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WebSphere Application Server V7.0 for IBM i 導入・・・・構成 構成ガイド

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WebSphere Application Server V7.0 for IBM i 導入・・・・構成 構成ガイド
WebSphere Application Server V7.0
for IBM i 導入・
導入・構成ガイド
構成ガイド
© 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
Disclaimer
当資料で提供する技術情報は、各製品の出荷前コードに基づくものを含みます。
この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けて
おりません。
当資料は、資料内で説明されている製品の仕様を保証するものではありません。
資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2008年11月
現在の情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、仕様が変わる可能
性があるのでご注意下さい。
今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認ください。
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更新履歴
2009/10/13 ジョブCCSIDの考慮事項追加
2010/11/16 サポートOS(V7R1)、及びPTF適用に関する最新情報の追加
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目次
1. WebSphere Application Server V7.0 for IBM i の導入
2. サーバーの構成
3. アプリケーションの導入と稼動テスト、及び問題判別
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第1章
WebSphere Application Server V7.0 for IBM i の導入
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目次:WAS V7.0 for IBM i の導入
1. 導入の前提
2. 導入の実施
3. 導入後の構成
–
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導入が正常終了しない場合
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1.導入の前提
1. IBM i 要件
1. ハードウェア
2. ソフトウェア
2. ワークステーション要件
3. IBM i 累積PTFレベル
4. その他の注意事項
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IBM i 要件(1)
ハードウェア
– 最小サーバー要件
• WAS V7.0のひとつのプロファイルをアクティブにするために最低限必要なシ
ステム資源
• CPU: 600CPW
• メモリー: 2GB
• DASD:
–
–
–
–
WebSphere Application Server : 910MB
サンプル・アプリケーション: 90MB
Application Client: 230MB
Web server plug-in: 100MB
– IBM Systems Workload Estimator (WLE) によるサイジングを推奨
• http://www-03.ibm.com/systems/i/advantages/perfmgmt/sizing.html
• ( * 2008/12現在、WAS6.1のワークロードはあるがWAS7.0はまだ利用可能でない)
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IBM i 要件(2)
必須ソフトウェア
– IBM i 5.4 (5722-SS1 V5R4) / 6.1 (5761-SS1 V6R1) / 7.1 (5770-SS1 V7R1)
– Java
• IBM i 5.4 の場合
– IBM Developer Kit for Java(TM) (5722-JV1) バージョン 1.6 (オプション 10)
– IBM J2SE 6.0 32-bit JVM (5722-JV1) (オプション 11)
• IBM i 6.1 の場合
– IBM Developer Kit for Java(TM) (5761-JV1) バージョン 1.6 (オプション 10)
– IBM J2SE 6.0 32-bit JVM (5761-JV1) (オプション 11)
– IBM J2SE 6.0 64-bit JVM (5761-JV1) (オプション 12)
– QShell (5722-SS1 / 5761-SS1 option 30)
– Extended Base Directory Support (5722-SS1 / 5761-SS1 option 3)
– PASE (Portable Application Solutions Environment) (5722-SS1 / 5761-SS1
option 33)
– Host Servers (5722-SS1 / 5761-SS1 option 12)
– Digital Certificate Manager (5722-SS1 / 5761-SS1 option 34)
– 必要なすべてのフィックス
• http://www.ibm.com/systems/i/software/websphere/index.html を参照
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IBM i 要件(3)
オプションのソフトウェア
– HTTPサーバー
•インストール作業には不要
•EJB のみをデプロイする場合は不要
•サーブレットと JSP ファイルを使用する場合には推奨
•以下の HTTP サーバー製品をサポート
– IBM HTTP Server (Apache で稼働) (5722-DG1 / 5761-DG1)
– Lotus Domino for i5/OS 7.0.2 (5733-LD7)
– Lotus Domino 8 for System i (5733-LD8)
– DB2 Query Manager and SQL Development Kit for iSeries (5722-ST1
/ 5761-ST1)
•データベース・アプリケーション開発時に有用
– (参考) System Requirements for WebSphere Application Server V7.0 on IBM i
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27012418
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ワークステーション要件
WAS V7.0の管理のみを計画している場合
– サポートされる 以下のWeb ブラウザーを備えた任意のオペレーティング・シ
ステムを使用可能
