Comments
Transcript
IBM Bluemix ご紹介とその活⽤用について 2015年10月 日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM Bluemix ご紹介とその活⽤用について 2015年10月 日本アイ・ビー・エム株式会社 クラウド事業統括 エコシステム・デベロップメント © 2015 IBM Corporation IBM Bluemix はアイデアをカタチにするお手伝いをします Mobile Mobile Services Watson Services Cloud Integration Services DB Web apps Watson Database services Big Data services Web and application services Security Services IoT 2 © 2015 IBM Corporation オープンPaaS IBM Bluemix IBM SoftLayer ビジネス・プロセス ビジネス・プロセス アプリケーション アプリケーション ミドルウェア (APサーバー/DB/監視 etc…) ミドルウェア (APサーバー/DB/監視 etc…) OS OS 仮想化基盤 仮想化基盤 ハードウェア 3 IBM Bluemix 開発者はアプリ開発に専念 アプリの迅速かつ継続的な提供 クラウドでご提供 ハードウェア (Server,Storage, Network) (Server,Storage, Network) IaaS PaaS © 2015 IBM Corporation IBM Bluemix 開発の背景 4 © 2015 IBM Corporation Bluemix開発の背景 市場変化によって求められる新しいシステムの概念念 Systems of Record Systems of Engagement 従来型の提携業務処理システム 新しい個客接点システム SCM ERP HR CRM Systems of Record (SoR) 5 Systems of Engagement (SoE) 主な役割 企業の業務効率化、業務用データ処理 個客エンゲージメント、新規事業の創出、ビジネス変革 重要な要素 堅牢性、信頼性、確実性、機密性 柔軟性、俊敏性 開発のアプローチ ウォーターフォール アジャイル、トライ&エラー コードの主体 スクラッチ、パッケージ APIエコノミー、組み合わせ システム運用 開発とは別プロセス DevOps(一体的) リソース所要量 予測は可能 予測が困難 改良のサイクル 組織主体で計画的 状況に合わせて適宜 © 2015 IBM Corporation いまどきのアプリに求められるもの ユーザー体験はあっという間に減衰する • 魅力的なライバルの登場 • バグの発覚 • ユーザー数の伸び悩み • 登場インパクトの賞味期限 6 © 2015 IBM Corporation いまどきのアプリに求められるもの ユーザーからのフィードバックを反映し、再度リリースすることで鮮度を高める 7 © 2015 IBM Corporation いまどきのアプリに求められるもの サイクルを短縮化することで、鮮度の高い状態を維持する 8 © 2015 IBM Corporation アプリケーション開発における時間軸の変化 - 1/3 アプリケーションを開発・改良するスピードの加速化が必要 お客様による管理 サービスプロバイダーによる管理 従来のIT Code メリット Data - 自由にカスタマイズが可能(コスト面の制約は残る) - 基幹業務など特定のソリューションで有用 - 投資済みの既存インフラの活用 Runtime Middleware OS 必要な作業 Virtualization - 環境の初期構築と設定 : 数週間 - ハードウェアとミドルウェアのメンテナンス、アップグレード Servers Storage Networking 最初のデプロイまでに必要となる期間 ~ 週単位 9 ~ 日単位 ~ 分単位 © 2015 IBM Corporation アプリケーション開発における時間軸の変化 - 2/3 アプリケーションを開発・改良するスピードの加速化が必要 お客様による管理 IaaS サービスプロバイダーによる管理 Code メリット - 大半のレイヤーをクラウド上で管理 - インフラストラクチャーは、クラウドのプロバイダーが管理 Data Runtime Middleware 必要な作業 OS - プロビジョニング : 数分 - ソフトウェアとアプリケーションの変更 - OS、ミドルウェア、ランタイムの メンテナンス、アップグレード Virtualization Servers Storage Networking 最初のデプロイまでに必要となる期間 ~ 週単位 10 IBM SoftLayer 従来のIT ~ 日単位 ~ 分単位 © 2015 IBM Corporation アプリケーション開発における時間軸の変化 - 3/3 アプリケーションを開発・改良するスピードの加速化が必要 お客様による管理 PaaS サービスプロバイダーによる管理 Code メリット - アプリケーション環境の 迅速なデプロイと設定 - インフラに加えプラットフォーム層も サービスプロバイダーが管理 Data Runtime Middleware 必要な作業 OS - 環境構築と設定 : 数分 - アプリケーション開発 Virtualization Servers Storage Networking 最初のデプロイまでに必要となる期間 従来のIT ~ 週単位 11 IBM Bluemix IaaS ~ 日単位 ~ 分単位 © 2015 IBM Corporation IBM Bluemix とは 12 © 2015 IBM Corporation IBM Bluemix とは アプリケーションの開発/実⾏行行に必要な環境をクラウ ドでご提供します 「ランタイム」と「サービス」をクラウドで 超 迅 速にご提供します。 