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概説 WMQFTE 目 次 WebSphere

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概説 WMQFTE 目 次 WebSphere
WebSphere MQ File Transfer Edition v7.0
機能と構成ワークショップ
Universal Messaging Backbone
WMQFTE 概説
目 次
ファイル転送の現状と課題
WebSphere MQ File Transfer Edition(WMQFTE)
WMQFTEの特徴
WMQFTEのメリット
トポロジー
機能
エージェントによるファイル転送の仕組み
ファイル転送基本機能
ファイル転送の自動化
ユーザーEXITの組み込み
コマンドによるファイル転送
GUIによるファイル転送
監査、転送ログの収集と集中監視
データの暗号化と改ざん防止
運用、構成の一元管理
前提ハードウェア、OS、ソフトウェア
2
ファイル転送の現状と課題
現状
多くの企業が大量データのバッチ処理をファイル連携で実施している
組織間のデータ移動の主流はファイル渡しとなっている
ガートナーは、ファイル転送製品およびサービ
FTP、自作アプリケーション、各ベンダーの製品をベースに
スの市場は約4.5億ドルであり、毎年21~
実装
26%成長すると予測
部門毎に使用するテクノロジーが異なる
出典:米ガートナー, “Magic Quadrant for
Managed File Transfer,” by L. Frank
Kenney, June 23, 2008
課題
ファイル転送のための異なる製品の管理と保守にコストがかかる
転送の信頼性、セキュリティ、監査性に欠ける(FTP、自作アプリケーション)
1箇所から、リモートからの監視や管理ができない場合が多い
管理されたファイル転送基盤が求められている
管理されたファイル転送基盤が求められている
管理されたファイル転送(Managed File Transfer)とは、
“セキュアで信頼性のある組織間の文書交換”を可能にす
るハードウェア、ソフトウェアのテクノノロジーである
by Wikipedia US
3
WebSphere MQ File Transfer Edition(WMQFTE)
“管理されたファイル転送(Managed File Transfer)”を実現するIBMのソリューション
管理されたファイル転送(Managed File Transfer)とは、
“セキュアで信頼性のある組織間の文書交換”を可能にす
るハードウェア、ソフトウェアのテクノノロジーである
WebSphere MQ familyの新しいソフトウェア製品
by Wikipedia US
WebSphere MQの実証された転送バックボーン上で稼動する、ファイル転送のためのミドル
ウェア
ユニバーサル・メッセージング・バックボーンを構築
トランスポートに求められる処理要件に、すべて対応可能なインフラをめざす
メッセージングによるリアルタイム処理
ファイル転送によるバッチ処理
WebSphere MQ
=
+
アプリケーション
メッセージング
WebSphere MQ File
Transfer Edition
メッセージングと
メッセージングとファイルの
ファイルの
統合された
統合された転送基盤
された転送基盤
ファイル転送
ファイル転送
4
製品情報
WMQFTE v7.0
2008年10月発表、12月出荷
2009年6月6日 v7.0.1が出荷
サポートプラットフォームは、Linux on x86 & z、AIX、Solaris、HP-UX、Windows、z/OS
ライセンス
WMQFTEサーバーエディション
導入済みMQからのトレードアップも可能
WMQFTEクライアントエディション
構成例
WMQFTEが導入されているマシン同士でファイル転送が可能
WMQFTEサーバー
WMQFTEサーバー
WMQFTE
クライアント
MQサーバー
WMQFTE
クライアント
File
MQサーバー
File
File
File
WMQFTEサーバー
MQサーバー
File
MQサーバーFile
WMQFTEサーバー
【1台のMQサーバーをファイル転送ハブとして構成】
【MQサーバー間のネットワークを利用した構成】
5
WMQFTEの特徴
ファイル転送のバックボーンを提供
WebSphere MQネットワークを活用
バックボーンに接続する任意の拠点同士でファイル転送が可能
ファイルの転送元と転送先のシステムは、直接接続されている必要はない
バックボーンで転送元と転送先のネットワーク・パスを設定 (MQチャネル接続)
時間に依存しないファイル転送
WMQFTEによる
による管理
による管理された
管理されたファイル
されたファイル転送
ファイル転送バックボーン
転送バックボーン
