IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ ®
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® IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロ © 2008 IBM Corporation IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 目次 マクロとは マクロの記録 プロンプト・アクション 抽出アクション ループ マクロの編集 VME (Visual Macro Editor) マクロ・ナビゲーター (ホスト端末から利用) マクロ・エディター 拡張エディター マクロの実行とデバッグ 付録 マクロ 2 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロとは マクロ 3 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note このページはブランクです。 マクロ 4 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロとは ホスト・アプリケーションを自動操作する仕組み 3つの要素から構成される 画面認識基準 アクション 次画面 XML形式で記述 以下を実現可能 画面スキップ 入力値のプロンプト ホスト画面上のフィールド・データの抽出 – 複数画面から画面情報を抽出し、それらを統合して表示することも可能 (画面組み合わせとは別の方法) マクロ 5 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note マクロとは、一連のホスト・アプリケーションの操作を記録したものです。マクロの中では、ホスト・アプリケー ションに対する単なるキー操作だけではなく、入力する値や収集するデータを定義することが可能です。 マクロには3つの要素が含まれます。これらの要素は1つのマクロに含まれる画面数分定義されます。 画面認識基準: ホスト画面を一意に識別するための情報に当たります。 アクション: 認識された画面で実行する内容を含みます。 次画面: 認識された画面で一定のアクションを実行した結果表示される画面を定義します。 HATSで使用されるマクロは、HOD(Host On-Demand)やHost Publisherなどでのマクロと同等のものとお考 えください。 HODやHost Publisherで作成したマクロをインポートしてHATSで使用することが可能です。 マクロの動作は、人間がホスト・システムを端末や端末エミュレーターから使う方法によく似ています。マクロ はホストから送信された画面を見て判断し、その画面に対応した操作を実行します。操作の結果、予期した画 面が表示されれば、そのオペレーションは正常に処理されたと判断し、予想もしない画面が表示されれば、何 らかのエラーが発生したと判断します。 マクロの構造や各エレメントの詳細については、下記ヘルプを参照してください。 「拡張マクロ・ガイド」 マクロ 6 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの使用用途 マクロの使用場所 接続マクロ、切断マクロ イベントのアクション – マクロの実行 – マクロ・トランザクションの実行 変換画面(.jsp)にマクロ実行ボタンを埋め込む 統合オブジェクト – EJBサポート – Webサービス・サポート マクロ 7 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note マクロはさまざまな用途で使用されます。たとえば、HATSアプリケーション開始時の接続マクロや、終了時の 切断マクロとして定義することができます。また、個々の画面カスタマイズのアクションとしてマクロの実行を定 義することもできます。その他、変換画面(.jsp)上にマクロ実行ボタンを用意することで、ユーザーに明示的に マクロを実行させることも可能です。 マクロから統合オブジェクトを生成することが可能です。統合オブジェクトの詳細については、「統合オブジェク ト」の章を参照してください。 マクロ 8 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (参考) ホスト端末の使用 ホスト端末を使用して、以下のものを作成可能 画面キャプチャー 画面カスタマイズ 画面組み合わせ 変換画面 マクロ マクロ ここではマクロにつ いて取り上げます。 マクロ 9 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note 接続 マクロをオープン 切断 マクロを実行 画面キャプチャーを作成 新規マクロへ記録またはオープ ンされているマクロへ挿入 HATS画面カスタマイズを作成 マクロの停止 HATS画面組み合わせを作成 マクロを保管 HATS変換を作成 ホスト端末の構成 ステップイントゥ(F5) ステップオーバー(F6) ツールバー ステップ・リターン(F7) 再開(F8) 画面認識基準の定義 ホスト画面 プロンプト・アクションを追加 抽出アクションを追加 ループの記録 テキストOIA ホストキーパッド マクロの内容 すべてのフィールドにプロンプ ト・アクションを追加 すべてのフィールドに抽出アク ションを追加 キーパッドの表示/非表示 テキストOIAの表示/非表示 ループ記録ウィザード (ループ記録時のみ表示) マクロ 10 