WebSphere Application Server V5.1 Edge Components V5.1 NAT Method - Solaris -
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WebSphere Application Server V5.1 Edge Components V5.1 導入/構成ガイド NAT Method による構成 - Solaris Ver. 1.0 2004 年 6 月 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 目 次 1. はじめに ............................................................................................................................................ 3 2. Solaris 版 Edge Components V5.1 のための要件 ....................................................................... 4 2.1. 2.2. ハードウェア要件 ........................................................................................................................ 4 ソフトウェア要件.......................................................................................................................... 4 3. Edge Components V5.1 のインストール......................................................................................... 5 3.1. 3.2. 3.3. インストールの準備..................................................................................................................... 5 Java 環境の設定....................................................................................................................... 5 Edge Components のインストール ............................................................................................ 6 4. Load Balancer の構成 .................................................................................................................. 10 4.1. 4.2. 4.3. プライマリー機の構成 ................................................................................................................11 バックアップ機の構成................................................................................................................ 23 ハイ・アベイラビリティ(高可用性)構成....................................................................................... 24 2/32 1. はじめに この文書は、Solaris9上で、WebSphere Application Server Network Deployment V5.1に同梱さ れているEdge Components V5.1のLoad Balancerをインストールし、稼動確認を行うまでの最少 の手順を示したものです。また、今回はハイ・アベイラビリティー(高可用性)構成を前提としていま す。 詳細につきましては、以下URLのインフォセンターをご覧ください。 http://www-306.ibm.com/software/webservers/appserv/doc/v51/ec/infocenter-jp/index.html 当資料では、NAT Method による構成方法を記述しております。MAC Method、CBR Method に よる構成は別途資料をご覧ください。 この文書はできる限り正確を期して作成しておりますが、製品の稼動を保証するものではありませ ん。IBM からの正式な技術サポートは、お客様との契約に基づいてご提供いたします。 3/32 2. Solaris版 Edge Components V5.1 のための要件 2.1. ハードウェア要件 - SPARC ワークステーションまたは UltraSPARC 60 サーバー - インストールのための 50MB のディスク・スペース - 以下いずれかのネットワーク・インターフェース・カード ● 10MB イーサネット ● 100MB イーサネット ● 1GB イーサネット ● マルチポート・イーサネット NIC(モード 1 のみサポート) (注)トークンリングはサポートされておりません。 ※Solaris 版では NIC の設定がデフォルトで 100MB イーサネットアダプター(デフォルト・インターフェ ース名:hme)となっています。100MB 以外のアダプターを使用する場合、もしくはインターフェース 名が eri などの場合は、/opt/ibm/edge/lb/servers/ibmnd.conf ファイルを編集する必要があります。 