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ODMハンズオン1回目 ソフトウエア事業 WebSphere事業部 Smarter BPM
Smarter BPM ODMハンズオン1回目 ソフトウエア事業 WebSphere事業部 © 2014 IBM Corporation ハンズオン概要 第1回:0からはじめるアプリ開発 ルール・アプリケーションの作成 年齢と性別とBMIから生命保険の加入可否を判定しメッセージを返します 第2回:データの作り込み ルール記述を選択式にする(ドメイン値を設定) 性別、メッセージを選択式にします。 第3回:Webブラウザーでのルール編集 Decision Centerでルールの編集 ハンズオンの実施に当たっては、製品のインストールが必要です。IBMのビジネス・パートナー様はソフ トウエア・ダウンロード・サイトからODMをダウンロードしてインストールをしてください。 弊社BlueMix上のRuleコンポーネントを使用する場合は、以下のURLを参考に開発ツールをインストール してください。ハンズオンの第3回は、BlueMix上でのサポートがありません。 http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/decman/brms-bluemix/ © 2014 IBM Corporation 第1回の作業 0. 事前準備 1. ルールで使用するデータの構造を作成(データ・モデルの作成) 2. 日本語でルールを記述するための辞書の作成(ルールの中で使用するデータ・モデルの生成) 3.外部システムとの接続の定義(ルール・プロジェクトのインターフェースの定義) 4. 処理の流れとルールの整理をするための定義(ルール・パッケージとルール・フローの作成) 5. アクション・ルールの作成 6. テスト 7. ルールの変更 8. テスト © 2014 IBM Corporation 0. 事前準備 Rule Designer を起動し、ルール・パースペクティブを開きます。 ルール・エクスプローラー・ペイ ン上で右クリックから新規 - ルール・プロジェクトを選択し、ルール・プロジェ クトを作成します。 本資料では、プロジェクト名を MUW_sample としています。作成が終わると、ルール・エクスプ ローラー上に、MUW_sample というフォルダとその配下に、いくつかのフォルダが作成されます。 © 2014 IBM Corporation 1. ルールで使用するデータの構造を作成(データ・モデルの作成) ここでは、XML スキーマを使用して、4つのデータ項目を定義します。手順は、ルール・エクスプローラーで MUW_sample プロジェクトを右クリックし、新規、その他を選択して、XML スキーマ(XSD ファイル)を作成します。 名前を“簡易査定”とします。 エディターが開くので、タイプの枠内で右クリックし、複合型を追加し名前を“簡易 査定”とします。 “簡易査定” タイプをダブル・クリックし、Elementの追加を選択し、以下の図のように4つのデー タ項目を追加します。 © 2014 IBM Corporation 2. 日本語でルールを記述するための辞書の作成(ルールの中で使用するデー タ・モデルの生成) Rule Designer のルール・プロジェクト・マップの設計の枠内の XOM のインポートをクリックします。次に、実行オブ ジェクト・モデルのインポート・ウインドウでは、動的実行オブジェクト・モデル(XSD)を選択し、OK ボタンをクリックし ます。プロパティーウインドウが開きますので、動的バインディング・タブの右側に表示される XSD の追加ボタンを クリックし、先ほど作成した XSD ファイルを選択して OK ボタンをクリックします。 次 にルール・プロジェクト・マップの設計の枠内の BOM の作成をクリックします。新規 BOM エントリー・ウインドウで、 XOM の参照ボタンをクリックし、先ほど作成した、xsd ファイルを選択し、OKボタンをクリックします。新規 BOM エン トリー・ウインドウに戻り、パッケージの先頭にあるチェックボックスにチェックを入れて、終了ボタンをクリックします。 © 2014 IBM Corporation 3. 外部システムとの接続の定義(ルール・プロジェクトのインターフェースの定義) 次に、ルール・プロジェクト・マップの設計の枠内のパラメーターの定義をクリックします。この作業 で、ルール・モジュールと外部システムとのインターフェースを定義することになります。プロパ ティー・ウインドウが開きますので、ルール・セット・パラメーターの項目を参照し、追加ボタンをク リックします。タイプを一つ前の作業で登録した BOM クラスを選択し、言語化を"マイデータ"と変 更します。 © 2014 IBM Corporation 4. 