IBM WebSphere Portal V6.0 セットアップ手順 Linux(RHEL4)版 (クラスター環境)
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IBM WebSphere Portal V6.0 [WP V6.0.0.1 (WAS V6.0.2.13) + DB2 V8.2 FP12 + ITDS V6.0.0.3 IF2] セットアップ手順 Linux(RHEL4)版 (クラスター環境) 日本アイビーエム システムズ ワークプレース 2007/1/24 1/72 エンジニアリング株式会社 塩谷 正浩 第1版 <目次> はじめに ..................................................................................................4 1. 1-1. 序文................................................................................................................................ 4 1-2. 当資料にて導入する環境................................................................................................ 6 2. 導入にあたって........................................................................................8 2-1. 前提条件 ........................................................................................................................ 8 2-2. 事前準備 ........................................................................................................................ 9 2-3. 各種設定 ...................................................................................................................... 12 2-4. 導入の流れ................................................................................................................... 15 3. DM の導入 ...............................................................................................16 3-1. WASND V6.0.2.9 の導入と DM プロファイルの作成 ....................................................... 16 4. メインノードへ WP の導入 ......................................................................18 4-1. WP V6.0 の導入............................................................................................................. 18 4-2. WAS のアップデート...................................................................................................... 20 4-3. WP Fix Pack 1 の適用 .................................................................................................. 23 5. メインノードの WP が使用するデータベースの変更 ...............................25 5-1. DB サーバー上の新インスタンスの作成 ....................................................................... 25 5-2. データベースの作成..................................................................................................... 26 5-3. データベース・サーバー側の設定 ............................................................................... 30 5-4. DB2 管理クライアントの導入 ...................................................................................... 31 5-5. データベース・クライアント側の設定 ........................................................................ 32 5-6. データベースの移行..................................................................................................... 34 6. WP クラスターの作成..............................................................................37 6-1. ノードの統合のための設定 .......................................................................................... 37 6-2. ノードを DM 管理対象セルに統合 ................................................................................. 39 6.3 WP クラスターの作成...................................................................................................... 41 7. クローンノードへの WP の導入 ...............................................................42 7-1. WP V6.0 の導入............................................................................................................. 42 7-2. WAS のアップデート...................................................................................................... 44 7-3. WP Fix Pack 1 の適用 .................................................................................................. 47 8. クローンノードの WP が使用するデータベースの変更............................49 8-1. DB 管理クライアントの導入 ......................................................................................... 49 8-2. データベース・クライアントの設定............................................................................ 50 8-3. データベースの変更..................................................................................................... 52 9. WP クラスターへのノードの追加 ............................................................56 9-1. ノードを DM 管理対象セルに統合 ................................................................................. 56 9-2. クラスター・メンバーの追加 ...................................................................................... 57 10. ユーザー・レジストリーの変更 .............................................................58 10-1. LDAP サーバー上の新インスタンスの作成 .................................................................. 58 2/72 10-2. LDAP サーバー側の設定 .............................................................................................. 60 10-3. グローバル・セキュリティーの無効化・有効化 ........................................................ 62 11. HTTP サーバーの設定..............................................................................65 11-1. IHS 及びプラグインの導入とアップデート ................................................................ 65 11-2. WebServer 構成スクリプトの実行 .............................................................................. 70 11-3. 動作確認..................................................................................................................... 72 3/72 1. はじめに 1-1. 序文 当資料では、WP V6.0 で提供されるメディアと、Web サイトよりダウンロードする各製品 の Fix、FixPack を使用し、x86 32bit マシン上で稼動する Linux 環境下で WP V6.0.0.1 の クラスター環境を構築する手順について記述します。 <<注意事項>> 当資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイビーエム システムズ エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりません。当資料は正式なマニュ アルをはじめとするドキュメントの補完資料として参照して下さい。 当資料は、製品の特定バージョンを使ってテストをした結果を基に記述しています。 今後の PTF, Fix Pack の適用により動作が当資料に記述された内容とは異なってくる可能 性がありますのでご了承下さい。 当資料は、32bit の x86 マシン上で動作する Red Hat Enterprise Linux AS 4.0 update3 でのみ稼動確認を行っており、他の環境での動作確認は実施しておりません。他の オペレーティング・システム、ハードウェアでの手順につきましては、マニュアルを参照 ください。 資料中、以下の略称を使用する場合があります。 略称 正式名称 RHEL RedHad Enterprise Linux WAS WebSphere Application Server WPS WebSphere Process Server WP WebSphere Portal IHS IBM HTTP Server DB2 DB2 Universal Database(ここでは Enterprise Server Edition を指します) ITDS IBM Tivoli Directory Server WASND WebSphere Application Server Network Deployment DM Deployment Manager LB Load Balancer (Edge Component) 4/72 便宜上、以下の略称を使用する場合があります。 略称 説明 当資料での値 <WAS_ROOT> WAS インストール・ /opt/IBM/WebSphere/AppServer ディレクトリー <WP_ROOT> WP インストール・デ /opt/IBM/WebSphere/PortalServer ィレクトリー <WP_PROFILE> WP 用 WAS プロファイ /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/wp_profile ル・ディレクトリー <DM_PROFILE> DM 用 WAS プロファイ /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Dmgr01 ル・ディレクトリー 5/72 1-2. 当資料にて導入する環境 図 1.当資料での構成図 下図が当資料で構築を想定する Linux 上の WP のクラスターの構成図です。網掛け部分(WP クラスター環境)が当資料の構築対象となります。WP の DB(DB2)及び LDAP(ITDS)サーバーは 既存のものを使用する、という想定ですが、新インスタンスや DB の作成など DB-LDAP サーバ ー自体へのオペレーションも必要になりますので、一部構築対象として含めて描いています。 WP クラスター環境 Web ブラウザー Linux (32bit) (クライアント) DM WP DB2 クライアント IHS wp1.ise.com LB Linux (32bit) DB2 サーバー ITDS dbldap.ise.com WP DB2 クライアント IHS wp2.ise.com 各マシンに導入される(されている)製品の一覧表 マシン名 導入製品 wp1.ise.com[メインノード] RHEL AS4.0 update3 (32bit) DM (WAS V6.0.2.13) WP V6.0.0.1 on WAS V6.0.2.13 DB2 クライアント V8.1 FP12 IHS V6.0.2.13 wp2.ise.com[クローンノード] RHEL AS4.0 update3 (32bit) WP V6.0.0.1 on WAS V6.0.2.13 DB2 クライアント V8.1 FP12 IHS V6.0.2.13 dbldap.ise.com[DB2/LDAP サーバー] DB2 UDB V8.1 FP12 (※導入済み) ITDS V6.0.0.3 IF2 ※大項目 3 以降、作業すべきマシンを上記の[]内マシン名で指定します。指定されたマシ ンで作業を行ってください。 6/72 <<備考>> ・ WP V6 では導入と構成が別ステップになっており、導入は簡潔に終了するようになって います。 ・ WP V6 導入終了後の環境としては、WP の構成データ、ユーザー情報とも Cloudscape と いう Java ベースの簡易データベース に格納されており、本番のシステム稼働環境とし ては推奨されない構成となっています。且つ、クラスター構成では Cloudscape はサポ ートされません。その為、各々の環境に合わせて構成ステップで、リポジトリーDB の 変更(Cloudscape→DB2) 、ユーザー・レジストリーの変更(Cloudscape→ITDS)を実施 することになります。 ・ 水平クラスター構成を構築するために DM(WASND)を使用することになります。これはメ インノードと同じマシンにインストールします。 ・ DB2 及び ITDS は既存のものを使う、という設定の手順書となっているため、それらの インストール手順は含んでいません。サーバーを新たに構築する場合は OS が AIX のも のになりますが、別手順書「IBM WebSphere Portal V6.0 クラスター導入手順書 (AIX 版)」を参照してください。 http://www.ibm.com/jp/software/lotus/developer/ldd_tech/20070706.html ・ 当資料では LB の導入/構成については割愛させて頂きます。Load Balancer 管理ガイド 等をご参照下さい。 【WebSphere Application Server Edge Component InfoCenter】 http://www.ibm.com/software/webservers/appserv/doc/v51/ec/infocenter-jp/index.html 7/72 2. 導入にあたって 2-1. 前提条件 WP V6.0 を x86 Linux 環境に導入する為の前提ハードウェア、オペレーティング・システ ム及び導入ソフトウェアは以下のものになります。(LDAP、DB の容量は含みません) 対象 条件 プロセッサー 最新モデルのミッドレンジからハイエンド・サーバーの CPU 速度を推奨 (32 ビットのみ)。少なくとも Pentium 800MHz または同等のもの。実稼働環境は Pentium 4 プ ロセッサー、1.4GHz 以上 空きディスク・スペース /opt 3.9GB /tmp 最小 1.5GB 物理メモリー 最小負荷時 2GB 実稼動環境 4GB 以上 仮想メモリー/スワップ・スペース 最低 物理メモリーと同等 推奨 物理メモリーの 2 倍 OS 環境(x86 32bit Linux) Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Enterprise Server (ES)、 Advanced Server (AS)、Workstation (WS)、Desktop for (x86-32) 3.0 Update 6、 V4.0 空きディスク・スペースに関しては、上記に加え、WAS の DM プロファイル(メインノード のみ)、nodeagent プロファイル、WebServer プラグイン、IHS、DB2 管理クライアントなど をインストールする容量、さらに WAS や WP のアップデート時に利用する容量も必要になり ます。 