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2 章:共通 トピック クラスター
2章:共通 <2章:共通> トピック クラスター チャネル システム管理 セキュリティー 2 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> クラスター クラスター ワークロード・バランシングの機能追加 チャネル システム管理 セキュリティー 3 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> ワークロード・バランシングの機能追加 MQV6 より、ワークロード・バランシングの機能が追加 従来のワークロード・バランスは、単純なラウンド・ロビンのみ 以前に比べ、より柔軟性のあるワークロード・バランスが可能 システムのスケーラビリティーや、耐障害性が向上 追加されたワークロード・バランス機能 リモート・クラスター・キューを含めたラウンド・ロビン (Useq) 優先度 (Priority) 重み付けによるラウンド・ロビン (Weight) 順位 (Rank) アクティブ・チャネル数の制限 (MostRecentlyUsed) 4 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> クラスター・キューの機能拡張 リモートにあるクラスター・キューもワークロード・バランスに参加可能 CLUS1 QM2 QM1 CLQ QM3 CLQ MQCONN(QM1) MQOPEN(CLQ) MQPUT CLQ 5 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> クラスター・キューの機能拡張 リモートにあるクラスター・キューもワークロード・バランスに参加可能 V5.3まで アプリケーションが接続するキュー・マネージャーにあて先のクラスター・キューがあると、その キューにすべてのメッセージがPUTされる CLQ@QM1に全メッセージが滞留 V6から アプリケーションが接続するキュー・マネージャーにあて先のクラスター・キューがあっても、ク ラスター内に同名のクラスター・キューがある場合は、それらを含めたキューでワークロード・ バランシングが可能 CLQ@QM1、CLQ@QM2、CLQ@QM3間で、ワークロード・バランシング 6 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> クラスター・キューの機能拡張 設定方法 キュー、またはキュー・マネージャーの CLWLUSEQ で設定 デフォルトは従来の動きと同じ ALTER ALTERQLOCAL( QLOCAL() )CLWLUSEQ(QMGR CLWLUSEQ(QMGR| |ANY ANY| |LOCAL) LOCAL) ALTER ANY) ALTERQMGR QMGRCLWLUSEQ(LOCAL CLWLUSEQ(LOCAL| |ANY) QMGR ANY LOCAL キュー・マネージャーのCLWLUSEQを引き継ぐ リモートにあるクラスター・キューも使用 従来の動きと同じ キューに CLWLUSEQ(QMGR) が設定されている場合のみ、キュー・マネージャーでの設定が反映される。 7 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 8 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 優先順位(Priority) プライオリティー 常に一番高いプライオリティーに設定されているキューやチャネルが使用される 障害時には次に高いプライオリティーのキューやチャネルに振り分け QM3 CLUS1 CHL(TO.QM3) 優先度 2 QM0 CLQ 優先度5 QM2 CHL(TO.QM2) 優先度 2 MQCONN(QM0) MQOPEN(CLQ) MQPUT CHL(TO.QM1) 優先度 1 9 CLQ 優先度3 QM1 CLQ 優先度8 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 優先順位(Priority) チャネルやキューにプライオリティーの設定が可能 常に一番プライオリティーの高いチャネルやキューが使用される メッセージ送信時にキューやチャネルのステータスを確認する 一番プライオリティの高いものがすべて使用できなくなると、次にプライオリティーの高いチャネルや キューが使用される チャネルやキューにCLWLPRTYを設定したときに、あて先として選択される順序 1. チャネル RUNNINGのチャネルの中で一番プライオリティーの高いチャネルが選択される 2. キュー 1で選択されたチャネルで送信可能なプライオリティーの一番高いクラスターキューが選択される 10 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 優先順位(Priority) 設定方法 チャネルやキューの CLWLPRTY で設定可能 ALTER ALTERQUEUE( QUEUE() )CLWLPRTY(0 CLWLPRTY(0~ ~9)9) ALTER ALTERCHANNEL( CHANNEL() )CLWLPRTY(0 CLWLPRTY(0~ ~9)9) デフォルトは 0 0が一番低く、9が一番高い Copyright ISE Co,.Ltd 11 <2章:共通> 優先順位(Priority) 使用例 正常時は一方のキューにメッセージを片寄せして送信。障害時に代替キューに送信先を 切り替える 擬似的にクラスターのアクティブ・スタンバイ構成が可能 正常時 障害時 QM2 CHL(TO.QM2) 優先度 2 MQOPEN(CLQ) MQPUT QM2 CHL(TO.QM2) 優先度 2 CLQ CLQ MQOPEN(CLQ) MQPUT QM1 CHL(TO.QM1) 優先度 1 QM1 CHL(TO.QM1) 優先度 1 CLQ 12 CLQ Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> Weight ラウンド・ロビン 重み付けによるメッセージのラウンド・ロビン チャネルの重み付けの値に応じてメッセージをラウンド・ロビン 例: チャネルのWeightが 6:3:1で設定されたクラスター環境のCLQにメッセージを送信 QM3 CLUS1 CHL(TO.QM3) ウエイト 6 4 2 1 CLQ 5 9 8 QM0 12 MQCONN(QM0) MQOPEN(CLQ) MQPUT 11 13 CHL(TO.QM2) ウエイト 3 10 6 QM2 3 CLQ 7 CHL(TO.QM1) ウエイト 1 QM1 CLQ 13 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> Weight ラウンド・ロビン クラスター・チャネルに定義された重み付けの比率に応じてラウンド・ロビン ラウンド・ロビンの順序 上記図では、チャネルの重み付けがそれぞれ6、3、1 6+3+1=10メッセージを1セットとしてラウンド・ロビンされる (※) 重み付けの比率でラウンド・ロビン (※) 1セット内のラウンド・ロビンの順番はほとんど変わらない (※) ※幕張でのテスト結果です。 従来どおり、ラウンド・ロビンの順序性は保証されません。 マシンのスペックに応じたメッセージ配分が可能 14 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> Weight ラウンド・ロビン 設定方法 チャネルやキューの CLWLWGHT で設定可能 ALTER ALTERCHANNEL( CHANNEL() )CLWLWGHT(1 CLWLWGHT(1~ ~99) 99) デフォルトは 50 1が一番低く、99が一番高い 15 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 16 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> ランク(Rank) ランク 常に一番高いランクに設定されているキューやチャネルが使用される 一番高いランクのキューやチャネルの障害時に次に高いプライオリティーのキューやチャネルに振り 分けを行わない QM2 CLUS2 CLUS1 QM0 CLQ(エイリアス) ランク1 QM1 MQCONN(QM0) MQOPEN(CLQ) MQPUT(CLQ) QM3 CLQ ランク2 CLQ(エイリアス) ランク1 17 QM3へのルートを特定す ることでエイリアス間での ラウンド・ロビンを防止 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> ランク(Rank) キューやチャネルに ランク の設定が可能 常に一番ランクの高いキューやチャネルのみが使用される 一番ランクの高いものがすべて障害をうけても、それより低いランクのものは使用されない ランクを高く設定することで、クラスター内でルートを固定にすることが可能 ・ゲートウェイ構成を組んでいるクラスターなどで、最短ルートを通ってあて先キューへメッセージ を送信したい場合などに有効 CLWLRANKを設定したときのメッセージ送信時に使用されるチャネルやキュー 1. チャネルのステータスにかかわらず、一番ランクの高いチャネルが選択される 2. 