転送元のアプリケーションは、ファイル送付時に
送り先が使用可能である必要はない
File
バックボーンがネットワークの切断に対応、
ネットワーク復旧後に自動的に転送を再開する
MQネットワークを活用
A
B
C
D
E
Y
・・・ X
Z
File
信頼できるファイル転送
実績のあるMQを利用
MQチャネルのSSLによる暗号化、認証
FTPベース
ベースの
ベースの転送
File
障害時の自動再転送、リスタート
MQチャネルの自動再接続
未送信部分からの再送
回復後のチェックサムによるファイルの整合性チェック
6
C
Y
B
A
D
E
X
Z
File
WMQFTEのメリット
開発/保守コストの削減、迅速なソリューション作成が可能
コーディング不要で、コマンド/GUIによるファイル転送実行が可能
複数ファイル一括転送、ファイル転送要求のテンプレート化による共有、再利用
ユーザEXITやAntスクリプト(MQFTEv7.0.1から)によるカスタマイズも可能
監査、転送ログの監視
一元管理による運用コストの削減
ファイル
転送要求
バックボーンの集中管理が可能
転送元と転送先の接続情報を1箇所で管理
リモートからファイル転送要求が出せる
監査、転送ログの取得、リモート監視が可能
管理された
管理されたファイル
されたファイル転送
ファイル転送バックボーン
転送バックボーン
A
B
MQのPublish/Subscribe機能を利用
C
D
E ・・・ X
File
Y
Z
File
ファイル転送の自動化
ファイル転送のスケジューリング化
ファイル転送をトリガーとした任意の処理の自動実行
リソースを有効活用
MQチャネルの圧縮機能を利用することで、バックボーン内のデータを圧縮転送
大容量のファイルを自動的に分割して転送し、メモリー、ネットワークの負荷を軽減
既存のMQネットワークを利用可能
7
トポロジー(コンポーネント)
WMQFTEを構成するコンポーネント
FTEエージェント(ローカル/クライアント)
ローカルマシンのファイル送受信を行う、常駐のJavaアプリケーション
FTEエージェント・キュー・マネージャー
FTEエージェントがファイル転送を行うために接続(ローカル/クライント)するキュー・マネージャー
コマンド
ファイル転送の開始/スケジュール/取り消し、FTEコンポーネントの構成/開始/停止など行うコマンド群
コマンド・キュー・マネージャー
FTEコマンド・メッセージを適切なエージェントに送信する
調整キュー・マネージャー
ファイル転送のバックボーンを管理する役割を持つキュー・マネージャー
MQエクスプローラー
ファイル転送管理用GUIをプラグインで提供
File
FTE エージェント
File
FTE エージェント
MQ
エクスプローラー
調整キュー・マネージャー(MQ v7)
FTE
FTE エージェント・
エージェント・
キュー・マネージャー
キュー・マネージャー
(MQ
(MQ v6
v6 // v7)
v7)
コマンド・キュー
コマンド・キュー
・マネージャー
・マネージャー
(MQ
(MQv6
v6/ /v7)
v7)
WebSphere MQベース
ベースの
ベースのファイル転送
ファイル転送バックボーン
転送バックボーン
8
FTE エージェント
File
FTE エージェント
File
コマンド
トポロジー(続き)
構成1:集中型
MQv7の1つのキュー・マネージャーに複数のFTEエージェントがクライアント接続
調整キュー・マネージャー、エージェント・キュー・マネージャー、コマンド・キュー・マネージャーを兼用
FTE クライアント
QMGR1(MQv7)
FTE
エージェント
File
調整キュー・
マネージャー
コマンド実行
エージェント・
キュー・
マネージャー
コマンド・
キュー・
マネージャー
FTEサーバー
MQサーバー
MQクライアント接続
FTE クライアント
MQエクスプ
ローラー
FTE
File
エージェント
MQクライアント接続
凡例
物理的なマシン
キュー・マネージャー
導入SW
構成2:分散型
FTEエージェントはローカルのキュー・マネージャーに接続
キュー・マネージャー間接続のMQネットワークを利用して、ファイル転送を行う
MQチャネルの接続、構成、管理が必要
MQクライアント
接続
QMGR1(MQv7)
QMGR間接続
:MQチャネル
FTEサーバー
MQサーバー
File
コマンド
QMGR2(MQv6/7)
実行
コマンド・
エージェント・
キュー・
キュー・
マネージャー マネージャー
FTE
エージェント
コマンド・
キュー・
マネージャー
調整キュー・
マネージャー
FTEサーバー
MQサーバー
FTEツール
コマンド実行
MQエクスプ
ローラー
FTEサーバー
MQサーバー
QMGR間接続
:MQチャネル
QMGR3(MQv6/7)
エージェント・
キュー・
マネージャー
QMGR間接続:MQチャネル
FTE
エージェント
File
9
エージェントによるファイル転送の仕組み
