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エンタープライズ統合フレームワーク MCT/CIS概説 渋谷テクニカルナイト
渋谷テクニカルナイト エンタープライズ統合フレームワーク MCT/CIS概説 (IPSC 6949-18T) 2009/12/18 MCT/CISは日本IBMの J2EEチャネル統合フレーム ワークです アプリケーション・ハブと 呼ばれるものです その可能性を事例と共にご 紹介します IBM Global Business Services M u l t i C h a n n e l T r a n s f o r m a t i o n Channel Integration Server エンタープライズ統合フレームワークMCT/CIS概説 アブストラクト MCT/CIS フレームワークが今着目されています。 アプリケーション・ハブと呼ばれるソリューション・アセットで、企業内の 既存システムを統合し、コンポーネント化・サービス化を行います。 WebSphere Application Server で稼働する、大規模な実行基盤です。 制約の多い既存システムを連携するケースでも、柔軟に対応が出来る 事から、複数銀行で SOA 化推進の為の共通統合基盤としても採用さ れています。 ミドルウェア製品と組合わせて使用することにより、IMS/SAIL や SAP などの基幹システムを統合化・サービス化した事例を含め、このフレー ムワークの可能性を、開発者として紹介します。 Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 1 Channel Integration Server 1 概要 2 パターンからの裏付け 3 事例 4 新機能紹介 5 まとめ 豊富な実績!!柔軟で堅牢!! Multi-Channel Transformation とても簡単!! 非常に高い連続可用性!! © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 2 Channel Integration Server MCT/CISとは WASで稼働するフレームワークです MCTは 「Multi-Channel Transformation」 の略 IBMの分散システム連携の概念 CISは 「Channel Integration Server」 の略 フレームワークの名前 ユーザー ユーザー アプリ アプリ ユーザー ユーザー アプリ アプリ ユーザー ユーザー アプリ アプリ MCT/CIS フレームワーク(実行環境) WAS上で稼働 MCT/CIS上にJavaでアプリを開発 するためのもの Multi-Channel Transformation WAS (WebSphere Application Server) © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 3 Channel Integration Server MCT/CISとは Javaアプリ開発用のフレームワークです Strutsのような画面開発用ではな い プレゼンテーション ロジック アプリケーション ロジック SpringなどのようなDIコンテナーで はない DI : Dependency Injection ユーザー開発物 アプリ(画面) アプリ(画面) アプリ(ロジック) アプリ(ロジック) 業界に特化した業務機能は無く、 汎用的なアプリ基盤 フレームワーク Struts Struts MCT/CIS Servlet/JSP Servlet/JSP EJB EJB WASだけに依存 (開発はRAD) 稼働実績OS: AIX、Linux、 Windows RAD: Rational Application Developer (IBMのJ2EE開発環境、 Eclipseベース) Multi-Channel Transformation J2EE J2EE © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 4 Channel Integration Server MCT/CISとは アプリケーション・ハブ(AH)と位置づけています 接続・連携が必要なロジック を開発するアプリ基盤 アプリケーション・サーバーより も接続性の高いアプリが開発 できる ハブよりも高度な連携アプリが 開発できる ニッチな存在 間の子 アプリ サーバー アプリ & ハブ ハブ 隙間 基本はアプリサーバー寄り Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 5 Channel Integration Server アプリケーション・ハブ(AH)の概要図 接続・連携が必要なロジックを開発するアプリ基盤です 提供される接続機能(プロトコル、管理・運用)を利用可能 Javaスキルだけで開発でき、拡張性・柔軟性に富む アプリ実行 消費者 ユーザー アプリ 消費者 消費者 提供者 コネクター 提供者 コネクター 提供者 MCT/CIS フレームワーク(実行環境) WAS (アプリケーション・サーバー) Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 6 Channel Integration Server AHが役に立つケース 1 提供側として、接続性が欲しいアプリケーションに有効です アプリサーバーを拡張して 色々な接続対応(プロトコル、運用)が必要 消費者 アプリサーバー (提供者) 消費者 ユーザー 接続機能 アプリサーバー (提供者) 消費者 ユーザー 接続機能 消費者 SW、HWの追加と 複数の実装技術の習得が必要 隙間 ユーザー アプリ < アプリ ハブ < ユーザー アプリ 消費者 ユーザー 接続機能 接続機能を自前で作るには面倒 Multi-Channel Transformation 消費者 ハブ ハブを買うほどでもない © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 7 Channel Integration Server AHが役に立つケース 2 消費者側として、接続性が欲しいアプリケーションに有効です アプリサーバーを拡張して 色々な接続対応(プロトコル、運用)が必要 アプリサーバー (消費者) 提供者 ユーザー 接続機能 ユーザー アプリ ユーザー 接続機能 SW、HWの追加と 複数の実装技術の習得が必要 アプリサーバー (消費者) 提供者 ユーザー アプリ 提供者 隙間 提供者 < アプリ ハブ < ユーザー 接続機能 提供者 接続機能を自前で作るには面倒 Multi-Channel Transformation ハブ 提供者 ハブを買うほどでもない © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 8 Channel Integration Server AHが役に立つケース 3 レガシーな(特殊な)プロトコル対応が必要なGWに有効です レガシーな環境では、 特殊なプロトコルや通信手順、運用に対応が必要 → 従来は、C言語やJavaなどで一から手作り ほとんど無手順なSocket接続、SNA LU0接続など (ハブの標準機能が使えな い) 消費者 消費者 消費者 例えば、 レガシー GW 提供者 レガシー プロトコルは標準的だが、高度な制御・ 運用機能開発が必要なもの(セッション 管理、経路管理、補償処理など) レガシー環境では往々にして、制御・運用機能開発 の工数が電文変換の開発工数よりずっと大きい アプリ ハブ 既存システムとの柔軟な開発には アプリ・ハブ(AH)をベースに開発すると楽 Multi-Channel Transformation FTPでもチェックサムや送達確認、暗号化や圧縮、分割、部分 リトライ、証跡、監視システムとの連携、バックアップ、メンテナ ンス、災害対策、開閉局、排他制御、認証などの 独自の要件に合わせた機能開発が必要 © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 9 Channel Integration Server AHが役に立つケース 4 レガシーアプリのサービス化(SOA WRAPPER) レガシーアプリには極力 修正せずに、サービス化 レガシーとの接続は従来 のプロトコルを利用し、必 要なら複数回の機能を呼 び出しを行い、WEBサー ビスに変換する WebサービスIF レガシーIF 消費者 (Struts, JSF etc.) プレゼンテーション アプリケーション アプリハブ コンポジット・アプリのた めの基盤とも言える Legacy App Multi-Channel Transformation Legacy App コンポジット・アプリケーション Legacy App レガシー・アプリケーション © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 10 Channel Integration Server MCT/CIS概要図 多様な「コネクター」と、「制御・管理・運用機能」を提供します アプリケーション サービス 提供コネクター フロントエンド コネクタ(FC) SNA - LU0 Socket SOAP/HTTP RMI/IIOP MQ FTP Mail 独自拡張用 MQ アプリ ケーション アプリ ケーション アプリ ケーション アプリ ケーション アプリ ケーション アプリケーション サービス アプリケーション・ハブ FC I/F SOAP/HTTP Webサービス FC I/F RMI/IIOP SNA LU0 独自 プロトコル バックエンド コネクタ(BC) トランザクションサーバー (TRX) FC FC MQ MQ FC FC SOAP SOAP FC FC IIOP IIOP RMI/ RMI/ IIOP IIOP zzメッセージ変換 メッセージ変換 zz開閉局判定 開閉局判定 zz流量制御 流量制御 zzアクセス管理 アクセス管理 zz権限管理 権限管理 zz共通認証 共通認証 zz仕掛り管理 仕掛り管理 zzエラーメッセージ作成 エラーメッセージ作成 zzタイムアウト管理 タイムアウト管理 zzログ出力 ログ出力 zzアプリケーション呼出し アプリケーション呼出し BC BC MQ MQ RMI/ RMI/ IIOP IIOP BC BC SOAP SOAP ・・・ ・・・ アプリケーション FC FC LU0 LU0 FC 独自 FC 独自 サーブレット IIOP サーブレット IIOP /独自RA /独自RA I/F I/F アプリ ケーション RMI/IIOP アプリ ケーション BC BC LU0 LU0 SNA LU0 IMS アプリ ケーション アプリ ケーション 汎用BC User-App (Java) SOAP/HTTP Webサービス アプリ ケーション BC BC IIOP IIOP BC BC Mail Mail User-App User-App (Java) (Java) MQ MQ 独自 独自 インタフェース インタフェース SMTP 独自プロトコル アプリ ケーション チャネル統合サーバー基盤(MCT/CIS) FTP, SOCKETコネクターあります グローバルスタンダードなJ2EEオープン基盤 グローバルスタンダードなJ2EEオープン基盤 WebSphere WebSphere Application Application Server Server V.7 V.7 特殊なプロトコルにも コネクター追加で対応できます Multi-Channel Transformation 様々なOSをサポート 様々なOSをサポート Linux, Linux, AIX, AIX, Windows Windows © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 11 Channel Integration Server レガシーGW開発の内訳例 大半の開発工数は 「制御・管理・運用機能」 に対してです 「電文の解釈や作成」、「プロトコル対応」 の工数は 約17% 程度 地方銀行上位行のA社の レガシーGW開発工数内訳 (コード開発・UTの規模) 他の事例からも 10%~25% 17% 17% GWシステムとしての基本的な運用機能 に加え、レガシーGW特有の、連携先の 状態管理、振分制御、経路管理、セッ ション管理、接続システムの一覧更新、 開閉局、認証等々の「制御・管理・運用 機能」の開発が求められるからです 「制御・管理・運用機能」の 開発生産性 や、提供される基本機能の有無が 工数削減や品質の確保に重要 ここに 注目! 83% 83% 電文変換・プロトコル変換 電文変換・プロトコル変換 制御・管理・運用機能 制御・管理・運用機能 Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 12 Channel Integration Server MCT/CIS独自の概念 「制御・管理・運用」 を行うために、「チャネル」という概念を実装しました チャネルとは、MCT/CISと接 続するドメインごとに異なる 接続要件に対応するための ファサードです 提供サービス サービス時間 プロトコル対応(JCAレベル) メッセージ形式 文字コード、ID変換 流量制限 認証・認可方式 ログ出力(証跡、暗号化) 消費者 消費者 チャネル (CISコネクター) 接続要件 認証 ログ サービス可否 流量 プロトコル フォーマット etc 消費者 ユーザー アプリ チャネル (CISコネクター) 消費者 ドメイン (同じ運用、 同じサービス, 同じセキュリティ レベル) 接続要件 認証 ログ サービス可否 流量 プロトコル フォーマット etc JCA:Java Connector Architecture Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 13 Channel Integration Server MCT/CISが提供する主な機能 ハブ機能: 「制御・管理・運用」 機能開発の基礎を提供しています コネクター MQ, RMI/IIOP, Webサービス, FTP, Socket, メール 汎用 (独自コネクター追加可能) メッセージ変換管理(判別とイン ボーク) 流量制限管理 (チャネル単位) 開閉局制御 (チャネル単位) サービス状況制御 (チャネル単 位、アプリ単位) 認証・認可管理 (チャネルとアプ リIDの組み合わせ) ログ (チャネル単位) アクセスログ(統計、セキュリティ) バイナリーログ(マルチプロトコル 対応ジャーナル、証跡) システムログ(デバッグ) 発報ログ(監視IF) アプリ起動ログ(課金・確認) ローテーション(自動、任意タイミ ング) FC BC ア ア プ プ リ リ FC Multi-Channel Transformation TRX BC © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 14 Channel Integration Server MCT/CISが提供する主な機能 アプリ実行環境機能: JAVAで実装のため簡単で移植性にも優れます アプリケーション管理 (判別とイ ンボーク) タイムアウト管理 (チャネル単位、 アプリ単位) 例外処理 (チャネル単位、アプリ 単位) エラー時も情報返却が可能 各種コネクターやユーティリティな どを利用可能 Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 15 Channel Integration Server MCT/CISが提供する主な機能 運用・管理機能: 24時間365日運用を想定して作られています アプリケーション実行モニター (チャネル単位、全体) 無停止の設定変更 運用管理システムI/F (Tivoli、 JP1、千手 などと連携) 複数台での情報共有 メッセージフォーマットを自由に定 義可能 管理用コマンドライン・インター フェース(ユーザー拡張可) 共有テーブル(稼働中に入替可、 全台一斉変更予約可) 分散共有型メモリーテーブル (SonicShare) スタートアップ、シャットダウン (グレースフル対応) ログ・ローテーション(自動、任意) 管理画面 (WEB) Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 16 Channel Integration Server 1 概要 2 パターンからの裏付け 3 事例 4 新機能紹介 5 まとめ 豊富な実績!!柔軟で堅牢!! Multi-Channel Transformation とても簡単!! 非常に高い連続可用性!! © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 17 Channel Integration Server Core J2EE Patterns からの裏付け Core J2EE Patternsの発展の歴史からMCT/CISを見てみます J2EE開発によく利用するパターンを集積 MVCモデル Business Delegate Session Façade Business Object Transfer Object Data Access Object Service Activator etc. Core J2EE Patterns: 画面作成 処理を外部に委託 代表して受託した処理を統括実施 業務データ 送受信用のデータ データソースをロジックから隠蔽 非同期メッセージの受信 http://java.sun.com/blueprints/corej2eepatterns/index.html Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 18 Channel Integration Server Core J2EE Patterns からの裏付け 1.画面とロジックの分離、データソースの隠蔽が実現 画面 Client Controller データ 外部リソース ロジック Business Delegate View Session Facade Business Object Obtain/modifies Data Access Object Data Source Creates/uses Transfer Object Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 19 Channel Integration Server Core J2EE Patterns からの裏付け 2.非同期メッセージビーン(MDB)からもロジック呼び出しか可能に 画面 Client データ 外部リソース ロジック Controller Business Delegate Session Facade View Business Object Data Access Object Data Source メッセージ Client request Service Activator Session Facade Transfer Object Message Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 20 Channel Integration Server Core J2EE Patterns からの裏付け 3.WEBサービスも利用できる様になった 画面 Client データ 外部リソース ロジック Controller Business Delegate Session Facade View Business Object メッセージ Client request Service Activator Data Access Object Data Source Session Facade Transfer Object Message WebService Client request Endpoint Processer WebService Broker Session Facade Message Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 21 Channel Integration Server Core J2EE Patterns からの裏付け 4.データソースも色々 画面 Client データ 外部リソース ロジック Controller Business Delegate Session Facade Transfer Object 例えば、 DB View メッセージ Client request Service Activator Business Object Session Facade Message WebService Client request Endpoint Processer WebService Broker Session Facade Data Access Object Data Source Data Access Object Data Source Transfer Object 例えば、 パッケージ Message Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 22 Channel Integration Server Core J2EE Patterns からの裏付け J2EEパターンの J2EEパターンの 素直な適応形 MCT/CISはこの環境を実現できます Controller Business Delegate Session Facade 1..