Lotus Notes on USB 利用ガイド ビジネス・ユニットの名前 日本アイビーエム システムズ・エンジニアリング株式会社 ワークプレース Lotus Notes/Domino グループ
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Lotus Notes on USB 利用ガイド ビジネス・ユニットの名前 日本アイビーエム システムズ・エンジニアリング株式会社 ワークプレース Lotus Notes/Domino グループ
ビジネス・ユニットの名前 Lotus Notes on USB 利用ガイド PSU_temp_0522 日本アイビーエム システムズ・エンジニアリング株式会社 ワークプレース Lotus Notes/Domino グループ 大森 華子 IBM Corporation 8/3/05 この文書のデータの利用または公開には、 最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 © 2007 IBM Corporation ビジネス・ユニットの名前 特記事項 本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりません。内容につい て、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の保証も 責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきもので あることを、あらかじめご了承ください。 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事は ご遠慮ください。 本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個人利用の場合にお いて、自由に使用してもかまいませんが、営利目的の使用は禁止させていただきます。 IBM、AIX、WebSphere、は IBM Corporation の商標です。 Lotus、Lotus、Lotus Workplace Messaging、Lotus Enterprise Integrator、Lotus Enterprise Script Builder、Lotus Domino Unified Communications Service、Lotus Instant Messaging/Web Conferencing、Lotus Team Workplace、Lotus Workplace Team Collaboration、Lotus Learning Management System、Lotus Virtual Classrooom、Lotus LearningSpace、Lotus Workplace Collaborative Learning、Lotus Domino Document Manager、Lotus Discovery Server、Lotus Extended Search、Lotus Workplace Web Content Management、Lotus Workflow、は IBM-Lotus の商標です。 その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 PSU_temp_0522 2 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【目次】 1. Lotus Notes on a Stick 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 1. Lotus Notes on a Stick とは? 2. Lotus Notes on a Stick の仕組み 2. インストール・セットアップ方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 1. インストール手順 2. インストール先を手動で指定するインストール手順 3. セットアップについて 4. Lotus Notes on a Stick使用方法 3. 考慮点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 4. TIPS ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 5. 参考情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 PSU_temp_0522 3 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【1-1】 Lotus Notes on a Stick とは? USBメモリにLotus Notesをインストールし、Lotus Notesの導入されていない PCに挿入することで、自分のLotus Notes環境を再現することができるLotus Notes7.0.2からの新機能です。 出張先 USBを抜くと・・・ 自社環境 Notesクライアントが導入されてい ないマシンでも、USB挿入により 自分のNotesクライアント環境を 一時的に構築可能 自宅 元の環境へ戻る PSU_temp_0522 4 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【1-2】 Lotus Notes on a Stickの仕組み(1) USBへLotus Notes7.0.2をインストールすると、次のファイルがUSBに格納されます。 フォルダ・ファイル(約410MB) 内容 Program filesフォルダ Program files¥Lotus¥notesに”notes.ini”他必要なファイルと以下のフォ ルダ –Data(テンプレートも含むデータ・ディレクトリー) –jvm –license –mui –xmlschemas System32フォルダ 6つのdllファイルと1つのocxファイル Lotus Notes 7.0.2 ja.msi Lotus Notes 7.0.2 インストール・パッケージ autorun.exe USB内Lotus Notesの自動起動ファイル autorun.ini USB内Lotus Notesのセットアップ/起動時のパス情報・自動起動の設定 autorun.inf 自動起動・USBドライブをLotus Notesアイコンにするのためのファイル admin.ini 構成設定ファイル 9 USBデバイス:最低512MB以上。