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IBM Integration Bus V9 第 3 章

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IBM Integration Bus V9 第 3 章
IBM Integration Bus V9
第3章 マイグレーション
目次
マイグレーションの考慮点
マイグレーションの流れ
参考情報
2
マイグレーションの考慮点
3
製品履歴
製品の履歴
製品名
出荷日
サポート終了(*)
MQSeries Integrator (MQSI) V1.1
1999
2001/01/31
MQSeries Integrator (MQSI) V2.0
2000/03
2001/12/31
MQSeries Integrator (MQSI) V2.0.1
2000/08
2001/12/31
MQSeries Integrator (MQSI) V2.0.2
2001/06
2003/12/31
WebSphere MQ Integrator (WMQI) V2.1
2001/12
2006/09/30
WebSphere Business Integration Message Broker (WBIMB) V5.0
2003/07
2008/09/30
WebSphere Message Broker (WMB) V6.0
2005/09
2011/04/30
WebSphere Message Broker (WMB) V6.1
2007/11
2013/09/30
WebSphere Message Broker (WMB) V7.0
2009/11
未定
WebSphere Message Broker (WMB) V8.0
2011/12
未定
IBM Integration Bus (IIB) V9.0
2013/06
未定
(*) 2013/09/24 現在
4
移行パス
WMB V6.1、V7.0、V8.0からIIB V9.0へのマイグレーションをサポート
移行元バージョン
説明
WMB V6.1
WMB V6.1.0.3以降
WMB with Rules and Formatter Extention V6.1.0.3以降
WMB V7.0
WMB V7.0.0.5以降
WMB with Rules and Formatter Extention V7.0.0.5以降
WMB V8.0
特定のFixPackは不要
※Windows/Linux (x86) (任意のバージョン) から Windows/Linux (x86-64) へのマイグレーションは不可
ブローカー移行のためのコマンドを提供
mqsimigratecomponentsコマンドでブローカーデータベース(V6.1からの移行)、キュー、
レジストリ情報(V6.1/V7.0/V8.0からの移行)などを移行
-t
オプションで、V7.0/V8.0へのフォールバックも可能
–V6.1に戻す場合にはバックアップからのリストアで対応
64bitのみサポートされるプラットフォームでは、旧バージョンの32bit実行グループは
マイグレーション時に64bitに変換される(V6.1からの移行)
WMB V8
WMB V6.0
WMB V7
IBM Integration Bus
V9
WBIMB V5
WMB V6.1
※直接移行できないバージョンは、
一旦V6.1/V7.0に移行後、IIB V9に移行
5
コンポーネント構成
IIB V9.0のコンポーネント構成
コンポーネント構成はWMB V7.0以降の変更は特になし
製品名称変更に伴う、コンポーネントの名称変更あり
IBM Integration
ツールキット
IBM Integration
Explorer
アプリケーション
統合ノード(ブローカー)
アプリケーション
統合サーバー
(実行グループ)
アプリケーション
アプリケーション
6
<参考>
V7.0での主な製品構成の変更
インストールおよび構成の単純化
構成マネージャー、ユーザー・ネーム・サーバのコンポーネントは除去
ブローカーが直接、ツールキットなどの管理ツールと通信
構成マネージャーが管理していたアクセス制御リスト(ACL)はWMQの機能を使用したセキュリティ定義に
変更
ブローカー・データベースは不要
ローカル・ファイル・システムの内部リポジトリに構成情報を保持
新たにmqsibackupbroker、mqsirestorebrokerコマンドを提供
