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IBM Connections 5.0 レビューアーズ・ガイド IBM Connections 製品管理チーム編集

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IBM Connections 5.0 レビューアーズ・ガイド IBM Connections 製品管理チーム編集
IBM Connections 5.0
レビューアーズ・ガイド
IBM Connections 製品管理チーム編集
Heidi Ambler 製品管理担当ディレクター
Albert Nichols
Baan Slavens
Luis Benitez
Rene Schimmer
Suzanne Livingston
IBM Connections 5.0
レビューアーズ・ガイド
IBM Connections の概要
1
5
概要
IBM Connections
Connection のコア機能
6
6
プロフィール
コミュニティー
ホーム・ページ
検索
API
外部とのコラボレーション
メトリック
管理機能
IBM Connections アプリケーション
アクティビティー
ブログ
ブックマーク
ファイル
フォーラム
Wiki
コミュニティーでのみ提供されるアプリケーション
リンク・ライブラリー
ライブラリー (CCM)
メディア・ギャラリー
ギャラリー
コミュニティー・イベント
フィード
「投票」と「アンケート」
アイデア・ブログ
40
関連コミュニティー
モバイルに特化した機能
105
IBM Connections のアドオン
107
IBM Connections Content Manager
IBM Connections の統合機能
123
IBM Notes
IBM Sametime
WebSphere Portal
IBM Content Collector
Vantage for IBM Connections
Outlook の統合
Microsoft Office および Windows エクスプローラー
Microsoft SharePoint
Ephox EditLive!
IBM Connections による
クラウド・プラットフォーム
IBM SmarterCloud for Social Business
150
150
まとめ
152
参照資料
153
IBM Connections の概要
概要
IBM Connections は、お客様に引き続き柔軟性を提供し、機能の追加によって包括的なエンター
プライズ・ソーシャル・ソフトウェア・ソリューションを実現します。IBM Connections 5.0 で
は、外部ユーザーとのコラボレーションを可能にする各種機能の大幅な更新、改善されたアテン
ション管理ツール、ファイルの管理と参照をさらに簡単にする各種機能が導入されています。こ
れらはすべて、IBM Connections 内のあらゆるアプリケーションに関するさまざまな更新に加え
て提供されます。
本ガイドではこのリリースで利用可能な新機能をすべて明らかにし、既存の全機能についても包
括的にレビューします。
このガイドは、IBM Connections 5.0 のアプリケーションについて概説します。ここで留意すべ
きことは、これらのアプリケーションは必要に応じて組織内で一括して使用することも、個別に
使用することもできることです。柔軟なモジュラー・アーキテクチャーを活用し、1 つのアプリ
ケーションで開始して他のアプリケーションを適宜追加していくこともできます。IBM
Connections の旧リリースと同様に、アプリケーションを速やかにインストールして、慣れ親し
んだ方法で操作できるため、必要に応じて容易に拡張することができます。
IBM Connections
Connections のコア機能
プロフィール
プロフィール・アプリケーションは、個人の専門分野やスキル、経歴を伝えるとともに部門、地
域などを越えた関係を支える基盤となります。
概要
プロフィールを活用することで組織内の他のユーザーに、自分の専門分野や取り組んでいるプロ
ジェクト、過去に従事したプロジェクト、使用しているツールとテクノロジー、現在解決しよう
としている問題、読んでいる記事や書いている内容などを伝えることができます。
さらに、組織内で同様のプロジェクトに取り組んでいるユーザーを見いだし、類似した問題の解
決策を見つけ、そのユーザーが日常業務で利用しているコミュニティやブックマークなどを活用
することもできます。
プロフィールを使用すると、そのユーザーが普段一緒に仕事をしているメンバーを参照したり、
そのユーザーの関心分野やスキル、公開している内容や読んでいる記事対象、連絡先の詳細など
を知ることができます。
プロフィールでは、専門知識やプロジェクトをキーワードにして、組織全体を検索することによ
り、必要とするユーザーをすばやく見つけることができます。さらに見つけたユーザーのプロ
フィール・ページのボードにコメントを書き込むことができます。
また、プロフィールには「おすすめ」機能や、他のユーザーをフォローする機能、専門家を見つ
け、質問に対して迅速な回答を得るための機能も含まれています。
ソーシャルなやり取りの増大
IBM Connections ではタイムラインに流れてくる情報に「いいね」をしたり、ユーザーのプロ
フィール・ページにコメントすることで、組織内の他のユーザーとのソーシャルなやり取りを拡
張することができます。この結果、自分のネットワークや組織内で他のユーザーとのソーシャル
なやり取りを増やすことができます。
特長
「マイ・プロフィール」ページ
「マイ・プロフィール」タブ (図 1 参照) を使用すると、個人的な状況メッセージをボードに
投稿してネットワーク内の他のユーザーに近況を報告し、表示することができます。ここでは、
ソーシャル・ネットワークで発生している更新をプロフィール・アプリケーションで直接確認す
ることもできます。
6
1
5
4
3
2
図 1. 「マイ・プロフィール」タブ
1.
連絡先情報は、メール・アドレス、連絡先電話番号、発音アイコン (そのユーザーの名
前がどのように発音されるのか聞くことができる) などで構成されます。このセクショ
ンは、社内の管理者がカスタマイズして自社固有の情報を適宜取り込むことができるた
め、とりわけ大企業では有益なツールとなります。
2.
ボードには、状況メッセージの最新の更新と IBM Connections アプリケーション全体で
の最新アクティビティーが表示されます。これにより、ネットワーク内の特定のユー
ザーが現在行っているアクティビティーを常に確認することができます。
「更新」ビュー
(自分の写真の下) または「現在取り組んでいる作業などを入力してください。」テキス
ト・ボックスに個人的な最新の状況を簡単に入力できます。さらに、「リンクのクリア」
オプションを使用すると、いつでも状況をクリアできます。
3.
「マイ・リンク」セクションを使用すると、組織の IBM Connections のユーザーと社外
のソーシャル情報を共有できます。
4.
「私の役割」セクションを使用すると、社内の他のユーザーに知らせたい自分の専門知
識やその他の内容について簡単に記載することができます。
5.
「プロフィール」ページのレポート・チェーンの領域は、ユーザーのレポート・チェー
ンを簡単に表示します。このセクションはユーザーの国内のレポート・チェーンに関す
る情報を提供します。これは、ユーザーが他の国の上司にレポーティングしている場合
も同様です。この結果、多国籍企業向けのレポート・チェーンを統合して提供できます。
6.
「詳細検索」を使用すると特定のプロフィール・フィールドを複数同時に検索できるた
め、検索対象が絞り込まれます。簡易検索と比べるとこれはより詳細な検索方法であり、
プロフィール内の電話番号、住所、メールなどのフィールド (カスタム・フィールドを
含む) によって明確に限定した検索を実行できます。
「マイ・ネットワーク」タブ
プロフィール・アプリケーションの 2 番目のタブである「マイ・ネットワーク」は、自分のネッ
トワーク内のユーザーに関する追加情報を提供します。このページを使用すると、自分のネット
ワークと他のユーザーのネットワークのユーザーを確認できます。さらに、受信している招待に
関する情報のほか、自分をフォローしているユーザーと自分がフォローしているユーザーの情報
も提供されます。
ソーシャル分析情報
IBM Connections 5.0 のプロフィール・アプリケーションは、組織内でのユーザー間の関係につ
いて理解を促すように強化されたソーシャル分析情報を提供し、ネットワークを拡張するために
おすすめを提示します。
この情報は、「ご存じですか」、「共通のもの」、「ユーザーの関係」の各ウィジェットによっ
て提供されます。これらのウィジェットによりは、ユーザーはがネットワークを広げ、組織内で
のユーザー間の関係についての理解しやすくなります。
ソーシャル分析は、共通の関心を共有できる可能性がある、組織内のまだ知らないユーザーを推
奨することで、新たなリソースと専門知識を得る事へつなげます。
これらのウィジェットの例をいくつかご紹介します。
「ご存じですか」ウィジェット
には、ソーシャル・ネットワー
クへの追加を推奨するユーザー
が表示されます。これらのおす
すめは、共通の関心分野とワー
ク・メンバーに基づいています。
このウィジェットは「マイ・ネッ
トワーク」タブに表示されます。
「共通のもの」ウィジェットに
は、他のユーザーのプロフィー
ル・ページを見るときに共通す
るアプリケーションのリストが
表示されます。これにより、特
定のユーザーと共有可能な分野
を容易に知ることができます。
「ユーザーの関係」ウィジェッ
トには、他のユーザーのプロ
フィール・ページへのアクセス
時にユーザー間の関係がグラ
フィカルに表示されます。した
がって、組織内のユーザーへの
紹介を必要とする場合は、ソー
シャル・ネットワークで共通の
ワーク・メンバーを調べて言及
することができます。
フォロー機能
IBM Connections 5.0 の多くのアプリケーションでは、ユーザーは情報だけでなく他のユーザー
も「フォロー」できます (図 2 参照)。プロフィール・アプリケーションでは、関心があるユー
ザーをフォローして、その最新の更新と常に同期させることができます。
さらに、自分のネットワークの内部または外部にいるユーザーをフォローすることも、これらの
ユーザーが誰をフォローし、誰によってフォローされているのかを追跡することもできます。
図 2. 「フォロー」オプション
ディレクトリー・ページ
「ディレクトリー」タブは、IBM Connections の旧バージョンで使用されていた「プロフィール」
の「詳細検索」オプションに取って代わるものです。「ディレクトリー」タブを使用すると、タ
グ、役職、経歴情報などの複数の検索条件に基づく詳細な検索を実行できます (図 3 参照)。
「ディレクトリー」タブを使用してユーザーを検索すると、表示される検索結果を参照して対象
のユーザーを容易に見つけることができます。
図 3. 「ディレクトリー」ページ
モバイル
モバイル・ユーザーとして、自分のモバイル・デバイスから、自分の「プロフィール」情報など
にアクセスできます。PC 用に提供される機能の多くが、モバイル・デバイスでも利用できます。
他のユーザーのプロフィールにコメントすることもできれば、「いいね」や個人宛のメッセージ
を追加したり、他のユーザーを自分のネットワークに追加し、連絡先情報を参照し、「フォロー」
することなども行えます。
「プロフィール」はサポート対象のモバイル・デバイスと連携するため、ユーザーは「プロフィー
ル」から情報をモバイル・デバイス上のネイティブの連絡先にダウンロードすることができます。
この連携機能によって、オフライン・アクセスのために連絡先情報を保存できます。
図 4. モバイル上の「プロフィール」
コミュニティー
概要
コミュニティーは、チームがツールを使用してメンバーを管理し、情報の収集と共有を行うこと
ができるネットワーク上の場所を提供します。コミュニティーは、共通の関心分野を持つユー
ザーのグループです。アクセスが公開されたコミュニティーにはすべてのユーザーが参加できま
すが、制限付きコミュニティーのメンバーシップは特定のグループに制限されます。管理された
アクセスによる公開コミュニティーを立ち上げて、メンバーシップの制御とコミュニティー・リ
ソースへのアクセス管理を可能にすることもできます。公開コミュニティーと管理対象コミュニ
ティーは、すべてのユーザーが参照することができます。制限付きコミュニティーは、コミュニ
ティーのメンバーのみが参照できます。
図 1: サンプル・コミュニティーの概要のページ
コミュニティーは、ユーザーが連絡を取り合い、情報を共有し、アイデアを交換する手段となり
ます。さらに、プロジェクトのチーム・メンバーの連携や最新技術を研究するタスクの編成、関
心分野を共有するユーザー・グループの集まり結集を促すことができます。
コミュニティーを開始すると、特定の分野に関する情報と専門知識の貴重な情報共有スペースを
構築できます。ファイル、ブックマーク、およびその他のリソースを共有するだけでなく、メン
バーが特定の問題についての解決策を必要とする場合は、コミュニティーのフォーラムに質問を
出すと、コミュニティー内に存在する知識を有するメンバーが回答するなど効果的に利用できま
す。コミュニティー内の専門家は質問に答え、その知見を他のメンバーと共有することができま
す。
コミュニティー・アプリケーションとともに提供されるツールを使用すると、他のユーザーにア
クセスし、連携し、情報を整理し、情報を共有することができます。コミュニティーの所有者は
他のメンバーを招待し、コミュニティーのコンテンツとメンバーを管理することができます。
オーナーの管理機能を有効にすると、コミュニティーのブログ、ファイル、フォーラムも確認お
よび管理できます。
このリリースの重要な更新:
このリリースの重要な更新
•
•
•
•
コミュニティーに外部ユーザーを追加することで、お客様、パートナー様、およびその
他の外部メンバーとコラボレーションが可能になります。
コミュニティーの概要ページの最新のギャラリー・アプリケーションによって、コミュ
ニティー・フォルダー内でファイルのサムネールをプレビュー表示できます。
コミュニティーの所有者はコミュニティーのランディング・ページを定義することで、
メンバーに現在重要なコンテンツを表示できるようになりました。
フォーラムでまだ回答のない質問を特定し、コミュニティーの対応を促進するために対
象分野の専門家に協力を依頼できます。
特長
IBM Connections の旧バージョンと同様に、「コミュニティーの開始」ボタンをクリックすると
コミュニティーを容易に作成できます。コミュニティーに必要な情報はコミュニティー名だけで
す。他のすべての情報は任意指定です (例: Web アドレス、説明、タグ、写真、メンバー)。
デフォルトのコミュニティーは公開コミュニティーですが、管理対象コミュニティーや非公開コ
ミュニティーを作成するように選択することもできます。各コミュニティーは次のように定義さ
れます (図 2 参照)。
•
•
公開:
公開 全員が参加可能。誰でも参加できます。共有される情報はすべて公開されます。
全員が参加可能。
管理対象: 参加するには申請が必要。参加の申請は誰でもできますが、申請者の受け入
管理対象
参加するには申請が必要。
れと参加を可能にするにはコミュニティー所有者がメンバーシップを承認する必要があ
ります。共有される情報はすべて公開されます。
•
制限付き:
制限付き 参加するには招待が必要。所有者のみがコミュニティーにメンバーを追加で
参加するには招待が必要。
きます。すべての情報は非公開となり、メンバーのみが閲覧できます。非公開コミュニ
ティーは、「公開コミュニティー」ビューに表示されません。
図 2. アクセス・オプション
コミュニティーの主な機能について説明します (図 3 参照)。
図 3. 「マイ・コミュニティー」ページ
1. 「自分がメンバー」、「自分が所有者」、または「自分がフォロー」のコミュニティー
を表示します。あるいは、すべてのコミュニティー、またはメンバーになりたいと思っ
ているすべてのコミュニティーをこのメニューを使用して表示します。
2. 名前、説明、タグを指定してコミュニティーを即座に開始します。
3. 興味を持ちそうな他のおすすめのコミュニティーがこのセクションに表示されます。お
すすめはすべて、ソーシャル・ネットワークで収集されたデータに基づいています。
4. タグに基づいてコミュニティーのコンテンツを表示します。必要に応じて、頻繁に使用
されるタグでフィルターを掛けます。
コミュニティーに参加するときや自分のコミュニティーを開始するとき、上記の機能を使用する
と最大限の効果を引き出すことができます。
サンプル・コミュニティーの主な機能について説明します (図 4 参照)。
図 4. サンプル・コミュニティーの主な機能
1. このコミュニティーの「概要」セクションは、そのコミュニティーに追加された最新コ
ンテンツの集約ビューであり、最新の更新を収めた各セクションに分かれています。
2. 「このコミュニティーをフォロー」ボタンをクリックすると、そのユーザーはコミュニ
ティーをフォローして更新を受信できます。コミュニティーのフォローをユーザーが選
択すると、ボタン名が「このコミュニティーのフォローを停止」に変更され、いつでも
コミュニティーから退会できます。
3. 「コミュニティー・アクション」メニューを使用すると、ユーザーはその役割に基づい
てさまざまな機能を実行できます。例えば、所有者はサブコミュニティーの作成、コミュ
ニティーの編集、コミュニティーへのアプリケーションの追加、コミュニティーへのメー
ル配信、コミュニティーの退会や削除などを行うことができます。コミュニティーのメ
ンバーは、このアクション・メニューを使用してコミュニティーにメールを送信したり、
コミュニティーから退会したりできます。
4. コミュニティー・ページの左側にあるナビゲーションを使用すると、そのコミュニティー
で利用できるさまざまなアプリケーション間を移動できます。利用可能なアプリケー
ションは、所有者とメンバーによって決まります。
5. このアプリケーションには、そのコミュニティーのメンバー全員が表示されます。
6. ギャラリー・アプリケーションを使用すると、コミュニティーの所有者はコミュニ
ティー・ファイルに保存されたファイルのフォルダーをコミュニティー全体に表示でき
ます。文書、イメージ、ビデオが含まれます。
7. コミュニティー所有者は、このアプリケーションで関連コミュニティーを収集して表示
することができます。関連コミュニティーは別のサーバー (クラウドやオンプレミスな
ど) に配置でき、関連コミュニティーを使用して、当該コミュニティーに関連する業務
を行っている他のコミュニティーをモニタリングできます。
8. コミュニティーのすべてのメンバーは、このアプリケーションで近日中のイベントを知
ることができます。
サブコミュニティー
ユーザーは、いわゆるサブコミュニティーを作成してメンバーの一部だけで別コミュニティを作
成することもできます (図 6 参照)。その場合は、コミュニティー・メンバーの一部の人だけが
特定のプロジェクトに取り組んで協業できるようになります。
図 5. 「サブコミュニティーの作成」オプション
メンバーはサブコミュニティーを利用することで、親コミュニティーと同じ機能、例えばフォー
ラムやアクティビティーなどの IBM Connections アプリケーションを使用して、コラボレー
ションを行うことができます。したがって、サブコミュニティーの所有者は、適切なアプリケー
ションでサブコミュニティーをカスタマイズできます。このようなアプリケーションは、サブコ
ミュニティーの目標を支援するために必要となります。
ソーシャル分析情報
追加されたもう 1 つの領域であるソーシャル分析機能は、コミュニティー・アプリケーション
にあります。コミュニティーのソーシャル分析は、ユーザーが参加するコミュニティーの候補を
特定する際に役立つ情報を提供します。「おすすめ」ウィジェットは、既存のメンバーシップ、
ソーシャル・ネットワークの関係、タグに基づいてユーザーが参加するコミュニティーを推奨し
ます (図 6 参照)。
図 6. おすすめ
コミュニティーの招待
コミュニティー所有者がコミュニティーのユーザー数を増やせるように、コミュニティーのマ
ネージャーは特定のユーザーに招待を送信し、当該コミュニティーについて知らせることができ
ます (図 7 参照)。招待を受け入れるかどうかを決める機能もあるので、知らないうちにコミュ
ニティーに追加されることはありません。コミュニティー所有者は、ユーザーの LDAP グルー
プを招待することもできます。
図 7. 「メンバーの招待」ボタン
コミュニティーの招待は、非公開、公開、管理対象の各コミュニティーの所有者が利用できます。
コミュニティー所有者は、自分のコミュニティーに興味を持ちそうなユーザーに招待を送信する
ことができます。
フォロー機能
コミュニティーにおいて関心があるサイトをフォローし、そのコミュニティーの最新の更新を
「ホーム・ページ」のニュース・フィードから直接確認できるようになりました。コミュニティー
内にいるときに「このコミュニティーをフォロー」ボタンをクリックするだけで更新情報の受信
が開始されます (図 8 参照)。
図 8. 「このコミュニティーをフォロー」ボタン
コミュニティー・アクティビティー・ストリーム
コミュニティー・ストリーム(コミュニティにおけるタイムライン)は、「最新の更新」と「最
新の状況」で構成されています。機能は、このガイドに記載されている個人のアクティビティー・
ストリームの説明内容と同じですが、そのコミュニティーに関連したものとなります。すなわち、
コミュニティー・メンバーには、そのコミュニティー内で発生している最新の更新とアクション
がすべて表示されます。
「最新の更新」ビューは、コミュニティーの最新情報を表示する場所です。さらに、コミュニ
ティーのメンバーと最新の状況を共有できます。
ここでは自分のコミュニティー内から直接これらの機能の操作が可能であるため、ユーザーはコ
ミュニティー・ストリームに組み込まれた機能を使用することができます。例えば、「最新の更
新」ビューではコミュニティーのボードに一連の更新を投稿できるため、そのコミュニティーの
範囲内で会話することができます。
最新のニュース・ストーリーをチェックし、さまざまな方法で更新を処理することができます
(図 9 参照)。
図 9. 「最新の更新」ページ
モバイル
モバイル・ユーザーとして、自分のモバイル・デバイスから自分のコミュニティーにアクセスで
きます。コミュニティー内で提供されるさまざまなアプリケーションにアクセスすることによっ
て、モバイル環境で必要となるコンテンツと情報を発見できます。
モバイル・デバイスから、
「アクティビティー・ストリーム」への「更新」の追加、コミュニティー
への参加と退会、コミュニティーのフォロー、または新規のコミュニティー・メンバーの招待を
行うことができます。
図 10. モバイル上のコミュニティー
ホーム・ページ
概要
アクティビティー・ストリームは、IBM Connections でよく使用される中心的な場所です。すべ
てのユーザーは、現在いる場所が「ホーム・ページ」であれコミュニティーであれ、ネットワー
ク全体で何が起きているのかをアクティビティー・ストリームの画面で知ることができます。
「ホーム・ページ」で利用可能な各種のアクティビティー・ストリーム・ビューを使用すると、
最新のニュースや IBM Connections 全体の更新情報をフィルターできます。更新情報はリスト
形式で表示されるため、各項目にさっと目を通して、最も重要な情報を即座に確認できます。各
更新に隣接するアイコンは、その更新が関連付けられているアプリケーションを示しています。
このリリースの重要な更新:
このリリースの重要な更新
•
•
アテンション機能が、最後に訪問したときから新規に追加された自分宛のメッセージや
通知の数を示します (以下の図 1 参照)。
アクティビティー・ストリームの関連性が改善されるため、ユーザーにより適切なコン
テンツが提供されます。
図 1. 「ホーム・ページ」ビュー
特長
「ホーム・ページ」はひとつの場所に、IBM Connections アプリケーションについて最新のスナッ
プショット・ビューを提供するため、ユーザーは簡単に他のユーザーと情報を共有し、コラボレー
ションすることができます。
ワンストップのワークスペースで IBM Connections アプリケーションからの最新の情報を統合
する「ホーム・ページ」によって、ユーザーは組織内のユーザーとアクティビティーに関する最
新情報を得て、コラボレーションに基づく作業環境のメリットを活用できます。
一元的な管理
単一のロケーションで重要な状況に関する情報にアクセスすることによって、時間を節約したい
ですか。「ホーム・ページ」を使用すると、一元管理されたワークスペースでワークロードを整
理し、作業効率を最大化できます。締切りになったアクティビティーに関する通知を受け取り、
ユーザーにとって最も重要な作業の優先順位を付けることができます。
情報への迅速なアクセス
アクティビティー・ストリーム・ビューを使用すると、最新情報を得て、作業中のプロジェクト
とアクティビティーに関する最新の更新を迅速に確認できます。誰がブログにコンテンツを追加
し、Wiki を作成したか確認できます。ネットワークに含まれるユーザーの状態をチェックし、
投稿への反応を参照できます。ある更新をクリックすると、追加情報を参照し、更新を処理する
ための他のオプションにアクセスできます。更新の詳細情報を開いたままで、ワーク・メンバー
の状態の更新についてコメントしたり、「いいね」をクリックしたりして、他のユーザーに更新
を推奨できます。または、イメージをプレビュー表示することもできれば、ファイルをダウンロー
ドしてローカルで作業することもできます。
IBM Connections パーソナライゼーション
「マイ・ページ」ビューを使用してカスタマイズしたワークスペースを作成すると、希望する方
法で必要な情報のビューを表示できます。ユーザーの好みに合うように、ウィジェットをドラッ
グ・アンド・ドロップして配置できます。
モバイル
モバイル・ユーザーはモバイル・デバイスから「ホーム・ページ」にアクセスできるため、簡単
にネットワーク経由で更新情報を確認し、状況の更新を投稿できます。さらに、自分宛ての通知、
自分宛のメッセージ、必要なアクションにもアクセスできるため、常に最新情報を参照できます。
モバイル・デバイス上のアクティビティー・ストリームは、共有されたファイルとイメージのサ
ムネールを提供するため、ユーザーはファイルをダウンロードする必要がありません。
図 2. モバイル上の「ホーム・ページ」
検索
概要
「ホーム・ページ」は、IBM Connections の全体にわたるユーザー、タグ、コンテンツを表示す
る中心的な場所でもあります。タイトル・バーにある検索フィールドを使用すると、すべての
IBM Connections アプリケーションを対象にした検索を実行し、1 つの統合ビューに結果を表示
できます。
特長
この検索テクノロジーは、IBM Connections で構築されたすべてのソーシャル関係を考慮に入れ
たソーシャル検索プロジェクトに基づいており、ソーシャル・データに基づいて検索結果が調整
されます。
この検索では最も近似した一致項目がグレーで強調表示され、それに続く一致項目がその下に表
示されます。検索ページの左上隅にあるコンテンツ・リンクを使用すると、IBM Connections ア
プリケーションに基づいて検索結果をフィルターに掛けることができます。
検索では、関連タグと関連ユーザーも表示されます。検索結果に最も頻繁に表示される検索語と
タグに基づいて、アプリケーション全体にわたるタグ・クラウドが構成されます。これらのタグ
に基づいて、検索ビューをフィルターすることができます。
同様に「関連ユーザー」ビューには、検索語に関連しているコンテンツを最も多く提供したユー
ザーの名前とその IBM Connections ビジネス・カードのポップアップが表示されます。
図 1.
