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2. WPシステム構成 2-1.基本的なトポロジー 2-2.冗長構成 2-3.バックアップ・リカバリー

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2. WPシステム構成 2-1.基本的なトポロジー 2-2.冗長構成 2-3.バックアップ・リカバリー
ビジネス・ユニットの名前
2. WPシステム構成
2-1.基本的なトポロジー
2-2.冗長構成
2-3.バックアップ・リカバリー
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2007/4/38/3/05
この文書のデータの利用または公開には、
最終ページに記載されている制限事項が適用されます。
© 2007 IBM Corporation
ビジネス・ユニットの名前
2-1. 基本的なトポロジー
コンポーネントの種類
ƒ WebSphere Portalを構成するコンポーネントには、以下のものがあります
– HTTP サーバー
•
IBM HTTP Server をはじめ、Apache Server 、Microsoft Internet Information Server 6.0、 IBM Lotus Domino、
Sun Java System Web Serverをサポート
– Web Application Server
•
WebSphere Portal が稼動するアプリケーションサーバーとして、WebSphere Application Server 6.0.2.9を同梱
– Portal サーバー
•
WebSphere Portal Server 本体
– DB サーバー
•
•
Cloudscape V5.1.60.41とDB2 UDB ESE V8.2 FP5を同梱
– DB2 UDB V8.1 FP12、Informix、Oracle、SQL Serverもサポート
CloudscapeはWPインストール時に自動的にインストールされるが、本番環境では、Cloudscapeのデータを他
のDB Serverに移行することを推奨
– LDAP サーバー
•
•
•
IBM Directory Server V6.0とLotus Domino 7.0.1を同梱
– IDS V5.2、Lotus Domino 6.5.4/6.5.5、Novell eDirectory、Sun ONE Directory、Active Directoryをサポート
WPインストール時には、Cloudscapeにユーザー情報を格納
Lotus Companion製品を使用する場合は、Lotus Domino LDAPを利用することを推奨
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ビジネス・ユニットの名前
2-1. 基本的なトポロジー
トポロジーの種類
ƒ WebSphere Portalの基本的なトポロジーは以下の3つの種類があります。
ƒ 1Tier 構成
– HTTP サーバー/Application サーバー/Portal サーバー/LDAP/DB サーバーの全てのコンポー
ネントが1台のサーバーに含まれています。
– 通常は、本番稼動には推奨されず、デモや小規模の検証環境などに利用されます。
– All in ONE構成と呼ぶ場合もあります。
ƒ 2Tier 構成
– HTTP サーバー+Application サーバー+Portal サーバーとDB サーバー+LDAPが別筐体とな
ります。
– DB サーバーとLDAPサーバーは同じ筐体でも別筐体でも構いません。
ƒ 3Tier 構成
– HTTP サーバー、Application サーバー+Portal サーバー、DB サーバー+LDAPがそれぞれ別
筐体となります。
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– DB サーバーとLDAPサーバーは同じ筐体でも別筐体でも構いません。
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ビジネス・ユニットの名前
2-1. 基本的なトポロジー
1Tier構成
ƒ すべてのコンポーネントが1台に構成されています
ƒ 開発やデモ、小規模なテスト検証環境向けになります
【メリット】
【デメリット】
9 サーバー台数が少なくてすみます
9 2-Tier構成や高可用性の構成に拡張できませ
ん
9 管理・運用費用が抑えられます
9 問題の切り分けに時間を要します
WP
WAS
HTTP Server
LDAP
Webブラウザー
DB2
ポータルサーバー
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ビジネス・ユニットの名前
2-1. 基本的なトポロジー
2Tier構成
ƒ ポータルサーバーとリポジトリサーバーのコンポーネントが、それぞれ別サーバーに構
成されています
ƒ イントラネットポータルでの一般的な構成です
【メリット】
【デメリット】
9 ポータルとリポジトリを分離しているため、将
来的な拡張が可能です
9 同時ユーザー数が多い場合やSSL通信を行う
場合、HTTPコンポーネントに大きな負荷がかか
