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MQ Java システム構成 ISE Web & Transaction System 2003年7月

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MQ Java システム構成 ISE Web & Transaction System 2003年7月
< MQ Java システム構成 >
MQ Javaシステム構成
ISE Web & Transaction System
2003年7月
1
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
トピック
キュー・マネージャーとの接続
WAS環境で可能なMQ構成
構成方法
MQオブジェクト作成
JMS使用のための構成方法
MQクライアント接続のための設定方法
その他
MQ/Javaによる2フェーズ・コミット(2PC)サポート
„
„
MQ/Javaによる2PC利用が可能な構成
2PC利用のための設定方法
MDB使用時の追加設定
2
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
キュー・マネージャーとの接続
ローカル接続
キュー・マネージャーとIPCリソース(共有メモリ、セマフォ)を使用して接続
„
„
アプリケーションとキュー・マネージャーは同一マシン上での稼動が必要
エージェント・プロセスを介してキュー・マネージャーと接続
MQサーバー・マシン
キュー・マネージャー
MQ
アプリケーション
エージェント
IPC
クライアント接続
(amqzlaa0)
IPC
ネットワーク経由でキュー・マネージャーと接続
„
„
„
アプリケーションはキュー・マネージャーと別のマシン上で稼動することも可能
アプリケーションはネットワーク経由でサーバー接続チャネルと接続
サーバー接続チャネルがキュー・マネージャーとローカル接続
アプリケーションからのMQIコールを実行し、実行結果をアプリケーションに返却
MQクライアント・マシン
MQサーバー・マシン
キュー・マネージャー
MQ
アプリケーション
サーバー接続チャネル
TCP/IPなど
エージェント
IPC
(amqzlaa0)
IPC
Base JavaとJMSは、いずれもローカル接続/クライアント接続ともに可能
3
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WAS環境で可能なMQ構成
WebSphere MQを使用
WASアプリケーションはローカルのキュー・マネージャーに接続(構成①)
バックエンドのキュー・マネージャーとの接続はMQチャネル接続
WASの付属製品ではないので別途MQのライセンス購入/導入が必要(WASエンタープライズ版は除く)
„
„
JMS/Base Javaともに使用可能
既存バックエンド・マシン
WASマシン
WAS
キュー・マネージャー
キュー・マネージャー
アプリケーション
MQチャネル
WAS V5の組み込みMQを使用
WASアプリケーションはローカルの組み込みMQに接続(構成②)
„
„
組み込みMQは外部のマシンとのMQ接続は不可
別のキュー・マネージャーとの接続は不可
他マシンからのMQクライアント接続は不可
組み込みMQはWASの付属製品のためMQのライセンスを購入しなくてよい
ただし、JMSプロバイダー以外の用途で使用してはならない
JMSのみ使用可能
WASマシン
WAS
アプリケーション 組み込みMQ アプリケーション
4
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WAS環境で可能なMQ構成(続き)
MQクライアント接続の場合
WASアプリケーションからリモートのキュー・マネージャーに接続(構成③)
„
バックエンドのキュー・マネージャーと直接接続
JMS/Base Javaともに使用可能
既存バックエンド
WASマシン
キュー・マネージャー
WAS
アプリケーション
MQIチャネル
5
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
各MQ構成で必要な作業
構成①(MQローカル接続)の場合
キュー・マネージャー、キュー、チャネルの作成が必要
通常のMQオブジェクトの作成方法と同様
„
MQSCコマンドを使用してMQオブジェクトを定義する必要がある
JMSの場合は、さらにWAS管理コンソール上でJMS管理オブジェクト(キュー接続ファクトリー、
キュー宛先など)の作成が必要
構成②(組み込みMQ)の場合
キュー・マネージャーは自動作成される
JMS管理オブジェクト/MQキューはいずれもWAS管理コンソール上で作成
構成③(MQクライアント接続)の場合
Base Java使用時
„
アプリケーション上でクライアント接続のための設定を記述
キュー・マネージャー名、チャネル名、CCSID、IPアドレス、ポート番号の指定
JMS使用時
„
JNDIネーミングスペース上のQCF(キュー接続ファクトリー)、Q(キュー宛先)などに登録
キュー・マネージャー名、接続タイプ、ホスト名、チャネル名、キュー名、…
(参考) WAS が無い環境でJMSを使用する場合は、MQ提供コマンドでMQオブジェクト/JMS管理オブジェクトの作成が必要
6
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
MQオブジェクト作成方法
(構成①の作業)
7
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
MQオブジェクトの作成
MQのコマンドでMQオブジェクト定義を行う
キュー・マネージャーの作成:crtmqm
キュー定義の作成:MQSCコマンドのDEFINE QLOCALコマンド、・・・
(例)以下のMQオブジェクト定義をする場合
C:¥>crtmqm TESTQM
WebSphere MQ キュー・マネージャーが作成されました。
TESTQM のデフォルト・オブジェクトを作成または置換しています。
デフォルト・オブジェクトの統計 : 作成 31、置換 0、失敗 0
設定を完了中です。
設定が完了しました。
アプリケーション
PUT
MQ
ローカル・キュー:
TESTLQ
キュー・マネージャーTESTQMの作成
定義方法
キューTESTLQの作成
キュー・マネージャー:TESTQM
C:¥>runmqsc TESTQM
5724-B41 (C) Copyright IBM Corp. 1994, 2002. ALL RIGHTS RESERVED.