* Transfer Object MCT/CISだとコネクター View 例えば、 DB メッセージ Client request Service Activator Session Facade Business Object MCT/CISだとコネクター WebService request Endpoint Processer WebService Broker MCT/CISだとコネクター Message Multi-Channel Transformation Data Access Object Data Source MCT/CISだとコネクター Data Access Object Message Client データ 外部リソース ロジック 画面 Client 連携アプリの 基盤に適する Session Facade MCT/CISだとアプリ Data Source 例えば、 パッケージ Transfer Object MCT/CISだとコネクター © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 23 Channel Integration Server SOA Design Patterns からの裏付け SOAのデザイン・パターンを集めた著書 Prentice Hall Service-Oriented Computing Seriesの1冊 著者:Thomas Erl (World's top-selling SOA author) 序文はGrady Booch SOAコミュニティから収集したデザインパターンを紹介 約80個のデザインパターン、800ページ 35人のContributor Ward Cunningham David Chappell ... 他 ISBN:9780136135166 Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 24 Channel Integration Server SOA Design Patterns からの裏付け 既存システム連携に関するパターンは、「レガシーのカプセル化」です SOA Design Patterns Service Inventory Design Patterns(24) Service Design Patterns(34) Foundational Inventory Patterns(7) Logical Inventory Layer Patterns(3) Inventory Centralization Patterns(4) Inventory Implementation Patterns(7) Inventory Governance Patterns(3) Foundational Service Patterns(7) Service Implementation Patterns(6) Service Security Patterns(4) Service Contract Design Patterns(5) Inventory Boundary Patterns(2) Inventory Structure Patterns(3) Inventory Standardization Patterns(2) Service Identification Patterns(2) Service Definition Patterns(3) Capability Composition Patterns(2) Legacy Encapsulation Patterns(3) Service Governance Patterns(9) Service Composition Design Patterns(23) Multi-Channel Transformation Capability Composition Patterns(2) Service Messaging Patterns(10) Composition Implementation Patterns(4) Service interaction Security Patterns(4) Transformation Patterns(3) ※かっこ内はパターンの数 © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 25 Channel Integration Server SOA Design Patterns からの裏付け 「レガシーのカプセル化」のパターンは、3つあります 大分類 Service Design Patterns 中分類 Service Encapsulation Patterns デザインパターン名称 課題 解決策 Legacy Wrapper レガシー・ロジックをカプセル化したサービスのコントラクトは実装技術依 存で標準でない要素を含んでしまうことがある。 サービスを置き換えるかさらにラップするかして、実装依存の要素の削 除やカブセル化を行う。 Multi-Channel Endpoint レガシー・システムは特定のチャネルごとに実装されるため、冗長なサイ ロ構造のアプリケーションが作られている。 チャネルごとに作られた複数のシステムを包み込む中間的なサービスを 設計する。 File Gateway レガシー・システムは入出力としてファイルしか受け付けない。 入力と出力のファイル処理を行う中間的なロジックをサービスとレガシー の間に導入する。具体的にはEnterprise Integration Patternsを参照。 Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 26 Channel Integration Server SOA Design Patterns からの裏付け レガシーの SOA化に適する SOA化に適する 「レガシーのカプセル化」の全3パターンが、MCT/CISで実績があります Legacy Wrapper Multi-Channel Endpoint インターネットチャネル 消費者 Legacy Wrapper 提供者 レガシー レガシー プロトコル File Gateway 消費者 ブラウザー 携帯チャネル 消費者 携帯 キオスクチャネル 消費者 File GW 提供者 レガシー FTP マルチ チャネル サービス 提供者 レガシー 提供者 レガシー 消費者 端末 WebサービスIF レガシーIF Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 27 Channel Integration Server 1 概要 2 パターンからの裏付け 3 事例 4 新機能紹介 5 まとめ 豊富な実績!!柔軟で堅牢!! Multi-Channel Transformation とても簡単!! 