るため、ポータルサーバー全体に負荷がかかり
ます
9 管理・運用費用が比較的抑えられます
WP
WAS
LDAP
HTTP Server
DB2
Webブラウザー
ポータルサーバー
リポジトリサーバー
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© 2007 IBM Corporation
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ビジネス・ユニットの名前
2-1. 基本的なトポロジー
3Tier構成
ƒ HTTP サーバー、Application サーバー+Portal サーバー、DB サーバー+LDAPがそ
れぞれ別サーバーに構成されています
ƒ 高いセキュリティが要求されるWebサイトでの利用に適しています
【メリット】
【デメリット】
9 HTTPサーバーとアプリケーションサーバーを
分離することで、アプリケーションサーバーの
負荷を抑えることができます
9 サーバーの台数が多くなります
9 システム構成がより複雑になります
9 各サーバー間にファイヤーウォールを置くこと
で非常に高いセキュリティを実現できます
HTTP Server
WP
LDAP
WAS
DB2
Webブラウザー
Webサーバー
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アプリケーション
サーバー
リポジトリサーバー
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
冗長構成の意義
ƒ ポータルシステムの可用性向上や障害対策のために、ポータルシステムの各コンポーネントを複数
配置することで冗長化を行うことがあります
ƒ 冗長化の意義としては、以下のものが考えられます
•
•
•
スループットの向上
– 多数のリクエストを複数のサーバーで処理できます
フェイルオーバー
– 1つのサーバーに異常が発生しても、他のサーバーでサービスの継続が可能です
スケーラビリティー
– リクエストの増加に対して、サーバーを増やして対応できます
ƒ また、冗長化を行うにあたって必要とされる要件としては、以下のものが考えられます
•
•
•
•
各サーバーが簡単に一元管理ができること
要件に応じて柔軟に構成変更ができること
1サーバーがダウンしてもTake Overが可能であること(耐障害性が高い)
高パフォーマンスを維持できること
ƒ WebSphere Portalでは、上記要件を満たすためのクラスタリング構成をサポートしています
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
冗長構成とは
ƒ ポータルシステムにおける冗長化の方式については、各コンポーネントによって以下のような対応を
取ることが可能です
コンポーネント
多重化の方式
分散方式
OSによる違い
負荷分散サーバー
Edge Componentの機能に
よるHA構成
Active-Standby
Edge ComponentのHAについて
は、OS依存は特になし
ポータルサーバー
WASの水平クラスター構成
Active-Active
WASのクラスタリングのため、
OS依存は特になし
(障害発生時は縮退)
LDAPサーバー
OSの機能を利用したHA構
成
Active-Standby
AIX:HACMP
Windows:MSCS
リポジトリサーバー
Linux:3rdパーティー製品
(Cluster Perfect/Lifekeeper)
【凡例】
Take Over
Take Over
通常の経路
障害時の経路
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Webブラウザー
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負荷分散サーバー
ポータルサーバー
LDAP/リポジトリサーバー
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
ポータルサーバーのクラスタリングの種類
ƒ 当資料では、WebSphere Application Serverのクラスタリングについて記述します
– その他コンポーネントの多重化手順については、それぞれの製品資料をご参照ください
ƒ WebSphere Application Serverでは、下記2種類のクラスター構成方法があります
– クローンでない複数WPインスタンスを同一OSにインストールすることはサポートされていません
ƒ 水平クラスター
ƒ 垂直クラスター
– マシンの台数を増やし、プロセス数を増加す
ることでパフォーマンスを向上させるものです。
– マシンのスペックをUpし、プロセス数を増やす
ことでパフォーマンスを向上させます。
– CPU使用率とリソースは独立しています。
– CPUや他の資源を競合して使用します。
複数のマシンに
プロセスが存在
Web
Server
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Webブラウザ
9
1台のマシンに複数
のプロセスが存在
Application
Server
Client
Web
Server
Application
