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v6.0 マイグレーション WebSphere Message Brokers

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v6.0 マイグレーション WebSphere Message Brokers
WebSphere Message Brokers v6.0
マイグレーション
ISE エンタープライズ・ミドルウェア
2005年11月21日
目次
製品履歴と移行パス
移行シナリオ:ケース1 開発物のみ移行
移行シナリオ:ケース2 共存環境を利用した移行
参考資料
2
製品履歴と移行パス
3
製品の履歴
製品履歴
製品名
出荷日
サポート終了
MQSI V1.1
1999
2001/01/31
MQSI V2.0
2000/03
2001/12/31
MQSI V2.0.1
2000/08
2001/12/31
MQSI V2.0.2
2001/06
2003/12/31
WebSphere MQ Integrator V2.1
2001/12
2006/09/30
WebSphere Business Integration Message Broker V5.0
2003/07
未定
WebSphere Message Broker V6.0
2005/09
未定
移行パス
WMB V6への移行が可能なバージョン・リリースはWMQI V2.1およびWBI-MB V5のみ
MQSI V2.0
WMQI
V2.1
MQSI V2.0.1
MQSI V2.0.2
WBI MB
V5.0
4
WMB
V6.0
移行前提のFixPack
前提FixPack:
開発物(メッセージ・セット、メッ
セージ・フロー)の移行
V6ブローカードメインでの共存
最新PTF情報
(2005/11/18現在)
WMQI V2.1
CSD2以上+IY45459 or
CSD6(IY45459含む)
CSD4
FixPack9
WMQI Broker V2.1
CSD2以上+IY45459
CSD6(IY45459含む)
CSD6
FixPack9
WMQ Event
Broker V2.1
制限なし
記述なし
FixPack1
WBI Message
Broker V5
FixPack4
FixPack4
FixPack6
WBI MB
with RF V5
FixPack4
FixPack4
FixPack6
WBI Event Broker
V5
FixPack4
FixPack4
FixPack6
5
前提主要製品のサポート状況(IBM 主要HW環境-2005/11/18現在)
稼動
サーバー
WMB V6
WBI-MB
V5
WMQI
V2.1
OS
DB2
MQ
必須バージョン
(最低)
サポート状況
必須バージョン
(最低)
サポート状況
必須バージョン
(最低)
サポート状況
pSeries
AIX V5.2
有
V8.2
有
V5.3+FP1
有
xSeries
Windows
2003
有
V8.2
有
V5.3+FP1
有
zSeries
z/OS V1.5
有
V7.1
有
V5.3.1
有
pSeries
AIX V5.1
2006/04/01
終了予定
V7.2+FP9
終了
V5.3+CSD4
サポート有り
xSeries
Windows 2000
終了
(Microsoft様)
V7.2+FP9
終了
V5.3+CSD4
サポート有り
zSeries
z/OS V1.3
終了
(2005/03/31)
V7.1
サポート有り
V5.3.0
V5.3.0終了
(2005/10)
pSeries
AIX V4.3.3
終了
(2003/12/31)
V7.1
終了
(2004/09)
V5.2
V5.2終了
(2003/12)
xSeries
Windows NT
終了
(Microsoft様)
V7.1
終了
V5.2.1
V5.2.1終了
zSeries
OS/390
V2R8
終了
V6.1
終了
V5.2
V5.2終了
(2004/04)
上記以外のOSおよびDB2以外のDB SW詳細の必須PTFレベルは以下のURLを参照:
http://www-306.ibm.com/software/integration/wbimessagebroker/requirements/
6
WMB V6製品構成
メッセージ・ブローカー
ツール・キット
リポジトリ
(オプション)
ブローカー・ドメイン
構成
マネージャー
ユーザー・ネーム
サーバー
(オプション)
開発環境
実行環境
アプリケーション
ブローカー
アプリケーション
実行グループ
アプリケーション
アプリケーション
7
製品稼動プラットフォーム
