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さらに広がる MQ (今後の機能強化と新たなビジネス分野のご紹介)

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さらに広がる MQ (今後の機能強化と新たなビジネス分野のご紹介)
日本IBM ソフトウェア事業
WebSphere事業部
さらに広がるMQの世界
(今後の機能強化と新たなビジネス分野のご紹介)
© 2010 IBM Corporation
目次
ƒWebSphere MQのおさらい
–代表的な適用分野
ƒメッセージングの最新動向
–V7機能のおさらい
–製品のロードマップと今後の動向
–MQ関連製品
2
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
WebSphere MQのおさらい
3
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
MQ Familyの歩みと機能概要
ƒアプリケーション統合の進化
第4ステージ
第4ステージ
SOA/ESB
SOA/ESB
メッセージング・バックボーン
メッセージング・バックボーン
第3ステージ
第3ステージ
ビジネス統合
ビジネス統合
第2ステージ
第2ステージ
他システム連携
他システム連携
第1ステージ
第1ステージ
異機種間接続
異機種間接続
93
94
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
WebSphere
WebSphere MQ
MQ
への名称変更
への名称変更
MQSeries発表
MQSeries発表
共用キュー
MQクライアント パフォーマンスUP MQクラスター
MVSムーバー IMSブリッジ CICSブリッジ ARM,RRS 100MB・MSG
MQM/ESA
共用キュー
(Per-MSG)
グループMSG
共用キュー
(100MB・MSG)
機能統一(PCF管理etc.)
グループUOW
2008/4サービス終了
ホスト系
分散系
V1.1.3
V2.0
V1.1.4
V2.2.1
V1.2
V5.0
V2.1
V5.1
V5.2
V5.2
V5.3(.1)
V5.3
2007/9サービス終了
ezBRIDGE
4
パフォーマンスUP
MQクライアント Notes DBコーディネーション
パフォーマンスUP
(NonPer-MSG)
NonPer-MSG Java
グループMSG
MQクラスター
(Per-MSG)
Java
VBサポート
100MB・MSG
SSLチャネル
スレッド化エージェント
2TBキュー
2011/9/26
V6.0
V6.0
05/06
64ビット化(UNIX)
会計&統計レポート
SOAPサポート
IPv6
V7.0 V7.0.1
08/06
Pub/Sub強化
Web2.0対応
新しいMQI
コールバック機能
マルチインスタンスQMGR
© 2010 IBM Corporation
メッセージ・キューイング・モデル
送信側
送信側
アプリケーション
アプリケーション
トランザクション・スコープ
送信側
キューマネージャ
受信側
キューマネージャ
MQPUT
MQPUT
送信側システム
•
受信側
受信側
アプリケーション
アプリケーション
MQGET
MQGET
受信側システム
非同期 / コネクション・レスのシンプルなプログラミング・モデル
9 アプリケーションは通信プロトコル、通信障害に対応するためのエラー・ハンドリングを意識しません
9 アプリケーションの仕事はキューに書き込むところまでです
•
相手の稼動状態に依存しない疎結合な連携が実現可能
9 通信相手のプログラム、システムが稼働していなければ、メッセージをキューに一時保存し、接続相手の復旧を待って再送を行います
9 システム(キュー)間のメッセージの転送はMQが保証します
9 トランザクション・スコープをキューで分離することでシステム変更時の影響を極小化できます
同期的なオンラインの処理にも
適用可能であり、多くの実績があります
5
2011/9/26
プログラム
プログラム
© 2010 IBM Corporation
MQの稼動環境
•
さまざまなプラットフォーム
•
さまざまなプログラミング言語
オープン・スタンダード
IBMのデファクト
Microsoft
.NET (C#)
XMS (C, C++)
自分の持つスキル
を使って開発できる
な!
インダストリー標準
JMS (Java)