詳 細 に つ い て は 、 InfoCenter ( Edge Components 版 ) の 「 Load Balancer 管 理 ガ イ ド 」 → 「Dispatcher コンポーネント」→「Dispatcher コンポーネントの構成」→「Dispatcher マシンのセット アップ」をご参照ください。 2.2. ソフトウェア要件 - 以下いずれかの Solaris オペレーティング・システム ● Solaris8 ● Solaris9 ※32 ビット・モードおよび 64 ビット・モード対応 ※最も一貫性を持たせるようにするには、以下のサイトから最新のパッチをダウンロードして適 用します。 http://sunsolve.sun.com - Java2 JRE、標準版 バージョン 1.4.1 以上 なお、製品の最新の稼動要件につきましては、 http://www.ibm.com/software/webservers/appserv/doc/latest/prereq.html でご確認ください。 4/32 3. Edge Components V5.1 のインストール 3.1. インストールの準備 root 権限をもつユーザーでログインします。 3.2. Java 環境の設定 Edge Components V5.1 の JRE 前提条件はバージョン 1.4.1 以上になっていますので、まず始め にこの設定を行います。 3.2.1. Java ディレクトリーのコピー 製品の CD-ROM より Java ディレクトリーを /opt にコピーします。 # cd /cdrom/cdrom0 # cp ‐r java /opt 3.2.2. PATH 環境変数の設定 .profile ファイルを開き(ない場合は新規作成)、以下の行を追加します。 # vi $HOME/.profile PATH=/opt/java/jre/bin:$PATH;export PATH 変更をすぐに反映させるために、以下のコマンドを入力します。 そして echo コマンドで変更が反映されているかを確認します。 # . $HOME/.profile # echo $PATH 3.2.3. Java バージョンの確認 バージョンが 1.4.1 になっていることを確認します。 # java ‐fullversion java full version “1.4.1_05-b01” 5/32 3.3. Edge Components のインストール 1. 製品の CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入し、インストール・ウィザードを起動します。 # cd /cdrom/cdrom0 # ./install 2. 「Edge Components 5.1 製品セットアップ」が表示されたら、「次へ」をクリックして先へ進みま す。 3. 「ソフトウェア・ライセンス契約」を確認後、「はい」をクリックします。 6/32 4. 「言語サポート選択」画面では、「日本語」を選択し「次へ」をクリックします。 7/32 5. 「コンポーネント選択」画面では、「Dispatcher」にチェックをします(すると自動的に「ライセンス」「ラン タイム」「管理」にもチェックがつきます)。また、必要に応じて「HTML 文書」にもチェックをつけ「次へ」をク リックします。 6. 「インストール選択の要約」を確認後、OK であれば「続行」をクリックします。 8/32 7. インストール中のメッセージが表示されます。 8. 「インストール結果の要約」画面が表示されたら、「終了」をクリックします。 ※ 手動でインストールする場合 # pkgadd ‐d /cdrom/cdrom0/lb 以下のパッケージ番号を指定します。 1 ibmlbadm 管理 2 Ibmlbbase ベース 6 ibmlbdisp Dispatcher コンポーネント 11 ibmlbjaJP 言語 13 ibmlblic ライセンス # pkginfo │ grep ibmlb 上記パッケージがインストールされているか確認 9/32 4. Load Balancer の構成 NAT転送メソッドを使用すると、異なるセグメント上のWebサーバーに対してもディスパッチが可能です。また、 Dispatcher が受け取るポートとサーバーが受け取るポートを異なるものに指定してマッピングさせることが可 能です。コマンドによる構成とGUIツールによる構成方法がありますが、当資料では、下記サンプル構成を想 定して、GUIツールによる構成手順を記述しています。 サブネットマスク 255.255.255.0 Load Balancer1 Primary (Linux) 172.16.236.8 Load Balancer2 Backup (Linux) 172.16.236.9 クラスター・アドレス 172.16.236.10 リターン・アドレス 172.16.236.20 クライアント・ゲートウェイ/ルーター・アドレス 172.16.236.250 サーバー#1 (Windows 2000) 172.16.235.1 サーバー#2 (Windows 2000) 172.16.235.2 Load Balancer1 Primary 172.16.236.8 as NFA(*) 172.16.236.10 as cluster address 172.16.236.20 as return address Server #1 172.16.235.1 Client Gateway Address/ Router Address Client 172.16.236.250 Server #2 Load Balancer2 Backup 172.16.235.2 172.16.236.9 ※ MAC Methodでは各Webサーバーにループバック・アダプターの設定が必要ですが、CBR/NAT Method ではリターン・アドレスを使用するため、ループバック・アダプターの設定は必要ありません。ループバック・ア ダプターの設定が残っているとうまくディスパッチされませんのでご注意ください。 (*)NFA=nonforwardingアドレス 10/32 4.1. プライマリー機の構成 4.1.1. Dispatcher サービスの起動 # dsserver 4.1.2. GUI 管理ツールの起動 # lbadmin 4.1.3. ホストに接続 1. 「Dispatcher」をハイライトして右クリックし、「ホストに接続…」を選択します。 11/32 2. 次のポップアップが表示されたら、該当するホスト名を選択して、「了解(O)」をクリックします。 4.1.4. executor の開始 「ホスト:∼」をハイライトして右クリックし、「executor の開始」を選択します。 executor 開始後、[executor:127.0.0.1]と表示されている場合は、[executor:127.0.0.1]をクリックし、 「構成設定」タブを開き、「非転送先アドレス」を Dispatcher マシンの IP アドレスに変更して「構成の更新」 をクリックします。 4.1.5. Clientgateway の追加 Clientgateway を設定します。Clientgateway では、アウトバウンド・トラフィックを Dispatcher からクライ アントへの転送に使用するルーター・アドレスを指定します。 「構成設定」タグを選択して「クライアント・ゲートウェイ・アドレス」にルーター・アドレスを入力したら「構成 の更新」をクリックして変更を反映させます。 ※ ここで Clientgateway の設定を行わないと転送方式で MAC ベース転送しか選べませんので、ご注 意ください。 12/32 4.1.6. クラスターの追加 1. [executor:∼] をハイライトして右クリックし、「クラスターの追加…」を選択します。 2. 「クラスターの追加」パネルで、「クラスター・アドレス」を入力します。「クラスターのプライマリー・ ホスト」には、Dispatcher のアドレスを入力します。「クラスター」には任意の値を入力します。「こ 13/32 のクラスターを構成しますか?」にチェックすると、”dscontrol cluster configure” コマンドが自動 的に実行され、クラスター・アドレスが Dispatcher マシンのインターフェースに Alias(別名)として 定義されます。 ハイ・アベイラビリティー(高可用性)構成をとる場合は、「このクラスターを構成しますか?」にチェ ックをつけないでください。今回は、ハイ・アベイラビリティー構成を組みますので、チェックをつけ ないで次に進みます。 4.1.7. インタフェース・アドレスの構成 1. [executor:∼] をハイライトして右クリックし、「インターフェース・アドレスの構成…」を選択します。 14/32 2. 「インターフェース・アドレス」、「インターフェース名」、「ネットマスク」を入力します。「インターフェース 名」は、インターフェースがイーサネットの場合は「eth∼」なります。 4.1.8. クラスター割合の設定 1. [クラスター:∼] を選択し、「割合」タブを開きます。 15/32 2. 「クラスター割合の設定」の各比率を 45:45:10:0 に変更して、「構成の更新」をクリックします。 Manager が重みを計算する根拠となる4つのパラメーターの意味については、InfoCenter (Edge Components 版)の「Load Balancer 管理ガイド」→「Load Balancer の機能と拡張機 能」→「Dispatcher、CBR、および Site Selector のための Manager、Advisor、および Metric Server 機能」→「Load Balancer によって提供されるロード・バランシングの最適化」→「状況情 報に与えられる重要性の割合」をご覧ください。 4.1.9. ポートの追加 1. [クラスター:∼] をハイライトして右クリックし、「ポートの追加…」を選択します。 16/32 2. 「ポート番号」を入力します。「転送方式」は、「NAT/NAPT」を選択して「了解(O)」をクリックします。 4.1.10. サーバーの追加 1. [ポート:∼] をハイライトして右クリックし、「サーバーの追加…」を選択します。 2. 「サーバー」にサーバーのホスト名またはアドレス、「サーバー・アドレス」にサーバーの IP アドレ スを入力し、マップ・ポート、リターン・アドレス、ネットワーク・ルーター・アドレスを指定します。 ・ マップ・ポート・・・クライアントからの要求ポート(Dispatcher が受け取るポート)とサーバーで受 け取るポートを変更したい場合に指定します。マップ・ポートを使用して、複数のサーバー・デー モンを実行しているサーバーに対してロード・バランシングができます。 ・ リターン・アドレス・・・Dispatcher はリターン・アドレスを使用してサーバーにロード・バランスを 行います。サーバーから Dispatcher への戻りもリターン・アドレスを使用します。クラスター・アド 17/32 レスと同様、実アドレスを指定します。リターン・アドレスは、サーバーを除去してもう一度追加し ない限り変更できません。リターン・アドレスは、クラスター、サーバー、または NFA アドレス (Dispatcher マシンのアドレス)と同じにはできません。 ・ ネットワーク・ルーター・アドレス・・・リモート・サーバーへのルーター・アドレスを指定します。 3. 管理画面上にサーバーが追加されたことを確認したら、同様に他のサーバーも追加します。 18/32 4.1.11. Manager の開始 1. [ホスト:∼] をハイライトして右クリックし、「manager の開始」を選択します。 2. 以下のポップアップでは、デフォルトのまま「了解(O)」をクリックします。 3. 続いて、Advisor を開始する画面が表示されます。ここでは、デフォルトのままで「了解(O)」をクリ ックします。 19/32 4.1.12. Advisor の開始 前述の「4.1.11. Manager の開始」のように、通常 manager を開始後、自動的に Advisor の開始の手順 が続きます。以下の手順は、Advisor を単独で開始する場合の手順になります。 1. Advisor を開始するには、[manager] を右クリックし、「advisor の開始…」を選択します。 