WMQI V2.1
WBI-MB V5
WMB V6
ツール・キット
(V2.1ではコントロール・センター)
Windows
Windows
Windows,
Linux(Intel)
構成マネージャー
Windows
Windows
Windows,
AIX, Linux(Intel,z/Series),
z/OS,
HP-UX(PA_RISC),
SUN-Solaris(SPARC)
ブローカー
Windows, AIX, z/OS,
HP-UX(*),
Sun-Solaris(*)
Windows,
AIX, Linux(Intel,z/Series),
z/OS,
HP-UX(PA_RISC),
Sun-Solaris(SPARC)
Windows,
AIX, Linux(Intel,z/Series),
z/OS,
HP-UX(PA_RISC),
Sun-Solaris(SPARC)
ユーザー・ネームサーバー
(オプショナル)
Windows, AIX, z/OS,
HP-UX(*),
Sun-Solaris(*)
Windows,
AIX, Linux(Intel,z/Series),
z/OS,
HP-UX(PA_RISC),
Sun-Solaris(SPARC)
Windows,
AIX, Linux(Intel,z/Series),
z/OS,
HP-UX(PA_RISC),
Sun-Solaris(SPARC)
各OSの稼動前提バージョン詳細については以下にて確認:
http://www-306.ibm.com/software/integration/websphere/mqplatforms/supported.html
8
WMB V6における主な製品構成の変更
旧バージョンとの共存
WMQI V2.1もしくはWBI MB V5と同一OSに導入可能
„ V2.1とV5は共存不可
コマンド類は各バージョンに対応したライブラリーの利用が必要
構成マネージャー
V6より稼動プラット・フォームがブローカーと同等に拡張
„ V5まではWindowsプラット・フォームのみ
構成マネージャー名が任意に指定可能
„ V5まではコンポーネント名は“CONFIGMGR”に固定
構成情報の保管先が内部DBに変更
„ V5まではDB2UDBが必須
ACL情報を保持
ツール・キット
V6よりLinux(Intel)環境も追加
„ V5まではWindowsプラット・フォームのみ
V5よりEclipse環境に変更
„ V2.1で提供されていた共通リポジトリーはオプションに変更
9
稼動環境の変更
実行ディレクトリーの変更
ブローカー実行ディレクトリーの変更
外部スクリプト等にて特定ファイルを操作している場合は対応が必要(例:ロックファイル)
ディレクトリー構造(例:AIX)
WMB V6 /var/mqsi
(参考)WBI-MB V5
Broker Resources
brokers
brokers
Profiles
config
config
Component Details
components
-
Error Files
common/errors
errors
Shared Library Files
common/lib
lib
common/lib64
-
Resource Locks
common/locks
locks
Trace Files
common/log
log
ODBC Files
odbc
odbc
Registry Information
registry
registry
User XML File Resources
XML
xmlt
User style sheet Resources
XSL
xmlt
10
共存環境
コマンド実行環境の切り替え
コマンドによる操作は各コンポーネントのバージョンに対応したライブラリーの利用が必要
V2.1/V5とV6が共存する環境においては、次の方法で対応
各プラット・フォームでの対応
Windows:V6専用のコマンド・コンソールを提供
„ コマンド・コンソール内で環境情報を設定
Unix系:
„ 製品提供のmqsiprofileを利用
各バージョンに対応したユーザーIDを準備することを推奨
11
移行方法(ケース1)
ケース1:別環境に新規構築の場合:
開発物(メッセージ・フロー、メッセージ・セット)のみ移行
„ V2.1:mqsimigratemsgflowおよびmqsimigratemsgsetコマンドを利用
„ V5:ワーク・スペース(メッセージ・フロー、メッセージ・セット)の引継ぎが可能
マッピング定義のみを移行
⇒Mappingの定義移行:mqsimigratemfmapsコマンド
MQ接続構成、アプリケーションのポーティングは別途必要
旧バージョン環境(V2.1/V5)
新バージョン環境(V6)
