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2. WPシステム構成 2-1.基本的なトポロジー 2-2.冗長構成 2-3.バックアップ・リカバリー
ビジネス・ユニットの名前 2. WPシステム構成 2-1.基本的なトポロジー 2-2.冗長構成 2-3.バックアップ・リカバリー PSU_temp_0522 2007/4/38/3/05 この文書のデータの利用または公開には、 最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 © 2007 IBM Corporation ビジネス・ユニットの名前 2-1. 基本的なトポロジー コンポーネントの種類 WebSphere Portalを構成するコンポーネントには、以下のものがあります – HTTP サーバー • IBM HTTP Server をはじめ、Apache Server 、Microsoft Internet Information Server 6.0、 IBM Lotus Domino、 Sun Java System Web Serverをサポート – Web Application Server • WebSphere Portal が稼動するアプリケーションサーバーとして、WebSphere Application Server 6.0.2.9を同梱 – Portal サーバー • WebSphere Portal Server 本体 – DB サーバー • • Cloudscape V5.1.60.41とDB2 UDB ESE V8.2 FP5を同梱 – DB2 UDB V8.1 FP12、Informix、Oracle、SQL Serverもサポート CloudscapeはWPインストール時に自動的にインストールされるが、本番環境では、Cloudscapeのデータを他 のDB Serverに移行することを推奨 – LDAP サーバー • • • IBM Directory Server V6.0とLotus Domino 7.0.1を同梱 – IDS V5.2、Lotus Domino 6.5.4/6.5.5、Novell eDirectory、Sun ONE Directory、Active Directoryをサポート WPインストール時には、Cloudscapeにユーザー情報を格納 Lotus Companion製品を使用する場合は、Lotus Domino LDAPを利用することを推奨 PSU_temp_0522 2 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-1. 基本的なトポロジー トポロジーの種類 WebSphere Portalの基本的なトポロジーは以下の3つの種類があります。 1Tier 構成 – HTTP サーバー/Application サーバー/Portal サーバー/LDAP/DB サーバーの全てのコンポー ネントが1台のサーバーに含まれています。 – 通常は、本番稼動には推奨されず、デモや小規模の検証環境などに利用されます。 – All in ONE構成と呼ぶ場合もあります。 2Tier 構成 – HTTP サーバー+Application サーバー+Portal サーバーとDB サーバー+LDAPが別筐体とな ります。 – DB サーバーとLDAPサーバーは同じ筐体でも別筐体でも構いません。 3Tier 構成 – HTTP サーバー、Application サーバー+Portal サーバー、DB サーバー+LDAPがそれぞれ別 筐体となります。 PSU_temp_0522 3 – DB サーバーとLDAPサーバーは同じ筐体でも別筐体でも構いません。 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-1. 基本的なトポロジー 1Tier構成 すべてのコンポーネントが1台に構成されています 開発やデモ、小規模なテスト検証環境向けになります 【メリット】 【デメリット】 9 サーバー台数が少なくてすみます 9 2-Tier構成や高可用性の構成に拡張できませ ん 9 管理・運用費用が抑えられます 9 問題の切り分けに時間を要します WP WAS HTTP Server LDAP Webブラウザー DB2 ポータルサーバー PSU_temp_0522 4 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-1. 基本的なトポロジー 2Tier構成 ポータルサーバーとリポジトリサーバーのコンポーネントが、それぞれ別サーバーに構 成されています イントラネットポータルでの一般的な構成です 【メリット】 【デメリット】 9 ポータルとリポジトリを分離しているため、将 来的な拡張が可能です 9 同時ユーザー数が多い場合やSSL通信を行う 場合、HTTPコンポーネントに大きな負荷がかか るため、ポータルサーバー全体に負荷がかかり ます 9 管理・運用費用が比較的抑えられます WP WAS LDAP HTTP Server DB2 Webブラウザー ポータルサーバー リポジトリサーバー PSU_temp_0522 5 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-1. 