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SCA SCA作成手順解説書 作成手順解説書 1

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SCA SCA作成手順解説書 作成手順解説書 1
®
IBM Software Group
SCA作成手順解説書
SCA作成手順解説書
2005年10月1日
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
© IBM Corporation
1
IBM Softw are Group | WebSphere software
目次
イント ロダク ション
目標
前提条件
作成手順概要
SCA作成手順解説
ファーストステップ
第1章 シンプルパターンの作成
第2章 SCA Exportの作成
第3章 SCA Importの作成
第4章 WS Exportの作成
第5章 Serviceコンポーネントの作成
第6章 WS Importの作成
要約
付録
SCADevGuideFiles.zipの使い方解説
Perspectiveの設定
Web Service Explorerで出力されるSOAP Envelope
2
当資料では、 WebSphere Integration Developer V6.0を使用してのSCA (Service Component Architecture)作成手順につ
いて、上記の目次に基づいて解説します。
まず、イントロダクションでは当資料の目標、SCAプログラミングでの開発の前提条件に加え、作成するアプリケーションの
モジュール構成を解説します。
続けてSCA作成手順解説では実際にWebSphere Integration Developerを使用してSCAプログラミングの解説をします。
最後に要約として実際に作成したアプリケーションを振り返ってSCAプログラミングのポイントをまとめます。
付録では添付されているファイルの使用方法、作業を行う上で便利な設定、Web Service Explorerのテスト時に出力される
SOAP Envelopeの解説をします。
当資料によりSCAの開発に必要であるスキルをアプリケーションを作成しながら身につけることを目指しています。
2
IBM Softw are Group | WebSphere software
イントロダクション
イントロダクション
3
3
IBM Softw are Group | WebSphere software
目標
WebSphere Integration Developer v6.0の基本的な使い方を理解する
SCAによってアプリケーションを作成し、実際に動かす
インターフェース、インプリメンテーションの作成方法を理解する
サービス・モジュール、サービス・コンポーネントの作成方法を理解する
エクスポート、インポート、ワイヤリング、バインディングの方法を理解する
4
当資料により以下のスキルを身につけることを目標としています。
・WebSphere Integration Developer v6.0の基本的な使い方を理解し、実際に使うことができるようになること。
・SCAによってアプリケーションを作成し、実際に動かすことができるようになること。
・インターフェース、インプリメンテーションを作成できるようになること。
・サービス・モジュール、サービス・コンポーネントを作成できるようになること。
・各コンポーネントのエクスポート、インポート、ワイヤリング、バインディングができるようになること。
4
IBM Softw are Group | WebSphere software
前提条件
WebSphere Integration Developer v6.0がインストールされていること
本資料と一緒に配布のSCADevGuideFiles.zipを入手していること
解説PCの環境
使用OS: Windows XP (SP2)
メモリ: 2G
CPU:
2GH z
インストー ルディレクトリ: C:¥WID¥GM
5
当資料での作業に必要な条件を記載します。
WebSphere Integration Developer v6.0がインストールされている必要があります。
v6.0
また、SCADevGuideFiles.zip
SCADevGuideFiles.zipが当資料と一緒に提供されていますのでそちらも入手してください。
SCADevGuideFiles.zip
以下のPCの環境で解説をしています。必要に応じてお使いのPCの環境に置き換えてお読みください。
・OSはWindows XP (SP2)を使用しています。
・ハード構成は メモリ2G CPU2GHz となっています。
・WebSphere Integration Developer v6.0はC:
C:¥
C:¥WID¥
WID¥GMにインストールしています。
GM
※WindowsOSの仕様ではファイルへのパスの最大文字数が259文字となっていますので、インストールディレクトリが深い
場合、
「Webアプリケーションの追加」の箇所でエラーが発生する可能性がありますのでご注意ください。
(目安として、インストールディレクトリまでで30文字以下にしてください。)
5
IBM Softw are Group | WebSphere software
作成手順概要
運勢を占うおみくじアプリケーションを作成
全部で3つのモジュールを作成
FortuneServiceModule
FortuneServiceSCA Module
FortuneTellingServiceModule
次ページで作成するモジュールの説明
6
作成手順の概要を説明します。
運勢を占うおみくじアプリケーションを作成します。
モジュールはFortuneServiceModule
FortuneServiceModule、FortuneServiceSCAModule
FortuneServiceModule FortuneServiceSCAModule、FortuneTellingServiceModule
FortuneServiceSCAModule FortuneTellingServiceModule の3つに分かれていま
す。
これらの3つのモジュールを6つの章に分けて解説します。
6
IBM Softw are Group | WebSphere software
モジュール構成図
※
は各章に対応
※
I
WSD Lインターフ ェース
※
はモ ジュールに対応 ※
I
Javaインターフ ェース
FortuneServiceSCAModule
FortuneServiceModule
3
1
Stand-alone
References
R
I
I
6
Stand-alone
References
R
I
R
I
Java
Component 1
2
FortuneTellingServiceModule
5
Stand-alone
References
SCA Import
SCA Export
WS Import
4
I
Java
Component 3
R
I
Java
Component 2
I
WS Export
7
ここで示す図は作成するアプリケーションの構成となっています。
緑色の実線で囲まれた部分は各章に対応しており、それぞれ左上に表示されている番号は章番号になります。
灰色の点線で囲まれた部分は作成するモジュールに対応しており、枠左上部にはモジュール名を表示しています。
横に長い長方形の箱は各コンポーネントに相当します。
Rと表記されているものはリファレンスをさします。
Iと表記されているものはインターフェースをさします。
緑色の丸い形のインターフェースはWSDLによって定義されています。
青色のひし形のインターフェースはJavaによって定義されています。
各コンポーネントをつないでいる灰色の実線はワイヤです。
曲線の矢印はエクスポートされたコンポーネントをインポートしています。
7
IBM Softw are Group | WebSphere software
第1章 シンプルパターンの作成
FortuneServiceModule
Stand-alone
References
R
I
Java
Component 1
8
第1章ではシンプルなパターンのアプリケーションを作成し、
J2SEアプリケーションとしてテストをします。
8
IBM Softw are Group | WebSphere software
第2章 SCA Exportの作成
FortuneServiceModule
Stand-alone
References
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
9
第2章では第1章で作成したサービス・コンポーネントからSCA Exportコンポーネントを作成します。
また、正常にエクスポートされているかインテグレーションテストクライアントでテストします。
9
IBM Softw are Group | WebSphere software
第3章 SCA Importの作成
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
10
第3章では第2章で作成したSCA ExportコンポーネントをインポートするSCA Importコンポーネントを作成します。
また、SCA Importコンポーネントを使用するスタンドアローンリファレンスを作成し、
アプリケーションを呼び出してSCA Import / Exportそれぞれのコンポーネントを確認します。
10
IBM Softw are Group | WebSphere software
第4章 WS Exportの作成
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
I
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
WS Export
11
第4章では第1章で作成したコンポーネントからWebサービスExportコンポーネントを作成します。
また、正常にエクスポートされているかWeb Service Explorerで確認します。
11
IBM Softw are Group | WebSphere software
第5章 Serviceコンポーネントの作成
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
R
I
Java
Component 1
FortuneTellingServiceModule
I
Stand-alone
References
I
Java
Component 3
SCA Export
R
R
I
Java
Component 2
I
WS Export
12
第5章ではWebアプリケーションを作成するためのサービス・コンポーネントを作成します。
12
IBM Softw are Group | WebSphere software
第6章 WS Import
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
R
I
Java
Component 1
FortuneTellingServiceModule
I
Stand-alone
References
I
Java
Component 3
R
R
I
WS Import
I
Java
Component 2
I
SCA Export
WS Export
13
第6章では第1章で作成したWebサービスをインポートするWebサービスImportコンポーネントを作成します。
また、第5章で作成したコンポーネントとWebサービスExportコンポーネントとをワイヤリングし、アプリケーションを作成しま
す。
最後にJSPファイルを含んだプロジェクトを追加してアプリケーションが正常に動いているかWebアプリケーションで確認し
ます。
13
IBM Softw are Group | WebSphere software
SCA作成手順解説
SCA
SCA作成手順解説
作成手順解説
SCA作成手順解説
14
14
IBM Softw are Group | WebSphere software
ファーストステップ
1
3
※
2
15
WebSphere Integration Developer v6.0を起動させて、workbenchへ移動します。
《手順》
1.タスクバーの[[スタート]
スタート] から
[プログラム]
プログラム] > [IBM Websphere] > [Integration Developer V6.0] > [WebSphere Integration Developer V6.0 (以下
(以下
WID)]と選択します。
WID)]
※ デスクトップに画面左下のショートカットアイコンがある場合、こちらをダブルクリックしても起動します。
2.Workspace Launcherウインドウの[Workspace]
[Workspace]に任意のworkspaceを指定して[OK]
[OK]をクリックします。
[Workspace]
[OK]
ここではworkspaceは“
C:¥
“C:
¥ workarea¥
workarea¥ workspace¥
workspace¥SCADevGuide”を指定しています。
SCADevGuide
WIDの起動が完了すると、Welcomeページが開きます。
3.画面右上の○部分の矢印をクリックしてWelcomeページを閉じてworkbenchへ移動します。
4.SCADevGuideFiles.zipを任意の場所に解凍します。
※ ここではC:
C:¥
C:¥workareaに解凍しています。
workarea
※ こちらのファイルの内容と使い方の詳細については付録をご覧ください。
15
IBM Softw are Group | WebSphere software
ファーストステップ(続き)
16
workbenchに移動した状態です。
作業を途中で中断し、WIDを終了させたいときはメニューから[File]
[File] > [Exit]を選択します。
[Exit]
※作業を再開させる場合は再度WIDを起動してください。
WIDを再起動すると終了させたところから再開することができます。
16
IBM Softw are Group | WebSphere software
第
第11章
章 シンプルパターンの作成
シンプルパターンの作成
17
17
IBM Softw are Group | WebSphere software
第1章 シンプルパターンの作成 概要
FortuneServiceModule
Stand-alone
References
R
I
Java
Component 1
18
第1章ではシンプルなパターンのアプリケーションを作成し、
J2SEアプリケーションとしてテストをします。
この章ではFortuneServiceModuleを作成し、運勢を表示するFortuneServiceを作成します。
また、スタンドアローンリファレンスを作成し、FortuneServiceとワイヤリングします。
Main_FortuneServiceModuleクラスを作成してテストを行います。
18
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・モジュールの作成
2
1
19
サービス・モジュールを作成します。
サービス・モジュールとはSCAアプリケーションを作成するためのプロジェクトの単位のことです。
ここではFortuneServiceModuleを作成します。
《手順》
1.ワークスペース左にある空白のビジネス・インテグレーション・ビューを右クリックして、コンテキストメニューを表示させ、
[New] > [Module]を選択します。
[Module]
2.New Moduleウインドウの[Module
[Module Name] に“
“ FortuneServiceModule”
[Finish]をクリックします。
FortuneServiceModule”と入力し、[Finish]
[Finish]
ビューにFortuneServiceModuleが作成されます(次ページ)。
19
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・モジュールの作成(続き)
20
右の拡大図はFortuneServiceModuleを展開したものです。
20
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースの作成
3
1
2
4
Interface Editor
21
サービス・コンポーネントのインターフェースをInterface Editorで作成します。
サービス・コンポーネントとはJavaやBPELなどによって実装されるサービスの単位のことです。
インターフェースとは、サービス・コンポーネントが外部のコンポーネントから使用される際の情報をWSDLで定義するもの
で、引数や戻り値などを含んでいます。
Interface Editorではインターフェースの定義となるオペレーションの名前、InputとOutputの引数の名前と型をグラフィカル
に定義することができます。
ここではFSInterfaceを作成します。
《手順》
1.FortuneServiceModuleの左側にある[+]
[+]をクリックして展開します。
[+]
2.Interfacesからコンテキストメニューを表示させ、[New]
[New] > [Interface]を選択します。
[Interface]
3.New Interface Wizardウインドウの[Name]
[Name]に
[Finish]をクリックします。
[Name] “ FSInterface”
FSInterface”と入力して、[Finish]
[Finish]
4.Interfacesの下にFSInterfaceが作成され、Interface Editorが表示されます。
21
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースの定義
1
2
4
3
