...

IBM Connections 4.5 メトリック活用ガイド Ver 1.0

by user

on
Category: Documents
55

views

Report

Comments

Transcript

IBM Connections 4.5 メトリック活用ガイド Ver 1.0
IBM Connections 4.5
メトリック活用ガイド
Ver 1.0 2013
2013/12 発行
<目次>
1.
はじめに ..................................................................................................................... 3
1-1. 序文 ................................................................
......................................................................
...................................... 3
1-2. 前提 ................................
................................................................
......................................
...................................... 4
2.
メトリック概要 .............................................................................................................. 5
2-1. 統計情報表示の仕組み ......................................................
...................................................... 5
2-2. デフォルトで表示される統計 ................................................
................................................ 6
2-3. カスタマイズについて ................................
......................................................
...................... 9
3.
カスタマイズ ................................................................................................................ 9
3-1. レポート作成に使用できるデータ
レポート作成に使用できるデータ ............................................
............................................ 9
3-2. カスタマイズ手順 .........................................................
......................................................... 10
3-2-1. 部門ごとのデータを表示できるようにする ................................ 10
3-2-2. 新規レポートの作成 .................................................... 15
3-2-2. 新規レポート用ラベルの定義 ............................................ 31
3-2-3. 新規カテゴリー用のラベルの定義 ........................................ 32
3-2-4. 新規レポート表示の設定 ................................................ 33
4.
COGNOS の運用 .......................................................................................................... 39
4-1. スケジューラーの管理 .....................................................
..................................................... 39
4-2. バックアップ
バックアップ .............................................................
............................................................. 40
4-3. トラブルシューティング ...................................................
................................................... 41
4-3-1.メトリック画面が表示されない・
1.メトリック画面が表示されない・IBM
メトリック画面が表示されない・IBM Cognos Connection にアクセスできない .. 41
4-3-2.統計データが表示されない
2.統計データが表示されない ............................................... 41
5.
参考資料 .................................................................................................................. 42
5-1. 全般 ................................................................
.....................................................................
..................................... 42
5-2. カスタマイズ .............................................................
............................................................. 42
5-3. 運用 ................................
................................................................
.....................................
..................................... 42
1. はじめに
1-1. 序文
IBM Connections には「メトリック」という機能があります。これは、IBM Connections の利用状況
の統計(ログイン・ユーザー数の推移、コンテンツのフォロワー数ランキングなど)を生成・表示する
機能です。
