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Lotus Domino による モバイル環境構築ガイド 2011/09/30 ISE

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Lotus Domino による モバイル環境構築ガイド 2011/09/30 ISE
ISE Residency 2011
Lotus Domino による
モバイル環境構築ガイド
2011/09/30
ISE レジデンシー 成果物
© 2011 IBM Japan
Systems Engineering Co.Ltd.
Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
特記事項
本資料の記載内容は、正式な日本IBM のテストやレビューを受けておりませ
ん。内容について、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる
明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の
責任において使用されるべきものであることを、あらかじめご了承ください。ま
た、特定の状態における結果であり、他の状態では同様の結果が得られる保
証はありません。
本資料は、ワーキング・グループにより作成したものであるため、コンテンツの
中身に関する個別の問い合わせ等には対応できませんので、あらかじめご了
承ください。
掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転
載する事はご遠慮ください。
本資料の著作権は日本アイ・ビー・エム株式会社にあります。
IBM, Lotus, Lotus Notes, Lotus Domino、Lotus Notes Traveler は、
International Business Machines Corporationの米国およびその他の国に
おける商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
2
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
目次
1.
はじめに
1.
2.
2.
Lotus Notes Traveler によるメール/カレンダーのモバイル対応
によるメール カレンダーのモバイル対応
1.
2.
3.
4.
3.
Lotus Notes Traveler環境のサーバー構成
Lotus Notes Traveler環境の運用
Lotus Notes Traveler環境のセキュリティ
モバイル端末(クライアント)の展開
Lotus Domino アプリケーション のモバイル対応
1.
2.
3.
4.
5.
3
当ガイドの目的
前提とする環境
モバイルWebアプリケーション開発のための前提知識
モバイルWebアプリケーションの開発環境
モバイルWebアプリケーション開発の基礎
Lotus Domino アプリケーションのモバイル化~基礎編~
Lotus Domino アプリケーションのモバイル化~応用編~
4.
まとめ
5.
参考
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
1.はじめに
当ガイドは2011年8月~9月に実施されたISE Residencyプログラム「Lotus Dominoに
よるモバイル環境構築ガイド」の成果物です。資料に掲載されている製品は作成時点
のバージョンで検証した内容となっておりますので、あらかじめご了承ください。
ISE Residencyとは・・・
– お客様の成功のために IT技術で貢献するためには、常に新技術を吸収しながら、自らをスキ
ルアップし、お客様が IBMに期待する IT技術の変化に適応することがますます重要となってい
ます。
ISEでは IBMグループ社員が集中して体得することをご支援するために、一連のTOT
(Transfer of Technology) 活動を 、「ISE Residency プログラム」 として 2005年より推進して
おります。
ISE Residency は 研修とは違った Residencyスタイルによる演習で、参加者が ビジネスに活
用できる成果物を作成することが 大きな特長です。
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
当ガイドの目的
目的
– 当ガイドは、 Lotus Domino 環境におけるモバイル対応として、以下の2点を目的としています。
• Lotus Notes Travelerによるメール/カレンダー機能のモバイル対応
• Lotus Dominoでの既存アプリケーションのモバイル対応
前提スキル
– 当ガイドは、Lotus Notes/Domino の導入・設定、および、Webアプリケーション開発に関する
基本的なスキルを有していることを前提として記述されています。
内容
– 当ガイドは、以下のような内容を記述しています。
• 第1章では、当ガイドの前提する環境について説明します。
• 第2章では、Lotus Notes Travelerを活用した Lotus Domino メール/カレンダー機能のモ
バイル対応について、サーバー構成のベストプラクティス/運用・セキュリティに関するTips/
クライアント展開の方法の観点から説明します。
• 第3章では、Lotus Dominoにおいてモバイルアプリケーション開発を行う上で把握頂きたい
前提知識や、既存のLotus Domino アプリケーションをモバイルから利用するための検討
ポイントや実現方法について説明します。
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
前提とする環境
当ガイドの前提となる環境は以下の通りとなります。
– サーバー環境
• Lotus Notes/Domino 8.5.2 FP2
• Lotus Notes Traveler 8.5.2.3
– クライアント(モバイル端末)
• Lotus Notes Traveler(第2章)における対象デバイス
– Android ・・・主として対象とするデバイス
– iOS
• モバイルアプリケーション開発(第3章)における対象デバイス
– iOS ・・・主として対象とするデバイス
– Android
– なお、以下の内容については対象外と致します。
• xPagesを活用したモバイルアプリケーションの開発
• Android端末で利用できないタグの解説
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
2.Lotus Notes Traveler によるメール/カレンダーの
モバイル対応
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
2.Lotus Notes Traveler によるメール/カレンダーのモバイル対応
2.1.Lotus Notes Traveler環境の構築について
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerとは
Lotus Notes Travelerとは、Lotus Dominoサーバーの一部機能のモバ
イル化を簡単に実現する為のソフトウェア
– メール・カレンダー・連絡先等が対象
現時点で対応するデバイス・スマートフォンは以下
– iPhone, iPod touch, iPad, Android(8.5.2.1から
から),
から Windows
Mobile, Nokia S60
ネットワークに繋がっていない状態でも同期した情報を確認可能
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Traveler システム要件
項目
要件
備考
OS
Windows Server 2003 Standard/Enterprise/R2 (32 and 64 bit)
ユーザー数が多い場合は64ビット推奨
Windows Server 2008 Standard/Enterprise (32 and 64 bit)
Windows Server 2008 Standard/Enterprise R2 (64 bit)
Red Hat Enterprise Linux® (RHEL) 5 Server (32 and 64 bit)
DominoはLinuxでは32ビットにしか対応していない
ため、64ビットもサポートはするが、実際には32ビッ
トモードでしか動かない
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 10.2 (32 and 64 bit)
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 (32 and 64 bit)
Disk スペース
最低500MBのフリーディスクスペース
データベースおよびログファイル用
メモリ
最低512MBのフリーRAM
Domino サーバー自体に必要なメモリの他に512M
を確保する必要がある
Lotus Domino サーバー
Lotus Domino 8.5.2
メールサーバー
Lotus Domino 7.0.2以上
※Domino 7のサポートは2011年4月30日で終了
メールサーバーはLotus Dominoサーバーでサポー
トされるすべてのOS上にインストール可能
メールファイルテンプレート
6.5以上
デバイス
Apple
OSは下記
(iPod Touch, iPhone, iPhone 3G, iPhone 3GS,iPhone 4 ,
Apple iPhoneOS 3 (推奨3.1以上)
iPad)
iOS 4(推奨4.0.1以上)
Android
OSは下記
Android OS 2.0.1以上
Windows Mobile
(6.5 Personal , 6.5Standard , 6.1Professional , 6.1Standard)
Nokia Series 60
(第3エディション, 第3エディションフィーチャーパック1/2 ,
第5エディション)
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerのシステム構成
デバイスからHTTPでTravelerサーバーにアクセス、Travelerサーバー
上でDomino Web認証を行う
Travelerサーバー上でホームサーバー情報を取得し、メールデータ等に
アクセス
– メールの送信はホームサーバーを介して行われる
デバイスとのデータ同期機能
– Android, Windows Mobile, NokiaではSyncMLプロトコルを使用
– AppleはExchange ActiveSyncプロトコルを使用
NRPCでユーザーの
ホームサーバーの
メールデータ等へアク
セス
HTTPでアクセス
Travelerサーバー上
でDomino Web認証
を実施する。
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Lotus Domino
(8.5.1 +) with Lotus
Notes Traveler
service
(Traveler サーバー)
サーバー
他サーバへ
のメール送信
Lotus Domino
(7.0.2 +)
(メールサーバー
メールサーバー)
メールサーバー
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
実際の環境への適用を想定したサーバー構成例
1. Lotus Notes TravelerとLotus Dominoのサーバー構成パターン
1. Lotus DominoとLotus Notes Traveler同居構成
2. Lotus DominoとLotus Notes Traveler分離構成
1. 複数Lotus Domino構成
2. 複数Lotus Notes Traveler構成
2. セキュリティの観点からのサーバー配置・ネットワーク構成パターン
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1.
DMZにLotus Notes Travelerを配置するパターン
2.
DMZにリバースプロキシー・サーバーを配置するパターン
3.
