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新機能 WebSphere ESB V6.0.2 1 ソフトウェア事業

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新機能 WebSphere ESB V6.0.2 1 ソフトウェア事業
11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
11
WebSphere ESB V6.0.2 新機能
ソフトウェア事業 WebSphere テクニカル・セールス
豊田麻美
Copyright IBM Japan Co.,Ltd 2006
2006/11 SOA “Web
Webサービス及び
サービス及びESB
ESB””基盤構築
基盤構築Workshop
Workshop
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
11
Disclaimer
当資料で提供する技術情報は、各製品の出荷前コードに基づくものを含
みます。
この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレ
ビューを受けておりません。
当資料は、資料内で説明されている製品の使用を保証するものではあり
ません。
資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容
は2006年11月現在の情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによっ
て動作、仕様が変わる可能性があるのでご注意下さい。
今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認
ください。
2006/11 SOA “Web
Webサービス及び
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ESB””基盤構築
基盤構築Workshop
Workshop
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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目次
WebSphere ESB V6.0.2発表情報
WebSphere ESB V6.0.2 新機能
バインディング
メディエーション
メディエーション管理
WebSphere アダプター
追加サポート・プラットフォーム
まとめ
2006/11 SOA “Web
Webサービス及び
サービス及びESB
ESB””基盤構築
基盤構築Workshop
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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WebSphere ESB V6.0.2 発表情報
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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WebSphere ESB V6.0.2
発表日
2006年10月25日(日本語版)
※英語版は2006年10月10日発表
ダウンロード/一般出荷開始日
ダウンロード・・・2006年12月23日(予定)
メディアパック・・・2007年1月20日(予定)
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WebSphere ESB(以下、WESB) V6.0.2の日本語版は、2006年10月25日に発表されました。
ダウンロードおよびメディアパックはそれぞれ2006年12月23日、2007年1月20日が出荷開始予定日と
なっています。
(あくまでも2006年11月時点での予定です。ダウンロード/メディアパック出荷日は変更になる可能性があ
りますのでご了承ください。)
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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当資料でご紹介するWESB V6.0.2の新機能は、製品出荷以前の2006年11月時点で提供されている範
囲の情報です。従って、機能の詳細や画面表示などは、実際に出荷される製品と異なる場合があります
のでご了承ください。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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バインディング
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Webサービス及び
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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WESB バインディング一覧
WESBがサポートするバインディング
バインディング・
バインディング・タイプ
対応する
対応するプロトコル
する プロトコル
Webサービス
SOAP/HTTP、SOAP/JMS
SCA
IIOP(同期)
JFAP(非同期)
EIS
EIS製品固有のプロトコル
JMS
JMS
新規
MQ
WebSphere MQ
新規
MQ JMS
JMS
拡張
V6.0.2より、MQ バインディング、
MQ JMSバインディングが追加、お
よびJMSバインディングで提供され
るメッセージ・タイプが追加
JFAP:WAS V6のメッセージング・エンジンが使用するプロトコル
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WESBがサポートするバインディングはこれまで、Webサービス、SCA、JMS、およびEISバインディング
でした。
V6.0.2では、新たにMQバインディング、およびMQ JMSバインディングが追加されます。
また、JMSバインディングについても、これまでサポートしていたメッセージ・タイプに加え、更にサポートさ
れるJMSメッセージ・タイプが増えます。
次頁以降でそれぞれのバインディングの詳細をご紹介します。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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MQバインディング、MQ JMSバインディングの追加
これまで
WebSphere MQ (WMQ)との連携はメッセージング・エンジンを使用したMQLink経由で実
