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WebSphere Application Server V8.0 for IBM i 導入 導入・・・・構成 構成ガイド

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WebSphere Application Server V8.0 for IBM i 導入 導入・・・・構成 構成ガイド
WebSphere Application Server V8.0 for IBM i
導入・
導入・構成ガイド
構成ガイド
© 2011 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
Disclaimer
当資料で提供する技術情報は、各製品の出荷前コードに基づくものを含みます。
この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりません。
当資料は、資料内で説明されている製品の仕様を保証するものではありません。
資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2012年1月現在の情報
であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、仕様が変わる可能性があるのでご注意下
さい。
今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認ください。
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© 2011 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
更新履歴
2012年1月20日 初版発行
3
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前提
当ガイドでは、以下の環境を前提としております
– IBM i V7.1
– IBM WebSphere Application Server Express V8.0 for IBM i
• 5722-WE2 IBM Web Enablment for IBM iのメディアに同梱されている
WebSphere Application Server Express V8.0 for IBM i
– Fix Pack 1(8.0.0.1)
当ガイドでは、以下の略称を使用しております
– IBM WebSphere Application Server = WAS
– IBM Installation Manager = IM
4
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目次
1.
2.
3.
5
WebSphere Application Server V8.0 for IBM i の導入
サーバーの構成
アプリケーションの導入と稼動テスト、及び問題判別
© 2011 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
第1章
WebSphere Application Server V8.0 for IBM i の導入
6
© 2011 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
目次:WAS V8.0 for IBM i の導入
1.
2.
3.
導入の前提
導入の実施
導入後の構成
–
7
導入が正常終了しない場合
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1. 導入の前提
1.
IBM i 要件
1.
2.
2.
3.
8
ハードウェア
ソフトウェア
ワークステーション要件
IBM i 累積PTFレベル
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IBM i 要件(1)
ハードウェア
– 最小サーバー要件
• WAS V8.0のひとつのプロファイルをアクティブにするために最低限
最低限必要なシステム資源
最低限
• CPU: 600CPW
• メモリー: 2GB
• ディスク:
– 2~5GB
› DVDメディアや、Web (PAサイト) からの直接導入の場合2GB
› ローカル (ディスク上にイメージをダウンロード) からの導入の場合5GB
› 導入オプションに要する必要ディスク量(目安)
導入オプション
概要
必要なディスク量
WebSphere Application Server
WebSphere Application Server ランタイム
910 MB
Application Server Samples
サンプル・アプリケーション
90 MB
Application Client
クライアント開発およびクライアント・ランタイム
230 MB
Web Server Plug-ins
Webサーバー・プラグイン
100 MB
– IBM Systems Workload Estimator (WLE) によるサイジングを推奨
• http://www-03.ibm.com/systems/i/advantages/perfmgmt/sizing.html
• (* 2012/1 現在、WAS7.0のワークロードはあるがWAS8.0はまだ利用可能でない)
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IBM i 要件(2)
必須ソフトウェア
– IBM i 6.1 (5761-SS1 V6R1) または IBM i 7.1(5770-SS1 V7R1)
– Java
• IBM Runtime Environment, Java Technology Edition 6.0 (J9 2.6)