1で選択されたチャネルで送信可能なキューの中で、ランクの一番高いクラスターキューが選択さ れる 注意点 メッセージ送信時に、チャネルのステータスを判別しない 一番ランクの高いキューやチャネルがすべて使用できなくても、次に高いランクのキューやチャネルが 使用されることはない 処理中に一番高いランクのチャネルやキューがすべてダウンすると、メッセージの処理が停止する ・図中のQM2→QM3のチャネルが停止している場合、QM2上のXMIQにメッセージが滞留 18 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> ランク(Rank) 設定方法 キューやチャネルの CLWLRANK で設定可能 ALTER ALTERQUEUE( QUEUE() )CLWLRANK(0 CLWLRANK(0~ ~9)9) ALTER ALTERCHANNEL( CHANNEL() )CLWLRANK(0 CLWLRANK(0~ ~9)9) デフォルトは 0 0が一番低く、9が一番高い 19 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 20 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> アクティブ・チャネル数の制限(Most-Recently-Used) チャネルの接続数制御 使用するアウトバウンド・チャネルの接続数を制限する QMA CLUS1 QM1 MQCONN(QMA) MQOPEN(CLQ) MQPUT CLQ チャネル数 3 QMB QM2 MQCONN(QMB) MQOPEN(CLQ) MQPUT CLQ チャネル数 2 QMC QM3 MQCONN(QMC) MQOPEN(CLQ2) MQPUT CLQ2 チャネル数 1 21 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> アクティブ・チャネル数の制限(MRU) ワークロード・バランスに使用するアウトバウンド・チャネルの数を制限 MRUの設定に基づいたチャネル数でメッセージをラウンド・ロビン 全ての宛先をラウンド・ロビンの対象としない 上記図のQMBの場合 メッセージの宛先対象は3つ(QM1、QM2、QM3)あるが、MRUの設定値が2なのでQM1と QM2の2つのキュー・マネージャー間でラウンド・ロビン 送信側キュー・マネージャーに対して、受信側のキュー・マネージャー数が非常に多く、チャ ネルの接続数を減らしたい場合に有効 注意点 アウトバウンド・チャネルの起動数そのものを制限するものではない 必要に応じて、MRUの設定値以上のチャネルが起動する 現在接続しているチャネルにあて先クラスター・キューが無い場合 例: 図中のQMCからCLQへメッセージを送信する場合 クラスター・メッセージの送受信 22 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> アクティブ・チャネル数の制限(MRU) 設定方法 キュー・マネージャーの CLWLMRUC で設定 ALTER ALTERQMGR QMGRCLWLMRUC(1 CLWLMRUC(1~ ~999999999) 999999999) デフォルトは 999999999 1が一番低く、999999999が一番高い 23 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> V5.3とV6が混在するクラスター環境の考慮点 新規に追加されたワークロード・バランシングに関して V5.3上に作成されたキューやクラスター受信チャネルは、すべてデフォルト値に設定されて いるものとして扱う CLWLUSEQ: CLWLPRTY: CLWLWGHT: CLWLRANK: CLWLMRUC: LOCAL 0 50 0 999999999 V5.3が混在する環境では、上記設定を考慮した上でパラメーターの設定を行う 24 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> チャネル クラスター チャネル メッセージ圧縮 IPv6 システム管理 セキュリティー Copyright ISE Co,.Ltd 25 <2章:共通> 送信データの圧縮 V6より、チャネルでのデータ圧縮機能が追加 チャネル単位に圧縮の使用を設定可能 圧縮対象はヘッダーとメッセージで、それぞれ異なる圧縮方法を設定可能 ヘッダー部分は、使用するチャネルによって圧縮対象が異なる サーバー間チャネル クライアントチャネル MQXQH (トランスミッション・キュー・ヘッダー)が対象 MQMD、PMO、GMO が対象 y サーバー間チャネル ヘッダー部 メッセージ部 MQXQH メッセージ・データ y クライアントチャネル ヘッダー部その1 ヘッダー部その2 メッセージ部 MQMD MQPMO メッセージ・データ MQMD MQGMO メッセージ・データ 26 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 圧縮の設定方法 圧縮の設定方法 チャネルの属性で設定 ヘッダー COMPHDR メッセージ COMPMSG ヘッダー COMPHDR ALTER SYSTEM) ALTERCHANNEL( CHANNEL() )COMPHDR(NONE COMPHDR(NONE| |SYSTEM) メッセージ COMPMSG ※ ALTER RLE| |ZLIBFAST ZLIBFAST| |ZLIBHIGH ZLIBHIGH| |ANY ANY ) ) ALTERCHANNEL( CHANNEL() )COMPMSG(NONE COMPMSG(NONE| |RLE ※ ANYはRCVR、RQSTR、SVRCONNのみ設定可能 ヘッダー、メッセージとも、圧縮方法はカンマ区切りで複数指定可能 27 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> ヘッダーの圧縮 ヘッダー圧縮 COMPHDR に指定可能なパラメーター NONE 圧縮を行わない SYSTEM XOR → RLE の順で圧縮を行う ① 1つ前に送信されたメッセージのヘッダーと処理中のメッセージのヘッダーでXORにかける ② XORにかけた文字列をRLEにかける 圧縮のアルゴリズム XOR 直接圧縮を行うわけではないが、圧縮されやすい形にする 前後の文字列を比較し、同じ場合は0、異なる場合は1として表記する ヘッダー情報はほとんど変わらないので、0続きの文字列になる可能性が高い。RLEでさらに圧縮 される可能が大 RLE (Run Length Encoding) データと、同じデータが続く長さを交互に記録 同一データが続くような場合に有効な圧縮アルゴリズム 元のデータ 圧縮後のデータ AAAABBBBBCCCCCC [15byte] Esc + A + 4 + Esc + B + 5 + Esc + C + 6 [9byte] 28 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> メッセージの圧縮 メッセージ圧縮 COMPMSG に指定可能なパラメーター NONE 圧縮を行わない RLE (Run Length Encoding) ZLIBFAST ZLIB圧縮関数を使用 ZLIBHIGH ZLIB圧縮関数を使用 ANY 送信側の COMPMSG の設定に従う 圧縮のアルゴリズム RLE (Run Length Encoding) データと、同じデータが続く長さを交互に記録 同一データが続くような場合に有効な圧縮アルゴリズム 元のデータ 圧縮後のデータ AAAABBBBBCCCCCC [15byte] Esc + A + 4 + Esc + B + 5 + Esc + C + 6 [9byte] ZLIBFAST/ZLIBHIGH ZLIB圧縮関数を使用した圧縮方法 ZLIBHIGHは、ZLIBFASTにくらべ、強力な圧縮を行う ZLIBFASTFASTは、スピード重視 Copyright ISE Co,.Ltd 29 <2章:共通> 圧縮方法の決定 チャネルのネゴシエーションで圧縮方法を決定 送信側の COMPHDR、COMPMSG に指定されている圧縮方法を先頭から順に、受信側でも指定 されているかを確認。指定されていれば、その圧縮方法を採用。もし指定されていなければ、次に送 信側で指定されている圧縮方法を同様に確認 注意点 送受信側で同じ圧縮方法が指定されていない場合は、データの圧縮は行わない 送信側で指定するものを必ず採用したい場合は受信側をANYに設定(※) いずれかの圧縮方法が採用されても、送信するデータによっては圧縮を行わない(P32参照) ※ ANYはRCVR、RQSTR、SVRCONNのみ設定可能 送信側の設定 COMPHDR(SYSTEM) COMPMSG(ZLIBFAST, ZLIBHIGH, RLE) 受信側の設定 COMPHDR(SYSTEM) COMPMSG(RLE, ZLIBHIGH) ・START CHANNEL(chl_name) ・ヘッダーにSYSTEM、メッセージにZLIBHIGHを採用 ・ZLIBHIGHで圧縮されたデータが送信される 30 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> データ圧縮の設定(クライアント) クライアントでのデータ圧縮は以下のいずれかで設定可能 チャネル定義テーブル CLNTCONN定義のCOMPHDR、COMPMSGで設定 MQCONNX チャネル定義構造体 (MQCD) の拡張 MQLONG HdrCompList[2] MQLONG MsgCompList[16] チャネル出口パラメーター構造体 (MQCXP) の拡張 MQLONG CurHdrCompression MQLONG CurMsgCompression - メッセージEXITでメッセージごとに圧縮方法を指定することも可能 MQSERVER環境変数を使う接続方法では圧縮機能を使用できない Copyright ISE Co,.Ltd 31 <2章:共通> 圧縮のリアルタイム・モニタリング チャネルで使用されている圧縮方法をチャネル・ステータスから取得可能 チャネル・ステータスの属性 属性 内容 COMPHDR ヘッダーの圧縮方法 COMPMSG メッセージの圧縮方法 実行例 COMPHDR、COMPMSGとも、MQSCでの設定、最後に使用された圧縮方法の順で情報を出 力 dis chstatus(*) comphdr compmsg 1 : dis chstatus(*) comphdr compmsg AMQ8417: チャネル状況の内容を表示します。 CHANNEL(QMGR1.QMGR2) CHLTYPE(SDR) COMPHDR(SYSTEM,SYSTEM) COMPMSG(ZLIBFAST,ZLIBFAST) チャネルの属性で 定義された圧縮方法 最後に使用された 圧縮方法 幕張のテスト結果より チャネルのネゴシエーションでメッセージ圧縮することになっても、メッセージが圧縮されない場合があった。 COMPMSGがRLEのとき、同じ文字が続かないようなメッセージは圧縮されずに送信されていた。同じ文字列の続かないテキストはRLEをかけるとデータ長が大き くなることもあるので、圧縮をせずに送信したと思われる。よって、受信側でANYなどを設定し、チャネルのネゴシエーションで必ずいずれかの圧縮方法が使用され るような設定にしていても、メッセージの内容によってはメッセージが圧縮されないことがある。 