5
6
7
8
22
作成したインターフェースをInterface Editorで定義します。
ここではgetFortuneオペレーションを作成します。
getFortuneオペレーションにインプットとしてday、アウトプットとしてgerFortuneReturnを定義します。
《手順》
1.Interface Editorの空白を右クリックしてコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add Request Response Operation]を選択しま
Operation]
す。
Request Response Operationが作成されます。
2.オペレーション名としてoperation1に”
”getFortune”
getFortune”と入力します。
3.上記画面コピーのようにオペレーション名の上を右クリックしてコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add Input] を選択しま
す。
Inputパラメータが作成されます。
4.InputパラメータとしてInput1に”
”day”
day”と入力します。
※ データタイプはstringのままで変更の必要はありません。
5.オペレーションからコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add Output]を選択します。
Output]
Outputパラメータが作成されます。
6.OutputパラメータとしてOutput1に”
”getFortuneReturn”
getFortuneReturn”と入力します。
※ データタイプはstringのままで変更の必要はありません。
入力した項目(オペレーション名、インプット、アウトプット)を画面を参考に確認します。
7.メニューから[File]
[File] > [Save]を選択して保存します。
[Save]
FSInterfaceが更新されます。
8.Editorを閉じます。
22
IBM Softw are Group | WebSphere software
Perspectiveの変更
Business
Integration
Perspective
1
Java
Perspective
2
23
Business Integration PerspectiveからJava Perspectiveへ変更します。
当資料ではサービス・コンポーネントをJavaによって実装するため、主にJava Perspectiveを使用します。
《手順》
1.メニューから[Window]
[Window] > [Open Perspective] > [Other…
[Other…]を選択します。
2.Select Perspectiveウインドウでは[Java]
[Java]を選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[Java]
[OK]
ワークスペースがJava Perspectiveに変わります。
23
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定
2
3
4
1
24
Java Perspectiveで作業を進めるにあたって以下の設定を行います。
1.コンテキストメニューの表示設定
2.ビューの設定
3.パッケージエクスプローラー・ビューの表示フィルター設定
4.警告文の表示機能に関する設定
24
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
1
2
※
3
25
コンテキストメニューの項目の追加をします。
これは第4章でWebサービスの項目をコンテキストメニューで表示させるときに使用します。
《手順》
1.メニューから[Window]
[Window] > [Preferences]を選択します。
[Preferences]
2.Preferencesウインドウから[Workbench]
[Workbench] > [Capabilities]を選択し、[Web
[Web Service Developer]にチェックを入れ、[OK]
[OK]をク
[Capabilities]
Developer]
[OK]
リックします。
3.FSInterface.wsdlファイルで右クリックをしてコンテキストメニューを表示させると、Web Servicesの項目が追加されていま
す。
※ こちらは設定をする前のメニューです。
25
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
1
2
3
26
ビューの追加をします。
《手順》
1.メニューから[Window]
[Window] > [Show View] > [Other…
[Other…] を選択します。
2.[Basic]
[Basic] > [Console]を選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[Console]
[OK]
3.コンソール・ビューが表示されます。
同様にメニューから [Basic] > [Properties]
[Properties]と[Server]
[Server] > [Servers]を選択します。
[Servers]
それぞれコンソール・ビューとプロパティ・ビューとサーバー・ビューが表示されます。
26
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
1
3
4
2
27
表示フィルターの設定をします。
この設定はオプションとなります。
《手順》
1.パッケージエクスプローラー・ビューの丸で囲まれた[[▼]をクリックしてメニューを表示します。
2.メニューから[Filters
[Filters…
[Filters…] を選択します。
3.Java Element Filtersウインドウの[Select
[Select the elements to exclude
[Referenced libraries]にチェックを
exclude from the view]から[Referenced
view]
libraries]
入れ、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
4.ライブラリが非表示となります。
FortuneServiceModuleを展開してライブラリが表示されないことを確認してください。
27
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
6
7
28
警告文の表示機能をオフにする設定をします。
この設定はオプションとなります。
《手順》
メニューから[Window]
[Window] > [Preferences]を選択します。
[Preferences]
6.[Java]
[Java] > [Compiler]を選択し、[Unused
[Unused Code]タブ
[Compiler]
Code]タブをクリックします。
タブ
[OK]をクリックします。
[Unused imports] > [Ignore]を選択し、[OK]
[Ignore]
[OK]
7.Compiler Settings Changedダイアログは[Yes]
[Yes]をクリックします。
[Yes]
ビルドが終了するまでしばらく待ちつとプロブレム・ビュー内の警告文が表示されなくなります。
※ この設定はコードに含まれる使われないインポート文の警告をプロブレム・ビューに表示する機能をオフにします。
28
IBM Softw are Group | WebSphere software
その他のプロジェクトについて
29
自動生成されたプロジェクトについて
ビジネスインテグレーション・ビューからサービス・モジュールを作成しましたが、
パッケージエクスプローラー・ビューではさらに3つのプロジェクトが表示されています。
これらはモジュールの作成中にWIDが自動生成するものなので編集しないでください。
開発は原則、自分で作成したモジュールの中で行います。
以降の作業でうまくいかなかくなった場合はこの自動生成されたプロジェクトを削除してください。
再度WIDがビルドするタイミングでプロジェクトが自動生成されます。
※自分で作成したモジュール自体は決して削除しないでください。
ビルドのタイミングは初期設定ではWIDが自動で行う設定となっています。
WIDが自動でビルドを行う設定をオフにするには以下の手順で設定します。
《手順》
メニューから[Project]
[Project] > [Build Automatically]を選択します。
Automatically]
チェックが外れます。
※以降の説明ではWIDが自動でビルドを行う設定のままで進めます。
29
IBM Softw are Group | WebSphere software
インプリメンテーションの作成
1
2
3
4
30
サービス・コンポーネントのインプリメンテーションを作成します。
インプリメンテーションとはサービス・コンポーネントへのロジックの実装のことでJavaやBPELなどで実装することができます。
ここではFortuneServiceImpl.javaを作成します。
《手順》
1.FortuneServiceModuleからコンテキストメニューを表示し、[New]
[New] > [Package]を選択します。
[Package]
2.New Java Packageウインドウの[Name]
[Name]に”
[Finish]をクリックします。
[Name] ”service”
service”と入力し、[Finish]
[Finish]
3.15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、FortuneServiceImpl.java
FortuneServiceImpl.javaをserviceパッケージにド
FortuneServiceImpl.java
ラッグします。
4.FortuneServiceModule/serviceにFortuneServiceImpl.javaが作成されます。
30
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・コンポーネントの作成
2
3
3
1
7
5
6
4
31
サービス・コンポーネントをAssembly Editorで作成します。
Assembly Editorではサービスモジュールのインターフェースやリファレンス、インプリメンテーション、ワイヤなどをグラフィカ
ルに組み立てていくことができます。
ここではFortuneServiceを作成します。
《手順》
1.FortuneServiceModuleの中のsca.moduleを右クリックし、コンテキストメニューを表示させ、[Open
[Open With] > [Assembly
[Assembly
Editor]を選択します。
Editor]
2.Editorの左にあるパレットからサービス・コンポーネントの部品が表示されているアイコン(画面参照)をクリックします。
3.EditorのキャンバスをクリックするとComponent1が作成されます。
4.Component1を選択し、ワークスペース下段にある[Properties]
[Properties]タブ
タブをクリックし、プロパティ・ビューを開きます。
[Properties]
タブ
5.[Description]
[Description]タブ
[Description]タブの[Name]
タブ [Name]に”
[Name] ”FortuneService”
FortuneService”と入力し、エンターキーを押します。
6.EditorにあるComponent1がFortuneServiceと表示されます。
7.Editorを保存します。
FortuneServiceModuleにFortuneService.componentとsca.modulexファイルが作成されます。
31
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースとインプリメンテーションの追加
2
1
※
2
4
3
4
32
作成したサービス・コンポーネントにインターフェースとインプリメンテーションを追加します。
ここではFSInterfaceとFortuneServiceImplを追加します。
《手順》
1.Assembly Editor上のFortuneServiceコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Add]
[Add] > [Interface] を選択し
ます。
※ ポップアップメニューで表示されるアイコンを選択することでもインターフェースを追加できます(画面参照)。
2.Add Interfaceウインドウの中央に[Show
[Show WSDL]のラジオボタンにチェックがついていることを確認して
WSDL]
[Filter by interface or qualifier]に
qualifier] “FSInterface”
FSInterface”と入力します。
FSInterfaceを選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
サービス・コンポーネントにインターフェースが追加され、アイコンが変化します。
3.Editor上のFortuneServiceコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Select
[Select Implementation…
Implementation…] > [Java]を選
[Java]
択します。
4.Pick Implementationウインドウの[[Select entries]に”
entries] ”FortuneServiceImpl”
FortuneServiceImpl”と入力します。
FortuneServiceImplを選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
Editorを保存します。
サービス・コンポーネントにインプリメンテーションが追加され、アイコンが変化します。
32
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・コンポーネントの作成
33
サービス・コンポーネントにインターフェースとインプリメンテーションを追加して保存した後の状態です。
FortuneServiceModuleにFortuneService.componentとsca.modulexファイルが追加されています。
33
IBM Softw are Group | WebSphere software
スタンドアローンリファレンスの作成
3
1
4
2
34
スタンドアローンリファレンスをAssembly Editorで作成します。
スタンドアローンリファレンスとはモジュールの内部から各コンポーネントを呼び出すためのものです。
《手順》
1.インポート・コンポーネントアイコンの右側の[>]
[>]をクリックします。しばらくするとパレットの隣にさらにパレットが表示され
[>]
ます。
2.スタンドアローンリファレンスの部品が表示されているアイコン(画面参照)をクリックします。
3.Editorのキャンバスをクリックするとスタンドアローンリファレンスが作成されます。
4.Editorを保存します。
FortuneServiceModuleにsca.referencesが作成されます。
34
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービスのワイヤリング
2
3
1
5
6
4
35
スタンドアローンリファレンスからサービス・コンポーネントへワイヤリングします。
ワイヤリングとはリファレンスからターゲットへポイントすることです。
ここではスタンドアローンリファレンスからFortuneServiceへワイヤリングします。
《手順》
1.Assembly Editorのパレットからワイヤアイコンをクリックします。
2.スタンドアローンリファレンスをクリックします。
クリックするとスタンドアローンリファレンスからワイヤがマウスを追うように伸びます。
3.FortuneServiceをクリックします。
4.ダイアログはキャプチャに従って1つめは[OK
[OK]
[OK]をクリックします。
5.2つめは[NO
[NO]]をクリックします。
[NO
6.4でOKを選択したのでワイヤリングされるとスタンドアロンリファレンスには自動でリファレンスが作成されます。
7.Editorを保存します。
これで、シンプルパターンのアプリケーションの作成は終了です。
35
IBM Softw are Group | WebSphere software
Mainクラスの作成
1
2
3
4
36
作成したアプリケーションのテストを行います。このアプリケーションはJ2SEとして実行させることができます。
《手順》
1.FortuneServiceModuleからコンテキストメニューを表示し、[New]
[New] > [Package]を選択します。
[Package]
2.New Java Packageウインドウの[Name]
[Name]に”
[Finish]をクリックします。
[Name] ”test”
test”と入力し、[Finish]
[Finish]
3. 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、Main_FortuneServiceModule.java
Main_FortuneServiceModule.javaをtestパッケー
Main_FortuneServiceModule.java
ジにドラッグします。
4.FortuneServiceModule/testにMain_FortuneServiceModule.javaが作成されます。
36
IBM Softw are Group | WebSphere software
