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助産学専攻科 上野美由紀 初心
助産学専攻科 上野美由紀 初心 みなさんこんにちは。 本年 4 月から助産学専攻科に着任してきました。早いもので気がつけば 12 月、妊産 婦さんが無事に赤ちゃんを出産できるよう願いながら助産師学生と通った病院実習も 終わり少しほっとしているところです。妊産褥婦さんをはじめ病棟スタッフの方々、指 導者さんに教わりながら 10 例の分娩介助を経験させていただき、より良い母子の支援 について考え、ケアを実践した学生は少し成長したように思います。 学生と関わるなかで自分自身の看護学生の頃を思い出しました。22 年前、私が助産 師を目指したのは看護学校の先生のおかげです。 『よく遊び、よく学べ。』をモットーに 学生はさまざまな経験をとおして成長していくからと全寮制の厳しい生活でしたが、時 には自由な時間を認めてくれました。 「これから看護は専門性が求められ、大学教育になる。助産師は金のたまご。看護学校 を卒業しても学びを追求しなさい。」この言葉を受け、母性実習前でしたが助産師にな りたいと考えて助産師学校を受験したのです。 今、看護は 4 年制大学で学ぶようになり、専門看護師、認定看護師制度も充実してき ています。恩師の言葉を受け止めながら、現在教員としての役割を与えられていること に不思議なご縁を感じ、私自身も学び努力していきたいと思います。 助産学専攻科はわずか 1 年です。学習内容は濃くて深く、助産はちょっと苦手という 方もいると思います。ですが、一歩足を踏み出せばやりがいも大きい分野です。皆さん には一度助産師の道もお考えいただければ嬉しいです。 中秋の名月に咲いた月下美人 一夜限りの儚さ 一期一会