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簡単シリーズ 構成アドバイザー編 2004/03

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簡単シリーズ 構成アドバイザー編 2004/03
簡単シリーズ
構成アドバイザー編
2004/03
目次
■
第1章 パフォーマンス・チューニング・ロードマップ
■
第2章 構成アドバイザー
„構成アドバイザー
„AUTOCONFIGUREコマンド
第1章 パフォーマンスチューニングロードマップ
第1章 パフォーマンス・チューニング・ロードマップ
<測定/モニター/チューニングツールの全体像>
1.1 パフォーマンスチューニングロードマップ
<測定/モニター/チューニングツールの全体像>
統計情報の収集
アクセスパスの確認
統計情報関連ツール
RUNSTATSユーティリティー
db2lookツール
初期パラメーター設定
構成アドバイザー
AUTOCONFIGURE
Explainツール
SQL Explainファシリティー
Visual Explain
SQL Explainツール
db2exfmtツール
データの再編成
ベンチマーク・ツール
db2batchツール
モニター
表データの再編成
当資料で扱う範囲
測定
REORGCHK
REORGユーティリティー
データベース・システム・モニター
スナップショット・モニター
イベント・モニター
システム・ツール
OSのシステム・ツール
チューニング
設計アドバイザー
db2advis
初期パラメーターウィザード
スマートガイド
設定
パフォーマンス構成
トレース・ツール
トレース・ツール
db2trcツール
DRDAトレース・ツール
DDCSトレース
CLIトレース
1.1 パフォーマンスチューニングロードマップ
DB2には様々な構成パラメーターがあります。それらの設定値が環境に合わないとパフォーマンス低
下の要因となります。
DB2では、パフォーマンスの測定やモニタリングおよび、チューニング等に必要な様々なツールを提供
しています。前のページで紹介している図は、パフォーマンス測定およびチューニングのための手順
と、その際に使用できるツールとの関係をあらわしたものです。
まず初期パラメータを設定したあと、パフォーマンスの測定やモニタリングを行ない、その結果からの
チューニングを行います。
当資料でご説明する「構成アドバイザー」は、新規にシステムを作成する場合に最初に設定する初期
パラメータの推奨値を得るためのツールです。
第2章 構成アドバイザー
第2章 構成アドバイザー
2.1 構成アドバイザー
„構成アドバイザー
„構成アドバイザーは、コントロール・センターから起動することができるGUIツールです。
„データベース管理者がデータベース構成パラメーターをチューニングする時に利用することができます。
„環境に関する質問や、データベースを利用するアプリケーションに関する質問などのセクションがあります。
それに対する応答をもとに計算を行い、最適な構成パラメーターの値をデータベースに割り当てます。
„変更内容は、データベースに適用するか、あるいはスクリプトとして保存し、後でそのスクリプトを実行するか
を選択することができます。
注:
構成アドバイザーで作成したパラメーター値は、すべての場合において必ず最適なパフォーマンスを保証するものではあり
ません。これらの値を開始点として、最適化されたパフォーマンスを得るよう調整していくことができます。
このウィザードは、構成パラメーターの推奨値を算出してくれます。推奨値を参考にして、パラメータを更新し、データベー
スのパフォーマンスを向上させる目的で使用します。
インスタンスの中に一つのデータベースを使用する環境において、推奨のパラメータ値を得ることができます。
2.2 構成アドバイザー
„構成アドバイザーの使用方法
➨ コントロール・センターからの実行
–
コントロール・センターより対象のデータベースを選択し、右クリックの選択メニューより、「構成アドバイザー」を実行すると、
構成アドバイザーが表示されます。
2.2 構成アドバイザー
DB2 UDB は導入時やデータベース・オブジェクト(インスタンスやデータベース、テーブルなど)作成時に初期パラメー
ターで構成を実施します。しかし初期の構成パラメーターは小さいので、ほとんどの場合、最適なパフォーマンスは得ら
れません。
構成アドバイザーは管理者が使用するツールで、質問に答えるだけで自動的にチューニングが行われます。
詳細なチューニングを行う前に、このウィザードを一度は実行してみてください。
実行コマンド例: 構成アドバイザーはコントロール・センター・から起動するGUIツールです。
コントロール・センターで、対象のデータベースを選択し、右クリックでの選択メニューから
「構成アドバイザー」を実行します。
質問項目:
・データベースに割り振るメモリ量を指定します。
-デフォルトは80%。サーバーでほかのアプリケーションを実行している場合は100%より小さくします。