バックボーン内では、ファイルをMQメッセージに変換して転送
送信側と受信側のエージェントがファイルとMQメッセージの変換、読み書きを行う
送受信するファイルがアクセスできるマシンに、FTEエージェントが稼動している必要がある
FTEエージェント同士が転送バイト数を確認しながら、ファイルとMQメッセージ変換を実行
【送信側と受信側のエージェントが異なるエージェント・キュー・マネージャーの場合】
QMGR1
FTE
エージェント
File
QMGR2
FTE
エージェント
MQチャネル
エージェント・キュー・
マネージャー
ファイルを
ファイルを読んで
MQメッセージ
メッセージに
メッセージに変換
エージェント・キュー・
マネージャー
ファイルはMQメッセージ
として転送
MQメッセージ
メッセージを
メッセージを読んで
ファイルに
ファイルに書き出す
【送信側と受信側のエージェントがエージェント・キュー・マネージャーを共有する場合】
QMGR3
MQクライアント接続
FTE
エージェント
File
MQクライアント接続
FTE
エージェント
宛先エージェント用のキューに
MQメッセージを書き込む
エージェント・キュー・
マネージャー
10
File
File
ファイル転送基本機能
ファイル送信時のオプション
ファイル送信後にソースファイルを削除
同名の宛先ファイルを上書き
ファイル転送の優先度付け :転送メッセージにMQのプライオリティ(0-9)が設定される
データ形式の変換 :バイナリ転送/テキスト転送、ASCII/EBCDIC、CR/LF変換の自動化
複数ファイルの一括転送
転送元
ファイル転送要求のグループ化
FTE
エージェント
GUI、XML文書
ディレクトリ単位での転送
ワイルドカードによるファイルの指定
転送先
FTE
エージェント
GUI、XML文書
‘?’1文字の代替、 ‘*’0以上 の文字の代替
ファイルの分割転送
サイズの大きいファイルは、FTEエージェントが自動的に分割し複数のメッセージ分けて送信する
分割サイズは設定ファイルで指定することも可能
転送元
ファイル転送のキャンセル
転送中、保留中のファイル転送の取り消し
転送先
FTE
エージェント
FTE
エージェント
11
ファイル転送の自動化
スケジュール転送機能
指定した日時にファイル転送を自動的に開始する(1回限りの転送)
例)2009/06/30 3:00にファイルを転送
転送元
一定間隔で繰返しファイルを転送する
スケジュールを登録
単位は、分、時、日、週、月、年
例) 毎週日曜日 3:00にファイル転送を開始
FTE
エージェント
転送要求
繰返し回数、終了日時の設定
時間
エージェントは
スケジュールに従
い転送を開始
ファイル転送開始のためのトリガー設定
ファイル転送要求を出す時に、トリガー条件を指定できる
条件は、ファイルの有無、ファイルのサイズ
例) /work/source.zipが500MBを超えていたら送信する
トリガー条件を
設定
転送元
転送要求
FTE
エージェント
転送前に転送元ファ
イルの有無/ファイル
サイズを確認
12
条件を満たしている
場合、ファイルを転
送開始
高度なファイル転送
リソース・モニター
ディレクトリをポーリングし、ファイルの更新、削除をトリガーにタスクを実行する
例)ファイルが生成されたら任意のエージェントにファイルを転送
一定間隔で繰返しディレクトリをポーリング
エージェント
単位は、秒、分、時、日、週、月、年
例) 毎週日曜日 3:00 にポーリング
モニターを
登録
登録
リソース・モニター起動
リソース・モニター
タスク
タスクの実行
fteコマンドでモニターの登録/削除を行う
リソース・モニターは
条件が揃うとタスク
を呼び出す
fteAnt 機能
Apache Antスクリプトから呼び出し可能なファイル転送などのAnt タスクを提供
Apacheで提供するAntタスクや外部Antタスクとの組み合わせ
リモートのAntスクリプトや実行ファイル、JCLなどのコール
–Apache Antでは、ファイルのコピーや削除、 zip機能、Java アプリケーションの実行などを提供
2. 実行するAntスクリプトを
指定して実行
FTE Ant
実行コマンド
Ant実行要求
1. Antスクリプトを作成
Antタスクの実行
Ant タスク
Ant スクリプト
13
ユーザーEXITの組み込み
ファイル転送時にユーザEXITを呼び出すことが可能
ユーザEXITはJavaで作成し、エージェント毎に呼び出すEXITを設定する
例)ファイル転送終了後にe-mailで通知するなど
EXITが呼び出されるポイント
ソース側ファイル送信前とファイル送信後
ターゲット側のファイル受信前と受信後
転送元
① ソース転送
開始EXIT
ソース転送
終了EXIT
③ファイル転送
送信開始前
送信
⑤
転送先
FTE
エージェント
受信開始前
FTE
エージェント
②
宛先転送
終了EXIT
④
受信