32 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 圧縮のリアルタイム・モニタリング データの圧縮率/圧縮時間をチャネル・ステータスから監視可能 チャネル・ステータスの属性 チャネルの再起動でデータがリセット 属性 内容 COMPTIME (※) メッセージの圧縮時間(マイクロ秒) COMPRATE(※) メッセージの圧縮率(%) ※短期インターバル、長期インターバルで取得した平均値を2種類表示 実行例 いずれも、短期間平均、長期間平均の順で表記 COMPTIME 数字が小さいほど処理時間が短い COMPRATE 数字が大きいほど圧縮率が高い dis chstatus(*) comphdr compmsg 1 : dis chstatus(*) comphdr compmsg AMQ8417: チャネル状況の内容を表示します。 CHANNEL(QMGR1.QMGR2) CHLTYPE(SDR) COMPRATE(65,40) COMPTIME(3000,2000) 短期 長期 33 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 圧縮のリアルタイム・モニタリング 設定方法 チャネル、もしくはキュー・マネージャーの MONCHL 属性でオンライン・モニタリングの取得/ 停止を設定 ALTER NONE| |LOW LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) ALTERQMGR QMGRMONCHL(OFF MONCHL(OFF| |NONE ALTER ALTERCHANNEL( CHANNEL() )MONCHL(QMGR MONCHL(QMGR| |OFF OFF| |LOW LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) ※ ALTER LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) ALTERCHANNEL( CHANNEL() ) MONACLS MONACLS(OFF (OFF| |QMGR QMGR| |LOW ※クラスター・チャネルの場合は、オンライン・モニタリングの定義はリポジトリーに保存されないため、自動定義の クラスター・チャネルには引き継がれない。自動定義されたクラスター送信チャネルを制御するには、キュー・マ ネージャーの MONACLS 属性を使用する。 34 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> パラメーターの説明 パラメータの説明 NONE OFF LOW MEDIUM HIGH QMGR 設定を無視し、統計情報を生成しない (※Qmgrのみ設定可能) 統計情報を生成しない 統計情報を生成する(レート:低) 統計情報を生成する(レート:中) 統計情報を生成する(レート:高) キュー・マネージャーの設定に従う 統計情報の設定は、チャネルの値が優先される。チャネルに(QMGR) が設定されている場合のみ、キュー・マ ネージャーでの設定が反映される。ただし、キュー・マネージャーに (NONE) が設定されている場合は、それが最 優先される 35 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 36 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> IPv6のサポート MQ V6 より IPv6をサポート z/OS、AIX、iSeries、Solaris、HP-UX、Windows(XP & 2003 Server)、Linux Windows XP の場合は、SP1の適用が必須 Windows 2000 以外のプラットフォームでサポート WebSphere MQ classes for Java and JMS IPv6を使用するためには、IPv6が使用できる環境であることが前提 IPv4/IPv6の両スタックをサポートする環境でも使用可能 今回のリリースでは、for z/OS 1R4は、IPv6のみの環境をサポートしない IPv4と同様に、CONNAMEなどにIPv6のアドレスを指定可能 DEFINE DEFINECHANNEL(QMGR1.QMGR2) CHANNEL(QMGR1.QMGR2)CHLTYPE(SDR) CHLTYPE(SDR) CONNAME(‘fe80::202:b3ff:fe1e:8329(1414)’) CONNAME(‘fe80::202:b3ff:fe1e:8329(1414)’) Copyright ISE Co,.Ltd 37 <2章:共通> <参考>通信で使用されるIPスタックの決定方法 IPv4のみサポートされる環境 LOCLADDR、CONNAMEには IPv6 のIPアドレスは使用できない ホスト名は、必ず IPv4 のアドレスに解決されること CONNAME LOCLADDR IPv4 バインドされるスタック IPv4でバインド IPv4 IPv4 IPv4でバインド IPv4 ホスト名 IPv6 IPv4でバインド CONNAMEが解決できずエラー IPv6 IPv4 CONNAMEが解決できずエラー IPv6 ホスト名 CONNAMEが解決できずエラー ホスト名 IPv4でバインド ホスト名 IPv4 IPv4でバインド ホスト名 ホスト名 IPv4でバインド 任意のアドレス(※) IPv6 LOCLADDRが解決できずエラー ※任意のアドレス : IPv4、IPv6、ホスト名の何れかのアドレス 38 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> <参考>通信で使用されるIPスタックの決定方法 IPv6のみサポートされる環境 LOCLADDRに、IPv4のIPアドレスは使用できない CONNAMEに、IPv4のIPアドレスを指定した場合は、IPv6にマッピングしてチャネル接続 ホスト名は、必ず IPv6 のアドレスに解決されること CONNAME LOCLADDR バインドされるスタック IPv4 CONNAMEをIPv6にマップしてバインド(※1) IPv4 IPv6 CONNAMEをIPv6にマップしてバインド(※1) IPv4 ホスト名 CONNAMEをIPv6にマップしてバインド(※1) IPv6 IPv6にバインド IPv6 IPv6 IPv6にバインド IPv6 ホスト名 IPv6にバインド ホスト名 IPv6にバインド ホスト名 IPv6 IPv6にバインド ホスト名 ホスト名 IPv6にバインド 任意のアドレス(※2) IPv4 LOCLADDが解決できずエラー ※1 IPv6マップ・アドレスがサポートされていることが前提 例: 192.168.0.1 ⇔::ffff:192.168.0.1 ※2 任意のアドレス : IPv4、IPv6、ホスト名の何れかのアドレス Copyright ISE Co,.Ltd 39 <2章:共通> <参考>通信で使用されるIPスタックの決定方法 デュアル・スタックでサポートされる環境 LOCLADDR に IPv4 アドレスを使用する場合は、CONNAME もIPv4のみ使用可能 LOCLADDRに IPv6で指定する場合は、CONNAMEの設定に関わらず IPv6でバインド CONNAMEにIPv4のIPアドレスを指定した場合は、IPv6にマッピングしてチャネル LOCLADDR、CONNAME でスタックが決定しない場合は、キュー・マネージャー属性の IPADDRVの設定に従う CONNAME LOCLADDR バインドされるスタック IPv4 IPv4にバインド IPv4 IPv4 IPv4にバインド IPv4 IPv6 CONNAMEをIPv6にマップしてバインド IPv4 ホスト名 IPv4にバインド IPv6 IPv6にバインド IPv6 IPv4 CONNAMEが解決できずエラー IPv6 IPv6 IPv6にバインド IPv6 ホスト名 IPv6にバインド ホスト名 IPADDRVの設定で決定 ホスト名 IPv4 IPv4にバインド ホスト名 IPv6 IPv6にバインド ホスト名 ホスト名 IPADDRVの設定で決定 40 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> デュアル・スタック環境でのIPスタック・バージョンの設定 デュアル・スタック環境で使用するIPスタックの設定方法 MQサーバー キュー・マネージャーの IPADDRV 属性で設定 ALTER IPV6) ALTERQMGR QMGRIPADDRV( IPADDRV(IPV4 IPV4| |IPV6) MQクライアント CLNTCONNや、MQSERVERでの IPスタック・バージョンの設定 環境変数 MQIPADDRV にて設定 export MQIPADDRV_IP6 exportMQIPADDRV=MQIPADDRV_IPV4 MQIPADDRV=MQIPADDRV_IPV4| |MQIPADDRV_IP6 41 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> <参考>IPv6 について 128ビットで表現されるIPアドレス コロンを区切り文字とし、16バイト×8に分割される IPv4 (32ビット) は、ピリオドを区切り文字とし8バイト×4に分割される 以下は全部同じアドレス (MQV6 で指定可能) Fe80:0000:0000:0000:0202:b3ff:fe1e:8329 Fe80:0:0:0:202:b3ff:fe1e:8329 Fe80::202:b3ff:fe1e:8329 マップ・アドレスの使用 IPv4からIPv6へのマッピング IPv6の最後の32バイトで表現される 192.182.74.5 Æ ::ffff:192:182:74:5 42 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> クラスター チャネル システム管理 リアルタイム・モニタリング フィルター・サポート メッセージ・トラッキング Display Connection イベント制御 セキュリティー 43 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> リアルタイム・モニタリングの機能強化 MQ V6より、以下のMQSCコマンドで取得できるチャネルやキューの情報が追加 DISPLAY QSTATUS DISPLAY CHSTATUS 44 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> キュー・ステータスの機能拡張 DISPLAY QSTATUSコマンドの拡張 キューのモニター情報を表示する新たなフィールドが追加 キューのMONQ属性でモニターのON/OFFを設定 設定方法は後述 追加された属性 属性 内容 QTIME (※) メッセージの平均滞留時間(マイクロ秒) MSGAGE 最も滞留しているメッセージの滞留時間(秒) LPUTDATE 最後にメッセージがPUTされた日にち LPUTTIME 最後にメッセージがPUTされた時間 LGETDATE 最後にメッセージがGETされた日にち LGETTIME 最後にメッセージがGETされた時間 MONQ 現在のモニター・レベルを表示 ※短期インターバル、長期インターバルで取得した平均値を2種類表示 45 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> キュー・ステータスの機能拡張 DISPLAY QSTATUS実行例 DISPLAY QSTATUS(QC.RCVR) ALL 1 : DISPLAY QSTATUS(QC.RCVR) ALL AMQ8450: キュー状況の詳細を表示します。 