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テーマスキンのマイグレーション サンプル手順書 WebSphere Portal V6.0
WebSphere Portal V6.0 マイグレーション・ガイド 第 2 回 テーマスキンのマイグレーション サンプル手順書 2006/10/31 初版 2006/12/01 Windows 2003 版 日本アイビーエム システムズ エンジニアリング株式会社 ワークプレース 塩谷 正浩 Page 1 of 34 <目次> 1. はじめに...................................................................................................................................................3 1-1. テーマスキンのマイグレーションの流れ...........................................................................4 1-2. 当資料での編集内容項目...........................................................................................................6 2. マイグレーションするテーマスキンのファイル構造..............................................................7 2-1. 「マイグレーションテーマ」のファイル構造..................................................................7 2-2. 「マイグレーションスキン」のファイル構造..................................................................8 3. テーマスキンのアップデート.........................................................................................................10 3-1. テーマのアップデート.............................................................................................................10 3-2. スキンのアップデート.............................................................................................................16 4. お気に入りの使用可能化..................................................................................................................19 5. 動作確認.................................................................................................................................................27 Page 2 of 34 1. はじめに 当資料では、InfoCenter の記述(※1)に加え、検証作業を行った結果に基づいた、WP V5.0.2.3 に てカスタマイズ(※2)したテーマ"マイグレーションテーマ"およびスキン"マイグレーションスキ ン"をアップデートするサンプルの手順をご紹介します。マイグレーション自体の手順については、 別紙「WebSphere Portal V6.0 マイグレーション 第 1 回:マイグレーション手順書」をご参照下 さい。ここで紹介するテーマスキンは以下になります。 【テーマ】 移行するテーマ マイグレーションテーマ テーマ・ディレクトリー名 MigrationTheme カスタマイズ元のテーマ エンジニアリング (WP V5.0.2.3 のデフォルトテーマの 1 つ) 【スキン】 移行するスキン マイグレーションスキン スキン・ディレクトリー名 MigrationSkin カスタマイズ元のスキン シャドー (WP V5.0.2.3 のデフォルトスキンの 1 つ) ※1: 【WP V6.0 InfoCenter】テーマのマイグレーション http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wpdoc/v6r0/topic/com.ibm.wp.ent.doc/wps/dgn_migrthem.html 当資料で扱うテーマスキンのマイグレーションは、WP V5.0.2.3 でのテーマスキンが従来通り使用出来ることを目的 としており、WP V6.0 の新規機能については取り扱っておりません。新規機能を有効にしたい場合は、InfoCenter を ご参照の上、適宜必要な修正を行って下さい。 ※2: 想定しているカスタマイズ内容は、CSS の変更・画像の差し替えなど簡単なものとし、JSP ファイルの構造関係 などをカスタマイズしていないことを前提としています。ご使用になっている独自のテーマの修正内容によって手順 が異なってくることがありますので、InfoCenter を参考にテーマスキンの構造を十分理解した上で、適宜必要な修正 を行ってください。 