開発物
ツール・キット
構成
マネージャー
開発環境
ツール・キット
メッセージ・セット
ユーザー・
ネーム
サーバー
メッセージ・フロー
実行環境
構成
マネージャー
開発環境
ユーザー・
ネーム
サーバー
実行環境
ブローカー
ブローカー
アプリケーション
V6に移行
-V2.1:メッセージセット、フロー
-5:マップ
アプリケーションのポーティング、接続構成の変更
12
アプリケーション
移行方法(ケース2)
ケース2:共存環境を利用して順次移行
移行
„ WMB
V6は、WMQI V2.1もしくはWBI-MB V5と同一環境に導入可能
„ mqsimigratecomponentsコマンドを利用して稼働環境を移行
各コンポーネントの移行順序:
„ WBI-MB
V5からは順序制約なし
„ WMQI V2.1からは、同一ブローカ・ドメイン内での共存制約より、順序制約あり
既存のブローカー(V2.1,V5)も混在可能
注意事項
„ 開発物の移行はケース1と同様に必要
„ 前提SW(DB2,MQ)のバージョン・アップ必要性の確認
旧ツール・キット
V6ツール・キット
ワークスペースの引継ぎ(V5)
開発物の移行(V2.1)
開発環境
旧構成
マネージャー
(V2.1/V5)
V6ユーザー・
ネーム
サーバー
V6構成
マネージャー
旧ユーザー・ネーム
サーバー(v2.1/V5)
実行環境
旧ブローカー
(V2.1/V5)
V6ブローカー
アプリケーション
mqsimigratecomponents
コマンド
13
移行関連コマンド
追加コマンド
コマンド
目的
備考
mqsimigratemfmaps
V5 Mapping定義からの移行
mqsimigratecomponents
V2.1,V5コンポーネントからの移行
mqsibackupconfigmgr
構成マネージャーデータのバックアップ
移行ケース2で利用(後述)
mqsirestoreconfigmgr
構成マネージャーデータのリストア
移行ケース2で利用(後述)
コマンド
目的
変更点
mqsicreateconfigmgr
構成マネージャーの作成
-構成マネージャー実行環境の拡張
-構成DBの内部データ化
コマンド
目的
変更点
mqsimigratemsgflows
メッセージ・フローの移行
V2.1環境より移行の際使用
mqsimigratemsgsets
メッセージ・セットの移行
V2.1環境より移行の際使用
コマンド
目的
備考
mqsimigratetables
構成マネージャー、ブローカーDBの移行
V6ではmqsimigratecomponentsコマン
ドに変更
変更のあったコマンド
以前からのコマンド
WMB V6で廃止になったコマンド
14
移行シナリオ:ケース1
開発物のみ移行
15
移行シナリオ(ケース1:開発物のみ:V2.1より)
V2.1よりV6への移行
WMB V6稼動環境を別途準備
メッセージ・セットの変換:
„ V2.1稼動環境より”mqsiimpexpmsgset”コマンドを用いてMRMデータベースよりエクスポート
„ V6稼動環境にて”mqsimigratemsgsets”コマンドを用いてV6形式に変換
メッセージ・フローの変換:
„ V2.1コントロール・センターよりエクスポート
„ V6稼動環境にて”mqsimigratemsgflows”コマンドを用いてV6形式に変換
V6ツールキットへのインポート
V6ブローカーへのデプロイ
WMQI V2.1環境
WMB V6環境
メッセージ・セット(V2.1)
V2.1
コントロール
センター
メッセージ・セット(V6.0)
mqsiimpexpmsgset
インポート
V6.0
ツールキット
センター
MQSIMIGRATEMSGSETS
メッセージ・フロー(V2.1)
V2.1
構成マネージャー
エクスポート
メッセージ・フロー(V6.0)
MQSIMIGRATEMSGFLOWS
V2.1
ブローカー
V6.0
構成マネージャー
デプロイ
V6.0
ブローカー
16
メッセージ・フロー移行(V2.1からV6)
メッセージ・フロー移行実行例:
C:¥WMQIV2exp2¥Lab4Flow>mqsimigratemsgflows -data Lab4Flow -p Lab4Flow -d ¥WMQIV2
exp2¥lab4flow -rm -log log¥migfl.txt
エクスポート・ファイル C:¥WMQIV2exp2¥lab4flow¥Lab4Flow.xml を移行中です。
メッセージ・フロー Lab4Flow を移行中です。
移行がエラーなしで完了しました。
インポートされた内容について詳しくは、レポート・ファイル C:¥WMQIV2exp2¥Lab4Flow¥log¥migfl.txt を参照してください。
