Lotus Notesクライアントと デスクトップクラウド 2012/06/28 Lotus Technical Update Workshop
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Lotus Notesクライアントと デスクトップクラウド 2012/06/28 Lotus Technical Update Workshop
2012/06/28 Lotus Technical Update Workshop Lotus Notesクライアントと デスクトップクラウド 日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社 コラボレーション & モバイル 塩谷 正浩 © 2012 IBM Corporation ご注意 この資料に含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式 なレビューを受けておらず、当資料に記載された内容に関して日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社は何ら保 証するものではありません。 従って、この情報の利用またはこれらの技法の実施はひとえに使用者の責任において為されるものであり、資料の内容によって受けたい かなる被害に関しても一切の保証をするものではありません。 当資料をコピー等で複製することは、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社および執筆者の承諾なしではでき ません。また、当資料に記載された製品名または会社名はそれぞれの各社の商標または登録商標です。 2 © 2012 IBM Corporation 目次 1.Lotus Notesクライアント運用の現状 2.デスクトップ・クラウド概要 3.仮想デスクトップ概要 4.アプリケーション仮想化概要 5.仮想化における考慮点 6.まとめ 3 © 2012 IBM Corporation 目次 1.Lotus Notesクライアント運用の現状 2.デスクトップ・クラウド概要 3.仮想デスクトップ概要 4.アプリケーション仮想化概要 5.仮想化における考慮点 6.まとめ 4 © 2012 IBM Corporation Lotus Notesクライアント環境の現状 Lotus Notes クライアントPC データ Dominoサーバー Lotus Notes クライアントPC データ ・各クライアントPCにLotus Notesが導入されている Lotus Notes ・各クライアントPCにデータがある クライアントPC 5 データ © 2012 IBM Corporation Lotus Notesクライアント運用の悩み Lotus Notes クライアントPC クライアントPCの台数が多く クライアントPCの台数が多く バージョンアップやFix バージョンアップやFix Pack Pack の適用が困難 の適用が困難 データ Dominoサーバー Lotus Notes クライアントPC データ Lotus Notes クライアントPC 6 データ 端末紛失/持ち出し 端末紛失/持ち出し 情報漏洩リスク 情報漏洩リスク © 2012 IBM Corporation Lotus Notesクライアントを使う上での管理者の悩み クライアントPCの台数が多くバージョンアップやFix Packの適用が困難 クライアントPC紛失やUSBなどによるデータの持ち出しにおける情報漏 洩のリスク 上記の悩みを解決したいが、Notesの操作性を考えると、できればLotus Notesクライアントを使い続けたい 多様化するクライアント環境に対応するために、PC以外のタブレット端 末などからもLotus Notesクライアントを使用したい 7 © 2012 IBM Corporation 考えられる解決策 クライアントPCの台数が多くバージョンアップやFix Packの適用が困難 Æ クライアントPCにはLotus Notesクライアントを導入しない クライアントPC紛失やUSBなどによるデータの持ち出しにおける情報漏 洩のリスク Æ クライアントPCにはデータを置かない 上記の悩みを解決したいが、Notesの操作性を考えると、できればLotus Notesクライアントを使い続けたい Æ Lotus Notesクライアントを使用する 多様化するクライアント環境に対応するために、PC以外のタブレット端 末などからもLotus Notesクライアントを使用したい Æ Lotus Notes Traveler を新規で構築して使用する 8 © 2012 IBM Corporation 仮想化による解決策 クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理 クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理 仮想化環境 Dominoサーバー Lotus Notes データ (シンクライアント端末) 9 ・ クライアントPCにはLotus Notesクライアントを導入しない ・ クライアントPCにはデータを置かない、または制御する ・ Lotus Notesクライアントを仮想化環境上から使用するため 従来と同じ操作が可能 ・ 仮想化環境の機能を使用して各種デバイスを活用 © 2012 IBM Corporation 目次 1.Lotus Notesクライアント運用の現状 2.