Main_FortuneServiceModule.java
package test;
import com.ibm.websphere.sca.Service;
import com.ibm.websphere.sca.ServiceManager;
import commonj.sdo.DataObject;
public class Main_FortuneServiceModule {
static final String day = "今日";
public static void main(String[] args) {
1
2
3
4
ServiceManager sm = new ServiceManager();
Service s = (Service)sm.locateService("FSInterfacePartner");
String result = ((DataObject)s.invoke("getFortune",day)).getString("getFortuneReturn");
System.out.println(day + "の運勢は" + result + "です。");
}
}
37
Main_FortuneServiceModuleクラスの解説をします。
ここではメソッド名getFortuneに対して日付であるdayを渡して戻り値resultを表示させています。
1.サービスマネージャーを作成します。
2.リファレンス名FSInterfacePartnerを使用してサービスを発見します。
3.ダイナミック呼び出しでメソッドを呼び出します。
4.結果を表示します。
37
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト
1
3
2
38
アプリケーションを実行させます。
《手順》
1.Main_FortuneServiceModuleクラスからコンテキストメニューを表示させ、[Run]
[Run] > [Run…
[Run…] を選択します。
起動構成ダイアログが表示されます。
2.[Configurations]
[Configurations]のJava
[New]をクリックします。
[Configurations] Java Applicationを選択して、[New]
Application
[New]
3.新しく作成されたMain_FortuneServiceModule
Main_FortuneServiceModuleを選択して、[Classpath]
[Classpath]タブ
タブを選択します。
Main_FortuneServiceModule
[Classpath]
タブ
38
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト(続き)
4
4
5
39
《手順》
4.[User
[User Entries]に外部JARとしてcorona
coronaEntries]
corona-wsdl.jarを追加します。
wsdl.jar
corona-wsdl.jarが追加されます。
※ corona-wsdl.jarはC
C:¥WID¥
WID¥GM¥
GM¥runtimes¥
runtimes¥bi_v6¥
bi_v6¥libにあります。
lib
5.[Apply]
[Apply]をクリックして、[Run]
[Run]をクリックします。
[Apply]
[Run]
しばらくするとコンソール・ビューに結果が表示されます(次ページ)。
39
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト(続き)
6
40
《手順》
6.以下のように表示されればOKです。
今日の運勢は <運勢(大吉、中吉、小吉、末吉、吉、凶、大凶のいずれか)>です。
Assembly Editorを閉じます。
40
IBM Softw are Group | WebSphere software
第1章 シンプルパターンの作成 要約
FortuneServiceModule
Stand-alone
References
R
I
Java
Component 1
41
第1章では以下の解説をしました。
・サービス・モジュールFortuneServiceModuleの作成
・インターフェースFSInterfaceの作成、定義
・Perspectiveの変更
・インプリメンテーションFortuneServiceImplの作成
・サービス・コンポーネントFortuneServiceの作成
・インターフェース、インプリメンテーションの追加
・スタンドアローンリファレンスの作成
・サービスのワイヤリング
・J2SEとしてテスト
・メソッドのダイナミック呼び出し
41
IBM Softw are Group | WebSphere software
第
の作成
Export
第22章
章 SCA
SCA Exportの作成
Exportの作成
の作成
Export
42
42
IBM Softw are Group | WebSphere software
第2章 SCA Exportの作成 概要
FortuneServiceModule
Stand-alone
References
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
43
第2章では第1章で作成したサービス・コンポーネントからSCA Exportコンポーネントを作成します。
また、正常にエクスポートされているかインテグレーションテストクライアントでテストします。
この章ではFortuneServiceからFSSCAExportを作成し、インテグレーションテストクライアントでテストします。
43
IBM Softw are Group | WebSphere software
SCA Exportコンポーネントの作成
2
2
1
4
6
3
5
5
44
外部からSCAインポートができるようにSCA Exportコンポーネントを作成します。
ここではFSSCAExportを作成します。
《手順》
Assembly EditorをFortuneServiceModuleのsca.moduleから開きます。
1.FortuneServiceコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、 [Export…
[Export…] > [SCA Binding] を選択します。
2.FortuneServiceExportコンポーネントが作成されます。
3.FortuneServiceExportコンポーネントを選択し、プロパティ・ビューを開きます。
4.[Description]
[Description]タブ
[Description]タブの[Name]
タブ [Name]に”
[Name] ”FSSCAExport”
FSSCAExport”と入力し、エンターキーを押します。
5.EditorにあるFortuneServiceExportがFSSCAExportと表示されます。
Editorを保存します。
6.ForutneServiceModuleにFSSCAExport.exportが作成されます。
※SCA Exportコンポーネントの名前の変更は必須ではありませんが、他のExportコンポーネントと区別するために便宜上
変更しています。
44
IBM Softw are Group | WebSphere software
修正箇所
1
FortuneServiceModule/sca.modulex
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<extensionmodel:ExtensionMap xmi:version="2.0" xmlns:xmi="http://www.omg.org/XMI"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xmlns:com.ibm.wbit.wiring.ui.ext.model="http:///com/ibm/wbit/wiring/ui/ext/model.ecore"
xmlns:extensionmodel="http:///extensionmodel.ecore"
namespace="http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/scdl/6.0.0">
<extensions>
FSSCAExport.exportに変更
<extendedObject href="FortuneServiceExport.export#//@export"/>
<extensionObject xsi:type="com.ibm.wbit.wiring.ui.ext.model:ExportExtension" x="20" y="101" unknown="false"
visible="true" type="{http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/scdl/6.0.0}ExportBinding" bound="true"/>
</extensions>
<extensions>
<extendedObject href="FortuneService.component#//@Component"/>
<extensionObject xsi:type="com.ibm.wbit.wiring.ui.ext.model:NodeExtension" x="250" y="100" unknown="false"
visible="true" type="{http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/scdl/java/6.0.0}JavaImplementation"/>
</extensions>
<extensions>
<extendedObject href="sca.references#//@referenceSet"/>
<extensionObject xsi:type="com.ibm.wbit.wiring.ui.ext.model:NodeExtension" x="20" y="50" unknown="false"
visible="true"/>
</extensions>
</extensionmodel:ExtensionMap>
45
※不具合の対応のため、SCDLファイルを修正します。
SCDLとはWIDが内部でコンポーネントの定義をするためのXML言語です。
ここではsca.modulexファイルのFortuneServiceExport.exportをFSSCAExportへ修正します。
《手順》
1.FortuneServiceModuleにあるsca.modulexからコンテキストメニューを表示させ、[Open]
[Open]を選択します。
[Open]
FortuneServiceExport.exportと記述された箇所をFSSCAExport.export
FSSCAExport.exportに書き換えます。
FSSCAExport.export
※ FortuneServiceExport.exportの記述されているコンポーネントの場所が上記と異なっている場合があります。
Editorを保存し、閉じます。
45
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの始動
1
2
3
46
SCAエクスポートされたサービス・コンポーネントにESBを経由してアクセスするためWebSphere Process Serverに追加しま
す。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、[Start]
[Start]を選択します。
[Start]
3.StatusがStarted
Startedになるまでしばらく待ちます。
Started
※ お使いの環境によってはStatusがStartedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
46
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加
1
3
4
2
47
WebSphere Process Server v6.0 に作成したアプリケーションを追加します。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0からコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add and remove projects…
projects…]を選択します。
3.[Available
[Available projects]からFortuneServiceModuleApp
FortuneServiceModuleAppを選択して[Add]
[Add]をクリックします。
projects]
FortuneServiceModuleApp
[Add]
FortuneServiceModuleAppが[Configured
[Configured projects]に移動します。
projects]
4.[Finish]
[Finish]をクリックします。
[Finish]
47
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加(続き)
48
キャプチャのようにログの出力が終了するまで待ちます。
以下のログが出力されればOK です。
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp。
FortuneServiceModuleApp。
48
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト
2
3
1
49
SCA Exportコンポーネントが正常にエクスポートされているかをインテグレーションテストクライアントを使用してテストしま
す。
《手順》
1.Assembly Editorからコンテキストメニューを表示させ、[Test
[Test Module]を選択します。
Module]
インテグレーションテストクライアントが表示されます。
ComponentからFSSCAExport
FSSCAExportを選択します。
FSSCAExport
parameters]の[Value]
[Value]に”今日
今日”と入力します。
[Initial request parameters]
[Value]
今日
[Continue]をクリックします。
[Continue]
Deployment Locationウインドウが表示されます。
49
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト(続き)
4
1
3
2
5
50
SCA Exportコンポーネントが正常にエクスポートされているかをインテグレーションテストクライアントを使用してテストしま
す。
《手順(続き)》
1.Deployment Locationウインドウでは[finish]
[finish]をクリックします。
[finish]
2.ダイアログが消えるまでしばらく待ちます。
3.[Return
parameters]の[Value]
[Value]に結果が表示されます。
[Return parameters]
[Value]
以下の値が表示されればOKです。
<運勢(大吉、中吉、小吉、末吉、吉、凶、大凶のいずれか)>
これでテストは終了です。
4.インテグレーションテストクライアントウインドウを閉じます。
5.保存はせずにダイアログは[NO]
[NO]をクリックします。
[NO]
これで、Exportが正しく呼び出されるので外部からSCA Importができるようになりました。
FortuneServiceModuleを展開していれば省略します。
FortuneServiceModuleのAssembly Editorを閉じます。
50
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの停止
1
2
3
51
テスト終了後、サーバーを停止させます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、[Stop]
[Stop]を選択します。
[Stop]
3.StatusがStopping
Stoppingから
StoppingからStopped
からStoppedになるまでしばらく待ちます。
Stopped
※ お使いの環境によってはStatusがStoppedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
51
IBM Softw are Group | WebSphere software
第2章 SCA Exportの作成 要約
FortuneServiceModule
Stand-alone
References
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
52
第2章では以下の解説をしました。
・SCA ExportコンポーネントFSSCAExportの作成
・サーバーの始動、停止
・アプリケーションプロジェクトの追加
・インテグレーションテストクライアントを使用してSCA Exportのテスト
52
IBM Softw are Group | WebSphere software
第
の作成
Import
第33章
章 SCA
SCA Importの作成
Importの作成
の作成
Import
53
53
IBM Softw are Group | WebSphere software
第3章 SCA Importの作成 概要
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
54
第3章では第2章で作成したSCA ExportコンポーネントをインポートするSCA Importコンポーネントを作成します。