Server
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
WASクラスタリング:セルの考え方
ƒ セルの考え方
– WP V6.0は、WAS V6.0.2.9上で動作します。そのため、WAS V6のクラスタリングの考え方を理解
しておく必要があります。
– WAS V5.0以降、WASのクラスタリングは「セル」という考えをしていますが、セルとは、ノードの集
まりで、論理的な管理の単位です。
– また、セルを構成するすべてのノードをノード・エージェント経由で管理するDeployment Manager
(DM)という機能があり、WPでもクラスタリング構成にする場合は、DMコンポーネントが必要となり
ます。
シングル・ノード構成
ƒ アプリケーション・サーバー
ノード
– 1つのJVMプロセス上で稼動します。
プロセスA プロセスB
– Web/EJBコンテナー、Namingサービス、リソース
アプリケーション・サーバー
管理などが含まれます。
ƒ ノード
– 通常は物理的な1つのマシンに対応します。
しかし、1つのマシン上に複数のノードを構成
することも可能です。
– アプリケーション・サーバーの集まりです。
ƒ セル
– ノードの集まりです。論理的な管理の単位です
– Deployment Managerはセルを構成するすべて
のノードをノード・エージェント経由で管理します。
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マルチ・ノード構成
セル
ノードA
DM
ノードB
ノードC
Node agent
プロセスC
プロセスD
アプリケーション・サーバー
Node agent
プロセスE
プロセスF
アプリケーション・サーバー
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
WPのクラスター構成
ƒ WPでは、addNodeコマンドを利用してクラスタリングを構成します。
ƒ クラスタリング構成にする際には、Deployment Manager(DM) が必要となります
シングル・ノード構成
ノード
JVMプロセス
server1
JVMプロセス
マルチ・ノード構成
セル
ノード
WebSphere_Portal
DM
ノード
ノード
Node agent
addNodeコマンド
JVMプロセス
server1
JVMプロセス
WebSphere_Portal
Node agent
JVMプロセス
JVMプロセス
server1 WebSphere_Portal
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
WPのクラスター構成時の考慮点
ƒ WPのクラスタリングは、WASのクラスター構成を基にしています
ƒ クラスター構成の際にはDeployment Manager (DM)が必要です
– Extend/Enable版のライセンスでは、WPが導入されているノードのいずれかにDMを導入すること
ができます
•
Extend/Enable版でDM単体で1ノードを用意する場合は、別途DMを稼動させるサーバーのCPU分のWAS ND
ライセンスが必要になります
– Server版にはDMの機能が含まれていませんので、DMを稼動させるサーバーのCPU分のWAS
NDライセンスが必要になります
ƒ WPのリポジトリーとして導入時に使われているCloudscapeは、リモート・アクセスをサポートしており
ませんので、DB2もしくは別のDB製品に移行する必要があります
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
2-Tierでの負荷分散/高可用構成例
WP
LDAP
WAS
HA構成
HTTP Server
Active-Standby
構成
Deployment Mgr
LDAP
クラスター構成
Webブラウザー
WP
負荷分散サーバー
WAS
(ロードバランサー)
HTTP Server
・・・・・・・
ポータルサーバー
LDAPサーバー
Repository
HA構成
負荷状況に合わせて機器追加
WP
WAS
HTTP Server
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ポータルサーバー
Repository
リポジトリサーバー
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ビジネス・ユニットの名前
2-2.冗長構成
3-Tierでの負荷分散/高可用構成例
WP
LDAP
WAS
HTTP Server
Active-Standby
構成
HA構成
Deployment Mgr
LDAP
クラスター構成
WP
Webブラウザー
負荷分散サーバー
(ロードバランサー)
LDAPサーバー
WAS
HTTP Server
Webサーバー
Repository
アプリケーション
サーバー
HA構成
負荷状況に合わせて機器追加
WP
WAS
Repository
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リポジトリサーバー
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