デスクトップ・クラウド概要 3.仮想デスクトップ概要 4.アプリケーション仮想化概要 5.仮想化における考慮点 6.まとめ 10 © 2012 IBM Corporation IBMのデスクトップ・クラウド構築支援サービス 情報漏洩の防止 ウイルス感染防止の強化 コスト管理の最適化 – デスクトップインフラの導入および管理について、安価で信頼性が高く、 効率のよい方法が必要 そのソリューションとして IBM SmarterCloud Desktop デスクトップ・クラウド構築支援サービス http://www-935.ibm.com/services/jp/ja/it-services/jp-of-its-smart-business-esktop.html – シンクライアントを利用したコンピュータサービス – デスクトップ仮想化 • 従来のクライアントPC上の処理やリソースをサーバ側へ集約 – 仮想デスクトップ環境に対するリソースの柔軟な割り当てや迅速なアサインを 行うクラウドを組み合わせたデスクトップクラウド 11 © 2012 IBM Corporation デスクトップ・クラウドを実現するソリューションの方式 デスクトップ・クラウドを実現するソリューションには、大別して2つの技術方式がある。 デスクトップ・クラウドを実現するソリューションには、大別して2つの技術方式がある。 デスクトップ・クラウド 2つの実現方式 共有サービス型 ターミナルサービスの仕組みを利用して、1台のサーバー上のアプ リケーションを複数ユーザーで共有使用します。クライアントへは 画面イメージのみ転送されます。 User A 画面イメージ (アプリケーション画面) User B 仮想デスクトップ型 仮想化の仕組みを利用して1台のサーバー上に複数のクラ イアントOS環境を構築します。クライアントへは画面イメー ジのみ転送されます。 User C 画面イメージ (仮想PCデスクトップ画面) App C App B App B App A Apps Apps Apps Apps Win7 Win7 Win7 Win7 VM VM VM VM Windows Server 経済性 12 仮想化ハイパーバイザー 接続管理 接続管理 ユーザーID・パスワード 認証 ユーザーID・パスワード 認証 互換性 © 2012 IBM Corporation 共有サービス型と仮想デスクトップ型 仮想デスクトップ型 サーバー上で仮想デスクトップ環境を稼動させる方式 ユーザー環境をほぼそのまま移行可能 OSより上の全環境を動作させるため、共有サービス型と比べ集約数は少ない 共通のデスクトップイメージを全社展開したい場合など、仮想デスクトップ型が有効である ・・ VMware社 VMware社 VMware VMware View View ・・ Citirix社 Citirix社 XenApp XenApp ・・ Citirix社 Citirix社 XenDesktop XenDesktop 共有サービス型 (アプリケーション仮想化) 13 サーバーのアプリケーション実行メモリ環境を共有する方式 集約できるユーザー数は仮想デスクトップ型と比較して多くなる アプリケーションによっては稼動しない可能性があるため検証が重要 個別に、あるグループ(営業部門など)のみにアプリケーションを使用させたい場合などアプリ ケーション仮想化である共有サービス型が有効である © 2012 IBM Corporation 目次 1.Lotus Notesクライアント運用の現状 2.デスクトップ・クラウド概要 3.仮想デスクトップ概要 4.アプリケーション仮想化概要 5.仮想化における考慮点 6.まとめ 14 © 2012 IBM Corporation 仮想デスクトップ普及の要因 セキュリティー関連対策の強化 – 情報漏洩の防止 • 端末には一切の情報を持たせない構成となることから端末の紛失などによる情報漏洩の防止 – ウイルス感染防止の強化 • ウィルス対策ソフトのパターンファイル更新をセンターサーバー上で行い、デスクトップ環境 への更新漏れを回避 – OSのアップデート、パッチ適用を容易に行え、セキュリティー・パッチなどの適用漏 れ無し 運用管理負荷の軽減 – コスト管理の最適化 • 端末をシンクライアントに置き換えることにより,個別PCのレンタル費用より低コストでサー ビスを提供 • 高スペック(CPU、メモリー)を求める専用の開発ソフトウェアや開発ツールを提供する環境 も、センターサーバーにてリソースを集中管理することで、システム毎の開発フェーズ一過性 の端末導入の回避 スマートフォン / タブレット端末への対応 – Citrix Receiver™ for iPad / iPhone – VMware View™ Client for iPad – Wyse PocketCloud 15 © 2012 IBM Corporation 仮想デスクトップとは? 