IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ ®
by user
Comments
Transcript
IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ ®
® IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ HATS / WebFacingインターオペラビリティー © 2008 IBM Corporation IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 目次 5250アプリケーションのWeb化 HATS、WebFacing HATS/WebFacingインターオペラビリティー概要 リンクHATS/WebFacingアプリケーション リンクHATS/WebFacingアプリケーションとは リンクHATS/WebFacingアプリケーションの作成 リンクHATS/WebFacingアプリケーションの実行/デバッグ その他 アプリケーション・ブリッジ 制限事項 問題判別 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 2 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 5250アプリケーションのWeb化 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 3 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 5250アプリケーションのWeb化製品 HATS 5250データストリームを基にWeb化 IBM i 上のTelnetサーバーを通じて接続 対話型ジョブを使用 WebFacing DDSソースを基にJSPを作成することでWeb化 IBM i 上のWebFacingサーバーを通じて接続 バッチ・ジョブとして実行 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 4 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ HATS/WebFacingインターオペラビリティー概要 ひとつのアプリケーション内でHATSとWebFacingを使用可能 例: 画面AはHATSの機能を使用 画面BはWebFacingの機能を使用 ひとつのアプリケーション 【HATS】 ルールに基づき 5250データストリームを変換 【WebFacing】 DDSソースを基に変換 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 5 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ (参考) HATS、WebFacing選択のポイント HATS ホスト画面変換のルールを一括設定したい – WebFacingの場合は、1画面ずつカスタマイズしていく必要がある HATSの変換機能(プルダウンメニュー、テーブル表示など)を使って画面をカスタマイズしたい マクロを使って画面フローの自動化を行いたい DDSソースがない、もしくはDDSを編集するスキルがない – 画面の見栄えはJSPを編集してカスタマイズ 複数の画面を統合して表示したい ENPTUIをサポートしたい – WebFacingではサポートされないENPTUI関連のキーワードが多くサポートされている WorkstationIDを指定したい 複数のホストやDB2など他のリソースのDBやプログラムも利用したい リッチ・クライアントを使用したい WebFacing 5250の操作性になるべく近いWebアプリケーションにしたいが手間はかけたくない Javaにはそれほど詳しくないが、画面のDDSは編集できる – 画面の見栄えはDDSを編集してカスタマイズ HATS / WebFacingインターオペラビリティー 6 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ リンクHATS/WebFacingアプリケーション HATS / WebFacingインターオペラビリティー 7 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ リンクHATS/WebFacingアプリケーションとは リンクHATS/WebFacingアプリケーションとは HATSとWebFacingのインターオペラビリティー(相互運用)を 実現するアプリケーション – ひとつのセッションでホスト接続部分を共有する ひとつの.earにHATSおよびWebFacing用の モジュールを配置 – HATSおよび共通のjarはEARレベルに配置 – WebFacing特有のjarはWARレベルに配置 HATS WF Web モジュール Web モジュール HATS runtime jar HATS/WF共通runtime jar .ear HATS / WebFacingインターオペラビリティー 8 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ システム全体の概要図 Webブラウザー ひとつのEAR HATS WF WFデータ 5250データ インターオペラビリティー WebSphere runtime Application Server IBM i WFサーバー WFデータ 5250データ WSFM 5250アプリ ひとつの IBM iのジョブ WebFacingの アプリ HATS / WebFacingインターオペラビリティー 9 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note リンクHATS/WebFacingアプリケーションを使用した場合、WebSphere Application ServerとIBM i の接続は ひとつに集約されます。 バックエンドのIBM i は、受け取ったデータが5250データストリームなのか、WebFacingのデータなのかを判 断し、適切なアプリケーションに処理を渡します。 同じように、バックエンドのIBM i から受け取ったデータのタイプによって、リンクHATS/WebFacingアプリケー ション側で適切なモジュールを呼び出し、処理を行います。 ユーザーの要求は、入り口がWebFacingで出口がHATSにスイッチされても、その逆でも可能です。 WebFacingとHATS間での行き来の回数などに制限はありません。 インターオペラビリティー・モードで稼動する場合、WebFacingは5250データストリームの変換に独自のHSR を使用しません。この処理はHATSの機能を使用します。 