WP V6.0.0.1 のサポート対象となるハードウェア/ソフトウェアバージョンに関しての最 新情報は、以下で確認してください。 【WP Information Center】 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wpdoc/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.wp.ent.doc/wpf/pu i_BYBinstall6001.html 8/72 2-2. 事前準備 WP や DM のベースである WASND 6.0.2 を RHEL4 に導入するにあたり、OS に対して以下の 準備作業を行います。以降の作業は、特に指定がない場合、全て root ユーザーで実施して ください。 [メインノード,クローンノード] 1. umask 設定を確認します。以下のコマンドを実行して、umask の値が「0022」になって いることを確認してください。 # umask 「0022」になっていない場合は以下のコマンドを実行して umask の値を設定しま す。 # umask 0022 2. WP クラスターの導入対象マシンで、既に WAS がインストールされている場合は、関連 の java プロセスを全て停止してください。当資料の全ての環境構築が完了するまでは 始動させないでください。 3. 既に稼動中の Web サーバーがあれば停止してください。当資料の全ての環境構築が完 了するまでは始動させないでください。 4. デフォルトではインストールされない Linux の以下のパッケージが必要です。インス トールされていない場合は、RHEL のインストール CD より導入します。 ・compat-libstdc++-33-3.2.3-47.3 ・compat-db-4.1.25-9 ・xorg-x11-deprecated-libs-6.8.1 もしくは xorg-x11-deprecated-libs-6.8.2 ・rpm-build-4.3.3-7_nonptl 以下のコマンドで導入されているかどうかを確認します。 # rpm -qa | grep 上記パッケージ名のバージョン表示より前の部分 このコマンドにより、インストール済みのパッケージに関しては該当パッケージ が表示されます。未インストールのものに関しては空欄が返されます。 ※ 各パッケージのバージョンに関しては上記より新しいものであれば問題ありませ ん。 未インストールのパッケージがあった場合には、RHEL のインストール CD より該当のパ ッケージを探し、以下のコマンドで導入します。 # rpm -ivh パッケージ名 9/72 5. 以下のコマンドで OS が提供する cp コマンド以外に cp コマンドの PATH が通っていな いことを確認します。 # which cp もし emacs や他のフリーウェアのディレクトリー以下の cp コマンドが返ってきた ら、WAS のインストールが完了するまで、PATH から該当ディレクトリーを削除して おいてください。デフォルト以外の cp コマンドの PATH が通っているとインストー ルに失敗します。 6. 万一「/etc/issue」ファイルをデフォルトの状態から変更している場合は、デフォル トのファイルに戻してください。このファイルが存在しない、あるいは変更されてい る場合、WAS のインストール中に「サポートされていない OS」の警告が出る場合があ ります。 (ただ、この要素のみが原因で上記警告が出てもインストールは正常に行えま す) 7. WAS,WP のインストーラーを正常に実行するために、以下のファイルを編集し、ファイ ル・ディスクリプターの設定値を変更しておきます。 /etc/security/limits.conf ファイルの末尾に以下の記述を加えてください。 root soft nofile 10240 ※スペース、もしくはタブで区切ります ※ここでは「soft」でリミット設定していますが、設定は環境に応じて変えてください。 ここまでで、Linux の準備作業は完了です。次に環境構築に必要なリソース・ファイル を用意します。当資料内では、WP V6.0 の製品 CD「IBM WebSphere Portal Enable (もしく は IBM WebSphere Portal Server) for Linux on X86-32 Version 6.0」を使用します。 CD 番号 表記されているコンポーネント名 IL-Setup Portal Install 6.0 IL-1 WebSphere Application Server Network Deployment 6.0.2.9 IL-2 WebSphere Process Server 6.0.1.1 IL-3 Portal Server (Disc 1 of 2) 6.0 IL-4 Portal Server (Disc 2 of 2) 6.0 IL-9 DB2 UDB Enterprise Server Edition (2.6 Kernel) 8.2.5 また、CD とは別に、以下のリソースをダウンロードします。当資料では、ダウンロードした ファイルを、メインノード及びクローンノード双方の/tmp 内に保存することを前提にしていま す。ダウンロードするファイル及びそれらの展開用に十分なスペースを、前提条件とは別に確 保して下さい。 WAS V6.0.2 Fix Pack 13 を以下のWebサイトよりダウンロードして下さい。 (32bit x86版のAppServer,SDK,Plugins,HTTPSrvrの4ファイル) http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&context=SSEQTP&dc=D430&dc=D410&dc=D420&dc=D400&d c=DB550&q1=6.0.2.13&uid=swg24012912&loc=en_US&cs=utf-8&lang=en 10/72 IHS Refresh Pack 2 を以下の Web サイトよりダウンロードしてください。 (32bit x86 版の Plugins) http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg24010068 WP V6.0 Fix Pack 1 及び必要なファイルを以下のサイトよりダウンロードしてください。 ・ WebSphere Portal version 6.0 fix pack 1 (当資料では zip アーカイブ版とします) ・ WebSphere Portal Update Installer for version 6 ・ Required WebSphere Application Server V6.0.2.13 fixes https://www14.software.ibm.com/webapp/iwm/web/reg/download.do?source=swgwp-fixpacks&S_PKG=6001 &lang=en_US&cp=UTF-8# (IBM ID の登録が必要です) 11/72 2-3. 各種設定 当資料では各マシンに対し、ホスト名、ドメイン名を割り当てます。実際に構築作業を行う 際は、実環境に合わせて適切な値を使用し、/etc/hostsファイルにそれぞれのIPアドレス設 定を記述するなどして、名前解決が出来るようにしてください。 役割 ホスト名 ドメイン名 メインノード wp1 ise.com クローンノード wp2 ise.com DB/LDAP サーバー dbldap ise.com メインノードのマシンに対し、以下の設定値を使用します。 対象 設定値 WPインストール・ディレクトリー /opt/IBM/WebSphere/PortalServer WASインストール・ディレクトリー /opt/IBM/WebSphere/AppServer DM用WASプロファイル・ディレクトリー※ /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Dmgr01 WP用WASプロファイル・ディレクトリー※ /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/wp_profile IHSインストール・ディレクトリー /opt/IBMIHS セル名(DMプロファイル) wp1CellManager01 ノード名(DMプロファイル) wp1Cell01 セル名(WPプロファイル) wp1 ノード名(WPプロファイル) wp1 ホスト名 wp1.ise.com WP管理ユーザーID wpsadmin WP管理ユーザー・パスワード wpsadmin WAS管理ユーザーID wpsbind WAS管理ユーザー・パスワード wpsbind DB2インストール・ディレクトリー /opt/IBM/db2/V8.1 DB2インスタンス・ユーザーID db2linst DB2インスタンス・ユーザー・パスワード db2linst LTPAパスワード ltpa Webサーバー定義名 webserver1 ※以降の「WP 用 WAS プロファイル・ディレクトリーについて」を参照して下さい。 12/72 クローンノードのマシンに対し、以下のような設定値を使用します。 対象 設定値 WPインストール・ディレクトリー /opt/IBM/WebSphere/PortalServer WASインストール・ディレクトリー /opt/IBM/WebSphere/AppServer WP用WASプロファイル・ディレクトリー※ /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/wp_profile IHSインストール・ディレクトリー /opt/IBMIHS セル名 wp2 ノード名 wp2 ホスト名 wp2.ise.com WP管理ユーザーID wpsadmin WP管理ユーザー・パスワード wpsadmin WAS管理ユーザーID wpsbind WAS管理ユーザー・パスワード wpsbind DB2インストール・ディレクトリー /opt/IBM/db2/V8.1 DB2インスタンス・ユーザーID db2linst DB2インスタンス・ユーザー・パスワード db2linst LTPAパスワード ltpa Webサーバー定義名 webserver2 ※以降の「WP 用 WAS プロファイル・ディレクトリーについて」を参照して下さい。 13/72 DB/LDAP のマシンに対し、以下のような設定値を使用します。 対象 設定値 DB2インスタンス・ユーザーID db2linst DB2インスタンス・ユーザー・パスワード db2linst RELEASE用データベース名 rlsdb CUSTOMIZATION用データベース名 ctmzdb COMMUNITY用データベース名 comdb JCR用データベース名 jcrdb WMM用データベース名 wmmdb FEEDBACK用データベース名 fdbkdb LIKEMINDS用データベース名 lmdb ITDSインスタンス名 idslinst ITDSインスタンス・ユーザーID idslinst ITDSインスタンス・ユーザー・パスワード idslinst ITDSインスタンス・ユーザー・グループ idsldap ITDS用データベース名 idslinst ITDS管理ユーザーID cn=linst ITDS管理ユーザー・パスワード cn=linst 暗号化シード・ストリング portal-ldap-server WP用ITDSサフィックス dc=ise,dc=com WP 用 WAS プロファイル・ディレクトリーについて WP 用 WAS プロファイル・ディレクトリーは、通常の WP インストール時には上記の固定値が設 定され、指定出来ません。WP 用 WAS プロファイル・ディレクトリーとして別のディレクトリー を設定したい場合は、Information Cetner の「拡張インストール・オプション」を参考にして 下さい。 【WP V6.0 Information Center】Advanced installation options http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wpdoc/v6r0/topic/com.ibm.wp.ent.doc/wpf/ins t_direct.html 14/72 2-4. 導入の流れ 当資料での導入の流れは、以下の通りです。[]内は作業対象マシンです。 1. DM の導入[メインノード] 2. WP の導入 [メインノード] 3. WP のデータリポジトリーの変更 [メインノード、DB/LDAP サーバー] 4. セルの統合[メインノード] 5. クラスターの作成[メインノード] 6. WP の導入[クローンノード] 7. WP のデータリポジトリーの変更[クローンノード] 8. セルの統合[クローンノード] 9. クラスター・メンバーの追加[クローンノード] 10. WP のユーザー・レジストリーの変更[メインノード、クローンノード、DB/LDAP サー バー] 11. HTTP サーバーの設定[メインノード、クローンノード] この作業の流れは WP の InfoCenter の「インストール及び構成 > クラスタリングと WebSphere Portal」に沿っています。実際の作業時にはメインノードとクローンノードの WP の導入(上記 2 及び 6 の手順)は平行して行っても支障ありません。 15/72 3. DM の導入 ここではセル、クラスターの管理ノードである DM のプロファイルとなる WASND V6.0.2.9(WP V6 に同梱される WAS のバージョン) を導入します。 3-1. WASND V6.0.2.9 の導入と DM プロファイルの作成 [メインノード] 1. CD[IL-1]を挿入し、以下のコマンドを実行してマウントします。 # mount /media/cdrom ※マウント・ポイントは環境によって異なる場合があります。/etc/fstabを確認してください。 以降では/media/cdromがCD-ROMデバイスのマウント・ポイントである、として解説しています。 自動的にマウントされる場合は必要ありません。 2. 以下のコマンドを実行し、WASND V6.0.2.9 インストーラーを実行します。 # /media/cdrom/linux/ia32/ifpackage/WAS/install 3. インストーラーが起動するので、「次へ」をクリックします。 4. ソフトウェア・ライセンス情報の画面が表示されます。内容を確認し、 「使用条件の条 項に同意します。」を選択して、「次へ」をクリックします。 5. 本手順書と同じ Linux のバージョンの場合、サポート対象として記載のあるものより 新しいためにシステム前提条件の検査でサポートされてない OS と出る場合があります が、そのまま「次へ」をクリックしてください。 6. WASND のインストール・ディレクトリーとして、デフォルトで以下のようになっている ことを確認し、「次へ」をクリックします。 ディレクトリー名:/opt/IBM/WebSphere/AppServer 7. インストールの要約が表示されるので確認して「次へ」をクリックします。 8. インストールが完了します。続いて DM 用の WAS プロファイルを作成します。「プロフ ァイル作成ウィザードの起動」にチェックが入っている状態で「次へ」をクリックし ます。 9. プロファイル作成ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 10. プロファイル・タイプの選択画面になるので、 「Deployment Manager プロファイルの作 成」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。 11. プロファイル名の入力画面になります。今回はデフォルトの「Dmgr01」のままで「次 へ」をクリックします。 12. プロファイル・ディレクトリーの選択画面になります。以下のデフォルト・ディレク トリーが指定されていることを確認して「次へ」をクリックします。 プロファイル・ディレクトリー:/opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/Dmgr01 13. ノード名、ホスト名、セル名の選択画面になります。以下のデフォルト値が指定され ていることを確認して「次へ」をクリックします。 ノード名:wp1CellManager01 ホスト名:wp1.ise.com セル名:wp1Cell01 16/72 14. ポート番号の設定画面になります。全てデフォルトで「次へ」をクリックします。 15. プロファイル作成の要約が表示されるので確認して「次へ」をクリックします。 16. プロファイルの作成が完了します。 「ファースト・ステップ・コンソールの起動」のチ ェックをはずして「終了」をクリックし、以下のコマンドを実行して CD をアンマウン トした後、取り出します。 # cd / # umount /media/cdrom 17. DM の稼動確認を行います。以下のコマンドを実行して DM を起動してください。 # cd <DM_PROFILE>/bin # ./startManager.sh 18. DM が正常に起動したら、ブラウザーに以下の URL を入力し、DM の管理コンソールにア クセスします。 http://wp1.ise.com:9060/ibm/console 19. ユーザーID の入力画面になります。この時点ではいかなるユーザーID でもログインで きます。試しに以下のユーザーID でログインして正常にログインできることを確認し てください。 ユーザーID:wpsbind 20. 確認が完了したらログアウトしてブラウザーを閉じ、以下のコマンドを実行して DM を 停止してください。 # cd <DM_PROFILE>/bin # ./stopManager.sh 17/72 4. メインノードへ WP の導入 4-1. WP V6.0 の導入 [メインノード] ここではメインノードに対し、WP V6.0 の導入を行います。今回の構築環境では同一マシ ンに既に WASND がインストールされているため、WAS のインストールは行わず、新規に WP 用プロファイルを作成する「カスタム」インストールを行います。 1. CD[IL-Setup]を挿入し、以下のコマンドを実行してマウントします。 # mount /media/cdrom 2. 以下のコマンドにより、WP のインストーラーを実行します。 # /media/cdrom/install.sh 3. ウィザードで使用する言語として「日本語」を選択し、「了解」をクリックします。 4. インストーラーが起動するので、「次へ」をクリックします。 5. ソフトウェア・ライセンス情報の画面が表示されます。