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Lotus Notesクライアントと デスクトップクラウド 2012/06/28 Lotus Technical Update Workshop

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Lotus Notesクライアントと デスクトップクラウド 2012/06/28 Lotus Technical Update Workshop
2012/06/28
Lotus Technical Update Workshop
Lotus Notesクライアントと
デスクトップクラウド
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社
コラボレーション & モバイル 塩谷 正浩
© 2012 IBM Corporation
ご注意
この資料に含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式
なレビューを受けておらず、当資料に記載された内容に関して日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社は何ら保
証するものではありません。
従って、この情報の利用またはこれらの技法の実施はひとえに使用者の責任において為されるものであり、資料の内容によって受けたい
かなる被害に関しても一切の保証をするものではありません。
当資料をコピー等で複製することは、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社および執筆者の承諾なしではでき
ません。また、当資料に記載された製品名または会社名はそれぞれの各社の商標または登録商標です。
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© 2012 IBM Corporation
目次
1.Lotus Notesクライアント運用の現状
2.デスクトップ・クラウド概要
3.仮想デスクトップ概要
4.アプリケーション仮想化概要
5.仮想化における考慮点
6.まとめ
3
© 2012 IBM Corporation
目次
1.Lotus Notesクライアント運用の現状
2.デスクトップ・クラウド概要
3.仮想デスクトップ概要
4.アプリケーション仮想化概要
5.仮想化における考慮点
6.まとめ
4
© 2012 IBM Corporation
Lotus Notesクライアント環境の現状
Lotus Notes
クライアントPC
データ
Dominoサーバー
Lotus Notes
クライアントPC
データ
・各クライアントPCにLotus Notesが導入されている
Lotus Notes
・各クライアントPCにデータがある
クライアントPC
5
データ
© 2012 IBM Corporation
Lotus Notesクライアント運用の悩み
Lotus Notes
クライアントPC
クライアントPCの台数が多く
クライアントPCの台数が多く
バージョンアップやFix
バージョンアップやFix Pack
Pack
の適用が困難
の適用が困難
データ
Dominoサーバー
Lotus Notes
クライアントPC
データ
Lotus Notes
クライアントPC
6
データ
端末紛失/持ち出し
端末紛失/持ち出し
情報漏洩リスク
情報漏洩リスク
© 2012 IBM Corporation
Lotus Notesクライアントを使う上での管理者の悩み
ƒ クライアントPCの台数が多くバージョンアップやFix Packの適用が困難
ƒ クライアントPC紛失やUSBなどによるデータの持ち出しにおける情報漏
洩のリスク
ƒ 上記の悩みを解決したいが、Notesの操作性を考えると、できればLotus
Notesクライアントを使い続けたい
ƒ 多様化するクライアント環境に対応するために、PC以外のタブレット端
末などからもLotus Notesクライアントを使用したい
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© 2012 IBM Corporation
考えられる解決策
ƒ クライアントPCの台数が多くバージョンアップやFix Packの適用が困難
Æ クライアントPCにはLotus Notesクライアントを導入しない
ƒ クライアントPC紛失やUSBなどによるデータの持ち出しにおける情報漏
洩のリスク
Æ クライアントPCにはデータを置かない
ƒ 上記の悩みを解決したいが、Notesの操作性を考えると、できればLotus
Notesクライアントを使い続けたい
Æ Lotus Notesクライアントを使用する
ƒ 多様化するクライアント環境に対応するために、PC以外のタブレット端
末などからもLotus Notesクライアントを使用したい
Æ Lotus Notes Traveler を新規で構築して使用する
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© 2012 IBM Corporation
仮想化による解決策
クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理
クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理
仮想化環境
Dominoサーバー
Lotus Notes
データ
(シンクライアント端末)
9
・ クライアントPCにはLotus Notesクライアントを導入しない
・ クライアントPCにはデータを置かない、または制御する
・ Lotus Notesクライアントを仮想化環境上から使用するため
従来と同じ操作が可能