現
V6.0.2で提供される機能
ネイティブMQバインディングの追加
MQクライアントとしてWMQへのクライアント接続可能
Point to Point接続のみのサポート
MQ JMSバインディングの追加
WMQをJMSプロバイダーとして連携可能
下記JMSメッセージ・タイプをサポート
TextMessage
ObjectMessage
BytesMessage
StreamMessage
MapMessage
WebSphere ESB
WMQ
WMQ
WMQ
WMQ
WESB
MQバ
バ イン ディ ング
MQバ
バ イン ディ ング
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これまでは、WESBは直接Websphere MQ(以下、WMQ)と接続する機能は持っておらず、WESBと
WMQとの接続には、WESBのエクスポート/インポートでJMSバインディングを作成し、さらにWESBのメッ
セージング・エンジン上にMQLinkというWMQとのチャネル接続をするための機能を使用する必要があり
ました。
V6.0.2からは、WESBのインポート/エクスポートに「MQバインディング」および「MQ JMSバインディング」
が追加され、ここで直接WMQのキューマネージャー名やキュー名、もしくはJNDI名を指定することで、
WMQに接続するための設定を行うことができます。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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MQバインディング
エクスポート/インポート
定義時にメッセージ・バイ
ンディングから選択
MQバインディングに必要な設定項目
接続先キューマネージャーの情報
キューマネージャー名
キュー名
クライアント接続モード
クライアント・チャネル定義接続モード
ホスト名
サーバー接続チャネル名
ポート番号
CCDTファイル名
データフォーマット
BOとMQメッセージ間のシリアライズ方法
構造化されていないテキスト・メッセージ (デフォルト)
構造化されていないバイナリ・メッセージ
XMLとしてシリアライズ
シリアライズされたJavaオブジェクト
ユーザー提供
接続 キューマネージャーの
キューマネージャーの情報
データフォーマット
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エクスポート/インポートでMQバインディングの定義を行う際に必要な情報は下記の通りです。
要求キューマネージャー
要求キューマネージャー:
キューマネージャー:接続するキューマネージャー名
送信/受信宛先
送信 受信宛先キュー
受信宛先キュー:
キュー:メッセージを送信/受信するキュー名
接続モード
接続モード:
モード: 下記のいずれかを選択します。
-ホスト・クライアント接続プロパティー
-クライアント・チャネル定義テーブル(CCDT)
ホスト名
ホスト名:接続キューマネージャーのホスト名
サーバー・
: 使用するサーバー接続チャネル名
サーバー・チャネル(サーバー接続チャネル):
チャネル
(デフォルト値:SYSTEM.DEF.SVRCONN)
ポート:
ポート:接続先のポート番号(デフォルト値:1414)
CCDT ファイル:
ファイル:接続定義情報を含むファイル URI(接続モードでクライアント・チャネル定義テーブルを
選択した場合のみ)
要求シリアライゼーション
要求シリアライゼーション・
シリアライゼーション・タイプ:
タイプ:BOとMQメッセージ間のシリアライズ方法を下記から選択
- 構造化されていないテキスト・メッセージ (デフォルト)
-構造化されていないバイナリ・メッセージ
- XMLとしてシリアライズ
- シリアライズされたJavaオブジェクト
- ユーザー提供
関数セレクター
:使用する関数セレクターのタイプを選択します。
関数セレクター・
セレクター・タイプ(Exportのみ):
タイプ
この他、JNDI名を使用したMQバインディングの指定も可能です。
なお、MQバインディングではPoint to Point接続のみがサポートされています。パブリッシュ/サブスクライ
ブの接続形態を使用する際は、MQ JMSもしくはJMSバインディングを使用します。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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JMSバインディング・サポートの拡張
これまで
標準機能でJMSバインディングがサポートするJMSメッセージ・タイプは下記2種類
TextMessage
ObjectMessage
上記以外のJMSメッセージ・タイプを使用する場合はカスタム・データ・バインディングによ
る開発が必要
V6.0.2で提供される新機能
以下のJMSメッセージ・タイプを標準機能としてサポート
TextMessage
ObjectMessage
BytesMessage
StreamMessage
MapMessage
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JMSバインディングは、これまで標準機能として提供されていたメッセージ・タイプはJMSテキスト・メッ
セージ、およびJMSオブジェクト・メッセージの2種類でした。これ以外のメッセージ・タイプを使用してJMS
接続を行う場合には、ユーザー独自のカスタム・データ・バインディング・クラス作成による実装が必要でし
た。
V6.0.2からは、これら2種類のメッセージ・タイプに加え、標準でJMSバイナリー・メッセージ、JMSストリー
ム・メッセージ、およびJMSマップ・メッセージのバインディングがサポートされます。
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メディエーション
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WESB プリミティブ一覧
メディエーション・
メディエーション・ プリミティブ
メッセージ・
メッセージ ・ロガー
説明
アイコン
メッセージ情報をデータベースにログギングする
メッセージ・
メッセージ ・フィルター
(ルーティング)
ルーティング)
メッセージを簡単な条件に応じてフィルターし、メッ
セージを異なるフローにフォワードする
データベース・
データベース・
ルックアップ
データベース内にある情報にアクセスしメッセージ
内に格納する
XSL変換
XSL変換 (データ変換
データ変換)
変換)
XSLを利用してメッセージを変換する
ストップ
例外を発生させずにフローのパスをとめる
フェイル
フローのパスをとめ、例外を生成する
カスタム
メッセージのカスタム処理用。SCA Javaコンポーネ
ントを利用して実装.