V7.0ブローカー管理ツールとして、MB Explorerを提供
ツールキットから「ブローカー管理」パースペクティブは除去
–「ブローカー」ビューから管理操作は可能
V7.0でDropされた機能
PubSub機能はWMBからWMQへ移行
現行WMBのPubSub機能をWMQに移行するためのmigmbbrkコマンドを提供
統計情報やモニタリングなどPubSub機能を使用している場合は移行対象
WMQ
Real-time Transportおよび、WMQ Telemetry Transportがサポートされなくなった
–SCADAノード
–RealTimeノード
7
旧バージョンとの共存
IIB V9.0はMQ V7.5.0.1(分散系)、V7.1(z/OS)が前提
前提を満たすようにMQを移行する
MQの複数インストレーション環境構成例
IIB V9.0はWMB V8.0、V7.0との共存が可能
IIB WMB WMB
WMB
V9
V6.1
同一OSに複数バージョンの導入が可能なため、
段階的な移行が可能
バージョンに関わらず、コンポーネント名はマシンでユニークに設定
※ MQの複数インストレーション環境では、
V6.1との同一マシン(LPAR)との共存が可能
V8
V7
MQ V7.5.0.1
MQ V7.0.1.6
OS
インテグレーション・エクスプローラー(V9.0エクスプローラー)は、
単一バージョンのみ導入可能
複数バージョン混在は不可
MQの複数インストレーション環境で複数MQエクスプローラを導入している場合も、混在不可
V9.0エクスプローラーは、下位バージョンのブローカーとの接続が可能
V9.0エクスプローラーとサポートパックIS02(WebSphere Message Broker Explorer
プラグイン)の共存は不可
IS02をインストールしている場合は、V9.0エクスプローラーのインストール前に削除
インテグレーション・ツールキットは、WMBツールキットV7.0/V8.0との共存が可能
下位バージョンのブローカーとの接続は不可
8
旧バージョンとの共存
コマンド実行環境は、コマンド・コンソール/プロファイルでバージョンを区別
Windows環境ではバージョンごとに専用のコマンド・コンソールを提供
UNIX環境は各バージョンでプロファイルを提供
<導入ディレクトリ>/binにmqsiprofileを提供
mqsilistでマシン全体のコンポーネントを表示可能
IIB V9.0コマンド環境で、V8.0ブローカーの
移行前にmqsilistコマンドを実行した結果
-aオプションを指定
–Windows版
C:¥Program Files¥IBM¥MQSI¥9.0.0.0>mqsilist -a
BIP1280I: このマシンにおける IBM Integration Bus ランタイム・インストールの数は
'3' です。
BIP8221I: Broker: MB80BK (バージョン v8.0) - QM_WMB
BIP1284I: キュー・マネージャー 'QM_IIB9' のブローカー 'IB90BRK' が実行中です。
BIP8071I: コマンドが完了しました。
C:¥Program Files¥IBM¥MQSI¥9.0.0.0>
–Linux版
[user1@rhel64 agents]$ mqsilist -a
BIP1280I: このマシンにおける WebSphere Message Broker ランタイム・インストールの数は '3' です。
BIP1285I: キュー・マネージャー 'BK01QM' のブローカー 'BK01' が停止しています。
BIP8071I: コマンドが完了しました。
[user1@rhel64 agents]$ cd /opt/ibm/mqsi
9
BARファイルの互換性
基本的に下位バージョンで作成したBARファイルはIIB V9.0ブローカーにデプロイ可能
V6.1からの移行時の注意点
以下のノードを含むBARファイルは、IIB V9.0では利用不可
Real-timeInput
Real-timeOptimizedFlow
SCADAInput
SCADAOutput
10
マイグレーションの流れ
11
マイグレーションの準備
1. IIB V9.0のインストール・オプションの理解と移行方法の計画
Parallelマイグレーション:既存のブローカーとは別に、IIB V9.0ブローカーを作成
アプリケーション毎の順次移行が可能
In-placeマイグレーション:既存のブローカーをIIB V9にマイグレーション