受信終了後
送信終了後
宛先転送
開始EXIT
①⑤の順に処理は実行される
ユーザーEXITに渡されるメタデータ
メタデータは<key>,<value>のペア
転送要求時にメタデータを渡すことにより、ファイル転送毎にEXITの動きを制御できる
環境メタデータ
:エージェントのバージョン
ファイル・メタデータ :ファイル転送のオプションに関する情報など
転送メタデータ
:転送要求時にユーザが指定することが可能
14
コマンドによるファイル転送
コマンドでファイル転送の実行、コンポーネントの構成、運用ができる
リモートからコマンド実行ができる
スクリプトによるファイル転送実行ができる
コマンド一覧
ファイル転
送の開始/
停止
構成
運用
問題判別
コマンド
fteCreateTransfer
fteCancelTransfer
fteDeleteScheduledTransfer
fteSetupCoordination
fteSetupCommands
fteCreateAgent
fteCleanAgent
fteDeleteAgent
fteStartAgent
fteStopAgent
説明
ファイル転送要求の発行
ファイル転送要求の取り消し
ファイル転送スケジュールの取り消し
調整キュー・マネージャーの指定
コマンド・キュー・マネージャーの指定
エージェントの作成
エージェントのクリーンアップ
エージェントの削除
エージェントの開始
エージェントの停止
リモート実行可
○
○
○
-
-
-
-
-
-
○
fteChangeDefaultConfigurationOptions
デフォルトの構成情報の変更
-
fteListScheduledTransfers
fteListAgents
fteShowAgentDetails
fteSetAgentTraceLevel
スケジュールされたファイル転送の表示
エージェントの表示
エージェント詳細情報の表示
トレースレベルの設定
○
○
○
-
15
MQFTE v7.0.1 で追加されたコマンド
コマンド一覧
Antの実行
リソース・モニター
問題判別
コマンド
fteAnt
fteCreateMonitor
fteDeleteMonitor
fteListMonitors
ftePingAgent
説明
Antスクリプトの実行
リソース・モニターの作成
リソース・モニターの取り消し
リソース・モニターの参照
FTEエージェントへのping
リモート実行可
-
○
○
○
○
Remote Tools and Documentation でのみ提供
コマンド
データベースロガー fteStartDatabaseLogger
fteStopDatabaseLogger
説明
16
リモート実行可
-
○
コマンド実行例
ファイル転送要求の実行
FTEエージェントAG1のC:¥From¥File.txtをAG2のC:¥To¥File_backaup.txtへ転送
C:¥>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To –df File_backup.txt C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020208e79234920020002
2009/06/17 17:48に一回ファイル転送を実行して、スケジュールされたことを確認
C:¥>fteCreateTransfer -sa AG1 -da AG2 -dd C:¥To -de overwrite -tb ADMIN -ss 2009-06-17T17:48 C:¥From¥File.txt
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
BFGCL0035I: 転送要求が発行されました。 要求 ID: 414d5120434f514d20202020202020201c38094920009802
C:¥> fteListScheduledTransfers
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
スケジュール ID:
7
ソース・エージェント名:
AG1
ソース・ファイル名:
C:¥From¥File.txt
変換タイプ:
binary
宛先ファイル名:
C:¥To
宛先エージェント名:
AG2
スケジュール開始時刻:
2009-06-17T17:48+0900
MQFTE構成内のエージェントの表示
C:¥>fteListAgents
5655-U80, 5724-R10 Copyright IBM Corp. 2008. ALL RIGHTS RESERVED
エージェント名:
キュー・マネージャー名:
AG1
AGQM1
AG2
AGQM2
17
GUIによるファイル転送
MQエクスプローラーでファイル転送管理/運用が可能
MQエクスプローラーへのPlug-inとして提供
