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DB2 pureScale の運用 © 2011 IBM Corporation

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DB2 pureScale の運用 © 2011 IBM Corporation
DB2 pureScaleの運用
© 2011 IBM Corporation
内容
インストールの概要
定例運用
起動/停止
メンテナンス
モニタリング
非定例運用
パラメーター変更
ディスク追加
メンテナンス・モード
※おことわり※
DB2 pureScaleと区別するために、これまでの通常のDB2を「DB2 ESE」と表記します。
2
© 2011 IBM Corporation
インストールの概要
3
© 2011 IBM Corporation
インストールの概要
CF-p
CF-s
CF-p
CF-p
CF-s
/home/inst1
3.db2iupdt –add
/opt/IBM/xxx
TSA
DB#3
DB#4
1.db2_install
【製品インストール】
(member/CF追加)
/home/inst1
/home/inst1
/opt/IBM/xxx
/opt/IBM/xxx
TSA
GPFS
DB#3
DB#4
2.db2icrt
【インスタンス作成】
DB#2
/opt/IBM/xxx
TSA
GPFS
共有ディスク
DB#2
DB#4
/home/inst1
/home/inst1
/opt/IBM/xxx
/opt/IBM/xxx
4
該当のステップで導入されるもの
TSA
GPFS
GPFS
DB#2
/home/inst1
/home/inst1
/home/inst1
/opt/IBM/xxx
/opt/IBM/xxx
/opt/IBM/xxx
TSA
TSA
GPFS
共有ディスク
②インスタンスを
インスタンスを作成
1member+1CF構成
1member+1CF構成からはじめる
構成からはじめる
凡例
GPFS
DB#1
DB#1
/db2xx/sqllib_shared/xxx
① DB#1へ
DB#1へ製品を
製品を導入
TSA
GPFS
DB#3
TSA
DB#1
CF-s
TSA
GPFS
GPFS
共有ディスク
/db2xx/sqllib_shared/xxx
③DB#2/DB#3/DB#4を
DB#2/DB#3/DB#4をDB2メンバー
DB2メンバーと
メンバーと
して、
して、CFCF-sをCFとして
CFとして追加
として追加する
追加する
導入済みのもの
© 2011 IBM Corporation
インスタンス・ホームディレクトリ
インスタンス・ホームディレクトリは、CF、メンバーともに、これまでのバージョンと同様、
インスタンス・ホームディレクトリの直下に「sqllib」ディレクトリが作成される。
また、GPFS上には、「sqllib_shared」ディレクトリが作成される。
$ ls /db2sd_20091117151053/db2sdin1
sqllib_shared
クラスター・ファイルシス
テムのマウントポイント
インスタンス
名
各CF、メンバーの「sqllib」以下は製品そのものへのリンクか、「sqllib_shared」へのリンクがほとんど
$ ls -l sqllib
total 40
lrwxrwxrwx
drwxr-xr-x
drwxr-xr-x
lrwxrwxrwx
drwxr-x--lrwxrwxrwx
lrwxrwxrwx
lrwxrwxrwx
drwxrwsr-t
lrwxrwxrwx
lrwxrwxrwx
drwxrwsr-t
drwxrwsr-t
lrwxrwxrwx
lrwxrwxrwx
lrwxrwxrwx
<以下省略>
5
1 root db2iadm1
3 db2sdin1 db2iadm1
2 db2sdin1 db2iadm1
1 root db2iadm1
2 db2sdin1 db2iadm1
1 root db2iadm1
1 root db2iadm1
1 root db2iadm1
2 db2sdin1 db2iadm1
1 root db2iadm1
1 root db2iadm1
2 db2sdin1 db2iadm1
2 db2sdin1 db2iadm1
1 root db2iadm1
1 root db2iadm1
1 root db2iadm1
24 Nov 17 15:16 Readme -> /opt/IBM/db2/V9.8/Readme
4096 Nov 14 02:45 acs
4096 Nov 17 15:16 adm
22 Nov 17 15:16 adsm -> /opt/IBM/db2/V9.8/adsm
256 Nov 17 15:16 backup
21 Nov 17 15:16 bin -> /opt/IBM/db2/V9.8/bin
21 Nov 17 15:16 bnd -> /opt/IBM/db2/V9.8/bnd
diaglogはここに出力される。
20 Nov 17 15:16 cf -> /opt/IBM/db2/V9.8/cf
すなわち全CF, メンバーで1
4096 Nov 17 15:19 cfg