– IBM J2SE 6.0 32-bit JVM (5761-JV1) (オプション 11)
– 以下の5761-JV1 PTFの適用
› SI42021
› SI42022
› SI42026
– QShell (5761-SS1 / 5770-SS1 オプション30)
– 拡張基本サポート (5761-SS1 / 5770-SS1 オプション3)
– PASE (Portable Application Solutions Environment) (5761-SS1 / 5770-SS1
オプション33)
– ホスト・サーバー (5761-SS1 / 5770-SS1 オプション12)
– ディジタル証明書マネージャー (5761-SS1 / 5770-SS1 オプション34)
– 以下のPTF
• IBM i 6.1 (5761-SS1):
– •SI41986 : Support of IBM Technology for Java 6 2.6
• IBM i 7.1 (5770-SS1):
– •SI41988 : Support of IBM Technology for Java 6 2.6
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IBM i 要件(3)
オプションのソフトウェア
– Java
• IBM J2SE 6.0 64bit JVMを使用する場合
– IBM J2SE 6.0 64-bit JVM (5761-JV1) (オプション 12)
– 以下の5761-JV1 PTFの適用
› SI41985
› SI41998
› SI42024
– HTTPサーバー
• インストール作業、またEJB のみをデプロイする場合は不要
• サーブレットと JSP ファイルを使用する場合には推奨
• 以下の HTTP サーバー製品をサポート
– IBM HTTP Server (Apache で稼働) (5761-DG1 / 5770-DG1)
– Lotus® Domino® 8 for System i® 8.0(5733-LD8)、 versions 8.0.1 and 8.0.2
– IBM Domino 8.5 for i (5733-L85)
– DB2 Query Manager and SQL Development Kit for iSeries® (5761-ST1 /
5770-ST1)
• データベース・アプリケーション開発時に有用
– (参考
参考)
参考 WebSphere Application Server detailed system requirements Version 8.0
• http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27006921#8.0
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ワークステーション要件
WAS V8.0の管理のみを計画している場合
– サポートされる以下のWeb ブラウザーを備えた任意のオペレーティング・システム
を使用可能
• Microsoft® Internet Explorer Version 6.0 SP2 or later
• AIX: Mozilla Firefox Version 1.5 or later
• HP-UX, Linux, Solaris: Mozilla Firefox Version 2.0 or later
ワークステーション側からのWAS V8.0の導入を計画している場合
– CD / DVD ドライブが必要
– IBM i に接続できるネットワーク環境
– PAサイトから直接インストール・イメージにアクセスして導入する場合、Webに接続
できるネットワーク環境
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IBM i 累積PTFレベル
WAS V8.0がテストされたのと同レベル、もしくはそれ以上のレベルの累積PTFパッケー
ジが必要
– WebSphere Application Server for System i のWebサイトで確認
• http://www-03.ibm.com/systems/i/software/websphere/services/servicews80_V7R1.html
– 2012/1/20 時点では以下の通り
• IBM i 7.1: C1116710 および WAS 8.0.0.2 (WAS V8 Group PTF level 3)でテスト済み
– また、WAS V8.0 グループPTFに含まれる以下のグループPTFレベルでテスト済み
Area
グループPTF番号
PTFレベル
Database
SF99701
#11
Java
SF99572
#6
IBM HTTP Server
SF99368
#10
• IBM i 6.1: C1256610 および WAS 8.0.0.2 (WAS V8 Group PTF level 3)でテスト済み
– また、WAS V8.0 グループPTFに含まれる以下のグループPTFレベルでテスト済み
13
Area
グループPTF番号
PTFレベル
Database
SF99601
#21
Java
SF99
#17
IBM HTTP Server
SF99115
#22
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2. 導入の実施
1.
2.
Installation ManagerのIBM iへの導入
WAS V8.0のIBM i への導入
1.
3.
14
Telnet 5250 からの導入
WAS V8.0のグループPTFの導入
1.
グループPTFの適用
2.
Installation Managerのフィックス・パックのインストール
3.