Page 3 of 34 1-1. テーマスキンのマイグレーションの流れ ここでは、テーマスキンのマイグレーションの流れについて説明します。当資料では、以下の流れ でテーマスキンのマイグレーションを行います。 (1)マイグレーション・タスク実行前の作業 [旧 WP 環境] 1-1. 移行対象のテーマスキンのディレ クトリー(以降、ディレクトリーA)をコ ピーし、複製を用意します。(以降、ディ 1-1. 1-2. WP V5.0.2.3 テーマスキンのディレクトリー A レクトリーB) コピー B 1-2. テーマスキン全体で共用しているファイ WP V6.0 テーマスキンのディレクトリー ルのうち、移行対象のテーマスキンが必 要とするものをディレクトリーBへコピ ーし、それらを参照するようディレクト リーB内の各JSP ファイルを編集します。 [新 WP 環境] 1-3. ディレクトリーBをFTPなどを使用して、 旧 WP 環境から新 WP 環境へ移動します。 1-3. 1-4. 1-5. 1-6. WP V5.0.2.3 テーマスキンのディレクトリー また、新 WP 環境上で旧 WP 環境のテーマ A B を使用するために必要なファイルをコピ 移動 ーします。 ※ 必ず、旧WP 環境のテーマスキンのディレク WP V6.0 テーマスキンのディレクトリー トリー内から、 ディレクトリーBを削除して B ください。 ディレクトリーBが残っていると、 1-4.で編集した内容が、(2)の作業後、反映されなくなります。 1-4.WP V6.0 で正しくテーマスキンを表示させるために、ディレクトリーBに対して、手動でテー マ・スキンの修正を行います。 1-5.テーマ内で使用されている「お気に入り」を使用可能にします。 ※テーマ内でお気に入りを使用していない場合は、この手順をスキップして下さい。 1-6.編集したテーマスキンの動作確認を行います。 Page 4 of 34 (2)マイグレーション・タスクの実行 [新 WP 環境] マイグレーション・タスクを実行します。 ここでの作業は、別紙「WebSphere Portal V6.0 マイグレーション手順書」の 5 章を 参照してください。 2. WP V5.0.2.3 テーマスキンのディレクトリー A 自動配置 注意: このタスクにより、WP V6.0 のテーマ・デ ィレクトリー、スキン・ディレクトリー以下の全 WP V6.0 テーマスキンのディレクトリー てに対し、 WP V5.0.2.3の内容で上書きされます。 A B 当資料では、各編集内容が上書きされないように、 (1)で各編集を別ファイル名にて行い、 (2)でファイルを置き換えることで編集を有効にしております。それ以外のファイル(例えば、テーマ・ディレクトリ ー直下の JSP ファイルやイメージファイルなど)も同様に上書きされることになります。必要に応じてバックアップ などの対応をとるようにしてください。 (3)マイグレーション・タスク実行後の作業 [新 WP 環境] マイグレーション・タスクの実行(2)で自 動配置されたディレクトリーAを削除し、 ディレクトリーBの名前をディレクトリ ーAへ変更します。 3. WP V5.0.2.3 テーマスキンのディレクトリー A ※この作業を行う間、WP を停止しておく必要があ ります。 WP V6.0 テーマスキンのディレクトリー A B 削除 A 名前変更 Page 5 of 34 1-2. 当資料での編集内容項目 ここでは、当資料で行うテーマスキンの編集内容についての項目をリストしています。各項目の末 尾に表示した番号は、当資料「1-1. テーマスキンのマイグレーションの流れ」の中のどこの作業 かを表しています。 (1)「マイグレーションテーマ」の編集 ・ テーマで使用されるリソース(JSP ファイル等)を 1 つのディレクトリーにまとめます。(1-2) ・ ツール・バーのボタン「プロファイルの編集」 、 「サインアップ」 、 「ヘルプ」を有効にします。 (1-4) ・ テーマでリンクに使用されるテキストで、V6.0 で変更されたものを V5.0.2.3 と揃えます。 (1-4) ※「ページ・レイアウトの編集」=> 「ページの編集」など (2)「マイグレーションスキン」の編集 ・ スキンで使用されるリソース(JSP ファイル等)を 1 つのディレクトリーにまとめます。(1-2) ・ スキンでリンクに使用されるテキストで、V6.0 で変更されたものを V5.0.2.3 と揃えます。 (1-4) ※「個別設定」=> 「編集」 ・ 「最大化」 「最小化」した際に「復元」ボタンが 2 つ表示されるのを、1 つのみ表示されるよ う変更します。(1-4) Page 6 of 34 2. マイグレーションするテーマスキンのファイル構造 2-1. 「マイグレーションテーマ」のファイル構造 WP V5.0.2.3 における「マイグレーションテーマ」のファイル構造について説明します。また、 「マ イグレーションテーマ」を WP V6.0 へ移動する前に必要な編集の流れについて説明しています。 下図では、テーマ・ディレクトリー内のマイグレーションに関連する主なファイルを表示してお り、矢印はその先端のファイルから「呼び出されている」という依存関係を表しています。 WP V5.0.2.3 テーマ・ディレクトリー <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\theme\html Head.jsp HeadInclude.jsp PlaceBarInclude.jsp AdminLinkBarInclude.jsp Default.jsp ているcss ファイル、お TagLibInclude.jsp PageBeginInclude.jsp PageEndInclude.jsp extension テーマ全体で共用され よびイメージファイル ToolBarInclude.jsp MigrationTheme まず、上図の「MigrationTheme」ディレクトリーを別名「MigrationThemeV6」でコピーし、参照さ れるファイルも全て「MigrationThemeV6」ディレクトリーへコピーします。