※IIB V9.0の前提MQバージョン(V7.5.0.1(分散系)、V7.1(z/OS))に注意
2. ツールキット・リソース(開発物)のマイグレーション準備
既存開発物の移行方法を検討
旧バージョンの開発物は、そのままV9.0にマイグレーション可能
開発物のマイグレーションは、マイグレーションプロセスのどのフェーズでも実施可能
IIB V9.0ツールキットで参照・編集すると、IIB V9.0の開発物に自動的にマイグレーション
されるので、タイミングには注意
3. ブローカー・コンポーネントのマイグレーション準備
IIB V9.0の新機能・機能変更を理解
MQのマイグレーションを検討
WMB
WMQ
V6.1のPub/Sub機能はMQのPub/Subに移行
V7.5.0.1(分散系)は複数インストレーションをサポート
–必要に応じて、既存ブローカー・MQ環境との共存を検討
その他のシステム前提条件に対応
12
マイグレーション
1. バックアップの取得
現行環境のシステムバックアップを取得、または以下のリソースをバックアップ
/ mqsireportpropertiesの出力結果 / ツールキットのワークスペース、開発物
V6.1からの移行は、以下の情報もバックアップ:
ODBCファイル
–ブローカーデータベース / 構成マネージャーのリポジトリ情報
2. WMQ の導入・バージョンアップ(V7.5.0.1(分散系)、V7.1(z/OS))
WMQ V7.5.0.1(分散系)は複数インストレーションをサポート
3. ブローカーのマイグレーション(後述)
Parallel マイグレーション
In-Placeマイグレーション
4. オプション:下記を構成している場合は対応
構成マネージャーACLの移行(V6.1からの移行)
MSCS環境
マルチインスタンスブローカー環境
5. ツールキット・開発物のマイグレーション(後述)
参考・詳細:
Infocenter:IBM Integration Bus Version 9.0.0.0 > Migrating >Migration tasks
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wmbhelp/v9r0m0/topic/com.ibm.etools.mft.doc/bh19430_.htm
13
ブローカーのマイグレーション:Parallelマイグレーション
新規構築したIIB V9.0環境に既存環境の開発物を移行するケース
既存環境とは別にIIB V9.0の開発/実行環境を構築
新規IIB V90環境
V6.1環境
V6.1
ツールキット
or
V7.0/V8.0環境
V7.0/V8.0
ツールキット
開発物の移行
V9.0
ツールキット
V6.1
構成マネージャー
V6.1
ブローカー
開発物のデプロイ
V7.0/V8.0
ブローカー
V9.0
ブローカー
1. IIB V9.0のインストール
2. V9.0で提供されたODBCドライバーを使用するようにODBC定義の更新
3. V9.0のコマンド実行環境をセットアップ
• Linux/Unix:V9.0インストールの環境プロファイルmqsiprofileを実行
• Windows:V9.0のコマンド・コンソールを開く
4. mqsicreatebrokerコマンドで新規ブローカーを作成
• 既存環境と同じ筐体に作成する場合は既存とは異なるブローカー名・キュー・マネージャー名とする
5. V9.0のブローカーを起動し、必要な構成を定義
• (既存環境に合わせて)V9のブローカーのプロパティを設定
• (既存環境に合わせて)実行グループの作成
6. V9.0ブローカーへ開発物のデプロイ・稼働確認
7. 下位バージョンコンポ-ネントの削除、アンインストール
14
ブローカーのマイグレーション:In-Placeマイグレーション
既存環境にて、mqsiコマンドを使用してブローカーをマイグレーションするケース
V6.1環境
V6.1
ツールキット
or
V7.0/V8.0環境
新規IIB V9.0環境
V9.0
ツールキット
V6.1
構成マネージャー
V6.1
ブローカー
開発物の移行
V7.0
ツールキット
コマンド移行
V9.0
ブローカー
V7.0
ブローカー
1. 既存ブローカーに接続するチャネルを停止し、既存ブローカーを停止(mqsistop)する
2. V9.0のインストール
3. (V6.1のみ) ブローカーPub/SubアプリケーションをMQーPub/Subアプリケーションに移行する
4. V9.0で提供されたODBCドライバーを使用するようにODBC定義の更新