ユーザーに表示される詳細検索
API
概要
IBM Connections はオープン・スタンダードに基づいており、REST 形式で HTTP ベースの
API、Atom フィードのサポートによる拡張が可能であるため、好みのフィード・リーダーで IBM
Connections コンテンツを表示できます。
IBM Connections は、さまざまなソフトウェア・プログラムによるフィード経由の更新チェック
が可能な Atom ベースの URL を生成します。Web 2.0 開発オープンスタンダードを使用する
ことで、フィードからのコンテンツをシンジケートする Web サイトによって、これらのフィー
ドをダウンロードできます。または、インターネット・ユーザーによるフィード購読とそのコン
テンツ表示を可能にするフィード・リーダー・プログラムによって、これらのフィードをダウン
ロードすることもできます。
アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) によって、この機能を他のアプ
リケーションと統合することができます。このインターフェースを使用すると、IBM Connections
によってアクセスと更新が可能な情報のほとんどに対して、プログラムを使用してアクセスと更
新を行うことができます。
また、IBM Connections は OpenSocial インターフェースも提供します。例えば、アクティビ
ティー・ストリームの API は、ActivityStrea.ms を採用した OpenSocial に基づいています。IBM
Connections はこの API を採用しただけでなく、この API の機能を大幅に拡張することでアク
ティビティー・ストリームに関する包括的なエクスペリエンスを提供し、パブリックなストリー
ムやコミュニティー・ベースのストリームといったコンセプトをサポートできます。
IBM が OpenSocial スタンダードへの ActivityStrea.ms の統合に大きく貢献していることも重
要です。IBM ソリューションでは、アクティビティー・ストリームの卓越したエクスペリエン
スが実現されており、IBM はそのための機能の多くを同スタンダードに組み込もうと努力して
います。
さらに、IBM Connections は、サード・パーティーが IBM Connections 製品にサービスと機能を
統合するためのサービス・プロバイダー・インターフェース (SPI) を提供します。Atom ベース
の API とは異なり、SPI は通常 Java ベースであり、使用する前にある程度実装と設定を行う
必要があります。
SPI はよりローレベルなプログラミング・インターフェースであり、リリースごとに修正が必要
になる場合があります。将来のリリースと統合する際に、同様の機能を維持するにはアプリケー
ションの変更が必要になることがあります。
•
イベント SPI: IBM Connections のイベント SPI を使用すると、サード・パーティーは
IBM Connections が生成するイベント・データを使用できます。
•
シードリスト SPI: IBM Connections とともに提供されるシードリスト・サービス・プロ
バイダー・インターフェース (SPI) を使用すると、検索エンジンと IBM Connections の
コンテンツを統合できます。
•
サービス SPI: IBM Connections のサービス SPI を使用すると、IBM Connections の実装
環境で稼働するアプリケーションについて確認できます。
•
ユーザー SPI: IBM Connections のユーザー SPI を使用すると、IBM Connections の実装
環境内のユーザー情報にアクセスできます。
Software Development Kit
アプリケーションの構築と IBM Connections の機能拡張をスタートするには、
http://ibmdw.net/social で提供される IBM Social Business Toolkit を活用できます。この Software
Development Kit (SDK) を使用すると、Java、JavaScript、XPages、および Objective-C 上でアプ
リケーションを開発できます。
IBM Collaboration Solutions Catalog
「IBM Collaboration Solutions Catalog 」はソーシャル・ソフトウェアのエコシステムを拡大し、
ビジネス・パートナーとお客様は、IBM Connections の資産価値を高めるプラグイン、ソリュー
ション、サービスを投稿することができます。
このソリューション・カタログでは独自のソリューションやサービスを投稿し、IBM Connections
に関連するソリューションやサービスを探すことができます。
外部とのコラボレーション
概要
現在のビジネスにおいては、お客様とパートナーとのコラボレーションが従業員間のコラボレー
ションと同じように重要です。新しい外部コラボレーション機能によって、IBM Connections 内
で外部のパートナー、請負業者、お客様、サプライヤーとコラボレーションすることができます。
主要なステークホルダーが常に存在するとはかぎらない、メール、会議、電話といった煩雑な情
報共有方法の代わりに、ユーザーと外部ユーザーは IBM Connections 内で簡単かつ効率的にコ
ラボレーションできます。
•
ビジネス・ユーザーはビジネスの結果を改善し、ビジネス・スピードを高めることで競
合環境で優位正を得ることができます。
•
ユーザーは複数のデバイスを使用して、専門家、専門家のチーム、専門家のソーシャル・
ネットワークに接続できます。
•
ビジネス制御ルールを遵守したうえで、統合コラボレーション・プラットフォームによっ
て内部のニーズと外部のニーズを満たすことができます。
•
ISV と開発者が自社のカスタム・アプリケーションによってプラットフォームを拡張で
きます。
表 1. 外部コラボレーションのユース・ケースの例
ユース・ケース
内容
個々のお客様向け
のプライベート・
サイト
コンサルティング・プロジェクト、特別なアカウント、または
オンボーディング処理に関するファイル、更新、一般情報を共
有できる共有スペースを設定する。
イベントの
プランニング
パートナー (グラフィック・デザイナー、マーケティング企業、
設備のベンダーなど) がイベントのために成果物を提供できる
ようにする。
アカウントに
関する協力
サード・パーティー (例えば会計士など) と協力して、お客様
を支援する。パートナーとコラボレーションしたいものの、す
べてのデータに対するアクセスを提供したくない場合に最適
です。
ベンダー・データ
ベンダーが自社のデータ (保証や納品のリードタイムなど) を
提供し、その後ユーザーがそのデータをワーク・メンバーに提
供する。ベンダーがお互いを認識せず、お互いのデータを参照
できないように、ベンダーを隔離できます。
請負業者
請負業者に適切なデータにアクセスさせたいものの、
Connections 内のその他のデータにはアクセスさせたくなく、
請負業者に従業員とコミュニケーションさせたくない場合。
特長
内部ユーザーと同様に、外部ユーザーがコミュニティーに参加できるよう招待し、外部ユーザー
とファイルを共有できます。外部ユーザーはコミュニティー内のすべてのコンテンツを処理する
こともできれば、保護された方法で外部ユーザーに共有されたファイルを処理することもできま
す。しかし、外部ユーザーは明示的に共有されていない IBM Connections 内のコンテンツを参
照することはできません。外部ユーザーがコミュニティーのメンバーであるか、外部ユーザーに
共有されたファイルである場合のみ、コミュニティーを参照することができます。アクティビ
ティー・ストリームで表示されるコンテンツは、このようなコンテンツに制限されます。
コミュニティーを設定し、外部のユーザーを招待する
コミュニティー内の外部ユーザーとコラボレーションするには、許可された内部ユーザーがコ
ミュニティーを作成し、コミュニティー所有者が外部ユーザーを招待するオプションを選択しま
す。この権限は、IBM Connections の管理者が付与します。詳細情報については、「外部ユーザー
の管理」を参照ください。
コミュニティーが外部コミュニティーとして定義されると、外部ユーザーを招待できます。新規
の外部ユーザーを招待するには、「外部ユーザーの招待」をクリックし、外部ユーザーの登録の
「外部ユーザーの招待」
ための組織の手続きに従います。
図 1. 許可された内部ユーザーは外部ユーザーを招待することで、外部ユーザーに IBM Connections 環
境を提供できる
ディレクトリー内の外部ユーザーを見つける
外部ユーザーがディレクトリーに登録されている場合、当該ユーザーの名前とメール・アドレス
を「メンバーの招待」
「メンバーの招待」の先行入力フィールドに入力することで、当該ユーザーをコミュニティー
「メンバーの招待」
に招待できます。
図 2. 外部ユーザーをコミュニティーに招待する
その後、外部ユーザーはコミュニティーのメンバーとなるための招待の通知メールを受信しま
す。
コミュニティー内の外部ユーザーと協力する
コミュニティー内では、外部ユーザーはコミュニティーの内部ユーザーと同じ権限を持ち、コ
ミュニティーのアクティビティー、ブログ、フォーラムなどに参加できるものの、コミュニティー
の外のデータ (明示的に共有されたファイルを除く) にはアクセスできません。
外部に共有されたコミュニティーは、以下のように黄色のバーで表示される UI によってその
ようなコミュニティーとして特定されます。
図 3. 黄色のバナーは、このコミュニティーが外部ユーザーと共有されていることを示す
注:外部ユーザーはコミュニティー所有者にはなれません。
外部ユーザーとファイルを共有する
IBM Connections の「ファイル」 アプリケーションを使用すると、コミュニティーに含まれな
い外部ユーザーにファイルを送信できます (ファイルの処理に関する詳細情報については、セク
ション XX を参照ください)。はじめてファイルをアップロードする場合は、外部ユーザーと
共有するためのオプションを選択します。許可された内部ユーザーのみが、ファイルの共有を行
うことができます。この権限は、IBM Connections の管理者が付与します。詳細情報については、
「外部ユーザーの管理」を参照ください。
外部にファイルを共有すると、外部ユーザーはファイルへのリンクの付いた添付メールを受信し
ます。外部ユーザーのアクティビティー・ストリームにも、ファイルが共有されたことが表示さ
れます。
図 4. 「ファイルのアップロード」のダイアログ・ボックス
ファイルが外部
ユーザーから見える
ように設定できます
外部ユーザーは
先行入力フィールドに
表示されます
外部ユーザーと協力する方法
ユーザーは内部ユーザーと同様に外部ユーザーともやり取りできますが、外部ユーザーと共有し
たコンテンツは簡単に特定できるようになっています。外部ユーザーの写真と名前のテキストは
黄色で表示されるため、外部ユーザーを簡単に特定することができます。このイメージと名前の
表示方法は、Connections 全体で共通するものです。
図 5. 外部ユーザーのイメージとテキストはハイライト表示される
同様に、外部ユーザーと共有したファイルもそのようなファイルとして表示され、ファイル名の
横に黄色の矢印が表意され、外部に共有されたことを示します。
図 6. 特別なアイコンによって、ファイルが外部に共有されたことを示す
さらに、外部ユーザーに見えるコンテンツを投稿しようとすると、警告メッセージが表示されま
す。
図 7. 外部から見えるコンテンツは常にハイライト表示される
外部ユーザーのパースペクティブ
外部ユーザーは共有されたコンテンツのみを参照でき、その他のコンテンツは一切参照できませ
ん。外部ユーザーに共有されたファイルと招待されたコミュニティーのみを参照できます。メン
バーとなっているコミュニティーにおいては包括的なコラボレーションを行うことができるも
のの、コミュニティーを作成したり、コミュニティー所有者となることはできません。さらに、
外部ユーザーは以下を行うことはできません。
•
ユーザーをフォローする
•
公開されたマイクロブログを参照する
•
公開コミュニティーまたは管理対象コミュニティーを参照する
•
公開されたファイル (外部ユーザーと共有されたファイルを除く) を参照する
•
企業のディレクトリーを参照・検索する
•
先行入力フィールドを使用して、ユーザーを見つける
しかし、外部ユーザーは既にファイルを共有したことがあるユーザーを見つけることは
できます。
•
おすすめのコンテンツやユーザーを参照する
図 8. 外部ユーザーの「ホーム・ページ」
外部ユーザーはコミュニティー内の他のユーザーのビジネス・カードを参照することはできます
が、プロフィールは参照できません。IBM Connections の管理者は、外部ユーザーが参照できる
ビジネス・カード上のデータの種類を変更できます。
図 9. 外部ユーザーのビジネス・カードのビュー
外部ユーザーの管理
IBM Connections の管理者は、どの内部ユーザーが外部ユーザーを招待できるかを指定し、外部
ユーザーのアカウントを制御し、外部ユーザーの登録方法を決定できます。管理者は以下の機能
を使用できます:
•
外部ユーザーが招待された時点で発生するワークフローを制御する (登録プロセスは手
作業で行うこともできれば、自動化することもできる)
•
内部ユーザーに外部コミュニティーを作成する機能や外部にファイルを共有する機能を
提供する
•
外部ユーザーの名前を表示する方法を制御する (ユーザーの名前に「外部ユーザー」の
記載を追加するなど)
•
外部ユーザーが参照できるビジネス・カード上のデータの種類を変更する
•
外部ユーザーのアカウントを取り消す
メトリック
特長
外部とのコラボレーション・イベントの収集: 外部とのコラボレーションが実現したことで、メ
トリックに外部ユーザーのアクションが含まれるようになりました。
概要
IBM Connections のメトリックを使用すると、コミュニティー・マネージャーまたはシステム管
理者はユーザーが IBM Connections にどのように参加し、IBM Connections のコンテンツをどの
ように使用し、製品のさまざまなコンポーネントにどのようにアクセスしているのかを参照でき
ます。
日付の範囲の設定
「ビュー」のドロップダウンを選択することで、ユーザーは特定のメトリックを参照する期間を
選択できます。「カスタム」を選択すると、ユーザーが特定の期間を選択できるカレンダーが表
示されます。
図 1. 日付の選択メニュー
各種ビュー: ユーザーはグラフの右上の「テーブルの参照」を選択することで、メトリックをグ
ラフまたは表として参照できます。詳細のビューを提供するのはグラフです。
グローバル・メトリック
グローバル・レベルでアプリケーションに対してメトリックが提供され、
「ユーザー」、
「参加」、
「コンテンツ」に関してもメトリックが提供されます。
図 2. グローバル・メトリックのメニュー
1. ユーザー
a) IBM Connections はメンバーにとって貴重な情報を提供する必要があり、IBM
Connections を使用するユーザーを理解することで、責任者は貴重なコンテンツと動
作をより効果的に提供することができます。ユーザー・メトリックを使用すると、
「先
月何人のユーザーが IBM Connections にログインしたのか」といった質問に答えるこ
とができます。
2. 参加
a) 責任者は、ユーザーが IBM Connections でどのようにコンテンツを提供および使用し
ているのかを把握する必要があります。参加メトリックを使用すると、「先週何人の
ユーザーが自分の状況を更新したのか」といった質問に答えることができます。
3. コンテンツ
a) 責任者は IBM Connections で構築されたコンテンツと当該コンテンツがメンバーに
提供する価値の種類を把握する必要があります。コンテンツ・メトリックを使用する
と、「最もアクティブなコンテンツは何か」といった質問に答えることができます。
4. アプリケーションごとのメトリック
a) IBM Connections に含まれるグローバル・アプリケーションに関して、各アプリケー
ションのレポートを参照できます。各メトリックは、グローバル・ベースで最もアク
ティブなコンテンツを表示します。
b) 以下に関して提供されます。
(1) アクティビティー
(2) ブログ
(3) ブックマーク
(4) コミュニティー
(5) ファイル
(6) フォーラム
(7) Wiki
コミュニティー・メトリック
コミュニティー所有者は、それぞれのコミュニティーの採用と参加の状況を監視する機能を必要
としています。コミュニティー・メトリックのコンポーネントを使用すると、所有者はユーザー
別、コミュニティーにおける参加別、およびコミュニティー内のコンテンツ別のメトリックを参
照できます。さらに、「すべてのメトリック」でコミュニティー内の各アプリケーションに関す
るメトリックが提供されます。
図 3.コミュニテ
コミュニティー・メトリック
コミュニティー・メトリック
1. ユーザー
1. IBM Connections はメンバーにとって貴重な情報を提供する必要があり、IBM Connections
を使用するユーザーを理解することで、責任者は貴重なコンテンツと動作をより効果的
に提供することができます。ユーザー・メトリックを使用すると、「先月何人のユーザー
が IBM Connections にログインしたのか」といった質問に答えることができます。
2. 参加
1. 責任者は、ユーザーが IBM Connections でどのようにコンテンツを提供および使用して
いるのかを把握する必要があります。参加メトリックを使用すると、「先週何人のユー
ザーが自分の状況を更新したのか」といった質問に答えることができます。
3. コンテンツ
1. 責任者は IBM Connections で構築されたコンテンツと当該コンテンツがメンバーに提供
する価値の種類を把握する必要があります。コンテンツ・メトリックを使用すると、「最
もアクティブなコンテンツは何か」といった質問に答えることができます。
すべてのメトリック
A. 提供されるすべてのレポートの一覧については、補足資料の
http://www-10.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/dx/Introducing_IBM_Connection_4.0_Metrics_reports
を参照ください。
メトリックのカスタマイズ
A. ユーザーのビジネス・ニーズに対応できるよう、IBM は IBM Connections のメトリック
をカスタマイズする方法について資料とガイドラインを提供しています。
B. http://www-10.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.0
+documentation#action=openDocument&res_title=Customizing_Metrics_reports_ic40&content
=pdcontent&sa=true
管理機能
概要
管理機能を設定することで、グローバル・モデレーター、コミュニティー所有者、またはブログ
所有者に管理機能を提供できます。
A. 一元管理された管理インターフェース
B. グローバル・モデレーター
1. 管理機能のためにグローバル・モデレーターの J2EE の役割を割り当てられたユーザー
は、グローバル管理インターフェースによってブログ、フォーラム、コミュニティー・
ファイルのコンテンツを検証および管理できます。
2. J2EE のグローバル・モデレーターの役割を割り当てられたユーザーにのみ、このリンク
は表示されます。
3. IBM Connections の管理者として、以下の管理機能の有効化と設定を行うことができます。
4. コンテンツの提供前および提供後に、コンテンツの管理の有効化または無効化を行う
5. 一元管理された UI からすべてのコンテンツを管理できるよう、グローバル・モデレー
ターの役割をユーザーに与える
6. カテゴリーを設定し、どのモデレーターがどのフラグの付いたコンテンツを参照できる
かを規定する
C. コミュニティー・モデレーター
1. コミュニティーの管理機能によって、コミュニティー所有者はコミュニティーのコンテ
ンツをより効果的に制御できます。
2. 所有者の管理機能が有効化されている場合、コミュニティー所有者は、コミュニティー
から直接コミュニティーのブログ、ファイル、フォーラムのコンテンツを参照および管
理できます。
3. コミュニティー・モデレーターは、自分が所有するコミュニティーのコンテンツのみを、
コミュニティー管理インターフェースからのみ管理することができます。グローバル管
理者でない場合は、グローバル管理インターフェースにはアクセスできません。
D. ブログ・モデレーター
1. 管理サービスが有効化されると、一元管理された管理インターフェースからブログを管
理できます。
2. 管理サービスが有効化されていない場合は、ブログ・アプリケーションから利用可能な
管理インターフェースを通じてブログを管理できます。
3. あるブログに対して管理機能が有効化されると、ブログ所有者はコンテンツがブログに
掲載される前にコンテンツを検証できます。
管理機能が有効化されると、ユーザーは以下を行うことができます:
管理機能が有効化されると、ユーザーは以下を行うことができます
公開されたブログまたはフォーラムへの投稿とコミュニティー・ファイルのうち、不適切なもの
にフラグをつける。
コンテンツを提出し、レビューを依頼する。
ブログとフォーラムのユーザーは自分が公開したコンテンツを編集できる。
さらに、ブログ所有者は自分が提出、拒否、公表したコンテンツを参照できる。
グローバル・モデレーターの役割を割り当てられたユーザーは以下を行うことができます。
提出されたコンテンツの承認、拒否、または削除を行う。
フラグの付いたコンテンツの却下、隔離、削除を行い、隔離したコンテンツを復元する。
提出されたコンテンツを拒否し、フラグの付いたコンテンツを拒否または隔離し、隔離したコン
テンツを復元する際に、作成者に説明を提供する。
提出されたコンテンツやコメントを参照し、直接編集する。
IBM Connections アプリケーション
アクティビティー
アクティビティーは、ユーザーの共同作業を助けるツールであり、日々の成果物の管理を助けま
す。アクティビティーを使用すると、現在の文書/ツール中心のアプローチとは異なる、より自
然な方法で作業を処理できます。
アクティビティーのアプローチでは、ユーザーの作業が発生し、それに伴ってコラボレーション
を随時行い、生成された成果物を得ることができます。このように、アクティビティーは他のユー
ザーとの日々の共同作業に対処し、ベスト・プラクティスの発見・獲得をシンプルな方法で促進
します。
特長
アクティビティーは、ユーザー間の関係、作業に使用する資料、ユーザーのコミュニケーション、
共通の目的達成に使用するプロセスで構成されています。アクティビティーでは、異種の孤立し
た複数のツールで作業を完了するのではなく、さまざまなツールと場所から収集した情報をグ