内容を確認し、「IBM および第 三者が掲示する条件に同意します。 」を選択して、「次へ」をクリックします。 6. インストール・タイプとして「カスタム」を選択し、「次へ」をクリックします。 7. 既存の WebSphere Application Server インスタンスを指定する画面になりますので、 DM の導入時にインストールした WASND の以下のディレクトリーが選択されていること を確認し、「管理対象ノードにインストールします」のチェックは入れないで「次へ」 をクリックします。 既 存 の WebSphere Application Server イ ン ス タ ン ス : /opt/IBM/WebSphere/AppServer 8. セル名、ノード名、ホスト名の設定画面になります。ここでは全て以下のデフォルト 値を確認して「次へ」をクリックします。 セル名:wp1 ノード名:wp1 ホスト名:wp1.ise.com 9. WAS 管理者のユーザーID、パスワードとして、以下を設定し、 「次へ」をクリックしま す。 ユーザーID:wpsbind パスワード:wpsbind 10. WP のインストール・ディレクトリーとして、以下を確認し、 「次へ」をクリックします。 WebSphere Portal インストール・ディレクトリー: /opt/IBM/WebSphere/PortalServer 11. WP 管理者のユーザーID、パスワードとして、以下を設定し、 「次へ」をクリックします。 ユーザーID:wpsadmin パスワード:wpsadmin 18/72 12. サマリーが表示されるので、「次へ」をクリックします。 13. インストールの進行に伴って、CD[IL-3]、[IL-4]を要求されますので、指示に従い以 下のコマンドで CD のアンマウント→CD 交換→マウントを実行します。 [アンマウント] # cd / # umount /media/cdrom [マウント] # mount /media/cdrom 14. インストールが正常に完了することを確認し、 「終了」をクリックし、CD を取り出しま す。 15. WPの稼動確認を行います。ブラウザーから以下のURLにアクセスし、WP管理者でログイ ン/ログアウトできることを確認します。(ユーザーID:wpsadmin、パスワード:wpsadmin) URL:http://wp1.ise.com:10038/wps/portal 16. 正常にWPにログイン/ログアウトできることを確認したら以下のコマンドを実行してWP を停止します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind 17. 以下のコマンドを実行して、CDをアンマウントして取り出します。 # cd / # umount /media/cdrom 19/72 4-2. WAS のアップデート [メインノード] ここでは、WP に Fix Pack1 を適用するに先立って、その前提条件となる WAS のバージョ ンを満たすように、WAS に対して Fix Pack 13 及び3種の個別 Fix の適用を行います。ここ では、WAS,WP が停止している必要があります。 1. アップデートに際して構成ファイルのバックアップを行います。以下のコマンドを実行 してください。 # <WAS_ROOT>/bin/backupConfig.sh /tmp/BackUpBeforeUpdate.zip 上記コマンドにより、/tmp/BackUpBeforeUpdate.zip に WAS の構成ファイルがバ ックアップされます。万一以降のアップデート作業で問題が生じた場合には 「./restoreConfig.sh」コマンドでバックアップしたファイルをリストアするこ とができます。 2. 以下のコマンドにて、WAS 環境変数を読み込みます。 ※次の Fix Pack 適用は必ずここで WAS 環境変数を読み込んだコンソールを使用して下さい。 # cd <WP_ROOT>/bin # . ./setupCmdLine.sh 3. 以下のコマンドにて、SDK の Fix Pack のファイルを<WAS_ROOT>へ展開します。 # cd <WAS_ROOT> # tar –xvf /tmp/6.0.2-WS-WASJavaSDK-LinuxX32-FP00000011.tar 4. 以下のコマンドにて、WAS のアップデート・ウィザードを実行します。 # cd <WAS_ROOT>/updateinstaller # ./update 5. アップデート・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 6. アップデート対象の WAS のインストール・ディレクトリーがデフォルトで以下のように 指定されていることを確認して「次へ」をクリックします。 ディレクトリー名:/opt/IBM/WebSphere/AppServer 7. 保守動作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 8. インストールする保守パッケージのファイル名として、以下が選択されていることを確 認して「次へ」をクリックします。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WASJavaSDK-LinuxX32-FP000 00011.pak 9. JDK の更新に関するメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして JDK を更新し ます。 ※ここで当メッセージが表示されなかった場合は、手順 12 に進んでください。 10. 「JDK は正常にコピーされました」と表示されたら「再起動」をクリックします。 11. 再度保守操作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている 状態で、「次へ」をクリックします。 20/72 12. 再度インストールする保守パッケージとして以下のものを選択し、「次へ」をクリック します。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WASJavaSDK-LinuxX32-FP000 00011.pak 13. サマリーが表示されるので「次へ」をクリックして Fix Pack のインストールを開始し ます。 14. 正常にアップグレードされたことが確認できたら「終了」をクリックします。 15. 以下のコマンドにて、WAS の Fix Pack のファイルを<WAS_ROOT>へ展開します。 # cd <WAS_ROOT> # tar –xvf /tmp/6.0.2-WS-WAS-LinuxX32-FP00000013.tar ※展開が完了したら、ディスク・スペースの都合により元の tar ファイルは削除してもかまい ません。 16. 以 下 の コ マ ン ド に て 、 WAS の 個 別 フ ィ ッ ク ス の フ ァ イ ル を 2 で 作 成 さ れ た updateinstaller/maintenance ディレクトリー内に展開します。 # cd <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance # unzip /tmp/6.0.0.1-WP-WSASv6.0.2.13-IFPackage.zip 17. 以下のコマンドにて、WAS のアップデート・ウィザードを実行します。 # cd <WAS_ROOT>/updateinstaller # ./update 18. アップデート・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 19. アップデート対象の WAS のインストール・ディレクトリーがデフォルトで以下のように 指定されていることを確認して「次へ」をクリックします。 ディレクトリー名:/opt/IBM/WebSphere/AppServer 20. 保守動作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 21. インストールする保守パッケージのファイル名として、まず以下を選択して「次へ」を クリックします。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WAS-LinuxX32-FP00000013.pak 22. 個別 APAR のインストール・アンインストールに関する警告が2度出ますが、「次へ」 をクリックして進んでください。 23. サマリーが表示されるので「次へ」をクリックして Fix Pack のインストールを開始し ます。 24. Fix Pack のインストールが終了したら続いて各個別 Fix のインストールに移ります。 「再起動」をクリックして WAS のアップデート・ウィザードを再実行します。 25. 保守動作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 21/72 26. インストールする保守パッケージのファイル名として、以下を選択して「次へ」をクリ ックします。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2.13-ws-was-ifpk27024.pak 27. サマリーが表示されるので「次へ」をクリックして Fix のインストールを開始します。 28. Fix のインストールが終了したら、再度「再起動」をクリックし、以下の2つの Fix に 関しても 12-14 の作業を行います。3つ目の Fix の導入が完了したら「終了」をクリッ クして WAS のアップデート・ウィザードを終了します。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WAS-IFPK29636.pak <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2.11-WS-WASND-IFPK31186.pak 22/72 4-3. WP Fix Pack 1 の適用 [メインノード] ここでは、インストールした WP6.0 に Fix Pack 1 を適用して WP のバージョンを 6.0.0.1 にアップデートします。WAS,WP が停止している必要があります。 1. WP の UpdateInstaller を配置するディレクトリーを作成します。 # cd <WP_ROOT> # mkdir update 2. Fix Pack を配置するディレクトリーを作成します。 # cd <WP_ROOT>/update # mkdir fixpacks 3. 以下のコマンドにて WP の UpdateInstaller を<WP_ROOT>/update 以下に展開します。 # cd <WP_ROOT>/update # unzip /tmp/PortalUpdateInstaller.zip 4. 以下のコマンドにて Fix Pack 1 を<WP_ROOT>/update/fixpacks 以下に展開します。 # cd <WP_ROOT>/update/fixpacks # unzip /tmp/6.0.0-WP-Multi-FP001.zip 5. 以下のコマンドにて、WAS 環境変数を読み込みます。 ※次の Fix Pack 適用は必ずここで WAS 環境変数を読み込んだコンソールを使用して下さい。 # cd <WP_PROFILE>/bin # . ./setupCmdLine.sh 6. 以下のファイルをバックアップを取得した後編集し、アップデートの際に必要なプロパ ティー値を設定します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties 以下のプロパティーに値を設定 PortalAdminPwd=wpsadmin WasPassword=wpsbind 7. 以下のファイルのパーミッションを確認します。実行権限がない場合は実行権限を付与 してください。 <WP_ROOT>/update/updatePortalWizard.sh [パーミッションの確認] # cd <WP_ ROOT>/update # ls -l updatePortalWizard.sh [実行権限の付与] # chmod o+x updatePortalWizard.sh 8. 以下のコマンドを実行し、WP のアップデート・インストーラーを実行します。 # cd <WP_ROOT>/update # ./updatePortalWizard.sh 9. ウィザードで使用する言語を聞かれるので「日本語」を選択して「了解」をクリックし 23/72 ます。 10. インストール・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 11. 更新対象製品として、デフォルトの「IBM WebSphere Portal MultiPlatform 6.0.0.0」 が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。 12. 前提検査が終了したら、「フィックスパックをインストールしてください」にチェック を入れて「次へ」をクリックします。 13. フィックスパックが入っているディレクトリーとして以下が選択されていることを確 認して、「次へ」をクリックします。 フィックスパック・ディレクトリー: /opt/IBM/WebSphere/PortalServer/update/fixpacks 14. 「WP_PTF_6001」が検出されるので、確認して「次へ」をクリックします。 15. サマリーが表示されます。「次へ」をクリックします。 16. フィックスパックが正常にインストールされたことを確認して「終了」をクリックしま す。 18. WPの稼動確認を行います。WPは起動しているので、ブラウザーから以下のURLにアクセ スし、WP管理者でログインし(ユーザーID:wpsadmin、パスワード:wpsadmin)、「ようこ そ」ページにある「WebSphere Portalについて」ポートレット内のWPのバージョン表示 が「6.0.0.1」になっていることを確認してログアウトします。 URL:http://wp1.ise.com:10038/wps/portal 24/72 5. メインノードの WP が使用するデータベースの変更 5-1. DB サーバー上の新インスタンスの作成 [DB2/LDAP サーバー] ここでは、 既存の DB2 サーバー上に WP クラスター用のインスタンスを新たに作成します。 ・ DB サーバーを新たに構築する場合は OS が AIX のものになりますが、別手順書「IBM WebSphere Portal V6.0 クラスター導入手順書 (AIX 版)」を参照してください。 http://www.ibm.com/jp/software/lotus/developer/ldd_tech/20070706.html 1. WP クラスターの DB インスタンス用に新しい DB2 インスタンス・ユーザーを作成します。 DB2 サーバーの OS に応じて適切に以下の情報を持つユーザーを作成してください。 ユーザー名:db2linst パスワード:db2linst DB2 の SYSADM 権限を持っているグループをユーザーの一次グループにしてくださ い。 2. root ユーザーで以下のコマンドを実行し、DB2 の新インスタンスを作成します。 # cd <DB2_ROOT>/instance # ./db2icrt -s ese -w 64 -u db2linst db2linst ※ <DB2_ROOT>は DB2 のインストール・ルート・ディレクトリーを意味します。 ※ 上記は DB2 サーバーが 64bit マシンである場合の例です。サーバーに応じて適切な 値を使用してください。詳しくは以下のコマンドで確認してください。 # ./db2icrt -? 25/72 5-2. データベースの作成 [DB2/LDAP サーバー] ここでは、作成した新 DB2 インスタンス内に WP がクラスター環境で使用するデータベー スを作成します。 1. 作成したインスタンス・ユーザーに切り替え、インスタンスを始動します。 # su - db2linst $ db2start 2. 以下のコマンドを実行し、データベースを作成します。 <DB の初期設定の作成> $ db2set DB2_RR_TO_RS=yes $ db2set DB2_EVALUNCOMMITTED=YES $ db2set DB2_INLIST_TO_NLJN=YES $ db2 "UPDATE DBM CFG USING query_heap_sz 32768" $ db2 "UPDATE DBM CFG USING maxagents 500" <RELEASE 用 DB の作成> $ db2 "CREATE DB rlsdb using UCA400_NO PAGESIZE 8192" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR rlsdb codeset UTF-8 territory us COLLATE USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING applheapsz 16384" app_ctl_heap_sz 20000" stmtheap 16384" dbheap 2400" locklist 1000" logfilsiz 1000" logprimary 12" logsecond 20" logbufsz 32" avg_appls 5" locktimeout 30" <CUSTOMIZATION 用 DB の作成> $ db2 "CREATE DB ctmzdb using codeset UTF-8 territory us COLLATE USING UCA400_NO PAGESIZE 8192" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING applheapsz 16384" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING app_ctl_heap_sz 20000" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING stmtheap 16384" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING dbheap 2400" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING locklist 1000" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING logfilsiz 1000" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING logprimary 12" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING logsecond 20" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING logbufsz 32" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING avg_appls 5" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR ctmzdb USING locktimeout 30" 26/72 <COMMUNITY 用 DB の作成> $ db2 "CREATE DB comdb using UCA400_NO PAGESIZE 8192" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR comdb <JCR 用 DB の作成> $ db2 "CREATE DB jcrdb using UCA400_NO PAGESIZE 8192" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR jcrdb <WMM 用 DB の作成> $ db2 "CREATE DB wmmdb using UCA400_NO PAGESIZE 8192" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb $ db2 "UPDATE DB CFG FOR wmmdb codeset UTF-8 territory us COLLATE USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING applheapsz 16384" app_ctl_heap_sz 20000" stmtheap 16384" dbheap 2400" locklist 1000" logfilsiz 1000" logprimary 12" logsecond 20" logbufsz 32" avg_appls 5" locktimeout 30" codeset UTF-8 territory us COLLATE USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING applheapsz 16384" app_ctl_heap_sz 20000" stmtheap 16384" dbheap 2400" locklist 1000" logfilsiz 1000" logprimary 12" logsecond 20" logbufsz 32" avg_appls 5" locktimeout 30" codeset UTF-8 territory us COLLATE USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING 27/72 applheapsz 16384" app_ctl_heap_sz 20000" stmtheap 16384" dbheap 2400" locklist 1000" logfilsiz 1000" logprimary 12" logsecond 20" logbufsz 32" avg_appls 5" locktimeout 30" <FEEDBACK 用 DB の作成> $ db2 "CREATE DB fdbkdb UCA400_NO PAGESIZE 8192" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR $ db2 "UPDATE DB CFG FOR using codeset UTF-8 territory us COLLATE USING fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb fdbkdb USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING USING applheapsz 16384" app_ctl_heap_sz 20000" stmtheap 16384" dbheap 2400" locklist 1000" logfilsiz 1000" logprimary 12" logsecond 20" logbufsz 32" avg_appls 5" locktimeout 30" <LIKEMINDS 用 DB の作成> $ db2 "CREATE DB lmdb using codeset UTF-8 territory us COLLATE USING UCA400_NO PAGESIZE 8192" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING applheapsz 16384" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING app_ctl_heap_sz 20000" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING stmtheap 16384" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING dbheap 2400" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING locklist 1000" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logfilsiz 1000" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logprimary 12" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logsecond 20" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logbufsz 32" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING avg_appls 5" $ db2 "UPDATE DB CFG FOR lmdb USING locktimeout 30" <JCR 用 DB の設定> $ db2 "CONNECT TO jcrdb USER db2linst USING db2linst" $ db2 "CREATE BUFFERPOOL ICMLSFREQBP4 SIZE 1000 PAGESIZE 4 K" $ db2 "CREATE BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4 SIZE 8000 PAGESIZE 4 K" $ db2 "CREATE BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32 SIZE 8000 PAGESIZE 32 K" $ db2 "CREATE BUFFERPOOL CMBMAIN4 SIZE 1000 PAGESIZE 4 K" $ db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMLFQ32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('ICMLFQ32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32" $ db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMLNF32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('ICMLNF32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32" $ db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMVFQ04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING ('ICMVFQ04') BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4" $ db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE ICMSFQ04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING ('ICMSFQ04') BUFFERPOOL ICMLSFREQBP4" $ db2 "CREATE REGULAR TABLESPACE CMBINV04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING ('CMBINV04') BUFFERPOOL CMBMAIN4" $ db2 "CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE ICMLSSYSTSPACE32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('icmlssystspace32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32" $ db2 "CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE ICMLSSYSTSPACE4 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING ('icmlssystspace4') BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4" $ db2 "DISCONNECT jcrdb" $ db2 "TERMINATE" 28/72 3. 以下のコマンドを実行し、作成した7つのデータベースがリストされることを確認し、 exit します。 $ db2 list db directory $ exit 29/72 5-3. データベース・サーバー側の設定 [DB2/LDAP サーバー] ここでは、 WP マシンからリモート接続するために DB2 サーバーに必要な設定を行います。 1. 以下のコマンドを実行し、サービスの名前を設定します。 # su - db2linst $ db2 “update dbm cfg using SVCENAME db2c_db2linst 2. 以下のコマンドを実行して通信プロトコルの設定を行います。 $ db2set DB2COMM=tcpip $ exit 3. 以下のファイルを編集し、サービスのポートを設定します。 /etc/services ファイルの最終行に以下を追加します。 db2c_db2linst 50002/tcp ※ TCP ポート 50002 が他に使用されていないことを確認してください。使用されてい る場合は上記は空いている他のポート番号を指定してください。 30/72 5-4. DB2 管理クライアントの導入 [メインノード] ここまでで、DB2 のサーバー側の準備が完了したので、次にメインノードに DB2 クライア ントを導入します。 1. CD[IL-9]を挿入し、以下のコマンドを実行してマウントします。 # mount /media/cdrom 2. 以下のコマンドを実行して DB2 セットアップ・ランチパッドを起動します。 # cd /media/cdrom # ./db2setup 3. セットアップ・ランチパッドが起動するので「製品のインストール」をクリックします。 4. インストールする製品として「DB2 Administration Client」にチェックを入れ「次へ」 をクリックします。 5. DB2 セットアップ・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 6. ソフトウェア・ライセンス情報が表示されるので確認したら「同意する」にチェックを 入れて「次へ」をクリックします。 7. インストール・タイプとして「標準」が選択されている状態で「次へ」をクリックしま す。 8. DB2 インスタンスのセットアップの画面になるので「DB2 インスタンスの作成」にチェ ックを入れて「次へ」をクリックします。 9. DB2 インスタンス所有者ユーザー情報として以下の情報を入力して「次へ」をクリック します。 「新規ユーザー」にチェック ユーザー名:db2linst グループ名:db2grp1 パスワード:db2linst ホーム・ディレクトリー:/home/db2linst 10. サマリーが表示されるので確認して「完了」をクリックします。 11. セットアップが完了します。「完了」をクリックします。 12. 以下のコマンドを実行して、CDをアンマウントして取り出します。 # cd / # umount /media/cdrom 31/72 5-5. データベース・クライアント側の設定 [メインノード] 次に、作成した DB2 サーバー上データベースに接続するための、DB2 クライアント側の設 定を行います。DB2 サーバーが起動していることが必要です。 1. 以下のコマンドを実行して通信プロトコルの設定を行います。 # su - db2linst $ db2set DB2COMM=tcpip $ exit 2. 以下のファイルを編集し、サービスのポートを設定します。 /etc/services ファイルの最終行に以下を追加します。 db2c_db2linst 50002/tcp ※ TCP ポート 50002 が他に使用されていないことを確認してください。使用されてい た場合は上記は空いている他のポート番号を指定してください。 3. 以下のコマンドを実行して、DB2 サーバー上に作成したデータベースのカタログを行い ます。 # su - db2linst $ db2 catalog tcpip node wpsNode remote dbldap.ise.com server db2c_db2linst $ db2 catalog db rlsdb as rlsdb at node wpsNode $ db2 catalog db comdb as comdb at node wpsNode $ db2 catalog db ctmzdb as ctmzdb at node wpsNode $ db2 catalog db jcrdb as jcrdb at node wpsNode $ db2 catalog db wmmdb as wmmdb at node wpsNode $ db2 catalog db fdbkdb as fdbkdb at node wpsNode $ db2 catalog db lmdb as lmdb at node wpsNode 32/72 4. 以下のコマンドにて各データベースに接続できることを確認します。 $ db2 connect to rlsdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to ctmzdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to comdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to jcrdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to fdbkdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to lmdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to wmmdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ exit 33/72 5-6. データベースの移行 [メインノード] WP のデータベースをメインノード上の cloudscape 内から DB/LDAP サーバー上の DB2 内に 移します。DB2 サーバーが起動している必要があります。 1. 以下の3つのファイルのバックアップを保存します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties ~/wpconfig_dbtype.properties ~/wpconfig_dbdomain.properties 2. バックアップを取得したら、wpconfig.properties を編集します。下記のプロパティー に以下のように値を設定してください。 WasPassword=wpsbind PortalAdminPwd=wpsadmin ※この値は一度設定しましたが、WP への FP の適用タスク時にクリアされているため、 再度設定します。 3. 続いて wpconfig_dbtype.properties を編集します。下記のプロパティーに以下のよう に値を設定してください。 db2.DbLibrary=/home/db2linst/sqllib/java/db2java.zip 4. wpconfig_dbdomain.properties を編集します。下記のプロパティーに以下のように値 を設定してください。 release.DbType=db2 release.DbName=rlsdb release.DataSourceName=rlsdbDS release.DbUrl=jdbc:db2:rlsdb release.DbUser=db2linst release.DbPassword=db2linst customization.DbType=db2 customization.DbName=ctmzdb customization.DataSourceName=ctmzdbDS customization.DbUrl=jdbc:db2:ctmzdb customization.DbUser=db2linst customization.DbPassword=db2linst community.DbType=db2 community.DbName=comdb community.DataSourceName=comdbDS community.DbUrl=jdbc:db2:comdb community.DbUser=db2linst community.DbPassword=db2linst jcr.DbType=db2 jcr.DbName=jcrdb 34/72 jcr.DataSourceName=jcrdbDS jcr.DbUrl=jdbc:db2:jcrdb jcr.DbUser=db2linst jcr.DbPassword=db2linst wmm.DbType=db2 wmm.DbName=wmmdb wmm.DataSourceName=wmmdbDS wmm.DbUrl=jdbc:db2:wmmdb wmm.DbUser=db2linst wmm.DbPassword=db2linst feedback.DbType=db2 feedback.DbName=fdbkdb feedback.DataSourceName=fdbkdbDS feedback.DbUrl=jdbc:db2:fdbkdb feedback.DbUser=db2linst feedback.DbPassword=db2linst likeminds.DbType=db2 likeminds.DbName=lmdb likeminds.DataSourceName=lmdbDS likeminds.DbUrl=jdbc:db2:lmdb likeminds.DbUser=db2linst likeminds.DbPassword=db2linst 5. 