ワークベンチをオープンする際に、プロジェクトをリフレッシュおよび再構築する必要があります。
C:¥WMQIV2exp2¥Lab4Flow>type log¥migfl.txt
================================================================================
エクスポート・ファイル C:¥WMQIV2exp2¥lab4flow¥Lab4Flow.xml を移行中です。
-------------------------------------------------メッセージ・フロー Lab4Flow を移行中です。
================================================================================
移行がエラーなしで完了しました。
17
メッセージ・セットの移行(V2.1からV6)
メッセージ・セットの移行例:
C:¥WMQIV2exp2¥msgset>mqsimigratemsgsets -data Lab4msg -d c:¥wmqiv2exp2¥msgset
エクスポート・ファイル c:¥wmqiv2exp2¥msgset¥lab4In.mrp を移行中です。
エクスポート・ファイル c:¥wmqiv2exp2¥msgset¥lab4out.mrp を移行中です。
BIP0130I コマンドが完了しました。
何がインポートされたかについて詳しくは、レポート・ファイルを参照してください。
mqsimigratemsgsets.report.txt
パラメーター -d (directory) は "c:¥wmqiv2exp2¥msgset" です。
エクスポート・ファイル c:¥wmqiv2exp2¥msgset¥lab4In.mrp を移行中です。
BIP0169W 凍結というメッセージ・セット状況はサポートされていません。無視します。
ワークスペース・ファイル /Lab4In/Lab4In/messageSet.mset を書き込み中です。
ワークスペース・ファイル /Lab4In/Lab4In/Lab4In.mxsd を書き込み中です。
このメッセージ・セットの処理経過時間: 5.158 秒
このメッセージ・セット用の警告数: 1
このメッセージ・セット用に作成されたオブジェクト数: 9
(中略)
処理されたエクスポート・ファイル数: 2
18
移行シナリオ(ケース1:開発物のみ:V5.0/V5.1より)
V5よりV6への移行
WMB V6稼動環境を別途準備
メッセージ・セットのエクスポートメッセージ・フローの変換:
„ V5稼働環境よりエクスポート
„ マッピング・ノードが存在するフローをV6稼動環境にて”mqsimigratemfmaps”コマンドを用いてV6形式
に変換
V6ツールキットへのインポート
V6ブローカーへのデプロイ
メッセージ・セット、メッセージ・フローはV6ツール・キットにインポート後V6形式で保存される
„ V5ツールキットとは開発物の共用は不可
WBI-MB V5環境
WMB V6環境
メッセージ・セット(V5)
V5
ツール・キット
V5
構成マネージャー
ワーク・スペースを
移行
インポート
V6.0
構成マネージャー
メッセージ・フロー(V5)
メッセージ・フロー(V5)
V5
ブローカー
V6マップ
V5マップ
ファイル
MQSIMIGRATEMFMAPS
ファイル
(.msgmap)
(.mfmap)
19
V6.0
ツールキット
デプロイ
V6.0
ブローカー
mqsimigratemfmapsコマンド
V5マップファイル(.mfmap)よりV6マップファイル(.msgmap)を生成
„プロジェクト情報が必要
„実行例
C:¥Documents and Settings¥mqadmin>mqsimigratemfmaps -p map -data c:¥WBIMB¥eclipse¥workspace -log log.txt -o
ワークスペース・プロジェクトを移行中: map
マップ・ファイルを移行中: mapfl.mfmap
以下の統計で移行が完了しました。
影響を受けたプロジェクト: 1 中 1
影響を受けたファイル:
1 中 1
エラー: 0、警告: 0、情報: 0
詳細については、レポート・ファイル C:¥Documents and Settings¥mqadmin¥log.txt を参照してください。
ワークベンチを再始動したら、すべてのワークスペース・プロジェクトを最新表示して、再ビルドしてください。
====================================================================================================
