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IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成の ガイド

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IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成の ガイド
IBM Informix NET and
STAR
インストールおよび構成の
ガイド
バージョン 5.2
Part No. CT1W6JA
GB88-8619-00
( 英文原典 : G251-0515-00)
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、『特記事項』に記載されている情報を
お読みください。
本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後の参考にさせていただきま
す。
http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html
なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳しくは
http://www.ibm.com/jp/manuals/ の「ご注文について」をご覧ください。
(URL は、変更になる場合があります )
原典 :
G251-0515-00
IBM Informix NET and
IBM Informix STAR
Installation and Configuration Guide
発行 :
日本アイ・ビー・エム株式会社
担当 :
ナショナル・ランゲージ・サポート
第 1 刷 2002.12
(C) Copyright International Business Machines Corporation 1996, 2002.All rights reserved.
(C) Copyright IBM Japan 2002
目次
目次
本書について . . . . . . . . . . . . . . . .
1
必要となる他のマニュアル . . . . . . . . . . .
2
文字の表記 . . . . . . . . . . . . . . .
3
コード例の表記 . . . . . . . . . . . . . .
4
IBM Informix クライアント / サーバー製品について
. . . .
4
2 プロセス・アーキテクチャー . . . . . . . . .
5
IBM Informix クライアント / サーバー製品 . . . . . .
6
製品ライン . . . . . . . . . . . . . . .
6
IBM Informix NET . . . . . . . . . . . . .
7
IBM Informix STAR . . . . . . . . . . . . .
9
ネットワークの準備 . . . . . . . . . . . . . .
10
必要な TCP/IP システム・ファイル . . . . . . . .
10
IBM Informix クライアント / サーバー製品のインストール
. .
12
データベース・サーバーの構成 . . . . . . . . .
12
リレー・モジュールを使用するクライアントの構成 . . .
20
クライアント・ワークステーションの構成 . . . . . .
21
IBM Informix クライアント / サーバー製品の使用 . . . . .
26
Informix データベースの作成 . . . . . . . . . .
26
Informix データベースへのアクセス . . . . . . . .
30
フォーム、レポート、ユーザー・メニュー、および SQL スクリプトへ
のアクセス . . . . . . . . . . . . .
33
テクニカル・ノート . . . . . . . . . . . . . .
36
一般的な注意事項 . . . . . . . . . . . . .
36
IBM Informix OnLine . . . . . . . . . . . .
38
IBM Informix NET . . . . . . . . . . . . .
39
付録 A
特記事項
索引
iv IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
本書について
本書には、IBM Informix アプリケーション開発支援ツールを実行するクラ
イアント、または IBM Informix データベース・サーバー製品を実行する
ローカル・サーバーかリモート・サーバーをお持ちのユーザーを対象にし
た情報が記載されています。本書では、IBM Informix NET または
IBM Informix STAR 製品の詳細について説明します。
「IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド 」では、次の操作
を実行するための手順が示されています。
•
•
•
ネットワーク接続の確立
ローカル・サーバーまたはリモート・サーバーでの IBM Informix
データベースの作成およびこのデータベースへのアクセス
クライアントまたはローカル・サーバーやリモート・サーバー上の
フォームおよびレポートへのアクセス
本書は、次のセクションで構成されてます。
•
•
•
•
•
『IBM Informix クライアント / サーバー製品について』では、
IBM Informix NET および IBM Informix STAR 製品ラインの概要につい
て簡単に説明します。
『ネットワークの準備』では、IBM Informix クライアント / サーバー
製品の使用に必要なシステム・ファイルについて説明します。
『IBM Informix クライアント / サーバー製品のインストール』では、
ネットワーク接続を正常に確立できるように、クライアントまたは
サーバーを構成するために必要となるインストール・スクリプトお
よび手順について説明します。
『IBM Informix クライアント / サーバー製品の使用』では、
IBM Informix クライアント / サーバー製品を使用した、データベー
スの作成、データベースへのアクセス、およびフォームとレポート
の使用方法について説明します。
『テクニカル・ノート』では、技術関連事項について説明します。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
1
必要となる他のマニュアル
重要 : 本書では、1 つ以上の IBM Informix 製品をインストールする場合、
最後に IBM Informix クライアント / サーバー製品をインストールしたことが
前提となっています。IBM Informix データベース・サーバー製品を後でイン
ストールする場合は、IBM Informix クライアント / サーバー製品を再インス
トールする必要があります。
必要となる他のマニュアル
「IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド 」を補足する、数
多くの IBM Informix 製品関連マニュアルがあります。以下のマニュアルを
参照してください。
•
•
•
•
•
IBM Informix NET または IBM Informix STAR をインストールする場合
は、最初に IBM Informix データベース・サーバー製品のいずれかを
インストールする必要があります。まだインストールしていない場
合は、「UNIX Products インストール・ガイド」を参照してください。
これまでに SQL ( 構造化照会言語 (SQL)) または IBM Informix アプリ
ケーション開発ツールを使用したことがない場合は、基本的なデー
タベース設計およびインプリメンテーション概念について理解する
ために、
「IBM Informix Guide to Database Design and Implementation」
および「IBM Informix SQL チュートリアル・ガイド」を参照するこ
とができます。
チュートリアルの姉妹編「IBM Informix SQL リファレンス・ガイド」
では、IBM Informix データベース・サーバー製品に付属するデモン
ストレーション・データベースの構造および内容に関する詳細な情
報が記載されています。本書には、IBM Informix システム・カタロ
グ表の詳細、設定する必要のある IBM Informix および共通の UNIX
環境変数についての説明、IBM Informix 製品でサポートされた列
データ型の定義が含まれます。また、本書には、IBM Informix 製品
でサポートされるすべての SQL 文の詳細情報も含まれます。また、
本書には、有用な用語集も含まれています。
使用しているデータベース・サーバー製品によっては、
「IBM Informix SE Administrator’s Guide 」または「IBM Informix OnLine
管理者ガイド」のいずれかが必要になります。
エラーが発生した場合は、
「IBM Informix Error Messages」マニュア
ルを使用して、エラー番号で調べ、原因と解決方法を確認すること
ができます。
2 IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
文字の表記
文字の表記
本書では、新規用語を導入したり、画面表示を説明したり、コマンド構文
を説明する場合などに、次の表記を使用しています。
表記
意味
KEYWORD
プログラム言語の文における主要素 ( キーワード ) は、すべて
大文字のセリフ・フォントで表示される。
イタリック
イタリック
テキストの場合、新規用語および強調される単語はイタリッ
クで表示される。
構文およびコード例の場合、ユーザーが指定する可変値は山
形かっこ (< >) で囲まれて表示される。
<可変値>
ボールド体
ボールド体
プログラム・エンティティーの名前 ( クラス、イベント、およ
び表など )、環境変数、ファイルやパス名、およびインター
フェース・エレメント ( アイコン、メニュー項目、およびボタ
ンなど ) はボールド体で表示される。
monospace
monospace
製品によって表示される情報およびユーザーが入力した情報
は、モノスペース・タイプフェースで表示される。
KEYSTROKE
ユーザーが押すキーは、大文字のサンセリフ・フォントで表
示される。
ヒント : 文字を「入力」したり、コマンドを「実行」するよう指示された
場合は、入力した後すぐに Enter を押してください。テキストを「入力」
したり、他のキーを「押す」よう指示された場合は、Enter を押す必要はあ
りません。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
3
コード例の表記
コード例の表記
本書全体で使用される SQL コードの例です。特に明記されていない限り、
コードは、IBM Informix アプリケーション開発支援ツールのいずれか 1 つに
特定されることはありません。コード例に SQL 文のみが示される場合、こ
れらはセミコロン (;) で区切られていません。例えば、次の例のようなコー
ドがあります。
CONNECT TO stores_demo
...
DELETE FROM customer
WHERE customer_num = 121
...