キュー・マネージャー TESTQM に対して MQSC を始動中です。
DEFINE QLOCAL(TESTLQ)
1 : DEFINE QLOCAL(TESTLQ)
AMQ8006: WebSphere MQ キューが作成されました。
8
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQによる他システムとの接続例
<ノート>
必要なMQオブジェクト
キュー
„
„
„
ローカル・キュー
リモート・キュー
トランスミッション・キュー
チャネル
„
双方向にメッセージを流す場合は2組のチャネルが必要
送信チャネルと受信チャネルのペアでチャネル名は揃なければ接続できない
チャネル・リスナー
アプリケーション アプリケーション
GET
PUT
アプリケーション アプリケーション
GET
PUT
<リモート・システム>
<ローカル・システム>
リモート・キュー:
RQ2
MQ
MCA
(送信チャネル)
トランスミッション・キュー: QM2
MQ
チャネル (QM1.TO.QM2)
MCA
チャネル・
(受信チャネル) リスナー
宛先ローカル・
キュー:LQ1
MCA
チャネル・
(受信チャネル
)
リモート・
リスナー
チャネル (QM2.TO.QM1)
MCA
(送信チャネル)
宛先ローカル・
キュー:LQ2
リモート・キュー:
RQ1
トランスミッション・キュー: QM1
キュー・マネージャー: QM1
キュー・マネージャー: QM2
IPアドレス(ポート番号):9.170.10.1(1414)
IPアドレス(ポート番号) :9.170.10.2(1414)
9
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQによる他システムとの接続例(続き)
<ローカル・システム側のMQSCコマンド例>
<ノート>
<リモート・システム側のMQSCコマンド例>
*** リモート・キュー定義
DEFINE QREMOTE(RQ2)
+ ..... リモート・キュー名
RNAME(LQ2)
+ ..... リモート側でのローカル・キュー名
RQMNAME(QM2)
+ ..... リモートのキュー・マネージャー名
XMITQ(QM2)
..... トランスミッション・キュー名
*** トランスミッション・キュー定義
DEFINE QLOCAL(QM2)
+ ..... トランスミッション・キュー名
USAGE(XMITQ)
..... トランスミッション・キュー
*** センダー・チャネル定義
DEFINE CHANNEL(QM1.TO.QM2) + ..... Senderチャネル名
CHLTYPE(SDR)
+ ..... チャネル・タイプの選択
CONNAME(‘9.170.10.2(1414)’) + ..... 宛先のホスト名orIPアドレス(ポート番号)
XMITQ(QM2)
..... トランスミッション・キュー名
*** ローカル・キュー定義
DEFINE QLOCAL(LQ1)
..... ローカル・キュー名
*** レシーバー・チャネル定義
DEFINE CHANNEL(QM2.TO.QM1) + ..... Receiverチャネル名
CHLTYPE(RCVR)
..... チャネル・タイプの選択
10
*** ローカル・キュー定義
DEFINE QLOCAL(LQ2)
..... ローカル・キュー名
*** レシーバー・チャネル定義
DEFINE CHANNEL(QM1.TO.QM2) + ..... Receiverチャネル名
CHLTYPE(RCVR)
..... チャネル・タイプの選択
*** リモート・キュー定義
DEFINE QREMOTE(RQ1)
+ ..... リモート・キュー名
RNAME(LQ1)
+ ..... リモート側でのローカル・キュー名
RQMNAME(QM1)
+ ..... リモートのキュー・マネージャー名
XMITQ(QM1)
..... トランスミッション・キュー名
*** トランスミッション・キュー定義
DEFINE QLOCAL(QM1)
+ ..... トランスミッション・キュー名
USAGE(XMITQ)
..... トランスミッション・キュー