20/32 2. 使用するサーバーにあわせて advisor 名 とポート番号を選択します。ここでは、advisor に対し プロトコル HTTP、ポート 80 を指定します。クラスターは 1 つしかないので「アドバイザー対象クラ スター」は入力しないで「了解(O)」をクリックします。(クラスターを複数定義した場合は Advisor ごとに指定できます。) 4.1.13. 構成の保管 1. ここまでの構成をファイルに保存します。 [ホスト:∼] をハイライトして右クリックし、「構成ファイルの別名保管…」を選択します。 21/32 2. ファイル名を指定します(ここでは、nat.cfg で保管します)。 構成ファイルは、/opt/ibm/edge/lb/servers/configurations/dispatcher に保管されます。保管し たファイルは、次回 Dispatcher を起動した際、上記メニューの「新しい構成をロード…」を選択し てロードすることができます。 構成ファイル nat.cfg の内容 # cat nat.cfg dscontrol set loglevel 1 dscontrol executor start dscontrol executor set clientgateway 172.16.236.250 dscontrol cluster add ClusterA address 172.16.236.10 primaryhost 172.16.236.8 dscontrol cluster set ClusterA proportions 45 45 10 0 dscontrol executor configure 172.16.236.10 eri0 255.255.255.0 dscontrol port add ClusterA:80 method nat reset no dscontrol port set ClusterA:80 porttype tcp dscontrol server add ClusterA:80:ita050 address 172.16.235.2 router address 172.16.235.1 router 172.16.236.250 returnaddress 172.16.236.20 dscontrol server add ClusterA:80:ita049 172.16.236.250 returnaddress 172.16.236.20 dscontrol manager start manager.log 10004 dscontrol advisor start Http 80 Http_80.log 22/32 4.1.14. (参考)リターン・アドレスを NIC の Alias として追加 リターン・アドレスは Dispatcher からは自動で追加されないため、コマンド等で Alias に追加する必要が あります。 ※ ただし、HA 構成の場合はスクリプト中に記述するため、このコマンドは必要ありません。 以下を実行します。 # ifconfig eri0:2 plumb 172.16.236.20 netmask 255.255.255.0 up 4.2. バックアップ機の構成 バックアップ機の構成は、基本的にはプライマリー機の構成と同様の手順で実施します。 注意すべき点は、以下のように「クラスターの追加」を実施するときに、「クラスターのプライマリー・ホス ト」にプライマリー機のアドレスを指定することと、「このクラスターを構成しますか?」にチェックをしないこ とです。それ以外は、プライマリー機と同様に構成を実施しますので、前述の「プライマリー機の構成」を 参照して構成を実施してください。 プライマリー機と同様、一通り構成が済みましたら、構成の保管を実施します。 23/32 4.3. ハイ・アベイラビリティー(高可用性)構成 ※ プライマリー機とバックアップ機の OS は同一にする必要があります。 ※ プライマリー機とバックアップ機は同一サブネット上におく必要があります。 ハイ・アベイラビリティー(高可用性)構成では、2 台の Dispatcher マシンを使用し、プライマリー機が すべてのクライアント・トラフィックに対するロード・バランシングを実行します。バックアップ機はプライ マリー機の状態を監視し、プライマリー機に障害が発生すると、ロード・バランスタスクを引き継ぎま す。また、相互ハイ・アベイラビリティー構成では、2 つの Dispatcher がそれぞれ 1 組以上のクラス ターにロード・バランシングを行い、交互にバックアップを行います。ハイ・アベイラビリティー構成の 詳 細 に つ い て は 、 InfoCenter ( Edge Components 版 ) の 「 Load Balancer 管 理 ガ イ ド 」 → 「Dispatcher コンポーネント」→「Dispatcher コンポーネントの計画」をご参照ください。 4.3.1. プライマリー機の構成 1. クラスターの追加の際に、以下のように「このクラスターを構成しますか?」のチェックはつけない ようにします(4.1.6 参照)。 2. [高可用性∼] をハイライトして右クリックし、「高可用性バックアップの追加…」を選択します。 24/32 3. 「高可用性の構成」で、「ポート番号」を指定し、「役割」はプライマリー、「リカバリー・ストラテジー」は ここでは自動を選択します。「heartbeat 宛先アドレス」にバックアップ機のアドレスを指定して「了解(O)」 をクリックします。 25/32 ※ リカバリー・ストラテジーは「自動」と「手動」があります。「自動」はプライマリー機が回復すると自 動的にプライマリー機にロード・バランシングのタスクがフェールバックされます。一方「手動」の 場合は、プライマリー機に手動で戻さない限り、プライマリー機が回復してもバックアップ機がロ ード・バランシングを続けます。 ※ 役割の「両方」は、クラスターが複数ある場合、これを選択することで相互ハイ・アベイラビリティ ー(マルチクラスタリング)機能を使うことができます。 ここまでの構成が終わったら構成ファイルを保管します。 4.3.2. バックアップ機の構成 プライマリー機と同様の手順でもう一方の Dispatcher の構成を行います。