イベント・
イベント・ エミッター
メッセージ・
メッセージ ・エレメント・
エレメント・セッ
ター
WESB V6.0.2で追
加されるプリミティブ
エンドポイント・
エンドポイント・ルックアップ
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WESBのメディエーション・フローメディエーション・フローには、フローを構成するひとつひとつの最小単
位となる要素となるプリミティブが標準機能として提供されています。
これまで、合計7つのプリミティブが提供されていましたが、V6.0.2から、さらに3つのプリミティブが追加さ
れます。
次頁以降で各プリミティブの詳細をご紹介します。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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新規プリミティブ①:イベント・エミッター・プリミティブ
これまで
イベント関連のプリミティブは無し
メディエーションからイベントを発行させるにはメディエーション上にカスタム・コーディング
が必要
V6.0.2で提供される機能
メディエーション・フローからCBEイベントを発行
発行されたイベントはイベント・テーブルに格納
WebSphere Business Monitorなどによりモニタリング可能
イベント発生
イベントテーブル
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イベント・エミッター・プリミティブは、メディエーション・フローの処理中にCommon Base Eventのイベント
を発行するためのプリミティブです。
メディエーション・フローでイベント・エミッター・プリミティブに処理が流れると、イベント・エミッター・プリミ
ティブはイベントを発行します。発行されたイベントはWebSphere Business Monitorでモニタリングの対
象とすることが可能です。WAS上の共通ベース・イベント・ブラウザーからもイベントを表示/確認すること
が可能です。
イベント・エミッターをメディエーション・フローの通常処理に配置すると処理がイベント・エミッター・プリミ
ティブを通過する度にイベント発行が行われるため、パフォーマンスに影響する場合がありますので、配
置箇所には注意します。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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新規プリミティブ①:イベント・エミッター・プリミティブ
プロパティ
説明
使用例
Label(ラベル)
イベント名
”DatabaseFailureEvent”
Root(ルート)
メッセージのどの部分をイベントとして含むかのメッ
セージのスコープを設定
/
/body/
Transaction mode
(トランザクション・モー
ド)
イベント発行をメディエーション・フロー全体のトラン
ザクション・スコープに含めるか。イベント発行のみを
異なるトランザクション・スコープとするかの指定
Default
Existing
New
※ ()の中の日本語のプロパティの表示名は、現時点での推測によるものです。実際に製品上の画面に表示される値とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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イベント・エミッター・プリミティブのプロパティーには下記の項目があります。
Label : イベントの名前。この名前ががCBE(共通ベース・イベント)の名前、およびWIDから生成されるイ
ベント定義の名前になります。WebSphere Business Monitorなどからイベントをモニターする際はこの名
前がイベントの名前としてモニタリングの対象となりますので、モニタリングに適当な名前を定義します。
(デフォルト値:メディエーション・モジュール名_メディエーション・フロー名_Req)
Root:
: メッセージのどの部分をCBEに含むかを選択します。
-/ - メッセージのすべて
-/body - メッセージのbody部分
-/headers - メッセージのheader部分
-/context - メッセージのcontext部分
-Custom XPath – XPathにより範囲を指定可能
Transaction Mode:
:イベントをCEIサーバーに送信する際のトランザクション・モードを指定します。
-Default - CEIエミッターのデフォルト設定を使用。
-Existing - 現在のトランザクションを使用しCEIサーバーへイベントを発行。
-New – 新規トランザクションを開始し別トランザクションとしてCEIサーバーへ送信。
メディエーション・フロー・コンポーネントがグローバル・トランザクションに含まれる構成の
場合は、イベント・エミッター・プリミティブのトランザクション・モードはNewに設定します。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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新規プリミティブ②:メッセージ・エレメント・セッター・プリミティブ
これまで
SMOを直接操作するためのプリミティブはなし
V6.0.2で提供される機能
メディエーション・フロー内のSMOへの直接操作を実施可能