・データベースのワークロードのタイプを指定します。
-照会、混合、トランザクションから選択します。ほとんどのデータベースは混合で対応できます。
・データベースで実行しているトランザクション数の見積もりを設定します。
-コミット間に実行されるステートメント数を10以上と、10未満で選択します。
1分間に実行されるトランザクション数の見積もり数を入力します。
・データベース管理の優先順位を選択します。
-トランザクション優位(回復はゆっくり)、両方とも同じように重要、データベース回復優位(トランザクションはゆっくり)の
3つから選択します。
・データ付で移植されたデータベースかどうかを選択します。
-はい、いいえのどちらかを選択します。
・データベースに接続するアプリケーションを見積もります。
-ローカルとリモートのアプリケーション数をそれぞれ入力します。
・データベースの分離レベルを選択します。
-適切な分離レベルを「反復可能読み取り」「読み取り固定」「カーソル固定」「非コミット読み取り」の4つから選択します。
ウィザードで得られた推奨値について
当資料では、Windows上でのDB2 for Windowsの環境で、実際に構成アドバイザーを使用して得られたパラメータ推奨
値をご紹介しています。
プロセッサー :x86
メモリー
OS
DB2のバージョン
Family 6 Model 11 Stepping4
:1024MB
:Windows2000 +SP3
:DB8 V8.1+Fixpak4
それぞれの設定画面ごとに設定できる項目を記載していきます。
構成アドバイザーに沿って設定した結果を27、28ページに記載しています。
2.3 データベース確認
➨ 最初のステップ:データベース確認ページ
–
–
–
–
このインスタンスの推奨値計算の対象となるデータベース名を確認します。
対象データベースを変更したい場合は、「キャンセル」を実行して、コントロール・センターから対象のデータベースを選択し直
します。
ウィザードのデフォルト設定で、結果を参照する場合には、「完了」を実行します。後述の実行結果ページ表示がなされます。
ウィザードの設定をデフォルト以外で行う場合や、設定のデフォルト値等を確認する場合には、その設定のタブを選択するか、
「次へ」を実行します。
◆
タブを選択した場合は、対応する各設定ページ表示され、「次へ」を実行した場合には、サーバー・メモリーの設定ページが表示さ
れます。
2.4 サーバー・メモリーの設定
➨ステップ2:サーバー・メモリーの設定ページ
–
–
データベース・マネージャー用に、どれくらいのサーバーのメモリーが必要ですか?
サーバー・メモリー(RAM)に対するターゲット値を設定するには、スライダーを使用します。ほかのアプリケーション(OS
以外)を このサーバーで実行している場合、スライダーを100%より小さく設定してください。
ターゲットメモリー(Default 80%)
◆
注:
ウィザードに表示される合計物理メモリーは実環境を反映して表示されます。
2.5 ワークロードの設定
➨ ステップ3:ワークロードの設定ページ
データベースにもっともよく反映できるワークロードのタイプを選択してください。
– 広範囲のワークロードに対応できるよう、データベースを最適化することができます。データベースのワークロードを、
「照会」または「トランザクション」を選択してください。その他は「混合」を選択します。
–
照会(データウェアハウジング)
混合(Default)
◆ トランザクション
◆
◆
2.6 トランザクション設定
➨ステップ4:トランザクション設定ページ
– データベース・トランザクションの代表的なものを記述します。
– データベースに最もよく反映する単一作業単位(コミット間)でのSQLステートメントの平均数も選択します。
10以上(長いトランザクション)(M)(Default)
10未満(短いトランザクション)(E)
◆
◆
– データベースで実行している1分ごとのトランザクション数を見積もります。
一分あたりのトランザクション数(見積もり)(Default 60)
◆
– どれを選択するのかわからない場合には、デフォルトの値を使用します。DB2のスナップショット・モニター等を使用して、1
分ごとのトランザクション数の正確な計測を行ってから、この画面に後で戻ってください。
2.7 優先順位設定
➨ステップ5:優先順位設定ページ
–
–
データベース管理の優先順位を選択します。
トランザクションのパフォーマンスを最適化する(一分あたりのトランザクションを増やす)か、またはデータベースを回復
する時間に対して最適化を行うか、指定してください。両方とも重要と思われる場合は、「両方」を選択します。
トランザクションのパフォーマンスを速くする(リカバリーはゆっくり)
両方(Default)
◆データベース・リカバリーを速くする(トランザクションはゆっくり)
◆
◆
2.8 移植設定
➨ステップ6:移植設定ページ
–
データベースにデータが入っているかどうかを設定します。
はい(デフォルト)
いいえ
◆
◆
ここで「はい」を選択すると、パラメータ推奨値の算出に際し、構成アドバイザーは現在のデータベースに格納されている
