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Rational System Architect を使った データ中心型アプローチ(DOA)設計
® IBM Software Group Rational® System Architect® を使った データ中心型アプローチ(DOA)設計 ご説明資料 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウエア事業 ラショナル事業部 © 2010 IBM Corporation IBM Software Group | Rational software 目次 製品概要 DFDの詳細化 データフロー定義とデータディクショナリー整備 エンティティの識別とデータモデル作成 2 IBM Software Group | Rational software Rational System Architect概要 企業体のモデリングを支援する統合モデリング環境 DFD/ERDを用いたデータ中心型アプローチ(DOA)設計を支援 データディクショナリーよる定義情報の一元管理 CRUDも管理可能 振る舞い (UML 準拠) ネットワーク関連図 企業戦略 マトリックスビュー 業務プロ セス データ 組織図 アプリケー ション DFD 業務プロセス データモデル 戦略・目標 クラス図 リポジトリ 3 IBM Software Group | Rational software 目次 製品概要 DFDの詳細化 データフロー定義とデータディクショナリー整備 エンティティの識別とデータモデル作成 4 IBM Software Group | Rational software DFDの階層的表現 ここではDFDにより適用業務システムのデータの流 れを段階的に詳細化するイメージをご紹介します。 5 IBM Software Group | Rational software コンテキストレベル (システムコンテキスト図) 分析対象のシステム化範囲を明確化 外部エンティティ(エク スターナル) プロセスボックス データフロー 6 IBM Software Group | Rational software 2階層目(ハイレベルDFD) システム化範囲に含まれる業務間のデータフロー を明確化 データストア 7 IBM Software Group | Rational software 3階層目 前頁の「P1.1販売業務」 プロセスを詳細化した例 8 IBM Software Group | Rational software 目次 製品概要 DFDの詳細化 データフローの識別とデータディクショナリー整備 エンティティの識別とデータモデル作成 9 IBM Software Group | Rational software データフローの識別 ここでは、プロセス間、プロセスとデータストア (または外部エンティティ)の間に流れるデータに 着目してデータフローを定義し、データディクショ ナリーを整備するイメージをご紹介します。 プロセスボックスからデータ ストアに流れるデータフロー をデータ項目レベルで定義 10 IBM Software Group | Rational software (参考)CRUDマトリクスによるプロセス⇔エンティティの関係整理 DFDを参照してCRUDを入力し、プロセスがCRUDして いるエンティティを整理 (※データフローの向きからReadを設定するようにマ クロを組むことも可能だが、Create/Update/Delete は人間の判断が必要) 11 IBM Software Group | Rational software データディクショナリ DFDの作図を通して得られたプロセスボックス、 データフロー、データストア、外部エンティティを データディクショナリーとして一元管理 12 IBM Software Group | Rational software データディクショナリ(2) 13 IBM Software Group | Rational software 目次 製品概要 DFDの詳細化 データフローの識別とデータディクショナリー整備 エンティティの識別とデータモデル作成 14 IBM Software Group | Rational software データストアを元にエンティティ候補を識別 ここでは、データストアから識別したエンティティ候補を元に、ERDの 作成からDDL生成までのイメージをご紹介します。 エンティティA プロセス カラム1 紐付け データ カラム2 カラム3 紐付け エンティティB カラム1 カラム2 紐付け エンティティC カラム3 カラム1 データストア カラム2 カラム3 DFD ERD 15 IBM Software Group | Rational software 概念エンティティの抽出 エンティティリレーションダイアグラムに、商品、受注、受注明細、出荷、得意先の5つのエ ンティティを描画したところ 16 IBM Software Group | Rational software エンティティの属性の指定 ここに属性リストを指 定する 受注エンティティ テキストボックスに属性名や データ型などを直接書きこん で、属性を定義することがで きる。こうして作成された データ要素はデータディクショ ナリに追加される。 このボタンを押すと、 データディクショナリか らデータ要素を選択す ることもできる。 17 IBM Software Group | Rational software エンティティの属性としてDFDで使用されたデータ要素を紐付ける ③属性リストに追加 される ②受注日を選択して 属性リストにドラッグ &ドロップする ①データディクショナ リに格納されている データ要素一覧が表 示される。 18 IBM Software Group | Rational software 論理データモデルの完成 19 IBM Software Group | Rational software データベースの実装を考える 論理データモデル→物理データモデル→DDLへの詳細化 これまで考えてきたのは、データベースの種類に依存しない論理データモデルであった。最 終的にはパフォーマンス等を考慮し、何らかのデータベースに実装する必要がある。 論理データモデルから機械的に物理データモデルを作成し、物理データモデル設計の出 発点とする。 パフォーマンスの検討 データモデルの修正 論理データモデル 物理データモデル DDLファイル 20 IBM Software Group | Rational software 論理から物理へのデータモデルの変換 論理レベルのERDを開き、辞書メニューから物理データモデルを選択する 21 IBM Software Group | Rational software 本製品のDFD/ERD作成支援の特徴まとめ ERD/DFDを使ったデータ中心型(DOA)設計を支援 モデル化されたデータはリポジトリのデータディクショナリーに格納 DFDで識別し、データディクショナリーに格納されたデータ要素をERDで利用し、データの整合性を 確保 データのメンテナンスはデータディクショナリーを修正することで実現 (ダイアグラムがデータディク ショナリーを参照しているため) DFDの描画支援機能が充実 階層化表現のサポート。親シンボルから子ダイアグラムを作成する際に、データフロー入出力のバ ランスをとる バランスチェック機能やルールチェック機能などのチェック機能。 ERDは論理データモデルと物理データモデルの両方をサポート 論理データモデル→物理データモデルの変換ユーティリティ 物理データモデルからDDL作成のユーティリティ、DBの設計から実装までをサポート VBAマクロを使用した、チェック機能の拡張、モデル化の部分自動化などを行うことも可能 CRUDマトリクスのRead設定など 22