*** センダー・チャネル定義
DEFINE CHANNEL(QM2.TO.QM1) + ..... Senderチャネル名
CHLTYPE(SDR)
+ ..... チャネル・タイプの選択
CONNAME(‘9.170.10.1(1414)’) + ..... 宛先のホスト名orIPアドレス(ポート番号)
XMITQ(QM1)
..... トランスミッション・キュー名
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
JMS使用のための構成方法
(構成①・構成②・構成③の作業)
11
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
JMS管理オブジェクトの作成
WAS管理コンソールからJNDIネーム・スペースへの登録
アプリケーションでのlookup時に使用するための前提作業
キュー接続ファクトリーとキュー宛先の作成が必要
(Pub/Subモデルの場合には、Topic接続ファクトリー、Topicキュー宛先が必要)
„
J2EEのリソース参照をWSADで設定してDD(ディプロイメント・ディスクリプタ)の中に作成
組み込みMQを使用している場合
キュー宛先のJNDI登録に対応したキューの作成が必要
<キュー接続ファクトリー/キュー宛先とアプリケーションの紐付け>
JMSアプリケーション
・・・・・・・・・・・・・・・
QueueConnectionFactory qcf = ・・・lookup(qcfname1);
・・・・・・・・・・・・・・・
Queue queue = ・・・lookup(qname1);
・・・・・・・・・・・・・・・
取得
ディプロイメント・ディスクリプタ(DD)
内のリソース参照
qcfname1→jms/QCF1
qname1→jms/LQ1
JNDIネームスペース
コネクション・ファクトリー
jms/QCF1→QM1
宛先
jms/LQ1→LQ1
接続
MQ
登録
Qmgr名:QM1
キュー名:LQ1
WAS管理コンソール
MDB利用時はリスナー・ポートの作成も必要
12
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WAS管理コンソールの画面
<WAS V5の管理コンソールの画面>
キューの定義
(組み込みMQ)
リスナー・ポートの作成
JMS管理オブジェクトの作成
(組み込みMQ)
JMS管理オブジェクトの作成
(WebSphere MQ)
13
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQがプロバイダーのとき
キュー接続ファクトリーの作成
WAS管理コンソールのナビゲーション・ペインから「リソース」→「WebSphere JMS MQ
Provider」を選択
追加プロパティーから「WebSphere MQ キュー接続ファクトリー」を選択し、作成
次のページへ
14
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQがプロバイダーのとき(続き)
キュー・マネージャーは別途MQコマンドで作成
JNDI名を指定
キュー接続ファクトリーの名前を指定
WebSphere 管理ドメインにある JMS 接続ファクトリー内で固有で
なければいけない
キュー・マネージャ名を指定
(指定したキュー・マネージャーは、
別途、定義を作成すること)
15
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQがプロバイダーのとき(続き)
<ノート>
キュー接続ファクトリーの属性値
設定属性
必須
項目
説明
有効範囲
○
構成されているキュー接続ファクトリーの有効範囲(セル/ノード/サーバー)。この値は構成ファイルの構成ロケーションを示す
名前
○
キュー接続ファクトリーの表示名
JNDI名
○
キュー接続ファクトリーのJNDI名
説明
キュー接続ファクトリーについての説明
カテゴリー
リソースを分類またはグループ化するのに使用できるカテゴリー・ストリング
コンポーネント管理認証エイリアス
JMS MQプロバイダーへの接続の際に使用するエイリアスにおいて、リソース認証の型が「アプリケーション」である場合に
