVICE CLASSとWORKLOADの作成例
サービスクラスの作成
--CREATE SERVICE CLASS ---CREATE SERVICE CLASS -CREATE SERVICE CLASS SC_HIGH AGENT PRIORITY -20;
CREATE SERVICE CLASS SC_HIGH AGENT PRIORITY -20;
CREATE SERVICE CLASS SC_LOW AGENT PRIORITY +20;
CREATE SERVICE CLASS SC_LOW AGENT PRIORITY +20;
--CREATE WORKLOAD ---CREATE WORKLOAD -CREATE WORKLOAD WL_HIGH SYSTEM_USER ('USER10')
CREATE WORKLOAD WL_HIGH SYSTEM_USER ('USER10')
SERVICE CLASS SC_HIGH
SERVICE CLASS SC_HIGH
;
;
CREATE WORKLOAD WL_LOW SYSTEM_USER ('USER20')
CREATE WORKLOAD WL_LOW SYSTEM_USER ('USER20')
SERVICE CLASS SC_LOW
SERVICE CLASS SC_LOW
;
;
ワークロードの作成。
サービスクラスと関連
付ける
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Managerの利用例
SERVICE CLASSの作成
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICE
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICECLASSを作成する
CLASSを作成する
WORKLOADの作成
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICE
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICECLASSで実行されるようにする。
CLASSで実行されるようにする。
THRESHOLDの設定
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
処理の実行を抑制する。
処理の実行を抑制する。
WORK ACTION SETの設定
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
AIX WLMとの連携
AIX
AIXWLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMモニタリング
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WLMが提供するモニター機能を利用する。
WLMが提供するモニター機能を利用する。
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ビジネス・ユニットの名前
Threshold(しきい値)評価
例) 見積もりコストが10万を超
えるアクティビティーは実行しな
い
アクティビティー
実行終了
予測的しきい値
の評価
アクティビティー
実行開始
反応的しきい
値の評価
(進行中)
並列度のしき
い値評価
アクティビティー
実行の要求
例) アクティビティの並
列度が10を超えた場合
はキューに待機させる。
例)異常に長い時間がか
かっている処理や、検索
結果行が膨大な処理を
検出し停止する
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ビジネス・ユニットの名前
Threshold(しきい値)評価
(例1) 見積もりコストによる閾値
•EstimatedSQLCostが10000を越えるSQLを実行前に予測し、実行させない。
CREATE THRESHOLD th_estcost
FOR SERVICE CLASS
SC_REPORT2 ACTIVITIES
ENFORCEMENT DATABASE
WHEN ESTIMATEDSQLCOST >
10000
STOP EXECUTION
SERVICE CLASS
WORKLOAD
Report Query
USER=USER20
;
SC_REPORT2
WL_REPORT2
コストの高い処理
[db2inst1]# db2 "select * from db2inst1.stock"
[db2inst1]# db2 "select * from db2inst1.stock"
SQL4712N The threshold "TH_ESTCOST" has been exceeded. Reason code = "7".
SQL4712N The threshold "TH_ESTCOST" has been exceeded. Reason code = "7".
SQLSTATE=5U026
SQLSTATE=5U026
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閾値違反によっ
てエラーが返る
が接続は保持
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ビジネス・ユニットの名前
Threshold(しきい値)評価
(例2) 同時並行実施数による閾値
•Report Queryをユーザー同時並行実行数10で実行
•1アプリケーションが実行され、5アプリケーションがキューで待機し、残りはしきい値違反となり実行されない
WORKLOAD
Report Query
USER=USER30 ×10
SC_REPORT2
WL_REPORT2
THRESHOLD th_queues
WHEN
CONCURRENTDBCOORDACTIVITIES > 1
AND QUEUEDACTIVITIES > 5
STOP EXECUTION
Violation of threshold
××
××
queue
××
××
Executing !