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの記録 マクロ 11 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 例: 単純なマクロの記録 在庫引当可能数の確認用マクロ ユーザーが「商品コード」を入力すると、該当商品の「引当可能数」を表示する 【記録開始】 記録開始】 一連の 操作 入力 プロンプト データ 抽出 【記録終了】 記録終了】 マクロ 12 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 開始と停止 マクロの記録を開始 マクロの記録を停止 終了画面の画面認識基準設定へ マクロ 13 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note マクロの記録を開始するときは、「マクロの記録の開始」ボタンをクリックしてください。「マクロの記録」パネル が表示されますので、マクロの名前を設定します。 マクロの記録を停止するときは、「マクロの記録の停止」ボタンをクリックしてください。次にマクロの最後の画 面の画面定義を行います。デフォルトでは、①フィールドの総数、②入力フィールドの数、③カーソル位置の3 つの基準が設定されます。必要に応じて変更してください。 マクロを記録または編集した後は、必ずマクロを保管してください。 マクロ 14 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの記録 以下のものをホスト端末から記録可能 画面認識基準 マクロ・アクション – プロンプト (※) – 抽出 (※) – キー操作 – マウス操作 – ループ処理 (※) 固定反復ループ 条件付ループ 次の画面 記録方法 新規作成 既存のマクロに付加 ※・・・明示的に画面認識基準を定義することが必要です。 マクロ 15 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 画面認識基準 (1/2) 以下のホスト画面は画面認識基準の設定が必須 マクロの開始および終了画面 プロンプトおよび抽出の設定を行う画面 ループの開始画面 条件付ループの終了画面 「画面認識基準の定義」ボタン( )で任意の画面で画面定義が可能 画面カスタマイズと同様の設定方法 マクロ 16 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 画面認識基準 (2/2) 入力フィールドなどを 強調表示 マクロ 17 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note 画面認識基準を設定するには、まずはじめに画面名を設定してください。この画面名は同一のマクロの中で 重複することはできません。 画面認識基設定時には、必要に応じて各種フィールドの強調表示を行うと便利です。これらのチェックボックス をオンにすることで、各種フィールドの領域を色付きで視覚的に表示することが可能です。 1つの画面に対して、複数の画面認識基準を設定することも可能です。 画面認識基準に設定可能な項目については、この章の最後の「(付録A) 画面認識金順の設定項目」を、「作 業中の画面」の詳細については、この章の最後の「(付録A) 作業中の画面」を参照してください。 画面認識基準としては、画面を表示するごとに変化する文字列などを基準とするのではなく、毎回画面を表示 するときに一定になるような基準を設定してください。 良い例: – 画面ID、画面タイトル 悪い例: – 画面表示時の日付や時間 マクロ 18 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ プロンプト 通常、ホスト画面には動的なデータを入力することが多い 以下から値を取得し、プロンプトとして入力することが可能 マクロ・ハンドラー 静的テキスト グローバル変数 ユーザー・リスト Web Express Logon (Web高速ログオン) (注意) (注意) プロンプトの名前が大文字で始まる場合、統合オブジェクトを作成できません。統合 プロンプトの名前が大文字で始まる場合、統合オブジェクトを作成できません。統合 オブジェクトを作成する場合は、名前は必ず英小文字 英小文字で 英小文字 まるもの オブジェクトを作成する場合は、名前は必ず英小文字 英小文字で 始まるものにしてください。 まるものにしてください。 英小文字でで始 まるもの マクロ 19 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ プロンプト・アクションを追加 特定の入力フィールドに対してプロンプトを設定 1. 入力したい場所にカーソルを移動 2. 「プロンプト・アクションを追加」ボタンをクリック マクロ 20 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ プロンプト・アクションを追加 - マクロ・ハンドラー プロンプト入力用のページを表示する マクロ実行前に表示 デフォルトのページ – Webの場合: default.jsp – RCPの場合: defaultMacroHandler.java ここに入力された値を マクロ中で使用する マクロ 21 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ プロンプト・アクションを追加 - 静的テキスト あらかじめ指定しておいたテキストを 使用する マクロ 22 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ プロンプト・アクションを追加 - グローバル変数 グローバル変数に設定されている値を 使用する マクロ 23 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ プロンプト・アクションを追加 - ユーザー・リスト 接続設定ファイルの「ユーザー・リスト」タブの設定を使用する ユーザーID、パスワードをリストから取得し、その値を使用 接続マクロのみ使用可能 自動的に設定される 接続設定ファイルの「ユーザー・リスト」 の設定をしている場合のみ選択可能 _userid → ユーザーID $key_description → 説明 _password → パスワード マクロ 24 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 抽出 以下の形式でデータを抽出 ストリング ストリングのリスト テーブル 以下のもので抽出データを処理 マクロ・ハンドラーを表示 グローバル変数に格納 (注意) (注意) 抽出の名前が大文字で始まる場合、統合オブジェクトを作成できません。統合オブ 抽出の名前が大文字で始まる場合、統合オブジェクトを作成できません。統合オブ ジェクトを作成する場合は、名前は必ず英小文字 英小文字で 英小文字 まるもの ジェクトを作成する場合は、名前は必ず英小文字 英小文字で 始まるものにしてください。 まるものにしてください。 英小文字でで始 まるもの マクロ 25 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 抽出アクションを追加 特定の範囲のデータを抽出 1. 抽出したい範囲を四角で囲む 2. 「抽出アクションを追加」ボタンをクリック マクロ 26 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 抽出アクションを追加 - 1つのストリングとして抽出 1つのストリングとして抽出する グローバル変数として保存した場合は 「AA0001AA0002AA0003・・・」のよう に保存される マクロ 27 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 抽出アクションを追加 - ストリングのリストとして抽出 ストリングのリストとして抽出する グローバル変数として保存した場合は 「AA0001」 「AA0002」 「AA0003」・・・ のように1行ごとに保存される マクロ 28 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 抽出アクションを追加 - テーブルとして抽出 (1/2) テーブルとして抽出するデータ グローバル変数として保存した場合は次のように1つのストリングとして保存される 「AA0001 板チョコ 301 321AA0002 アーモンドチョコ 280 300・・・」 マクロ 29 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 抽出アクションを追加 - テーブルとして抽出 (2/2) テーブルとして抽出する テーブルに対して以下の設定が可能 列のマージ/分割 列名の編集 列幅の編集 マクロ 30 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 抽出形式の比較 テーブルとして取得 ストリングとして取得 ストリング・リストとして取得 (補足) グローバル変数として取得した場合は、ストリング・リストとして取得 したもののみ1行ごとに索引として保管されます。その他は1つの抽 出プロパティーすべてが1つのストリングとして保管されます。 マクロ 31 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note このページはブランクです。 マクロ 32 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ ループ (1/2) 複数の画面に渡って同じ操作をする場合に使用 データを抽出する領域が同じ 画面移動のための操作が同じ ループの終了条件は2種類 指定回数分の繰り返し 条件付 – ループの開始画面と終了画面を特定の画面として認識できる場合のみ 開始画面と終了画面を同じ定義のものにしないこと – 無限ループの原因となる ループ作成用のウィザードの指示に従って設定 マクロ 33 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ ループ (2/2) ループの ウィザード マクロ 34 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 挿入 一度記録したマクロに操作を挿入することが可能 挿入方法は以下の2通り a. マクロ・ナビゲーターで右クリックから「挿入」を選択 b. 既存のマクロを選択し、マクロの記録ボタンをクリック → 「挿入」を選択 上記のいずれの方法で挿入する場合も、以下の要領でマクロが挿入される – 選択された画面がホスト端末と一致する場合 新しいアクションが選択された画面の最初のアクションとして付加される – 画面内のアクションを選択してマクロ記録ボタンを押した場合はそのアクションの後にアクションが付加される – 選択された画面がホスト端末と一致しない場合 新しい画面は選択された画面の次の画面として付加される – ホスト端末が現在の画面と一致する、一致しないに関係なく、新しいアクションは選択され たアクションの次に付加される マクロ 35 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note このページはブランクです。 