エイリアス名を指定
コンテナー管理認証エイリアス
JMS MQプロバイダーへの接続の際に使用するエイリアスにおいて、リソース認証の型が「コンテナー」である場合にエイリ
アス名を指定
キュー・マネージャー
WebSphere MQキュー・マネージャー名を指定します。キュー接続ファクトリーにより作成された接続は、ここで指定した
キュー・マネージャーに接続
ホスト
△
ポート
(クライアント接続の場合のみ)WebSphere MQキュー・マネージャーが稼動するホスト名を指定
(クライアント接続の場合のみ)このキューが定義されるWebSphere MQキュー・マネージャーへの接続にしようされる
TCP/IPポート番号を指定(デフォルト:1414)
チャネル
△
(クライアント接続の場合のみ)WebSphere MQキュー・マネージャーへの接続に使用されるチャネルの名前
トランスポート・タイプ
△
ローカル接続の場合は「BINDINGS」、クライアント接続の場合には「CLIENT」を指定
モデル・キュー定義
要求されたキューがまだ存在していない場合に、キュー・マネージャーが一時キューの作成のために使用するモデル・
キュー定義の名前
クライアントID
WebSphere MQキュー・マネージャーへの接続にしようされるJMSクライアントIDを指定
CCSID
WebSphere MQキュー・マネージャーで使用されるCCSIDを指定
メッセージ保存
メッセージ・セレクターを使用している時、メッセージ・セレクターの選別条件に合わないメッセージ(どのリスナーにも処理
されないメッセージ)がキューに入った際の挙動を決めます。ここにチェックが入っている場合は、処理されないメッセージは
キューに残されます。チェックが入っていない場合には、処理されないメッセージは後処理オプションに応じて処理されるよ
うになります
XA使用可能
このキュー接続ファクトリーが、XAトランザクションに使用されるか、非XAトランザクションのためのものかを指定
16
△:クライアント接続時の追加必須項目
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQがプロバイダーのとき(続き)
キュー宛先の作成
ナビゲーション・ペインから「リソース」→「WebSphere JMS MQ Provider」を選択
追加プロパティーから「WebSphere MQ キュー宛先」を選択し、作成
次のページへ
17
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQがプロバイダーのとき(続き)
キューは別途MQコマンドで作成する必要がある
JNDI名を指定
キュー宛先の名前を指定
キュー名を指定
(指定したキューは、
別途、定義を作成すること)
18
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
WebSphere MQがプロバイダーのとき(続き)
<ノート>
キュー宛先の属性値
設定属性
必須
項目
説明
有効範囲
○
構成されているキュー接続ファクトリーの有効範囲(セル/ノード/サーバー) 。この値は構成ファイルの構成ロケーションを示す
名前
○
キュー宛先の表示名
JNDI名
○
キュー宛先のJNDI名
説明
キュー宛先についての説明
カテゴリー
リソースを分類またはグループ化するのに使用できるカテゴリー・ストリング
パーシステンス
このキュー宛先に送信されたメッセージがすべて永続(=PERSISTENT)か、非永続(=NON PERSISTENT)か、またはアプリケーショ
ンによって定義されるか(=APPLICATION DEFINED)を選択
優先順位
この宛先に送信されたメッセージの優先順位が、アプリケーションによって定義されるか(=APPLICATION DEFINED)、「指定された
優先順位」プロパティ(後述)によって定義されるか(=SPECIFIED)を指定
指定された優先順位
「優先順位」プロパティの値が「SPECIFIED」の場合、このキュー宛先に入るメッセージの優先順位(0 - 9)を指定します。優先順
位は0が一番低く、9が一番高くなります
有効期限
