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WebSphere Application Server V8.5 for IBM i への移行 移行ガイド ガイド

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WebSphere Application Server V8.5 for IBM i への移行 移行ガイド ガイド
WebSphere Application Server V8.5 for IBM i への移行
への移行ガイド
移行ガイド
© 2012 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
IBM Power Systems
Disclaimer
この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりま
せん。
当資料は、資料内で説明されている製品の仕様を保証するものではありません。
資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2012年12月現在の
情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、仕様が変わる可能性があるのでご
注意下さい。
今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認ください。
2
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IBM Power Systems
特記事項および商標
本文書の内容は、特に記載の無い限り、2012年12月27日現在に公開されている文書に基づいています。
本文書において、IBM
製品、プログラム、およびサービスについて言及する場合がありますが、このことはこのような IBM 製品、プログラ ム、およびサービスが IBM が
企業活動を行っているすべての国で使用できることを意味するものではありません。本文書で、IBM 製品、プログラム又はサービスに言及する部分があっても、このこと
は当該製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらのIBM製品、プログラム、またはサービスに代えて、IBM の知
的所有権を侵害することのない機能的に同等のプログラムを使用することができます。
本文書に記載されている情報の使用または手法の実施は、お客様の評価および使用している動作環境への統合能力にしたがって、お客様の責任で行っていただきま
す。記載されている情報はいずれもIBMにより、特定の状況における正確さは確認されているはずですが、いかなる環境においてもそれと同じ、あるいは同様な結果が得
られるとは限りません。お客様独自の環境において、これらの手法を適用する場合は、お客様の責任で行っていただきます。
商標
-
3
AIX は International Business Machines Corporation の登録商標
AIX 5L はInternational Business Machines Corporation の商標
AIX 6 はInternational Business Machines Corporation の商標
AIX 7 はInternational Business Machines Corporation の商標
IBM はInternational Business Machines Corporation の登録商標
UNIX は、 The Open Group の米国ならびに他の国における登録商標
PowerPC は International Business Machines Corporation の登録商標
POWER4 は International Business Machines Corporation の商標
POWER5 は International Business Machines Corporation の商標
POWER6 は International Business Machines Corporation の商標
POWER7 は International Business Machines Corporation の商標
IBM System は International Business Machines Corporation の商標
IBM eServer は International Business Machines Corporation の商標
Power Systems は International Business Machines Corporation の商標
pSeries は International Business Machines Corporation の商標
BladeCenter は International Business Machines Corporation の商標
IBM i5/OS は International Business Machines Corporation の商標
Systems Director VMControl は International Business Machines Corporation の商標
IBM Systems Director Active Energy Managerは International Business Machines Corporation の商標
Intel, Pentium は Intel Corporation の米国およびその他の国における登録商標
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標
その他、本文書で使用するシステム名、製品名、会社・団体の名称はそれぞれ各社の商標または登録商標です
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更新履歴
4
2012年 12月 27日 初版 (Rev. 1.0)
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当資料の前提
IBM iで稼動する下記WebSphere Application Server バージョンからの移行を前提としています
-
-
WebSphere Application Server V6.1
WebSphere Application Server V7.0
WebSphere Application Server V8.0
(参考)2012年12月現在サポートされているWASのバージョン
製品名
バージョン
WebSphere Application Server
8.5
8.0
7.0
6.1
(2013/9末サポート終了)
-
IBM i におけるWASの各バージョンにおけるサポート情報の詳細
•
http://www-03.ibm.com/systems/i/software/websphere/index.html
IBM iにおいては、GUIベースの移行ツールはサポートされていません
-
5
サポートする
i のバージョン
サポートするIBM
する
IBM i 7.1
IBM i 6.1
IBM i 7.1
IBM i 6.1
IBM i 7.1
IBM i 6.1
i5/OS 5.4 (2013/9末サポート終了)
IBM i 7.1
IBM i 6.1
i5/OS 5.4 (2013/9末サポート終了)
コマンド・ライン・ベースの移行ツールのみ使用可能です
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目次
1. WebSphere Application Server V8.5 for IBM i 移行概要
2. 移行手順
3. 考慮点
6
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第1章