IBM Connections の V4.0 以降同梱されている IBM Cognos を導入し、IBM Connections との連携の設
定をすることで実現されます。導入直後にデフォルトで表示されるレポートを編集したり、新しいレポ
ートを追加したりすることもできます。
当記事では、メトリック機能の概要と、カスタマイズの方法、IBM Cognos サーバーの運用について記
述します。
なお、当資料は IBM Connections 4.5 + IBM Cognos Business Intelligence Server 10.1.1 + IBM Cognos
Business Intelligence Transformer 10.1.1 に IBM Connections 4.5 CR2 を適用した環境を元に作成し
ました。製品のバージョンによって当てはまらない内容がある可能性もありますのでご注意ください。
<<注意事項>>
当資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニア
リング株式会社の正式なレビューを受けておりません。当資料は正式なマニュアルをはじめとする
ドキュメントの補完資料として参照して下さい。
当資料は、製品の特定バージョンを使ってテストをした結果を基に記述しています。今後のPTF, Fix
Packの適用により動作が当資料に記述された内容とは異なってくる可能性がありますのでご了承
下さい。
当資料は、Windows Server 2008 Enterprise Edition 64bitでのみ稼働確認を行っております。他
のオペレーティング・システムでの手順につきましては、マニュアルを参照下さい。
資料中、以下の略称を使用する場合があります。
略称
IC
WAS
WAS ND
DB2
Cognos BI
Cognos Transformer
正式名称
IBM Connections
WebSphere Application Server
WebSphere Application Server Network Deployment
DB2 Universal Database
IBM Cognos Business Intelligence Server
IBM Cognos Business Intelligence Transformer
1/41
1-2. 前提
当資料では、以下のような環境を想定してカスタマイズ手順、運用手順を記述します。
IC サーバーは 1 台のシングル・クラスター構成で、DM と同じ WAS 上に同居しています。Cognos サー
バーもシングル・クラスター構成で、Connections と同じセル内に追加されています。
導入済みのミドルウェアは以下の通りです。
マシン名
connections45.examp
le.com
略称
【IC】
dbtdi.example.com
【DB/TDI】
cognos.example.com
【Cognos】
ldap.example.com
【LDAP】
導入製品
・ WebSphere Application Server
Network Deployment 8.0.0.5
・ IBM HTTP Server 8.0.0.5
・ IBM Connections 4.5 CR2
・ IBM DB2 Enterprise Server Edition 10.1
・ IBM Tivoli Directory Integrator 7.0 FP6
・ WebSphere Application Server 8.0.0.5
・ IBM Cognos Business Intelligence Server 10.1.1 FP1
・ IBM Cognos Business Intelligence Transformer
10.1.1
・ Microsoft Active Directory
ミドルウェア関連ディレクトリーは以下の通りです。
内容
パス
IBM Connections インストール・ディレクトリー
C:\IBM\Connections
WAS インストール・ディレクトリー
C:\IBM\WebSphere\AppServer
Deployment Manager プロファイル・ディレクトリー C:\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\Dmg
r01
IBM Connections ノード プロファイル・ディレク C:\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\App
トリー
Srv01
DB2 インストール・ディレクトリー
C:\IBM\SQLLIB
Cognos BI インストール・ディレクトリー
C:\CognosBI
Cognos Transformer インストール・ディレクトリー C:\CognosTr
Cognos データ・ディレクトリー
C:\CogData
2/41
2. メトリック概要
2-1. 統計情報表示の仕組み
まず、メトリックには、大きく分けて 2 種類あります。1 つは、当ガイドで主に対象とする、Cognos
を利用して生成されるメトリックです。もう 1 つは、Cognos を使わずに IC サーバーが生成するメトリ
ック(IC の V4 より前のバージョンで「メトリック」と呼ばれていたもの)です。前者と区別するため
に、後者を「サーバー・メトリック」と呼ぶことがあります。当ガイドでもこれ以降はその呼び分けを
行います。
メトリック画面で Cognos を利用した統計情報が表示されるまでの流れを簡単に表すと、以下の図の
ようになります。
IC でユーザーが行ったアクション(ログイン、ファイルのアップロード、コミュニティーの作成など)
はカウントされ、METRICS データベースに蓄積されます。
そのデータを元にして、Cognos が分析を行うためのデータソース「Cube」が作成されます。Cube は
Cognos インストール時に Cognos サーバーの OS 上に設定されるスケジューラーによって日次で更新、週
次で再作成が繰り返されます。実体はデータベース上ではなく、ファイルシステム上に作成されます。
Cube のデータを使って Cognos がレポートを作成し、IC 全体のメトリック画面および各コミュニティ
ー内のメトリック画面に表示します。IC 全体のメトリックを「グローバル・メトリック」
、コミュニテ
ィーごとのメトリックを「コミュニティー・メトリック」と呼びます。コミュニティー・メトリックは
コミュニティーごとの利用状況を表示するもので、コミュニティーの所有者のみ参照可能です。
IC および Cognos を構成した直後に、既にいくつかのレポートが表示されるよう設定されています。
それらを表示しないようにしたり、追加で新たなレポートを作成して表示するようにしたりするカスタ
マイズが可能です。
3/41
2-2. デフォルトで表示される統計
製 品 導 入 直 後 に 表 示 す る こ と の で き る レ ポ ー ト は 、 添 付 資 料 「 Metrics_jp.xls 」 の シ ー ト
「Global_Server
Global_Server」と「Community
Community」を参照してください。
Global_Server
Community
以下に、メトリックの画面例を示します。
<グローバル・メトリックの画面例>
・IC全体>固有の認証済みアクセス者の数
・IC全体>アクセスの数
4/41
・IC全体>最もフォローされたコンテンツ
・アクティビティーのサーバー・メトリック
5/41
<コミュニティー・メトリックの画面例>
・固有の認証済みアクセス者の数
6/41
2-3. カスタマイズについて
「2-2.デフォルトで表示される統計」の参照資料「Metrics_jp.xls」で示したように、製品デフォル