VPNを使用するパターン
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus DominoとLotus Notes Traveler同居構成
Lotus DominoとLotus Notes Traveler同居構成
Secure Connections
Firewall
Firewall
Internet
Secure Connections
は後述
DMZ
Lotus Domino (8.5.1
+) with Lotus Notes
Traveler service
(Lotus Notes
Traveler およびMail
および
サーバー)
サーバー
Trusted
Domain
<特徴>
Lotus DominoとLotus Notes Travelerが同居しているシンプルな構成
主に検証目的の構成
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus DominoとLotus Notes Traveler分離構成
複数Lotus Domino構成
Secure Connections
Firewall
Firewall
Internet
Secure Connections
は後述
Lotus Domino (7.0.2 +)
Lotus Domino (8.5.1 +)
with Lotus Notes Traveler
service
(Mailサーバー
サーバー)
サーバー
(Lotus Notes Traveler およ
び Mailサーバー
サーバー)
サーバー
DMZ
Trusted
Domain
<特徴>
Lotus DominoとLotus Notes Travelerを分離する構成
複数のLotus Dominoに対して、Lotus Notes Travelerの機能を提供可能
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus DominoとLotus Notes Traveler分離構成
複数Lotus Notes Traveler構成
Secure Connections
Internet
DMZ
Firewall
Firewall
Secure Connections
は後述
Lotus Domino (8.5.1 +) with
Lotus Notes Traveler service
Lotus Domino (7.0.2 +)
(Mailサーバー
サーバー)
サーバー
(Lotus Notes Traveler および
Mailサーバー
サーバー)
サーバー
Trusted
Domain
<特徴>
複数Lotus Notes Travelerを持つ構成
Lotus Domino、Lotus Notes Travelerに障害があったとしても、サービスを引き続き提供可能
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerと
とLotus Dominoサーバー
サーバー構成
サーバー構成パターン
構成パターン
のメリット・デメリット
1.Lotus Dominoと
と
Lotus Notes Traveler
同居構成
メリット
デメリット
シンプルな構成
・Lotus Domino、Lotus Notes Traveler共に冗長性がな
い
・外部から直接アクセスされることから、メール・カレン
ダー等の業務データ漏洩のセキュリティリスクが高い
・Lotus DominoとLotus Notes Travelerが同居している
ため、大規模なユーザーへのサービスはパフォーマンス
上の観点から厳しく、主に検証目的の構成
2.Lotus Dominoと
と
Lotus Notes Traveler
分離構成
分離構成
1.複数
複数Lotus
Domino構成
構成
複数
2.Lotus Dominoと
と
Lotus Notes Traveler
分離構成
分離構成
2.複数
複数Lotus
Notes
複数
Traveler構成
構成
・複数のLotus Dominoに対して、Lotus Notes Travelerの機
能を提供できる
・Lotus Notes Travelerサーバーに冗長性がない為、障
害時はサービス提供不可となる
・メールサーバーをクラスタ化すれば、メールサーバー障害時
であってもサービスを提供できる
・Lotus DominoとLotus Travelerを分離することで、同居時に
比べてパフォーマンスは向上する
・最も耐障害性が高い構成
・サーバー台数が最も多く、保守工数が大きい
・複数Lotus Domino構成のメリットも享受
・Lotus Domino、Lotus Notes Travelerに障害があったとして
も、サービスを引き続き提供することが可能である
-注意1.Lotus Notes Travelerは、障害時のフェイルオーバー機能はない為、MSCS等
のOSクラスタ機能にて実現することが必要である。よって、一時的にサービス提供不可
時間帯が発生する。
-注意2.DominoについてはOSクラスタ機能を利用時にサポートされない可能性がある
為注意が必要。
-注意3.OSクラスタでディスク共有をしない場合は、スタンバイ機に切り替わった際に全
デバイスとの再同期が発生し、ユーザーからみてアクセスに時間がかかる。
※実環境では耐障害性、セキュリティを考慮し、2.の構成で非OSクラスタ構成が望ましい
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
セキュリティの観点からのサーバー配置・ネットワーク構成パターン
DMZにLotus Notes Travelerサーバーを配置するパターン
Autosync Request
認証時にユーザー情報を参照
SSL/443
names.nsf
DA.nsf
Sync Request
SSL/443
Internet
TCP Port 1352
Lotus Domino (8.5.1
+) with Lotus Notes
Traveler service
(Lotus Notes
Traveler)
DMZ
Firewall
SSL/443
Firewall
HTTPS protocol
NRPC
Lotus Domino (7.0.2
+)
(Mailサーバー
サーバー)
サーバー
Trusted Domain
<特徴>
DMZ上にLotus Notes Travelerを配置する為、MailサーバーはセキュアなTrusted Domainに配置
アドレス帳の漏洩を防ぐ為、ノーツドメインを分け、アドレス帳をディレクトリアシスタントでリモート参照
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
セキュリティの観点からのサーバー配置・ネットワーク構成
パターン
DMZにリバースプロキシー・サーバーを配置するパターン
Autosync Request
(PORT FORWARDING)
SSL/443
HTTPS protocol
TCP Port 443
Sync Request
SSL/443
HTTPS protocol
Lotus Domino (8.5.1
+) with Lotus Notes
Traveler service
リバースプロキシー
SSL/443
DMZ
Firewall
Firewall
Internet
Lotus Domino (7.0.2 +)
(Mailサーバー
サーバー)
サーバー
(Lotus Notes
Traveler およびMail
および
サーバー)
サーバー
Trusted
Domain
<特徴>
DMZにリバースプロキシーを配置し、Lotus Notes Travelerサーバーもセキュアなゾーンに隠蔽
クライアントからアクセスするURLは、リバースプロキシーのアドレスとなる為、Lotus Notes Travelerの実アドレ
スが隠蔽され、よりセキュアとなる
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
セキュリティの観点からのサーバー配置・ネットワーク構成
パターン
VPNを使用するパターン
Autosync Request
SSL/443
IPSEC
HTTPS protocol
TCP Port 443
HTTPS protocol
IPSEC
IPSEC VPN
TCP Port 443
(Cisco等)
等)
Lotus Domino (8.5.1
+) with Lotus Notes
Traveler service
Lotus Domino (7.0.2 +)
(Mailサーバー
サーバー)
サーバー
(Lotus Notes
Traveler および Mail
サーバー)
サーバー
DMZ
Firewall
Firewall
Internet
Trusted
Domain
<特徴>
DMZにVPNサーバーを配置し、Lotus Notes Travelerサーバーもセキュアなゾーンに隠蔽
VPNを使用するためにクライアントの構成が必要
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
セキュリティの観点からのサーバー配置・ネットワーク構成パターン
のメリット・デメリット
DMZに
DMZにLotus Notes Traveler
を配置するパターン
メリット
デメリット
・Lotus Notes Traveler のみで容易な構築可能
・デバイスからの接続を処理するLotus Notes Traveler
が外部からの脅威に直接さらされるため、他配置パター
ンに比べ、セキュリティ的に弱い
・デバイスとLotus Notes Traveler間のセキュリティを保
護するためには、httpsでの通信が望ましいが、パフォー
マンスに対する考慮が必要
DMZにリバースプロキシー・
DMZにリバースプロキシー・
サーバーを配置するパターン
・リバースプロキシーを前段に配置することでDMZに
Lotus Notes Travelerを配置するパターンよりセキュリ
ティを高くできる
・デバイスとリバースプロキシー間のセキュリティを保護
するためには、httpsでの通信が望ましいが、パフォーマ
ンスに対する考慮が必要
(リバースプロキシーでは、振り分ける為の公開パスに加
えて、/travelerについても考慮が必要)
※注意:Androidにおいて、https通信を利用する場合は、Lotus
Mobile Installerのダウンロードとインストールができない不具合
がある。詳細は、「Lotus Notes Traveler:SSL 使用時に
Android デバイスで Lotus Installer をダウンロードできない」を
参照
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21506948
VPNを使用するパターン
VPNを使用するパターン
・デバイスとLotus Notes Traveler間の通信がVPNでセ
キュアに保たれるため、他パターンに比べセキュリティを
高くできる
・VPNを使用するためにクライアントの配布と構成が必
要
※セキュリティポリシーや既存の構成に合わせて考慮することが望ましい
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
2.Lotus Notes Traveler によるメール/カレンダーのモバイル対応
2.2.Lotus Notes Traveler環境の運用
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Traveler環境の運用
Lotus Dominoでの運用が基本となる
での運用が基本となる
– Lotus Notes TravelerはLotus Dominoの1サーバータスク
として起動する為
Lotus Dominoの運用に加え、
の運用に加え、Lotus
Notes Traveler
の運用に加え、
の運用を考えればよい
– 以降は、Lotus Notes Travelerの運用に絞って記載すること
とする
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Traveler環境の運用
Lotus Notes Travelerデフォルトポリシーによるデバイス管
デフォルトポリシーによるデバイス管
理
暗号化メール利用時の容易な
の運用
暗号化メール利用時の容易なNotesIDの運用
メール利用時の容易な
日本語環境での運用
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerデフォルトポリシーによるデバイス管理
Lotus Notes Travelerでは、
では、2ヵ所でポリシー設定ができる
では、 ヵ所でポリシー設定ができる
– LotusTraveler.nsf上のデフォルト設定文書
– names.nsf上のDominoポリシー文書
Traveler用ポリシー文書でできること
用ポリシー文書でできること
– デバイスに対するセキュリティ制約
– 同期するアプリケーションの制限
– 同期する添付ファイルサイズの上限
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerデフォルトポリシーによるデバイス管理
それぞれのポリシー設定の違い
– デフォルト設定文書
• デバイスが最初にTravelerサーバーと同期するときのみ設定が反映
• Android用のセキュリティ設定が可能
• iOSデバイスに対して[プリファレンス] - [同期]タブの設定、および[プリファ
レンス] - [フィルタ]の設定が不可
– Dominoポリシー文書
• ポリシー文書を更新するごとに設定が反映
• Android用のセキュリティ設定が不可
• iOSデバイスに対して[プリファレンス] - [同期]タブの設定、および[プリファ
レンス] - [フィルタ]の設定が可能
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerデフォルトポリシーによるデバイス管理
ポリシー設定時の注意点
– 企業内に iOSとAndroidのデバイスが混在する場合
• 現在のリリース(8.5.2.3 以前)ではDominoポリシー文書のAppleタブの
設定がAndroidデバイスに適用されてしまう現象が発生する場合がある
• 管理上の容易さからも、Dominoポリシーは利用せず、デフォルト設定文
書を利用した運用を推奨
• ポリシーを利用する計画がある場合は導入時に綿密な計画を行うこと
– デフォルト設定文書の反映はデバイスが初めてLotus Notes Travelerにアク
セスした際に適用される
– ただし、一度セットアップした後は、ポリシーの項目を変更してもその更新内
容をユーザーに反映させることができないため、設計の段階で考慮が必要
• 詳細は「IBM Lotus Notes Traveler 8.5.2.2 導入構成ガイド」を参照
– http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/2011_traveler_inst
.html
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
暗号化メール利用時の容易なNotesIDの運用
暗号化メールがサポートされるバージョン
– iOSは8.5.1.1から (Companionアプリを利用)
– Androidは8.5.2.2から
Lotus Notes Travelerで暗号化
で暗号化メール
で暗号化メールを利用する
メールを利用するための
を利用するための
Notes IDファイルの単純な取り込み方法
ファイルの単純な取り込み方法
– 各ユーザーがiNotesのプリファレンスからIDファイルをメールファイル
に取り込む
– 各ユーザーがservlet/travelerページにアクセスし、IDファイルをアップ
ロード
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© 2011 IBM Japan
Systems Engineering Co.Ltd.
Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
暗号化メール利用時の容易なNotesIDの運用
Lotus Notes Traveler 8.5.1以降で
以降でID
以降で ボールトと
の連携をサポート
– IDボールトと連携することで容易なNotesIDの運用が可能
• IDボールトは、Notes IDファイルをサーバーで管理し、IDファイル
の紛失や破損、パスワード忘れなどのケースで復旧可能
• IDボールトを設定すると、Lotus Dominoにボールト用データベース
が作成され、各ユーザーのIDファイルが保存
– IDボールト を利用するには
• セキュリティポリシー文書を作成
• [IDボールト]タブの「Lotus NotesベースのプログラムにLotus
Notes IDボールトの使用を許可」を「はい」に設定
• ユーザーにセキュリティポリシーを適用
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© 2011 IBM Japan
Systems Engineering Co.Ltd.
Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
日本語環境での運用 日本語宛先利用方法
デフォルトではユーザー文書に登録されている日本語別名を
利用した表示は不可
Lotus Notes Travelerアプリ
アプリは、フレーズパートが指定され
アプリは、フレーズパートが指定され
ている場合、そのフレーズパートを優先的に表示する
29
© 2011 IBM Japan
Systems Engineering Co.Ltd.
Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
日本語環境での運用 日本語宛先利用方法
連絡先アプリとの連携 (iOSのみ
のみ)
のみ
– 連絡先アプリに合致するアドレスが存在する場合は、その
情報を優先して表示
30
© 2011 IBM Japan
Systems Engineering Co.Ltd.
Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
日本語環境での運用 日本語宛先利用方法
Dominoサーバーから配送される
サーバーから配送されるインターネット
サーバーから配送されるインターネットメールに対し
インターネットメールに対し
て、フレーズパートを設定可能
– Notes Travelerが扱うのはインターネットメール
– サーバー設定文書 「アウトバウンド詳細オプション」タブの
「RFC 822フレーズパートの扱い」
• 識別名をフレーズパートとして使用
• 使用できる場合は別名を使用し、使用できない場合は識別名を使用
• フレーズとしてCNを使用
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
日本語環境での運用 宛先検索方法
Lotus Notes Travelerアプリからのアドレス検索方法
アプリからのアドレス検索方法
– Android:Lookupアプリ (Lotus Notes Traveler独自アプリで検索)
– iOS:法人検索 (iOSメールアプリ内のメニューから検索)
• ユーザー文書に登録されている日本語別名でも検索が可能
検索時の最小入力文字数
検索時の最小入力文字数
– Android Lookupアプリは1文字でも検索可能
– iOSの法人検索のデフォルト設定では、最小入力文字が4文字
• 漢字名で検索する場合でも、漢字を4文字以上入力
• フルネームで検索する場合、通常は姓と名の間にスペースが存在するた
め「山田 太郎」のようにスペースを含んだ文字列で検索
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
日本語環境での運用 宛先検索方法
iOSの法人検索で姓
の法人検索で姓の
文字(山田や
の法人検索で姓の2文字
文字 山田や鈴木
山田や鈴木)で
鈴木 で検索する
– traveler¥cfgフォルダに存在するNTSConfig.xmlを以下のように編集する
– <PROPERTY NAME="NAME_LOOKUP_MIN_LENGTH" VALUE="2"/>
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
日本語環境での運用 宛先検索方法
検索結果画面で日本語別名を
のみ)
検索結果画面で日本語別名を表示する
結果画面で日本語別名を表示する (iOSのみ
のみ
– 2つのファイルで設定を行うことで日本語別名を検索結果画面で表示
可能
• traveler¥cfgフォルダに存在する NTSConfig.xml
– 126行目 PROPERTY NAME=“nameLookupEmailAddressItems”にAltFullNameを追加
• traveler¥cfg¥namelookupTemplateフォルダに存在するnameLookup-AS.xslt
– 32行目 (<!-- First name -->の項目)
> 変更前→<xsl:value-of select=“FirstName”/>
> 変更後→<xsl:value-of select=“’’”/> (※シングルコーテーションが必要)
– 40行目 (<!-- Last name -->の項目)
> 変更前→<xsl:value-of select=“LastName”/>
> 変更後→<xsl:value-of select="substring-before(substringafter(AltFullName,'CN='),'/O=')"/>
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
2.Lotus Notes Traveler によるメール/カレンダーのモバイル対応
2.3.Lotus Notes Traveler環境のセキュリティ
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Traveler環境のセキュリティ
デバイスとLotus
Notes Travelerのセキュリティ設定
のセキュリティ設定
デバイスと
Lotus Notes Travelerでできるデバイス毎のセキュリティ
でできるデバイス毎のセキュリティ
設定
リモートワイプによるセキュリティ確保
36
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
デバイスとLotus Notes Travelerのセキュリティ設定
Lotus Notes Traveler のセキュリティ設定
– デバイスのセキュリティは2つの観点で検討が必要
•デバイスとしてのセキュリティ設定
•Lotus Notes Travelerで設定可能なセキュリティ設定
– わかりやすい例として、iOSでは提供されているツールを用いてセキュリティ設定(含むデバイス設定)をプロ
ファイル化し、管理者がユーザーに配布可能
•iPhone 構成ユーティリティー
•http://support.apple.com/kb/DL926?viewlocale=ja_JP
– iPhone構成ユーティリティーとLotus Notes Travelerのセキュリティ設定と比較した場合、共通の設定項目
/Lotus Notes Traveler独自の設定項目/設定項目は同じだが、設定できる値に差異があるものが存在
iOSのセキュリティ設定
iOSのセキュリティ設定
共通のセキュリティ設定 Lotus Notes Travelerのセキュリティ設定
Travelerのセキュリティ設定
□アプリケーションのインストール
□パスワード
□YouTubeの使用
□カメラの使用
□iTune Music Storeの使用
など・・・
□画面の取り込み
※共通の設定項目
でも設定できる値に
差異がある。
□音声ダイアル
□昇順、降順、および繰り返
し順の禁止
□デバイスのワイプ前の不正
解パスワード
□リモートワイプ
など・・・
など・・・
37
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerでできるデバイス毎のセキュリティ設定
Lotus Notes Traveler で実現できるデバイス毎のセキュリティ設定
– Lotus Notes Travelerでのセキュリティ設定は、iOSとAndroidで設定項目に差異がある
– デバイス毎に利用できるセキュリティ設定項目を確認する必要がある
38
設定項目
iOS
Androi
Android
デバイスパスワードが必須
○
○
昇順、降順、および繰り返し順の禁止
○
×
英数字の値が必須
○
○
最短パスワード長
○
○
複合文字の最小文字数
○
×
自動ロック期間 (最大)
○
○
パスワード有効期間
○
×
パスワードの履歴
○
×
デバイスのワイプ前の不正解パスワード数
○
○
暗号化されないデバイスを禁止する
○
×
カメラを禁止する
○
×
セキュリティを有効にできないデバイスを禁止する
○
○
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerで設定可能なセキュリティ項目(iOS)(1/2)
Lotus Notes Traveler 8.5.2 デバイスセキュリティ設定(iOS
デバイスセキュリティ設定(iOS)
iOS)
– http://infolib.lotus.com/resources/domino/traveler/8.5.2/doc/tr852abd001/ja_jp/NotesTravel
er.html#Creating_a_new__Lotus_Notes_Traveler_policy_settings_document よりの抜粋
– Lotus Notes Travelerの管理 「Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書の作成」より
39
設定
説明
デフォルト値
デバイスパスワードが必須
有効
デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要
件を有効にします。このオプションは、サブ設定 ([昇順、降順、
および繰り返し順の禁止]、[英数字の値が必須]、[最短パス
ワード長]、 [複合文字の最小文字数]、[自動ロック期間 (最
大)]、[パスワード有効期間]、[パスワードの履歴]、 [デバイス
のワイプ前の不正解パスワード数]、[暗号化されないデバイ
スを禁止する]) のいずれかを使用する場合に選択する必要
があります。
昇順、降順、および繰り返し順の禁止
昇順、降順、および繰り返し順の使用を禁止します。
無効
英数字の値が必須
有効にすると、パスワードに英字と数字の両方が必要になり
ます。
無効
最短パスワード長
許可されるパスワードの最小文字数。範囲は 4 から 16 です。 4
複合文字の最小文字数
必要となる英数字以外の最小文字数。範囲は 0 から 4 文字
です。
0
自動ロック期間 (最大)
デバイスが使用されていないときに自動的にロックされるま
での時間 (分)。範囲は 1 から 60 分です。
30 分
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerで設定可能なセキュリティ項目(iOS)(2/2)
Lotus Notes Traveler 8.5.2 デバイスセキュリティ設定(iOS
デバイスセキュリティ設定(iOS)続き
iOS)続き
設定
説明
デフォルト値
パスワード有効期間
デバイスパスワードの変更が必要になるまでの日数。範囲は
0 から 730 日です。
90 日
パスワードの履歴
パスワードの再使用が許可されるまでに必要な固有パス
ワードの数。範囲は 0 から 50 です。
3
デバイスのワイプ前の不正解パスワー
ド数
デバイスパスワードのログインの連続失敗回数が指定値に
無効
達すると、デバイスが自身をハードリセットできるようにします。
