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Lotus Notes/Domino 6 概要 Agenda Notes/Domino 6 の目指す方向と将来 Notes/Domino 6 新機能ハイライト

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Lotus Notes/Domino 6 概要 Agenda Notes/Domino 6 の目指す方向と将来 Notes/Domino 6 新機能ハイライト
Lotus Notes/Domino 6 概要
2002年10月29日
日本アイ・ビー・エム株式会社
Agenda
Notes/Domino 6 の目指す方向と将来
Notes/Domino 6 新機能ハイライト
仕様、日本語独自機能
DJX関連
サポート環境
クライアント/サーバー/テンプレート
サポート移行パス
本資料では、Lotus Notes/Domino R4.6とR5からの移行時の考慮点について記述しており、その内容は、IBM Lotus
Notes/Domino 6.0(英語版)を基にしております。そのため、正式な日本語版では内容が異なる可能性がありますのでご注意
ください。
また、本資料に含まれている情報は、正式な IBM のレビューを受けていません。また、明記にしろ、暗黙的にしろ、何らの
保証もなしに配布されるものです。この情報の使用またはこれらの技術の実施は、何れも使用先の責任において行われるべき
ものであり、また、それらを評価し、実際に使用する 環境に統合する使用先の判断に依存しています。
1-2
Notes/Domino 6 の設計思想
「トータルのパフォーマンスはR4.x と比べ物になりません。」
「Domino 6 は大規模、高負荷、長期連続運用仕様で、設計思想が根本的に異なり
ます。」
R5 から大規模運用を意識した設計になっています。6では特に意識して推し進
めています。
今後拡大していくシステム拡大に際して、安定性、運用コスト(ハード)の低減化
が図れます。
基本設計、ネットワーク圧縮、シングル・コピー・テンプレート、ストリーミン
「大規模管理の思想が入っています」
ポリシーを使った管理は遠隔管理を可能にし劇的なコスト削減に貢献します。
ポリシー機能はセキュリティー向上にも絶大な効果があります。
クライアント自動アップデート機能
ポリシー、ローミング、マルチユーザー
注)ローミング、シングル・コピー・テンプレート機能は6.0には搭載されていません。
(6.0.1で搭載予定)
Notes/Domino 6 の設計思想
「トータルのパフォーマンスはR4.x と比べ物になりません。」
「Domino 6 は高いハードウェア投資効果」
高スぺックのハードで高いパフォーマンスが得られます。サーバー統合、それ
による管理コスト削減など、R4.x では得られないものがあります。特にHTTP。
Web をお考えなら 6.... (NRPCも)
基本設計、ネットワーク・プロトコル・スタックの改善、ファイル圧縮
「Domino 6 の高い耐障害性と早期復旧」
データ・ロスを最小限に抑える仕組みが R4.x とは全く異なります。
基本設計、トランザクション・ロギング、ビュー・ロギング
「Notes 6 は高い生産性」
R4.x の設計は1996-7年頃。編集機能、表現力、マルチタスクなどの面で格段
の差があります。
「J2EE 対応で将来への安心」
Web Application を J2EE ベースで構築することが可能になります。データ資産
も安心して移行できます。常に将来への継承性を考えています。
3-4
Notes 6 クライアント
手に馴染む操作性、かゆいところに手が届く機能満載!