トの状態でもかなり多くの統計を表示することができます。デフォルトで表示されるレポート内の文言
や表示・非表示はカスタマイズ可能です。
さらに異なる切り口の統計情報が必要な場合は、新規レポートを作成してIC上に表示することができ
ます。当ガイドでは、新規レポートを作成して表示するというカスタマイズの手順を解説します。
レポートの作成・表示のための作業は以下のような流れとなります。
1.CognosのReport Authoringを使用して新規レポートを作成する
2.IC画面上で新規レポートを表示するのに使用するラベルを定義する
3.(必要な場合)IC画面上で新規カテゴリーを表示するのに使用するラベルを定義する
3.ICの構成ファイル(reports-config.xml)を編集し、新規レポートを表示できるようにする
ステップ1での新規レポートの作成は、GUI画面を利用した操作となるため、比較的容易に様々な切
り口のレポートを作成することが可能です。しかし、使用できるデータは製品が自動的に収集するもの
に限定されており、これを変えることはできません。従って、製品デフォルトで表示できる統計以上の
ものを求められたときは、まず使用できるデータを確認して実現可能な範囲を把握した上で、カスタマ
イズの要件定義・検討に入る必要があります。
次章で、使用できるデータと、カスタマイズの手順について解説します。
3. カスタマイズ
3-1. レポート作成に使用できるデータ
IC で収集される、レポート作成に使用できるデータは、添付資料「Metrics_jp.xls
Metrics_jp.xls」
Events
Metrics_jp.xls のシート「Events
List&Basic Reports」を参照してください。
Reports
「Source」
「Item Type」
「Event Type」「Unique User Event Type」
「Unique Content Event Type」列
の値を「3-2-2.新規レポートの作成」で紹介するツール上で組み合わせることで、「User Action」
「Description」に記述されているイベントの統計を作成することができます。
なお、添付資料「Metrics_jp.xls
Metrics_jp.xls」のシート「Events
Events List&Basic Reports」は、以下リンク先のフ
Metrics_jp.xls
Reports
ァイルを元に作成したものです。
[Customizing reports based on the events captured in Metrics4.0]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/dx/Customizing_reports_based_on_the_events_captured_i
n_Metrics4.0
7/41
3-2. カスタマイズ手順
本項では、実際に新規レポート追加のカスタマイズを行う手順例を解説します。カスタマイズの対象
はグローバル・メトリックとし、「カスタマイズ」というカテゴリーの下に「部門」というレポートが
表示されるようにすることを目指します。
「部門」レポートでは、部門ごとにコンテンツの表示・作成・更新をどれくらい行っているかを表示
します。
3-2-1. 部門ごとのデータを表示できるようにする
製品デフォルトでは、
「地域」
「所属」
「役割」というフィルターをレポートに対してかけられるように
なっています。
これらは具体的には、IC の PEOPLE データベースの「countryCode」
「orgId」
「jobResp」と紐づいた値
です。一般的には、
「国名」
「会社名」
「役職名」を表す LDAP 属性値が入っているケースが多く見受けら
れます。
企業によっては、このフィルタリングを他の値で行いたい場合もあります。当ガイドでは、「会社」
単位ではなく「部門」単位で統計を取りたい場合を想定します。
フィルターは 3 つより増やすことはできません。そのため、デフォルトとは異なる値でフィルタリン
グしたい場合は、いずれかの紐づけを変更する必要があります。当ガイドでは「所属」フィルターに「会
社名」
(orgId)ではなく「部門名」
(deptNumber)を紐づけるよう変更する手順を紹介します。
1. Deployment Manager がインストールされている【IC】マシンにログインします。
2. コマンド・プロンプトを開き、以下のディレクトリーに移動します。
<Deployment Manager プロファイル・ディレクトリー>/bin
プロファイル・ディレクトリー>/bin
(パス例)C:\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\Dmgr01\bin
3. 以下のコマンドを実行して、wsadmin ツールを開始します。
wsadmin.bat –lang jython –user WAS 管理者名 –password WAS 管理者パスワード
4. 以下のコマンドを実行して、metrics-config.xml をチェックアウトします。コマンド・プロンプト
は閉じずにそのままとしておきます。
execfile("
execfile("metricsAdmin.py"
metricsAdmin.py")
MetricsConfigService.checkOutConfig(
MetricsConfigService.checkOutConfig("
checkOutConfig("C:/チェックアウト先ディレクトリー
C:/チェックアウト先ディレクトリー"
チェックアウト先ディレクトリー","セル名"
セル名")
8/41
5. チェックアウトした metricsmetrics-config.xml を以下の通り編集します。
編集前:
<mapping metricsName="attribute2" profilesName="com.
com.ibm.snx_profiles.base.
com.ibm.snx_profiles.base.orgId
ibm.snx_profiles.base.orgId"/>
orgId
編集後:
<mapping metricsName="attribute2" profilesName="com.ibm.snx_profiles.bas
com.ibm.snx_profiles.base.
com.ibm.snx_profiles.base.deptNumber
e.deptNumber"/>
deptNumber
6. 手順 4 で使用したコマンド・プロンプトで以下のコマンドを実行し、metrics-config.xml をチェッ
クインします。
MetricsConfigService.checkInConfig()
7. XML の変更を同期させます。WebSphere Integrated Solutions Console にログインします。
URL:
https://Deployment
https://Deployment Manager のホスト名:9043/ibm/console
のホスト名:9043/ibm/console
ユーザー名:WAS 管理者(当資料では wasadmin)
wasadmin
パスワード:WAS 管理者のパスワード(当資料では passw0rd)
passw0rd
9/41
8. 「システム管理
システム管理」→「ノード
ノード」を開き、全ノードにチェックを入れて、
「完全な再同期
完全な再同期」をクリッ
システム管理
ノード
完全な再同期
クします。
9. 下図のような画面が表示されるのを確認します。
10/41
10. IC サーバーを再起動します。
「サーバー
サーバー」