・ 仮想化環境の機能を使用して各種デバイスを活用
© 2012 IBM Corporation
目次
1.Lotus Notesクライアント運用の現状
2.デスクトップ・クラウド概要
3.仮想デスクトップ概要
4.アプリケーション仮想化概要
5.仮想化における考慮点
6.まとめ
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© 2012 IBM Corporation
IBMのデスクトップ・クラウド構築支援サービス
ƒ 情報漏洩の防止
ƒ ウイルス感染防止の強化
ƒ コスト管理の最適化
– デスクトップインフラの導入および管理について、安価で信頼性が高く、
効率のよい方法が必要
そのソリューションとして
IBM SmarterCloud Desktop デスクトップ・クラウド構築支援サービス
http://www-935.ibm.com/services/jp/ja/it-services/jp-of-its-smart-business-esktop.html
– シンクライアントを利用したコンピュータサービス
– デスクトップ仮想化
• 従来のクライアントPC上の処理やリソースをサーバ側へ集約
– 仮想デスクトップ環境に対するリソースの柔軟な割り当てや迅速なアサインを
行うクラウドを組み合わせたデスクトップクラウド
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© 2012 IBM Corporation
デスクトップ・クラウドを実現するソリューションの方式
デスクトップ・クラウドを実現するソリューションには、大別して2つの技術方式がある。
デスクトップ・クラウドを実現するソリューションには、大別して2つの技術方式がある。
デスクトップ・クラウド
2つの実現方式
共有サービス型
ターミナルサービスの仕組みを利用して、1台のサーバー上のアプ
リケーションを複数ユーザーで共有使用します。クライアントへは
画面イメージのみ転送されます。
User A
画面イメージ
(アプリケーション画面)
User B
仮想デスクトップ型
仮想化の仕組みを利用して1台のサーバー上に複数のクラ
イアントOS環境を構築します。クライアントへは画面イメー
ジのみ転送されます。
User C
画面イメージ
(仮想PCデスクトップ画面)
App C
App B
App B
App A
Apps
Apps
Apps
Apps
Win7
Win7
Win7
Win7
VM
VM
VM
VM
Windows Server
経済性
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仮想化ハイパーバイザー
接続管理
接続管理
ユーザーID・パスワード
認証
ユーザーID・パスワード
認証
互換性
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共有サービス型と仮想デスクトップ型
仮想デスクトップ型
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
サーバー上で仮想デスクトップ環境を稼動させる方式
ユーザー環境をほぼそのまま移行可能
OSより上の全環境を動作させるため、共有サービス型と比べ集約数は少ない
共通のデスクトップイメージを全社展開したい場合など、仮想デスクトップ型が有効である
・・ VMware社
VMware社 VMware
VMware View
View
・・ Citirix社
Citirix社 XenApp
XenApp
・・ Citirix社
Citirix社 XenDesktop
XenDesktop
共有サービス型 (アプリケーション仮想化)
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
13
サーバーのアプリケーション実行メモリ環境を共有する方式
集約できるユーザー数は仮想デスクトップ型と比較して多くなる
アプリケーションによっては稼動しない可能性があるため検証が重要
個別に、あるグループ(営業部門など)のみにアプリケーションを使用させたい場合などアプリ
ケーション仮想化である共有サービス型が有効である
© 2012 IBM Corporation
目次
1.Lotus Notesクライアント運用の現状
2.デスクトップ・クラウド概要
3.仮想デスクトップ概要
4.アプリケーション仮想化概要
5.仮想化における考慮点
6.まとめ
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仮想デスクトップ普及の要因
ƒ セキュリティー関連対策の強化
– 情報漏洩の防止
• 端末には一切の情報を持たせない構成となることから端末の紛失などによる情報漏洩の防止
– ウイルス感染防止の強化
• ウィルス対策ソフトのパターンファイル更新をセンターサーバー上で行い、デスクトップ環境
への更新漏れを回避
– OSのアップデート、パッチ適用を容易に行え、セキュリティー・パッチなどの適用漏
れ無し
ƒ 運用管理負荷の軽減
– コスト管理の最適化
• 端末をシンクライアントに置き換えることにより,個別PCのレンタル費用より低コストでサー
ビスを提供
• 高スペック(CPU、メモリー)を求める専用の開発ソフトウェアや開発ツールを提供する環境
も、センターサーバーにてリソースを集中管理することで、システム毎の開発フェーズ一過性
の端末導入の回避
ƒ スマートフォン / タブレット端末への対応
– Citrix Receiver™ for iPad / iPhone
– VMware View™ Client for iPad
– Wyse PocketCloud
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仮想デスクトップとは?