MQ Interface
基幹アプリ
RPG, COBOL,…
WebSphere MQ
HP-UX
Windows
zLinux
Solaris
AIX
zOS
OS/400
Linux
NSS OVMS
40以上のプラットフォームをサポート
6
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
バッチのリアルタイム化
ファイル転送によるバッチ処理
アプリケーショ
ン
ファイルシステム
ファイルシステム
アプリケーション
FTP等ファイル転送
システムB
システムA
×リアルタイム性が低いためデータ量が増えるとバッチ時間内に処理が終わらなくなる
×転送失敗時には処理を最初からやり直し
×エラー処理等に作りこみが多く発生し管理が煩雑になる
○手軽で安価
MQによるメッセージング
アプリケーショ
ン
キュー・マネージャーB
キュー・マネージャーA
アプリケーション
メッセージ・チャネル
システムA
システムB
○リアルタイム性が高くデータの発生都度伝送を行えるためデータ量が増えても処理可能
○転送失敗時には電文単位で自動的に再試行される
○通信やデータの完全性に関わる処理をミドルウェアに任せることで開発生産性、保守性が高い
×ソフトウェア費用やMQスキルの習得のコストがかかる
7
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
トランザクション・スコープの分離による応答時間の短縮とスループットの向上
ƒ 大量のデータベース検索、更新処理など
– リアルタイムで応答を必要としない場合
• 要求を受付けた時点でクライアントに応答を返し、後から結果を確認してもらう
– クライアント数、トランザクション数が多い環境で有用
• アプリケーション・サーバーへの同時接続数を抑え、少ないリソースで多数のクライアントにサービス
を提供
– データベースのロック期間を短くできるので、ロック競合の発生を抑えられる
【MQを利用した場合】
アプリケーション・サーバー
処理受付サーブレット
入力パラメータ検査
処理要求を連続して投入し、
結果を後から確認できる
結果確認サーブレット
データベースサーバー
データ処理
データベース検索・更新
(時間のかかる処理)
処理結果の返信
【MQを利用しない場合】
アプリケーション・サーバー
データベースサーバー
処理受付サーブレット
入力パラメータ検査
SQL UPDATE
データベース検索・更新
(重い処理)
処理結果の返信
8
2011/9/26
ロック期間
SQL COMMIT
© 2010 IBM Corporation
メッセージングの適用範囲
ƒ
9
メッセージングは幅広いアプリケーション統合要件に応えます
メッセージング
ファイル転送
RPC
ソケット
(MQ)
(FTP)
(CORBA)
(手作り)
同期/非同期
同期・非同期
非同期
同期
同期
同期・限定的非同
期
大容量データ転送
○
○
×
○
×
リアルタイム性
○
×
○
◎
◎
トランザクション
◎複数スコープ
×
◎単一スコープ
×
×
送達保障
◎
×
○
△
△
順序性
○
×
×
△
△
開発・保守容易性
○
◎
○
×
○
同報配信
○
×
×
◎
◎
2011/9/26
Low Latency
Messaging
© 2010 IBM Corporation
V7/V7.0.1の機能強化
ƒ JMSとの親和性が向上
–APIの追加
–メッセージ・プロパティー
ƒ より広い適用分野
–MQクライアントの低レイテンシー環境対応
–サポート・プラットフォームの拡大
ƒ より短いダウンタイム
–マルチ・インスタンス・キューマネージャー
10
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
MQ V7で追加になったMQI
非同期PUT
MQSUB
MQSUB(…)
サブスクリプションを登録する
MQSUBRQ
MQSUB(…)
サブスクリプションをリクエストする
パブリッシュ/サブスクライブ
ƒ
MQSETMP
13の新API
MQSETMP(…)
メッセージ・プロパティを1つセットする
MQCB
MQCB(…)
キューオブジェクトに対する処理ルーチンの登録
非同期コンシューマー
MQCRTMH
MQCRTMH(…)
MQPMO、MQGMOにわたすMSGハンドルを作成する
MQDLTNH
MQDLTMH(…)
メッセージハンドルを消去する
MQDLTMP
MQDLTMP
メッセージプロパティーを消去する
MQBUFMH
MQBUFMH(…)