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Threshold(しきい値)評価
(例3)結果行数・実行時間(Activity Time)による閾値
•30行以上の結果セットが返す時点でSQLを停止する。
•実行時間の長いクエリー実行が停止される。
DB2
WORKLOAD
Report Query
USER=USER20
SC_REPORT
WL_REPORT
THRESHOLD th_sqlrows
WHEN
SQLROWSRETURNED > 30
COLLECT ACTIVITY DATA
WITH DETAILS AND
VALUES STOP EXECUTION
MEMO: このほかにも、以下の閾値が設定できます。
CONNECTIONIDLETIME
SQTEMPSPACE
THRESHOLD th_totalacttime
WHEN ACTIVITYTOTALTIME
> 5 MINUITES
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Managerの利用例
SERVICE CLASSの作成
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICE
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICECLASSを作成する
CLASSを作成する
WORKLOADの作成
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICE
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICECLASSで実行されるようにする。
CLASSで実行されるようにする。
THRESHOLDの設定
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
処理の実行を抑制する。
処理の実行を抑制する。
WORK ACTION SETの設定
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
AIX WLMとの連携
AIX
AIXWLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMモニタリング
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WLMが提供するモニター機能を利用する。
WLMが提供するモニター機能を利用する。
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Work Action Setを利用する
どんなときに使うのか?
–
WORKLOADよりも更に細かく、”活動のタイプ”によって処理を分類する。
–
“活動のタイプ”としてREAD,WRITE,LOAD,DML,DDL,COSTの大きさによって分類できる
Work Class
Set
Cost < 10000 →light
Cosrt > 10000→heavy
同じユーザー、アプリの中でも、
クエリーの軽重によって、制御
ポリシーを変えたい
SC_REPORT3
Service Sub Class
DB2
Report Query 1
-USER=USER40
WORKLOAD
WL_REPO
RT3
Report Query 2
WORK ACTION
SET
SSC_LIGHT_R
WAS_
REPORT3
Service Sub Class
SSC_HEAVY_R
-USER=USER40
THRESHOLD th_queues2
Service Class
WHEN
CONCURRENTDBCOORD
ACTIVITIES > 1 AND
QUEUEDACTIVITIES >2
STOP EXECUTION
• 同じ”USER40”で接続されるアプリから実行される処理を、TIMERONコストが10000以下の処理とそれ以上の処理に分類し、それぞ
れSSC_LIGHT_R、SSC_HEAVY_Rというサービス・サブクラスに関連付ける。
•SSC_HEAVY_RにはConcurrent workloadのThresholdを設定したり、優先度を変更するなどして、コストの高い処理の並行度を制限
することができる。
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Managerの利用例
SERVICE CLASSの作成
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICE
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICECLASSを作成する
CLASSを作成する
WORKLOADの作成
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICE
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICECLASSで実行されるようにする。
CLASSで実行されるようにする。
THRESHOLDの設定
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
処理の実行を抑制する。
処理の実行を抑制する。
WORK ACTION SETの設定
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
AIX WLMとの連携
AIX
AIXWLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMモニタリング
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WLMが提供するモニター機能を利用する。
WLMが提供するモニター機能を利用する。
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ビジネス・ユニットの名前
AIX WLMと連携した実行優先度の調整
• DB2サービスクラスを特定のAIX WLMに関連付けることで、AIX WLMを利用したCPUリソース管理が可能
• CPUリソースのhard limit %などの詳細設定可能
• サービスクラス毎のCPU使用率をOSからモニター可能
DB2
WORKLOAD
Service Class
SC_OLTP_HIGH
OLTP
WL_OLTP_H
USER=USER10
REPORT
SC_OLTP_LOW
WL_OLTP_L
USER=USER20
AIX WLM
SERVICE CLASS
aixOLTP
limit=default
share=default
aixREPORT
(limit=
100,50....10....)