COMMIT WORK
DISCONNECT CURRENT
この SQL コードをある特定の製品に使用するには、対象となる製品の構文
規則に従う必要があります。例えば、DB-Access を使用している場合は、複
数の文をセミコロン (;) で区切る必要があります。SQL API を使用している
場合は、各文の始めに EXEC SQL を使用し、文の終わりにセミコロン (;)
( または他の適切な区切り記号 ) を使用する必要があります。
ヒント : コード例の中の省略記号は、完全版では、ここにより多くのコー
ドが追加されますが、ここでは、概念について説明しているため、全部を
示す必要がないことを示します。
特定のアプリケーション開発支援ツールまたは SQL API 用の SQL 文の詳細
な使用方法については、ご使用の製品のマニュアルを参照してください。
IBM Informix クライアント / サーバー製品に
ついて
次のセクションでは、IBM Informix NET および IBM Informix STAR の概要に
ついて説明します。
4 IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
2 プロセス・アーキテクチャー
2 プロセス・アーキテクチャー
IBM Informix 製品は、ネットワークに適した 2 プロセス・アーキテクチャー
を中心にして設計されています。アプリケーション開発支援ツールは 1 つ
のプロセスとして実行され、もう 1 つのプロセスであるデータベース・
サーバーと通信します。
図 1 に、ネットワークに接続されていないコンピューターにおける 2 プロ
セス・アーキテクチャーを示します。
図 1
2 プロセス・
データベース・
アーキテク
チャー
APPLICATION
TOOLS
DATABASE
SERVER
DATABASE
アプリケーション開発支援ツールのプロセスは、データベース・サーバー
のプロセスに、SQL 要求を送信します。データベース・サーバーのプロセ
スは、フォーム、レポート、メニューなどの作成、実行、および変更のた
めのユーザー・インターフェースです。IBM Informix アプリケーション開
発支援ツールには、IBM Informix SQL、IBM Informix 4GL 製品、および
IBM Informix ESQL 製品が含まれています。
データベース・サーバーのプロセスは、アプリケーション開発支援ツール
から SQL 要求 ( データベースのデータの検索、削除、または修正 ) を受け
取り、アプリケーション開発支援ツールにデータを戻します。IBM Informix
データベース・サーバーは、IBM Informix SE および IBM Informix OnLine で
す。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
5
IBM Informix クライアント / サーバー製品
IBM Informix クライアント / サーバー製品
IBM Informix クライアント / サーバー製品を使用すると、これらの 2 プロセ
スをネットワークに分散することができます。クライアント は、アプリ
ケーション開発支援ツールを実行し、サーバー は、データベース・サー
バーのプロセスを実行します。IBM Informix クライアント / サーバー製品に
より、ネットワーク上のクライアントとサーバー間 の通信機能が提供され
ます。これらの製品は、マシンに依存しない形式でデータを格納するため、
このクライアント / サーバー構成では、異機種のコンピューターおよびオ
ペレーティング・システムを接続することができます。
図 2 に、IBM Informix クライアント / サーバー製品のアーキテクチャーを示
します。
図 2
IBM Informix ク
ライアント /
サーバー製品の
アーキテク
チャー
INFORMIX
CLIENT/
SERVER
PRODUCT
APPLICATION
TOOL
INFORMIX
CLIENT/
SERVER
PRODUCT
DATABASE
SERVER
DATABASE
製品ライン
IBM Informix クライアント / サーバー製品ラインは、次の製品で構成されて
います。
•
IBM Informix NET、クライアントと IBM Informix SE 用の通信機能。
6 IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
IBM Informix NET
•
IBM Informix STAR、IBM Informix OnLine 用の通信機能。IBM Informix
STAR により、クライアント / サーバーは、複数の IBM Informix
OnLine データベース・サーバーに同時にアクセスすることができ
ます。
IBM Informix NET および IBM Informix STAR 製品は、TCP/IP に使用できます。
本書の残りの部分では、IBM Informix NET および IBM Informix STAR 製品と
その使用について説明します。
IBM Informix NET
IBM Informix NET では、次の構成用の接続が提供されています。
•
IBM Informix アプリケーション開発支援ツールを実行するクライア
ント
•
IBM Informix SE を実行するローカル・サーバーまたはリモート・
サーバー
IBM Informix NET を使用すると、データを共用しながら、クライアント /
サーバー・ネットワークにデータベース処理を分散できます。
IBM Informix NET には、リレー・モジュール が含まれています。リレー・
モジュールは、クライアントに常駐し、アプリケーション開発支援ツール
と IBM Informix OnLine または IBM Informix SE データベース・サーバーの間
のメッセージを、ネットワーク・インターフェースを介して中継 します。
このモジュールは、バージョン 5.x のアプリケーション開発支援ツールと
連動し、これにより、これらのツールは、クライアント上で IBM Informix
データベース・サーバーのプロセスを実行することなく、IBM Informix SE
または IBM Informix OnLine のいずれかのリモート・データベース・サー
バーに接続することができます。この場合、IBM Informix データベース・
サーバーのプロセスがクライアント上で実行されていないため、使用され
るメモリーが少なくなり、処理時間がより高速になります。リレー・モ
ジュールは、SE および OnLine リモート・データベースをサポートしてい
ます。図 3 に、リレー・モジュールと連動する IBM Informix NET が使用さ
れるネットワーク構成を示します。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
7
IBM Informix NET
図 3
リレー・モ
ジュールも使用
する共通
IBM Informix
NET 構成
INFORMIXNET
(Relay Module)
APPLICATION
TOOL
CLIENT
APPLICATION
TOOL
INFORMIXNET
INFORMIXSE
INFORMIXNET
SERVER
INFORMIXSE
CLIENT
DATABASE
8 IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
DATABASE
IBM Informix STAR
IBM Informix STAR
IBM Informix STAR により、IBM Informix OnLine を実行するローカル・サー
バーまたはリモート・サーバーの接続性が提供されます。これにより、
ネットワーク上の他の IBM Informix データベース・サーバーに接続し、
データを共用することができます。クライアントでは、これにより、複数の
IBM Informix OnLine データベース・サーバーの情報の問い合わせ、結合、
および妥当性検査などの真のクライアント / サーバー・データベース機能
を同時に実行することができます。
図 4 に、IBM Informix STAR が使用されるネットワーク構成を示します。
図 4
共通 IBM Informix STAR 構成
INFORMIXNET
(Relay Module)
INFORMIXSTAR
APPLICATION
TOOL
INFORMIXOnLine
CLIENT
SERVER
INFORMIXSTAR
APPLICATION
TOOL
INFORMIXSTAR
INFORMIXOnLine
INFORMIXOnLine
SERVER
CLIENT
DATABASE
DATABASE
DATABASE
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
9
ネットワークの準備
ネットワークの準備
IBM Informix NET または IBM Informix STAR ソフトウェアをインストールす
る前に、ご使用のシステムを構成する必要があります。このセクションで
は、TCP/IP ネットワーク用にシステムを構成する方法について説明します。
これらの指示では、IBM Informix クライアント / サーバー製品が正常に機能
するために必要なシステム・ファイルのみが識別されます。TCP/IP ネット
ワークのインストール方法については、お手持ちの TCP/IP マニュアルを参
照するか、またはご使用のハードウェアのメーカー にお問い合わせくださ
い。
TCP/IP ソフトウェアがインストールされており、システムが TCP/IP ネット
ワーキングに対応するように適切に構成されていることを確認するには、
UNIX のシステム管理者にお問い合わせください。システムが正しく構成さ
れている場合は、12 ページの『IBM Informix クライアント / サーバー製品
のインストール』に進みます。
必要な TCP/IP システム・ファイル
IBM Informix NET および IBM Informix STAR では、次のシステム・ファイル
を使用します。
/etc/hosts
/etc/hosts.equiv または .rhosts
/etc/services
/etc/hosts.equiv ファイルまたは .rhosts ファイルは、ネットワーク・セキュ
リティー用に使用されます。ファイル /etc/hosts、および /etc/hosts.equiv また
は .rhosts のいずれかが、IBM Informix NET あるいは IBM Informix STAR をイ
ンストールする前に適切にセットアップされている場合は、それらを変更
する必要はありません。これらのファイルの 1 つ以上がシステム上にない場
合は、インストール・プロセスを続行する前に、システム管理者に連絡し
てください。
/etc/services ファイルには、ネットワーク上の特定のサービスがリストされ
ています。IBM Informix クライアント / サーバー製品をインストールした後
に、/etc/services および他のスタートアップ・ファイルを修正する必要があ
ります。これらのファイルの修正方法については、13 ページの『ネット
ワーク・ファイルのセットアップ』を参照してください。
10
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
必要な TCP/IP システム・ファイル
/etc/hosts ファイル
/etc/hosts ファイルは、IBM Informix クライアント / サーバー製品を使用する
ネットワーク上のコンピューターごとに、単一のエントリーを必要としま
す。ファイル内の各行には、次の情報が含まれている必要があります。
Internet address
hostname
host alias(es)
host alias(es) フィールドはオプションです。/etc/hosts ファイルには、次の
ような行が含まれている場合があります。
192.9.1.20
192.9.1.30
192.9.1.40
192.9.1.50
moose
cougar
cheetah
tiger
sales
acctg
techsupp
prodmar
/etc/hosts ファイルではホスト名の長さが制限されていませんが、
$INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイルでは、ホスト名の長さは 64 文字に制
限されています。
/etc/hosts.equiv または .rhosts ファイル
/etc/hosts.equiv または .rhosts ファイルには、共通ユーザーを共用するネッ
