WebSphere Portal V5 Webサーバー・プラグイン と 問題判別 IBM Software Group 日本アイビーエム
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WebSphere Portal V5 Webサーバー・プラグイン と 問題判別 IBM Software Group 日本アイビーエム
® IBM Software Group WebSphere Portal V5 Webサーバー・プラグイン と 問題判別 日本アイビーエム 岡本 茂久 システムズ エンジニアリング株式会社 © 2007 IBM Corporation IBM Software Group Webサーバー・プラグイン WebSphere Application Server は、Web サーバーとともに作動し、 Web ア プリケーションに対する要求を処理します。 Web サーバーとアプリケーション・サーバーは、 Web サーバー用の WebSphere HTTP プラグイン (Webサーバー・プラグイン) を使用して通信し ます。 Web サーバーとアプリケーション・サーバー間の通信方法としてのプラグインに は、以下のような利点があります。 XML ベースの構成ファイルである ファイアーウォール製品が認識する標準プロトコルである セキュリティーに HTTPS を使用している 構成ファイルに、負荷分散時の割振り用のルーティング・テーブルを持つ IBM Software Group HTTP リクエスト 2種類の HTTPリクエストの方法 Webサーバー・プラグイン経由のプロセス • 通常のアクセス方法 • Webサーバー側でパフォーマンス・チューニングが可能 • 複数のWebコンテナーに対して負荷分散アクセスが可能 • (クラスター構成運用時) Embedded HTTP Server (組み込みHTTPサーバー)に直接アクセス • 通常は用いない • 問題判別やテストで使用 →Webサーバーを経由しないので、問題を切り分けられる IBM Software Group HTTP リクエスト (続) Webクライアント Webサーバー Webアプリケーション・サーバー IBM HTTP Server WebSphere Application Server Webコンテナー 通常アクセス (http / https) 通常アクセス (http / https) plugin 80 Embedded HTTP Server 9080 http://<hostname>:80/snoop plugin-cfg.xml サーブレット ルーティング・テーブル Server1 :9080 WebSphere_Portal :9081 テスト用アクセス http://<hostname>:9080/snoop IBM Software Group 構成ファイル IBM HTTP Server(IHS)の構成ファイル <IHS_root>¥conf¥httpd.conf (抜粋) : WebSpherePluginConfig "C:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer/config/cells/plugin-cfg.xml“ プラグイン構成ファイル <WAS_root>¥config¥cells¥plugin-cfg.xml (抜粋) : <ServerCluster Name="WebSphere_Portal_WPS01_Cluster"> <Server Name=“WPS01_WebSphere_Portal"> <Transport Hostname=“WPS01.got.ibm.com" Port="9081" Protocol="http"/> : *WebサーバーとWASが別マシンの場合は、plugin-cfg.xmlファイルはWebサーバー側にコピーする必要が あります。 IBM Software Group 参考 :Web Application Server(WAS) ワークロード管理 ノード・ エージェント デプロイメント マネージャー HTTP Server Edge Server アプリケーション ・サーバー アプリケーション ・サーバー Web コンテナー EJB コンテナー 9081 plugin アプリケーション DB (Primary) (Primary) アプリケーション ・サーバー Edge Server (Backup) HTTP Server Web コンテナー plugin アプリケーション DB (BackUp) 9082 ルーティング・テーブル Portal1 Portal2 EJB コンテナー :9081 :9082 ノード・ エージェント ¾WASでは大規模構成の際に、各コンポーネントを二重化して、負荷分散によるアクセスの割振りや、障害検知、フェイルオーバー機能 を備えてシステムの可用性を高めます。 ¾Webサーバー・プラグインは、HTTPリクエストをルーティングルールに基づき複数のWebコンテナーに割振ります。また、Webコンテナ からの応答がないと、別のWebコンテナへの経路を試みます。 IBM Software Group トランスポート・ポート番号の設定 アプリケーション・サーバーのトランスポート番号の設定は、「Webコンテナ」と「仮想ホスト・エイリアス」でされて います。 アプリケーション・サーバー 「WebSphere_Portal」 のWebコンテナーのプロセスが 「9081」 を Listenしている WASが処理対象かどうかを判断するポート。 構成を更新するときは、設定の後 「環境」-「Webサーバー・プラグインの更新」 画面で 「OK」を押すと、 plugin-cfg.xmlが更新されます。 IBM Software Group WebSphere Portal アクセスでブラウ ザーからの応答が 返ってこないときの 問題判別例 DNSエラーが返る ……IHSに届いていない InternalServerError が返る ……IHSが出している サーバーダウン/アプリケーション の不具合 HTTPサービス ダウン アプリケーション ・サーバー HTTP Server プラグイン 不具合 80 ブラウザの不具合 ・プロキシ設定など plugin Web コンテナー 9081 ネットワークの不具合 ・断線 ・DNS解決エラー ・サーバーダウン アプリケーション直接アクセスで 画面が返る(ポート9081) http://<hostname> で画面が返る IBM Software Group プラグイン構成の再生成とパフォーマンス・チューニング プラグインによるエラー表示の、最も確実な回避方法は、リソースに関わる変更を行った 際は、Plugin-cfg.xmlの再生成およびIHSのrestartをすることになります。 また、plugin-cfg.xml 内の RetryIntervalのパラメータはデフォルトでは60となっています が、この値を5~10程度に変更してみてください。これはダウンしているとmarkされた後、 リトライするまでの間隔になります。 パフォーマンスを改良するための WebSphere プラグインの変更 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/topic/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/rprf_w ebserverparameters.html (ページの一番下) IBM Software Group 参考 :ブラウザーからの応答が返ってこないときの解析例 (WAS一般) IBM Software Group 参考資料 Web サーバー・プラグインの構成 (Infocenter) http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v5r0/index.jsp?topic=/com.ibm.wasee.doc/info/ee/ae/trun_plug in.html plugin-cfg.xml ファイル (Infocenter) http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v5r0/index.jsp?topic=/com.ibm.wasee.doc/info/ee/ae/rrun_plu gin.html WebSphereパフォーマンス・チューニングと問題判別 ( WebSphere Developer Domain > テクニカル情報 ) http://www.ibm.com/jp/software/websphere/developer/performance/v5/index.html