5. V9.0のコマンド実行環境をセットアップ
• Linux/Unix:V9.0インストールの環境プロファイルmqsiprofileを実行
• Windows:V9.0のコマンド・コンソールを開く
6. mqsimigratecomponentsコマンドを使用して既存ブローカーをマイグレーションする
7. 環境変数をカスタマイズしている場合はIIB V9.0環境に反映
8. mqsistartコマンドでブローカーを開始
15
開発物のマイグレーション
旧バージョンの開発物は、そのままV9.0にマイグレーション可能
ツールキット自身のマイグレーションは不可
開発物の移行方法(以下のいずれかを実施)
旧バージョンのワークスペースを参照してV9.0ツールキットをオープン
–フォールバックに備えて、既存のワークスペースのバックアップは取得しておく
開発リソースをプロジェクト交換ファイルの形で旧バージョンからエクスポートし、V9.0ツールキットに
インポート
旧バージョンの開発物をV9.0ツールキットでオープン・更新すると、自動的にマイグレーションが
行われる
V9.0用に更新された開発リソースを下位バージョンのツールキットで使用することはできない
16
開発物マイグレーション後の注意点
V9.0では、V8.0と同様、開発物はアプリケーションとライブラリーで管理
V7.0までの開発物は「独立リソース」に分類され管理される
メッセージ・フロー・プロジェクトは、インテグレーション・プロジェクトに移行
–インテグレーション・プロジェクトをアプリケーションとライブラリーに再構成することも可能
メッセージセットは、デフォルトでは編集不可
–編集する際には、ツールキットの編集機能を有効化
ウィンドウ→設定→統合開発→メッセージセットで“メッセージ・セット開発のメニューを有効にする”にチェック
メッセージ・マップ
V7.0メッセージ・マップ(.msgmap)は読み取り専用モードでのみ使用可能
マッピングのロジックを改修する場合は、グラフィカル・データ・マップ・ファイル (.map)に変換した
上で修正
追加の操作(もしくは考慮)が必要なケース
ユーザー定義ノードの移行
JMS ノードを含むフローの移行
File ノードを含むフローの移行
?wsdl 照会をサポートするフローの移行
IBM インテグレーションAPIの移行
※詳細はInfoCenterを参照
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/wmbhelp/v9r0m0/topic/com.ibm.etools.mft.doc/bh23520_.htm
17
フォールバック
ブローカーのフォールバック
Parallelマイグレーションの場合、V9.0環境の使用を停止し、既存環境の使用を再開する
In-Placeマイグレーションの場合、mqsimigratecomponentsコマンドの-s, -tオプションを
使用して、下位バージョンへのフォールバックを行う、または、移行前のシステムバックアップを戻す
※V6.1からの移行の場合は、コマンドでの戻しは不可。バックアップを使用すること
mqsimigratecomponents
Broker –s 9.0.0.0 -t 7.0.0.3
–-s: V9.0のインストールレベル(9.0.0.0など)
–-t: フォールバックするバージョンを指定(7.0.0.3 など)
その他のリソース(ODBC定義など)を元に戻す
コマンド実行環境からフォールバック後のブローカーを起動
ツールキット/開発物のフォールバック
バックアップを利用してマイグレーション前の状態に戻す、または旧環境の使用を再開する
18
参考情報
19
ODBC設定の変更
データベース接続定義の更新
V9.0から新規提供されたODBCドライバーを使用するためODBC設定を変更
Windows環境
アドミニストレータ)で設定
ユーザー・データベースにOracleかSybaseを使用する場合、既存のシステム・データソースを削除し、
以下のドライバーを指定して新規データソースを作成
Windowsの管理ツール(ODBCデータソース
DBMS
新規ODBCドライバー
Oracle
IBM Integration Bus DataDirect Technologies 7.0 32-BIT
Oracle Wire Protocol
Sybase
IBM Integration Bus DataDirect Technologies 7.0 32-BIT
Sybase Wire Protocol