• OLTP系のアプリケーションと、REPORT系のアプリケーションを同時に実行
• REPORT系処理がOLTP系の処理に影響を与えないように、REPORT系のCPU割り当てに制限を設ける
• AIX WLM の hard limit % を利用し、REPORTに与えるCPU使用量の制限を 変化させてみる (100%, 50%, 20%, 10%, 1%)
MEMO: AIX WLMの説明
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20
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hard limit: リソース競合がなくても有効な絶対的な最大 (%指定)
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AIX WLMと連携した実行優先度の調整
Wlmstats
– AIXコマンドであるwlmstatsを使用すると、AIX WLMによってリソース管理が行われていることが確認
できる
CPU% ONLY OLTP
CPU% REPORT_hardlimit=10
only OLTP
80
70
CPU%
CPU%
60
50
OLTP
40
30
20
10
0
OLTP
REPORT
40
30
20
CPU% REPORT_hardlimit=1
limit 100%
40
20
0
PSU_temp_0522
OLTP
REPORT
CPU%
80
60
limit 1%
80
70
100
CPU%
60
50
10
0
CPU% REPORT_maxlimit=100
21
21
limit 10%
80
70
60
50
40
30
20
OLTP
REPORT
10
0
MEMO: AIX hard limitは効果があるが、OLTP処理が終
了しても、あまったCPUリソースをREPORTが使用できな
かった。 ただし、処理の実行中に、コマンド(wlmcntrl)で
hard limitを変更することは可能。
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ビジネス・ユニットの名前
DB2 Workload Managerの利用例
SERVICE CLASSの作成
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICE
高優先度(バッチ)および、低優先度(汎用検索)のSERVICECLASSを作成する
CLASSを作成する
WORKLOADの作成
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
優先度の高い実行ユーザー(バッチ処理)と、低い実行ユーザー(汎用検索)を振り分け、それ
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICE
ぞれのユーザーがそれぞれ優先度の異なるSERVICECLASSで実行されるようにする。
CLASSで実行されるようにする。
THRESHOLDの設定
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
優先度の低い(汎用検索用)サービスクラスに閾値を設定し、システムに影響を与える大規模
処理の実行を抑制する。
処理の実行を抑制する。
WORK ACTION SETの設定
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
振り分けられたワークロードをその活動タイプによって更に分類する。
AIX WLMとの連携
AIX
AIXWLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMを利用してより厳密にCPU使用量を制限する。
WLMモニタリング
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WLMが提供するモニター機能を利用する。
WLMが提供するモニター機能を利用する。
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ビジネス・ユニットの名前
WLMに関連するイベント・モニター
以下の3つのイベントモニターがWLM用に新しく追加された
– ACTIVITIES イベント・モニター
• SERVICE CLASS, WORKLOAD 等で発生した個別のアクティビティー情報
• COLLECT ACTIVITY DATAキーワードを設定したSERVICE CLASS, WORKLOAD, WORK
ACTIONについて情報が取得される。→ 取りたいものだけ取る
– THRESHOLD VIOLATIONS イベント・モニター
• THRESHOLDS違反のイベント情報
– STATISTICS イベント・モニター
• WLM統計情報の履歴分析に利用
CREATE EVENT MONITOR--event-monitor-name--FOR---------------->
>--+-| nonwlm-event-monitor |-+--------------------------------><
'-| wlm-event-monitor |----'
wlm-event-monitor
|--+-ACTIVITIES-----------+------------------------------------->
MEMO: モニターデータの記録先として、
表またはファイルが選べる。(表を選択し
場合、必要な表が自動的に作成されます)
イベントモニターのレコードは自動的に消
えないため、定期的にプルーニングする必
要がある。
+-THRESHOLD VIOLATIONS-+
'-STATISTICS-----------'
PSU_temp_0522
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23
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この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。
ビジネス・ユニットの名前
使用例① Thresholdに抵触したアクティビティーのモニター
•
イベントモニターによって記録された内容から、閾値違反の記録を確認することができる。
THRESHOLD
VIOLATIONSイベントモニ
ターとACTIVITYイベント
モニターを使用する。
CREATE EVENT MONITOR "THREVIO"
CREATE EVENT MONITOR "THREVIO"