データ量も考慮します。
– データベースのデータボリュームが推奨値を詳細化するのに使用されます。データベースのサイズが明らかに増加ま
たは減少している場合にはこのウィザードを再実行してください。
2.9 接続設定
➨ステップ7:接続設定ページ
このデータベースに接続するアプリケーションの数を見積もり、設定します。
– 現在接続中のユーザーの切断を待つ事がないよう、十分な接続数を割り振ってください。ただし、接続にはシステム・メ
モリーがさらに必要になるため、接続を割り振りすぎるとリソースを浪費する可能性があります。接続のアプリケーション
数の平均数は、ユーザーごとの接続数にユーザー数を掛け合わせたのと同一です。どちらの値を使用するのかわから
ない場合には、デフォルトにしてください。
–
接続するローカル・アプリケーションの平均数(Default 0)
接続するリモート・アプリケーションの平均数(Default 10)
◆
◆
–
DB2のスナップショット・モニター等を使用して、接続アプリケーションの正確な計測を行うことができます。
2.10 分離設定
➨ステップ8:分離設定ページ
– アプリケーションに最もよく反映する分離レベルを選択します。
反復可能読み取り(所要時間の長いロックの多数)(Default)
読み取り固定(所要時間の長いロックの少数)
◆カーソル固定(所要時間の短いロックの大半)
◆非コミット読み取り(ロックなし)
◆
◆
– データベースで実行する各アプリケーション・プログラムには、異なる分離レベルを持たせることができます。分離レベ
ルによって、ユーザーがデータの読み取りまたは変更を行う際にロックされる行数とロックの期間が決まります。
–
ロックの追加ごとにメモリーが必要になるため、必要以上のロックを作成する分離レベルを選択しないでください。
2.11 スケジュールの設定
➨ ステップ9:スケジュールの設定
– タスク・センターでタスクを作成するか、データベースに即時適用するか、またはその両方が選択可能です。
即時適用させたい場合には、「タスク履歴を保管しないで今すぐ実行」を選択し、「次へ」、または「完了」をクリックしてください。
P21の画面に移ります。
◆ タスクを保管したい場合には、「タスク・センターでタスクとして作成」を選択します。「次へ」をクリックした場合には、P23の画
面に移ります。「完了」をクリックした場合には、P24の画面に移ります。
◆
–
タスク・センターを実行する場合には、事前にDB2ツール・カタログ表を作成しておいてください。
◆
DB2ツール・カタログ表が存在していない場合には、CREATE TOOLS CATALOGコマンドを実行し、作成してください。
2.12 実行結果
➨ ステップ10:実行結果ページ
–
スケジュール設定画面で「タスク履歴を保管しないで今すぐ実行」を選択すると、下の画面に移ります。設定項目の確認
の後、「完了」をクリックしてください。
2.12 実行結果
➨ステップ10:実行結果ページ
– 処理実施のメッセージ表示後、処理終了のメッセージが表示されます。
2.12 実行結果
➨ ステップ10:実行結果ページ
–
スケジュール設定画面で、「タスク・センターでタスクとして作成」を選択すると、下の画面へ移ります。スケージュール
の設定確認の後、「完了」をクリックしてください。
‹「スクリプトのエクスポート」を実行すると、ウィザードでの変更内容をスクリプトとして保管することができます。
2.12 実行結果
➨ ステップ10:実行結果ページ
– タスクに保管されたメッセージが表示されます。
2.12 実行結果
ウィザードのデフォルト設定で得られる結果をスクリプトとして保管したもの
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING APP_CTL_HEAP_SZ 128;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING APPGROUP_MEM_SZ
10707;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING CATALOGCACHE_SZ 332;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING CHNGPGS_THRESH 60;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING DBHEAP
600;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING LOCKLIST
50;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING LOGBUFSZ
65;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING LOGFILSIZ
