...

WebSphere MQ File Transfer Edition v7 目 次

by user

on
Category: Documents
67

views

Report

Comments

Transcript

WebSphere MQ File Transfer Edition v7 目 次
Universal Messaging Backbone
WebSphere MQ File
Transfer Edition v7
2008年12月26日
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング㈱
SwTC エンタープライズ・ミドルウェア
日本アイ・ビー・エム㈱
HVSC BetaWorks
目 次
1章 WebSphere MQ File Transfer Edition(WMQFTE)概説
2章 WMQFTE 構成
3章 WMQFTE 機能
付録 コマンド・リファレンス
当資料は、WMQFTE v7の概要についてまとめたものです。
当資料に含まれる全ての情報は、利用者の責任において使用されるべきものであり、特定環境への適
用は利用者の判断に依存します。
2
1章 WMQFTE 概説
3
目 次
ファイル転送の現状と課題
IBMのソリューション
WebSphere MQ File Transfer Edition(WMQFTE)
WMQFTEの特徴
WMQFTEのメリット
アーキテクチャー
機能
エージェントによるファイル転送の仕組み
ファイル転送基本機能
ファイル転送の自動化
ユーザーEXITの組み込み
コマンドによるファイル転送
GUIによるファイル転送
データの暗号化と改ざん防止
監査、転送ログの収集と集中監視
運用、構成の一元管理
前提ハードウェア、OS、ソフトウェア
4
ファイル転送の現状と課題
現状
多くの企業が大量データのバッチ処理をファイル連携で実施している
組織間のデータ移動の主流はファイル渡しとなっている
ガートナーは、ファイル転送製品およびサービ
FTP、自作アプリケーション、各ベンダーの製品をベースに
スの市場は約4.5億ドルであり、毎年21~
実装
26%成長すると予測
部門毎に使用するテクノロジーが異なる
出典:米ガートナー, “Magic Quadrant for
Managed File Transfer,” by L. Frank
Kenney, June 23, 2008
課題
ファイル転送のための異なる製品の管理と保守にコストがかかる
転送の信頼性、セキュリティ、監査性に欠ける(FTP、自作アプリケーション)
1箇所から、リモートからの監視や管理ができない場合が多い
管理されたファイル転送基盤が求められている
管理されたファイル転送基盤が求められている
管理されたファイル転送(Managed File Transfer)とは、
“セキュアで信頼性のある組織間の文書交換”を可能にす
るハードウェア、ソフトウェアのテクノノロジーである
by Wikipedia US
5
IBMのソリューション
管理されたファイル転送のためのシステムインフラを提供
ITの開発と保守のための時間とコストを削減
„
„
コーディング不要
管理と運用を一元化
データ整合性の保持
„
信頼性、回復性、監査可能なファイル転送
SOAへの第一歩
„
„
WebSphere MQ
WebSphere MQ File
Transfer Edition
IT基盤の再利用と統合
ESB機能の拡張
ユニバーサル・メッセージング・バックボーン
トランスポートに求められる処理要件に、すべて対応可能なインフラをめざす
„
„
メッセージングによるリアルタイム処理
ファイル転送によるバッチ処理
=
+
アプリケーション
メッセージング
ファイル転送
6
メッセージングとファイルの
統合された転送基盤
WebSphere MQ File Transfer Edition(WMQFTE)
WebSphere MQ familyの新しいソフトウェア製品
WebSphere MQの実証された転送バックボーン上に構築する、ファイル転送ソリューション
分散プラットフォームのWebSphere MQからトレードアップ可能
„
zOS版は、MQのライセンスが別に必要
2008年10月8日発表、12月出荷済み
サポートプラットフォームは、Linux on x86、AIX、Solaris、HP-UX、Windows、z/OS
„
WebSphere MQ File Transfer Edition v7.0の発表(SWA08073-0)
„
WebSphere MQ File Transfer Edition for z/OS v7.0の発表(SWA08083-0)
http://w3-06.ibm.com/jp/domino02/NewAIS/aisintr4.nsf/ByLetterNo/SWA08073?OpenDocument&ExpandSection=1
http://w3-06.ibm.com/jp/domino02/NewAIS/aisintr4.nsf/ByLetterNo/SWA08083?OpenDocument&ExpandSection=1
管理されたファイル転送を実現する堅牢なソリューションを提供
ITシステム間のファイルの移動をコントロール
信頼できるファイル転送
大容量ファイル転送の最適化
転送の監査証跡
track
configure
A
C
B
audit
Y
X
Z
……
File Transfer Edition
WebSphere MQ
IBMのSOA関連製品との連携
WebSphere Message Broker と組み合わせたファイル転送ソリューションを提供
7
製品情報
WMQFTEライセンスの種類
詳細
MQが導入されていないマシンでWMQFTEエージェントのみ稼動できる
MQとはクライアント接続のみ
WebSphere MQ File Transfer Edition Server
MQサーバーが導入されているマシンにWMQFTEエージェントを稼働できる
MQとはバインディング(ローカル)/クライアント接続が可能
WebSphere MQ File Transfer Edition for z/OS z/OS上でWMQFTEエージェントを稼働できる
MQサーバーとはバインディング接続のみで、MQのライセンスは別途必要
ライセンス
WebSphere MQ File Transfer Edition Client
出荷形態
メディア・パック、またはダウンロード (z/OS版を除く)
メディア
Client
Server
z/OS版
WebSphere MQ File Transfer Edition server and client, V7.0 CDs
-
○
-
WebSphere MQ File Transfer Edition, V7.0 z/OS Tape(3480 1/2-inch tape)
-
-
○
WebSphere MQ File Transfer Edition Client , V7.0 CD
○
○
-
WebSphere MQ V7.0 Server and Client CDs
-
○
-
WebSphere MQ File Transfer Edition Remote Tools and Documentation,V7.0 CD
○
○
○
Quick Start CD
○
○
○
Printed Quick Start Guide
○
○
○*1
*1 Program Directory (GI13-0530)
License Information booklet (GC34-6980)
8
WMQFTEの特徴
使いやすさ
監査性
• 転送の起動、自動化運用、スクリプト、
スケジューリング、リスタート・ポリシー、
リモート・コンソールからの状況表示
• MQエクスプローラーとの統合
• 転送の監査ログ
• 転送元と転送先でタイム・スタンプ付のログを取得
• MQのキューにログを保持.
簡単な操作
• フットプリントが小さく、迅速な導入が可能
• コーディングは不要
–GUIツールでの定義
-コマンドの提供
• WebSphere MQの活用
セキュリティ
WebSphere
WebSphere MQ
MQ
File
File Transfer
Transfer
Edition
Edition
適用範囲の広さ
• ファイル・システムのアクセス許可
• リンク・レベル・セキュリティ
(MQ SSL によるセキュリティを継承)
• チェックサムによる改ざん検出
転送の自動化
• WebSphere MQ V6とV7を転送プロトコルとしてサポート
• コア・プラットフォーム・サポート
(Windows, z/OS, Linux (32 Bit), Solaris, AIX, HP)
• よく使用されるファイル・タイプのサポート
(Flat files, z/OS QSAM, BPAM)
• ASCII/EBCDIC, CR/LF変換
• スケジューリング
日時指定、設定間隔での繰返し
• イベントをトリガーとしてファイル転送を起動
例)ファイルの作成/ファイル容量など
9
ブランク・ページ
10
WMQFTEのメリット
ファイル転送のバックボーンを提供
WebSphere MQネットワークを活用
バックボーンに接続する任意の拠点同士でファイル転送が可能
ファイルの転送元と転送先のシステムは、直接接続されている必要はない
バックボーン内で転送元と転送先のネットワーク・パスを設定(MQネットワーク)
時間に依存しないファイル転送
WMQFTEによる管理されたファイル転送バックボーン
転送元のアプリケーションは、ファイル送付時に
送り先が使用可能である必要はない
バックボーンがネットワークの切断に対応、
ネットワーク復旧後に自動的に転送を再開する
MQネットワークを活用
A
File
B
C
D
E
Y
・・・ X
Z
File
信頼できるファイル転送
実績のあるMQを利用
MQチャネルのSSLによる暗号化、認証
障害時の自動再転送、リスタート
„
MQチャネルの自動再接続
„
障害回復後、チェックサムによりファイルの
整合性をチェックし、未送信部分から再送
FTPベースの転送
File
・・・
B
A
C
E
D
Y
X
Z
File
11
WMQFTEのメリット(続き)
開発/保守コストの削減、迅速なソリューション作成が可能
コーディングは不要で、コマンド/GUIによるファイル転送実行が可能
複数ファイル一括転送、ファイル転送要求のテンプレート化による共有、再利用
ユーザEXITによるカスタマイズも可能
監査、転送ログの監視
一元管理による運用コストの削減
バックボーンの集中管理が可能
„
転送元と転送先の接続情報を1箇所で管理
„
リモートからファイル転送要求が出せる
ファイル
転送要求
管理されたファイル転送バックボーン
監査、転送ログの取得、リモート監視が可能
„
MQのPublish/Subscribe機能を利用
ファイル転送の自動化
„
A
File
B
C
D
E ・・・ X
File
コマンドをスクリプトにすることでファイル転送の自動化が図れる
ファイル転送のスケジューリング
リソースを有効活用
MQチャネルの圧縮機能を利用することで、バックボーン内のデータを圧縮転送
大容量のファイルを自動的に分割して転送し、メモリー、ネットワークの負荷を軽減
既存のMQネットワークを利用可能
12
Y
Z
アーキテクチャー(論理構成)
WMQFTEを構成するコンポーネント
調整キュー・マネージャー
„
ファイル転送のバックボーン(FTEドメイン)を管理する役割を持つキュー・マネージャー
FTEエージェント
„
ローカルマシンのファイル送受信を行う、常駐のJavaアプリケーション
FTEエージェント・キュー・マネージャー
„
FTEエージェントがファイル転送を行うために接続(ローカル/クライント)するキュー・マネージャー
コマンド・キュー・マネージャー
„
主にファイル転送用のFTEコマンド・メッセージを適切なエージェントに送信するキュー・マネージャー
運用管理コマンド
„
FTEコンポーネントの構成、ファイル転送の開始/スケジュール/取り消しなどの運用を行うコマンド群
MQエクスプローラー
„
ファイル転送管理用GUIをプラグインで提供
FTEドメイン
File
FTE エージェント
File
FTE エージェント
MQ
エクスプローラー
調整キュー・マネージャー(MQ v7)
FTE エージェント・
キュー・マネージャー
(MQ v6 / v7)
コマンド・キュー
・マネージャー
(MQ v6 / v7)
FTE エージェント
File
FTE エージェント
File
コマンド
WebSphere MQベースのファイル転送バックボーン
13
アーキテクチャー(物理構成例)
構成1:集中型
MQv7の1つのキュー・マネージャーに複数のFTEエージェントがクライアント接続
„
調整キュー・マネージャー、エージェント・キュー・マネージャー、コマンド・キュー・マネージャーを兼用
MQエクスプ
ローラー
QMGR1(MQv7)
File
FTE
エージェント
調整キュー・
マネージャー
コマンド実行
エージェント・
キュー・
マネージャー
コマンド・
キュー・
マネージャー
FTE
File
エージェント
MQクライアント接続
MQクライアント接続
構成2:分散型
凡例
FTEエージェントはローカルのキュー・マネージャーに接続
„
„
MQクライアント
接続
QMGR1(MQv7)
QMGR間接続
:MQチャネル
File
物理的なマシン
キュー・マネージャー
キュー・マネージャー間接続のMQネットワークを利用して、ファイル転送を行う
MQチャネルの接続、構成、管理が必要
FTE
エージェント
コマンド
QMGR2(MQv6)
実行
コマンド・
エージェント・
キュー・
キュー・
マネージャー マネージャー
調整キュー・
マネージャー
コマンド・
キュー・
マネージャー
コマンド実行
MQエクスプ
ローラー
QMGR間接続
:MQチャネル
QMGR3(MQv6)
QMGR間接続:MQチャネル
14
エージェント・
キュー・
マネージャー
FTE
エージェント
File
エージェントによるファイル転送の仕組み
バックボーン内では、ファイルをMQメッセージに変換して転送
送信側と受信側のエージェントがファイルとMQメッセージの変換、読み書きを行う
送受信するファイルがアクセスできるマシンに、FTEエージェントが稼動している必要がある
FTEエージェント同士が転送バイト数を確認しながら、ファイルとMQメッセージ変換を実行
【送信側と受信側のエージェントが異なるエージェント・キュー・マネージャーの場合】
QMGR1
FTE
エージェント
File
QMGR2
FTE
エージェント
MQチャネル
エージェント・キュー・
マネージャー
ファイルを読んで
MQメッセージに変換
エージェント・キュー・
マネージャー
ファイルはMQメッセージ
として転送
MQメッセージを読んで
ファイルに書き出す
File
【送信側と受信側のエージェントがエージェント・キュー・マネージャーを共有する場合】
QMGR3
MQクライアント接続
MQクライアント接続
FTE
エージェント
File
FTE
エージェント
宛先エージェント用のキューに
MQメッセージを書き込む
エージェント・キュー・
マネージャー
File
15
ファイル転送基本機能
ファイル送信時のオプション
ファイル送信後にソースファイルを削除
同名の宛先ファイルを上書き
ファイル転送の優先度付け :転送メッセージにMQのプライオリティ(0-9)が設定される
データ形式の変換 :バイナリ転送/テキスト転送、ASCII/EBCDIC、CR/LF変換の自動化
複数ファイルの一括転送
転送元
ファイル転送要求のグループ化
„
GUI、XML文書
ディレクトリ単位での転送
ワイルドカードによるファイルの指定
„
転送先
FTE
エージェント
FTE
エージェント
GUI、XML文書
‘?’1文字の代替、 ‘*’0以上 の文字の代替
ファイルの分割転送
サイズの大きいファイルは、FTEエージェントが自動的に分割し複数のメッセージ分けて送信する
„
分割サイズは設定ファイルで指定することも可能
転送元
ファイル転送のキャンセル
転送中、保留中のファイル転送の取り消し
16
FTE
エージェント
転送先
FTE
エージェント
ファイル転送の自動化
スケジュール転送機能
指定した日時にファイル転送を自動的に開始する(1回限りの転送)
例)2008/11/20 3:00にファイルを転送
転送元
一定間隔で繰返しファイルを転送する
„
スケジュールを登録
単位は、分、時、日、週、月、年
例) 毎週日曜日 3:00にファイル転送を開始
FTE
エージェント
転送要求
繰返し回数、終了日時の設定
時間
エージェントは
スケジュールに従
い転送を開始
ファイル転送開始のためのトリガー設定
ファイル転送要求を出す時に、トリガー条件を指定できる
„
条件は、ファイルの有無、ファイルのサイズ
例) /work/source.zipが500MBを超えていたら送信する
スケジュール機能と組み合わせることで、ファイルシステムに対するイベントを契機にファイル転
送を行うことが可能
転送元
トリガー条件を
設定
転送要求
FTE
エージェント
条件を満たしている
場合、ファイルを転
送開始
転送前に転送元ファ
イルの有無/ファイル
サイズを確認
17
ユーザーEXITの組み込み
ファイル転送時にユーザEXITを呼び出すことが可能
ユーザEXITはJavaで作成し、エージェント毎に呼び出すEXITを設定する
例)ファイル転送終了後にe-mailで通知するなど
EXITが呼び出されるポイント
„
„
ソース側ファイル送信前とファイル送信後
ターゲット側のファイル受信前と受信後
転送元
① ソース転送
開始EXIT
ソース転送
終了EXIT
③ファイル転送
送信開始前
送信
⑤
転送先
FTE
エージェント
受信開始前
FTE
エージェント
②
宛先転送
終了EXIT
④
受信
受信終了後
送信終了後
宛先転送
開始EXIT
①Æ⑤の順に処理は実行される
ユーザーEXITに渡されるメタデータ
メタデータは<key>,<value>のペア
転送要求時にメタデータを渡すことにより、ファイル転送毎にEXITの動きを制御できる
„
„
„
環境メタデータ
:エージェントのバージョン
ファイル・メタデータ :ファイル転送のオプションに関する情報など
転送メタデータ
:転送要求時にユーザが指定することが可能
18
コマンドによるファイル転送
コマンドでファイル転送の実行、コンポーネントの構成、運用ができる
リモートからコマンド実行ができる
スクリプトによるファイル転送実行ができる
コマンド一覧
ファイル転
送の開始/
停止
構成
運用
問題判別
コマンド
fteCreateTransfer
fteCancelTransfer
fteDeleteScheduledTransfer
fteSetupCoordination
fteSetupCommands
fteCreateAgent
fteCleanAgent
fteDeleteAgent
fteStartAgent
fteStopAgent
説明
ファイル転送要求の発行
ファイル転送要求の取り消し
ファイル転送スケジュールの取り消し
調整キュー・マネージャーの指定
コマンド・キュー・マネージャーの指定
エージェントの作成
エージェントのクリーンアップ
エージェントの削除
エージェントの開始
エージェントの停止
リモート実行可
○
○
○
-
-
-
-
-
-
○
fteChangeDefaultConfigurationOptions
デフォルトの構成情報の変更
-
fteListScheduledTransfers
fteListAgents
fteShowAgentDetails
fteSetAgentTraceLevel
スケジュールされたファイル転送の表示
エージェントの表示
エージェント詳細情報の表示
トレースレベルの設定
○
○
○
-
19
コマンド実行例
ファイル転送要求の実行
„
FTEエージェントAG1のC:¥From¥File.txtをAG2のC:¥To¥File_backaup.txtへ転送
C:¥>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To –df File_backup.txt C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020208e79234920020002
„
2008/10/30 17:48に一回ファイル転送を実行して、スケジュールされたことを確認
C:¥>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To -de overwrite -tb ADMIN -ss 2008-10-30T17:48 C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020201c38094920009802
C:¥> fteListScheduledTransfers
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
スケジュール ID:
7
ソース・エージェント名:
AG1
ソース・ファイル名:
C:¥From¥File.txt
変換タイプ:
binary
宛先ファイル名:
C:¥To
宛先エージェント名:
AG2
スケジュール開始時刻:
2008-10-30T17:48+0900
MQFTEドメイン内のエージェントの表示
C:¥>fteListAgents
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
エージェント名:
キュー・マネージャー名:
AG1
AGQM1
AG2
AGQM2
20
GUIによるファイル転送
MQエクスプローラーでファイル転送管理/運用が可能
MQエクスプローラーへのPlug-inとして提供
ファイル転送要求の作成
„
テンプレートに保管、再利用、共有ができる
監査ログの取得、表示
転送進行状況のモニター
転送ログ
ソース・エージェント、宛先エージェント、完
了状態(成功/失敗)、開始時刻、
実行者、ログの更新時刻などが表示される
進行状況
ソース・エージェント、宛先エージェント、
転送中のファイル、進行状況(%)、
転送速度、開始時刻が表示される
21
MQエクスプローラーでの転送設定例
ファイル転送要求の作成