QUEUE(QC.RCVR) CURDEPTH(0) LGETDATE(2005-06-07) LPUTDATE(2005-06-07) MONQ(MEDIUM) OPPROCS(1) UNCOM(NO) TYPE(QUEUE) IPPROCS(0) LGETTIME(10.35.44) LPUTTIME(10.35.44) MSGAGE(0) QTIME(5454977, 6024108) 46 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> チャネル・ステータスの機能拡張 DISPLAY CHSTATUSコマンドの拡張 チャネルのモニター情報を表示する新たなフィールドが追加 チャネルのMONCHL属性でモニターのON/OFFを設定 設定方法は後述 追加された属性 属性 内容 SUBSTATE チャネルの詳細なステータスを表示 (「SUBSTATE一覧」ページ参照) XQMSGA 転送待ちのメッセージ数。コミット済のメッセージ数や、クラスターチャネルでは そのチャネルが宛先となっているメッセージ数を表示 XQTIME (※) トランス・ミッション・キューの平均滞留時間(マイクロ秒) NETTIME (※) ネットワークの平均転送時間(マイクロ秒)。ハートビートを使用して計測 EXITTIME (※) EXITの実行に掛かった時間(マイクロ秒) XBATCHSZ (※) 1つのバッチ送信に含まれる平均メッセージサイズ MONCHL 現在のモニター・レベルを表示 ※短期インターバル、長期インターバルで取得した平均値を2種類表示 47 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> チャネル・ステータスの機能拡張 DISPLAY CHSTATUS 実行例 DISPLAY CHSTATUS(QMGR1.QMGR2) ALL 1 : DISPLAY CHSTATUS(QMGR1.QMGR2) ALL AMQ8417: チャネル状況の内容を表示します。 CHANNEL(QMGR1.QMGR2) BATCHES(37) BUFSRCVD(43) BYTSRCVD(1332) CHSTADA(2005-06-10) COMPHDR(NONE,NONE) COMPRATE(0,0) CONNAME(localhost(14152)) CURMSGS(0) CURSEQNO(200) HBINT(30) JOBNAME(0009C05400000001) LONGRTS(999999999) LSTMSGDA(2005-06-10) LSTSEQNO(200) MCAUSER( ) MSGS(200) NPMSPEED(FAST) RQMNAME(QMGR2) SSLCERTI( ) SSLKEYTI( ) SSLRKEYS(0) STOPREQ(NO) XBATCHSZ(1,3) XQMSGSA(0) CHLTYPE(SDR) BATCHSZ(50) BUFSSENT(239) BYTSSENT(1245820) CHSTATI(10.32.45) COMPMSG(NONE,NONE) COMPTIME(0,0) CURLUWID(42A8EADD10000226) CURRENT EXITTIME(0,0) INDOUBT(NO) LOCLADDR(127.0.0.1(32795)) LSTLUWID(42A8EADD10000225) LSTMSGTI(10.35.56) MCASTAT(RUNNING) MONCHL(MEDIUM) NETTIME(1738,12477) RAPPLTAG( ) SHORTRTS(10) SSLKEYDA( ) SSLPEER( ) STATUS(RUNNING) SUBSTATE(MQGET) XMITQ(QMGR2) XQTIME(33141,78582) 48 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> <参考>SUBSTATE属性一覧 DISPLAY CHSTATUSコマンドのSUBSTATE属性では以下のステータスが取得できる ステータス 内容 ENDBATCH バッチの終了処理を実行中 SEND コミュニケーション層にデータ送信を要求中 RECEIVE コミュニケーション層にデータ受信を要求中 SERIALIZE チャネルのシリアライズ中(z/OSのみ) RESYNCH 接続相手と再同期中 HEARTBEAT ハートビート送受信中 SCYEXIT セキュリティーEXIT実行中 RCVEXIT Receive EXIT実行中 SENDEXIT Send EXIT実行中 MSGEXIT メッセージEXIT実行中 MREXIT メッセージ・リトライEXIT実行中 CHADEXIT 自動定義EXIT実行中 NETCONNECT 相手と接続するようにコミュニケーション層に要求中 SSLHANDSHK SSLのハンドシェイク実行中 NAMESERVER ネーム・サーバーに問い合わせ中 MQPUT メッセージを送信中 MQGET メッセージを伝送キューから受信中 MQICALL MQPUTおよびMQGET以外のMQIを実行中 COMPRESS データの圧縮/解凍中 49 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> リアルタイム・モニタリングの設定 新規追加キュー・ステータス、チャネル・ステータス情報の取得 キュー、もしくはキュー・マネージャーの MONQ 属性でキューのリアルタイム・モニタリングの 取得/停止を設定 ALTER ALTERQMGR QMGRMONQ(OFF MONQ(OFF| |NONE NONE| |LOW LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) ALTER ALTERQUEUE QUEUEMONQ(OFF MONQ(OFF| |QMGR QMGR| |LOW LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) チャネル、もしくはキュー・マネージャーの MONCHL 属性でチャネルのリアルタイム・モニタリ ングの取得/停止を設定 ALTER ALTERQMGR QMGRMONCHL(OFF MONCHL(OFF| |NONE NONE| |LOW LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) ALTER OFF| |LOW LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) ALTERCHANNEL( CHANNEL() )MONCHL(QMGR MONCHL(QMGR| |OFF ※ ALTER LOW| |MEDIUM MEDIUM| |HIGH) HIGH) ALTERCHANNEL( CHANNEL() ) MONACLS MONACLS(OFF (OFF| |QMGR QMGR| |LOW ※クラスター・チャネルの場合は、オンライン・モニタリングの定義はリポジトリーに保存されないため、自動定義の クラスター・チャネルには引き継がれない。自動定義されたクラスター送信チャネルを制御するには、キュー・マ ネージャーの MONACLS 属性を使用する。 50 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> パラメーターの説明 パラメータの説明 NONE OFF LOW MEDIUM HIGH QMGR 設定を無視し、統計情報を生成しない (※Qmgrのみ設定可能) 統計情報を生成しない 統計情報を生成する(レート:低) 統計情報を生成する(レート:中) 統計情報を生成する(レート:高) キュー・マネージャーの設定に従う 統計情報の設定は、チャネルやキュー の値が優先される。チャネルやキューに (QMGR) が設定されている場合 のみ、キュー・マネージャーでの設定が反映される。