つのdiaglogを持つ
22 Nov 17 15:16 conv -> /opt/IBM/db2/V9.8/conv
49 Nov 17 15:17 ctrl -> /db2sd_20091117151053/db2sdin1/sqllib_shared/ctrl
256 Nov 17 15:16 ctrlha
256 Nov 17 15:16 dasfcn
53 Nov 17 15:17 db2cshrc -> /db2sd_20091117151053/db2sdin1/sqllib_shared/db2cshrc
52 Nov 17 15:17 db2dump -> /db2sd_20091117151053/db2sdin1/sqllib_shared/db2dump
57 Nov 17 15:17 db2nodes.cfg -> /db2sd_20091117151053/db2sdin1/sqllib_shared/db2nodes.cfg
© 2011 IBM Corporation
pureScaleの導入画面(1)
これまでのDB2と同様、GUIによるインストールとコマンドによるインストールが利用できる。
これまでと同様
これまでと同様、
同様、GUIインストール
GUIインストールの
インストールの場合は
場合は、
製品導入と
製品導入と同時に
同時にインスタンスの
インスタンスの作成ができる
作成ができる。
ができる。
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© 2011 IBM Corporation
pureScaleの導入画面(2)
データ用
データ用ディスクと
ディスクとTiebreaker用
Tiebreaker用ディスクを
ディスクを選ぶ。
データ用
データ用ディスクを
ディスクを複数構成したい
複数構成したい場合
したい場合は
場合は、インストール後
インストール後に
ディスクを
ディスクを追加する
追加する(
する(後述の
後述の「GPFSへの
GPFSへのdisk
へのdisk追加
disk追加」
追加」を参照)
参照)
GUIインストール
GUIインストールの
インストールの場合は
場合は、
構成したい
構成したいDB2
したいDB2メンバー
DB2メンバー、
メンバー、CFをここで
CFをここで一括
をここで一括で
一括で構成でき
構成でき
る
(コマンドインストールの
コマンドインストールの場合は
場合は、製品インストール
製品インストール
後にインスタンスを
インスタンスを作成するが
作成するが、
するが、その際
その際は1メンバー、
メンバー、
1CFで
1CFでインスタンスしか
インスタンスしか構成
しか構成できず
構成できず、
できず、その後
その後db2iupdt
コマンドで
コマンドでメンバーか
メンバーかCFを
CFを1つずつ追加
つずつ追加する
追加する)
する)
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© 2011 IBM Corporation
pureScaleの導入画面(3)
ホストを
ホストを追加した
追加した後
した後に、右下の
右下の「Advanced」
Advanced」ボタンを
ボタンをクリックし
クリックし、
どのホスト
どのホストを
ホストをCFにするか
CFにするか設定
にするか設定する
設定する。
する。
CFに
CFに設定した
設定したホスト
したホスト以外
ホスト以外が
以外が、自動的に
自動的にメンバーとなる
メンバーとなる。
となる。
同一筐体の
同一筐体のLPARのみで
LPARのみで、
のみで、CFや
CFやメンバーを
メンバーを構成すると
構成すると、
すると、警告が
警告が出力される
出力される。
される。
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起動/停止
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© 2011 IBM Corporation
DB2 pureScale環境の起動
DB2 pureScaleでは、どこかひとつのメンバー(CF)上で”db2start”コマンドを実行することでクラスターが起動す
る。(CFノード上でCFプロセス、DBメンバー上でDB2プロセスが起動)
DB2メンバー1
DB2メンバー2
CF(primary)
CF(secondary)
ca-server 128
ca-server 129
$ db2start
db2sysc 0
db2sysc 1
ログには出力されないが、実際はまずCFが起動してからDB2(DB2メ
ンバー)が起動する。
全DB2メンバー
DB2メンバー、
メンバー、CFを
CFを一括で
一括で起動
db2sdin1@pvc61[/home/db2sdin1] db2start
12/09/2009 14:05:56
1 0 SQL1063N DB2START processing was successful.
12/09/2009 14:05:56
0 0 SQL1063N DB2START processing was successful.
SQL1063N DB2START processing was successful.