従来の環境
仮想化デスクトップ環境
パソコンを持って移動
手ぶらで移動
オフィス
会議室
オフィスで資料作成した後、パソコンと一
緒に会議室へ移動し、自分のパソコンに
再ログインしてから資料説明
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オフィス
会議室
オフィスで資料作成した後、パソコンなしで
会議室へ移動し会議室でシンクライアント
端末にログインし資料説明
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仮想デスクトップの概要
ƒ 従来のクライアントPC上の処理やリソースをサーバー側へ集約するデスクトップ
仮想化
ƒ シンクライアントを利用したコンピュータサービス
– ユーザーが使用する端末には、必要最小限の機能にとどめ、 サーバー側で処
理を行う形態
– データはサーバー上に保持される
– PCで行っていた処理はサーバー上で実行され、ネットワークを介したやりと
りが基本
専用端末の例: Wyseシンクライアント
4種類のシンクライアントOS
„ Wyse Thin OS (Wyse独自OS)
„ Windows CE
„ Linux
„ Windows XPe
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© 2012 IBM Corporation
シンクライアント端末と仮想デスクトップの関係
業務サーバー/ファイル・サーバー
/ファイル・サーバー
業務サーバー
現在のOA端末が使
用している通信
仮想デスクトップ・サーバー
仮想デスクトップ・サーバー
Windows
OS
標準アプリ
ケーション
標準アプリ
ケーション
Windows
OS
Windows
OS
・
・
・
標準アプリ
ケーション
ハイパーバイザ(VMware ESXなど)
サーバ H/W (ブレードサーバなど)
キーボードやマウス
入力
MS Office、Exchange、
Notes などの標準アプリ
ケーション
OSを稼動させる仮想
化専用カーネル
画面データ
シンクライアント端末
シンクライアント端末
クライアント・モジュール
通信は、RDP / ICA
を使用
軽量な専用OS
シンクライアント端末 H/W
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ディスクレス、USB
使用不可など
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運用負荷軽減とセキュリティ対策強化の仕組み
APP
OS
各種パッチ適用、アプリケーション
のバージョンアップおよび新規アプ
リケーションの導入などは、マス
ターイメージに対して行う
仮想デスクトップ
マスターイメージ
APP
OS
Recompose機能によりマスターイ
メージに加えた変更を仮想デスク
トップが参照するマスターレプリカ
へ反映する
仮想デスクトップ
マスターレプリカ
仮想デスクトップは、次回起動時
に最新のマスターレプリカを参照
(リンククローン方式)
差分データ:
APP
APP
APP
OS
OS
OS
差分データ
差分データ
仮想デスクトップ
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差分データ
•仮想デスクトップ内に保存したファイル
•マスターから変更した設定
•マスター以外に導入したアプリケーション
ユーザーによって変更された上記
データはRefresh機能により仮想デス
クトップログオフ時に削除し、変更前
のイメージへ戻す
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アプリケーション展開の容易性
デスクトップ・クラウド環境に移行することで、アプリケーションのバージョンアップ対応等における展開が容易になります。
PCの場合
PCの場合
デスクトップ・クラウドの場合
新アプリ
仮想デスクトップ
Windows
画面情報
新アプリ
Windows
HDD
•インストール作業
•動作確認
PC
起動
新アプリ
Windows
データ配布
仮想デスクトップ
ユーザー
新アプリ
マスター
イメージ
Windows
HDD
•インストール作業
•動作確認
管理者
仮想デスクトップ
•インストール作業
管理者 •動作確認
新アプリ
HDD
•インストール作業
•動作確認
Windows
サポート
(現地・リモート)
新アプリケーションのデータを配布し、個々のPCにインストール
作業と動作確認を実施。
インストール作業時および作業後のサポートを、現地またはリ
モートから個々のPCに対して実施。
20
シンクライアント
端末
各仮想デスクトップのマスターイメージに対してのみ、新アプリ
ケーションのインストール作業と動作確認を実施。仮想デスク
トップがマスターイメージから再起動することによって新アプリ
をユーザーが利用可能となる。PCと比較して対応工数の大幅
削減。
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仮想デスクトップ適用前は・・・
PCからの情
報漏えい大丈
夫だろう
か・・・・
セキュリティ・
パッチやOS
のアップデー
トは済んだだ
ろうか・・・・
不正なプログ
ラムの導入し
ていないだろ
うか・・・・
Domino
メールサービス
Domino
アプリサービス
社内ユーザー
(オフィス)
VPN接続
サービス
社外ユーザー
(自宅)
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PCの紛失し
ないだろう
か・・・・