章
WebSphere Application Server V8.5 for IBM i 移行概要
7
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WAS環境の移行概要
IBM iにおけるWAS環境の移行方法について
-
•
•
HTTP
サー
バー
既存サーバー環境と同一の構成にて新規導入
HTTPサーバーも新規に構成
• DNSにて既存システムから新システムにIPアドレス、DNSを切り替え
WAS
6.1
WAS
8.5
IBM i
要事前調査
アプリケーションの移行
-
APIなど変更点に対応し、アプリケーションを修正し新環境に移行(デプロイ)
•
8
HTTP
複数バージョンのWASを稼働させることが可能
WAS
サー
8.5
• 使用するポートの区別
バー
HTTPサーバー
IBM i
• 新規に作成
• 別ポート使用もしくは本番稼働時にポートを切り替え
HTTP
サー
• 既存のものを使用
バー
• 本番稼働時にプラグインを切り替え
IBM i
• (考慮事項
考慮事項)
考慮事項 OSのバージョン変更、最新のPTF適用などにより、HTTP
サーバーにも機能的な変更が発生するので、十分に検証を行ってください
別システムへ移行
•
WAS
6.1
同一システムで移行
•
-
HTTP
サー
バー
バージョン間の変更点を確認できるツールあり
アプリケーション
担当者に要確認
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WAS V6.1以前のバージョンから移行する場合の変更点
IBM i のJVM 変更によって、WASで使用されるデフォルトのJVMが変わります
IBM i 7.1から
Classic JVMなし
-
WASV6.1以前のWASプロファイルでは、Classic JVMと呼ばれるi5/OS® Java Developer Kit Java
仮想マシンが使用されています
-
WAS V7からは、IBM Technology for Java (J9)と呼ばれるIBM ® Java SE 6 32 ビット JVM がデ
フォルト使用に変更されています(使用されるJVMについては次ページ参照)
•
•
-
enablejvm(WAS V7以下)/managesdk(WAS V8以上)コマンドで切り替え可能だが、J9 の使用が推奨
WASV6.1からJ9の選択が可能(デフォルトはClassic JVM)
(参考)使用しているJVMの確認方法
•
WRKACTJOBにて、起動しているサーバーのジョブログを表示
ジョブ . : SERVER1
ユーザー . : QEJBSVR
例えば、WAS V7 on IBM i 6.1では、
Classic JVMの可能性があります
番号 . . . : 408427
>> CALL PGM(QWAS7A/QWASSTRSVR) PARM('-profilePath'
'/QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V7/Express/profiles/default' '-server' ‘SERVER1')
408427/QEJBSVR/SERVER1 の ACGDTA がジャーナルできない。理由は 1 です。
Java 仮想マシン
仮想マシンは
です。 PID(656)
マシンは IBM Technology for Java です。
プロパティー・ファイルから JVM プロパティーがロードされました
Server starting with user profile QEJBSVR and JDK 1.6.0.
WebSphere application server SERVER1 ready.
9
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(参考)デフォルトで使用されるJVMの種類
OSのバージョン、WASのバージョンによって、サーバーで使用されるJVMのデフォルトが異なり
ます
-
IBM i 6.1では、Classic JVMの場合、J9の場合の両方が考えられます
以下は、OS、WASのバージョンによって、デフォルトで使用されるJVMを示しています
•
ただし、個別にJAVA_HOMEを指定している場合、この限りではありません
OSバージョン
バージョン
WASバージョン
バージョン
i5/OS 5.4
IBM i 6.1
5761JV1 Opt10
(Classic) 導入済み
導入済み
-
IBM i 7.1
8.5
5761JV1 Opt10
(Classic) 未導入
J9(32bit)
J9(32bit)
8.0
J9(32bit)
J9(32bit)
7.0
J9(32bit)
J9(32bit)
J9(32bit)
J9(32bit)
6.1
Classic
Classic
Classic
J9(32bit)
実際にサーバーで使用されているJVMを確認するためには、前ページにあるWRKACTJOBコマンドを
使用します
※表の見方
Classic = i5/OS® Java Developer Kit Java 仮想マシン
J9(32bit) = IBM Technology for Java 仮想マシン 32bit
10
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JVM変更による影響
JVMの違いによる考慮点
-
64bit Sun互換のJVM (Classic JVM) IBM仕様のJVM (IBM Technology for Java (J9)) に変更
-
32bitアドレス空間の選択肢が追加
•
•
•
•
-
32bitを選択した場合、メモリーの制約があるため、OutOfMemoryになる可能性がある
オブジェクトの参照には4バイトのメモリーを使用
J9 JVMのデフォルトは、32bitアドレス
• 64-bit Classic JVM では8バイト
↓
実質的な最大ヒープ・サイズは2.5GB以下
Classic JVM(64bit)上で稼働している
• 64-bit Classic JVMでは最大240GB
アプリケーションのメモリー状況を要確認
アプリケーションの挙動が異なる場合があるため検証が必要
ガーベッジ・コレクションの実装が異なる
•
•
最大/初期ヒープ・サイズの指定が必須
• Classic JVMでは、最大ヒープ・サイズに0(サイズ制限なし)を指定するなど、異なります
ガーベッジ・コレクションは、一部スレッド停止がありうるため、GCポーズのタイミングが異なる
• Classic JVMでは、ガーベッジ・コレクションは非同期で実施するため、スレッド停止のタイミングが極小化さ
れている
現行のメモリーに関する設定、ヒープの利用状況を調査する必要がある
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(参考) Classic JVM vs IBM Technology for Java JVM
“Classic”JVM = i5/OS® Java Developer Kit Java JVM
-
OS/400 V4R2からJVMが標準実装 (1998より出荷)
OS/400 System Licensed Internal Code (SLIC)内に実装
64-bit JVM を 64-bit hardware上で実装
Direct Execution (DE)
•
-
CRTJVAPGMによる実行ファイルの作成
並列(非同期)ガーベッジ・コレクション機能
“IBM Technology for Java” JVM = IBM ® Java SE 6 JVM
-
IBM i V5R4よりサポート
IBM i PASE 上で稼働
•
-
-
AIX アプリケーション用の統合ランタイム環境
32-bit、64-bit アドレス空間
•
IBM i6.1から64-bit アドレス空間サポート
様々なガーベッジ・コレクション(GC)の方法を提供
•
•
•
•
12
IBM i ユニーク
