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IBM SmarterCloud iNotes ( ) のメールアカウント変更
IBM SmarterCloud iNotes のメールアカウント変更(メールデータ移行編 のメールアカウント変更 メールデータ移行編) メールデータ移行編 本記事について ・概要 IBM SmarterCloud iNotes は、基本的な Web ベースの電子メールおよびカレンダー機能 を提供します。また、Post Office Protocol (POP)、Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) 認証、および Internet Message Access Protocol (IMAP) の機能に対応しており、ならび にユーザー・アカウントとグローバル設定を管理するための管理ツールを提供します。結 婚等により違うメールアドレスを使用する必要が生じた場合は、管理者がアカウントの別 名を作成し、各ユーザーが、アドレスの追加で新しいメールアドレスを設定することで、 新しいメールアドレスでの送受信が可能になります。ログイン ID も変更する必要がある場 合は、管理機能ではメールアドレスの変更には対応しておらず、新しいメールアドレスを 作成し、データを移行する手段をとります。この記事ではメールデータの移行方法につい て説明します。 ・特記事項 本記事に含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、日本アイ・ビー・エム株式 会社の正式なレビューを受けておらず、本記事に記載された内容に関して日本アイ・ビー・ エム株式会社は何ら保証するものではありません。従って、この情報の利用はひとえに使 用者の責任において為されるものであり、本記事の内容によって受けたいかなる被害に関 しても一切の保証をするものではありません。 1 目次 1. 新規アカウントの作成 ……………………………………………………………………….3 2. Outlook Express を使ったメールデータの移行……………………………………………7 3. ThunderBird を使ったメールデータの移行………………………………………………..15 2 1. 新規アカウントの作成 1-1. 管理者アカウントでログインします。 1-2. [組織の管理]を選択して管理画面を表示します。 1-3. [ユーザー・アカウントの追加]を選択します。 3 1-4. [姓]、[名]、[言語]、[部署]、[役割]を設定して[次へ]を選択します。 4 1-5. サブスクリプションに[IBM SmartCloud iNotes]を設定して[次へ]を選択します。 1-6. [メール]、[通知方法]、[パスワード]を設定して[終了]を選択する。 [通知方法]は[一時パスワード]をチェックしてユーザーに新アカウントと一時パスワードを 連絡します。 5 1-7. 新しいアカウントでログインできることを確認します。 IBM SmartCloud iNotes チームより「ご使用の IBM SmartCloud iNotes アカウントに関 する重要な情報」というタイトルのメールを受信していることを確認します。 新しいアカウントの準備ができました。次に古いアカウントのメールデータを新しいアカ ウントにコピーします。IBM SmarterCloud iNotes の機能ではメールデータをコピーする 機能がないので、メールクライアントを別途用意してメールデータのコピーを行います。 今回は Outlook Express を使用した手順と ThunderBird を使用した手順を紹介します。 6 2. Outlook Express を使用してメールデータをコピーします。 古いアカウントおよび新しいアカウントで Outlook Express からメールを受信できるよう に設定をおこない、メールデータをコピーします。 Outlook Express へアカウントを追加してメールを参照できるようにします。 参考:Outlook Express の IMAP、POP または SMTP アクセスをセットアップする方法 https://apps.na.collabserv.com/help/index.jsp?topic=/com.ibm.cloud.inotes.doc/t_configuring_IM AP_POP_for_Outlook_Express.html 2-1. [ツール] – [アカウント]を選択する。 2-2. [追加] – [メール]を選択します。 7 2-3. [表示名]を設定して[次に]を選択します。 2-4. [電子メールアドレス]を設定して[次に]を選択します。 8 2-5. [受信メール サーバーの種類]に[IMAP]を設定、[受信メールサーバー]、[送信メールサ ーバー]を設定して[次に]を選択します。 9 2-6. [アカウント名]、[パスワード]にコピー元のアカウント(使用停止するアカウント)情報 を設定して[次に]を選択する。 2-7. [完了]を選択します。 10 2-8. 作成されたアカウントを強調表示して[プロパティ]を選択します。 2-9. [詳細設定]タブを選択してから、送信メール(SMTP)のポート番号に 465 を設定し受信 メール(IMAP)のポート番号を 993 に設定します。[このサーバーはセキュリティで保護され た接続 (SSL) が必要]にそれぞれチェックします。 11 2-10. [サーバー] タブを選択してから、[このサーバーは認証が必要] にチェックをして [OK] を選択します。 12 2-11. Outlook Express を使用してメールにアクセスできることを確認します。 2-12. 2-1 から 2-11 までを新しいアカウント(コピー先アカウント)について同様の処理を おこなってメールにアクセスできることを確認します。 13 2-13 コピーするメールを強調表示して右クリックでポップアップメニューを表示して[フ ォルダにコピー]を選択します。 2-14. コピー先のフォルダ名を強調表示して[OK]を選択します。 14 2-15. コピーが開始されます。 2-16. ブラウザから新しいアカウントで IBM SmarterCloud iNotes へログインしてメー ルがコピーされていることを確認します。 3. ThunderBird を使用してメールデータをコピーします。 古いアカウントおよび新しいアカウントで ThunderBird からメールを受信できるように 設定をおこない、メールデータをコピーします。 15 Thunderbird へアカウントを追加してメールを参照できるようにします。 参考:Thunderbird の IMAP、POP または SMTP アクセスをセットアップする方法 https://apps.na.collabserv.com/help/topic/com.ibm.cloud.inotes.doc/t_configuring_IMAP_ POP_for_Thunderbird3.html 3-1. [メニュー表示ボタン] - [オプション…] - [アカウント設定…]を選択します。 3-2. [アカウント操作] - [メールアカウントを追加…] を選択します。 3-3. [あなたのお名前]、[メールアドレス]、[パスワード]を設定して [続ける]を選択します。 16 3-4. [受信サーバー]に IMAP を設定、[送信サーバー]に SMTP を設定、[サーバーのホス ト名]をそれぞれ設定、[ポート番号]に 993、465 を設定して [再テスト]を選択します。再 テストが終了後に[完了]を選択します。 17 3-5. ThunderBird を使用してメールにアクセスできることを確認します。 3-6. 3-1 から 3-5 までを新しいアカウント(コピー先アカウント)について同様の処理をお こなってメールにアクセスできることを確認します。 3-7. コピーするメールを強調表示して右クリックでポップアップメニューを表示して[メ ッセージをコピー] - [新アカウント名] - [受信トレイ]を選択します。 18 3-8. コピーが開始されます。 3-9. ブラウザから新しいアカウントで SmarterCloud iNotes へログインしてメールがコ ピーされていることを確認します。 4. まとめ 結婚等でメールアドレス、ログイン ID の変更が生じた場合にメールデータの移行方法とし 19 て、新規アカントを作成してから Outlook Express または ThunderBird を使用したメー ルデータのコピー方法について説明しました。ログイン ID の変更が必要ない場合は IBM SmarterCloud iNotes の管理機能を使用して別名を追加し、各ユーザーがアドレスの追加 で新しいメールアドレスを設定することで送受信が可能となりますので、そちらをご検討 ください。 日本アイ・ビー・エム株式会社 Tokyo Software Development Laboratory Software Solutions Technical Support Lotus Technical Support No.3 20