非常に高い連続可用性!! © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 28 Channel Integration Server 事例1.金融機関におけるマルチチャネル・システムの課題 個別最適化の考えの元、一生懸命走ってきたけれど、今振り返ると、、、、 認証方式 の相違 業務別の クライアント 有人対応 ・窓口 ・相談端末 ・渉外担当者 ・コールセンター ・eコラボレーション ・事務集中 認証 DB 端末 CRM DB ホスト ゲート ウェイ チャネル個別サーバー オペレーター 外部 サービス 認証 DB 端末 サブシステムごとの ホスト接続対応 分散された CRM DB チャネル個別サーバー ホスト ゲート ウェイ 勘定系/基幹系 処理 全顧客ファイル 勘定系 CRM DB 無人対応 ・インターネット ・eメール ・音声応答 ・ATM ・EDI 端末 ホスト ゲート ウェイ チャネル個別サーバー 外部 サービス 端末 同一ロジックの 個別対応 Multi-Channel Transformation チャネル個別サーバー オペレーター オペレータ/ バックエンド業務 の分散 ホスト ゲート ウェイ 外部サービスの 個別接続 © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 29 Channel Integration Server 事例1.チャネルの共通アプリ と 情報、接続 を集約 1つのクライアントで 複数の業務の利用 共通ロジックの 再利用 認証・認可情報の 一元管理 集約された CRM DB システム共通の ホスト接続対応 チャネル統合サーバー ・窓口 有人対応 ・ACM ・渉外担当者 ・コールセンター ・eコラボレーション ・事務集中 チャ ネル 固有 チャ ネル 固有 無人対応 チャ ネル 固有 ・インターネット ・eメール ・音声応答 ・ATM ・EDI チャ ネル 固有 フ ロ ン ト エ ン ド チ ャ ネ ル チャネル 個別ロジック (将来共有さ れるもの) CRM/キャンペーン アプリケーション・ロジック シュミレーション アプリケーション・ロジック チャネル 共通ロジック バ ッ ク ク エ ン ド チ ャ ネ ル アドバイス 業務/事務処理 アプリケーション・ロジック 認証 アプリケーション・ロジック ジャーナル コアアプリケー ション・ プロセス CRM DB 全顧客ファイル 勘定系 FAX Mail 帳票 外部サービス接続 の共通化 バックエンド通信 チャネル統合サーバー基盤(CIS) グローバルスタンダードなオープン基盤 WebSphere Application Server 外部サービス プレゼンテーション層 チャネル統合サービス層 ・画面制御 ・顧客サービスとセールスのロジック ・デバイス制御 ・DBアクセス機能 ・G/W機能 *マルチチャネル・トランスフォーメーション Multi-Channel Transformation ・情報照会サービス ・外部処理 (DM、カード発行) 等 オペレータ/ バックエンド業務 の集約 © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 30 Channel Integration Server 事例1. 信託銀行様 段階的な統合 チャネルの更改のタイミングで順次統合していった例 Step.1 Call Center in 2005 App App WACs App HTML App RMI/ IIOP CC-only App CTStage MQ App Integration Session HTTP 資産の 活用 接続性 WBISF V5.1 Auth App Browser ActiveX 開発はIBM、お客様のシステム子会社様が保守・拡張を行われ、 5サブシステムへ接続・統合を約1年で実現されました! Contact History Operator Info MCT App CIS V1 Customer Info DB G/W HOST SOAP/HTTP Web-Service (WSDL) 外貨 (.NET) XML History DB SOAP/HTTP Web-Service (WSDL) Transaction History Step.2 Internet Banking in 2006 WAS6 WAS6 WACs Auth Session WACs WACs App App RMI/ IIOP HTML Session Info DB SOAP/HTTP Web-Service (WSDL) App App History WAS6 MCT App App App MCT Auth App CIS V3 CIS V3 MQ Flash App App WAS6 MCT Auth App App App MCT App CIS V3 CIS V3 History Multi-Channel Transformation 外貨 (社外ASP) 投資信託 (WebLogic) ローン (Package) 80% of Call-center CIS V.1 App is reused on Internet CIS V.3 WAS6 RMI/ IIOP 社内外の 複数の サービスを 組合せ Integration Step.3 Internet 401k(annuity) in 2007 WAS6 Session WACs Servlet SOA DB Integration SOAP/HTTP and Web-Service (WSDL and non-WSDL) 市況情報 (社外 ASP) 現在の資産を 最大限活用しながら 迅速な戦略対応へ © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 31 Channel Integration Server 独自のレガシー接続を CISコネクターを作成して実現 現行ホストにほとんど影響がない 事例2.証券会社様 株売買ASP 柔軟性 数十社 利用会社C 利用会社B Web AP サーバー 利用会社A フロントエンド・ チャネル コネクター(FC) 共通ロジック フロントエンド接続 (ASP提供先) 文字コード変換UTIL Web Value Pack (WACs) ブラウザー フロントエンド接続 (Webサービス接続) VPN 接続性 バックエンド・ コネクター(BC) 権限管理 バックエンド接続 (現行SONAR) プルーフ機能 メッセージ変換 ホストGW(IHGW) DBテーブルキャッシュ バックエンド接続 (オンライン印刷基盤) DBアクセス (DAO Generator) 資産の 活用 現行ホスト 現行 オンライン Socket 既存システムへの影響を最小化 既存システムへの影響を最小化 (サービス化しない) (サービス化しない) Webサービス 印刷 HUB メッセージ変換 文字コード変換UTIL オンライン印刷 バッチ印刷 擬似会話制御 リッチクライアント 画面提供だけでなく 画面提供だけでなく WEBサービス提供も含め WEBサービス提供も含め 将来チャネル追加が可能 将来チャネル追加が可能 フロントエンド接続 (ATM網接続) 