FOR THRESHOLD VIOLATIONS
FOR THRESHOLD VIOLATIONS
WRITE TO TABLE ;
WRITE TO TABLE ;
CREATE EVENT MONITOR "DB2ACTIVITIES"
CREATE EVENT MONITOR "DB2ACTIVITIES"
FOR ACTIVITIES
FOR ACTIVITIES
WRITE TO TABLE ;
WRITE TO TABLE ;
イベントモニター用テーブルに
記録されたモニター情報より、
閾値違反の履歴を情報を抽出
CLIENT ACT
WOR
QUERY_ THRESH
APPL_N
ACTIVITY_TYP
THRESHOLD_PRE
_APP_N IVIT
KLOA
CARD_ES OLD_MAX TIME_OF_VIOLATION
AME
E
DICATE
AME Y_ID
D_ID
TIMATE VALUE
db2bp
db2bp
db2bp
PSU_temp_0522
24
24
1
2
3
READ_DML
READ_DML
READ_DML
5
5
5
EstimatedSQLCost 1000000 10000
EstimatedSQLCost 1000000 10000
EstimatedSQLCost 1000000 10000
THRESHO
LD_ACTIO STMT_TEXT
N
2008-01-24-00.21.11.000000 Continue select * from db2inst4.stock
2008-01-24-00.21.38.000000 Continue select * from db2inst4.stock
2008-01-24-00.25.44.000000 Stop
select * from db2inst4.stock
閾値違反のアクションとしては、停止と
継続(モニターのみ)が選択できる。
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ビジネス・ユニットの名前
使用例② WLM統計情報の利用
•
BIN_TOP
STATISTIC EVENTMONITORの使用用途
• 実行されたアクティビティーのサマリー統計を分布情報として見る
•アクティビティーの活動時間の分布や、コストの分布、キュー滞留時間
の分布
•特定のインターバルで統計情報を取ることができる
•詳細な情報を取得したいSERVICE SUBCLASSまたは
WORKACTIONに対してCOLLECT AGGREGATE キーワードを指定
NUMBER_IN_BIN CoordActExecTime
実行時間の分布
10000
8000
6000
4000
2000
0
NUMBER_IN_BIN
CoordActExecTime
-1
2
5
12
29
6 8 1 58 3 69 8 58 99 7 64 7 8 13 1 57 5 32 18 1 84 0 16 2 85 25 13 0 0
1
4 1 0 25 58 36 16 37 1 50 9 03 8 39 00 0
1
3
7 1 7 3 9 9 2 16
2
NUMBER_IN_BIN CoordActEstCost
30000
25000
20000
15000
10000
5000
0
NUMBER_IN_BIN CoordActEstCost
-1
PSU_temp_0522
25
25
コストの分布
3
12
44
8
15
7
9
0
2
7
0
0
9
5
5 6 1 99 708 51 5 928 6 84 44 0 03 2 095
2
8
3 1 112 399 41 6
1
-1
1
2
3
5
8
12
19
29
44
68
103
158
241
369
562
858
1309
1997
3046
4647
7089
10813
16493
25157
38373
58532
89280
136181
207720
316840
483283
737162
1124409
1715085
2616055
3990325
6086529
9283913
14160950
21600000
NUMBER_IN_BIN
CoordActExecTime
BIN_TOP
NUMBER_IN_BIN
CoordActEstCost
0
-1
95822
1
1580
2
252
3
903
5
1898
8
3684
12
7203
19
8861
29
8813
44
8005
68
6574
103
5333
158
2962
241
1734
369
1361
562
1307
858
821
1309
377
1997
130
3046
37
4647
0
7089
16
10813
1
異常に重いクエリーが実
16493
1
25157
行されていたことがわかる
0
38373
0
58532
0
89280
0
136181
0
207720
0
316840
0
483283
1
737162
0
1124409
0
1715085
0
2616055
0
3990325
0
6086529
0
9283913
0
14160950
0
21600000
0
2
0
0
0
21820
0
2727
27272
13646
0
0
2727
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
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ビジネス・ユニットの名前
参考: Performance ExpertによるWLM情報の参照
Performance Expertを利用すると、グラフィカルにWLMオブジェクトの状況を把握す
ることができる。
WLMオブジェクトの定義を
表示
WLMオブジェクトの統計情
報を表示
例)表示したいサービスクラスの
統計情報を表示してみる
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ビジネス・ユニットの名前
参考: Performance ExpertによるWLM情報の参照
表示可能なヒストグラムの一覧か
ら、表示したいものを選択する。
PSU_temp_0522
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ビジネス・ユニットの名前
参考: Performance ExpertによるWLM情報の参照
コーディネーター・アクティビティー
実行時間の分布(ヒストグラム)を
表示した例。
過去の統計履歴を表示する
ことが可能。
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