サーバー・タイプ」
WebSphere Application Server」
サーバー →「サーバー・タイプ
サーバー・タイプ →「WebSphere
Server
を開き、IC サーバーにチェックを入れて、「停止
停止」をクリックします。停止が完了したら再びチェ
停止
ックを入れて、
「開始
開始」をクリックします。
開始
11. 「orgId」の値が入っている部分(METRICS データベースのテーブル「F_TRX_USERS」の ATTRIBUTE2
列)が「deptNumber」の値に変更されるように、METRICS データベースの更新を行います。DB2 が
インストールされている【DB/TDI】マシンに、DB2 管理者としてログインします。
12. DB2 の「コマンド・ウィンドウ
コマンド・ウィンドウ -管理者」を開きます。
管理者
13. 以下のコマンドを実行し、METRICS データベースに接続します。
db2 connect to METRICS
11/41
14. 続けて以下のコマンドを実行します。
db2 update METRICS.F_TRX_USERS set UPDATE_TS=NULL
15. Web ブラウザーから以下の URL にアクセスします。PEOPLE データベースから METRICS データベース
に、ユーザー情報が取り込まれます。
URL:
http://IC サーバーのホスト名/
サーバーのホスト名/metrics/service/PopUserMetadata.jsp
16. 最後に、Cube の再作成を行います。この作業を行わないと、翌日以降のデータにしか「部門」情報
に基づいたフィルターをかけることができず、それまでのデータはフィルタリングできません。
Cognos サーバーがインストールされている【Cognos】マシンにログインします。
17. 以下のバッチを実行します。
<Cognos Transformer インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/build
インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/build>/metricsmodel/build-all.bat
(パス例)C:\IBM\CognosTr\metricsmodel/build-all.bat
18. IC にグローバル・メトリックを参照する権限のあるユーザーでログインし、メトリック画面を開き
ます。
URL:
http://<IC
http://<IC サーバーのホスト名>/metrics
サーバーのホスト名>/metrics
19. 「グループ化基準
グループ化基準」で「所属
所属」を選択したとき、部門ごとの統計が表示されることを確認します。
グループ化基準
所属
12/41
3-2-2. 新規レポートの作成
データの準備ができたら、新規レポートの作成を行います。
1. Web ブラウザーから、IBM Cognos Connection にアクセスします。ログインすると下図のような画
面が表示されます。
URL:
IHS 経由で Cognos にアクセスするよう構成している場合→
http://IHS
http://IHS サーバーのホスト
サーバーのホスト名
のホスト名/cognos/servlet/dispatch/ext
/cognos/servlet/dispatch/ext
IHS 経由で Cognos にアクセスするよう構成していない場合→
http://Cognos
http://Cognos サーバーのホスト
サーバーのホスト名
のホスト名/cognos/servlet/dispatch/ext
ユーザー名:Cognos 管理者(当資料では cognosadmin)
cognosadmin
パスワード:Cognos 管理者のパスワード(当資料では passw0rd)
passw0rd
2. 画面右上の「起動
起動」をクリックし、表示されるメニューから「Report
Report Authoring」を選択します。
起動
Authoring
13/41
3. 開いた画面で「IBMCo
IBMConnectionsMetrics
IBMConnectionsMetrics」をクリックします。
nnectionsMetrics
4. 「Metrics
Metrics」をクリックします。
Metrics
14/41
5. 下図のような画面が表示されるので、「新規作成
新規作成」をクリックします。
新規作成
6. 下図のような画面が表示されます。今回はグラフ形式のレポートを作成するので、「グラフ
グラフ」を選
グラフ
択して、「OK
OK」をクリックします。
OK
15/41
7. 作成したいグラフのタイプを選択します。今回は下図のシンプルな縦棒グラフを作成します。
8. レポート作成画面が表示されます。
16/41
グラフを作成するためには、以下の 3 種類のデータが必要です。
データの種類
説明
デフォルトの数値データ
イベントが起こった回数、何かをしたユーザー数などの数値を表すデータ。
縦棒グラフではY軸にあたる。原則「METRICS_TRX_CUBE」の「Measures」内
のデータをベースにする。
データ系列
「デフォルトの数値データ」が「何の」数値かを表すデータ。具体的なイ
ベント名、ユーザーのアクション名など。
カテゴリー
「デフォルトの数値データ」で表すデータを分類する基準に使うデータ。
アプリケーション名、年度、ユーザーグループなど。縦棒グラフではX軸に
あたる。
9. まず、レポート作成に使用するデータの用意をします。
「表示
表示」→「クエリー
クエリー」をクリックします。
表示
クエリー
10. 表示される画面で「クエリー
クエリー1
クエリー1」をダブルクリックします。
17/41
11. 「デフォルトの数値データ」に使うデータの定義から行います。
今回は、コンテンツの表示・作成・更新が行われた回数が必要です。こういった回数は、
「 EVENT_COUNT 」 と い う 名 前 で 表 現 さ れ ま す 。 ま ず は こ れ を 画 面 左 側 の 「 ソ ー ス 」 欄 の
「METRICS_TRX_CUBE
METRICS_TRX_CUBE」→「Measures
Measures」から右側の「データ・アイテム
データ・アイテム」欄にドラッグ・アンド・ド
METRICS_TRX_CUBE
Measures
データ・アイテム
ロップします。
12. システム利用開始後からの合計データのみを表示させたい場合は、「デフォルト数値のデータ」は
手順 12 で追加した「EVENT_COUNT」をそのまま使います。
しかし、Metrics 画面にデフォルトで用意されている日付フィルター(下図参照)を使ってユーザ
ーがグラフ表示を動的に変えられるようにするためには、
「EVENT_COUNT」を元にした新しいデータ
定義を作成する必要があります。
18/41
画面左側で赤いアイコンの「ツールボックス
ツールボックス」タブを開き、画面右側の「データ・アイテム
データ・アイテム」欄に
ツールボックス
データ・アイテム
「データ・アイテ
データ・アイテム
データ・アイテム」をドラッグ・アンド・ドロップします。
13. ドロップすると以下のような画面が表示されます。
19/41
14. 「式の定義
式の定義」欄に、以下の式を記入して「OK
OK」をクリックします。この式は日付フィルターを使い
式の定義
OK
たいときに必ず使用するもので、どのような環境でもコピー&ペーストで使用できます。
lastPeriods(?upnum? , ancestor (#'[METRICS_TRX_CUBE].[DATE].[DATE].[DAY](#'[METRICS_TRX_CUBE].[DATE].[DATE].[DAY]->:[PC].