(オプション)スケジュールの設定
(必須)出力元、宛先の設定
新規の転送
・サブディレクトリの転送
・宛先ファイルの上書き
・転送モード(テキスト/バイナリ)
・チェックサム
・転送後のソースファイル削除
(オプション) トリガー条件の設定
22
データの暗号化と改ざん防止
SSLによるデータの暗号化と改ざん防止
ファイル転送バックボーン内を流れるデータをSSLで暗号化して盗聴を防止
FTEコンポーネント間をつなぐMQチャネルにSSL設定を行う
„
„
„
各(調整、エージェント、コマンド)キュー・マネージャー間:MQ送信チャネル/受信チャネル、
FTEエージェント(MQクライアント接続)とエージェント・キュー・マネージャー間
FTEコマンドとコマンドキュー・マネージャー間
SSLによる暗号化通信
コマンド実行
FTE
エージェント
コマンド・キュー・
マネージャー
調整キュー・マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
MQエクスプ
ローラー
FTE
エージェント
障害回復後のファイルの整合性をチェックサムでチェック
FTEエージェントが再起動後に、送信ファイルが変更されていない事を確認して続きを送信
MD5(Message Digest Algorithm 5)によりチェックサムを計算
„
128ビットのハッシュ値を出力するハッシュ関数
23
監査、転送ログの収集と集中監視
監査ログ、転送ログやファイル転送状況を調整キュー・マネージャーが一元管理
FTEエージェントは、ファイル転送の状況をMQメッセージでパブリッシュ
ログ情報のトピックをサブスクライブすることで、リモートから集中監視が可能
„MQエクスプローラにプラグインされたGUIは、自動的にサブスクライブしてログを表示
ファイル監査メッセージの必要な情報だけをサブスクライブすることも可能
„SYSTEM.FTE
トピックのトピックストリング
MQFTEドメイン
ユーザ・アプリケーション
調整キュー・マネージャー
監視
サブスクライブ
サブスクライブ
MQエクスプローラー
監視
パブリッシュ
エージェント・
キュー・マネージャー
FTE
エージェント
エージェント・
キュー・マネージャー
FTE
エージェント
24
エージェント・
キュー・マネージャー
FTE
エージェント
監査
監査ログ
送信元エージェント名
送信先エージェント名
完了状態(成功/失敗)
開始時刻
実行者 など
運用、構成の一元管理
ファイル転送コマンドのリモート実行
コマンドやGUIからの転送要求は、MQメッセージとして発行される
„ XMLスキーマに基づいたメッセージ形式
コマンド・キュー・マネージャー経由でエージェントのコマンドキューに送信される
WebSphere MQベースのファイル転送バックボーン
コマンド
実行
MQ
コマンド・キュー・
マネージャー MQ
ネル
チャ
エージェント・
キュー・マネージャー
MQエクスプローラー
チャ
ネル
エージェント・
キュー・マネージャー
MQチャネル
FTE
エージェント
FTE
エージェント
バックボーンを構成するMQ構成を
MQエクスプローラにより集中管理可能
EclipseベースのGUIでWindows,Linux-x86で稼働
オブジェクトの稼働状況、開始/停止など
„ キュー・マネージャー、MQチャネル
ホスト版キュー・マネージャーもリモートから管理可能
25
WMQFTEでのファイル転送の仕組み(まとめ)
バックボーン内では、ファイルをMQメッセージに変換して転送
FTEエージェント同士が転送バイト数を確認しながら、ファイルとMQメッセージ変換を実行
MQのPub/Sub機能を利用して転送ログを一元管理
エージェントは転送状況、監査情報を調整キュー・マネージャーにパブリッシュする
MQエクスプローラやユーザ・アプリケーションでログ情報をサブスクライブできる
ファイル転送要求はMQメッセージを利用
コマンドはリモートから実行可能
コマンド
実行
ファイルはMQメッセージで転送
コマンド・キュー・
マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
ファイル転送はMQ
メッセージで依頼
メッセージ受信
FTE
エージェント
FTE
エージェント
メッセージ送信
File
パブリッシュ
MQエクスプ
ローラー
サブスクライブ
26
調整キュー・マネージャー
File
Pub/Sub機能で
転送ログの管理
前提ハードウェア、OS
WMQFTEサーバー・エディション
OS
ハードウェア前提
OS前提レベル
AIX
IBM System p (64-bit)
AIX V5.3 plus TL04 and appropriate firmware
HP-UX
Interl Itanium (64-bit)
HP-UX HP-UX 11i V2 (11.23)
HP-UX 11i V3 (11.31)
Linux for System
x (32-bit)
x86 PC hardware
Linux for System x (32–bit)
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) V10 with Service Pack 1 or
later
Sun Solaris
SPARC based systems (64bit)
Sun Solaris 10
z/OS ※
IBM® zSeries
S/390
z/OS v1R8
Windows
(32-bit)
x86 technology-compatible
PC
Windows Server 2003 (32-bit) (Service Pack 2 or later)
Windows Server 2008 (32-bit)
※
z/OS 版の場合は、下記のソフトウェア要件も満たすこと
ソフトウェア
前提レベル
UNIX® System Services (USS)As supplied with z/OS v1R8
1.5 31-bit for z/OS SR 8 or above
IBM Java
27
前提ハードウェア、OS
WMQFTE クライアント・エディション
OS
ハードウェア前提
OS前提レベル
AIX
IBM System p (64-bit)
AIX V5.3 plus TL04 and appropriate firmware
HP-UX
Interl Itanium (64-bit)
HP-UX HP-UX 11i V2 (11.23)
HP-UX 11i V3 (11.31)
Linux for System
x (32-bit)
x86 PC hardware
Linux for System x (32–bit)
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) V10 with Service Pack 1 or
later
Sun Solaris
SPARC based systems (64bit)
Sun Solaris 10
Windows
(32-bit)
x86 technology-compatible
PC
Windows Server 2003 (32-bit) (Service Pack 2 or later)
Windows Server 2008 (32-bit)
Microsoft Windows XP Professional (32-bit) (Service Pack 2, or
later)
Microsoft Windows Vista (32-bit) Business Edition
28
前提ハードウェア、OS
MQ Explorer プラグイン
ハードウェア前提
OS
OS前提レベル
Linux for System x x86 PC hardware
(32-bit)
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) V10 with Service Pack 1 or
later
Windows
(32-bit)
Windows Server 2003 (32-bit) (Service Pack 2 or later)
Windows Server 2008 (32-bit)
Microsoft Windows XP Professional (32-bit) (Service Pack 2, or
later)
Microsoft Windows Vista (32-bit) Business Edition
x86 technology-compatible
PC
29
ソフトウェア要件
WebSphere MQ
OS
調整キュー・マネージャー
コマンド・キュー・マネージャー/エージェント・キュー・マネージャー
分散系
- MQ v7.0
- MQ v7.0
- MQ v6.0.2.4 以上
z/OS
- MQ v7.0
+ PK74350
- MQ v7 + PK74350
- MQ v6.0 + PK67851+ UK41014 + UK41016
※ PK67851で、MQ v6.0.2.5 と同等のJMS機能を提供
30
2章 WMQFTE 構成
31
目次
コンポーネント
WebSphere MQ File Transfer(WMQFTE)論理構成
調整キュー・マネージャー
コマンド・キュー・マネージャー
FTEエージェントとエージェント・キュー・マネージャー
構成ファイル
install.properties
wmqfte.properties
coordination.properties
command.properties
agent.properties
構成例
基本構成1: 集中型
基本構成2: 分散型
リモート・ツールを使用してファイル転送を行う構成
考慮点
分散型構成時の考慮点
複数ドメイン構成環境の注意点
SSL を用いたセキュアな通信
32
WMQFTEの論理構成
WMQFTEで提供するコンポーネント
FTEドメイン
ファイル転送を実行するコンポーネント
FTE エージェント
Agent1
FTE エージェント・
キュー・マネージャー
(MQ v6 / MQ v7)
FTE エージェント
Agent2
FTE エージェント・
キュー・マネージャー
(MQ v6 / MQ v7)
ファイル転送を要求するコンポーネント
コマンド
コマンド
MQエクスプローラー
FTE エージェント
Agent3
FTE エージェント
Agent4
FTEドメインを管理するコンポーネント
保管する情報
・転送ログ
・転送ステータス
・FTEエージェント情報
・転送テンプレート
・スケジュール
調整キュー・マネージャー
(MQ v7)
コマンド・キュー
コマンド・キュー
・マネージャー
・マネージャー
(MQ
v6 / MQ v7)
(MQ v6 / MQ v7)
外部アプリケーション
監視
MQエクスプローラー
監視
監査
監査ログ
33
FTEドメインを構成するコンポーネント
調整キュー・マネージャー
„ ファイル転送のバックボーン(FTEドメイン)を管理する役割を持つキュー・マネージャー
FTEエージェント
„ ローカルマシンのファイル送受信を行う、常駐のJavaアプリケーション
FTEエージェント・キュー・マネージャー
„ FTEエージェントがファイル転送を行うために接続(ローカル/クライント)するキュー・マネージャー
コマンド・キュー・マネージャー
„ 主にファイル転送用のFTEコマンド・メッセージを適切なエージェントに送信するキュー・マネージャー
運用管理コマンド
„ FTEコンポーネントの構成、ファイル転送の開始/スケジュール/取り消しなどの運用を行うコマンド群
MQエクスプローラー
„ ファイル転送管理用GUIをプラグインで提供
FTEドメイン
„ 調整キュー・マネージャーが管理するFTEエージェントの集まり
34
調整キュー・マネージャー
FTEドメイン内の情報管理、およびログを保管/配信する
FTEドメイン内に必ず1つ必要
„ MQ
v7 キュー・マネージャーであることが前提
調整キュー・マネージャーが保管する主な情報
„ ファイル転送ログ
„ 転送ステータス
„ FTEエージェント情報
„ 転送テンプレート
„ スケジュール情報
各情報は、MQメッセージとして調整キュー・マネージャーへパブリッシュされる
„ Pub/Subの機能を使用して、アプリケーションで受信も可能
„ 情報を受信するためには、別途サブスクライブ登録が必要(後述)
デフォルトでは、調整キュー・マネージャー名とFTEドメイン名は同一
FTEドメイン: QM_FTE
FTEエージェント
FTEエージェント新規作成時に
FTEエージェント情報をPub
FTEエージェント情報
転送ログ/転送状況
調整キュー・マネージャー
QM_FTE
MQエクスプローラー
テンプレート情報
エージェント・
キュー・
マネージャー
FTEエージェント
ファイル転送
転送ログ/転送状況
エージェント・
キュー・
マネージャー
FTEエージェント
パブリケーション
35
コマンド・キュー・マネージャー
ファイル転送要求はMQメッセージとして適切なFTEエージェントにルーティングされる
送信元のSYSTEM.FTE.COMMAND.FTEエージェント名 キューに配信
コマンド・キュー・マネージャー経由で、FTEドメイン内のすべてのFTEエージェントに対して
リモートからファイル転送要求を発行可能
ファイル転送要求を一箇所で発行する構成が可能
FTEドメイン
AG3 から AG1 へ
ファイル転送要求
FTEエージェント
AG1
FTEエージェント
AG2
AG1用のキュー
AG2用のキュー
FTEエージェント
AG3
コマンド実行
AG3用のキュー
ファイル転送要求メッセージ
MQエクスプローラー
AG1 から AG2 へ
ファイル転送要求
ファイル転送要求メッセージ
コマンド・キュー・
マネージャー
調整キュー・マネージャー
構成管理に関するFTEコマンドは、コマンド・キュー・マネージャーを介さない
„ コマンド・キュー・マネージャーを経由するコマンドに関してはP77を参照
36
FTEエージェントとエージェント・キュー・マネージャー
エージェント・キュー・マネージャーはFTEエージェントが使用するキューを管理
1つのFTEエージェントにつき、5種類のシステム・キューを定義する
複数のFTEエージェントで1つのキュー・マネージャーを共有することも可能
FTEエージェントはローカルのファイル送受信を行う常駐 Java プロセス
FTEエージェントはコマンドで開始/停止可能
エージェント・キュー・マネージャーに常時接続
FTEコマンドを SYSTEM.FTE.COMMAND.FTEエージェント名 キューから受信
ファイルをMQメッセージに分割し、SYSTEMキューを介してFTEエージェント間で転送を行う
„ ファイルの読込み、転送、およびファイル作成をFTEエージェントが行う
„ FTEエージェントが直接アクセスできるファイルのみ転送対象
転送状況や転送ログを調整キュー・マネージャーにパブリッシュする
„ ファイル転送と、パブリケーション送信は非同期に実施
エージェント・キュー・マネージャーが保管するキュー
コマンド実行
コマンド・
キュー・
マネージャー
調整キュー・
マネージャー
転送ログ/転送状況
ファイル転送要求コマンド
エージェント・
キュー・
マネージャー
File
FTE エージェント
AG3
SYSTEM.FTE.EVENT.AG2
FTE エージェント
AG1
ファイル転送
File
37
ブランク・ページ
38
SYSTEM.FTE.DATA.AG2
エージェント・
キュー・
マネージャー
FTE エージェント
AG2
SYSTEM.FTE.COMMAND.AG2
SYSTEM.FTE.REPLY.AG2
SYSTEM.FTE.STATE.AG2
File
構成ファイル
FTEコンポーネントの環境設定を行うためのファイル
FTE導入マシンごとに、5種類
„ install.properties
„ wmqfte.properties
„ coordination.properties
„ command.properties
„ agent.properties
構成ファイルの保管場所(データ・ディレクトリ)
ローカルマシンが属するデフォルト・ドメインを設定
調整キュー・マネージャーの設定
コマンド・キュー・マネージャーの設定
エージェント・キュー・マネージャーの設定
原則、英語のみで記述すること
„ 英語以外の記述を含む場合は(ディレクトリ名など)、Unicode
エスケープ シーケンスで記述
例) transferRoot=C:¥¥Data¥¥¥u30C6¥u30B9¥u30C8 (C:¥Data¥テスト)
39
install.properties
install.properties
FTE導入マシン単位に1つ
インストール・ディレクトリの直下に作成される
„ インストール・ディレクトリは導入時に設定可能
デフォルトの配置場所
UNIX
/opt/IBM/WMQFTE/install.properties
Windows C:¥Program Files¥IBM¥WMQFTE¥install.properties
構成ファイルを保管するデータ・ディレクトリを指定
„ デフォルトでは、導入時に指定したデータ・ディレクトリが設定される
install.properties の記載例 (UNIX)
#
#Fri Dec 12 08:15:29 JST 2008
dataDirectory=/var/IBM/WMQFTE
install.properties の記載例 (Windows)
#
#Fri Dec 12 08:15:29 JST 2008
dataDirectory=C:¥Document and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥WMQFTE¥config
※ 導入ディレクトリ、および構成ディレクトリは
スペースのないディレクトリへの変更を推奨
40
wmqfte.properties
wmqfte.properties
FTE導入マシン単位に1つ
データディレクトリの直下に作成される
デフォルトの配置場所
UNIX
Windows
<data directory >/install.properties
<data directory>¥install.properties
ローカルマシンが属するデフォルト・ドメインを設定
wmqfte.properties の記載例
#
#Fri Dec 01 08:15:29 JST 2008
defaultProperties=FTE1
コマンド実行時にドメインを指定しない場合は、デフォルト・ドメインの設定が使用される
„ -p
オプションでドメインを明示的に指定可能
wmqfte.properties
defaultProperties=FTE1
FTEドメイン:FTE1
デフォルト・ドメインは
FTE1
FTEドメイン:FTE2
fteCreateTransfer –sa 送信エージェント –da 受信エージェント –df /data/to.txt /master/from.txt
コマンド実行
ドメインを指定してないので、ドメインFTE1の構成が読み込まれる
41
coordination.properties
coordination.properties
ドメイン構成単位に1つ
調整キュー・マネージャー構成のセットアップ時に作成される
„ データ・ディレクトリ下のドメイン・ディレクトリ直下
デフォルトの配置場所
UNIX
Windows
<data directory>/<ドメイン名> / coordination.properties
<data directory>¥<ドメイン名> ¥ coordination.properties
調整キュー・マネージャーへの接続情報を設定
„ クライアント接続にするには、coordinationQMgrHost
などの接続方法を設定
„ バインディング接続の場合は、キュー・マネージャー名のみ設定でよい
接続情報の変更は、fteSetupCoordination コマンド、もしくはファイル編集で行う
coordination.properties の記載例 (クライアント接続)
FTEドメイン: FTE1
# Fri Dec 12 08:43:51 JST 2008
coordinationQMgr=FTE1
coordinationQMgrHost=192.168.0.1
coordinationQMgrChannel=SYSTEM.DEF.SVRCONN
coordinationQMgrPort=1414
coordination.
properties
構成ファイルに設定可能な属性
属性
値
備考
coordinationQMgr
接続キュー・マネージャー名
-
coordinationQMgrHost
キュー・マネージャーが構成されているホスト名or IPアドレス
設定があるとクライアント接続
coordinationQMgrPort
キュー・マネージャーがlistenしているポート
デフォルト 1414
coordinationQMgrChannel
SVRCONNチャネル名
デフォルト SYSTEM.DEF.SVRCONN
42
command.properties
command.properties
ドメイン構成単位に1つ
コマンド・キュー・マネージャー構成のセットアップ時に作成される
„ データ・ディレクトリ下のドメイン・ディレクトリ直下
デフォルトの配置場所
UNIX
Windows
<data directory>/<ドメイン名>
<data directory> ¥config¥<ドメイン名>
コマンド・キュー・マネージャーへの接続情報を設定
„ クライアント接続にするには、connectionQMgrHost
などの接続方法を設定
„ バインディング接続の場合は、キュー・マネージャー名のみ設定でよい
接続情報の変更は、fteSetupCommands コマンド、もしくはファイル編集で行う
command.properties の記載例(クライアント接続)
# Fri Dec 12 08:43:51 JST 2008
connectionQMgr=FTE1
connectionQMgrHost=192.168.0.1
connectionQMgrChannel=SYSTEM.DEF.SVRCONN
connectionQMgrPort=1414
FTEドメイン: FTE1
command.