• Microsoft® Internet Explorer 6.0 SP1 以降
• Mozilla バージョン 1.7 以降
• Mozilla Firefox バージョン 2.0 以降
ワークステーション側からのWAS V7.0の導入を計画している場合
– CD / DVD ドライブが必要
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IBM i 累積PTFレベル
WAS V7.0がテストされたのと同レベルかそれ以上の累積PTFパッケージが必
要
– WebSphere Application Server for System i のWebサイトで確認
• http://www03.ibm.com/systems/i/software/websphere/services/service.html
– 2008/12/5 時点では以下の通り
• IBM i 5.4 : C8183540 および WAS 7.0.0.0 (WAS V7 Group PTF level 1) で
テスト済み
• IBM i 6.1 : C8190610 および WAS 7.0.0.0 (WAS V7 Group PTF level 1)で
テスト済み
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その他の注意事項
TCP/IP ホスト名
– CFGTCPコマンドのオプション12 を選択して、TCP/IPホスト・ドメイン情報
が正しく構成されていることを確認してください。
– 参考:
• http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.webs
phere.installation.nd.iseries.doc/info/iseriesnd/ae/tins_is_check.html
ジョブのCCSID設定
– 日本語環境ではWAS導入ジョブや実行ジョブのCCSIDは5035または
1399に設定する必要があります。システム値(QCCSID)が65535の場合
は、5035または1399に変更して下さい。何らかの理由によりシステム値を
変更したくない場合は、導入後にユーザープロファイルQEJB、QEJBSVR
のCCSID を、5035または1399に変更してください。
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2.導入の実施
1. WAS V7.0のIBM i への導入
1. Windows GUIからの導入
2. WAS V7.0のグループPTFの導入
1. グループPTFの適用
2. フィックスパックのインストール
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WAS V7.0のIBM i への導入
導入方法は3種類
– IBM i サーバー上での導入
• IBM i にメディアを装填し、Telnet 5250でQShellからコマンド実行
– Windows ワークステーションのコマンド行からの導入
• PCにメディアを装填し、コマンド行からネットワーク経由で導入
– Windows ワークステーション GUI からの導入
• PCにメディアを装填し、GUIからネットワーク経由で導入
使用する媒体
– IBM i 用の媒体を使用すること。他OS用の媒体は使用できない
インフォメーション・センター
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.w
ebsphere.installation.base.iseries.doc/info/iseries/ae/tins_is_instsvr.ht
ml
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導入方法について
この資料では、Windows GUIからの導入について記述する
– IBM i のバージョンは 6.1 を想定
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Windows GUIからの導入
1. IBM i 側の確認
1. TCP/IPが開始していることを確認
開始していない場合、STRTCP を実行
2. ホストサーバーが開始していることを確認
開始していない場合、STRHOSTSVR SERVER(*ALL) を実行
3. *ALLOBJおよび*SECADM特殊権限のあるユーザー・プロファイルを使
用できることを確認
2. Windows ワークステーションのディスク・ドライブに WebSphere
Application Server for i5/OS のディスクを挿入
1. LaunchPadが自動起動する
2. ダウンロードにより入手したファイルからディスクを作成した場合には、
Launchpad.exe を実行する
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Windows GUI からの導入(ステップ1)
起動したメニューから “WebSphere Application Serverのインストール・ウィ
ザードを起動”を選択
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Windows GUI からの導入(ステップ2)
IBM i に対してログイン
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Windows GUI からの導入(ステップ3)
ウィザードの開始。“次へ”を選択する
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Windows GUI からの導入(ステップ4)
ライセンス情報の確認。同意して先に進む
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Windows GUI からの導入(ステップ5)
導入前提条件の検査。“次へ”で先に進む
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Windows GUI からの導入(ステップ6)
使用するJVMの選択
– デフォルトでは、”IBM Technology for JDK 6 – 32bit”が選択される
– 後で変更も可能
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Windows GUI からの導入(ステップ7)
オプションの選択
– 日本語環境では、サンプル・アプリケーション以外の2つは必須
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Windows GUI からの導入(ステップ8)
インストール先の指定を行う
特別な事情のある場合を除き、基本的にデフォルト値を受け入れるのがよい
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Windows GUI からの導入(ステップ9)
実行環境の選択
ここではBase版を導入しているので、“アプリケーション・サーバー”を選択する
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Windows GUI からの導入(ステップ10)
セキュリティの設定
WASの管理コンソールに対するログイン時の管理ユーザー名とパスワードを
指定する
– これは IBM i のユーザー・プロファイルとは別のもの