マクロ 36 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの編集 マクロ 37 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの編集 VME (Visual Macro Editor) 視覚的な編集が可能 – 開始画面/終了画面/一時画面、画面認識基準、アクション マクロ・ナビゲーター (ホスト端末から利用) ホスト画面と対話しながらの編集が可能 – 画面認識基準、アクション マクロ・エディター 単純な編集、もしくはソース・レベルでの編集が可能 – プロンプト・アクション、抽出アクション、ソース 拡張エディター HODの拡張マクロ・エディターと同等のもの マクロ 38 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ VME (Visual Macro Editor) (1/3) VMEとは HATSマクロをビジュアルに編集するためのエディター – マクロの開発生産性の向上 – マクロ中の画面フローの可視化 フロー分岐 フロー分岐 VMEで ビジュアル化 マクロ 39 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ VME (Visual Macro Editor) (2/3) VMEを開く マクロ・ファイルを右クリック → 「オープン先を指定」 → 「Visual Macro Editor」を 選択 マクロ 40 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ VME (Visual Macro Editor) (3/3) デザイン・ キャンバス パレット ホスト画面 マクロ 41 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note VME(Visual Macro Editor)を使用するとマクロを視覚的に編集することができます。これにより、マクロの開 発生産性の向上や、マクロの画面フローの可視化という効果が得られます。 編集できる内容は、マクロ・ナビゲーター、マクロ・エディター、拡張エディター、それぞれで編集できる内容と 同等です。 タイムアウト値などの編集 – デザイン・キャンバス内の空白部分をダブル・クリックし、マクロのプロパティー編集パネルで編集します。 画面認識基準やアクションの編集 – デザイン・キャンバス内の各画面をダブル・クリックし、画面のプロパティー編集パネルで編集します。 – アクションの追加はパレットの「アクション」から選択して追加することも可能です。 画面フローの変更 – デザイン・キャンバス内の矢印を選択し、矢印の端をドラッグ・アンド・ドロップで他の画面に合わせます。 矢印の追加 – パレットから「次の画面接続」を選択し、矢印を追加したい画面を選択します。 マクロの実行 – ホスト画面にある接続ボタン( )をクリックしホストに接続後、マクロ再生ボタン( )をクリックします。 – マクロのデバッグはできません。 あらかじめ取得してある画面キャプチャーを使用して、VMEで一からマクロを作成することも可能です。メ ニューから「ファイル」 → 「新規」 → 「HATSマクロ」を選択して作成します。 マクロ 42 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ VMEと画面キャプチャー (1/2) VMEでマクロを編集する際、画面キャプチャーがあると便利 マクロ中の各画面に対応する画面キャプチャーを紐付ける プロンプトや抽出アクションなど、画面キャプチャーから設定可能 マクロ 43 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ VMEと画面キャプチャー (2/2) マクロ記録時に画面キャプチャーを自動で取得可能 マクロ記録時、以下にチェックを入れる(デフォルトでチェックあり) – 「記録中に自動的に画面キャプチャーを作成」 取得した画面キャプチャーは以下に格納 – 画面キャプチャー¥マクロ名 ※HATSプロジェクト・ビューにおける格納場所 マクロ 44 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロ・ナビゲーター 変更したい項目にフォーカスし、右クリック 編集 除去 設定項目や設定方法はマクロの記録時と同じ マクロ 45 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note ホスト端末左側のマクロ・ナビゲーターからはGUI形式でマクロの内容を編集することが可能です。このときの 変更可能項目はマクロ記録時の設定項目とほぼ同じです。 ただし、画面名は変更することはできません。また、ホスト・キーの入力を編集する場合は、必ず略号キーワー ドで記述するようにしてください。略号キーワードについては、下記ヘルプを参照してください。 