このキュー宛先に送信されたメッセージの有効期限がアプリケーションによって定義されるか(=APPLICATION DEFINED)、無期限
か(=UNLIMITED)、「指定された有効期限」プロパティ(後述)によって記述されるか(=SPECIFIED)を選択
指定された有効期限
「有効期限」プロパティの値が「SPECIFIED」の場合、このキュー宛先に送信されたメッセージが期限切れになるまでの時間(ミリ秒
単位)を指定
基本キュー名
○
基本キュー・マネージャー名プロパティーによって指定されたキュー・マネージャー上にある、メッセージが送信されるキューの名前
基本キュー・マネージャー名
メッセージが送信される WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前
CCSID
WebSphere MQ キュー・マネージャーで使用されるCCSID
ネイティブ・エンコード
使用可能になっている場合、ネイティブ・エンコードが使用されます。使用不可の場合、整数、小数、および浮動点の設定が使用
される
整数エンコード
ネイティブ・エンコードが使用可能になっていない場合は、整数エンコードが通常(=通常)かまたは予約済み(=リバース)かを選択
少数エンコード
ネイティブ・エンコードが使用可能になっていない場合は、小数エンコードが通常(=通常) かまたは予約済み(=リバース)かを選択
浮動小数点エンコード
ネイティブ・エンコードが使用可能になっていない場合は、浮動小数点エンコードのタイプ(IEEENormal/IEEEReversed/S390)を選
択
ターゲット・クライアント
受信アプリケーションが JMS 互換(=JMS) か、または一般的な WebSphere MQ アプリケーション(=MQ)かを選択
19
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQ
自動的にキュー・マネージャーやMQオブジェクトが作成される
MQキューの属性値はMQのデフォルト値でない
WAS管理コンソールからキューの作成可能
キューの追加/削除は管理コンソール上のみで可能(WASの再始動後に反映)
組み込みMQはリモートMQへのキュー・マネージャー間接続をサポートしない
WAS上のキュー・マネージャーとバックエンドのキュー・マネージャーを接続する必要がある
場合は、WebSphere MQを利用
組み込みMQはJMSプロバイダーとして使用する以外の目的に使用してはいけない
SSLはサポートしない
バックエンド
WAS
Application
Server
組み込みMQ
のキュー・
マネージャー
キュー・
マネージャー
MQ
MQ
アプリケーション
アプリケーション
MQ/Java
アプリケーション
DB
DB
20
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQの導入直後の構成
導入ディレクトリは通常のWMQと同じ
AIX:/usr/mqm
Windows:自由に指定可能
MQ管理は原則として管理コンソール上で行う
MQ管理コマンド(strmqm,runmqsc,…)はある
„
MQオブジェクト定義の細やかな変更はrunmqscコマンドにて実施
Windows版MQのGUI(MQエクスプローラ,MQサービス)は用意されていない
Windows版ではサンプル・プログラム(amqsput,amqsget,…)も用意されている
チャネルは作成できない(デフォルトのチャネル定義はない)
<組み込みMQのキューマネージャー設定値>
設定値
キュー・マネージャー名(QMNAME)
WAS_beckham_server1 (*)
デッド・レター・キュー(DEADQ)
SYSTEM.DEAD.LETTER.QUEUE
CCSID(CCSID)
819
最大メッセージ長(MAXMSGL)
104857600
ログサイズ(LogFilePages)
2MB(512page)
1次ログ(LogPrimaryFiles)
3
2次ログ(LogSecondaryFiles)
60
(*)ノード名がbeckhamでサーバー名がserver1の場合のキュー・マネージャー名
Copyright ISE Co., Ltd.