暗号化されないデバイスを禁止する
有効にすると、オンボードデータ暗号化をサポートするデバイ
スのみが Lotus Notes Traveler サーバーと同期できるように
なります。
無効
カメラを禁止する
デバイスのカメラを無効にします。
無効
セキュリティを有効にできないデバイス
を禁止する
リモートワイプまたはセキュリティプロファイルをサポートでき
ないデバイスが Lotus Notes Traveler サーバーと同期する
のを防ぎます。無効のままにすると、セキュリティをサポート
しないすべてのデバイスがデータを同期できます。
無効
(※)Apple デバイスが保護されているかどうかは、使用して
いる ActiveSync プロトコルのレベルと、有効なセキュリティ
設定のいずれかでもそのプロトコルレベルでサポートされて
いないものがあるかどうかによって判断されます。
40
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerで設定可能なセキュリティ項目(Android)(1/2)
Lotus Notes Traveler 8.5.2 デバイスセキュリティ設定(Android
デバイスセキュリティ設定(Android)
Android)
– http://infolib.lotus.com/resources/domino/traveler/8.5.2/doc/tr852abd001/ja_jp/NotesTravel
er.html#Creating_a_new__Lotus_Notes_Traveler_policy_settings_documentよりの抜粋
– Lotus Notes Travelerの管理 「Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書の作成」より
41
設定
説明
デバイスパスワードが必須
デバイスに画面ロックパスワードを備わっていることという要
有効
件を有効にします。このオプションは、サブ設定 ([昇順、降順、
および繰り返し順の禁止]、[英数字の値が必須]、[最短パス
ワード長]、 [複合文字の最小文字数]、[自動ロック期間 (最
大)]、[パスワード有効期間]、[パスワードの履歴]、 [デバイス
のワイプ前の不正解パスワード数]、[暗号化されないデバイ
スを禁止する]) のいずれかを使用する場合に選択する必要
があります。
英数字の値が必須
有効にすると、パスワードに英字と数字の両方が必要になり
ます。
最短パスワード長
許可されるパスワードの最小文字数。範囲は 4 から 16 です。 4
自動ロック期間 (最大)
デバイスが使用されていないときに自動的にロックされるま
での時間 (分)。範囲は 1 から 60 分です。
デバイスのワイプ前の不正解パスワー
ド数
デバイスパスワードのログインの連続失敗回数が指定値に
無効
達すると、デバイスが自身をハードリセットできるようにします。
デフォルト値
無効
30 分
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerで設定可能なセキュリティ項目(Android)(2/2)
Lotus Notes Traveler 8.5.2 デバイスセキュリティ設定(Android
デバイスセキュリティ設定(Android)
Android)(続き)
続き)
42
設定
説明
デフォルト値
セキュリティを有効にできないデバイス
を禁止する
リモートワイプまたはセキュリティプロファイルをサポートでき
ないデバイスが Lotus Notes Traveler サーバーと同期する
のを防ぎます。無効のままにすると、セキュリティをサポート
しないすべてのデバイスがデータを同期できます。
無効
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
リモートワイプによるセキュリティ確保(1/3)
Lotus Notes Traveler のリモートワイプ機能
– リモートワイプには3種類の機能がある
•Lotus Notes Travelerのアプリケーションおよびデータの削除
–Lotus Notes Traveler アプリケーションおよび Lotus Notes Traveler と同期されたすべての PIM
およびメールデータを削除する。
•デバイスのハードリセット
–デバイスを出荷時のデフォルト設定に戻し、Lotus Notes Traveler アプリケーション、ならびに
Lotus Notes Traveler と同期されたすべての PIM およびメールデータを削除する。
•ストレージカード(Androidのみ)
–デバイスに搭載されているストレージカードのすべての保存データを削除する。
– リモートワイプを実行する際には、管理クライアントから実行
•「メッセージング」タブ-「デバイスセキュリティ」ビュー-「デバイスのワ
イプ」アクション
43
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
リモートワイプによるセキュリティ確保(2/3)
Lotus Notes Traveler のリモートワイプ機能(
のリモートワイプ機能(続き)
続き)
– 「アプリケーションおよびデータ」のリモートワイプ手順
①リモートワイプの種類選択
④ステータスが「処理待ち」となり、ユーザーが次回アクセスし
ユーザーが次回アクセスし
たタイミングでリモート
たタイミングでリモートワイプが実行
リモートワイプが実行
②実行確認
⑤リモートワイプ実行後に
送付されるメール
⑥管理者によってリモートワイプがキャ
ンセルされた後に送付されるメール
③実行後メッセージ
44
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
リモートワイプによるセキュリティ確保(3/3)
Lotus Notes Traveler のリモートワイプ機能(
のリモートワイプ機能(続き)
続き)
– 「デバイスのハードリセット」のリモートワイプ手順
①リモートワイプの種類選択
④ステータスが「確認」となり、即時にリモートワイプが実行
②実行確認
即時にデバイス再起動がかかり、
⑤ハードリセットの場合は、即時にデバイス再起動がかかり、
デバイスが初期化(
デバイスが初期化(工場出荷状態)
工場出荷状態)される
③実行後メッセージ
45
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
2.Lotus Notes Traveler によるメール/カレンダーのモバイル対応
2.4.クライアント展開
46
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Lotus Notes Travelerクライアント展開
Lotus Notes Travelerのインストール
のインストール
– iPhone編
– Android編
Lotus Notes Traveler機能の利用イメージ
機能の利用イメージ
– メール
– カレンダー
Lotus Notes Travelerアプリ
アプリ導入・利用時の注意点
アプリ導入・利用時の注意点
47
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Lotus Notes Travelerのインストール(iPhone編)
①Lotus Notes
Traveler設定用画
面にWebブラウザで
アクセスし、「ご使用
のApple
iPhone/iPod Touch
の設定」をクリック
48
②Dominoのイン
ターネットユーザー
名とインターネット
メールアドレスを入
力し、「生成」をク
リック
③プロファイルが表
示されているので、
内容を確認して「イ
ンストール」をクリッ
ク、画面例では、ク
ライアント用パス
ワードポリシーと機
能制限も同時に設
定される
④Dominoのイン
ターネットパスワード
を入力
⑤設定完了
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Lotus Notes Travelerのインストール(Android編)
①Lotus Notes
Travelerユーザー
ホームページに
Webブラウザーでア
クセスし、ダウン
ロード用リンクをク
リック
49
②Lotus Mobile
Installerのダウン
ロードが行われる。
ファイルを実行して
インストール開始
③端末のシステム
設定>アプリケー
ションで「提供元不
明のアプリ」にチェッ
クが入っていないと
インストールがブ
ロックされる(公式
マーケット外からの
インストールになる
ため)
④システム設定で「提供元不明のアプリ」にチェ
ックを入れ、インストールを許可する
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Lotus Notes Travelerのインストール(Android編)
⑤インストールを実
行
50
⑥インストール完了
後Installerを起動。
使用条件に同意
⑦Lotus Notes
Travelerのインスト
ールウィザード開始
⑧Travelerサーバーのホスト名またはIPアドレス
と同期対象のメールファイルのユーザーID、イン
ターネットパスワードを入力する
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerのインストール(Android編)
⑨Lotus Notes
Travelerがダウンロ
ードされた後、イン
ストールの実行画面
が表示される
51
⑩インストール完了
後「開く」で実行
⑪セキュリティ関係
の確認画面「有効に
する」を選択する
⑫同期対象、データ
保存先を選択
⑬構成完了
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Lotus Notes Travelerの利用(メール編)
①Lotus Notes
Travelerのメールアイ
コンをタップ
52
②受信ボックスや
送信ボックスの
ビュー表示が出
現
③MENUボタンを
押すと、メニュー
が出現。
作成をタップ
④メールに必要
項目を入力し、メ
ニューからメール
を送信
⑤添付ファイルは、
メールから添付を
タップ
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerの利用(メール編)
⑥新規メールを受
信。受信すると、上
部のバーに新規
メッセージの通知
が表示される
53
⑦上部バーを指で下
になぞると、通知から
Lotus Notes Traveler
の新規メールを参照
可能
⑧受信メールに対して
返信メニューより返信
を実施
⑨返信のメールを
作成し、送信。
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Lotus Notes Travelerの利用(フォルダ作成編)
①フォルダ画面で
MENUボタンを押す
と、メニューが出現。
フォルダ作成ボタ
ンをタップ
54
②フォルダ名を入力
③個人用フォルダに
フォルダが作成される
④フォルダをタップ&
ホールドするとNotes
のメールを参照するか
否か(サブスクライブ)
を設定可能
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerの利用(カレンダー編)
①Lotus Notes
Travelerのカレンダー
アイコンをタップ
②イベント一覧が表
示。MENUボタンを押
すと、メニューが出現。
③必要事項を入力しイ
ベントの保存をタップ。
④開始時間、終了時間
は、③の開始・終了の
日時をタップし、変更。
新しいイベントの作成
をタップ
55
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerの利用(カレンダー編)
⑤イベント一覧の表
示
56
⑥MENUボタンで日を
選んだ場合には、一
日の予定が表示
⑦MENUボタンで週
を選んだ場合には、
