WebSphere Business Integration Connect はじめの一歩 IBM Software Group 2003年11月
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WebSphere Business Integration Connect はじめの一歩 IBM Software Group 2003年11月
® IBM Software Group WebSphere Business Integration Connect はじめの一歩 2003年11月 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業部 IBM Software Group | WebSphere software WebSphere Business Integration Connect ハイライト IBM WebSphere Business Integration Connect V4.2.0 および V4.2.1 は、取引先間とのコミュニティー・インテグレー ションを可能にするように設計された製品です。本製品により、有効で運用可能な B2B が使用可能になります。 WebSphere Business Integration Connect には、次のようなオペレーションの特長があります。 取引先のコミュニティーとの接続および統合 供給業者やお客様との対話の改善 内部プロセスの改善によるさらなる価値の創造 使いやすいグラフィカル・インターフェース 取引先によるセルフ登録 取引先定義の管理 IBM WebSphere Business Integration Connect には、次のような機能的特長があります。 RosettaNet、AS2、および XML などの広範囲にわたる業界標準フォーマットのサポート HTTP(S)、FTP、および SMTP などのトランスポートを介した取引先間のプロトコルのサポート Verisign および Thawte のサード・パーティー認証局、SSL サポート、および AS2 完全準拠の場合に必要な否認防止を含む、複数の セキュリティー基準に対するサポート AS2 - An applicability Statement describing how current Internet standards can be used to achieve this functionality for Process-to-Process (real-time) EDI based on MIME and HTTP. Security supported is object signature, and both session and object encryption.(draft-ietf-ediint-as2-xx.txt ) © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software e-ビジネス・オンデマンドに必要なインテグレーションの要素 モデル化 統合 結合 監視 管理 WebSphere Business Integration ビジネス・プロセスをモデル化し、シミュレートする 個々のプロセスを統合する. お客様やビジネス・パートナー様のシステムと結合する エンドツーエンドのビジネス・プロセスを監視する. ビジネスの効率を管理し、プロセスをさらに向上させる © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software ノート e-ビジネス・オンデマンドとは、ビジネス・プロセスをend-to-endで統合するための技術です。お客様の要望、市場のチャン ス、外的な脅威、などのあらゆるものに柔軟かつ迅速に対応する技術です。 ビジネス・プロセスを統合するためには • ビジネス・プロセスのモデル化 • ビジネス・プロセスの結合 • システムの結合 • ビジネス・プロセスの監視 • ビジネス・プロセスの管理 といった機能的に必要と考えられる5つの要件があります。 これらの機能的要件を満たし、ビジネス・プロセスを最善化しようとするのが WebSphere Business Integration ファミリー です。 © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software e-ビジネス・オンデマンドのための WebSphere Business Integration サイクル Model WBIの共通フレームワーク ツール ビジネス・オブジェクト Integrate Manage WebSphere Business Integration Monitor Updated 05/03 • アダプター・フレームワーク • SOA(サービス・オリエンテッド・ アーキテクチャー) • ブラウザー・ベース GUI Connect © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software ノート e-ビジネス・オンデマンドこれを実現するための統合技術には次のような分野があります。 • Process Integration • Application Integration • Information Integration • Portal Integration WebSphere Business Integration (WBI) ファミリーは、トランザクション系のe-ビジネス統合分野であるプロセス統合 (Process Integration)とアプリケーション統合(Application Integration)を実現するための基盤を提供するミドルウェアで す。 WBIファミリーを基盤とすることで、ビジネス・プロセスの統合サイクルを実現することができます。このサイクルはビジネ ス・プロセスの Model(分析) > Integrate(統合) > Connect(結合) > Monitor(監視) > Manage(管理) から成り立ちます。 そして、WBIファミリーはいくつかの共通フレームワークの上に構築されています。 • 共通開発環境となるEclipse • プロセス間データとなる汎用ビジネス・オブジェクト • システム間結合のアダプター・フレームワーク • Web Services実装にもつながるService Oriented Architecture(SOA) • ブラウザー・ベースのGUI などです。 © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software WBI Connect v4.2 Connect WBI Connect WBI Connect Express Express Internet WebSphere WebSphereBusiness Business Integration IntegrationConnect Connect JMS HTTP IBM WebSphere Business Integration Connect V4.2 3つの価値 1. 社内のビジネス・プロセスを取引先やお客様を対象として再 利用することができます。 2. より効率的なB2Bトランザクションによりコスト低減と生産性 向上を実現します。 3. 企業(企業グループ)を統合化されたバリュー・チェーンに組 み込むことができます。 