13 © 2015 IBM Corporation アプリケーションの実行環境 • • わずか30秒でコードを動かす 環境を作成 様々な言語環境をサポート (Java, JavaScript, Ruby, PHP, Go…) 開発者 Bluemix アプリ コード アプリ コード ランタイム バインド RDB アプリケーションの機能を拡張する コンポーネント • • わずか30秒でアプリと連携 開発者にとって有用な多彩なサービスをご用意 (モバイル, アナリティクス, セキュリティ, DevOps, IoT…) サービス インスタンス サービス 14 © 2015 IBM Corporation (参考)Bluemixのご提供するサービス Services(サービス) Bluemix上で開発するアプリケーションが必要とする各種ミドル ウェアを、ランタイムに追加 (バインド)して利用。 モバイル・アプリやWebアプリの開発・実行を容易にするための サービスや、RDBやNoSQLといったデータ管理のサービス、さ らにはビッグデータやInternet of Things(IoT)といった現在注 目のサービスなど、多彩な部品を提供。 またアプリケーション開発/DevOps関係の機能や、負荷に応じ て自動的にリソースを拡張する機能、さらにオンプレミス環境と 接続する機能(インテグレーション機能)なども提供。 更にBluemixの特徴的なポイントとしては、WatsonなどのIBMの 最先端のテクノロジーのサービスに加え、IBM製ではなく、パー トナー様が提供するサービス(Third Party)も数多く提供。 ラインナップは、今後も拡大予定。 15 © 2015 IBM Corporation Bluemixはコンポーザブルな環境です アプリケーションの実行に必要な各種コンポーネントを 開発者が自由に組み合わせて環境を構築します アプリケーション 連携 サービス 連携 利用者 サービス 連携 サービス ランタイム 開発者 16 IBM Bluemix © 2015 IBM Corporation Bluemixにおけるアプリケーション開発 開発者は使い慣れたツールで開発が可能であり、かつ開発ツールに依存することなく、Bluemix上への Deployは、数十秒で可能 IBM提供のDevOpsツールの場合 ユーザー独自のツールの場合 Web IDEとリポジトリが統合された開発環境が利用可能 BluemixへのDeployも1アクション! 更にチーム開発のための、アジャイルベースの計画作成および作業管理の ための機能も提供 Eclipseやその他Editorなどでコーディングを行う場合でも、Cloud Foundryの cfツール(コマンドライン)等で、Bluemixへ直接 Deployが可能 ・IBM Bluemix DevOps Services 17 ・CF Tool ・IBM Eclipse Tools for Bluemix © 2015 IBM Corporation クラウドサービス概要図 APIエコノミー IBMクラウド IaaS ・OpenStackベースのオープンなインフラ ・レガシーに相性のいい⾼高性能なベアメタルも ・Fusion IOや3TBメモリーのマシン等々 ・グローバルサービスで、⽇日本DCも PaaS ・オープンスソースのCloud Foundryベースの Java、Node.jsやRubyを対応するPaaS ・Docker対応やDevOpsサービスも ・約30秒で実⾏行行環境をセットアップが可能 SaaS ・・・ ・コンポーザブルな開発環境・エコシステム ・開発者は、構成済みのサービス、ランタイム などを使ってブロックを組み⽴立立てるように⼿手間 少なくアプリやシステム構築が可能に © 2015 IBM Corporation APIエコノミープラットフォーム RabbitMQ 脆弱性 分析 SSO モバイル SDK モバイル セキュリティ モバイル アクセス ワークフロー キャッシュ Sendgrid 翻訳 ビジネウ プロセス 性格解析 品質管理 トレードオフ アジャイル プッシュ 通知 JMeter 音声認識 Twilio 画像解析 ウェブアプリ 監視 エンタープライズ 固定IP セッション キャッシュ ElasticSearch MongoDB MQ Light Twitter Cloudant NoSQL Ustream Hadoop スケジューラ Redis Geo DWH Spark PostgreSQL IoT IoT オートスケールセキュリティ New Relic DevOps オンプレ 連携 モバイル Watson DB+分析 連携 API管理 19 © 2015 IBM Corporation IBM Bluemix で WordPress 無料の WordPress 環境を構築する h2ps://ibm.biz/BMWordpress 20 本資料について • 本資料は IBM Bluemix (h2p://bluemix.net) を使って、WordPress 環境を構築する手順を紹介しています。 • Windows 7 を利用している前提で記載しています。 • 資料内で紹介する cf ツールが動作する環境であれば、他環境でも同様 の操作によって実現できると思いますが、未確認です。 21 目的 IBM Bluemix 環境内に PHP のランタイムと MySQL サーバーを作り、バインドして、 cf ツールを使ってランタイムに WP(WordPress) モジュールをプッシュ(デプロイ)する。 IBM Bluemix HTTP (PHP) WP cf 22 プッシュ(デプロイ) バインド MySQL cf ツールをセットアップ • Github から cf ツールの最新版をダウンロードしてインストール • h2ps://github.com/cloudfoundry/cli/releases • <重要>デプロイ用ディレクトリを作成 • HTTPD の DocumentRoot になるディレクトリ 23 IBM Bluemix アカウントの取得 • まだ IBM Bluemix のアカウントを取得していない場合、30日間無料 で使えるトライアルのアカウントを取得してください。 • 取得方法はこちら: • h2p://ibm.biz/bluemix2015 • ここで取得したアカウントを IBM ID と呼びます。 24 IBM Bluemix にログイン ① ibm.biz/bluemix2015 へ行き「ログイン」 ③ Bluemix のダッシュボード画面が表示される ② IBM ID とパスワードを入力して Sign in 25 Bluemix のダッシュボード画面を確認 ① 画面上部右の地域を英国に設定 26 ② 画面上部左の三本線をクリックしてメニューを出し ダッシュボードを選択すると、いつでもダッシュボードに戻れます PHP アプリケーションランタイムを作成 ① ダッシュボードの Cloud Foundry を選択 ④ PHP を選択 ② アプリの作成を選択 ⑤ 続行 を選択 ③ WEB を選択 ⑥ アプリの名前を入力して完了し、 ダッシュボードに戻る ※独自の名前 27 MySQL サービスを追加してバインド ① ダッシュボードに作成したランタイムが 追加されていることを確認して、サービス またはAPI の追加 ② 一番下までスクロールして、「Bluemix Labs Catalog」に入り、MySQL を選択 ③ 作成したランタイムをアプリに選んで 作成 を選択 ④ 再起動が促されるので再ステージを選択して ⑤ランタイムに MySQL が追加されたことを ⑥ サービスにも MySQL が追加されたことを ダッシュボードに戻る 確認 確認 28 MySQL の接続情報を環境変数から参照 ① ランタイムのアイコンを選択 ③ 環境変数 を選択 29 ② 「ダッシュボード」右の矢印が上向きだったら クリックして下向きに変更し、メニューを表示 ④ 環境変数 VCAP_SERVICES の内容を確認 環境変数 VCAP_SERVICES の内容をメモ { "mysql-‐5.5": [ { "name": "mysql-‐ks", "label": "mysql-‐5.5", "plan": "100", "credencals": { "name": "(データベース名)", "hostname": "(サーバーアドレス)", ※赤字の情報が後で必要になるのでメモ "host": "(サーバーアドレス)", "port": (ポート番号), "user": "(ユーザー名)", "username": "(ユーザー名)", "password": "(パスワード)", "uri": "mysql://(ユーザー名):(パスワード)@(サーバーアドレス):(ポート番号)/(データベース名)" } } ] } 30 WordPress 最新版の入手 • WordPress のダウンロードサイトから最新版を入手 • h2p://ja.wordpress.org/ • ドキュメントルートに展開して、wordpress ディレクトリにリネーム • wordpress/wp-‐content/ 以下に uploads と upgrade ディレクトリを作成 • wordpress/wp-‐config-‐sample.php を wordpress/wp-‐config.php にリネーム して、以下の内容に変更 define(‘DB_NAME’, ‘(環境変数nameの値)’); define(‘DB_USER’, ‘(環境変数usernameの値)’); define(‘DB_PASSWORD’, ‘(環境変数passwordの値)’); define(‘DB_HOST’, ‘(環境変数hostの値) : (環境変数portの値)’); define(‘FS_METHOD’, ‘direct’); /* 追加 */ 31 MySQLなどのモジュールを有効にするため の環境設定 • ドキュメント・ルートにフォルダとファイルを追加 • フォルダの作成・・・ フォルダ名 .bp-config • ファイルの作成・・・ 上記フォルダ内に作成 • ファイル名 options.json • ファイルの内容 { "PHP_EXTENSIONS": [ "bz2", "zlib", "curl", "mcrypt", "mbstring", "mysql", "pdo", "pdo_mysql" ] } • もう1つドキュメント・ルートにファイルを追加 • ファイル名 composer.json • ファイルの内容 {} 空の中カッコ 32 ドキュメント・ルートのファイル構成 33 cf ツールでデプロイ • コマンドプロンプトで