汎用プリンター インターネット トレード ATM接続 ATM 接続 GW 統合 統合ATM 郵貯CAFIS 拡張性 e-mail コンプライアンス チェック バックエンド接続 (ESB) バックエンド接続 (EUC) イベント・ベースド マーケティング バックエンド接続 (ペーパーレス) 統合顧客情報 バックエンド接続 (WEBBROKERⅢ) 統合 CRM SOAとしての再利用を目指し SOAとしての再利用を目指し (サービス化) (サービス化) ESB バックエンド接続 (コールセンター) バックエンド接続 (OMS) (例外処理、ログ、ユーティリティ、アクセス制限、サービス管理、流量制限、 モニタリング、Tivoli I/F、コマンド、共有メモリー、構成管理、スタートアップ) インターネット トレード Internet Multi-Channel Transformation チャネル統合サーバー基盤(CIS) WAS on z/Linux 今後開発 © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 32 Channel Integration Server 事例2.株式会社大和総研ビジネス・イノベーション様 既存のIT資産を最大限有効に活用し、低コストでスピーディーなSOA化を実現 No.61 SOAによる変革 -地球をよりスマートにするSmart Work「PROVISION Spring 2009 No.61」 http://www-06.ibm.com/jp/provision/no61/index.html ダウンロードできます Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 33 Channel Integration Server 事例3.地方銀行様 「サーバー集中プロジェクト」 「銀行のチャネル統合GW構築」 「銀行のチャネル統合GW構築」 現 (店舗端末、ATM、融資チャネルの統合) (店舗端末、ATM、融資チャネルの統合) GW機能 営業店機能 NFWS 端末 営業店 サーバー NFWS 端末 NFWS 端末 勘定系 IMS/SAIL 合計 数百台 情報系 IMS/SAIL WAN 数千台 ①営業店サーバー更改時期の到 ②営業店システム運用コストの増 ③ATMが接続されている2210ルーターの老朽化 2210 2210 ルーター ルーター ATM ATM 数千台 センター した を 化 ー 老朽 ーバ 約 サ に集 舗 店 ター セン 営業店 数百 新 ①営業店サーバーをセンター集中サーバー システム上に統合 ②2210を廃止し、SDLCからTCP/IPに変更 その他 NFWS 端末 GW機能 営業店機能 NFWS 端末 NFWS 端末 WAN 勘定系 IMS/SAIL チャネル統合 チャネル統合 サーバー サーバー 情報系 IMS/SAIL 数千台 合計 4台 ATM ATM TCP/IP化 営業店 数百 Multi-Channel Transformation その他 センター © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 34 Channel Integration Server 事例3. 「営業店とATM、融資の連携ハブ」をSOA RERに則り構築 現行システム統合 と 融資SOAシステム を連携するハブとして構築 地銀団体7銀行 に展開されます SOAワールド 現行ワールド Webサービスの世界 Webサービスの世界 SNAや SNAやMQの世界 MQの世界 データ バックエンド (業務機能 サービス) DB DB 勘定系 SAIL/IMS 対外系 情報系 SAIL/IMS 業務サーバー (サービス) ◆営業店とATMのチャネル統合 ロジックを実装できるCISでは、営業店ごとのサー バーを無くし、管理と運用のコストダウンを実現 SNA LU0 コネクター 連携基盤 コネクター チャネル統合サーバー Web (MCT/CIS) ESB サービス ビジネスフロント (画面・制御) MQ ATM サーバー 営業 サーバー コンタクトセンター サーバー CISのIMS/SAILへの コネクターFC LU0/BC LU0と、 システム構成情報を4台のCISで 共有するSonicShareを採用 融資サーバー (プロセス) 削減効果: - 数百店舗×2台(冗長) → 4台のCIS - LU削減 数千LU → 数百LU(動的管理で実現) ◆融資SOAシステムとIMS/SAILを結ぶGW としてCISを利用 CISがホスト電文とWebサービスの変 換を実施、CISのWSDL自動生成ツールも有効だった チャネル ATM 営業店 システム コンタクト インターネット センター 取引処理のドメイン(高速・信頼性) Multi-Channel Transformation 融資業務 業務ドメイン(柔軟性) © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 35 Channel Integration Server SOA driven Rapid Enterprise Renovation を MCT/CISで実現 (現行システムとSOAシステムの共存アーキテクチャー) SOA World ESB SOAによる新システムの世界 業界標準に準拠した「サービス」単位で、 社内外のシステム機能を柔軟に連携 新商品・サービスの開発に、スピード・柔軟性を実現 ビジネス プロセス ワークフロー 新商品・サービス サブシステム Wikipedia 現行 World SOA Wrapper WSDL Hub Application Hub/GW G/W 基幹系システム 現在のシステムの世界 堅牢、かつ高速処理に最適化され、 確立されたアーキテクチャー BPEL BPEL BPEL 2つの世界の 双方向の架け橋を MCT/CISで実現 サービス 山下DE 発案 山下DE発案 2006/12 SOA RER Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 36 Channel Integration Server MCT/CISを利用した SOAトランジション・パターン SOAを進めるには長い時間と順路が必要です。 富士山の入り口と頂上だけなく、順路が必要なのに似ています。 このパターンは既存システムにEAIハブが存在せず、MCT/CISを利用した統合からSOAを始めるパターンです。 MCT/CISが現行ワールドとSOAワールドの連携を実現するシステム・トランジション・シナリオです。 ① 既存システム(現行World) Channel GW Channel GW Channel GW ③ 新しいSOAシステムも統合 HOST 現行 Channel HOST Channel 業務システム MCT/CIS Channel Channel 業務システム 現行 Channel 業務システム Channel SOA E S B New Service New Service New Service ② MCT/CISをコアに現行の統合をスタートする Channel HOST 現行 Channel Channel MCT/CIS Channel 業務システム 業務システム まずは、MCT/CISを利用して、システム間を統合します。 