特定DB2
特定DB2メンバー
DB2メンバーのみを
メンバーのみを起動
のみを起動することも
起動することも可能
することも可能
db2sdin1@pvc92[/home/db2sdin1] db2start member 1
11/20/2009 12:41:45
1 0 SQL1063N DB2START processing was successful.
SQL1063N DB2START processing was successful.
メンバーの起動にはCFが起動している必要がある
DB2
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db2stop
DB2 pureScale環境を停止する際も、DB2 LUWの環境と同様、db2stopコマンドを実行する。
db2startコマンドと同様、db2stopコマンドのみでメンバーおよびCFが一括停止される。
個別に停止したい場合もdb2startコマンドと同様、db2stopコマンドに引数をつけて、DB2メ
ンバーやCFを指定する。
db2sdin1@pvc61[/home/db2sdin1] db2stop
06/11/2011 20:11:10
1
0
SQL1064N DB2STOP processing was successful.
06/11/2011 20:11:18
0
0
SQL1064N DB2STOP processing was successful.
SQL1064N DB2STOP processing was successful.
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メンテナンス
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pureScaleでのDB運用
DB2 LUWと同様、DB2 pureScaleでも、定期的なREORGやRUNSTATSの実行は必要。
REORGやRUNSTATSの実行はどのDB2メンバーからでも可能。
統計情報取得(RUNSTATS)
DB2 pureScaleに特化した考慮点は特にない。
RUNSTATSコマンドのオプションに、DB2 pureScale用の追加や変更はない。
再編成(REORG)
オフライン・再編成のみサポート
REORGコマンドのオプションに、DB2 pureScale用の追加や変更はない。
13
REORGの実行は多くの書き込みが発生し、CFとの多くのコミュニケーションが発生
する。それを避けるために、REORGコマンドに「use tbspace-name」を指定し、一
時データ処理に一時表スペースを利用する方がパフォーマンス面でメリットがあ
る。
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pureScaleでのDB運用
• バックアップ
• 通常のバックアップ・ユーティリティーによるフル(オンライン・オフライン)DBバックアップが可能。
• バックアップはどのメンバーからでも取得可能。クラスター全体をリストアするために必要なす
べての要素をバックアップする。
• どのメンバーで作られたバックアップイメージを使ってもリストア可能
• 表スペースバックアップ・リカバリは現時点で未サポート
• リストア
• どのメンバーからもリストア可能
•
SD と non-SD間のバックアップ・リストアはサポートされていない。
$ db2 "backup db psdb to /work/dbwork/db2work/db_backup"
Backup successful. The timestamp for this backup image is : 20110610152449
$ ls -ltr
-rw------- 1 db2sdin1 db2iadm1 1292230656 Jun 09 19:31 PSDB.0.db2sdin1.DBPART000.20110609193046.001
•
ロールフォワード
•
ひとつのメンバーのみで実行される。
•
個々のメンバーで作成されたログ・シーケンスをマージして順番にロールフォワードする必要がある。
•
LSN(Log Sequence Number ) を マージするために LFS (Log Flush Sequence)が導入されている。
•
•
14
LFSはログフラッシュの際にCFから割り振られる。システムワイドでユニークな値となる。
Point in Recoveryはサポート済み(FP2より)
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モニタリング
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© 2011 IBM Corporation
pureScaleモニタリング項目
• db2instance
• 全体の稼働状況の確認、pureScaleクラスターの状態
• TSAクラスター
クラスター情報
クラスター情報
• TSAクラスター、リソース状況
• 表関数(
など)
表関数(MON_GET_xxなど
など)
• DB内部の活動状況をモニタリング
• GBP hit率、ページリクレーム、グローバルロックなど
• 切り口によって使用する表関数を選ぶ
• db2pd
• CF関連情報他、DB外部の情報
• その他
その他
16