XSLTを介さずにSMO内のエレメントへ値をセット
エレメントの値を別エレメントへコピー
エレメントの値を削除
セットされる
エレメント・
セットされる前
される前の SMOエレメント
エレメント・ツリー
セットされた
エレメント・
セットされた後
された後の SMOエレメント
エレメント・ツ
リー
<body>
<contract>
<OrderData>
<customerID>100</customerID>
<CompanyID></CompanyID>
</OrderData>
</contract>
</body>
<body>
<contract>
<OrderData>
<customerID>100</customerID>
<companyID>200</companyID>
</OrderData>
</contract>
</body>
Stringの挿入
Stringの挿入
エレメント値の
エレメント値の
削除
削除
エレメント値の
エレメント値の
コピー
コピー
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メッセージ・エレメント・セッター・プリミティブは、メディエーション・フローを流れるメッセージの中のエレメ
ントの値をセット、コピー、もしくは削除することが可能です。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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新規プリミティブ②:メッセージ・エレメント・セッター・プリミティブ
プロパティ
説明
使用例
Target(ターゲット)
対象とするメッセージ・エレメントのロケーション。
/body/operation/input1/param1
Type(タイプ)
下記のいずれかを選択:
simple Java type/String: 特定の値をセットする場合
copy: メッセージ内の別のエレメントの値をコピーする場合
delete: エレメントの値を削除する場合
String
copy
delete
Value(値)
Type項目でsimple Java type/Stringを選択した場合は対
象とするメッセージ・エレメントにセットする値を指定。
Type項目でcopyを選択した場合は、コピー元となるエレメ
ントをXPathで指定。
“Category001”
/body/operation/input1/param2
※ ()の中の日本語のプロパティの表示名は、現時点での推測によるものです。実際に製品上の画面に表示される値とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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基盤構築Workshop
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メッセージ・エレメント・セッター・プリミティブのプロパティーには下記の項目があります。
Target:
:対象とするメッセージ・エレメントのロケーションを指定します。
Type:
:エレメントのタイプを下記から選択します。
-simple Java type/String: 特定の値をセットする場合
-copy: メッセージ内の別のエレメントの値をコピーする場合
-delete: エレメントの値を削除する場合
Value:
: Type項目でsimple Java type/Stringを選択した場合は対象とするメッセージ・エレメントにセット
する値を指定
Type項目でcopyを選択した場合は、対象とするメッセージ・エレメントにコピーする元のメッセージ・エレメ
ントのロケーションをXPath 1.0表現で指定
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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新規プリミティブ③:エンドポイント・ルックアップ・プリミティブ
これまで
サービス・レジストリーに登録されたエンドポイント情報の
取得はメディエーション上にカスタム・コーディングが必要
V6.0.2で提供される機能
メディエーション(ランタイム)上でWSRR (WebSphere Service Registry and Repository)
からエンドポイント情報の検索が可能
ルックアップされた結果がメッセージ・ヘッダーに挿入され、これを元にコールアウト・ノー
ド(後述)にて動的にエンドポイントを呼び出し
プロパティーで設定した内
容に応じたサービス・レジ
ストリー情報を取得
WSRRサーバー
サーバー
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基盤構築Workshop
Workshop
エンドポイント・ルックアップ・プリミティブは、ランタイムでWebSphere Service Registry and Repository
(WSRR) をクエリーしてサービス・エンドポイントを動的に取得することが可能です。
エンドポイント情報はエンドポイント・ルックアップ・プリミティブのプロパティーにセットされた定義をベース
に取得され、取得されたエンドポイントはメッセージのヘッダーに挿入されます。この取得されたエンドポイ
ント情報を、サービス呼び出しを行うコールアウト・ノードが参照し、サービスを動的に呼び出すことが可能