柔軟な接続性をもつMCT/CISでは、現行システムのSOA化を待たずに連携ができ、 資産の活用と、早期に統合メリットの享受が可能です。 その後、SOA対応システムが増えてきたとしても、それらを含めて統合できます。 現行システムもSOAシステムも双方が相互に連携できるアーキテクチャーを 実現できます。 凡例: SOA 注意: Multi-Channel Transformation 既存システム IBM Asset WSDL定義されたIFを持つ新SOA対応システム ビジネス・プロセスも1つのサービスとして記載しています © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 37 Channel Integration Server 事例4.ガス会社様 「新顧客統合システム」 パッケージ導入に於けるいくつかのギャップを連携にて解決 システム面の目的 課題 老朽した現行ERPを SAP ERP で刷新 (構築の速度や実績から選択) SAP CRMも新たに導入し CRMを強化 Multi-Channel Transformation 解決にアドオン開発ではコストが かかり過ぎる 2. 全ての機能はSAPに移行できず、 既存システムが残ってしまい、そ れらの間で機能連携が必要 移行 既存システム AS400等々 1. SAPパッケージでは現行の業務フ ローや求める画面とはギャップが あり、複数画面を見る必要がある。 SAP ERP SAP CRM を導入 3. SAP以外にも顧客情報を持つ システムが沢山あり、それらとの 情報同期が必要 © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 38 Channel Integration Server 事例4.ガス会社様 「新顧客統合システム」 課題1: 現行の業務や画面とのギャップをアドオン開発以外の方法で埋めたい 収集 アプリ ブラウザ 1.ERP情報取得 2.CRM情報取得 3.ERP情報取得 SAP ERP SAP CRM 画面(JSF) 社員 サーバー側でマッシュアップして 4.業務情報取得 1つの画面に表示 既存システム AS400等々 利点: SAPの標準API(WEBサービス)を利用するため、アドオン開発が最小にできる 開発コスト削減、SAPバージョンアップ時の容易性、ユーザー満足度の向上 他のシステムの情報も含めて、業務に必要な情報が得られる Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 39 Channel Integration Server 事例4.ガス会社様 「新顧客統合システム」 課題2: 移行しきれなかった機能と、SAPとの間での機能連携が必要 情報の変更を通知 既存システム AS400等々 FTPやWEBサービス 情報の変更を通知 SAP ERP SAP CRM 連携 アプリ 情報の変更を通知 画面(JSF) ブラウザ FTPやWEBサービス 社員 利点: アプリハブのMCT/CISはシステム間のアプリ連携も可能 ユーザー入力の変更機能(CISアプリ)が、システム間連動にも再利用できた Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 40 Channel Integration Server 事例4.ガス会社様 「新顧客統合システム」 課題3: SAPを含め顧客情報を持つシステム群との情報同期が必要 更新は ここから のみ実施 ブラウザ 同期 同期 アプリ アプリ SAP ERP 顧客 SAP CRM 画面(JSF) リアルタイム更新 (Webサービス) RMI/IIOP 非同期更新 (FTP) 社員 バッチ Tivoli 統合顧客情報 統合顧客情報 マスター マスター 情報 顧客 情報 顧客 顧客 顧客 情報 情報 情報 既存システム AS400等々 利点: MCT/CISが 顧客情報のマスターとなり、散在する顧客情報を同期 CISのアプリは、バッチからの呼び出しも可能で夜間情報同期(FTP配信)も実現 Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 41 Channel Integration Server 事例4. MCT/CISチャネル構成 パッケージ導入時の課題をシンプルに解決し、情報統合、SOA化の基盤となりました MCT/CIS ブラウザ JSF IIOP IIOP FC IIOP BC SOAP (JSF連携) (SAP CRM) 収集 アプリ SOAP/ SOAP/ HTTP HTTP SAP CRM SOAP/ SOAP/ HTTP HTTP SAP ERP SOAP/ SOAP/ HTTP HTTP AS/400 JDBC JDBC DB2 9.5 BC FTP FTP FTP FTPサーバー BC SOAP SOAP/ SOAP/ HTTP HTTP .NET BC SOAP TWS (バッチ) AS/400, .NET 等 シェル シェル Java起動 Java起動 SOAP/ SOAP/ HTTP HTTP MCT/CISに繋げば WEBサービスで 様々な情報を検索出来ため 利用システムが増えていく FC IIOP (TWSバッチ) FC SOAP (お客様検索サービ (SAP ERP) 連携 アプリ BC SOAP (AS/400) TRX BC DB ス) 同期 アプリ (.NET連携) Multi-Channel Transformation 統合顧客情報 統合顧客情報 マスター マスター © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 42 Channel Integration Server 1 概要 2 パターンからの裏付け 3 事例 4 新機能紹介 5 まとめ 豊富な実績!!柔軟で堅牢!! Multi-Channel Transformation とても簡単!! 非常に高い連続可用性!! © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 43 Channel Integration Server MCT/CISの新機能 「SonicShare」 は、「分散Key-Value Store」です 複数サーバー間で リアルタイム・レプリ ケーションが可能な分散KVSです(メモ リー上のハッシュテーブル) SONIC SERVER SONIC SERVER SonicShare データセンター B SONIC SERVER SONIC SERVER ロック機能がない SonicShareはJavaだけあれば稼働 ( CISやWAS,DB不要) SONIC CLIENT サーバー10台程度まで 情報の処理(照会、更新、ロード、ダン プ、管理コマンド)が どのサーバーでも平行処理可能 KVS: Key-Value Store(キーと値の集合) サーバーは 全台Active構成 でメッシュ 状に通信、同じ情報を持つ データセンター A SONIC CLIENT