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IBM WebSphere Portal V7.0 導入手順書 2010/10/22

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IBM WebSphere Portal V7.0 導入手順書 2010/10/22
IBM WebSphere Portal V7.0
導入手順書
Windows Server 2008 R2 Standard Edition 版
(シングル構成版)
2010/10/22 第 1.1 版
1/68
<目次>
1. はじめに............................................................................................................3
1-1. 序文 ..................................................................................................................................................... 3
1-2. 当資料にて導入する環境................................................................................................................... 4
2.
導入にあたって..................................................................................................5
2-1. 使用メディア ........................................................................................................................................ 5
2-2. 前提条件 ............................................................................................................................................. 6
2-3. 事前準備 ............................................................................................................................................. 6
2-4. 各種設定 ............................................................................................................................................. 7
2-5. 導入の流れ ......................................................................................................................................... 8
3.
各ミドルウェアの導入.........................................................................................9
3-1. WebSphere Portal の導入 [WP] ....................................................................................................... 9
3-2. Database 導入/構成[DB] .................................................................................................................. 17
3-3. WebSphere Portal データの転送[WP] ............................................................................................ 29
3-4. WebSphere Portal セキュリティー構成前の準備[Domino] ............................................................ 40
3-5. WebSphere Portal セキュリティー構成[WP] ................................................................................... 44
3-5a. WebSphere Portal セキュリティー構成(コマンドライン)[WP] ......................................................... 54
3-6. IBM HTTP Server 導入/構成[WP] ................................................................................................. 56
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1. はじめに
1-1. 序文
当資料は、WebSphere Portal を、WebSphere Portal 製品に同梱されているメディアを使用して、
Windows Server 2008 R2 Standard Edition 上へ、「スタンドアロン構成」にて導入し、DB2 Universal
Database へのデータ移行、Domino ディレクトリー(DominoLDAP)を利用したセキュリティー構成、
IBM HTTP Server との Web サーバー構成を行うまでの手順書となります。導入にあたっては基本的
に GUI ベースのインストール・ウィザード/構成ウィザードを利用することを前提にしています。ウィ
ザードがサポートしない設定値を設定する場合は別途コマンドラインベースのスクリプトを実行する
必要がありますが、この資料には記述していません。それらのスクリプトについては、WebSphere
Portal V7 の Information Center を参照してください。
※なお、ここでの「スタンドアロン構成」とは、物理的/仮想環境での 1 台にすべてを導入するという
ことではなく、「クラスター構成」に対する「スタンドアロン構成」となります。従いまして当資料では
WebSphere Portal 用に 1 台(1 区画/1OS)、DB2 Universal Database 用に 1 台(1 区画/1OS)、Domino
ディレクトリー用に 1 台(1 区画/1OS)の 3 台に導入していますのでご注意ください。
<<注意事項>>
■ 当資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリ
ング株式会社の正式なレビューを受けておりません。当資料は正式なマニュアルをはじめとす
るドキュメントの補完資料として参照して下さい。
■ 当資料は、製品の特定バージョンを使ってテストをした結果を基に記述しています。今後の PTF,
Fix Pack の適用により動作が当資料に記述された内容とは異なってくる可能性がありますので
ご了承下さい。
■ 当資料は、Windows Server 2008 R2 Standard Edition でのみ稼動確認を行っており、他の環境
での動作確認は実施しておりません。他のオペレーティング・システムでの手順につきましては、
マニュアルを参照下さい。
■ 資料中、以下の略称を使用する場合があります。
略称
正式名称
WAS
WebSphere Application Server
WP
WebSphere Portal
DB2
DB2 Universal Database
IHS
IBM HTTP Server
Domino
IBM Lotus Domino
DM
Deployment Manager (WebSphere Application Server Network Deployment)
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1-2. 当資料にて導入する環境
■ 当資料で説明する構成図
lniseta5.makuhari.japan.ibm.com
DB2
wpsrv05.makuhari.japan.ibm.com
IHS
WebSphere Portal
sea.makuhari.japan.ibm.com
WAS
Domino
LDAP
■ 導入される製品の一覧
今回は、以下の環境に、WP V7.0 を導入します。
マシン名
導入製品
wpsrv05.makuhari.japan.ibm.com
Windows Server 2008 R2 Standard Edition
[WP ノード]
WebSphere Portal Server V7.0
WebSphere Application Server V7.0.0.11
IBM HTTP Server V7.0
Windows Server 2008 R2 Standard Edition
IBM DB2 Universal Database V9.7
lniseta5.makuhari.japan.ibm.com
[Database]
Windows Server 2003 Standard Edition SP2
Domino V8.5.1
Domino Administrator Client 8.5.1
sea.makuhari.japan.ibm.com
[LDAP サーバー]