ループで共有します。
To Do 項目の追加
To Do を使用すると、アクティビティーの処理中にアクション項目を作成し、期限や所有権な
どを割り当てることができます。To Do は作業の規模を拡大し、そのアクティビティーに参加
しているユーザーへの作業の割り当てを促進します。全アクティビティーのすべての To Do が
1 つのビューに集約されるため、To Do に基づくアクションを容易に実行できます。IBM
Connections 5.0 では、複数のユーザーに 1 つの To Do を割り当てることができます。
メンバーの追加
他のユーザーとのアクティビティー共有は、
「新規アクティビティー」フォームから行うことも、
そのアクティビティー内から直接行うこともできます。先行入力機能により、組織内のユーザー
を検索できます。
アクティビティーを共有するユーザーが見つからない場合は、そのユーザーのメール・アドレス
を使用して追加することもできます。コンマ区切りリストを使用すると、複数のユーザーをアク
ティビティーに同時に追加できます。
アクティビティー・メンバーはそのアクティビティー内の「メンバー」ビューに表示されるため、
迅速かつ容易にアクセスできます。
所有者、作成者、読者という 3 種類の役割があり、アクティビティー内のコンテンツに対する
異なるアクセス・レベルをそれぞれの役割に割り当てることができます。
•
所有者はすべてのアクティビティー・オブジェクトの表示、編集、削除を行うことがで
きます。さらに、任意の役割でユーザーをアクティビティーに追加できます。
•
•
作成者はオブジェクトの表示と追加のほか、自身のエントリーの編集と削除を行うこと
ができます。さらに、作成者は作成者または読者の役割を持つユーザーをアクティビ
ティーに追加できます。
読者は参照のみが可能です。
ファイルの添付
ファイル・アプリケーションからアクティビティー・エントリーに、既存のファイルまたはフォ
ルダーを直接追加できます。これにより、ユーザーは IBM Connections で一度共有したファイ
ルをアクティビティーで再利用することができます。
強化されたコミュニティー統合
アクティビティーのアクセス制御にコミュニティー名を追加するだけで、既存のアクティビ
ティーをコミュニティーに追加できます。さらに、コミュニティー・メンバーの一部をアクティ
ビティーに追加し、そのメンバーがアクティビティーで担う役割を選択することもできます。こ
の操作は、新規、既存のいずれのアクティビティーでも実行できます。
概要
アクティビティーは、ユーザー間の関係、作業に使用する資料、ユーザーのコミュニケーション、
共通の目的達成に使用するプロセスで構成されています。アクティビティーでは、異種の孤立し
た複数のツールで作業を遂行するのではなく、さまざまなツールと場所から 1 カ所に収集した
情報をグループで共有します。
アクティビティーの使用例を以下にいくつか示します。
•
•
•
•
案件獲得に向けた販売プロセスの促進
重要なミーティングの準備
お客様向けのレポート作成
新入社員のオンボーディング
アクティビティーは、チームを組み、他のメンバーと共同で作業する手段となります。目標達成
のために収集が必要な情報に基づいて、ユーザーがカスタム・エントリーを独自に作成すること
もできます。アクティビティーは他のユーザーと容易に共有できます。Web ベースのアクティ
ビティー・ダッシュボードを使用すると、現在のアクティビティー、優先度付きのアクティビ
ティー、完了したアクティビティーを追跡できます。
アクティビティーの使用による効率化
アクティビティーは、小さなグループの自覚と協調を高める効果的な方法です。例えば、プレゼ
ンテーションの作成、ソフトウェア問題の解決、トピックの研究などの目標を定めて、その実現
に向けたアクティビティーを作成するとします。そのアクティビティーをワーク・メンバーと共
有し、メンバー全員が団結することができます。
コンテンツをアクティビティーに投稿し、さまざまな共有ツールを使用して共同で作業できま
す。アクティビティーが終了したら完了のマークを付けます。このように、アクティビティー・
ダッシュボードには最新の情報が常に表示されます。
アクティビティー・リストは現在のアクティビティーの一覧であり、ユーザーがログインした際
のメインページです。アクティビティー・ダッシュボードで画面の左上隅の「アクティビティー
の開始」ボタンをクリックして、必要な情報をできるだけ多く入力してください。
アクティビティーを開始するときに、そのアクティビティーをコミュニティーと共有することも
できます。アクティビティーでは異なる役割 (作成者など) を持つメンバーを指定したり、公開
アクセスではなく読者アクセス権を付与したりできます。さらに、テンプレートに基づいてアク
ティビティーを作成することもできます。これらのオプションを確認するには、「メンバー・オ
プション」および「テンプレート・オプション」のセクションを展開してください。
図 1. アクティビティーの作成
セクション
アクティビティーではコンテンツのフラット・リストを表示することも、分類されたセクション
にコンテンツを編成することもできます。アクティビティーの所有者はセクションをカスタマイ
ズできます。追加されたセクションは、そのアクティビティー内のメンバー全員が使用でき、関
連するアクティビティー・コンテンツをグループ化できます。
エントリーの追加
「エントリーの追加」ボタンをクリックしてアクティビティーに新規の情報を追加することもで
きます。表示されるデフォルトの「新規エントリー」フォームでは、タイトル、説明、タグをエ
ントリーに追加できます。
図 2. エントリーの作成
必要に応じてフィールドをさらに追加することもできます。追加可能なフィールドには、「ファ
イル・タイプ」フィールド、「カレンダー・タイプ」フィールド、URL の「リンク」フィール
ド、IBM Connections ユーザー名の「ユーザー」フィールド、その他の情報を追加するプレーン・
テキスト・フィールドなどがあります。フィールド名のいずれかを変更するには、そのフィール
ド名をクリックして名前を変更します。
あるカスタム・エントリーを繰り返し使っていることに気づいたときは、他のユーザーが使用可
能な情報セットとしてそれを保存することもできます。この操作を行うには、アクティビティー
で新規に作成したエントリーに移動し、「他のアクション」->「エントリー・テンプレートとし
て保存」を選択します。名前の入力が済むと、そのエントリーは新規エントリーのリストに表示
されます。
アクティビティーのフォロー
アクティビティーをフォローすることで、アクティビティーの更新情報が容易に得られるように
なりました。これを実行するには、「このアクティビティーをフォロー」ボタンをクリックする
だけです。アクティビティーの更新は自分の「ホーム・ページ」にすべて表示されるため、特定
のアクティビティーに対する更新を容易に知ることができます。
モバイル・デバイス上のアクティビティー
サポート対象のモバイル・デバイスからアクティビティーにアクセスできます。このセクション
で説明される機能の多くが、モバイル・デバイスでも利用できます。
図 3. モバイル上のアクティビティー
ブログ
概要
ブログは、コンテンツを投稿したり、知識を共有したりし、さらにそこからネットワークを構築
する手段をもたらします。製品の方向性の共有から質疑応答、フィードバックの収集、ベスト・
プラクティスの学習に至るまで、さまざまなビジネス上の目的でブログを使用できます。
以下に示すその他のブログ機能については、以降のセクションで説明します。
•
•
•
•
ユーザーが情報を投稿できるグループ・ブログまたはコミュニティー・ブログの作成
テーマを使用したブログの作成とテーマの随時切り替え
最近のブログとコメントを閲覧する情報源として組織全体で利用可能な「ブログ・ホー
ム・ページ」の活用
他のユーザーが特に有用と感じた情報を見いだす、ブログ・エントリーの評価
このリリースの重要な更新:
このリリースの重要な更新
• ブログに含まれるユーザー宛のメッセージ
• イメージのコピー・アンド・ペースト
特長
「ブログ・ホーム・ページ」は、IBM Connections ブログ・アプリケーションのダッシュボード
型のビジュアル表示で構成されています (図 1 参照)。このページにはアクティブなブログ・エ
ントリーのスナップショットが表示され、タグまたは全文インデックスによる迅速な検索を実行
し、ニーズに合った情報を見つけることができます。
ブログは、組織内またはビジネス・パートナーとお客様にわたる幅広いコミュニケーションを可
能にする手段です。
図 1. ブログのダッシュボード
「ブログ・ホーム・ページ」の各機能について説明します。
1. 「最新のブログ・エントリー」にはブログ投稿のリストが表示されます。このリストは、
2.
3.
4.
5.
6.
日付順、タイトル順、おすすめ順、コメント順、アクセス順にソートできます。リスト・
ビューと詳細ビューを切り替えることができます。詳細ビューでは、各エントリーのタイ
トル、タグ、ブログ名、投稿日時、おすすめの数、コメントの数、作成者が表示されます。
「注目ブログ」セクションには、現在最もアクティブなブログが紹介されます。
タグ付けは任意ですが、検索を向上させてフォークソノミーを形成する手段としてお勧め
します。ブログにタグ付けすることで、大量の情報の検索、確認、ナビゲートが時間とと
もに一層容易になります。
「『いいね』の多い順」セクションには、評価が最も高いブログ・エントリーのリストが
表示されます。
「アクセス回数順」セクションには、エントリーの表示回数が最も多いブログのリストが
表示されます。
「コメント数順」セクションにはコメント数が最も多いブログ・エントリーのリストが表
示され、他のワーク・メンバー、ビジネス・パートナー、お客様と自分の意見や考えを共
有できます。
ブログの作成
「ホーム・ページ」の左上隅にある「ブログの開始」ボタンをクリックし、タイトルを指定して
読者のために説明を入力します。ブログ所有者はテーマを変更することもできます。テーマは、
ブログの外観とレイアウトを制御する一連のテンプレートで構成されています。
リッチ・テキスト・エディター
ブログ・エントリーを投稿するときは、リッチ・テキスト・エディター (図 2 参照) を使用し
て、ハイパーリンクの挿入、元に戻す、やり直し、テキストの検索と置換、すべて選択、フォー
マット設定の削除などを実行できます。さらに、リンクや写真の挿入、アンカー・テキスト処理
を行うこともできます。加えて、クイック・リンクの挿入、フラッシュ・オブジェクトの組み込
み、表、水平線、顔文字の作成も行うことができます。
図 2. リッチ・テキストの編集
フォント書式、フォント名、フォント・サイズ、前景色/背景色、フォント・スタイル (太字、
イタリック、下線、取り消し線、下付き文字、上付き文字) を編集できます。黒丸、番号付け、
インデント、アウトデント、引用を追加し、段落整列を設定して、最後にページ・セクションを
示すことができます。
「HTML ソース」タブを使用すると、ブログ・エントリーの HTML 出力を表示して編集する
ことができます。
ブログへのファイルのアップロード
ファイルのアップロード・ユーティリティーを使用すると、グラフィックス、ポッドキャストな
どのファイルでブログの魅力を高めることができます。アップロードを管理して、新規または既
存のイメージをブログ・エントリーに容易に追加できます (図 3 参照)。
図 3.「イメージの追加」ウィンドウ
「イメージの追加」ウィンドウ
ブログのルック・アンド・フィールの変更
さまざまな選択肢の中からテーマを選んでブログのルック・アンド・フィールを変更できます。
例えば、カラー・スキームを変更し、ブックマークのような他の IBM Connections アプリケー
ションを取り込むことができます。
チームによるブログ作成
ブログは 1 人のユーザーが作成することも、複数ユーザーの投稿で作成することもできます。
複数の投稿者によるブログは、グループ・ブログなどの一般的な企業の要求を満たすのに役立ち
ます。
コミュニティー・ブログ
コミュニティー・ブログは IBM Connections のコミュニティー・アプリケーションへの統合を
意図したものであり、コミュニティーのメンバー全員はデフォルトで作成者権限を持ち、そのブ
ログに投稿することができます。
コミュニティー・ブログは、そのコミュニティーに参加しているユーザーやコミュニティー・ペー
ジにアクセスしているユーザーが利用できるほか、「ブログ・ホーム・ページ」にも表示されま
す。コミュニティー・ブログでは、コミュニティーに戻るためにコミュニティー・カードを利用
することもできます。
ブログのフォロー
ブログをフォローすると、そのブログの最新の更新に関する通知を受け取ります。スタンドアロ
ンのブログは誰でもフォローできます。さらに、アクセス可能な公開コミュニティーであれば、
そのコミュニティーのメンバーでなくてもコミュニティー・ブログをフォローできます。
レビューを目的としたエントリーへのフラグ設定
不適切と思われるコンテンツを見つけたユーザーは、管理者がレビューして適切に処置できるよ
うにそのコンテンツにフラグを立てることができます。
その他の機能
その他の機能
ブログ・アプリケーションが持つ他の機能について説明します。
トラックバック
エントリーの送信後、トラックバック URL を指定するかどうかを選択できます。トラックバッ
クによりブログ・エントリーへの参照が作成され、コメントとしてその参照が表示されます。こ
の操作を行うには、リンク元のブログ・エントリーの URL をコピーしてトラックバック URL
フィールドに貼り付け、「トラックバックの送信」をクリックします。
サード・パーティーのブログ・エディターによるブログ・エントリーの作成
サード・パーティーの編集ツールでブログ・エントリーを作成できるようにブログをセットアッ
プできます。その場合、ユーザーはオフライン時に自分のブログにアクセスできます。これを実
行するには、MetaWeblog API を有効にして、w.bloggar や ScribeFire などの Web サービス・
クライアントによるブログ・エントリーの作成、編集、削除を可能にします。
ブログ・エントリーについてユーザーに通知
ブログ・エントリーへのリンクを含むメールをユーザーに送信するメール・オプションを使用し
て、ほかのブログ・ユーザーにエントリーについて通知することができます。送信した通知は、
「IBM Connections ホーム・ページ」の「マイ・アップデート」タブの「受信した通知」リスト
(受信者) と「送信した通知」リスト (送信者) に表示されます。
ブログのヒット・カウントの表示
「参照元」ページ (図 4 参照) では、ブログのアクセス数を確認できます。このページにより、
ブログのヒットのアクセス元が特定されます。ニュース配信リーダーやリンクなどの不定の参照
元によるヒットは、「直接」のヒットとしてカウントされます。
図 4. 「参照元」ページ
ブログ・エントリーとコメントの管理
ブログ所有者は、管理インターフェースを通じて自分のブログ・エントリーとそのコメントをレ
ビューおよび管理することができます。「エントリー」ページでは、自分が所有するブログのす
べてのエントリーを一元的に管理できます。
例えば、あるメンバーをドラフト作成者に指定した場合は、送信されたドラフト・エントリーを
レビューして、ブログへのそのエントリーの投稿を承認するのか、エントリーを拒否して作成者
に返すのかを決めることができます (図 5 参照)。
ブログの「コメントの管理」設定を有効にすると、所有者は「コメント」ページを使用して、そ
のブログに投稿されたコメントの表示と管理を一元的に行うことができます。「コメント」ペー
ジでは、自分のブログに関するコメントをすべて表示できます。
ブログ所有者が自分のブログの「コメントの管理」設定を有効にした場合 (チェック・マークを
付けた場合)、「コメント」ページでコメントを表示して管理することができます。
図 5. 「エントリー」ページ
モバイル
新規に設計されたモバイル・ブログは、モバイル・デバイス上で使いやすい操作性を実現するた
めにブログボードを提供します。ブログボードはブログを表示するため、ユーザーは最近の投稿
やマイ・ブログをスワイプすることで、必要なコンテンツを迅速に見つけることができます。
図 5. モバイル上の「ブログボード」
新規ユーザーは、ブログ内でいくつかのオプションを実行できます。
星印をクリックするとブログをお気に入りに登録できるため、星印がナビゲーターのお気に入り
セクションに表示されます。
ブックマークをクリックすると、後で読めるようにブログに印をつけることができ、オフライン
でブログにアクセスできます。
顔のアイコンをクリックすると、ブログに「いいね」を追加できます。
コメントをクリックすると、当該ブログの投稿に対してコメントを作成できます。
リンクをクリックすると、当該ブログの投稿へのリンクをコピーすることで、他のユーザーと情
報を共有できます。
図 6. モバイル上の「ブログ」
ブックマーク
概要
IBM Connections ブックマークは、ブックマークの保存、整理、共有が可能なソーシャル・ブッ
クマーク・ツールです。ブックマークを使用すると、関心分野と専門分野が類似している他のユー
ザーによって限定されたリソースが明らかになります。
IBM Connections のすべてのアプリケーションでタグ付けを利用できますが、ブックマークでは
この機能がとりわけ役に立ちます。大量のブックマークの検索、確認、ナビゲートが時間ととも
に容易になるからです。
特長
ブックマークは一連のソーシャル・ブックマーキング・ツールであり、これらを使用すると、
インターネットやイントラネットのブックマークを保存、編成、共有できます。
収集するブックマークは、いつでも使用できるようにセントラル・リポジトリーに保管され
るため、自分のブックマークの一部また は全部をほかのユーザーに共有したり、ほかのユー
ザーのブックマーク・コレクションを参照したりできます。 作業環境では、このツールは
専門知識を共有する場合に役立ちます。 ブックマークでは、ブックマークまたはその所有
者に関する情報をスキャンするためのツールが提供されており、企業内で情報を共有した
り、自分と同じ関心を 持つユーザーや自分に必要な知識を持つユーザーにアクセスしたり
できます。 ブックマークには、以下のような特長があります。
• ブックマークを保存および編成するためのセントラル・スポット。
• ブックマークの一部またはすべてを公開して、ほかのユーザーがコレクションを参照で
きるようにします。
• 選択したキーワードを含むブックマークを識別するためのタグ。 タグを使用すると、
ブックマークを簡単に検索および共有できます。
• ソーシャル・ネットワークとの境界を設定するためにエンタープライズ・ディレクトリー
の認証を行います。
• ブックマークの所有者に関する連絡先情報を提供して、ほかのユーザーを見つけてアク
セスできるようにします。
セントラル・スポットでのブックマークの保管
ブックマーク・アプリケーションを使用すると、各種の Web ブラウザーやデバイス内ではなく、
1 つの場所にブックマークをインポートできます。この情報はサーバー上に保管され、どこから
でも容易にアクセスして管理と更新を行うことができます。
ブックマークにより、コンピューター間でのファイル移動の必要性が軽減されます。新しいマシ
ンが利用可能になったときも、サーバー上のブックマーク・アプリケーションにログインする以
外、特別な手順は必要としません。
Web 統合
ブックマーク・アプリケーションは Web ブラウザーと容易に統合して、ブックマークを保管で
きます。ブラウズする対象がインターネットであれイントラネットであれ、Web サイトをブッ
クマークする方法は共通です。
タグ
Web サイトをブックマークすることに決めると「ブックマークの追加」ウィンドウが表示され
ます (図 1 参照)。ここでは、タイトル、説明 (その Web サイトに関する重要な詳細を思い起
こさせる情報を入力)、Web サイトの URL、タグを追加する場所を指定できます。コミュニ
ティー、アクティビティー、ブログにブックマークを追加するときもこの同じウィンドウを使用
します。
図 1. 「ブックマークの追加」ウィンドウ
IBM Connections にブックマークを保存するには、ブックマークが Web ブラウザーのツール
バー上に表示されるように、まずブックマーク・ボタンをインストールします。このためのステッ
プは、すべての IBM Connections ページのフッターのリンクからアクセス可能な「ブックマー
ク・ツール」ページにあります。
Web ブラウザーにボタンを追加したら、保存するページが表示されているときに「これをブッ
クマーク」ボタンをクリックし、その Web サイトをブックマーク・リストに保管します。
ブックマークでは、推奨タグ、人気のタグ、最近のタグが表示されます。これらのタグは、類似
した Web サイトへのアクセス時に、他のユーザーが使用しているタグの把握を促進する、企業
による共通のフォークソノミー構築を助長し、一貫性のある使用法を促します。
先行入力機能により、タグを入力すると以前に使用されたタグのリストが表示されます。その際、
他のユーザーが特定のタグを使用した回数が表示されるため、タグを使用する新規ユーザーを効
果的に支援できます。さらに、組織全体で使用するタグの共通化にも役立ちます。
図 2 は、ブックマーク・アプリケーションのメインページの 1 つである「公開ブックマーク」
ページを示しています。
「マイ・ブックマーク」ページはユーザー固有のものであり、最新のブックマークを表示できま
す。ブックマークを非公開としてマークすることもできます。「公開ブックマーク」セクション
には、ソーシャル・ネットワークにおける最新のブックマークのリストが表示されます。
図 2. ブックマークの Web インターフェース
「公開ブックマーク」ページの各機能について説明します。
1. Web サイトをブックマークに保管し、説明、タイトルを付けてタグを関連付けることが
できます。
「公開ブックマーク」ページに表示される「最もアクセスが多かったブックマー
ク」リストでは、全リストを表示するオプションを利用できます。
2. ブックマークの保管自体は新しい概念ではありませんが、同じ場所から自分のブックマー
クや公開ブックマークが検索可能になったことで、情報管理と生産性が向上しています。
ブックマーク・アプリケーションを使用すると、自分のブックマーク内またはすべての共
有ブックマークを検索できます。タグを使用してブックマークを説明することにより、検
索結果が改善されます。
ブックマークでは内部情報と外部情報のいずれも追加できるため、検索でも内部と外部
の両方の結果が返されます。例えば、「金融」で検索すると内部ブックマークと外部ブッ
クマークの両方が返されるので、組織内にある既存の情報を公開するときに非常に役立
ちます。
3. タグは、リソース (この場合はブックマーク) に関連付けることができる 1 つ以上の
キーワードです。フォントの大きさと太字にそのタグの使用頻度が反映されています。言
葉の上にポインターを置くと、そのタグの現在の使用回数を示すポップアップが表示され
ます。各項目に関連付けられたタグがブックマークで表示されます。
さらに IBM Connections では各アプリケーション内にタグ・クラウドが表示され、使用