このとき、次の点に注意して ください。 ※ Dispatcher のバックアップ機では、「クラスターのプライマリー・ホスト」にプライマリー機のアドレ スを指定します。この指定をしないと、2 台の Dispatcher で正しく同期をとることができません。 (2 台の Dispatcher マシンでプライマリーホストが一致していないと、ハイ・アベイラビリティー構 成した際に同期がとれません。) 1. クラスター追加の際に、以下のようにクラスターのプライマリー・ホストにプライマリー機のアドレス を指定します。プライマリー機と同様に「このクラスターを構成しますか?」のチェックをはずします (4.2 参照)。 その他、ハイ・アベイラビリティー以外はプライマリー機と同様に構成します。 26/32 2. 「高可用性の構成」では、「ポート番号」を指定し、「役割」をバックアップ、「heartbeat 宛先アドレ ス」にプライマリー機のアドレスを指定して、「了解(O)」をクリックします。 4.3.3. スクリプトファイルの作成 ハイ・アベイラビリティー構成をとる場合は、3 つのスクリプトファイルを用意する必要があります。2 台 の Dispatcher でこれらのスクリプトを実行することで、クラスターのアドレスを自分のネットワークイ ンターフェースの別名として追加/削除を行います。これらのサンプルは、 <LB_directory>¥servers¥samples 以下にあります(Edge Components に FixPack を適用時)。 ・ goActive.sample ・ goInOp.sample ・ goStandby.samples これら 3 つのファイルをコピーして、<LB_directory>¥servers¥bin に置いて、それぞれ、sample 拡 張子をはずし、編集します。スクリプトファイルはプライマリー機とバックアップ機とで同じものを使い ます。 27/32 goActive スクリプトの内容 #!/bin/ksh # 5630-A36, (C) COPYRIGHT International Business Machines Corp., 1998, 2002 # All Rights Reserved * Licensed Materials - Property of IBM # # goActive script # # Configure this script when using the high availability feature of # Network Dispatcher. # # This script is executed when Network Dispatcher goes into the # 'Active' state and begins routing packets. # # This script must be placed in Network Dispatcher's bin directory # (/opt/ibm/edge/lb/servers/bin/) and it needs to have root execute permission. # # le0=Ethernet, hme0=fast Ethernet, ge0=Gigabit Ethernet # The netmask must be the netmask of your LAN. It may be hexadecimal or octal notation. # #LB_LOGDIR=/opt/ibm/edge/lb/servers/logs/dispatcher/ CLUSTER=172.16.236.10 RETURN=172.16.236.20 # For Solaris 8, remove the ':alias' at the end of INTERFACE # Please do not remove interfaces (like: lo0, hme0), remove aliases only. INTERFACE1=eri0:1 INTERFACE2=eri0:2 LOOPBACK=lo0:1 NETMASK=255.255.255.0 # For Solaris 8, Interface Configuration Commands and Parameters: INTERFACE1PARMS='plumb '$CLUSTER' netmask '$NETMASK INTERFACE2PARMS='plumb '$RETURN' netmask '$NETMASK LOOPBACKPARMS='unplumb' # # date >> $LB_LOGDIR/ha.log print "This machine is Active. Aliasing cluster address(es) to NIC ¥n" >> $LB_LOGDIR/ha.log 28/32 ifconfig $LOOPBACK $LOOPBACKPARMS # where LOOPBACK maps to CLUSTER address # ifconfig $INTERFACE1 $INTERFACE1PARMS up ifconfig $INTERFACE2 $INTERFACE2PARMS up goInOp スクリプトの内容 #!