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 10 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ リンクHATS/WebFacingアプリケーションの前提要件 開発環境 (HATS Toolkitが稼動するPC) HATSおよびWebFacingをインストールした下記のStudio – Rational Developer for i (RDi) V7.5 IBM i i5/OS V5R4以上 下記のPTFを適用 (インターオペラビリティーに必須) – SI25893 – SI25894 – SI25747 WebFacingサーバーに最新のPTFを適用 – 下記サイトを参照 http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27002213 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 11 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note リンクHATS/WebFacingアプリケーションを開発するためには、開発環境(RDi)にHATSおよびWebFacing のフィーチャーをインストールしておく必要があります。 また、接続先のIBM i はi5/OS V5R4以上であり、かつインターオペラビリティー用のPTFが適用されている必 要があります。また、HATSサーバーとIBM i 間ではポート4004を開放しておいてください。 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 12 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ リンクHATS/WebFacingアプリケーションの作成 Interoperability 専用 HATSプロジェクト※ (WAR) HATS/WebFacing 使用可能 プロジェクト※ (WAR) →16ページ →15ページ リンク・アプリケーション※ (EAR) →17ページ~ ※同一ワークスペース内に ※同一ワークスペース内に 存在すること 存在すること HATS / WebFacingインターオペラビリティー 13 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note リンクHATS/WebFacingアプリケーションを作成する前に、あらかじめ同一ワークスペース内にHATSおよび HATS/WebFacing使用可能プロジェクトを作成しておくことが必要です。 リンクHATS/WebFacingアプリケーションに使用できるWebFacingプロジェクトは、通常のWebFacingプロ ジェクトではなく、HATS/WebFacing使用可能プロジェクトというプロジェクトを使用します。 それぞれのプロジェクトの前提条件や制約などは次ページからを参照してください。 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 14 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ HATSプロジェクトのインターオペラビリティー化 通常どおり、HATSプロジェクトを作成 リンクHATS/WebFacingアプリケーション用に特別な設定は不要 ただし、HATS Webアプリケーションのみサポート EJBやポートレット、リッチ・クライアント・アプリケーションは不可 5250、5250W接続のみ 実行時には5250Wおよび4004ポートを介して通信 以下の制限あり ワークステーションIDの指定は不可 SSLは使用不可 非同期更新アプレットは使用不可 接続プールの設定は無効 ※詳細はHATS Toolkit 「ヘルプ」の以下の箇所を参照してください。 「HATSアプリケーションの開発」 → 「WebFacingアプリケーションの開発」 → 「WebFacingのHATSおよ び他のWebアプリケーションとの相互運用性」 → 「HATSアプリケーションとのWebFacingの相互運用性」 → 「リンクHATS/WebFacingアプリケーションに関する考慮事項」 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 15 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ WebFacingプロジェクトのインターオペラビリティー化 HATS/WebFacing使用可能プロジェクトを作成 リンクHATS/WebFacingアプリケーション用に作成するプロジェクト HATSと重複する.jarが含まれない – スタンドアロンでは稼動しません 作成方法 新規作成 – 「WebFacing」 → 「HATS/WebFacing使用可能プロジェクト」を選択 – 設定内容はWebFacingと同じ 既存のWebFacingプロジェクトから作成 – 下記リンク先のドキュメントを参照のこと “Tutorial – Creating a linked WebFacing and HATS application” Ref #7009764 http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=3239&context=SSZND2&uid=swg27009764 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 16 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ リンクHATS/WebFacingアプリケーション (1/2) リンクHATS/WebFacingアプリケーションの作成 「ファイル」 → 「新規」 → 「プロジェクト」から、「HATS/WebFacing」 → 「リンク HATS/WebFacingプロジェクト」を選択 下記を設定 – リンクするHATSとWebFacingプロジェクト – ターゲット・サーバー 5250接続のHATSプロジェクト を指定した場合、接続先ポート は4004に変更されます。 – EAR名 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 17 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note ワークスペース内に前述のHATSおよびHATS/WebFacing使用可能プロジェクトを作成した後、リンク HATS/WebFacingプロジェクトを作成します。 ウィザードでは、ワークスペース内で使用可能なHATSおよびHATS/WebFacing使用可能プロジェクトがリス トに表示されますので、利用したいものを選択してください。それぞれ1つずつ選択します。 このとき、HATSおよびHATS/WebFacing使用可能プロジェクトはそれぞれ同じターゲット・サーバーを事前に 指定しておくことをお勧めします。これはターゲット・サーバーの違いによって採用しているJ2EEレベルが異な ることがあるからです。 