21
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQの導入直後の構成(定義名)
<ノート>
MQオブジェクト定義名
以下の表は組み込みMQを導入したときに自動的に作成されるオブジェクト
定義名
システム・キュー
JMSキュー
定義名
SYSTEM.ADMIN.COMMAND.QUEUE
SYSTEM.CHANNEL.INITQ
SYSTEM.CLUSTER.COMMAND.QUEUE
SYSTEM.CLUSTER.REPOSITORY.QUEUE
SYSTEM.CLUSTER.TRANSMIT.QUEUE
SYSTEM.DEAD.LETTER.QUEUE
SYSTEM.DEFAULT.ALIAS.QUEUE
SYSTEM.DEFAULT.LOCAL.QUEUE
SYSTEM.DEFAULT.MODEL.QUEUE
SYSTEM.DEFAULT.REMOTE.QUEUE
SYSTEM.MQSC.REPLY.QUEUE
SYSTEM.PENDING.DATA.QUEUE
WAS.BROKER.EXECUTIONGROUP.REPLY
WAS.PCF.REPLY
SYSTEM.JMS.ADMIN.QUEUE
SYSTEM.JMS.D.CC.SUBSCRIBER.QUEUE
SYSTEM.JMS.D.SUBSCRIBER.QUEUE
SYSTEM.JMS.MODEL.QUEUE
SYSTEM.JMS.ND.CC.SUBSCRIBER.QUEUE
SYSTEM.JMS.ND.SUBSCRIBER.QUEUE
SYSTEM.JMS.PS.STATUS.QUEUE
SYSTEM.JMS.REPORT.QUEUE
ブローカー用
Pub/Subキュー
SYSTEM.BROKER.ADMIN.QUEUE
SYSTEM.BROKER.CLIENTS.DATA
SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE
SYSTEM.BROKER.DEFAULT.STREAM
SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.QUEUE
SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.REPLY
SYSTEM.BROKER.INTERBROKER.MODEL.QUEUE
SYSTEM.BROKER.INTERBROKER.QUEUE
SYSTEM.BROKER.MODEL.QUEUE
SYSTEM.BROKER.SUBSCRIPTIONS.DATA
その他のキュー
(ユーザー・キュー)
WQ_PlantsByWebSphereQ
WQ_Sample.JMS.Q1
WQ_Sample.JMS.Q2
定義名
22
プロセス
SYSTEM.DEFAULT.PROCESS
Namelist
SYSTEM.DEFAULT.NAMELIST
チャネル
WAS.JMS.SVRCONN
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQの導入直後の構成(キューの属性値)
<ノート>
キュー定義の設定値
導入時に自動的に作成されるキューの属性値(デフォルト値以外のもの)
MQシステ
ム・キュー
ブローカー用Pub/Subキュー定義
(SYSTEM.BROKER.*)
JMSキュー定義
(SYSTEM.JMS.*)
WAS用シ
ステム・
キュー定
義
(WAS.*)
ユーザー・キュー
定義
(WQ_*)
MAXMSGL
4190304
104857600
4190304
4190304
4190304
BOQNAME
ブランク
ブランク
ブランク
ブランク
SYSTEM.DEA
D.LETTER.QU
EUE
MAXDEPTH
5000
5000
100000
(SYSTEM.JMS.D.*.SUBSCRIBER.QUEUE)
5000
(SYSTEM.JMS.ADMIN.QUEUE
SYSTEM.JMS.MODEL.QUEUE
SYSTEM.JMS.PS.STATUS.QUEUE
SYSTEM.JMS.REPORT.QUEUE)
5000
64000
BOTHRESH
0
3
(SYSTEM.BROKER.CLIENTS.DATA
SYSTEM.BROKER.CONTROL.QUEUE
SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.QUEUE
SYSTEM.BROKER.INTERBROKER.MODEL.QUEUE
SYSTEM.BROKER.INTERBROKER.QUEUE
SYSTEM.BROKER.SUBSCRIPTIONS.DATA)
0
(SYSTEM.BROKER.ADMIN.QUEUE
SYSTEM.BROKER.DEFAULT.STREAM
SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.REPLY
SYSTEM.BROKER..MODEL.QUEUE)
0
0
5
23
‘*’(アスタリスク)はワイルドカードを示します
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQがプロバイダーのとき
JMS管理オブジェクトの作成
キュー接続ファクトリーの作成
„
„
ナビゲーション・ペインから「リソース」→「WebSphere JMS Provider」を選択
追加プロパティーから「WebSphere キュー接続ファクトリー」を選択し、作成