[@MEMBER].['+ prompt('endDate' , 'integer')
'integer') +']'#, #prompt('uplevel'
#prompt('uplevel' , 'integer')# ))
))
15. 「データ・アイテム
データ・アイテム 1」という名前で作成されます。名前を変更するために、
「データ・アイテム
データ・アイテム 1」
を選択した状態で画面左下の「名前
名前」欄をクリックします。
名前
20/41
16. 「名前
名前」欄に「Date
Date」と入力して
Enter キーを押すと、
「データ・アイテム
データ・アイテム」欄でも名前が「Date
Date」
名前
Date
データ・アイテム
Date
に変わります。
※名前は任意の値で結構ですが、以降の手順はここで「Date」と設定したことを前提に記述します。
17. 次に、「EVENT_COUNT」と「Date」を使って、「日付フィルターで設定された期間内の EVENT_COUNT
の合計値」を表すデータを作成します。手順 13 と同様にして「データ・アイテム
データ・アイテム」をドロップし、
データ・アイテム
「式の定義
式の定義」欄に以下の式を記述して「OK
OK」をクリックします。
式の定義
OK
total([EVENT_COUNT] within set [Date])
21/41
※式の書き方については以下リンク先を参照してください。
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/cbi/v10r1m1/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.swg.ba.cognos.ug_c
r_rptstd.10.1.1.doc%2Fc_cr_rptstd_expr_editor_expression_components.html
18. 手順 16-17 と同様にして、作成したデータ・アイテムの名前を「NumberOfEvents
NumberOfEvents」とします。
NumberOfEvents
※これも「Date」と同様、任意の値で結構です。
19. ここまでを終えたら、「表示
表示」→「レポート・ページ
レポート・ページ」をクリックします。
表示
レポート・ページ
22/41
20. 「レポート・ページ
レポート・ページ」欄の「ページ
ページ 1」をダブルクリックします。
レポート・ページ
21. レポート作成ページが表示されます。画面左側で「データ・アイテム
データ・アイテム」タブをクリックします。
データ・アイテム
23/41
22. 「NumberOfEvents
NumberOfEvents」を画面右側の「デフォルトの数値データ(
デフォルトの数値データ(Y
」にドラッグ・アンド・ドロッ
NumberOfEvents
デフォルトの数値データ(Y 軸)
プします。
23. 画面左側の「ソース
ソース」タブをクリックします。
ソース
24/41
24. 今回は部門ごとの利用率を表示する、つまり「デフォルトの数値データ」を「部門」で分類します。
「ソース
ソース」
METRICS_TRX_CUBE」
ATTRIBUTE2」
ATTRIBUTE2」
メンバー」
ATTRIBUTE2」
ソース 画面で「METRICS_TRX_CUBE
METRICS_TRX_CUBE →「ATTRIBUTE2
ATTRIBUTE2 →「ATTRIBUTE2
ATTRIBUTE2 →「メンバー
メンバー →「ATTRIBUTE2
ATTRIBUTE2
と展開します。
25. 「営業部
営業部」
技術部」
社長室」という
3 つの部門を、「カテゴリー(
カテゴリー(X
」にドラッグ・アンド・
営業部 「技術部
技術部 「社長室
社長室
カテゴリー(X 軸)
ドロップします。
25/41
26. 最後に、データ系列の定義です。今回はコンテンツの表示・作成・更新の回数をカウントしたいの
で、データ系列には「表示」「作成」「更新」を表すイベントを配置します。「ソース
ソース」画面で
ソース
「METRICS_TRX_CUBE
METRICS_TRX_CUBE」→「EVENT
EVENT」→「EVENT
EVENT」→「メンバー
メンバー」→「EVENT
EVENT」と展開します。
METRICS_TRX_CUBE
EVENT
EVENT
メンバー
EVENT
27. 「CREATE
CREATE」
READ」
UPDATE」
データ系列」にドラッグ・アンド・ドロ
CREATE (作成)「READ
READ (表示)「UPDATE
UPDATE (更新)を「データ系列
データ系列
ップします。
28. これでレポートが作成できました。
「保存
保存」ボタンをクリックします。
保存
26/41
29. 「共有フォルダ
共有フォルダ」→「IBMConnectionsMetrics
IBMConnectionsMetrics」→「Metrics
Metrics」→「cus
customReports
共有フォルダ
IBMConnectionsMetrics
Metrics
customReports」に任意の名前
tomReports
をつけて保存します。ここでは「dept_usage
dept_usage」という名前で保存します。
dept_usage
30. 作成したレポートのテストをします。「実行
実行」→「レポートを実行
レポートを実行 – HTML」をクリックします。
実行
HTML
27/41
31. 下図のような画面が表示されます。
「endDate
endDate」欄、
「uplevel
uplevel」欄、
「upnum
upnum」欄すべてに値を入力し、
endDate
uplevel
upnum
「OK
OK」をクリックします。
OK
endDate:統計対象期間の最終日。YYYYMMDD 形式。
uplevel と upnum:
どの日付フィルターを適用するかを指定する。
過去 7 日間→uplevel は 0、upnum は 7
過去 4 週間→uplevel は 1、upnum は 5
過去 12 カ月→uplevel は 2、upnum は 12
すべての年→uplevel は 3、upnum は 100
32. グラフが表示されることを確認します。
28/41
3-2-2. 新規レポート用ラベルの定義
次に、Metrics 画面上でレポートを表示する際のタイトルのラベルを定義します。下図赤枠内に相当
するものです。
※赤枠は 2 か所ありますが、同じ定義が使用されて同じ文言が表示されるので、必要な作業は一回です。
1. カスタマイズディレクトリーに、2 つの新規プロパティーファイルを作成します。
カスタマイズディレクトリー:
<IBM Connections 共有コンテンツ・ストア>/customization/strings
共有コンテンツ・ストア>/customization/strings
(パスの例)C:\IBM\Connections\data\shared\customization\strings
ファイル:
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui.properties
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui_ja.properties