properties
構成ファイルに設定可能な属性
属性
値
備考
connectionQMgr
接続キュー・マネージャー名
-
connectionQMgrHost
キュー・マネージャーが構成されているホスト名or IPアドレス
設定があるとクライアント接続
connectionQMgrPort
キュー・マネージャーがlistenしているポート
デフォルト 1414
connectionQMgrChannel
SVRCONNチャネル名
デフォルト SYSTEM.DEF.SVRCONN
43
agent.properties
agent.properties
FTEエージェント構成時に1つ作成される
FTEエージェント構成時に作成されるエージェント・ディレクトリ直下に作成される
デフォルトの配置箇所
UNIX
Windows
<data directory>/<ドメイン名>/agents/<FTEエージェント名>
<data directory>¥config¥<ドメイン名>¥agents¥<FTEエージェント名>
エージェント・キュー・マネージャーへの接続情報を設定
„ クライアント接続にするには、agentQMgrHost
などの接続方法を設定
„ バインディング接続の場合は、キュー・マネージャー名のみ設定でよい
„ オプションで、FTEエージェントの動作に関連する設定も可能(後述)
変更を反映させるにはFTEエージェントの再起動が必要
agent.properties の記載例(クライアント接続)
#
#Fir Dec 12 08:48:25 JST 2008
agentName=AG1
agentQMgr=FTE1
agentQMgrHost=192.168.0.1
agentQMgrPort=1414
構成ファイルに設定可能な属性
FTEドメイン: FTE1
FTEエージェント構成
agent.properties
属性
値
agentName
FTEエージェント名
備考
agentQMgr
接続キュー・マネージャー名
agentQMgrHost
キュー・マネージャーが構成されているホスト名or IPアドレス
設定があるとクライアント接続
agentQMgrPort
キュー・マネージャーがlistenしているポート
デフォルト 1414
agentQMgrChannel
SVRCONNチャネル名
デフォルト SYSTEM.DEF.SVRCONN
44
agent.properties に設定可能なパラメーター
属性
値
デフォルト値
ファイル分割サイズ関連
agentFrameSize
1転送フレームに含めるウィンドウの数
5
agentWindowSize
1ウィンドウに含める分割ファイルの数
10
agentChunkSize
1分割ファイルのサイズ
256KB
agentCheckPointInterval
チェック・ポイントの間隔
1
traceFiles
トレース・ファイルの保管世代数
5
traceSize
トレース・ファイル・サイズ
20MB
trace
FTEエージェント開始時にトレースを開始するか
None
ITLMTraceLevel
Tivoli License Manage で扱うトレースレベル
MIN (MID、MAX)
FTEコマンドが使用するライブラリの指定
None
transferRool
FTEエージェントのルート・ディレクトリ
FTEエージェント起動ユーザーのホーム・ディレ
クトリ
transferRootHLQ
データ・セットの接頭辞 (z/OSのみ)
FTEエージェント起動ユーザー
sandboxRoot
FTEエージェントが転送できるファイルのルート・ディレクトリを指定
None
トレース関連
Javaライブラリ関連
javaLibraryPath
ルート・ディレクトリ関連
45
agent.properties に設定可能なパラメーター(つづき)
属性
値
デフォルト値
ioQueueDepth
ファイルI/OスレッドにキューイングされるファイルI/Oの上限値
10
ioIdleThreadTimeout
ファイルI/Oの許容アイドル時間
10000
10
I/O関連
ioThreadPoolSize
ファイルI/Oスレッドの上限値(プール値)
doNotUseTempOutputFile
ファイル転送時に一次ファイル書き出し停止
※宛先エージェントで定義する値
textReplacementCharacterS
equence
文字コード変換失敗時の代替文字
None
maxFilesForTransfer
1ファイル転送に含められるファイルの数
5000
maxSourceTransfers
ソース・エージェントが1度に取り扱うことのできる転送メッセージ数
25
maxDestinationTransfers
宛先エージェントが1度に取り扱うことのできる転送メッセージ数
25
転送制限関連
タイムアウト関連
transferAckTimeout
送信した転送メッセージに対する宛先エージェントからの応答タイムアウト(ミリ秒)
60000
transferAckTimeoutRetries
宛先エージェントからの応答待機回数
5
modelQueueName
waitモード時に使用される応答受信用キューのモデル・キュー
SYSTEM.DEFAULT.MODE
L.QUEUE
dynamicQueuePrefix
waitモード時に使用される応答受信用キューの接頭辞
WMQFTE.*
publicationMDUser
調整キュー・マネージャーに送信されるログの MQMD.UserId
No default
キュー関連
46
agent.properties に設定可能なパラメーター(つづき)
属性
値
デフォルト値
ユーザーExit関連
exitClassPath
・ユーザーEXITを格納しているディレクトリを指定
FTEエージェントの exits ディレクトリ
exitNativeLibraryPath
・ユーザーEXITが使用するライブラリを指定
FTEエージェントの exits ディレクトリ
sourceTransferStartExitClasses
・SourceTransferStartExitを実装したクラスを指定
・カンマ‘,’区切りで複数クラスを指定可能
No default
sourceTransferEndExitClasses
・SourceTransferEndExitを実装したクラスを指定
・カンマ‘,’区切りで複数クラスを指定可能
No default
destinationTransferStartExitClasses
・DestinationTransferStartExit を実装したクラスを指定
・カンマ‘,’区切りで複数クラスを指定可能
No default
destinationTransferEndExitClasses
・ DestinationTransferEndExitを実装したクラスを指定
・カンマ‘,’区切りで複数クラスを指定可能
No default
47
agent.properties に設定可能なパラメーター(つづき)
SSL関連
agent.properties の設定値
coordination.properties の設定値
command.propertiesの設定値
項目
agentSslCipherSpec
coordinationSslCipherSpec
connectionSslCipherSpec
暗号化方式
agentSslCipherSuite
coordinationSslCipherSuite
connectionSslCipherSuite
暗号化方式スイート
agentSslPeerName
coordinationSslPeerName
connectionSslPeerName
ピア名
agentSslTrustStore
coordinationSslTrustStore
connectionSslTrustStore
SSL サーバー認証用
鍵ストア
agentSslTrustStorePassword
coordinationSslTrustStorePassword
connectionSslTrustStorePassword
SSL サーバー認証用
鍵ストア パスワード
agentSslKeyStore
coordinationSslKeyStore
connectionSslKeyStore
SSL クライアント認証用
鍵ストア
agentSslKeyStorePassword
coordinationSslKeyStorePassword
connectionSslKeyStorePassword
SSL クライアント認証用
鍵ストア パスワード
48
構成ファイル まとめ
構成ディレクトリ(UNIX系)
構成ファイル論理関係図
/var/IBM/WMQFTE/
wmqfte.properties
defaultProperties=FTE1
wmqfte.properties
調整QMGR名/
調整QMGR名.mqsc
FTEドメイン:FTE1
command.
coordination.
properties
properties
FTEエージェント構成
FTEエージェント構成
agent.properties
agent.properties
FTEドメイン構成
command.properties
coordination.properties
agents/
agent名/
FTEエージェント構成
agent.properties
agent名_create.mqsc
FTEドメイン:FTE2
command.
coordination.
properties
properties
agent名_delete.mqsc
exits/
FTEエージェント構成
logs/
agent.properties
ffdc/
agent名/
FTEエージェント構成
調整QMGR名/
FTEドメイン構成
※Windowsのディレクトリ構造も同様
49
構成例
前提
構成に必要な製品を導入済み
„ インストール時の構成ステップをスキップしていること
「構成例1 集中型」で導入する製品
server1: 192.168.0.2
serverA: 192.168.0.1
server2: 192.168.0.3
FTEサーバー
MQ v7サーバー
FTEクライアント
FTEクライアント
※ドメイン内に必ず1つはFTEサーバーの導入が必要
「構成例2 分散型」で導入する製品
server1: 192.168.0.2
server2: 192.168.0.3
FTEサーバー
MQ v6 or v7 サーバー
FTEサーバー or FTEクライアント
MQ v6 or v7 サーバー
serverA: 192.168.0.1
※ドメイン内に必ず1つはFTEサーバーの導入が必要
MQ v7 サーバー
導入済み製品
50
基本構成1
集中型
MQ v7 キュー・マネージャーを1つ作成し、複数の役割を兼任
„ 調整キュー・マネージャー
„ コマンド・キュー・マネージャー
„ エージェント・キュー・マネージャー
ファイル転送を行うサーバー上にFTEエージェントを構成
FTEエージェントとキュー・マネージャーの間はクライアント接続
„ FTEエージェントとキュー・マネージャーが同一筐体の場合はバインディング接続も可
serverA: 192.168.0.1
server1: 192.168.0.2
QMGR(MQ v7):
FTE1
MQクライアント接続
File
FTEエージェント
AG1
server2: 192.168.0.3
MQクライアント接続
FTE1.SVRCONN
FTE1.SVRCONN
FTEエージェント
AG2
File
調整
コマンド実行
コマンド
構成情報一覧
サーバー
serverA
ドメイン名
調整QMgr/
コマンドQMgr/
エージェント
QMgr
コマンド実行
エージェント
server1
server2
FTE1
凡例
キュー・マネージャー名
FTE1
ホスト名/IPアドレス
192.168.0.1
コマンド・キュー・マネージャー
ポート
1414
FTEエージェント・キュー・マネージャー
チャネル
FTE1.SVRCONN
ー
FTEエージェント名
AG1
調整・キュー・マネージャー
AG2
51
構成の流れ
serverA の構成
キュー・マネージャー FTE1 の作成とMQオブジェクトの作成
調整キュー・マネージャーのセットアップ
„ 構成ファイルの設定
„ FTE用MQオブジェクトの定義
コマンド・キュー・マネージャーのセットアップ
„ 構成ファイルの作成
server1/server2 の構成
調整キュー・マネージャーのセットアップ
コマンド・キュー・マネージャーのセットアップ
FTEエージェント (AG1/AG2) の作成
FTEエージェントが使用するキューをキュー・マネージャーFTE1上に作成
* ここでは、dataDirectory を /var/IBM/WMQFTE とします
52
物理的なサーバー
serverA の構成
キュー・マネージャー FTE1 の作成とMQオブジェクトの作成
コマンド実行例
$ crtmqm FTE1
$ strmqm FTE1
$ echo “def listener(LSR.1414) trptype(tcp) port(1414) control(qmgr)” | runmqsc FTE1
$ echo “start listener(LSR.1414)” | runmqsc FTE1
$ echo “dis lsstatus(LSR.1414)” | runmqsc FTE1
$ echo “def channel(FTE1.SVRCONN) chltype(SVRCONN)” | runmqsc FTE1
QMgr作成
QMgr開始
MQリスナー・サービスの登録
サービスの開始
MQリスナーの起動を確認
サーバー接続チャネルの作成
serverA: 192.168.0.1
QMGR(MQ v7):
FTE1
チャネル
FTE1.SVRCONN
MQリスナー
LSR.1414
53
serverA の構成
調整キュー・マネージャーのセットアップ
fteSetupCoordination コマンドを実行し、FTE1を調整キュー・マネージャーとして設定
„ キュー・マネージャー
FTE1 が起動していること
コマンド実行例
$ fteSetupCoordination –coordinationQMgr FTE1
„ コマンドを実行すると、調整キュー・マネージャーに必要なオブジェクト定義用のmqscファイルが出力される
(次頁参照)
„ coordination.propertiesファイルが作成される
„ FTEドメイン配下のディレクトリ構成が作成される
coordination.properties の内容
#Fri Dec 12 08:43:51 JST 2008
coordinationQMgr= FTE1
* クライアント接続の場合は、ホスト名が必須。その他オプションでポート番号、チャネル名の指定が可能
mqscファイルをもとにMQオブジェクトを作成する
コマンド実行例
$ runmqsc FTE1 < /var/IBM/WMQFTE/FTE1/FTE1.mqsc
serverA: 192.168.0.1
QMGR(MQ v7):
FTE1
チャネル
FTE1.SVRCONN
MQリスナー
LSR.1414
coordination.
properties
54
SYSTEM.FTE
トピック
SYSTEM.FTE
調整
<参考>調整キュー・マネージャーで使用するオブジェクト
ドメイン名.mqsc ファイルの中身
DEFINE TOPIC('SYSTEM.FTE') TOPICSTR('SYSTEM.FTE') REPLACE
ALTER TOPIC('SYSTEM.FTE') NPMSGDLV(ALLAVAIL) PMSGDLV(ALLAVAIL)
DEFINE QLOCAL(SYSTEM.FTE) LIKE(SYSTEM.BROKER.DEFAULT.STREAM) REPLACE
ALTER QLOCAL(SYSTEM.FTE) DESCR('Stream for WMQFTE Pub/Sub interface')
* Altering namelist: SYSTEM.QPUBSUB.QUEUE.NAMELIST
* Value prior to alteration:
DISPLAY NAMELIST(SYSTEM.QPUBSUB.QUEUE.NAMELIST)
ALTER NAMELIST(SYSTEM.QPUBSUB.QUEUE.NAMELIST) +
NAMES(SYSTEM.BROKER.DEFAULT.STREAM+
,SYSTEM.BROKER.ADMIN.STREAM,SYSTEM.FTE)
* Altering PSMODE. Value prior to alteration:
DISPLAY QMGR PSMODE
ALTER QMGR PSMODE(ENABLED)
55
serverA の構成
コマンド・キュー・マネージャーのセットアップ
fteSetupCommands コマンドを実行し、FTE1をコマンド・キュー・マネージャーに設定する
„ キュー・マネージャー
FTE1 が起動していること
コマンド実行例
$ fteSetupCommands –connectionQMgr FTE1
„ コマンド・キュー・マネージャー設定ファイルが作成される
command.properties の内容
#Fri Dec 12 08:44:51 JST 2008
connectionQMgr= FTE1
* クライアント接続の場合は、ホスト名が必須。その他オプションでポート番号、チャネル名の指定が可能
sevrerA: 192.168.0.1
QMGR(MQ v7):
FTE1
チャネル
FTE1.SVRCONN
MQリスナー
LSR.1414
coordination.
properties
56
調整
コマンド
SYSTEM.FTE
トピック
SYSTEM.FTE
command.
properties
server1 の構成
調整キュー・マネージャーのセットアップ
キュー・マネージャーFTE1にクライアント接続するための情報が必要
キュー・マネージャーFTE1 の MQリスナーが起動していること
コマンド実行例
$ fteSetupCoordination –coordinationQMgr FTE1 –coordinationQMgrHost 192.168.0.1
-coordinationQMgrChannel FTE1.SVRCONN –coordinationQMgrPort 1414
コマンド・キュー・マネージャーのセットアップ
キュー・マネージャーFTE1にクライアント接続するための情報が必要
キュー・マネージャーFTE1 の MQリスナーが起動していること
コマンド実行例
$ fteSetupCommands –connectionQMgr FTE1 –connectionQMgrHost 192.168.0.1
-connectionQMgrChannel FTE1.SVRCONN –connectionQMgrPort 1414
server1: 192.168.0.2
FTEエージェント
AG1
coordination.
properties
command.
properties
agent.properties
57
server1 の構成
FTEエージェントの作成
fteCreateAgent コマンドを実行し、FTEエージェント AG1 を作成する
コマンド実行例
$ fteCreateAgent –agentName AG1 –agentQMgr FTE1 –agentQMgrHost 192.168.0.1
-agentQMgrChannel FTE1.SVRCONN –agentQMgrPort 1414
コマンドを実行すると以下が作成される
„ FTEエージェントのディレクトリ構成
„ agent.propertiesファイル
„ FTEエージェント用MQオブジェクトの作成/削除用mqscファイル
– エージェント名_create.mqsc (作成用)
– エージェント名_delete.mqsc (削除用)
agent.properties の内容
server1: 192.168.0.2
AG1_create.mqsc
AG1_delete.mqsc
#
#Fri Dec 12 08:48:25 JST 2008
agentName=AG1
agentQMgr=FTE1
agentDesc=
agentQMgrHost=192.168.0.1
agentQMgrChannel=FTE1.SVRCONN
agentQMgrPort=1414
FTEエージェント
AG1
coordination.
properties
command.
properties
agent.properties
58
<参考>エージェント用mqscファイル
作成用(_create.mqsc)
DEFINE QLOCAL(SYSTEM.FTE.COMMAND.A1) DEFPRTY(0) DEFSOPT(SHARED) GET(ENABLED) MAXDEPTH(5000) MAXMSGL(4194304)
MSGDLVSQ(PRIORITY) PUT(ENABLED) RETINTVL(999999999) SHARE NOTRIGGER USAGE(NORMAL) REPLACE
DEFINE QLOCAL(SYSTEM.FTE.DATA.A1) DEFPRTY(0) DEFSOPT(SHARED) GET(ENABLED) MAXDEPTH(5000) MAXMSGL(4194304)
MSGDLVSQ(PRIORITY) PUT(ENABLED) RETINTVL(999999999) SHARE NOTRIGGER USAGE(NORMAL) REPLACE
DEFINE QLOCAL(SYSTEM.FTE.REPLY.A1) DEFPRTY(0) DEFSOPT(SHARED) GET(ENABLED) MAXDEPTH(5000) MAXMSGL(4194304)
MSGDLVSQ(PRIORITY) PUT(ENABLED) RETINTVL(999999999) SHARE NOTRIGGER USAGE(NORMAL) REPLACE
DEFINE QLOCAL(SYSTEM.FTE.STATE.A1) DEFPRTY(0) DEFSOPT(SHARED) GET(ENABLED) MAXDEPTH(5000) MAXMSGL(4194304)
MSGDLVSQ(PRIORITY) PUT(ENABLED) RETINTVL(999999999) SHARE NOTRIGGER USAGE(NORMAL) REPLACE
DEFINE QLOCAL(SYSTEM.FTE.EVENT.A1) DEFPRTY(0) DEFSOPT(SHARED) GET(ENABLED) MAXDEPTH(5000) MAXMSGL(4194304)
MSGDLVSQ(PRIORITY) PUT(ENABLED) RETINTVL(999999999) SHARE NOTRIGGER USAGE(NORMAL) REPLACE
削除用(_delete.mqsc)
CLEAR QLOCAL(SYSTEM.FTE.COMMAND.A1)
DELETE QLOCAL(SYSTEM.FTE.COMMAND.A1)
CLEAR QLOCAL(SYSTEM.FTE.DATA.A1)
DELETE QLOCAL(SYSTEM.FTE.DATA.A1)
CLEAR QLOCAL(SYSTEM.FTE.REPLY.A1)
DELETE QLOCAL(SYSTEM.FTE.REPLY.A1)
CLEAR QLOCAL(SYSTEM.FTE.STATE.A1)
DELETE QLOCAL(SYSTEM.FTE.STATE.A1)
CLEAR QLOCAL(SYSTEM.FTE.EVENT.A1)
DELETE QLOCAL(SYSTEM.FTE.EVENT.A1)
59
server1 の構成
FTEエージェント用キューをエージェント・キュー・マネージャー(FTE1)上で作成する
/var/IBM/WMQFTE/FTE1/agents/AG1/AG1_create.mqsc を serverA に転送
AG1用のキューをキュー・マネージャーFTE1に作成
コマンド実行例
$ runmqsc FTE1 < AG1_create.mqsc
server2に対しても
同様の手続きで
FTEエージェントを作成する
作成されるキュー
„ SYSTEM.FTE.COMMAND.AG1
„ SYSTEM.FTE.DATA.AG1
„ SYSTEM.FTE.EVENT.AG1
„ SYSTEM.FTE.REPLY.AG1
„ SYSTEM.FTE.STATE.AG1
fteListAgents コマンドを実行し、FTEエージェントが作成されたことを確認
コマンド実行例
$ fteListAgents
server1: 192.168.0.2
FTEエージェント
AG1
coordination.