一週間の予定が表
示
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerの利用
(Lotus Notes Travelerクライアント導入・利用時の注意点)
Androidを利用する場合には
を利用する場合には画面上部の
を利用する場合には画面上部の通知
画面上部の通知バー
通知バーを下にスワ
バーを下にスワ
イプしインストールを行う
イプしインストールを行う
57
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Notes Travelerアプリ導入・利用時の注意点
現時点で、
とAndroidでは
では、使用できる機能に一部違いが
現時点で、iOSと
では、使用できる機能に一部違いが
ある
– iOSでできてAndroidでできないこと
• カレンダーの「月」ビュー表示
• 招集メールの作成・編集
– AndroidでできてiOSでできないこと
• Lotus Notes Travelerアプリで提供されている設定
– 例:ピーク/オフピークの曜日・時間設定とそれぞれの同期間隔設定
• 自動同期のSMSモード利用
58
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
3.Lotus Domino アプリケーション のモバイル対応
59
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3.Lotus Domino アプリケーション のモバイル対応
1.モバイルWebアプリケーション開発のための前提知識
60
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WebプラットフォームとしてのiPhone/Androidの特徴 -ハードウェア
Webアプリケーションプラットフォームとしての特徴
Webアプリケーションプラットフォームとしての特徴
iPhone
画面サイズ
解像度
ナビゲーション
用ボタン
Androidスマートフォン
3.5インチ
3.5~4.0インチ
320x480ピクセル(3G/3Gs)
320x480~640x960ピクセル
640x960ピクセル(4G)
※ブラウザー表示時は320x480
※メーカー/デバイスにより異なる
ホームボタンのみ
その他のナビゲーションはソフト
キーボードで実装
ホームキー, メニューキー, 戻るキー,
サーチキーなど
※メーカー/デバイスにより異なる
– iPhone/Android共通の特徴
• タッチパネルによる操作
– ピンチイン/ピンチアウト、フリック
• 縦横表示の切り替え
– デバイスの向きに応じて、縦横比が切り替わる
61
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WebプラットフォームとしてのiPhoneの特徴 -ブラウザー
ソフトウェア(ブラウザー)の特徴
–
62
Mobile Safari (iPhone)
•
特徴
– Web Kitベース
– JavaScript, Cookieが使用可能
– HTML5, CSS3に対応
•
制約事項
– 文字コードの変更が不可(Shift JISのみ)
– 日本語フォントが一種類のみ
– Flashなどのプラグインは使えない
– ファイルのアップロード/ダウンロードが出来ない
– コンテンツサイズ制限がある
> Safari Web Content Guide (http://developer.apple.com/library/safari)
– 常に全画面表示 (ウィンドウサイズコントロール不可)
– ポップアップウィンドウは使えない(デフォルトでブロックされている)
– 指によるタッチ操作のため、マウスカーソルに関連するイベント(マウスオーバー等)はない
•
注意事項
– Appleからモバイルアプリケーションの実装に関するガイドラインが提供されている。
> iOSヒューマンインターフェイスガイドライン
> http://developer.apple.com/jp/devcenter/ios/library/documentation/MobileHIG.pdf
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WebプラットフォームとしてのAndroidの特徴 -ブラウザー
63
ソフトウェア(ブラウザー)の特徴
– Chrome Lite
• WebKitベース
– 基本的な機能はMobile Safariと同等
•
Mobile Safariと異なる点
– フラッシュ対応
> Android2.2以降では標準搭載
– 文字コード変更可能
– ファイルダウンロードが可能
– コンテンツサイズの制約
> 明確な規定はない
•
Chrome Liteならではの考慮事項
– デバイス毎のバリエーションが多い
> Android OSのバージョン
– 日本語フォントが異なる
> 標準はCJKフォント(Chinese/Japanese/Koreanの混在)
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モバイルWebアプリケーションのポイント
•
•
狭い画面への対応
–
情報量
–
文字サイズ
–
コンテンツサイズ
モバイル特有の操作への対応
–
–
•
タッチパネルとジェスチャーによる操作
• タップ, ダブルタップ, フリック
• ピンチイン/ピンチアウト(画面の縮小/拡大)
• マウスのような精密な選択は不可能
• 指で画面が隠れる
回転
• 縦横比の変化を意識した画面デザイン
ヒューマンインターフェースガイドラインへの準拠
– 操作性の統一
– 直感的な操作を可能に
64
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
3.Lotus Domino アプリケーション のモバイル対応
2.モバイルWebアプリケーションの開発環境
65
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
モバイルWebアプリケーション開発環境 –Domino Designer
Domino Designer
– Webアプリケーション開発で利用する代表的な設計要素
•
•
•
•
•
•
•
パススルーHTML
$$ViewTemplateフォーム
<head>要素内
HTML属性
Webのみでしか動作しない@関数
Webのみでしか動作しないLotusScript
埋め込みビュー
– モバイルアプリケーションでも基本的には
上記設計要素を利用して開発を実施
66
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
モバイルWebアプリケーション開発環境 –PC シミュレーター
デスクトップ用モバイルシミュレーター
–
–
iOS用
•
iOSシミュレーター(Macのみ)
– iPhone/iPadのシミュレートができる
– 画面の回転/書き出し、ジェスチャー、デバイス/バージョン変更、デバッグなど豊富な機能
•
iBBDemo2 (Adobe AIR用プラグイン)
– iPhone/iPadシミュレーター
– 画面の回転が可能
– http://www.puresimstudios.com/ibbdemo/
Android/iPhone汎用
•
67
Mobilizer (Adobe AIR用プラグイン)
– マルチデバイス対応
> iPhone4(iOS)/HTC EVO(Android)
> BlackBerry Storm/Palm Pre
– 画面イメージの書き出しが可能
– http://www.springbox.com/mobilizer/
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
モバイルWebアプリケーション開発環境 –実機
実機
–
iPhone
–
•
解像度の異なる3G/3GS と4を用意
Android
•
画面サイズ, 解像度の異なるデバイスを用意
実機でなければ確認できないポイント
•
•
•
•
•
•
•
68
タッチパネルによる操作性
ハードウェア機能の確認
– GPS, ジャイロ/加速度センサー, サウンドなど
他のアプリケーションとの連携
– マップ, SMS, 電話など
デバイスの処理速度
通信速度
一部のタグ(キーボードの自動切換えなど)
一部の機能(SQLiteなど)
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
モバイルWebアプリケーション開発環境 –PCでのデバッグ方法
69
PCでのデバッグ
PCでのデバッグ
–
実機のブラウザーやiPhone/Androidエミュレーターではデバッグ機能が貧弱
–
開発初期のデバッグはPC用ブラウザーを使うことを推奨
–
PC用ブラウザーによるデバッグ
•
PC用Safari
– デバッグ機能が標準搭載されている
> [設定]→[詳細]→[”メニューバーに開発メニューを表示] で表示される
> UserAgent切り替え機能があり、iOSのエミュレーションも可能
– 画面切り替え等のアニメーションが動作する
– SQLiteが動作する
– Google Mapとの連携が動作しない
•
FireFox/Chrome
– Firebugなどのデバッグ用プラグインを追加
– UserAgent Switcherなどのユーザーエージェント切り替え用プラグインを追加
– 画面切り替え等のアニメーションは動作しない
– SQLiteが動作しない
– Google Mapとの連携が可能
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モバイルWebアプリケーション開発環境 –実機でのデバッグ方法
実機でのデバッグ
–
iPhone
•
–
Mobile Safari デバッグコンソール
– [設定]→[Safari]→[詳細]→[デバッグコンソール]で有効化
– エラーが発生した場合、該当のソースが表示される
– エラーの確認には有効
– 正常に動作している画面のソースコードを確認することはできない
Android
•
•
•
Chrome Liteデバッグ機能
URL入力欄に”about:debug”を入力
– 設定メニューにデバッグオプションが表示される(ex. JavaScript Console)
Android SDKのデバッグ機能(Android Debug Bridge)
–
–
実機のデバッグ機能はきわめて弱い
•
70
USB経由でPCにログを吐き出し
アプリ内にデバッグコードを仕込むなど、工夫が必要
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
3.Lotus Domino アプリケーション のモバイル対応
3.モバイルWebアプリケーション開発の基礎
71
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
モバイル特有のタグ
モバイルWebアプリケーション特有の設計要素
アプリケーション特有の設計要素
モバイル
–
iPhone/Androidは共にWebKitベースのブラウザー
•
モバイルならではの画面サイズ,
でも使用する
モバイルならではの画面サイズ 操作性に対応させるため、モバイル特有のタグをDominoでも使用する
操作性に対応させるため、モバイル特有のタグを
–
仮想ウィンドウサイズの設定
•
–
–
Tel:
mailto:
SMS:
モバイルならではの入力補助属性
•
•
–
UserAgent
モバイルならではのアンカーリンク機能
•
•
•
–
viewport
アクセスに使用しているデバイスの判別
•
72
基本的に共通のタグが使用可能
Input type
Input placeholder
ホーム画面用アイコンの指定
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
仮想ウィンドウサイズの設定 viewport
最重要!