ただし、キュー・マネージャーに (NONE) が設定されている場 合は、それが最優先される 51 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 52 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 条件式フィルターのサポート MQSCのDISPLAYコマンドで、条件式を使用した照会が可能 ステータスをキーワードとしてフィルタリングする 例:100件以上のメッセージが滞留しているキューの一覧 例:チャネル・ステータスがRUNNINGのものだけ表示 MQSCでのフィルタリング 新たに追加された“WHERE”パラメータでステータスをフィルタリング DISPLAY DISPLAYxxx(xxx) xxx(xxx)WHERE( WHERE(キーワード キーワード 演算式 演算式 値 値) ) キーワード : DISPLAYコマンドで照会できるステータスを指定 演算式 : 後述を参照 値 : フィルターの条件となる値を指定 PCFコマンドでも条件式の設定は可能 以下のフィルター・パラメーターが追加 MQCFSF 文字列フィルター MQCFIF 数値フィルター MQCFBF バイナリー・フィルター フィルター・パラメーターの詳細は下記を参照 「プログラマブル・コマンド・フォーマット および 管理インターフェース」 「プログラマブル・コマンド・フォーマットの定義」を参照 Copyright ISE Co,.Ltd 53 <2章:共通> 条件式フィルターのサポート 演算式 演算式 内容 LT キーワードより小さい GT キーワードより大きい EQ キーワードと等しい NE キーワードと等しくない LE キーワード以下 GE キーワード以上 LK 総称名(*)を使用したキーワードと一致する NL 総称名(*)を使用したキーワードと一致しない CT キーワードと一致する値を持つリスト EX キーワードと一致する値を持たないリスト CTG 総称名(*)を使用したキーワードと一致する値を持つリスト EXG 総称名(*)を使用したキーワードと一致する値を持たないリスト ※CT、EX 、CTG 、EXGはネームリストのNAMES属性のようなリストに対して使用する 例:Aで始まる名前をもつネームリストの一覧を表示 DISPLAY DISPLAYNAMELIST(*) NAMELIST(*)WHERE(NAMES WHERE(NAMESCTG CTGA*) A*) 54 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 条件式フィルターのサポート 実行例: メッセージが100件以上滞留しているキューのステータスを一覧表示 DISPLAY QSTATUS(*) WHERE(CURDEPTH GE 100) 1 : DISPLAY QSTATUS(*) WHERE(CURDEPTH GE 100) AMQ8450: キュー状況の詳細を表示します。 QUEUE(QL01) TYPE(QUEUE) CURDEPTH(100) AMQ8450: キュー状況の詳細を表示します。 QUEUE(QL06) TYPE(QUEUE) CURDEPTH(132) AMQ8450: キュー状況の詳細を表示します。 QUEUE(QC02) TYPE(QUEUE) CURDEPTH(237) 55 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 56 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> DISPLAY CONNコマンド キュー・マネージャーに接続しているコネクション情報を照会可能 キュー・マネージャーに接続しているアプリケーションの情報を表示 実行中のトランザクションの情報を表示 アプリケーションがオープンしているオブジェクトの情報を表示 V5.3 V6 dis qstatus(*) type(handle) appltag AMQ8450: キュー状況の詳細を表示します。 QUEUE(LQ1) TYPE(HANDLE) APPLTAG(get_put) QUEUE(LQ) TYPE(HANDLE) APPLTAG(get_put) dis conn(*) type(conn) appltag connopts userid コネクション情報 AMQ8276: 接続の詳細を表示します。 CONN(42B7B53920007301) EXTCONN(414D51434D414E414120202020202020) TYPE(CONN) APPLTAG(get_put) CONNOPTS(MQCNO_SHARED_BINDING) USERID(manaka) dis conn(*) type(handle) openopts AMQ8276: 接続の詳細を表示します。 CONN(42B7B53920007301) EXTCONN(414D51434D414E414120202020202020) TYPE(HANDLE) get_put.exe MQOO_OUTPUT MQOPEN MQOO_INPUT_AS_Q_DEF MQOPEN OBJNAME(LQ) OPENOPTS(MQOO_OUTPUT) 1コネクション内で接続して いるオブジェクトの情報 OBJTYPE(QUEUE) OBJNAME(LQ1) OBJTYPE(QUEUE) OPENOPTS(MQOO_INPUT_SHARED,MQOO_FAIL_IF_QUIESCING) LQ LQ1 57 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> DISPLAY CONNコマンド DISPLAY CONNコマンド DISPLAY ]] DISPLAY CONN( CONN( connection_name connection_name )) [[ WHERE( WHERE( filter_keyword filter_keyword )) connection_name ) ] [ TYPE( CONN | HANDLE | * | ALL ) ] [[ EXTCONN( EXTCONN( connection_name ) ] [ TYPE( CONN | HANDLE | * | ALL ) ] [[ コネクション属性 ]] [[ ハンドル属性 ]] コネクション属性 ハンドル属性 CONN : WHERE : EXTCONN : TYPE : CONN HANDLE ALL | * コネクション属性 : ハンドル属性 : コネクションID フィルターするキーワードを指定 拡張コネクションID 照会する情報のタイプを指定 : キュー・マネージャに接続しているアプリケーションやトランザクションの情報を表示 : コネクションによってオープンされているオブジェクトの表示 : 全ての情報を表示 後述参照 後述参照 58 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> DISPLAY CONNコマンド コネクション情報の照会 TYPE(CONN) DISPLAY DISPLAY CONN( CONN( connection_name connection_name )) TYPE( TYPE( CONN CONN )) [[ APPLTAG ] [ APPLTYPE ] [ ASID* ]] [[ CHANNEL APPLTAG ] [ APPLTYPE ] [ ASID* CHANNEL ]] [[ EXTURID ] [ NID* ] [ PID ] [ PSBNAME* EXTURID ] [ NID* ] [ PID ] [ PSBNAME* ]] [[ TASKNO* ] [ TID ] [ TRANSID* ] TASKNO* ] [ TID ] [ TRANSID* ] [[ UOWLOG UOWLOG ]] [[ UOWSTATE ] [ UOWSTDA ] [ UOWSTTI ] [ URTYPE UOWSTATE ] [ UOWSTDA ] [ UOWSTTI ] [ URTYPE ]] APPLTAG APPLTYPE : アプリケーションのタグ(プロセス名など) : アプリケーションのタイプ (USER、SYSTEMなど) ASID : アドレス・スペースのID CHANNEL : コネクションと関連するチャネルの名前 CONNAME : コネクションと関連するチャネルの接続名 CONNOPTS : アプリケーションの接続オプション EXTURID : コネクションと関連する外部リカバリー単位ID NID : 作業単位の起点ID PID : プロセスID PSBNAME : IMSトランザクションのPSB名 PSTID : IMSのPSTリージョンID QMURID : QMGRのリカバリー単位ID TASKNO TID TRANSID UOWLOG UOWLOGDA UOWLOGTI UOWSTATE : : : : : : : UOWSTDA UOWSTTI URTYPE USERID : : : : [[ CONNAME CONNAME ]] [[ PSTID* PSTID* ]] [[ UOWLOGDA UOWLOGDA ]] [[ USERID USERID ]] [[ CONNOPTS CONNOPTS ]] [[ QMURID QMURID ]] [[ UOWLOGTI UOWLOGTI ]] CICDタスク番号 スレッドID CICSのトランザクションID トランザクションで最初に書かれたファイル名 ログを書き出した日付 ログを書き出した時間 作業単位の状態 (NONE、ACTIVEなど) トランザクションが開始した日付 トランザクションが開始した時間 リカバリー単位(CICS、XAなど) ユーザーID 注) *はz/OSのみサポート PIDはz/OSとCompaq NSK以外でサポート TID、UOWLOGはz/OS以外でサポート 59 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> DISPLAY CONNコマンド ハンドル状況の照会 TYPE(HANDLE) DISPLAY DISPLAY CONN( CONN( connection_name connection_name )) TYPE( TYPE( HANDLE HANDLE )) [[ HSTATE ] [ OBJNAME ] [ OBJTYPE HSTATE ] [ OBJNAME ] [ OBJTYPE ]] [[ OPENOPTS OPENOPTS ]] [[ QSGDISP* QSGDISP* ]] HSTATE OBJNAME OBJTYPE OPENOPTS QSGDISP : : : : : ハンドルの状態(ACTIVE/INACTIVE) コネクションがオープンしているオブジェクト名 コネクションがオープンしているオブジェクトのタイプ(QUEUE、CHANNELなど) オブジェクトのオープン時のオプション オブジェクトのファイル属性指定(QMGR/COPY/SHARED) 注) *はz/OSのみサポート 60 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> <参考>DISPLAY CONNコマンド コネクションIDとは キュー・マネージャーがコネクション毎に生成する24byteのID メッセージIDや相関IDと同様、ユニークなID コネクションIDの照会 MQSCコマンドでの照会 DISPLAY CONNコマンド