「拡張マクロ・ガイド」 → 「付録A 追加情報」 → 「入力アクションの略号キーワード」 マクロ 46 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロ・ナビゲーター - 画面認識基準 マクロを記録した後に、画面認識基準を追加/変更することが可能 画面認識基準の編集時に表示されている画面と一致しない場合 警告メッセージを表示 編集することは可能 領域などをホスト画面から選択する場合は注意が必要 – 一致しない画面上から情報を取得してしまう可能性があるため できるだけ、正しい画面までナビゲートした上で編集すること マクロ 47 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロ・ナビゲーター - アクション ■キー入力を編集 プロンプト 抽出 マクロ記録時と 同じ設定パネル キー入力 ホスト・キーや文字列 ■マウス・クリックを編集 カーソルの移動 (矢印キーの操作) マウス・クリック 次画面 その画面の次に表示される画面のリスト ■次画面の編集 マクロ 48 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロ・エディター (1/3) マクロ・エディターを開く マクロ・ファイルを右クリック → 「オープン先を指定」 → 「マクロ・エディター」を選択 マクロ 49 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロ・エディター (2/3) 「概要」タブ 接続定義と関連 付けられる マクロ 50 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロ・エディター (3/3) 「プロンプトおよび抽出」タブ マクロ内で定義されている プロンプトと抽出の一覧 マクロ 51 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note 各マクロはベースとなる接続定義と結び付けられています。違う接続定義でも、同じホスト・アプリケーションで あるなど、接続定義を変更してもマクロの実行に影響を及ぼさない場合は、変更しても問題ありません。ただ し、1つのマクロあたり結び付けられるのは1つの接続定義です。複数の接続定義への関連付けはできません のでご注意ください。 例えば、接続マクロや切断マクロを設定するときなど、複数の接続定義に対して1つのマクロを結び付けたい 場合は、マクロをコピーし、名前の異なるマクロ・ファイルを複数用意してください。 「プロンプトおよび抽出」タブでは、プロンプトや抽出の処理方法を編集することが可能です。ただし、プロンプ トや抽出の名前は変更することができません。 マクロをソースから編集することも可能です。マクロはXML形式で記述されています。マクロ構文については、 ヘルプの「拡張マクロ・ガイド」を参照してください。 「概要」タブの一時停止時間、タイムアウトについては、この章の最後の「付録A タイムアウトの調節」を参照し てください。 マクロ 52 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 拡張エディター 拡張エディターを開く マクロ・エディターの「概要」タブの「拡張エディター」ボタンをクリック HODベースのマクロ・エディター マクロ 53 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note 拡張エディターはHODベースのマクロ・エディターです。 拡張エディターを使用することで、プロンプトの設定や抽出、キー入力などのホスト端末で記録したアクション 以外のアクションも定義することが可能です。また、マクロの中でHODマクロ変数として変数をハンドリングす ることや、Javaのメソッドを呼び出すことなども可能です。 詳細は、ヘルプの「拡張マクロ・ガイド」を参照してください。 マクロ 54 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの実行とデバッグ マクロ 55 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの実行とデバッグ マクロの実行 ツールバーの「マクロを実行」ボタンをクリック 「マクロ・ナビゲーター」の任意の場所で右クリック – ここからマクロの実行を開始 – ここまでマクロを実行 マクロのデバッグ ステップイントゥ ステップオーバー ステップ・リターン 再開 マクロ 56 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロの実行 この部分のマクロを実行 「ここからマクロの実行を開始」を 選択した場合 「ここまでマクロを実行」を 選択した場合 この部分のマクロを実行 マクロ 57 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ マクロのデバッグ ステップイントゥ ステップオーバー ステップリターン 再開 アクションを 1つずつ実行 次の画面まで 実行 画面1つ分を 実行 マクロの最後まで実行 マクロ 58 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 付録 マクロ 59 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録A) マクロの拡張 画面認識基準の設定項目 作業中の画面 タイムアウトの調節 マクロ 60 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録A) 画面認識基準の設定項目 (1/2) マクロ 61 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録A) 画面認識基準の設定項目 (2/2) フィールドの総数 ホスト画面上に定義されている全てのフィールド (入力フィールド含む)の数 入力フィールドの数 ホスト画面上に定義されている入力フィールドの数 