properties
command.
properties
agent.properties
serverA: 192.168.0.1
QMGR(MQ v7):
FTE1
調整
コマンド
coordination.
properties
60
エージェント
command.
properties
server1: 192.168.0.3
FTEエージェント
AG2
coordination.
properties
command.
properties
agent.properties
ファイル転送テスト
FTEエージェントを起動
FTEエージェントが構成されているローカル・マシン上でコマンドを実行
server1上で実行
server2上で実行
$ fteStartAgent AG1
$ fteStartAgent AG2
ログ・ファイルを確認し、FTEエージェントが起動したことを確認
„ data_directory/ドメイン名/agents/A1/logs/output0.log
output0.log の内容
************ Start Display Current Environment ************
Build level: f700-L081125.1
Properties:
agentDesc=, agentName=AG1, agentQMgr=FTE1, agentQMgrChannel=FTE1.SVRCONN
agentQMgrHost=192.168.0.1, agentQMgrPort=1414, coordinationQMgr=FTE1, coordinationQMgrChannel=FTE1.SVRCONN
coordinationQMgrHost=192.168.0.1, coordinationQMgrPort=1414
transferRoot=/home/fteuser
************* End Display Current Environment *************
[12/12/2008 10:52:28:628 JST] 00000001 AgentRuntime I BFGAG0058I: The agent has been successfully initialized.
61
ファイル転送テスト
ファイル転送実施
AG1 から AG2 に対して任意のファイルを転送する
server1上で実行
$ fteCreateTransfer –sa AG1 –da AG2 –df /server2/work/to.txt /server1/work/from.txt
serverA: 192.168.0.1
server1: 192.168.0.2
File
FTE
エージェント
AG1
QMGR(MQ v7):
FTE1
AG1用キュー
server2: 192.168.0.3
FTE
エージェント
AG2
コマンド実行
コマンド実行
fteCreateTransfer
AG2用キュー
62
File
基本構成2
分散型
ファイル転送を行うサーバーに、FTEエージェントとエージェント・キュー・マネージャーを構成
„ エージェントとエージェント・キュー・マネージャーはバインディング接続
„ エージェント・キュー・マネージャーはコマンド・キュー・マネージャーを兼任
–ファイル転送FTEコマンドをバインディング接続で実行する
„ キュー・マネージャー間は、キュー・マネージャー同名のトランスミッション・キューとMQチャネルを使用して
接続
監視のために調整キュー・マネージャーを別に配置
serverA: 192.168.0.3
serverA: 192.168.0.2
File
FTE
エージェント
AG1
コマンド実行
QMGR(MQ v6/v7):
QM_AG1
エージェント
コマンド
エージェント
QMGR(MQ v6/v7):
QM_AG2
MQチャネル接続
QM_AG2
エージェント
AG1.AG2
AG2.AG1
QM_AG1
FTE2
コマンド
エージェント
コマンド・キュー・マネージャー
File
コマンド実行
FTE2
AG
E1
1.
serverA: 192.168.0.1
FT
FT
2.
E1
AG
QMGR(MQ v7):
FTE2
MQクライアント接続
凡例
FTE
エージェント
AG2
調整
FTEエージェント・キュー・マネージャー
監視
MQエクスプローラー
調整・キュー・マネージャー
物理的なサーバー
63
構成の流れ
serverA の構成
キュー・マネージャー FTE2 の作成とMQオブジェクトの作成
調整キュー・マネージャーのセットアップ
„ 構成ファイルの設定
„ FTE用MQオブジェクトの作成
server1/server2 の構成
キュー・マネージャー QM_AG1/QM_AG2 の作成とMQオブジェクトの作成
調整キュー・マネージャーの構成ファイルの設定
コマンド・キュー・マネージャーの構成ファイルの設定
FTEエージェント(AG1/AG2) の作成
FTEエージェントが使用するキューをエージェント・キュー・マネージャー上に作成
構成情報一覧
サーバー
ドメイン名
ホスト名/IPアドレス
調整QMgr
* ここでは、dataDirectory を
/var/IBM/WMQFTE とします
コマンドQMgr/
エージェントQMgr
キュー・マネージャー名
ポート
チャネル
キュー・マネージャー名
ポート
SDRチャネル
serverA
FTE2
192.168.0.1
FTE2
1414
FTE2.SVRCONN
server1
server2
192.168.0.2
192.168.0.3
-
-
-
-
-
QM_AG1
1414
AG1.AG2
AG1.FTE2
AG2.AG1
QM_AG2
FTE2
AG1
QM_AG2
1414
AG2.AG1
AG2.FTE2
AG1.AG2
QM_AG1
FTE2
AG2
-
-
RCVRチャネル
-
トランスミッション・キュー
-
-
FTEエージェント名
64
serverA の構成
キュー・マネージャー FTE2 の作成とMQオブジェクトの作成
コマンド実行例
$ crtmqm FTE2
$ strmqm FTE2
$ echo “def listener(LSR.1414) trptype(tcp) port(1414) control(qmgr)” | runmqsc FTE2
$ echo “start listener(LSR.1414)” | runmqsc FTE2
$ echo “dis lsstatus(LSR.1414)” | runmqsc FTE2
$ echo “def channel(FTE2.SVRCONN) chltype(SVRCONN)” | runmqsc FTE2
QMgr作成
QMgr開始
MQリスナー・サービスの登録
サービスの開始
MQリスナーの起動を確認
サーバー接続チャネルの作成
通信用MQオブジェクトの作成
エージェント・キュー・マネージャーと接続するための MQオブジェクトを作成するため、FTE2_object.mqsc
ファイルを作成する
作成するMQオブジェクト一覧
mqscファイル: FTE2_object.mqsc
DEF CHL(AG1.FTE2) CHLTYPE(RCVR) REPLACE
DEF CHL(AG2. FTE2) CHLTYPE(RCVR) REPLACE
MQオブジェクトの種類
オブジェクト名
RCVRチャネル
AG1. FTE2
AG2. FTE2
作成した MQSC ファイルを使用してMQオブジェクトを作成
コマンド実行例
QMGR(MQ v7):
FTE2
$ runmqsc FTE2 < FTE2_object.mqsc
QM_AG1
AG1. FTE2
調整
QM_AG2
AG2. FTE2
LSR.1414
FTE2.SVRCONN
65
serverA の構成
調整キュー・マネージャー用のMQオブジェクトを作成
後続の server1 での作業で転送する、調整キュー・マネージャー用MQオブジェクトを作成す
るための FTE2.mqsc ファイルを使用
コマンド実行例
$ runmqsc FTE2 < FTE2.mqsc
66
server1 の構成
キュー・マネージャー QM_AG1 の作成とMQオブジェクトの作成
コマンド実行例
$ crtmqm QM_AG1
$ strmqm QM_AG1
$ echo “def listener(LSR.1414) trptype(tcp) port(1414) control(qmgr)” | runmqsc QM_AG1
$ echo “start listener(LSR.1414)” | runmqsc QM_AG1
$ echo “dis lsstatus(LSR.1414)” | runmqsc QM_AG1
QMgr作成
QMgr開始
MQリスナー・サービスの登録
サービスの開始
MQリスナーの起動を確認
通信用MQオブジェクトの作成
調整キュー・マネージャーと、エージェント・キュー・マネージャー QM_AG2 と接続するための MQオブジェクト
を作成するため、QM_AG1_object.mqsc ファイルを作成する
作成するMQオブジェクト一覧
mqscファイル: QM_AG1_object.mqsc
DEF QL(FTE2) USAGE(XMITQ) REPLACE
DEF QL(QM_AG2) USAGE(XMITQ) REPLACE
DEF CHL(AG1.FTE2) CHLTYPE(SDR) +
CONNAME(’192.168.0.1(1414)’) XMITQ(FTE2) REPLACE
DEF CHL(AG1.AG2) CHLTYPE(SDR) +
CONNAME(’192.168.0.3(1414)’) XMITQ(QM_AG2) REPLACE
DEF CHL(AG2.AG1) CHLTYPE(RCVR) REPLACE
MQオブジェクトの種類
オブジェクト名
トランスミッション・キュー
FTE2
QM_AG2
SDRチャネル
AG1.FTE2
AG1.AG2
RCVRチャネル
AG2.AG1
作成した MQSC ファイルを使用してMQオブジェクトを作成
QMGR(MQ v6/MQ v7):
QM_AG1
コマンド実行例
$ runmqsc QM_AG1 < QM_AG1_object.mqsc
QM_AG2
MQリスナー
LSR.1414
67
QM_AG2
AG1.AG2
AG2.AG1
AG1.FTE2
FTE2
FTE2
server1 の構成
調整キュー・マネージャーのセットアップ
fteSetupCoordination コマンドを実行し、FTE2を調整キュー・マネージャーとして設定
„ キュー・マネージャー
FTE2が起動していること
コマンド実行例
$ fteSetupCoordination –coordinationQMgr FTE2 –coordinationQMgrHost 192.168.0.1
-coordinationQMgrChannel FTE2.SVRCONN –coordinationQMgrPort 1414
„ コマンドを実行すると、調整キュー・マネージャーに必要なオブジェクト定義用のmqscファイルが出力される(P55参照)
„ coordination.propertiesファイルが作成される
„ FTEドメイン配下のディレクトリ構成が作成される
coordination.properties の内容
#Fri Dec 12 08:43:51 JST 2008
coordinationQMgr= FTE2
mqscファイルをserverAに転送する
調整キュー・マネージャーとのチャネルを開始し、ステータスを確認する(オプション)
ステータスがRUNNINGであればOK
„ 調整キュー・マネージャーとのチャネル接続はログ送信のためには必須だが、ファイル転送には必須ではない
実行例
$ echo “start chl(AG1.FTE2)” | runmqsc QM_AG1
$ echo “dis chs(*)” | runmqsc QM_AG1
68
server1 の構成
コマンド・キュー・マネージャーのセットアップ
fteSetupCommands コマンドを実行し、QM_AG1 をコマンド・キュー・マネージャーに設定
コマンド実行例
$ fteSetupCommands –connectionQMgr QM_AG1
server1: 192.168.0.2
QMGR(MQ v6/MQ v7)
QM_AG1
„ コマンド・キュー・マネージャー設定ファイルが作成される
command.properties の内容
#Fri Dec 12 08:44:51 JST 2008
connectionQMgr= QM_AG1
コマンド
coordination.
properties
command.
properties
69
server1 の構成
FTEエージェントの作成
fteCreateAgent コマンドを実行し、FTEエージェント AG1 を作成する
コマンド実行例
$ fteCreateAgent –agentName AG1 –agentQMgr QM_AG1
コマンドを実行すると以下が作成される
„ FTEエージェントのディレクトリ構成
„ agent.propertiesファイル
„ FTEエージェント用MQオブジェクトの作成/削除用mqscファイル
–エージェント名_create.mqsc (作成用)
–エージェント名_delete.mqsc (削除用)
agent.properties の内容
server1: 192.168.0.2
#
#Fri Dec 12 08:48:25 JST 2008
agentQMgr=QM_AG1
agentDesc=
QMGR(MQ v6/MQ v7)
QM_AG1
AG1_create.mqsc
FTEエージェント
AG1
AG1_delete.mqsc
coordination.
properties
エージェント
コマンド
command.
properties
agent.properties
70
server1 の構成
FTEエージェント用キューをエージェント・キュー・マネージャー(QM_AG1)上で作成する
/var/IBM/WMQFTE/FTE2/agents/AG1/AG1_create.mqsc を用いる
コマンド実行例
$ runmqsc QM_AG1 < AG1_create.mqsc
作成されるキュー
„ SYSTEM.FTE.COMMAND.AG1
„ SYSTEM.FTE.EVENT.AG1
„ SYSTEM.FTE.DATA.AG1
„ SYSTEM.FTE.REPLY.AG1
„ SYSTEM.FTE.STATE.AG1
fteListAgents コマンドを実行し、FTEエージェントが作成されたことを確認
コマンド実行例
server1の構成
$ fteListAgents
QMGR(MQ v6/MQ v7)
QM_AG1
エージェント
FTEエージェント
AG1
AG1用
コマンド
AG1.FTE2
FTE2
coordination.
properties
command.
properties
QM_AG2
AG1.AG2
AG2.AG1
agent.properties
FTE用
通信用
71
server2 の構成
キュー・マネージャー QM_AG2 の作成とMQオブジェクトの作成
コマンド実行例
$ crtmqm QM_AG2
$ strmqm QM_AG2
$ echo “def listener(LSR.1414) trptype(tcp) port(1414) control(qmgr)” | runmqsc QM_AG2
$ echo “start listener(LSR.1414)” | runmqsc QM_AG2
$ echo “dis lsstatus(LSR.1414)” | runmqsc QM_AG2
QMgr作成
QMgr開始
MQリスナー・サービスの登録
サービスの開始
MQリスナーの起動を確認
通信用MQオブジェクトの作成
調整キュー・マネージャーと、エージェント・キュー・マネージャー QM_AG1 と接続するための MQオブジェクト
を作成するため、QM_AG2_object.mqsc ファイルを作成する
mqscファイル: QM_AG2_object.mqsc
作成するMQオブジェクト一覧
DEF QL(FTE2) USAGE(XMITQ) REPLACE
DEF QL(QM_AG1) USAGE(XMITQ) REPLACE
DEF CHL(AG2.FTE2) CHLTYPE(SDR) +
CONNAME(’192.168.0.1(1414)’) XMITQ(FTE2) REPLACE
DEF CHL(AG2.AG1) CHLTYPE(SDR) +
CONNAME(’192.168.0.3(1414)’) XMITQ(QM_AG1) REPLACE
DEF CHL(AG1.AG2) CHLTYPE(RCVR) REPLACE
MQオブジェクトの種類
オブジェクト名
トランスミッション・キュー
FTE2
QM_AG1
SDRチャネル
AG2.FTE2
AG2.AG1
RCVRチャネル
作成した MQSC ファイルを使用してMQオブジェクトを作成
AG1.AG2
QMGR(MQ v6/MQ v7):
QM_AG2
QM_AG1
コマンド実行例
AG2.AG1
$ runmqsc QM_AG2 < QM_AG2_object.mqsc
AG1.AG2
QM_AG1
FTE2
MQリスナー
LSR.1414
AG2.FTE2
FTE2
72
server2 の構成
残りの構成はserver1と同様の手順でセットアップする
68ページ~71ページ参照
server2の構成
QMGR(MQ v6/MQ v7)
QM_AG2
AG2用
エージェント
コマンド
AG2.FTE2
FTEエージェント
AG2
FTE2
AG1.AG2
AG2.AG1
QM_AG1
coordination.
properties
command.
properties
agent.properties
FTE用
通信用
73
ファイル転送テスト
FTEエージェントを起動
FTEエージェントが構成されているローカル・マシン上でコマンドを実行
server1上で実行
$ fteStartAgent AG1
server2上で実行
$ fteStartAgent AG2
ログ・ファイルを確認し、FTEエージェントが起動したことを確認
„ data_directory/ドメイン名/agents/A1/logs/output0.log
output0.log の内容
************ Start Display Current Environment ************
Build level: f700-L081125.1
Properties:
agentDesc=, agentName=AG1, agentQMgr=QM_AG1, coordnationQMgr=FTE2, coordinationQMgrChannel=FTE2.SVRCONN
coordinationQMgrHost=192.168.0.1, coordinationQMgrPort=1414, transferRoot=/home/fteuser
************* End Display Current Environment *************
[12/12/2008 10:52:28:628 JST] 00000001 AgentRuntime I BFGAG0058I: The agent has been successfully initialized.