です。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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新規プリミティブ③:エンドポイント・ルックアップ・プリミティブ
プロパティ
説明
使用例
Name(名前)
ポート・タイプ/インターフェース名。
“TestInterface“
Namespace
(ネームスペース)
ポート・タイプ/インターフェースのネームスペース。
URIやURNで指定可能。
“http://Test_Mediation/TestInterface”
Version(バージョン)
レジストリー内のポート・タイプのバージョン。
“1.0“
Registry Name
(レジストリー名)
検索を行うレジストリー名。
“TestRegistry“
Match Policy
(マッチ・ポリシー)
複数のエンドポイントがマッチする場合にポリシーを
選択。
最初にマッチしたエンドポイントを取得
マッチした全てのエンドポイントを取得
※ ()の中の日本語のプロパティの表示名は、現時点での推測によるものです。実際に製品上の画面に表示される値とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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エンドポイント・ルックアップ・プリミティブのプロパティーには下記の項目があります。
WIDでインターフェースとして使用するWSDLポート・タイプ(インターフェース)のプロパティとして下記を
指定可能です。
Name:
: ポート・タイプ/インターフェース名。Browseをクリックして、既存のインターフェースとネームスペー
スを選択可能
Namespace:
: ポート・タイプ/インターフェースのネームスペース。URIやURNで指定可能
Version:
: レジストリー内のポート・タイプのバージョン
Registry name:
:検索を行うレジストリーの名前。ランタイムでのデフォルトのレジストリーを使用する場合
はこの値はブランクにしておく。
Match Policy:
: 複数のエンドポイントがマッチする場合に下記のいずれかのポリシーを選択します。
-最初にマッチしたエンドポイントを取得
-マッチしたすべてのエンドポイントを取得
※“マッチしたすべてのエンドポイントを取得“を選択した場合は、カスタムメディエーション・プリミティブな
どを使用し、最終的に呼び出すエンドポイントを一つ選択するためのロジックが必要になります。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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動的エンドポイント・セレクション:コールアウト・ノード
これまで
コールアウト・ノードでのエンドポイントを動的に行うことは不可
V6.0.2で提供される機能
コールアウト・ノードにて、ランタイムでの動的なエンドポイント呼び出しを行うための指定
が可能
動的にエンドポイントを呼び出す
ためのチェックを入れることで、
メッセージ・ヘッダーtから呼び出
すエンドポイントの情報を取得
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Workshop
V6.0.2から、コールアウト・ノードのプロパティーに、“Use dynamic endpoint if set in the message
header”というチェックボックスが追加されます。
メディエーション・フロー上で前述のエンドポイント・ルックアップ・プリミティブなどによる動的なサービス・エ
ンドポイント情報の取得が行われた場合には、このチェックボックスにチェックを入れることで、コールアウ
ト・ノードがメッセージ・ヘッダーのエンドポイント情報を参照し、動的なエンドポイント呼び出しが可能とな
ります。
(デフォルトでチェックボックスにはチェックが入っています。)
なお、メッセージ・コンテキストがブランクになっている場合は、インポート・バインディングで事前に定義さ
れているデフォルトのエンドポイントが呼び出されます。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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ランタイムでのプロパティ変更:全てのプリミティブに共通
これまで
プリミティブに設定したプロパティーはランタイムでの変更が不可
プリミティブのプロパティを変更するには、WID上での修正および再デプロイが必要
V6.0.2で提供される機能
各プリミティブのプロパティーにプロモートするか否かの設定箇所が追加
プロモートにチェックを入れることでランタイムからの変更が可能
プリミティブの
プリミティブのプロパティでの
プロパティでのプロモート
でのプロモート設定画面
プロモート設定画面
メディエーション・
メディエーション・モジュールの
モジュールの プロモート設定一覧
プロモート設定一覧
各プリミティブのプロパティーの
「プロモートされたプロパティ」タブ
よりどのプロパティをプロモートす
るか選択
メディエーションのプロパティーか
ら全てのプリミティブで設定された
プロモート一覧の表示およびプロ
モートの選択が可能
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基盤構築Workshop
Workshop