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui_ja.properties
2. コピーしたファイルを編集し、表示したいタイトルを定義します。
編集例:
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui.properties
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui.properties
(英語で表示したときのタイトルを定義)
※「METRICS.NAVIGATION.CUSTOMIZE.NAME」の部分は何でもよいです。後から見たときにどこ
の定義かわかりやすい値にしてください。
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui_ja.properties
ings.ui_ja.properties
(日本語で表示したときのタイトルを定義)
※日本語は Unicode に変換して記述してください。
29/41
3-2-3. 新規カテゴリー
新規カテゴリー用のラベルの定義
カテゴリー用のラベルの定義
新しく作成したレポートをそのまま表示するよう設定する(「3-2-4.新規レポート表示の設定」)と、
Metrics 画面のサイドバーは下図のようになります。
デフォルトで存在する「IBM Connections」という大項目と同じレベルで、新規レポート「部門」が
表示されています。このままでも機能上問題はありませんが、「IBM Connections」と同じレベルのカテ
ゴリーを別途作成して、新規レポートはその下の中項目として表示するという見た目にすることもでき
ます。
当ガイドでは、
「カスタマイズ」という新規カテゴリーを作成して、その下に「部門」レポートを表
示するように設定してみます。そのために、
「3-2-2.新規レポート用のラベルの定義」で作成した
「com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui.properties
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui.properties」と
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui.properties
「com.ibm.connections.metrics.ui.
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui_ja.properties
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui_ja.properties」に、カテゴリー用のラベルの定義も
strings.ui_ja.properties
追加します。
編集例:
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui.properties
(英語で表示したときのタイトルを定義)
※「METRICS.NAVIGATION.CUSTOMIZE.CATEGORY」の部分は何でもよいです。後から見たときに
どこの定義かわかりやすい値にしてください。
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui_ja.properties
com.ibm.connections.metrics.ui.strings.ui_ja.properties
(日本語で表示したときのタイトルを定義)
※日本語は Unicode に変換して記述してください。
30/41
3-2-4. 新規レポート表示の設定
最後に、作成したレポートを表示するための設定を行います。
1. まず、作成したレポートを表示するための URL を確認します。「3-2-2.新規レポートの作成」の手
順 1 と同様にして IBM Cognos Connection にログインします。
2. 「共有フォルダ
共有フォルダ」タブの「IBMConnectionsMetrics
IBMConnectionsMetrics」をクリックします。
共有フォルダ
IBMConnectionsMetrics
3. 2 と同様にして、
「Metrics
Metrics」
customReports」
dept_usage」
Metrics →「customReports
customReports と移動します。作成した新規レポート「dept_usage
dept_usage
の「プロパティーを設定
プロパティーを設定」ボタンをクリックします。
プロパティーを設定
4. 表示されたプロパティー設定画面で「検索パス、
検索パス、ID
検索パス、ID、
ID、URL を表示」をクリックします。
を表示
31/41
5. 表示されたポップアップウィンドウの「デフォルト操作の
デフォルト操作の URL」欄の文字列の「cognosViewer
cognosViewer」以
URL
cognosViewer
下を、メモ帳などにコピーし、ウィンドウを閉じます。
6. Deployment Manager がインストールされている【IC】マシンにログインします。
7. 以下のファイルをテキストエディタで開きます。
<Deployment Manager
Manager プロファイル・ディレクトリー>/config/cells/
プロファイル・ディレクトリー>/config/cells/セル名
>/config/cells/セル名/
セル名/
LotusConnectionsLotusConnections-config/metrics/reportsconfig/metrics/reports-config.xml
(パス例)C:\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\Dmgr01\config\cells\
connections45Cell01\LotusConnections-config\metrics\reports-config.xml
8. 2 のファイルに以下のような記述を追加します。
<entry id= "カテゴリー名
カテゴリー名" type= "category " label= " カテゴリーのラベル名 " >
<entry id="
id="レポート名 " type="
type="report"
report" label="
label=" レポートのラベル名"
レポートのラベル名">
<link><
<link><![CDATA[/servlet/dispatch/ext?b_action=
![CDATA[/servlet/dispatch/ext?b_action= 手 順 5 で コ ピ ー し た URL の
'cognosViewer'
cognosViewer'以下]]
以下]]>
]]></link>
</entry>
</entry>
(例)
<entry id="category_1" type= "category" label="METRICS.NAVIGATION.CUSTOMIZE.