File WebSphere WebSphereBusiness Business Integration Server Integration Server WMQ, Adapters, Web Services, … Application Application Application Application Application Application © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software ノート WebSphere Business Integration Connect は、WebSphere Business Integration の5つの機能要件の中でConnect (結合) の役割を担う製品で、サプライチェーンをはじめとする企業間ビジネス統合のために用意されたB2Bコミュニティ管 理を行なうためのゲートウェイです。 WebSphere Connect は、次の機能を提供します。 • 社内のビジネス・プロセスを取引先やお客様を対象として再利用することができます。 • より効率的なB2Bトランザクションによりコスト低減と生産性向上を実現します。 • 企業(企業グループ)を統合化されたバリュー・チェーンに組み込むことができます。 CIOの立場から考えると • マーケット標準への参加、採用を容易にします。 • ファイアウォールの背後、あるいはファイアウォールをはさんで、ビジネス・プロセスの標準化を行なうことができ ます。 • バリュー・チェーンを変更する要件に迅速に対応することができます。 LOBの立場から考えると • ビジネスからコストを削減できます。 • ビジネス・プロセスをパートナー(取引先)まで拡張することができます。 • 全バリュー・チェーンを通じて視認性(Visibility)が高くなります。 • バリュー・チェーンの管理を改善、自動化することができます。 • 応答時間と情報の流れの改善によってパートナーとの関係を強化することができます。 © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software RosettaNet, EDIFACT, XML, CSVなどに対応 1. パートナー間接続でサポートされているトランスポート・オプション • • • HTTP / HTTPS FTP SMTP 2. ゲートウェイと企業内 EAI インフラストラクチャーの間の通信 • • • HTTP / HTTPS Files System JMS/MQ 3. これらのトランスポート・オプションによる送信でサポートされるデータ・フォーマット • • • • • RosettaNet V1.1、RosettaNet V2.0 X12 および EDIFACT (AS1 と AS2 の両方) カスタム XML 区切り文字付きフラット・ファイル バイナリー・ファイル © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software ノート WBI Connect v4.2は、B2Bのハブとなるゲートウェイです。ハブに接続されるシステムは様々ですが、WBI ConnectExpressという機能を限定した軽いエンジンも提供しています。 企業間接続に使用できるトランスポート・プロトコルは、HTTP/HTTPS, FTP, SMTPです。FTPについては、XMLあるい はBinaryフォーマットをサポートしています。 一方、WBI Connectと社内システムを接続するトランスポート・プロトコルは、HTTP/HTTPS, File, JMS/MQです。アダプ ターによる導入の容易性を考えると、JMSを推奨します。WBI Serverとの間はMQベースのJMSアダプターにて実装する ことができます。 なお、WBI Connect-Expressは社内システムとFileベースのデータの授受が可能です。 これらのトランスポート上で扱うことの出来るデータ・フォーマットは、RosettaNet、EDIINT(AS/1,AS/2)形式のX.12と EDIFACT、ファイルなどです。 RosettaNetやEDIINTの場合は、プロトコルやフォーマットが決まっていますので、その標準に従って相手側のシステムと コミュニケーションが行なわれます。一方、フォーマットの決まらないXMLやBinaryデータの送受信も可能です。 社内バックエンド・システムとのデータのやり取りにおいても、RosettaNet形式データをXML形式のJMSメッセージとして 扱ったり、XML形式、Binary形式をファイルやXMLメッセージの形で扱うことができます。 © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software ソフトウェア・コンポーネント 接続先からのデータは、Receiverコンポーネントによって受信され、Document managerコンポーネン トに渡されます。 Document Manager は、データの種類を判断してバックエンドの WBI Server に配信します (HTTPや MQ) Community Manager Participant WBI Connect Transaction Adapter WBI Server Database Adapter ERP Document Document Manager Manager Source Source Gateway Gateway Internet Receiver Receiver 社内から社外へ Community Manager : ハブの管理者 社外から社内へ Participant : B2Bコミュニティへの参加者 © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software ノート B2Bコミュニティにおいて、WBI Connectは企業間接続のハブになります。B2Bのハブは、コミュニティ・マネージャー (Community Manager)として接続情報のリポジトリーであり、ネットワークを流れるデータを管理・監視することができま す。コミュニティに参加する企業、あるいはそのシステムをParticipantと言います。 Participant から送られるデータ、例えば商品の注文書などはインターネット経由でWBI Connectに届きます。WBI Connectの中でReceiverコンポーネントがこれを受信し、共用のストレージに保管します。 Document Managerコンポー ネントがこのデータの種類を判断してバックエンドのWBI Server (WBI Message Broker, WebSphere Interchange Server)に配信します。現在、このバックエンド・システムへとの連携に使用できるフォーマットはJMS、HTTP、あるいは ファイル(XMLかバイナリー)です。 逆に、バックエンド・システムから得たデータも、同様にWBI Connectに受け渡して社外に送信することができます。また、 WBI Connectはハブとして、あるParticipantから来たデータを別のParticipantにルーティングすることができます。 © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software Console - 管理画面はブラウザー・ベースで、豊富な管理機能を実装しています。 - 接続先の宛先定義や使用するプロトコルなども、GUIにて設定できます。 - ハブ・サーバーでは、コミュニティの運用管理も可能です。 コミュニティ・コンソールLOGIN画面 Participant プロファイル定義画面 © 2003 IBM Corporation IBM Software Group | WebSphere software ノート これはWBI Connectの管理画面です。コミュニティ・コンソールにLOGINすると、そのコミュニティのハブとしての機能設定 と接続先の設定、接続するチャネルの管理、また稼動中の監視・運用など全ての作業を行なうことが出来るようになって います。 Participantプロファイル定義画面では、B2Bコミュニティに参加する企業への接続情報を定義します。 © 2003 IBM Corporation