バックアップ対象
ƒ WebSphere Portalにおけるバックアップ対象は、以下の3種類に分類されます
バックアップシナリオ
WP
<ポータルサーバー>
テーマ、スキン、ポートレットの追加によっ
て追加/変更されるディレクトリー/ファイ
ルをOSのコピーコマンドでバックアップ・リ
カバリー
<LDAPサーバー>
LDIFのexport,import
<リポジトリサーバー>
Wpsdbのexport,import
WAS
LDAP
Repository
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
バックアップとリストアの方法
ƒ ポータルサーバーについて
– ポータル構成終了後、システムバックアップを取得します
– 日常のポータルサーバーのバックアップは、以下のイベント発生時に取得します
•
•
•
ポートレットの導入・更新
テーマ・スキンの導入・更新
– 変更箇所のOSコピーを取得します
WASやWebSphere Portalへのfix適用
– システムを停止し、再度システムバックアップを取得します
ƒ LDAPサーバーについて
– ユーザー・グループデータについては、LDIF形式でのエクスポートによるバックアップが一般的で
す
– リストアについても、LDIFファイルをインポートすることで可能です
ƒ リポジトリサーバーについて
– リポジトリサーバーには、アクセス制御情報・構成情報・ページ情報・カスタマイズ情報が格納さ
れています
– 通常は、データベースを停止し、ポータルのデータベース内容をフルエクスポートします
– エクスポートしたデータベースをインポートすることで、リストアする事ができます
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
リポジトリサーバーに格納されるデータの種類
ƒ Release Data
– ポータル上のコンテンツを定義するためのデータ(ページ、ポートレット、テーマ、テンプレート、
クレデンシャルスロット、パーソナライズルール、ポリシーなど)です
– 基本的に管理者が編集するものであり、通常運用時に修正が入ることはありません
ƒ Community Data
– 通常運用時、一般ユーザーによって編集されるデータ(共有ドキュメント、アプリケーションリ
ソース)です
ƒ Customization Data
– 特定のユーザーにひもづく共有されないデータ(ポートレットデータや個人用ページ)です
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
WebSphereの機能を利用した無停止バックアップ手順
ƒ 無停止バックアップの手順
– Customization Dataをシステムから切り離します
– 切り離されたDataをDBとしてバックアップします
– バックアップ完了後、Customization Dataをシステムに接続します
ƒ 無停止バックアップの注意点
– カスタマイズデータを切り離すため、
この間ユーザーは個人用ページなど
にアクセスできません
Customization
Dataの切り離し
リポジトリサーバー
クラスター構成
Webブラウザー
バックアップ
負荷分散サーバー
(ロードバランサー)
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ポータルサーバー
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
一般的なバックアップの手順
ƒ Portal/WAS部分、DBサーバー、ユーザー・リポジトリー情報の3つのコンポーネントについて、フル・
バックアップ/差分バックアップ方法をまとめました。
バックアップ対象
シナリオ1:
シナリオ2:
関連ファイルをフルバックアップ
変更点のみを差分バックアップ
Portal / WAS部分
¥WebSphere以下のすべてのディレ
クトリーとファイルをOSのコピーコ
マンドでバックアップ・リカバリー
¥WebSphere以下にあるファイルの
中で、テーマ、スキンの追加によっ
て追加/変更されるディレクトリー
/ファイルをOSのコピーコマンドで
バックアップ・リカバリー
DBサーバー
すべてのDBをRDBMSのDB2ユー
ティリティーを使ってバックアップ・リ
カバリー
すべてのDBをRDBMSのDB2ユー
ティリティーを使ってバックアップ・リ
カバリー
ユーザーリポジトリー情報
IBM Directory Serverにてldif fileの
export/import
IBM Directory Serverにてldif fileを
export/import
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
シナリオ1: フルバックアップ手順例
※ OSがWindowsで、RDBMSがDB2の場合の一例となります。
ƒ ① ポータル・サーバーのバックアップ
– ¥WebSphere以下をバックアップ保存用ディレクトリーにコピーします。
•
xcopy ¥WebSphere <wpsbackup> /e
– 容量が大きいため、作業しやすいように¥WebSphere¥AppServer、¥WebSphere¥PortalServerを