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全体の稼働状況の確認 - db2instance
db2instance –list コマンドを実行することで、全体構成やそれぞれのステータスを確認できる。
$db2instance -list
ID
TYPE
----0
MEMBER
1
MEMBER
128
CF
129
CF
HOSTNAME
-------pvc62
pvc92
pvc61
pvc91
STATE
----STARTED
STARTED
PRIMARY
PEER
STATE
----ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
ACTIVE
DB2メンバーやCFのID。個別
にdb2startやdb2stopしたい場
合などにこのIDを指定する
HOME_HOST
--------pvc91
pvc92
pvc61
pvc62
INSTANCE_STOPPED
---------------NO
NO
NO
NO
CURRENT_HOST
-----------pvc91
pvc92
pvc61
pvc62
ALERT
----NO
NO
NO
NO
PARTITION_NUMBER
---------------0
0
-
LOGICAL_PORT
-----------0
0
0
0
NETNAME
------pvc91_ib
pvc92_ib
pvc61_ib
pvc62_ib
ALERT
----NO
NO
NO
NO
全体の稼働状況を確認するた
めに確認する箇所
DB2メンバーの場合は稼働中は
全てが「STARTED」になっている。
通常はHOME_HOSTと一致して
いるが、restart lightのように
DB2メンバーが別のホストで稼
働する際は、HOME_HOSTと別
のHOSTで稼働するようすがわ
かる。
CFは1つが「PRIMARY」でもう1
つは「PEER」になっている。
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TSA関連 – lssam コマンド
TSAリソースグループの状態を確認するコマンド
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pureScaleバッファープール関連モニター項目
• pureScaleで追加されたGBP/LBP活動に関するモニターエレメント
Type
Data
Data
Data
Data
Index
Index
Index
Index
Agent
POOL_DATA_GBP_L_READS
POOL_DATA_GBP_P_READS
POOL_DATA_LBP_PAGES_FOUND
POOL_DATA_GBP_INVALID_PAGES
POOL_INDEX_GBP_L_READS
POOL_INDEX_GBP_P_READS
POOL_INDEX_LBP_PAGES_FOUND
POOL_INDEX_GBP_INVALID_PAGES
Prefetcher
POOL_ASYNC_DATA_GBP_L_READS
POOL_ASYNC_DATA_GBP_P_READS
POOL_ASYNC_DATA_LBP_PAGES_FOUND
POOL_ASYNC_DATA_GBP_INVALID_PAGES
POOL_ASYNC_INDEX_GBP_L_READS
POOL_ASYNC_INDEX_GBP_P_READS
POOL_ASYNC_INDEX_LBP_PAGES_FOUND
POOL_ASYNC_INDEX_GBP_INVALID_PAGES
Description
Reading from
Reading from
Reading from
Reading from
Reading from
Reading from
Reading from
Reading from
GPB, either invalid (XIed) or not present in LBP
disk, not found in GBP
LBP
GBP, page invalid in LBP (Xied)
GPB, either invalid (XIed) or not present in LBP
disk, not found in GBP
LBP
GBP, page invalid in LBP (Xied)
• 取得方法
• MON_GET_xx 表関数が提供されている(スナップショットでは見
れない)
• 見たい切り口によって表関数を選ぶ
• MON_GET_BUFFERPOOLS → BUFFERPOOL毎に見たい場合
• MON_GET_SERVICESUBCLASS → サービスクラスごとに見たい場
合
• MON_GET_CONNECTIONS → 接続ごとに見たい場合
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GBPヒット率
バッファプール要求
に見つかった
Y
LBP
LBP_PAGES_FOUND
に存在する
か?
LBP
N
db2 agents
(POOL_DATA_GPB_L_READS)
の要求
GBP
- (POOL_DATA_GPB_P_READS)
POOL_DATA_GPB_L_READS
Member 1
Member 0
に見つかった
GBP
Y
db2 agents
GBPに存在する
か?