エージェント・キュー・マネージャー間のチャネルを開始し、ステータスを確認
„ チャネル
AG1.AG2 / AG2.AG1 が RUNNINGであればOK
server2上で実行
server1上で実行
$ echo “start chl(AG1.AG2)” | runmqsc QM_AG1
$ echo “dis chs(*)” | runmqsc QM_AG1
74
$ echo “start chl(AG2.AG1)” | runmqsc QM_AG2
$ echo “dis chs(*)” | runmqsc QM_AG2
ファイル転送テスト
ファイル転送実施
AG1 から AG2 に対して任意のファイルを転送する
server1上で実行
$ fteCreateTransfer –sa AG1 –da AG2 –df /server2/work/to.txt /server1/work/from.txt
server1: 192.168.0.2
File
server2: 192.168.0.3
QMGR(MQ v6/v7):
QM_AG1
FTEエージェント
AG1
AG1.AG2
AG1用キュー
コマンド実行
fteCreateTransfer
A
G1
QMGR(MQ v6/v7):
QM_AG2
AG2.AG1
.FT
E2
FTEエージェント
AG2
File
AG2用キュー
QMGR(MQ v7):
FTE2
2
AG
E2
.FT
FTE2とのチャネル接続は、ログ送信のためには必須だが
ファイル転送には必須ではない
serverA: 192.168.0.1
75
リモート・ツールを使用してファイル転送を行う構成
MQ や FTEサーバー/クライアントを導入することなく、リモートツールを使用して、リモー
トからファイル転送を実行
ファイル転送要求実行の一元化が可能
FTE リモートツールのみ導入すればよい
„ ライセンスは不要
„ GUIを使用する場合は、MQエクスプローラーの導入が必須
(Windows&Linux x86 のみ)
設定
調整キュー・マネージャー情報のセットアップ
コマンド・キュー・マネージャー情報のセットアップ
エージェント情報のセットアップ(オプション)
„ 作成しない場合は、ファイル転送時に-sm
や -dm を指定する必要がある
fteCreateTransfer –sa AG1 –da AG2
–df C:¥ag2work¥to.txt D:¥ag1work¥from.txt
FTEリモート・ツール
導入製品
QMGR FTE1
FTE エージェント
AG1
MQエクスプローラー
AG2用キュー
coordination.
properties
from.txt
File
AG1用キュー
コマンド実行
MQエクスプローラー
構成済み
command.
properties
エージェント
agent.properties
コマンド
76
調整
FTE エージェント
AG2
to.txt
File
分散型構成時の考慮点
実行するFTEコマンドによっては、コマンド・キュー・マネージャーに接続しない
照会系FTEコマンドの接続先
„ 調整キュー・マネージャー
FTEエージェントの運用/管理系FTEコマンドの接続先
„ エージェント・キュー・マネージャー
FTEドメインのセットアップ系FTEコマンドの接続先
„ なし
リモート・ツールのみを導入し、コマンド実行を1箇所にまとめる場合、接続パスが1つになるよ
うな構成を検討する
„ 前途の通り、FTEコマンドによって接続先が分かれるため、接続発生箇所を考慮して構成
接続パスが複数になるケース
MQクライアント接続
リモート・ツール導入マシン
コマンド実行
fteListAgents
fteCreateTransfer
server1: 192.168.0.2
FTE
エージェント
AG1
QMGR(MQ v6/v7):
QM_AG1
エージェント
serverA: 192.168.0.1
QMGR(MQ v7):
FTE2
コマンド
調整
77
コマンド一覧
FTEコマンドと、接続先キュー・マネージャーおよび実行可能ロケーション
コマンド
接続先
ローカルで
の実行
リモートか
らの実行
fteListAgents
調整キュー・マネージャー
○
○
fteListScheduledTransfers
○
○
fteShowAgentDetails
○
○
○
○
fteCancelTransfer
○
○
fteDeleteScheduledTransfer
○
○
fteSetAgentTraceLevel
○
○
fteStopAgent
○
○
fteCreateTransfer
コマンド・キュー・マネージャー
○
-
fteCreateAgent
○
-
fteDeleteAgent
○
-
○
-
fteCleanAgent
FTEエージェント・キュー・マネージャー
fteStartAgent
○
-
fteSetupCommands
○
-
fteSetupCoordination
○
-
fteChangeDefaultConfigurationOptions
n/a
78
複数ドメイン構成環境の注意点
テスト用、開発用など、1つのマシンに複数ドメインが構成されている環境での注意
FTEコマンド実行時に、明示的に -p オプションでのドメイン指定を推奨
実行例: FTEドメイン ITA の FTEエージェント AG1 を起動
成功例
$ fteStartAgent –p ITA AG1
wmqfte.properties
defaultProperties=DEV
失敗例
$ fteStartAgent AG1
FTEドメイン:DEV
command.
coordination.
properties
properties
デフォルトFTEドメイン DEV の AG1 が起動する
FTEエージェント: AG1
agent.properties
ファースト・リリースでは、ドメインを跨ったファイル転送はサポートなし
FTEドメイン
DEV1
FTEドメイン
DEV2
FTEエージェント
AG1
FTEエージェント
AG2
FTEドメイン:ITA
command.
coordination.
properties
properties
FTEエージェント: AG1
agent.properties
79
SSL を用いたセキュアな通信
FTEコンポーネント間の接続にSSLを使用した通信が可能
バインディング接続はSSL対象外
FTE SSLサーバー/FTE SSLクライアントの両側で設定が必要
FTE SSLサーバー
QMGR
調整
QMgr
„ 調整キュー・マネージャー
„ コマンド・キュー・マネージャー
„ エージェント・キュー・マネージャー
FTE SSLクライアント
QMGR
QMGR
コマンド
QMgr
エージェント
QMgr
FTE SSLサーバー側
„ FTEエージェント
FTE SSLクライアント側
„ コマンド
MQエクスプローラー
„ MQエクスプローラー
接続先コンポーネントごとに設定が可能
QMGR
QMGR
調整
QMgr
エージェント
QMgr
SSLあり:
RC4_MD5_EXPORT
SSLなし
コマンド実行
80
コマンド実行
FTE
エージェント
設定
FTE SSLクライアント側
接続先SSLサーバーによって設定箇所が異なる
QMGR
„ 調整キュー・マネージャーとの接続
調整
QMgr
coordination.properties ファイルに設定
„ コマンド・キュー・マネージャーとの接続
command.properties ファイルに設定
„ エージェント・キュー・マネージャーとの接続
QMGR
QMGR
コマンド
QMgr
エージェント
QMgr
FTE SSLサーバー側
agent.properties ファイルに設定
FTE SSLクライアント側
MQエクスプローラー
コマンド実行
agent.properties 設定例(※1)
#
#Fri Dec 12 08:48:25 JST 2008
agentSslCipherSpec=RC4_MD5_EXPORT
agentSslTrustStore=server.auth.keystore
agentSslTrustStorePassword=password
FTE
エージェント
暗号化方式の指定(※2)
SSLサーバー認証用キー・ストアの設定(※3)
キー・ストアのパスワード
※1 設定パラメーターは、P45~P48ページを参照
※2 使用可能な暗号化方式は、MQでサポートするCipherSpec/CipherSuite
参考: マニュアル「セキュリティー」 CipherSpec の指定
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wmqv7/v7r0/topic/com.ibm.mq.csqzas.doc/sy12870_.htm?resultof=%22%43%69%70%68%65%72%5
3%70%65%63%22%20%22%63%69%70%68%65%72%73%70%65%63%22%20
※3 キーストアの設定方法は以下のURLを参照
http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/windows/keytool.html
81
設定
FTE SSLサーバー側
サーバー接続チャネル(SVRCONN)の設定
„ SSLCIPH
(必須)
暗号化方式の設定。SSLクライアント側と同じ暗号化方式を指定する
キュー・マネージャーの設定
„ SSLKEYR
鍵データベースの設定
キュー・マネージャー側設定例
$ echo “alter chl(FTE1.SVRCONN) chltype(svrconn)
sslciph(RC4_MD5_EXPORT) SSLCAUTH(OPTIONAL) “ | runmqsc FTE1
$ echo “alter qmgr SSLKEYR(‘/home/ssl/keydb’)” | runmqsc FTE1
$ echo “refresh security type(SSL)” | runmqsc FTE1
//暗号化方式とSSLサーバー認証のみの設定
//鍵データベースの場所を指定
//鍵データベースの情報をリフレッシュ
キュー・マネージャー間もSSLを使用した通信が可能
SDRチャネル、RCVRチャネル両方のSSLCIPHに設定
相互認証する場合は、RCVRチャネルにSSLCAUTH(REQUIRED)を設定
$ echo “alter chl(AG1.FTE) chltype(SDR) sslciph(RC4_MD5_EXPORT)“ | runmqsc QM_AG1
//SDRチャネルの設定
$ echo “alter chl(FTE.AG1) chltype(RCVR) sslciph(RC4_MD5_EXPORT)“ | runmqsc FTE1
//RCVRチャネルの設定
QMGR
コマンド
QMgr
その他の組み合わせ
・ エージェントQMgr ⇔ エージェントQMgr
・ エージェントQMgr ⇒ 調整QMgr
QMGR
SDR
RCVR
エージェント
QMgr
82
※MQ SSLの設定方法は以下のURLを参照
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wmqv7/v7r0/index.jsp?
topic=/com.ibm.mq.csqzas.doc/sy11560_.htm
3章 WMQFTE機能
83
目次
WMQFTEファイル転送基本機能
ファイル転送の仕組み
複数ファイルの一括転送
テンプレート
ファイル転送時のオプション
„ ファイル転送後に転送元ファイルを削除
„ 転送先ファイルの上書き
„ データ形式の変換
„ ファイル転送の優先度付け
ファイル転送のキャンセル
ファイルの分割転送
ファイル転送の自動化
スケジュール機能
トリガー機能
ユーザーEXITの組込み
チェックサム
84
WMQFTEでのファイル転送のしくみ
ファイルはMQメッセージに変換され宛先に転送される
送信側、受信側のFTEエージェントはファイルとMQメッセージの変換、ファイルの読み書きを行う
„ FTEエージェント同士は転送バイト数を確認しながら、MQメッセージをやりとりする
MQメッセージはMQネットワークを介して、宛先FTEエージェントに送信される
FTEエージェントは、ファイル転送要求を受け取り転送を開始
ファイル転送要求はMQメッセージを利用
FTEエージェント・キュー・マネージャーを介して、FTEエージェントは転送要求を受け取る
„ リモートからFTEエージェントに転送要求を送ることが可能
ファイル転送はMQ
メッセージで依頼
転送要求
送信
※ 図は送信側と受信側が異なるエージェント・キュー
マネージャーに接続している場合の例です。
コンポーネントの詳細、構成方法は「2章 構成」を
参照してください。
エージェント・キュー・
マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
FTE
エージェント
File
FTE
エージェント
MQチャネル
ファイルを読んで
MQメッセージに変換
ファイルはMQメッセージ
として転送
MQメッセージを読んで
ファイルに書き出す
File
85
ファイル転送要求
ファイル転送要求のフォーマットはXMLスキーマで定義
エージェント、ファイル、転送オプション等を指定
1つの転送要求には、送信元および宛先エージェントを1つ指定することが可能
„ 複数のエージェントに転送する場合は、宛先ごとにファイル転送要求を発行する必要がある
スキーマファイル: FileTransfer.xsd
„ Remote
Tools and Documentation CD の MessageSchemas ディレクトリで提供
ファイル転送要求を発行するためのインターフェース
FTEエージェントは
ファイル転送要求メッセージを
受け取り、転送を開始
fteCreateTransferコマンド
„ 配置ディレクトリー
–<install_dir>¥bin (Windows)
–/opt/IBM/WMQFTE/bin (UNIX系)
転送要求の発行
MQエクスプローラー
ユーザー作成アプリケーション
コマンド
„ XMLスキーマに従い転送要求を作成
„ 転送要求をエージェント・キュー・マネージャーにPUT
MQエクスプ
ローラー
アプリケー
ション
86
エージェント・キュー・
マネージャー
FTE
エージェント
File
ファイル転送要求の発行(コマンド)
ファイル転送要求の発行コマンド
fteCreateTransfer [Parameters..] source_file_specification
転送元および転送先FTEエージェントを指定(必須)
パラメータ
説明
-sa (source_agent_name)
転送元FTEエージェント名を指定
-da (destination_agnet_name)
転送先FTEエージェント名を指定
転送元ファイル、転送先ディレクトリ/ファイル(必須)、転送オプション(宛先ファイルの上書き、
優先度等)の指定方法は次の2通り
„パラメータで1つずつ指定
„転送定義ファイルにまとめて記述
„転送定義ファイルを使用した場合、一部パラメータは指定できない
–-df, -dd, -ds, -dp, -sd, -r, -de, -t, -cs パラメータ
–source_file_specification
※ fteCreateTransferコマンドの詳細については、
「付録 コマンドリファレンス」トを参照してください。
–コマンド実行時にエラー
87
ファイル転送要求の発行(コマンド)
パラメーターで指定する場合
„ 必須パラメータ
パラメータ
説明
-dd (destination_directory)
(-dd, -df のどちらかの指定が必須)送信先ディレクトリを指定
-df (destination_file)
(-dd, -df のどちらかの指定が必須)送信先のファイル名を指定
指定しなかった場合は送信元ファイル名と同じファイル名が設定される
source_file_specification
転送元ファイル名
„ 実行例
–FTEエージェントAG1からAG2へ、ファイルC:¥From¥File.txt をC:¥To¥File.txtへ転送
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020208e7923492001ff02
–FTEエージェントAG1からAG2へ、C:¥From¥File.txtをC:¥To¥File-backaup.txtへ転送
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To –df File-backup.txt C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020208e79234920020002
処理内容は同じ
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -df C:¥To¥File-backup.txt C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d202020202020202001772f492002d102
88
ファイル転送要求の発行(コマンド)
転送定義ファイルで指定する場合
„ 転送定義ファイルは、FileTransfer.xsd
を元にXMLファイル作成
„ フォーマットに従い、転送内容を記述
„ fteCreateTransfer
の –td パラメータで転送定義ファイルを指定
パラメータ
説明
-td (transfer_definition_file)
転送要求が記述されたXMLファイルを指定
„ 転送定義ファイル例
–C:¥From¥File.txtをC:¥To¥File.txtへ転送
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<transferSpecifications xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:noNamespaceSchemaLocation="FileTransfer.xsd">
<item“checksumMethod=“MD5" mode="binary" >
<source>
<file>c:¥From¥File.txt</file>
<!– 転送元ファイル名 -->
</source>
<destination>
<!– 転送先ファイル名 -->
<file>c:¥To¥File.txt</file>
</destination>
</item>
</transferSpecifications>
„ 実行例
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -td transfer.xml
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020208e79234920020302
89
<参考>転送定義ファイルのフォーマット
タグ
タグ
子要素
<transferSpecifications>
<item>タグ (1つ以上)
説明
転送定義ファイルのルート要素
<item>
次のタグをそれぞれ1つ指定
<source>、<destination>
転送内容を指定
<source>
<file>タグを1つ指定
転送元ファイルと動作を指定
<destination>
<file>タグを1つ指定
転送先ファイルと動作を指定
<file>
-
ファイル名を指定
属性
<item>タグ
属性
説明
mode
(必須)binary/textを指定
ファイル転送形式(転送テキスト転送/バイナリ転送)の設定
checkumMethod
(必須)MD5/noneを指定
チェックサムによるファイルの整合性チェック
90
<参考>転送定義ファイルのフォーマット
<source>タグ
属性
説明
recurive
(任意)true/falseを指定
ディレクトリ、ワイルドカード指定時、サブディレクトリを転送するかどうかを設定
disposition
(任意)leave/deleteを指定
ファイル転送後、転送元ファイルを削除するかどうかを設定
<destination>タグ
属性
説明
type
(任意)file/directory/dataset(z/OS)/PDS(z/OS)を指定
ファイル・タイプの設定
exist
(任意)error/overwirteを指定
転送先ファイルを上書きするかどうかの動作を設定
<file>タグ
属性
説明
encoding
(任意)エンコーディングを指定
EOL
(任意)LF/ CRLFを指定
改行コードを設定
91
ファイル転送要求の発行(MQエクスプローラー)
MQエクスプローラーからファイル転送要求を発行
ナビゲーターから「転送ログ」を選択し、右クリック