1024;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING LOGPRIMARY
3;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING LOGSECOND
0;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING MAXAPPLS
40;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING MAXLOCKS
60;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING MINCOMMIT
1;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING NUM_IOCLEANERS 1;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING NUM_IOSERVERS 4;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING PCKCACHESZ
859;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING SOFTMAX
120;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING SORTHEAP
734;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING STMTHEAP
2048;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING DFT_DEGREE
1;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING DFT_PREFETCH_SZ 32;
UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR SAMPLE2 USING UTIL_HEAP_SZ 39646;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING SHEAPTHRES
14690;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING INTRA_PARALLEL
OFF;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING MAX_QUERYDEGREE 1;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING MAXAGENTS
400;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING NUM_POOLAGENTS
400;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING NUM_INITAGENTS
0;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING FCM_NUM_BUFFERS 4096;
UPDATE DATABASE MANAGER CONFIGURATION USING PRIV_MEM_THRESH
32767;
CONNECT TO SAMPLE2;
ALTER BUFFERPOOL IBMDEFAULTBP SIZE 118939;
SET CURRENT QUERY OPTIMIZATION = 5;
COMMIT;
CONNECT RESET;
2.12 実行結果
27、28ページに構成アドバイザーの実行結果を記載しています。この結果は、今回のテスト環境での結果を反映し
たものであり、他の環境では異なる推奨値が設定されます。
データの見方
パラメーター ウィザード 現行値 デフォルト値 構成アドバイザーでの設定値の変更
„パラメーター
データベースマネージャー、およびデータベースの構成パラメーター等
„ウィザード
ウィザードでの設定項目
„現行値
構成アドバイザーを実行する前のパラメーターの設定値
„ウィザードのデフォルト値
ウィザードのデフォルト値
„構成アドバイザーでの設定値の変更
構成アドバイザーを使用して、各項目で設定値を変更(空欄は、デフォルト値を使用)
2.12 実行結果
現行値
パラメーター
アプリケーション・コントロール・ヒープサイズ
アプリケーション・グループ共有メモリー
カタログ・キャッシュ・サイズ
変更ページしきい値
データベース・ヒープ・サイズ
デフォルトの程度
デフォルト・プリフェッチ・サイズ
デフォルトの照会最適化クラス
ロック・リスト用最大ストレージ
ログ・バッファー・サイズ
ログ・ファイル・サイズ
1次ログ・ファイルの数
2次ログ・ファイルの数