トワーク・コンピューターの名前がリストされています。共通ユーザーと
は、複数のコンピューターで既知になっている単一のユーザーのことです。
自分がユーザーとしてリストされているそれぞれのコンピューターでは、
パスワードを入力せずに、rlogin を使用してログインすることができます。
rsh を使用すると、コマンドを正常に実行することもできます。
/etc/hosts.equiv または .rhosts ファイルの各行には、ネットワーク上の信頼
されるコンピューターごとの正式なホスト名が含まれています。
IBM Informix クライアント / サーバー製品がインストールされているすべて
のサーバーは、これらのファイルの 1 つにエントリーを持っている必要が
あります。
例えば、/etc/hosts.equiv ファイルには、次の行が含まれています。
moose
cougar
cheetah
tiger
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
11
IBM Informix クライアント / サーバー製品のインストール
重要 : 必須ではありませんが、ご使用のネットワークで NIS (Network
Information Service。以前はイエロー・ページおよび YP と呼ばれていまし
た )、つまり、一貫性を保ちながらネットワーク全体で情報を維持管理する
ネットワーク・サービスを実行することをお勧めします。NIS を実行する
と、/etc/services および /etc/hosts などのファイル内の情報の妥当性および一
貫性が保証されます。 一貫した状態ではないと、ネットワークおよび
IBM Informix クライアント / サーバー製品が正常に機能しないことがありま
す。NIS によって、/etc/services、/etc/hosts、および他のネットワーク・ファ
イルが、NIS マスター上にのみ存在できるようになります。この情報は、
NIS マスターから他のコンピューターに伝搬させることができます。
IBM Informix クライアント / サーバー製品の
インストール
IBM Informix NET および IBM Informix STAR のインストールを行なうときの
インストール手順については、「UNIX Products インストール・ガイド」( バー
ジョン 5.x) を参照してください。
データベース・サーバーの構成
このセクションでは、システムを、IBM Informix OnLine または IBM Informix
SE バージョン 5.x データベース・サーバーとして構成する方法について説
明します。
sqlexecd デーモン
4 ページの『IBM Informix クライアント / サーバー製品について』では、
IBM Informix 製品を特徴付けるアプリケーション開発支援ツールおよび
データベース・サーバーについて説明しています。IBM Informix NET または
IBM Informix STAR があると、クライアント上のアプリケーション開発支援
ツールは、ローカル・サーバーまたはリモート・サーバー上のデータベー
ス・サーバーに接続することができます。この接続には、デーモン・プロ
セス sqlexecd が、サーバー上 で実行されている必要があります。このプロ
セスがサーバー上で実行されていない場合は、クライアントとサーバーの
間の接続を確立することができません。
12
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
データベース・サーバーの構成
sqlexecd は、クライアントからの接続要求を受け取ると、データベース・
サーバーのプロセスを呼び出します。呼び出されるデータベース・サー
バーのプロセスのタイプは、SQLEXEC 環境変数の設定によって異なりま
す。( この環境変数については、16 ページの『SQLEXEC 環境変数の設定』
を参照してください。) IBM Informix SE を使用している場合、呼び出される
プロセスは sqlexec です。IBM Informix OnLine を使用している場合、呼び出
されるプロセスは sqlturbo です。
データベース・サーバーのプロセスは、接続が確立している期間はアク
ティブのままになります。アプリケーション開発支援ツールの使用を終了
するか、または CLOSE DATABASE 文を出した場合は、sqlexec または
sqlturbo プロセスを終了します。クライアントからの各接続要求は、それ
専用の データベース・サーバー・プロセスを受け取ります。
ネットワーク・ファイルのセットアップ
ネットワーク環境では、クライアントがリモート・サーバーに正常に接続
要求を送信できるように、クライアントおよびサーバー上の以下のシステ
ム・ファイルを編集する必要があります。
/etc/hosts
/etc/hosts.equiv または .rhosts
/etc/services
TCP/IP ネットワーク用に /etc/hosts および /etc/hosts.equiv ファイルをセット
アップする方法については、10 ページの『必要な TCP/IP システム・ファ
イル』を参照してください。
/etc/services ファイル
/etc/services ファイルには、ネットワーク上の特定のサービスそれぞれ に対
する単一のエントリーが含まれています。また、ファイル内の各行には、
次の情報が含まれています。
servicename
port_number/protocol
name_aliases
サービス名およびポート番号のエントリーは任意ですが、ファイル内で一
意であり、IBM Informix クライアント / サーバー製品を実行するすべてのコ
ンピューター上で同一である必要があります。name_aliases フィールドは
オプションです。例えば、/etc/services ファイルに、IBM Informix SE データ
ベース・サーバーに関する次のエントリーが含まれているとします。
sqlexec 1525/tcp
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
13
データベース・サーバーの構成
このエントリーにより、IBM Informix SE データベース・サーバーは、ネッ
トワーク上で、許可ユーザーが使用可能なサービスの 1 つとして認識され
ます。このエントリーには、別名は含まれません。
サービス名エントリーを変更する場合は、データを共用する 1 つのネット
ワーク上のすべてのコンピューターでこの名前を変更する必要があります。
このことは、同種コンピューター構成および異種コンピューター構成にお
いても適用されます。各サーバー上には、sqlexec という名前のサービス名
エントリーは 1 つしかありません。
複数の TCP/IP デーモン・サーバーのセットアップ
複数の TCP/IP デーモン・サーバーをセットアップする場合、/etc/services
ファイルには、コンピューターにインストールされている IBM Informix
NET または IBM Informix STAR ごとにサービス名エントリーが含まれている
必要があります。$INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイルには、/etc/services
ファイルの DB サーバー名および対応するサービス名エントリーの両方 が
含まれている必要があります。
$INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイル
sqlhosts ファイルはクライアント上に存在しますが、クライアント / サー
バー環境では、サーバーが別のサーバーのクライアントとして動作するこ
とがある ため、このファイルについてこのセクションでも説明します。次
のような場合は、$INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイルが存在する必要があ
ります。
•
•
•
単一のコンピューターが複数の sqlexecd デーモンを実行中の場合
リモート・コンピューターの DB サーバー名と TCP/IP ホスト名が等
しくない場合
sqlexecd デーモンのサービス名が sqlexec ではない場合
DB サーバー名が $INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイル内にリストされてい
ない場合、あるいはこのファイルが存在していない場合は、クライアント
はデフォルトのサービス名として sqlexec を探し、対応する DB サーバー名
とホスト名が一致しているリモート・サーバーに接続します。
14
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
データベース・サーバーの構成
$INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイルには、サーバー上の IBM Informix クラ
イアント / サーバー製品ごとに、次のエントリーが含まれている必要があ
ります。
dbservername
nettype
hostname
servicename
各エントリーには、次の情報が含まれています。
dbservername
ネットワーク上の各 IBM Informix データベース・サーバー
を識別する固有の名前です。データベース管理者は、
IBM Informix データベース・サーバーを開始する前に
dbservername をセットアップします。IBM Informix OnLine
データベース・サーバーの dbservername は、18 文字に制限
されています。この dbservername は、IBM Informix OnLine
構成ファイル内の dbservername と同一である必要がありま
す (tbconfig)。各 IBM Informix SE データベース・サーバー
の dbservername には、任意の名前を指定することができま
す。
dbservername は、リモート・データベース・サーバーのホ
スト名と同一である必要があります。
nettype
/etc/services ファイルにリストされているプロトコルです
( 例 : tcp)。
バージョン 5.x の場合、nettype 項目は、8 文字で、次の構
造に従っている必要があります。
ssiiittt
ここで、ss はリモート・サーバー・タイプを示し、iii は
ネットワーク・インターフェースを示し、ttt はネットワー
ク・プロトコルを示します。図 5 に、各 nettype 構造で指
定できる選択肢を示します。
nettype 値が 8 文字ではない場合、ネットワーク・インター
フェースおよびネットワーク・プロトコルの値はプラット
フォームに依存していますが、リレー・モジュールでは、
サーバー・タイプにデフォルト値 ol が使用されます。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
15
データベース・サーバーの構成
図 5
nettype 構造値
ss
サーバー・タイプ
iii
ネットワーク・
インターフェース
ttt
ネットワーク・
プロトコル
se
Remote SE Server
soc
Berkeley Sockets
tcp
TCP/IP
ol
Remote OnLine
tli
TLI
usr
usr
ユーザー作成 API イ
ンターフェース
ユーザー提供
ネットワーク
hostname
データベース・サーバー製品が常駐しているコンピュー
ターの名前です。hostname の長さは、64 文字以下にする必
要があります。
servicename
sqlexecd デーモンの /etc/services ファイルにリストされてい
る servicename です。
$INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイルの DB サーバー名エントリーは、要求
されたデータベース・サーバーを見つけるために使用されます。例えば、2
つの IBM Informix STAR と 1 つの IBM Informix NET リレー・モジュールがイ
ンストールされているリモート・サーバー上の /etc/services ファイルは、次
の例のようになります。
sqlexec
star1
star2
1540/tcp
1541/tcp
1542/grp
この構成の $INFORMIXDIR/etc/sqlhosts ファイルは、次の例のようになりま
す。
moosese
mooseonline
moosestar
sesoctcp
olsoctcp
oltligrp
moose
moose
moose
sqlexec
star1
star2
SQLEXEC 環境変数の設定