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2. 導入にあたって
2-1. 使用メディア
ディスク
内容
W-Setup
IBM WebSphere Portal V7.0 and Lotus Web Content Management V7.0- IBM WebSphere
Portal Content Install V7.0 (W-Setup, A-Setup, I-Setup, IL-Setup, PL-Setup, ZL-Setup,
SS-Setup, SO-Setup) Multiplatform Multilingual
W-1
IBM WebSphere Portal V7.0 and Lotus Web Content Management V7.0 - IBM
WebSphere Application Server Network Deployment for Windows, 32-bit Support,
V7.0.0.11 (W-1) Multilingual 注:(32bit 版)
W-2
IBM WebSphere Portal V7.0 and Lotus Web Content Management V7.0 - IBM
WebSphere Application Server Network Deployment for Windows, 64-bit Support,
V7.0.0.11 (W-2) Multilingual
W-3
IBM WebSphere Portal V7.0 and Lotus Web Content Management V7.0- IBM WebSphere
Portal Content Server component (Disk 1 of 3) V7.0 (W-3, A-3, I-3, IL-3, PL-3, ZL-3,
SS-3, SO-3) Multiplatform Multilingual
W-4
IBM WebSphere Portal V7.0 and Lotus Web Content Management V7.0- IBM WebSphere
Portal Content Server component (Disk 2 of 3) V7.0 (W-4, A-4, I-4, IL-4, PL-4, ZL-4,
SS-4, SO-4) Multiplatform Multilingual
W-5
IBM WebSphere Portal V7.0 and Lotus Web Content Management V7.0- IBM WebSphere
Portal Content Server component (Disk 3 of 3) V7.0 (W-5, A-5, I-5, IL-5, PL-5, ZL-5,
SS-5, SO-5) Multiplatform Multilingual
DB2
IBM WebSphere Portal V7.0 and Lotus Web Content Management V7.0 - IBM DB2
Enterprise Server Edition 9.7 for Windows, 64-bit
IHS
IBM WebSphere Application Server Network Deployment V7.0 Supplements (1 of 2) for
Windows on AMD 64-bit (Application Client, IBM HTTP Server, Web Server Plug-ins
and Update Installer) Multilingual
なお導入にあたり、以下のミドルウェアについては既に導入/構成済みであることを前提とします。
・ Lotus Domino8.5.1
¾
Lotus Domino Enterprise Server 8.5.1 を導入済みであること
¾
LDAP タスクが稼動済みであること
¾
Lotus Notes 8.5.1/Lotus Notes Administration Client 8.5.1 から導入された Lotus Domino
Enterprise Server 8.5.1 へアクセス可能であり、管理ユーザーにて管理が可能であること
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2-2. 前提条件
WP V7.0 を Windows 環境に導入する為の前提ハードウェア、オペレーティング・システム及び導入ソ
フトウェアは以下のものになります。(DM、IHS の容量は含みません)
対象
条件
ディスク・スペース
最小で 4GB 以上推奨
物理メモリー
最小で 2GB 以上、実働環境では 4GB 以上推奨
OS 環境(Windows)
Windows 7 Enterprise with FDCC(32bit/64bit)
Windows 7 Enterprise(32bit/64bit)
Windows 7 Professional(32bit/64bit)
Windows 2003 R2 Standard Edition(32bit/64bit)
Windows 2003 SP2 Datacenter Edition(32bit/64bit)
Windows 2003 SP2 Enterprise Edition(32bit/64bit)
Windows 2003 SP2 Standard Edition(32bit/64bit)
Windows 2008 R2 Datacenter Edition(64bit)
Windows 2008 R2 Enterprise Edition(64bit)
Windows 2008 R2 Standard Edition(64bit)
Windows 2008 SP2 Datacenter Edition(32bit/64bit)
Windows 2008 SP2 Enterprise Edition(32bit/64bit)
Windows 2008 SP2 Standard Edition(32bit/64bit)
Windows Vista Enterprise with FDCC(32bit)
Windows Vista Enterprise(32bit/64bit)
Windows XP Professional with FDCC(32bit)
Windows XP SP2 Professional(32bit/64it)
※Windows Vista/Windows XP は開発環境としてのみサポート
※サポート対象となるハードウェア/ソフトウェアバージョンに関しての最新情報は、以下で確認して
下さい。
WebSphere Portal V7.0 hardware and software requirements
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27019558
2-3. 事前準備
※以降の手順を行う際、使用する OS ユーザーは Administrator ユーザーを使用して行います。
当資料では、製品メディア・イメージを、ローカルマシン上へコピーして使用しています。
1. C:¥temp 配下に、各メディア用のディレクトリーを作成します。
例)C:¥temp¥W-Setup,C:¥temp¥DB2,C:¥temp¥IHS
2. 製品メディア・イメージを、1.で作成した各ディレクトリーへコピーします。
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2-4. 各種設定
対象
設定値
WPインストール・ディレクトリー
C:¥IBM¥WebSphere¥PortalServer
WASインストール・ディレクトリー
C:¥IBM¥WebSphere¥AppServer
WP用WASプロファイル・ディレクトリー
C:¥IBM¥WebSphere¥wp_profile
(略称:<WP_PROFILE_ROOT>)
ノード名
wp01
ホスト名
wpsrv05.makuhari.japan.ibm.com
WP/WAS管理ユーザーID
wpsadmin
WP/WAS管理ユーザー・パスワード
passw0rd
WAS管理ユーザーID(セキュリティー構成後)
wpsbind
WAS管理ユーザー・パスワード(セキュリティー wpsbind
構成後)
WP/WAS管理ユーザー・グループ
wpsadmins
WAS Pluginインストール・ディレクトリー
C:¥IBM¥Plugins
IHSインストール・ディレクトリー
C:¥IBM¥HTTPServer
Webサーバー定義名
webserver1
DB のマシンに対し、以下の設定値を使用します。
対象
設定値
ホスト名
lniseta5.makuhari.japan.ibm.com
DB2インストール・ディレクトリー
C:¥IBM¥SQLLIB
DB2インスタンス・ユーザーID
db2admin
DB2インスタンス・ユーザー・パスワード
db2admin
Lotus Domino Server マシンについてはこの資料では特に設定値を定めていません。実際の環境に
合わせた値を利用します。
注意:Windows 環境では、ファイルパス長の制限があるため、DM、WAS のインストール先、および
セル名、ノード名を、上記例のように短く設定することが推奨されています。
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2-5. 導入の流れ
当資料での導入の流れは、以下の通りです。
①
WP 導入 [WP]
[3-1](章)
②
Database 導入/構成 [DB2]
[3-2]
③
WebSphere Portal データの転送[WP]
[3-3]
④
WebSphere Portal セキュリティー構成前の準備[Domino]
[3-4]
⑤
WebSphere Portal セキュリティー構成[WP]
[3-5]
⑥
IBM HTTP Server 導入/構成[WP]
[3-6]
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3. 各ミドルウェアの導入
3-1. WebSphere Portal の導入 [WP]
1. 以下を実行します。
C:¥temp¥W-Setup¥install.bat