20
ODBC設定の変更
Linux/UNIX環境
V8.0以降、データ・ベースへのODBC接続にunixODBC
ドライバー・マネージャーが使用されるよう変更
–unixODBC ドライバー・マネージャーは、ODBCアプリケーションとODBCドライバーのインターフェース
–使用されるODBCドライバーはV7.0から変更なし
マイグレーションの場合でも、IIB
V9.0で新規に提供されるサンプル設定ファイルを基に、
新規設定が必要
IIB
V9.0提供の2つのサンプルODBCファイルを基にODBCファイルを作成
–サンプルodbc.ini: install_dir/ODBC/unixodbc に提供
–サンプルodbcinst.ini : install_dir/ODBC/unixodbc に提供
必要な定義を追加したODBCファイルをODBCINI/ODBCSYSINI環境変数で指定
–odbc.iniをODBCINIで指定
–odbcinst.iniをODBCSYSINIで指定
21
ODBC設定の変更
ブローカー・キューマネージャーのXA設定(スイッチ・ロード・ファイル)の変更
フローにてグローバル・トランザクションを実施する場合且つ、ユーザー・データベースにOracle、
Sybaseを使用する場合以下の対応
※DB2、Informix、SQL Serverの場合は変更の必要なし
Windows環境
MQエクスプローラーにて「XAリソース・マネージャー」の「SwitchFile」設定を以下のように変更
DBMS
旧
新
Oracle
<導入Dir>¥bin¥ukor8dtc22.dll
<導入Dir>¥bin¥ukor8dtc23.dll
<導入Dir>¥bin¥ukora24.dll
<導入Dir>¥bin¥ukora24.dll
Sybase
<導入Dir>¥bin¥ukase22.dll または
<導入Dir>¥bin¥ukase23.dll
<導入Dir>¥bin¥ukase24.dll
<導入Dir>¥bin¥ukase26.dll
Linux/UNIX環境
qm.iniファイルのXAResourceManagerスタンザの「SwitchFile」を以下のように変更
DBMS
旧
新
Oracle
SwitchFile=UKor8dtc22.so
SwitchFile=UKoradtc22.so
SwitchFile=UKor8dtc23.so
SwitchFile=UKoradtc23.so
SwitchFile=UKoradtc24.so
SwitchFile=UKoradtc26.so
Sybase
SwitchFile=UKasedtc22.so
SwitchFile=UKasedtc23.so
SwitchFile=UKasedtc24.so
SwitchFile=UKasedtc26.so
22
不要なサポート・パックの削除
既存環境で以下のサポート・パックを使用している場合は、事前に削除
サポートパックIS02(WebSphere Message Broker Explorerプラグイン)
V9.0エクスプローラと共存不可
削除手順
1.
2.
サポートパックで提供された IS02 zipファイルの解凍先ディレクトリを削除または移動
C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere MQ¥eclipseSDK33¥eclipse¥links¥ディレクトリの
BrokerExplorer.linkファイルを削除
23
ブローカー・マイグレーション コマンド
mqsimigratecomponentsコマンドを利用し、V6.1/V7.0/V8.0のブローカーを
IIBV9.0に移行
旧バージョン(V7.0・V8.0)にフォールバックすることも可能
.-|
>>-mqsimigratecomponents--+-|
+-|
'-|
Move |---.
Check |--+----ComponentName------->
Undo |---+
Verify |-'
>--+-----+-----------------------------------------------------><
'- -q-'
Check
|-- -c --+--------------------+--+--------------------+---------|
'- -s--SourceVersion-' '- -t--TargetVersion-'
Move
.-------------.