あらゆる情報を一元管理可能な ポータル搭載
メール・スケジュールはもちろん、Webページやローカル・フォルダまで一元管
理。Notes 6 クライアントさえあれば、社内外の必要な情報は全て入手できま
す。
毎日使うメール・スケジュールの操作性を大幅向上
細やかな使い勝手を飛躍的に改良させることにより、生産性を大幅に向上さ
せることができます。
簡単 かつ 有効な文書管理
排他制御により、 複数人による同一文書の同時編集を不可能にし、競合文書
を排除できます。また、Notes/Domino 上にある添付ファイルの直接編集・保
存を可能にすることにより、Notes/Dominoで 文書を管理するメリットが大幅に
向上します。
文書編集の操作性と再利用性の向上
文書を開かずに、ビュー上の列を直接編集することにより、表計算ソフト同様
に利用可能です。また、ビュー内容をそのままコピーし、リッチテキスト・フィー
ルドや表計算ソフトに貼り付け可能です。
ネットワーク上で情報を共有しながらも、高い操作性で情報を管理可能です。
Windowsと違和感のない操作性
右クリックによるメニュー処理やドラッグ・ドロップ操作によりWindowsの操作と
違和感なくご利用いただけます。
Notes 6 クライアント
管理工数を大幅削減。使わせてあげたくなる環境を整備
ポリシー・ベースの管理
ポリシー(標準設定)を作成することにより、ユーザーが利用する各クライアント
の環境を一元管理。
ポータル(Welcomeページ)はもちろん、ロケーションやプリファレンス等の詳細
設定まで、管理者が中央でコントロールできます。
スマート・アップグレード
各ユーザーのNotes クライアントのバージョンを、自動的にアップグレードする
仕組みを追加しました。ポリシーと組み合わせることにより、管理者が指定した
バージョンより古いクライアントは、自動的にアップグレードされます。
ローミングとマルチユーザー
どのユーザーがどのPCにログインしても、いつものWelcomeページ、いつもの
設定でNotes クライアントを利用できます。1つのPCを複数人で利用したり、1
人が複数のPCを利用することができるようになります。
ローミング機能は6.0では搭載されていません(6.0.1で搭載予定)。
パフォーマンスの大幅向上
メモリー利用の改善やネットワーク・データの圧縮などの機能増強により、パ
フォーマンスが向上します。また、添付ファイルの保存や印刷などをマルチス
レッド化することにより、利用者に待ち時間を感じさせない工夫を施していま
す。
5-6
Domino 6 サーバー
Webアプリケーション・サーバーとしての魅力増大
スケーラビリティー と 信頼性の向上
大規模・高負荷・長期連続運用を高く意識した設計となっています。今後のシ
ステム拡大に際しても、安定性・運用コストの大きな低減化が図れます。
高いハードウェア投資効果
高スペックのハードウェアで、高いパフォーマンスを得ることが可能です。ネット
ワーク・プロトコル・スタックの改善などにより、HTTPタスクを高負荷下で安定
稼動させることが可能です。
LDAPによる 認証の拡張
二次ディレクトリーの設定により、ブラウザー・ユーザーの認証をLDAPで一元
管理可能です。R5ではHTTPクライアントのみが対象でしたが、
IMAP/POP3/LDAP/NNTPにも対象が拡張され、認証の一元化を図れます。
MS Active Directory との同期
MS Active Directory と Domino Directory との、同期を図ることが可能です。
MMCコンソールの Active Directory 設定画面より Domino Directoryにユー
ザーを登録したり、設定の同期を取ることが可能となります。
Active Directory の どの項目と Domino Directory のどのフィールドとを同期さ
せるかの設定も可能となり、ユーザー管理の負荷が軽減されます。
Domino 6 サーバー
Webアプリケーション・サーバーとしての魅力増大
シングル・コピー・テンプレートの採用(6.0では搭載されていません)
設計要素とデータを分離して管理可能です。メール・データベースを例に取る
と、設計要素のみのデータベース(テンプレート)が1つと、設計要素が存在し
ないデータのみのデータベースが人数分作成されます。
設計要素の保持を重複させないため、ディスク容量の削減、設計置換の工数
が削減され、キャッシュの一元化によるパフォーマンスの向上も期待できま
す。
パフォーマンスとタスクの監視・通知
サーバーのあらゆるタスクとハードウェアの状態を監視し、モニタリングするこ
とが可能です。障害が発生しそうな兆候を自動的に察知し、管理者に自動通
知します。障害対応ではなく予防の意識を高く採用しています。
自己修復
万が一 サーバー障害が発生しても、自己修復し、障害をメールで管理者に通
知します。クラスタリングとの併用により、長時間無人運転を可能にします。
(従来Unixで可能であったCleanup ScriptがWin32でも利用可能)
早期修復
トランザクション・ロギングの考え方をビューにも取り入れることにより、短時間
でのリブートを可能にします(ビュー・インデックスの再構築が不要)。
7-8