なお、64bit OS に 32bit アプリケーションとして導入する際は、オプション・パラメーターを指定して、以
下のように実行します。
C:¥temp¥W-Setup¥install.exe -W defaults.force32bit=true
2. インストール・ウィザードが起動し、次のような画面が表示されます。
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3. インストールする製品を選択します。この資料では、「IBM WebSphere Portal Extend」を選択して、
「次へ」をクリックします。(注:この画面は使用するインストール・イメージによっては表示されな
い場合もあります。)
4. ソフトウェア・ライセンス情報の画面が表示されます。ライセンス条項を読み、同意する場合は
「使用条件の条項に同意します」を選択して「次へ」をクリックします。
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5. インストール・タイプを選択します。この資料では「すべて」を選択して「次へ」をクリックします。な
お、実際の導入(実働サイトへの導入)の場合、必要なモジュールのみをインストールすることも
考えられます。その場合「ベース」を選択します。
6. インストール・パスを設定します。この資料では「C:¥IBM¥WebSphere」に導入します。なお、この
インストール・パスは長くなりすぎないように注意してください。またインストール・パスには「日本
語」「空白」が含まれないように設定してください。
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7. ノード名・ホスト名を設定します。なお、「ノード名」については5文字以内にする必要があります。
この資料では「ノード名」に「wp01」、「ホスト名」に「wpsrv05.makuhari.japan.ibm.com」を指定して
「次へ」をクリックします。(注:ホスト名は必ず FQDN で表記し、DNS 等でホスト解決ができること
が条件となります。)
8. 管理ユーザーID・パスワードの設定画面が表示されます。この資料では「管理ユーザーID」に
「wpsadmin」、パスワードに「passw0rd」を設定して「次へ」をクリックします。なお、管理ユーザー
ID・パスワードに設定可能な文字列については、表示される文言を確認してください。
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9. Windows サービスにて起動するか否かを設定する画面が表示されます。この資料では
Windows サービスとして登録しないため、チェックをはずしたまま「次へ」をクリックします。
10. インストールの要約画面が表示されます。内容を確認して問題がなければ、「次へ」をクリックし
ます。インストールが開始します。
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11. インストール中は以下のような画面が表示されます。
(環境にも依存しますが、この処理は数十分∼1時間ほどかかります)
12. インストールが完了し、成功すると以下のような画面が表示されます。
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13. 画面下部に、アクセス用の URL やインストールの詳細が表示されます。この画面で、「ファース
ト・ステップを起動する」「構成ウィザードを起動する」というチェックボックスのチェックをつけてお
くと、引き続き構成作業を行うことが可能です。この資料ではこれらのチェックをはずして、「終
了」をクリックします。
14. 以下の URL で WebSphere Portal へアクセスします。(注:URL は実際の環境に合わせて読み替
えてください)
http://wpsrv05.makuhari.japan.ibm.com:10039/wps/portal
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15. アクセス後、「ログイン」リンクを押してログインします。以下の画面で「ユーザーID」に wpsadmin、
「パスワード」に「passw0rd」(注:この資料での値)を設定して「ログイン」ボタンをクリックします。
16. 正常にログインできることを確認します。以上で WebSphere Portal のインストールは完了です。
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3-2. Database 導入/構成[DB]
WebSphere Portal 導入直後は、WebSphere Portal で利用する各種データ(ページ情報/ACL 情報
等)はデフォルトの簡易データベースに保存されています。この節と次の節では、それらのデータを
Database ソフトウェア上に転送する手順を記述します。この節ではまず Database ソフトウェアとして
DB2 を導入し、必要なデータベースを作成する手順を記述します。
1. 以下を実行します。
C:¥temp¥DB2¥setup.exe
2. セットアップ画面が表示されます。左側のメニューで、「製品のインストール」を選択します。
3. 表示された画面で「新規インストール」を選択します。
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4. DB2 セットアップ画面が表示されます。「次へ」をクリックします。
5. ソフトウェア・ライセンス情報が表示されます。ライセンス条項を読み同意する場合は「使用条
件の条項に同意します」を選択して「次へ」をクリックします。
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6. インストール・タイプの選択画面が表示されます。この資料では「標準」を選択して「次へ」をクリ
ックします。
7. インストール応答ファイルの作成画面が表示されます。この資料では「DB2 Enterprise Server
Edition をこのコンピューターにインストールする」を選択して「次へ」を押します。
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8. インストール・フォルダーの選択画面が表示されます。この資料では「C:¥IBM¥SQLLIB¥」を設
定して「次へ」をクリックします。
9. DB2 ユーザー情報の設定画面が表示されます。この資料では「ユーザー名」に「db2admin」、
「パスワード」に「db2admin」を設定します。設定後「次へ」をクリックします。(注:この資料では
ローカルユーザーとして設定しますが、環境に応じて変更してください。)
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10. DB2 インスタンスの構成画面が表示されます。この資料ではデフォルトのままにします。「次
へ」をクリックします。
11. DB2 ツール・カタログの準備画面が表示されます。この資料ではツール・カタログを導入しませ
んので、チェックが外れていることを確認して「次へ」をクリックします。
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12. 通知のセットアップ構成画面が表示されます。この資料では通知を設定しませんので、チェック
をはずして「次へ」をクリックします。
13. オペレーティング・システム・セキュリティー設定画面が表示されます。この資料では「DB2 管理
者グループ」にローカルの「DB2ADMNS」グループ、「DB2 ユーザー・グループ」にローカルの
「DB2USERS」グループを設定します。設定後「次へ」をクリックします。
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14. インストールの要約画面が表示されます。内容に問題が無いことを確認した後、「インストー
ル」をクリックします。インストールが開始します。
15. インストール中は以下のような画面が表示されます。
(環境に依存しますが、この処理は数分∼数十分かかります)
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16. インストール(セットアップ)が完了すると、以下のような画面が表示されます。内容を確認後、
「完了」をクリックしてください。
17. ファースト・ステップが表示されます。この画面はこのまま終了してください。
ここまでの操作で、DB2 の導入は完了しました。引き続き WebSphere Portal が利用するための
Database 作成を行います。
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18. DB2 を導入したマシンでのコマンド・プロンプトで以下のコマンドを入力し、コマンド行プロセッサ
ーを別ウィンドウで起動します。
>db2cmd
19. 以下のコマンドを実行し、データベースを作成します。(注:データベース名についてはこの資料
での名称であり、環境に応じて変更してください)
<DB の初期設定の作成>
>db2set DB2COMM=TCPIP
>db2set DB2_EVALUNCOMMITTED=YES
>db2set DB2_INLIST_TO_NLJN=YES
>db2 "UPDATE DBM CFG USING query_heap_sz 32768"
>db2 "UPDATE DBM CFG USING sheapthres 0"
<RELEASE 用 DB の作成>