ファイル転送要求の作成
テンプレートに保管、再利用、共有ができる
監査ログの取得、表示
転送進行状況のモニター
進行状況
ソース・エージェント、宛先エージェント、
転送中のファイル、進行状況(%)、
転送速度、開始時刻が表示される
18
転送ログ
ソース・エージェント、宛先エージェント、完
了状態(成功/失敗)、開始時刻、
実行者、ログの更新時刻などが表示される
MQエクスプローラーでの転送設定例
ファイル転送要求の作成
(オプション)スケジュールの設定
(必須)出力元、宛先の設定
新規の転送
・サブディレクトリの転送
・宛先ファイルの上書き
・転送モード(テキスト/バイナリ)
・チェックサム
・転送後のソースファイル削除
(オプション) トリガー条件の設定
19
監査、転送ログの収集と集中監視
監査ログ、転送ログやファイル転送状況を調整キュー・マネージャーが一元管理
FTEエージェントは、ファイル転送の状況をMQメッセージでパブリッシュ
ログ情報のトピックをサブスクライブすることで、リモートから集中監視が可能
MQエクスプローラにプラグインされたGUIは、自動的にサブスクライブしてログを表示
ファイル監査メッセージの必要な情報だけをサブスクライブすることも可能
トピックのトピックストリング
データベース・ロガーによって収集された監査ログ・テーブルからSQLで情報を抽出
SYSTEM.FTE
※データベース・ロガーはMQFTE v7.0.1から提供された機能です
送信元エージェント名
送信先エージェント名
完了状態(成功/失敗)
開始時刻
実行者 など
ユーザ・アプリケーション
監視
調整キュー・マネージャー
サブスクライブ
監査ログ
MQエクスプローラー
監査
サブスクライブ
パブリッシュ
エージェント・
キュー・マネージャー
FTE
エージェント
監視
パブリッシュ
エージェント・
キュー・マネージャー
FTE
エージェント
データベース・ロガー
監査ログ
データ・ベース
監査ログ
20
データの暗号化と改ざん防止
SSLによるデータの暗号化と改ざん防止
ファイル転送バックボーン内を流れるデータをSSLで暗号化して盗聴を防止
FTEコンポーネント間をつなぐMQチャネルにSSL設定を行う
各(調整、エージェント、コマンド)キュー・マネージャー間:MQ送信チャネル/受信チャネル
FTEエージェント(MQクライアント接続)とエージェント・キュー・マネージャー間
FTEコマンドとコマンドキュー・マネージャー間
SSLによる
による暗号化通信
による暗号化通信
コマンド実行
FTE
エージェント
コマンド・キュー・
マネージャー
調整キュー・マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
MQエクスプ
ローラー
FTE
エージェント
障害回復後のファイルの整合性をチェックサムでチェック
FTEエージェントが再起動後に、送信ファイルが変更されていない事を確認して続きを送信
MD5(Message Digest Algorithm 5)によりチェックサムを計算
128ビットのハッシュ値を出力するハッシュ関数
21
運用、構成の一元管理
ファイル転送コマンドのリモート実行
コマンドやGUIからの転送要求は、MQメッセージとして発行される
XMLスキーマに基づいたメッセージ形式
コマンド・キュー・マネージャー経由でエージェントのコマンドキューに送信される
WebSphere MQベースのファイル転送バックボーン
コマンド
実行
MQ
ネル
チャ
コマンド・キュー・
マネージャー MQ
エージェント・
キュー・マネージャー
MQエクスプローラー
チャ
ネル
エージェント・
キュー・マネージャー
MQチャネル
FTE
エージェント
FTE
エージェント
バックボーンを構成するMQ構成を
MQエクスプローラにより集中管理可能
EclipseベースのGUIでWindows,Linux-x86で稼働
オブジェクトの稼働状況、開始/停止など
キュー・マネージャー、MQチャネル
ホスト版キュー・マネージャーもリモートから管理可能
22
WMQFTEでのファイル転送の仕組み(まとめ)
バックボーン内では、ファイルをMQメッセージに変換して転送
FTEエージェント同士が転送バイト数を確認しながら、ファイルとMQメッセージ変換を実行
MQのPub/Sub機能を利用して転送ログを一元管理
エージェントは転送状況、監査情報を調整キュー・マネージャーにパブリッシュする
MQエクスプローラやユーザ・アプリケーションでログ情報をサブスクライブできる
ファイル転送要求はMQメッセージを利用
コマンドはリモートから実行可能
ファイルはMQメッセージで転送
コマンド・キュー・
マネージャー
コマンド
実行
エージェント・キュー・
マネージャー
エージェント・キュー・
マネージャー
ファイル転送はMQ
メッセージで依頼
メッセージ受信
FTE
エージェント
FTE
エージェント
メッセージ送信
File
