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IBM Workload Deployer V3.1 運用管理 Part2 1 © 2012 IBM Corporation

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IBM Workload Deployer V3.1 運用管理 Part2 1 © 2012 IBM Corporation
IBM Workload Deployer V3.1
運用管理 Part2
1
© 2012 IBM Corporation
Disclaimer
この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社の正式なレビューを受けておりませ
ん。
当資料は、資料内で説明されている製品の仕様を保証するものではありませ
ん。
資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は
2012年12月現在の情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、
仕様が変わる可能性があるのでご注意下さい。
今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認くだ
さい。
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© 2012 IBM Corporation
Agenda
1.非定常的保守作業
-緊急フィックス
-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
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© 2012 IBM Corporation
§1.非定常的保守作業
- 緊急フィックス
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-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-仮想イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
© 2012 IBM Corporation
IWDにおける保守(メンテナンス)の概念
IWD V3.1では3タイプのメンテナンスを提供
緊急フィックス(WebSphere Application Server向け)
パターンタイプのアップグレード
ファームウェアのアップグレード
デプロイ前のメンテナンス
アップデートされた仮想イメージとパターンの提供
フィックスが含まれるので新規インスタンスにはこれらのフィックスが含まれる
デプロイ後のメンテナンス
緊急フィックスをデプロイ済みのインスタンスに適用
緊急フィックスは、既存の仮想システム・インスタンスや仮想アプリケーション・インスタンスに対して、メンテナ
ンス・パッケージやスクリプトを実行させる
デプロイ後に適用していくのではなく、適用済みのパターンを再度デプロイする方法もある
サービス無停止のメンテナンスはサポート外なので、適用方法を下記のように工夫する必要がある
同一システムを2つデプロイして切り替える
IWDコンソールからではなくOSから直に1VMずつフィックスを適用する
緊急フィックスにおけるアクション
作成
適用
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ロールバック
© 2012 IBM Corporation
§1.非定常的保守作業
- 緊急フィックス
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-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-仮想イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
© 2012 IBM Corporation
緊急フィックス
•緊急フィックスとは
•プロダクト・バイナリを更新するためのフィックス
•IWDから仮想システム・仮想アプリケーションに対して直接適用が可能
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緊急フィックスの作成
カタログ>緊急フィックス から緊急フィックスの登録
–緊急フィックス名を入れて登録
–緊急フィックス・ファイルをアップロード
–適用対象に該当する仮想イメージを追加
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Maintenance
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緊急フィックスのパッケージング
スクリプトやモジュールを作成して仮想システム・インスタンス上で実行
a) スクリプトを使うと、仮想システム・インスタンス上でさまざまなタスクが実行可能。メ
ンテナンスの目的で設計されたが、パッケージングを利用することでカスタム・スクリ
プトやモジュールを実行することが可能
b) スクリプトを作成するときは、各緊急フィックスは2GB未満にすることと、適用対象と
なる仮想システム・インスタンス上では一回しか実行できないことに注意
フィックス用にservice.xmlファイルを作成
a) 緊急フィックスを準備するときは、フィックスに関する特定の情報をIWDに渡すため
のXMLファイルを含める必要がある。このXMLファイル名は service.xml に指定し、ア
ーカイブのrootディレクトリに置く必要がある
b) service.xml ファイルでは、フィックスが適用対象となる仮想イメージを指定(
ImagePrereqs 要素を使用)。複数の仮想イメージを指定可能。
アーカイブ・ファイルの準備
a) コードとservice.xml ファイルの作成が終わったら、これらのファイルをひとつのアー
カイブにパッケージングしてIWDにアップロードする。
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【参考】フィックスの前提条件の指定
service.xml ファイル内の ImagePrereqs 要素は、適用対象となる
仮想イメージを指定するのに使われる。複数の仮想イメージの指
定が可能。
name
この属性では緊急フィックスが適用対象となる仮想イメージ名を指定
version
この属性では緊急フィックスが適用対象となる仮想イメージのバージョンを
指定
osversion
この属性では対象となるOSのバージョンを指定
osid
この属性では対象となるOSのCommon Information Model (CIM) の値を指定
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【参考】フィックスの前提条件の指定
service.xmlファイルの Package 要素では、緊急フィックス自体の
情報を指定。 Package 要素は以下の属性を持つ:
name
この属性ではアーカイブファイル名を指定.
service.xmlファイルの Command 要素では、Package要素内で使
用され、以下の属性を持つ:
name
この属性はスクリプトを実行するためのコマンド行を指定.