1 つのマシン上に IBM Informix SE と IBM Informix OnLine の両方がインス
トールされている場合、sqlexecd デーモンは、デーモンの初期化時の
SQLEXEC 環境変数に応じて、IBM Informix SE または IBM Informix OnLine の
いずれかのデータベース・サーバーのプロセスを呼び出します。SQLEXEC
が設定されていない場合は、IBM Informix OnLine データベース・サーバー
のプロセスのデフォルト値を使用します。
16
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
データベース・サーバーの構成
次の Bourne シェルおよび C シェル・コマンドは、IBM Informix SE データ
ベース・サーバーの指定方法を示します。
Bourne シェル :
SQLEXEC=$INFORMIXDIR/lib/sqlexec
export SQLEXEC
C シェル :
setenv SQLEXEC $INFORMIXDIR/lib/sqlexec
次の Bourne シェルおよび C シェル・コマンドは、IBM Informix OnLine デー
タベース・サーバーの指定方法を示します。
Bourne シェル :
SQLEXEC=$INFORMIXDIR/lib/sqlturbo
export SQLEXEC
C シェル :
setenv SQLEXEC $INFORMIXDIR/lib/sqlturbo
sqlexecd デーモンの自動起動
リモート・サーバーまたはローカル・サーバーをブートするたびに
sqlexecd デーモン・プロセスが自動的に起動されるようにするには、サー
バーのスタートアップ・ファイル ( 例えば、/etc/rc.local) に、次の必要なコ
マンドを追加する必要があります。正常に接続されているのは、sqlexecd
デーモンが実行中であり、ルートによって開始済みの場合だけです。
システム・スタートアップ・ファイルの名前は、ご使用のコンピューター
では異なる場合があります。例えば、System V、リリース 3 のスタート
アップ・ファイルのメカニズムは、ディレクトリー /etc/rc2.d 内にありま
す。起動時、/etc/rc2 ファイルが読み取られ、/etc/rc2.d のファイルが実行さ
れます。システム管理者は、このディレクトリーにスタートアップ・ファ
イルを作成します。IBM Informix では、スタートアップ・ファイルは、通
常、s90informix です。IBM Informix のスタートアップ・ファイルがどのよ
うな名前であっても、ネットワーク・プロトコルのスタートアップ・ファ
イルは、英数字順では、それよりも前になければなりません。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
17
データベース・サーバーの構成
/etc/rc.local ファイルには、Bourne シェル・コマンドしか含まれていません。
これらのコマンドの表示順序が重要です。SQLEXEC 環境変数は、
INFORMIXDIR 環境変数を設定した後 で、かつ sqlexecd プログラムを実行す
る前に 指定する必要があります。サービス名がないまま sqlexecd デーモン
が起動されると、sqlexec はデフォルトのサービスになります。例えば、典
型的なファイルには、次の行が含まれています。
INFORMIXDIR=/usr/informix
export INFORMIXDIR
SQLEXEC=$INFORMIXDIR/lib/sqlexec
export SQLEXEC
$INFORMIXDIR/lib/sqlexecd
この例では、最初の行で INFORMIXDIR 環境変数が指定されており、第 2 行
ではこの情報を現行のシェルで使用することができるようにしています。
第 3 行では、SQLEXEC 環境変数が設定され、最後の行では、sqlexecd プロ
グラム (INFORMIXDIR の /lib サブディレクトリーにあります ) が実行され、
sqlexecd デーモン・プロセスが始動します。サーバーがブートされるたび
に sqlexecd デーモン・プロセスを自動的に開始させる場合は、/etc/rc.local
ファイルに最後の行を組み込む必要があります。上記の例では、サービス
名はデフォルトの sqlexec になります。
複数の sqlexecd デーモンの自動起動
ローカル・サーバーまたはリモート・サーバーがブートされるたびに複数
の sqlexecd デーモン・プロセスを起動する場合は、デーモンごとに
TBCONFIG 環境変数をリセットするように /etc/rc.local ファイルを変更し、
sqlexecd プログラムを実行するたびにサービス名を組み込みます。例えば、
(2 つの OnLine データベース・サーバーを起動するために ) 複数の sqlexecd
デーモンを自動的に起動する /etc/rc.local ファイルは、次の例のようになり
ます。
INFORMIXDIR=/usr/informix
export INFORMIXDIR
SQLEXEC=$INFORMIXDIR/lib/sqlturbo
TBCONFIG=tbconfig.star1
export SQLEXEC TBCONFIG
$INFORMIXDIR/lib/sqlexecd star1
TBCONFIG=tbconfig.star2
export TBCONFIG
$INFORMIXDIR/lib/sqlexecd star2
18
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
データベース・サーバーの構成
バージョン 4.x およびバージョン 5.x の IBM Informix クライアント / サー
バー製品を同じリモート・ネットワーク・サーバーで実行している場合は、
これらの製品は別々のディレクトリーにインストールする必要がありま
す。両方の sqlexecd デーモンを自動的に起動する場合は、適宜、sqlexecd
デーモンごとに INFORMIXDIR と SQLEXEC をリセットする必要があります。
この例では、最初の行で INFORMIXDIR 環境変数が指定されています。第 3
行では、SQLEXEC 環境変数が設定されています。第 4 行では、TBCONFIG
が、ローカル・サーバーまたはリモート・サーバーで IBM Informix OnLine
をセットアップするときに使用される、対応するファイル名に設定されて
います。第 6 行では、(INFORMIXDIR の /lib サブディレクトリーにある )
sqlexecd プログラムが実行され、sqlexecd デーモン・プロセスが始動しま
す。サービス名 star1 は、このデーモンがデフォルト以外のポートで、デー
タベース要求を受け取るために待機することを指定します。第 7 行では、
TBCONFIG 環境変数が別の OnLine データベース・サーバーにリセットされ
ます。最後の行では、別の sqlexecd プログラムが、サービス名 star2 で実行
されます。複数のデーモンを自動的に起動する場合は、sqlexecd デーモン
ごとにサービス名を組み込む必要があります。
sqlexecd デーモンの手動起動
sqlexecd プロセスを ( コンピューターを再起動せずに ) 手動で始動すること
もできます。このプロセスを手動で始動する場合は、実行しているシェル
に応じて、Bourne シェルまたは C シェル・コマンドのいずれかを使用しま
す。制限事項は、プロセスを始動するのは常にルートである必要がある、
ということだけです。次の Bourne シェルおよび C シェル・コマンドは、
sqlexecd プロセスを手動で始動します。
Bourne シェル :
INFORMIXDIR=/usr/informix
export INFORMIXDIR
SQLEXEC=$INFORMIXDIR/lib/sqlexec
export SQLEXEC
$INFORMIXDIR/lib/sqlexecd
C シェル :
setenv INFORMIXDIR /usr/informix
setenv SQLEXEC $INFORMIXDIR/lib/sqlexec
$INFORMIXDIR/lib/sqlexecd
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
19
リレー・モジュールを使用するクライアントの構成
これで、サーバー・マシンへの IBM Informix NET または IBM Informix STAR
のインストール、およびシステムの構成が終了しました。IBM Informix NET
または IBM Informix STAR が正しく機能するために設定する必要のある環境
変数については、21 ページの『クライアント・ワークステーションの構
成』を参照してください。このセクションでは、IBM Informix クライアント
/ サーバー製品が適切にインストールされたクライアント・ワークステー
ション、またはリモート・サーバーにインストールされた IBM Informix NET
あるいは IBM Informix STAR にアクセスする、ディスクを装備していない
ワークステーションから、指定されたサーバーに接続する方法についても
説明します。
リレー・モジュールを使用するクライアントの構成
クライアントがリレー・モジュールを使用する場合は、SQLRM 環境変数を
設定する必要があります。オプションで、SQLRMDIR 環境変数を設定しま
す。
SQLRM
SQLRM 環境変数を設定した場合、別のサーバー上のデータベースへのアク
セスに、( データベース・サーバーではなく ) リレー・モジュールが使用さ
れます。SQLRM を設定しない場合、リレー・モジュールは使用されませ
ん。
SQLRM が設定されている場合は、SQLRMDIR で指定されたパス、パスが指
定されていない場合はデフォルトのパスである $INFORMIXDIR/lib で指定
されたパスに従って、データベース・サーバーがリレー・モジュールの
ディレクトリーを探します。次の Bourne シェルおよび C シェル・コマンド
は、SQLRM の設定方法を示しています。
Bourne シェル :
SQLRM=/usr/rm/sqlrmiiittt
export SQLRM
C シェル :
setenv SQLRM/usr/rm/sqlrmiiittt
ここで、iii はネットワーク・インターフェースを、ttt はネットワーク・プ
ロトコルを示します。図 6 に、使用可能なネットワーク・インターフェー
スおよびネットワーク・プロトコル値を示します。
20
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
クライアント・ワークステーションの構成
図 6
使用可能なネットワーク・インターフェースおよびネットワーク・プロトコル値
iii
ネットワーク・インターフェース
ttt
ネットワーク・プロトコル
soc
Berkeley Sockets
tcp
TCP/IP
tli
TLI
usr
ユーザー提供ネットワーク
usr
ユーザー作成 API インターフェー
ス
SQLRMDIR
SQLRMDIR 環境変数は、SQLRM によって定義されているすべてのリレー・
モジュールの実行可能ファイルがあるディレクトリーを指しています。
SQLRMDIR を設定しなかった場合のデフォルトは $INFORMIXDIR/lib です。
次の Bourne シェル・コマンドおよび C シェル・コマンドは、/usr/rm 内の
リレー・モジュールの実行可能ファイルへのパスを指定する方法を示しま
す。
Bourne シェル :
SQLRMDIR=/usr/rm
export SQLRMDIR
C シェル :
setenv SQLRMDIR /usr/rm
クライアント・ワークステーションの構成
各クライアント・ワークステーションは、ネットワーク上の IBM Informix
データベース・サーバーにアクセスするために、IBM Informix NET または
IBM Informix STAR のいずれかのコピーを実行している必要があります。ク
ライアント・ワークステーションの構成方法は、IBM Informix NET および
IBM Informix STAR と同じです。ここでは単純化して、次のセクションで
は、クライアントは IBM Informix NET を実行しており、IBM Informix データ
ベース・サーバーは IBM Informix SE であると想定しています。
ネットワーク化されているクライアントの場合は、次のファイルを変更す
る必要があります。
/etc/hosts
/etc/services