ポップアップ・メニューから、「新規の転送」を選択
「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより
「基本タブ」を選択し、出力元、宛先を入力
・転送元エージェント(必須)
・転送ファイル(必須)
・転送先エージェント(必須)
・転送先ディレクトリ(必須)
・転送先ファイル(必須)
92
ファイル転送要求が発行される
転送元ファイル名の指定
絶対パス、もしくは、相対パスでファイル名を指定
„ デフォルトでは、相対パスはFTEエージェント起動ユーザーのホームディレクトリを基準にとる
–デフォルトの配置場所はagent.propertiesのtransferRoot で変更可能
※ Windowsの場合、パスのバックスラッシュにエスケープシーケンスを追加、もしくはスラッシュでパスを記述
例) transferRoot =C¥:¥¥TransferRoot、もしくは、 transferRoot =C:/TransferRoot
パスの指定方法
Windows: ‘/’(スラッシュ)、もしくは、’¥’(バックスラッシュ)区切り
例) C:¥From¥File.txt、C:/From/File.txt
UNIX: ‘/’ (スラッシュ)区切り
例) /work/From/File.txt
ディレクトリを指定可能
詳細はP98を参照
シンボリックリンク(ショートカット)の指定
Windows
„ ショートカット・ファイルが、宛先に転送される
–リンク情報のみが転送され、実体は転送されない
UNIX
„ リンク先ファイルの実体が、宛先に転送される
–転送先のファイルは、転送元のシンボリックリンク名で作成される
93
ブランク・ページ
94
ファイル転送実行結果の確認
ファイル転送発行とファイル転送は非同期に実行される
Î 実行結果の確認は転送ログで行う
ファイル転送要求の
発行は成功
実際のファイル転送は
失敗している可能性がある
エージェント・キュー・
マネージャー
FTE
エージェント
コマンド
確認
File
MQエクスプ
ローラー
転送結果
送信元ファイルがない
転送ログで確認
調整キュー・マネージャー
転送ログの例(MQエクスプローラー)
転送元ファイルが存在
しなかったため、失敗
成功
95
<参考>調整キュー・マネージャーから各種ログを受信
調整キュー・マネージャーは各種情報をパブリケーションとして受信
サブスクライブ登録をすることで、パブリケーションをリモートで受信することが可能
„ MQエクスプローラーは、調整キュー・マネージャーからのパブリケーションを元に情報を表示している
テンプレート、スケジュール転送、FTEエージェント情報はリテイン・パブリケーション
転送ログ、転送情報は、ノーマル・パブリケーション
情報の種類
トピック・ストリング
テンプレート
/SYSTEM.FTE/Templates/FTEエージェント名
転送テンプレート情報
転送ログ
/SYSTEM.FTE/Log/FTEエージェント名/TranId
ファイル転送ログ
進捗状況
/SYSTEM.FTE/Transfers/FTEエージェント名/TranId
ファイル転送進捗状況
スケジュール
/SYSTEM.FTE/Scheduler/FTEエージェント名
スケジュールされた転送情報
FTEエージェント
/SYSTEM.FTE/Agents/FTEエージェント名
FTEエージェント情報
各種情報は、有効期限なしのパーシステント・メッセージで配信
サブスクライブ登録
<転送ログ>
QMGR(MQ v7):
調整
QMgr
各エージェントやMQエクスプローラー
からのパブリケーション
96
トピック
転送ログ
転送ログ
監視マシン
複数ファイルの一括転送
1回のファイル転送要求で複数のファイルを送ることが可能
指定方法は次の4通り
転送元にディレクトリを指定(fteCreateTransferコマンド、MQエクスプローラー共通)
ワイルド・カードで転送元ファイルを指定(fteCreateTransferコマンド、MQエクスプローラー共通)
転送定義ファイルに複数の<item>・・・</item>タグを記述(fteCreateTransferコマンドのみ)
グループ化(MQエクスプローラーのみ)
転送先
転送元
FTE
エージェント
FTE
エージェント
97
複数ファイルの一括転送(ディレクトリ指定)
転送元にディレクトリを指定
ディレクトリとディレクトリに含まれるファイルをまとめて転送
„ 空のディレクトリは転送されない
サブディレクトリを含めて転送するかどうかを指定可能
fteCreateTransferコマンド
„
-r パラメータ
パラメータ
説明
-r
サブディレクトリを含めて転送される
–r パラメータなしの場合、サブディレクトリを除くファイルが転送される(デフォルト)
MQエクスプローラー
„ サブディレクトリを含めて転送する場合、「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより「基本タブ」を選択し、
「サブディレクトリーを含める」にチェック
98
複数ファイルの一括転送(ディレクトリ指定)
実行例
FTEエージェントAG1からAG2へ、ディレクトリC:¥From¥DataDir をC:¥Toへ転送する
(サブディレクトリを含む)
„ ディレクトリ構造
C:¥FROM¥DATADIR
│ testfile1.txt、 testfile2.txt、testfile3.txt、testfile4.txt、testfile5.txt
└─SubDir
testfile6.txt
„ fteCreateTransfer、MQエクスプローラーで転送元ファイルにC:¥From¥DataDirを指定し実行
(サブディレクトリを含む)
„ 実行結果(転送ログ)
サブディレクトリを含むDataDirディレクトリが転送されている
99
複数ファイルの一括転送(ワイルド・カード)
ワイルド・カードを用いて複数の転送元ファイルを指定
任意のファイル名を指定可能
ワイルド・カード文字は下の2種類
‘?’:ファイル名に含まれる1文字の代替
‘*’ :ファイル名に含まれる0以上 の文字の代替
※ファイルパスにワイルドカードは使用不可
„ /work/*/*.txt
のように複数のディレクトリの指定には用いることはできない
ワイルドカードにマッチしたディレクトリを転送するかどうか指定可能
fteCreateTransferコマンド
„
-r パラメータ
パラメータ
説明
-r
ワイルドカードにディレクトリがマッチした場合、そのディレクトリと含まれるファイルをまとめて転送する
–r パラメータなしの場合、ディレクトリは転送されない
MQエクスプローラー
„ ワイルドカードにディレクトリがマッチしたディレクトリを転送する場合、「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウ
より「基本タブ」を選択し、「サブディレクトリーを含める」にチェック
100
複数ファイルの一括転送(ワイルド・カード)
ワイルド・カードの例
ファイル
指定したファイル名
マッチしたファイル名
/work/abc.txt
/work/abd.txt
/work/abe.txt
/work/af.txt
/work/gh.txt
/work/gt.txt
/work/subdir/go.txt
/work/ab?.txt
abc.txt abd.txt abe.txt
/work/a*.txt
abc.txt abd.txt abe.txt af.txt
/work/*
abc.txt abd.txt abe.txt af.txt gh.txt gt.txt
/work/* (-r 付)
abc.txt abd.txt abe.txt af.txt gh.txt gt.txt subdir/gt.txt
実行例
FTEエージェントAG1からAG2へ、ディレクトリC:¥From¥DataDir2¥test*にマッチするファイルを
C:¥Toへ転送する
„ ディレクトリ構造
C:¥FROM¥DATADIR2
│ testfile1.txt、 testfile2.txt、testfile3.txt、source.txt、data.txt
└─SubDir
testfile4.txt
„ fteCreateTransfer、MQエクスプローラーで転送元ファイルにC:¥From¥DataDir2¥test*を指定し実行
„ 実行結果
C:¥From¥DataDir2¥test*にマッチするファイルが転送されている
101
ワイルド・カード指定時の注意点
空のディレクトリは転送されない
シンボリック・リンク
ワイルドカードを用いずに直接ファイル名指定した場合のみ、リンク先のファイルが転送される
„ 転送先にはハードリンクでファイルが作成される
ファイル名にワイルドカード文字が含まれている場合
※2008年12月現在、マニュアル上の説明とは異なり、
ワイルドカード指定をした場合でも、リンク先のファイルは
転送されます。
そのファイル名を指定すると、ワイルドカードにマッチするファイルが他にあっても、ワイルドカード文字
を含むファイルのみが転送される
ファイル
指定したファイル名
マッチしたファイル名
/work/abc.txt
/work/abd.txt
/work/*.txt
/work/*.txt
/work/*.txt
隠しファイルはワイルド・カードにマッチしない
隠しファイル
„UNIX:ファイル名が ‘.’ (ドット)から始まるファイル
„Windows:ファイルのプロパティで「隠しファイル」にチェックが入っているファイル
隠しファイルを転送する場合
„直接ファイル名を指定
„ディレクトリごと転送
„ファイル名の先頭に‘.’(ドット)付け、ワイルドカード指定(UNIXのみ)
102
複数ファイルの一括転送(グループ化)
グループ化設定による複数ファイルの指定
「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより
「基本タブ」を選択し、出力元、宛先を入力
出力元、宛先を入力後
「グループに追加」をクリック
入力したファイルが順次グルー
プに追加される
103
ブランク・ページ
104
グループに含まれるファイルが
まとめて転送要求に入る
テンプレート
ファイル転送要求をテンプレートとして保存することが可能(MQエクスプローラーのみ)
テンプレートは、調整キュー・マネージャーにパブリケーションとして保管される
„ FTEドメイン内で共有可能
ナビゲーターから「転送テンプレート」を選択し、右クリック
ポップアップ・メニューから、「テンプレートの新規作成」を選択
「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより
「基本タブ」を選択し、転送内容を入力
必要に応じてスケジュール(後述)、
メタデータ(後述)を入力
「転送の要約」ウィンドウよりテンプレートの名前を
入力し終了する
105
テンプレート
作成したテンプレートの確認
「コンテンツ」の「転送テンプレート」から確認
テンプレートから転送の開始
「コンテンツ」の「転送テンプレート」からテンプレートを選択し右クリック Î 実行依頼を選択
106
ファイル転送時のオプション
ファイル転送要求に次の詳細動作を指定することが可能
ファイル転送後に転送元ファイルを削除
転送先ファイルの上書き
データ形式の変換
ファイル転送の優先度付け
107
転送オプション(転送元ファイルの削除)
ファイル転送後に転送元ファイルを削除
fteCreateTransferコマンド
„ 必須パラメータに加え次のパラメータを指定
パラメータ
説明
-sd <disposition>
leave/deleteを指定
・leave:ファイル転送後、転送元ファイルを削除しない(デフォルト)
・delete:ファイル転送後、転送元ファイルを削除
MQエクスプローラー
„ 「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより「基本タブ」を選択し「完了後にソールファイルを削除する」
にチェック
108
転送オプション(転送先ファイルの上書き)
転送先ファイルの上書き
fteCreateTransferコマンド
„ 必須パラメータに加え次のパラメータを指定
パラメータ
説明
-de <actions>
error/overwriteを指定
・error:宛先ファイルがすでに存在する場合、転送ログにエラーを報告し、ファイル転送を行
わない(デフォルト)
・overwrite:既存ファイルを上書き
MQエクスプローラー
„ 「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより「基本タブ」を選択し、
「宛先ファイル・システム上の同じ名
前のファイルを上書きする」にチェック
109
転送オプション(データ形式の変換)
テキスト転送/バイナリ転送を選択可能
テキスト転送
„ 改行コード、文字コードをエージェント稼働環境に合わせて自動的に変換
バイナリ転送
„ 変換は行わずに、そのままファイルを転送
テキスト転送時、変換可能なデータ形式
エージェント稼働環境に合わせて改行コード(CR/LF)を変換
„ 例)
Windows (CR/LF形式) <==> UNIX (LF形式)
エージェント稼働環境のロケールに合わせ文字コードを自動的に変換
„ 例)
1バイトコード
–UNIX(ASCII) <==> z/OS (EBDIC)
„ 例) 2バイトコード
–Windows (SJIS) <==> Linux (EUC)
110
転送オプション(データ形式の変換)
データ形式の変換設定
fteCreateTransferコマンド
„ 必須パラメータに加え次のパラメータを指定
パラメータ
説明
-t
binary/textを指定
・binary:全く変換を行わずにファイルを転送(デフォルト)
・text: 文字コード、CR/LFの変換を行う
厳密にどのように変換されるかは、ソースおよび宛先のエージェントが稼動している
プラットフォームに依存
MQエクスプローラー
„ 「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより、「基本タブ」を選択し、モード「テキスト転送」「バイナリ転
送」のどちらかを選択
111
転送オプション(ファイル転送の優先度付け)
ファイル転送の優先度付け
転送メッセージにMQのプライオリティを設定することができる
„ ファイルレベルではなく、MQのメッセージレベルでの優先度付け
„ 優先度は0(最低)~9(最高)
・・・
FTE
エージェント
9
9
プライオリティの高いメッセージが
優先的に送信される
3
ファイル転送の
優先度 9
3
・・・
同時に転送を開始
優先度 3
112
3 9
9
転送オプション(ファイル転送の優先度付け)
優先度の設定
fteCreateTransferコマンド
„必須パラメータに加え次のパラメータを指定
パラメータ
説明
-pr (transfer_priority)
プライオリティを指定
値は0(最低)~9(最高)
デフォルト0
MQエクスプローラー
「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウ
「拡張」タブをクリック
転送の優先度を0 – 9から選択
113
転送オプション(ファイル転送の優先度付け)
優先度を設定したファイル転送の例
下の転送を同時に実行
AG1 Æ AG2 data.zip (422MB) 優先度9
AG1 Æ AG2 data2.zip (422MB) 優先度3
優先度が高いファイルが優先的に転
送される
同時に開始
114
ファイルの分割転送
サイズの大きいファイルはFTEエージェントが自動的に複数のMQメッセージに分割
分割サイズは設定ファイルで変更可能
„ agent.propertiesファイルのagentChunkSizeで指定
転送途中の宛先ファイルは<宛先ファイル名>.partファイルで作成される
ファイル転送がすべて終了した時点でファイル名が変換される
直接<宛先ファイル名>のファイルに書き込むよう設定ファイルで変更可能
„ agent.propertiesファイルのdoNotUseTempOutputFile
で指定
FTEエージェント
FTEエージェント
・・・
・・・
ファイルは複数のMQメッ
セージに分割される
115
ファイル転送のキャンセル
ファイル転送のキャンセル
実行中のファイル転送をキャンセルすることが可能
キャンセル要求は、転送元、転送先のFTEエージェントどちらかに発行
„ キャンセル要求はMQメッセージ
転送途中のファイル(<宛先ファイル名>.part)は、転送先から削除される
転送中止
コマンド
エージェント・キュー・
マネージャー
or
FTE
エージェント
MQエクスプ
ローラー
キャンセル要求の発行
116
File
ファイル転送のキャンセル
キャンセル要求の発行コマンド
fteCancelTransfer [Prameters…] transfer_ID
必須パラメーター
パラメータ
説明
-a (agent_name)
転送元、もしくは、転送先のFTEエージェント名を指定
transfer_ID
要求IDを指定
※ fteCancelTransferの詳細については、
「付コマンド・リファレンス」を参照してください。
キャンセル要求発行例
„要求IDは次から確認
–fteCreateTransferの実行結果
–転送ログ
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To C:¥From¥data.zip
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020200ed135492000bb02
C:¥WMQFTE¥bin>fteCancelTransfer -a AG1 414d5120434f514d20202020202020200ed135492000bb02
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0137I: エージェント 'AG1' に対して、転送 '414D5120434F514D20202020202020200
ED135492000BB02' を取り消す要求が発行されました。
117
ファイル転送のキャンセル
MQエクスプローラーからキャンセル
「コンテンツ」の「転送ログ」から、キャンセル対象を右クリックし、「転送の取り消し」を選択
「完了状態」、「進行状況」が
取り消し済みとなる
118
スケジュール機能
あらかじめ指定した日時に、ファイル転送を自動的に開始することが可能
例) 2008/11/20 3:00にファイルを転送を開始(1回限りの転送)
一定間隔で繰返しファイルを転送可能
例)毎週日曜日 3:00にファイルを転送を開始
„ 繰返し回数、繰返し期限の設定が可能
„ 無期限の設定も可能
ファイル転送要求に、時刻、繰返し回数を設定
転送元
スケジュールを登録
転送日時
„ ファイル転送を行う日時(年、月、日、時、分)を指定
„ 転送日時の基準を下の3つより選択することが可能
FTE
エージェント
転送要求
– ADMIN: 転送要求を発行した環境の時刻
– SOURCE: ソース・エージェント稼働環境の時刻
– UTC: 世界標準時
繰返しの設定
„ 転送日時の設定と同時に指定することで、繰返しファイル転送を行うことが可能
時間
エージェントは
スケジュールに従い
転送を開始
„ 繰返し間隔
– 年、月、週、日、時、分を指定することが可能
„ 繰返し回数
– 繰返し回数を指定
– 繰返し期限を指定
– 無制限
119
スケジュール機能の設定(コマンド)
fteCreateTransferコマンド
必須パラメータに加え次のパラメータを指定
1回限りの転送の場合
パラメータ
説明
-ss (schedule_start_time)
時刻を指定
時刻のフォーマットはyyyy-MM-ddThh:mmもしくはhh:ss
-tb
ADMIN / SOURCE / UTCより基準となる時刻を指定
繰返し転送する場合
„ -ss、-tbに加えて、次のパラメータを加える
パラメータ
説明
-oi
繰返し間隔の単位
minutes/hours/days/weeks/months/yearsのうちいずれかを指定
-ssと共に指定
-of (occurrence_frequency)
繰返し間隔
デフォルトは1
-oi,ssと共に指定
-oc (occurrence_count)
繰返し回数
-oi,ssと共に指定、-esとは共に指定することは不可
-es (schedule_end_time)
繰返しを終了する時刻を指定
時刻のフォーマットはyyyy-MM-ddThh:mmもしくはhh:ss
-oi ,ss共に指定、-ocとは共に指定することは不可
120
スケジュール機能の設定例(コマンド)
スケジュールされたファイル転送要求の確認コマンド
fteListScheduledTransfers [Parameters..]