されているタグが視覚的に描写されます。タグ・クラウドはブックマーク中で広く使用
されており、個人用タグ、他のユーザーによるタグ、関連付けられているタグ、ブック
マーク・アプリケーション内のすべてのタグなど、至るところで見ることができます。
タグ・クラウドを使用すると、トピックの関連タグだけでなく、表示したいと思うタグ
もフィルターすることができます。
4. 「マイ・アップデート」タブにはユーザーの「ウォッチ・リスト」が表示されます。
「ウォッ
チ・リスト」には、ユーザーが最近作成したブックマーク、または購読しているタグが使
われているブックマークの最新のコレクションが保持されます。ユーザーまたはタグをク
リックすると、関連付けられたブックマークが表示されます。「ウォッチ・リスト」に追
加するには、ユーザーまたは目的のタグに関連付けられているブックマークを表示して
「ウォッチ・リストに追加」をクリックします。
その他の機能
ブックマーク・アプリケーションが持つ他の機能について説明します。
ローカル・ブックマーク
ローカルに保管されているブックマークを Web ブラウザーを使用してインポートし、フォル
ダー名に基づくタグを自動作成することができます。例えば、フォルダー名が「IBM」の場合、
そのフォルダーに格納されているブックマークをインポートすると、そのブックマークには自動
的に「IBM」のタグが付けられます。あとでブックマークを変更し、タグの追加や削除を行うこ
ともできます。
「人気」タブ
特定の時間枠で最も頻繁に行われたブックマークのリストが「人気」タブに表示されます。ユー
ザーは、最も人気がある、最も多く通知されたブックマークを即座に知ることができます。さら
に、ブックマークを作成している最もアクティブなユーザーのリストも表示されます。
ウォッチ・リスト
「ウォッチ・リスト」を使用すると、特定のユーザーが作成したブックマークや特定のタグが付
いたブックマークを表示できます。ユーザーは、そのようなブックマークを自分の「ウォッチ・
リスト」に追加することで、特定分野の専門知識を持つユーザーをフォローするかどうかを判断
することができます。
「ウォッチ・リスト」を使用すると、IBM Connections を使用してユーザーが追加した新しいブッ
クマークを常に把握することができます。さらに、自分を「ウォッチ・リスト」に追加したユー
ザーを確認し、共通の関心分野を持つワーク・メンバーのネットワークを広げることができます。
ファイル
概要
IBM Connections ファイルを使用すると、ユーザーのファイルを容易に検索し、コミュニティー
でファイルを共有し、フォルダーを作成してファイルを整理することができます。企業と組織は
ファイル共有の問題に取り組んでいます。ネットワーク・ドライブ上の大規模ファイル・システ
ムのファイル・シェアでは、グループ・アクセス用のファイルを格納できますが、アクセス制御
レベル、コメント、評価、バージョン管理の処理は行われず、ファイルのコンテキストも提供さ
れません。
ファイル共有問題の解決に向けて企業が取り組んでいるもう 1 つの方法がメールの活用です。
とはいえ、この解決策は極めて非効率的です。しばしば非常に大きなファイルがやりとりされ、
ユーザーのメール割り当て量とネットワーク帯域幅を圧迫しているからです。さらに、メールに
よるファイル共有では最新バージョン、コメント、編集内容などを追跡することが極めて困難で
す。
このリリースの重要な更新:
このリリースの重要な更新
•
ファイルのサムネール・ビュー: IBM Connections のこのリリースではファイルに関する
重要情報を一目で確認できる機能を追加したため、ユーザーは求める情報を得るために
必要なクリックとダウンロードを最小限に抑えることができます。
• 「マイ・ファイル」と「コミュニティー・ファイル」のグリッド・ビューを通じ
て、文書、イメージ、ビデオのサムネールを参照できます。
• サムネールにポインターを置くことで、情報 (作成者や更新日など) とアクショ
ン (ダウンロード、プレビュー、詳細の確認など) を確認できます。
特長
IBM Connections ファイル・アプリケーションを使用すると、ユーザーは個人およびグループで
迅速かつ容易にファイルを共有できます。そのモデルはシンプルです。任意のタイプのファイル
をアップロードし、それに読者と編集者を追加します。
新しいバージョンを追加でき、ユーザーはそのファイルへのコメントや評価を行うことができま
す。自分が共有しているすべてのファイル、1 ユーザーによって共有されているファイル、また
は特定のコミュニティーによって共有されているファイルにアクセスできます。
IBM Connections にログインし、
「アプリケーション」のメイン・ナビゲーション・ペインで「ファ
イル」リンクをクリックするとファイルを表示できます。最初に、最近追加されたファイルのリ
ストがアップロードの日時順に表示されます。このリストから個々のファイルへ移動すること
も、共有されている自分や他のユーザーのファイルを探索することもできます。
すばやくアクセスしたい特定のファイルは、ピン留めすることができます。これを実行すると「ピ
ン留めされたファイル」ナビゲーションに追加され、リストにそのファイルが表示されます。
最後に、「マイ・フォルダー」タブをクリックしてファイルのフォルダーを表示し、仮想フォル
ダーや関連ファイルのグループを確認できます。さらに、フォルダーをピン留めしてクイック・
アクセスの専用ビューに表示することもできます。
これらのすべてのビューで共通のアクションが表示されているのが分かります。各ページでは以
下のアクションを実行できます。
•
•
•
•
•
ファイルのアップロード:
ファイルのアップロード 新規ファイルを追加し、そのファイルへのアクセスを設定でき
ます。
新規フォルダーの作成:
新規フォルダーの作成 ファイルを格納する新規フォルダーを作成できます。1 つのファ
イルを複数のフォルダーに追加できます。
最近のユーザー:
最近のユーザー ファイルを共有した最近のユーザーを表示します。
スペース:
スペース ファイル・ページの右下隅で、スペースの制限と使用量を確認できます。管理
者がスペース全体の容量を設定していることに注意してください。クリックして合計サ
イズでファイルをソートし、削除対象のファイルを容易に特定することもできます。
検索:
検索 すべてのファイル、自分のファイル、公開ファイル、自分に共有されたファイルを
対象にした全文検索を実行できます。または、ユーザーの名前やメール・アドレスに基
づいてユーザーのファイルを検索することもできます。
「ファイル」タブ (図 1 参照) では、他のユーザーと共有しているファイルのリストを表示し
て、その更新日時、ダウンロードの回数、共有しているユーザーを確認できます。
図 1. 「マイ・ファイル」リスト
「マイ・ファイル」ページの各機能について説明します。
1. クイック・リンクでファイルをフィルターし、以下の条件に合致したファイルのみを表
示できます。
• すばやく取得できるようにピン留めされたファイル
• リストにある作成済みのファイル
• 他のユーザーが共有している自分のファイル
• 自分が他のユーザーに共有しているファイル (非公開ファイルは対象外)
• 自分がメンバーであるコミュニティー内のファイル
• 公開されているファイル
• ごみ箱への削除対象としてマークしたファイル (ごみ箱からの復元も可能)
2. メイン・ナビゲーションの下にあるこの領域では、ピン留めされたフォルダー、通常の
フォルダー、自分が共有しているフォルダー、および公開フォルダーを確認できます。
各項目を展開すると、それぞれのカテゴリーによるフォルダーのリストが表示され、フォ
ルダーを選択すると、そのフォルダーに格納されているファイルのリストが表示されま
す。
3. ページ左側のフォルダー・ビューの下には「タグ」セクションがあります。このタグ・
クラウドでは人気のタグが表示され、これらのタグによってファイルのリストをフィル
ターできます。クラウド・ビューとリスト・ビューを切り替えることができます。タグ
の下には、公開、非公開、共有のいずれかのファイルのみを表示するフィルターがあり
ます。このようなフィルターの下には、特定の日付の範囲を使用してファイルを見つけ
るための一連の別のフィルターがあります。
4. メインページ領域には新しい順にファイルが表示され、ファイルをダウンロードするリ
ンクやファイルの詳細情報を表示するリンクが埋め込まれています。サムネール・ビュー
では、ファイルにポインターを置くとファイルがアップロードされた日付が表示され、
参照と共有をワンクリックで行うことができます。
5. エンド・ユーザーは複数のビューから好きなビューを選択できます。列ビューで例えば
ファイルのタイトルをクリックすると、ファイルの説明、評価、タグなどの情報が表示
され、新規バージョンのアップロード、共有、プロパティーの設定、タグの編集、メー
ル通知の送信、コレクションへの追加、削除などのアクションを行うことができます。
ユーザーは複数のファイルに対して同時にアクションを実行できます (図 2 参照)。1 つ以上の
ファイルを容易に選択し、タグ付け、共有、ダウンロード、またはごみ箱への移動を行うことが
できます。複数のファイルを同時にダウンロードするときは、すべてのファイルが zip ファイ
ルに圧縮されてからダウンロードされます。ファイルを一度に全部ダウンロードすることもでき
ます。
図 2. マルチファイル・アクション
複数のファイルを同時にアップロードすることもできます。その際、一連のタグと参照設定のオ
プションを指定できます。この指定内容は、アップロードされるすべてのファイルに適用されま
す。
図 3. 複数ファイルの同時アップロード
ファイルのタイトルをクリックすると、その詳細情報を表示し、ファイルをダウンロードするこ
とができます。最上部にファイルのタイトル、共有情報、ワンクリックのピン留めアイコン、お
よびタグが表示されます。ここに新規タグを追加することもできます。このファイルの「いいね」
の数も表示されます。このファイルに「いいね」を追加するには「いいね」リンクをクリックし
ます (図 4 参照)。
ユーザーがファイルをロックすると、他の編集者はその既存ファイルを変更できなくなります。
ロックされている間、ファイルのタイトル、説明、タグ、コンテンツを他のユーザーが変更する
ことはできません。現在そのファイルで誰が作業しているのか他のユーザーに知らせるシンプル
なメカニズムが実現します。必要な場合、ファイル所有者はロックをオーバーライドしてファイ
ルをロック解除することができます。
図 4.ファイルのロック
ファイルのロック
ファイルの編集者または所有者は、そのファイルの新規バージョンをアップロードできます。こ
の操作を行うには、「ファイル」ページで「新規バージョンのアップロード」ボタンをクリック
し、表示されるウィンドウにファイル変更の要約を必要に応じて入力します (図 5 参照)。
図 5. 「新規バージョンのアップロード」ウィンドウ
「ファイル」ページで「共有」ボタンをクリックすると、読者または編集者として追加するユー
ザーかコミュニティー、またはその両方を選択できます (図 6 参照)。自分が共有している他の
ユーザーのファイルでは、そのファイルの読者としてユーザーを追加できます。これにより、ファ
イルのユーザーは現在ファイルを共有しているユーザーと、これまでファイルを共有していた一
連のユーザーを知ることができます。
ファイルにコミュニティーを追加すると、指定されたコミュニティーにそのファイル・ページへ
のリンクが作成されます。
図 6. 「ファイルの共有」ウィンドウ
フォルダーはファイルのグループであり、ファイルと同様に非公開、公開、または共有に設定で
きます。「ファイル」ページで「フォルダーに追加」ボタンをクリックし、自分が所有するフォ
ルダーか、投稿者または管理者のアクセス権をもつフォルダーを選択します。
図 7 が示すように、最近使ったフォルダー、ピン留めされたフォルダー、自分のフォルダー、
自分が共有している他のユーザーのフォルダー、公開フォルダーの中から選択できます。追加さ
れたファイルは、追加済みの他のファイルとともにフォルダーで利用可能になります。
図 7. フォルダーへのファイルの追加
「他のアクション」ボタンをクリックすると、以下のアクションを実行できます。
•
•
•
•
•
•
ファイルのフォローを停止できます。ファイルをダウンロードするとき、新規バージョ
ンがある場合は自動的に通知されます。「フォローの停止」をクリックすると、この機
能を無効にできます。
プロパティーを編集できます。これにより、タイトル、説明、またはファイル・タイプ
を変更できます。
コメントを追加できます。
ファイルをロックできます。
特定のコミュニティーにファイルのコピーを追加できます。
ファイルをごみ箱に移動できます。
「バージョン」タブを使用すると、バージョンの表示と復元のほか、これまでのすべてのバージョ
ンをワンクリックで削除することもできます。
ファイルの操作
ファイルをアップロードするときは、そのファイルへのアクセスを次のいずれかに設定します
(図 8 参照)。
•
•
•
公開:
公開 誰でもファイルの参照やダウンロード、ファイルへのコメントや評価を行うことが
できます。
非公開:
非公開 所有者のみがファイルを参照できます。
共有:
共有 特定のユーザーがファイルを参照できます。編集者または読者としての他のユー
ザーまたはコミュニティーとファイルを共有できます。
•
•
編集者: ファイルの閲覧、コメント追加、評価、新規バージョンの追加が可能な
ユーザー。
読者: ファイルの閲覧、おすすめ、コメント追加が可能なユーザー。
図 8. 「ファイルのアップロード」ウィンドウ
「アップロード」フォームからコミュニティーにファイルを直接追加できます。ファイルを共有
するコミュニティーを選択すると、そのコミュニティーのメンバー全員がそのファイルにアクセ
スできるようになり、コミュニティー内にファイルへの参照ポイントが設置されます。コミュニ
ティーが編集者に設定されると、そのコミュニティーのメンバー全員がそのファイルを編集でき
ます。
公開コミュニティーとファイルを共有すると、そのファイルは自動的に公開されるので注意して
ください。
コミュニティーによって使用されるファイルの作成
ファイル・アプリケーションを IBM Connections コミュニティーへ自動的に追加し、そのコミュ
ニティーのメンバー全員を読者または編集者として追加できます。ただし、ファイル・アプリケー
ションをコミュニティーに追加するにはそのコミュニティーの所有者でなければなりません。
管理者として、ファイル共有機能を追加するコミュニティーへ移動し、「コミュニティー・アク
ション」の「アプリケーションの追加」オプションをクリックします。次に、アプリケーション・
パレットで「ファイル」の横にある正符合 (+) をクリックし、「ファイル」ウィジェットをコ
ミュニティー・ページに追加します。
次に、このアプリケーションで新規ファイルをアップロードするか、自分が所有する既存ファイ
ルまたは自分が共有している既存ファイルの中から選択することができます。コミュニティーへ
のウィジェットの追加に関する追加情報は、このガイドのコミュニティーのセクションを参照し
てください。
ユーザーは、それぞれの個人用リストから直接コミュニティーに対してファイル共有を行うこと
もできます。その場合、ファイルのコピーは作成されませんが、ファイルのすべてのコメント、
評価、ダウンロードを 1 カ所に表示してコミュニティーのユーザーを誘導する参照ポイントが
作成されます。
左上隅にある「自分のコンピューターのファイルを参照」リンクをクリックして、コミュニティー
にファイルをアップロードすることもできます。
「ごみ箱」フォルダー
IBM Connections のユーザーは、ファイルを「ごみ箱」に入れることで一時的に削除することが
できます (図 9 参照)。「他のアクション」プルダウン・メニューで「ごみ箱に移動」を選択す
ると、容易にファイルをごみ箱へ移動できます。「ごみ箱」ビューのファイルは完全に削除され
ていますが、「ごみ箱を空にする」をクリックするまで他のユーザーはこれらのファイルを確認
できません。
図 9.「ごみ箱」フォルダー
「ごみ箱」フォルダー
フォロー機能
ファイルのフォロー機能を使用すると、ユーザーはファイルの最新の更新情報を容易に入手でき
ます。「フォロー」ボタン (図 10 参照) をクリックするだけで、フォローを選択したファイル
の更新情報が自分の「ホーム・ページ」に表示されるため、特定のファイルへの変更を容易に知
ることができます。
図 10. 「フォロー」ボタン
ファイルのフォローを停止したい場合は、「他のアクション」の「フォローの停止」ボタンをク
リックするだけでいつでも停止できます。
フォルダーの操作
フォルダーとはファイルのグループです。1 つのファイルを複数のフォルダーに追加できます。
ファイルと同様に、フォルダーは非公開、公開、または共有に設定できます。非公開フォルダー
の表示と操作は、その所有者のみが可能です。
公開フォルダーを作成すると、そのフォルダー内のファイルもすべて公開されます。公開フォル
ダーに追加された後に非公開または共有になったファイルは、そのフォルダーから削除されま
す。
共有フォルダーは、そのフォルダーにアクセス権限を持つユーザー全員が参照できます。ただし、
フォルダー内のファイルによってアクセス・レベルが異なる場合があります。例えば、Jane と
John はフォルダー A の参照者ですが、フォルダー A 内のファイル A は John にのみ共有さ
れており、Jane は参照できません。
モバイル
モバイル・ユーザーとして、自分のモバイル・デバイスから自分のファイルにアクセスできます。
モバイル・デバイスからプレビュー、情報の参照、ピン留め、共有、ダウンロード、コメントの
追加、「いいね」の追加を行うことができます。
図 11. モバイル上のファイル
デスクトップ・コンピューターの場合と同様に、ファイルを自分のモバイル・デバイスと同期す
ることで、モバイル環境で必要なファイルの最新バージョンに常にアクセスできます。差分の同
期を行うと変更されたコンテンツのみがモバイル・デバイス上で更新されるため、限られたデー
タのみが交換され、モバイル・デバイス上で不必要なデータの使用を制限することができます。
図 12. モバイル上のファイル同期
フォーラム
フォーラムは、多種多様な主題やトピックに関するフィードバックまたはデータの収集に役立つ
場所です。「公開フォーラム」ページには、公開コミュニティー・フォーラムをはじめとする組
織内の公開フォーラムがすべて表示されます。ユーザーはフォーラムのリストを参照し、興味を
持ちそうなフォーラムを容易に見つけることができます。
関心のあるトピックが議論されていない場合は、容易にフォーラムを開始して関心のあるトピッ
クについてフィードバックを収集するプロセスに着手することができます。
IBM Connections 5 では、フォーラムをスタンドアロン・アプリケーションとして単独で使用す
ることも、他の IBM Connections サービスと同様にコミュニティー内に統合することもできま
す。スタンドアロン・フォーラムでは、誰もがトピックを投稿したりトピックに応答したりでき
ますが、コミュニティー内のフォーラムを使用するには、そのコミュニティーのメンバーである
必要があります。
フォーラムに誰かがトピックを追加したことをメールで通知されたら、そのメール内の「このト
ピックに返信」リンクをクリックすることができます。これにより、コンテンツを追加してフォー
ラムに送信できる応答メールが作成されます。その結果、メールで通知されたトピックへの応答
が作成されます。この応答トピックにはメールの添付ファイルも追加されます。
概要
「アプリケーション」メニューからフォーラム・アプリケーションにアクセスできます (図 1 参
照)。
図 1. 「アプリケーション」メニューからフォーラムにアクセス
「アプリケーション」メニューからフォーラムにアクセス
マイ・フォーラム
IBM Connections にログインしてフォーラム・アプリケーションを開くと、「マイ・フォーラム」
ページが自動的に表示されます。フォーラムへの参加を開始すると、自分が所有しているフォー
ラム、自分が属しているコミュニティー・フォーラム、および自分がフォローしているフォーラ
ムの最新情報を得るためにこのページが使用されます。「マイ・フォーラム」ビューにはすべて
のフォーラムが一元的に表示される領域があり、容易に情報を検索して最新動向を把握できま
す。
公開フォーラム
コミュニティーから独立して作成されるフォーラムは、すべて公開フォーラムです。IBM
Connections 内では、フォーラム・アプリケーションにアクセスして「フォーラムの開始」ボタ
ンをクリックするだけでいつでもフォーラムを開始できます。
コミュニティー・フォーラム
複数のフォーラムをコミュニティー内で利用できます。これらのフォーラムはコミュニティーの
メンバーに限定されており、スタンドアロンのフォーラム・アプリケーションが備える機能をす
べて利用できます。
フォーラムの機能
フォーラム内の添付ファイル
ディスカッションのトピックを作成するときやトピックに対して応答するときは、添付ファイル
を共有してディスカッションの向上に役立てることもできます。例えば、添付ファイルの追加は、
メッセージの本文に補足情報を盛り込む有益な方法となります。
後の段階で添付ファイルの削除や差し替えが必要になった場合でも、メッセージを編集するだけ
で済みます。必要に応じて追加の添付ファイルをアップロードすることもできます。
フォーラムまたはフォーラムのトピックのフォロー
フォーラム・アプリケーションは、さらに以下の機能を提供します。フォーラムのアクティビ
ティーをリアルタイムで把握するには、フォーラムへの変更や追加が行われたときに通知を受信
するためのフォーラムのフォロー機能を使用します (図 2 参照)。
図 2. フォーラムまたはトピックのフォロー
特定のフォーラム・スレッドに関心がある場合は、トピック・レベルでフォーラム・コンテンツ
をフォローすることもできます。フォーラムをフォローすると、そのフォーラムの最新の更新に
関する通知を受け取ります。
フォーラム・トピックのフォローは、関心がある特定のディスカッション・スレッドの進行状況
を把握したいときにも役立ちます。スタンドアロンのフォーラムまたはフォーラム・トピックは
誰でもフォローできます。さらに、アクセス可能な公開コミュニティーであれば、そのコミュニ
ティーのメンバーでなくてもコミュニティー・フォーラムのトピックをフォローできます。
ロック/ロック解除の機能
ロック ロック解除の機能
フォーラムをロックすると、他のユーザーが新規トピックを追加したり、既存トピックに応答を
投稿したりするのを阻止できます。スタンドアロン・フォーラムをロックまたはロック解除する
には、そのフォーラムの所有者である必要があります。フォーラムがコミュニティー内にある場
合は、同様にコミュニティー所有者がフォーラムとその関連コンテンツのロックおよびロック解
除を行うことができます。
フォーラムのロック権限を持つすべてのユーザーは、フォーラムがロックされているときでもト
ピックとその返信を作成できます。この機能を使用すると、フォーラム所有者はロックを解除し
なくてもフォーラムを変更できるため、フォーラムをコミュニティー全体に公開することができ