ワークスペース・プロジェクトを移行中: map
---------------------------------------------------------------------マップ・ファイルを移行中: mapfl.mfmap
====================================================================================================
以下の統計で移行が完了しました。
影響を受けたプロジェクト: 1 中 1
20
影響を受けたファイル:1 中 1 エラー: 0、警告: 0、情報: 0
Mapping移行時の考慮点
V6への移行時の制限
実装変更に伴い、機能に非互換が発生
„ 繰り返し参照等の手続き型による記述が非互換
非互換マッピングが存在する場合、mqsimigratemfmapsコマンド実行時にエラー
対応方法:
„ ESQLによる手続き型処理への変更:
例: V5 Mapping例
ESQL対応
src_msg.e[1]+src_msg.e[2]
CREATE FUNCTION
BEGIN
RETURN src_msg.e[1]+src_msg.e[2];
END:
„ 例および対応方法が以下を参照
-WebSphere Message Broker V6 Migration : Part2 Refrences -Migrating Message Maps
21
メッセージ・フロー移行考慮点
ノードの変更:
V2.1のノードから移行時に変換されるノード
V2.1でのノード
V6変換後ノード
Compute
Compute
Warehouse
Filter
Filter
DataBase
DataBase
DataDelete
DataInsert
DataUpdate
Extract
MQ Everyplaceからの直接接続廃止
„ TookKitにはMQeInputノード、MQeOutputノードは存在するが、V2.1,V5ブローカーでの利用目的に
限定
„ WMB V6環境ではMQ Qmgrでの接続方式に変更
XML Transformationノード
相対パス指定でのトップディレクトリの変更
„ 「XSLTサポートの拡張」を参照
22
メッセージ・セットの移行時の考慮点
既存メッセージ・セットからの移行時:
XMLメッセージのxsi:typeの解釈の変更
„ 「XMLサポートの拡張
詳細」
CWFの反復カウントは、新しい属性:「最大オカレンス」で置き換え
„ 警告が表示されるので、クイック・フィックスで修正
他、詳細についてはマニュアルWebSphere Message Broker V6 Migration Migration
Notesを参照
23
移行シナリオ:ケース2
共存環境を利用した移行
24
共存環境
WMB V6はWBI MB V5もしくはWMQI V2.1と共存可能
同一OS環境下に導入可能
„WBI
MB V5とWMQI V2.1は相互に排他
同一ブロカー・ドメイン内での共存可能関係
V6 ツール・キット
V6構成マネージャー
V6ブローカー
V6 ネーム・サーバー
V2.1 コントロール・センター
共存不可
共存不可
共存不可
共存不可
V2.1 構成マネージャー
共存不可
NA
共存不可
共存不可
V2.1 ブローカー
共存可能(*1制限有)
共存可能(*1制限有)
共存可能(*1制限有)
共存可能(*1制限有)
V2.1 ネーム・サーバー
NA
共存不可
共存不可
NA
V6 ツール・キット
V6構成マネージャー
V6ブローカー
V6 ネーム・サーバー
V5.0/V5.1ツールキット
共存可(*2制限有)
共存可
共存可
共存可
V5.0 構成マネージャー
共存可
NA
共存可
共存可
V5.0 ブローカー
共存可(*3制限有)
共存可
共存可
共存可
V5.0 ネーム・サーバー
NA
共存可
共存可
NA
„ *1:V2.1の機能に限定
„ *2:ソース・コードの共有不可
„ *3:V5提供機能に限定
25
V2.1よりV6への共存環境を用いての移行シナリオ
WMB V6環境に共存可能なV2.1のコンポーネントはブローカーのみ
移行順序
稼働環境のバックアップ取得
V2.1コントロール・センターよりV6ツール・キットに移行
„
メッセージセット、メッセージフローは”mqsimigratemsgsets”,”mqsimigratemsgflows”コマンドにて移
行
構成マネージャー、ユーザーネームサバーをV2.1よりV6に移行
„
“mqsimigratecomponents”コマンドにて移行
V6ツール・キットにてブローカー・トポロジーを構成
V2.1ブローカーをV6に移行
„
