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印刷 印刷サポート サポート サポートの
® 3270印刷 印刷サポート 印刷サポートの サポートの機能拡張 © 2007 IBM Corporation IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ Note この章では、HATSが提供している3270ホスト印刷機能で、HATS V6からV7にかけて行われた機能拡張について説明しま す。 2 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ HATS 3270印刷 印刷サポート 印刷サポートとは サポートとは 前提 – TN3270Eサーバー上に関連プリンター・セッションを定義しておくこと – 関連プリンター・セッション • RFC2355 参照 TN3270Eサーバー 上で関連プリンター を定義 Webクライアント クライアントの場合 Webクライアントの Webクライアント クライアントの クライアントの場合 TNLUD01 (LUタイプ2:ディスプレイ) HTTP TNLUP01 (LUタイプ1または3:プリンター) HATSサーバー ブラウザ TNLUD02 (LUタイプ2:ディスプレイ) TN3270Eサーバー TNLUP02 (LUタイプ1または3:プリンター) Eclipse RCP または Lotus Expeditor 3 3270印刷サポートの機能拡張 RCPクライアント クライアントの場合 RCPクライアントの RCPクライアント クライアントの クライアントの場合 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ HATS 3270印刷機能 印刷機能の 印刷機能の変遷 HATS V6.0 前提 HATS V6.0.3 HATS V7 3270E関連プリンター 出力形式 Adobe PDF 設定できる パラメーター 用紙サイズ、用紙方向、 フォント、CPI、MPI、 MCPL、MLPP、RTLFile Adobe PDF、ファイル出力、プリンター出力 用紙サイズ、用紙方向、 フォント、CPI、MPI、 MCPL、MLPP、RTLFile など 「Adobe PDF形式」、「プレーン・テキスト形 式」、「デフォルトのwindowsプリンターに送 信」の3パターンに基づき基本設定 それ以外のパラメーターも設定可能 PDTも使用可能(コンパイラーが提供されま す) パラメーター 設定方法 接続ファイル(*.hco)の「拡 張」タブ 接続ファイル(*.hco)の「拡 張」タブ URLオーバーライド 4 3270印刷サポートの機能拡張 接続ファイル(*.hco)の「印刷」タブ URLオーバーライド IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ 設定方法 接続ファイル(*.hco)の「印刷」タブにて設定 – 接続タイプで「3270E」選択時のみ ①「印刷サポートを使用 可能にする」を選択 左側のドロップダウン・リスト からパターンを選択し「初期 化」ボタンをクリックすると、選 択したパターンに応じたパラ メーターがセットされます。 ②必要に応じて設定 ※詳細は次ページ以降参照のこと 5 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ Note 3270ホスト印刷を行う場合のパラメーターの設定は接続ファイル(*.hco)にて行います。 このパネルで設定したものが使用されますが、URLオーバーライドなどでパラメーターを変更することも可能です。 3270ホスト印刷が可能なのは、接続タイプとして3270Eを選択したときのみです。また、TN3270Eサーバー上であらかじめ 関連プリンターセッションを定義しておくことも必要です。 HATSで3270印刷を行う場合は、接続ファイルの「印刷」タブにて「印刷サポートを使用可能にする」を選択します。また、必 要に応じてパラメーターなどを設定することが可能です。 パラメーター設定時には、あらかじめHATSで定義した3つのパターンに応じてパラメーターをセットすることが可能です。そ の場合は、「印刷設定の初期化」セクションから使用したいパターンを選び、右側の「初期化」ボタンを押下してください。 「初期化」ボタンで設定される以外に設定可能なパラメーターは、HODで提供されているパラメーターと、HATS固有のパラ メーターとしてprintMimeTypeとprintSaveAsExtensionがあります。なお、サポートされるパラメーターのリストは画面右側の 「追加」ボタン押下時に表示されるパネルのドロップダウン・リストで確認してください。よく使用されるパラメーターとしては、 termTimeやtractorなどがあります。 各パラメーターの詳細については、HATS提供のドキュメント、またはHost On-Demandで提供されているHost Access Toolkitの「Host Access Beans JavaDoc」のHostPrintSessionクラスを参照してください。 HATSでサポートされている3270印刷の詳細については、「ユーザーと管理者のガイド」およびHost On-Demandから提供さ れている「ホスト印刷リファレンス」を参照してください。 参考:IBM WebSphere Host On-Demand V10 Infocenter – http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/hodhelp/v10r0/index.jsp 6 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ デフォルト - Adobe PDF 形式 デフォルトの設定 Adobe PDF形式のファイルが 生成される 設定の変更 a. 用紙サイズ、方向、フォントは 画面上部の設定GUIから行う b. 「印刷設定の初期化」で「デ フォルト印刷(Adobe PDF形 式)」を選択し、パラメーターを 設定 7 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ Note HATSの3270印刷のデフォルトはAdobe PDF形式での出力です。