基本的なトポロジー 3Tier構成 HTTP サーバー、Application サーバー+Portal サーバー、DB サーバー+LDAPがそ れぞれ別サーバーに構成されています 高いセキュリティが要求されるWebサイトでの利用に適しています 【メリット】 【デメリット】 9 HTTPサーバーとアプリケーションサーバーを 分離することで、アプリケーションサーバーの 負荷を抑えることができます 9 サーバーの台数が多くなります 9 システム構成がより複雑になります 9 各サーバー間にファイヤーウォールを置くこと で非常に高いセキュリティを実現できます HTTP Server WP LDAP WAS DB2 Webブラウザー Webサーバー PSU_temp_0522 6 アプリケーション サーバー リポジトリサーバー © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 冗長構成の意義 ポータルシステムの可用性向上や障害対策のために、ポータルシステムの各コンポーネントを複数 配置することで冗長化を行うことがあります 冗長化の意義としては、以下のものが考えられます • • • スループットの向上 – 多数のリクエストを複数のサーバーで処理できます フェイルオーバー – 1つのサーバーに異常が発生しても、他のサーバーでサービスの継続が可能です スケーラビリティー – リクエストの増加に対して、サーバーを増やして対応できます また、冗長化を行うにあたって必要とされる要件としては、以下のものが考えられます • • • • 各サーバーが簡単に一元管理ができること 要件に応じて柔軟に構成変更ができること 1サーバーがダウンしてもTake Overが可能であること(耐障害性が高い) 高パフォーマンスを維持できること WebSphere Portalでは、上記要件を満たすためのクラスタリング構成をサポートしています PSU_temp_0522 7 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 冗長構成とは ポータルシステムにおける冗長化の方式については、各コンポーネントによって以下のような対応を 取ることが可能です コンポーネント 多重化の方式 分散方式 OSによる違い 負荷分散サーバー Edge Componentの機能に よるHA構成 Active-Standby Edge ComponentのHAについて は、OS依存は特になし ポータルサーバー WASの水平クラスター構成 Active-Active WASのクラスタリングのため、 OS依存は特になし (障害発生時は縮退) LDAPサーバー OSの機能を利用したHA構 成 Active-Standby AIX:HACMP Windows:MSCS リポジトリサーバー Linux:3rdパーティー製品 (Cluster Perfect/Lifekeeper) 【凡例】 Take Over Take Over 通常の経路 障害時の経路 PSU_temp_0522 Webブラウザー 8 負荷分散サーバー ポータルサーバー LDAP/リポジトリサーバー © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 ポータルサーバーのクラスタリングの種類 当資料では、WebSphere Application Serverのクラスタリングについて記述します – その他コンポーネントの多重化手順については、それぞれの製品資料をご参照ください WebSphere Application Serverでは、下記2種類のクラスター構成方法があります – クローンでない複数WPインスタンスを同一OSにインストールすることはサポートされていません 水平クラスター 垂直クラスター – マシンの台数を増やし、プロセス数を増加す ることでパフォーマンスを向上させるものです。 – マシンのスペックをUpし、プロセス数を増やす ことでパフォーマンスを向上させます。 – CPU使用率とリソースは独立しています。 – CPUや他の資源を競合して使用します。 複数のマシンに プロセスが存在 Web Server PSU_temp_0522 Webブラウザ 9 1台のマシンに複数 のプロセスが存在 Application Server Client Web Server Application Server © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 WASクラスタリング:セルの考え方 セルの考え方 – WP V6.0は、WAS V6.0.2.9上で動作します。そのため、WAS V6のクラスタリングの考え方を理解 しておく必要があります。 – WAS V5.0以降、WASのクラスタリングは「セル」という考えをしていますが、セルとは、ノードの集 まりで、論理的な管理の単位です。 – また、セルを構成するすべてのノードをノード・エージェント経由で管理するDeployment Manager (DM)という機能があり、WPでもクラスタリング構成にする場合は、DMコンポーネントが必要となり ます。 シングル・ノード構成 アプリケーション・サーバー ノード – 1つのJVMプロセス上で稼動します。 プロセスA プロセスB – Web/EJBコンテナー、Namingサービス、リソース アプリケーション・サーバー 管理などが含まれます。 ノード – 通常は物理的な1つのマシンに対応します。 しかし、1つのマシン上に複数のノードを構成 することも可能です。 – アプリケーション・サーバーの集まりです。 セル – ノードの集まりです。論理的な管理の単位です – Deployment Managerはセルを構成するすべて のノードをノード・エージェント経由で管理します。 PSU_temp_0522 10 マルチ・ノード構成 セル ノードA DM ノードB ノードC Node agent プロセスC プロセスD アプリケーション・サーバー Node agent プロセスE プロセスF アプリケーション・サーバー © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 WPのクラスター構成 WPでは、addNodeコマンドを利用してクラスタリングを構成します。 