Optimize for throughput
Optimize for pause time
Generational concurrent
Subpooling
Windows、Unixなど
他のOSと同じ実装
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その他変更一般
サポートされるAPIの変更
-
JDK1.4、JDK5からJDK6、JDK7への変更
WASの各バージョンと対応するJava EE/Java SE仕様
WASバージョン
バージョン
•
-
JavaEE 6
6.1
○
7.0
○
○
8.0
○
○
○
8.5
○
○
○
Java SE仕様
仕様
Java EE 7 J2SE 5.0
Java SE6
Java SE7
○
○
○
○
○
○
Java仕様の変更に伴いアプリケーションの改修が必要か検討してください
• 上位互換はあるが、一部アプリケーションの再コンパイルが必要な場合もあります
• APIの変更については、Information Center及びORACLE Java SE6のサイトを参照してください
移行する前に、WebSphere Application Server バージョン 8.5において非推奨(deprecate)となった項
目を予め確認してください
•
(参考)
•
•
•
13
Java EE仕様
仕様
J2EE1.4
JavaEE 5
Information Center: API および仕様のマイグレーション
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/topic/com.ibm.websphere.migration.express.iseries.doc/ae/cmig_
apispec.html
ORACLE: Java Compatibility
• http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/compatibility-137541.html
Information Center:非推奨のフィーチャー、安定化されたフィーチャー、および除去されたフィーチャー
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/topic/com.ibm.websphere.express.iseries.doc/ae/rmig_deprecati
onlist.html
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第2章
章
移行手順
14
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移行の流れ
IBM iにおけるWAS V8.5への移行の主な流れは以下の通りです
1. 事前調査
1
2. WAS V8.5の導入及び新規プロファイルの作成
–
–
新規システムへの導入
同一システムへの導入(複数バージョンの共存)
2~
~4
3. アプリケーション・サーバー(プロファイル)構成の移行
–
–
移行ツール(コマンド・ライン・スクリプト)の使用
手動での移行
5
4. HTTPサーバー構成の移行
5. アプリケーションの移行
15
当ガイドでは
ガイドでは計画
では計画、
計画、テスト、
テスト、スキル習得
スキル習得などについては
習得などについては
触れておりませんが、
れておりませんが、各プロジェクトで
プロジェクトで個別に
個別に対応が
対応が
必要です
必要です
= 当ガイドでのご説明範囲
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1. 事前調査(1)
WAS V8.5への移行にあたり、以下の項目について事前に調査します
-
JVMの最大/初期ヒープサイズの設定
•
•
•
管理コンソールからの確認方法(V6.1の場合)
アプリケーション・
アプリケーション・サーバー > サーバー名
サーバー名 > プロセス定義
プロセス定義 > Java 仮想マシン
仮想マシン
初期ヒープ・サイズ、最大ヒープ・サイズ の設定
最大ヒープ・サイズが”0”となっ
ている場合、Classic JVMが使
用されていることを示します
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1. 事前調査(2)
-
ヒープの使用状況を確認
•
verbosegcを設定し、JVMログを確認します
• 管理コンソールからの設定方法(V6.1の場合)
• アプリケーション・
アプリケーション・サーバー > サーバー名
サーバー名 > プロセス定義
プロセス定義 > Java 仮想マシン
仮想マシン
• 冗長ガーベッジ・コレクションの設定にチェックをつけます
出力されるnative_stdout.logを確認します
GCのログはPMATなどのツールで確認することができます
• http://www.alphaworks.ibm.com/tech/pmat
•
•
PMAT=IBM Pattern Modeling and Analysis Tool for Java Garbage Collector
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1. 事前調査(3)
-
既存環境でのサーバー構成
•
WASサーバーの構成を調査
• パラメーター・シートなどを活用
•
•
•
•
•
•
-
HTTPサーバー構成を調査(別筐体への移行もしくは、既存環境で新規構築の場合)
• httpd.confの確認
• 上述パラメーター・シートなどを活用
その他
• ホスト名、ネットワーク構成など
• デプロイされているアプリケーション(アプリケーションの種類、JDKバージョンなど)
WASバージョン間での変更点の調査
•
調査した現行環境を参考に、バージョン間での変更点による影響を調査
•
•
•
•
18
IHS/WAS V7.0パラメーターシート (WAS-08-057)
https://www-304.ibm.com/support/docview.wss?uid=jpn1J1006511
WebSphere Application Server V8.0 パラメーター・シート
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was8_parameter/
WAS V6.1=>V7.0 バージョンアップにより変更されたデフォルト値について
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=jpn1J1003639
WAS V8.0 変更パラメーター一覧(WAS-11-041)
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=jpn1J1008398
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(参考)使用されているポートの確認
事前調査を行う際、ポートの競合などを防ぐため事前調査が必要です
-
各WASバージョンで使用されるポートの種類、ポート番号のデフォルト値は以下の通りです
ポート名
ポート名
19
V8.5
V8.0
V7.0
V6.1
Administrative Console Port (WC_ adminhost)
9060
9060
9060
9060
Administrative Console Secure Port (WC_ adminhost_ secure)
9043
9043
9043
9043
HTTP Transport Port (WC_ defaulthost)
9080
9080
9080
9080
HTTPS Transport Secure Port (WC_ defaulthost_ secure)
9443
9443
9443
9443
Bootstrap Port (BOOTSTRAP_ ADDRESS)
2809
2809