キュー宛先の作成
„
„
ナビゲーション・ペインから「リソース」→「WebSphere JMS Provider」を選択
追加プロパティーから「WebSphere キュー宛先」を選択し、作成
MQオブジェクトの作成はWAS管理コンソール上で行う
MQSCコマンドは使用しない
<キュー宛先の設定フォーマット>
<キュー接続ファクトリーの設定フォーマット>
ここに設定する値と同じ名前のキュー名を
追加作成すること
作成方法は次の項目参照
リソース参照も別途作成する必要がある
キュー・マネージャ
名が固定名のため
指定は不要
別途キュー名の指
定は不要
24
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQがプロバイダーのとき(続き)
<ノート>
キュー接続ファクトリーの属性値
設定属性
説明
必須
項目
有効範囲
○
構成されているキュー接続ファクトリーの有効範囲(セル/ノード/サーバー) 。この値は構成ファイルの構成ロケーションを示す
名前
○
キュー接続ファクトリーの表示名
JNDI名
○
キュー接続ファクトリーのJNDI名
説明
キュー接続ファクトリーについての説明
カテゴリー
キュー接続ファクトリーを分類またはグループ化するのに使用できるカテゴリー・ストリング
ノード
JMS サーバーがこの接続ファクトリーのために実行される管理ノードの WebSphere ノード名。このファクトリーによって作成される接続は、そ
の JMS サーバーに接続
コンポーネント管
理認証エイリアス
JMS MQプロバイダーへの接続の際に使用するエイリアスにおいて、リソース認証の型が「アプリケーション」である場合にエイリアス名を指定
コンテナー管理
認証エイリアス
JMS MQプロバイダーへの接続の際に使用するエイリアスにおいて、リソース認証の型が「コンテナー」である場合にエイリアス名を指定
XA使用可能
このキュー接続ファクトリーが、XAトランザクションに使用されるか、非XAトランザクションのためのものかを指定
25
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQがプロバイダーのとき(続き)
<ノート>
キュー宛先の属性値
設定属性
説明
必須項目
有効範囲
○
構成されているキュー接続ファクトリーの有効範囲(セル/ノード/サーバー) 。この値は構成ファイルの構成ロケーションを示す
名前
○
キュー宛先の表示名
JNDI名
○
キュー宛先のJNDI名
説明
キュー宛先についての説明
カテゴリー
リソースを分類またはグループ化するのに使用できるカテゴリー・ストリング
パーシスタンス
このキュー宛先に送信されたメッセージがすべて永続(=PERSISTENT)か、非永続(=NON PERSISTENT)か、またはアプリケーションに
よって定義されるか(=APPLICATION DEFINED)を選択
優先順位
この宛先に送信されたメッセージの優先順位が、アプリケーションによって定義されるか(=APPLICATION DEFINED)、「指定された優先
順位」プロパティ(後述)によって定義されるか(=SPECIFIED)を指定
指定された優
先順位
「優先順位」プロパティの値が「SPECIFIED」の場合、このキュー宛先に入るメッセージの優先順位(0 - 9)を指定します。優先順位は0
が一番低く、9が一番高くなります。
有効期限
このキュー宛先に送信されたメッセージの有効期限がアプリケーションによって定義されるか(=APPLICATION DEFINED)、無期限か
(=UNLIMITED)、「指定された有効期限」プロパティ(後述)によって記述されるか(=SPECIFIED)を選択
指定された有
効期限
「有効期限」プロパティの値が「SPECIFIED」の場合、このキュー宛先に送信されたメッセージが期限切れになるまでの時間(ミリ秒単位)
を指定
26
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQがプロバイダーのとき(続き)
キューの作成方法
ナビゲーション・ペインから「サーバー」→「アプリケーション・サーバー」を選択
「server1」→「サーバー・コンポーネント」→「JMSサーバー」を選択し、「キュー名」のリスト
に追加
「アプリケーション・サーバー」
を選択する
次のページへ
27
Copyright ISE Co., Ltd.
< MQ Java システム構成 >
組み込みMQがプロバイダーのとき(続き)
前のページの続き
ここにキュー名(ABC)を追加適
用してから、WASを再起動すれ
ば、キュー(WQ_ABC)が作成さ
れる。
MQSCコマンドで
確認してみると
WQ_ABCが作成されている
DISPLAY Q(WQ*)
1 : DISPLAY Q(WQ*)
AMQ8409: キューの内容を表示します。
QUEUE(WQ_ABC)
AMQ8409: キューの内容を表示します。
QUEUE(WQ_PlantsByWebSphereQ)
AMQ8409: キューの内容を表示します。
QUEUE(WQ_Sample.JMS.Q1)
AMQ8409: キューの内容を表示します。
QUEUE(WQ_Sample.JMS.Q2)
28
TYPE(QLOCAL)
TYPE(QLOCAL)
TYPE(QLOCAL)
TYPE(QLOCAL)
Copyright ISE Co., Ltd.
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