Enterprise Applicationプロジェクト名に指定したEARプロジェクトが、今回生成されるリンク・アプリケーション です。 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 18 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ リンクHATS/WebFacingアプリケーション (2/2) リンクHATS/WebFacingアプリケーションの作成で生成されるもの EARファイル – wfhats.xmlファイルが含まれる リンクに関する情報が含まれる(接続先など) – WARは既存のものを使用 – HATSアプリケーションは単独でも使用可能 リンクしているHATS、WebFacingプロジェクトを更新する場合 – リンク・プロジェクト(EAR)を削除し、再作成する – HATS、WebFacingプロジェクトに対して行った変更は自動的に反映されない リンクを変更したい場合 – リンク・プロジェクト(EAR)を削除し、再作成する リンクを削除したい場合 – リンク・プロジェクト(EAR)を削除する HATS / WebFacingインターオペラビリティー 19 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ プロジェクト・エクスプローラー・ビュー リンク用EARファイル生成時に表示 含まれるWARプロジェクトは「モジュール」から 確認可能 – 設定内容はwfhats.xmlファイルに記述される 含まれるWARプロ ジェクト一覧 wfhats.xml リンクアプリケーションで 使用する接続先の定義 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 20 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ リンク・アプリケーションの実行/デバッグ 各プロジェクトから開始可能 HATSプロジェクトから開始 WebFacingプロジェクトから開始 リンク・アプリケーション(EARプロジェクト)から開始 HATS管理コンソール HATSのWebモジュール使用中のみステータスが反映される 通常のHATS Webアプリケーションで監視可能な内容のみ – リンクあり/なしの判別は不可 – 使用されているモジュール(HATSもしくはWebFacing)の判別は不可 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 21 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note リンク・アプリケーションでもHATS管理コンソールを使用することは可能ですが、HATS管理コンソールで表示 /管理できるのは、HATSモジュールを使用したときのみです。WebFacingモジュールの使用の有無などは検 知できません。 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 22 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ その他 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 23 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ アプリケーション・ブリッジ アプリケーション・ブリッジとは EGLなどのWebアプリケーションとWebFacing/HATSアプリケーションを連結 アプリケーション・ブリッジを介してデータを転送 手動によるコーディング – アプリケーション・ブリッジによる連結部分を自動生成する機能はない ※詳細はヘルプを参照 「WebFacingアプリケーションの開発」 → 「WebFacingのHATSおよび他のWebアプリケーションとの相互 運用性」 HATS EGL WebFacing App Bridge Green Screen Composite EGL, HATS, WebFacing Apps HATS / WebFacingインターオペラビリティー 24 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 制限事項 複数のリンク・アプリケーションに同じインスタンスのブラウザからアクセスで きない リンク・アプリケーションではhats_plugin.xmlが作成される 通常のHATSアプリケーションではplugin.xmlが作成される HATSマクロ使用時 WebFacingの画面がマクロ開始直前の画面の場合、マクロは始動できない インターオペラビリティが有効なのはメイン接続のみ バックグラウンド接続には影響なし 開始および接続イベントはHATSに制御がわたったときに初めて実行される WebFacingに制御がある間はHATSのイベントは起動しない HATS / WebFacingインターオペラビリティー 25 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ Note このページはブランクです。 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 26 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 問題判別 (1/2) HATSとWebFacingは別々のトレース機能を保持 HATS – RUNTIMEトレース インターオペラビリティーに関連したメッセージの確認 WebFacing – webfacinglogging.propertiesファイルに定義 com.ibm.etools.iseries.webfacing.level=FINER – インターオペラビリティーに関連したメッセージの確認 – httpセッションごとに記録 HATS / WebFacingインターオペラビリティー 27 IBM Rational Host Access Transformation Services V7.5 ワークショップ 問題判別 (2/2) HATSとWebFacingトレースの関連付け HATSトレースにて問題のセッションを確認 → セッションIDからWebFacingトレースを参照 Controlを受け取ったとき Controlを渡したとき “HATS application is interoperation with WebFacing, and HATS is acquiesced.” “Forwarding the request to HATS.” Controlを受け取ったとき Controlを渡したとき “Request was forwarded from HATS.” “Session is acquiesced. Forward control to WebFacing.” HATS WebFacing HATS / WebFacingインターオペラビリティー 28