以下のコマンドを実行し、db2linst のプロファイルを読み込みます。 # . /home/db2linst/sqllib/db2profile 6. また、データベースの移行後は、WP の起動停止のために db2profile の読み込みが必要 になるため、以下のファイルを編集して自動で読み込まれるよう設定します。 /root/.bashrc 以下の行を追記してください。 if [ -f /home/db2linst/sqllib/db2profile ]; then . /home/db2linst/sqllib/db2profile fi 35/72 7. 以下のコマンドを実行し、データベース移行のための妥当性検査を行います。 # cd <wp_root>/config # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-wps # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-jcr # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-feedback # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-likeminds # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-wmm # ./WPSconfig.sh validate-database-driver ※各コマンドで、BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。タスクが失敗した場合、 wpconfig.properties、wpconfig_dbdomain.properties、wpconfig_dbtype.properties のパラメ ーターを確認し、このステップを繰り返します。 8. 以下のコマンドにて、WAS(server1)、WP(WebSphere_Portal)の停止確認を行います。 WAS、WP の停止確認 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./serverStatus.sh –all -user wpsbind -password wpsbind ※ここで WAS、WP が起動している場合、以下のコマンドで停止して下さい。 # ./stopServer.sh server1 -user wpsbind -password wpsbind # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind 9. db2cli.ini にて、以下を追記します。 # vi /home/db2linst/sqllib/cfg/db2cli.ini -------------------[COMMON] ReturnAliases=0 -------------------10. 以下のコマンドにて、データベースの移行を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh database-transfer ※ BUILD SUCCESSFUL と 表 示 さ れ る こ と を 確 認 し ま す 。 タ ス ク が 失 敗 し た 場 合 、 wpconfig.properties、wpconfig_dbdomain.properties、wpconfig_dbtype.properties のパラメ ーターを確認し、このステップを繰り返します。 11. WP の起動確認を行います。以下のコマンドを実行して WP を起動してください。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./startServer.sh WebSphere_Portal 12. ブラウザーから以下のURLにアクセスし、WP管理者でログイン/ログアウトできることを 確認します。(ユーザーID:wpsadmin、パスワード:wpsadmin) URL:http://wp1.ise.com:10038/wps/portal 13. 正常にWPにログイン/ログアウトできることを確認したら以下のコマンドを実行してWP を停止します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind 36/72 6. WP クラスターの作成 6-1. ノードの統合のための設定 [メインノード] WP ノードを DM 管理下のノードに追加するにあたっての各種設定を行います。 1. 以下のコマンドを実行して server1 を起動します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./startServer.sh server1 2. server1 が起動したら、ブラウザーに以下の URL を入力し、server1 の管理コンソール にアクセスして WAS 管理者(wpsbind/wpsbind)でログインします。 http://wp1.ise.com:10001/ibm/console 3. サーバー > アプリケーション・サーバー > WebSphere_Portal > 「コンテナー設定」 中の「Web コンテナー設定」を展開 > Web コンテナー・トランスポート・チェーンと クリックします。 4. WCInboudAdmin > HTTP インバウンド・チャネルとクリックします。 5. 以下の値を編集し、「適用」をクリックします。 読み取りタイムアウト:180 秒間 書き込みタイムアウト:180 秒間 6. 表示されるメッセージ中の「保管」をクリックしてページが切り替わったら再度「保 管」をクリックします。 7. トランスポート・チェーンに戻り、他の以下3つについても 4~6 の同じ作業を行いま す。 WCInboundAdminSecure WCInboundDefault WCInboundDefaultSecure 8. 管理コンソールからログアウトしてブラウザーを閉じ、以下のコマンドを実行して server1 を停止します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./stopServer.sh server1 -user wpsbind -password wpsbind 9. 以下のコマンドを実行して DM を起動します。 # cd <DM_PROFILE>/bin # ./startManager.sh 10. DM が起動したらブラウザーに以下の URL を入力し、DM の管理コンソールにアクセスし て ID:wpsbind でログインします。 http://wp1.ise.com:9060/ibm/console 11. システム管理 > DeploymentManager > 「追加プロパティー」内の「Web コンテナー・ トランスポート・チェーン」とクリックします。 12. WCInboundAdmin > HTTP インバウンド・チャネルとクリックします。 37/72 13. 以下の値を編集し、「適用」をクリックします。 読み取りタイムアウト:180 秒間 書き込みタイムアウト:180 秒間 14. 表示されるメッセージ中の「保管」をクリックしてページが切り替わったら再度「保 管」をクリックします。 15. トランスポート・チェーンに戻り、WCInboundAdminSecure についても 12~14 の同じ作 業を行います。 16. 次に、同じく DM の管理コンソールのメニューから、システム管理 > Deploymennt Manager > 「追加プロパティー」内の「管理サービス」> 「追加プロパティー」内の 「JMX コネクター」 > SOAPConnector > 「追加プロパティー」内の「カスタム・プロ パティー > RequestTimeout とクリックします。 17. 値を 6000 に変更し、「適用」をクリックします。 18. 表示されるメッセージ中の「保管」をクリックしてページが切り替わったら再度「保 管」をクリックします。 19. 管理コンソールからログアウトして、ブラウザーを閉じます。 38/72 6-2. ノードを DM 管理対象セルに統合 [メインノード] DM 管理対象セルに WP ノードを統合します。 注意)以降の操作を行なう前に、DB2 と DM が起動していることを確認してください。 1. 以下のファイルを編集し、SOAP クライアントのタイムアウト要求時間を変更します。 <WP_PROFILE>/properties/soap.client.props com.ibm.SOAP.requestTimeout=6000 に変更 2. 以下のコマンドにて、WP メインノードがノード統合可能かどうかの検査を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh pre-node-federation ※BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。 3. Java ヒープ・サイズを更新します。ブラウザーに以下の URL を入力し、DM の管理コン ソールにアクセスして ID:wpsbind でログインします。 http://wp1.ise.com:9060/ibm/console 4. システム管理 > DeploymentManager > 「サーバー・インフラストラクチャー」内の「Java 及びプロセス管理」を展開 > プロセス定義 > 「追加プロパティー」の「Java 仮想マ シン」とクリックします。 5. 最大ヒープ・サイズに以下の値を入力し、「適用」をクリックします。 最大ヒープ・サイズ:1024 6. 表示されるメッセージ中の「保管」をクリックしてページが切り替わったら再度「保管」 をクリックし、管理コンソールからログアウトしてブラウザーを閉じます。 7. 以下のコマンドを実行し、DM の再起動を行います。 # cd <DM_PROFILE>/bin # ./stopManager.sh # ./startManager.sh 8. 以下のファイルを編集します。 <WP_PROFILE>/bin/setupCmdLine.sh 末尾に以下を追加 JVM_EXTRA_CMD_ARGS=" -Djava.security.properties=$WAS_HOME/java/jre/lib/security/java.security -Xms256m -Xmx1024m" (ここまでを一行で入力) export JVM_EXTRA_CMD_ARGS 9. 以下のコマンドにて、WP メインノードを DM の管理対象セルに追加します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./addNode.sh wp1.ise.com 8879 -username wpsbind -password wpsbind –includeapps ※「正常に統合されました」のメッセージを確認します。 39/72 10. 以下のコマンドを実行し、ノード統合後の構成の更新を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh post-portal-node-federation-configuration ※BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。 11. ノード・エージェントの再起動を行います。ブラウザーに以下の URL を入力し、DM の 管理コンソールにアクセスして ID:wpsbind でログインします。 http://wp1.ise.com:9060/ibm/console 12. システム管理 > ノード・エージェント とクリックします。 13. ノード「wp1」上の nodeagent にチェックを入れ、「再始動」をクリックします。 14. 管理コンソールからログアウトしてブラウザーを閉じます。 15. 以下のコマンドを実行し、DM の再起動を行います。 # cd <DM_PROFILE>/bin # ./stopManager.sh # ./startManager.sh 16. WCM で使用されるプロパティーを更新するため、以下のファイルを編集します。 <WP_ROOT>/wcm/shared/app/config/wcmservices/SchedulerService.properties ファイル末尾に以下の記述を追記(下記プロパティーが既に存在していれば値を 編集) scheruler.ejb.reschedule=true 17. 値を編集したら、以下のコマンドを実行して WP を起動し、管理者(wpsadmin/wpsadmin) で正常にログイン・ログアウトできることを確認します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./startServer.sh WebSphere_Portal 18. 統合されたノードが DM から管理可能であることを確認します。ブラウザーから以下の URL にアクセスし、DM の管理コンソールにログインします。 http://wp1.ise.com:9060/ibm/console/ 19. サーバー > アプリケーション・サーバー とクリックし、ノード wp1 上に server1 と WebSphere_Portal が追加されており、WebSphere_Portal の状況が「始動中」となって いることを確認します。 20. DM からサーバーを停止してみます。WebSphere_Portal にチェックを入れ「停止」をク リックし、正常に停止されることを確認してください。 21. WP が停止したら、以下のファイルを編集し、先ほど設定した WCM のプロパティーを再 度編集し、false にしておきます。 <WP_ROOT>/wcm/shared/app/config/wcmservices/SchedulerService.properties 以下のように値を編集 scheruler.ejb.reschedule=false 40/72 6-3 WP クラスターの作成 [メインノード] ノードの統合が完了したので、このメインノードを一次ノードとした WP のクラスターを 作成します。 1. 以下のファイルの内容を確認します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties 以下の値を確認、異なる場合は以下のように編集 ClusterName=PortalCluster PrimaryNode=true 2. 以下のコマンドにて、WP のクラスターの作成を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh setup-cluster ※BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。 41/72 7. クローンノードへの WP の導入 7-1. WP V6.0 の導入 [クローンノード] 次に、クローンノードに対し、WP V6.0 の導入を行います。クローンノードは WAS も含め た新規インストールを行います。 1. CD[IL-Setup]を挿入し、以下のコマンドを実行してマウントします。 # mount /media/cdrom 2. 以下のコマンドにより、WP のインストーラーを実行します。 # /media/cdrom/install.sh 3. ウィザードで使用する言語として「日本語」を選択し、「了解」をクリックします。 4. インストーラーが起動するので、「次へ」をクリックします。 5. ソフトウェア・ライセンス情報の画面が表示されます。内容を確認し、「IBM および第 三者が掲示する条件に同意します。 」を選択して、「次へ」をクリックします。 6. インストール・タイプとして「標準」を選択し、「次へ」をクリックします。 7. WAS のインストール・ロケーションとして以下のようになっていることを確認し、「次 へ」をクリックします。 インストール・ロケーション:/opt/IBM/WebSphere/AppServer 8. セル名、ノード名、ホスト名の設定画面になります。ここでは全て以下のデフォルト 値を確認して「次へ」をクリックします。 セル名:wp2 ノード名:wp2 ホスト名:wp2.ise.com 9. WAS 管理者のユーザーID、パスワードとして、以下を設定し、 「次へ」をクリックしま す。 ユーザーID:wpsbind パスワード:wpsbind 10. 業務処理サポートのインストールの選択として、「WebSphere Process Server をインス トールしないでください」にチェックを入れ、 「次へ」をクリックします。 注意)ここで WPS をインストールすると、その後ノード統合が出来なくなります。 必ずインストールしないようにして下さい。 11. WP のインストール・ディレクトリーとして、以下を確認し、 「次へ」をクリックします。 WebSphere Portal インストール・ディレクトリー: /opt/IBM/WebSphere/PortalServer 12. WP 管理者のユーザーID、パスワードとして、以下を設定し、 「次へ」をクリックします。 ユーザーID:wpsadmin パスワード:wpsadmin 13. サマリーが表示されるので、「次へ」をクリックします。 42/72 14. インストールの進行に伴って、CD[IL-3]、[IL-4]を要求されますので、指示に従い以 下のコマンドで CD のアンマウント→CD 交換→マウントを実行します。 [アンマウント] # cd / # umount /media/cdrom [マウント] # mount /media/cdrom 15. インストールが正常に完了することを確認し、 「終了」をクリックし、CD を取り出しま す。 16. WPの稼動確認を行います。ブラウザーから以下のURLにアクセスし、WP管理者でログイ ン/ログアウトできることを確認します。(ユーザーID:wpsadmin、パスワード:wpsadmin) URL:http://wp2.ise.com:10038/wps/portal 17. 正常にWPにログイン/ログアウトできることを確認したら以下のコマンドを実行してWP を停止します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind 18. 