Log
この属性はスクリプトが出力したログ情報がどこに保管されるかを指定
Location
この属性は仮想マシンのどこにスクリプトを抽出するかを指定
Timeout
この属性はスクリプトのタイムアウト値を秒単位で指定
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【参考】service.xml ファイルのサンプル
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rmsd:Service xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xmlns:rmsd="http://www.ibm.com/websphere/rainmaker/service/servicedescription"
xsi:schemaLocation="http://www.ibm.com/websphere/rainmaker/service/servicedescription
./Service.xsd">
<rmsd:ImagePrereqs>
<rmsd:prereq name="WebSphere Application Server 7.0.0.17" version="7.0.0.17"
osversion="10.2" osid="36"/>
</rmsd:ImagePrereqs>
<rmsd:Packages>
<rmsd:Package name="IFPK12345" type="ifix" target="APPLICATION">
<rmsd:Command name="/bin/sh /tmp/update/installAppService.sh">
<rmsd:Log>$WAS_INSTALL_ROOT/UpdateInstaller/logs</rmsd:Log>
<rmsd:Location>/tmp/update</rmsd:Location>
<rmsd:Timeout>600000</rmsd:Timeout>
</rmsd:Command>
</rmsd:Package>
</rmsd:Packages>
</rmsd:Service>
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§1.非定常的保守作業
- 緊急フィックス
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-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-仮想イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
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デプロイ前の仮想アプリケーション・パターン・アップデート
Virtual Application Builder ツールから WebSphere Application Server ミドルウェ
ア・コンポーネントにメンテナンスを適用 :
– エンタープライズ・アプリケーション
– Web アプリケーション
今後のデプロイメントに対して適用
適用可能なメンテナン
ス・パッケージを選択
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Maintenance
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デプロイ前の仮想システム・パターン・アップデート
デプロイ後の仮想システム・インスタンスにはサービス・レベルの適用が必要
最新のFPを含む仮想イメージを使うようにパターンを編集しておくと、次回の
デプロイからサービス適用を回避できる
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© 2012 IBM Corporation
§1.非定常的保守作業
- 緊急フィックス
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-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-仮想イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
© 2012 IBM Corporation
デプロイ後の仮想アプリケーション・インスタンス・アップデート
仮想アプリケーション・インスタンスから「管理」をクリックすると仮想アプリケーション・コン
ソールが開く
仮想アプリケーション・インスタンスのapplication-was.WASロールに対してメンテナンスを
適用
現行のデプロイメントにのみ適用
構成の更新>インテリム・フィックスURLから選択
適用可能なメンテナン
ス・パッケージを選択
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デプロイ後の仮想システム・インスタンス・アップデート
– ユーザーは緊急フィックスやサービス・レベルを仮想システム・インスタンス
に適用
•緊急フィックスやサービス・レベルを仮想システム・インスタンスに適用すると、そこに含ま
れる仮想マシンすべてに適用される
– メンテナンスを適用する前に、仮想システム・インスタンスのスナップショット・
イメージが取られる(VMWareのみ)
•スナップショット・イメージは各仮想システム・インスタンスに保管される
•メンテナンス適用後に問題が発生した場合、このスナップショットを使ってリストア
– メンテナンスが適用されると、仮想システム・インスタンスのサービス・ヒスト
リーが更新される
•仮想システム・パターンのインスタンスに適用されたすべての緊急フィックスやサービス・レ
ベルの履歴を残す
– サービス・レベルが適用されると、対象となる仮想マシンは再起動される
– 緊急フィックスが適用されても、対象となる仮想マシンは再起動されない
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仮想システム・インスタンスへの緊急フィックスの適用
複数の緊急フィックス
がある場合は選択可能
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§1.非定常的保守作業
- 緊急フィックス
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-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-仮想イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
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ファームウェアのアップグレード
システム設定>ファームウェア からダウンロードしたフィックスを適用
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Maintenance
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§1.非定常的保守作業
- 緊急フィックス
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-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-仮想イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
© 2012 IBM Corporation
仮想イメージのアップグレード
クラウド管理への許可(全権限)が必要
仮想イメージは.ova ファイルとしてパッケージされ、PAサイトからダウンロード
入手した仮想イメージの登録は、初期設定の章に記載されている、仮想イメージ
の登録と同様のステップで実施
アップグレードした仮想イメージを基にして、パターンをアップデート