2809
2809
CSIV2 Client Authentication Listener Port (CSIV2_ SSL_ MUTUALAUTH_ LISTENER_
ADDRESS)
9402
9402
9402
9402
CSIV2 Server Authentication Listener Port (CSIV2_ SSL_ SERVERAUTH_ LISTENER_
ADDRESS)
9403
9403
9403
9403
High Availability Manager Communication Port (DCS_ UNICAST_ ADDRESS)
9353
9353
9353
9353
Internal JMS Server Port (JMSSERVER_ SECURITY_ PORT)
5557
5557
5557
5557
IPC Connector Port (IPC_ CONNECTOR_ ADDRESS)
9633
9633
9633
-
MQ Transport Port (SIB_ MQ_ ENDPOINT_ ADDRESS)
5558
5558
5558
5558
MQ Transport Secure Port (SIB_ MQ_ ENDPOINT_ SECURE_ ADDRESS)
5578
5578
5578
5578
ORB Listener Port (ORB_ LISTENER_ ADDRESS)
9100
9100
9100
9100
SAS_ SSL_ SERVERAUTH_ LISTENER_ ADDRESS (Deprecated)
9401
9401
9401
9401
Service Integration Port (SIB_ ENDPOINT_ ADDRESS)
7276
7276
7276
7276
Service Integration Secure Port (SIB_ ENDPOINT_ SECURE_ ADDRESS)
7286
7286
7286
7286
SIP Container Port (SIP_ DEFAULTHOST)
5060
5060
5060
5060
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(参考)使用されているポートの確認 -つづき
ポート名
ポート名
V8.5
V8.0
V7.0
V6.1
SIP Container Secure Port (SIP_ DEFAULTHOST_ SECURE)
5061
5061
5061
5061
SOAP Connector Port (SOAP_ CONNECTOR_ ADDRESS)
8880
8880
8880
8880
Administration Overlay UDP Port (OVERLAY_ UDP_ LISTENER_ ADDRESS)
11003
-
-
Administration Overlay TCP Port (OVERLAY_ TCP_ LISTENER_ ADDRESS)
11004
-
-
80
80
80
80
8008
8008
8008
8008
IBM® HTTP Server Port
IBM HTTPS Server Administration Port
-
確認方法
•
•
20
QSHELLから以下のスクリプトを実行して確認
• /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/<version>/<edition>/bin/dspwasinst –profileName <XXXX>
• <version><edition><XXXX>は適宜WASのバージョン、エディション、プロファイル名に置換えて使用
管理コンソールから確認(WAS V6.1の場合)
• 「サーバー」→「アプリケーション・サーバー」→「<サーバー名>」→「通信」→「ポート」
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2. WAS V8.5の導入及び新規プロファイルの作成
WAS V8.5を導入し、新規プロファイルを作成します
-
新システムに導入する場合
•
-
事前調査で確認したポートを指定し、プロファイルを構成します
• 別ポートを使用する場合を除く
• WAS構成情報をWASPreUpgrade/WASPostUpgradeツールを使って移行する場合、プロ
ファイル名を既存環境と新環境で同じにしておく必要がある
既存システムに導入し、複数バージョンを共存させる場合
•
既存WAS環境で使用しているポート番号と重複しないようプロファイルを構成します
•
(参考)WebSphere Application Server V8.5 for IBM i 導入・構成ガイド
-
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was85fori_install/
•
21
詳細については次ページ参照
WAS V6.1、7.0から移行される場合、WAS V8.0以降では導入方法が変更されているため、上記
ガイドを参考にしてください
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(参考)複数バージョンの共存
複数バージョンの共存
-
複数のバージョンの WebSphere® Application Server を、同一システム上で同時に実行できます
共存する際には、各プロファイル(サーバー)が使用するポートが競合しないよう注意が必要です
サポートされるバージョンの共存
-
WebSphere Application Server バージョン 8.5 製品は、ポートの競合が起こらない限り、以下のサ
ポート対象バージョンと共存させることができます
•
•
•
-
ポートの競合を回避するためには、以下の点に注意
•
•
•
22
WebSphere Application Server バージョン 6.1
WebSphere Application Server バージョン 7.0
WebSphere Application Server バージョン 8.0
現行機で使用されているポートの洗い出し
• servicetoolsスクリプトにて、サーバー上で構成されているWASプロファイルのポートを確認
• (例) QSHELLより
• /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V85/Express/bin/servicetools -portconflict
-products ALL
(参考)Information Center: 複数のバージョンのアプリケーション・サーバーの相互運用
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.websphere.migration.e
xpress.iseries.doc%2Fae%2Fcmig_coexist.html
Information Center:ポート・バリデーター・ツール
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/topic/com.ibm.websphere.base.iseries.doc/ae/rxml_p
ortvalidator.html
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3. アプリケーション・サーバー構成の移行
WASのプロファイル構成を移行します
-
手動で構成内容を移行
•
•
-
事前調査、計画(設計書)に基づき、新規プロファイルを手動で構成
設定を一つずつ洗い出し、バージョン間での違いなどを確認しながら移行が可能
移行ツール(コマンド・ライン・スクリプト)を使用して構成内容を移行
•
•
•
パラメーター・シー
トなどの活用
WASPreUpgrade/WASPostUpgrade スクリプトを使用し、既存構成情報を新環境に復元