ます。フォーラムとそのトピックは、他のすべてのユーザーにはロックされたままとなります。
コンテンツが解決済みまたは完了済みと思われるフォーラムはロックすることをお勧めします。
例えば、特定の問題をトラブルシューティングするためにフォーラムを開始し、その問題が解決
した場合は、そのフォーラムをロックしてそれ以降は変更できないようにし、最終的な解決に
至ったことを他のユーザーに認識させることもできます。
フォーラムをロックした場合、ユーザーは引き続きフォーラム・コンテンツを参照できますが、
新たなコンテンツは追加できなくなります。
図 3. フォーラムのロックとロック解除
フォーラムの作成
特定の質問に対する答えが欲しいときや、特定のトピックに関するディスカッションを始めたい
ときは、新規フォーラムを開始します。デフォルトでは、フォーラム・アプリケーションで作成
したフォーラムは公開フォーラムとなります。フォーラム・アプリケーションへのアクセス権限
を持つ組織内のすべてのユーザーは、公開フォーラムを表示して投稿することができます。
制限付きアクセスのフォーラムを作成するには、アクセスに制限があるコミュニティー内に
フォーラムを作成する必要があります。
フォーラムを作成する前に組織内の既存フォーラムをまず参照し、投稿する必要がある質問やト
ピックが既に提示されていないか、または活発なディスカッションが既に進行中でないかを確認
することをお勧めします。その場合は、「公開フォーラム」ページを使用すると組織内の既存
フォーラムを見つけるのに役立ちます。
フォーラムは、「フォーラムの開始」ボタンをクリックして必須フィールドに入力するだけで開
始できます (図 4 参照)。
図 4. フォーラムの開始
フォーラムが作成されると、ユーザーはその内部でトピックの作成を開始できます。フォーラム
へのアクセス権限を持つすべてのユーザーは、新規トピックを表示できます。トピックを作成す
るには、フォーラムで「トピックの開始」ボタンをクリックします (図 5 参照)。
図 5. トピックの開始
トピックを開始するときに、そのトピックを質問としてマークすることもできます。そうするこ
とで、トピック作成者はユーザーの回答を管理し、それを受け入れるかどうかを決めることがで
きます。
さらに、質疑応答形式を使用すると、読みやすいレイアウトでフォーラム・メンバーに情報を提
供するのに役立ちます。質疑応答スレッドを作成することで、フォーラム・メンバーは、主題に
なじみがないユーザーのために有用な情報リポジトリーを構築し、同じ質問を共有できます。
フォーラムへの質問の投稿に必要なのは、通常のトピックを作成することだけです。ただし、そ
のトピックを質問としてマークする必要があります。これを行うと、そのトピックにはユー
ザー・インターフェースで疑問符アイコンが表示され、一般のディスカッションではなく質問の
トピックであることが容易に識別できます。
フォーラムはオンプレミスで提供することもできれば、SmarterCloud で提供することもできま
す。
モバイル・デバイス上のフォーラム
IBM Connections ユーザーは、サポート対象のモバイル・デバイスからフォーラムにアクセスで
きます。このセクションで説明される機能の多くが、モバイル・デバイスでも利用できます。
図 5. モバイル上のフォーラム
Wiki
概要
IBM Connections では、ソーシャル・ソフトウェア・プラットフォームのアプリケーションとし
て豊富な Wiki 機能を利用できます。IBM Connections スイートに緊密に統合されているため、
Wiki へのユーザー投稿の確認、共有する Wiki の作成、コミュニティーによる情報の創出、必
要に応じた自分の Wiki の作成を容易に行うことができます。
従来型の Web ページでは多くのユーザーが同時に情報を共有できましたが、Web 開発者以外
のユーザーが Web ページの更新と保守を行うのはこれまで困難でした。Web 開発スキルを持
たないユーザーでもオンライン公開とコンテンツ生成を容易に行えるように、長年にわたって
Wiki テクノロジーが開発されてきました。
ビジネスの環境では、Wiki はオーサリングのさまざまなユース・ケースに対応しています。Wiki
のコンテンツをオンラインでオーサリングすることにより、企業は、専門知識を持つさまざまな
ユーザーの情報に基づいてコンテンツをより短期間で開発し、速やかに情報を整理し、最新情報
から優れた洞察を引き出し、ブレーンストーミングを実施し、Web 開発者に負担をかけずに新
しいアイデアを公開することができます。
このリリースの重要な更新:
このリリースの重要な更新
• 目次のマクロ
• 自分宛のメッセージ
• イメージのコピー・アンド・ペースト
• ファイルへのリンク
• スペル・チェック (最新のブラウザーが必要)
特長
Wiki は、多くのユーザーによる作成、整理、編集が可能なオンライン・ページです。IBM
Connections の Wiki は、主題またはトピックの分野に関する複数のページで構成されています。
Wiki メンバーは、リッチ・テキスト・ツールやコード・ビューを使用してページを編集できま
す。メンバーはまた、自身のページをページ階層に追加することもできます。
チームやコミュニティーは、あるトピックに関する情報の投稿と共有を Wiki で一元化すること
ができます。
Wiki での役割に応じて異なる機能が Wiki ページに表示されます。主な役割は以下のとおりで
す。
•
•
•
管理者:
管理者 所有者によって委任され、全アクセス権限を持ち、Wiki を編集できるユーザー。
編集内容には、新規メンバーの追加、ページへのタグの追加、Wiki の設定変更などが含
まれます。デフォルトでは Wiki の作成者が管理者となります。
編集者:
編集者 閲覧、編集、コメント追加、タグ追加、ページ削除が可能なユーザー。
読者:
読者 ページの閲覧、おすすめが可能なユーザー。
Wiki ページの読者には編集機能が表示されません。Wiki の管理者は、その Wiki の管理設定を
編集できます。これについては、以降のセクションで詳しく説明します。
図 1 は Wiki ページの例を示しています。Wiki のヘッダー情報としてページのタイトルが表示
され、その上には現在のページを Wiki ページ階層内の位置関係で示すナビゲーション・トレー
ルが表示されます。
タイトルの下にはページの最終編集日時、編集を行ったユーザー、およびページのタグが表示さ
れます。
図 1. Wiki の例
上の図にある「ページのアクション」ボタンを使用すると、Wiki での役割に応じてさまざまな
アクションを実行できます。管理者または編集者である場合は、Wiki ページのコンテンツ編集
を可能にする「編集」ボタンもここに表示されます。
Wiki のナビゲーション領域には、現在表示している Wiki の内部にあるページ階層が示されま
す。ページ・タイトルの横に矢印がある場合は、子ページを表示できることを示しています。こ
の矢印を展開/縮小すると、子ページを表示して選択することができます。
編集者および所有者は、Wiki ナビゲーションの全要素をドラッグ・アンド・ドロップして速や
かにページを再配置することができます。
さらに、Wiki スペースの編集者または所有者である場合は、ナビゲーションに「新規ページ」
リンクも表示され、リストに新規ページを追加できます。子ページまたはピア・ページを追加す
るその他の方法については、以降のセクションで説明します。
「いいね」ボタンをクリックすると、ページをすばやく評価できます。Wiki の管理者である場
合は、Wiki 全体を削除できる「Wiki のアクション」ボタンもページ右側に表示されます。
「Wiki のアクション」ボタンの横には「フォローのアクション」ボタンがあり、Wiki 全体また
はそのページ自体の変更すべてを購読することができます。
左側のナビゲーションの下にある「メンバー」オプションを使用すると、自分の Wiki にユーザー
を追加できます。Wiki がコミュニティーによって作成されている場合、このオプションは利用
できません。コミュニティーのメンバーシップによって Wiki のメンバーシップが決まるからで
す。
ユーザーが作成した、そのページのメイン・コンテンツが中央の領域に表示されます。ここでは
プレーン・テキストとリッチ・テキスト、イメージ、リンク、組み込まれたメディアなどが使用
されます。Wiki の編集者または管理者である場合は、このコンテンツを編集できます。読者で
ある場合、このコンテンツは表示専用となります。
フッターにはコメント数、バージョン履歴、添付ファイル、詳細情報のほか、フィード・リーダー
によるページ変更の購読を可能にするページ・フィードが表示されます。
•
「バージョン」タブを使用すると、そのページの作成以降のバージョン・リストを表示す
るページに移動して、ページを比較することができます。編集者または管理者である場合
は、以前のバージョンの復元や削除を行うことができます。
•
「添付ファイル」タブを使用すると、添付ファイルの表示、アクセス、および Wiki ペー
ジへの追加が可能なページに移動できます。
•
「詳細情報」タブでは、そのページの関連情報を表示できます。例えば、そのページを追
加したユーザー、ページを最終更新したユーザーとその更新日時、ページ階層などを確認
できます。
Wiki の作成および検索
Wiki は IBM Connections の中核をなす統合部分であるため、Wiki コンテンツの検索には複数
の方法を利用できます。最も分かりやすいのは、すべての Wiki を収録した「公開 Wiki」とい
うタイトルの Wiki の概要ページです (図 2 参照)。
図 2. Wiki の概要ページ
「公開 Wiki」ページと「マイ
」ページと「マイ Wiki」ページでの
」ページでの Wiki の検索
IBM Connections のメイン・ヘッダー・ページの上部にある「Wiki」リンクをクリックすると、
「マイ Wiki」ページに移動します。このページには、最近更新された、自分がメンバーまたは
所有者である Wiki ページのリストがあり、更新日時が新しい順に表示されています。
各リスト項目には Wiki タイトルとそのリンク、その Wiki を最近更新したユーザーの名前と更
新日時、タグ、評価が表示されます。「詳細」リンクをクリックすると、その Wiki の説明が表
示されます。
上部にあるソート・オプションを使用すると、Wiki 名、追加日時、最終更新日時に基づいてソー
トすることができます。リスト表示の上部では、Wiki 情報の要約表示と展開表示を切り替える
こともできます。
最後に、すべての Wiki ページで利用可能な検索ボックスでは、キーワードを指定した Wiki 検
索のほか、名前による先行入力検索を行うことができます。
人気のタグによる Wiki の検索
管理者は、それぞれの Wiki に一連のタグを割り当てることができます。これらのタグは集約さ
れ、「すべての Wiki」ページおよび「マイ Wiki」ページの左側にある「人気のタグ」ウィジェッ
トに使用頻度の高いタグが表示されます。
タグをクリックすると、その言葉のタグが付けられている Wiki に検索結果が絞られます。タ
グ・リストをスクロールすると、表示するタグの数を増減できます。クラウド・ビューからリス
ト・ビューに表示を切り替えることもできます。
新規 Wiki の作成
「公開 Wiki」ページおよび「マイ Wiki」ページの上部に「Wiki の開始」ボタンがあります。
このボタンをクリックすると、Wiki の命名を求めるウィンドウが表示されます。これが唯一の
必須フィールドです (図 3 参照)。
図 3.「
「Wiki の開始」ウィンドウ
説明とタグを加えることもできます。他のユーザーがその Wiki を検索するときにこの情報が役
立つので、説明とタグを追加することをお勧めします。ユーザーのほかに LDAP グループを追
加することもできます。ただし、ご使用のシステムが LDAP グループをサポートするように構
成されている場合に限ります。
情報の入力が完了したら、「Wiki の作成」ボタンをクリックします。
コミュニティーによって使用される Wiki の作成
IBM Connections コミュニティーに Wiki を自動的に追加し、そのコミュニティーのメンバー全
員を編集者として追加できますが、この操作を行うにはそのコミュニティーの所有者でなければ
なりません。
所有者は Wiki 機能を追加するコミュニティーへ移動し、「コミュニティー・アクション」->
「アプリケーションの追加」を選択します。次に「Wiki」の横にある正符合 (+) をクリックし、
その Wiki アプリケーションをコミュニティー・ページに追加します (図 4 参照)。
図 4. コミュニティー・ページへの Wiki ウィジェットの追加
このアクションにより、そのコミュニティー名と同じタイトルの Wiki スペースが新規に作成さ
れ、そのメンバーはコミュニティー・メンバーと常に連携できるようになります。
新規ページ、子ページ、ピア・ページの作成
自分が管理者または編集者である Wiki 内のページを表示しているときに子ページまたはピ
ア・ページを作成するには、
「ページのアクション」ボタンをクリックしてメニューからオプショ
ンを選択します (図 5 参照)。
図 5. 「ページのアクション」のオプション
あるいは、ナビゲーション・ウィジェットの下部にある「新規ページ」オプションを選択し、トッ
プレベルのページを新規に作成することもできます。
検索の実行
すべての Wiki ページでは、右上隅にある高速検索バーを利用できます。簡易検索を実行するに
は検索フィールドの横にあるドロップダウン・ボックスをクリックし、検索するアプリケーショ
ンを選択します。ここでは、すべての公開 Wiki を検索します (図 6 参照)。
図 6. 簡易検索
検索結果には、検索語と一致するすべての Wiki が表示されます。
上述の簡易検索と「Connections 全体」オプションを使用すると、すべての IBM Connections ア
プリケーションに対して検索を実行し、その結果、タグ、関連ユーザーを 1 つのビューに集約
できます。検索をフィルターして Wiki のみを表示し (図 7 参照)、必要とする Wiki に検索結
果から移動できます。
図 7. 検索結果
図の左側に示されるように、関連する日付、タグ、ユーザーに基づいてビューをフィルターする
こともできます。または、検索オプションで「マイ Wiki」を選択し、自分のコンテンツのみを
検索することもできます。
ページの編集
Wiki ページを編集する権限がある場合は、
「編集」ボタンをクリックしてそのページを編集モー
ドにします (図 8 参照)。このビューは、新規ページの作成時にも表示されます。ページの右上
には 3 つのタブがあり、「リッチ・テキスト」がデフォルトのビューとなります。
「リッチ・テキスト」ビューでは、切り取り、コピー、貼り付けなどの使い慣れた文書編集ツー
ルを使用してページを編集できます。このビューは、Microsoft Word による貼り付け操作もサ
ポートしています。
図 8. Wiki の編集モード
印刷、元に戻す、やり直し、テキストの検索と置換、すべて選択、フォーマット設定の削除など
を実行できるほか、リンクや写真の挿入、アンカー・テキスト処理を行うこともできます。さら
に、クイック・リンクなどのアイテムの挿入、フラッシュの組み込み、表、水平線、顔文字、印
刷用の改ページの作成を行うことができます。
フォント書式、フォント名、フォント・サイズ、前景色/背景色、フォント・スタイル (太字、
イタリック、下線、取り消し線、下付き文字、上付き文字) を編集できます。黒丸、番号付け、
インデント、アウトデント、引用を追加し、段落整列を設定して、最後にページ・セクションを
示すことができます。
「HTML ソース」タブを使用すると、ページの HTML 出力を表示して編集することができま
す。
編集モードを使用している場合、コンテンツの追加に伴い編集領域が下に拡大します。編集ス
ペースが拡大し、スクロールが必要な場合でもツールバーは表示されます。
Wiki の編集者は、ビデオやリッチ・テキストのコンテンツをリッチ・テキスト・エディターの
タブから直接組み込めるようになりました。その操作手順は、ツールバーのボタンを使用して
iFrame を追加して編集するだけです。編集者は、ページのアンカーを追加できます。すなわち、
長い Wiki ページの異なるセクションに読者を結び付けるリンクを Wiki ページの上部に作成
し、ユーザーがそのページ内ですばやく移動できるようにします。
最後に「プレビュー」タブを使用し、変更をコミットする前に編集内容を確認できます。ページ
は定期的に自動保存されます。右上隅の「Wiki のアクション」を使用してページを手動で保存
し、作業を継続または終了することもできます。
ページの変更を保存していない場合や、保存する前にセッションがタイムアウトになった場合、
そのページを表示すると、変更が保存されていないことを警告するメッセージがページ上部に表
示されます。再編集するか変更を破棄するか、適切と思われる措置をとります。
モバイル
モバイル・ユーザーとして、自分のモバイル・デバイスから自分の Wiki にアクセスできます。
Wiki 内のコンテンツにアクセスできるため、最新情報を得ることができます。
図 9. モバイル上の Wiki
コミュニティーでのみ提供されるアプリケーション
リンク・ライブラリー
概要
リンク・ライブラリーを使用すると、IBM FileNet Content Manager または IBM Content Manager 8
の既存のインスタンスに接続できます。これによって、IBM Connections のコミュニティーのコ
ンテキストに基づいてエンタープライズ・コンテンツ管理 (ECM) ソリューション内に保存され
た文書にアクセスできます。文書とフォルダーには、既存の文書とそのメタデータの参照とダウ
ンロード、あるいはそれらの編集のためにアクセスできます。コアの文書管理機能 (チェックイ
ンとチェックアウトを含む) によって、ユーザーは信頼性の高い文書を作成できます。
ウィジェットが「コミュニティー・ホーム・ページ」の右側に追加され、このコミュニティーで
利用可能なリンク・ライブラリーのリストが表示されます。
図 1: リンク・ライブラリーのナビゲーション
「コミュニティー・ホーム・ページ」のウィジェットに加えて、リンク・ライブラリーのウィジェッ
トがメインのコミュニティーのナビゲーションから利用できるため、リンク・ライブラリーの
ソースとして指定されたフォルダー内のすべてのフォルダーとコンテンツにアクセスできます。
図 2: コミュニティーへのリンク・ライブラリーの追加
図 3: リンク・ライブラリーのサーバー・アドレスとフォルダーの設定
図 4: リンク・ライブラリーの追加の設定
アクセス制御、承認のルーティング、および統合検索を除いて、リンク・ライブラリーは CCM
ライブラリーとほぼ同じ動作を提供します。機能に関する詳細情報については、このレビュー
アーズ・ガイドの CCM のセクションを参照してください。
リンク・ライブラリーでは提供されない CCM ライブラリーの主な機能:
アクセス制御:
アクセス制御
リンク・ライブラリー内で保存された文書とフォルダーへのアクセス制御は、ECM のバックエ
ンドで包括的に管理されます。文書またはフォルダーへのアクセスを付与するには、ユーザーは
対象となるグループまたはユーザーを ECM のユーザー・インターフェース内のアクセス制御
リスト (ACL) に追加する必要があります。このタスクについては、IBM FileNet Content Manager
または IBM Content Manager のマニュアルを参照してください。
一方で、CCM ライブラリーはコミュニティーのメンバーシップ機能を通じてアクセス制御を行
います。コミュニティー所有者がコミュニティーにユーザーを追加するだけで、少なくとも
CCM ライブラリーとそのすべてのコンテンツに対する読み取りアクセスが付与されます。
承認のルーティング:
承認のルーティング
CCM ライブラリーが提供する機能の 1 つに、文書を 1 人以上の承認者にルーティングするこ
とによって、ライブラリーに文書のバージョンを公開する機能があります。この機能はリンク・
ライブラリーでは提供されません。すべての文書はいったんアップロードされると、その他の
ユーザーがすぐにアクセスできます。
統合検索:
統合検索
リンク・ライブラリーは、リンク・ライブラリーのウィジェット内から検索を行う機能を提供し
ます。IBM Connections Search Center と完全に統合された CCM ライブラリーとは異なり、リン
ク・ライブラリーのコンテンツは IBM Connections のグローバル検索では見つかりません。そ
のため、リンク・ライブラリーのウィジェット内で検索を開始します。
ライブラリー (CCM)
概要
IBM Connections Content Manager を使用すると、任意のコミュニティーにいわゆる「ライブラ
リー」を追加することによって IBM Connections の文書管理機能を拡張できます。
CCM ライブラリーではチェックイン機能とチェック機能によって文書を管理できるため、同時
変更や競合を発生させることなく文書を編集できます。また、ドラフトを作成することもできま
す。最終バージョンをライブラリーに公開する前に、ドラフトは他のレビューアーから追加の承
認を受ける必要があります。
自分のコミュニティーの概要ページの中央の列にライブラリー・ウィジェットが表示され、ライ
ブラリー全体の中で最近更新された 5 つの文書が表示されます。これによって、コミュニ
ティー・メンバーは迅速かつ簡単に変更された文書と再度レビューする必要のある文書を一目で
確認できます。
図 1: コミュニティーの概要のページのライブラリー・ウィジェット
すべての機能については、このレビューアーズ・ガイドの IBM Connections Content Manager の
セクションでより詳細に説明しています。
メディア・ギャラリー
特長
A. 新規の機能はありません。
B. 「メディア・ギャラリー」は開発が終了したため、次のセクションの「ギャラリー」を参
照してください。
1. IBM Connections のこのバージョンでは、「メディア・ギャラリー」はコミュニティー
内のカスタマイズ・パネルから追加可能なアプリケーションのオプションとしては提
供されなくなりました。以前に追加した「メディア・ギャラリー」は、コミュニティー
内で継続的にサポートされ、適切に機能します。「ファイル・ギャラリー」の使用を
開始することをお勧めします。
概要
「メディア・ギャラリー」を利用すると、コミュニティー・メンバーはコミュニティー内で閲覧
するイメージとビデオをアップロードして共有することができます。「メディア・ギャラリー」
ページには、コミュニティーの「メディア・ギャラリー」に保管されているマルチメディア・コ
ンテンツのサムネールが表示されます。
ファイルをアップロードしたユーザーとその最終更新日時を確認できます。ファイルをダウン
ロードしたユーザーの数や、ファイルにコメントしたユーザーの数を調べることもできます。さ
らに、ギャラリーのプレビューアーを使用して写真やビデオをプレビューできます。
コミュニティーの概要ページ上のプレビュー
コミュニティー所有者は、自分のコミュニティーに「メディア・ギャラリー」ウィジェットを追