DocumentRoot のディレクトリを開き、 cf ツール で以下を実行してプッシュ(デプロイ) • > cf login –a h2ps://api.eu-‐gb.bluemix.net –u (IBM ID) • パスワードを聞かれるので IBM ID のパスワードを入力 • 地域を英国ではなく米国南部にした場合は eu-‐gb 部分を ng に変更する • > cf push dotnsf-‐wordpress • dotnsf-‐wordpress 部分は、最初に作成した ランタイムアプリの名前 34 WordPress のセットアップ ① ダッシュボードのランタイムの経路でホスト名を確認 35 ② h2p://(ホスト名)/wordpress/wp-‐admin/ で初期セットアップ WordPress の動作確認 ① h2p://(ホスト名)/wordpress/ でアプリ画面を確認 ② h2p://(ホスト名)/wordpress/wp-‐admin/ にログインして管理画面を確認 36 応用1 独自コードの追加 • DocumentRoot 直下に、以下の内容のテ キストファイル: phpinfo.php を追加 <?php phpinfo(); ?> • cf ツールで再度プッシュ • h2p://(ホスト名)/phpinfo.php にアクセ スして、PHP 環境を確認 37 応用2 phpMyAdminの追加 • phpMyAdmin をダウンロードして、DocumentRoot直下に展開 h2p://www.phpmyadmin.net/home_page/downloads.php • phpMyAdmin というディレクトリーに変更 38 phpMyAdmin設定ファイルの編集 • phpMyAdminディレクトリー内の、config.sample.inc.php というファ イルをコピーして、 config.inc.php とする copy config.sample.inc.php config.inc.php • コピーしたファイルをエディターで編集 $cfg[‘Servers’][$i][‘host’] = ‘MySQLサーバーのIPアドレス’; $cfg[‘Servers’][$i][‘port’] = ’ MySQLサーバーのPort番号'; Localhost から変更 行を追加 39 cf ツールでデプロイ • DocumentRoot のディレクトリに移動し、 cf ツールでプッシュ(デプロ イ) • > cf push dotnsf-‐wordpress • dotnsf-‐wordpress 部分は、最初に作成した ランタイムアプリの名前 40 phpMyAdmin の稼働を確認 • h2p://ホスト名/phpMyAdmin/ にブラウザからアクセス • MySQLの環境変数のユーザー名とパスワードを入力 41 phpMyAdmin の稼働を確認 42 応用3 WordPress 環境をトライアル期間終了後も使う • この資料で紹介した環境は IBM Bluemix の30日間無料トライアルア カウントを利用していることを前提としています。 • 有料アカウントに移行する前にトライアル期間が終了すると、作成した WordPress や他の環境は使えなくなります。 • 有料アカウントに移行した場合にも無料枠があり、その枠内で利用 する限りは無料で環境を維持することができます。 • この資料で紹介した手順で作成した環境や、応用2で紹介したボイラープ レートを使った環境だけをメモリ量も変えずに運用する場合は無料枠内です。 • ただし無料枠を超えた分に関しては課金対象となります。 • 有料アカウントに移行すると、無料トライアルの権利は失います(無料で使え る範囲が変わります)。 • 有料アカウントへの移行方法はこちらを参照ください: 43 • h2p://dotnsf.blog.jp/archives/1020180386.html (注)厳正なる審査により、当プログラムを通じて⽀支援するスタートアップ企業を選出 IBM Global Entrepreneur Program for Cloud Startups 話題のBluemixならびにSoftLayerをそれぞれ1年年間120万円、合計240万円分無償提供! (最⼤大1,200万円分利利⽤用のチャンス) (注)厳正なる審査により、当プログラムを通じて⽀支援するスタートアップ企業 を選出させて頂きます。 アプリケーションを構築、管理理、実⾏行行するためのオープンをベースとした次世代PaaS ベアメタルも提供可能な信頼のハイパフォーマンスIaaS 44 • • 現在はまだBluemix/SoftLayerユーザではない 創業5年年未満である • 年年間売上が約1億円未満である • ベンチャーキャピタルから投資を受けている • インキュベータ/アクセラレータから何らかの⽀支援を受けている • IBMに事業計画書を提出できる いますぐお申込みください! → すべてYESなら、、 1年年間合計240万円の可能性あり! (注)BluemixとSoftLayerそれぞれ毎⽉月10万円が上限 すべてYESなら、、 1年年間合計1,200万円の可能性あり! (注)BluemixとSoftLayerそれぞれの利利⽤用割合を事前設定 http://ibm.biz/GEPcloud Bluemix User Group -‐‑‒ BMXUG(ビーザグ) Bluemixのユーザー会が発⾜足しました! ぜひご参加ください! BMXUGはユーザー様主体、有志によって運営される 情報交換・ネットワーキングの場です