CONN属性とEXTCONN属性に出力 MQCONNX実行時に取得 MQCNO_VERSION_5を使用 MQCNOのConnectionIdフィールド(MQBYTE24)に出力 コネクションID(24byte) 41 4D 51 43 4B 41 54 4F 31 20 20 20 20 20 20 20 EXTCONN(16byte) 42 8D 44 15 20 00 34 01 CONN(8byte) 61 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> STOP CONNコマンド キュー・マネージャーと接続しているコネクションを切断 アプリケーションにはMQRC_CONNECTION_BROKENが返る コネクションの切断を保証するものではない(切断できない場合もある) z/OSでは未サポート STOP CONNコマンド STOP connection_id )) [[ EXTCONN( EXTCONN( connection_id connection_id )) ]] STOP CONN( CONN( connection_id CONN : コネクションIDを指定 EXTCONN : 拡張コネクションIDを指定 62 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> DISPLAY CONNコマンド DISPLAY CONN 実行例 キュー・マネージャーに接続している全てのアプリケーションを表示 DISPLAY CONN(*) APPLTAG 1 : DISPLAY CONN(*) APPLTAG AMQ8276: 接続の詳細を表示します。 CONN(429E5F3220000101) EXTCONN(414D51434B41544F3120202020202020) TYPE(CONN) APPLTAG(amqzfuma) : AMQ8276: 接続の詳細を表示します。 CONN(429E5F3220000A01) EXTCONN(414D51434B41544F3120202020202020) TYPE(CONN) APPLTAG(put_tool) STOP CONN 実行例 上記で表示されたアプリケーション(put_tool)のコネクションを切断 STOP CONN(429E5F3220000A01) EXTCONN(414D51434B41544F3120202020202020) 2 : STOP CONN(429E5F3220000A01) EXTCONN(414D51434B41544F3120202020202020) AMQ8457: WebSphere MQ 接続が停止されました。 Copyright ISE Co,.Ltd 63 <2章:共通> DISPLAY QMGRコマンドの拡張 キュー・マネージャーの属性をカテゴリー分けして照会可能 SYSTEM、EVENT、CHINIT、CLUSTERの4つパラメータが追加 DISPLAY DISPLAYQMGR QMGR[ [SYSTEM SYSTEM] ][ [EVENT EVENT] ][ [CHINIT CHINIT※※] ][ [CLUSTER CLUSTER] ] SYSTEM EVENT CHINIT CLUSTER : : : : キュー・マネージャーのシステム関連のパラメータを表示 イベント制御に関連するパラメータを表示 分散キューイングに関連するパラメータを表示 クラスターに関連するパラメータを表示 ※ CHINITの代わりにDQMを指定することも可能 それぞれのパラメータを、複数個組み合わせて指定する事も可能 4つのパラメータを全て指定しても、キュー・マネージャーの全ての情報(= ALL指定)を照会できる わけではない 64 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> <参考>DISPLAY QMGRコマンドの拡張 各パラメータで照会可能な属性 SYSTEM EVENT CHINIT(DQM) CLUSTER QMNAME MAXUMSGS QMNAME QMNAME QMNAME ACCTCONO MONQ AUTHOREV CHAD CHADEXIT ACCTINT PLATFORM CHLEV CHADEV CLWLDATA ACCTMQI ROUTEREC INHIBTEV CHADEXIT CLWLEXIT ACCTQ SCMDSERV LOCALEV CHLEV CLWLLEN ACTIVREC STATINT LOGGEREV DEADQ CLWLMRUC ALTDATE STATMQI PERFMEV DEFXMITQ CLWLUSEQ ALTTIME STATQ REMOTEEV IPADDRV MONACLS CCSID SYNCPT SSLEV MONCHL QMID CMDLEVEL TRIGINT STRSTPEV QMID REPOS COMMANDQ SCHINIT REPOSNL DEADQ SSLCRLNL STATACLS DESCR SSLCRYP DISTL SSLEV MAXHANDS SSLFIPS MAXMSGL SSLKEYR MAXPRTY STATCHL 65 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> DISPLAY QMGRコマンドの拡張 DISPLAY QMGR の実行例 システム関連のパラメータとイベント制御に関連するパラメータを照会 DISPLAY QMGR SYSTEM 1 : DISPLAY QMGR SYSTEM AMQ8408: キュー・マネージャーの内容を表示します。 QMNAME(QMGR1) ACCTCONO(DISABLED) ACCTINT(1800) ACCTMQI(OFF) ACCTQ(OFF) ACTIVREC(MSG) ALTDATE(2005-06-10) ALTTIME(10.20.09) CCSID(943) CMDLEVEL(600) COMMANDQ(SYSTEM.ADMIN.COMMAND.QUEUE) DEADQ( ) DESCR( ) DISTL(YES) MAXHANDS(256) MAXMSGL(4194304) MAXPRTY(9) MAXUMSGS(10000) MONQ(OFF) PLATFORM(UNIX) ROUTEREC(MSG) SCMDSERV(QMGR) STATINT(1800) STATMQI(OFF) STATQ(OFF) SYNCPT TRIGINT(999999999) 66 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> チャネル・イベントの出力制御 V5.3までのチャネル・イベントの注意点 チャネル・イベント(チャネル/SSL/IMSブリッジ・イベント)は同じキューに出力 イベントの出力を停止するには、SYSTEM.ADMIN.CHANNEL.EVENTキューを削除 =>イベントの種類毎に出力/停止の制御が出来ない チャネル・イベント SSLイベント IMSブリッジ・イベント SYSTEM.ADMIN. CHANNEL.EVENT イベント・キューを削除すると、チャネル・イベント、SSLイベント、IMSブリッジ・イベントの 全てが出力されなくなる。 「チャネル・イベントだけ停止」や「SSLイベントとIMSブリッジ・イベントを停止」といった 制御ができない。 V6では、チャネル・イベントの出力を制御する属性が新たに追加 各チャネル・イベント毎の属性をキュー・マネージャー属性として追加 各イベントは、これまでと同じSYSTEM.ADMIN.CHANNEL.EVENTキューに出力 67 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> チャネル・イベントの出力制御 イベント出力の設定 チャネル・イベント キュー・マネージャーの CHLEV属性で指定 ALTER ALTERQMGR QMGR CHLEV(ENABLED CHLEV(ENABLED| |DISABLED DISABLED| |EXCEPTION) EXCEPTION) ENABLED : 全てのチャネル・イベントを出力 DISABLED : チャネル・イベントは出力しない EXCEPTION : 異常系のイベントだけ出力する SSLイベント キュー・マネージャーの SSLEV属性で指定 ALTER ALTERQMGR QMGRSSLEV(ENABLED SSLEV(ENABLED| |DISABLED) DISABLED) ENABLED DISABLED : 全てのSSLイベントを出力する : SSLイベントは出力しない 68 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> チャネル・イベントの出力制御 IMSブリッジ・イベント キュー・マネージャーの BRIDGEEV属性で指定 ALTER ALTERQMGR QMGRBRIDGEEV(ENABLED BRIDGEEV(ENABLED| |DISABLED) DISABLED) ENABLED DISABLED : 全てのIMSブリッジ・イベントを出力する : IMSブリッジ・イベントは出力しない Copyright ISE Co,.Ltd 69 <2章:共通> <参考>イベントの出力制御 イベント出力の設定方法と出力キュー イベント QMGR属性 キュー属性 イベントの出力キュー Authority AUTHOREV - SYSTEM.ADMIN.QMGR.EVENT Inhibit INHIBTEV - SYSTEM.ADMIN.QMGR.EVENT Local LOCALEV - SYSTEM.ADMIN.QMGR.EVENT Remote REMOTEV - SYSTEM.ADMIN.QMGR.EVENT Start/Stop STRSTPEV - SYSTEM.ADMIN.QMGR.EVENT Channel CHLEV - SYSTEM.ADMIN.CHANNEL.EVENT SSL SSLEV - SYSTEM.ADMIN.CHANNEL.EVENT IMS Bridge BRIDGEEV - SYSTEM.ADMIN.CHANNEL.EVENT Performance PERFMEV QSVCIEV, QSVCINT, QDPHIEV, QDPLOEV, QDPMAXEV, QDEPTHHI, QDEPTHLO SYSTEM.ADMIN.PERFM.EVENT