ユーザーが増え
るとPCの調達し
ないとなあ・・・・
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仮想デスクトップ適用後は・・・
•運用負荷の軽減
•セキュリティ関連対策(情報漏洩の防止、ウィルス感染防止)の強化
•外出先でも、スマートフォンやタブレット型端末、携帯電話などから場所や時間を問わずにアクセス可能
シンクライアント
端末の使用
仮想デスクトップ・サーバー
Notes Notes Notes
OS
社内ユーザー
(オフィス)
OS
OS
Domino
メールサービス
Domino
アプリサービス
VMware ESX
社外ユーザー
(自宅)
VPN接続
サービス
iPad/iPhoneユーザー
(移動中、移動先)
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基本的に、PCのデスクトップ
環境を仮想化しているのみの
ため仮想デスクトップ上で動
作する製品に関するサポート
有無の言及はされていない
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目次
1.Lotus Notesクライアント運用の現状
2.デスクトップ・クラウド概要
3.仮想デスクトップ概要
4.アプリケーション仮想化概要
5.仮想化における考慮点
6.まとめ
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© 2012 IBM Corporation
Citrix XenApp 概要
ƒ Citrix XenApp
– Citrix社のアプリケーション仮想化ソフトウェア
– クライアント端末からは「Citrix Receiver」という専用クライアントソフトウェアから
Citrx XenAppサーバーにログインする
– クライアントからの要求に応じて、XenAppサーバー上でアプリケーションを実行しア
プリケーションの入出力のみをクライアント端末とやり取りする
– Windows OS以外の端末がクライアントになることも可能であり、スマートフォンやタ
ブレット端末からもWindowsのアプリケーションを利用できる
①XenAppサー
バーにログインし
て、Lotus Notes
アイコンをクリック
④Lotus Notes
の画面のみ表示
③Lotus Notesの
画面を送信
②クライアントか
らの要求に応じ
てLotus Notesを
実行
Lotus Notes
Citrix Receiver
クライアント端末
24
Lotus Dominoサーバー
XenAppサーバー
⑤クライアントから
キー入力を送信
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一般的なLotus Notesクライアントのバージョンアップ例
バージョンアップ
Lotus Notes
CD
クライアントPC
バージョンアップ
Lotus Notes
手順書
CD
手順書
クライアントPC
配布
配布
CD
バージョンアップ
配布
Lotus Notes
システム管理者
手順書
クライアントPC
サポート
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XenApp環境でのLotus Notesのバージョンアップ
ƒ XenAppサーバー上のLotus Notesクライアントだけをバージョンアップ
変更不要!
クライアントPC
Lotus Notes
バージョンアップ
CD
手順書 システム管理者
クライアントPC
XenApp
サーバー
データ
データ
クライアントPC
ファイル
サーバー
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データ
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XenAppでの Lotus Notesの利用① XenAppへのログイン
ƒ クライアント端末からCitrix Receiver で
XenAppにログインする
ƒ クライアント端末のデスクトップに
XenAppで仮想化されているアプリケー
ションのアイコンが表示される
仮想化されている
アプリケーションの
アイコン
Citrix Receiver
のログイン画面
27
© 2012 IBM Corporation
XenAppでの Lotus Notesの利用② Lotus Notesの起動
ƒ アイコンをダブルクリックして Lotus
Notes クライアントを起動する
Lotus Notesの
アイコン
ƒ クライアント端末にXenAppサーバーが実
行するLotus Notesクライアントのウィン
ドウが表示される
Lotus
Notesの
ウィンドウ
クライアント端末
のデスクトップ
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© 2012 IBM Corporation
(参考) iPad での例 (XenAppのログインからLotus Notesの起動まで)
29
© 2012 IBM Corporation
XenApp環境で利用できる機能
ƒ Lotus Notes クライアント内のメニューやボタンでの操作は、基本的に通常通り
利用できる
– メールやアプリケーションDBは通常のNotesクライアントと同様に利用可能
– 新規メールの通知などもクライアント端末に出力される
• ポップアップ
• 通知音
• タスクトレイ
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© 2012 IBM Corporation