次に、各 JSP ファイル を編集し、全ての参照が「MigrationThemeV6」ディレクトリー内部のファイルへ向くよう編集しま す。 Page 7 of 34 このとき「MigrationThemeV6」ディレクトリー内の依存関係は下図のようになります。※詳しい編 集内容は当資料の「3-2. テーマのアップデート」に記載しております。 WP V5.0.2.3 テーマ・ディレクトリー <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\theme\html Head.jsp PlaceBarInclude.jsp HeadInclude.jsp AdminLinkBarInclude.jsp Default.jsp TagLibInclude.jsp PageBeginInclude.jsp PageEndInclude.jsp このテーマが必要とする css ファイル、およびイメ ToolBarInclude.jsp ージファイル extension MigrationThemeV6 上記編集により、このテーマが使用する全てのリソースが、 「MigrationThemeV6」デ ィレクトリーへ集約されます。その後、この「MigrationThemeV6」ディレクトリー を新 WP 環境へ移動し、移動したディレクトリーに対して、手動で修正を行ってい きます。 2-2. 「マイグレーションスキン」のファイル構造 WP V5.0.2.3 における「マイグレーションスキン」のファイル構造について説明します。また、 「マ イグレーションスキン」を WP V6.0 へ移動する前に必要な編集の流れについて説明しています。 下図では、スキン・ディレクトリー内のマイグレーションに関連する主なファイルを表示してお り、矢印はその先端のファイルから「呼び出されている」という依存関係を表しています。 P V5.0.2.3 スキン・ディレクトリー <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\skins\html BidiInclude.jsp Control.jsp ShowToolsNoTable.jsp スキン全体で共用されるイ メージファイル MigrationSkin Page 8 of 34 テーマと同様に、まず、上図の「MigrationSkin」ディレクトリーを別名「MigrationSkinV6」でコ ピーし、参照されるファイルも全て「MigrationSkinV6」ディレクトリーへコピーします。次に、各 JSP ファイルを編集し、全ての参照が「MigrationSkinV6」ディレクトリー内部のファイルへ向くよ う編集します。このとき「MigrationSkinV6」ディレクトリー内の依存関係は下図のようになります。 ※詳しい編集内容は当資料の「3-2. スキンのアップデート」に記載しております。 WP V5.0.2.3 スキン・ディレクトリー <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\skins\html BidiInclude.jsp Control.jsp ShowToolsNoTable.jsp このスキンが必要とするイ メージファイル MigrationSkinV6 上記編集により、このスキンが使用する全てのリソースが、 「MigrationSkinV6」ディレクトリーへ 集約されます。その後、この「MigrationSkinV6」ディレクトリーを新 WP 環境へ移動し、移動した ディレクトリーに対して、手動で修正を行っていきます Page 9 of 34 3. テーマスキンのアップデート 3-1. テーマのアップデート ここでは「マイグレーションテーマ」の具体的なアップデート方法について説明します。 [旧 WP 環境] (1)「マイグレーションテーマ」をコピーします。 テーマ・ディレクトリーの場所: <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\themes\html コピー元のディレクトリー名: MigrationTheme コピー先のディレクトリー名: MigrationThemeV6 (2)他のテーマと共用で使用している以下のファイルを「MigrationThemeV6」ディレクトリーへコ ピーします。 ※ここでコピーするファイル(以降編集するファイル)はテーマの内容に依存します。InfoCenter を参照し、テーマの構 造を十分に理解した上で、必要となるファイルを適宜コピー(編集)してください。 コピーするJSP ファイル extension ディレクトリー内の以下4 つのファイル HeadInckude.jsp TagLibInclude.jsp PageBeginInclude.jsp PageEndInclude.jsp Head.jsp AdminLinkBarInclude.jsp PlaceBarInclude.jsp コピーするその他のファイル HelpStyles.css tag_prev.gif tag_prev_rtl.gif tag_prev_dis.gif tag_prev_dis_rtl.gif tag_next.gif tag_next_rtl.gif tag_next_dis.gif tag_next_dis_rtl.gif find.gif Page 10 of 34 (3)上記のコピーしたファイルを参照するように、Default.jsp を編集します。