バッファーをメッセージハンドルに変換する
2011/9/26
MQCTL
MQCTL(…)
処理ルーチンの制御
MQCB_FUNCTION
MQCB(…)
CICSでのキューオブジェクトに対する処理ルーチンの登録
MQINQMP
MQINQMP(…)
メッセージ・プロパティを1つ読む
メッセージ・プロパティー
11
MQSTAT
MQSTAT(…)
MQCONNまたは前のMQSTATからの非同期PUTの結果を返す
MQMHBUF
MQMHBUF
メッセージハンドルをバッファーに変換する
© 2010 IBM Corporation
V7.0.1機能で追加された機能
ƒ マルチインスタンス・キューマネージャー
– MQのテークオーバー構成を実現する機能
– MQキューマネージャーのデータやログをNAS上に配置
– 従来のPower HA等のHAソフトを利用した構成よりも短時間で引継ぎが可能に
【マルチインスタンス・キューマネージャーによる切り替え】
アクティブ・インスタンス
QM1
本番機
スタンバイ・インスタンス
ネットワーク・
ストレージ
QM1
MQクライアント
スタンバイ機
192.168.10.71
192.168.10.70
192.168.10.72
自動切換え
2011年5月 :MQ/WMBのidle standbyライセンス発表
マルチインスタンス・キューマネージャーの
スタンバイ・インスタンスのライセンス費用が大幅に低減
12
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
メッセージングの最新動向
13
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
ビジネス・ネットワークは成長し続けています – 拡大し続けるスコープとスケール
変化し続けています
成長し続けています
To succeed – to adapt and compete
To survive – to compete and differentiate
To innovate – to deliver more value
To work smarter – more connected
To leverage – new and existing assets
To integrate – more aspects of business
より多くのデータ
イノベーション
より高い性能
法規制
新しい
アプリケーション
サプライヤー
競合他社
経済状況
顧客
戦略
テクノロジー
グローバル化
SOA
Dynamic
Business Network
クラウド
M&A
新市場
新サービス
新しいパートナー
新しいデータ源
14
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
世界は拡大し続けています
scope
80+
platforms
Any
Platform
Today’s
Needs
Any
Device
Any
Environment
Any
Interface
Mobile &
Wireless
Any
Payload
Java &
.NET
Web services
35+
platforms
Common
APIs
Different
platforms
15
2011/9/26
Assured
Delivery
JMS
Millisecond
Latency
Any Quality
of Service
Microsecond
Latency
scale
© 2010 IBM Corporation
MQファミリー製品
WebSphere MQ
オールマイティーなメッセージング基盤
WebSphere Message Broker
アドバンストESB
WebSphere MQ File Transfer Edition
マネージド・ファイル転送
WebSphere MQ Adv. Message Security
より厳格なセキュリティー
WebSphere MQ Telemetry
センサーや組み込み機器
WebSphere MQ Low Latency
超高速、低レイテンシー
16
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
WebSphere Message Broker
あらゆるシステム同士
を接続
サービス同士のマッチングと
ルーティング
異なるデータ形式を
変換
ビジネス・イベント
の配布
異なるプロトコル
同士を変換
サービスの仮想化
サービスの仮想化