従来の環境 仮想化デスクトップ環境 パソコンを持って移動 手ぶらで移動 オフィス 会議室 オフィスで資料作成した後、パソコンと一 緒に会議室へ移動し、自分のパソコンに 再ログインしてから資料説明 16 オフィス 会議室 オフィスで資料作成した後、パソコンなしで 会議室へ移動し会議室でシンクライアント 端末にログインし資料説明 © 2012 IBM Corporation 仮想デスクトップの概要 従来のクライアントPC上の処理やリソースをサーバー側へ集約するデスクトップ 仮想化 シンクライアントを利用したコンピュータサービス – ユーザーが使用する端末には、必要最小限の機能にとどめ、 サーバー側で処 理を行う形態 – データはサーバー上に保持される – PCで行っていた処理はサーバー上で実行され、ネットワークを介したやりと りが基本 専用端末の例: Wyseシンクライアント 4種類のシンクライアントOS Wyse Thin OS (Wyse独自OS) Windows CE Linux Windows XPe 17 © 2012 IBM Corporation シンクライアント端末と仮想デスクトップの関係 業務サーバー/ファイル・サーバー /ファイル・サーバー 業務サーバー 現在のOA端末が使 用している通信 仮想デスクトップ・サーバー 仮想デスクトップ・サーバー Windows OS 標準アプリ ケーション 標準アプリ ケーション Windows OS Windows OS ・ ・ ・ 標準アプリ ケーション ハイパーバイザ(VMware ESXなど) サーバ H/W (ブレードサーバなど) キーボードやマウス 入力 MS Office、Exchange、 Notes などの標準アプリ ケーション OSを稼動させる仮想 化専用カーネル 画面データ シンクライアント端末 シンクライアント端末 クライアント・モジュール 通信は、RDP / ICA を使用 軽量な専用OS シンクライアント端末 H/W 18 ディスクレス、USB 使用不可など © 2012 IBM Corporation 運用負荷軽減とセキュリティ対策強化の仕組み APP OS 各種パッチ適用、アプリケーション のバージョンアップおよび新規アプ リケーションの導入などは、マス ターイメージに対して行う 仮想デスクトップ マスターイメージ APP OS Recompose機能によりマスターイ メージに加えた変更を仮想デスク トップが参照するマスターレプリカ へ反映する 仮想デスクトップ マスターレプリカ 仮想デスクトップは、次回起動時 に最新のマスターレプリカを参照 (リンククローン方式) 差分データ: APP APP APP OS OS OS 差分データ 差分データ 仮想デスクトップ 19 差分データ •仮想デスクトップ内に保存したファイル •マスターから変更した設定 •マスター以外に導入したアプリケーション ユーザーによって変更された上記 データはRefresh機能により仮想デス クトップログオフ時に削除し、変更前 のイメージへ戻す © 2012 IBM Corporation アプリケーション展開の容易性 デスクトップ・クラウド環境に移行することで、アプリケーションのバージョンアップ対応等における展開が容易になります。 PCの場合 PCの場合 デスクトップ・クラウドの場合 新アプリ 仮想デスクトップ Windows 画面情報 新アプリ Windows HDD •インストール作業 •動作確認 PC 起動 新アプリ Windows データ配布 仮想デスクトップ ユーザー 新アプリ マスター イメージ Windows HDD •インストール作業 •動作確認 管理者 仮想デスクトップ •インストール作業 管理者 •動作確認 新アプリ HDD •インストール作業 •動作確認 Windows サポート (現地・リモート) 新アプリケーションのデータを配布し、個々のPCにインストール 作業と動作確認を実施。 インストール作業時および作業後のサポートを、現地またはリ モートから個々のPCに対して実施。 20 シンクライアント 端末 各仮想デスクトップのマスターイメージに対してのみ、新アプリ ケーションのインストール作業と動作確認を実施。仮想デスク トップがマスターイメージから再起動することによって新アプリ をユーザーが利用可能となる。PCと比較して対応工数の大幅 削減。 © 2012 IBM Corporation 仮想デスクトップ適用前は・・・ PCからの情 報漏えい大丈 夫だろう か・・・・ セキュリティ・ パッチやOS のアップデー トは済んだだ ろうか・・・・ 不正なプログ ラムの導入し ていないだろ うか・・・・ Domino メールサービス Domino アプリサービス 社内ユーザー (オフィス) VPN接続 サービス 社外ユーザー (自宅) 21 PCの紛失し ないだろう か・・・・ ユーザーが増え るとPCの調達し ないとなあ・・・・ © 2012 IBM Corporation 仮想デスクトップ適用後は・・・ •運用負荷の軽減 •セキュリティ関連対策(情報漏洩の防止、ウィルス感染防止)の強化 •外出先でも、スマートフォンやタブレット型端末、携帯電話などから場所や時間を問わずにアクセス可能 シンクライアント 端末の使用 仮想デスクトップ・サーバー Notes Notes Notes OS 社内ユーザー (オフィス) OS OS Domino メールサービス Domino アプリサービス VMware ESX 社外ユーザー (自宅) VPN接続 サービス iPad/iPhoneユーザー (移動中、移動先) 22 基本的に、PCのデスクトップ 環境を仮想化しているのみの ため仮想デスクトップ上で動 作する製品に関するサポート 有無の言及はされていない © 2012 IBM Corporation 目次 1.Lotus Notesクライアント運用の現状 2.デスクトップ・クラウド概要 3.仮想デスクトップ概要 4.アプリケーション仮想化概要 5.仮想化における考慮点 6.まとめ 23 © 2012 IBM Corporation Citrix XenApp 概要 Citrix XenApp – Citrix社のアプリケーション仮想化ソフトウェア – クライアント端末からは「Citrix Receiver」という専用クライアントソフトウェアから Citrx XenAppサーバーにログインする – クライアントからの要求に応じて、XenAppサーバー上でアプリケーションを実行しア プリケーションの入出力のみをクライアント端末とやり取りする – Windows OS以外の端末がクライアントになることも可能であり、スマートフォンやタ ブレット端末からもWindowsのアプリケーションを利用できる ①XenAppサー バーにログインし て、Lotus Notes アイコンをクリック ④Lotus Notes の画面のみ表示 ③Lotus Notesの 画面を送信 ②クライアントか らの要求に応じ てLotus Notesを 実行 Lotus Notes Citrix Receiver クライアント端末 24 Lotus Dominoサーバー XenAppサーバー ⑤クライアントから キー入力を送信 © 2012 IBM Corporation 一般的なLotus Notesクライアントのバージョンアップ例 バージョンアップ Lotus Notes CD クライアントPC バージョンアップ Lotus Notes 手順書 CD 手順書 クライアントPC 配布 配布 CD バージョンアップ 配布 Lotus Notes システム管理者 手順書 クライアントPC サポート 25 © 2012 IBM Corporation XenApp環境でのLotus Notesのバージョンアップ XenAppサーバー上のLotus Notesクライアントだけをバージョンアップ 変更不要! クライアントPC Lotus Notes バージョンアップ CD 手順書 システム管理者 クライアントPC XenApp サーバー データ データ クライアントPC ファイル サーバー 26 データ © 2012 IBM Corporation XenAppでの Lotus Notesの利用① XenAppへのログイン クライアント端末からCitrix Receiver で XenAppにログインする クライアント端末のデスクトップに XenAppで仮想化されているアプリケー ションのアイコンが表示される 仮想化されている アプリケーションの アイコン Citrix Receiver のログイン画面 27 © 2012 IBM Corporation XenAppでの Lotus Notesの利用② Lotus Notesの起動 アイコンをダブルクリックして Lotus Notes クライアントを起動する Lotus Notesの アイコン クライアント端末にXenAppサーバーが実 行するLotus Notesクライアントのウィン ドウが表示される Lotus Notesの ウィンドウ クライアント端末 のデスクトップ 28 © 2012 IBM Corporation (参考) iPad での例 (XenAppのログインからLotus Notesの起動まで) 29 © 2012 IBM Corporation XenApp環境で利用できる機能 Lotus Notes クライアント内のメニューやボタンでの操作は、基本的に通常通り 利用できる – メールやアプリケーションDBは通常のNotesクライアントと同様に利用可能 – 新規メールの通知などもクライアント端末に出力される • ポップアップ • 通知音 • タスクトレイ 30 © 2012 IBM Corporation XenApp環境で利用できない機能 ドラッグアンドドロップによるファイルの添付/保存 – ローカル⇔仮想アプリケーション間のドラッグアンドドロップはできない • XenAppサーバーの設定でクライアント端末のローカルファイルへのアクセスが 許可されていれば、メニュー操作によるファイル添付/保存は可能 ローカルファイルは仮想 アプリにドロップできない 31 © 2012 IBM Corporation 目次 1.Lotus Notesクライアント運用の現状 2.