以下、編集箇所の抜 粋となります。 Default.jsp 編集前 <%@ include file="../extension/TagLibInclude.jsp" %> <%@ include file="../extension/PageBeginInclude.jsp" %> <%@ include file="../extension/PageEndInclude.jsp" %> <%@ include file="../Head.jsp" %> <%@ include file="../AdminLinkBarInclude.jsp" %> <%@ include file="../PlaceBarInclude.jsp" %> 編集後 <%@ include file="./extension/TagLibInclude.jsp" %> <%@ include file="./extension/PageBeginInclude.jsp " %> <%@ include file="./extension/PageEndInclude.jsp" %> <%@ include file="./Head.jsp" %> <%@ include file="./AdminLinkBarInclude.jsp" %> <%@ include file="./PlaceBarInclude.jsp" %> ※以上でテーマを表示するのに必要なファイルが「MigrationThemeV6」ディレクトリーに集約されます。必要に応じて、 旧WP 環境の管理ポートレットから「MigrationThemeV6」をテーマ登録し、動作確認を行って下さい。(動作確認後、同 様に旧WP 環境の管理ポートレットからテーマを削除してください。) [新 WP 環境] (1)旧 WP 環境より編集したマイグレーションテーマ「MigrationThemeV6」を移動します。 コピー先のディレクトリー: <wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\themes\html 注意: マイグレーション・タスクの実行により、テーマの編集が上書きされてしまわないように、旧 WP 環境内の 「MigrationThemeV6」を消しておく必要があります。 (2)旧 WP 環境のテーマを使用するために、以下のファイルをコピーします。 コピー元のディレクトリー: <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\skins\html コピー先のディレクトリー: <wp60_profile>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\skins\html コピーするファイル: RowContainer.jsp LayeredContainer.jsp LayeredContainer-H.jsp LayeredContainer-V.jsp UnlayeredContainer.jsp ColumnContainer.jsp Page 11 of 34 (3)ツール・バーのボタン「プロファイルの編集」 、 「サインアップ」 、 「ヘルプ」を有効にするため に、ToolBarInclude.jsp を編集します。 ToolBarInclude.jsp ファイルの場所: <wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\themes\html\MigrationThemeV6 WP V6.0 用のJSP タグを使用するための前提 (ファイルの最初に挿入します) <%@ taglib uri="http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/portal/v6.0/portal-navigation" prefix="portal-navigation" %> <%@ taglib uri="http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/portal/v6.0/portal-logic" prefix="portal-logic" %> <%@ taglib uri="/WEB-INF/tld/portal-internal.tld" prefix="portal-internal" %> <%@ taglib uri="http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/portal/v6.0/portal-core" prefix="portal-core" %> <portal-core:defineObjects/> 【説明】 以降の編集にて、WP V6.0 用のJSP タグを使用するため、WP V6.0 用のテーマ「IBM」にあるDefault.jsp を参考にし て、タグライブラリーを追加しています。 