※ fteCancelTransferの詳細については、
「付録 コマンド・リファレンス」を参照してください。
コマンドからファイル転送をスケジュールする例
2008/12/28 3:00に一回ファイル転送を実行
„ FTEエージェントAG1からAG2へ、ファイルC:¥From¥File.txt
をC:¥To¥File.txtへ転送
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To -tb ADMIN -ss 2008-12-28T03:00
C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d51204147514d312020202020202074b73c49200cfb02
C:¥WMQFTE¥bin>fteListScheduledTransfers
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
スケジュール ID:
3
ソース・エージェント名:
AG1
ソース・ファイル名:
C:¥From¥File.txt
変換タイプ:
binary
宛先ファイル名:
C:¥To
宛先エージェント名:
AG2
スケジュール開始時刻:
2008-12-28T03:00+0900
次の転送:
2008-12-28T03:00+0900
スケジュール時間基準:
admin
121
スケジュール機能の設定例(コマンド)
コマンドからファイル転送をスケジュールする例
2009/1/4 3:00から転送を開始し、一週間おきに一回ファイルを転送する
„ 宛先のファイルは上書き
„ FTEエージェントAG1からAG2へ、ファイルC:¥From¥File.txt
をC:¥To¥File.txtへ転送
„ 繰返しは無制限
C:¥WFTE¥code¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To -de overwrite -tb ADMIN -ss
2008-01-04T03:00 -oi weeks -of 1 C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID:
414d5120434f514d20202020202020201c38094920009a02
C:¥WMQFTE¥bin>fteListScheduledTransfers
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
スケジュール ID:
4
ソース・エージェント名:
AG1
ソース・ファイル名:
C:¥From¥File.txt
変換タイプ:
binary
宛先ファイル名:
C:¥To
宛先エージェント名:
AG2
スケジュール開始時刻:
2008-01-04T03:00+0900
次の転送:
2008-12-19T03:00+0900
スケジュール時間基準:
admin
繰り返しの間隔:
weeks
繰り返しの頻度:
1
122
スケジュール機能の設定(MQエクスプローラー)
ファイル転送のスケジュール
「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウより
宛先、送信元を入力し、「次へ」をクリック
スケジュールタブをクリック
「スケジュールを有効にする」にチェック
(必須)時刻の基準を設定
開始時刻を設定
(オプション)「繰り返し」をチェック
・繰返し間隔の単位を繰返し間隔
を指定
次のいずれかを指定
・繰返し期限
・繰返し回数
・無制限
123
スケジュールの確認、キャンセル(MQエクスプローラー)
スケジュールの確認
ナビゲーターから「保留中の転送」をクリック
ソース、宛先、開始時刻、繰り返し
周期、繰り返しタイプ、期限、次の
転送日時が表示される
コンテンツの「保留中の転送」にスケジュールが表示される
スケジュールのキャンセル
保留中の転送でスケジュール済のアイテムを選択 →右クリック→
「キャンセル」
124
トリガー機能
ファイル転送要求時に、トリガー条件を設定することが可能
ファイルが存在する/ファイルが存在しない/あるファイルが一定以上のサイズを持つ
例) /var/data/trigfile.txtが存在している場合のみ、ファイル/var/data/source.zipを転送する
転送元
トリガー条件を
設定
転送要求
FTE
エージェント
転送前に転送元ファ
イルの有無/ファイル
サイズを確認
条件を満たしている
場合、ファイル転送
開始
ファイル転送実行時に条件を指定
複数の条件を指定できる
„ すべての条件が満たされた場合(AND)にのみファイルが転送される
一つの条件に対して複数のファイルを指定することが可能
„ どれか一つのファイルが条件を満たした場合(OR)にファイルが転送される
条件に当てはまらなかった場合
„ エラー・メッセージとともに転送ログが出力される(出力されないよう設定可能)
125
トリガー機能の設定(コマンド)
fteCreateTransferコマンド
必須パラメータに加え次のパラメータを指定
„ 複数の条件を記述する場合は、-trパラメータを複数回指定する
パラメータ
説明
-tr
・ファイル転送のトリガー条件を下のフォーマットで指定
<condition>,<namelist>
・<condition>には下の条件のいずれかを指定
・file=exist:<namelist>に指定したファイルのうちどれか1つ以上が存在した場合
・file!=exist:<namelist>に指定したファイルのうちどれか1つ以上が存在しない場合
・filesize>=<size>: <namelist>に指定したファイルのうちどれか1つ以上が、ファイルサ
イズが<size>以上であった場合
<size>には、KB, MB, GBのサイズ単位をつけることができる
・<namelist>
・カンマ’,’区切りでファイル名を指定
トリガー条件にマッチしなかった場合に、転送ログを発行しないよう指定可能
パラメータ
説明
-tl
yes/noを指定
・yes:ファイル転送要求が、トリガー条件にマッチしなかった場合でも、転送ログを発行する
・no:ファイル転送要求が、トリガー条件にマッチしなかった場合、転送ログを発行しない
126
トリガー機能の設定例(コマンド)
コマンドからトリガー条件を指定したファイル転送要求を発行する例
FTEエージェントAG1からAG2へ、ファイルC:¥From¥File.txt をC:¥To¥File.txtへ転送
„ C:¥trigfile.txtが存在している場合のみファイル転送を開始
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -df C:¥To¥File.txt -tr file
=exist,C:¥trigfile.txt C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d51204147514d312020202020202074b73c49200d0c02
„ C:¥trigfile.txtのサイズが500KB以上の場合のみファイル転送を開始
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -df C:¥To¥File.txt -tr
"filesize>=500KB,C:¥trigfile.txt" C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d51204147514d312020202020202074b73c49200d1002
127
トリガー機能の設定例(コマンド)
FTEエージェントAG1からAG2へ、ファイルC:¥From¥File.txt をC:¥To¥File.txtへ転送
„ trigfile.txt、trigfile2.txt、trigfile3.txtのいずれかが存在している場合、ファイル転送を開始
(複数のファイルを指定)
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -df C:¥To¥File.txt -tr
file=exist,C:¥trigfile.txt,C:¥trigfile2.txt,C:¥trigfile3.txt C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d202020202020202
00ed1354920003902
„ C:¥trigfile.txtが存在し、かつ、data.zipのサイズが5GB以上の場合(複数の条件を指定)
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -df C:¥To¥File.txt -tr file=exist,C:¥trigfile.txt
-tr "filesize>=5GB,C:¥data.zip" C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d51204147514d312020202020202
074b73c49200d1102
128
トリガー条件の設定(MQエクスプローラー)
ファイル転送のスケジュール
「トリガー」タブをクリック
「トリガー転送を有効にする」に
チェック
「ファイル転送管理の新規作成」
ウィンドウより宛先、送信元を入力し、
「次へ」をクリック
(必須)ファイルを指定
複数ファイルを指定する場合、
コンマ’,’で区切って指定
(必須)トリガー条件を指定
・ファイルが存在する
・ファイルが存在しない
・ファイルのサイズ
(オプション)複数条件をする場合
は、グループに追加
129
スケジュール機能との組み合わせ例(コマンド)
スケジュール機能と組み合わせることで、ファイルの生成(削除)を契機にファイル転送を
行うことが可能
例) C:¥data.zipが生成され、かつ、data.zipのサイズが500MB以上の場合、転送を開始し、
転送後C:¥data.zipを削除
„ 次のようにファイル転送要求を発行する
–1分間隔(最小)、無制限にファイル転送を繰り返すようにスケジューリング
–「C:¥data.zipが存在したらファイル転送を実行する」をトリガー条件として指定
–「C:¥data.zipのファイルサイズが500MB以上の場合、ファイル転送を実行する」をトリガー条件として指定
–転送後、C:¥data.zipを削除するよう指定
9 ファイル転送後に、同じファイルが繰返し転送されることを防ぐ
–C:¥data.zipが存在せず、ファイル転送がエラーとなった場合、転送ログを出力しないよう指定
9 不要な転送ログが出力されないように制御
„ 実行例
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To -tl no -sd delete -tb ADMIN -ss 2008-12-04T03:00
-oi minutes -of 1 -tr file=exist,C:¥data.zip -tr "filesize>=500MB,C:¥data.zip" C:¥data.zip
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d51204147514d312020202020202
074b73c49200e6002
FTE
エージェント
data.zipが存在し、かつ、
500MB以上の場合、
ファイル転送を開始
1分おきに転送を
開始
data.zip
130
ユーザーEXITの組込み
ファイル転送要求毎にユーザーEXIT(Java)を呼び出すことが可能
ファイル転送前後に任意のロジックを組み込むことができる
例) ファイル転送終了後にe-mailで通知するなど
EXITは図の① ~⑤の順に処理される
転送元
① ソース転送
開始EXIT
転送先
送信開始前
③ファイル転送
FTE
エージェント
送信
⑤
ソース転送
終了EXIT
受信開始前
FTE
エージェント
②
宛先転送
終了EXIT
④
受信
受信終了後
送信終了後
宛先転送
開始EXIT
ユーザーEXITに制御が渡るポイント(EXITポイント)は下の4つ
EXITポイントに合わせて指定されたJavaインターフェースを実装したプログラムを作成
転送元
転送先
EXITポイント
Java Interface
①
ファイル転送開始前
SourceTransferStartExit
⑤
ファイル転送終了後
SourceTransferEndExit
②
ファイル転送開始前
DestinationTransferStartExit
④
ファイル転送終了後
DestinationTransferEndExit
131
ユーザーEXITの配置
ユーザーEXITの配置場所
データディレクトリ配下のexitディレクトリ
„ <WMQFTE_config_dir>/<Coordination
QMGR Name>/agents/<Agent_NAME>/exits
agent.propertiesのExitClassPathで指定したディレクトリ
両方設定した場合は、exitsディレクトリにあるクラスファイルが優先される
FTEエージェントの設定
呼び出すユーザーEXITをagent.propertiesに設定
„ FTEエージェントごとに設定が必要
„ 1つのFTEエージェントに複数のEXITをカンマ区切り’,’で指定可能
–指定した順番にEXITが呼び出される
設定後、FTEエージェントの再起動が必要
フィールド
設定値
sourceTransferStartExitClasses
・SourceTransferStartExitを実装したクラスを指定
sourceTransferEndExitClasses
・SourceTransferEndExitを実装したクラスを指定
destinationTransferStartExitClasses
・DestinationTransferStartExit を実装したクラスを指定
destinationTransferEndExitClasses
・DestinationTransferEndExitを実装したクラスを指定
exitNativeLibraryPath
・ユーザーEXITが使用するライブラリを指定
132
メタデータ
FTEエージェントはユーザーEXITにメタデータを渡す
メタデータは<key>,<value>のペア
メタデータを元に、ファイル転送毎にユーザーEXITの動作を制御することが可能
エージェントが生成するメタデータに加え、ユーザーが指定したメタデータも渡すことができる
„ ユーザーが指定したメタデータは転送メタデータとしてEXITに渡される
メタデータの種類
メタデータの種類
メタデータで渡される情報
環境メタデータ
FTEエージェントの稼動環境
- FTEエージェントのバージョン等
転送メタデータ
ファイル転送に関する情報
- 転送ID、転送元/転送先FTEエージェント等
ユーザーが指定したメタデータ
ファイルメタデータ
転送するファイルに関する情報
- 転送するファイルのタイプ、転送オプション等
メタデータ
key1=value1,
key2=value2,
key3=value3,
転送要求+メタデータ
転送先
転送元
FTE
エージェント
メタデータ
出口
FTE
エージェント
メタデータ
出口
133
メタデータの設定
ユーザーが指定したメタデータをユーザーEXITに渡す方法
fteCreateTransferコマンド
„ 必須パラメータに加え次のパラメータを指定
パラメータ
説明
-md
コンマ区切りで1つ以上のペアを指定
記述形式
・<name1>=<value1> , <name2>=<value2>,・・・
例)fteCreateTransfer ・・・・ –md “fileType”=“SourceCode”,”Place”=“Tokyo” ・・・
「属性名」「属性値」を入力し、「追加」をクリック
MQエクスプローラー
「次へ」をクリック
「次へ」をクリック
設定したメタデータが表示される
134
ユーザーEXITサンプルと設置例
ソース転送開始EXITの作成し、FTEエージェントAG1に設定する例
メタデータの一覧を取得し、ファイルに出力するExit
„ メタデータの一覧はC:¥WMQFTE¥Metadata.txtに出力
1.SourceTransferStartExitインターフェースを実装したSourceExit.javaを作成
„ サンプルは製品には添付されていない
2.FTEエージェント稼動環境、ソースのコンパイル環境にCLASSPATHを設定
„ CLASSPATH=<WMQFTE_install_dir>/lib/com.ibm.wmqfte.exitroutines.api.jar
3.SourceExit.javaをコンパイルし、下のディレクトリに配置
„ <WMQFTE_config_dir>/<Coordination QMGR Name>/agents/<Agent_NAME>/exits
4.AG1のagent.propertiesに下の設定を追加
„ sourceTransferStartExitClasses=SourceExit
5.FTEエージェントを再起動
C:¥work>set CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:¥WMQFTE¥lib¥com.ibm.wmqfte.exitroutines.api.jar
C:¥work>javac SourceExit.java
C:¥work>move SourceExit.class C:¥WMQFTE¥config¥COQM¥agents¥AG1¥exits¥
C:¥work>C:¥WMQFTE¥bin¥fteStopAgent.cmd AG1
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0034I: 停止要求がエージェント ‘AG1’ に対して発行されました。
C:¥work>C:¥WMQFTE¥bin¥fteStartAgent.cmd AG1
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0030I: このマシンでエージェント 'AG1' を開始する要求が実行依頼されました。
BFGCL0031I: エージェント・ログ・ファイルの場所: C:¥WMQFTE¥config¥COQM¥agents¥AG1
135
ユーザーEXITサンプル作成と設置例
サンプルの作成
※ 幕張環境で作成/稼動確認したものです
メタデータの一覧を取得しファイルに出力するソース転送開始EXIT
import java.util.*;
import java.io.*;
import com.ibm.wmqfte.exitroutine.api.*;
public class SourceExit implements SourceTransferStartExit{
public TransferExitResult onSourceTransferStart(String sourceAgentName,
String destinationAgentName,
インターフェースの実装
Map<String, String> environmentMetaData,
Map<String, String>transferMetaData,
List<SourceFileExitFileSpecification>fileSpecs){
try{
FileWriter fileWriter = new FileWriter("C:¥¥WMQFTE¥¥Metadata.txt"); ・・・・・・出力ファイルのオープン
PrintWriter printWriter = new PrintWriter(fileWriter);
printWriter.println("SourceTransferStartExit Start");
・・・・転送元エージェント名を出力
printWriter.println("SourceAgentName : " + sourceAgentName);
printWriter.println("DestinationAgentName : " + destinationAgentName); ・・・・転送先エージェント名を出力
printWriter.println("EnvironmentMetaData : ");
・・・・環境メタデータを出力
for( String key : environmentMetaData.keySet()){
printWriter.println("
key: " + key + ", value: " +
environmentMetaData.get(key));
}
printWriter.println("TransferMetaData : ");
for( String key : transferMetaData.keySet()){
・・・・転送メタデータを出力
printWriter.println("
key: " + key + ", value: " +
transferMetaData.get(key));
}
136
ユーザーEXITサンプル作成と設置例
サンプルの作成 –続き-
※ 幕張環境で作成/稼動確認したものです
・・・・ファイル・メタデータを出力
printWriter.println("FileMetaData : ");
Iterator i = fileSpecs.iterator();
while(i.hasNext()){
SourceFileExitFileSpecification sp =
(SourceFileExitFileSpecification) i.next();
for( String key : sp.getSourceFileMetaData().keySet()){
printWriter.println("
key: " + key + ", value: " +
sp.getSourceFileMetaData().get(key));
}
}
printWriter.close();
・・・・ファイルのクローズ
fileWriter.close();
}catch(IOException ioe){
}catch(Exception e){
}
・・・・結果をリターン
return TransferExitResult.PROCEED_RESULT;
}
}
※ エラーハンドリングは含まれていません
137
ユーザーEXITサンプル実行結果
実行結果
fteCreateTransfer
„ メタデータとして、place=Tokyo,
filetype=SourceCodeをユーザーから渡す
C:¥WMQFTE¥bin>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To –md fileType=SourceCode,Place=Tokyo C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020208e7923492001ff02
出力されたC:¥WMQFTE¥Metadata.txt
SourceTransferStartExit Start
SourceAgentName : AG1
DestinationAgentName : AG2
EnvironmentMetaData :
key: com.ibm.wmqfte.ProductDirectory, value: C:¥WMQFTE
key: com.ibm.wmqfte.ConfigurationDirectory, value: C:¥WMQFTE¥config¥COQM¥agents¥AG1
key: com.ibm.wmqfte.AgentVersion, value: 7.0
TransferMetaData :
key: com.ibm.wmqfte.SourceAgent, value: AG1
key: place, value: Tokyo
key: com.ibm.wmqfte.DestinationAgent, value: AG2
key: filetype, value: SourceCode
key: com.ibm.wmqfte.OriginatingHost, value: 9.188.198.43
key: com.ibm.wmqfte.MqmdUser, value: MUSR_MQADMIN
key: com.ibm.wmqfte.TransferId, value: 414d51204147514d312020202020202074b73c492000e202
key: com.ibm.wmqfte.OriginatingUser, value: AHA03267
FileMetaData :
key: com.ibm.wmqfte.FileType, value: file
key: com.ibm.wmqfte.FileConversion, value: binary
key: com.ibm.wmqfte.ChecksumMethod, value: MD5
138
key: com.ibm.wmqfte.SourceFileDisposition,
value: LEAVE
<参考>ユーザーEXITのインターフェース
SourceTransferStartExit
package com.ibm.wmqfte.exitpoint.api;
import java.util.List;
import java.util.Map;
public interface SourceTransferStartExit {
TransferExitResult onSourceTransferStart(String sourceAgentName,
String destinationAgentName,
Map<String, String> environmentMetaData,
Map<String,String>transferMetaData,
List<SourceFileExitFileSpecification>fileSpecs);
}
各パラメータの説明
パラメータ
説明
String sourceAgentName
転送元FTEエージェント名
String destinationAgentName
転送先FTEエージェント名
Map<String, String> environmentMetaData
環境メタデータ
Map<String, String>transferMetaData
転送メタデータ
List<SourceFileExitFileSpecification>fileSpecs
ファイルメタデータ
139
<参考>ユーザーEXITのインターフェース
SourceTransferEndExit
package com.ibm.wmqfte.exitpoint.api;
import java.util.List;
import java.util.Map;
public interface SourceTransferEndExit {
String onSourceTransferEnd(TransferExitResult transferExitResult,
String sourceAgentName,
String destinationAgentName,
Map<String, String>environmentMetaData,
Map<String, String>transferMetaData,
List<FileTransferResult>fileResults);
}
各パラメータの説明
パラメータ
説明
TransferExitResult transferExitResult
ファイル転送の結果
String sourceAgentName
転送元エージェント名
String destinationAgentName
宛先エージェント名
Map<String, String>environmentMetaData
環境メタデータ
Map<String, String>transferMetaData
転送メタデータ
List<FileTransferResult>fileResults
ファイル転送の結果
140
<参考>ユーザーEXITのインターフェース
DestinationTransferStartExit
package com.ibm.wmqfte.exitpoint.api;
public interface DestinationTransferStartExit {
TransferExitResult onDestinationTransferStart(String sourceAgentName,
String destinationAgentName,
Map<String, String> evironmentMetaData,
Map<String, String> transferMetaData,
List<Reference<String>> fileSpecs);
}
各パラメータの説明
パラメータ
説明
String sourceAgentName
転送元FTEエージェント名
String destinationAgentName
転送先FTEエージェント名
Map<String, String> environmentMetaData
環境メタデータ
Map<String, String>transferMetaData
転送メタデータ
List<SourceFileExitFileSpecification>fileSpecs
ファイルメタデータ
141
<参考>ユーザーEXITのインターフェース
DestinationTransferEndExit
package com.ibm.wmqfte.exitpoint.api;
public interface DestinationTransferEndExit {
String onDestinationTransferEnd(TransferExitResult transferExitResult,
String sourceAgentName,
String destinationAgentName,
Map<String, String>environmentMetaData,
Map<String, String>transferMetaData,
List<FileTransferResult>fileResults);
}
各パラメータの説明
パラメータ
説明
TransferExitResult transferExitResult
ファイル転送の結果
String sourceAgentName
転送元エージェント名
String destinationAgentName
宛先エージェント名
Map<String, String>environmentMetaData
環境メタデータ
Map<String, String>transferMetaData
転送メタデータ
List<FileTransferResult>fileResults
ファイル転送の結果
142
チェックサム
エージェント再起動時のファイルの整合性をチェックサムで保証
転送元/転送先FTEエージェント両方で、転送済みファイルのチェックサムを計算
MD5(Message Digest Algorithm 5)が計算に用いられる
„ 128ビットのハッシュ値を出力するハッシュ関数
ファイル転送中
FTE エージェント
MD5ハッシュ関数
転送済みファイルの
チェックサムを計算
ハッシュ値
FTEエージェントが再起動
FTE エージェント
MD5ハッシュ関数
ハッシュ値
ハッシュ値
再起動前後で転送済み
ファイルのチェックサムが
異なっていたらエラー
FTEエージェント
再起動中に送信ファイルが
書き換えられてない?