に見つからず物理READした
GBP
N
POOL_DATA_GPB_P_READS
①100 Logical Reads
LBP
LBP
②5 GBP Logical
Reads
③4 return page; 1 does’nt
⑤1 page
returned
from disk
20
④1 GBP
Physical
Read
GBP
データページ取得時
データページ取得時の
取得時の流れ
①100ページの読み取りをLBPに対して行う
②5ページ分がLBPに存在しなかった場合、GBP
にリクエストを行う(RAR)
③4ページがGBPに存在したため取得でき、1
ページは存在しなかった
④残った1ページの読み取りをDISKへ行う
⑤DISKから1ページを取得
© 2011 IBM Corporation
ページ・リクレーム発生回数
• 確認ポイント
確認ポイント
• ページリクレーム発生回数
• 複数メンバーで同一ページの更新を可能とするために、必要に応じて
ページネゴシエーションが発生する。
• “log flush” が必要となるため負荷の高いプロセスである。
• ページ・リクレーム を最小化することがパフォーマンスのため重要
• ページ・リクレーム多発時の兆候
• CPU アイドル時間が長い、トランザクションの遅延、スループットの低下
• 取得方法
• MON_GET_PAGE_ACCESS_INFO
•MON_GET_PAGE_ACCESS_INFO
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9r8/index.jsp?topic=/com.ibm.db2.luw.admin.mon.doc/doc/r0056871.html
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© 2011 IBM Corporation
ページ・リクレーム発生回数
•
ページ・
ページ・リクレーム発生状況
リクレーム発生状況の
発生状況の確認
•
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MON_GET_PAGE_ACCESS_INFO
© 2011 IBM Corporation
PAGE_INVALIDATION関連
• 確認ポイント
• 複数メンバーによる、同一ページの更新・読み取りが発生する場合、クロスインバリデー
ション(XI)によってGBPから再度読み取る必要がある。
• 取得方法
• MON_GET_SERVICE_SUBCLASS
• MON_GET_BUFFERPOOL
• MON_GET_CONNECTION
など
• モニターエレメント
• POOL_DATA_GBP_INVALID_PAGES
• ローカル・バッファープール上のデータ・ページが無効化されていた(Invalid)ために、
代わりにGBPへの再読み取りを実施した回数。
• POOL_INDEX_GBP_ INVALID_PAGES
• ローカル・バッファープール上のインデックス・ページが無効化されていた(Invalid)た
めに、代わりにGBPへの再読み取りを実施した回数。
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© 2011 IBM Corporation
GLOBAL LOCK関連
• 確認ポイント
確認ポイント
• グローバル・ロック待ちの発生回数、ロック待ち時間
• 取得方法
• MON_GET_SERVICE_SUBCLASS
• MON_GET_BUFFERPOOL
• MON_GET_CONNECTION
24
など
Column name
Description or corresponding monitor element
LOCK_WAITS_GLOBAL
Number of lock waits due to the application holding the lock being on a
remote member.
LOCK_TIMEOUTS_GLOBAL
Time spent on global lock waits. The unit of measurement for time is in
milliseconds.
LOCK_ESCALS_GLOBAL
Number of lock escalations on a global lock due to global lock memory
usage reaching the limit specified in the cf_lock_sz database
configuration parameter.
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db2pdの新しいオプション
-serverlist: 使用可能なメンバーと負荷優先度
db2sdin1@pvc91[/home/db2sdin1]db2pd –serverlist –db psdb
Database Member 0 -- Active -- Up 0 days 00:19:31
Server List:
Time:
Wed Dec 16 10:48:28
Database Name: SAMPLE
Count:
2
Hostname
Port
Priority
pvc91
50001
70
pvc92
50001
29
-cfinfo: gpp,sca,lockなどの構造体情報を表示
-cfpool: CF接続プールの状態を表示
-totalmem: 割り当てられたメモリー情報など
25
この情報をクライアントに渡すこ
とで、クライアントはどのサー
バーに接続でき、どのサーバー
に空きがあるのかを知ることが
できる。
© 2011 IBM Corporation
プロセスについて
db2syscプロセス配下に、各EDUがスレッドとして存在するアーキテクチャーはDB2 LUWと同様
DB2メンバーのプロセスは以下のようになっている。
((idle)というのは、他メンバーがクラッシュした際のrestart lightのためのプロセス。)
$ ps -ef
db2sdin1
db2sdin1
db2sdin1
db2sdin1
…
| grep db2sdin1
1347612 807072
811042 884826
966658 1069084
1028130 991470
0
0
0
0
16:07:12
16:06:26
16:06:26
16:06:27
-
341:01 db2sysc 1
0:00 db2sysc (idle)
0:00 db2sysc (idle)
0:00 db2sysc (idle)
CFでは以下のようなプロセスが起動している
$ ps -ef | grep db2sdin1
26
db2sdin1 295308 401608 357 16:06:27
- 1087:40 /home/db2sdin1/sqllib/cf/ca-server -i 128 -p 56000 -k 10485766 -s 0 –f
db2sdin1 401608 196930 0 16:06:27
e/home/db2sdin1/sqllib/cf/ca-server -f
- 2:10 ca-mgmnt-lwd -i128 -p56000 -d/home/db2sdin1/sqllib/db2dump -
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EtherN/W
参考:pureScale プロセス構成
DB member
Server
Infiniband N/W
CF Server
サー
バープロセス
本体
サーバー
プロセス障害検
知プロセス
M2.DB
M1.DB
db2wdog 0
db2sysc 0
サーバー
プロセス本体
C1.CF
スケルトン・
プロセス障害検
知プロセス
スケルトン・
プロセス(他メン
バーの回復処理
専用プロセス)
M3.