仮想ウィンドウサイズの設定
–
viewport
•
•
•
デバイスの物理的な画面解像度とは別に、仮想的な解像度の画面サイズを設定
仮想ウィンドウサイズに応じて、コンテンツの自動縮小/拡大表示が行われる
<head>要素内に下記のタグを設定する
•
設定のポイント
– [横幅]
> 横幅は機種や縦向き/横向きによって異なる
> デバイスの幅に合わせるため、通常は”device-width”を指定
> device-widthを指定すると実機の画面サイズの最大値が自動的に設定される
【ViewPort構文】
<meta name=“viewport” content=“width= [横幅(ピクセル)], hight=[縦幅(ピクセル)],
initial-scale= [初期倍率], maximun-scale=[最大倍率], minimum-scale=[最小倍率],
user-scalable=“Yes/No” “>
73
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
アクセスしているデバイスの判別 UserAgent(1/2)
一般的なDomino
一般的なDomino Webアプリケーションからデバイスの判別
Webアプリケーションからデバイスの判別
– CGI変数 UserAgentを介してアクセス
•
フォームの場合
– “HTTP_User_Agent”フィールド(CGI 変数名のフィールド)
– @GetHTTPHeader("User-Agent")
– @BrowserInfoでは正しい値が得られないので注意
> InternetExplorer以外のブラウザについ正しく認識されない(netscapeと表示される)
•
モバイルデバイスからのアクセスの検知
– UserAgentによる判別
•
UserAgent
– WebブラウザーがHTTP通信時にサーバーに送信するブラウザー固有の文字情報
– デバイスの種類, OSの種類, バージョンなどの情報が含まれる
•
74
エージェントの場合
– NotesSession.DocumentContextで得られる文書内のアイテム
UserAgentによるモバイルアクセスの検知
– iPhoneの場合
> 必ず“iPhone”という文字列が含まれる(iPadの場合は”iPad”)
– Androidの場合
> 必ず“Android”という文字列が含まれる
> タブレットを考慮する場合は、”Android”に加えて“Mobile”でも判定するのが適切
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
アクセスしているデバイスの判別 UserAgent(2/2)
モバイルデバイスからのアクセスの検知(続き)
モバイルデバイスからのアクセスの検知(続き)
–
UserAgentによりモバイルアクセスを検知
【UserAgent取得例】
iPhone4
Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU like Mac OS X; en) AppleWebKit/420+ (KHTML, like
Gecko) Version/3.0 Mobile/1C28 Safari/419.3
Android (Galaxy S)
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.2; ja-jp; SC-02B Build/FROYO)
AppleWebKit/533.1(KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
–
User Agentに応じて画面の切り替え制御を行う
【UserAgentによる画面切り替え JavaScriptサンプル】
if (navigator.userAgent.indexOf('iPhone') > 0 ||
navigator.userAgent.indexOf('Android') > 0 ) {
location.href="../sample2.nsf/main_mob?OpenPage"}
75
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
モバイルならではのアンカーリンク機能(1/2)
モバイルデバイス特有の機能を呼び出すためのタグ
–
電話にリンクを設定し、電話をかける
•
tel:リンク
– iPhoneは電話番号を認識し、自動的にtel:リンクを追加する
> 数字が並んでいるだけで、自動的にtel:リンクと判定されることもある
> 自動リンク機能を無効にしたい場合はmetaタグで自動認識を停止させる
【tel:タグ HTMLサンプル】
tel:タグサンプル
080-1234-5678 </a>
<a href=“tel:
tel:08012345678”>
tel:
自動tel:リンク機能を停止
<meta name=“format-detection” content=“telephone=no”>
76
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モバイルならではのアンカーリンク機能(2/2)
モバイルデバイス特有の機能を呼び出すためのタグ
–
デバイスのメーラーを呼び出す
•
–
mailto:リンク
– デフォルト設定したメールアカウントの新規メール作成画面が開く
– 宛先の他、SubjectやBodyの内容も指定可能
– 内容にダブルバイト文字が含まれる場合、URLエンコードが必要
SMS(ショートメッセージサービス)を呼び出す
•
sms:リンク
– SMSを開く
– SubjectやBodyは指定できない
【mail:タグ/sms:タグ HTMLサンプル】
mail:タグ
?subject=[サブジェクト]&amp;body=[内容]”>
<a href=“mailto:
mailto:[メールアドレス]
mailto:
mailで問い合わせ </a>
sms:タグ
<a href=“sms
sms:
sms:[電話番号]”> SMSで問い合わせ </a>
77
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モバイルならではの入力補助属性(1/2)
iPhoneのキーボードを自動的に切り替える
iPhoneのキーボードを自動的に切り替える -type
–
input要素に type=属性を追加すると、入力種別に応じたキーボードに自動的に切り替わる
•
•
•
78
type=“number”
type=“mailaddress”
type=“date”
数字キーボード
アドレス入力用キーボード
日付選択
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モバイルならではの入力補助属性(2/2)
簡易ヘルプの表示 –placeholder属性
placeholder属性
–
input要素に placeholder属性を追加すると、薄い文字でデフォルト値が表示される
–
フィールドにカーソルが移動すると文字は自動的に消える
–
placeholder=“件名を入力してください”
–
画面が狭いモバイル環境では
簡易フィールドヘルプとして有効活用する
【type属性/placeholder属性 HTMLサンプル】
<input type=“number” name=“NumberField” size=“12” placeholder=“番号を入力し
てください” />
<input type=“email” name=“emailField” size=“12” placeholder=“e-mailアドレスを入
力してください” />
<input type=“date” name=“DateField” size=“12” placeholder=“日付を入力してくださ
い” />
79
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ホーム画面用アイコンの指定
Webページをホーム画面に登録する際に表示するアイコン画像を指定する
Webページをホーム画面に登録する際に表示するアイコン画像を指定する
–
何も指定しない場合、Web画面を縮小したイメージがアイコンとして登録される
–
任意のアイコン画像を指定する場合
•
•
57×57ピクセルのPNGファイルを用意
metaタグにホーム画面用アイコンのreferenceを追加
– iPhoneの場合、自動的に光沢処理, 角丸処理が行われる
– Androidの場合、指定したアイコンイメージがそのまま表示される
【ホーム画面用アイコン指定 HTMLサンプル】
<link rel=“apple-touch-icon” href=“icon.png”>
80
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
3.Lotus Domino アプリケーション のモバイル対応
4.Lotus Dominoアプリケーションのモバイル化~基礎編~
81
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Domino Webアプリケーション モバイル対応の必要性
Lotus Domino Webアプリケーションをモバイル環境で利用するには?
Webアプリケーションをモバイル環境で利用するには?
–
一般的なDomino Webアプリケーションは、ほぼそのままでモバイルWebブラウザー上で動作する
•
手早く、工数を掛けずにモバイル対応したい場合、標準のHTML変換機能を利用することもひとつの選
択肢
•
–
82
ただし標準のままでは使い勝手はきわめて悪い
– 画面が小さすぎる
– 情報量が多すぎる
– 指での操作がしづらい
Lotus Domino標準の画面構成/遷移を見直し、使いやすいユーザーインターフェースを用意することが望
ましい
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Dominoの設計要素ごとの制約 -ワークスペース
ワークスペース
–
複数のアプリケーションを切り替えるために欠かせない機能
–
モバイルではワークスペースに相当するメニュー画面がない
•
•
•
83
モバイルブラウザーのブックマークで代替
– 直感的とはいいがたい
– 大量のアプリケーションを登録できる
ホーム画面で代替
– ワークスペースによく似た操作感
– 登録できるアイコン数は限られる
モバイル用メニュー画面を用意
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Dominoの設計要素ごとの制約 –画面構成
2ペイン 3ペイン ユーザーインターフェース
–
ナビゲーターペインとビューペイン、プリビューペインの3つのフレームに分かれた画面構成
•
–
操作性を考慮すると一度に表示できるのはひとつのペインだけ
•
84
モバイル用ブラウザーでもフレームセットの表示は可能
– ただし画面が狭いため、フレームセットを採用したページの操作性はきわめて悪い
画面遷移の見直しが必須
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Lotus Dominoの設計要素ごとの制約 -ビュー
ビューの制約
–
画面サイズが小さいことにより、操作性の問題が数多く発生する
•
•
•
•
•
•
–
85
ポイント!
ビューの列幅が広すぎて、画面に収まらない
画面に合わせて縮小すると、文字が小さすぎて読めない
ビューの行数が多すぎるため大量のスクロールが必要になる
カテゴリーを開く/閉じる操作がしづらい(クリッカブルエリアが小さすぎる)
アクションボタンを表示するスペースがない
ビューのデータ量が多いため、低速回線では表示に時間がかかる
ビューの設計の見直しがLotus Dominoモバイル対応の中で最大のポイント
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Dominoの設計要素との制約 -フォーム/ページ
フォーム/
フォーム/ページの制約
–
文書を「表示」するだけであれば、モバイル環境でもある程度は参照可能
–
•
コンテンツの表示サイズはモバイルWebブラウザーの機能により最適化が可能
•
コンテンツのデータサイズに注意
文書を「編集」する場合の制約
•
タッチパネルによる入力インターフェース
– 大量の文字を入力することは向かない
> 入力文字数を減らす
> 可能な限り選択肢から選ばせるユーザーインターフェースに変更
リッチテキストは基本的に入力できない
86
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モバイルに最適化したDomino Webアプリケーションデザイン例(1/2)
既存のDomino
既存のDominoアプリケーションの画面遷移
Dominoアプリケーションの画面遷移/
アプリケーションの画面遷移/画面構成から、モバイル”
画面構成から、モバイル”らしい”
らしい”アプリケーションに再構成
ナビゲーターペインの見直し
– ビュー選択用ページの作成
ビューの見直し
– カテゴリー1階層を1画面遷移に
•
最初に最上位カテゴリーのみを表示
•
カテゴリーを選択すると順次下位のカテゴリーに遷移
87
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モバイルに最適化したDomino Webアプリケーションデザイン例(2/2)
ヒューマンインターフェースガイドラインを意識した画面遷移
–
タイトルバーの作成
–
タイトルバーのラベルの設定
–
•
前の画面で選択した文字をタイトルバーのセンターに表示
[戻る]ボタンの表示
•
•
88
タイトルバー左側に常に[戻る]機能を持ったボタンを配置
前の画面のタイトルを戻るボタン上にセット
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画面遷移の再構成
モバイルデバイスでの使い勝手を重視した画面フローデザイン
– 表示は大きく、機能は最小限に
•
モバイルデバイスの画面サイズに合わせ、1画面1機能に
•
Notesクライアントで複数ペインで実現している操作を1画面ごとに分解
– ヒューマンインターフェースガイドラインを意識した画面構成
•
ヘッダーによるナビゲーション
–
89
画面遷移 デザイン例
1. Webブラウザーでデータベースを参照する
2. モバイル用メニュー画面にリダイレクト (P90 初期画面の設定参照)
3. ビューの選択メニューが表示される (P91 画面サイズの最適化参照)
4. カテゴリー別ビューを開く (P92 ビューの最適化参照)
5. カテゴリー一覧が表示される
6. カテゴリーを選択する
7. そのカテゴリー下の文書一覧が表示される (P100 サーバー設定の最適化)
8. 文書を選択する
9. 文書が表示される (P96 フォームの最適化参照)
10. データを入力する際には、データ形式(日付等)に応じてキーボードが自動的に切り替わる (P99 入力
フィールドの最適化参照)
11. 左上の[戻る]ボタンを押すと、常にひとつ前の画面に戻る
(基本的に直前の画面にしか戻れないため、階層は深くなり過ぎないことが望ましい)
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初期画面の設定
モバイル用初期画面へリダイレクト
– ディスカッションDBのURLにアクセスすると自動的にモバイル用初期画面にリダイレクト
•
UserAgentを利用してモバイルデバイスからのアクセスを検知
モバイル用初期画面の作成
– ナビゲーションペインに相当するビュー選択画面を作成
– ビュー名の一覧を表示
– ビュー名をクリックすると該当のビューを全画面表示する
90
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画面サイズの最適化
モバイルデバイスの画面サイズに合わせてコンテンツサイズを自動調整
–
viewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
iewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
•
91
効果絶大!