WebSphere Application Server フィックスパックのインストール
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WAS V8.0のIBM i への導入
WAS V8.0から導入方法が変更
– IBM Installation Managerを使用してWASの導入、管理
• 事前にInstallation Manager V1.4.4以上をIBM iに導入しておく必要があります
• IBM i 版のInstallation Managerでは、GUIはサポートされていません
当手順書
の対象
導入方法は2通り
– IBM i サーバー上のInstallation Managerを使用して導入する方法
• IBM iのDVDドライブにメディアをセットし、Telnet 5250でQShellからコマンドを実行
• PAなどからダウンロードしたインストール・イメージをIBM iに転送し、 Telnet 5250でQShellからコマ
ンドを実行
– Windows ワークステーション上のiRemoteInstallから導入する方法
• PCのDVDドライブにメディアを装填し、コマンド行からネットワーク経由で導入
当手順書
で使用
使用する媒体
– WebSphere Application Server V8.0 Express for IBM i
• 5722-WE2 IBM Web Enablement for IBM i 同梱のメディア
• PAからダウンロードできるインストール・イメージ
インフォメーション・センター
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r0/topic/com.ibm.websphere.installat
ion.express.iseries.doc/info/iseriesexp/ae/welc_newinstaller.html
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【補足】導入メディアについて
IBM Installation Manager
– Installation Managerは、WAS V8.0のメディアと合わせて提供されていますが、最新のもの
をWebからダウンロードし、導入します
• Webからダウンロード
• https://www-304.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24029226
– IBM Installation Managerを使用してWASの導入、管理
• 事前にInstallation ManagerをIBM iに導入しておく必要があります
– 次ページより、Installation Managerの導入方法についても説明しています
IBM WebSphere Application Server V8.0
– IBM WebSphere Application Server V8.0 Express for IBM i の入手方法は、以下の2通り
• パスポート・アドバンテージ・オンライン(PAオンライン)
– http://www-06.ibm.com/software/jp/passportadvantage/pao.html
• 5722-WE2 Web Enablement for IBM i
– Express以外のBase、NetworkDeploymentについては、PAのみ
製品発表レター:WebSphere Application Server V8.0 の発表
– http://www06.ibm.com/jp/domino02/NewAIS/aisextr.nsf/ByLetterNo/SWA11027?OpenDocument&
ExpandSection=1&highlight=0,WebSphere
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導入方法について
この資料では、IBM i サーバー上のInstallation Manager を使用し、以下を想定した導
入手順となっています
– IBM i のバージョンは 7.1
– IBM Installation Managerが未導入
• 既にIBM i サーバー上にIBM Installation Managerが導入されている場合、ステップ5か
ら開始します
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IBM i サーバーからの導入
IBM i 側の準備
– 導入のためのユーザー・プロファイル
• QSECOFRもしくは、*ALLOBJ、*SECADM権限のあるユーザー・プロファイル
– ジョブのCCSID、またはシステム値QCCSID
• 日本語環境に導入する場合、導入ジョブや実行ジョブのCCSIDは5035または1399に設定
• システム値QCCSIDが65535の場合、5035または1399に変更
• 何らかの理由によりシステム値を変更したくない場合は、導入後にユーザープロファイルQEJB、
QEJBSVR のCCSID を、5035または1399に変更してください
– ホスト・サーバーの起動
• STRHOSTSVR SERVER(*ALL)でホスト・サーバーを起動
– TCP/IP ホスト名
• CFGTCPコマンドのオプション12 を選択して、TCP/IPホスト・ドメイン情報が正しく構成されていること
を確認
• また、TCP/IPが開始されていること
Windows ワークステーション側の準備
– 上記IBM iに接続された5250 Telnetセッションが開始されていること
– Installation Managerを、Webからダウンロードできるネットワーク環境