CATEGORY" >
<entry id="dept_usage" type="report" label="METRICS.NAVIGATION.CUSTOMIZE.NAME">
<link><![CDATA[/servlet/dispatch/ext?b_action=cognosViewer&ui.action=run&ui.obj
ect=%2fcontent%2ffolder%5b%40name%3d%27IBMConnectionsMetrics%27%5d%2fpackage%5b
%40name%3d%27Metrics%27%5d%2ffolder%5b%40name%3d%27customReports%27%5d%2freport
%5b%40name%3d%27dept_usage%27%5d&ui.name=dept_usage&run.outputFormat=&run.promp
t=true]]></link>
</entry>
</entry>
※<global>タグの中、デフォルトの<entry>の下に追記します。
※「カテゴリー名」は任意の値でよいです。
※「レポート名」は新規レポートを保存したときにつけた名前です。
※カテゴリーなしにしたい場合は、最初の行と最後の行(一番外側の<entry>タグ)を削除します。
32/41
9. XML の変更を同期させます。WebSphere Integrated Solutions Console にログインします。
URL:
https://Deployment
https://Deployment Manager のホスト名:9043/i
のホスト名:9043/ibm/console
:9043/ibm/console
ユーザー名:WAS 管理者(当資料では wasadmin)
wasadmin
パスワード:WAS 管理者のパスワード(当資料では passw0rd)
passw0rd
33/41
10. 「システム管理
システム管理」→「ノード
ノード」を開き、全ノードにチェックを入れて、
「完全な再同期
完全な再同期」をクリッ
システム管理
ノード
完全な再同期
クします。
11. 下図のような画面が表示されるのを確認します。
34/41
12. IC サーバーを再起動します。
「サーバー
サーバー」
サーバー・タイプ」
WebSphere Application Server」
サーバー →「サーバー・タイプ
サーバー・タイプ →「WebSphere
Server
を開き、IC サーバーにチェックを入れて、「停止
停止」をクリックします。停止が完了したら再びチェ
停止
ックを入れて、
「開始
開始」をクリックします。
開始
※reports-config.xml の編集を反映させるだけであれば、サーバー再起動は不要です。今回はラベ
ルを定義したプロパティーファイルの編集を行ったので、その反映のためにサーバーを再起動しま
す。
13. IC にグローバル・メトリックを参照する権限のあるユーザーでログインし、メトリック画面を開き
ます。
URL:
http://<IC
http://<IC サーバーのホスト名>/metrics
サーバーのホスト名>/metrics
14. サイドバーに作成したカテゴリーとレポートのタイトルが表示されています。レポートのタイトル
「部門
部門」をクリックします。
部門
35/41
15. レポートが表示されること、日付フィルターを使うと表示が変わることを確認します。
以上で新規レポートを作成・表示する手順は終了です。
36/41
4. Cognos の運用
4-1. スケジューラーの管理
「2-1.統計情報表示の仕組み」で、Cube は Cognos サーバーの OS 上に設定されるスケジューラーによ
って日次で更新、週次で再作成が繰り返されると述べました。
このスケジューラーは、デフォルトでは以下の日時に動作します。
・日次スケジューラー(MetricsCubeDailyRefresh)
:
日曜日以外の毎日、0:05 に起動。<Cognos Transformer インストール・ディレクトリー
>/metricsmodel/daily-refresh.bat が動く。
・週次スケジューラー(MetricsCubeWeeklyRebuild):
毎週日曜日、0:05 に起動。<Cognos Transformer インストール・ディレクトリー
>/metricsmodel/weekly-rebuild.bat が動く。
これらのスケジューラーは、IC サーバーと Cognos サーバーが稼働していないと正しく動作しません。
また、データベースへのアクセスと、ファイルシステムへの書き込みが発生します。
従って、もしメンテナンスのためのサーバー停止やバックアップ取得時間と、スケジューラーの実行
時間帯が重なる場合は、スケジューラーの実行時間を変更してずらしてください。週次スケジューラー
の実行日を変更することも可能ですが、日次スケジューラーの実行とぶつからないように注意してくだ
さい。
スケジューラー実行中もシステムの利用は継続できますが、サーバーへの負荷が高まるため、可能な
限りユーザーのアクセスが少ない時間帯に実行することを推奨します。
スケジュールの変更については以下リンク先を参照してください。
[Configuring PowerCube refresh schedules]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Docume
ntation#action=openDocument&res_title=Configuring_PowerCube_refresh_schedules_ic45&conten
t=pdcontent
[PowerCube リフレッシュ・スケジュールの構成]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p1.ht
ml#t_configure_cognos_cube_refresh
37/41
4-2. バックアップ
Metrics 関連のデータは、METRICS データベースのデータと、ファイルシステム上の Cube のデータ
(<Cognos データ・ディレクトリー>/PowerCubes に作成される)の 2 つがあります。
システム障害が発生して、データの復元が必要になった場合に備えるベストプラクティスは、METRICS
データベースのバックアップを定期的に取得しておくことです。データベースのデータさえ復元できれ
ば、Cube のデータは再作成することができます。
ただし、このとき、<Cognos データ・ディレクトリー>/PowerCubes が完全に空っぽの状態だと、Cube
の作成ができません。システム構築完了時などに一度は必ずこの部分のバックアップを取得しておき、
それをリストアしてから、Cube の再作成を行ってください。
Cube の再作成は以下のバッチを実行することで行えます。
<Cognos Transformer インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/build
インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/build>/metricsmodel/build-all.bat
Cube のデータは 1 ヶ月ごとにまとめられているため、これをバックアップしておいてリストアする手
順もありますが、運用が煩雑になる上、1 ヶ月分のデータしか戻すことができませんので、あまり勧め
られていません。その方法の詳細は以下リンク先を参照してください。
[Backing up and restoring sub-PowerCubes]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Docume
ntation#action=openDocument&res_title=Backing_up_and_restoring_subPowerCubes_ic45&content
=pdcontent
[sub-PowerCubes のバックアップと復元]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p3.ht
ml#t_admin_metrics_backup_cube
38/41
4-3. トラブルシューティング
メトリックの挙動がおかしい場合のチェックポイントをいくつか挙げます。
4-3-1.メトリック画面
メトリック画面が表示されない・
画面が表示されない・IBM
が表示されない・IBM Cognos Connection にアクセスできない
サーバーが完全に上がり切っていない可能性があります。
WAS サーバーが起動していても、OS 上のプロセスが上がり切っていないと、Cognos サーバーは使うこ
とができません。WAS サーバーが起動した後、以下のプロセスが全て【Cognos】マシンの OS 上で動いて
いるかどうかを確認してください。
・cgsLauncher.exe
・CAM_LPSvr.exe
・BmtMDProviderMain.exe