>db2 "CREATE DB reldb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING applheapsz 4096"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING app_ctl_heap_sz 1024"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING stmtheap 32768"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING dbheap 2400"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING locklist 1000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING logfilsiz 4000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING logprimary 12"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING logsecond 20"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING logbufsz 32"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING avg_appls 5"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb USING locktimeout 30"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR reldb using AUTO_MAINT off"
<COMMUNITY 用 DB の作成>
>db2 "CREATE DB comdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING applheapsz 4096"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING app_ctl_heap_sz 1024"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING stmtheap 32768"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING dbheap 2400"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING locklist 1000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING logfilsiz 4000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING logprimary 12"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING logsecond 20"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING logbufsz 32"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING avg_appls 5"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb USING locktimeout 30"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb using AUTO_MAINT off"
<CUSTOMIZATION 用 DB の作成>
>db2 "CREATE DB cusdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING applheapsz 4096"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING app_ctl_heap_sz 1024"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING stmtheap 32768"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING dbheap 2400"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING locklist 1000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logfilsiz 4000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logprimary 12"
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>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logsecond 20"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logbufsz 32"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING avg_appls 5"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb USING locktimeout 30"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR cusdb using AUTO_MAINT off"
<JCR 用 DB の作成>
>db2 "CREATE DB jcdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING applheapsz 4096"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING app_ctl_heap_sz 1024"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING stmtheap 32768"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING dbheap 2400"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING locklist 1000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING logfilsiz 4000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING logprimary 12"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING logsecond 20"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING logbufsz 32"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING avg_appls 5"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb USING locktimeout 30"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR jcdb using AUTO_MAINT off"
<FEEDBACK 用 DB の作成>
>db2 "CREATE DB fddb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING applheapsz 4096"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING app_ctl_heap_sz 1024"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING stmtheap 32768"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING dbheap 2400"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING locklist 1000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING logfilsiz 4000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING logprimary 12"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING logsecond 20"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING logbufsz 32"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING avg_appls 5"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb USING locktimeout 30"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR fddb using AUTO_MAINT off"
<LIKEMINDS 用 DB の作成>