スクリプトを使用する場合、前バージョンで使用していた設定の大半がそのまま自動的に移行されるため、移行
後、適宜チューニング、調整が必要
また、移行スクリプトでサポートされない設定(HTTPサーバー、プラグインなど)あるため、その点については手動
で対応が必要
WAS v6.1,
v7.0, v8.0
プロファイル
WASPreUpgrade
構成情報
WAS v8.5
プロファイル
・サーバー構成
・アプリケーション
・リソース
WASPostUpgrade
移行された
WAS v8.5
プロファイル
新規作成
23
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WASPreUpgrade/WASPostUpgrade構成移行スクリプト
-
WASPreUpgradeスクリプトを実行し、旧WAS環境の構成情報を抽出
•
-
WAS V8.5を導入した新環境にてWASPostUpgradeスクリプトを実行
•
•
-
24
予めWAS V8.5のプロファイルを作成しておく必要があります
既存のプロファイルに対し、移行元の構成情報を上書きします
• -replacePorts パラメーターでtrueを指定すると、旧環境で使用していたポートを構成で上書
きします
• falseを指定すると、ポートは置き換えられない
• -includeApps パラメーターでtrueを指定すると、アプリケーションも移行することができますが、
アプリケーションは事前にテストし、そのまま修正なしで移行できることを確認してから実施し
てください
移行元プロファイル名と、移行先プロファイル名は一致させる必要があります
•
-
WASV8.5で提供されているWASPreUpgradeスクリプトを使用します
• (注意
注意)
を導入する
注意 移行元となる
移行元となる環境
となる環境にも
環境にも、
にも、WAS V8.5を
導入する必要
する必要があります
必要があります
移行元プロファイルと同じ名前で、WAS V8.5プロファイルを作成し構成情報を移行します
HTTPサーバー構成、及びプラグインは、移行ツール対象外のため、手動で対応する必要
があります
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構成移行スクリプトの実行方法 –WASPreUpgrade
-
QSHELLよりWASV8.5のWASPreUpgrade/WASPostUpgradeスクリプトを実行
•
•
•
25
実行するユーザー・プロファイルは*ALLOBJ権限が必要
WASPreUpgrade実行例
• /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V85/xxxxx/bin/WASPreUpgrade /temp
/QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V61/Base/profiles/TEST –machineChange
true
• xxxxはエディション Baseの場合Baseをxxxxに置き換え
• backupDirectory:抽出した構成ファイルを出力するディレクトリー。WASの導入ディレクト
リー、ユーザー・ディレクトリー/QIBM/xxxxData/WebSphere~を指定することはできませ
ん(上記例では、 /temp を使用)
• currentWebSphereDirectory:移行元のWASプロファイルのディレクトリー (上記例では、
/QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V61/Base/profiles/TEST を使用)
※(注意
注意)ここで
注意 ここで指定
ここで指定する
指定するプロファイル
するプロファイルと
プロファイルと、移行先の
移行先のプロファイル名
プロファイル名は同じである必要
じである必要があ
必要があ
ります
• -machineChange:別システムでこの構成を復元する場合trueを指定。デフォルトはfalse
WASPreUpgradeコマンド:
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.websphere.migr
ation.base.iseries.doc%2Fae%2Frmig_WASPreUpgrade.html
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構成移行スクリプトの実行結果 –WASPreUpgrade
-
WASPreUpgradeスクリプト実行により、指定したディレクトリーに下記ファイルが生成され
ます
•
•
•
•
•
-
別システムに移行する場合、上記ディレクトリーを全てSAV/RSTで移行します
•
-
SAV/RST、
、FTPなどの
などの際
などの際、上記ファイル
上記ファイルが
ファイルがCCSID 1208 (UTF-8) 以外に
以外に変更されると
変更されると、
されると、移行スクリ
移行スクリ
プトを
プトを実行できないため
実行できないため注意
できないため注意が
注意が必要です
必要です
logsディレクトリーに生成できるログから、実行結果を確認できます
•
•
•
26
logsディレクトリー:スクリプト実行時ログを格納
websphere_backupディレクトリー:プロファイルの構成情報ファイルを格納
PreUpgradeInfo.propsファイル
websphere_backup_cmd_line_args.serファイル
RemoteFileIndex.txtファイル
WASPreUpgrade.<profile_name>.<timestamp>.log
• profile_name= 実施したプロファイル名
• timestamp =スクリプトを実施した時のタイムスタンプ
スクリプト成功時ログ
• MIGR0420I: マイグレーションの最初のステップが正常に完了しました。
上記以外のメッセージが出力された場合には、前述の実行時ログを確認してください
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構成移行スクリプトの実行方法 –WASPostUpgrade
-
WASPostUpgrade実行例
•
/QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V85/xxxxx/bin/WASPostUpgrade /temp -profileName TEST –
includeApps false
• xxxxはエディション Baseの場合Baseをxxxxに置き換え
• backupDirectory=抽出した構成ファイルを出力するディレクトリー(事前に、WASPreUpgrade情報を
SAV/RSTコマンドで復元しておく必要があります)
• profileName = 構成の復元先となるプロファイル名。例ではTEST という名のプロファイル
WASPreUpgradeで
で抽出した
プ
抽出したプロファイル
したプロファイルと
プロファイルと同名である
同名である必要
である必要があります
必要があります。
があります。また指定
また指定しない
指定しない場合
しない場合、
場合、defaultプ
ロファイルが
ロファイルが上書きされるため
上書きされるため、
きされるため、注意が
注意が必要です
必要です
• -includeApps true | false | script = アプリケーションも移行するかどうかの有無(太字=デフォルト)
• アプリケーションは別途移行検証を行った上でインストールするため、デフォルトのままではな
く”false”(移行しない)と設定することを推奨します
•
•
27
上記以外に以下のオプションを指定することもできます(太字
太字がデフォルトの設定です)
太字
• -portBlock port_starting_number = 置き換える場合の最初のポート番号