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IBM i サーバーからの導入(ステップ1)
5250コマンド・ラインより、Installation Managerを導入します
– IBM i 用のInstallation Manager をダウンロードします
• https://www-304.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24029226#downloads
• agent.installer.os400.motif.ppc_1.4.4000.20110525_1254.zip
– ファイル名後半部分は、提供されているバージョンにより異なります
Fix Central
もしくはHTTP
経由でダウン
ロードします
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IBM i サーバーからの導入(ステップ2)
– ダウンロードしたzipファイルを、FTPなどを使ってIBM iのIFS上に転送し、解凍します
• 解凍コマンド例
• jar -xvf /tmp/agent.installer.os400.motif.ppc_1.4.4000.20110525_1254.zip
– /tmpにあるagent.installer.os400.motif.ppc_1.4.4000.20110525_1254.zipファイルを、現行
ディレクトリーに解凍します
› ※青字で書かれた「1.4.4000.20110525_1254」は、IMのバージョンによって異なります
– 解凍されるファイル
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IBM i サーバーからの導入(ステップ3)
– 5250コマンド・ラインからInstallation Managerを導入します
• 5250コマンド・ラインより
• STRQSH
– Installation Managerを解凍したディレクトリーにcd し、マスク設定します
• コマンド例:/tmp/IMに解凍した場合
• cd /tmp/IM
• umask 022
– 導入時に作成されるファイル・ディレクトリーのアクセス権を設定するために、umaskコマンドを実施します
– 022 を指定することで、owner=rwx、group=r、other=r の権限が付与されます
– インストール・コマンドを実行します
• コマンド例
• installc -acceptLicense -log /tmp/IMInstall.log -sVP
• パラメーター説明
– -acceptLicense *
› ライセンス条項に同意するためのパラメーターです
– -log
› 導入結果の出力先となるファイルのディレクトリーを指定します
– sVP
› 詳細な処理状況を表示します
– * は、必須パラメーターになります
– (参考)Installation Manager : Silent Installation
• https://www-304.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24028743#kit
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IBM i サーバーからの導入(ステップ4)
– 導入されたことを確認します
• 「/QIBM/ProdData/InstallationManager/eclipse ディレクトリーに
com.ibm.cic.agent_1.4.4000.20110525_1254 がインストールされました。 」と表示されることを確
認
• また、導入時にログ・ファイルを指定した場合、エラーがでていないことを確認します
ボ[cヌ゙: /tmp/IMInstall.log
ロテーn゙:
1 OF
3 BY 18
制御 :
桁:
1
59 BY 131
....+....1....+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7....+....8....+....9....+....0....+....1....+....2....+....3.
************* データの始め ****************
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<result>
</result>
*********** データの終わり ******************
F3= 終了 F10=16 進表示 F12= 取り消し F15= サービス F16= 検索の反復
22
F19= 左 F20= 右
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IBM i サーバーからの導入(ステップ5)
続いて、5250コマンド・ラインからWAS V8.0 を導入します
注意!!
注意
– IBM i のディスク・ドライブに、WAS V8.0のディスクが装填します
•
•
•
DVD装填前
装填前に、光ディスク装置の「拡張媒体形式のサポート」属性を変更
装填前
CHGOPTA EXTMEDFMT(*YES)
WRKLNK ‘/QOPT’ で、オブジェクト名に小文字が含まれて表示していることを確認。大文字のみ
で表示されている場合、導入に失敗します
オブジェクト・リンクの処理
ディレクトリー . . : /qopt/WASV8_WEBENAB
オプションを入力して,実行キーを押してください。
2= 編集 3= コピー 4= 除去 5= 表示 7= 名前の変更 8= 属性の表示
11= 現行ディレクトリーの変更 ...