また、SCA Importコンポーネントを使用するスタンドアローンリファレンスを作成し、
アプリケーションを呼び出してSCA Import / Exportそれぞれのコンポーネントを確認します。
この章では新たにFortuneServiceSCAModuleを作成します。
また、そのモジュールにFSSCAImportを作成し、スタンドアローンリファレンスとワイヤリングします。
Main_FortuneServiceSCAModuleクラスを作成してテストを行います。
54
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・モジュールの作成
2
1
3
4
55
サービス・モジュールをSCAインポートするためのサービス・モジュールを作成します。
ここではFortuneServiceSCAModuleを作成します。
《手順》
FortuneServiceModuleを展開していれば省略します。
FortuneServiceModuleのAssembly Editorを開いていれば閉じます。
1.メニューから[File]
[File] > [New] > [Other…
[Other…]を選択します。
2.Newウインドウの[Wizards]
[Wizards]から[Business
[Business Integration] > [Module]を選択し、[Next]
[Next]をクリックします。
[Wizards]
[Module]
[Next]
3.New Moduleウインドウの[Module
[Module Name]に”
[Finish]をクリックします。
Name] ”FortuneServiceSCAModule”
FortuneServiceSCAModule”と入力し、[Finish]
[Finish]
4.Confirm Perspective Switchダイアログが表示された場合は
Business Integration Perspectiveには移動せずに
このままJava Perspectiveを使用するので[No]
[No]をクリックします。。
[No]
パッケージエクスプローラー・ビューにFortuneServiceSCAModuleが作成されます。
55
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・モジュールの作成
56
右の拡大図はFortuneServiceSCAModuleを展開したものです。
56
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースの作成
2
1
57
SCA Importコンポーネントが使用するインターフェースを作成します。
ここではFSInterfaceを作成します。
《手順》
1.FortuneServiceModule
FortuneServiceModuleを展開します。
FortuneServiceModule
2.FortuneServiceModuleからFSInterface.wsdl
FSInterface.wsdlをコピーして
FSInterface.wsdl
FortuneServiceSCAModuleに貼り付けます。
FortuneServiceSCAModule
FortuneServiceSCAModuleにFSInterface.wsdlが作成されます。
FortuneServiceModuleを省略します。
FortuneServiceSCAModuleを展開してFSInterface.wsdlを確認します。
57
IBM Softw are Group | WebSphere software
SCAインポート・コンポーネントの作成
1
3
3
4
5
2
5
58
SCA Importコンポーネントを作成します。
ここではFSSCAImportを作成します。
《手順》
1.FortuneServiceSCAModuleのsca.moduleからAssembly Editorを開きます。
2.Editorの左にあるパレットからインポート・コンポーネントの部品が表示されているアイコン(画面参照)をクリックします。
3.EditorのキャンバスをクリックするとImport1が作成されます。
4.Import1を選択し、プロパティ・ビューを開きます。
[Description]タブ
[Description]タブの[Name]
タブ [Name]に”
[Name] ” FSSCAImport”
FSSCAImport”と入力し、エンターキーを押します。
5.EditorにあるImport1がFSSCAImportと表示されます。
※SCA Importコンポーネントの名前の変更は必須ではありませんが、他のImportコンポーネントと区別するために便宜上
変更しています。
58
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースの追加
2
1
3
3
※
4
4
59
インポート・コンポーネントにインターフェースを追加します。
ここではFSSCAImportにFSInterfaceを追加します。
《手順》
1.Assembly Editor上のFSSCAImportコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add Interfaceを]
Interface ]選択します。
※ ポップアップメニューで表示されるアイコンを選択することでもインターフェースを追加できます(画面参照)。
2.Add Interfaceウインドウの[[Filter by interface or qualifier]に
qualifier] “FSInterface”
FSInterface”と入力します。
FortuneServiceInterfaceを選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
3.インポート・コンポーネントにインターフェースが追加され、アイコンが変化します。
4.Editorを保存します。
FortuneServiceSCAModuleにFSSCAImport.Importとsca.modulexが作成されます。
59
IBM Softw are Group | WebSphere software
バインディング
3
1
1
2
4
4
60
SCA Importコンポーネントのバインディングを設定します。
バインディングとはサービスが外部に対し、どのようなバインド情報で提供されているかを定義したものです。
《手順》
1.FSSCAImportコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Generate
[Generate Binding…]
Binding ] > [SCA Binding]を選択します。
Binding]
インポート・コンポーネントのバインディングタイプがSCA Bindingとなり、アイコンが変化します。
2.FSSCAImportを選択し、プロパティ・ビューを開きます。
[Binding]タブ
[Binding]タブの[
タブ [Browse]ボタンをクリックします。
Browse]
3.SCA Export Selectionウインドウの[Choose
[Choose a SCA Export]に”FSSCAExport
Export] FSSCAExport”と入力します。
FSSCAExport
FSSCAExportを選択して、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
4.[Binding]
[Binding]タブ
タブの[Module
name]にFortuneServiceModule、[Export
[Binding]
タブ
[Module name]
[Export name]にFSSCAExportが表示されます。
name]
Editorを保存します。
インポート・コンポーネントにバインディング情報が追加され、アイコンが変化します。
60
IBM Softw are Group | WebSphere software
スタンドアローンリファレンスの作成と
コンポーネントのワイヤリング
3
6
1
6
2
8
4
5
7
61
スタンドアローンリファレンスを作成してSCA Importコンポーネントとワイヤリングします。
ここではスタンドアローンリファレンスからFSSCAImportへワイヤリングします。
《手順》
1.インポート・コンポーネントアイコンの右側の[>]
[>]をクリックします。
[>]
しばらくするとパレットの隣にさらにパレットが表示されます。
2.スタンドアローンリファレンスの部品が表示されているアイコンをクリックします。
3.Editorのキャンバスをクリックするとスタンドアローンリファレンスが作成されます。
4.Editorのパレットからワイヤアイコンをクリックします。
5.スタンドアローンリファレンスをクリックします。
FSSCAImportをクリックします。
6.ダイアログはキャプチャに従って1つめは[OK]
[OK]、2つめは[NO]
[NO]をクリックします。
[OK]
[NO]
7.6でOKを選択したのでワイヤリングされるとスタンドアローンリファレンスには自動でリファレンスが作成されます。
Editorを保存します。
8.FortuneServiceModuleにsca.referencesが作成されます。
これで、SCAインポートのためのサービス・モジュールの作成は終了です。
61
IBM Softw are Group | WebSphere software
Mainクラスの作成
1
2
3
4
62
作成したサービス・モジュールのテストを行います。
《手順》
1.FortuneServiceSCAModuleからコンテキストメニューを表示させ、[New]
[New] > [Package]を選択します。
[Package]
2.New Java Packageウインドウの[Name]
[Name]に”
[Finish]をクリックします。
[Name] ”test”
test”と入力し、[Finish]
[Finish]
3. 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、Main_FortuneServiceSCAModule.java
Main_FortuneServiceSCAModule.javaをtestパッ
Main_FortuneServiceSCAModule.java
ケージにドラッグします。
4.FortuneServiceSCAModule/testにMain_FortuneServiceSCAModule.javaが作成されます。
62
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの始動
1
2
3
63
テストを行うためにWebSphere Process Serverを始動させます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、 [Start]を選択します。
[Start]
3.StatusがStarted
Startedになるまでしばらく待ちます。
Started
※ お使いの環境によってはStatusがStartedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
63
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加
1
3
4
2
64
WebSphere Process Server v6.0 にアプリケーションを追加していなければ追加します。
FortuneServiceModuleAppが追加されているか確認してください。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0からコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add and remove projects…
projects…]を選択します。
3.[Available
[Available projects]からFortuneServiceModuleApp
FortuneServiceModuleAppを選択して[Add]
[Add]をクリックします。
projects]
FortuneServiceModuleApp
[Add]
FortuneServiceModuleAppが[Configured
[Configured projects]に移動します。
projects]
4.[Finish]
[Finish]をクリックします。
[Finish]
※FortuneServiceModuleAppはWPSサーバー上で起動するために追加する必要がありますが、
FortuneServiceSCAModuleはクライアントの別JVMで起動するため追加する必要はありません。
64
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加(続き)
65
キャプチャのようにログの出力が終了するまで待ちます。
以下のログが出力されればOK です。
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp。
FortuneServiceModuleApp。
65
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト
1
2
3
4
66
SCA Importコンポーネントが正常にSCA Exportコンポーネントを呼び出すことができるか
J2SEアプリケーションとしてテストをします。
《手順》
1.Main_FortuneServiceSCAModuleクラスからコンテキストメニューを表示させ、[Run]
[Run] > [Run…
[Run…] を選択します。
起動構成ダイアログが表示されます。
[Configurations]のJava
Applicationを選択して、[New]
[New]をクリックします。
[Configurations]
Java Application
[New]
2.新しく作成されたMain_FortuneServiceSCAModule
Main_FortuneServiceSCAModuleを選択して、[Classpath]
[Classpath]タブ
Main_FortuneServiceSCAModule
[Classpath]タブを選択します。
タブ
3.第1章のテストと同様に[User
[User Entries]に外部JARとしてcorona
coronaEntries]
corona-wsdl.jarを追加します。
wsdl.jar
※corona-wsdl.jarはC
C:¥ WID¥
WID¥GM¥
GM¥runtimes¥
runtimes¥bi_v6¥
bi_v6¥libにあります。
lib
4.[App
[Applly]
y]をクリックして、[Run]
[Run]をクリックします。
[App
[Run]
しばらくするとコンソール・ビューに結果が表示されます(次ページ)。
66
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト(続き)
SCA Import
FortuneServiceModule
SCA Export
5
67
テストの確認をします。
ここではMain_FortuneServiceSCAModuleクラスがFSSCAImportを通して
外部モジュールFortuneServiceModuleのFortuneServiceを呼び出しています。
《手順》
5.以下のように表示されればOKです。
今日の運勢は <運勢(大吉、中吉、小吉、末吉、吉、凶、大凶のいずれか)>です。
これでテストは終了です。
Assembly Editorを閉じます。
FortuneServiceSCAModuleを省略します。
67
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションのアンインストール
1
3
2
4
68
次章でモジュールにWebサービスExportコンポーネントを追加してデプロイコードを変更するため、WebSphere Process
Server v6.0 からアプリケーションをアンインストールします。
この作業によってきれいな環境に戻すことができます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0からコンテキストメニューを表示させ、[[Add and remove projects…
projects…]を選択します。
3.FortuneServiceModuleAppを選択して [Remove]をクリックします。
Remove]
FortuneServiceModuleAppが[Available
[Available projects]に移動します。
projects]
[Finish]
[Finish]をクリックします。
4.コンソール・ビューのログの出力が終了するまで待ちます。
68
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの停止
1
2
3
69
テスト終了後、サーバーを停止させます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、[Stop]
[Stop]を選択します。
[Stop]
3.StatusがStopping
Stoppingから
StoppingからStopped
からStoppedになるまでしばらく待ちます。
Stopped
※ お使いの環境によってはStatusがStoppedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
69
IBM Softw are Group | WebSphere software
第3章 SCA Importの作成 要約