• -backupConfig true | false = 既存WAS8.5の構成のバックアップ実施有無
• -replacePorts true | false = ポートを置き換えるかどうかの指定
WASPostUpgradeコマンド:
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.websphere.migration.base.is
eries.doc%2Fae%2Frmig_WASPostUpgrade.html
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構成移行スクリプトの実行結果 –WASPostUpgrade
-
WASPostUpgradeスクリプトの実行内容については、バックアップ・ディレクトリーのlogsファ
イルに出力される以下のログ(もしくは、QSHELLでの実行結果) から確認できます
•
•
•
WASPostUpgrade.<profile_name>.<timestamp>.log
• profile_name =スクリプトを実施した際に指定したプロファイル名
• timestamp =スクリプトを実施した時のタイムスタンプ
スクリプト成功時ログ
• MIGR0259I: マイグレーションは正常に完了しました。
上記以外のメッセージが出力された場合には、前述の実行時ログを確認してください
QSH コマンド入力
> /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V85/BASE
/QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V85/BASE/bin/WASPostUpgrade
BASE/bin/WASPostUpgrade /temp
/temp -profileName WAS61
IBM WebSphere Application Server, Release 8.5
Product Upgrade PostUpgrade tool, Version 1.0
Copyright IBM Corp., 1997-2010
MIGR0304I: 前の WebSphere 環境をこのプロファイルにマージしています。
The file handle limit is set below the optimum limit of 10,000. If you do not
change the file handle limit to 10,000 or above, then the migration might fail.
MIGR0459I: アプリケーション・サーバー構成ファイルはマイグレーション中です。
MIGR0367I: 現行のアプリケーション・サーバー環境をバックアップしています。
・・・・(途中省略)・・・・
MIGR0307I: 前のアプリケーション・サーバー環境のリストアが完了しました。
MIGR0259I
MIGR0259I:
59I: マイグレーションは
マイグレーションは正常に
正常に完了しました
完了しました
28
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4. HTTPサーバー構成の移行
HTTPサーバー構成を移行します
-
-
HTTPサーバー構成とプラグインは、スクリプトによる移行ができないため、手動で移行、別システムに
移行する場合は新規に作成する必要があります
新規システムにサーバーを作成する場合
•
•
-
既存システムにWAS環境を共存させる場合
•
•
•
29
既存システムで使用しているHTTPサーバーの構成を参考に新規作成
構成ファイルhttpd.confをSAV/RSTし、システムに依存する部分などを修正
• ホスト名、IPアドレス
• プラグイン など (WebSpherePluginConfig、LoadModule)
HTTPサーバーのWAS V8.5に合わせ新規に構築、もしくは既存のものを使用
新規HTTPサーバーを構築
• 既存サーバー・ポートとの調整
• WASプラグイン・ファイルに新しいWASV8.5のものを指定
既存HTTPサーバーを使用
• テストではWAS内部HTTPサーバー、もしくはテスト用HTTPサーバーを用意
• 本番(既存)HTTPサーバーへの切り替え
• プラグインの変更、再生成
• HTTPサーバーの再起動
SSL(HTTPS)を使用していた場合は、新環境において再設定が必要です
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HTTPサーバー構成ファイル(httpd.conf)抜粋
変更前(移行前)
- WebSpherePluginConfig
/QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V61/Base/profiles/WAS61/config/cells/MELON_WAS61/nodes/MELON_WAS6
1/servers/IHS_WAS61HTTP/plugin-cfg.xml
- LoadModule was_ap20_module /QSYS.LIB/QWAS61A.LIB/QSVTAP22.SRVPGM
- # HTTP server (powered by Apache) configuration
- DocumentRoot /www/was61http/htdocs
- ServerRoot /www/was61http
- Options -ExecCGI -FollowSymLinks -SymLinksIfOwnerMatch -Includes -IncludesNoExec -Indexes -MultiViews
- Listen *:80
WebSpherePluginConfigの設定を、新しいWAS V8.5
- Listen *:443 https
•
以下省略
変更後(移行後)
プロファイル用に変更
LoadModule をWAS V8.5用に変更(OS、WASのバー
ジョンによってライブラリー、プログラム名が異なります)
※設定方法は次ページ参照
- WebSpherePluginConfig
/QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V85/Base/profiles/WAS61/config/cells/LUCY04_WAS61/nodes/LUCY04_WAS6
1/servers/IHS_WAS85HTTP/plugin-cfg.xml
- LoadModule was_ap20_module /QSYS.LIB/QWAS85A.LIB/QSVTAP22.SRVPGM
- # HTTP server (powered by Apache) configuration
- DocumentRoot /www/was61http/htdocs
- ServerRoot /www/was61http
- Options -ExecCGI -FollowSymLinks -SymLinksIfOwnerMatch -Includes -IncludesNoExec -Indexes -MultiViews
- Listen *:80
- Listen *:443 https
•
30
以下省略
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(参考)HTTPサーバー構成におけるWASの設定
IBM Web Administration for i から、HTTPサーバーの構成を編集することができます
-
31
WebSphere Application Serverの設定から、使用するプロファイルを指定します
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HTTPサーバーとWASプラグインの再構成
移行ツールを使用して移行した場合、HTTPサーバーとプラグインの再構成が必要です
-
-
