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1. Overview Guide of IBM HTTP Server V7.0

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1. Overview Guide of IBM HTTP Server V7.0
Guide of IBM HTTP Server V7.0
1. Overview
ご注意
„
„
„
この資料に含まれる情報は可能な限り正確を期しておりますが、日本ア
イ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジ
ニアリング株式会社の正式なレビューを受けておらず、当資料に記載さ
れた内容に関して日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・
エム システムズ・エンジニアリング株式会社は何ら保証するものではあ
りません。
従って、この情報の利用またはこれらの技法の実施はひとえに使用者の
責任において為されるものであり、資料の内容によって受けたいかなる
被害に関しても一切の補償をするものではありません。
当資料をコピー等で複製することは、日本アイ・ビー・エム株式会社、日
本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社および執筆者
の承諾なしではできません。また、当資料に記載された製品名または会
社名はそれぞれの各社の商標または登録商標です。
2
Agenda
„
„
„
„
„
„
1. Webサーバーとは
2. Apacheとは
3. IHSとは
4. 新機能
5. 非推奨機能
参考文献
3
1. Webサーバーとは
4
Webサーバーとは
„
全てのWebアプリケーションの基盤
‹
‹
„
HTTP、HTTPSによるリクエストのエントリーポイント
全てのリクエストはWebサーバーを経由する
主なWebサーバーの役割
‹
‹
‹
‹
静的(/動的)コンテンツの提供
アクセスロギング
セキュリティー(認証、ゾーニング)
SSLの暗号化と復号
Webサーバー
アプリケーション・
サーバー
DBサーバーなど
5
主なWebサーバーの種類
„
Apache HTTP Server
‹
‹
シェア1位のオープンソースWebサーバー
Apacheベースの商用サーバー
¾
¾
„
Microsoft Internet Information Services
‹
„
リバースプロキシやロードバランス機能を持つオープンソースWebサーバー
lighttpd
‹
„
Googleが使用するWebサーバー
nginx
‹
„
中国のブログ/SNSサイトqq.comが使用するWebサーバー
Google Web Server
‹
„
Windows Server製品に付属し、Web、FTPなど様々なサーバー機能を統合
QZHTTP
‹
„
IBM HTTP Server
Oracle HTTP Server など
高速・軽量なオープンソースWebサーバー
NCSA HTTPd
‹
wwwの黎明期に活躍した、世界で2番目に開発されたWebサーバー
6
Webサーバーのシェア
Market Share for Top Servers Across All Domains August 1995 - March 2009
出典:http://news.netcraft.com/
7
2. Apacheとは
8
Apache HTTP Serverとは
„
A Patchy Server
‹
NCSA HTTPdに修正(patch)を提供していた人たちが、NCSA HTTPdをベー
スとして開発をスタート
¾
¾
‹
„
高い信頼性/高いセキュリティーの証
オープンソース
‹
„
現在はThe Apache Software Foundationの1つのプロジェクト
シェア1位
‹
„
NCSAに多くのパッチを当てたサーバーであることが名前の由来といわれる
持久力と戦闘能力に長けたアメリカの先住民族Apache族に敬意を表したともいわれる
Apacheライセンスで無償公開
モジュール構造
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‹
‹
Apacheコア部分ではWebサーバー基本機能のみを提供
標準でさまざまなモジュールが提供されている
サードパーティーからも多数のモジュールが提供されている
¾
‹
必要な機能(モジュール)を探して組み込み可能
コンパイル時(静的)および実行時(動的)のモジュール組み込みが可能
¾
¾
IBM HTTP Serverは動的組み込みのみ可能
実行時に組み込むモジュールはDSO(Dynamic Shared Object)モジュールと呼ばれる
9
Apacheのバージョン
„
Apache 1.3系
‹
‹
„
Apache 2.0系
‹
‹
„
マルチスレッド対応などがなされた安定版バージョン
現在はセキュリティーとバグフィックスのみが提供
Apache 2.2系
‹
„
多くの実績がある“枯れた”バージョン
現在はセキュリティーとバグフィックスのみが提供
現在の最新の安定版リリース
Apache 2.4系
‹
開発版リリース
10
3. IHSとは
11
IBM HTTP Server(IHS)とは
„
„
IBMが提供する、Apacheをベースとし
たWebサーバー
主な独自機能
‹
‹
‹
‹
WAS V7.0
WAS管理コンソールからの構成や管理
IHS 7.0
(Apache 2.2.8)
IBM Global Security Kit(GSKit)による
SSL接続
GSKitへのインターフェースを提供する
SSLモジュール(mod_ibm_ssl)
WAS V6.1
IHS 6.1
証明書管理ツール(iKeyman)の提供
(Apache 2.0.47)
WAS V6.0
IHS 6.0
(Apache 2.0.47)
WAS V5.1
IHS 1.3.28
WAS V5.0
WAS V4
WAS V3.5
IHS 1.3.12
サポート終了
IHS 2.0.47
サポート終了
IHS 1.3.26
IHS 1.3.19
サポート終了
サポート終了
12
IHSとApacheの差異
„
Apacheモジュールのサポート
‹
‹
„
IHSが公式にサポートするのは製品に同梱されているApacheモジュールのみ
同梱されていないApache標準モジュールや3rdPartyのモジュールも導入可能だが、そ
れらのモジュールに対してのサポートはなし
主要な追加機能
‹
‹
‹
WAS管理コンソールのサポート
GSKitによるSSL接続
FastCGI
¾
‹
Fast Response Cache Accelerator (FRCA)