>db2 "CREATE DB lmdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING applheapsz 4096"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING app_ctl_heap_sz 1024"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING stmtheap 32768"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING dbheap 2400"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING locklist 1000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logfilsiz 4000"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logprimary 12"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logsecond 20"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logbufsz 32"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING avg_appls 5"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING locktimeout 30"
>db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb using AUTO_MAINT off"
<JCR 用 DB の設定>
>db2 "CONNECT TO jcdb USER db2admin USING db2admin"
>db2 "CREATE BUFFERPOOL ICMLSFREQBP4 SIZE 1000 PAGESIZE 4 K"
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>db2 "CREATE BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4 SIZE 16000 PAGESIZE 4 K"
>db2 "CREATE BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32 SIZE 16000 PAGESIZE 32 K"
>db2 "CREATE BUFFERPOOL CMBMAIN4 SIZE 1000 PAGESIZE 4 K"
>db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMLFQ32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY
SYSTEM USING ('ICMLFQ32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32"
>db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMLNF32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY
SYSTEM USING ('ICMLNF32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32"
>db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMVFQ04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY
SYSTEM USING ('ICMVFQ04') BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4"
>db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMSFQ04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY
SYSTEM USING ('ICMSFQ04') BUFFERPOOL ICMLSFREQBP4"
>db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE CMBINV04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY
SYSTEM USING ('CMBINV04') BUFFERPOOL CMBMAIN4"
>db2 "CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE ICMLSSYSTSPACE32
PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('icmlssystspace32') BUFFERPOOL
ICMLSMAINBP32"
>db2 "CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE ICMLSSYSTSPACE4
PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING ('icmlssystspace4') BUFFERPOOL
ICMLSVOLATILEBP4"
>db2 "CREATE USER TEMPORARY TABLESPACE ICMLSUSRTSPACE4 PAGESIZE 4
K
MANAGED
BY SYSTEM
USING
('icmlsusrtspace4')
BUFFERPOOL
ICMLSVOLATILEBP4"
>db2 "DISCONNECT jcdb"
>db2 "TERMINATE"
20. 以下のコマンドを実行し、データベースがリストされることを確認します。
>db2 list database directory
----------------------------------------------システム・データベース・ディレクトリー
ディレクトリー中の項目数 = 6
データベース 1 項目:
データベース別名
= FDDB
データベース名
= FDDB
ローカル・データベース・ディレクトリー
= C:
データベース・リリース・レベル
= b.00
コメント
=
ディレクトリー項目タイプ
= 間接
カタログ・データベース・パーティション番号 = 0
代替サーバー・ホスト名
=
代替サーバーのポート番号
=
・・・中略・・・
データベース 6 項目:
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データベース別名
= RELDB
データベース名
= RELDB
ローカル・データベース・ディレクトリー
= C:
データベース・リリース・レベル
= b.00
コメント
=
ディレクトリー項目タイプ
= 間接
カタログ・データベース・パーティション番号
=0
代替サーバー・ホスト名
=
代替サーバーのポート番号
=
-----------------------------------------------
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3-3. WebSphere Portal データの転送[WP]
前節で、Database ソフトウェアを導入し必要な Database が完了した後、WebSphere Portal で利用す
るデータを導入した Database へと転送します。この転送には、「構成ウィザード」という GUI ベース
のツールを使用します。
1. 以下を実行して「構成ウィザード」を起動します。
<WP_PROFILE_ROOT>¥PortalServer¥wizard¥configwizard.bat
2. 以下のような画面が表示されます。「次へ」をクリックします。
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3. 実行するタスクの選択画面が表示されます。「ほかのデータベースにデータを転送する」を選択
して、「次へ」を押します。
4. WebSphere Application Server のアドミニストレーターID/パスワードを指定する画面が表示され
ます。この資料では前節までに管理者 ID として「wpsadmin」を設定していますので、以下のよう
な値を入力して「次へ」を押します。
ユーザー名:
uid=wpsadmin,ou=defaultWIMFileBasedRealm
パスワード:
passw0rd
(注:ユーザー名のサフィックス/プレフィックスは導入時にデフォルトで設定されています。)
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5. サーバー(WebSphere Portal/WebSphere Application Server)に、入力した管理者 ID/パスワード
が正しいか確認しに行きます。問題が無ければ次の画面へ自動的に進みます。
6. 引き続き、自動的に WebSphere Application Server の稼働状況を確認します。稼働していない
場合は自動的に起動します。
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7. さらに、自動的に WebSphere Portal の稼働状況を確認します。稼働していない場合、自動的に
起動します。
8. WebSphere Application Server/WebSphere Portal が稼働したら、以下のような画面が表示されま
す。ここでは、転送元となるデータベースを選択します。WebSphere Portal 導入直後は、デフォ
ルトで「Derby」データベースにデータが格納されていますので、「IBM Derby」を選択して「次
へ」をクリックします。
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9. 転送先となるデータベースを選択します。この資料では「DB2」へデータを転送しますので、
「IBM DB2 Universal Database」を選択して「次へ」をクリックします。
10. 転送および WebSphere Portal が利用するデータベース・ドライバーの設定画面が表示されます。
今回は以下の値を設定します。なお、JDBC ドライバーについては、予め DB2 導入マシンから