USB2.0のみサポート 9 通常使用している環境と同じ環境を作るためには個人特有のファイル(ID、アドレス帳など)をUSB内に所有する 必要がある PSU_temp_0522 5 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【1-2】 Lotus Notes on a Stickの仕組み(2) Lotus NotesをインストールしたUSBを挿入すると、デスクトップ上にアイコン が追加され、Lotus Notes7.0.2が自動的に起動します。 – Windows上において自動起動の設定をしていない場合や初回起動時にはUSB内 の”autorun.exe”をクリックする必要がある場合があります。 デスクトップに”Lotus Notes on USB”が追加される PSU_temp_0522 6 USBを「ハードウェアの取り外し」から取り外すと、デスクトップ上のアイコンは 削除され、レジストリーも削除されます。 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【2-1】インストール手順(1) Lotus Notes7.0.2のSetup.exeをコマンドラインから以下のオプションにて実 行します。 – setup /a /v”NOMAD=1 TARGETDIR=E:¥ /qb+” 9 TARGETDIR=E:¥の“E”はインストール時のUSBドライブレター 9 “/a”と“/v”の間に「半角スペース」が必要 PSU_temp_0522 7 • 半角スペースなしでインストールすると、起動できない(参考情報参照) IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【2-1】インストール手順(2) サイレントモードによりUSBでの起動に必要なモジュールがUSBデバイスにイ ンストールされます。 9 USBドライバの種類によりインストール 時間は5分~1時間と幅がある PSU_temp_0522 8 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【2-2 参考】インストール先を手動で指定するインストール手順(1) インストール先を指定しない(インストーラーで指定する)ことも可能です。 – setup /a /v”NOMAD=1” この後、使用承諾の画面が入ります PSU_temp_0522 9 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【2-2 参考】インストール先を手動で指定するインストール手順(2) インストール先 (USBのドライブ)を指定 PSU_temp_0522 10 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【2-2】インストール完了後 インストール・ファイル一覧 “autorun.exe”をクリックしてセットアップを開始します。 PSU_temp_0522 11 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【2-3】セットアップについて 通常のセットアップと同様の流れになります。 ・・・ 初回起動時は、通常のセットアップ手順と同様セットアップが必要となります。 – 以下の個人ファイルをUSB内に移行することで、通常使用しているNotesク ライアントと同様の環境設定が可能です。 PSU_temp_0522 12 • • • • • ユーザーID 個人アドレス帳 desktop6.dsk ブックマーク その他、ローカルDB IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【2-4】 Lotus Notes on a Stick 使用方法 1. PCに挿入(USBにインストール・セットアップ済み)します。 2. Lotus Notes自動(または手動)起動します。 3. USBを抜くまでは、いったんLotus Notesを終了しても、デスクトップ上にでき たアイコンをクリックすることでUSB内のNotesクライアントが起動できます。 4. 終了時は、「ハードウェアの取り外し」からUSBを抜くと、アイコン・tempファイ ル・レジストリーがclean-upされ、元のPCに戻ります。 ※以下のレジストリーは残ります(検証に基づく結果) HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Lotus¥Lotus Notes¥Nomad USBを「ハードウェアの取り外し」により抜かな いと、次回挿入時Lotus Notesが起動しない PSU_temp_0522 13 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【3】考慮点(1) プラットフォーム – Windowsのみサポート(詳細についてはリリースノートをご参照ください)しています。 インストール時 – インストールには、Windows上でAdministrator権限が必要です。 • インストール/セットアップしたUSBをUsers権限で使用可能です。 • セットアップもUsers権限で可能です。 マシンローカルにインストールされたNotesクライアントが起動しているマシン では、USB内のLotus Notesは起動しません。 – ローカルのNotesクライアントが起動していない状態では起動可能です。 