¾
„
CGIを高速に実行可能
静的コンテンツ応答のパフォーマンス向上
運用面での差異
‹
apachectlコマンドのみをサポート
¾
¾
‹
suEXECをサポート
¾
‹
httpdコマンドを直接実行するとライブラリが見つからずに失敗する場合がある
httpdコマンドのオプションはapachectlコマンドに指定することが可能
Webサーバーの実行ユーザーとは異なるユーザーが実行権限を持つCGIやSSIを実行
AddServerHeaderディレクティブにより、レスポンスヘッダーからServerヘッダーを削除
することが可能
13
4. 新機能
14
IHS 7.0新機能
„
ApacheがサポートするLDAP認証モジュール(mod_ldap)がIHSにも提供さ
れるようになりました。
‹
„
„
GSKitおよびiKeymanなどの関連ツールはIHSのインストールディレクトリ
配下にインストールされます。システム全体に対してはインストールされ
ません。
AddServerHeaderディレクティブが追加されました。
‹
„
レスポンスヘッダーからServerヘッダを削除することが可能です。
V6.1以前では製品とは別に提供されていたihsdiagツールが製品インス
トールにバンドルされるようになりました。
‹
„
mod_ibm_ldapも引き続き互換性のため提供されますが、mod_ldapへの移行が
推奨となります。
ihsdiagが提供するモジュールのうち、mod_mpmstatsとmod_whatkilledusはデ
フォルトでロードされます。
mod_logioがIHSにも提供されるようになりました。
‹
リクエストごとに受け取ったバイト数と 送信したバイト数のロギングが可能に
なります。
15
IHS 7.0で利用可能なApache 2.2新機能
„
„
„
すべてのプラットフォームで、2GB以上のファイルの転送をサポートするようになりました。
roratelogsコマンドが2GB以上のファイルをサポートするようになりました。
DBMファイルを生成するhttxt2dbmコマンドが追加されました。
‹
„
„
Worker MPMを使用するプラットフォームでは、処理中のリクエストの完結を待って停止する
graceful stopが利用可能になりました。
mod_infoモジュールの機能が拡張されました。
‹
‹
„
lオプションとは異なり、mod_soによりロードされているDSOモジュールの情報も含めて表示します。
ProxyPassReverseCookieDomainとProxyPassReverseCookiePathが追加されました。
‹
‹
„
?configなどの引数が追加になりました。
リクエストフックの順序や追加のビルド情報を表示するようになりました。
httpdコマンドとapachectlコマンドに、ロードされているすべてのモジュールを表示するMオ
プションが追加されました。
‹
„
mod_rewriteモジュールのRewriteMapがこのDBMを利用し、テキストよりもよいパフォーマンスを提
供します。
Set-Cookieヘッダーのドメインとパスを書き換えることができます。
リバースプロキシーをより柔軟に使用できます。
TraceEnableディレクティブが追加されました。
‹
‹
TRACEメソッドを許可するかどうかを指定できます。
以前のリリースでTRACEメソッドを拒否するにはmod_rewriteを使う必要がありました。
16
5. 非推奨機能
17
IHS 7.0非推奨のフィーチャー
„
mod_file_cache
‹
„
mod_ibm_ldap
‹
„
ディレクティブの除去を推奨
mod_proxy_ftp
‹
„
mod_ldapへの移行を推奨
mod_mime_magic
‹
„
mod_mem_cacheまたはmod_cacheへの移行を推奨
ディレクティブの除去を推奨
mod_afpa_cache
‹
‹
ディレクティブの除去を推奨
Adaptive Fast Path Architecture (AFPA)
¾
¾
¾
¾
¾
カーネルレベルでTCP/IPのキャッシングをする
スタティック・コンテンツを表示する際のパフォーマンスを改善する
ダイナミック・コンテンツや保護されたページはキャッシュしない
キャッシュするファイルをサーバーの構成ファイルにリストする必要がない
変更されたページを自動的に再キャッシュし、古いページを除去する
18
参考文献
19
参考文献
„
Apache HTTP サーバ ドキュメンテーション
‹
Apache HTTP サーバ バージョン 2.2 ドキュメント
¾
‹
Apache HTTP サーバ バージョン 2.0 ドキュメント
¾
„
http://httpd.apache.org/docs/2.0/
Information Center
‹
IBM HTTP Server for WebSphere Application Server バージョン 7.0
¾
¾
‹
¾
‹
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere
.ihs.doc/info/welcome_ihs.html
http://publib.boulder.ibm.com/httpserv/manual70/
IBM HTTP Server for WebSphere Application Server バージョン 6.1
¾
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere
.ihs.doc/info/welcome_ihs.html
http://publib.boulder.ibm.com/httpserv/manual60/
IBM HTTP Server Diagnostic Tools and Information, Version 1.4.12
¾
„
http://httpd.apache.org/docs/2.2/
http://publib.boulder.ibm.com/httpserv/ihsdiag/
ワークショップ資料
‹
WAS V6 Edge Components & IHSインプリメンテーション・ワークショップ資料
¾
‹
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/edge6_ihs6/
IBM HTTP Server 1.3.19 解説
¾
https://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/ihs13_guide/5.html
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