V
|
|----+---------+-+--+--------------------+---------------------->
+- -1-----+
'- -s--SourceVersion-'
+- -2-----+
|
(1) |
'- -3-----'
>--+--------------------+---------------------------------------|
'- -t--TargetVersion-'
Undo
.-------------.
V
|
|-- -u----+- -1-----+-+-- -s--SourceVersion--------------------->
+- -2-----+
|
(1) |
'- -3-----'
>-- -t--TargetVersion-------------------------------------------|
Verify
|-- -v--+--------------------+----------------------------------|
'- -t--TargetVersion-'
24
ブローカーの移行:ブローカーの稼動モード
ブローカー/実行グループの稼動モード
プラットフォーム
ブローカーおよび
実行グループ
AIX
64-bit
HP-Itanium
64-bit
Linux on POWER
64-bit
Linux on x86
32-bit
Linux on x86-64
32-bit/64-bit
Linux on System z
64-bit
Solaris on SPARC
64-bit
Solaris on x86-64
64-bit
Windows 32-bit
32-bit
Windows 64-bit
32-bit/64-bit
z/OS
64-bit
64bitのみサポートされるプラットフォームでは、旧バージョンの32bit実行グループは
マイグレーション時に64bitに変換される
25
ブローカーの移行:64bitブローカーへの移行時の注意点
V6.1からの移行時の注意点
AIX, Linux(x86-64), Solaris(SPARC)では、IIB V9.0では64 bitブローカーのみサポート
32bit実行グループは64bitに変換
64bitのライブラリーおよび64bitのODBC構成が必要
既存のC/C++
ユーザー定義ノード、パーサー、および出口が32bitの場合、64bitにリコンパイルが必要
mqsichangebrokerで、リコンパイルされたアプリケーションを設定
mqsichangebroker –l userLilPath -x userExitPath
–
–
userLilPath :1 つ以上の LIL ファイルのパスを指定
userExitPath :1 つ以上のユーザー出口プログラムのパスを指定
全てのプラットフォームで以下のとおり環境変数が変更
以前のバージョン
バージョン9
MQSI_LILPATH64
MQSI_LILPATH
MQSI_LILPATH32
MQSI_USER_EXIT_PATH64
MQSI_USER_EXIT_PATH
MQSI_USER_EXIT_PATH
MQSI_SECURITY_PROVIDER_PATH64
MQSI_SECURITY_PROVIDER_PATH32
MQSI_SECURITY_PROVIDER_PATH
26
構成マネージャーACLの移行(V6.1からの移行)
構成マネージャーで定義したアクセス制御リスト(ACL)をIIBセキュリティ・モデルに移行
ACLの情報はマイグレーションされない
IIB
V9.0のセキュリティ・モデルを新規設計/構成する必要がある
V9.0ではブローカー管理セキュリティーはデフォルトで無効
事前にブローカー管理セキュリティーをアクティブにする
ブローカー管理セキュリティーに移行する際の考慮点
ブローカー・キューマネージャーにサーバー接続チャネル(SYSTEM.BKR.CONFIG)を
作成する必要がある
構成マネージャーとキューマネージャーを共有していた場合、構成マネージャー削除時に
SYSTEM.BKR.CONFIGチャネルも削除される
OSレベルでアクセス・ユーザーを定義する必要がある
ACLのときは、アクセス・ユーザがブローカー稼動マシンのOS上に定義されている必要はなかった
UNIX、Linuxでは、ユーザの一次グループにのみ権限を設定できる
–一次グループ設定が同じユーザは、同じレベルの権限を持つことになる
接続元のマシンを特定したセキュリティ制御はできない
旧バージョンではACLの接続元のマシンを指定することができた
実行グループ名に考慮が必要となるケースがある
下記に該当する場合は実行グループ名の再考が必要
–実行グループ名に日本語など、MQオブジェクトのネーミングルールに準拠しない文字を使用している
–実行グループ名が29文字を超える
これらに該当すると実行グループ単位にキューが構成されず、権限管理が正しく行えない
27
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