WP 導入マシンの適切なディレクトリーにコピーしておく必要があります。この資料では
<WP_PROFILE_ROOT>¥PortalServer¥dbdrivers
「db2jcc_license_cu.jar」をコピーしています。
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以 下 に 、 必 要 な 「 db2jcc4.jar 」
11. Release データベースの設定画面が表示されます。ここでは、DB2 導入後に作成したデータベ
ースの設定値を入力します。入力後「次へ」をクリックします。(注:Dburl:JDBC_URL について
は、自動的に設定値が変更されることがありますので、必ず正しい設定であるか確認してくださ
い)
12. データベース接続を検証する画面が表示されます。設定したパラメーターに問題が無ければそ
のまま次の画面が表示されます。エラーが表示された場合、前のパネルに戻って設定値を確
認しなおしてください。
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13. Release データベースと同様に、Customization データベースの設定画面が表示されます。設定
値を入力後、「次へ」をクリックします。(注:Dburl:JDBC_URL については、自動的に設定値が
変更されることがありますので、必ず正しい設定であるか確認してください)
14. community データベースの設定画面が表示されます。設定値を入力後、「次へ」をクリックしま
す。(注:Dburl:JDBC_URL については、自動的に設定値が変更されることがありますので、必
ず正しい設定であるか確認してください)
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15. Java Content Repository データベースの設定画面が表示されます。設定値を入力後、「次へ」を
クリックします。(注:Dburl:JDBC_URL については、自動的に設定値が変更されることがありま
すので、必ず正しい設定であるか確認してください)
16. Feedback データベースの設定画面が表示されます。設定値を入力後、「次へ」をクリックします。
(注:Dburl:JDBC_URL については、自動的に設定値が変更されることがありますので、必ず
正しい設定であるか確認してください)
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17. LikeMinds データベースの設定画面が表示されます。設定値を入力後、「次へ」をクリックしま
す。(注:Dburl:JDBC_URL については、自動的に設定値が変更されることがありますので、必
ず正しい設定であるか確認してください)
18. 最後にこれまで入力した値の確認画面が表示されます。まずはデータベース・ドライバーの画
面が表示されますので、内容に問題が無いことを確認後「次へ」をクリックしてください。
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19. 続いて、各データベース・ドメインの設定値が表示されます。内容に問題が無いことを確認後
「次へ」をクリックしてください。
20. 構成が開始されます。構成が開始すると以下のような画面が表示されます。
(環境にも依存しますが、この処理には1時間ほどかかります)
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21. 構成が完了すると、以下のような画面が表示されます。ここまでの作業で WebSphere Portal で
利用するデータをデフォルトのデータベースから DB2 へと転送する作業が完了しました。
WebSphere Portal にアクセスして正常に動作することを確認してください。
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3-4. WebSphere Portal セキュリティー構成前の準備[Domino]
引き続き、WebSphere Portal を利用するユーザーの情報を LDAP サーバーから取得し、認証を行う
ための設定を行います。この資料では LDAP サーバーとして Lotus Domino Server 8.5.1 を利用しま
す。
なお、この資料では Lotus Domino Server については既にインストール済みであることを想定して手
順を記述しています。Lotus Domino Server のインストール手順については別途 Lotus Domino の資
料を参照してください。
1. Lotus Domino Administrator Client を利用して Lotus Domino Server にアクセスします。ユーザ
ーの作成画面を開き、新規にユーザーを登録します。
2. まず WebSphere Portal を管理するユーザーとして「wpsadmin」というユーザーを登録します。登
録画面は以下のようになります。登録する内容としてはこの資料では名字に「wpsadmin」、ユー
ザー名に「wpsadmin/ibm」「wpsadmin」、短縮名に「wpsadmin」、インターネット・パスワードに
「wpsadmin」を設定します。
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3. 同様に WebSphere Application Server 管理ユーザーを登録します。登録する内容としてはこの
資料では名字に「wpsbind」、ユーザー名に「wpsbind/ibm」「wpsbind」、短縮名に「wpsbind」、イ
ンターネット・パスワードに「wpsbind」を設定します。
4. 続いて WebSphere Portal 管理用グループを登録します。この資料では「wpsadmins/ibm」という
グループ名で登録します。なお、グループ名については、最後「/ibm」のようにドメインを含める
ように登録してください。この WebSphere Portal 管理グループ(この資料では wpsadmins/ibm)
に、先ほど追加した「wpsadmin」「wpsbind」ユーザーを追加します。なお、Domino グループ名
に「/ibm」のようなドメイン名を含めない事も可能です(既存のグループを利用するなどの場合)
その場合、GUI での構成ウィザードが利用できずコマンドラインでの構成となります。手順につ
いては、次章を参照してください。
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5. Domino Directory(LDAP サーバー)へのアクセス権の設定をします。「ファイル」タブを選択し、
Domino ディレクトリー(names.nsf)を選択します。選択後、右クリックメニューを開き「アクセス制
御」−>「管理」を選択します。
6. アクセス制御リストダイアログにて「wpsadmins/ibm」をアクセス制御リストに追加します。引き続
きアクセス制御リストダイアログにて「wpsadmin/ibm」に対してロールを設定します。必要なロー
ルは「UserCreator」「UserModifier」となります。設定後のダイアログは以下のようになります。
7. ここまでの設定で Lotus Domino Server 上のユーザーを WebSphere Portal 用ユーザーとして利
用する設定は完了しました。引き続き WebSphere Portal が Lotus Domino Server を利用するよう
に構成します。
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補足)
・ ユーザー情報の保存先について
¾
この資料では Lotus Domino Server を WebSphere Portal のユーザー情報の保存先として
利用していますが、WebSphere Portal は Lotus Domino Server 以外にも IBM Tivoli
Directory Server などの LDAP サーバーを、ユーザー情報の保存先として利用できます。
¾
利用方法については、Information Center などの資料に記述がありますが、基本的にこの
章で作成した、「wpsbind」に相当する WebSphere Application Server 管理者、「wpsadmin」
に相当する WebSphere Portal 管理者、「wpsadmins」グループに相当する WebSphere
Portal 管理者グループを LDAP サーバー上のエントリとして作成することにより、次章で
利用する構成ウィザードによるセキュリティー構成が可能となります。
¾
これらの LDAP サーバーの導入方法、ユーザー/グループを設定する方法については
この資料では記述しませんが、設定すべきユーザー/グループのサンプルは、
WebSphere Portal のインスールメディア(W-Setup)に PortalUsers.ldif という名前で含まれて
います。
・ Domino 上のグループについて
¾
この資料では Domino 上のグループとして wpsadmins/ibm という値を利用しています。こ
れは、現在のところ構成ツール(ConfigWizard.bat)利用上の制限により、必ずベース(こ
の資料では「/ibm」)を指定する必要があるためです。
¾
また、今回は単体の LDAP サーバーを利用していますが、複数の LDAP サーバーを利用
する場合、このベース部分については、Domino を利用する場合でも設定することが推奨
されています。
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3-5. WebSphere Portal セキュリティー構成[WP]
前節で、Lotus Domino Server を WebSphere Portal のユーザー情報保管場所として使用する設定が
完了していますので、ここでは、WebSphere Portal の構成を変更し、設定した Lotus Domino Server
を利用する方法を記述します。ここでは、データベース転送と同様に「構成ウィザード」という GUI ベ