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
70
第3章では以下の解説をしました。
・サービスモジュールFortuneServiceSCAModuleの作成
・インターフェースの作成
・SCA ImportコンポーネントFSSCAImportの作成
・インターフェースの追加
・インポート・コンポーネントのバインディング
・スタンドアローンリファレンスの作成
・サービスのワイヤリング
・J2SEとしてSCA Importコンポーネントのテスト
70
IBM Softw are Group | WebSphere software
第
第44章
章 WS
WS Exportの作成
Exportの作成
71
71
IBM Softw are Group | WebSphere software
第4章 WS Export 概要
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
I
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
WS Export
72
第4章では第1章で作成したコンポーネントからWebサービスExportコンポーネントを作成します。
また、正常にエクスポートされているかWeb Service Explorerで確認します。
この章ではFortuneServiceModuleのFortuneServiceからFSWSExportを作成し、Web Service Explorerでテストします。
72
IBM Softw are Group | WebSphere software
WS Exportコンポーネントの作成
1
5
2
5
3
4
73
外部からWebサービスがインポートができるようにWS Exportコンポーネントを作成します。
ここではFSWSExportを作成します。
《手順》
1.FortuneServiceModuleを展開します。
2.FortuneServiceModuleのsca.moduleからAssembly Editorを開きます。
3.インポート・コンポーネントアイコンの右側の[>]
[>]をクリックします。
[>]
しばらくするとパレットの隣にさらにパレットが表示されます。
4.エクスポート・コンポーネントの部品が表示されているアイコンをクリックします。
5.EditorのキャンバスをクリックするとExport1が作成されます。
※ まだ保存はしないでください。
73
IBM Softw are Group | WebSphere software
WS Exportコンポーネントの作成
1
3
2
74
エクスポート・コンポーネントの名称を変更します。
《手順》
1.Export1コンポーネントを選択し、プロパティ・ビューを開きます。
2.[Description]
[Description]タブ
[Description]タブの[Name]
タブ [Name]に”
[Name] ”FSWSExport”
FSWSExport”と入力し、エンターキーを押します。
3.Assembly EditorにあるExport1がFSWSExportと表示されます。
※ まだ保存はしないでください。
※SCA Exportコンポーネントの名前の変更は必須ではありませんが、他のExportコンポーネントと区別するために便宜上
変更しています。
74
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースの追加
2
1
※
3
3
75
Exportコンポーネントにインターフェースを追加します。
ここではFSWSExportにFSInterfaceを追加します。
《手順》
1.FSWSExportコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add Interface]を選択します。
Interface]
※ ポップアップメニューで表示されるアイコンを選択することでもインターフェースを追加できます(画面参照)。
2.Add Interfaceウインドウの中央に[Show
[Show WSDL]のラジオボタンにチェックがついていることを確認して
WSDL]
Filter by interface or qualifierに “FSInterface”
FSInterface”と入力します。
FortuneServiceInterfaceを選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
3.エクスポート・コンポーネントにインターフェースが追加され、アイコンが変化します。
※ まだ保存はしないでください。
75
IBM Softw are Group | WebSphere software
バインディング
2
3
1
4
5
4
※
5
76
ExportコンポーネントにWebサービスExportバインディングを設定します。
《手順》
1.FSWSExportコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Generate
[Generate Binding…
Binding…] > [Web
[Web Service Binding]を選択
Binding]
します。
2.ダイアログは[Yes]
[Yes]をクリックします。
[Yes]
3.Select Transportウインドウの[Select
[soap/http]を選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[Select Transport]では[soap/http]
Transport]
[soap/http]
[OK]
FortuneServiceModuleにFSWSExport_FSInterfaceHttp_Service.wsdlが作成されます。
エクスポート・コンポーネントのバインディングタイプがWebサービスBindingとなり、アイコンが変化します。
※ この時点でFortuneServiceアプリケーションのバインディング情報が記述されたWSDLファイルが作成されます。
4.WS ExportコンポーネントとしてFSWSExportコンポーネントが作成されます。
Assembly Editorを保存します。
※ エクスポート・コンポーネントにはワイヤリングされていないので警告がつきます。
5.ForutneServiceModuleにFSWSExport.exportが作成されます。
76
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービスのワイヤリング
2
3
1
4
4
77
WS Exportコンポーネントからサービスコンポーネントへワイヤリングをします。
ここではFSWSExportからFortuneServiceへワイヤリングします。
《手順》
1.Assembly Editorのパレットからワイヤアイコンをクリックします。
2.FSWSExportをクリックします。
3.FortuneServiceをクリックします。
4.Editorを保存します。
エクスポート・コンポーネントにワイヤリングの情報が追加され、アイコンが変化します。
これで、WebサービスエクスポートのためのWebサービスExportコンポーネントの作成は終了です。
77
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの始動
1
2
3
78
テストを行うためにWebSphere Process Serverを始動させます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、 [Start]を選択します。
[Start]
3.StatusがStarted
Startedになるまでしばらく待ちます。
Started
※ お使いの環境によってはStatusがStartedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
78
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加
1
3
4
2
79
WebSphere Process Server v6.0 に作成したアプリケーションを追加します。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0からコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add and remove projects…
projects…]を選択します。
3.[Available
[Available projects]からFortuneServiceModuleApp
FortuneServiceModuleAppを選択して[Add]
[Add]をクリックします。
projects]
FortuneServiceModuleApp
[Add]
FortuneServiceModuleAppが[Configured
[Configured projects]に移動します。
projects]
4.[Finish]
[Finish]をクリックします。
[Finish]
79
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加(続き)
80
キャプチャのようにログの出力が終了するまで待ちます。
以下のログが出力されればOK です。
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp。
FortuneServiceModuleApp。
80
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト
※
2
1
81
WS Exportが正常にエクスポートされているかをWeb Service Explorerを使用してテストします。
《手順》
1.FSWSExport_FSInterfaceHttp_Service.wsdlからコンテキストメニューを表示させ、
[Web Service] > [Test with Web Service Explorer]を選択します。
Explorer]
2.Web Service Explorerが表示されます。
※ コンテキストメニューにWeb Serviceが現れない場合は
[Window] > [Preferences]を選択して[Workbench]
[Workbench] > [Capabilities]を選択し、
[Preferences]
[Capabilities]
[Web Service Developer]の項目がチェックされているか確認してください。
Developer]
81
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト
1
2
3
4
82
WSDLを参照してWeb Service Explorerからオペレーションを呼び出してテストをします。
※ 現在このWeb Service Explorerは2バイト文字の不具合により
”今日”と入力しても正しい結果は出ずに、UserException: WebServiceFaultが発生します。ご了承ください。
(次ページにSOAP Request / Response Envelopeを載せています)
《手順》
1.[Operations]
[Operations]の[Name]
getFortuneをクリックします。
[Operations] [Name]にあるgetFortune
[Name]
getFortune
2.dayの引数として“今日
今日”と入力します。
今日
3.[GO]
[GO]をクリックします。
[GO]
4.結果が表示されます。
これでテストは終了です。
これで、Exportが正しく呼び出されるので外部からWebサービスImportができるようになりました。
Web Service Explorerを閉じます。
FortuneServiceModuleを省略します。
FortuneServiceModuleのAssembly Editorを閉じます。
82
IBM Softw are Group | WebSphere software
SOAP Request Envelope
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<SOAP-ENV:Envelope xmlns:SOAPENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:q0="http://FortuneServiceModule/FSInterface"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<SOAP-ENV:Body>
<q0:getFortune>
<day>今日</day>
</q0:getFortune>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>
83
こちらはSOAP Request Envelopeです。
83
IBM Softw are Group | WebSphere software
SOAP Response Envelope
<soapenv:Envelope
xmlns:soapenc="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/"
xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<soapenv:Header />
<soapenv:Body>
<interface:getFortuneResponse
xmlns:interface="http://FortuneServiceModule/FSInterface">
<getFortuneReturn>吉</getFortuneReturn>
</interface:getFortuneResponse>
</soapenv:Body>
</soapenv:Envelope>
84
こちらはSOAP Response Envelopeです。
84
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの停止
1
2
3
85
テスト終了後、サーバーを停止させます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、[Stop]
[Stop]を選択します。
[Stop]
3.StatusがStopping
Stoppingから
StoppingからStopped
からStoppedになるまでしばらく待ちます。
Stopped
※ お使いの環境によってはStatusがStoppedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
85
IBM Softw are Group | WebSphere software
第4章 WS Exportの作成 要約
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
I
I
R
I
Java
Component 1
SCA Export
WS Export
86
第4章では以下の解説をしました。
・WS ExportコンポーネントFSWSExportの作成
・インターフェースの追加
・ WS Exportコンポーネントのバインディング
・サービスのワイヤリング
・Web Service Explorerを使用してWS Exportのテスト
86
IBM Softw are Group | WebSphere software
第
第55章
章 Serviceコンポーネントの作成
Serviceコンポーネントの作成
87
87
IBM Softw are Group | WebSphere software
第5章 Serviceコンポーネントの作成 概要
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
R
I
Java
Component 1
FortuneTellingServiceModule
I
Stand-alone
References
I
Java
Component 3
SCA Export
R
R
I
Java
Component 2
I
WS Export
88
第5章ではWebアプリケーションを作成するためのサービス・コンポーネントを作成します。
この章ではFortuneTellingServiceModuleを作成します。
そして、運勢からメッセージを生成するためのMessageServiceと
運勢とメッセージを合成するためのFortuneTellingServiceを作成し、
スタンドアローンリファレンスと2つのサービス・コンポーネントをワイヤリングします。
88
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・モジュールの作成
2
1
3
4
89
サービス・モジュールをWebサービスインポートするために別のサービス・モジュールを作成します。
ここではFortuneTellingServiceModuleを作成します。
《手順》
FortuneServiceModuleが展開されているのであれば省略します。
FortuneServiceModuleのAssembly Editorを開いているのであれば閉じます。
1.メニューから[File]
[File] > [New] > [Other…
[Other…]を選択します。
2.Newウインドウの[Wizards]
[Wizards]から[Business
[Business Integration] > [Module]を選択し、[Next]
[Next]をクリックします。
[Wizards]
[Module]
[Next]
3.New Moduleウインドウの[Module