加できます。これを行うには、コミュニティーをカスタマイズしてパレットからウィジェットを
追加します。他のすべてのウィジェットも同様の方法で追加できます。ウィジェットが追加され
ると、コミュニティー・メンバーは、そのウィジェットを介してリッチ・メディアをアップロー
ドして各アイテムに関する情報を表示できるようになります。
「メディア・ギャラリー」のホーム・ビュー
コミュニティー参加者は、コミュニティーに保管されているすべてのリッチ・メディアを表示で
きます。これを行うには、ナビゲーションの「メディア・ギャラリー」オプションを選択するか、
ウィジェット内の「すべて表示」リンクを選択します。利用可能なすべてのメディアとそのメタ
データが全ページ・ビューで表示されます。このメタデータは、そのアイテムをアップロードし
たユーザー、アップロードの日時、コメントやダウンロードの有無などで構成されます。
コンテンツのプレビュー
全ページ・ビューのコンテンツ・アイテムの上にポインターを置くと虫眼鏡のアイコンが表示さ
れます。このアイコンをクリックすると、そのコンテンツをプレビューできます。ビデオをプレ
ビューすると、そのビデオをインラインで見ることができます。
コンテンツの詳細
また、タイトルをクリックしてそのコンテンツ・アイテムを選択すると、詳細ページへ移動して、
さまざまなアクション (「いいね」を追加する、コメントを追加する、プロパティーを編集する、
コンテンツに不適切フラグを立てる、コンテンツについて他のユーザーに通知する、ファイルを
削除する、ファイルをダウンロードするなど) を実行することができます。
ギャラリー
特長
ギャラリー・アプリケーションを使用すると、コミュニティー管理者はコミュニティーの概要
ページで自分のコミュニティー内のファイルを紹介できます。イメージ、スライド、文書などを
含むフォルダーをコミュニティーの概要ページに表示するために選択できます。コンテンツのプ
レビューとして小さなサムネールが表示され、ユーザーはこれをクリックしてフォルダーのコン
テンツをプレビューできます。
概要
ギャラリー・アプリケーションの追加
「アプリケーションの追加」ビューで、ギャラリー・アプリケーションを選択し、コミュニティー
の概要ページに追加します。
図 1: ギャラリー・アプリケーションの追加
アプリケーションが追加され、ギャラリーの設定を行うよう求められます。
図 2: アプリケーションの設定
表示する特定のフォルダーを選択するか、コミュニティーに共有したすべてのファイルを表示す
るか、どちらかを行うよう求められます。
図 3: ソースの選択
フォルダーを選択すると、ファイルのサムネールがアプリケーションに追加され、ユーザーは
ファイルをプレビューするか、すべてのファイルを参照できます。
ファイルのプレビュー
ギャラリー・アプリケーションからファイルのサムネールをクリックすると、ユーザーはファイ
ルのフル・イメージのプレビューを参照できます。
図 4: ファイルのプレビュー
「すべて表示」
ギャラリー・アプリケーションから「すべて表示」リンクをクリックすると、コミュニティー管
理者がギャラリー・アプリケーションを通じて表示することを選択したフォルダーがユーザーに
表示されます。「印刷可能なイメージ」の例を取ると、このクラスで「すべて表示」をクリック
するとユーザーにはコミュニティー・ファイルが表示され、
「印刷可能なイメージ」のフォルダー
が表示されます。
図 5: 「すべて表示」
コミュニティー・イベント
特長
コミュニティー内部からのチーム・コラボレーションをさらに強化するために、ソーシャル・イ
ベント・システムをコミュニティーに追加できます。
1. コミュニティーの概要ページ内から、予定されている近日中のイベントを「近日中のイ
ベント」セクションで確認できます (図 10 参照)。コミュニティー・メンバーは、イベ
ントの詳細情報にこのウィジェットから直接アクセスできます。
2. メンバーは「イベント」ページを開いて、そのコミュニティーで予定されている近日中
のイベントの完全なリストを表示することもできます (図 10 参照)。
3. 各イベントは参加を記録できるため、メンバーはそのイベントに参加するかどうかを指
定できます。イベントはコメントすることも、単にフォローすることもできます。
さらに、イベントの上にポインターを置くだけでその詳細情報が得られます。必要な場
合は、近日中のコミュニティー・イベントをすべて、使用しているメッセージング・プ
ラットフォームに応じて Notes カレンダーまたは Outlook カレンダーへ自動的に追加
できます。
最終的に、特定のイベントに関するすべての更新はそのコミュニティーのアクティビ
ティー・ストリームに反映されます。
図 1. 「コミュニティー・イベント」アプリケーション
フィード
特長
フィードはある Web サイトから別の Web サイトにデータを提供します。フィードとは定期的
に更新される Web コンテンツのサマリーであり、当該コンテンツのフル・バージョンへのリン
クを提供します。フィード・リーダーを使用してある Web サイトのフィードを購読すると、当
該 Web サイトから新規コンテンツのサマリーを受信できます。例えば、医師のグループのため
にコミュニティーを作成した場合、医学雑誌からのフィードを提供することによって、コミュニ
ティーのすべてのメンバーがコミュニティー・ページから医学雑誌の記事に直接アクセスできる
ようになります。
コミュニティーは、コミュニティーの関心の対象に合致するフィードを購読することができま
す。この購読によって、コミュニティーは最新情報を求めて Web を積極的に検索することなく、
複数のサイトから 1 つの場所に提供される有益な情報を参照できるようになります。
コミュニティーの概要ページのフィード領域には、コミュニティーに追加された最近の 5 つの
フィードが表示されます。
図 1. 「コミュニティー・フィード」アプリケーション
「投票」と「アンケート」
特長
「アンケート」アプリケーションは、コミュニティー内に存在するアンケートを詳細情報ととも
に表示します。このアプリケーションでは、ユーザーはアンケート(実施中のアンケートと完了
済みのアンケートを含む)のサマリーを参照し、自分がアンケートに参加したかどうか確認でき
ます。このリストを使用すると、アンケートに参加し、共有されたアンケートの結果を参照でき
ます。最大で 5 つのアンケートが表示されます。コミュニティー所有者はアンケートを作成し
たり、有効でないアンケートを編集したりできます。
図 1. 「コミュニティー・アンケート」アプリケーション
「コミュニティー・アンケート」アプリケーション
アンケートを作成するには、コミュニティー所有者は Web インターフェースによって 9 種類
の質問 (回答を複数選択可能、テキスト入力、日付など) から選択します。各質問に関して、ナ
ビゲーションを制御することを目的としてタイトル、回答例、説明、ルールを提供できます。例
えば、誰かが質問 3 に対して「はい」と回答すると、途中の質問をスキップして質問 10 に進
むことができます。いったん質問を作成すると、所有者はそれらの質問をドラッグ・アンド・ド
ロップし、好きな順序で並べることができます。
デフォルトで 3 種類のコミュニティー・アンケートのテンプレートが提供されています。以下
のテンプレートがあります:
1) 投票テンプレート
2) 満足度調査テンプレート
3) 従業員の意見調査テンプレート
これらのテンプレートは以下からダウンロードできます:
http://www-10.lotus.com/ldd/lfwiki.nsf/dx/Community_Surveys_in_IBM_Connections
コミュニティー所有者はアンケートをファイルにエクスポートして、他の所有者と共有できま
す。こうした他の所有者は、アンケートを自分のコミュニティーにインポートし、再利用できま
す。
アンケート結果はリアルタイムで収集され、回答は匿名にすることもできます。コミュニティー
所有者は最新の結果にアクセスできます (以下の図 2 参照)。結果はスプレッドシート・ファイ
ルにエクスポートして、より詳細に分析できます。
図 2. これまでのコミュニティー・アンケートの結果
「注目アンケート」アプリケーションは、コミュニティーの概要ページでコミュニティー・ペー
ジ内の特定のアンケートの質問を 1 つずつ表示します。コミュニティー所有者は 1 つのアン
ケート (実施中のアンケートと完了済みのアンケートを含む) を選択できます(以下の図 3 参
照)。このアプリケーションから、コミュニティー・メンバーはアンケートを完了し、結果を参
照できます (結果を表示するようにアンケートが設定されている場合)。
図 3. コミュニティーの概要ページ上の「注目アンケート」アプリケーション
アイデア・ブログ
特長
アイデア・ブログは、コミュニティー・マネージャーが自分のコミュニティーに追加できる追加
コンポーネントとしてサポートされています。アイデア・ブログの目的は、特定のトピックに関
するディスカッションを引き起こし、ユーザーによる投票を可能にすることで最も優れたアイデ
アや提案について同意を得ることにあります。
図 1. コミュニティー内でのアイデアのクラウドソーシング
コミュニティー内でのアイデアのクラウドソーシング
時間ベースのアイデア・ジャムを支援し、継続的なアイデアの創造・評価を支援するなど、ユー
ザーはさまざまなユース・ケースでこの機能を活用できます。ユーザーはアイデアに対してコメ
ントし、タグ付けし、評価を行い、通知を受信します。
所有者はまた、アイデアへのコメントを管理できます。さらに、アイデア・ブログの凍結を決定
し、アイデア、投票、コメントの以降の受け入れを停止することもできます。アイデア・ブログ
は、凍結を解除してアイデア、コメント、投票を新たに受け入れることもできます。
所有者は、そのコミュニティーでプロモートするアイデアを高評価することもできます。その結
果、新たなプロジェクト・アクティビティーが開始され、コミュニティー所有者はそのアイデア
を実行する計画を立案し、タスク割り当てとプロジェクト構造化を活用できます。高評価された
アイデアはそのようにマークされるため、コミュニティーのメンバーは状況を確認し、プロジェ
クト実施計画を表示することができます。
関連コミュニティー
特長
「関連コミュニティー」アプリケーションを使用すると、自分のコミュニティーに関連する業務
を行っている可能性のある他のコミュニティーへのリンクを設定することができます。IBM
Connections には、ユーザーのコミュニティー・メンバーシップ、ネットワーク接続、タグに基
づいてコミュニティーのおすすめを提供する機能が既に備えられています。コミュニティーの他
のメンバーはそれぞれ異なるコミュニティー・メンバーシップ、接続、タグを設定しているため、
提供されるおすすめ情報が異なります。別の方法を使用することで、興味深いコミュニティーに
ついて知ることもできます。「関連コミュニティー」アプリケーションを使用すると、他のユー
ザーにおすすめ情報として提供されないコミュニティーや他のユーザーが気付いていないコ
ミュニティーについて知らせることができます。アイデア・ブログは、コミュニティー・マネー
ジャーが自分のコミュニティーに追加できる追加コンポーネントとしてサポートされています。
この機能によって、複数の実装環境に存在するコミュニティーを関連付けることもできます。例
えば、お客様とパートナーが参加可能な外部コミュニティーをサポートするクラウド・ベースの
システムを使用しているとします。さらに、社内コラボレーションや従業員間のコラボレーショ
ンのために、社内でホストされる IBM Connections のバージョンも使用しているとします。こ
の 2 つのシステムの間にリンクを設定することで、社内の実装環境から直接外部のコミュニ
ティーをモニタリングできます。さらに、組み込みエクスペリエンスを活用することによって、
社内システムから直接外部コミュニティーに参加することもできます。以下の図 1 は、
「Evergreen」という社内コミュニティーがクラウド上の新入社員用コミュニティーにリンクし
ていることを示しています。「Evergreen」のコミュニティーからは、社内ユーザーが外部コミュ
ニティーで発生している最新の状況を参照し、外部コミュニティーに参加することもできます
(組み込みエクスペリエンスに基づいてアンケートに参加するなど)。
図 1. 関連コミュニティーのモニタリングと関連コミュニティーへの参加
関連コミュニティーのモニタリングと関連コミュニティーへの参加
モバイルに特化した機能
IBM Connections の「モバイル」アプリケーションは一連のネイティブのコラボレーション機能
を提供するため、ユーザーは任意のデバイスを使用していつでもどこでもチームと協力し、シー
ムレスな作業を行うことができます。このアプリケーションは、情報へのより簡単なナビゲー
ションとより迅速なアクセスを提供することを目的としています。
左側にある非表示のナビゲーション・メニューは、「更新」セクションまたは「アプリケーショ
ン」セクションの項目のいずれかを選択したまま移動することで個人の好みに基づいてカスタマ
イズできます。業務ニーズに基づいてアプリケーションを再設定することによって、必要なタイ
ミングで必要な情報により迅速にアクセスできます。
ナビゲーションに含まれる新規の「お気に入り」機能によっていつもアクセスする項目を選択で
きるため、今後は 1 度タップするだけで自分にとって最も重要な情報にアクセスできます。
図 1. モバイル上のナビゲーション
新規の「履歴」ビューを使用すると最近アクセスしたすべての項目にアクセスでき、迅速かつ簡
単に既に参照した情報を確認できます。1 度タップするだけであらゆる文書、ブログ、プロフィー
ル、Wiki などにアクセスできるため、このような項目を検索する必要がなくなります。
図 2. モバイル上の「履歴」
IBM Connections のアドオン
IBM Connections Content Manager
IBM Connections Content Manager (CCM) V5 は IBM Connections 5 のアドオン・コンポーネント
であり、IBM Connections コミュニティー内での基本的な文書/コンテンツ管理機能を提供しま
す。コミュニティー内での情報共有、コンテンツ開発、コミュニティーのチーム・メンバーとの
共同作業を容易にする機能が CCM によって追加されます。IBM Connections Content Manager
は、組織の主要なコンテンツを自由に活用できるようにすることで、意思決定とビジネス成果の
向上をもたらし、コンテンツ作成プロセスの一環としてユーザーのコラボレーションへの参加を
促します。そのすべては、生産性とビジネス効率の促進を目的とする、高度なセキュリティー機
能を持つ、自動化され、制御されたコンテンツ管理プロセスによって確実に実行されます。さら
に、IBM Connections Content Manager V5 を利用すると、より堅固な IBM Enterprise Content
Management 機能へとシームレスに拡大することもできます。
特長
IBM Connections Content Manager および IBM Connections V5 では、以下の新機能を利用できます。
• コミュニティー所有者は、1 つ以上のコンテンツ・ライブラリーをコミュニティーで直接作
成できます。
• コミュニティー・ライブラリーは、以下に示す従来型のコンテンツ・ライブラリー機能を備
えています。
◦ チェックインとチェックアウト: メンバーはファイルにアクセスしてチェックアウト
し、他のユーザーが同時に更新できないようにロックできます。
◦ バージョン管理: メンバーはコンテンツを更新したユーザーを即座に確認し、古いコン
テンツのリカバリーを必要とする場合は以前のファイル・バージョンにロールバックで
きます。
◦ アクセス制御: コミュニティー所有者はライブラリーにファイル・レベルのアクセスを
設定し、コンテンツの使用をより厳格に制御できます。
◦ 承認のルーティング: メンバーは共有ファイルを使用して共同作業を行い、確立された
レビュー・サイクルを通じてファイルを送信し、選ばれたコミュニティー・メンバーの
承認を得ることができます。
• IBM Connections とコンテンツ・ライブラリー全体の検索を実行します。コミュニティーの
コンテンツ・ライブラリーは、すべての IBM Connections アプリケーションから検索できま
す。その結果は、IBM Connections の検索結果でほかのコンテンツ (Wiki、ブログ、ファイ
ルなど) とマージされます。
• コミュニティー・ライブラリーは、以下に示す豊富なソーシャル機能を備えています。
◦ タグ付け
◦ フォロー
◦ 「いいね」
◦ コメント
◦ ダウンロード履歴
• コミュニティー・メンバーは、コミュニティーのアクティビティー・ストリームを通じてコ
ンテンツの最新の更新を常に確認できます。
概要
IBM Connections Content Manager を使用すると、IBM Connections コミュニティー内にコンテン
ツ・ライブラリーまたは文書ライブラリーを作成できます。その目的は、共同作業によるコンテ
ンツ作成を必要とするユーザーのチームに文書管理機能を提供することにあります。作成したコ
ンテンツは、バージョン管理、レビュー・プロセス、機密区分などの信頼できるプロセスを通じ
て公開できます。
これらのライブラリーはコミュニティーに不可欠な要素であり、チームによる文書の作成と管理
を担う手段となっています。コミュニティー内に入ると、ライブラリー所有者が付けた名前を持
つライブラリーが左側のナビゲーションに表示されています。
図 1. コミュニティー内のコンテンツ・ライブラリー
ライブラリー内では、複数レベルのネストされたフォルダーで構成される論理フォルダー階層を
使用して、文書の管理や保管を行うことができます。
ライブラリー内で利用可能な他の多くの機能により、文書を管理し、コミュニティー・メンバー
と文書を共有して共同作業することができます。
ライブラリーの作成
コミュニティー内の他のコンポーネントと同様に、ライブラリーの追加には「コミュニティー・
アクション」メニューの「カスタマイズ」コマンドを使用します。
図 2. コミュニティーのカスタマイズ
図 3. ライブラリー・コンポーネントの選択
コミュニティーにライブラリーを追加したら、
「コミュニティー・ホーム・ページ」のウィジェッ
トを選択して、その新しいライブラリーの設定を行うことができます。
ライブラリー設定の編集
「コミュニティー・ホーム・ページ」で「ライブラリー」ウィジェットの「設定」メニューを選
択すると、コミュニティーおよびライブラリーの所有者としてそれぞれのライブラリーの管理方
法を決めるオプションのリストが表示されます。
図 4. 利用可能な設定
以下の項目を設定できます。
• 名前: ナビゲーションに表示される、このライブラリーの名前です。
• 役割: コミュニティー・メンバーをライブラリーに追加する方法をデフォルトの役割割り当
てに基づいて定義します。
• 文書リストのソート: 文書とフォルダーのリスト・ビューにおけるデフォルトのソート順を
定義します。エンド・ユーザーはこのソート順を任意に変更できます。
• 文書タイプ: 以前に定義された文書タイプのリストを使用して、デフォルトの文書タイプを
定義できます。唯一選択可能なオプションをデフォルトで設定し、エンド・ユーザーが別の
文書タイプを選択できないようにすることもできます。この設定が有用なのは、例えば「セー
ルス・プレゼンテーション」のみをホストする目的でライブラリーを作成し、ほかの文書タ
イプは対象外である場合などです。
• ドラフトのレビュー: 新規文書または文書の新規バージョンをユーザーがアップロードする
際に、承認を必要とするかどうかを定義できます。ドラフトのレビューが不要の場合、ユー
ザーは制約やレビューの必要性なしに新規文書をアップロードできます。
図 5. ドラフトのレビュー設定の変更
「レビュー必要」オプションを選択すると、ドラフト文書のレビュー方法を定義する追加の
フィールドが利用可能になります。このレビューを経て、ドラフト文書はコミュニティー・ライ
ブラリー内で公開可能な文書となります。
「ドラフトのレビュー」設定では、この特定のコミュニティー内の誰をデフォルトの承認者にす
るかを選択できます。例えば、1 人のメンバーのみを指定することも、すべてのコミュニティー
所有者を選択することもできます。ユーザーを定義したら、レビューで文書を承認する必要があ
るのは、選択されたユーザーのうち 1 人のみか、それとも全員かを指定できます。
デフォルトのリストまたはレビューアーに加えて、ドラフト送信者が他のユーザーを追加してそ
の特定の文書をレビュー可能にすることもできます。これはアドホック・レビューと呼ばれ、そ
の時点でアップロードされる、この 1 つの文書のドラフト送信者によって設定されます。
コミュニティー・ライブラリーのナビゲート
通常、ライブラリーの編成にはフォルダーおよびネストされたフォルダーが使用され、コンテン
ツの検索と管理が容易な構造が構築されます。コミュニティー・ページの左側にあるナビゲー
ションを使用して、初めてライブラリーにアクセスすると、トップレベルのフォルダーおよび
ファイルのリストが表示されます。ファイルとフォルダーの名前以外に、コンテンツに関する有
益な情報もライブラリーに表示されます。この情報には、作成者、更新日、「いいね」の数、ダ
ウンロード回数などがあります。
図 6. ファイルとフォルダーのリストで構成されたコミュニティー・ライブラリー
このライブラリーの表示は、右上隅にある 2 つの表示オプションのいずれかを選択することで、
上図に示したリスト・ビューから列ビューに切り替えることができます。その場合は、付加的な
列に追加情報が表示されます。どちらのビューでも異なるソート順を使用できます。
ネストされたフォルダー階層内の位置を把握できるように、ライブラリーではユーザーの現在位
置を示す階層リンクが表示されます。上位レベルのフォルダーをクリックしてジャンプすること
もできます。
図 7. ネストされたフォルダーのナビゲーションを容易にする階層リンク
図 8. 「いいね」を追加したユーザーの確認
文書の操作
ライブラリーの主な目的は、信頼できる場所で文書を管理し、制御された対象読者が文書を利用
できるようにし、確実な情報を提供することにあります。そのためには、ローカルのハード・ディ
スクに文書を保管し、そのコピーをワーク・メンバーにメールで送信するのではなく、ライブラ
リーに文書をアップロードします。
コミュニティー・ライブラリーに文書をアップロードすれば、文書を一元的に管理する場所が生
まれ、他のユーザーはそこから最新バージョンをダウンロードし、その文書の作成と展開に貢献
した他のワーク・メンバーからのコメントをフォローすることができます。
1 つの文書またはコンテンツでの共同作業のプロセス全体は、文書またはコンテンツを保管する
適切なライブラリーとフォルダーを選択することから始まります。
図 9. ライブラリーへの文書のアップロード
このダイアログは、ファイルをアップロードする方法を示しています。アップロードを実行する
には、ローカル・ファイル・システムからファイルを選択して名前を指定します。3 番目のフィー