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Windows GUI からの導入(ステップ11)
インストール・パラメーターの要約の表示。“次へ”で先に進む
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Windows GUI からの導入(ステップ12)
プログレス・バーにより導入状況の
進み具合が表示される
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Windows GUI からの導入(ステップ13)
インストールの完了
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Windows GUI からの導入(ステップ14)
“ファースト・ステップ”が表示されるが、ここではこれは実行せずに次の作業(グ
ループPTFの適用)に進む
– PTFを適用してから稼動確認を別途実施すること
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WAS V7.0のグループPTFの導入 (1)
WASのグループPTFを導入
– これにはWASの前提であるDB, HTTP, JavaなどのグループPTFも含ま
れる
– また、WAS グループPTFには、個別に適用が必要となるWASのフィックス
パックも含まれる
• 2010/11/15 現在、グループPTFレベル12 (IBM i V6R1の場合) が出ている
• 含まれるFix Packは7.0.0.13
– WAS グループPTF適用後、次ページ以降にある手順に従い、Fix Packを適用
インフォメーション・センター
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.w
ebsphere.installation.base.iseries.doc/info/iseries/ae/tins_is_instptf.ht
ml
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WAS V7.0のグループPTFの導入 (2)
通常のグループPTFの適用と同じ
– 遅延適用(IPL)が必要なPTFが含まれている場合もあるので注意
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WAS V7.0のグループPTFの導入 (3)
グループPTFに含まれるFix Packを適用
– グループPTFを適用すると、以下のディレクトリーにFix Pack適用スクリプトが作成
される
• /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V7/Express/bin (Express版の場合)
– スクリプト名はFixのレベルにより異なる
• installFixPack700xx (xx はFixレベル)
• 7.0.0.13の場合、installFixPack70013 というスクリプトが用意されている
適用方法
– QSHELLから実行
• ジョブはバッチ・ジョブとして実行される
– 実行コマンド例
• /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V7/Express/bin/installFixPack70013 jobqlib MYLIB -jobq MYJOBQ –job MYJOBNAME
• ジョブ待ち行列を指定しない場合は、QSYSNOMAXジョブ待ち行列が使用される
(参考) Fix Pack Installation Instructions: WebSphere Application Server V7.0
– http://www-03.ibm.com/systems/i/software/websphere/services/fixpack70.html
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3.導入後の構成
1. ソフトウェア・ライセンス情報の構成
2. SQLジョブの構成
3. TCP/IPの構成
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ソフトウェア・ライセンス情報の構成
初めてWASを開始する前に、ライセンス証書(PoE)または送り状から使用
制限を設定する
1. *ALLOBJ特殊権限を持つユーザーでIBM i にサインオン
2. WRKLICINF コマンドを実行
3. “ライセンス情報の処理”メニューでF11(使用情報の表示)を押す
4. 5733W70 番号5102(Base版の場合)の項目にオプション2(変更)を指
定して設定する
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SQLジョブの構成
許可されるSQLサーバー・ジョブの最大数を必要に応じて変更
– JDBCドライバーを使用してアプリケーションから IBM i のデータベースに
アクセスする際に、許可されるジョブの最大数の変更が必要になることが
あるため
– CHGPJE コマンドにより、事前開始ジョブ QSQSRVR の最大数を変更
• 例:CHGJPE SBSD(QSYSWRK) PGM(QSQSRVR) MAXJOBS(*NOMAX)
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TCP/IPの構成
IBM i でWASを実行できるようにTCP/IPを構成
インフォメーション・センター
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.w
ebsphere.installation.base.iseries.doc/info/iseries/ae/tins_is_cfgtcp.ht
ml
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導入が正常終了しない場合(1)
ログ・ファイルの位置が示される
“部分的な成功”の場合、製品の導入は成功しているが、デフォルトのプロファ
イルが作成されていないことが多い
– プロファイルは後からでも作成できる(第2章で説明)
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導入が正常終了しない場合(2)
IBM i のIFS上のログファイルを調べる
– /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V7/Base/logs/install/log.txt
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導入が正常終了しない場合(2)
ストリーム・ファイル log.txtの属性CCSIDは819(ASCII. 英語)になっているの
で、そのままWRKLNK画面から表示させると文字化けする
ファイルのCCSID属性を943(S-JIS. 日本語)に変更してから内容を参照すると、
文字化けせずに確認できる
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導入が正常終了しない場合(3)
ログファイルの例
– 製品のインストール自体は正常に終了しているが、その後のデフォルト・プ
ロファイルの作成が記録されていない
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