OPT eボニ゙ゥhn、メ]h
launchpad_a11y.ini
launchpad64.exe
launchpad64.ini
native
plugins
readme
repository.config
repository.xml
Copyright.txt
23
jbポ
属性
DSTMF
DSTMF
DSTMF
DDIR
DDIR
DDIR
DSTMF
DSTMF
DSTMF
テキスト
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IBM i サーバーからの導入(ステップ6)
– 5250コマンド・ラインからWAS V8.0を導入します
•
•
5250コマンド・ラインより
STRQSH
– Installation Managerのディレクトリーにcd し、マスク設定します
•
•
cd /QIBM/ProdData/InstallationManager/eclipse/tools
umask 022
– インストール・コマンドを実行します
コマンド例
imcl install com.ibm.websphere.WEBENAB.v80_8.0.0.20110503_0200
-repositories /QOPT/WASV8_WEBENAB
-installationDirectory /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V8/EXPRESS
-properties was.install.os400.profile.location=/QIBM/UserData/WebSphere/AppServe
r/V8/EXPRESS
-sharedResourcesDirectory /QIBM/UserData/InstallationManager/IMShared
-acceptLicense
-log /temp/was8ExpressInstall.log
-sVP
•
•
※上記コマンドは、見やすさのため改行していますが、1行のコマンドです
24
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IBM i サーバーからの導入(ステップ6)
• パラメーター説明
– com.ibm.websphere.WEBENAB.v80_8.0.0.20110503_0200
› 導入する製品のオファリングIDを指定します。使用するインストール・イメージにより異な
ります。PAでダウンロードしたWAS V8.0 Expressの場合、WEBENAB 部分が、
EXPRESSになります。青字部分は、導入イメージのバージョンにより異なります
– -repositories
› インストール・イメージのディレクトリーを指定します。光ディスク・ドライブを指定する場合、
/QOPT/~を指定します。インストール・イメージのルート・ディレクトリー名 (例:
WASV8_WEBENAB) は、使用するインストール・イメージにより異なります。
– -installationDirectory
› 導入するディレクトリーを指定します。
– -properties
› Installation Managerの各種プロパティーを指定します
› ここでは、WASプロファイル用のディレクトリーを指定する
was.install.os400.profile.location を指定しています
– -sharedResourcesDirectory
› 共有リソースを導入するディレクトリーを指定します
– -acceptLicense
› ライセンス条項に同意するためのパラメーターです
– -log
› 導入結果の出力先となるファイルのディレクトリーを指定します
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IBM i サーバーからの導入(ステップ6)
• その他の有用なパラメーター
– samples
› サンプル・アプリケーションを導入する場合、installパラメーターの後に指定します。なお、
sampleを指定する場合、合わせてejbdeployを指定する必要があります
› 例: install com.ibm.websphere.WEBENAB.v80, ejbdeploy, samples
– -svP
› 導入時の詳細ログを出力表示します
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IBM i サーバーからの導入(ステップ7)
– 導入されたことを確認します
• -sVPを指定していた場合、
「IBM Web Enablement for IBM i V8.0 の Eclipse 構成を検証しています。
/QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V8/EXPRESS ディレクトリーに
com.ibm.websphere.WEBENAB.v80_8.0.0.20110503_0200 がインストール されました。 」
と表示されます
• また、導入時にログ・ファイルを指定した場合、エラーがでていないことを確認します
ボ[cヌ゙: /temp/was8install_20111006.log
ロテーn゙:
1 OF
3 BY 18
制御 :
桁:
1
59 BY 131
....+....1....+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7....+....8....+....9....+....0....+....1....+....2....+....3.