“mqsimigratecomponents”コマンドにて移行
26
V2.1ブローカーの共存について
WMBV6ツールキット環境からのV2.1ブローカーへのデプロイの制限:
利用できないノード
代替ノード
Extract ノード
Compute ノード
Mapping ノード
DataDelete ノード
DataBase ノード
DataInsert ノード
DataUpdate ノード
Warehouse ノード
利用できないノード(V5、V6新機能:代替なし)
HTTPInput,HTTPReply,HTTPRequest,JavaCompute,
JMSInput,JMSOutput,
JMSMQTransform,MQJMSTransform,Maaping,MQGet,Passthrugh,
RealTimeInput,RealTimeOptimizeFlow,
TimoutCntrol, TimeoutNotification
XMLTransformation
27
V2.1ブローカーの共存
ESQL制限:
利用できるESQLに制限あり
„ Manual:Migration:”Conditions
for deploying a message flow to a V2.1 Broker”
Barファイルの制限:
Barファイル作成時に、ESQLはV2.1用のコンパイル・オプションのセットが必要
V2.1としてコンパイル
28
V5よりV6への共存環境を用いての移行シナリオ
V6環境では全ての機能が共存可能
移行順序に制限無し
„ ツールキット、構成マネージャー、ブローカー、ユーザー・ネームサーバーの何れも共存可能
移行手順
開発物(メッセージ・フロー、メッセージ・セット)
„ メッセージセットはそのまま再利用可能
„ メッセージ・フローはマッピング・ノードを除きそのまま利用可能
マッピングファイルは”mqsimigratemfmaps”により移行
„ V6ツール・キットにて保管された開発物はV5ツール・キットでは利用不可
構成マネージャー、ブローカー、ユーザーネームサバーをV6に移行
„ “mqsimigratecomponents”コマンドにて移行
29
構成マネージャーの移行方法
パターン1:既存構成マネージャー稼動環境での移行
WMB V6を導入後mqsimigratecomponentsコマンドにて移行
„ 新規構成マネージャー稼動環境は必然的にWindows
ステップ1.WMB V6導入
マシンA:移行前
WMB
V6
V2.1/V5
構成マネージャー
Windows
マシンA:移行後
WMB V6
構成マネージャー
CM
DB
CM
DB
Windows
ステップ2.misimigaretecomponents
パターン2:新規稼働環境に構成マネージャーを移行
新規環境にDB2UDB(CLIENT)が導入されているケース
„ 新規構成マネージャー稼動環境はWindows以外も可能
ステップ1.WMB V6導入
ステップ2.旧CMDB接続設定
マシンA:移行前
V2.1/V5
構成マネージャー
ステップ3.misicrateconfigmgr
マシンB:新規稼動環境
CM
DB
CM
DB
Windows
WMB V6
構成マネージャー
z/OS,Aix,Windows,Linux,HP-UX,Solaris
30
構成マネージャー移行方法(つづき)
パターン3:新規導入環境にDB2が存在しない場合
パターン1にて一旦V6環境移行後、構成マネージャーをバックアップ・リストアにて移行
„ mqsibackupconfigmgr/mqsirestoreconfigmgrコマンドを利用
ステップ1.WMB V6導入
マシンA:移行後
マシンA:移行前
WMB
V6
Windows
V2.1/V5
構成マネージャー
CM
DB
CM
DB
WMB V6
構成マネージャー
Windows
ステップ2.misimigaretecomponents
4.Backup:mqsibackupconfigmgr
5.Restore:mqsirestoreconfigmgr
ステップ3.WMB V6導入
マシンB:新規稼動環境
CM
DB
WMB V6
構成マネージャー
z/OS,Aix,Windows,Linux,HP-UX,Solaris
31
実行例:
パターン2:別筐体にDB情報を引き継いだ作成例
C:¥Program Files¥IBM¥MQSI¥6.0>mqsicreateconfigmgr WMB6CMMIG -i mqadmin -a xxxxxxxx -q WMB6CM -n WMQICFG -u mqiadmin -p yyyyyyyyy
BIP1223I: Attempting to open and migrate DB2 database 'WMQICFG'...