・BIBusTKServerMain.exe
※ただし、下 2 つは、サーバー稼動中に消えるタイミングがあります。これは正常な動作で、4 つが必
ず揃うのはサーバー起動直後のみです。
Cognos サーバー関連の主なログは以下のファイルです。正常に起動しない場合はこれらのログを確認
し、原因を調査してください。
WAS サーバーのログ:
<WAS インストール・ディレクトリー>/profiles/<Cognos
インストール・ディレクトリー>/profiles/<Cognos サーバーのプロファイル名>/logs/<Cognos
サーバーのプロファイル名>/logs/<Cognos
サーバー名>/SystemOut.log
サーバー名>/SystemOut.log
Cognos BI のログ:
<Cognos BI インストール・ディレクトリー>/logs/cogserver.log
インストール・ディレクトリー>/logs/cogserver.log
Cognos Transformer のログ:
<Cognos Transformer インストール・ディレクトリー>/logs/cogserver.log
インストール・ディレクトリー>/logs/cogserver.log
4-3-2.統計データが表示されない
Cube のデータが壊れている可能性があります。Cube の作成・更新が失敗していないか、以下のログ
ファイルで確認してください。
<Cognos Transformer インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/trxschelog.log
インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/trxschelog.log
もし Cube の作成・更新に失敗していた場合は、以下のバッチを実行して、Cube の再作成を行ってく
ださい。
<Cognos Transformer インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/build
インストール・ディレクトリー>/metricsmodel/build>/metricsmodel/build-all.bat
all.bat
再作成が失敗する場合は、サーバーやデータベースへの接続に問題のある可能性があります。IC サー
バー、Cognos サーバー、DB2 が正常に起動しているかどうか、サーバー間の通信に問題がない
かどうか確認してください。
39/41
5. 参考資料
最後に、メトリックスの参考資料を紹介します。
5-1. 全般
[IBM Connections 4.0 Metrics Frequently Asked Questions]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/dx/IBM_Connections_4.0_Metrics_Frequently_Asked_Questio
ns#Deploying+IBM+Connections+4.0+Metrics+
[What are metrics?]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Document
ation#action=openDocument&res_title=What_are_metrics_ic45&content=pdcontent
[メトリックとは?]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p3.html
#c_admin_metrics_whatis
[Connections 4.0 Metrics Reports Introduction]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/dx/Connection4.0_Metrics_Reports_Introduction
5-2. カスタマイズ
[Mapping user profile attributes to report dimensions]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Document
ation#action=openDocument&res_title=Mapping_user_profile_attributes_to_report_dimensions_ic
45&content=pdcontent
[ユーザー・プロファイル属性をレポート・ディメンションにマッピングする]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p3.html
#t_admin_metrics_mng_map_report
[Make up user information to support Metrics Group by]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/dx/Make_up_user_information_to_support_Metrics_Group_by
[Customizing Metrics reports]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Document
ation#action=openDocument&res_title=Customizing_Metrics_reports_ic45&content=pdcontent
[メトリック・レポートのカスタマイズ]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p4.html
#t_admin_metrics_rpt_ov
[Customizing reports based on the events captured in Metrics 4.0]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/dx/Customizing_reports_based_on_the_events_captured_in_
Metrics4.0
[Community report customization for Connections 4.0 Metrics]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/dx/Community_report_customization_for_Connections_4.0_M
etrics?OpenDocument&sa=true
5-3. 運用
[Configuring PowerCube refresh schedules]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Document
40/41
ation#action=openDocument&res_title=Configuring_PowerCube_refresh_schedules_ic45&content=pd
content
[PowerCube リフレッシュ・スケジュールの構成]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p1.html
#t_configure_cognos_cube_refresh
[Running Metrics administrative commands]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Document
ation#action=openDocument&res_title=Running_Metrics_administrative_commands_ic45&content=pd
content
[メトリックの管理コマンドの実行]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p3.html
#t_admin_metrics_cmds_run
[Backing up and restoring Metrics data]
http://www.lotus.com/ldd/lcwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Connections+4.5+Document
ation#action=openDocument&res_title=Backing_up_and_restoring_Metrics_data_ic45&content=pdco
ntent
[メトリック・データのバックアップと復元]
http://infolib.lotus.com/resources/connections/4.5.0/doc/accessible/admin/ja_jp/acc_p3.html
#t_admin_metrics_backup_ov
41/41
Fly UP