************* データの始め ****************
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<result>
</result>
*********** データの終わり ******************
F3= 終了 F10=16 進表示 F12= 取り消し F15= サービス F16= 検索の反復
27
F19= 左 F20= 右
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WAS V8.0のグループPTF導入の概要と流れ
WAS V8 のグループPTF SF99380を導入します
• IBM i V6.1の場合、PTF SF99375
• 2011/12/1 現在、グループPTFレベル2が出ている
– これにはWASの前提であるOS, HTTP, JavaなどのPTFが含まれている
– Installation Manager、WAS用のFixPack も含まれます
適用方法
– 通常のグループPTF適用方法と同じになります
– 適用後、QSHELLコマンド・ラインより、IM用、WAS用のFixPack を個別に実行する必要があ
ります
28
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WAS V8.0のグループPTFの導入 (ステップ1)
通常のグループPTFの適用と同じ
– 遅延適用(IPL)が必要なPTFが含まれている場合もあるので注意
29
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WAS V8.0のグループPTFの導入 (ステップ2)
グループPTFに含まれるIM用、WAS用Fix Packを適用します
– グループPTFを適用すると、以下のディレクトリーにFix Packが作成されます
• IM用FixPack
– /QIBM/WAS/IMFixpacks
• WAS用FixPack
– /QIBM/WAS/WASFixpacks
– まず、Installation ManagerのFixPackを適用します
• 5250コマンド・ラインから
• STRQSH
• IMのFixpackディレクトリーにcdし、マスク設定します
• cd /QIBM/WAS/IMFixpacks/IM/14420110525_1254/fixpack
• umask 022
– ※青字部分は、適用したFix Packのレベルにより表示が異なります
• 実行コマンド例
• installc -acceptLicense -log /tmp/IMUpdate20111020.log
30
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WAS V8.0のグループPTFの導入 (ステップ3)
– Installation Managerツールから、Installation ManagerにFix Packが適用されたことを確認
します
• 5250コマンド・ラインから
• STRQSH
• cd /QIBM/ProdData/InstallationManager/eclipse/tools
• imcl listInstalledPackages –long
• /QIBM/ProdData/InstallationManager/eclipse : com.ibm.cic.agent_1.4.4000.20110525_1254 :
IBM ・ Installation Manager : 1.4.4
– ※青字部分は、適用したFix Packのレベルにより表示が異なります
– 当資料作成時は、初期に導入しているInstallation Managerが新しいため、Fix Pack適用しても、レベルは変
わっていません
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WAS V8.0のグループPTFの導入 (ステップ4)
– つづいて、WAS V8.0のFixPackを適用します
• 5250コマンド・ラインから
• STRQSH
• Installation Managerの導入ディレクトリーにcdし、マスク設定します
• cd /QIBM/ProdData/InstallationManager/eclipse/tools
• umask 022
• 実行コマンド例
• imcl install com.ibm.websphere.WEBENAB.v80 -acceptLicense
-installationDirectory /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V8/Express
-repositories /QIBM/WAS/WASFixpacks/WAS/8001/fixpack –svP
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WAS V8.0のグループPTFの導入 (ステップ5)
– 実行結果
• 「 IBM Web Enablement for IBM i V8.0 の Eclipse 構成を
構成を検証しています
検証しています
• /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V8/EXPRESS ディレクトリー内
ディレクトリー内で
com.ibm.websphere.WEBENAB.v80_8.0.1.20110829_1838 に更新され
更新されま
されま
• した。
した。 」と、エラーなく表示されることを確認します
– ※青字部分は、オファリングID、適用したFix Packのレベルにより表示が異なります
– また、Installation Managerツールから、8.0.0.1に変わったことを確認します
• 5250コマンド・ラインから
• STRQSH
• cd /QIBM/ProdData/InstallationManager/eclipse/tools
• imcl listInstalledPackages –long
• /QIBM/ProdData/InstallationManager/eclipse : com.ibm.cic.agent_1.4.4000.20110525_1254 :