ルドには、他のユーザーがこの文書を見つけやすくするために使用するソーシャル・タグを追加
できます。これらのタグは、IBM Connections 全体で使用されているタグに基づいています。さ
らに、詳細な説明を入力すれば、ユーザーはこの文書を容易に識別できます。
図 10. 文書タイプの選択
文書を適切に分類できるように文書タイプを選択する機能は、従来型のコンテンツ管理ソリュー
ションの主要な機能の 1 つです。文書タイプとそのタイプごとに利用可能な必須のメタデー
タ・フィールドおよび任意のメタデータ・フィールドは、組織が e-ディスカバリーと検索能力
を高めるために役立ちます。
図 11. 異なる文書タイプによる文書のアップロード
図 11 の同じダイアログと比較して、この文書アップロード・ダイアログには (必須および任意
指定の) 関連メタデータ・フィールドが表示されているのが分かります。文書タイプとして「状
況レポート」を選択したことで、2 つの関連フィールド (「リリース」と「レポート日付」) が
追加されました。この文書タイプは、「チーム文書」の文書タイプに基づいているため、このタ
イプから継承されているフィールド (「チーム」) も表示されています。
文書タイプと、基礎をなすメタデータ分類法全体の作成および定義は、通常、エンド・ユーザー
ではなくコンテンツ管理チームが一元的に行います。これにより、誤りのない分類法が実現し、
類似したクラスや重複が排除されます。
アップロードされた文書はライブラリーのリスト
で選択し、追加情報の表示、共有、「いいね」の追加、コメント記入、ダウンロードなどを行う
ことができます。
図 12. 文書の詳細、コメントその他の表示
ドラフトおよび文書の承認
信頼できる情報を提供するには、より広範なコミュニティーで公開する前に、コンテンツを作成
して承認するプロセスを管理することが重要です。IBM Connections Content Manager を使用する
と、ライブラリーへの文書のアップロード方法、レビューする必要があるユーザー、コンテンツ
の承認に必要なレビューアーの数に対するポリシーを適用できます。前述のとおり、並行承認、
順次承認、随時承認の設定と承認者のグループに属するユーザーの定義は、ライブラリー所有者
がライブラリー設定のページで行います。
エンド・ユーザーから見ると、これは非常に使いやすいプロセスです。文書の承認に必要なステッ
プがコンテキストに即して表示されるからです。
図 13. 承認を必要とするライブラリーへのファイルのアップロード
この画面を見れば分かるように、承認を必要とするライブラリーにファイルをアップロードする
ときは、少し異なるアップロード・ダイアログが表示されます。すべての承認が得られるまで、
そのファイルは新規バージョンではなくドラフトとして保存されることをユーザーに注意する
バナーが表示されます。ドラフトとしてアップロードされると、ユーザーはそのドラフトをレ
ビューアーに送信できます。ドラフトの重要な概念は、実際にそのファイルを表示できるのは
ファイルの所有者 (作成者) と割り当てられた承認者のみであり、承認されるまで他のユーザー
はそのファイルを見ることができないことです。
図 14. ドラフト (レビュー中のファイル
レビュー中のファイル)
レビュー中のファイル としてアップロードされるファイル
図 15. レビュー用のファイル送信
レビュー用にファイルが送信されると、レビューアーにメールで通知され、アクティビティー・
ストリームと「IBM Connections ホーム・ページ」の「アクションが必要」メニューにより、承
認が保留の状態であることが認識されます。
ライブラリー内のファイルの削除と復元
ライブラリーでは、不要になったコンテンツを削除する一方で、削除しても良いという確信が持
てるまでそのファイルを利用可能な状態で保持するための簡単な方法を利用できます。これによ
り、誤操作による削除を起こりにくくすることができます。
すべてのファイルは、ごみ箱に移動することで削除できます。ごみ箱内のファイルは、ライブラ
リー所有者またはファイル所有者がごみ箱を空にするまで保持されます。この時点で、ファイル
は実際にライブラリーから削除されます。
図 16. 「ごみ箱」へのファイルの移動
図 17. 「ごみ箱」からの削除または復元
IBM Connections の統合機能
IBM Notes
OpenSocial スタンダードと組み込みエクスペリエンスの活用による、
IBM Notes 9.0 との統合
IBM Connections を使用すると、IBM Connections と IBM Notes の間でメッセージ、プロフィー
ル、アクティビティー、ファイル、最新の状況などをやり取りし、両製品の間で相互連携を実現
することができます。 このセクションでは、IBM Connections と IBM Notes 9.0 の間のさまざ
まな統合機能について説明します。
図 1. IBM Notes 9.0 内で提供されるライブ・メール (組み込みエクスペリエンス
組み込みエクスペリエンス)
組み込みエクスペリエンス
図 2. IBM Notes 9.0 内でアクセス可能な IBM Connections のアクティビティー・ストリーム
アクティビティー・サイドバーを使用した IBM Notes 9.0 との統合
メール・メッセージはインスタント・メッセージと同じくらい重要であり、アクティビティーの
メンバー全員による共有が必要になることもあります。IBM Notes 9.0 のアクティビティー・サ
イドバーを使用すると、アクティビティーを表示し、メール・メッセージや Notes 文書をアク
ティビティーに直接ドラッグ・アンド・ドロップできます (図 3 の右側参照)。
図 3. IBM Notes 9.0 のアクティビティー・サイドバー
アクティビティーをオフラインにして、あとでサーバーに同期させることにより、いつでもどこ
でもアクティビティーに取り組むことができます。さらに、アクティビティー・メンバーの表示
や、リスト・ビュー、アウトライン・ビュー、To Do リストのコンテンツのソートを行うこと
ができます。
また、IBM Notes との統合によって、ユーザーはメール・インターフェースから直接 IBM
Connections 内のコンテンツを検索できます。例えば、直接 IBM Notes 内のメイン・インター
フェースから専門家を検索できます。
IBM Notes 9.0 のアクティビティー・サイドバーは、アプリケーション・カタログ内で IBM Notes
用の IBM Connections プラグインとして提供されます。http://catalog.lotus.com
IBM Notes 9.0 の状況の更新プラグイン
状況の更新プラグイン
状況の更新プラグインを使用すると、IBM Notes 内で直接、状況を更新したり、自分のネットワー
クの更新情報を表示したりできます。このプラグインは、ネットワーク化されたワーク・メンバー
とフォローしているユーザーの最新動向を把握できる各種のビューを備えています。
IBM Notes との統合により、「ツール」メニューを使用したメニューのナビゲートのほか、メー
ルの送信と更新の転送を容易に行うことができます (図 4 参照)。
図 4. 「状況の更新」プラグイン
状況の更新」プラグイン
IBM Notes 9.0 のファイル・プラグイン
IBM Notes の IBM Connections ファイル・プラグインを使用すると、IBM Notes のサイド・バー
から IBM Connections ファイルに容易にアクセスし、リッチ・クライアント・プラットフォー
ムを活用できます。IBM Connections ファイル・プラグインでは、IBM Notes クライアントのサ
イドバーからファイルのアップロードとアクセスを行うことができます。サイドバー・アプリ
ケーションをインストールすると、自分用のファイルまたは他のユーザーと共有するファイルを
容易にアップロードできます。
このプラグインを使用すると、添付されたファイルまたはデスクトップのファイルを IBM
Connections ファイルにドラッグ・アンド・ドロップすることができます。ファイルの HTML リ
ンクをメールで送信することもできます。ユーザーやコミュニティーの検索は容易であり、簡単
に閲覧できるようファイルをソートすれば、文書をすばやく見つけることができます。
図 5.「ファイル」プラグイン
「ファイル」プラグイン
IBM Sametime
プレゼンス (在席確認
在席確認)
在席確認 とチャット
図 1. Sametime の統合
IBM Connections ユーザーは Sametime のプレゼンス (在席確認) の状態を参照し、クリックす
ることで、自分のページまたは個別のプレゼンス・ウィジェットを使用してライブで他のユー
ザーとチャットできます。ファイル転送や画面キャプチャーのようなリッチ・コンテンツの通信
の場合でも、リッチ・クライアントのダウンロードは不要であり、Sametime のブラウザー・ベー
スのチャット・クライアントは IBM Connections エクスペリエンスの延長として利用できます。
Sametime のビジネス・カードの代わりに、よりリッチなコンテンツ (ファイル、共有されたブッ
クマーク、アクティビティー、ブログ、Wiki など) を提供する IBM Connections のビジネス・
カードを使用することもできます。
Sametime クライアントによる専門知識の管理
IBM Connections ソフトウェアは、Sametime のブロードキャスト・コミュニティーとの間でコ
ミュニティーを共有することもできます。Sametime のチャット・ビューから IBM Connections
のコミュニティーまたはアクティビティーに対してチャットの内容を転送すると、該当するト
ピックやプロジェクトに関して他のユーザーと対話することができます。Sametime Connect ク
ライアントでアクティビティーまたはプロフィールのパネルを作成すると、自分のクライアン
ト・インターフェースを使用したままでマイクロブログを使用することができます。
図 2. IBM Connections ファイルと Sametime 9 ミーティングの統合
IBM Connections ファイルとミーティングの統合によって、ユーザーは自分の個人用ファイルの
ライブラリーを閲覧し、ミーティングにファイルを追加するオプションを選択し、他の参加者と
文書を共有するためのミーティングを自動的に開催できます。また、ミーティングで文書を共有
したうえで、自分のデスクトップからコンテンツをアップロードし、自動的に IBM Connections
ファイルにコンテンツをロードするオプションを選択することもできます。この結果、デスク
トップからコンテンツを公開することによって、チーム内でより幅広くコンテンツの共有 (およ
び再利用) を行うことができるようになるだけでなく、次にミーティングに参加する際に、ミー
ティングで再度この文書を共有することもでき、システムによってこの文書のより最新のバー
ジョンがあるかどうかを確認することもできます。
図 3. Sametime の統合
Sametime 9 の新機能として、コミュニティーに「会議室」コンポーネント (ウィジェット) を追
加することによって、「コミュニティー・ホーム・ページ」から直接、コミュニティーに関連す
るミーティングの管理とアクセスを行うことができます。同様に、Sametime のビデオ会議室を
コミュニティーと関連付けることによって、メンバーは 1 度クリックするだけで「常にアクセ
ス可能な」複数ユーザー間のビデオ会議に迅速に参加できます。このような緊密な統合によって、
オフィスの廊下でのカジュアルな (またはスケジュールされた) 会話に代わる仮想環境が実現
し、「対面式の」ディスカッションとコラボレーションによるメリットが提供されます。別のコ
ミュニティー・コンポーネントによってコミュニティーに「永続的なチャット」を統合すること
ができるため、コミュニティー・メンバーにリアルタイムのコラボレーション・エクスペリエン
スを提供することができます。
WebSphere Portal
IBM WebSphere® Portal は、アプリケーションとコンテンツを統合する中核的なポータル・サー
ビスをもたらし、役割ベースのアプリケーション (ポートレット) として提供します。IBM
Connections ポートレットは、WebSphere Portal 環境内で使用する、IBM Connections のソーシャ
ル・ソフトウェア・アプリケーションの多彩なセットを提供します。
WebSphere Portal のユーザーは、IBM Connections のアクティビティー、ブログ、ブックマーク、
Wiki、プロフィールの各アプリケーションを統合し、以下の操作を行うことができます。
•
•
•
•
•
•
WebSphere Portal 内で「
「IBM Connections アクティビティー」を作成して操作します。ア
アクティビティー」
クティビティーの優先順位付け、状況、To Do 項目を容易に設定できます。さらに、メンバー
シップの追加を管理し、組織内の他のユーザーが持つ専門知識と経験を、共同作業を通じて
活用できます。
WebSphere Portal 内で「
「IBM Connections ブログ」の投稿とコメントを表示および作成で
ブログ」
きます。
関心分野と専門分野が類似している他のユーザーによって限定された、IBM Connections の
「ブックマーク」を容易に作成、編集、確認できます。
「ブックマーク」
ネットワークの構築と専門知識の特定に使用できるワーク・メンバーのディレクトリーを検
ネットワークの構築と専門知識の特定
索します。
ネットワークの「最新の状況」
「最新の状況」を更新してコメントを付けます。
「最新の状況」
意味のあるキーワードを取り込んで、関連するコンテンツを検索し、他の IBM Connections
ポートレットの項目をフィルターします。
図 1 に示すように、ポートレットのユーザー・インターフェースは IBM Connections とルッ
ク・アンド・フィールを共有しており、両アプリケーションで一貫性のあるユーザー・エクスペ
リエンスが得られます。
図 1.WebSphere Portal と IBM Connections の統合
WebSphere Portal ページに IBM Connections コミュニティーを表示させることで、ソーシャル
Web エクスペリエンスを促進できます。コミュニティー・ページは、Portal のユーザー・イン
ターフェースに表示されるソーシャル・データを提供し、ブログなどの各種アプリケーションと
既存のビジネス・コンテンツを結び付けるというコンセプトに基づいています。
IBM Connections コミュニティーのコンテンツと既存のアプリケーションおよびメディアを結
合させ、ソーシャル・コンテンツを個別設定し、高度にパーソナライズされた魅力あふれるエク
スペリエンスを提供できます。さらに、IBM Connections プロフィールのビジネス・カードを Web
サイトのユーザー・プロフィールで使用すれば、ソーシャル・コンテンツで作成者のデータを強
化できます。
IBM Connections Portlets Developer Pack には、モデル、ビルダー、Java(TM) ソースで構成される
ソース・コードと、IBM Web Experience Factory に基づく IBM Connections ポートレット用のそ
の他のリソースが収められています。開発者は、Developer Pack を使用して既存のポートレット
のカスタマイズや機能追加を行うことができます。Developer Pack は「IBM Collaboration Solutions
Catalog」で入手できます。
IBM Connections チームと IBM WebSphere Portal チームが協力することによって、ソーシャル
なデジタル・エクスペリエンスを実現するために最適なリソースが実現しました。すなわち、ソー
シャル・ポータルの構築と実装が実現します。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Redbooks%3A+Build
ing+and+Implementing+a+Social+Portal#action=openDocument&content=catcontent&ct=redbooks
この Redbook には、IBM Connections のために WebSphere のポートレットをフル活用する際に
必要なあらゆる詳細情報とガイドラインが含まれています。
IBM Content Collector
概要
IBM Content Collector を使用すると、あらゆるユーザーが IBM Connections に投稿したすべての
コンテンツを個別のコンプライアンス・アーカイブにアーカイブできます。規制が適用される業
界で業務を行う場合や、従業員が投稿する情報を記録することによって企業が訴訟の対象となら
ないようにしたいと考える場合は、IBM Content Collector を使用することで、ファイル、フォー
ラムのエントリー、最新の状況、Wiki のエントリー、ブログへの投稿などを収集し、個別のリ
ポジトリーに保存し、必要に応じてリポジトリーを使用して e-ディスカバリーを実施できます。
IBM Content Collector はエンド・ユーザー・エクスペリエンスに影響を及ぼさないため、ユーザー
は、IBM Connections のユーザー・インターフェース上の変更を認識することなく、自社がコン
プライアンス達成のために正しい施策を実施していることを常に確認することができます。
IBM Content Collector は IBM Information Lifecycle Governance (ILG) 製品のポートフォリオに含
まれ、IBM の e-ディスカバリー・ツール、アナリティクス、レコード管理オファリング、およ
びその他のコンプライアンスとガバナンスに関連するオファリングと連携します。
ILG ポートフォリオに関する詳細情報については、IBM の Web サイトを参照してください。
Vantage for IBM Connections
概要
Vantage for IBM Connections を使用すると、あらゆるユーザーが IBM Connections に投稿したす
べてのコンテンツを個別のコンプライアンス・アーカイブにアーカイブできます。規制が適用さ
れる業界で業務を行う場合や、従業員が投稿する情報を記録することによって企業が訴訟の対象
とならないようにしたいと考える場合は、Vantage for IBM Connections を使用することで、ファ
イル、フォーラムのエントリー、最新の状況、Wiki のエントリー、ブログへの投稿などを収集
し、個別のリポジトリーに保存し、必要に応じてリポジトリーを使用して e-ディスカバリーを
実施できます。
Vantage for IBM Connections を使用すると IBM Connections のコンテンツをアーカイブできる
だけでなく、制限された用語やフレーズの辞書を設定および管理することもできます。ユーザー
が偶然または故意に制限されたフレーズ (「機密」など) の付いたコメントや文書をアップロー
ドすると、Vantage for IBM Connections はすぐにコンプライアンス・チームに通知を送信し、ポ
リシー違反があったことを知らせます。その後、コンプライアンス・チームは問題のある投稿に
対してアクションを実施できます。
Vantage for IBM Connections はエンド・ユーザー・エクスペリエンスに影響を及ぼさないため、
ユーザーは、IBM Connections のユーザー・インターフェース上の変更を認識することなく、自
社がコンプライアンス達成のために正しい施策を実施していることを常に確認することができ
ます。
Outlook の統合
IBM Connections Plug-in for Microsoft Outlook とは、IBM Connections のコンテンツへのフル機能
による簡単なアクセスを提供する Outlook メールのサイドバー・アプリケーションです。ファ
イルを使用してコラボレーションを行い、IBM Connections を使用してメールを共有し、コミュ
ニティーのコンテンツを参照し、自分の手元のメール・クライアントからワーク・メンバーとソー
シャルなやり取りを行うことができます。このサイドバーを使用すると、スムーズに自分のネッ
トワーク内のユーザーとやり取りを行い、自分の IBM Connections コンテンツを処理できます。
図 1. Microsoft Outlook 内の IBM Connections サイドバー
概要
プロフィール
ユーザーは、自分の Outlook クライアントから直接自分のプロフィール情報と組織内の他のプ
ロフィールにアクセスできます。このサイドバーを使用すると情報をプレビューできるだけでな
く、ユーザーを自分のネットワークに招待し、ネットワークへの招待を受諾し、他のユーザーの
ボードにメッセージを投稿し、他のアプリケーション内のあらゆるコンテンツにアクセスできま
す。
ファイル
Outlook プラグインを使用すると、自分の Outlook クライアントから直接、他のユーザーと簡
単にファイルを共有できます。このため、受信したメールに添付ファイルが含まれる場合、当該
ファイルを Outlook から IBM Connections サイドバーにドラッグ・アンド・ドロップするだけ
で、IBM Connections にアップロードできます。また、IBM Connections サイドバーからファイ
ルを取得し、当該ファイルをドラッグ・アンド・ドロップすることで、他のユーザーにメールで
送信できます。サイドバーからは個人ファイルとコミュニティー・ファイルの両方にアクセスで
きます。ファイルを共有できるだけでなく、自分の Outlook クライアントから直接 IBM
Connections 内のファイルを検索することで、簡単にコンテンツを見つけることができます。さ
らに、「いいね」の追加、コメントの追加、ファイルに関する追加のメタデータの検証の機能も
提供されます。
コミュニティー
Outlook サイドバーから直接自分のコミュニティー情報にアクセスできるため、ユーザーは自分
のメール・クライアントを使用したままで適切な情報を見つけることができます。コミュニ
ティーで使用されるさまざまなアプリケーションの切り替えを行い、特定のコミュニティーに対
して更新情報を投稿できます。さらに、Outlook サイドバーから直接コミュニティー・ファイル
を取得し、当該ファイルをドラッグ・アンド・ドロップすることでメールで他のユーザーに送信
することもできれば、メールでファイルを受領した後、コミュニティーにドロップすることもで
きます。
更新
「更新」タブでは自分のネットワークに最新の状況を共有し、ネットワークの他のユーザーから
の更新を検証できます。さらに、他のユーザーの最新の状況にコメントを追加し、自分の最新の
状況において他のユーザーに対する個人宛のメッセージを追加できます。「更新」タブは、自分
のネットワークで発生している最新情報を確認するために最適な手段です。