/bin/ksh # 5630-A36, (C) COPYRIGHT International Business Machines Corp., 1998, 2002 # All Rights Reserved * Licensed Materials - Property of IBM # # goInOp script # # Configure this script when using the high availability feature of # Network Dispatcher and optionally when using Network Dispatcher in a # standalone environment. # # This script is executed when the Network Dispatcher executor is stopped # (and before the executor is initially started). # # This script must be placed in Network Dispatcher's bin directory # (/opt/ibm/edge/lb/servers/bin/) and it needs to have root execute permission. # Modify CLUSTER and INTERFACE to match your environment. # # le0=Ethernet, hme0=fast Ethernet, ge0=Gigabit Ethernet # #LB_LOGDIR=/opt/ibm/edge/lb/servers/logs/dispatcher CLUSTER=172.16.236.10 RETURN=172.16.236.20 # For Solaris 8, remove the ':alias' at the end of INTERFACE # Please do not remove interfaces (like: lo0, hme0), remove aliases only. INTERFACE1=eri0:1 INTERFACE2=eri0:2 LOOPBACK=lo0:1 # For Solaris 8, Interface Configuration Commands and Parameters: INTERFACE1PARMS='unplumb '$CLUSTER 29/32 INTERFACE2PARMS='unplumb '$RETURN LOOPBACKPARMS='unplumb' # # # date >> $LB_LOGDIR/ha.log print "Executor has stopped. Removing loopback and device aliases. ¥n" >> $LB_LOGDIR/ha.log ifconfig $LOOPBACK $LOOPBACKPARMS ifconfig $INTERFACE1 $INTERFACE1PARMS ifconfig $INTERFACE2 $INTERFACE2PARMS goStandby スクリプトの内容 #!/bin/ksh # 5630-A36, (C) COPYRIGHT International Business Machines Corp., 1998, 2002 # All Rights Reserved * Licensed Materials - Property of IBM # # goStandby script # # Configure this script when using the high available feature of # Network Dispatcher. # # This script is executed when Network Dispatcher goes into the # 'Standby' state. Monitoring the health of the 'Active' machine # but not routing packets. # # This script must be placed in Network Dispatcher's bin directory (by default this # is /opt/ibm/edge/lb/servers/bin/) and it needs to have root execute permission. # # le0=Ethernet, hme0=fast Ethernet, ge0=Gigabit Ethernet # #LB_LOGDIR=/opt/ibm/edge/lb/servers/logs/dispatcher CLUSTER=172.16.236.10 RETURN=172.16.236.20 # For Solaris 8, remove the ':alias' at the end of INTERFACE # Please do not remove interfaces (like: lo0, hme0), remove aliases only. INTERFACE1=eri0:1 INTERFACE2=eri0:2 LOOPBACK=lo0:1 30/32 NETMASK=255.255.255.0 # For Solaris 8, Interface Configuration Commands and Parameters: INTERFACE1PARMS='unplumb '$CLUSTER INTERFACE2PARMS='unplumb '$RETURN LOOPBACKPARMS='plumb '$CLUSTER' netmask '$NETMASK # date >> $LB_LOGDIR/ha.log # print "Going into Standby mode. ¥n" >> $LB_LOGDIR/ha.log # print "Deleting the device alias(es) and adding the loopback aliases.¥n" >> $LB_LOGDIR/ha.log ifconfig $INTERFACE1 $INTERFACE1PARMS ifconfig $INTERFACE2 $INTERFACE2PARMS ifconfig $LOOPBACK $LOOPBACKPARMS up 31/32 4.3.4. 同期の確認 [高可用性∼] をハイライトして右クリックし、状況を確認します。 それぞれ「2 次状態」が「同期化済み」で、「状態」がプライマリー機が「活動中」、バックアップ機が「待 機」となっていれば正常です。「活動中」、「待機」にならず、「2 次状態」が「未同期」の場合は、「統計 の最新表示(S)」を何度かクリックしてください。それでも双方の 2 次状態が「未同期」の場合は、設定 内容を確認します。 プライマリー機の状況 バックアップ機の状況 最後に、ディスパッチが正常に行われることを確認してください。 32/32