それぞれバックアップ保存用ディレクトリーに、ZIP形式として圧縮する方法もあります。
ƒ ② LDAPサーバーのバックアップ
– IBM Directory Server Web管理コンソール( http://<IDS Server>/ldap)にアクセスし、現在の
LDAPディレクトリーの内容をldifファイルにエクスポートして保存します。
ƒ ③ DBサーバーのバックアップ
– DBをRDBMSのDB2 ユーティリティーまたはDB2コマンドを使ってオフライン・フルバックアップしま
す。
•
db2 backup database wpsdb user db2admin using password to <db2backup>
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2-3.バックアップ・リカバリー
シナリオ1: フル・バックアップのリストア手順例
ƒ ① 初期導入状態へ戻します。
– サーバーのディスク障害を想定しバックアップ手順で保管したインストール・イメージを戻し、ポー
タルの初期導入時の状態に戻します。
ƒ ② ポータル・サーバーのリカバリー
– IHSの停止(停止しないとプラグインDLLの置き換え時に共有違反が起こります)
– ¥WebSphere以下の読み取り専用をはずし、バックアップ・ファイルのコピーをします
•
•
ATTRIB –R ¥WebSphere¥* /S
xcopy <wpsbackup> ¥WebSphere /e
– ZIP形式に圧縮した場合は、ZIPファイルをコピー後展開します
•
•
copy <wpsbackup>¥<AppServer ZIPファイル> ¥WebSphere
copy <wpsbackup>¥<PortalServer ZIPファイル> ¥Websphere
– IHSの起動
ƒ ③ LDAPサーバーのリカバリー
– IBM Directory Server Web管理コンソール(http://<IDS_Server>/ldap)にアクセスし、バックアップ
手順の「②LDAPサーバーのバックアップ」で保存しておいたldifファイルをインポートします
ƒ ④ DBサーバーのリカバリー
– バックアップ手順の「③DBサーバーのバックアップ」でバックアップしておいたDBをDB2 ユーティ
リティーまたはDB2コマンドを使ってリストアします
– db2 restore database wpsdb user db2admin using password from <db2backup> taken at
20040108135033 without rolling forward
ƒ ⑤ WASおよびポータル・サーバーを起動します
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
シナリオ2: 差分バックアップ手順
ƒ
① ポータル・サーバーのバックアップ
– カスタム・テーマ関連データを保管します
– xcopy <was_root>¥installedApps¥<host名>¥wps.ear¥wps.war¥themes¥<markup>¥<custom theme名>
<wpsbackup1> /e
ƒ
カスタム・スキン関連データを保管します
– xcopy <was_root>¥installedApps¥<host名>¥wps.ear¥wps.war¥skins¥<markup>¥<custom skin名>
<wpsbackup2> /e
ƒ
② LDAPサーバーのバックアップ
– IBM Directory Server Web管理コンソール( http://<IDS Server>/ldap)にアクセスし、現在のLDAPディレクトリー
の内容をldifファイルにエクスポートして保存します。
ƒ
③ DBサーバーのバックアップ
– DBをDB2 ユーティリティーまたはDB2コマンドを使ってオンライン・バックアップします
ƒ
データベース構成パラメーターの変更
– オンライン・バックアップ(ロール・フォワード回復)を可能にします
•
db2 update db config for wpsdb using logretain ON
– ログ・ファイルのロケーションを変更します
•
db2 update db config for wpsdb using newlogpath <dblogbackup>
– オフライン・バックアップの取得(logretainパラメーター変更、オフライン・バックアップ取得後、オンライン・
バックアップが可能となります)
•
db2 backup database wpsdb user db2admin using password to <db2backup1>
– オンライン・バックアップ
•
db2 backup database wpsdb user db2admin using password online to <db2backup2>
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
シナリオ2: 差分バックアップのリストア手順
※ OSがWindowsで、RDBMSがDB2の場合の一例となります。
ƒ ① 初期導入状態へ戻します
– ポータル・サーバーのディスク障害を想定し初期状態を保管したポータル・サーバーのインストー