プロファイルの編集 <%-- selfcare button --%> <portal-logic:if loggedIn="yes" portletSolo="no"> <portal-internal:adminlinkinfo name="SELFCARE"> <portal-navigation:urlGeneration contentNode="<%=wpsContentNode%>" compositionNode='<%= wpsCompositionNode %>' portletWindowState="Normal" themeTemplate=""> <portal-navigation:urlParam type="render" name="ao" value="thm"/> <portal-navigation:urlParam type="render" name="OCN" value="<%= wpsContentNodeID %>" /> <td class="wpsToolBar" valign="middle" align="<%=bidiAlignRight%>" nowrap> <a class="wpsToolBarLink" href='<% wpsURL.write(escapeXmlWriter); %>'> <wps:text key="link.selfcare" bundle="nls.engine"/> </a> </td> </portal-navigation:urlGeneration> </portal-internal:adminlinkinfo> </portal-logic:if> 【説明】 WP V6.0 用のテーマ「IBM」にあるmainMenu.jsp から、プロファイルの編集に対するURL の作成部分 (太字部分)をコ ピーしています。 サインアップ <%-- enroll button --%> <portal-logic:if loggedIn="no" portletSolo="no"> <portal-internal:adminlinkinfo name="SELFCARE"> <portal-navigation:urlGeneration contentNode="<%=wpsContentNode%>" compositionNode='<%= wpsCompositionNode %>' portletWindowState="Normal" themeTemplate=""> <portal-navigation:urlParam type="render" name="ao" value="thm"/> <portal-navigation:urlParam type="render" name="OCN" value="<%= wpsContentNodeID %>" /> <td class="wpsToolBar" valign="middle" align="<%=bidiAlignRight%>" nowrap> <a class="wpsToolBarLink" href='<% wpsURL.write(escapeXmlWriter); %>'> Page 12 of 34 <wps:text key="link.enrollment" bundle="nls.engine" /> </a> </td> </portal-navigation:urlGeneration> </portal-internal:adminlinkinfo> </portal-logic:if> 【説明】 WP V6.0 用のテーマ「IBM」にあるmainMenu.jsp から、サインアップに対するURL の作成部分 (太字部分)をコピーし ています。 ヘルプ <%-- help button --%> <td class="wpsToolBarIcon" valign="middle" align="<%=bidiAlignRight%>" nowrap> <a class="wpsToolBarLink" href='<%= wpsDocURL %>/help/index.html' target="PortalHelpWindow" onClick="javascript: window.open('<%= wpsDocURL %>/help/index.html', 'PortalHelpWindow', 'resizable=yes,scrollbars=yes,menubar=no, toolbar=yes, status=no, width=800, height=600, screenX=10, screenY=10, top=10, left=10').focus(); return false;"> <img border="0" align="absmiddle" width="16" height="16" src='<wps:urlFindInTheme file="help.gif"/>' alt='<wps:text key="link.help" bundle="nls.engine"/>' title='<wps:text key="link.help" bundle="nls.engine"/>' </a> </td> 【説明】 WP V6.0 では、内包するヘルプファイルのURL が異なるため、URL 部分(太字部分)を編集しています。 Page 13 of 34 (4)テーマに使用されるテキストで、V6.0 で変更されたものを V5.0.2.3 と揃えます。 変更されているリンク・テキスト 表示させたいリンク・テキスト マイ・プロファイルの編集 プロファイルの編集 ページ・レイアウトの編集 ページの編集 ページ・アクセス権の割り当て 許可の割り当て a. 以下の 3 行を記述したプロパティー・ファイル「migration_edit.properties」を作成しま す。 ファイルの場所: <was60_root>\java\bin migration_edit.properties link.selfcare.old = プロファイルの編集 link.editlayout.old = ページの編集 link.assign.permissions.old = 許可の割り当て b. コマンドプロンプトにて、以下のコマンドを実行し、上記ファイルをコード変換します。 > cd <was60_root>\java\bin > native2ascii.exe migration_edit.properties migration.properties c. コード変換したファイル「migration.properties」を利用できるように、以下へ配置しま す。 ファイルを配置する場所: <wp60_root>\shared\app\nls d. 配置したプロパティーを参照するように、以下のように JSP ファイルを編集します。 Page 14 of 34 ToolBarInclude.jsp ファイルの場所<wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\themes\html\MigrationThemeV6 プロファイルの編集 (編集前) <wps:text key="link.selfcare" bundle="nls.toolbar"/> (編集後) <wps:text key="link.selfcare.old" bundle="nls.migration"/> AdminLinkBarInclude.jsp ファイルの場所<wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\themes\html\MigrationThemeV6 ページの編集 (編集前) <wps:text key="link.editlayout" bundle="nls.engine"/> (編集後) <wps:text key="link.editlayout.old" bundle="nls.migration"/> 許可の割り当て (編集前) <wps:text key="link.assign.permissions" bundle="nls.engine"/> (編集後) <wps:text key="link.assign.permissions.old" bundle="nls.migration"/> Page 15 of 34 3-2. スキンのアップデート ここでは「マイグレーションスキン」の具体的なアップデート方法について説明します。 [旧 WP 環境] (1)「マイグレーションスキン」をコピーします。 スキン・ディレクトリーの場所: <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\skins\html コピー元のディレクトリー名: MigrationSkin コピー先のディレクトリー名: MigrationSkinV6 (2)他のスキンと共用で使用している以下のファイルを「MigrationSkinV6」ディレクトリーへコピ ーします。 ※ここでコピーするファイル(以降編集するファイル)はスキンの内容に依存します。InfoCenter を参照し、スキンの構 造を十分に理解した上で、必要となるファイルを適宜コピー(編集)してください。 コピー元のディレクトリー: <was50_root>\installedApps\portal5023\wps.ear\wps.war\skins\html コピーするJSP ファイル BidiInclude.jsp ShowToolsNoTable.jsp コピーするその他のファイル 特になし (1)上記のコピーしたファイルを参照するように、Control.jsp を編集します。以下、編集箇所の抜 粋となります。 Control.jsp ファイルの場所:<wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\skins\html\MigrationSkinV6 編集前 編集後 <%@ include file="../BidiInclude.jsp" %> <%@ include file="./BidiInclude.jsp" %> <%@ include file="../ShowToolsNoTable.jsp" %> <%@ include file="./ShowToolsNoTable.jsp" %> ※以上でスキンを表示するのに必要なファイルが「MigrationSkinV6」ディレクトリーに集約されます。必要に応じて、 旧 WP 環境の管理ポートレットから「MigrationSkinV6」をスキン登録し、動作確認を行って下さい。(動作確認後、同 様に旧WP 環境の管理ポートレットからスキンを削除してください。) [新 WP 環境] (3)旧 WP 環境より編集したマイグレーションスキン「MigrationSkinV6」を移動します。 コピー先のディレクトリー:<wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\skins\html ※マイグレーション・タスクの実行により、スキンの編集が上書きされてしまわないように、旧 WP 環境内の 「MigrationSkinV6」を消しておく必要があります。 Page 16 of 34 (4)スキンに使用されるテキストで、V6.0 で変更されたものを WP V5.0.2.3 と揃えます。 変更されているリンク・テキスト 表示させたいリンク・テキスト 個別設定 編集 a. 3-1 で作成した「migration_edit.properties」へ以下を追記します。 ファイルの場所: <was60_root>\java\bin migration_edit.properties ※太字部分を追記 link.selfcare.old = プロファイルの編集 link.editlayout.old = ページの編集 link.assign.permissions.old = 許可の割り当て edit.old = 編集 b. コマンドプロンプトにて、以下のコマンドを実行し、上記ファイルをコード変換し直しま す。 > cd <was60_root>\java\bin > native2ascii.exe migration_edit.properties migration.properties c. 新しい「migration.properties」を利用できるように、以下へ配置します。 ファイルを配置する場所: <wp60_root>\shared\app\nls ※テーマのアップデート時に保管したファイルへの上書きとなります。 d. 配置したプロパティーを参照するように、以下のように Control.jsp を編集します。 Control.jsp ファイルの場所:<wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\skins\html\MigrationSkinV6 編集ボタン (編集前) <img border="0" align="absmiddle" class="wpsPortletTitleIcon" src='<wps:urlFindInTheme file="title_edit.gif"/>' alt='<wps:text key="edit" bundle="nls.titlebar"/>' title='<wps:text key="edit" bundle="nls.titlebar"/>'> (編集後) <img border="0" align="absmiddle" class="wpsPortletTitleIcon" src='<wps:urlFindInTheme file="title_edit.gif"/>' alt='<wps:text key="edit.old" bundle="nls.migration"/>' title='<wps:text key="edit.old" bundle="nls.migration"/>'> Page 17 of 34 (5)「復元」ボタンの表示を 1 つにするために、Control.jsp を編集します。 ※V5.0.2.3 のスキンをそのままV6.0 で用いると、 「最大化」 「最小化」している際に、 「復元」ボタンが2 つ表示されて しまうため、修正しています。 Control.jsp ファイルの場所:<wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\skins\html\MigrationSkinV6 復元ボタン (編集前) <wps:portletRestore> <a href='<%=wpsPortletRestoreURL%>'><img border="0" align="absmiddle" class="wpsPortletTitleIcon" src='<wps:urlFindInTheme file="title_restore.gif"/>' alt='<wps:text key="restore" bundle="nls.titlebar"/>' title='<wps:text key="restore" bundle="nls.titlebar"/>'></a> </wps:portletRestore> (編集後) ※上記のコードが編集前は2 つ存在します。そのうち片方を削除します。 Page 18 of 34 4. お気に入りの使用可能化 この章では、WP V5.0.2.3 での「お気に入り」を使用可能にするための手順について説明します。 実際にマイグレーションするテーマにて、 「お気に入り」を使用していない場合は、この章をスキッ プして構いません。 ※ここでの作業は、DB2、ITDS、IHS、およびWP が起動していることが前提となります。DB2、ITDS、IHS はWindows サ ービスより、WP は以下より確認して下さい。 【WP の起動確認】 コマンドプロンプトにて、以下のコマンドを実行します。 > cd <wp60_profile>\bin > serverStatus.bat WebSphere_Portal –user wpbind –password wpsbind ※停止している場合は以下のコマンドで起動します。 > startServer.bat WebSphere_Portal (1)ブラウザーにて、WP へ管理ユーザー(wpsadmin)でログインします。 URL: http://websportal.ibm.com/wps/portal Page 19 of 34 (2)メイン・メニュー(起動)より「管理」をクリックします。 (3)「ページの管理」>「コンテンツ・ルート」の順にクリックします。 Page 20 of 34 (4)「新規ラベル」をクリックします。 (5)以下の情報を入力し、 「OK」をクリックします。 タイトル: お気に入り Page 21 of 34 (6)同ページ内で、 「お気に入り」を検索し、 「ページ・アクセス権の設定」をクリックします。 (7)特権ユーザーに対応する「役割の編集」をクリックします。 (8)「追加」をクリックします。 Page 22 of 34 (9)ここでは、InfoCenter に従い、 「すべての認証ポータル・ユーザー」にチェックを入れ、 「OK」 をクリックします。 (10)「お気に入り」>「完了」の順にクリックします。 Page 23 of 34 (11)「カスタム固有名」>「ページ」の順にクリックします。 (12)「お気に入り」を検索し、 「ページの固有名の編集」をクリックします。 (13)以下を入力し、 「OK」をクリックします。 固有名: wps.My Favorites Page 24 of 34 (14)「ページの管理」にて、 「お気に入り」を検索し、 「ページ・プロパティーの編集」をクリック します。 (15)「拡張オプション」 、 「パラメーターを設定する」をクリックします。 Page 25 of 34 (16)以下を入力し、 「追加」>「OK」の順にクリックします。 新規パラメーター: Favorites 新しい値: Yes (17)「OK」をクリックします。 Page 26 of 34 5. 動作確認 この章では、これまで編集したテーマスキンが正しく表示されるかの確認を行います。 ※ここでの作業は、DB2、ITDS、IHS、およびWP が起動していることが前提となります。DB2、ITDS、IHS はWindows サ ービスより、WP は以下より確認して下さい。 【WP の起動確認】 コマンドプロンプトにて、以下のコマンドを実行します。 > cd <wp60_profile>\bin > serverStatus.bat WebSphere_Portal –user wpbind –password wpsbind ※停止している場合は以下のコマンドで起動します。 > startServer.bat WebSphere_Portal 最終的な画面イメージ Page 27 of 34 (1)ブラウザーにて、WP へ管理ユーザー(wpsadmin)でログインします。 URL: http://websportal.ibm.com/wps/portal (2)メイン・メニュー(起動)より「管理」をクリックします。 Page 28 of 34 (3)「テーマとスキン」>「新規スキンの追加」の順にクリックします。 Page 29 of 34 (4)以下の情報を入力し、 「OK」をクリックします。 スキン名とデフォルト・ロケールのタイトル: スキン・ディレクトリー名: マイグレーションスキン動作確認 MigrationSkinV6 (5)「新規テーマの追加」をクリックします。 Page 30 of 34 (6)以下の情報を入力し、 「OK」をクリックします。 テーマ名とデフォルト・ロケールのタイトル: マイグレーションテーマ動作確認 テーマ・ディレクトリー名: MigrationThemeV6 このテーマのスキン: マイグレーションスキン動作確認 (7)「ページの管理」にて、 「サイト・マップ」を検索し、ページ「サイト・マップ」の「ページの プロパティーの編集」をクリックします。 Page 31 of 34 (8)テーマを「マイグレーションテーマ動作確認」に変更し、 「OK」をクリックします。 (9)メイン・メニュー(起動)から、 「サイト・マップ」をクリックします。 Page 32 of 34 (10)テーマスキンが正しく表示されていることを確認します。 ※動作を確認した後、 「テーマとスキン」より、動作確認用のテーマスキンを削除しておきます。 1. メイン・メニュー(起動)より「管理」をクリックします。 2. 「テーマとスキン」をクリックし、動作確認用のテーマスキンを選択し、 「テーマの削除」 、 「スキンの削除」をクリ ックします。 ※当資料の例を参考にして作業を実施しても、独自に作成されたカスタマイズの内容によっては正しく表示されない可 能性もあります。テーマスキンのマイグレーションはテーマスキンの作りによって必要な作業が大きく変わってくるた め、正しく動作しない場合は、InfoCenterも参照して作業を行ってください。 当資料では、WP 5.0上で作成したテーマスキンが、正しくWP 6.0 上で動作するかどうかを確認するために事前にWP V6.0 上に、WP 5.0からコピーしてきたテーマやスキンを登録して確認しましたが、各テーマやスキンが適用されているペー ジやポートレットの情報などは、マイグレーション・タスクの実行で移行されます。 マイグレーション・タスクの実行に関しては、別紙「WP V6.0 マイグレーション手順書」を参考にしてください。 最終的には、第6章の「テーマスキンの再配置」の実施においてテーマスキンの移行作業が完了すること になります。 Page 33 of 34 6. テーマスキンの再配置 [新 WP 環境] ※ここでの作業は、マイグレーション・タスクを実行した後に行って下さい。また、新 WP 環境の WP が停止しているこ とが前提となります。 マイグレーション・タスクにて自動で配置されたテーマ「MigrationTheme」およびスキン 「MigrationSkin 」を削除し、3 章で編集したテーマ「MigrationThemeV6 」およびスキン 「MigrationSkinV6」を、それぞれ「MigrationTheme」 、 「MigrationSkin」へリネームします。 変更前 変更後 ファイルの場所 MigrationTheme 削除 <wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\ themes\html MigrationThemeV6 MigrationTheme <wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\ themes\html MigrationSkin 削除 <wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\ skins\html MigrationSkinV6 MigrationSkin <wp60_profile>\installedApps\websportal\wps.ear\wps.war\ skins\html この作業がテーマスキンのマイグレーションにおける最後の作業となります。この作業が終了した後、 新 WP 環境にて、テーマスキンが正しく表示されることを確認して下さい。 以上で、テーマスキンのマイグレーションについての作業は終了です。 Page 34 of 34