Configuration CONFIGEV - SYSTEM.ADMIN.CONFIG.EVENT 70 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> クラスター チャネル システム管理 セキュリティー SSLチャネル セキュリティーの機能拡張 71 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 秘密共通鍵の再生成 共通秘密鍵の再生成 長時間、接続したままのチャネルに対する総当り(ブルートフォース)攻撃への対処 再生成されるタイミング ① 一定量のデータの転送 ②ハート・ビート送受信後の最初のメッセージ転送 設定方法 上記のタイミング①での一定量を SSLRKEYC で定義する ALTER ALTERQMGR QMGRSSLRKEYC( SSLRKEYC(0~999999999) 0~999999999) ここで生成される 共通秘密鍵を再生成 0~999,999,999まで指定可能 1以上の設定、鍵の再生成を行う 0の場合は、鍵の再生成を行わない デフォルトは0 1以上定義されている場合は、定義された数字バイト分データ転送されると再生成される 72 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> キーリポジトリーの動的変更 キー・リポジトリーの動的反映 以下の情報をキュー・マネージャー(分散系)やチャネル・イニシエーター(z/OS)の再起動 なしに動的変更可能 証明書関連 キー・リポジトリーの場所 証明書失効リストで使用されるLDAPサーバーの情報 暗号化ハードウェア・パラメーター(UNIX系プラットフォームのみ) REFRESH SECURITY コマンドで反映 REFRESH SECURITYコマンドに TYPE(SSL) が追加 実行方法 REFRESH REFRESHSECURITY(*) SECURITY(*)TYPE(SSL) TYPE(SSL) z/OSでは、リフレッシュが必要な部分のみを反映 分散系ではSSL関連はすべてリフレッシュされる 情報反映のタイミング アウトバウンドは、現行バッチが終了した時点で新規ハンドシェイク インバウンドは、強制的に INACTIVE になり、再試行で新規ハンドシェイク 73 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> Windows SSL のマイグレーション WMQ for Windows V6 から GSKit サポート UNIX版で提供されている GSKit と同等の機能、インターフェースを提供 V5.3 で作成された キー・リポジトリー との互換性はない V5.3 .sto サフィックス V6 .kdb サフィックス V5.3 で作成されたキー・リポジトリーをV6環境でも使用する場合は、キー・リポジトリーを マイグレーションしてからV6を導入する必要がある キー・リポジトリーのマイグレーション amqtcertコマンドからマイグレーション可能 準備ウィザードからも起動可能 手動マイグレーション、自動マイグレーションが可能 74 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 新規 CipherSpec (Unix & Windows のみ) MQ V6より新規 CipherSpec を追加 FIPS 140-2 の規格レベルに準拠した CipherSpec 新規 CipherSpec は、CMVP(暗号モジュール評価プログラム) をパスしたもののみ CipherSpec名 TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA FIPS_WITH_DES_CBC_SHA FIPS_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA V6で追加された新規CipherSpec (Unix & Windows のみ) 上記 CipherSpec を使用した通信のみを許可することが可能 FIPS 140-2 を満たしていない暗号モジュールの使用を排除 MQSC ALTER QMGR SSLFIPS(YES) 環境変数 SET MQSSLFIPS=YES API MQCONNXのFipsRequired=YESの設定 JMS/JavaClient もFIPS 140-2を採用 ←サーバー間接続 ←クライアント接続時 ←アプリケーションでの設定 Copyright ISE Co,.Ltd 75 <2章:共通> <参考>FIPS 140-2 FIPS Federal Information Processing Standards NISTが標準技術として採用する暗号技術で、商務省の承認を得たもの ※National Institute of Standards and Technology FIPS 140-2 FIPS が提唱する、暗号モジュールの品質を保証する規格 セキュリティー要件 暗号アルゴリズムだけではなく、それを実装した暗号モジュールの全体的な安全性の規格 暗号モジュールで実装する暗号アルゴリズムの実装の義務付け 暗号モジュールで使用される暗号アルゴリズムの規定 FIPSやANSIで認定されたもののみ 暗号鍵管理や物理セキュリティ、自己テスト、ドキュメント化など多岐にわたる分野で規 定 Copyright © 2005 C4 Technology,Inc. All Rights Reserved. Copyright © 2005 C4 Technology,Inc. All Rights Reserved. 76 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> <参考>FIPS 140-2 CMVP (Cryptographic Module Validation Program) 暗号モジュールが、FIPS 140-2に準拠しているかを判断する仕組み NISTとカナダのCSE(Communication Security Establishment)によって共同で運営 CMVPをパスした暗号モジュールは、CMVPのホームページで認定リストに掲載される FIPS 140-2に関する参考文献 http://c4t.jp/introduction/cryptography/CMVP01.html 77 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> Extra SSL情報 リモート・エンドの証明書を発行したCA情報の取得 V5.3まではPCF経由で取得可能 証明書を発行したDN名(Distinguished Name) 証明書を発行したローカル・ユーザーID (z/OSのみ) 以下のいずれかの方法で取得可能 DISPLAY CHSTATUS( ) SSLERTI SSLCERTU SSLCERTI : 証明書を発行した DN名 SSLCERTU : 証明書を発行したローカル・ユーザーID (z/OSのみ) PCF (チャネル・ステータスの INQUIRE) SecurityExit (MQCXP の追加パラメーター) 78 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> セキュリティーの機能拡張 EffectiveID によるオブジェクト権限のチェック (UNIXのみ) V5.3までは、RealIdで権限チェック RealId/EffectiveIdのどちらで権限チェックをさせるのかは qm.ini で設定 Serviceスタンザに追加 SharedBindingsUserId = {Real, Effective or Default} FastpathBindingsUserId = {Real, Effective or Default} IsolatedBindingsUserId = {Real, Effective or Default} [test@/home/test] ls -al | grep zlaa -r-sr-s--- 1 mqm mqm 263334 May 20 07:59 test_application* セキュリティー・ビットが立っているので、test_applicationを実行するとmqmとして プロセスを起動する。このとき、RealIdにはtest_applicationを実際に実行した ユーザー名が入り、EffectiveIdはmqmになる。セキュリティー・ビットが立っていな い場合は、EffectiveIdはコマンドの実行ユーザーと一緒。 MQCONNXの機能拡張 MQCNO構造体に、ユーザーID/パスワードを渡すためのMQCSP構造体が追加 許可サービスでのユーザーID、およびパスワード認証が可能 クライアント接続ではN/W上にパスワードが流れることになるので、セキュリティーEXITなどで暗号 化/複合化を行うなどの注意が必要 OAMでは、アプリケーションの実行ユーザー と MQCSPのユーザーIDを照合 実行ユーザーとMQCSPのユーザーIDが異なるとエラーになる 79 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 80 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> メッセージの経路トレース メッセージの経路をトレース可能 メッセージを処理したアプリケーションの情報や、そのアプリケーションが行った処理の内容 などをアクティビティ・レポートとして出力 アクティビティ・レポートはPCFメッセージ アクティビティ・レポートを時系列順にトレースすることで経路情報の取得が可能 アクティビティ・レポートの内容 メッセージを処理したアプリケーションや、メッセージに対して行われた処理、解決されたあ て先キュー、メッセージ送信に使用されたチャネルの情報、・・・など (例)MCAが行うアクティビティ アプリ名: runmqchl_nl 処理: Get キュー名: XMITQ 処理: Send チャネル名: QMGR1.QMGR2 QMGR1 QMGR2 RCVR SDR ②SEND MCA MCA ①GET RemoteQ LQ XMITQ 81 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> 3つのアクティビティ・レポート生成方法 ※出力方法が異なるだけで、レポートする内容は以下のいずれでも同じ ①MQRO_ACTIVITY レポート・オプションの指定 メッセージにこのレポート・オプションを指定すると、PCFメッセージとしてアクティビティ・レ ポートが生成される アクティビティ単位でアクティビティ・レポートが生成 アクティビティ・レポートの解析はユーザーが行う必要がある ②dspmqrteコマンド 経路トラッキングのためのトレース・ルート・メッセージ(PCFメッセージ)を生成し送信する アクティビティ・レポートを時系列に並べ、トレース・ルート・リプライ・メッセージに含んだ形で 返すことも可能 ※コマンド実行時のオプションによる トレース・ルート・リプライ・メッセージもPCFメッセージ アクティビティ・レポート単位の出力も可能 ※コマンド実行時のオプションによる 生成されたレポートをユーザーが読める形にフォーマットし、標準出力するオプションあり ③経路トラッキングのためのPCFメッセージを独自に生成し送信 dspmqrte より実メッセージに近い属性をもったトレース・ルート・メッセージを生成可能 生成されたアクティビティ・レポートの解析はユーザーが行う必要がある 82 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> dspmqrte コマンド 経路トレース用コマンド アクティビティ・レポートを出力させるための トレース・ルート・メッセージを送信 アクティビティ・レポートを時系列にまとめ、トレース・ルート・リプライ・メッセージとして出力 経路情報の取得が容易 実行例の環境 QMGR1から、QMGR2上のLQへメッセージをPUTする場合 アクティビティ① アプリケーションがメッ セージをPUT QMGR2 QMGR1 MCA QMGR2 トレース・ルート・ リプライ・メッセージ QMGR1 MCA QM2.LQ MCA ReplyToQueue MCA トレース・ルート・ メッセージ LQ アクティビティ③ MCAがあて先に メッセージをPUT アクティビティ② MCAがメッセージをあ て先に送信 メッセージの経路 トレース・ルート・リプライ・メッセージの経路 Copyright ISE Co,.Ltd 83 <2章:共通> dspmqrte実行例 実行例(一部抜粋: dspmqrteのアクテビティ・レポート部分) dspmqrte dspmqrte–q –qQMGR2.LQ QMGR2.LQ–m –mQMGR1 QMGR1–rq –rqReplyToQueue ReplyToQueue–ac –ac–ar –ar–ro –rodiscard discard–v –vallall Activity: ApplName: 'dspmqrte ' アクティビティを行ったアプリケーション名 ApplType: AIX ActivityDesc: 'WebSphere MQ Display Route Application Operation: OperationType: Put OperationDate: '20050523' OperationTime: '01450708' dspmqrteが行った処理 Message: MsgLength: 180 MQMD: StrucId: 'MD ' Version: 1 Report: DiscardMsg | PassDiscardAndExpiry | Activity MsgType: Datagram Expiry: 600 Feedback: None Encoding: X'111' CodedCharSetId: Embedded Format: 'MQADMIN ' Priority: AsQDef Persistence: NotPersistent MsgId: X'414D51204D414E4151202020202020204291359B20000B02' CorrelId: X'414D51204D414E4151202020202020204291359B20000B03' 84 BackoutCount: 0 ReplyToQ: 'ReplyToQueue ' ReplyToQMgr: ' ' UserIdentifier: 'manaka ' AccountingToken: X'033230390000000000000000000000000000000000000000000000000 0000006' ApplIdentityData: ' ' ApplType: AIX ApplName: 'dspmqrte ' PutDate: '20050523' PutTime: '01450708' ApplOriginData: ' ' QMgrName: 'QMGR1 ' QName: 'QMGR2.LQ ' 解決されたキュー名(XMITQ) ResolvedQName: 'QMGR2 ' RemoteQName: 'LQ ' 解決されたリモート・キュー名 RemoteQMgrName: 'QMGR2 ' TraceRoute: RouteDetail: High RecordedActivities: 1 UnrecordedActivities: 0 DiscontinuityCount: 0 MaxActivities: Unlimited RouteAccumulation: None RouteForwarding: IfSupported RouteDelivery: No 解決されたリモート・キュー・ マネージャー名 記録されたアクティビティ数 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> <参考>dspmqrteのオプション 必須パラメーター 表示オプション -q : トレース・ルート・メッセージをPUTするキュー -ac : アクティビティ・レポートをトレース・ルート・メッセージに累積 → アクティビティ・レポートを時系列に並べてリプライを受け取る -ar : トレース・ルート・リプライ・メッセージの生成 オプション -f : トレース・ルート・メッセージのforwardオプション -c : dspmqrte をクライアント接続で使用 -l : トレース・ルート・メッセージの永続性 -m: トレース・ルート・メッセージをPUTするキュー・マネージャー -o : -qで指定したキューをMQOO_BIND_NOT_FIXEDでオープン -i: トレース・ルート・リプライ・メッセージをCorrelId指定で受信 -p : トレース・ルート・メッセージのプライオリティ -qm: あて先キュー・マネージャー名 -ro: トレース・ルート・メッセージのレポート・オプション 表示オプション情報 -b : トレース・ルート・リプライ・メッセージのブラウズ -rq : トレース・ルート・リプライ・メッセージの応答先キュー -v : トレース・ルート・リプライ・メッセージの画面表示レベル -rqm :トレース・ルート・リプライ・メッセージの応答先キュー・マネージャー -w : dspmqrteの待機時間 -s : 生成を許可するアクティビティ・レポート数 -t : アクティビティ・レポートの情報の詳細レベル -xp : トレース・ルート・メッセージの有効期限 -xs : トレース・ルート・メッセージの残り有効期限のレポート -n : トレース・ルート・メッセージにアクティビティ・レポートを含めない 85 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> トレース・ルート・リプライ・メッセージの出力設定 以下の2つを設定 アクティビティ・レポート生成用: キュー・マネージャーの ACTIVREC の設定 ALTER ALTERQMGR QMGRACTIVREC( ACTIVREC(MSG MSG| |QUEUE QUEUE| |DISABLED DISABLED) ) MSG QUEUE DISABLED アクティビティ・レポートを ReplyToQueue に返す アクティビティ・レポートを SYSTEM.ADMIN.ACTIVITY.QUEUE に返す アクティビティ・レポートを生成しない トレース・ルート・リプライ・メッセージ生成用: キュー・マネージャーの ROUTEREC の設 定 ALTER QUEUE| |DISABLED DISABLED) ) ALTERQMGR QMGRROUTEREC( ROUTEREC(MSG MSG| |QUEUE MSG QUEUE DISABLED トレース・ルート・リプライ・メッセージを ReplyToQueue に返す トレース・ルート・リプライ・メッセージを SYSTEM.ADMIN.ACTIVITY.QUEUE に返す トレース・ルート・リプライ・メッセージを生成しない 86 Copyright ISE Co,.Ltd <2章:共通> アクティビティ・レポート生成上の考慮点 テスト・フェーズや問題発生時に、問題の切り分けなどを行う目的でのみ使用する アプリケーションでこのレポート・オプション指定した場合は、すべてのメッセージに対してアク ティビティ・レポートを生成 レポート生成の負荷がかかり、システムへの影響が考えられる トレース・ルート・メッセージは、あて先キューから確実に消えるように設定する dspmqrteの場合は、トレース・ルート・メッセージを discard や expiry などのオプションを 指定する 独自にトレース・ルート・メッセージを作成する場合も、discard や expiry などで、削除さ れるように明示的に設定 Copyright ISE Co,.Ltd 87 <2章:共通> <参考>アクティビティ・レポート アクティビティ・レポートから、取得可能な情報 アクティビティ 処理 トレース・ルート情報 アクティビティを行ったアプリケーション名 処理のタイプ 詳細レベル アクティビティを行ったアプリケーションのタイプ 処理の日付 記録されたアクティビティ数 アクティビティの説明 処理の時間 記録されなかったアクティビティ数 メッセージ長 生成できなかったアクティビティ・レポート数 MQMD 最大アクティビティ数 組み込みMQMD ルートのアキュミュレーション キュー・マネージャー名 ルート・メッセージのフォワード キューのsharingグループ名 ルート・メッセージのデリバリーオプション キュー名 解決されたキュー名 あて先のキュー名 あて先のキュー・マネージャー名 フィードバック チャネル名 チャネルのタイプ 伝送キュー名 88 Copyright ISE Co,.Ltd