ースのツールを使用します。なお、コマンドラインでの構成を実行する場合(例:グループ名に
「/ibm」などのドメイン名を含めない場合)は、この章ではなく「3-5a. WebSphere Portal セキュリティ
ー構成(コマンドライン)[WP]」を参照してくだい。
1. 以下を実行して「構成ウィザード」を起動します。
<WP_PROFILE_ROOT>¥PortalServer¥wizard¥configwizard.bat
2. 以下のような画面が表示されます。「次へ」をクリックします。
3. 「セキュリティーを構成する」を選択して「次へ」をクリックします。
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4. WebSphere Application Server の管理者を入力する画面が表示されます。ここではユーザー名
に「uid=wpsadmin,o=defaultWIMFileBasedRealm」、パスワードに「passw0rd」を設定します。こ
こでのユーザーは前節で設定した Domino 上のユーザーではなく、導入時のデフォルトの File
ベースリポジトリ上のユーザーであることに注意してください。
5. 「スタンドアロン LDAP レジストリーを構成する」を選択して「次へ」をクリックします。
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6. 利用する LDAP サーバーの情報を入力します。ここでは前節に設定した Lotus Domino Server
の情報を入力します。バインド識別名に入力するのは、Domino 上のユーザーであることに注
意してください。このバインド識別名を利用して Domino 上のユーザー・データへアクセスします。
設定後「次へ」をクリックします。(注:バインド識別名はここでは wpsbind としています)
7. サーバーの LDAP タイプと基本 DN(BaseDN)の設定画面が表示されます。ここでは Lotus
Domino Enterprise Server を選択し、基本 DN として「O=ibm」を選択します。この基本 DN は環
境により異なりますので注意してください。設定後「次へ」をクリックします。
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8. LDAP フィルターの設定画面が表示されます。前頁のダイアログにて「Lotus Domino Enterprise
Server」を選択した場合、最適なフィルターがデフォルトで入力されています。Domino の設定を
カスタマイズした場合は適切なフィルター値を入力してください。そうでない場合はそのまま、
「次へ」をクリックします。
9. 管理ユーザー設定画面が表示されます。1次管理ユーザーとして Domino 上の「wpsbind」、
Portal1次管理ユーザーとして「wpsadmin」、グループとして「wpsadmins」を設定します。これら
のユーザー/グループは前節で Domino 上に設定したものとなります。
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10. 引き続き管理ユーザー設定画面が表示されます。ここでは前頁と違い、短縮名ではなく正式な
DN を設定します。ユーザー名/グループ名についてはこれまでの設定に矛盾が無い場合、予
め表示されていますのでその場合はパスワードのみ入力します。そうでない場合は正しい DN
を設定し、「次へ」をクリックします。
11. LDAP サーバーの情報を設定する画面が表示されます。この画面はデフォルトのまま次の画
面へ進みますが、ログインプロパティーを変更したい場合のみ該当部分を設定しなおします。
設定後「次へ」をクリックします。
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12. エンティティー・タイプ Person の LDAP 設定画面が表示されます。特に変更が必要ない場合は
デフォルトのまま「次へ」をクリックします。
13. エンティティー・タイプ Group の LDAP 設定画面が表示されます。特に変更が必要ない場合は
デフォルトのまま「次へ」をクリックします。
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14. グループ・メンバー属性の LDAP 設定画面が表示されます。特に変更が必要ない場合はデフ
ォルトのまま「次へ」をクリックします。
15. デフォルトの親および RDN の LDAP 設定画面が表示されます。特に変更が必要ない場合はデ
フォルトのまま「次へ」をクリックします。
(注:12∼15 にかけては、通常は変更せずデフォルトで設定可能です。)
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16. これまで設定した項目の確認画面が表示されます。
17. スクロールすると以下のようになります。問題が無いことを確認して「次へ」をクリックします。
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18. 設定値を検証する画面が表示されます。問題がなければそのまま構成が始まります。問題が
あった場合、エラーが表示されますので、該当する項目の設定画面まで戻って正しい値を設定
してください。
19. 構成中は以下のような画面が表示されます。
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20. 構成が正常に完了すると、一度 WebSphere Portal を再起動します。
21. 再起動が完了すると以下のようなダイアログが表示されます。「終了」をクリックしてウィザード
を終了してください。
設定完了後、WebSphere Portal にアクセスし、Domino 上のユーザーで正常にログインできることを
確認してください。
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3-5a. WebSphere Portal セキュリティー構成(コマンドライン)[WP]
この章では WebSphere Portal の構成を変更し、設定した Lotus Domino Server を利用する方法を記
述します。ここでは、「構成ウィザード」という GUI ベースのツールを使用せず、コマンドラインでの構
成を実行します。前章ですでに GUI ツールによりセキュリティー構成を実行している場合、この章の
内容は読み飛ばしてください。
1.
設定を確認します。以下のディレクトリーに存在する helper ファイルを開きます。
<WP_PROFILE_ROOT>\ConfigEngine\config\helper\wp_security_domino.properties
2.
ファイルの中身を確認し、プロパティー値を環境に合わせて変更します。この資料では以下の
値に設定します。
standalone.ldap.id=domino851
standalone.ldap.host=sea.makuhari.japan.ibm.com
(Domino LDAP サーバー名)
standalone.ldap.port=389
(Domino LDAP ポート番号)
standalone.ldap.bindDN=cn=wpsbind,o=ibm
(Domino LDAP 上のエントリ)
standalone.ldap.bindPassword=wpsbind
(Domino LDAP 上のエントリ)
standalone.ldap.ldapServerType=DOMINO
standalone.ldap.realm=realm_sea.makuhari.japan.ibm.com
standalone.ldap.primaryAdminId=cn=wpsadmin,o=ibm
(Domino LDAP 上のエントリ)
standalone.ldap.primaryAdminPassword=wpsadmin
(Domino LDAP 上のエントリ)
standalone.ldap.primaryPortalAdminId=cn=wpsadmin,o=ibm
(Domino LDAP 上のエントリ)
standalone.ldap.primaryPortalAdminPassword=wpsadmin
(Domino LDAP 上のエントリ)
standalone.ldap.primaryPortalAdminGroup=cn=wpsadmins
(Domino LDAP 上のエントリ)
standalone.ldap.baseDN=<ブランク>
standalone.ldap.personAccountParent=o=ibm
3.
(Domino LDAP 上のエントリ)
以下のコマンドにて、セキュリティー設定に問題が無いことを確認します。問題がある場合、2.
に戻り値が正しいことを確認してください。
<WP_PROFILE_ROOT>\ConfigEngine\ConfigEngine.bat
validate-standalone-ldap
-DparentProperties=./config/helpers/wp_security_domino.properties
-DsaveParentProperties=true -DWasPassword=passw0rd
(1行)
(注:WasPassword はセキュリティー構成前、すなわち Domino LDAP 上でない管理ユーザーのパスワー
ドです)
54/68
4.
問題がなければ、実際にセキュリティー構成を行います。以下のコマンドを実行してください。
<WP_PROFILE_ROOT>\ConfigEngine\ConfigEngine.bat
wp-modify-ldap-security
-DparentProperties=./config/helpers/wp_security_domino.properties
-DsaveParentProperties=true -DWasPassword=passw0rd
(1行)
(注:WasPassword はセキュリティ構成前、すなわち Domino LDAP 上でない管理ユーザーのパスワード
です)
5.