db2wdog
(idle)
cawdog 128
ca-server
128
M4.
db2wdog
(idle)
サーバー
プロセス障害検
知プロセス
C2.CF
プロ
セス群
C4.TSA
db2wdog
(idle)
プロ
セス群
TSA processes
(Cluster Manager)
C3.GPFS
db2sysc
(idle)
db2sysc
(idle)
db2sysc
(idle)
GPFS Processed
(Cluster File system)
プロ
セス群
M5.TSA
プロ
セス群
TSA processes
(Cluster Manager)
M6.GPFS
GPFS Processed
(Cluster File system)
SAN Fibre N/W
Cluster Service
27
© 2011 IBM Corporation
パラメーター変更
28
© 2011 IBM Corporation
パラメーターについて
データベース構成パラメーターは、全DB2メンバー共通のものと、各DB2メンバー
個別に設定できるものがある
update db cfgコマンドには、これをサポートするオプションが追加されている
新規のデータベース・マネージャー構成パラメーター
cf_mem_sz
cf_num_workers
cf_num_conns
cf_diaglevel
cf_diagpath
新規のデータベース構成パラメーター
29
cf_db_mem_sz
cf_gbp_sz
cf_lock_sz
cf_sca_sz
cf_catchup_trgt
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ディスク追加
30
© 2011 IBM Corporation
GPFSへのディスク追加手順
既存のクラスターファイルシステムにディスクを追加する
空きPVを
PVを確認
db2sdin1@pvc92[/home/db2sdin1]lspv
hdisk0
00c4c032226b34bf
hdisk1
00c4c0321440bc97
hdisk2
00c4c03200148cd8
hdisk3
00c4c0320014975f
hdisk4
00c4c0320014a08f
hdisk5
00c4c0320014aa09
hdisk6
00c4c03200145c2e
rootvg
None
gpfs1nsd
None
None
None
None
active
追加したいPVがDB2メン
バー、CF全てから同じ
PVIDで見えていること。
ディスク追加
ディスク追加
root@pvc92[/]# /home/db2sdin1/sqllib/bin/db2cluster -add -filesystem db2fs1 -disk /dev/hdisk3
The specified disks has been successfully added to file system 'db2fs1'.
root@pvc92[/]# lspv
hdisk0
00c4c032226b34bf
rootvg
active
hdisk1
00c4c0321440bc97
None
hdisk2
00c4c03200148cd8
gpfs1nsd
gpfs2nsd ← 追加された
hdisk3
00c4c0320014975f
hdisk4
00c4c0320014a08f
None
hdisk5
00c4c0320014aa09
None
hdisk6
00c4c03200145c2e
None
オンラインで実施しても、
アプリケーションには特
に影響はない。
リバランス
root@pvc92[/]# /home/db2sdin1/sqllib/bin/db2cluster -rebalance -filesystem db2fs1
File system 'db2fs1' was successfully rebalanced
オンラインでも実施可能
であるが、リバランス中
のパフォーマンス影響は
要考慮
新しく追加
しく追加された
追加された、
された、db2clusterコマンド
db2clusterコマンドが
コマンドが利用できるので
利用できるので、
できるので、GPFSの
GPFSのスキルは
スキルは必要とされない
必要とされない。
とされない。
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メンテナンス・モード
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“Stealth” Maintenance
メンテナンス対
象
フェーズ
アクション
影響
準備
メンバー上のトランザクションをド
レインし(終了を待ち)、新規接続
を他のメンバーに割り振る。
なし。
メンバー
メンテナンス
(強制引継ぎ無し)
OSのアップグレード、H/Wのメン
テナンスなど
キャパシティによっては縮退運
転
メンバーの起動
なし
明示的なTakeover
なし(切り替え時に一時的なサ
スペンド)
再統合
プライマリ
準備
CF
メンテナンス
OSのアップグレード、H/Wのメン
テナンスなど
セカンダリとして起動(キャッチ
アップを伴う)
なし
再統合
準備
CF
メンテナンス
メンバーに二重化を停止するよう通
知
OSのアップグレード、H/Wのメン
テナンスなど
なし(一時的なサスペンド)
セカンダリ
セカンダリとして起動(キャッチ
アップを伴う)
なし
再統合
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なし
なし
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メンバーのメンテナンス例
db2stop quiesceを実行することにより、1メンバーのみを緩やかにメンテナンスモードに移行させることがで
きる
クライアントA
クライアントA
④コミットまたは
コミットまたはロールバック
またはロールバック
クライアントが
クライアントがコミットまたは
コミットまたはロールバック
またはロールバックを
ロールバックを発行すると
発行すると、
すると、
②のdb2stopコマンド
db2stopコマンドが
コマンドが返ってくる。
ってくる。これ以降
これ以降は
以降は
member0には
member0には接続
には接続できない
接続できない。
できない。
①トランザクション実行
トランザクション実行