WASPreUpgrade/WASPostUpgradeスクリプトにより、HTTPサーバーの構成情報も新環境に引き継
がれたように管理コンソール上見えるが、httpd.confなどはツールでは引き継がれていないため起動し
ません
IBM Web Administration for i からHTTPサーバーの作成、構成が必要です
•
管理コンソールからHTTPサーバーの定義を
削除・新規作成を行う方法もあります
HTTPサーバーも 移行されたように、管
理コンソールからは見えますが、このまま
では起動、使用することはできません
32
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HTTPサーバーで定義されているホスト名の修正
WASPreUpgrade/WASPostUpgradeで移行されたHTTPサーバー情報には、古いホ
スト名が含まれるため修正が必要です
-
この作業は管理コンソールからHTTPサーバーの構成情報を削除・再作成する場合は不要
移行前環境のホスト名情報が入っ
ているため、移行先新環境のホス
ト名に修正する必要があります
33
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5. アプリケーションの移行
アプリケーションの移行方法
-
適宜API、仕様の変更に対応した改修を実施
•
各WASバージョンでサポートされる仕様
Java EE仕様
仕様
WASバージョン
バージョン
J2EE1.4
Java SE仕様
仕様
JavaEE 5
JavaEE 6
Java EE 7
J2SE 5.0
6.1
○
7.0
○
○
8.0
○
○
○
8.5
○
○
○
○
Servlet
JSP
EJB
DB Connection
Java SE6
Java SE7
○
○
○
○
○
WASバージョン
バージョン
-
34
6.1
2.4
2.0
2.1
JDBC 3.0
7.0
2.5
2.1
3.0
JDBC 4.0
8.0
2.5
2.1
3.0
JDBC 4.0
8.5
3.0
2.1
3.0
JDBC 4.0
Application Migration Toolkitを使って移行の分析
APIの変更などにより、アプリケーションを書き換え、WAS V8.5用のアプリケーション(.ear)を用意
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APIおよび仕様のマイグレーション
J2EE/Java EEアプリケーションのマイグレーション
-
J2EE 1.2から1.3以降へは、基本的な上位互換が保たれている
•
•
-
J2EE 1.3から1.4以降へは、高いレベルで上位互換が保たれている
•
•
-
35
Java EE 5/6 の新機能を使用する場合にはマイグレーションする
Webサービス
•
-
多くのアプリケーションは、変更なしに稼動する
アプリケーションによっては、若干の手直しが必要となるケースもある
基本的に、J2EE 1.4アプリケーションであれば、WAS V8.5でそのまま動作可能
•
-
ただし、J2EE 1.3から国際化対応の機能が導入されたため、日本語環境のアプリケーションでは
何らか対応が必要となるケースが多い
細かい仕様の変更があるため、個別に対応が必要となるケースもあり
J2EE 1.3以前では、標準化されていないため、書き換えが必要となるケースが多発
IBM独自機能を仕様している部分については、書き換えが必要となるケースもある
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J2EE/Java EEマイグレーション・ウィザード
Rational開発ツール(RAD、RBD, etc)を使うことで、DD (Deployment Descriptor)な
どの構成ファイルを自動的に書き換えることも可能
対象のプロジェクト
を選択
移行先のJava EEバージョン
を指定
RAD=IBM Rational Application Developer for WebSphere Software
RBD=IBM Rational Business Developer
36
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Java SE仕様(J2SE仕様)のマイグレーション
JDK 1.3/1.4からJDK 5.0/6.0への移行
-
バイト・コード・レベルで上位互換が保たれている
•
-
ソース・コード・レベルでは書き換えが必要なケースも
•
•
•
•
•
-
追加された予約語「assert」「enum」の対応
Genericsへの対応
強化されたコード・チェックによる、エラー・警告への対応
java.lang.reflect.Proxyと同名のjava.net.Proxyが追加
java.util.Loggerのコンストラクターの変更 など
詳細については、以下の文書を参照
•
37
以前の環境でコンパイルしたClassファイルはほとんどそのまま使用できる
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/compatibility-137541.html
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Application Migration Toolkit
アプリケーションの移行をサポートするEclipseベースのツール
-
無償でダウンロード、使用が可能
•
-
移行のためのコードを分析
•
-
•
•
WebSphere Application Server バージョン 7.0以上
WebSphere Application Server バージョン 8.0
WebSphere Application Server バージョン 8.5
(参考) WebSphere バージョンのマイグレーション用 Application Migration Tool
•
38
WebSphere Application Server バージョン 5.1以上
ツールでサポートする移行先バージョン
•
-
修正が必要な箇所をリストアップし、修正方法についてのガイドを表示
コード品質の最適化
ツールでサポートする移行元バージョン
•
-
Application Migration Toolkit WebSphere Version to Version V3.5 がWebSphere Application
Server V8.5に対応
http://public.dhe.ibm.com/software/dw/jp/websphere/was/was_migration_toolkit/ApplicationM
igrationTool_ja_JP.3.5.0_WebSphere_v2v.pdf
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新環境へのアプリケーションの移行
アプリケーションを新環境に移行します
-
WAS V8.5の環境でテストされた.earファイルを用意します
WAS V8.5サーバーへアプリケーション導入時の考慮点
-
WAS V5.1から移行する場合には、WAS V7.0と比べて以下の点が異なりますのでご注意く
ださい
•
アプリケーション(EAR)のデプロイ時にWARのマップ先として、アプリケーション・サーバーだけで
はなく、HTTPサーバーも選択します
アプリケーション・
サーバーとHTTP
サーバーの両方に
マップ
39
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第3章
章
考慮点
40
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【FAQ】 関連データの移行
Question:
:IFS上のWAS関連データをSAV/RSTコマンドで移行してよいか
-
アプリケーションの詳細や、サーバーの設計書がないため、IFS上のデータをSAV/RSTで
移行してもよいでしょうか?