BIP1228I: The Configuration Manager repository has been successfully created.
移行元の構成マネージャDB名
AMQ8110: WebSphere MQ キュー・マネージャーはすでに存在します。
WebSphere MQ キュー・マネージャーは実行中です。
setmqaut コマンドは正常に完了しました。
setmqaut コマンドは正常に完了しました。
setmqaut コマンドは正常に完了しました。
setmqaut コマンドは正常に完了しました。
setmqaut コマンドは正常に完了しました。
BIP8071I: コマンドが完了しました。
注意点:DB2 V7.2(WMQI V2.1前提)環境からの読み込みはエラー(幕張テスト環境)
„ 事前にDB2をV8.2へ移行し対応
32
ブローカーの移行
WMQI V2.1、WBI-MB V5ブローカーからの移行
事前確認事項
„ Aggregation情報は引き継げないため、処理途中のAggregationが無い事を確認
„ Unix,Linux環境でOracle、Sybaseを利用の場合は、ODBCドライバーの事前更新が必要
=>V5の作業手順には記載されていないが、V2.1の作業手順内にV2.1、V5を含めて記述
ブローカーDBの共用
„ 異なるバージョンのブローカー間でブローカーDBは共用不可
=>対応方法1:ブローカーDBを共用する単位で移行
=>対応方法2:Schemaを分ける
“mqsimigratecomponents”コマンドにて移行
FallBack:
„ V6ブローカーからV5ブローカーにはFallBack可能
=>V2.1は現時点でサポート対象外(GA2で対応予定)
33
ブローカーの移行(実行例)
>mqsimigratecomponents WMB5BRK
> brokermigrate.txt
BIP8849I: キュー・マネージャー ‘WMB5QM’ とデータ・ソース ‘WMB5DB’ を持つブローカー ‘WMB5BRK’ (バージョン 5.0.{5}.{6}) が
マイグレーション用に 指定されました。
BIP8755I: 値 'QueueManagerName' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'DataSourceName' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'DataSourceUserId' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'DataSourcePassword' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'LilPath' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'ConfigurationTimeout' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'ConfigurationDelayTimeout' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'StatisticsMajorInterval' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8762I: レジストリー値が 'HttpListenerPort' から HTTP 値 'port' にコピーされました。'7080' に設定されています。
BIP8755I: 値 'MigrationNeeded' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'MQTrustedQueueManager' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'UserNameServerQueueManagerName' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'PubSubAccessControl' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8762I: レジストリー値が 'HttpListenerTraceLevel' から HTTP 値 'traceLevel' にコピーされました。'none' に設定されています。
BIP8762I: レジストリー値が ‘HttpListenerTraceSize’ から HTTP 値 ‘traceSize’ にコピーされました。‘4194304’ に設定されています。
BIP8755I: 値 'BrokerUUID' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8755I: 値 'AdminAgentPID' が新しいロケーションにコピーされました。
BIP8763I: 値 'QueueManagerName' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'DataSourceName' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'DataSourceUserId' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'DataSourcePassword' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'LilPath' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'ConfigurationTimeout' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'ConfigurationDelayTimeout' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'StatisticsMajorInterval' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'HttpListenerPort' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'MigrationNeeded' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'MQTrustedQueueManager' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'UserNameServerQueueManagerName' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'PubSubAccessControl' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'HttpListenerTraceLevel' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'HttpListenerTraceSize' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'BrokerUUID' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8763I: 値 'AdminAgentPID' が旧ロケーションから削除されました。