143
チェックサム
チェックサムの設定
fteCreateTransferコマンド
„ 必須パラメータに加え次のパラメータを指定
オプション
説明
-cs
MD5/noneを指定
・MD5:転送済みファイルのチェックサムを計算する (デフォルト)
・none:チェックサムを計算しない
MQエクスプローラー
「ファイル転送管理の新規作成」ウィンドウ
「チェックサム」にチェックすると、無効になる
デフォルトでは有効
144
付録 コマンド・リファレンス
145
WMQFTEのコマンド一覧
コマンド
ファイル転送 fteCreateTransfer
の開始/停止 fteCancelTransfer
fteDeleteScheduledTransfer
fteSetupCoordination
構成
fteSetupCommands
fteCreateAgent
fteCleanAgent
fteDeleteAgent
fteStartAgent
運用
fteStopAgent
fteChangeDefaultConfigurationOptions
問題判別
説明
ファイル転送要求の発行
ファイル転送要求の取り消し
ファイル転送スケジュールの取り消し
調整キュー・マネージャーの指定
コマンド・キュー・マネージャーの指定
エージェントの作成
エージェントのクリーンアップ
エージェントの削除
エージェントの開始
エージェントの停止
デフォルトの構成情報の変更
スケジュールされたファイル転送の表示
エージェントの表示
エージェント詳細情報の表示
トレースレベルの設定
fteListScheduledTransfers
fteListAgents
fteShowAgentDetails
fteSetAgentTraceLevel
※各コマンドは、-h もしくは -? オプションで実行するとヘルプが表示される
146
リモート実行可
○
○
○
-
-
-
-
-
-
○
-
○
○
○
-
fteCreateTransfer
fteCreateTransfer
>>-fteCreateTransfer-- -sa--source_agent_name------------------->
>--+-------------------------------+---------------------------->
'- -sm --source_agent_qmgr_name-'
>-- -da --destination_agent_name-------------------------------->
>--+------------------------------------+----------------------->
'- -dm --destination_agent_qmgr_name-'
>--+- -td --transfer_definition_file---------+------------------>
+- -df --destination_file-----------------+
+- -dd --destination-directory------------+
+- -ds --destination_sequential_data_set--+
'- -dp --destination_partitioned_data_set-'
>--+---------------------------------+-------------------------->
'- -de--destination_file_behavior-'
>--+-------------------------------+---------------------------->
'- -sd--source_file_disposition-'
>--+-------------------------+--+-----+--+-----+---------------->
'- -pr--transfer_priority-' '- -r-' '- -w-'
>--+------------------------------+--+------------------+------->
'- -p--(configuration_options)-' '- -t --+-binary-+-'
'-text---'
>--+----------------+--+----------------------------+----------->
'- -cs--+-MD5--+-' '- -tr--+-file=exist-------+-'
'-none-‘
+-file!=exist------+
'-filesize>=(size)-'
147
fteCreateTransfer
>--+---------------+--+----------------------------+------------>
'- -tl--+-yes-+-' '- -md-- -(name-value pairs)-'
'-no--'
>--+------------------+--+--------------------+----------------->
'- -tb--+-ADMIN--+-' '- -jn-- -(job_name)-'
+-SOURCE-+
'-UTC----'
>--+-------------------------------------------------------------------------------------+-->
'- -ss--(schedule_start_time)- -oi--+-minutes-+- -of--(occurrence_frequency)-+-------+-‘
+-hours---+ +- -oc--(occurrence_count)--+
+-days----+ '- -es--(schedule_end_time)-'
+-weeks---+
+-months--+
'-years---'
>--source_file_specification-----------------------------------><
148
fteCreateTransfer
-sa (source_agent_name)
必須
転送元FTEエージェント名
-sm (source_agent_qmgr_name)
オプション
転送元FTEエージェント・キュー・マネージャー名
-da (destination_agnet_name)
必須
転送先FTEエージェント名
-dm (destination_agnet_qmg_name)
オプション
転送先FTEエージェント・キュー・マネージャー名
-td (transfer_definition_file)
オプション
転送要求が記述されたXMLファイルを指定
-df, -dd, -ds, -dp, -sd, -r, -de, -t,-cs オプション、転送元ファイ
ルの指定と同時に指定することはできない
-df (destination_file)
-td, -dd, -df, -ds, -dpのいづれか一つを指定することが必須
転送先のファイル名を指定
-td, -dd, -ds(z/OS only), -dp(z/OS only)とは同時に指定する
ことはできない
149
fteCreateTransfer
-dd (destination_directory)
-td, -dd, -df, -ds, -dpのいづれか一つを指定することが必須
転送先のディレクトリ名を指定
-td,-df, -ds, -dpと同時に指定することはできない
-ds (destination_sequential_data_set )
-td, -dd, -df, -ds, -dpのいづれか一つを指定することが必須
z/OSのみ
-dp (destination_partitioned_data_set )
-td, -dd, -df, -ds, -dpのいづれか一つを指定することが必須
z/OSのみ
-de (destination_file_behavior)
オプション
転送先に同名のファイルが存在する場合の動作を指定(error/overwrite)
error: コマンドにはエラーを返しファイルは転送されない(デフォルト)
overwrite: 転送先のファイルを上書き
-tdと同時に指定することはできない
-sd (source_file_disposition)
オプション
転送が成功した後の、ソース・ファイルの扱いを指定(leave/delete)
leave: ソース・ファイルをそのまま残す(デフォルト)
delete: 転送が成功した後、ソース・ファイルを削除
-tdと同時に指定することはできない
-pr (transfer_priority)
オプション
転送の優先度を指定(0~9) デフォルトは0
0が一番優先度が低い
-tdと同時に指定することはできない
150
fteCreateTransfer
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、
ここで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構
成オプションを使用する
-r
オプション
ソース・ファイル指定にディレクトリ、ワイルドカードが含まれている場合、
サブディレクトリのファイルも再帰的に転送する
-w
オプション
ファイル転送の完了を待って制御を戻す
-t
オプション
ファイル転送モードを指定(binary/text)
binary:バイナリ・モードで転送 (デフォルト)
text:ASCII./ EBCDIC および CR/LFを自動的に変換
-tdと同時に指定することはできない
-cs
オプション
チェックサムを用いて、ファイルが正常に転送されているかどうかをチェックする
(MD5/none)
MD5:MD5チェックサムを使用し、ファイルをチェックする(デフォルト)
nonoe: ファイルのチェックを行わない
-tdと同時に指定することはできない
151
fteCreateTransfer
-tr
オプション
ファイル転送のトリガー条件を指定
-tl
オプション
トリガー条件に合わないファイル転送要求が発行された場合、監査ログの出力の有無を指定
(yes/no)
yes:監査ログは出力される (デフォルト)
no;監査ログは出力されない
-md
オプション
ユーザーが定義したメタデータを指定
FTEエージェント出口に渡される<name>=<value> のペアを指定
カンマ区切りで風数指定可能
-jn (job_name)
オプション
ジョブ名を指定することが可能
転送ログに記述される
152
fteCreateTransfer
-tb
オプション
スケジュール転送を行う際の基準となる時間を設定
(ADMIN / SOURCE / UTC )
ADMIN :
ローカルマシンの時間
SOURCE: ソースエージェントの時間
UTC :
ユニバーサル時間
-ss (schedule_start_time)
オプション
スケジュールされたファイル転送を行う時刻を指定
yyyy-MM-ddThh:mm or hh:ss
-oi
オプション
スケジュール転送の繰返し間隔の基準を指定
(minutes/hours/days/weeks/months/years)
-ssと共に指定することが必要
-of (occurrence_frequency)
オプション
スケジュール転送の繰返し間隔を指定
デフォルトは1
-ss -oi と共に指定することが必要
-oc (occurrence_count)
オプション
スケジュール転送の繰返し回数を指定
esとは共に指定することは不可 -oi,ssと共に指定することが必要
153
fteCreateTransfer
-es (schedule_end_time)
オプション
スケジュール転送の繰返し期限を指定
yyyy-MM-ddThh:mm or hh:ss
-ocとは共に指定することは不可
-oi ,ss共に指定することが必要
-source_file_specification
必須
転送するファイルを指定
実行例
fteCreateTransfer -sa AGENT1 –da AGENT2 –df C:¥Work¥to.txt C:¥Data¥source.txt
154
fteCancelTransfer
fteCancelTransfer
>>-fteCancelTransfer--+------------------------+---------------->
'- -m--(agent_qmgr_name)-'
>--+------------------------------+-- -a--(agent_name)--transfer_ID---><
'- -p--(configuration_options)-'
-m (agent_qmgr_name)
必須
エージェント・キュー・マネージャー名
転送元/転送先のどちらかを指定
指定をしなかった場合は構成オプションから特定される
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコ
マンドは、ここで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネー
ジャー)の構成オプションを使用する
-a (agent_name)
必須
FTEエージェント名
transfer_ID
必須
転送ID
実行例
fteCancelTransfer -a AGENT1 414d5120514d5f4c4d343336303920201159c54820027102
155
fteDeleteScheduledTransfer
fteDeleteScheduledTransfer
>>-fteDeleteScheduledTransfer----------------------------------->
>--+------------------------------+----------------------------->
'- -p--(configuration_options)-'
>--+------------------------+-- -agentName--(agent_name)-------->
'- -m--(agent_qmgr_name)-'
>--schedule_ID-------------------------------------------------><
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、ここ
で指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構成オ
プションを使用する
-m (agent_qmgr_name)
オプション
転送元FTEエージェントが接続するキュー・マネージャー名
指定をしない場合は、構成オプションにしたがって設定される
-agentName (agent_name)
必須
削除対象の転送スケジュールを実行しているFTEエージェント
-schedule_ID
必須
削除対象のスケジュールID
実行例
fteDeleteScheduledTransfer –agentName AGENT1 414d5120514d5f4c4d343336303920201159c54820027102
156
fteSetupCoordination
>>-fteSetupCoordination----------------------------------------->
>-- -coordinationQMgr-(coordination_qmgr_name)----------------->
>--+--------------------------------------------------+--------->
'- -coordinationQMgrHost-(coordination_qmgr_host)-'
>--+--------------------------------------------------+--------->
'- -coordinationQMgrPort-(coordination_qmgr_port)-'
>--+--------------------------------------------------------+--->
'- -coordinationQMgrChannel-(coordination_qmgr_channel)-'
>--+-----+--+-----------+--------------------------------------><
'- -f-' '- -default-'
-coordinationQMgr (coordination_qmgr_name)
必須
調整キュー・マネージャー名
-coordinationQMgrHost (coordination_qmgr_host)
オプション
調整キュー・マネージャーが構成されているサー
バーのホスト名もしくは IPアドレス
指定のない場合はバインディング接続で調整
キュー・マネージャーに接続する
-coordinationQMgrPort (coordination_qmgr_port)
オプション
調整キュー・マネージャーがリッスンしているポート
-coordinationQMgrChannel (coordination_qmgr_channel)
オプション
調整キュー・マネージャーに接続するために使用す
るチャネル名
157
fteSetupCoordination
-f
オプション
既存の調整キュー・マネージャー情報を上書き
-default
オプション
デフォルトFTEドメインを更新する
実行例
fteSetupCoordination -coordinationQMgr QM_SATURN -coordinationQMgrHost myhost.ibm.com -coordinationQMgrPort 1415
-coordinationQMgrChannel SYSTEM.DEF.SVRCONN
158
fteSetupCommands
>>-fteSetupCommands - -connectionQMgr--(connection_qmgr_name)--->
>--+----------------------------------------------+------------->
>
'- -connectionQMgrHost--(connection_qmgr_host)-'
--+----------------------------------------------+------------->
>
'- -connectionQMgrPort--(connection_qmgr_port)-'
--+----------------------------------------------------+------->
>
'- -connectionQMgrChannel--(connection_qmgr_channel)-'
--+------------------------------+--+-----+-------------------><
'- -p--(configuration_options)-' '- -f-'
-connectionQMgr (connection_qmgr_name)
必須
コマンド発行時に接続するキュー・マネー
ジャー名
-connectionQMgrHost (connection_qmgr_host)
オプション
接続するキュー・マネージャーが構成されている
サーバーのホスト名もしくは IPアドレス
指定のない場合はバインディング接続でキュー・マ
ネージャーに接続する
-connectionQMgrPort (connection_qmgr_port)
オプション
接続するキュー・マネージャーがリッスンしている
ポート
-connectionQMgrChannel (connection_qmgr_channel)
オプション
接続するキュー・マネージャーに接続するために使
用するチャネル名
159
fteSetupCommands
-p (configuration_options)
-f
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、ここで
指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構成オプ
ションを使用する
オプション
既存の調整キュー・マネージャー情報を上書き
実行例
fteSetupCommands -connectionQMgr QM_NEPTUNE -connectionQMgrHost 9.146.157.241 -connectionQMgrPort 1414
-connectionQMgrChannel SYSTEM.DEF.SVRCONN
160
fteCreateAgent
fteCreateAgent
>>-fteCreateAgent-- -agentName--(agent_name)-------------------->
>-- -agentQMgr--(agent_qmgr_name)------------------------------->
>--+------------------------------------+----------------------->
'- -agentQMgrHost--(agent_qmgr_host)-'
>--+------------------------------------+----------------------->
'- -agentQMgrPort--(agent_qmgr_host)-'
>--+------------------------------------------+----------------->
'- -agentQMgrChannel--(agent_qmgr_channel)-‘
>--+----------------------------------+------------------------->
'- -agentDesc--(agent_description)-'
>--+------------------------------+--+-----+-------------------><
'- -p--(configuration-options)-' '- -f-'
-agentName (agent_name)
必須
FTEエージェント名
-agentQMgr (agent_qmgr_name)
必須
FTEエージェント・キュー・マネージャー名
-agentQMgrHost (agent_qmgr_host)
必須
エージェント・キュー・マネージャーが構成されているサーバーのホスト名
もしくはIPアドレス。指定のない場合はバインディング接続で、エージェン
ト・キュー・マネージャに接続
161
fteCreateAgent
-agentQMgrPort (agnet_qmgr_port)
オプション
エージェント・キュー・マネージャーがリッスンしているポート
-agentQMgrChannel (agent_qmgr_channel)
オプション
エージェント・キュー・マネージャーに接続するために使用するサーバー接
続チャネル名
-agentDesc (agent_description)
オプション
エージェント・キュー・マネージャーの記述
MQエクスプローラーに表示される
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行される
FTEコマンドは、ここで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マ
ネージャー)の構成オプションを使用する
-f
オプション
既存構成を上書き
実行例
fteCreateAgent -agentName AGENT3 -agentQMgr QM_NEPTUNE -agentQMgrHost myhost.ibm.com -agentQMgrPort 1415
-agentQMgrChannel CHANNEL1
162
fteCleanAgent
fteCleanAgent
>>-fteCleanAgent--+------------------------------+-------------->
'- -p--(configuration_options)-'
>--agent_name--------------------------------------------------><
agent_name
-p (configuration_options)
必須
FTEエージェント名
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、こ
こで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構成
オプションを使用する
実行例
fteCleanAgent AGENT1
163
fteDeleteAgent
fteDeleteAgent >>
-fteDeleteAgent--agent_name----------------------------------->
>--+------------------------------+----------------------------><
'- -p--(configuration_options)-'
agent_name
-p (configuration_options)
必須
削除対象のFTEエージェント名
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、ここで
指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構成オプ
ションを使用する
実行例
fteDeleteAgent AGENT1 –p QM_COORD1
164
fteStartAgent
>>-fteStartAgent--+-----+--+------------------------------+----->
'- -F-' '--p--(configuration_options)-'
>--agent_name--------------------------------------------------><
-F
オプション
FTEエージェントをフォアグラウンドで起動する場合に指定
指定がない場合はバックグラウンドで起動
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、ここで
指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構成オプ
ションを使用する
-agent_name
必須
起動するFTEエージェント名
実行例
fteStartAgent AGENT1
165
fteStopAgent
>>-fteStopAgent--+------------------------+--------------------->
'- -m--(agent_qmgr_name)- '
>--+------------------------------+--+-----+--agent_name-------><
'- -p--(configuration_options)-' '- -i-'
-m (agent_qmgr_name)
オプション
FTEエージェント・キュー・マネージャー名
指定しない場合は、構成ファイルから値が取られる
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、ここで指
定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構成オプショ
ンを使用する
-i
オプション
FTEエージェントの強制終了。指定しない場合は、転送中のファイルがすべて
終了してからFTEエージェントは停止
-agent_name
必須
停止するFTEエージェント名
実行例
fteStopAgent –m QM_AGENT1 AGENT1
166
fteChangeDefaultConfigurationOptions
fteChangeDefaultConfigurationOptions
>>-fteChangeDefaultConfigurationOptions------------------------->
>--configuration_options---------------------------------------><
必須
切り替え先の調整キュー・マネージャーを指定
configuration_options
実行例
fteChangeDefaultConfigurationOptions QM_COORD2
167
fteListScheduledTransfer
fteListScheduledTransfers
>>-fteListScheduledTransfers------------------------------------>
>--+------------------------------+--+---------+---------------><
'- -p--(configuration_options)-' '-pattern-'
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコ
マンドは、ここで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネー
ジャー)の構成オプションを使用する
-pattern
オプション
結果表示をエージェント名で絞り込む場合に指定する。アスタリスク(*) はワイ
ルドカードとして扱われる。
指定しない場合はすべての結果が表示される
実行例
fteListScheduledTransfers *2
168
fteListAgents
fteListAgents
>>-fteListAgents--+------------------------------+-------------->
'- -p--(configuration_options)-'
>--+---------+-------------------------------------------------><
'-pattern-'
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコ
マンドは、ここで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネー
ジャー)の構成オプションを使用する
-pattern
オプション
結果表示をエージェント名で絞り込む場合に指定する。アスタリスク(*) はワイ
ルドカードとして扱われる
実行例
fteListAgents "B*"
169
fteShowAgentDetails
>>-fteShowAgentDetails------------------------------------------>
>--+------------------------------+-agent-name-----------------><
'- -p--(configuration-options)-'
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコ
マンドは、ここで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネー
ジャー)の構成オプションを使用する
-agent_name
必須
情報を取得するFTEエージェント名
実行例
fteShowAgentDetails AGENT1
170
fteSetAgentTraceLevel
teSetAgentTraceLevel
>>-fteSetAgentTraceLevel--traceLevel--(trace_level)------------->
>--+-------------------------------+---------------------------->
'-traceClasses--(trace_classes)-'
>--+--------------------------------+--------------------------->
'- -agentQMgr--(agent_qmgr_name)-'
>--+------------------------------+--agent_name----------------><
'- -p--(configuration_options)-'
-traceLevel (trave_level)
必須 取得するトレースの詳細度 (off/flow/moderate/verbose/all)
-traceClasses (trace_classes)
オプション
トレースを取得するクラスを設定。セミカンマ区切りで複数指定可能
-agentQMgr (agent_qmgr_name)
オプション エージェント・キュー・マネージャー名
-p (configuration_options)
オプション
FTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)以外を使用する場合、
configuration_options にドメイン名を指定する。以降に発行されるFTEコマンドは、
ここで指定したFTEドメインを使用する
指定がない場合は、デフォルトFTEドメイン(デフォルト調整キュー・マネージャー)の構
成オプションを使用する
agent_name
必須 FTEエージェント名
実行例
fteSetAgentTraceLevel -traceLevel moderate –traceClasses com.ibm.wmqfte.agent.Agent,com.ibm.wmqfte.cmdhandler AGENT1
171
Fly UP