アクティブ・アプリケーションの最大数
アプリケーション単位の最大ロック数
グループ・コミット・カウント
非同期ページ・クリーナー数
入出力サーバー数
パッケージ・キャッシュ
リカバリー範囲およびソフト・チェックポイント・インターバル
ソート・ヒープ・サイズ
ステートメント・ヒープ・サイズ
ユーティリティー・ヒープ・サイズ
FCMバッファー・サイズ
パーティション内並列処理を可能にする
並列処理の最大照会度
最大エージェント数
エージェント・プール・サイズ
プール中のエージェントの初期数
4KBページ単位の専用メモリーしきい値
ソート・ヒープしきい値
IBMDEFAULTBP-バッファー・プール・サイズ
サーバー
ワークロード
トランザクション
優先順位
移植
接続
分離
APP_CTL_HEAP_SZ
APPGROUP_MEM_SZ
CATALOGCACHE_SZ
CHNGPGS_THRESH
DBHEAP
DFT_DEGREE
DFT_PRETETCH_SZ
DRT_QUERYOPT
LOCKLIST
LOGBUFSZ
LOGFILSIZ
LOGPRIMAARY
LOGSECOND
MAXZPPLS
MAXLOCKS
MINCOMMIT
NUM_IOCLEANERS
NUM_IOSERVERS
PCKCACHESZ
SOFTMAX
SORTHEAP
STMTHEAP
UTIL_HEAP_SZ
FCM_NUM_BUFFERS
INTRA_PARALLEL
MAX_QUERYDEGREE
MAXAGENTS
NUM_POOLAGENTS
NUM_INITAGENTS
PRIV_MEM_THRESH
SHEAPTHRES
IBMDEFAULTBP
ウィザードのデフォルト値
80%
混合
10以上、TPM=60
両方
はい
ローカル=0、リモート=10
RR
128
30000
-1
60
600
1
16
5
50
8
250
3
2
40
22
1
1
3
-1
100
256
2048
5000
4096
0
1
400
400
0
32767
14690
250
128
10707
280
60
600
1
32
5
50
131
1024
3
0
40
60
1
1
4
859
120
734
2048
39622
4096
0
1
400
400
0
32767
14682
118869
2.12 実行結果
構成アドバイザーでの設定値の変更
現行値
サーバー
ワークロード
トランザクション
パラメーター
優先順位
移植
接続
分離
アプリケーション・コントロール・ヒープサイズ
APP_CTL_HEAP_SZ
アプリケーション・グループ共有メモリー
APPGROUP_MEM_SZ
カタログ・キャッシュ・サイズ
CATALOGCACHE_SZ
変更ページしきい値
CHNGPGS_THRESH
データベース・ヒープ・サイズ
DBHEAP
デフォルトの程度
DFT_DEGREE
デフォルト・プリフェッチ・サイズ
DFT_PRETETCH_SZ
デフォルトの照会最適化クラス
DRT_QUERYOPT
ロック・リスト用最大ストレージ
LOCKLIST
ログ・バッファー・サイズ
LOGBUFSZ
ログ・ファイル・サイズ
LOGFILSIZ
1次ログ・ファイルの数
LOGPRIMAARY
2次ログ・ファイルの数
LOGSECOND
アクティブ・アプリケーションの最大数
MAXZPPLS
アプリケーション単位の最大ロック数
MAXLOCKS
グループ・コミット・カウント
MINCOMMIT
非同期ページ・クリーナー数
NUM_IOCLEANERS
入出力サーバー数
NUM_IOSERVERS
パッケージ・キャッシュ
PCKCACHESZ
リカバリー範囲およびソフト・チェックポイント・インターバル SOFTMAX
ソート・ヒープ・サイズ
SORTHEAP
ステートメント・ヒープ・サイズ
STMTHEAP
ユーティリティー・ヒープ・サイズ
UTIL_HEAP_SZ
FCMバッファー・サイズ
FCM_NUM_BUFFERS
パーティション内並列処理を可能にする
INTRA_PARALLEL
並列処理の最大照会度
MAX_QUERYDEGREE
最大エージェント数
MAXAGENTS
エージェント・プール・サイズ
NUM_POOLAGENTS
プール中のエージェントの初期数
NUM_INITAGENTS
4KBページ単位の専用メモリーしきい値
PRIV_MEM_THRESH
ソート・ヒープしきい値
SHEAPTHRES
IBMDEFAULTBP-バッファー・プール・サイズ
IBMDEFAULTBP
50%
トランザクション
10以下、TMP=60
トランザクション
いいえ
128
30000
-1
60
600
1
16
5
50
8
250
3
2
40
22
1
1
3
-1
100
256
2048
5000
4096
0
1
400
400
0
32767
14690
250
128
10326
280
60
600
1
32
5
50
131
1024
3
0
40
60
1
1
4
859
120
448
2048
22080
4096
0
1
400
400
0
32767
8965