Microsoft Office および Windows エクスプローラー
Microsoft Office および Windows エクスプローラー
IBM Connections は、Microsoft のブラウザー・ベースのテクノロジーおよびクライアント・ア
プリケーション (Office、Outlook など) と統合することができます。Office ユーザーは、文書、
スプレッドシート、プレゼンテーションを新規または既存のアクティビティーに容易に投稿し、
ワーク・メンバーと共同で作業することができます。
特長
•
•
•
ファイル同期によって、オフラインでファイルを処理することができます
フォルダーを管理し、コミュニティー内で作成したフォルダーに直接フォルダーを追加
できます
IBM Connections Content Manager のライブラリーがコミュニティーで表示されるように
なりました
概要
Microsoft Word を使用すると、メモを作成して To Do としてアクティビティーに保存できま
す。または、ブログ・エントリーを新規に作成し、ボタンをクリックするだけで IBM Connections
ブログにアップロードすることもできます。Office および Outlook からマイ・ファイルとコミュ
ニティーに直接ファイルを追加できます (図 1 参照)。
図 1. Microsoft Office の IBM Connections リボン
Outlook ユーザーは IBM Connections のソーシャル・ネットワーク機能も活用できます。ユー
ザーは Microsoft Outlook のネイティブ・フィード・リーダーを使用して IBM Connections 内の
フィードを購読するほか、新規または既存のアクティビティーにメールを追加し、ソーシャル・
ネットワークで容易に情報を共有できます。
Microsoft Outlook 内でボタンをクリックすると、IBM Connections ビジネス・カードでメール送
信者の情報を確認できます。既に述べたように、このビジネス・カードにより、その特定のユー
ザーに関する IBM Connections ソーシャル・ネットワークの投稿がすべて明らかになります (図
80 を再度参照)。IBM Connections 用の Outlook プラグインを使用すると、メール・クライアン
トから IBM Connections を直接検索することもできます。
IBM Connections ファイル用の Microsoft Windows エクスプローラー拡張機能を使用すると、自
分のファイルや自分のネットワーク内のファイルに Windows エクスプローラー から直接、迅
速にアクセスできます (図 2 参照)。自分の作業との関連でファイルを共有し、個人ファイルの
Web エクスペリエンスを Windows エクスプローラーに反映できます。この拡張機能は、デス
クトップでのファイル共有の容易化を促進し、Windows エクスプローラーによる往復編集をサ
ポートします。
図 2. Microsoft Windows エクスプローラー
主な差別化要因として、デスクトップから直接ファイルを操作できる機能があります。例えば、
ユーザーはブラウザー・インターフェースにアクセスすることなく、自分のデスクトップから直
接ファイルに対して「いいね」とコメントの追加、共有、ロック、ロックの解除を行うことがで
きます。
ファイル同期によって、ユーザーは特定のファイルをサーバー上の同一のコピーと常に同期でき
ます。この結果、ユーザーはさまざまなデバイスからファイルにアクセスする場合であれ、他の
ユーザーとともにファイルの編集を行う場合であれ、常にファイルの最新バージョンにアクセス
できます。デスクトップ・プラグインの最新バージョンをインストールすると、「お気に入り」
に新規の「同期」フォルダーが作成されます。
ユーザーはあらゆるデスクトップ・アプリケーションから直接「同期」フォルダーにファイルを
保存できます。同期フォルダーに保存されたファイルは IBM Connections にすぐにアップロー
ドされ、ユーザーは一切追加のアクションを行う必要はありません。
また、ユーザーは任意のファイルを右クリックすることで、Web ブラウザーを使用することな
く、自分のデスクトップから直接当該ファイルを共有し、コメントを追加し、「いいね」を追加
することができ、さらにすばらしいことにコンテンツ管理エクスペリエンスとユーザーの生産性
を最適化できます。
図 3. Windows エクスプローラー上での IBM Connections ファイルとのファイル同期
Microsoft SharePoint
特長
新規の機能はありません。
概要
Microsoft SharePoint のユーザーも IBM Connections が提供するソーシャル・ネットワークの恩
恵を受けられるようになりました。SharePoint ユーザーは、IBM Connections プロフィール・ア
プリケーションの検索、IBM Connections のタグ付けサービスが提供するタグ・クラウドの処理、
プロフィール・ビジネス・カードの表示によるユーザーのコンテキスト情報の取得を SharePoint
インターフェース内で行うことができます。
これらの機能と統合により、SharePoint ユーザーはプロフィールなどの IBM Connections アプリ
ケーションに目を向けて、より多くのソーシャル・データ (ブログ、Wiki、ファイルなど) を表
示できるようになります。これは、IBM Connections 内のソーシャル・データへの容易なアクセ
スを SharePoint ユーザーにもたらすだけでなく、SharePoint サイトの投稿者への理解を深める
ことにもつながります。
検索機能を使用すると、Microsoft SharePoint で結果を表示して、自分のサイトにそれらの結果
を追加できます。SharePoint アドオンは、IBM Connections のソーシャル・ネットワークを
Microsoft SharePoint に拡張し、SharePoint サイトに対する参加者のビューを強化します。
Microsoft SharePoint とプロフィール・ビジネス・カードの統合
SharePoint プラグインをインストールして構成すると、ユーザーの名前が SharePoint サイト内
に表示されたとき、これらのユーザーは Connections ビジネス・カードにリンクされます。ユー
ザー名の上にポインターを置くと、プロフィール・データのほか、IBM Connections アプリケー
ションとそのユーザーのソーシャル・コンテンツへのリンクが即座に表示されます。
図 1. Microsoft SharePoint とプロフィール・ビジネス・カードの統合
IBM Connections ビジネス・カードから IBM Connections アプリケーションに即座に切り替え
て、ソーシャル・ネットワークへのユーザーの投稿に関する情報を表示することができます (図
1 参照)。
Microsoft SharePoint Services サイト内での IBM Connections プロフィールの検索
SharePoint プラグインでは SharePoint サービスで利用可能な検索バーが拡張されました。プロ
フィールを使用するように検索範囲を変更すると、プロフィール・アプリケーション内に保管さ
れているユーザーを検索できます。
検索結果は Microsoft SharePoint 内に表示されるため、アプリケーションを切り替えなくてもプ
ロフィール情報を確認できます (図 2 参照)。
図 2. Microsoft SharePoint Services サイト内での IBM Connections プロフィールの検索
Microsoft SharePoint における IBM Connections タグ・クラウド Web パーツ
IBM Connections タグ・クラウド Web パーツは、サイト所有者が SharePoint サイトに容易に追
加して構成することができます。クラウドの各タグはハイパーリンクになっており、IBM
Connections でのそのタグの検索結果を表示する新しいブラウザー・ウィンドウが開き、IBM
Connections のすべてのアプリケーションを対象にした検索結果が示されます (図 3 参照)。
図 3.Microsoft SharePoint における IBM Connections タグ・クラウド Web パーツ
SharePoint ファイル用の IBM Connections コミュニティー・ウィジェット
さらに、IBM Connections コミュニティーのウィジェットを使用して SharePoint ファイルにアク
セスできます。このウィジェットでは、ファイルのオープン、SharePoint サイトへのファイルの
追加、ローカル・システムへのファイルのダウンロードと保存を行うことができます。ファイル
をチェックアウトして更新し、改訂後のファイルをチェックインすることができます。
このウィジェットをコミュニティーに組み込むことで SharePoint サイトに対する検索も可能に
なり、文書資産を検索して容易に操作することができます (図 4 参照)。
図 4.SharePoint ファイル用の IBM Connections コミュニティー・ウィジェット
Ephox EditLive!
概要
IBM Connections は最近 Ephox と連携することにで、お客様にこれまでにないリッチ・テキス
トの編集エクスペリエンスの提供を開始しました。Ephox エディターは、以下をはじめとする
コンテンツ作成者に必要な多くの先進機能を提供します。
•
簡単にソーシャル・メディアの URL を組み込み、エディター内で直接それらを使用し
てインタラクティブなエクスペリエンスを構築する
•
自分のデスクトップ、ファイル、その他のロケーションから直接リッチ・テキスト・エ
ディターにイメージのコピー・アンド・ペーストを行う
•
スペル・チェック、リンクへの接続、およびとリンク切れのチェック
Ephox のチームは「ストレスのない編集エクスペリエンス」を提供することに注力しています。
例えば、入力途中でスペル・チェックを実施する機能やオートコレクト機能によって迅速かつ簡
単な編集が実現します。EditLive! の最新のソーシャル・メディア機能によってメディアの追加
プロセスが簡略化されるため、ユーザーはオブジェクトや iFrame タグを目にすることはありま
せん。
特長
テキストとイメージのコピー・アンド・ペースト
EditLive! によってユーザーは Microsoft Word から直接 IBM Connections にテキストのコピー
を行うことができ、ヘッダー、フォント、さらにはイメージのような主要なデータ形式を維持で
きます。図 1 は Microsoft Word に貼り付けられたコンテンツを示しています。
図 1. EditLive! へのコンテンツの貼り付け
Web からのメディアの挿入
IBM Connections で直接コンテンツを作成する際に、EditLive! はさまざまなオプション (コンテ
ンツの切り取り、貼り付け、取り消し、やり直し、リンクなど) をロードおよび提供します。
「メディアの挿入」オプションを使用すると、ユーザーは
Web からリッチ・テキスト・
「メディアの挿入」
エディターにコンテンツを投稿し、インラインでコンテンツを表示できます。ビデオの組み込み
と再生を行い、さらには現在のページから移動することなく SlideShare のようなサイトのコン
テンツを処理することもできます。
図 2. エディターへのメディアの挿入
イメージの編集
エディター内で表示されるコンテキストに沿ったメニューによって、コンテンツを管理する追加
のオプションが提供されます。例えば、イメージを選択する際にイメージ・エディターが表示さ
れ、回転、調整、トリミングのようなオプションが提供されます (図 3 参照)。
図 3. コンテキストに沿ったイメージ・エディター
スペル・チェック、リンクへの接続、およびリンク切れのチェック
EditLive! はスペル・チェック機能も提供します。「ツール」メニューから、入力途中でのスペ
ル・チェック機能の有効化と無効化を行うことができます (図 4 参照)。
図 4. 入力途中でのスペル・チェック
オートコレクトを無効化した場合や、テキストのスペルを間違えた場合は、スペルを間違えた単
語に赤の下線が追加されます。単語を選択すると、利用可能なスペリングのオプションのメ
ニューが表示されます (図 5 参照)。
図 5. スペル・チェックのオプション
さらに、ツールバーから簡単にリンク切れをチェックし、接続の条件を満たすコンテンツを
チェックできるオプションもあります。チェックしたいリンクまたはテキストを選択し、いずれ
かのオプションを選択するだけで、コンテンツに対するチェックを実行できます。URL をチェッ
クする際には「ハイパーリンク切れレポート」が表示され、テキストで使用されたリンクの検証
結果が提供されます (図 6 参照)。
図 6. EditLive! のリンクのチェック
追加情報
Ephox EditLive! エディターをテストしたい場合は、http://ephox.com/editlive/demo にアクセスし
てください。
EditLive! エディターは、コンピューターで Java を有効化したユーザーには自動的に表示され
ます。エディターが表示されない場合は、エディターへのアクセス権限が付与されていない場合
があります。システム管理者に連絡し、アクセス権があるかどうか確認してください。
IBM Connections 5.0 のために EditLive! をインストールするには、システム管理者に問い合わせ
るか、以下の製品マニュアルを参照してください。
http://www-10.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=EditLive%21+for+IBM+Conne
ctions+4.5+IFR2#action=openDocument&res_title=Installing_EditLive_for_IBM_Connections_el45&co
ntent=pdcontent.
IBM Connections による
クラウド・プラットフォーム
IBM SmarterCloud for Social Business
IBM Connections には、マルチテナント型の SaaS (Software as a Service) ソリューションとして
実行する購入オプションがあります。そのベース・レベルの製品が IBM SmarterCloud Connections
であり、ファイル、コミュニティー、フォーラム、ブログ、アイデア、Wiki、アクティビティー
など、これまで説明してきたコンポーネントがいくつか含まれています。この基本オファリング
ではインスタント・メッセージが追加されており、Web ミーティング、メール、カレンダーな
どの追加機能のオプションも用意されています。
このソリューションの目的は、組織内外のユーザーとのシームレスな連携を実現することにあり
ます。オンライン会議、ファイルの共有、チャット、プロジェクト管理、見込み客のネットワー
ク構築、ミーティングのスケジュール、メールの送受信をいつでもどこでも行うことができます。
リモートでの作業、リモート・チームの管理、ワーク・メンバー、パートナー、ベンダーを 1 カ
所に集結させる必要性など、どのような要件であっても IBM のオファリングは、お客様のビジ
ネスのソーシャル・ビジネスへの変革を支援します。
IBM SmarterCloud Connections の大きな強みがゲスト・モデルです。これにより、ユーザーは無
制限の数のゲストを招待できます。ユーザーはファイル、アクティビティー、コミュニティー、
その他を IBM Connections 内に作成し、必要に応じてメール・アドレスを使用するだけで、こ
れらのアプリケーションを組織外のユーザーと共有できます。自分のネットワークにゲストを招
待することで、ユーザーごとの追加料金を気にせずにネットワーク外のユーザーと共同で作業す
ることができます。
IBM SmarterCloud Connections ソリューションは、競争力のある料金設定、高度なセキュリティー
機能、信頼性、柔軟性、拡張性を特徴としています。
•
•
•
•
競争力のある料金設定:
競争力のある料金設定 すべてを包括する IBM のソーシャル・ビジネス・ソリューショ
ンは、ユーザー単位、月単位で料金が設定され、月払い、四半期払い、年払いを選択する
ことができます。ボリューム・ディスカウントも適用されます。
高度なセキュリティー機能:
高度なセキュリティー機能 IBM のソーシャル・ビジネス・ソリューションは、一貫性の
ある高度なセキュリティー機能に基づいて設計されています。その例として、アンチスパ
ム、リアルタイムの多重レイヤー・アンチウィルス保護、転送中の TLS 暗号化、SAML
によるフェデレーテッド ID などが挙げられます。
信頼性:
信頼性 ソーシャル・ビジネスの実施には信頼性が欠かせません。計画的なメンテナンス
は最小限に抑えられ、サービスは 99.9% の稼働時間の保証で裏付けられています。
柔軟性:
柔軟性 「万能薬」のソリューションは存在しません。企業がそれぞれ異なるようにその
ニーズもまた異なります。複数サービスの組み合わせかスタンドアロン・サービスのいず
れかへのお申し込みを選択できます。オンプレミス・メールとクラウド・メールを組み合
わせたハイブリッド構成を作成することもできます。
•
拡張性:
拡張性 IBM ビジネス・パートナーが新たな SaaS 市場に参入し、ソーシャル・ビジネス
の機能を拡張する製品およびサービスにより成功を収めることができるように支援する
ことを目的として、IBM はパートナー・エコシステムの構築に取り組んでいます。ソ
リューションの例として、ソーシャル電子署名、カスタマー・リレーションシップ・マネ
ジメント、ソーシャル・プロジェクト管理などが挙げられます。
IBM SmarterCloud Connections のお申し込みは、ほんの数分で簡単に行えます。「IBM
SmarterCloud for Social Business Solutions」のサイトに移動することで開始することができます。
さらに、60 日間無償の試用版をご利用いただくこともできます。
IBM によるプライベート・クラウドのオプション
IBM クラウドの IBM Connections 試用版は、IBM SoftLayer でも利用できます。IBM SoftLayer
では、IT リソースに依存せずに期間限定で IBM Connections を試用できるオプションが用意さ
れています。このプライベート・クラウドのオプションは、カスタマイズの実施とカスタム統合
ポイントの活用に向けて、環境の制御をさらに強化したいと考えている組織にも役立ちます。
購入の準備が整ったら、クラウドでの実行を継続するか、オンプレミスの導入に移行するかを決
定できます。新しい IBM Connections イメージの開始についての詳細は、IBM の営業担当員ま
たはビジネス・パートナーまでお問い合わせください。
IBM ビジネス・パートナーによるプライベート・クラウドのオプション
いくつかのビジネス・パートナーは、自社のプライベート・クラウドか Amazon クラウドでオ
ンライン試用版を実行する機能を備えています。例えば、「Phase 2」では 30 日間無償の試用
版をそのプライベート・クラウドで利用できます。同様に、「Avnet」は Amazon クラウドで実
行する IBM Connections の試用版 (30 日間、60 日間、90 日間) を同社の Enterprise Blue for
Connections オファリングで提供しています。
ほかのビジネス・パートナーも同様のオファリングを提供しています。試用版の期間終了後、こ
れらのビジネス・パートナーを利用してプライベート・クラウドで IBM Connections を実行す
ることもできます。
まとめ
IBM Connections 5.0 では、高性能なソーシャル・ネットワークの構築を目的とする新機能が導
入されています。外部コミュニティー機能が実現し、その他のアプリケーションの機能が強化さ
れたことで、IBM Connections は今日の市場における最も包括的なエンタープライズ・ソーシャ
ル・ソフトウェア・ソリューションとなっています。
絶え間ない変化と競争の激化にさらされるなか、持続可能な競争優位を確立するために、主要企
業はイノベーションに取り組み、従業員、パートナー、さらにはお客様からも最良のアイデアを
集めて導入しています。
IBM Connections は成長を加速させ、組織内外の集合知ベースの潜在能力を引き出します。IBM
Connections はビジネス分野のソーシャル・コンピューティングを引き続きリードし、組織が俊
敏性を高めてより迅速に業務を遂行できるように支援します。
参照資料
IBM Connections フォーラムへの参加:
フォーラムへの参加
http://www.lotus.com/ldd/lcforum.nsf
IBM Connections 資料ページ:
資料ページ
http://www.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/connections/
Synch.rono.us (IBM Connections の製品チームのブログ):
の製品チームのブログ
http://ibmsocialsoftware.com
IBM Connections 製品ページ:
製品ページ
http://www.ibm.com/software/lotus/products/connections/
IBM Connections のビジネス・パートナー向けのページ:
のビジネス・パートナー向けのページ
http://www.ibm.com/partnerworld/pwhome.nsf/weblook/pub_ben_collab_paxos.html
IBM Connections Wiki への参加:
への参加
http://www-10.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.0+docum
entation#action=openDocument&content=catcontent&ct=prodDoc
商標
developerWorks、Domino、IBM、Lotus、IBM Notes、Quickr、Sametime、および WebSphere は、
世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。
Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標
です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の米国およびその
他の国における商標または登録商標です。
他の会社名、製品名、およびサービス名は、それぞれ各社の商標またはサービス・マークである
場合があります。
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