デスクトップ・クラウド概要 3.仮想デスクトップ概要 4.アプリケーション仮想化概要 5.仮想化における考慮点 6.まとめ 32 © 2012 IBM Corporation 仮想化環境構築時の考慮点 キャパシティ – 使用ユーザー数に応じた複数台のサーバーを用意 – 事前検証やベンチマークなどを参考に想定 – 資料として、以下が参考となる。 • VMware View では、 http://www.vmware.com/products/vmmark/overview.html • Citrix XenApp では、 https://www.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/notes853xenapp 拡張性 – ユーザー数増加に伴うハードウェアおよびソフトウェアの拡張 – VMware View では、ビルディング ブロック(*)の概念が参考になる http://www.vmware.com/files/jp/pdf/support/VMware-view401architecture-planning-guide-JA.pdf (*) 例えば、1000の仮想デスクトップを1つの単位とし、この単位を1つのビルディング・ブロックと して拡張していく概念 可用性 – 冗長化による構成や仮想化製品による機能により可用性を保つ必要性 33 © 2012 IBM Corporation XenApp使用時における情報漏洩リスクの対応 情報漏洩のリスク PCの紛失 データの持ち出し 対応策 実現方法 クライアントPCへの データ保存の禁止 クライアントPCのドライブ への接続の制御 コピー&ペーストの制御 印刷の禁止 34 クライアントプリンターへの 接続の制御 © 2012 IBM Corporation クライアントPCのドライブへの接続の制御① (XenApp使用時) クライアントPCのドライブに仮想アプリケーションが接続できる/できないを制 御可能 – デフォルトではクライアントPCのドライブに接続できる 添付ファイルの 保存ダイアログ クライアント端末 のローカルドライブ 35 © 2012 IBM Corporation クライアントPCのドライブへの接続の制御② (XenApp使用時) クライアントPCのドライブに接続しないように設定変更可能 – Lotus Dominoサーバー上の添付ファイルなどのデータをクライアントPCに保 管できなくなる – クライアントPCのファイルを添付することもできなくなる 添付ファイルの 保存ダイアログ クライアント端末 のローカルドライブ が表示されない 36 © 2012 IBM Corporation クライアントPCのドライブへの接続を制御する設定 (XenApp使用時) XenAppのポリシーで設定する – 「クライアント ドライブに自動接続する」を無効にする ポリシーの 設定画面 37 © 2012 IBM Corporation コピー&ペーストの制御① デフォルトでのコピー可否 (XenApp使用時) アプリA アプリB XenAppサーバー1 アプリ1 アプリC クライアントPC XenAppサーバー2 ペーストされる側 コピーする 側 38 アプリ1 アプリA アプリB アプリC アプリ1 ○ ○ ○ ○ アプリA ○ ○ ○ ○ アプリB ○ ○ ○ ○ アプリC ○ ○ ○ ○ © 2012 IBM Corporation コピー&ペーストの制御② 制御した場合のコピー可否 (XenApp使用時) アプリA アプリB XenAppサーバー1 アプリ1 アプリC クライアントPC XenAppサーバー2 ペーストされる側 コピーする 側 39 アプリ1 アプリA アプリB アプリC アプリ1 ○ × × × アプリA × ○ ○ × アプリB × ○ ○ × アプリC × × × ○ © 2012 IBM Corporation コピー&ペーストを制御する設定 (XenApp使用時) XenAppのポリシーで設定する – 「クライアント クリップボード リダイレクト」を「禁止」にする ポリシーの 設定画面 40 © 2012 IBM Corporation クライアントプリンターへの接続の制御 (XenApp使用時) クライアントPCに接続されているプリンターを仮想アプリケーションから使 用できる/できないを制御可能 – デフォルトでは使用できる クライアントPCに 接続されているプリ ンターが利用可能 – 使用できないように変更可能 41 クライアントPCに接 続されているプリン ターが利用不可 © 2012 IBM Corporation クライアントプリンターへの接続を制御する設定 (XenApp使用時) XenAppのポリシーで設定する – 「クライアント プリンターを自動作成する」を「クライアント プリンターを 自動作成しない」にする ポリシーの 設定画面 42 © 2012 IBM Corporation 情報漏洩への対応 (XenApp使用時) クライアントPCのドライブ への接続の制御 コピー&ペーストの制御 クライアントプリンターへの 接続の制御 上の3つを制御することで、クライアントPCへのデータ保存と データの持ち出しを防ぎ、セキュリティを保つことが可能 43 © 2012 IBM Corporation 目次 1.Lotus Notesクライアント運用の現状 2.