クラスタリング構成にする際には、Deployment Manager(DM) が必要となります シングル・ノード構成 ノード JVMプロセス server1 JVMプロセス マルチ・ノード構成 セル ノード WebSphere_Portal DM ノード ノード Node agent addNodeコマンド JVMプロセス server1 JVMプロセス WebSphere_Portal Node agent JVMプロセス JVMプロセス server1 WebSphere_Portal PSU_temp_0522 11 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 WPのクラスター構成時の考慮点 WPのクラスタリングは、WASのクラスター構成を基にしています クラスター構成の際にはDeployment Manager (DM)が必要です – Extend/Enable版のライセンスでは、WPが導入されているノードのいずれかにDMを導入すること ができます • Extend/Enable版でDM単体で1ノードを用意する場合は、別途DMを稼動させるサーバーのCPU分のWAS ND ライセンスが必要になります – Server版にはDMの機能が含まれていませんので、DMを稼動させるサーバーのCPU分のWAS NDライセンスが必要になります WPのリポジトリーとして導入時に使われているCloudscapeは、リモート・アクセスをサポートしており ませんので、DB2もしくは別のDB製品に移行する必要があります PSU_temp_0522 12 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 2-Tierでの負荷分散/高可用構成例 WP LDAP WAS HA構成 HTTP Server Active-Standby 構成 Deployment Mgr LDAP クラスター構成 Webブラウザー WP 負荷分散サーバー WAS (ロードバランサー) HTTP Server ・・・・・・・ ポータルサーバー LDAPサーバー Repository HA構成 負荷状況に合わせて機器追加 WP WAS HTTP Server PSU_temp_0522 13 ポータルサーバー Repository リポジトリサーバー © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-2.冗長構成 3-Tierでの負荷分散/高可用構成例 WP LDAP WAS HTTP Server Active-Standby 構成 HA構成 Deployment Mgr LDAP クラスター構成 WP Webブラウザー 負荷分散サーバー (ロードバランサー) LDAPサーバー WAS HTTP Server Webサーバー Repository アプリケーション サーバー HA構成 負荷状況に合わせて機器追加 WP WAS Repository PSU_temp_0522 14 リポジトリサーバー © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー バックアップ対象 WebSphere Portalにおけるバックアップ対象は、以下の3種類に分類されます バックアップシナリオ WP <ポータルサーバー> テーマ、スキン、ポートレットの追加によっ て追加/変更されるディレクトリー/ファイ ルをOSのコピーコマンドでバックアップ・リ カバリー <LDAPサーバー> LDIFのexport,import <リポジトリサーバー> Wpsdbのexport,import WAS LDAP Repository PSU_temp_0522 15 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー バックアップとリストアの方法 ポータルサーバーについて – ポータル構成終了後、システムバックアップを取得します – 日常のポータルサーバーのバックアップは、以下のイベント発生時に取得します • • • ポートレットの導入・更新 テーマ・スキンの導入・更新 – 変更箇所のOSコピーを取得します WASやWebSphere Portalへのfix適用 – システムを停止し、再度システムバックアップを取得します LDAPサーバーについて – ユーザー・グループデータについては、LDIF形式でのエクスポートによるバックアップが一般的で す – リストアについても、LDIFファイルをインポートすることで可能です リポジトリサーバーについて – リポジトリサーバーには、アクセス制御情報・構成情報・ページ情報・カスタマイズ情報が格納さ れています – 通常は、データベースを停止し、ポータルのデータベース内容をフルエクスポートします – エクスポートしたデータベースをインポートすることで、リストアする事ができます PSU_temp_0522 16 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー リポジトリサーバーに格納されるデータの種類 Release Data – ポータル上のコンテンツを定義するためのデータ(ページ、ポートレット、テーマ、テンプレート、 クレデンシャルスロット、パーソナライズルール、ポリシーなど)です – 基本的に管理者が編集するものであり、通常運用時に修正が入ることはありません Community Data – 通常運用時、一般ユーザーによって編集されるデータ(共有ドキュメント、アプリケーションリ ソース)です Customization Data – 特定のユーザーにひもづく共有されないデータ(ポートレットデータや個人用ページ)です PSU_temp_0522 17 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー WebSphereの機能を利用した無停止バックアップ手順 無停止バックアップの手順 – Customization Dataをシステムから切り離します – 切り離されたDataをDBとしてバックアップします – バックアップ完了後、Customization Dataをシステムに接続します 無停止バックアップの注意点 – カスタマイズデータを切り離すため、 この間ユーザーは個人用ページなど にアクセスできません Customization Dataの切り離し リポジトリサーバー クラスター構成 Webブラウザー バックアップ 負荷分散サーバー (ロードバランサー) PSU_temp_0522 18 ポータルサーバー © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー 一般的なバックアップの手順 Portal/WAS部分、DBサーバー、ユーザー・リポジトリー情報の3つのコンポーネントについて、フル・ バックアップ/差分バックアップ方法をまとめました。 