XenApp環境で利用できない機能
ƒ ドラッグアンドドロップによるファイルの添付/保存
– ローカル⇔仮想アプリケーション間のドラッグアンドドロップはできない
• XenAppサーバーの設定でクライアント端末のローカルファイルへのアクセスが
許可されていれば、メニュー操作によるファイル添付/保存は可能
ローカルファイルは仮想
アプリにドロップできない
31
© 2012 IBM Corporation
目次
1.Lotus Notesクライアント運用の現状
2.デスクトップ・クラウド概要
3.仮想デスクトップ概要
4.アプリケーション仮想化概要
5.仮想化における考慮点
6.まとめ
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© 2012 IBM Corporation
仮想化環境構築時の考慮点
ƒ キャパシティ
– 使用ユーザー数に応じた複数台のサーバーを用意
– 事前検証やベンチマークなどを参考に想定
– 資料として、以下が参考となる。
• VMware View では、
http://www.vmware.com/products/vmmark/overview.html
• Citrix XenApp では、
https://www.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/notes853xenapp
ƒ 拡張性
– ユーザー数増加に伴うハードウェアおよびソフトウェアの拡張
– VMware View では、ビルディング ブロック(*)の概念が参考になる
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/support/VMware-view401architecture-planning-guide-JA.pdf
(*) 例えば、1000の仮想デスクトップを1つの単位とし、この単位を1つのビルディング・ブロックと
して拡張していく概念
ƒ 可用性
– 冗長化による構成や仮想化製品による機能により可用性を保つ必要性
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© 2012 IBM Corporation
XenApp使用時における情報漏洩リスクの対応
情報漏洩のリスク
PCの紛失
データの持ち出し
対応策
実現方法
クライアントPCへの
データ保存の禁止
クライアントPCのドライブ
への接続の制御
コピー&ペーストの制御
印刷の禁止
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クライアントプリンターへの
接続の制御
© 2012 IBM Corporation
クライアントPCのドライブへの接続の制御① (XenApp使用時)
ƒ クライアントPCのドライブに仮想アプリケーションが接続できる/できないを制
御可能
– デフォルトではクライアントPCのドライブに接続できる
添付ファイルの
保存ダイアログ
クライアント端末
のローカルドライブ
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© 2012 IBM Corporation
クライアントPCのドライブへの接続の制御② (XenApp使用時)
ƒ クライアントPCのドライブに接続しないように設定変更可能
– Lotus Dominoサーバー上の添付ファイルなどのデータをクライアントPCに保
管できなくなる
– クライアントPCのファイルを添付することもできなくなる
添付ファイルの
保存ダイアログ
クライアント端末
のローカルドライブ
が表示されない
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© 2012 IBM Corporation
クライアントPCのドライブへの接続を制御する設定 (XenApp使用時)
ƒ XenAppのポリシーで設定する
– 「クライアント ドライブに自動接続する」を無効にする
ポリシーの
設定画面
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© 2012 IBM Corporation
コピー&ペーストの制御① デフォルトでのコピー可否 (XenApp使用時)
アプリA
アプリB
XenAppサーバー1
アプリ1
アプリC
クライアントPC
XenAppサーバー2
ペーストされる側
コピーする
側
38
アプリ1
アプリA
アプリB
アプリC
アプリ1
○
○
○
○
アプリA
○
○
○
○
アプリB
○
○
○
○
アプリC
○
○
○
○
© 2012 IBM Corporation
コピー&ペーストの制御② 制御した場合のコピー可否 (XenApp使用時)
アプリA
アプリB
XenAppサーバー1
アプリ1
アプリC
クライアントPC
XenAppサーバー2
ペーストされる側
コピーする
側
39
アプリ1
アプリA
アプリB
アプリC
アプリ1
○
×
×
×
アプリA
×
○
○
×
アプリB
×
○
○
×
アプリC
×
×
×
○
© 2012 IBM Corporation
コピー&ペーストを制御する設定 (XenApp使用時)
ƒ XenAppのポリシーで設定する
– 「クライアント クリップボード リダイレクト」を「禁止」にする
ポリシーの
設定画面
40
© 2012 IBM Corporation
クライアントプリンターへの接続の制御 (XenApp使用時)
ƒ クライアントPCに接続されているプリンターを仮想アプリケーションから使