IBM ・ Installation Manager : 1.4.4
/QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V8/EXPRESS :
com.ibm.websphere.WEBENAB.v80_8.0.1.20110829_1838 : IBM Web Enablement for IBM
i : 8.0.0.1
– ※青字部分は、適用したFix Packのレベルにより表示が異なります
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3.導入後の構成
1. ソフトウェア・ライセンス情報の構成
2. SQLジョブの構成
3. TCP/IPの構成
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ソフトウェア・ライセンス情報の構成
初めてWASを開始する前に、ライセンス証書(PoE)または送り状を確認し使用制限を設定する
–
5250コマンド・ラインより、*ALLOBJ特殊権限を持つユーザーでIBM i にサインオン
•
•
35
WRKLICINF 5733W80
5733W80 番号5101(Express版の場合)の項目にオプション2(変更)を指定して設定する
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SQLジョブの構成
許可されるSQLサーバー・ジョブの最大数を必要に応じて変更
– JDBCドライバーを使用してアプリケーションから IBM i のデータベースにアクセスする際に、
許可されるジョブの最大数の変更が必要になることがあるため
– CHGPJE コマンドにより、事前開始ジョブ QSQSRVR の最大数を変更
• コマンド例
• CHGJPE SBSD(QSYSWRK) PGM(QSQSRVR) MAXJOBS(*NOMAX)
• ここではMAXJOBSに*NOMAXを指定していますが、アプリケーションが必要とするJDBC接続を処
理できるSQLサーバー・ジョブ数を見積もり、整数値を設定します
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TCP/IPの構成
IBM i でWASを実行できるようにTCP/IPを構成します
– LOOPBACKインターフェースが活動状態であること
– ホスト名が正しく設定されていること
– TCP/IPが開始されていること
– ホスト・テーブルにおいて、ホスト名/IPアドレスが、正しく紐付けられていること
• WASで提供されているスクリプトで、確認することができます
• 5250コマンド・ラインより
• STRQSH
• /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V8/EXPRESS/bin/IPTest
Local
Address: 12.34.56.78
b
Local Name: MYSERVER.TEST.COM
All addresses for MYSERVER.TEST.COM :
12.34.56.78
インフォメーション・センター
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v8r0/topic/com.ibm.websphere.installat
ion.express.iseries.doc/info/iseriesexp/ae/tins_is_cfgtcp.html
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導入が正常終了しない場合(1)
ログ・ファイル出力
– imcl導入コマンドで、-logパラメーターを指定
• 導入結果を、ログ・ファイルに出力可能
詳細表示
– imcl導入コマンドで、-sVPパラメーターを指定
• 導入時の細かいトレースを取得可能
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導入が正常終了しない場合(2)
IBM i のIFS上のログファイルを調べる
– -logパラメーターで指定したログ・ファイルを確認します
• コマンド例
• WRKLNK ‘/temp’
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導入が正常終了しない場合(3)
エラーの例 1
– 光ディスク属性の EXTMEDFMTが*NOのまま、DVDが装填されている場合
• エラー・パターン1
– エラー : com.ibm.cic.common.core.utils.RuntimeStatusException
null
• エラー・パターン2
– java.lang.RuntimeException: リポジトリー /QOPT/WASV8_WEBENAB/ でオファリング
com.ibm.websphere.WEBENAB.v80 8.0.0.20110503_0200 を見つけることができません。
リポジトリーがアクセス可能ではないか、あるいはそのダイジェスト情報に同期化できません。
– 回避方法
• 光ディスク装置をVARY OFF
• CHGOPTA EXTMEDFMT(*YES)
• 光ディスク装置を再びVARY ON
• WRKLNK ‘/QOPT’ で、ディレクトリーやファイル名が、英大小文字混合で表示されるこ
とを確認し、再度導入
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導入が正常終了しない場合(3)
エラーの例 2
– 前提のJAVA PTFが適用されていない場合
• エラー・パターン1
– 02/08/2011 09:43:32.169 - [com.ibm.was.install.os400.remote.OS400RemoteInstall] - [FINE] WNGI0032E: インストール中のエラー: ¢P?? : ?b?¨???n?????*?p?o?[?d?????{?_?????[?u???j??
/QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V8/Express/logs/postinstall ?????[?h?n?????¬???]?