デスクトップ・クラウド概要 3.仮想デスクトップ概要 4.アプリケーション仮想化概要 5.仮想化における考慮点 6.まとめ 44 © 2012 IBM Corporation Lotus Notesクライアントを使う上での管理者の悩み クライアントPCの台数が多くバージョンアップやFix Packの適用が困難 クライアントPC紛失やUSBなどによるデータの持ち出しにおける情報漏 洩のリスクがある 上記の悩みを解決したいが、Notesの操作性を考えると、できればLotus Notesクライアントを使い続けたい 多様化するクライアント環境に対応するために、PC以外のタブレット端 末などからもLotus Notesクライアントを使用したい 45 © 2012 IBM Corporation 仮想化による解決策 クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理 クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理 仮想化環境 Dominoサーバー Lotus Notes データ (シンクライアント端末) 46 ・ クライアントPCにはLotus Notesクライアントを導入しない ・ クライアントPCにはデータを置かない、または制御する ・ Lotus Notesクライアントを仮想化環境上から使用するため 従来と同じ操作が可能 ・ 仮想化環境の機能を使用して各種デバイスを活用 © 2012 IBM Corporation (参考) Lotus 製品の Citrix サポートについて Lotus 製品の技術情報としての Citrix に関するサポート情報 – Lotus Notes などはサポート対象となっていますが、一部の製品では機能制限など が記載されています – 「Knowledge Collection: Lotus 製品の Citrix サポートについて」 • http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21465697 Lotus Notes 8.5.x – Lotus Notes 8.5.1以降はCitrix XenAppをサポート – Lotus Notes 8.5.1、8.5.2、8.5.3はXenApp 5.0 – Lotus Notes 8.5.3 は XenApp 6.0 – Lotus Notes 8.5.3 FP1はXenApp 6.5 – 詳細なサポート構成については下記の技術情報を参照 「(参考) Lotus Notes がサポートしている Citrix 製品の構成とサポートポリシーに ついて」 • http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21578383 Lotus Domino AdministratorとLotus Domino DesignerはXenAppでは利用不可 47 © 2012 IBM Corporation まとめ (1) デスクトップ・クラウドを使用する仮想化 デスクトップ・クラウドを使用する仮想化 セキュリティー関連対策の強化 セキュリティー関連対策の強化 運用管理負荷の軽減 運用管理負荷の軽減 各種デバイスの活用 各種デバイスの活用 Lotus Lotus Notes Notes クライアントを使う上での管理者の悩みを解消す クライアントを使う上での管理者の悩みを解消す るソリューションとなり得る。 るソリューションとなり得る。 48 © 2012 IBM Corporation まとめ (2) デスクトップ・クラウドを実現するソリューションには、仮想デスクトップ型とアプリケー ション仮想化である共有サービス型がある。 Notes クライアント含む、共通のデスクトップイメージを全社展開したい場合など、仮 想デスクトップ型が有効である 個別に、あるグループ(営業部門など)のみにアプリケーションを使用させたい場合など アプリケーション仮想化である共有サービス型が有効である(小回りがきく) 応用として、仮想デスクトップとアプリケーション仮想化を組み合わせたソリューションも 応用として、仮想デスクトップとアプリケーション仮想化を組み合わせたソリューションも 可能である。 可能である。 49 © 2012 IBM Corporation