[Module Name]に”
Name] ”FortuneTellingServiceModule”
FortuneTellingServiceModule”と入力します。
[Finish]をクリックします。
[Finish]
4.Confirm Perspective Switchダイアログが表示された場合は
Business Integration Perspectiveには移動せずに
このままJava Perspectiveを使用するので[No]
[No]をクリックします。
[No]
パッケージエクスプローラー・ビューにFortuneTellingServiceModuleが作成されます(次ページ)。
89
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・モジュールの作成
90
右の拡大図はFortuneTellingServiceModuleを展開したものです。
90
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースの作成
1
2
3
4
91
サービス・コンポーネントを作成する前にコンポーネントのインターフェースをJavaインターフェースで作成します。
ここではFortuneTellingServiceModuleにservice.messageパッケージを作成し、MessageServiceを作成します。
《手順》
1.FortuneTellingServiceModuleからコンテキストメニューを表示させ、[New]
[New] > [Package]を選択します。
[Package]
2.New Java Packageウインドウの[Name]に”service.message”と入力し、[Finish]
[Finish]をクリックします。
[Finish]
ForutneTellingServiceModuleにservice.messageが作成されます。
3. 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、MessageService.javaをservice.messageパッケー
ジにドラッグします。
4.FortuneTellingServiceModule/service.messageパッケージにMessageService.javaインターフェースが作成されます。
91
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・コンポーネントの作成
1
2
3
3
92
Javaインターフェースからサービス・コンポーネントをAssembly Editorで作成します。
ここではインターフェースであるMessageService.javaからMessageServiceを作成します。
《手順》
1.FortuneTellingServiceModuleのsca.moduleからAssembly Editorを開きます。
2.FortuneTellingServiceModule/service.messageの中にあるMessageService.java
MessageService.javaをEditorにドラッグします。
MessageService.java
3.Editorにインターフェースが既に追加されているMessageServiceコンポーネントが作成されます。
※ここではMessageServiceインターフェースをドラッグすることでコンポーネントを作成しますが、
第1章で解説した手順と同様にサービス・コンポーネントを一度作成してからインターフェースを追加していくこともできま
す。
92
IBM Softw are Group | WebSphere software
インプリメンテーションの作成と追加
3
1
3
2
93
サービス・コンポーネントのインプリメンテーションを作成、追加します。
ここではmessage.serviceパッケージにMessageServiceImpl.javaを作成します。
《手順》
1. 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、M
MessageServiceImpl.java
essageServiceImpl.javaをservice.messageパッ
.java
ケージにドラッグします。
FortuneTellingServiceModule/service.messageにMessageServiceImpl.javaが作成されます。
2.Assembly EditorのMessageServiceコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Select
Implementation…]] >
[Select Implementation
[Java] を選択します。
3.Pick Implementationウインドウの[Select
entries]に”MessageServiceImpl
MessageServiceImpl”と入力します。
[Select entries]
MessageServiceImpl
MessageServiceImplを選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
サービス・コンポーネントにインプリメンテーションが追加され、アイコンが変化します。
Editorを保存します。
FortuneTellingServiceModuleにMessageService.componentとsca.modulexが作成されます。
93
IBM Softw are Group | WebSphere software
MessageServiceImpl.java
package service.message;
public class MessageServiceImpl {
1
2
static final String[] f = {"大吉","中吉","小吉","末 吉","吉","凶","大凶 "};
static final String[] m = {"おめでとう。","やったね。","まぁま ぁ。","それなりです。","慎重に。",
"めげないで。","ノーコメント。","※今日か 明日を入力してください。"};
public String getMessage(String fortune){
int i;
3
for(i=0; i< f.length; i++){
if (fortune.equals(f[i]))
break;
}
4
return m[i];
}
}
94
MessageServiceImplクラスの解説をします。
getMessageは引数として運勢を受け取り、戻り値として運勢に該当するメッセージを返します。
1.運勢リストです。
2.メッセージリストです。該当する運勢がなければメッセージが「 ※今日か明日を入力してください。 」になります。
3.引数として取得した運勢と運勢リストを比較します。運勢リストの該当する配列番号がメッセージリストにも対応していま
す。
4.メッセージを戻り値として返します。
94
IBM Softw are Group | WebSphere software
インターフェースの作成
1
2
3
4
95
サービス・コンポーネントを作成する前にコンポーネントのインターフェースをJavaインターフェースで作成します。
ここではFortuneTellingServiceModuleにservice.tellingパッケージを作成し、 FortuneTellingServicejavaを作成します。
《手順》
1.FortuneTellingServiceModuleからコンテキストメニューを表示させ、[New]
[New] > [Package]を選択します。
[Package]
2.New Java Packageウインドウの[Name]
[Name]に”service.telling
service.telling”と入力し、[Finish]
[Finish]をクリックします。
[Name]
service.telling
[Finish]
ForutneTellingServiceModuleにservice.tellingが作成されます。
3. 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、FortuneTellingService
FortuneTellingService.java
FortuneTellingService.javaをservice.message
.java
パッケージにドラッグします。
4.ForutneTellingServiceModule /service.tellingパッケージにFortuneTellingService.javaインターフェースが作成されます。
95
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービス・コンポーネントの作成
1
2
2
96
アセンブリエディタを使用してFortuneTellingServiceコンポーネントを作成します。
ここではインターフェースであるFortuneTellingService.javaからFortuneTellingServiceを作成します。
《手順》
1.FortuneTellingServiceModule/service.tellingの中にあるFortuneTellingService.java
FortuneTellingService.javaをEditorにドラッグします。
FortuneTellingService.java
2.Editorにインターフェースが既に追加されているFortuneTellingServiceコンポーネントが作成されます。
96
IBM Softw are Group | WebSphere software
インプリメンテーションの作成と追加
3
1
3
2
97
FortuneTellingServiceコンポーネントのインプリメンテーションを作成します。
ここではservice.tellingパッケージにFortuneTellingServiceImpl.javaを作成します。
《手順》
1. 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、FortuneTellingServiceImpl
FortuneTellingServiceImpl.java
FortuneTellingServiceImpl.javaをservice.telling
.java
パッケージにドラッグします。
FortuneTellingServiceModule/service.tellingにFortuneTellingServiceImpl.javaが作成されます。
2.Assembly EditorのFortuneTellingServiceコンポーネントからコンテキストメニューを表示させ、[Select
[Select
Implementation…]
Implementation ] > [Java]を選択します。
[Java]
3.Pick Implementationウインドウの[Select
[Select entries]に”
FortuneTellingServiceImpl”と入力します。
entries]
FortuneTellingServiceImpl
FortuneTellingServiceImplを選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
サービス・コンポーネントにインプリメンテーションが追加され、アイコンが変化します。
Editorを保存します。
FortuneTellingServiceModuleにFortuneTellingService.componentが作成されます。
97
IBM Softw are Group | WebSphere software
FortuneTellingServiceImpl.java
package service.telling;
import com.ibm.websphere.sca.Service;
import com.ibm.websphere.sca.ServiceManager;
import commonj.sdo.DataObject;
import service.message.MessageService;
import service.telling.FortuneTellingService;
public class FortuneTellingServiceImpl implements FortuneTellingService {
public String tellFortune(String day) {
1
2
3
4
ServiceManager sm = new ServiceManager();
Service s = (Service)sm.locateService("FSInterfacePartner");
String fortuneResult = ((DataObject)s.invoke("getFortune",day)).getString("getFortuneReturn");
MessageService message = (MessageService)sm.locateService("MessageServicePartner");
StringBuffer buff = new StringBuffer();
5
6
buff.append(fortuneResult).append(" ").append(message.getMessage(fortuneResult));
return buff.toString();
}
}
98
FortuneTellingServiceImplクラスの解説をします。
tellFortuneは引数として日付を受け取り、getMessageを呼び出して、戻り値として運勢とメッセージを合成した文字列を返
します。
MessageServiceが今までとは異なり、タイプセーフで呼び出されているところに注目してください。
1.サービスマネージャーを作成します。
2.Serviceインターフェースでリファレンス名FSInterfacePartnerを引数としサービスを発見します。
3.getFortuneをダイナミック
ダイナミック呼び出しで運勢を取得します。
ダイナミック
4.MessageServiceインターフェースでリファレンス名MessageServicePartnerを引数としサービスを発見します。
5.getMessageをタイプセーフ
タイプセーフ呼び出しでメッセージを取得し、運勢と合成します。
タイプセーフ
6.合成した文字列を戻り値として返します。
98
IBM Softw are Group | WebSphere software
スタンドアローンリファレンスの作成
3
4
1
2
99
スタンドアローンリファレンスをAssembly Editorで作成します。
《手順》
1.インポート・コンポーネントアイコンの右側の[>]
[>]をクリックします。
[>]
しばらくするとパレットの隣にさらにパレットが表示されます。
2.スタンドアローンリファレンスの部品が表示されているアイコンをクリックします。
3.Editorのキャンバスをクリックするとスタンドアローンリファレンスが作成されます。
Editorを保存します。
4.FortuneTellingServiceModuleにsca.referencesが作成されます。
99
IBM Softw are Group | WebSphere software
サービスのワイヤリング
2
4
5
1
6
3
100
スタンドアローンリファレンスからサービス・コンポーネントへワイヤリングします。
ここではスタンドアローンリファレンスからFortuneTellingServiceへ、FortuneTellingServiceからMessageServiceへワイヤリン
グします。
《手順》
1.Assembly Editorのパレットからワイヤアイコンをクリックします。
2.スタンドアローンリファレンスをクリックします。
FortuneTellingServiceコンポーネントをクリックします。
3.ダイアログは[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
4.3でOKを選択したのでワイヤリングされるとスタンドアロンリファレンスには自動でリファレンスが作成されます。
5.次に、FortuneTellingServiceコンポーネントをクリックします。
MessageServiceコンポーネントをクリックします。
3の画面と同様にダイアログは[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
7.3でOKを選択したのでワイヤリングされるとFortuneTellingServiceには自動でリファレンスが作成されます。
Editorを保存します。
次の章ではこのサービス・モジュールにWS Importコンポーネントを作成します。
100
IBM Softw are Group | WebSphere software
第5章 Serviceコンポーネントの作成 要約
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
R
I
Java
Component 1
FortuneTellingServiceModule
I
Stand-alone
References
I
SCA Export
R
Java
Component 3
R
I
Java
Component 2
I
WS Export
101
第5章では以下の解説をしました。
・モジュールFortuneTellingServiceModuleの作成
・インターフェースMessageService、FortuneTellingServiceの作成
・インプリメンテーションMessageServiceImpl、FortuneTellingServiceImplの作成