V6.0.2から、全てのメディエーション・プリミティブのプロパティーに、「プロモートされたプロパティー」という
タブが追加されす。
ランタイムからの変更を行うことができるプロパティー一覧が表示されており、各プロパティーに用意された
チェックボックスにチェックを入れることで、ランタイム時に管理コンソールからプロパティの設定値を変更
することができるようになります。
この機能により、メディエーション上のプロパティ情報を変更するためにメディエーション・モジュールを
WIDで修正し、再度WESBサーバーにデプロイし直す必要がなくなります。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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【参考】プロモート可能なプロパティ 一覧
プリミティブ名
プロモート可能なプロパティ
プリミティブ名
プロモート可能なプロパティ
データベース・ルック
アップ
入力の検証
テーブル名
キー列名
キー・パス
メッセージ・ロガー
ルート
トランザクション・モード
XSLT
ルート
関連XSL
入力の検証
フェイル
エラー・メッセージ
メッセージ・フィルター
分配モード
パターン
カスタム
サービス参照
サービス操作
ルート
エンドポイント・ルック
アップ
レジストリー名
マッチ・ポリシー
ポート・タイプ ネームスペース
ポートタイプ バージョン
値(ユーザープロパティ)
区分
イベント・エミッター
トランザクション・モード
メッセージ・エレメント・
セッター
入力の検証
値(メッセージ・エレメント)
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基盤構築Workshop
Workshop
各メディエーション・プリミティブに用意されているプロモート可能なプロパティ一覧です。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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メディエーション管理
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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メディエーション・モジュール・プロパティ
これまで
ランタイムでのメディエーション・フローのプロパティの変更は不可
開発ツールでの設定変更および再デプロイが必要
V6.0.2で提供される機能
管理コンソールの「SCAモジュール」メニューにモジュール・プロパティの設定画面が追加
メディエーション・プリミティブに設定されているプロパティー内容を変更可能
メディエーション・モジュール開発時にプロモート登録(前述)が行われているプロパティが対象
新規AdminTaskコマンドの提供
ModifySCAModuleProperty
showSCAModuleProperty
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これまでは、WESBサーバー上にデプロイしたメディエーション・モジュールのプロパティの設定値にラン
タイム上で変更を加えることはできませんでした。
V6.0.2からは、WESBの管理コンソールにメディエーション・モジュールのプロパティを変更するためのメ
ニューが用意され、ランタイム時にもモジュール内プロパティの内容を変更することが可能です。
なお、管理コンソール上で編集可能な対象となるプロパティは、WIDでの開発時に、メディエーション・フ
ローの各プリミティブのプロパティに新規に追加されている「プロモートされるプロパティー」タブ内にて事
前に設定が行われたプロパティのみになります。
また、モジュール・プロパティの表示と編集のための新規AdminTaskが提供されます。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
11
メディエーション・モジュール・プロパティ
WIDでの
でのプロモ
でのプロモ ート済
ート済みプロパティー設定画面
プロパティー設定画面
開発時に「プロモート済プロパ
ティ」として登録されたプロパ
ティーはWESB管理コンソール上
に表示され、管理コンソール上で
変更することが可能
WESB管理
管理コンソール
管理コンソールでの
コンソールでのモジュール
でのモジュール・
モジュール・ プロパティー画面
プロパティー画面
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基盤構築Workshop
Workshop
WIDでプロモートされたプロパティーが管理コンソール上で表示される画面の例です。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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Webサービス動的エンドポイント管理
これまで
Webサービス・インポート・バインディングで指定されたエンドポイントの変更を管理コン
ソールから行う際は、アプリケーションのEJB JARファイルのプロパティを操作
V6.0.2で提供される機能
管理コンソールの「SCAモジュール」メニューにWebサービス・バインディングのエンドポイ
ント設定画面が追加
インポートで設定されたエンドポイント情報を変更可能
新規AdminTaskコマンドの提供
modifySCAImportWSBinding