J2EE (Java 2 Enterprise Edition) 対応
Web標準技術 J2EE 対応による、システム統合
フロントエンドの一元化
J2EEベースのWebアプリケーションで フロントエンドを統合し、ポータルを作成
することにより、Dominoを始め、RDBMS・基幹システムなど、社内の情報を一
元的に参照・利用することを可能とします。
バックエンドの統合
Javaアプリケーションによってバックエンドを統合することにより、あらゆるデー
タソースを有機的に連携させたシステムの統合を実現できます。RDBMSの値
によってDomino 上のワークフローを起動したり、Dominoへのデータ入力をトリ
ガーとして、基幹システムのデータを集計させることも 容易になります。
JSP カスタムタグ・ライブラリーの提供
J2EE ベースのアプリケーションより、JSP カスタムタグ・ライブラリーを利用す
ることで、Domino 上にあるデータの入出力が可能となります。
RAD (Rapid Application Development) ツールの利用により、Java開発者も
Domino開発者も 生産性の高い開発が可能です。
Webサービスで 情報統合
Webサービスによる、情報統合
Webサービスのプロバイダー(情報提供者)として
これまでDomino 上に蓄積してきた資産・情報をそのまま活用し、Webサービス
技術を用いて 社内外の情報を統合できます。Notes/Dominoが持つ、高い開
発生産性と情報蓄積能力を活用し、最新の技術で統合させます。
Webサービスのリクエスター(情報利用者)として
Notes 6 クライアントを利用しても、WebブラウザーによるDominoサーバーの利
用でも、Webサービスを利用することが可能です。社内外の情報をより有効活
用することにより、さらに高い生産性を獲得することが可能となります。
高い将来性
常に最新の技術を採用することにより、他システムとの親和性を増大させてい
ます。Notes/Domino は下位互換性を保ちつつ、常に将来への継承性を考慮
しています。
9-10
DJX関連
機能差異
R5同等機能の提供
R5で実績のある機能をポーティング
ユーザー登録時のポリシーの割り当て機能を追加
提供形態
R5 と同様日本語版インストーラーに含まれています。
移行
現行DJXユーザーの移行はテンプレートの置換のみ
基本設計は変わっていないので、混在環境でも動作可能。
Dominoサーバーの動作環境の違い
リリースノートの情報
Domino R4.6
Windows NT
Domino R5
Pentium90MHz以上推奨
メモリ64MHz以上推奨
NT 3.51 Server
+ Service Pack 5
NT 4.0 Server/Workstation
+ Service Pack 3
該当なし
Pentium、Alpha(NT4.0のみ)と
だけ記載
メモリ96MB以上推奨
NT 4.0 Server/Enterprise
Edition/Workstation
+ Service Pack 4
メモリ1 9 2 M B 以上推奨
NT 4.0
+ Service Pack 6a
Pentiumとだけ記載
メモリ192MB以上推奨
該当なし
Server/Advanced Server
+ Service Pack 2 (Service
Pack 3推奨)
Power2、PowerPC、POWERと Power2、PowerPC、POWERと PowerPC, POWER, POWER2,
AIX
だけ記載
だけ記載
POWER3 RS64
メモリ128MB以上推奨
メモリ128MB以上推奨
メモリ256MB以上推奨
AIX 4.1.4、4.1.5、4.2.1、4.3、 AIX 4.3.1、4.3.2、4.3.3、5.1
AIX 4.3.3、AIX 5.1
AIX 4.3.1、AIX 4.3.2
※前提パッチはリリースノート※前提パッチはリリースノート
※前提パッチはリリースノート 参照
参照。前提ファイルセットの
参照
追加あり(IOCP、Java AWT関
連)。
SPARCとだけ SPARCとだけ記載
SPARCとだけ記載
S U N S o l a r i s SPARC、Ultra
記載
メモリ128MB以上推奨
メモリ128MB以上推奨
メモリ2 5 6 M B 以上推奨
Solaris 2.5.1、Solaris 2.6、
Solaris 2.6、7、8
Solaris 2.8
Solaris 7
※前提パッチはリリースノート※前提パッチはリリースノート
※前提パッチはリリースノート 参照
参照
参照
※ 上記は、R4.67a、R5.011、Notes 6 製品版(Global English版)のリリースノートより抜粋。
Windows 2000
Pentiumとだけ記載
メモリ256MB以上推奨
Server/Advanced
Server/Datacenter Server
Domino 6
Pentiumとだけ記載
11-12
Dominoサーバーの動作環境の違い(続き)
リリースノートの情報
Domino R4.6
Domino R5
Domino 6
HP-UX
PA-RISCとだけ記載
PA-RISCとだけ記載
該当なし (後日リリース)