【参考】「Running autorun.exe for Lotus Notes on a USB drive switches to the Lotus Notes client running on the OS」 • http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=899&uid=swg21247429 PSU_temp_0522 14 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【3】考慮点(2) 起動について – マシンに初めてUSBを挿し込む場合(1度Lotus Notesを導入したUSBを 挿したことがあるマシンでもOSを再起動した場合)、Lotus Notesは自動 起動しません。Autorun.exeをクリックして起動させる必要があります。 – 1度USB内のLotus Notesを起動したマシンにおいて(OSを再起動する まで)は、USBを抜いた後も、Lotus Notesを導入したUSBの挿入をモニ ターするプロセスが起動しており、次回挿入時からはUSBを挿すとLotus Notesが自動起動されます。 PSU_temp_0522 15 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【3】考慮点(3) セキュリティー – 個人ファイル(IDファイル等)をUSB内で格納して持ち歩くことになります。 盗難・紛失の危険性 盗難・紛失による影響度 ¾ユーザーID、アドレス帳が入っている場合、USBを挿入するとNotesクライアントが起動できるため、 「ユーザーIDのパスワード」が把握できると、サーバー上のメールファイル等へもアクセスできてしまう ¾USB内にレプリカを作成した際に、Lotus Notesの機能を利用して暗号化していても、IDファイルを一緒 に保存していることで、「ユーザーIDのパスワード」を把握しているとアクセスできてしまう ¾IDパスワードが把握できると、本人でなくてもパスワードを変更できてしまう 対策 9IDパスワードを強固にし、紛失の場合、すぐ に、旧ID利用のサーバー側で停止 9セキュリティソフトウェアを併用 PSU_temp_0522 16 ¾Lotus Notesの機能でない暗号化、アクセス 制限を実装する IBM Corporation I 8/4/05 USB内には個人ファイルを保管しない 9ローミング機能と併用 ¾USBを紛失しても情報漏れの心配はない が、個人ファイルを取得する仕組みが必要 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【4】TIPS(1) USBへのインストールが遅い場合、ローカル(ハードディスク)へモジュールを インストールし、USBへXcopyすることができます。 – xcopy [インストールした先] [USBドライブ] /e /h – 次のファイル内のパスを以下のように変更する必要があります。 (notes.iniに関しては、変更してからSetupのために起動するとそのドライブ名で notes.ini内のディレクトリー・パスが作成されます) • autorun.ini – MSI_LOCATION=X:¥Lotus Notes7.0.2 ja.msi – PROGDIR=“X:¥program files¥Lotus¥notes¥” – DATADIR=“X:¥program files¥Lotus¥notes¥Data¥” • autorun.info – OPEN=autorun.exe -inf – icon=¥Program files¥lotus¥notes¥notes.exe,0 【注意】 「X」はセットアップで使用するマシンのドライブレター PSU_temp_0522 17 実際に使用するマシンのドライブレターと同じでなくても問題ありません。(次頁) IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【4】TIPS(2) インストールやセットアップをユーザーの使用するマシンと異なるマシンで セットアップすることができます。 – 以下のファイルのディレクトリー・パスが、実際に使用するマシンでUSBド ライブとしてアサインされるドライブレターと異なる可能性がありますが問 題ありません。 • autorun.inf • autorun.ini • admin.ini • notes.ini – notes.iniに関しては、以下のディレクトリー・パス(下記「X」)が、動的に USBにアサインされたドライブレターに変更されます。 • Directory=X:¥Program Files¥Lotus¥Lotus Notes¥Data PSU_temp_0522 18 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。 ビジネス・ユニットの名前 【5】参考情報 Lotus Notes 7.0.2 リリースノート – 「IBM Lotus NotesをUSBにインストールして実行する」 developerworks – Lotus Notes on a Stick ~Copy your Lotus Notes client to a Universal Serial Bus (USB) device~ • http://www.ibm.com/developerworks/lotus/products/notesdomino/notesonastick/ Technote – Running autorun.exe for Lotus Notes on a USB drive switches to the Lotus Notes client running on the OS • http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=899&uid=swg21247429 技術情報 – Lotus Notes on USB:USB に Notes クライアントをインストールしても Autorun.ini ファイルなどが 作成されない • http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/730254 PSU_temp_0522 19 IBM Corporation I 8/4/05 © 2007 IBM Corporation この文書のデータの利用または公開には、最終ページに記載されている制限事項が適用されます。