基本はwidth = ”device-width” による自動調整
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ビューの最適化(1/2)
モバイルデバイスの画面サイズに合わせてビューの表示を調整
–
既存のビューと共用することは難しい
•
•
–
ビューの設計変更
•
92
モバイル専用ビューを作成
エージェントでビューの要素を取得し、HTMLファイルを生成する
– DominoのHTML生成処理をスキップし、任意のコードを生成できる。柔軟性が高い
– 処理が複雑でサーバー負荷が大きい
ビューAppletの使用は停止
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ビューの最適化(2/2)
Viewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
Viewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
–
ビューをViewportを指定しないで表示すると縮小されて表示されて使いづらい
–
ビューのプロパティには<head>要素を追加する箇所がないためViewportが指定できない
–
仮想ウィンドウサイズの設定方法として、2つの方法がある
•
•
93
埋め込みビュー
$$ViewTemplateフォーム
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ビューの最適化 –埋め込みビュー
viewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
iewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
–
埋め込みビューを利用
•
•
•
•
•
94
ページまたはフォームに対してビューを埋め込む
親設計要素のページまたはフォームのHTML Head Content要素にviewportを指定
埋め込み用ページ, フォームはビューの数だけ作成する必要がある
ページの方がサーバーに与える負荷は軽い
フォームの方が、任意のアクションやフィールドを追加できるなど、画面設計の柔軟性が高い
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ビューの最適化 -$$ViewTemplateフォーム
viewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
iewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
–
$$ViewTemplateフォームを利用
•
•
•
95
$$ViewTemplateフォームを作成し、同フォーム上にビューを表示
$$ViewTemplateフォームのHTML Head Content要素にviewportを指定
$$ViewTemplateDefaultフォームを用意すれば全てのビューに同じ設計を適用可能
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フォームの最適化(1/3)
モバイルデバイスの画面サイズに合わせてフォームの表示を調整
–
PC用Webブラウザーと同じ制約がある
–
モバイルではリッチテキスト編集やファイル添付ができない
–
既存フォームと共用することは困難
•
–
96
モバイル専用フォームを作ることを推奨
モバイル専用フォーム実装方法
•
モバイル専用フォームを作成
– 文字やボタンのサイズを大きく、表示する情報を絞ったモバイル専用フォーム
•
エージェントで文書の要素を取得し、HTMLファイルを生成する
– DominoのHTML生成処理をスキップし、任意のコードを生成できる。柔軟性が高い
– 処理が複雑でサーバー負荷が大きい
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フォームの最適化(2/3)
モバイルデバイスの画面サイズに合わせてフォームの表示を調整
–
–
フォームの設計変更
•
•
必要最小限のフィールドのみ表示
リッチテキストエディターは使用しない
•
viewportによる仮想ウィンドウサイズの設定
– HTML Head Content要素にviewportを指定
ビューの設計変更
•
97
モバイル用ビューの「フォーム式」にモバイル用フォーム名を指定
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フォームの最適化(3/3)
98
ビューへの対応と違い、文書への対応は比較的容易
ビューへの対応と違い、文書への対応は比較的容易
–
シンプルなフォームの場合、そのまま表示することも可能
–
ただし、見た目がよくないためモバイル対応を推奨
見易さと通信速度への配慮
–
基本は画面サイズに見合った情報量に絞る
–
• リッチテキストは特に注意
通信速度が問題になるケースでは、一度に多くの情報を読み込み、再度通信する機会を減らすことも選択
肢のひとつ
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
入力フィールドの最適化
入力フィールドを作成する際は、以下の属性が有効
各フィールドの[HTML属性
属性]に指定
各フィールドの
属性 に指定
–
iPhoneのキーボードを自動的に切り替える -type
•
–
99
input要素に type=属性を追加すると入力種別に応じたキーボードに自動的に切り替わる
– type=“number”
数字キーボード
– type=“mailaddress”
アドレス入力用キーボード
– type=“date”
日付選択
日付フィールドはtype=“date”を指定することを強く推奨
簡易ヘルプの表示 -placeholder
•
•
•
input要素に placeholder属性を追加すると、薄い文字でデフォルト値が表示される
フィールドにカーソルが移動すると文字は自動的に消える
簡易フィールドヘルプとして使用可能
•
placeholder=“件名を入力してください”
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
サーバー設定の最適化
モバイル用のLotus
モバイル用のLotus Domino サーバー設定とは
–
基本的な考慮事項は通常のDomino Webアプリケーションサーバーと同じ
•
•
–
100
Lotus Domino Webサーバー構築ベストプラクティス
– http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/2011jun_domino_web.html
Lotus Domino Webサーバーのパフォーマンス・チューニングと問題判別
– http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/2010apr23_domino.html
サーバー文書 [Domino Web Engine]タブの設定
•
ビューの最大表示行数
– デフォルト:30行/ページ
– 最大表示行数:1000行/ページ
> 一般的には少なく設定した方が操作性が良い場合が多い
> 列の情報を絞った上で、多く設定した方が良い場合もある
•
Webエージェント実行設定
– Webエージェントを使用する場合、並行実行を有効にする
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
3.Lotus Domino アプリケーション のモバイル対応
5.Lotus Dominoアプリケーションのモバイル化~応用編~
101
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
モバイル用ライブラリの利用
モバイルらしい画面を作成するためにライブラリを利用する
–
iPhone/Androidらしい画面デザインを実現
–
ヒューマンインターフェースガイドラインに準拠した画面レイアウトを生成
代表的なモバイル用ライブラリ
–
iUI
•
•
–
jQuery
•
•
–
http://jquerymobile.com/
http://jquerymobile.com/demos/1.0b2/
Dojo.mobile
•
•
102
http://www.iui-js.org/
http://code.google.com/p/iui/
http://dojotoolkit.org/features/mobile
http://chrism.dojotoolkit.org/mobile-0.2/make_samples/dojo-samples/demos/mobilegallery/demo.html
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
iUIライブラリを用いたモバイル対応(1/2)
iUIライブラリの概要
iUIライブラリの概要
– iPhone出荷当初から提供されているiPhone向けライブラリ
http://code.google.com/p/iui/
http://en.wikipedia.org/wiki/IUI_%28software%29
– JavaScriptライブラリ, CSS, イメージファイルで構成される
– iUIの特徴と機能
•
•
•
•
103
通常のHTMLを用いて、iPhone的なスタイルのインターフェース作成
Androidでも使用可能
JavaScriptの知識は不要
モバイルデバイスの回転に応じた最適化
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
iUIライブラリを用いたモバイル対応(2/2)
iUIライブラリの仕様
iUIライブラリの仕様
–
iUIライブラリの主要なタグ
•
•
class: toolbar, group, panel, dialog, row, button etc…
タグの詳細は下記リンク先を参照
–
–
http://www.k10design.com/articles/iui/
【ライブラリのロード HTMLサンプル】
<link rel="stylesheet" href="iui/iui.css" type="text/css" />
<script type="application/x-javascript" src="iui/iui.js"></script>
104
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
iUIライブラリの基礎
ヘッダーとリスト画面の作成
–
<div class=”toolbar”>で、ヘッダー(ツールバー)を自動構成
–
<ul>タグや<div>タグで指定されたブロックを1画面と認識(title属性がツールバーに表示するタイトルに)
•
id属性により別のブロックへのページ遷移を提供
•
<a href=”#about”>を指定すると<ul id=”about”>へ遷移する
<div class="toolbar">
<h1 id="pageTitle"></h1>
<a id="backButton" class="button" href="#"></a>
</div>
<ul id="home" title="iUI
iUI Demos"
Demos selected="true">
<li><a href="#about">About
About</a></li>
About
<li><a href="#samples">Samples
Samples</a></li>
Samples
<li><a href="#3rd-party">3rd
3rd Party Samples</a></li>
Samples
<li><a href="#tests">Tests
Tests</a></li>
Tests
<li><a href=”#sandbox”>Sandbox
Sandbox</a></li>
Sandbox
</ul>
105
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
iUIViewを用いたDomino Webアプリケーションのモバイル対応(1/2)
iUIViewとは
iUIViewとは
–
iUIライブラリを使用したDomino向けサンプルアプリケーション
•
OpenNTFからダウンロード可能
– http://www.jeffgilfelt.com/iUIView/
•
ダウンロードしたNSFから必要な設計をコピー
•
エージェントを用いてiUIタグを埋め込んだページを生成
– 構文
> http://server/path/database.nsf/iUIView?OpenAgent&src=ViewName&cat=CategoryName&start=1
引数
106
入力必須
説明
src
Yes
表示するビューの名前または別名