処理の流れとルールの整理をするための定義(ルール・パッケージとルール・ フローの作成) 次に、ルール・プロジェクト・マップの調整の枠内のルール・パッケージの追加をクリックし、パッケージを追加し、 あわせて、ルール・フローの追加もクリックして、ルール・フローを作成し、図のようにフローを作成します。 ルールフローの終了ノードをクリックし、画面右下のプロパティーに’簡易査定データ’のメッセージの印刷。 と入 力します。この記述により、ルール実行が終わる時に、コンソールにメッセージが出力されます。 © 2014 IBM Corporation 5. アクション・ルールの作成 ルール・プロジェクト・マップの編成の中にある、アクション・ルールの追加をクリックし、パッケージ に、事前チェックを選択して、名前に”年齢制限ルール”と入力して終了ボタンをクリックします。 次に、年齢制限ルールの記述をしていきます。 ビューの内容の下の空白領域にカーソルを合わ せて、Ctrl+spaceバーを押します。候補の中から仮定条件を選びます。同様の操作で、以下の図 にあるように、ルールを定義します。 © 2014 IBM Corporation 6. テスト 作成したルールを実行してみます。ルール・プロジェクトを選択し、右クリックからDecision Validation Service -> Excel シナリオ・ファイル・テンプレートの生成を選択します。 デフォルト設定のまま次へボタンをクリックし、予期した結果ウインドウでは、メッセージのチェックボックスに チェックを入れ、終了ボタンをクリックします。 ルール実行の結果データとの突合せをするためにこの操作をし ています。 © 2014 IBM Corporation 6. テスト #2 テストデータの入力 テストデータを入力するエクセルファイルが生成されますので、開いて、シナリオ・タブと予期した 結果タブにテスト・データを入力します。 ここでは、シナリオ・タブのシナリオ1の簡易査定データの年齢に 80 を入力します。続いて、予期 した結果タブのシナリオ1の簡易査定データのメッセージは と等しいに “80歳以上の方は申込で きません。”と入力して保存します。 © 2014 IBM Corporation 6. テスト #3 テストデータの投入とテスト実行 ルール・プロジェクトを選択し、右クリックから実行 -> 構成:実行(N)をクリックします。構成実行ウ インドウが開いたら、画面左側のDVS Excelファイルを選択し右クリックから新規を選びます。 作成されたNew_configuration のExcelファイルタブの中で、Excelファイル、ルール・プロジェクト、 HTMLレポートの出力先を参照ボタンで選択します。 実行ボタンをクリックしてテストを実行します。 © 2014 IBM Corporation 6. テスト #4 テスト実行結果の確認 テストの実行結果は、ルール・デザイナーのコンソール・ウインドウ、report.htmlファイルで確認できます。 report.htmlファイルは、ルール・プロジェクトの中に生成されるので、選択し、右クリックから 次を使用して開く -> Webブラウザーを選択します。 コンソールには、ルールフローの終了ノードで定義した出力用のコードが実行された結果が表示され、 report.htmlには、エクセルのテストデータを実行した結果が表示されます。 © 2014 IBM Corporation 7. ルールの変更 #1 ディシジョン・テーブルの追加 ルール・プロジェクト・マップの編成の枠内から意思決定表の追加をクリックし、パッケージ名には、 “査定ルールパッケージ”、名前には、“簡易査定ルール"と書いて終了ボタンをクリックします。 以下のような表を作成します。 © 2014 IBM Corporation 7. ルールの変更 #2 ルールフローへ追加 ルール・エクスプローラーから、査定ルールパッケージをルールフローの中にドラッグアンドドロッ プします。フローの画面から矢印をクリックして、事前チェックから終了ノードに線を引きます。プロ パティーの条件で、 ‘簡易査定データ’のメッセージは空ではない と記述し保存します。 © 2014 IBM Corporation 8. テスト #1 テストデータの編集 テストデータのエクセル・ファイルを開き、テストデータを定義します。 © 2014 IBM Corporation 8. テスト #1 テストデータの投入とテスト実行 ルールデザイナーのメニューから 緑色のアイコンから New_configurationを選択するとテストが 実行されます。 © 2014 IBM Corporation まとめ 第1回目では、Rule Designerを使用して、簡単なルールのアプリケーションの開発を行いました。 第2回目では、ルール記述をさらに簡易にするためのデータ設定をしていきます。 © 2014 IBM Corporation