BIP8768I: コンポーネント 'WMB5BRK' のレジストリー・マイグレーションが完了しました。
34
ブローカーの移行(実行例:つづき)
BIP8654I: ファイル・システム作成物を ‘C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥MQSI’ から
'C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥MQSI' に移動中です。
BIP8670I: データベース・マイグレーションが開始されました。
BIP8663I: 一時新規テーブルを作成中です。
BIP8664I: 既存テーブルから一時新規テーブルにマイグレーション中です。
BIP8665I: 既存のテーブルを除去中です。
BIP8666I: 新規テーブルを作成中です。
BIP8667I: 一時新規テーブルから新規テーブルにすべての行をコピー中です。
BIP8668I: 一時新規テーブルを除去中です。
BIP8669I: データベース・マイグレーションが正常に行われました。
BIP8785I: コンポーネント 'WMB5BRK' の WebSphere MQ キュー・マイグレーションを開始中です。
BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.REQUEST' が作成されました。
BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.CONTROL' が作成されました。
BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.REPLY' が作成されました。
BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.TIMEOUT' が作成されました。
BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.UNKNOWN' が作成されました。
BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.TIMEOUT.QUEUE' が作成されました。
BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.ADMIN.QUEUE' がクリアされました。
BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.QUEUE' がクリアされました。
BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.REPLY' がクリアされました。
BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.WS.INPUT' がクリアされました。
BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.WS.REPLY' がクリアされました。
BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.WS.ACK' がクリアされました。
BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.IPC.QUEUE' がクリアされました。
BIP8789I: コンポーネント 'WMB5BRK' の WebSphere MQ キュー・マイグレーションが完了しました。
BIP8071I: コマンドが完了しました。
C:¥Program Files¥IBM¥MQSI¥6.0>mqsilist
BIP8099I: Broker: WMB5BRK - WMB5QM
BIP8099I: ConfigMgr: WMB6CMMIG - WMB6CM
35
参考資料
36
Mqsimigratemfmapsコマンド
mqsimigratemfmaps
all
-p project name
-log <logfilepath>
-data workspacepath
-o
WBI-MB V5のマップ定義(.mfmaps)からWMB V6のマップ定義(.msgmap)を作成
Windows,Linux環境にて実行可能
37
mqsicreateconfigmgrコマンドの変更
mqsicreateconfigmgr
configmgrname
-i ServiceUserID
-a ServicePassword
構成マネージャー名の明示指定
*1:WindowsではOptional
-q QueueManagerName
-n db2databaseToMigrate
-u migrationDataBaseUserID
-p migrationDataBasePassword
移行元のデーターベース名を指定
-s UserNameServerQueueManagerName
-w Workpath
*2:Unix,Linux,Windowsのみ
構成マネージャーの作成
構成マネージャーの稼動環境の増加に伴い、z/OS,Windows,Unix環境で実行可能
構成マネージャー名の指定が必要(Windows環境のみDefault値:ConfigMgr)
既存構成マネージャーDBの定義を引き継ぎ作成可能
38
Mqsimigratecomponentsコマンド
mqsimigratecomponents
Component name
| check |
| move
|
| undo
|
-q
| verify |
check:
-c
move:
undo:
-s source version
-1
-2
-3
-t target version
-s source version
-t target version
-s source version
-t target version
-u
verify:
-1
-2
-3
-v
-t target version
既存コンポーネントの移行
移行をステップ順に(1:レジストリー、2:MQ、3:DB)個別に実行することも可能
39
Fly UP