• エラー・パターン2
– 導入後、QSHELLからWASスクリプトや、java -version 実行時に、「JAVA仮想マシンを作成できません」とい
うエラーによりJava が実行できない
– WAS V8.0導入の前提条件として、以下のPTFが適用されている必要があります
• Java PTF
– IBM J2SE 6.0 64-bit JVM (5761JV1 Option12)
› -SI42024, SI41998, SI41985
– IBM J2SE 6.0 32-bit JVM (5761JV1 Option11)
› -SI42026, SI42022, SI42021
• その他PTF
–
–
IBM i V7.1(5770SS1)
› -SI41988
IBM i V6.1(5761SS1)
› -SI41986
– 上記Java のPTFはJavaグループPTFに含まれていますが、IPL中に適用した場合、PTFが
「一時適用」と表示されるものの、ファイルが正しくコピーされず、WAS V8.0導入時にエラーと
なることがあります。
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導入が正常終了しない場合(3) 続き
– 【回避方法】
• 上述のPTFを一度RMVPTFで除去し、即時に適用することで回避することができます。
適用する際、必ずJOBのCCSIDが5035もしくは1399であることに、ご注意ください。なお、
上記PTFが以下に示すPTFで置き換えられている場合、置き換えられたPTFを
RMVPTFで除去し、再度即時適用することで回避できます。
• IBM J2SE 6.0 64-bit JVM (5761JV1 Option12)
› SI42024, SI41998, SI41985
› Superseded by SI43279, SI41985, SI41988
› Superseded by SI43287
• IBM J2SE 6.0 32-bit JVM (5761JV1 Option11)
– SI42026, SI42022, SI42021
› Superseded by SI42084, SI41988
› Superseded by SI43287
– 【解決方法】
• 下記のPTFの適用により、問題が修正されています
– Java PTF
› IBM J2SE 6.0 64-bit JVM (5761JV1 Option12)
› SI44566, SI44596
› IBM J2SE 6.0 32-bit JVM (5761JV1 Option11)
› SI44595, SI44597
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PTF適用時のエラー
8.0.0.1のFix Pack適用時のエラー
– InstallationManager用のFixPackファイル、WAS8.0に適用するためのFixPackファイル、お
よびディレクトリーが、文字化けし正常に作成されない場合があります。これは、即時適用で
はなく、遅延適用した場合に発生することが確認されています。
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PTF適用時のエラー回避方法(1)
– 【回避策】
回避策】
•
当現象が発生した場合、一部PTFの適用に失敗していることが考えられます。この問
題を回避するには、以下の手順で、PTFの再適用を行います
• ■回避手順■
1. IBM i ナビゲーターなどから、以下のディレクトリーを削除します
–
–
–
–
–
/QIBM/WAS/IMFixpacks
/QIBM/WAS/IMFixxxxx
/QIBM/WAS/WASFixpacks
/QIBM/WAS/WASFxxxxx
2. PTFを適用するジョブのCCSIDを、5035 もしくは 1399 に変更します
– コマンド例:
– CHGJOB CCSID(5035)
3. 5250コマンド・ラインより、以下の5733W80 PTFをREMOVEします
–
–
–
–
SI43896
SI43897
SI43895
SI43859
– コマンド例
– RMVPTF LICPGM(5733W80) SELECT(SI43896 SI43897 SI43895 SI43859)
RMVDEP(*YES)
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PTF適用時のエラー回避方法(2)
4. 5250コマンド・ラインより、以下の5733W80 PTFを再度APPLYします
–
–
–
–
–
–
SI43896
SI43897
SI43895
SI43859
SI43901
–
–
コマンド例
APYPTF LICPGM(5733W80) SELECT(SI43896 SI43897 SI43895 SI43859 SI43901)
APYREQ(*YES)
なお、当現象を発生させないためには、WASグループPTFをIPL時に適用せず、以下に示
す手順で即時適用します
1. GO PTF コマンドでPTF導入画面を表示
2. メニュー #8を実行
–
–
「その他オプション」を「Y」に設定
「適用のタイプ」を「2= 即時適用,遅延 PTF のセット」に設定
3. 適用終了後、IPL
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PTF適用時のエラー解決方法
– 【解決策】
解決策】
• IPL中にPTFを適用した場合の文字化けする障害は、WAS FixPack 8.0.0.2を含んだ
WASのグループPTF( SF99380(IBM i 7.1) もしくは、SF99375(IBM i 6.1))で解決しま
す
• (参考)
• Recommended fixes for WebSphere Application Server
– http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27004980#ver80
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