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
21
クライアント・ワークステーションの構成
TCP/IP 用に /etc/hosts を修正する手順については、11 ページの『/etc/hosts
ファイル』を、/etc/services を修正する手順については、13 ページの『ネッ
トワーク・ファイルのセットアップ』を参照してください。
ネットワーク接続を開始するには、次の IBM Informix 環境変数を設定する必
要があります。
•
INFORMIXDIR
•
PATH
•
SQLEXEC
•
SQLRMDIR ( リレー・モジュールのインストールのみ )
•
SQLRM ( リレー・モジュールのインストールのみ )
以降のセクションでは、INFORMIXDIR、PATH、および SQLEXEC 環境変数の
設定方法について説明します。SQLRMDIR および SQLRM の設定方法につい
ては、20 ページの『リレー・モジュールを使用するクライアントの構成』
を参照してください。
必要であれば、各クライアントは DBPATH 環境変数を設定することもでき
ます。この環境変数は、データベース (IBM Informix SE のみ )、フォーム、
レポート、SQL スクリプト、およびユーザー・メニューの位置を指定する
場合に使用されます。DBPATH の詳細については、30 ページの『Informix
データベースへのアクセス』を参照してください。
INFORMIXDIR および PATH 環境変数の設定
IBM Informix NET では、アプリケーション開発支援ツールが格納されてい
るディレクトリーを検索するために、INFORMIXDIR および PATH 環境変数
を使用します。
ローカル・ディスク・ドライブを使用するワークステーションの場合 :
•
•
INFORMIXDIR を、IBM Informix NET およびアプリケーション開発支
援ツールがインストールされているクライアントのディレクトリー
に設定する。
サブディレクトリー $INFORMIXDIR/bin を含むように PATH を設定
する。
ワークステーションまたはリモート・ディスク・ドライブを使用するワー
クステーションの場合 :
22
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
クライアント・ワークステーションの構成
•
INFORMIXDIR および PATH を、IBM Informix NET およびアプリケー
ション開発支援ツールがインストールされているリモート・サー
バーのディレクトリーに設定する。
次の Bourne シェルおよび C シェル・コマンドは、INFORMIXDIR および
PATH の設定方法を示しています。
Bourne シェル :
INFORMIXDIR=/usr/informix
export INFORMIXDIR
PATH=$INFORMIXDIR/bin:$PATH
export PATH
C シェル :
setenv INFORMIXDIR /usr/informix
setenv PATH $INFORMIXDIR/bin:$PATH
すべての IBM Informix 製品は、INFORMIXDIR を使用して、IBM Informix 製品
がインストールされているディレクトリーを見つけます。スタンドアロン
の環境では、データベース・サーバー製品はアプリケーション・ツールと
同じコンピューター上で実行されます。ネットワーク化されている環境で
は、データベースの格納場所により、データベース・サーバー製品が起動
される場所が決まります。
•
•
要求されたデータベースがクライアント側にあり、IBM Informix SE
が同じマシンにインストールされている場合は、IBM Informix NET
はローカルのデータベース・サーバー・プロセスを呼び出します。
要求されたデータベースがリモート・サーバーにある場合は、
IBM Informix NET はそのコンピューター上の sqlexecd デーモンに接
続します。次に、sqlexecd デーモンがリモート・データベース・
サーバー・プロセスを呼び出します。
バージョン 4.0 および 4.1 を実行しているクライアントの場合、5.x データ
ベース・サーバーにアクセスする IBM Informix アプリケーション開発ツー
ルには、次のような制限があります。
•
新しい 5.x SQL 構文はサポートされていない。
•
新しい 5.x 機能はサポートされていない。
IBM Informix クライアント / サーバー製品をインストールし、正しいネット
ワークおよびスタートアップ・ファイルを修正し、正しい環境変数をすべて
設定すると、ネットワーク用のアプリケーションを開発することができま
す。24 ページの 図 7 に、IBM Informix クライアント / サーバー製品に必要な
すべてのファイルの要約を示します。IBM Informix クライアント / サーバー
製品を使用する前に、この情報を確認してください。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
23
クライアント・ワークステーションの構成
図 7
IBM Informix クライアント / サーバー製品に必要なファイルの要約
IBM Informix クライアント / サーバー製品に必要なシステム・ファイル
ファイル名 1
ネットワー
ク・タイプ
hosts
該当 :
内容
TCP/IP
サーバー
クライアント
インターネット・アドレス、ホスト
名、別名
hosts.equiv
または .rhosts
TCP/IP
サーバー
信頼されるネットワーク・コン
ピューターの名前
services
TCP/IP
サーバー
クライアント
Servicename、ポート番号 / プロトコ
ル、別名
バージョン 5.x に必要な IBM Informix ファイル
24
ファイル名 2
ネットワー
ク・タイプ
該当 :3
内容
sqlhosts
TCP/IP
クライアント
dbservername、nettype、hostname、
servicename
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
クライアント・ワークステーションの構成
sqlhosts ファイル用相互参照
フィールド
相互参照先 : ファイル
フィールド
dbservername
tbconfig (OnLine)
なし (SE)
dbservername
ユーザー定義
nettype4
services
protocol
hostname
hosts
hostname
servicename
services
servicename
1
これらのファイルの格納場所は、ネットワークや UNIX のバージョンによって異
なる場合があります。最も一般的な格納場所は、次のとおりです。
/etc/hosts
/etc/hosts.equiv
~/.rhosts
/etc/services
2
Informix の sqlhosts ファイルは、$INFORMIXDIR/etc ディレクトリーに格納されて
います。
3
このファイルが必要になる状況については、14 ページを参照してください。
4
リレー・モジュールを使用するには、すべての バージョン 5.x nettype エントリー
の長さが 8 文字ででなければなりません。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
25
IBM Informix クライアント / サーバー製品の使用
IBM Informix クライアント / サーバー製品の
使用
IBM Informix NET または IBM Informix STAR を使用すると、データベースを
リモート・サーバーに常駐させることができます。データベース・サー
バーは、ユーザーがデータベースを要求する ( コマンド dbaccess <データ
ベース名> を指定するか、または DATABASE 文が含まれるプログラムを実
行するなど ) まで呼び出されません。
このセクションの例では、“moosese” が IBM Informix SEDB サーバー名、
“mooseonline” が IBM Informix OnLineDB サーバー名です。
Informix データベースの作成
クライアント / サーバー構成によって、Informix データベースを作成できる
位置が決定されます。
•
•
•
26
クライアント側で ( リレー・モジュールが組み込まれた )
IBM Informix NET を実行しており、さらに SQLRM 環境変数が設定
されている場合は、リモート・サーバーに IBM Informix SE または
IBM Informix OnLine データベースを作成できます。これは、クライ
アント側の IBM Informix NET ( リレー・モジュール付き ) が
IBM Informix SE および IBM Informix OnLine の両方の構文を CREATE
DATABASE 文に認識させるからです。
クライアント側で IBM Informix OnLine および IBM Informix STAR が
実行されており、SQLRM 環境変数は設定されておらず、SQLEXEC
が sqlturbo に設定されている場合は、リモートの IBM Informix
OnLine データベース・サーバーにデータベースを作成できます。
IBM Informix NET が ( リレー・モジュールの有無に関係なく ) クライ
アント側で実行されており、SQLRM 環境変数は設定されておらず、
SQLEXEC が sqlexec に設定されている場合は、リモートの
IBM Informix SE データベース・サーバーにデータベースを作成でき
ます。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
Informix データベースの作成
クライアント / サーバー構成の他に、次の要因によっても、新規に作成さ
れたデータベースの格納場所 が決まります。
•
•
•
•
IBM Informix SE の場合は、CREATED ATABASE 文を出した現行作業
ディレクトリー、または DATABASE メニューを使用してデータベー
スを作成した現行作業ディレクトリー (DB-Access および
IBM Informix SQL のみ )
データベースの作成に使用した CREATE DATABASE 文のパス名また
は DB 領域名
データベースの作成に使用した DATABASE メニュー (DB-Access お
よび IBM Informix SQL のみ ) のパス名
IBM Informix OnLine の場合は、特に指定がない限り、ルート DB 領
域内
29 ページの 図 8 には、パス名の構文に基づいてデータベースがどこに作成
されるかが示されています。次のセクションでは、カレント・ディレクト
リー、CREATE DATABASE 文、および DATABASE メニューによって、データ
ベースの作成場所がどのように決定されるのかについて説明します。
カレント・ディレクトリーでのデータベースの作成
CREATE DATABASE 文にデータベースのパス名が含まれないようにする場合
で、IBM Informix SE がローカル・マシンにインストールされていると、
データベースはローカル・マシンのカレント・ディレクトリーに作成され
ます。NFS または RFS がマウントされたディレクトリーがカレント・ディレ
クトリーである ( およびリモート・サーバーが IBM Informix SE データベー
ス・サーバーと共に IBM Informix NET を実行している ) 場合、Informix デー
タベースは別の場所に配置されます。このデータベースは、リモート・
サーバー上の、NFS または RFS がマウントされたディレクトリーに作成さ
れます。
CREATE DATABASE 文を使用したデータベースの作成
IBM Informix SE の場合は、CREATE DATABASE 文に絶対パス名を組み込むこ
とにより Informix データベースの格納場所を指定できます。IBM Informix
OnLine の場合は、別の DB 領域を指定しない限り、データベースは rootdbs
に作成されます。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
27
Informix データベースの作成
リモート・サーバーに Informix データベースを作成するには、CREATE
DATABASE 文に、リモート・サーバーの DB サーバー名またはホスト名を
インクルードする必要があります ( これを行うには、UNIX 規約のスラッ