コマンドが問題なく完了したら(BUILD SUCCESSFUL と表示されます)、WebSphere Portal サ
ーバーを再起動します。再起動後 WebSphere Portal に、管理ユーザー(Domino LDAP 上のユ
ーザー)としてログインし、問題なく表示されることを確認してください。
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3-6. IBM HTTP Server 導入/構成[WP]
続いてクライアントから WebSphere Portal へとアクセスする際に、直接 WebSphere Application
Server(WebSphere Portal)へアクセスするのではなく、IBM HTTP Server を経由してアクセスするよう
設定する方法を記述します。
1. 以下を実行します。
c:¥temp¥IHS¥launchpad.exe
2. 以下のようなランチパッド画面が起動します。画面左側の「IBM HTTP Server のインストール」
リンクをクリックします。
3. IBM HTTP Server のインストール画面が表示されます。「IBM HTTP Server のインストール・ウ
ィザードを起動」というリンクをクリックします。
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4. インストール・ウィザードが起動して画面が表示されます。「次へ」をクリックします。
5. ソフトウェア・ライセンス情報画面が表示されます。内容を読み、同意する場合は、「IBM および
第三者が提示する条件に同意します。」を選択して「次へ」をクリックします。
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6. 場合によっては以下のような画面が表示されます。インストール自体は問題なく完了しますの
でここではそのまま「次へ」をクリックします。(必要に応じて Fixpack の適用を行ってください。)
7. インストール・ロケーション設定画面が表示されます。この資料では以下のような値を設定しま
す。設定後「次へ」をクリックします。
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8. IBM HTTP Server が利用するポート値の設定画面が表示されます。特に問題が無い場合はデ
フォルトのまま「次へ」をクリックします。
9. IBM HTTP Server を Windows サービスとして実行するか否かの設定画面が表示されます。こ
の資料ではサービスとして実行するため、以下のような選択を行い、「次へ」をクリックします。
注)アプリケーションとして実行する場合はこの設定は行いません。
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10. HTTP 管理サーバー認証の設定画面が表示されます。ここでは認証用の ID を作成します。値
を入力後「次へ」をクリックします。
11. IBM HTTP Server Plugin の導入選択画面が表示されます。この資料では後ほど別途導入する
ため、チェックをはずして「次へ」をクリックします。
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12. インストールの要約画面が表示されます。設定に問題が無いことを確認して「次へ」をクリックし
ます。インストールが開始します。
13. インストールが完了すると、次のような画面が表示されます。「終了」をクリックしてダイアログを
閉じます。続いて Plugin の導入を行います。
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14. ランチパッド画面左側で、「Web server plug-in のインストール」を選択し、次のような画面を表示
させます。画面中央にある「Web Server plug-in のインストール・ウィザードを起動」リンクをクリ
ックします。
15. インストール・ウィザード画面が表示されます。ここではチェックをはずして「次へ」をクリックしま
す。
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16. ソフトウェア・ライセンス情報画面が表示されます。内容を読み、同意する場合は、「IBM および
第三者が提示する条件に同意します。」を選択して「次へ」をクリックします。
17. Plug-in を構成する Web サーバーを選択する画面が表示されます。ここでは「IBM HTTP Server
V7」を選択して「次へ」をクリックします。
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18. インストール・シナリオを選択する画面が表示されます。ここでは「Web サーバー・マシン(リモ
ート)」を選択して「次へ」をクリックします。
19. Plug-in をインストールするディレクトリー選択画面が表示されます。導入するディレクトリーを設
定後「次へ」をクリックします。
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20. 使用する Web サーバーの httpd.conf を指定する画面が表示されます。ここでは、Plug-in 導入
前に導入した IBM HTTP Server が利用している httpd.conf を選択して「次へ」をクリックします。
21. WebSphere Application Server の管理画面に表示する Web サーバー名を定義する画面が表示
されます。この設定を行うことにより、Web サーバーの管理を WebSphere Application Server の
管理画面を通じて行うことが可能になります。ここではデフォルトの「webserver1」を設定して「次
へ」をクリックします。
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22. プラグイン構成ファイルの位置を設定する画面が表示されます。この資料では以下のような値
を設定します。設定後「次へ」をクリックします。
23. WebSphere Application Server(WebSphere Portal)のホスト名を設定する画面が表示されます。
ここでは同じマシン上に導入していますので、WebSphere Portal のホスト名を設定します。設定
後「次へ」をクリックします。
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24. 以下のような画面が表示されます。ここではそのまま「次へ」をクリックします。
25. インストールの要約画面が表示されます。問題が無いことを確認し「次へ」をクリックします。イ
ンストールが開始します。
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26. インストールが完了すると以下のような画面が表示されます。「終了」をクリックして画面を閉じ
ます。以上で HTTP Server Plugin の導入は完了しました。
27. 最 後 に plugin 用 の フ ァ イ ル を 生 成 し ま す 。 Plugin 導 入 デ ィ レ ク ト リ ー ( こ の 資 料 で は
c:¥IBM¥Plugins¥bin ) 以 下 に あ る 、 「 configurewebserver1.bat 」 フ ァ イ ル を 、
<WP_PROFILE_ROOT>¥bin 以下にコピーします。
28. コピー後、コマンドラインから「configurewebserver1.bat」を実行します。この際、WebSphere
Portal が稼動している必要があります。ユーザーID/パスワードを求められた場合、WAS 管理
ユーザーID/パスワードを入力します。(この資料では wpsbind/passw0rd)
29. 構成が完了したら IBM HTTP Server を再起動します。再起動後 WebSphere Portal に正常にア
クセスできることを確認してください。その際ポート番号が 10039 ではなく 80 でアクセスできるこ
とも同時に確認してください。
以上で、当資料の構成は完了です。
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