66243
128
10707
280
50
600
1
32
5
50
131
1024
3
0
40
77
1
1
3
604
105
1006
2048
41581
4096
0
1
400
400
0
32767
10060
124744
128
10707
280
60
600
1
32
5
50
131
1024
3
0
40
60
1
1
4
859
120
734
2048
39622
4096
0
1
400
400
0
32767
14682
118869
128
10707
280
60
600
1
32
5
50
131
1024
3
0
40
60
1
1
4
859
120
734
2048
39622
4096
0
1
400
400
0
32767
14682
118869
128
10707
280
60
600
1
32
5
50
131
1024
3
0
40
60
1
1
2
859
120
734
2048
39622
4096
0
1
400
400
0
32767
14682
118871
2.13 AUTOCONFIGUREコマンド
„AUTOCONFIGUREコマンド
„ AUTOCONFIGURE は、バッファー・プール・サイズ、データベース構成、およびデータベース・マネージャー
構成パラメーターをチューニングするコマンドです。このコマンドを実行することでデータベースの初期調整を
行います。さらに後から調整を加えることもできます。
„ CREATE DATABASE コマンドのAUTOCONFIGUREオプションを使用すると、データベースを作成後すぐに
構成することができます。
注:
構成アドバイザーと同様、作成したパラメーター値は、すべての場合において必ずしも最適なパフォーマンスを保証するも
のではありません。これらの値を開始点として、最適化されたパフォーマンスを得るよう調整していくことができます。
推奨値を参考にして、パラメーターを更新し、データベースのパフォーマンスを向上させる目的で使用します。
インスタンスの中に一つのデータベースを使用する環境において、推奨のパラメーター値を得ることができます。
2.13 AUTOCONFIGUREコマンド
バッファー・プール・サイズ、データベース構成およびデータベース・マネージャーの構成パラメーターの初期値を計算し、推奨値の表示お
よび適用をします。
AUTOCONFIGURE
-AUTOCONFIGURE--+---------------------------------------+----->
|
.------------------------------.|
|
V
| |
'-USING----input-keyword--param-value-+- '
--APPLY--+-DB ONLY----+---------------------------------------><
+-DB AND DBM-+
'-NONE-------'
–
–
–
DB ONLY
現行のデータベース・マネージャーの構成に基づいて、データベース構成およびバッファー・プール設定の推奨値を表示および適用させます。
DB AND DBM
データベース・マネージャー構成、データベース構成、およびバッファー・プール設定に対して推奨値を表示および適用させます。
NONE
推奨される変更を表示しますが、適用はしません。
注:
入力キーワードのいずれかが指定されないと、そのパラメーターにはデフォルト値が使用されます。 パーティション・データベース環境では、この
コマンドは現行パーティションにしか適用しません。
複数のロジカル・パーティションのあるシステムでは、mem_percent パラメーターは、 すべてのロジカル・パーティションによって使用されるメモ
リーのパーセンテージを参照します。 たとえば、DB2 がシステムの 80% のメモリーを使用している場合は、ロジカル・パーティションの数に関係
なく、80% を指定します。データベースの推奨構成が作成されますが、これは 1 つのロジカル・パーティション用に調整されます。
このコマンドは、現在接続されているデータベース (このデータベースがシステム上で唯一のアクティブ・データベースであると仮定) のための、
推奨構成を作成します。 複数のデータベースがシステムでアクティブな場合は、mem_percent パラメーターを調整して、 現行データベースのメモ
リーの分散を反映します。 たとえば、DB2 がシステム・メモリーの 80% を使用し、リソースを平等に共有する 2 つのアクティブ・データベースがシ
ステムにある場合、40% (80% を 2 データベースで割る) をパラメーター mem_percent に指定します。
2.13 AUTOCONFIGUREコマンド
„有効な入力キーワードおよびパラメーター値
キーワード
有効値
デフォルト値
説明
mem_percent
1-100
80
専用にするメモリーのパーセンテージ。他のアプリケーション (オペレー
ティング・システム以外) がこのサーバーで実行している場合、この値は
100 未満に設定してください。