シュを使用し、DB サーバー名の前にダブルスラッシュを使用します。パス
名は必ず引用符で囲んでください )。
例えば、次の文では、moose サーバーに newdb データベースが作成されま
す。
IBM Informix OnLine の場合 :
CREATE DATABASE "newdb@mooseonline" in dbspace1
または
CREATE DATABASE "//mooseonline/newdb" in dbspace1
IBM Informix SE の場合 :
CREATE DATABASE "//moosese/usr/projects/newdb"
IBM Informix NET がクライアントおよびリモート・サーバーの両方で実行
中の場合は、クライアントに NFS または RFS がマウントされた、リモー
ト・サーバー上の ファイル・システムに、IBM Informix SE データベースを
作成できます。例えば、次の文は、/nfsdir/dbases ディレクトリーに
IBM Informix SE データベース newdb を作成します。
CREATE DATABASE "/nfsdir/dbases/newdb"
リモート・サーバーに IBM Informix クライアント / サーバー製品がインス
トールされていない場合、クライアントは NFS または RFS がマウントされ
たディレクトリーを使用して、IBM Informix SE または C-ISAM のデータにア
クセスすることはできません。クライアント・コンピューターが NFS およ
び RFS のロックを保持し、他のクライアント・コンピューターにそれらの
ロックが見えない場合は、データ整合性が損なわれるからです。
クライアント・コンピューターは、NFS または RFS がマウントされたディ
レクトリーを使用して、文字特殊デバイス ( ロウ・デバイス ) 上の
IBM Informix OnLine データにアクセスすることはできません。このデータ
が UNIX のファイル・システムに保管されていないからです。
28
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
Informix データベースの作成
DATABASE メニューを使用したデータベースの作成
Informix データベースは、DB-Access および IBM Informix SQL の DATABASE
メニューを使用しても作成できます。例えば、次のエントリーを指定する
と、testdb データベースが、リモート・サーバー moose 上の /usr/mary ディ
レクトリーまたはルート DB 領域に作成されます。
IBM Informix OnLine の場合 :
testdb@mooseonline
または
//mooseonline/testdb
IBM Informix SE の場合 :
//moosese/usr/mary/testdb
図 8
パス名に基づくデータベースの格納場所
データベース・
サーバー製品
パス名の構文
ローカル・サーバー
IBM Informix SE
データベース名
カレント作業ディレ
クトリー
/ パス / データベース名
/ パス / データベース
名
パス / データベース名
カレント作業ディレ
クトリー / パス /
データベース名
// ローカル・サーバー / データ
ベース名
ルート・ディレクト
リー ( 権限がある場
合)
// リモート・サーバー / データ
ベース名
// ローカル・サーバー / パス /
データベース名
リモート・サーバー
ルート・ディレクト
リー ( 権限がある場
合)
/ パス / データベース
名
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
29
Informix データベースへのアクセス
データベース・
サーバー製品
パス名の構文
ローカル・サーバー
// リモート・サーバー / パス /
データベース名
IBM Informix OnLine
リモート・サーバー
/ パス / データベース
名
データベース名
ルート DB 領域
// ローカル・サーバー / データ
ベース名
ルート DB 領域
// リモート・サーバー / データ
ベース名
ルート DB 領域
Informix データベースへのアクセス
次の方法を使用して、クライアントからリモート・サーバーの Informix
データベースにアクセスすることができます。
•
NFS または RFS がマウントされたディレクトリー経由
•
DATABASE 文を使用する
•
DBPATH 環境変数を設定する
•
DATABASE メニューを使用する (DB-Access および IBM Informix SQL
のみ )
NFS または RFS がマウントされたディレクトリー
クライアントおよびリモート・サーバーの両方に IBM Informix NET がイン
ストールされている場合は、NFS または RFS がマウントされたディレクト
リーから IBM Informix SE データベースにアクセスできます。ただし、デー
タベースを要求する前に、カレント・ディレクトリーを NFS または RFS が
マウントされたディレクトリーにしてください。これにより、DATABASE
文を出すことができます。
重要 : RFS がマウントされたファイル・システムの検出は、UNIX システ
ムのリリース 4 以降でしかサポートされていません。
30
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
Informix データベースへのアクセス
DATABASE 文
リモート・サーバーが IBM Informix SE を実行している場合、DATABASE 文
でデータベースの絶対パス名を指定することができます。IBM Informix
OnLine の場合、DB サーバー名およびデータベース名のみが必要となりま
す。
例えば、次の文では、moose サーバーの newdb データベースにアクセスす
ることができます。
IBM Informix OnLine の場合 :
DATABASE "newdb@mooseonline"
または
DATABASE "//mooseonline/newdb"
IBM Informix SE の場合 :
DATABASE "//moosese/usr/projects/newdb"
DBPATH 環境変数
DBPATH 環境変数を設定すると、リモート・サーバーのホーム・ディレクト
リー外の Informix データベースにアクセスできます。IBM Informix NET は、
カレント・ディレクトリーまたはローカルの IBM Informix OnLine データ
ベース・サーバーを最初に探します。次に、要求されたデータベースが見
つかるまで、DBPATH にリストされている項目を左から右に順に検索しま
す。つまり、DBPATH をローカル・マシンまたはリモート・マシン上の
ディレクトリー (IBM Informix SE データベースの場合 )、またはサーバー名
(IBM Informix OnLine データベース・サーバーの場合 ) に設定できます。
データベースを要求する前に、DBPATH を設定する必要があります。データ
ベースを要求するには、dbaccess dbname コマンドを出し、Main メニューか
ら Database オプションを選択し、次に、DB-Access または IBM Informix SQL
の DATABASE メニューから SELECT オプションを選択するか、DATABASE 文
を含むプログラムをコマンド行から実行します。次の例では、DBPATH 環境
変数は、moose サーバー上の /projects ディレクトリーを指しています。
Bourne シェル :
DBPATH=//moose/projects
export DBPATH
C シェル :
setenv DBPATH //moose/projects
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
31
Informix データベースへのアクセス
データベースが、クライアント側の NFS または RFS がマウントされたファ
イル・システムにある場合は、DBPATH 環境変数をディレクトリーの絶対パ
ス名に設定してください。ただし、ホスト名は含めないでください。
次の例では、DBPATH 環境変数は、データベースがある NFS または RFS がマ
ウントされたディレクトリーを指定しています。
Bourne シェル :
DBPATH=/nfsdir/dbases
export DBPATH
C シェル :
setenv DBPATH /nfsdir/dbases
リモート・サーバーが IBM Informix STAR を実行している場合、リモート
IBM Informix OnLine データベースにアクセスするために、DBPATH を使用す
ることができます。IBM Informix STAR は、DBPATH 環境変数を使用して、
ローカル・サーバー上にないデータベースを見つけます。
次の例は、moose サーバー上のリモートの IBM Informix OnLine データベー
スにアクセスするために、DBPATH を設定する方法を示しています。
Bourne シェル :
DBPATH=//mooseonline
export DBPATH
C シェル :
setenv DBPATH //mooseonline
複数の DBPATH 環境変数項目を分離するには、コロンを使用します。次の
例では、DBPATH 環境変数に 3 つのエントリーが含まれています。
Bourne シェル :
DBPATH=//moosese/projects:/nfsdir/dbases:\
//mooseonline
export DBPATH
C シェル :
setenv DBPATH //moosese/projects:\
/nfsdir/dbases://mooseonline
最初のエントリーは、moose サーバー上のリモートの /projects ディレクト
リーを指定しています。2 番目のエントリーは、クライアントに NFS また
は RFS がマウントされた、リモート・サーバー上のファイル・システム内
のディレクトリー (/nfsdir/dbases) を指定しています。最後のエントリー
(//mooseonline) は、moose サーバー上の IBM Informix OnLine データベース・
サーバーにデータベースがあることを示しています。
32
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
フォーム、レポート、ユーザー・メニュー、および SQL スク
リプトへのアクセス
IBM Informix クライアント / サーバー製品を使用すると、異なるコンピュー
ターに同じ名前のデータベースを持つことができます。この場合は、アク
セスするデータベースの絶対パス名を指定してください。
•
•
ローカル・サーバー上で IBM Informix SE を使用し、リモート・
サーバー上で IBM Informix OnLine を使用している場合は、
IBM Informix クライアント / サーバー製品は、DBPATH を使用する場
合は、カレント・ディレクトリーでデータベースを検索します。
ローカル・サーバーおよびリモート・サーバーの両方で
IBM Informix OnLine を使用している場合は、IBM Informix STAR は、
DBPATH を使用してリモート・サーバーをチェックする前に、ロー
カル・サーバー上にデータベースがないかチェックします。
DATABASE メニュー
DB-Access および IBM Informix SQL では、DATABASE メニューを使用して
Informix データベースにアクセスできます。例えば、次のエントリーは、
リモート・ネットワーク・サーバー moose 上の /usr/project ディレクトリー
内、またはルート DB 領域内の testdb を選択します。
IBM Informix OnLine の場合 :
testdb@mooseonline
または
//mooseonline/testdb
IBM Informix SE の場合 :
//moosese/usr/project/testdb
フォーム、レポート、ユーザー・メニュー、および
SQL スクリプトへのアクセス
フォームおよびレポートは、クライアントに常駐する生産性向上ツールで
す。フォーム、レポート、または SQL スクリプトを作成すると、
IBM Informix 製品は仕様ファイル (.per および .ace) およびコンパイル済み