以下のコマンドを実行して、CDをアンマウントして取り出します。 # cd / # umount /media/cdrom 43/72 7-2. WAS のアップデート [クローンノード] メインノード同様、WP に Fix Pack1 を適用するに先立って、その前提条件となる WAS の バージョンを満たすように、WAS に対して Fix Pack 13 及び3種の個別 Fix の適用を行いま す。ここでは、WAS,WP が停止している必要があります。 1. アップデートに際して構成ファイルのバックアップを行います。以下のコマンドを実行 してください。 # <WAS_ROOT>/bin/backupConfig.sh /tmp/BackUpBeforeUpdate.zip 上記コマンドにより、/tmp/BackUpBeforeUpdate.zip に WAS の構成ファイルがバ ックアップされます。万一以降のアップデート作業で問題が生じた場合には 「./restoreConfig.sh」コマンドでバックアップしたファイルをリストアするこ とができます。 2. 以下のコマンドにて、WAS 環境変数を読み込みます。 ※次の Fix Pack 適用は必ずここで WAS 環境変数を読み込んだコンソールを使用して下さい。 # cd <WP_ROOT>/bin # . ./setupCmdLine.sh 3. 以下のコマンドにて、SDK の Fix Pack のファイルを<WAS_ROOT>へ展開します。 # cd <WAS_ROOT> # tar –xvf /tmp/6.0.2-WS-WASJavaSDK-LinuxX32-FP00000011.tar 4. 以下のコマンドにて、WAS のアップデート・ウィザードを実行します。 # cd <WAS_ROOT>/updateinstaller # ./update 5. アップデート・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 6. アップデート対象の WAS のインストール・ディレクトリーがデフォルトで以下のように 指定されていることを確認して「次へ」をクリックします。 ディレクトリー名:/opt/IBM/WebSphere/AppServer 7. 保守動作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 8. インストールする保守パッケージのファイル名として、以下が選択されていることを確 認して「次へ」をクリックします。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WASJavaSDK-LinuxX32-FP000 00011.pak 9. JDK の更新に関するメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして JDK を更新し ます。 ※ここで当メッセージが表示されなかった場合は、手順 12 に進んでください。 10. 「JDK は正常にコピーされました」と表示されたら「再起動」をクリックします。 11. 再度保守操作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている 状態で、「次へ」をクリックします。 44/72 12. 再度インストールする保守パッケージとして以下のものを選択し、「次へ」をクリック します。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WASJavaSDK-LinuxX32-FP000 00011.pak 13. サマリーが表示されるので「次へ」をクリックして Fix Pack のインストールを開始し ます。 14. 正常にアップグレードされたことが確認できたら「終了」をクリックします。以下のコ マンドにて、Fix Pack のファイルを<WAS_ROOT>へ展開します。 # cd <WAS_ROOT> # tar –xvf /tmp/6.0.2-WS-WAS-LinuxX32-FP00000013.tar ※展開が完了したら、ディスク・スペースの都合により元の tar ファイルは削除してもかまい ません。 15. 以 下 の コ マ ン ド に て 、 WAS の 個 別 フ ィ ッ ク ス の フ ァ イ ル を 2 で 作 成 さ れ た updateinstaller/maintenance ディレクトリー内に展開します。 # cd <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance # unzip /tmp/6.0.0.1-WP-WSASv6.0.2.13-IFPackage.zip 16. 以下のコマンドにて、WAS のアップデート・ウィザードを実行します。 # cd <WAS_ROOT>/updateinstaller # ./update 17. アップデート・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 18. アップデート対象の WAS のインストール・ディレクトリーがデフォルトで以下のように 指定されていることを確認して「次へ」をクリックします。 ディレクトリー名:/opt/IBM/WebSphere/AppServer 19. 保守動作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 20. インストールする保守パッケージのファイル名として、まず以下を選択して「次へ」を クリックします。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WAS-LinuxX32-FP00000013.pak 21. 個別 APAR のインストール・アンインストールに関する警告が2度出ますが、「次へ」 をクリックして進んでください。 22. サマリーが表示されるので「次へ」をクリックして Fix Pack のインストールを開始し ます。 23. Fix Pack のインストールが終了したら続いて各個別 Fix のインストールに移ります。 「再起動」をクリックして WAS のアップデート・ウィザードを再実行します。 24. 保守動作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 25. インストールする保守パッケージのファイル名として、以下を選択して「次へ」をクリ ックします。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2.13-ws-was-ifpk27024.pak 45/72 26. サマリーが表示されるので「次へ」をクリックして Fix のインストールを開始します。 27. Fix のインストールが終了したら、再度「再起動」をクリックし、以下の2つの Fix に 関しても 12-14 の作業を行います。3つ目の Fix の導入が完了したら「終了」をクリッ クして WAS のアップデート・ウィザードを終了します。 <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2-WS-WAS-IFPK29636.pak <WAS_ROOT>/updateinstaller/maintenance/6.0.2.11-WS-WASND-IFPK31186.pak 46/72 7-3. WP Fix Pack 1 の適用 [クローンノード] メインノード同様、WP6.0 に Fix Pack 1 を適用して WP のバージョンを 6.0.0.1 にアップ デートします。WAS,WP が停止している必要があります。 1. WP の UpdateInstaller を配置するディレクトリーを作成します。 # cd <WP_ROOT> # mkdir update 2. Fix Pack を配置するディレクトリーを作成します。 # cd <WP_ROOT>/update # mkdir fixpacks 3. 以下のコマンドにて WP の UpdateInstaller を<WP_ROOT>/update 以下に展開します。 # cd <WP_ROOT>/update # unzip /tmp/PortalUpdateInstaller.zip 4. 以下のコマンドにて Fix Pack 1 を<WP_ROOT>/update/fixpacks 以下に展開します。 # cd <WP_ROOT>/update/fixpacks # unzip /tmp/6.0.0-WP-Multi-FP001.zip 5. 以下のコマンドにて、WAS 環境変数を読み込みます。 ※次の Fix Pack 適用は必ずここで WAS 環境変数を読み込んだコンソールを使用して下さい。 # cd <WP_PROFILE>/bin # . ./setupCmdLine.sh 6. 以下のファイルをバックアップを取得した後編集し、アップデートの際に必要なプロパ ティー値を設定します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties 以下のプロパティーに値を設定 PortalAdminPwd=wpsadmin WasPassword=wpsbind 7. 以下のファイルのパーミッションを確認します。実行権限がない場合は実行権限を付与 してください。 <WP_ROOT>/update/updatePortalWizard.sh [パーミッションの確認] # cd <WP_ ROOT>/update # ls -l updatePortalWizard.sh [実行権限の付与] # chmod o+x updatePortalWizard.sh 8. 以下のコマンドを実行し、WP のアップデート・インストーラーを実行します。 # cd <WP_ROOT>/update # ./updatePortalWizard.sh 47/72 9. ウィザードで使用する言語を聞かれるので「日本語」を選択して「了解」をクリックし ます。 10. インストール・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 11. 更新対象製品として、デフォルトの「IBM WebSphere Portal MultiPlatform 6.0.0.0」 が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。 12. 前提検査が終了したら、「フィックスパックをインストールしてください」にチェック を入れて「次へ」をクリックします。 13. フィックスパックが入っているディレクトリーとして以下が選択されていることを確 認して、「次へ」をクリックします。 フィックスパック・ディレクトリー: /opt/IBM/WebSphere/PortalServer/update/fixpacks 14. 「WP_PTF_6001」が検出されるので、確認して「次へ」をクリックします。 15. サマリーが表示されます。「次へ」をクリックします。 16. フィックスパックが正常にインストールされたことを確認して「終了」をクリックしま す。 19. WPの稼動確認を行います。WPは起動しているので、ブラウザーから以下のURLにアクセ スし、WP管理者でログインし(ユーザーID:wpsadmin、パスワード:wpsadmin)、「ようこ そ」ページにある「WebSphere Portalについて」ポートレット内のWPのバージョン表示 が「6.0.0.1」になっていることを確認してログアウトします。 URL:http://wp2.ise.com:10038/wps/portal 48/72 8. クローンノードの WP が使用するデータベースの変更 8-1. DB 管理クライアントの導入 [クローンノード] クローンノードの WP のデータベースもメインノード同様変更します。まず、DB2 クライ アントを導入します。 1. CD[IL-9]を挿入し、以下のコマンドを実行してマウントします。 # mount /media/cdrom 2. 以下のコマンドを実行して DB2 セットアップ・ランチパッドを起動します。 # cd /media/cdrom # ./db2setup 3. セットアップ・ランチパッドが起動するので「製品のインストール」をクリックします。 4. インストールする製品として「DB2 Administration Client」にチェックを入れ「次へ」 をクリックします。 5. DB2 セットアップ・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 6. ソフトウェア・ライセンス情報が表示されるので確認したら「同意する」にチェックを 入れて「次へ」をクリックします。 7. インストール・タイプとして「標準」が選択されている状態で「次へ」をクリックしま す。 8. DB2 インスタンスのセットアップの画面になるので「DB2 インスタンスの作成」にチェ ックを入れて「次へ」をクリックします。 9. DB2 インスタンス所有者ユーザー情報として以下の情報を入力して「次へ」をクリック します。 「新規ユーザー」にチェック ユーザー名:db2linst グループ名:db2grp1 パスワード:db2linst ホーム・ディレクトリー:/home/db2linst 10. サマリーが表示されるので確認して「完了」をクリックします。 11. セットアップが完了します。「完了」をクリックします。 12. 以下のコマンドを実行して、CDをアンマウントして取り出します。 # cd / # umount /media/cdrom 49/72 8-2. データベース・クライアントの設定 [クローンノード] DB2 サーバー上のデータベースに接続するための、DB2 クライアント側の設定を行います。 1. 以下のコマンドを実行して通信プロトコルの設定を行います。 # su - db2linst $ db2set DB2COMM=tcpip $ exit 2. 以下のファイルを編集し、サービスのポートを設定します。 /etc/services ファイルの最終行に以下を追加します。 db2c_db2linst 50002/tcp ※ TCP ポート 50002 が他に使用されていないことを確認してください。使用されてい た場合は上記は空いている他のポート番号を指定してください。 3. 以下のコマンドを実行して、DB2 サーバー上に作成したデータベースのカタログを行い ます。 # su - db2linst $ db2 catalog tcpip node wpsNode remote dbldap.ise.com server db2c_db2linst $ db2 catalog db rlsdb as rlsdb at node wpsNode $ db2 catalog db comdb as comdb at node wpsNode $ db2 catalog db ctmzdb as ctmzdb at node wpsNode $ db2 catalog db jcrdb as jcrdb at node wpsNode $ db2 catalog db wmmdb as wmmdb at node wpsNode $ db2 catalog db fdbkdb as fdbkdb at node wpsNode $ db2 catalog db lmdb as lmdb at node wpsNode 50/72 4. 以下のコマンドにて各データベースに接続できることを確認します。 $ db2 connect to rlsdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to ctmzdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to comdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to jcrdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to fdbkdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to lmdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ db2 connect to wmmdb user db2linst using db2linst $ db2 terminate $ exit 51/72 8-3. データベースの変更 [クローンノード] クローンノードの WP のデータベースを DB サーバー上の移行済みのメインノードのデー タベースに変更します。 1. 以下の3つのファイルのバックアップを保存します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties ~/wpconfig_dbtype.properties ~/wpconfig_dbdomain.properties 2. バックアップを取得したら、wpconfig.properties を編集します。下記のプロパティー に以下のように値を設定してください。 WasPassword=wpsbind PortalAdminPwd=wpsadmin ※この値は一度設定しましたが、WP への FP の適用タスク時にクリアされているため、 再度設定します。 3. 続いて wpconfig_dbtype.properties を編集します。下記のプロパティーに以下のよう に値を設定してください。 db2.DbLibrary=/home/db2linst/sqllib/java/db2java.zip 4. wpconfig_dbdomain.properties を編集します。下記のプロパティーに以下のように値 を設定してください。(メインノードの同じファイルをコピーしても構いません) release.DbType=db2 release.DbName=rlsdb release.DataSourceName=rlsdbDS release.DbUrl=jdbc:db2:rlsdb release.DbUser=db2linst release.DbPassword=db2linst customization.DbType=db2 customization.DbName=ctmzdb customization.DataSourceName=ctmzdbDS customization.DbUrl=jdbc:db2:ctmzdb customization.DbUser=db2linst customization.DbPassword=db2linst community.DbType=db2 community.DbName=comdb community.DataSourceName=comdbDS community.DbUrl=jdbc:db2:comdb community.DbUser=db2linst community.DbPassword=db2linst jcr.DbType=db2 jcr.DbName=jcrdb 52/72 jcr.DataSourceName=jcrdbDS jcr.DbUrl=jdbc:db2:jcrdb jcr.DbUser=db2linst jcr.DbPassword=db2linst wmm.DbType=db2 wmm.DbName=wmmdb wmm.DataSourceName=wmmdbDS wmm.DbUrl=jdbc:db2:wmmdb wmm.DbUser=db2linst wmm.DbPassword=db2linst feedback.DbType=db2 feedback.DbName=fdbkdb feedback.DataSourceName=fdbkdbDS feedback.DbUrl=jdbc:db2:fdbkdb feedback.DbUser=db2linst feedback.DbPassword=db2linst likeminds.DbType=db2 likeminds.DbName=lmdb likeminds.DataSourceName=lmdbDS likeminds.DbUrl=jdbc:db2:lmdb likeminds.DbUser=db2linst likeminds.DbPassword=db2linst 5. 