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演習 演習 12. . .HATS Web サービス
IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 演習 12. .HATS Web サービス・ サービス・アプリケーション このセクションでは、HATS の Web サービス・アプリケーションについて取り上げます。HATS で Web サービスを構築するためには、統合オブジェクトの作成が前提となりますので、引き続き演 習 9 (および演習10、演習 11) で使用した HATS プロジェクトを使用します。 <目次> A) Web サービス化に必要なファイルの作成 B) Web サービス・エクスプローラーを使用したテスト C) まとめ 12-1 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 A) Web サービス化 サービス化に必要な 必要なファイルの ファイルの作成 HATS 統合オブジェクトを Web サービス化するに当たって必要なファイルを生成します。 HATS では、このハンズオンで触れる 2 つのウィザードを利用します。「Web サービス・サ ポート・ファイルの作成」ウィザードは HATS Toolkit が、「Web サービス」ウィザードは Rational SDP がそれぞれ提供するウィザードです。前者では、統合オブジェクトをベースとし た Web サービスのラッパークラスを生成し、後者で Web サービス化します。 1) あらかじめ作成しておいた統合オブジェクトを元に、Web サービス化に必要なファイル (Web サービスのラッパー・クラス)を作成します。今回は datamacro 統合オブジェクト を使用しますので、「ソース」→「IntegrationObject」フォルダから Datamacro を選 択し、右クリック→「Web サービス・サポート・ファイルの作成…」を選択してください。 12-2 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 2) 「Web サービス・サポート・ファイルの作成」ウィザードが起動されます。 「HATS プロジェクトおよび Web サービス・クラス名の選択」ページでは、これから作成 する Web サービスのラッパー・クラスのクラス名として、名前欄に「Sample」(最初の文 字は必ず英大文字)などと記述し、「次へ」ボタンをクリックしてください。 3) 次の「HATS 統合オブジェクトおよび HATS EJB Access Bean の選択」ページでは、こ の Web サービス・クラスに組み込む統合オブジェクトを選択します。ここにはそのプロ ジェクトに含まれる統合オブジェクトがリストされます。 今回は、Datamacro の 1 つだけですので、ここにチェックが入っていることを確認し、 「終了」ボタンをクリックしてください。 12-3 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 4) これで、Web サービス化に必要なファイルが生成されました。 HATS プ ロ ジ ェ ク ト ビ ュ ー で は 、 「 ソ ー ス 」 → 「webserviceclasses」フォルダが追加され、そこに各ファイル が生成されます。 5) 次に、Web サービスに必要なファイルを生成します。 ウィザードを立ち上げる前に、WebSphere テスト環境が始動しているか確認してくだ さい。テスト環境が始動していない場合はここで始動してください。 12-4 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 6) 「webservicesclasses」→Sample(先ほど作成した Web サービスのラッパー・クラス) にフォーカスを当て、右クリック→「Web サービス」→「Web サービスの生成」を選択し てください。 12-5 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 7) 「Web サービス」ウィザ ードが起動されます。 最 初 の 「 Web サ ー ビ ス」ページでは、デフォ ルト値を採用します。 このまま「次へ」ボタン をクリックしてください。 8) 次の「WebSphere JAX-WS ボトムアップ Web サービス構成」ページでは、「プロジェク トに WSDL ファイルを生成する」に チェックを入れます。 「終了」ボタンを押下してください。 12-6 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 9) テスト環境が始動していない場合は始動され、その他必要なファイルの生成およびデ プロイなどが行われます。しばらくお待ちください。 10) 一連の処理が終わり、ワークベンチにフォーカスが戻った ら、WSDL ファイルが生成されていることを確認してくださ い 。 WSDL フ ァ イ ル は 「 Web コ ン テ ン ツ 」 → 「/WEB-INF/Web サービス定義」フォルダに生成されて います。 12-7 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 B) Web サービス・ サービス・エクスプローラーを エクスプローラーを使用した 使用したテスト したテスト 先ほど作成した WSDL を使用して、Web サービスのテストを行います。 この演習では、Web サービス・エクスプローラーを利用してテストを行います。 1) 生成された WSDL ファイルを選択し、右クリック→「Web サービス」→「Web サービス・ エクスプローラーでのテスト」を選択してください。 12-8 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 2) ブラウザが起動し、下記のような Web サービス・エクスプローラーが表示されます。 このうち、右上の「アクション」を利用して入力値の設定や実行の指示を行います。 また、右下の「状況」では実行したアクションの結果や状況を表示します。 実行指示、 入力値設定 実行結果 12-9 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 3) 「 ア ク シ ョ ン 」 に 表 示 さ れ て い る 、 「 WSDL バ イ ン デ ィ ン グ 詳 細 」 の 「 操 作 」 欄 の 「datamacroProcessWS」リンクをクリックしてください。 4) datamacroProcessWS の詳細が表示されます。 今回の Web サービス(=統合オブジェクト)を実行するためには、カテゴリの指定が必 要です。値を設定するために、arg0 の横の「追加」リンクをクリックしてください。 12-10 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 5) コンテンツの内容が表示され、一番上に category が表示されています。category の 横の「追加」リンクをクリックしてください。 6) 「値」欄の下に入力ボックスが表示されます。ここにカテゴリ(AA または BB)を入力し、 「実行」ボタンをクリックしてください。 12-11 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 7) 「実行」ボタンが押下されると、HATS サーバー(WebSphere Application Server)上 では統合オブジェクトが実行されます。 実行結果は右下の「状況」欄に表示されます。 マクロで抽出した値は、result または result で始まるプロパティーの値としてリクエス タ側に返されます。 また、実行結果はこれらのマクロで定義した抽出だけでなく、HATS が定義する出力プ ロパティーもいくつか含まれます。 8) 以上で演習は終了です。 12-12 IBM Rational Host Access Transformation Services (HATS) V8.0 ハンズオン資料 C) まとめ このように、HATS 統合オブジェクトから Web サービスを生成することが可能です。 Web サービスもベースは統合オブジェクトですので、実行時には指定されたマクロが再生 され、あらかじめ定義しておいたプロンプトや抽出に基づいたデータが返されます。 12-13