ファイル (.frm および .arc) をカレント・ディレクトリーに配置します。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
33
フォーム、レポート、ユーザー・メニュー、および SQL スクリプトへのアク
セス
•
•
•
フォーム、レポート、または SQL スクリプトを要求したときに
Informix データベースがオープンしていた場合、IBM Informix クラ
イアント / サーバー製品はクライアント側のカレント・ディレクト
リーのみを検索します。
オープンしている Informix データベースがなく、要求されたフォー
ム、レポート、SQL スクリプト、またはユーザー・メニューがカレ
ント・ディレクトリーに見つからない場合は、IBM Informix クライ
アント / サーバー製品は、DBPATH でリストされているディレクト
リーを検索します。
IBM Informix クライアント / サーバー製品を実行しているクライア
ントは、NFS または RFS がマウントされたディレクトリーのいずれ
かを使用して、リモート・サーバー上のアプリケーション・プログ
ラム、フォーム、レポート、および SQL スクリプトにアクセスす
ることができます。NFS または RFS がマウントされたディレクト
リーの使用時に何にアクセスできるかについては、34 ページの
図 9 を参照してください。
図 9
NFS および RFS がマウントされたディレクトリーを使用したフォームおよびレポー
トへのアクセス
NFS を使用して
アクセス可能 1
RFS を使用して
アクセス可能 2
IBM Informix アプリケーション・プロ
グラム
はい
はい
IBM Informix フォーム、レポート、
SQL スクリプト
はい
はい
IBM Informix SE データベース
はい 3
はい 3
(2の1)
34
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
フォーム、レポート、ユーザー・メニュー、および SQL スク
リプトへのアクセス
NFS を使用して
アクセス可能 1
RFS を使用して
アクセス可能 2
IBM Informix OnLine データベース
いいえ
いいえ
C-ISAM ファイル
いいえ
いいえ
1
NFS は、Sun Microsystems の開発した Network File Systems ( ネットワーク・ファ
イル・システム ) の略語です。
2
RFS は、AT&T の開発した Remote File Sharing ( リモート・ファイル共用 ) の略語
です。RFS ファイル・システム検出は、UNIX システムのバージョン 4 以降での
みサポートされています。
3
IBM Informix SE データベースにアクセスするには、ユーザーのクライアントお
よびリモート・ネットワーク・サーバーの両方に IBM Informix NET がインス
トールされている必要があります。
(2の2)
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
35
テクニカル・ノート
テクニカル・ノート
次のセクションには、IBM Informix NET および IBM Informix STAR 製品のテ
クニカル・ノートが含まれています。
一般的な注意事項
次の注意事項は、IBM Informix クライアント / サーバー製品を使用する場合
に適用されます。
•
•
•
いくつかのデータベース管理コマンドは、IBM Informix クライアン
ト / サーバー製品のみが実行されクライアントからは使用できませ
ん ( ネットワークを超えて実行されると、これらの機能はエラー・
メッセージを生成します )。これらのコマンドは、サーバーからの
み実行できます。
□
CHECK TABLE
□
REPAIR TABLE
□
ROLLFORWARD DATABASE
□
bcheck
□
IBM Informix OnLine ユーティリティー (tbmonitor、tbstat など )
2 番目のデータベースをオープンするには (DATABASE 文を出す )、
その前に現行のデータベースを明示的にクローズする必要がありま
す (CLOSE DATABASE 文を出す )。( この注は、IBM Informix SQL また
は DB-AccessDATABASE メニューのオプションを使用している場合、
あるいは IBM Informix STAR を使用して IBM Informix OnLine データ
ベースにアクセスする場合には適用されません。)
DROP DATABASE を実行するには、その前に現行のデータベースを
明示的にクローズ (CLOSE DATABASE 文を実行 ) する必要がありま
す。( この注は、IBM Informix SQL または DB-Access の DATABASE メ
ニューのオプションを使用している場合、あるいは IBM Informix
STAR を使用して IBM Informix OnLine データベースにアクセスする
場合には適用されません。)
36
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
一般的な注意事項
•
•
•
•
データベースを別のディレクトリー ( または別のサーバー ) に配置
すると、複数のデータベースに同じ名前を付けることができます。
この場合は、データベースがカレント・ディレクトリーになけれ
ば、DBPATH にそのデータベースの絶対パス名が含まれていても、
そのデータベースの絶対パス名 (DB サーバー名を含む ) を指定する
必要があります。
データベースの絶対パス名を指定しない場合は、IBM Informix クラ
イアント / サーバー製品は、その名前で見つけた最初のデータベー
スを選択します。IBM Informix クライアント / サーバー製品は、も
う一度ローカルのデータベース・サーバーを検索し、次に DBPATH
環境変数を順に検索します。
IBM Informix SQL または DB-Access の DATABASE メニューを使用し
てこれらのデータベースのいずれかをアクセスするか削除する場合
は、要求されたデータベースの絶対パス名を入力します ( 強調され
たデータベース名は正しいデータベース名でない可能性があるの
で、選択しないでください )。
IBM Informix クライアント / サーバー製品のネットワーク・アク
ティビティーは、サーバー上にあるログ・ファイルに記録できま
す。このログ・ファイルは、ネットワーク構成の問題を分析する場
合にのみ役立ちます。ただし、ログ・ファイルはかなり大きくなる
可能性があるため、通常の使用にはお勧めしません。
ログ・ファイルを開始するには、sqlexecd プロセスの開始時に、-l
オプションを使用します。
$INFORMIXDIR/lib/sqlexecd [servicename] -l [logfile]
-l オプションを使用すると、サーバー上に sqlsrvlog ログ・ファイル
が作成されます。デフォルトの sqlsrvlog 以外のファイル名を使用
する場合は、logfile オプションを使用してください。必要に応じ
て、サービス名も指定できます。ログ・ファイルは、sqlexecd プロ
セスを始動したディレクトリーにあります。
sqlsrvlog ファイルには、呼び出された sqlexec または sqlturbo プロ
セスごとに、次の情報が含まれています。
sqlexec
client
user
-operation/database pathname
次の例は、cheetah 上の典型的な sqlsrvlog ファイルの中の数行を示
したものです。
sqlexec
sqlexec
sqlexec
moose
moose
cougar
mike
dave
dale
-d/db/accounts
-c/db/accounts
-l/dbases/payable
ユーザーが行った操作は、そのユーザーの名前の後に示されていま
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
37
IBM Informix OnLine
す。次の操作を行うことができます。
-l
-r
-c
-d
-p
-n
使用可能なデータベースをリストする。
データベースを削除する
データベースを作成する
データベースを選択する
Datalink クライアントを使って INFORMIX-NET PC または Wingz か
らアクセスする
INFORMIX-STAR がアクセスするリモート・ネットワーク・サーバー
IBM Informix クライアント / サーバー製品がインストールされてい
る場合は、他の IBM Informix ソフトウェア・プロダクトに組み込ま
れているデモンストレーション・プログラム ( 例えば、isqldemo、
i4gldemo、r4gldemo、esqldemo など ) をサーバーで実行できます。
これらのプログラムは、stores5 のデモンストレーション・データ
ベースおよびデモンストレーション・アプリケーションを作成しま
す。
デモンストレーション・プログラムをネットワーク上で動作するよ
うにセットアップする場合は、すべてのデモンストレーション・ア
プリケーション・ファイルをコピーします ( このために、rcp また
は cu などのファイル転送プログラムを使用します )。アプリケー
ション・ファイルはクライアント上に、デモンストレーション・
データベース (stores5) はサーバー上にあります。
IBM Informix OnLine
次の注意事項は、IBM Informix OnLine を操作する場合に適用されます。
•
•
•
38
データベースを IBM Informix OnLine データベース・サーバーに作成
できるのは、クライアント側で IBM Informix STAR を IBM Informix
OnLine と共に実行している場合のみです。クライアント側の
IBM Informix NET ( リレー・モジュールなし ) は、IBM Informix
OnLine CREATE DATABASE 文を認識しません。
クライアントから IBM Informix OnLine の SET ISOLATION 文および
SET LOG 文を出すことができるのは、データベースをオープンした
後のみです。
IBM Informix STAR を使用して IBM Informix SE データベース・サー
バーにアクセスしている場合は、WITH LOG IN (pathname) 文節を
START DATABASE 文に組み込むことはできません。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
IBM Informix NET
IBM Informix NET
次の注意事項は、IBM Informix NET を操作する場合に適用されます。
•
IBM Informix NET を使用する場合、接続がクローズされた後に、リ
モート・サーバーで作成された一時表にアクセスすることはできま
せん。ユーザーがリモート・データベースを使用してそのデータ
ベースをクローズした場合には、ネットワーク接続がクローズされ
るので、ユーザーは、セッション中に作成された一時表にアクセス
することはできません。オプションとして、ユーザーは、一時表を
ファイルにアンロードし、ネットワークを通じてこのファイルを
ftp または rcp でファイル転送し、この一時表を再ロードしからアク
セスすることができます。別のサーバー上の表には、現行のデータ
ベースをクローズしなくてもアクセスできるため、IBM Informix
STAR を使用する場合にはこれらの手順が不要となります。
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
39
IBM Informix NET
40
IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
付録
特記事項
本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提
供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サー
ビス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋
ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービス
に言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサー
ビスのみが使用可能であることを意味するものではありませ
ん。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのな
い、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用
することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの
操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っ
ていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 ( 特許出願
中のものを含む ) を保有している場合があります。本書の提供
は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを
意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせ
は、書面にて下記宛先にお送りください。
〒 106-0032
東京都港区六本木 3-2-31
IBM World Trade Asia Corporation
Licensing
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用さ
れません。
IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存
するままの状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証およ
び法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任
を負わないものとします。 国または地域によっては、法律の強行
規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制
限を受けるものとします。
A
本書は定期的に見直され、必要な変更 ( たとえば、技術的に不適切な記述
や誤植など ) は、本書の次版に組み込まれます。IBM は予告なしに、随時、
この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変
更を行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便
宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するもの
ではありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料
の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用く
ださい。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も
負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することが
できるものとします。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその
他のプログラム(本プログラムを含む)との間での情報交換、および (ii) 交
換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに
関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。
IBM Corporation
J46A/G4
555 Bailey Avenue
San Jose, CA 95141-1003
U.S.A.
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること
ができますが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス
資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用
条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決
定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可
能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性
がありますが、その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じで
ある保証はありません。さらに、一部の測定値が、推定値である可能性が
あります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の
特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。
A-2 IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはそ
の他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製
品のテストは行っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、
互換性、またはその他の要求については確証できません。IBM 以外の製品
の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更ま
たは撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。
表示されている IBM の価格は IBM が小売価格として提示しているもので、
現行価格であり、通知なしに変更されるものです。卸価格は、異なる場合
があります。
この情報には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれ
ています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブ
ランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。これら
の名称はすべて架空のものであり、名称や住所が類似する企業が実在して
いるとしても、それは偶然にすぎません。
著作権使用許諾 :
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミン
グ手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語
で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオ
ペレーティング・プラットフォームのアプリケーション・プログラミン
グ・インターフェースに準拠したアプリケーション・プログラムの開発、
使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、IBM に対価を
支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。このサ
ンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていま
せん。従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利
便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできま
せん。お客様は、IBM のアプリケーション・プログラミング・インター
フェースに準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、
配布を目的として、いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことな
くこれを複製し、改変し、配布することができます。
特記事項
A-3
商標
それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべて
の派生した創作物には、次のように、著作権表示を入れていただく必要が
あります。
(C) ( お客様の会社名 ) ( 西暦年 ). このコードの一部は、IBM Corp. の
サンプル・プログラムから取られています。
(C) Copyright IBM Corp. ( 西暦年 ( 複数可 )). All rights reserved.
この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表
は表示されない場合があります。
商標
AIX; DB2; DB2 Universal Database; Distributed Relational Database Architecture;
NUMA-Q; OS/2、OS/390、および OS/400; IBM Informix; C-ISAM;
Foundation.2000TM; IBM Informix 4GL; IBM Informix DataBlade Module;
Client SDKTM; CloudscapeTM; CloudsyncTM; IBM Informix Connect;
IBM Informix Driverfor JDBC; Dynamic ConnectTM; IBM Informix Dynamic
ScalableArchitectureTM (DSA); IBM Informix DynamicServerTM; IBM Informix
EnterpriseGateway Manager (Enterprise Gateway Manager); IBM Informix
ExtendedParallel ServerTM; i.FinancialServicesTM; J/FoundationTM; MaxConnectTM;
Object TranslatorTM; Red Brick Decision ServerTM; IBM Informix SE;
IBM Informix SQL; InformiXMLTM; RedBack; SystemBuilderTM; U2TM;
UniData; UniVerse; wintegrate は、IBM Corporation の商標です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc.
の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Windows、Windows NT および Excel は、Microsoft Corporation の米国および
その他の国における商標です。
UNIX は、The Open Group がライセンスしている米国およびその他の国にお
ける登録商標です。
本書で言及しているその他の会社名、製品名およびサービス名はそれぞれ
各社の商標または登録商標です。
A-4 IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
索引
索引
RFSNFS を参照
D
DBPATH
使用方法 37
スタンドアロンとネットワーク
化 31
データベースへのアクセス 31
複数のディレクトリー 32
I
IBM Informix NET
構成 7
使用方法 6
IBM Informix STAR の構成
9
S
Servicename の定義 16
sqlexec 13
sqlexecd
デーモンの自動起動 17, 18
デーモンの手動起動 19
複数のデーモンのセットアッ
プ 14
SQLEXEC、4.0 エンジンの選
択 16
sqlhosts ファイル
要件 14
sqlsrvlog 37
sqlturbo 13
N
nettype の定義 15
NFS
DBPATH の使用方法 31
アクセス可能情報 34
データベースにアクセスする
データベースの作成 28
T
30
TBCONFIG、複数のデーモン 18
TCP/IP、必要なシステム・ファイ
ル 10
い
P
PATH クライアント・コンピュー
ターを参照 22
R
rc.local ファイル、スタートアッ
プ・ファイル 17
一時表、制限
39
え
エラー・メッセージ
2
か
環境変数
3
く
クライアント・コンピューター、
要件 21
こ
コード例の表記
4
さ
サーバー名の定義
15
て
デモ・プログラム
38
ひ
表記、文字の
3
ふ
浮動小数点、制限
37
ほ
ボールド体タイプ 3
ホスト名の定義 15
ま
マニュアル、他の有用な
2
2 IBM Informix NET and STAR インストールおよび構成のガイド
򔻐򗗠򙳰
Printed in Japan
GB88-8619-00
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