・メソッドのダイナミック呼び出し
・メソッドのタイプセーフ呼び出し
・サービス・コンポーネントMessageService、FortuneTellingServiceの作成
・インターフェース、インプリメンテーションの追加
・スタンドアローンリファレンスの作成
・サービスのワイヤリング
101
IBM Softw are Group | WebSphere software
第
第66章
章 WS
WS Importの作成
Importの作成
102
102
IBM Softw are Group | WebSphere software
第6章 WS Importの作成 概要
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
R
I
Java
Component 1
FortuneTellingServiceModule
I
Stand-alone
References
I
Java
Component 3
R
R
I
WS Import
I
Java
Component 2
I
SCA Export
WS Export
103
第6章では第1章で作成したWebサービスをインポートするWebサービスImportコンポーネントを作成します。
また、第5章で作成したコンポーネントとWebサービスExportコンポーネントとをワイヤリングし、アプリケーションを作成しま
す。
最後にJSPファイルを含んだプロジェクトを追加してアプリケーションが正常に動いているかWebアプリケーションで確認し
ます。
この章ではFortuneTellingServiceModuleにFSWSExportをインポートするためのFSWSImportを作成します。
さらにFortuneTellingServiceとワイヤリングします。
Main_FortuneTellingServiceModuleクラスを作成してテストを行います。
FortuneTellingServiceWebAppを作成してindex.jspを使用してテストを行います。
103
IBM Softw are Group | WebSphere software
WS Importコンポーネントの作成
1
2
3
104
WS ExportコンポーネントをインポートするためのWS Importコンポーネントを作成します。
ここではFSWSImportを作成します。
《手順》
1.FortuneServiceModuleを展開します。
2.FortuneServiceModuleのFSInterface.wsd
FSInterface.wsdとFSWSExport_FSInterfaceHttp_Service.wsdl
FSInterface.wsd FSWSExport_FSInterfaceHttp_Service.wsdlをコピーして
FSWSExport_FSInterfaceHttp_Service.wsdl
FortuneTellingServiceModuleに貼り付けます。
FortuneTellingServiceModule
3.FortuneTellingServiceModuleにFSInterface.wsdlとFSWSExport_FSInterfaceHttp_Service.wsdlが作成されます。
FortuneServiceModuleを省略します。
104
IBM Softw are Group | WebSphere software
WS Importコンポーネントの作成(続き)
1
3
2
105
WS ImportコンポーネントをAssembly Editorで作成します。
《手順》
1.FSInterface.wsdlをAssembly Editorにドラッグします。
2.Component Creationウインドウの[Select
[Select the type to create]では[Import
[Import with Web Service Binding]を選択し、[OK]
[OK]を
create]
Binding]
[OK]
クリックします。
3.EditorにImport1が作成されます。
105
IBM Softw are Group | WebSphere software
WS Importコンポーネントの作成(続き)
6
5
4
8
7
106
WS Importコンポーネントの名前を変更します。
《手順》
4.Import1を選択して、プロパティ・ビューを表示させます。
5.[Description]
[Description]タブ
タブの[Name]
[Name]に”FSWSImport
FSWSImport”と入力し、エンターキーを押します。
[Description]
タブ
[Name]
FSWSImport
6.Assembly EditorにあるImport1がFSWSImportと変更されます。
7.次に[Binding]
[Binding]タブ
タブの[Browse]
[Browse]ボタンをクリックします。
[Binding]
タブ
[Browse]
8.Select a WSDL file with binding/serviceウインドウが表示されます。
※WS Importコンポーネントの名前の変更は必須ではありませんが、他のImportコンポーネントと区別するために便宜上変
更しています。
106
IBM Softw are Group | WebSphere software
バインディング
1
3
2
107
WS Importコンポーネントにバインディング情報を設定します。
《手順》
1.Select a WSDL file with binding/serviceウインドウの[Choose
[Choose a file]では
file]
[FortuneTellingServiceModule/ FSWSExport_FSInterfaceHttpPort]を選択します。
FSWSExport_FSInterfaceHttpPort]
2.FSWSExportにバインディング情報が追加されます。
Editorを保存します。
3.FortuneTellingServiceModuleにFSWSImport.importが作成されます。
107
IBM Softw are Group | WebSphere software
コンポーネントのワイヤリング
2
3
1
3
※ ドラッ
ドラッグで表示の変更が可
グで表示の変更が可
能
能
108
サービス・コンポーネントからWebサービスImportコンポーネントへワイヤリングします。
ここではFortuneTellingServiceからFSWSImportへワイヤリングします。
《手順》
1.Assembly Editorのパレットからワイヤアイコンをクリックします。
2.FortuneTellingServiceをクリックします。
FSWSImportをクリックします。
3.ダイアログはキャプチャに従って1つめは[OK]
[OK]、2つめは[NO]
[NO]をクリックします。
[OK]
[NO]
3の1つめでOKを選択したのでワイヤリングされるとFortuneTellingServiceには自動でリファレンスが作成されます。
※ リファレンスの表示位置はドラッグで変更することができます。
Editorを保存します。
これで、FortuneServiceをWebサービスとしてインポートするアプリケーションが作成できました。
108
IBM Softw are Group | WebSphere software
Mainクラスの作成
2
1
3
4
109
作成したアプリケーションのテストを行います。
《手順》
1.FortuneTellingServiceModuleからコンテキストメニューを表示させ、[New]
[New] > [Package]を選択します。
[Package]
2.New Java Packageウインドウの[Name]
[Name]に”
[Finish]をクリックします。
[Name] ”test”
test”と入力し、[Finish]
[Finish]
3. 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、Main_Fortune
Main_FortuneTelling
Main_FortuneTellingServiceModule.java
TellingServiceModule.javaをtest
ServiceModule.java
パッケージにドラッグします。
4.FortuneTellingServiceModule/testにMain_FortuneTellingServiceModule.javaが作成されます。
109
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの始動
1
2
3
110
テストを行うためにWebSphere Process Serverを始動させます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、 [Start]を選択します。
[Start]
3.StatusがStarted
Startedになるまでしばらく待ちます。
Started
※ お使いの環境によってはStatusがStartedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
110
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加
1
3
4
2
111
WebSphere Process Server v6.0 にアプリケーションを追加していなければ追加します。
FortuneServiceModuleAppが追加されているか確認してください。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0からコンテキストメニューを表示させ、[Add
[Add and remove projects…
projects…]を選択します。
3.[Available
[Available projects]からFortuneServiceModuleApp
FortuneServiceModuleAppを選択して[Add]
[Add]をクリックします。
projects]
FortuneServiceModuleApp
[Add]
FortuneServiceModuleAppが[Configured
[Configured projects]に移動します。
projects]
4.[Finish]
[Finish]をクリックします。
[Finish]
111
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加(続き)
112
キャプチャのようにログの出力が終了するまで待ちます。
以下のログが出力されればOK です。
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp
アプリケーションが始動されました:FortuneServiceModuleApp。
FortuneServiceModuleApp。
112
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト
1
2
3
4
113
WS Importコンポーネントが正常にWS Exportコンポーネントを呼び出すことができるか
J2SEアプリケーションとしてテストをします。
《手順》
1.Main_FortuneTellingServiceModuleクラスからコンテキストメニューを表示させ、[Run]
[Run] > [Run…
[Run…]を選択します。
起動構成ダイアログが表示されます。
[Configurations]のJava
Applicationを選択して、[New]
[New]をクリックします。
[Configurations]
Java Application
[New]
2.新しく作成されたMain_FortuneTellingServiceModule
Main_FortuneTellingServiceModuleを選択して、[Classpath]
[Classpath]タブ
Main_FortuneTellingServiceModule
[Classpath]タブを選択します。
タブ
3.[User
[User Entries]に外部JARとしてcorona
coronaEntries]
corona-wsdl.jarを追加します。
wsdl.jar
※corona-wsdl.jarはC
C:¥ WID¥
WID¥GM¥
GM¥runtimes¥
runtimes¥bi_v6¥
bi_v6¥libにあります。
lib
4.[App
[Applly]
y]をクリックして、[Run]
[Run]をクリックします。
[App
[Run]
しばらくするとコンソール・ビューに結果が表示されます(次ページ)。
113
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト(続き)
5
WS Im port
FortuneSer viceModule
WS Export
114
テストの確認をします。
ここではMain_FortuneTellingServiceModuleクラスがFSWSImportを通して
外部モジュールFortuneServiceModuleのFortuneServiceを呼び出しています。
《手順》
5.以下のように表示されればOKです。
<運勢(大吉、中吉、小吉、末吉、吉、凶、大凶のいずれか)> <メッセージ>
これでJ2SEアプリケーションとしてのテストは終了です。
Assembly Editorを閉じます。
FortuneTellingServiceModuleを省略します。
114
IBM Softw are Group | WebSphere software
テストクライアントの作成
1
3
※
4
2
5
6
115
テストクライアントとしてJSPを使用したテストを行います。
ここではDynamic Web ProjectとしてFortuneTellingServiceWebAppを作成してindex.jspを作成します。
《手順》
メニューの[File]
[File] > [New] > [Other...
[Other...]
...] を選択します。
2.Newウインドウの[Wizards]
[Wizards]から[Web]
[Web] > [Dynemic
[Next]をクリックします。
[Wizards]
[Dynemic Web Project]を選択し、[Next]
Project]
[Next]
3.New Dynamic Web Projectウインドウの[Name]
[Name]に”
[Name] ”FortuneTellingServiceWebApp”
FortuneTellingServiceWebApp”を入力します。
4.Show
Show Advancedボタン
Add module to an EAR project.のチェックをはずし、[Finish]
[Finish]をクリックします。
Advancedボタンをクリックして、Add
ボタン
project.
[Finish]
Confirm Perspective Switchダイアログでは
Business Integration Perspectiveには移動せずに
このままJava Perspectiveを使用するので[No]
[No]をクリックします。
[No]
パッケージエクスプローラー・ビューにFortuneTellingServiceWebAppプロジェクトが作成されます。
5.FortuneTellingServiceWebAppを展開します。
15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、index.jsp
index.jspを
index.jsp
FortuneServiceWebApp/WebContentにドラッグします。
6.FortuneTellingServiceWebApp/WebContentにindex.jspが作成されます。
115
IBM Softw are Group | WebSphere software
テストクライアントの作成(続き)
1
2
3
116
Dynamic Web Projectにサービス・モジュールにあるクラスファイルを読み込ませるため、ビルドパスを設定します。
ここではFortuneTellingServiceModuleのビルドパスをFortuneTellingServiceWebAppに追加します。
《手順》
1.FortuneTellingServiceWebAppからコンテキストメニューを表示させ、[Properties]
[Properties]を選択します。
[Properties]
2.Properties for FortuneTellingServiceWebApp ウインドウから[[Java Build Path]
[Projects]タブ
Path] の[Projects]
[Projects]タブを選択し、
タブ
FortuneTellingServiceModuleにチェックを入れ、[OK]
[OK]をクリックします。
FortuneTellingServiceModule
[OK]
3.しばらく待つとindex.jspについていたエラーが消えます。
116
IBM Softw are Group | WebSphere software
Dependencyの設定
1
4
2
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3
6
8
7
117
Webアプリケーションをサービス・モジュールに組み込みます。
ここではFortuneTellngServiceWebAppをFortuneTellingServiceに組み込みます。
《手順》
1.メニューから[Window]
[Window] > [Open Perspective] > [Other...
[Other...]