ル・イメージを戻し、ポータルの初期導入時の状態に戻します。
ƒ ② ポータル・サーバーのリカバリー
– カスタム・テーマ関連データの回復
•
xcopy <wpsbackup1> <was_root>¥installedApps¥<host名
>¥wps.ear¥wps.war¥themes¥<markup>¥<theme名> /e
– カスタム・スキン関連データの回復
•
xcopy <wpsbackup2> <was_root>¥installedApps¥<host名
>¥wps.ear¥wps.war¥skins¥<markup>¥<skin名> /e
ƒ ③ LDAPサーバーのリカバリー
– IBM Directory Server Web管理コンソール(http://<IDS_Server>/ldap)にアクセスし、バックアップ
手順の「② LDAPサーバーのバックアップ」で保存しておいたldifファイルをインポートします。
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
シナリオ2: 差分バックアップのリストア手順
ƒ ④ DBサーバーのリカバリー
– バックアップ手順の「③ DBサーバーのバックアップ」でバックアップしておいたDBをDB2 ユーティ
リティーまたはDB2コマンドを使ってリストアします
– newlogpathパラメーターの変更
•
db2 update db config for wpsdb using newlogpath <dblogbackup>
– オンライン・バックアップのリストア
•
db2 restore database wpsdb from <db2backup2> with 2 buffers buffer 1024
– ログの適用(ロールフォワード)
•
db2 rollforward database wpsdb to end of logs and complete overflow log path (dblogbackup)
ƒ ⑤ WASとポータルの起動
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
シナリオ2: 差分バックアップを取る際の注意・考慮点
ƒ 実際には下記ファイルのバックアップ・リカバリーが必要です。これらはWASのバックアップ・リカバ
リーの範疇となります。
– <ihs_root>¥conf¥httpd.conf
ƒ SSL使用の場合は、<ihs_root>¥conf¥httpd.conf内のKeyfileプロパティーで指定されたディレクトリー
下のファイルすべてが範疇となります。
ƒ それ以外にも、例えばTivoli Access Managerをポータル・サーバーの外部セキュリティー・マネー
ジャーとして構成する場合、以下のファイルを変更または追加します。従ってその場合にはこれらの
ファイルもバックアップの対象に含める必要があります。
–
(例)
– <wp_root>¥shared¥app¥config¥services¥externalaccesscontrolservice.properties
– <wp_root>¥shared¥app¥config¥services.properties
– <was_root>¥java¥jre¥PolicyDirector 以下のファイル
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ビジネス・ユニットの名前
2-3.バックアップ・リカバリー
シナリオ2: 差分バックアップのリストア手順
ƒ シナリオ1のバックアップならこれらのファイルもカバーされますが、シナリオ2のように、導入後の何
らかの操作によって変更されたファイルにバックアップ・リカバリー対象を限定するやり方では注意
が必要です。
ƒ ポータルページのバナー・テキストの変更:
–
–
<was_root>¥installedApps¥<node>¥wps.ear¥wps.war¥WEB-INF¥classes¥nls¥engine.properties
(またはengine_XX.properties :XXはロケール名)
ƒ ポータル・サービス構成ファイル: <wp_root>¥shared¥app¥config¥services以下のファイル
ƒ メンバー・サービスの構成:<wp_root>¥shared¥app¥wmm¥wmm.xml
– <wp_root>¥wmm
– <was_root>¥wmm
ƒ ログイン画面やエラー画面:<was_root>¥installedApps¥<node>¥wps.ear¥wps.war¥screens以下の
ファイル
ƒ 国際化対応:
– <was_root>¥installedApps¥<node>¥wps.ear¥wps.war¥WEBINF¥classes¥config¥language.properties,
ƒ <wp_root>¥shared¥app¥nls¥以下に追加したリソース・バンドル
ƒ HTTPプロキシ-:
– <wp_root>¥shared¥app¥config¥services¥PortletServiceRegistryService.properties
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