ルーティング
ルーティング

プロトコル変換
プロトコル変換

インターフェースの変換
インターフェースの変換
17
2011/9/26
アスペクト志向の接続性
アスペクト志向の接続性

セキュリティー
セキュリティー

運用管理
運用管理

監査証跡
監査証跡…
…
© 2010 IBM Corporation
WebSphere MQ File Transfer Edition
【概要・特長】
WebSphere MQ File Transfer Edition(WMQFTE)はメッセージングの分野で業界標準となっているWebSphere MQにファイル転送
機能を追加した上位製品です。信頼性のあるメッセージングとファイル転送を同一基盤上で実現し、アプリケーション連携基盤の運用
コストを抑えます。また、監査証跡の一元取得、転送の一元管理などファイル転送を効率的に管理・運用するための各種機能が用意
されています。さらにIBMによってグローバル展開されている製品ですので、国を跨るシステム間連携にも安心してご利用いただけま
す。
【実現できる機能】
【期待されるメリット】
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
信頼性のあるファイル転送
ファイル転送指示の集中管理
監査証跡の一元取得
ファイル転送のスケジュール起動
GUI/コマンド/プログラムからの転送指示
Ant機能によるジョブネットの構築
ESB基盤との連携
メッセージングとファイル転送を2つの基盤で実現
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
信頼性のある転送を実現しファイル転送に関わる作りこ
みを大幅に削減できます。
メッセージングとファイルの統合された基盤を実現します。
転送の自動化・一元化により運用コストを削減できます。
監査証跡機能によりファイル転送を可視化します。
転送サービス化によりESBをはじめ、様々なシステムと
ファイル転送を柔軟に組み合わせることができます。
WMQFTEによる統合された連携基盤
+
アプリケーション
メッセージング
ファイル転送
メッセージングとファイルの
統合された転送基盤
ファイル転送の実行、スケジュ
ール、取り消しの一元管理
監査、転送ログを
キュー、DBに一元収集
18
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
WebSphere MQ Advanced Message Security によるEnd to Endの暗号化
アプリ
ケーション
アプリ
ケーション
15
19
サーバー
接続
チャネル
サーバー
接続
チャネル
平成23年9月26日
2011/9/26
WebSphere
MQ
Queue
Manager
WebSphere
MQ
Queue
Manager
送信側 /
受信側
チャネル
送信側 /
受信側
チャネル
WebSphere MQ File Transfer Edition V7.0.3
WebSphere
MQ
アプリ
ケーション
Queue
Manager
WebSphere
MQ
アプリ
ケーション
Queue
Manager
ƒ WMQ では、すでに SSL を
使用したトランスポート・レベルでの
暗号化がサポートされています
ƒ チャネル経由で送信される前に
データは暗号化され、受信時に
復号されます
ƒ WMQ AMS では、ソース・
システムでファイル・データを暗号化
し、宛先システムにファイルが到達して
から復号化させることができます
– こうすることで、暗号化の
コストを削減できます
– キューに格納されている間も
データを保護できます
© 2010 IBM Corporation
WebSphere MQ Telemetry
ƒ センサーや組込み機器に最適化されたメッセージング基盤を提供
ƒ 現場で起きている実際のデータをもとにインテリジェントな判断を可能に
ƒ 遠隔地の人や資産の移動を管理可能に
ƒ主な特徴と機能
¾ 各種装置からの情報をバックオフィスに直接統合
¾ イベント駆動のパブリッシュ・サブスクライブ通信
¾ リソースの限られた機器に最適かされたコンパクトなメッセージング機
能
¾ オープンな仕様に基づくプロトコルを利用
¾ 機器の故障に対応する障害対応機能
¾ 高価で不安定なネットワーク環境での使用に耐えるシンプルなプロトコ
ルと軽量なヘッダ
¾ 組込み機器でもデータのバッファーを可能に
intelligent
instrumented
interconnected
IBM Connectivity
headquarters
20
20
2011/9/26
MQ
logistics
homes
operations
sensors
meters
controllers
stores
offshore
rfid
scada
MQ Telemetry
© 2010 IBM Corporation
WebSphere MQ Low Latency Messaging (MQLLM)による超高速メッセージング
ƒ Setting the Bar for Throughput
9800万
メッセージ/秒(Infiniband と共有メモリー利
High Throughput
10 Gigabit Ethernet
Message Rate
(msgs/sec)
Message size (bytes)
用時)
12
7500万
45
メッセージ/秒(10 Gbイーサ利用時)
ƒ 業界をリードする低レイテンシー
1マイクロ秒
2マイクロ秒
4.5マイクロ秒
75,914,578
25,253,255
120
9,724,107
1200
985,846
12,000
98,225
(共有メモリ利用時)
Low Latency
(InfiniBand利用時)
Network
(10 Gbイーサ*利用時)
システム構成
ƒ
IBM HS22 blades: 2 x Quad core Intel Xeon E5570 2.93GHz 14GB RAM. Linux RHEL 5
update 3 (x86_64 64 bit)
ƒ
Voltaire 40 Gb IB Switch Module / BNT 10Gb Ethernet Switch Module
ƒ
Mellanox ConnectX MT26428 HCAs / Chelsio T320 Dual Port 10GbE Adapter
ƒ
* 10GbE using RoCEE
21
21
2011/9/26
Single hop Average
Message size
(bytes)
Transmission rate
(msgs/sec)
10K
100K
1 GbE Ethernet
120
29 μs
34 μs
10GbE Ethernet*
120
4.5μs
4.5μs
InfiniBand
120
2 μs
3 μs
Shared Memory
120
1 μs
1 μs
© 2010 IBM Corporation
Universal Messaging
Any skills
skills
Any
Any platform
platform
Any
Any QoS
QoS
Any
Any speed
speed
Any
Any network
network
Any
Any data
data
Any
Any delivery
delivery level
level
Any
Any device
device
Any
Universal Messaging
22
2011/9/26
© 2010 IBM Corporation
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