メモリ128MB以上推奨
メモリ128MB以上推奨
HP-UX 11.0
HP-UX 11.0, 11i
該当なし (後日リリース)
※前提パッチはリリースノート ※前提パッチはリリースノート
参照
参照
Linux
該当なし
その他
Intel x86とだけ記載
Intel x86とだけ記載
メモリ128MB以上推奨
メモリ192MB以上推奨
該当なし
Red Hat 6.0、6.1英語版
Red Hat 7.2
Red Hat 6.1改訂日本語版、
SuSE 8.0 (Server and
6.2、7.1、7.2日本語版
Enterprise)
Caldera OpenLinux eServer
2.3日本語版
Turbo Linux Server 6.0、6.1、
6.5日本語版
※前提パッチと設定はリリー
スノート参照
OS/2 Warp Server V4
OS/2 Warp Server V4
該当なし
OS/2 Warp Server for
e-business
Windows 95/98
Windows 95/98/millennium
Netware 3.12J
Edition
Intranetware
※前提パッチはリリースノート
※前提パッチはリリースノート 参照
参照
※ 上記は、R4.67a、R5.011、Notes 6 製品版(Global English版)のリリースノートより抜粋。
Notesクライアントの動作環境の違い
リリースノートの情報
Notes R4.6
Windows
95/98
Windows NT
Windows
2000/XP
Pentium60MHz以上
メモリ20MB以上推奨
Notes R5
Notes 6
Pentiumとだけ記載
Windows 95/98:
メモリ32MB以上推奨
Windows Millennium Edition:
メモリ48MB以上推奨
Pentiumとだけ記載
Windows 95
Windows 95
Windows 98
Pentium60MHz以上
Windows 98
Millennium Edition
Pentiumとだけ記載
Windows 95(Notesクライアントのみ動作 )
Windows 98
メモリ24MB以上推奨
メモリ48MB以上推奨
該当なし
Windows 2000:
Pentium 133MHz以上
Windows XP:
233MHz以上のPentium互換
メモリ128MB以上推奨
Notesクライアント、Dominoデザイナー:
メモリ64MB最小、128MB以上推奨
Domino管理クライアント:
メモリ64MB最小、256MB以上推奨
Pentiumとだけ記載
Notesクライアント、Dominoデザイナー:
メモリ64MB最小、128MB以上推奨
Domino管理クライアント:
メモリ64MB最小、256MB以上推奨
Pentiumとだけ記載
各クライアント
メモリ128MB最小、256MB以上推奨
※ 上記は、R4.67a、R5.011、Notes 6 製品版(Global English版)のリリースノートより抜粋。
13-14
Notesクライアントの動作環境の違い(続き)
リリースノートの情報
Notes R4.6
Macintosh
Notes R5
該当なし
PowerPCとだけ記載
メモリ64MB以上推奨
該当なし
その他
AIX 4.1.4、4.1.5、4.2.1、4.3、
4.3.1、4.3.2
Solaris 2.5.1、2.6
Notes Domino 6
Power PCとだけ記載
メモリ128MB最小、256MB以
上推奨
Mac OS 7.61、8.0、8.1、8.5、 Mac OS 9.1、Mac OS X 10.1
8.51、8.6、9.0
(Notesクライアントのみ動作)
該当なし
該当なし
※ 上記は、R4.67a、R5.011、Notes 6 製品版(Global English版)のリリースノートより抜粋。
サポートされる移行パス
サーバーとクライアント
サーバーが先、クライアントは後
R4.5/4.6 サーバーと 6 が混在する場合はポリシーを使わないこと
クライアントが先でも実際問題は殆ど発生していないがサポート外
テンプレート
クライアントを上げてから、テンプレートを上げる
逆はサポート外。
全く使えないわけではないが、エラーが出る場合あり。
サーバー移行手順
R5の移行手順と基本的に同じ
ユーザーに影響の少ないところから始めるのが無難
15-16
NotesPump (LEI) について
Domino 6 用にLEI (Lotus Enterprise Integrator) 6 が同時リリース
Domino R5 と LEI 6 は使用不可
Pump 3.x と Domino 6 使用不可
つまり、Domino と LEI の同時アップグレードが必須
LEI 6 について
従来の機能に加えて、RDBを透過的に扱えるようになる。
キー・フィールドが不要
仮想ビュー、仮想文書、仮想フィールド
添付ファイルの保存が可能に
移行
上書きインストールで移行可能
同時移行となるので、事前の動作検証が重要
17-18
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