Answer:
:同一バージョンであっても、IFSの
のディレクトリー全
するのは避
ディレクトリー全てをSAV/RSTするのは
てを
するのは避
けてください
•
-
-
41
トラブル多発
トラブル多発!
多発!要注意!
要注意!
バックアップ・リカバリーという観点を除く
新システム、新環境に、旧システムのIFSデータを全てRSTした場合予期しない挙動が考え
られます
•
RST後、Web Administration for iから構築中のアプリケーション・サーバーを停止したにも関わら
ず、稼働中の本番サーバーが停止される
•
Web Administration for iから、サーバーにアクセスできない(起動・停止ができない)
「第2章移行手順」に書かれているように、新規にWASを導入、新規にサーバーを構成した
上で、アプリケーションを移行してください
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各WASバージョンでの変更点
IBM iに限らず、他のプラットフォームと共通で、WASのバージョンによって変更点があります
-
「WebSphere Application Server Version 8.5へのマイグレーション・ガイド」にまとめられているものを
参照してください
• http://public.dhe.ibm.com/software/dw/jp/websphere/was/was85_migration/WAS85Migration
Guide.pdf
-
その他、Information Centerなどに変更点がまとめられていますので、こちらも合わせて参照してくださ
い
•
•
•
•
42
WAS V8.5
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/topic/com.ibm.websphere.express.iseries.doc/ae/welc
_transition.html
WAS V8.0
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r0/topic/com.ibm.websphere.express.iseries.doc/info/ise
riesexp/ae/welc_transition.html
WAS V7.0
• http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.websphere.nd.multiplatform.doc
/info/ae/ae/welc_newinrelease.html
WebSphere Application Server Versions:What’s Different? (for v8.5 and earlier) (英語)
• http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27008724&aid=9
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構成移行スクリプト使用に関して
構成を抽出する際、移行先となるWAS V7のスクリプトを使用して実行してください
-
古いバージョンのスクリプトを使用しても、抽出した情報をWAS V7の復元スクリプト
WASPostUpgradeで認識できません
WASPostUpgradeにてprofileNameを指定しないと、デフォルトではDefaultプロファイ
ルに復元されます
WASPostUpgradeで復元先となるプロファイルのセキュリティはオフにしておきます
-
43
セキュリティがオンになっているプロファイル・構成を復元することで、自動的にセキュリティ
はオンになります
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参考資料
44
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参考資料 (1)
マイグレーションについて
-
-
-
-
-
-
45
WebSphere Application Server Version 8.5 Information Center:マイグレーション、共存、
および相互運用
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/topic/com.ibm.websphere.express.i
series.doc/ae/welc6topmigrating.html
WebSphere Application Server Version 8.5へのマイグレーションガイド
• http://public.dhe.ibm.com/software/dw/jp/websphere/was/was85_migration/WAS85
MigrationGuide.pdf
developerWorks Japan:WebSphere Application Server V7へのマイグレーションのため
のクイック・ガイド
• http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was7_mig_quick/
Knowledge Collection: Migration planning for WebSphere Application Server(USサイ
ト)
• http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27008724
IBM WebSphere Application Server Migration – Planning and Best Practices(USサイ
ト)
• http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27008724&aid=7
WebSphere Application Server V8.5 Migration Guide (USサイト)
• http://www.redbooks.ibm.com/redbooks/pdfs/sg248048.pdf
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参考資料 (2)
WAS V8.5 情報について
-
Javaについて
-
-
46
WebSphere Application Server V8.5 Information Center
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/index.jsp
WebSphere Application Server V8.5 for IBM i 導入・構成ガイド
• http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was85fori_install/
developerWorks:WebSphere Application Server (WAS)
• http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/category/was/index.html
Roadmap for WebSphere Application Server Version 8.5
• http://www.ibm.com/developerworks/websphere/zones/was/roadmaps/was85_roa
dmap.html
InformationCenter: Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) 6へのマイグレーション
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/topic/com.ibm.websphere.express.i
series.doc/ae/tovr_migrating_javaee.html
InformationCenter: Java Platform, Standard Edition (Java SE) 6へのマイグレーション
• http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r5/topic/com.ibm.websphere.express.i
series.doc/ae/tovr_migratingjava.html
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