用できる/できないを制御可能
– デフォルトでは使用できる
クライアントPCに
接続されているプリ
ンターが利用可能
– 使用できないように変更可能
41
クライアントPCに接
続されているプリン
ターが利用不可
© 2012 IBM Corporation
クライアントプリンターへの接続を制御する設定 (XenApp使用時)
ƒ XenAppのポリシーで設定する
– 「クライアント プリンターを自動作成する」を「クライアント プリンターを
自動作成しない」にする
ポリシーの
設定画面
42
© 2012 IBM Corporation
情報漏洩への対応 (XenApp使用時)
クライアントPCのドライブ
への接続の制御
コピー&ペーストの制御
クライアントプリンターへの
接続の制御
上の3つを制御することで、クライアントPCへのデータ保存と
データの持ち出しを防ぎ、セキュリティを保つことが可能
43
© 2012 IBM Corporation
目次
1.Lotus Notesクライアント運用の現状
2.デスクトップ・クラウド概要
3.仮想デスクトップ概要
4.アプリケーション仮想化概要
5.仮想化における考慮点
6.まとめ
44
© 2012 IBM Corporation
Lotus Notesクライアントを使う上での管理者の悩み
ƒ クライアントPCの台数が多くバージョンアップやFix Packの適用が困難
ƒ クライアントPC紛失やUSBなどによるデータの持ち出しにおける情報漏
洩のリスクがある
ƒ 上記の悩みを解決したいが、Notesの操作性を考えると、できればLotus
Notesクライアントを使い続けたい
ƒ 多様化するクライアント環境に対応するために、PC以外のタブレット端
末などからもLotus Notesクライアントを使用したい
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© 2012 IBM Corporation
仮想化による解決策
クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理
クライアント環境をサーバー側に集約、集中管理
仮想化環境
Dominoサーバー
Lotus Notes
データ
(シンクライアント端末)
46
・ クライアントPCにはLotus Notesクライアントを導入しない
・ クライアントPCにはデータを置かない、または制御する
・ Lotus Notesクライアントを仮想化環境上から使用するため
従来と同じ操作が可能
・ 仮想化環境の機能を使用して各種デバイスを活用
© 2012 IBM Corporation
(参考) Lotus 製品の Citrix サポートについて
ƒ Lotus 製品の技術情報としての Citrix に関するサポート情報
– Lotus Notes などはサポート対象となっていますが、一部の製品では機能制限など
が記載されています
– 「Knowledge Collection: Lotus 製品の Citrix サポートについて」
• http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21465697
ƒ Lotus Notes 8.5.x
– Lotus Notes 8.5.1以降はCitrix XenAppをサポート
– Lotus Notes 8.5.1、8.5.2、8.5.3はXenApp 5.0
– Lotus Notes 8.5.3 は XenApp 6.0
– Lotus Notes 8.5.3 FP1はXenApp 6.5
– 詳細なサポート構成については下記の技術情報を参照
「(参考) Lotus Notes がサポートしている Citrix 製品の構成とサポートポリシーに
ついて」
• http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21578383
ƒ Lotus Domino AdministratorとLotus Domino DesignerはXenAppでは利用不可
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© 2012 IBM Corporation
まとめ (1)
デスクトップ・クラウドを使用する仮想化
デスクトップ・クラウドを使用する仮想化
ƒƒセキュリティー関連対策の強化
セキュリティー関連対策の強化
ƒƒ運用管理負荷の軽減
運用管理負荷の軽減
ƒƒ各種デバイスの活用
各種デバイスの活用
Lotus
Lotus Notes
Notes クライアントを使う上での管理者の悩みを解消す
クライアントを使う上での管理者の悩みを解消す
るソリューションとなり得る。
るソリューションとなり得る。
48
© 2012 IBM Corporation
まとめ (2)
デスクトップ・クラウドを実現するソリューションには、仮想デスクトップ型とアプリケー
ション仮想化である共有サービス型がある。
Notes クライアント含む、共通のデスクトップイメージを全社展開したい場合など、仮
想デスクトップ型が有効である
個別に、あるグループ(営業部門など)のみにアプリケーションを使用させたい場合など
アプリケーション仮想化である共有サービス型が有効である(小回りがきく)
応用として、仮想デスクトップとアプリケーション仮想化を組み合わせたソリューションも
応用として、仮想デスクトップとアプリケーション仮想化を組み合わせたソリューションも
可能である。
可能である。
49
© 2012 IBM Corporation
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