以下のコマンドを実行し、db2linst のプロファイルを読み込みます。 # . /home/db2linst/sqllib/db2profile 6. また、データベースの移行後は、WP の起動停止のために db2profile の読み込みが必要 になるため、以下のファイルを編集して自動で読み込まれるよう設定します。 /root/.bashrc 以下の行を追記してください。 if [ -f /home/db2linst/sqllib/db2profile ]; then . /home/db2linst/sqllib/db2profile fi 53/72 7. 以下のコマンドを実行し、データベース移行のための妥当性検査を行います。 # cd <wp_root>/config # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-wps # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-jcr # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-feedback # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-likeminds # ./WPSconfig.sh validate-database-connection-wmm # ./WPSconfig.sh validate-database-driver ※各コマンドで、BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。タスクが失敗した場合、 wpconfig.properties、wpconfig_dbdomain.properties、wpconfig_dbtype.properties のパラメ ーターを確認し、このステップを繰り返します。 8. 以下のコマンドにて、WAS(server1)、WP(WebSphere_Portal)の停止確認を行います。 WAS、WP の停止確認 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./serverStatus.sh –all -user wpsbind -password wpsbind ※ここで WAS、WP が起動している場合、以下のコマンドで停止して下さい。 # ./stopServer.sh server1 -user wpsbind -password wpsbind # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind 9. データベース変更作業の実行ため、以下のファイルを編集し、プロパティーの値を変更 します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig_dbtype.properties 以下の値を変更 DbSafeMode=true ※この設定はクローンノードの場合のみ必要なものです。 10. 以下のコマンドにて、使用データベース構成の変更を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh connect-database ※ BUILD SUCCESSFUL と 表 示 さ れ る こ と を 確 認 し ま す 。 タ ス ク が 失 敗 し た 場 合 、 wpconfig.properties、wpconfig_dbdomain.properties、wpconfig_dbtype.properties のパラメ ーターを確認し、このステップを繰り返します。 11. 以下のファイルを編集し、データベースの更新を可能に戻しておきます。 <WP_ROOT>/config/wpconfig_dbtype.properties 以下の値を変更 DbSafeMode=false ※この設定はクローンノードの場合のみ必要なものです。 12. WP の起動確認を行います。以下のコマンドを実行して WP を起動してください。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./startServer.sh WebSphere_Portal 54/72 13. ブラウザーから以下のURLにアクセスし、WP管理者でログイン/ログアウトできることを 確認します。(ユーザーID:wpsadmin、パスワード:wpsadmin) URL:http://wp2.ise.com:10038/wps/portal 14. 正常にWPにログイン/ログアウトできることを確認したら以下のコマンドを実行してWP を停止します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind 55/72 9. WP クラスターへのノードの追加 9-1. ノードを DM 管理対象セルに統合 [クローンノード] クローンノードを DM 管理下のノードに追加します。 1. 以下のファイルを編集し、SOAP クライアントのタイムアウト要求時間を変更します。 <WP_PROFILE>/properties/soap.client.props com.ibm.SOAP.requestTimeout=6000 に変更 2. 以下のコマンドにて、WP クローンノードがノード統合可能かどうかの検査を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh pre-node-federation ※BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。 3. 以下のファイルを編集し、Java ヒープ・サイズを更新します。 <WP_PROFILE>/bin/setupCmdLine.sh 末尾に以下を追加 JVM_EXTRA_CMD_ARGS=" -Djava.security.properties=$WAS_HOME/java/jre/lib/security/java.security -Xms256m -Xmx1024m" (ここまでを一行で入力) export JVM_EXTRA_CMD_ARGS 4. 以下のコマンドにて、WP クローンノードを DM の管理対象セルに追加します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./addNode.sh wp2.ise.com 8879 -username wpsbind -password wpsbind ※「正常に統合されました」のメッセージを確認します。 ※クローンノードの場合は「-includeapps」オプションはつけません。 5. 以下のファイルをバックアップをとった後編集し、ノード統合後の構成の更新を実行 するにあたり、2次ノードであることを宣言しておきます。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties 以下の値を変更 PrimaryNode=false 6. 以下のコマンドを実行し、ノード統合後の構成の更新を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh post-portal-node-federation-configuration ※BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。 56/72 9-2. クラスター・メンバーの追加 [クローンノード] 作成済みの WP クラスターに2次ノードとしてこのクローンノードを追加します。 1. 以下のファイル・バックアップをとった後、内容を確認・編集します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties 以下の値を確認、編集 ClusterName=PortalCluster (確認) ServerName=WebSphere_Portal2 (変更) 2. 以下のコマンドを実行し、このノードを WP クラスターのメンバーに追加します。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh cluster-setup 57/72 10. ユーザー・レジストリーの変更 10-1. LDAP サーバー上の新インスタンスの作成 [DB2/LDAP サーバー] ここでは、既存の LDAP サーバー上に WP クラスター用のインスタンスを新たに作成しま す。 LDAP サーバーを新たに構築する場合は OS が AIX のものになりますが、別手順書「IBM WebSphere Portal V6.0 クラスター導入手順書 (AIX 版)」を参照してください。 http://www.ibm.com/jp/software/lotus/developer/ldd_tech/20070706.html 1. WP クラスターの LDAP インスタンス用に新しい LDAP/DB インスタンス・ユーザーを作成 します。LDAP サーバーの OS に応じて適切に以下の情報を持つユーザーを作成してくだ さい。 ユーザー名:idslinst パスワード:idslinst グループ:(既存の LDAP インスタンス・ユーザーと同じグループ) ※作成したユーザーの初回ログイン時のパスワード再設定が必要な場合は行って 置いてください。 2. 以下のコマンドを実行して ITDS のインスタンス管理ツールを起動します。 # idsxinst 3. ツールが起動したら「作成」をクリックします。 4. 「新規 Directory Server インスタンスの作成」にチェックが入っている状態で「次へ」 をクリックします。 5. インスタンスの詳細として以下の情報を入力し、「次へ」をクリックします。 ユーザー名:idslinst インストール・ロケーション:/home/idslinst 暗号化シードストリング:portal-ldap-server 6. DB2 インスタンスとして以下の情報を入力し、「次へ」をクリックします。 DB2 インスタンス:idslinst 7. 「全ての構成済みアドレスを Listen する」にチェックを入れて「次へ」をクリックし ます。 8. TCP/IP ポート設定の値は全てデフォルトで「次へ」をクリックします。この時に「サ ーバーのポート番号」に表示されているポート番号を控えておいてください。(例えば 作成中のインスタンスが2つ目の LDAP インスタンスなら「1389」になります) 9. 「管理者 DN の設定と DB の構成を行う」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。 58/72 10. 管理者 DN とパスワードの値に以下を入力し、「次へ」をクリックします。 管理者 DN:cn=linst パスワード:cn=linst 11. データベースの構成として以下の情報を入力し、「次へ」をクリックします。 データベース・ユーザー名:idslinst パスワード:idslinst データベース名:idslinst 12. データベース・オプションとして以下の情報を入力し、「次へ」をクリックします。 インストール・ロケーション:/home/idslinst 文字セット:ユニバーサル(UTF8/UCS-2)の作成 13. 設定の確認の画面になるので、確認して「終了」をクリックし、新インスタンスの作成 が成功することを確認してください。 59/72 10-2. LDAP サーバー側の設定 [DB2/LDAP サーバー] 次に WP のユーザー・レジストリーとして使用するにあたり、ITDS に必要な設定を行いま す。 1. WP のユーザーを登録するための LDIF ファイルを準備します。WP のインストール CD[IL-Setup]を挿入します。 2. CD 内の以下のファイルを LDAP サーバー上の適当なディレクトリー(ここでは「/tmp」 とします)にコピーします。 3. コピーした PortalUsers.ldif を編集します。 ※太字部分が、編集箇所です。 version: 1 # NOTE: you must edit this file before importing it and replace all # occurrences of the default suffix "dc=yourco,dc=com" with the suffix # that your LDAP server is configured for. dn: dc=ise,dc=com objectclass: domain objectclass: top # Add lines according to this scheme that correspond to your suffix dc: ise,dc=com dc: ise dn: cn=users,dc=ise,dc=com objectclass: container objectclass: top cn: users dn: cn=groups,dc=ise,dc=com objectclass: top objectclass: container cn: groups dn: uid=wpsadmin,cn=users,dc=ise,dc=com objectclass: organizationalPerson objectclass: person objectclass: top objectclass: inetOrgPerson uid: wpsadmin userpassword: wpsadmin sn: admin givenName: wps cn: wps admin 60/72 dn: uid=wpsbind,cn=users,dc=ise,dc=com objectclass: top objectclass: person objectclass: organizationalPerson objectclass: inetOrgPerson uid: wpsbind userpassword: wpsbind sn: bind givenName: wps cn: wps bind dn: cn=wpsadmins,cn=groups,dc=ise,dc=com objectclass: groupOfUniqueNames objectclass: top uniquemember: uid=wpsadmin,cn=users,dc=ise,dc=com cn: wpsadmins dn: cn=wpsContentAdministrators,cn=groups,dc=ise,dc=com objectclass: groupOfUniqueNames objectclass: top uniquemember: uid=wpsadmin,cn=users,dc=ise,dc=com cn: wpsContentAdministrators dn: cn=wpsDocReviewer,cn=groups,dc=ise,dc=com objectclass: groupOfUniqueNames objectclass: top uniquemember: uid=wpsadmin,cn=users,dc=ise,dc=com cn: wpsDocReviewer dn: cn=wcmadmins,cn=groups,dc=ise,dc=com objectclass: groupOfUniqueNames objectclass: top uniquemember: uid=wpsadmin,cn=users,dc=ise,dc=com cn: wcmadmins 4. 以下のコマンドを実行して、ITDS の構成ツールを起動します。 # idsxcfg -I idslinst 5. 構成ツールが起動したら、 「サフィックス管理」を選択して、サフィックス DN に以下の 情報を入力し、「追加」をクリックした後、「OK」をクリックします。 サフィックス DN:dc=ice,dc=com 6. 構成ツールから「LDIF データのインポート」を選択し、「パスと LDIF ファイル名」に 以下を入力し、「インポート」をクリックします。 パスと LDIF ファイル名:/tmp/PortalUsers.ldif 7. 正常にインポートが完了したら、構成ツールの「ファイル」から「クローズ」を選択し、 表示される「このウィンドウを閉じますか?」のポップアップで「はい」をクリックし、 構成ツールを終了します。 8. 以下のコマンドを実行して、ITDS を起動します。 # ibmslapd -I idslinst 61/72 10-3. グローバル・セキュリティーの無効化・有効化 [メインノード] デフォルトで有効になっている WP のグローバル・セキュリティーを一旦無効にし、LDAP 構成に必要な設定を行った後、再度グローバル・セキュリティーを有効にします。 1. 以下のコマンドを実行し、WP および server1 が停止しており、nodeagent が起動してい ることを確認します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./serverStatus.sh -all -user wpsbind -password wpsbind ※ WP、server1 が起動であった場合にはそれぞれ以下のコマンドを実行して停止して ください。 # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind # ./ stopServer.sh server1 -user wpsbind -password wpsbind ※ nodeagent が停止中であった場合には以下のコマンドを実行して起動してください。 # ./startNode.sh 2. 以下のコマンドを実行し、DM が起動していることを確認します。 # cd <DM_PROFILE>/bin # ./serverStatus.sh -all ※ 停止中であった場合には、以下のコマンドを実行して起動してください。 # ./startManager.sh [クローンノード] 3. 