SCAメニューからエンド
ポイントを修正可能
2006/11 SOA “Web
Webサービス及び
サービス及びESB
ESB””基盤構築
基盤構築Workshop
Workshop
メディエーション・モジュールのインポートがWebサービス・バインディングを持つ場合、管理コンソールの
「SCAメニュー」からエンドポイントの変更が可能です。
この操作はこれまでも行うことができましたが、管理コンソール上のアプリケーションの構造をたどって行う
必要がありました。
V6.0.2からは、管理コンソールの「SCAモジュール」メニューにて、より分かりやすいエンドポイント変更が
可能となります。
また、エンドポイントを変更するための新規AdminTaskが提供されます。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
11
WebSphere アダプター
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Webサービス及び
サービス及びESB
ESB””基盤構築
基盤構築Workshop
Workshop
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
11
WebSphere(JCA) アダプター
これまで
WebSphereアダプターは別製品として提供
V6.0.2で提供される機能
下記WebSphereアダプターがWIDに同梱
Flat File, FTP, JDBC, Email, SAP, Siebel, PeopleSoft, JD Edwards, Oracle E-Bus Suite
WID導入ディレクトリ以下に各リソース・アダプターが配置
テクノロジー・アダプターはWIDでの開発/WESBでの
実装共に使用可能
<WIDインストール・ディレクトリー>\Resource Adapters以下
WIDの
の リソース内
リソース内に
リソース・
・アダプターが
リソース
アダプターが同梱
Flat File
FTP
JDBC
Email
アプリケーション・アダプターは、WESBでの実装時は
別途ライセンスが必要
SAP
Siebel
PeopleSoft
JD Edwards
Oracle E-Bus Suite
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Webサービス及び
サービス及びESB
ESB””基盤構築
基盤構築Workshop
Workshop
V6.0.2からは、WIDにいくつかのテクノロジー・アダプターおよびアプリケーション・アダプターが同梱され
ます(各リソース・アダプターが提供されます)。
テクノロジー・アダプターは、WESB上でもWESBのライセンスに含まれるため、自由にアダプターを実装
し使用することが可能となります。
なお、アプリケーションアダプターは、WESB実装時は別途ライセンスが必要となります。
ライセンスはアダプターのライセンス契約規定に基づきます。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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サポート・プラットフォーム(追加)
新規に下記のプラットフォームをサポート
Solaris 10 (SPARC and x86-64)
HP-UX 11i2 (PA-RISC),
SuSE Linux Enterprise Server 10
Red Hat Enterprise Linux 4
Linux on zSeries (64-bit)
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サービス及びESB
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WESB V6.0.2から新たにサポートされるプラットフォームの一覧です。
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11.. WebSphere ESB V6.0.2 新機能
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まとめ
WESB V6.0.2新機能として、下記機能が追加
メッセージング機能の拡張
MQへの新規バインディング
JMSバインディングの拡張
WMQサポート、MQ JMSサポート
メディエーション・プリミティブの追加によるメディエーション機能の拡張
イベント・エミッター・プリミティブによるイベント発行
エレメント・セッター・プリミティブによるSMOの直接操作
エンドポイント・ルックアップ・プリミティブによるWSRRとの連携
動的にサービス・エンドポイントを指定可能
管理コンソールの拡張による運用容易性の拡張
メディエーション・モジュールのプロパティーを管理コンソールから変更可能
アダプターの追加による開発容易性の拡張
テクノロジー・アダプター、アプリケーション・アダプターがWIDに同梱
テクノロジー・アダプターはWESBの一機能として実装可能
アプリケーション・アダプターはWID上での開発は自由に可能
FTP、Email、JDBC、FlatFile
SAP, Siebel, PeopleSoft, JD Edwards, Oracle E-Bus Suite
※WESB実装時は別途ライセンス購入が必要
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