これは、HATS V5から提供されている機能です。 Adobe PDF形式で出力をする場合は、従来どおり、クライアントで印刷ジョブ一覧の画面を開き、ファイルをオープンした後 に明示的に印刷ボタンを押すことで、初めて印刷が可能です。 8 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ 基本テキスト プレーン・ 基本テキスト・ テキスト・ファイル (プレーン プレーン・テキスト形式 テキスト形式) 形式 9 3270印刷サポートの機能拡張 テキスト形式のファイルが生成さ れる Adobe PDFファイルの設定は無 効 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ Note 「基本テキスト・ファイル」では、印刷ジョブの出力はテキスト・ファイル形式になります。 Windowsプリンター以外のプリンターにも印刷することが可能です。この場合はPDT印刷になり、「基本テキスト・ファイル」の 初期設定を利用します。 エミュレーターセッションが稼動している環境、つまり、Webクライアントの場合はHATSサーバー、Richクライアントの場合は Richクライアントに登録されているプリンターに直接印刷することになります。 最初に「基本テキスト・ファイル」の初期設定を行ってください。初期設定のパラメーターのうち、PDTFileなど必要に応じて変 更し、下記のパラメーターを追加してください。 – 設定例 • • 10 名前: 値: printFileName /home/user/file.* | lpr -b -Pprinter $< (Linuxの場合の例) 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ デフォルトの プリンターに デフォルトのWindowsプリンター プリンターに送信 デフォルトのWindowsプリンター に出力 – Webクライアントの場合 • HATSサーバーに登録されてい るプリンターに出力 – RCPクライアントの場合 • クライアントに登録されているプ リンターに出力 11 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ Note デフォルト以外のWindowsプリンターで印刷する場合は、下記のようなパラメーターの変更および追加を行ってください。 – 設定例 • • • • 12 名前: 値: 名前: 値: useWindowsDefaultPrinter false setWindowsPrinterName <プリンターの名前> HATSサーバーもしくはRichクライアントがWindows以外で稼動している場合でプリンターに直接印刷したい場合は、前ペー ジの「基本テキスト・ファイル」のNoteを参照してください。 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ PDT(印刷定義 印刷定義テーブル 印刷定義テーブル)の テーブル のカスタマイズ HATSにてPDTを提供 – PDTFileの値として、「/pdfpdt/<ファイル名>.hodpdt」と指定 PDTのカスタマイズは可能 – HODで使用していたものはそのまま使用可能 – カスタマイズした*.hodpdtファイルを配置 • HATS Webアプリケーション – EARファイルのルート • HATSリッチ・クライアント・アプリケーション – com.ibm.hats.rcp.runtime.extensionのルート PDTコンパイラーは下記から起動 – <SDP70_root>¥hats¥PDT¥pdcom.bat PDTサンプルの提供 • <SDP70_root>¥hats¥PDT¥pdfpdt¥hod-pdf-samples.zip 13 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ Note HATSでは、ibm5577.hodpdtやibm5585.hodpdtなど数十種類のPDTを提供しています。(EARファイルに含まれていま す)HATSで提供しているPDTを使用する場合は、PDTFileパラメーターの値に「/pdfpdt/ibm5577.hodpdt」などと指定してく ださい。 スラッシュ(/) あり カスタマイズしたPDTもHATSにて使用可能です。Host On-Demandで提供されているPDTコンパイラーがHATS V7から提 供されるようになりましたので、それを使用してコンパイルします。 カスタマイズしたPDFファイルをusrpdfディレクトリに配置したあと、PDTコンパイラを起動します。コンパイラの使用方法は GUIの指示に従ってください。 生成したカスタマイズPDTは、Webプロジェクトの場合はEARのルート以下に、リッチ・クライアント・プロジェクトの場合は、 com.ibm.hats.rcp.runtime.extensionのルート以下に配置します。 HODで使用されていたものをHATSでも使用する場合はそのまま所定の位置にコピーし、使用することも可能です。 カスタマイズPDTを使用する場合は、PDTFileパラメーターの値に「MyPDFs/custom.hodpdt」などと指定してください。 (<EAR_root>¥MyPDFsディレクトリに配置した場合)HATSで提供しているものは最初にスラッシュ(/)から始まりますが、カス タマイズのものは先頭にスラッシュ(/)はつけません。 スラッシュ(/) なし 14 3270印刷サポートの機能拡張 IBM Host Access Transformation Services V7 アップデート ワークショップ HATS 3270印刷機能 印刷機能の 印刷機能の印刷出力の 印刷出力の応用 HATS 3270印刷機能と外部アプリケーションの組み合わせ – HATSで印刷ジョブを受信し、出力を生成 – 外部アプリケーションで印刷出力をハンドリングする • 例えば・・・ – – – – 15 印刷結果に情報を付加する フォーマットを変更する 文書管理をする 他の印刷関連ロジックと連携する 3270印刷サポートの機能拡張 など