cat
No
表示するカテゴリーの名前
サブカテゴリーを続けて指定する場合、~~を使って接続する
start
No
表示するビューエントリーの開始位置
デフォルトは1行目から
count
No
表示するビューエントリーの数
デフォルトは25行。最大値は50行
ajaxlinks
No
0を指定すると文書リンクを新しいページで開く
デフォルトは1(=同じページ内で開く)
searchable
No
1を指定するとビューの全文検索を有効にする
デフォルトは0(=全文検索は無効)
async
No
1を指定するとiUIのパネルから非同期でビューをロードする
デフォルトは0(=同期でロードする)
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
iUIViewを用いたDomino Webアプリケーションのモバイル対応(2/2)
表示するビューの制約
–
カテゴライズに使用できるのはテキスト値の列のみ
–
カテゴリー列の左側にソート用の隠し列を配置することはできない
–
もっとも右側の列は常に最下層の文書を開くリンクになっていなければならない
–
返答文書を階層表示するビューはうまく表示されない場合があるため使用しない
–
ビューのカテゴリ階層が統一されていない場合、うまく表示されない
ページ生成処理
–
107
ページに表示するデータ量が多い場合には、生成処理に時間がかかる
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
4.まとめ
まとめ
108
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
Lotus Domino によるモバイル環境構築 まとめ
Lotus Notes Travelerの構築で
の構築でLotus
Notesのメール、カレンダー等の各種
のメール、カレンダー等の各種
の構築で
データをデバイス上で容易に参照可能
– 様々なLotus Notes Travelerサーバー構成を把握することで規模や用途に応じた構成を実現
– Lotus Notes Travelerでもメールの宛先を部分的ではあるが日本語化可能
– Lotus Notes Travelerのセキュリティ項目を理解し、よりセキュアな環境でのデバイスアクセスを実
現
– デバイスの利用イメージを視覚的にわかりやすく表現
Lotus Dominoアプリケーションのモバイル対応
アプリケーションのモバイル対応
– Lotus Domino Webアプリケーションのモバイル対応で、主なポイントは2つ
• モバイル特有のタグを上手に活用する
• Lotus Dominoの設計要素の制約を把握し、最適化したアプリケーションを実装する
– metaタグにviewportを指定し、表示領域に対する適切な処置をすればモバイルアプリケーションら
しく見せることが可能。
• 何はともあれviewport!
Lotus Dominoのモバイル化の基礎は万全!
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5.参考
参考
110
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
参考情報
「IBM Lotus Notes Traveler 8.5.2.2 導入構成ガイド」を参照
導入構成ガイド」を参照
– http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/2011_traveler_inst.html
iPhone 構成ユーティリティー
– http://support.apple.com/kb/DL926?viewlocale=ja_JP
Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書の作成
– http://infolib.lotus.com/resources/domino/traveler/8.5.2/doc/tr852abd001/ja_jp/NotesTraveler.html#Creating_a_new__
Lotus_Notes_Traveler_policy_settings_document
Safari Web Content Guide
– http://developer.apple.com/library/safari
iBBDemo2
– http://www.puresimstudios.com/ibbdemo
Mobilizer
– http://www.springbox.com/mobilizer/
iOSヒューマンインターフェイスガイドライン(
iOSヒューマンインターフェイスガイドライン(PDF
ヒューマンインターフェイスガイドライン(PDF)
PDF)
– http://developer.apple.com/jp/devcenter/ios/library/documentation/MobileHIG.pdf
Lotus Domino Webサーバー構築ベストプラクティス
Webサーバー構築ベストプラクティス
– http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/2011jun_domino_web.html
Lotus Domino Webサーバーのパフォーマンス・チューニングと問題判別
Webサーバーのパフォーマンス・チューニングと問題判別
– http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/2010apr23_domino.html
Lotus Notes Traveler:
:SSL 使用時に Android デバイスで Lotus Installer をダウンロードできない
– http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21506948
111
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
参考情報
iUI
–
http://www.iui-js.org/
–
http://code.google.com/p/iui/
–
http://en.wikipedia.org/wiki/IUI_%28software%29
–
http://www.k10design.com/articles/iui/
jQuery
–
http://jquerymobile.com/
–
http://jquerymobile.com/demos/1.0b2/
Dojo.mobile
–
http://dojotoolkit.org/features/mobile
–
http://chrism.dojotoolkit.org/mobile-0.2/make_samples/dojo-samples/demos/mobile-gallery/demo.html
iUIView
–
112
http://www.jeffgilfelt.com/iUIView/
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
(参考)Lotus Notes Travelerの利用(iPhone編)
iPhoneの設定画面
から、メール・連絡
先・カレンダーのど
のデータを同期する
か設定可能
113
過去何日分のメー
ルを同期するか設
定可能
受信ボックス以外に
同期するメールフォ
ルダを設定可能
過去何ヶ月分のカレ
ンダーデータを同期
するか設定可能。将
来のイベントは常に
同期される
データ取得間隔を設
定可能※Lotus
Notes Traveler以外
のメール設定
(Gmailなど)と共有
される
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(参考) iBBDemo2 ショートカット
114
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(参考) iOSヒューマンインターフェースガイドライン
115
iOSアプリケーションへのプラットフォームおよび
アプリケーションへのプラットフォームおよびHI設計原則の採用
アプリケーションへのプラットフォームおよび 設計原則の採用
–
ユーザが高く評価するiOSアプリケーションは、対象のデバイス向けに特別に設計されているように感じら
れるアプリケーションです。たとえば、デバイスの画面にきちんと収まり、自分が知っているジェスチャに応
答すれば、アプリケーションはそのユーザが求める体験の多くを提供していることになります。
–
また、ユーザは直接操作や一貫性などのヒューマンインターフェイスの設計原則については認識していな
いかもしれませんが、原則に従っている場合とそうでない場合を見分けることができます。iOSアプリケー
ションの設計を始めるにあたり、高く評価されるユーザ体験を提供できるように、iOSベースデバイスの独
自性を理解し、HIの設計原則を取り入れる方法を学んでください。
ヒューマンインターフェースの原則
–
概観の整合性
–
一貫性
–
直接操作
–
フィードバック
–
メタファ
–
ユーザによる制御
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(参考) Domino パススルーHTMLについて
パススルーHTMLとは
とは
パススルー
–
Dominoの設計要素に直接HTMLやJavaScriptを記述する設計手法
•
DominoのHTML自動生成機能をスキップ
•
開発者が記述したタグが、そのままブラウザーに表示される
利用シーン
–
Dominoが自動生成するHTMLでは思ったような結果が得られない場合
–
手早く任意のタグを埋め込みたい場合
–
Domino Webアプリケーション開発では頻繁に使われる
設定方法
1.
2.
フォーム/ページ上にタグを記述し、文字列を選択した状態で[文字]-[パススルーHTML]を指定
•
パススルーHTMLに指定したエリアの文字列がそのままブラウザーに渡される
フォーム/ページ/ビューの列式等にタグを記述し、タグを[ ] で囲む
•
[ ]で囲んだ文字列が、そのままブラウザーに渡される
【パススルーHTML サンプル】
116
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Lotus Domino によるモバイル環境構築ガイド
(参考) Webでサポートされていない@関数について
Webでサポートされてない
Webでサポートされてない@
でサポートされてない@関数について
–
Web アプリケーションでサポートされていない @関数と、サポートされていても IBM(R) Lotus Domino(R) ア
プリケーションの場合と動作が異なる @関数(詳細はDesingerヘルプ参照)
@Certificate
@DbCommand
@GetPortsList
@DDEExecute
@DocMark
@IsCategory
@DDEInitiate
@DeleteDocument
@IsExpandable
@DDEPoke
@Responses
@DDETerminate
117
@DocChildren
@DialogBox
@Domain
@DocDescendants
@PickList
@MailDbName
@DocLevel
@Prompt
@MailEncryptSavedPreference
@DocNumber
@IsModalHelp
@MailEncryptSendPreference
@DocParentNumber
@MailSavePreference
@DocSiblings
@MailSignPreference
@Environment
@Unique
@SetEnvironment
@URLGetHeader
ENVIRONMENT キーワード
@URLHistory
@IsAgentEnabled
@IsDocBeingMailed
ユーザーのプラットフォームを求める
ための @Platform
@UserPrivileges
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(参考) $$ViewTemplateフォームについて
Webアプリケーション用の特殊フォーム
Webアプリケーション用の特殊フォーム
–
Webアプリケーションでビューを表示する際、表示イメージをコントロールするためのフォーム
•
•
•
118
$$ViewTemplateDefaultフォーム
– Webでビューを表示する際、このフォームのデザインを使用
$$ViewTemplate for “ViewName”フォーム
– あるビューを表示する際、このフォームのデザインを使用
$$ViewBodyフィールド
– このフィールドの位置にビューイメージが自動的に挿入される
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