workload_type
simple、mixed、 complex
mixed
単純 (simple) ワークロードは入出力集約の傾向があり大部分がトラン
ザクションであるのに対し、複雑 (complex) ワークロードは CPU 集約の
傾向があり大部分が照会です。
num_stmts
1-1 000 000
10
作業単位ごとのステートメント数
tpm
1-200 000
60
1 分ごとのトランザクション
admin_priority
performance、 recovery、
both
both
より良いパフォーマンス (分あたりのより多いトランザクション数) または
より良いリカバリー時間のための最適化
is_populated
yes、no
yes
データベースがデータで移植されるかどうか
num_local_apps
0-5000
0
接続されたローカル・アプリケーションの数
num_remote_apps
0-5000
10
接続されたリモート・アプリケーションの数
isolation
RR、RS、CS、UR
RR
データベースに接続するアプリケーションの分離レベル (反復可能読み
取り (RR)、読み取り固定 (RS)、カーソル固定 (CS)、非コミット読み取り
(UR))
bp_resizeable
yes、no
yes
バッファー・プールのサイズが変更可能かどうか
添付資料 パフォーマンスツール早見表
ツール
呼び出し方法
機能
RUNSTATS
– 統計の更新
CLPコマンド、CC、
API
統計情報がずれているためにパフォーマンスが低下している時、統計情
報の収集を行い、パフォーマンスを改善する場合に使用します。
REORGCHK
– 再編成の必要性チェック
CLPコマンド
パフォーマンスの改善を検討する時に、再編成の必要性の確認を行う場
合に使用します。
REORG TABLE
– 表の再編成
CLPコマンド, CC,
API
再編成の実行を行います。
システム・コマンド,
CC
データベース・オブジェクトのDDL, SQLを生成します。
テスト・データベースのカタログ統計を実働のものと一致させるのに必要
な更新ステートメントの作成を行う場合にも使用できます。
CC
特定のSQLステートメントのパフォーマンスを検討する場合に使用するア
クセス・プランを獲得します。結果はグラフィックに表示されます。
システム・コマンド
特定のSQLステートメントのパフォーマンスを検討する場合に使用するア
クセス・プランを、簡易的な内容で獲得します。 dynamic-options を使用
するとき、ステートメントは真の動的 SQL として準備され、生成されるプ
ランは SQL キャッシュから Explain されます。これにより、パラメーター・
マーカーなど動的 SQL だけで使用できる機能も使用可能になります。
システム・コマンド
パラメーター・マーカーが入っていない動的 SQL ステートメントに対して
素早い方法で Explain を実行します。後方互換性のために使用可能です。
システム・コマンド
Explain表に格納されたアクセス・プラン情報をフォーマット表示します。
db2look
– 統計抽出ツール
Visual Explain
db2expln
– DB2 SQL Explainツール
dynexpln
- DB2 Dynamic SQL Explain ツール
db2exfmt
– Explain表フォーマット・ツール
添付資料 パフォーマンスツール早見表
ツール
呼び出し方法
機能
Db2batch
– ベンチマーク・ツール
システム・コマンド
特定のSQLステートメントを実際に実行して、パフォーマンスの情報を獲得し
ます。
スナップショット・モニター
CLPコマンド, CC,
API
ある特定の時点でのデータベースの使用状況に関する情報を獲得します。
スナップショット・モニターを継続的に実行することによって、アプリケーション
等が有効にデータベース資源を使用しているか確認することができます。
イベント・モニター
SQLステートメント,
GUI
特定のイベント発生時の状況に関する情報を獲得します。アプリケーション
等が特定のイベント発生時にデータベースを有効に使用しているか確認す
ることができます。
Db2eva
- イベント・アナライザー
システム・コマンド,
GUI
実行されたイベントに関するイベント・アナライザーを起動し、イベントの情報
を獲得します。
Db2evmon
- イベント・モニター生産性向
上ツール
システム・コマンド
イベント・モニターによって作成されるデータ・ストリームを形式設定します。
db2advis
- DB2索引アドバイザー
システム・コマンド、 作成する索引についてアドバイスします。(V6より提供ツール)
CC
db2trc - トレース
システム・コマンド
DB2のトレース機能を開始します。DB2顧客サービスまたは技術サポート担
当者が指示をした場合に使用します。主に障害解析用に使用します。
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