...] を選択します。
2. [Business Integration]を選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
Integration]
[OK]
ワークスペースがBusiness Integration Viewに変わります。
3. Business Integration ViewのFortuneTellingServiceModuleからコンテキストメニューを選択し、
[Open Dependency Editor]を選択してDependency
Editorを開きます。
Editor]
4.J2EEのセクションをクリックして展開します。
J2EEのセクションが展開されます。
5.Addボタンをクリックします。
6.J2EE Project Selectionウインドウの[Select
[Select a project]では”
”FortuneTelllingServiceWebApp”
[OK]をクリックし
project]
FortuneTelllingServiceWebApp”と入力し、[OK]
[OK]
ます。
7.FortuneTellingServiceWebAppが組み込まれます。
8.一度FortuneTellingServiceWebAppを選択します。
[Advanced]の[On
[Advanced] [On Build Path]のチェックをはずします。
Path]
Editorを保存し、閉じます。
117
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加
1
3
4
2
118
WebSphere Process Server v6.0 に作成したアプリケーションを追加します。
※サーバーが始動していない場合は始動させてください。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0からコンテキストメニューを表示させ、 [Add and remove projects…
projects…]を選択します。
3.[Available
[Available projects]からFortuneTellingServiceModuleAppを選択して[Add]
[Add]をクリックします。
projects]
[Add]
FortuneTellingServiceModuleAppが[Configured
[Configured projects]に移動します。
projects]
4.[Finish]
[Finish]をクリックします。
[Finish]
118
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションプロジェクトの追加(続き)
119
キャプチャのようにログの出力が終了するまで待ちます。
以下のログが出力されればOK です。
アプリケーションが始動されました:FortuneTellingServiceModuleApp
アプリケーションが始動されました:FortuneTellingServiceModuleApp。
FortuneTellingServiceModuleApp。
119
IBM Softw are Group | WebSphere software
テスト
1
2
※
3
120
Webブラウザを使用してテストをします。
《手順》
1.Webブラウザを開き以下のアドレスを入力します。
http://localhost:9080/FortuneTellingServiceWebApp/index.jsp
Fortune Telling Service Applicationが表示されます。
2.テキストフィールドに“今日
今日”と入力して、[
[占う]
今日
占う]ボタンをクリックします。
結果が表示されます。
3.以下のように表示されればOKです。
今日 の運勢は <運勢(大吉、中吉、小吉、末吉、吉、凶、大凶のいずれか)> <メッセージ>
※ 今日、昨日以外の文字を入力するとエラーが表示されます。
これでテストは終了です。
FortuneTellingServiceのWebアプリケーションを作成することができました。
Webブラウザを閉じます。
120
IBM Softw are Group | WebSphere software
アプリケーションのアンインストール
1
3
2
4
121
WebSphere Process Server v6.0 から作成したアプリケーションをアンインストールします。
※サーバーが始動していない場合は始動させてください。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0からコンテキストメニューを表示させ、[[Add and remove projects…
projects…]を選択します。
3. [Remove All]をクリックします。
All]
FortuneServiceModuleAppとFortuneTellingServiceModuleAppが[Available
[Available projects]に移動します。
projects]
[Finish]
[Finish]をクリックします。
4.コンソール・ビューのログの出力が終了するまで待ちます。
121
IBM Softw are Group | WebSphere software
サーバーの停止
1
2
3
122
テスト終了後、サーバーを停止させます。
《手順》
1.サーバー・ビューを表示させます。
2.WebSphere Process Server v6.0 からコンテキストメニューを表示させ、[Stop]
[Stop]を選択します。
[Stop]
3.StatusがStopping
Stoppingから
StoppingからStopped
からStoppedになるまでしばらく待ちます。
Stopped
※ お使いの環境によってはStatusがStoppedになるまでに非常に時間がかかる場合があります。
122
IBM Softw are Group | WebSphere software
第6章 WS Importの作成 要約
FortuneServiceSCAModule
Stand-alone
References
R
FortuneServiceModule
I
Stand-alone
References
SCA Import
R
I
Java
Component 1
FortuneTellingServiceModule
I
Stand-alone
References
I
R
Java
Component 3
R
I
WS Import
I
Java
Component 2
I
SCA Export
WS Export
123
第6章では以下の解説をしました。
・WS ImportコンポーネントFSWSImportの作成
・インポート・コンポーネントのバインディング
・サービスのワイヤリング
・J2SEとしてWS Importのテスト
・テストクライアントindex.jspの作成
・Webブラウザを使用してのテスト
お疲れ様でした。
これでWebSphere Integration Developerを使用して
SCAアプリケーションFortune Telling Service Applicationを作成することができました。
123
IBM Softw are Group | WebSphere software
要約
要約
124
124
IBM Softw are Group | WebSphere software
要約
インターフェース、インプリメンテーションの作成と追加
コンポーネントの作成
ワイヤリング
SCA Export / Importの作成
Webサービス Export / Importの作成
バインディング
サーバーへのアプリケーション追加
テスト方法
125
当資料のハンズオンにより、以下のスキルが身につきました。
・Interface Editorを使用してのインターフェースの作成
・Assembly Editorを使用しての各コンポーネントの作成、インターフェースとインプリメンテーションの追加、ワイヤリング
・SCA Export / Importの作成とバインディング
・Webサービス Export / Importの作成とバインディング
・WebSphere Process Serverへのアプリケーションの追加 / アンインストール
・J2SE アプリケーションとしてのテスト
・インテグレーションテストクライアントとWeb Service Explorerを使用してのテスト
125
IBM Softw are Group | WebSphere software
付録
付録
126
126
IBM Softw are Group | WebSphere software
付録
SCADevGuideFiles.zipの使い方解説
Perspectiveの設定
Web Service Explorerのテスト時に出力されるメッセージ
127
付録として以下の項目を解説しています。
・SCADevGuideFiles.zipの使い方解説
・Perspectiveの設定
・Web Service Explorerのテスト時に出力されるメッセージ
127
IBM Softw are Group | WebSphere software
SCADevGuideFiles.zipの使い方1
1
2
3
※
128
ここでは本資料中で登場するファイルの使用方法について解説します。
※ファーストステップでも書いてありますが、あらかじめWIDを使用する前に
SCADevGuideFiles.zipを解凍しておきます。
SCADevGuideFiles.zip
解凍するとSCADevGuideFilesフォルダにmaterials
materialsがあります。
materials
ここでは解凍した後のmaterialsフォルダがC:
C:¥
C:¥workareaにあるものとします。
workarea
materialsフォルダの中に入っているフォルダは本資料の1章~6章に対応しています。
「 15ページで展開したSCADevGuideFiles.zipの展開先ディレクトリより、<ファイル名>を<作成する場所>にドラッグしま
す。」と記述されている箇所は以下の手順でファイルを作成します。
《手順》
1.各章のフォルダから該当するファイルを選択します。
2.WIDのパッケージまでドラッグします。
3.ファイルが作成されます。
128
IBM Softw are Group | WebSphere software
SCADevGuideFiles.zipの使い方2
1
※
2
3
4
129
ここでは何もモジュールを作成していない状態から完成したモジュールをインポートする方法について解説します。
※あらかじめWIDを使用する前にSCADevGuideFiles.zip
SCADevGuideFiles.zipを解凍しておきます。
SCADevGuideFiles.zip
解凍するとSCADevGuideFilesフォルダにDevGuideModules.zip
DevGuideModules.zipがあります。
DevGuideModules.zip
ここでは解凍した後のSCADevGuideFilesフォルダがC:
C:¥
C:¥workareaにあるものとします。
workarea
《手順》
WIDが起動していなければ起動し、任意のWorkspaceを指定します。
※ここではC:
C:¥
C:¥ workarea¥
workarea¥ workspaces¥
workspaces¥SCADevGuideとします。
SCADevGuide
1.メニューから[[ File] > [Import]を選択します。
[Import]
2.Importウインドウの[Select
[Next]をクリックします。
[Select an import source]で[Project
source] [Project Interchange]を選択し、[Next]
Interchange]
[Next]
3.Import Project Interchange contentsウインドウの[From
[From zip file]から[Browse]
[Browse]をクリックして
file]
[Browse]
C:¥
[開く]
C:¥ workarea¥
workarea¥ SCADevGuideFiles
SCADevGuideFiles¥
Files¥DevGuideModules.zipを選択し、[
DevGuideModules.zip
開く]をクリックします。
[Select All]をクリックして3つのモジュールと1つのプロジェクトを選択します。
All]
[Finish]をクリックします。
[Finish]
4.Business Integration ViewにインポートしたModuleが表示されます。
129
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定
Java Perspectiveでの設定
Capabilities
view
console
server
properties
filters
Java compiler
130
ここではJava Perspectiveで開発を行う際に設定しておくと便利な項目について解説します。
130
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
2
3
4
1
131
以下の設定を行います。
1.コンテキストメニューの表示設定
2.ビューの設定
3.パッケージエクスプローラー・ビューの表示フィルター設定
4.警告文の表示機能に関する設定
131
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
1
2
※
3
132
コンテキストメニューの項目の追加をします。
これは第4章でWebサービスの項目をコンテキストメニューで表示させるときに使用します。
《手順》
1.メニューから[Window]
[Window] > [Preferences]を選択します。
[Preferences]
2.Preferencesウインドウから[Workbench]
[Workbench] > [Capabilities]を選択し、[Web
[Web Service Developer]にチェックを入れ、[OK]
[OK]をク
[Capabilities]
Developer]
[OK]
リックします。
3.FSInterface.wsdlファイルで右クリックをしてコンテキストメニューを表示させると、Web Servicesの項目が追加されていま
す。
※ こちらは設定をする前のメニューです。
132
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
1
2
3
133
ビューの追加をします。
《手順》
1.メニューから[Window]
[Window] > [Show View] > [Other…
[Other…] を選択します。
2.[Basic]
[Basic] > [Console]を選択し、[OK]
[OK]をクリックします。
[Console]
[OK]
3.コンソール・ビューが表示されます。
同様にメニューから [Basic] > [Properties]
[Properties]と[Server]
[Server] > [Servers]を選択します。
[Servers]
それぞれコンソール・ビューとプロパティ・ビューとサーバー・ビューが表示されます。
133
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
1
3
4
2
134
表示フィルターの設定をします。
この設定はオプションとなります。
《手順》
1.パッケージエクスプローラー・ビューの丸で囲まれた[▼]をクリックしてメニューを表示します。
2.メニューから[Filters
[Filters…
[Filters…] を選択します。
3.Java Element Filtersウインドウの[Select
[Select the elements to exclude
[Referenced libraries]にチェックを
exclude from the view]から[Referenced
view]
libraries]
入れ、[OK]
[OK]をクリックします。
[OK]
4.ライブラリが非表示となります。
FortuneServiceModuleを展開してライブラリが表示されないことを確認してください。
134
IBM Softw are Group | WebSphere software
Java Perspectiveの設定(続き)
6
7
135
警告文の表示機能をオフにする設定をします。
この設定はオプションとなります。
《手順》
メニューから[Window]
[Window] > [Preferences]を選択します。
[Preferences]
6.[Java]
[Java] > [Compiler]を選択し、[Unused
[Unused Code]タブ
[Compiler]
Code]タブをクリックします。
タブ
[OK]をクリックします。
[Unused imports] > [Ignore]を選択し、[OK]
[Ignore]
[OK]
7.Compiler Settings Changedダイアログは[Yes]
[Yes]をクリックします。
[Yes]
ビルドが終了するまでしばらく待ちつとプロブレム・ビュー内の警告文が表示されなくなります。
※ この設定はコードに含まれる使われないインポート文の警告をプロブレム・ビューに表示する機能をオフにします。
135
IBM Softw are Group | WebSphere software
Web Service Explorerで出力されるSOAP Envelope
1
2
4
3
136
Web Service Explorerのテストを行ったときに出力されるSOAP Envelopeの表示について解説します。
1.Web Service Explorerで結果を表示させます。
2.Statusバーをダブルクリックします。
Statusウインドウが最大に拡大表示されます。
3.[[Source]
Source]をクリックします。
4.SOAP Request EnvelopeとSOAP Response Envelopeが表示されます。
136
IBM Softw are Group | WebSphere software
SOAP Response Envelope (fault code)
- <soapenv:Envelope xmlns:soapenc="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/" xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<soapenv:Header />
- <soapenv:Body>
- <soapenv:Fault>
<faultcode>soapenv:Server.generalException</faultcode>
- <faultstring>
- <![CDATA[
org.xml.sax.SAXParseException: 繧ィ繝ャ繝。繝ウ繝医?繧ソ繧、繝?"SOAP-ENV:Envelop" 縺ッ譛溷セ?&繧後k邨ゆコ?ち 繧ー "
</SOAP-ENV:Envelope>" 縺ィ荳?閾エ縺励∪縺帙s縲?Message being parsed: <?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
<SOAP-ENV:Envelope xmlns:q0="http://FortuneServiceModule/FSInterface" xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<SOAP-ENV:Body>
<q0:getFortune><day>莉頑律</day></q0:getFortune>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelop
]]>
</faultstring>
</soapenv:Fault>
</soapenv:Body>
</soapenv:Envelope>
137
こちらはSOAP Response Envelopeです。
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IBM Softw are Group | WebSphere software
ブランク・ページ
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