カーソル位置 画面が表示されたときのカーソルの初期位置 ストリング基準 色基準を検査 指定位置の前景色と背景色 領域を基準値と比較 指定領域のテキストとあらかじめ指定した値を比較 (数値およびテキスト) 領域を領域基準と比較 2つの指定領域のテキスト内容を比較(数値および テキスト) 画面上の任意の位置 – 指定されたストリング値がホスト画面上の任意の位置にあ る 指定位置 – 指定されたストリング値がホスト画面上の指定された位置 から始まる 長方形の領域内 – 指定されたストリング値がホスト画面上の指定された領域 内に存在する 各項目に共通する設定 反転 – オプション – グローバル変数基準 あらかじめ設定したグローバル変数を以下のいず れかで検査 – – – – – このグローバル変数は存在する このグローバル変数は存在しない このグローバル変数の長さを検査 このグローバル変数の整数値を検査 このグローバル変数のストリング値を検査 NOT条件。その設定項目に一致しない場合に画面が一致 したと認識する。 OR条件。HATSは全ての非オプション条件に一致するか、 少なくとも1つのオプション条件に一致する場合に、画面が 一致したと認識する。 大文字小文字を区別 – ストリング基準で使用。指定した値のうち、漢字の大文字 小文字を区別する。 マクロ 62 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録A) 作業中の画面 一時画面 ホスト・アプリケーションの中で一時的に表示される画面 システム・メッセージの画面 プログラム・メッセージの画面 ただ単にクリアするだけの画面 画面1 毎回表示されるとは限らない画面 画面認識基準に「作業中の画面」にチェックを入れる 作業中の 画面 マクロの最初または最後の画面には設定できない 「次画面」の設定はマクロ上正しく行っておくこと 特に後から作業中の画面を定義した場合 画面2 マクロ 63 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録A) タイムアウトの調節 (1/3) マクロで設定できるタイムアウト値 1 マクロ・ エディター VME 拡張エディター ソース デフォルト値 (ミリ秒) タイム アウト マクロのプロパティー 画面間の タイムアウト 「マクロ」タブ 画面間の タイムアウト <HAScript>タグ timeout 60000 N/A N/A 「リンク」タブ タイムアウト <nextscreens>タグ timeout (0) 一時停止 時間 マクロのプロパティー アクション間の 一時停止 「マクロ」タブ アクション間の 休止 <HAScript>タグ pausetime 300 N/A 「画面」タブ → 「一般」タブ 休止時間の設定 <screen>タグ pause (500) N/A 「画面」タブ → 「一般」タブ 認識限界の設定 <recolimit>タグ value (100) 2 3 4 N/A 5 N/A 備考 1の値を継承します。 設定した場合、1を オーバーライドします。 3の値を継承します。 設定した場合3をオー バーライドします。 ※()の付く値は、デフォルトでは設定されない値 マクロ 64 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録A) タイムアウトの調節 (2/3) タイムアウト/画面間のタイムアウト (1および2) 次の画面が表示されるまで待機する時間 1のタイムアウトまたは画面間のタイムアウトの設定はマクロ全体に適用される 2のタイムアウトの設定はその画面に対して適用される – 画面Aに対して設定されている場合は、画面Aの次の画面が表示されるまで待つ時間のこ とを指す 指定された時間内に次の画面を認識できない場合はエラー デフォルトは60000ミリ秒(=60秒) 「-1」を設定すると無制限 マクロ 65 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録A) タイムアウトの調節 (3/3) 一時停止時間/アクション間の休止/休止時間の設定 画面に関連付けられているアクションが実行され、次の 定義された画面を識別しようとするまでの待機時間 デフォルトは200ミリ秒 Start 画面表示 定義画面? Yes アクション実行 画面を識別するまで待機する時間 画面表示 マクロ 66 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録B) Tips 画面認識基準の設定での考慮点 常に一定条件で表示される文字列を設定すること – 画面ID – 画面タイトル など 必要に応じてグローバル変数や拡張エディターも利用 常に変化する文字列は設定ないこと – 日付 – 時間 など マクロ 67 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (付録B) 問題判別 マクロがタイムアウトになってしまう 原因 – マクロが正常に実行できていない、キーボードロックがかかってしまった など 対処方法 – ログを参照する マクロが停止した画面のダンプが記録されます。 – ホスト端末でマクロのデバッグを行う – 実行環境で「ホスト端末の表示」を可能にし、画面遷移を確かめる 出力が期待したものではない 原因 – 抽出の設定が正しくない、抽出を設定している画面が表示されていない など 対処方法 – ホスト端末でマクロのデバッグを行う – 実行環境で「ホスト端末の表示」を可能にし、画面遷移を確かめる – グローバル変数に設定している場合は、JSP上での記述を確かめる マクロ 68