データ容量は 1-2GB/VM 程度まで 照会 IBM東京基礎研究所で開発 Multi-Channel Transformation 更新 © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 44 Channel Integration Server 非常に高い連続可用性 1台のSONICサーバーが障害時 全台Active構成のためTakeOverが不 要 1台のサーバー障害は他のサー バーに全く無関係 自動的に正常な データセンター A SONICサーバーへ リクエスト SONIC CLIENT SonicShare 運悪く障害サーバーを利用していた 要求は、1秒以内(設定例)に自動再 送され処理される 要求は複数サーバーへ配信された後 、クライアントへ応答されるため、従来 より情報ロスに強い データセンター B 正常なSonic サーバー間で 更新を複製 SONIC CLIENT データセンター障害時 データセンター A SONIC CLIENT IP上に通信を実装しており遠距離での 運用が可能。(テスト実績:IBM 箱崎札幌 600Km) Multi-Channel Transformation SonicShare データセンター B SONIC CLIENT 自動的に接続可能な SONICサーバーへリ クエスト © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 45 Channel Integration Server 注意点 トランザクション機能が無いため元 の値を読んで計算を行い、値を上 書きするような用途には使えませ ん (ロックやロールバックは出来な い) 更新処理の流れ データセンター A 1.更新を要求 2.更新を可能か チェック update S1 update 情報が反映されるまで各サーバー の値はバラバラになります(新旧が 混在) サーバー1 サーバー2 サーバー3 KEY1=“XYZ” KEY1=“ABC” KEY1=“ABC” 新 旧 旧 同期状態を監視する機能があり、 1秒以上同期が遅れているサーバ ーは自動で切り離されます キャッチアップが自動で行われ復 旧します Multi-Channel Transformation 3.全SONICサー バーに更新を複製 S2 SonicShare データセンター B update update S3 S4 4.全SONICサーバーで 更新を照会可能に © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 46 Channel Integration Server 事例3. 地方銀行様 「サーバー集中プロジェクト」 SonicShareを利用した端末、ATMの高可用GW: 共同団体の7銀行へも横展開予定 MCT/SonicShare は メモリー上のストレージ(Key-Value Store)全台ACTIVE構成 でテイクオーバーという概念が存在しません。 分散環境で常に同期されており、どこでも照会・更新が可能です。 1つSonicShareの障害は 他のSonicShareに影響しません。 Location: 店舗 Location: センター 長野 VM SONIC CLIENT CIS 数千台 照会・更新・ロード VM CIS 店舗端末 ATM SONIC CLIENT 照会・更新・ロード VM AIX HOST SONIC SERVER をSonicShareで管理 構成管理情報 VM ・テイクオーバーなし (障害復旧が早い) AIX ・全台アクティブ化 SONIC SERVER (スタンバイ機不要) 構成管理情報 ・情報ロスしにくい (同期複製) Location: センター 芳賀 VM SONIC CLIENT CIS 照会・更新・ロード 数千台 VM SONIC CLIENT CIS 照会・更新・ロード Multi-Channel Transformation 「システム構成情報」 (全接続システムの状態とセッション) 全接続システムの状態とセッション) VM ・データ不整合を監視 ・再起動だけで自動復旧 AIX SONIC SERVER 構成管理情報 VM SONIC SERVER 構成管理情報 AIX HOST システム構成情報の特性 •情報が小さい •毎回参照される 最大千件/秒 •都度更新される 最大十件/秒 •全台で共有 最大10台 •1台の障害影響なし •更新反映は最大1秒以下(設定例) (その間の不整合OKな情報用) © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 47 Channel Integration Server MCT/SonicShareでの解決効果 従来技術 (DB2+HADR+PowerHAなど) 障害時テイクオーバー時間の 約1分間 全面障害 1万人以上の顧客に影響 複数SWが必要で、復旧運用機能の 作り込み・運用が複雑 昨今の 金融機関への 厳しい信頼性要求 新技術 (SonicShare) 障害時のダウンタイム ¼の顧客に1秒の遅延 数十件の顧客が、応答が1秒遅くなるだけ 自動で別サーバーで処理され障害に気付かない サーバー再起動のみでキャッチアップ復旧 運用設計・開発・運用実施が楽で少なくなる 安価で高信頼な GWが必要 ATMも 24時間365日 営業 マルチチャネル 統合 コールセンター インターネット 店舗 オープン化 低コスト化 要望 全サーバーActive構成のためStand-by不要で システムの有効活用が可能 リアルタイム同期により、1センターがダウンしても、 別センターがそのまま連続運用可能 Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 48 Channel Integration Server 1 概要 2 パターンからの裏付け 3 事例 4 新機能紹介 5 まとめ 豊富な実績!!柔軟で堅牢!! Multi-Channel Transformation とても簡単!! 非常に高い連続可用性!! © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 49 Channel Integration Server まとめ MCT/CISで様々な統合が可能です。 有効な条件は以下の通りです。 複数システムと接続がある 一般的なコネクターよりも進んだ「制御・ 管理・運用機能」 J2EE Patternsを応用した双方向のコネク ター・アーキテクチャー レガシーシステムと接続がある 特殊なレガシープロトコル、顧客独自プロ トコルへのJavaの接続性の高さ 現行運用に準拠できる柔軟性 制御や管理がある程度高度である 既存システムに影響せずに • • • • 連携度の向上 コンポジット・アプリの実現 サービス化 SOA Wrapperの実現 などが出来ます レガシープロトコルの動的なリソース管理 複数電文処理やトランザクション制御も含 めた動的で高度なロジック Multi-Channel Transformation © Copyright IBM Corporation 2009 Page - 50