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© 2012 IBM Corporation
仮想システム・インスタンスへの、アップグレードされた仮想イメー
ジを適用
新しい仮想イメージを登
録すると、既存インスタ
ンスのサービス・レベル
(Fix Packレベル)の
アップグレードが可能
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© 2012 IBM Corporation
パターン・タイプのアップグレード
クラウド管理への許可(全権限)が必要
パターン・タイプは.tgz ファイルとしてパッケージされ、IBM Fix Centralからダウンロ
ード可能
アップグレードしたパターン・タイプを基にして、パターンをアップデート
–ロックされた仮想アプリケーション・パターン、データベース・パターンには適用
されない
–既存の仮想アプリケーション、データベースのインスタンスには適用されない
入手したパターン・タイプの登録は、初期設定の章に記載されている、パターン・タ
イプの登録と同様のステップで実施
ロックされていないアプリケーション・パターンでは、パターン・タイプ内の最新バー
ジョン/リリースのプラグインを自動的に選択する
既存のインスタンスに対しては、ワンクリックのアップグレード・ボタンが提供されて
いるので、そこから最新バージョン/リリースのパターン・タイプにアップデート可
能
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Maintenance
© 2012 IBM Corporation
アップグレード後のパターン・タイプの有効化
アップグレードされたパターン・
タイプをアップロードした後、以
下のステップが必要:
–パターン・タイプのライセンスの受
け入れ
–パターン・タイプの有効化
パターン・タイプのライセ
ンスを受け入れ、有効化
パターン・タイプを有効化する
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Maintenance
© 2012 IBM Corporation
仮想アプリケーション・インスタンスへの、アップグレードされたパタ
ーン・タイプの適用
新しいパターン・タイプを
登録すると、既存インスタ
ンスを最新版に上げるため
のアップグレード・ボタン
が有効になる
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【参考】パターン・タイプのアップグレードのステップ
アップデートの確認:アップデートの続行を確認するための追加情報
プラグインの追加/削除/修正
ロックされたアプリケーションからのアップデートかどうか
アップデート・プロセス:デプロイされたインスタンスの全VMに対してバッチ的にアップ
デート
プラグインはオプションでアップデート中にデータのチェックポイントを設定でき
る
アップデートが成功すると、ユーザーはアップデートをコミットするか戻すかを決定可能
アップデートが失敗すると、IWDはチェックポイントのデータを使って自動的にアップデー
トを戻す
実行中またはエラー・ステータスのサポート
アップ
デート
の開始
アップ
デート
の確認
チェッ
クポイ
ント
新規プ
ラグイ
ンでVM
アップ
デート
のコ
ミット
アップ
デート
の切り
戻し
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【参考】パターン・タイプのアップグレードにおける制限次項
デプロイされたインスタンスはパターン・タイプの最新バージョン/リリースに
のみアップデートされる
アップデート中デプロイされたインスタンスはダウンタイムが生じる
デプロイされたインスタンス内ではダウンタイムを回避するためのローリング・
アップデートは不可
デプロイされたインスタンスのFoudationパターンのみを最新にアップデートする
ことは不可能
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§1.非定常的保守作業
- 緊急フィックス
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-パターンの更新
-インスタンスへのフィックス適用
-ファームウェア更新
-仮想イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
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バックアップ・ストレージの構成
証明書と秘密鍵の保管場所と生成を実施後、バックアップを保管したいロケー
ションを指定
セキュリティ上、バックアップと秘密鍵のペアは同一サーバーに保管しない
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IBM
31 Workload Deployer - Backup and Restore
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バックアップのオプション
アプライアンスのバックアップには2つのオプションを提供
– オンデマンド・バックアップ
– 連続バックアップ
連続バックアップでは、変更部分のみバックアップを取るのでパフォーマンスが大きく向上
– ピーク時間のネットワーク帯域を抑えるため、仮想イメージのバックアップを一定時間制限
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IBM
32 Workload Deployer - Backup and Restore
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前回の状態にリストア
バックアップの日にち、時間、アプライアンス番号、秘密鍵のパスワードを入力し
て、リストア
リストアをクリックしてリストア操作を開始
リストア
ステップ1から4で入力された情報を元にリストアを実行
バックアップ・リストアのタスク情報は「システム」>「タスク・キュー」から確認可能
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IBM
33 Workload Deployer - Backup and Restore
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アプライアンスのクローニング
最初のアプライアンスから現状のフル・バックアップを使う
最初のアプライアンスから初期フル・バックアップとdeltaバックアッ
プを使う
アプライアンス識別子フィールドを更新
アプライアンスの識別子は システム>設
定にあるアプライアンスIDを開くと、アプラ
イアンス固有の項目として表示
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34 Workload Deployer - Backup and Restore
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まとめ
非定常的保守作業の項目には以下のようなものがある
-緊急フィックス
-デプロイ前のパターンの更新
-デプロイ後のインスタンスの更新
-ファームウェア更新
-イメージ/パターン・タイプのアップグレード
-バックアップ/リストア
すべての保守作業はIWDの管理コンソールから一元的に実行可能
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References
IBM Workload Deployer V3.1
–http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/worlodep/v3r1m0/index.jsp
36
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36 License Metric Tool integration
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