②db2stop member0 quiesce
Member0
クライアントA
クライアントAは①のトランザクションが
トランザクションがコミットまたは
コミットまたは
ロールバックするまでは
ロールバックするまでは、
するまでは、他のSQL実行
SQL実行させることで
実行させることで
き、その間
その間db2stopコマンド
db2stopコマンドは
コマンドは待たされる。
たされる。
Member1
Member1
別のDB2メンバー
DB2メンバーに
メンバーに接続している
接続しているクライアン
しているクライアン
トには、
には、全く影響はない
影響はない
③member0に
member0に接続
②の後では、
では、クライアントA
クライアントA以外が
以外がmember0に
member0に接続しようとしても
接続しようとしても
接続できない
接続できない。
できない。(以下の
以下のエラー参照
エラー参照)
参照)
新規接続ではなく
新規接続ではなく、
ではなく、既に接続されている
接続されている場合
されている場合は
場合は、SQL30108を
SQL30108を受
取り、他のDB2メンバー
DB2メンバーに
メンバーにリルートされる
リルートされる。
される。
クライアントC
クライアントC
クライアントB
クライアントB
$ db2 connect to sample
SQL6036N START or STOP DATABASE MANAGER command is already in progress.
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参考資料
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参考: GBPヒット率
• GBP hit ratio =
GBPにヒットした回数
GBPへの要求回数- 物理READ回数
=
GBPへの要求回数
=
GBPへの要求回数
(POOL_xx_GPB_L_READS - POOL_xx_GPB_P_READS)
POOL_xx_GPB_L_READS
※- POOL_DATA_GPB_L_READS
メモ
: GBPへのページ読み取り要求回数
→ LBPに存在しないためまたは、
XI(Cross Invalidation)により無効化されてしまったためにGBPにページを要求した
回数。
- POOL_DATA_GPB_P_READS :
→ GBPにもなかったのでディスクからLBPにページを読み込もうとした回数
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参考:ページ・リクレーム発生回数
• MON_GET_PAGE_ACCESS_INFO
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Column name
Description or corresponding monitor element
PAGE_RECLAIMS_X
The number of times a page related to the object was reclaimed by another member in
the DB2® pureScale™ instance prior to its planned release, where the member that
reclaimed the page required exclusive access.
PAGE_RECLAIMS_S
The number of times a page related to the object was reclaimed by another member in
the DB2® pureScale™ instance prior to its planned release, where the member that
reclaimed the page required shared access
RECLAIM_WAIT_TIME
In a DB2® pureScale™ environment , this element represents the amount of time spent
waiting on page locks, where the lock request caused a page to be reclaimed. The unit of
measurement for time is in milliseconds.
SPACEMAPPAGE_PAGE_RECLAIMS_X
The number of times a page related to the object was reclaimed by another member in
the DB2® pureScale™ instance prior to its planned release, where the member that
reclaimed the page required shared access
SPACEMAPPAGE_PAGE_RECLAIMS_S
The number of times a page related to a space map page was reclaimed by another
member in the DB2® pureScale™ instance prior to its planned release. The member that
reclaimed the page required shared access to the space map page.
SPACEMAPPAGE_RECLAIM_WAIT_TIM
E
In a DB2® pureScale™ environment, this element represents the amount of time spent
waiting on page locks for pages related to internally maintained object space
management where the lock request caused a reclaim from another member. The unit of
measurement for time is in milliseconds.
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