バックアップ対象 シナリオ1: シナリオ2: 関連ファイルをフルバックアップ 変更点のみを差分バックアップ Portal / WAS部分 ¥WebSphere以下のすべてのディレ クトリーとファイルをOSのコピーコ マンドでバックアップ・リカバリー ¥WebSphere以下にあるファイルの 中で、テーマ、スキンの追加によっ て追加/変更されるディレクトリー /ファイルをOSのコピーコマンドで バックアップ・リカバリー DBサーバー すべてのDBをRDBMSのDB2ユー ティリティーを使ってバックアップ・リ カバリー すべてのDBをRDBMSのDB2ユー ティリティーを使ってバックアップ・リ カバリー ユーザーリポジトリー情報 IBM Directory Serverにてldif fileの export/import IBM Directory Serverにてldif fileを export/import PSU_temp_0522 19 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー シナリオ1: フルバックアップ手順例 ※ OSがWindowsで、RDBMSがDB2の場合の一例となります。 ① ポータル・サーバーのバックアップ – ¥WebSphere以下をバックアップ保存用ディレクトリーにコピーします。 • xcopy ¥WebSphere <wpsbackup> /e – 容量が大きいため、作業しやすいように¥WebSphere¥AppServer、¥WebSphere¥PortalServerを それぞれバックアップ保存用ディレクトリーに、ZIP形式として圧縮する方法もあります。 ② LDAPサーバーのバックアップ – IBM Directory Server Web管理コンソール( http://<IDS Server>/ldap)にアクセスし、現在の LDAPディレクトリーの内容をldifファイルにエクスポートして保存します。 ③ DBサーバーのバックアップ – DBをRDBMSのDB2 ユーティリティーまたはDB2コマンドを使ってオフライン・フルバックアップしま す。 • db2 backup database wpsdb user db2admin using password to <db2backup> PSU_temp_0522 20 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー シナリオ1: フル・バックアップのリストア手順例 ① 初期導入状態へ戻します。 – サーバーのディスク障害を想定しバックアップ手順で保管したインストール・イメージを戻し、ポー タルの初期導入時の状態に戻します。 ② ポータル・サーバーのリカバリー – IHSの停止(停止しないとプラグインDLLの置き換え時に共有違反が起こります) – ¥WebSphere以下の読み取り専用をはずし、バックアップ・ファイルのコピーをします • • ATTRIB –R ¥WebSphere¥* /S xcopy <wpsbackup> ¥WebSphere /e – ZIP形式に圧縮した場合は、ZIPファイルをコピー後展開します • • copy <wpsbackup>¥<AppServer ZIPファイル> ¥WebSphere copy <wpsbackup>¥<PortalServer ZIPファイル> ¥Websphere – IHSの起動 ③ LDAPサーバーのリカバリー – IBM Directory Server Web管理コンソール(http://<IDS_Server>/ldap)にアクセスし、バックアップ 手順の「②LDAPサーバーのバックアップ」で保存しておいたldifファイルをインポートします ④ DBサーバーのリカバリー – バックアップ手順の「③DBサーバーのバックアップ」でバックアップしておいたDBをDB2 ユーティ リティーまたはDB2コマンドを使ってリストアします – db2 restore database wpsdb user db2admin using password from <db2backup> taken at 20040108135033 without rolling forward ⑤ WASおよびポータル・サーバーを起動します PSU_temp_0522 21 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー シナリオ2: 差分バックアップ手順 ① ポータル・サーバーのバックアップ – カスタム・テーマ関連データを保管します – xcopy <was_root>¥installedApps¥<host名>¥wps.ear¥wps.war¥themes¥<markup>¥<custom theme名> <wpsbackup1> /e カスタム・スキン関連データを保管します – xcopy <was_root>¥installedApps¥<host名>¥wps.ear¥wps.war¥skins¥<markup>¥<custom skin名> <wpsbackup2> /e ② LDAPサーバーのバックアップ – IBM Directory Server Web管理コンソール( http://<IDS Server>/ldap)にアクセスし、現在のLDAPディレクトリー の内容をldifファイルにエクスポートして保存します。 ③ DBサーバーのバックアップ – DBをDB2 ユーティリティーまたはDB2コマンドを使ってオンライン・バックアップします データベース構成パラメーターの変更 – オンライン・バックアップ(ロール・フォワード回復)を可能にします • db2 update db config for wpsdb using logretain ON – ログ・ファイルのロケーションを変更します • db2 update db config for wpsdb using newlogpath <dblogbackup> – オフライン・バックアップの取得(logretainパラメーター変更、オフライン・バックアップ取得後、オンライン・ バックアップが可能となります) • db2 backup database wpsdb user db2admin using password to <db2backup1> – オンライン・バックアップ • db2 backup database wpsdb user db2admin using password online to <db2backup2> PSU_temp_0522 22 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー シナリオ2: 差分バックアップのリストア手順 ※ OSがWindowsで、RDBMSがDB2の場合の一例となります。 ① 初期導入状態へ戻します – ポータル・サーバーのディスク障害を想定し初期状態を保管したポータル・サーバーのインストー ル・イメージを戻し、ポータルの初期導入時の状態に戻します。 ② ポータル・サーバーのリカバリー – カスタム・テーマ関連データの回復 • xcopy <wpsbackup1> <was_root>¥installedApps¥<host名 >¥wps.ear¥wps.war¥themes¥<markup>¥<theme名> /e – カスタム・スキン関連データの回復 • xcopy <wpsbackup2> <was_root>¥installedApps¥<host名 >¥wps.ear¥wps.war¥skins¥<markup>¥<skin名> /e ③ LDAPサーバーのリカバリー – IBM Directory Server Web管理コンソール(http://<IDS_Server>/ldap)にアクセスし、バックアップ 手順の「② LDAPサーバーのバックアップ」で保存しておいたldifファイルをインポートします。 PSU_temp_0522 23 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー シナリオ2: 差分バックアップのリストア手順 ④ DBサーバーのリカバリー – バックアップ手順の「③ DBサーバーのバックアップ」でバックアップしておいたDBをDB2 ユーティ リティーまたはDB2コマンドを使ってリストアします – newlogpathパラメーターの変更 • db2 update db config for wpsdb using newlogpath <dblogbackup> – オンライン・バックアップのリストア • db2 restore database wpsdb from <db2backup2> with 2 buffers buffer 1024 – ログの適用(ロールフォワード) • db2 rollforward database wpsdb to end of logs and complete overflow log path (dblogbackup) ⑤ WASとポータルの起動 PSU_temp_0522 24 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー シナリオ2: 差分バックアップを取る際の注意・考慮点 実際には下記ファイルのバックアップ・リカバリーが必要です。これらはWASのバックアップ・リカバ リーの範疇となります。 – <ihs_root>¥conf¥httpd.conf SSL使用の場合は、<ihs_root>¥conf¥httpd.conf内のKeyfileプロパティーで指定されたディレクトリー 下のファイルすべてが範疇となります。 それ以外にも、例えばTivoli Access Managerをポータル・サーバーの外部セキュリティー・マネー ジャーとして構成する場合、以下のファイルを変更または追加します。従ってその場合にはこれらの ファイルもバックアップの対象に含める必要があります。 – (例) – <wp_root>¥shared¥app¥config¥services¥externalaccesscontrolservice.properties – <wp_root>¥shared¥app¥config¥services.properties – <was_root>¥java¥jre¥PolicyDirector 以下のファイル PSU_temp_0522 25 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 2-3.バックアップ・リカバリー シナリオ2: 差分バックアップのリストア手順 シナリオ1のバックアップならこれらのファイルもカバーされますが、シナリオ2のように、導入後の何 らかの操作によって変更されたファイルにバックアップ・リカバリー対象を限定するやり方では注意 が必要です。 ポータルページのバナー・テキストの変更: – – <was_root>¥installedApps¥<node>¥wps.ear¥wps.war¥WEB-INF¥classes¥nls¥engine.properties (またはengine_XX.properties :XXはロケール名) ポータル・サービス構成ファイル: <wp_root>¥shared¥app¥config¥services以下のファイル メンバー・サービスの構成:<wp_root>¥shared¥app¥wmm¥wmm.xml – <wp_root>¥wmm – <was_root>¥wmm ログイン画面やエラー画面:<was_root>¥installedApps¥<node>¥wps.ear¥wps.war¥screens以下の ファイル 国際化対応: – <was_root>¥installedApps¥<node>¥wps.ear¥wps.war¥WEBINF¥classes¥config¥language.properties, <wp_root>¥shared¥app¥nls¥以下に追加したリソース・バンドル HTTPプロキシ-: – <wp_root>¥shared¥app¥config¥services¥PortletServiceRegistryService.properties PSU_temp_0522 26 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。