以下のコマンドを実行し、WP および server1 が停止して nodeagent が起動しているこ とを確認します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # ./serverStatus.sh -all -user wpsbind -password wpsbind ※ WP、server1 が起動であった場合にはそれぞれ以下のコマンドを実行して停止して ください。 # ./stopServer.sh WebSphere_Portal2 -user wpsbind -password wpsbind # ./ stopServer.sh server1 -user wpsbind -password wpsbind ※ nodeagent が停止中であった場合には以下のコマンドを実行して起動してください。 # ./startNode.sh [メインノード] 4. 以下のコマンドを実行してデフォルトのグローバル・セキュリティーを無効にします。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh disable-security ※BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。 62/72 [メインノード、クローンノード] 5. 以下のファイルをバックアップを取得した後編集し、LDAP 構成に必要なパラメーター を設定します。 <WP_ROOT>/config/wpconfig.properties 以下のプロパティーの値を設定します。 WasUserid=uid=wpsbind,cn=users,dc=ise,dc=com PortalAdminId=cn=wpsadmin,cn=users,dc=ise,dc=com PortalAdminGroupId=cn=wpsadmins,cn=groups,dc=ise,dc=com WpsContentAdministrators=cn=wpsContentAdministrators,cn=groups,dc=i se,dc=com WpsDocReviewer=cn=wpsDocReviewer,cn=groups,dc=ise,dc=com WcmAdminGroupId=cn=wcmadmins,cn=groups,dc=ise,dc=com LTPAPassword=ltpa SSODomainName=ise.com LookAside=true LDAPHostName=dbldap.ise.com LDAPPort=※10-1 の 8 で控えたポート番号を設定 LDAPAdminUId=cn=linst LDAPAdminPwd=cn=linst LDAPBindID=uid=wpsbind,cn=users,dc=ise,dc=com LDAPBindPassword=wpsbind LDAPSuffix=dc=ise,dc=com [メインノード] 6. 以下のコマンドを実行し、構成プロパティーの妥当性検査を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh validate-ldap ※ BUILD SUCCESSFUL と 表 示 さ れ る こ と を 確 認 し ま す 。 タ ス ク が 失 敗 し た 場 合 、 wpconfig.properties ファイル内の値を確認し、このステップを繰り返します。 7. 以下のコマンドを実行し、セキュリティーの有効化を行います。 # ./WPSconfig.sh enable-security-ldap ※ BUILD SUCCESSFUL と 表 示 さ れ る こ と を 確 認 し ま す 。 タ ス ク が 失 敗 し た 場 合 、 wpconfig.properties ファイル内の値を確認し、このステップを繰り返します。 63/72 [クローンノード] 8. 以下のコマンドを実行し、セキュリティーの有効化を行います。 # cd <WP_ROOT>/config # ./WPSconfig.sh enable-jcr-security ※BUILD SUCCESSFUL と表示されることを確認します。タスクが失敗した場合、 wpconfig.properties ファイル内の値を確認し、このステップを繰り返します。 [メインノード] 9. 稼 動 確 認 を 行 い ま す 。 ブ ラ ウ ザ ー か ら 以 下 の URL へ ア ク セ ス し 、 WP 管 理 者 (wpsadmin/wpsadmin)でログイン・ログアウトできることを確認します。 http://wp1.ise.com:10038/wps/portal [クローンノード] 10. 稼 動 確 認 を 行 い ま す 。 ブ ラ ウ ザ ー か ら 以 下 の URL へ ア ク セ ス し 、 WP 管 理 者 (wpsadmin/wpsadmin)でログイン・ログアウトできることを確認します。 http://wp2.ise.com:10046/wps/portal 64/72 11. HTTP サーバーの設定 11-1. IHS 及びプラグインの導入とアップデート [メインノード、クローンノード] WP の各ノードに HTTP サーバーとプラグインの導入を行った後、それぞれのバージョンを 6.0.2.13 に上げます。 1. CD[IL-2]を挿入し、以下のコマンドを実行してマウントします。 # mount /media/cdrom 2. 以下のコマンドよりインストール・ウィザードを実行します。 # cd /media/cdrom/linux/ia32/extras/IHS # ./install 3. インストーラーが起動しますので、 「次へ」をクリックします。 4. ライセンス画面が表示されます。ライセンス情報を確認し、「使用条件の条項に同意し ます。」を選択して、「次へ」をクリックします。 5. ディレクトリー名に、以下が選択されていることを確認し、 「次へ」をクリックします。 /opt/IBMIHS 6. セットアップ・タイプとして、「標準」を選択し、「次へ」をクリックします。 7. サマリーが表示されますので、「次へ」をクリックします。 8. インストールが終了しますので、「次へ」をクリックします。 9. 「WebSphere Application Server の起動 - プラグインのインストール」が選択されて いることを確認し、「終了」をクリックします。 10. プラグイン・インストール・ウィザードが起動しますので、 「インストール・ロードマップ 概要とインストール・シナリオ」のチェックをはずして、「次へ」をクリックします。 11. ライセンス画面が表示されます。ライセンス情報を確認し、「使用条件の条項に同意し ます。」を選択して、「次へ」をクリックします。 12. システム前提条件の確認を行います。本手順書と同じ Linux のバージョンの場合、シス テム前提条件の検査でサポートされてない OS と出る場合がありますが、そのまま「次 へ」をクリックしてください。 13. Web サーバーとして、以下を選択し、 「次へ」をクリックします。」 IBM HTTP Server V6 14. インストール・シナリオとして、以下を選択し、「次へ」をクリックします。 WebSphere Application Server マシン (ローカル) 15. Web サーバー・プラグインのインストール先として、以下が選択されていることを確認 し、「次へ」をクリックします。 /opt/IBM/WebSphere/Plugins 16. WAS V6 のインストール先として、以下が選択されていることを確認し、「次へ」をクリ ックします。 /opt/IBM/WebSphere/AppServer 65/72 17. Web サーバー構成ファイルとして、以下を選択し、「次へ」をクリックします。 既 存 の IBM HTTP Server httpd.conf フ ァ イ ル の 選 択 : /opt/IBMIHS/conf/httpd.conf Web サーバー・ポートの指定:80 18. Web サーバー定義名として、以下を入力し、「次へ」をクリックします。 [メインノード] webserver1 [クローンノード] webserver2 19. Web サーバーplugin-cfg.xml として、以下が選択されていることを確認し、「次へ」を クリックします。 [メインノード] /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/wp_profile/config/cells/wp1Cell01/ nodes/wp1/servers/webserver1/plugin-cfg.xml [クローンノード] /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/wp_profile/config/cells/wp1Cell01/ nodes/wp2/servers/webserver2/plugin-cfg.xml 20. 設定の確認を行い、「次へ」をクリックします。 21. インストール先の確認が表示されます。「次へ」をクリックします。 22. 手動構成スクリプトが生成される旨が表示されます。「次へ」をクリックします。 23. インストールが完了しますので、「終了」をクリックします。 21. 以下のコマンドを実行して CD をアンマウントした後、取り出します。 # cd / # umount /media/cdrom 24. 次に、導入した IHS 及びプラグインのバージョン・アップデートを行います。まず、以 下のコマンドを実行して WAS の環境変数を読み込みます。 ※移行のバージョンアップ作業は必ずここで WAS 環境変数を読み込んだコンソールを使 用して下さい。 # cd <WP_PROFILE>/bin # . ./setupCmdLine.sh 25. 以下のコマンドを実行して IHS の Fix Pack 13 を解凍します。 # cd /opt/IBMIHS # tar -xvf /tmp/6.0.2-WS-WASIHS-LinuxX32-FP00000013.tar 26. 以下のコマンドにてアップデート・ウィザードを実行します。 # cd updateinstaller # ./update 27. アップデート・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 66/72 28. 更新する WebSphere 製品のインストール場所として以下が入力されていることを確認 し、[次へ]をクリックします。 ディレクトリー名: /opt/IBMIHS 29. 保守操作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 30. インストールする保守パッケージとして以下のものを選択し、「次へ」をクリックしま す。 6.0.2-WS-WASIHS-LinuxX32-FP00000013.pak 31. サマリーが表示されるので、確認して「次へ」をクリックします。 32. 正常に終了したことを確認し、「終了」をクリックします。 33. 次に、導入したプラグインに Refresh Pack 2 を適用します。以下のコマンドを実行し て必要なファイルを解凍してください。 # cd /opt/IBM/WebSphere/Plugins # tar -xvf /tmp/6.0-WS-WASPlugIn-LinuxX32-RP0000002.tar 34. 以下のコマンドにてアップデート・ウィザードを実行します。 # cd updateinstaller # ./update 35. アップデート・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 36. 更新する WebSphere 製品のインストール場所として以下が入力されていることを確認 し、[次へ]をクリックします。 ディレクトリー名:/opt/IBM/WebSphere/Plugins 37. 保守操作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 38. インストールする保守パッケージとして以下のものを選択し、「次へ」をクリックしま す。 6.0-WS-WASPlugIn-LinuxX32-RP0000002.pak 39. JDK の更新に関するメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして JDK を更新し ます。 ※ここで当メッセージが表示されなかった場合は、手順 43 に進んでください。 40. 「JDK は正常にコピーされました」と表示されたら「再起動」をクリックします。 41. 再度保守操作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている 状態で、「次へ」をクリックします。 42. 再度インストールする保守パッケージとして以下のものを選択し、「次へ」をクリック します。 6.0-WS-WASPlugIn-LinuxX32-RP0000002.pak 43. サマリーが表示されるので確認して「次へ」をクリックします。 44. 正常に終了したことを確認し、「終了」をクリックします。 67/72 45. 続いて、プラグインに Fix Pack 13 を適用します。以下のコマンドを実行して必要な ファイルを解凍してください。 # cd /opt/IBM/WebSphere/Plugins # tar -xvf /tmp/ 6.0.2-WS-WASPlugIn-LinuxX32-FP00000013.tar 46. 以下のコマンドにてアップデート・ウィザードを実行します。 # cd updateinstaller # ./update 68/72 47. アップデート・ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。 48. 更新する WebSphere 製品のインストール場所として以下が入力されていることを確認 し、[次へ]をクリックします。 ディレクトリー名: / opt/IBM/WebSphere/Plugins 49. 保守操作の選択として「保守パッケージのインストール」にチェックが入っている状態 で、「次へ」をクリックします。 50. インストールする保守パッケージとして以下のものを選択し、「次へ」をクリックしま す。 6.0.2-WS-WASPlugIn-LinuxX32-FP00000013.pak 51. サマリーが表示されるので、確認して「次へ」をクリックします。 52. 正常に終了したことを確認し、「終了」をクリックします。 69/72 11-2. WebServer 構成スクリプトの実行 [メインノード、クローンノード] WP の各ノードに HTTP サーバーの導入を行います。 1. WP が起動している場合には、以下のコマンドにて WP を停止します。 # cd <WP_PROFILE>/bin [WP の起動確認] [メインノード] # ./serverStatus.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind [クローンノード] # ./serverStatus.sh WebSphere_Portal2 -user wpsbind -password wpsbind [起動していた場合、WP の停止] [メインノード] # ./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpsbind -password wpsbind [クローンノード] # ./stopServer.sh WebSphere_Portal2 -user wpsbind -password wpsbind [メインノード] 2. DM の SOAP クライアントのリクエスト・タイムアウトを変更します。以下のファイルを 編集してください。 <DM_PROFILE>/properties/soap.client.props 下記の値を変更します。 com.ibm.SOAP.requestTimeout=6000 3. 以下のコマンドを実行し、DM を再起動します。 # cd <DM_PROFILE>/bin # ./stopManager.sh -user wpsbind -password wpsbind # ./startManager.sh 4. 以下のファイルを編集します。 /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin/configurewebserver1.sh 末尾に以下の記述を追加 -username wpsbind -passowrd wpsbind 5. 以下のコマンドを実行し、Web サーバーの構成を行います。 # cd /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin # ./configurewebserver1.sh ※Configuration save is complete と表示されることを確認します。 70/72 [クローンノード] 6. 以下のファイルを編集します。 /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin/configurewebserver2.sh 末尾に以下の記述を追加 -username wpsbind -passowrd wpsbind 7. 以下のコマンドを実行し、Web サーバーの構成を行います。 # cd /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin # ./configurewebserver2.sh ※Configuration save is complete と表示されることを確認します。 71/72 11-3. 動作確認 [メインノード、クローンノード] 1. 以下のコマンドを実行し、Web サーバーを起動します。 # cd /opt/IBMIHS/bin # ./apachectl start 2. 以下のコマンドにてノード・エージェントの起動を確認します。 # cd <WP_PROFILE>/bin # serverStatus.sh nodeagent -user wpsbind -password wpsbind ※ nodeagent が停止中であった場合には以下のコマンドを実行して起動してください。 # ./startNode.sh 3. 以下のコマンドを WP の起動を行います。 [メインノード] # ./startServer.sh WebSphere_Portal [クローンノード] # ./startServer.sh WebSphere_Portal2 4. ブラウザーから以下の URL へアクセスし、WP 管理者でログイン・ログアウト出来るこ とを確認します。(ユーザーID:wpsadmin、パスワード:wpsadmin) [WP メインノード] URL:http://wp1.ise.com/wps/portal [WP クローンノード] URL:http://wp2.ise.com/wps/portal 以上で、当資料の構成は完了です。 72/72