File
パブリッシュ
MQエクスプ
ローラー
サブスクライブ
Pub/Sub機能で
転送ログの管理
調整キュー・マネージャー
23
ライセンスの種類 MQFTE V7.0/V7.0.1<参考>
WMQFTEライセンスの種類
詳細
MQが導入されていないマシンでWMQFTEエージェントのみ稼動できる
MQとはクライアント接続のみ可能
WebSphere MQ File Transfer Edition Server
MQサーバーが導入されているマシンにWMQFTEエージェントを稼働できる
MQとはバインディング(ローカル)/クライアント接続が可能
WebSphere MQ File Transfer Edition for z/OS z/OS上でWMQFTEエージェントを稼働できる
MQサーバーとはバインディング接続のみで、MQのライセンスは別途必要
ライセンス
WebSphere MQ File Transfer Edition Client
出荷形態
メディア・パック、またはダウンロード (z/OS版を除く)
メディア
Server
z/OS版
WebSphere MQ File Transfer Edition server and client, V7.0 CDs
-
○
-
WebSphere MQ File Transfer Edition, V7.0 z/OS Tape(3480 1/2-inch tape)
-
-
○
WebSphere MQ File Transfer Edition Client , V7.0 CD
○
○
-
WebSphere MQ V7.0.1 Server and Client CDs
-
○
-
WebSphere MQ File Transfer Edition Remote Tools and Documentation,V7.0 *2
○
○
○
Quick Start CD
○
○
○
Printed Quick Start Guide
○
○
○*1
Client
*1 Program Directory (GI13-0530)
License Information booklet (GC34-6980)
*2 V7.0はCDでの提供、V7.0.1ではDVDでの提供
24
前提ハードウェア、OS for WMQFTE V7.0/V7.0.1<参考>
WMQFTEサーバー・エディション
ハードウェア前提は、前提OSやミドルウェアなどのサポートがあるもの
OS
OS前提レベル
AIX
AIX V5.3 plus TL04 and appropriate firmware
AIX V6.1 *WMQFTE v7.0.1のみ
のみ
HP-UX
HP-UX HP-UX 11i V2 (11.23)
HP-UX 11i V3 (11.31)
Linux for System x (32-bit)
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) V10 with Service Pack 1 or later
Linux for System z (64-bit)
*WMQFTE v7.0.1のみ
のみ
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) V10 with Service Pack 1 or later
Sun Solaris
Sun Solaris 10
z/OS ※1, ※2
z/OS V1R6 *WMQFTE v7.0.1のみ
のみ
z/OS V1R7 *WMQFTE v7.0.1のみ
のみ
z/OS V1R8 or Later
Windows
(32-bit)
Windows Server 2003 (32-bit) (Service Pack 2 or later)
Windows Server 2008 (32-bit)
※1 前提ハードウェアは、IBM System z processor
※2 z/OS 版の場合は、下記のソフトウェア要件も満たすこと
ソフトウェア
前提レベル
UNIX® System Services
(USS)As supplied with z/OS v1R8
IBM Java
1.5 31-bit for z/OS SR 8 or above
最新のサポート情報は以下のサイト「WebSphere MQ File Transfer Edition System Requirements」でご確認ください
http://www-01.ibm.com/software/integration/wmq/filetransfer/requirements/index.html
25
前提ハードウェア、OS for WMQFTE V7.0/V7.0.1<参考>
WMQFTE クライアント・エディション
ハードウェア前提は、前提OSやミドルウェアなどのサポートがあるもの
OS
OS前提レベル
AIX
AIX V5.3 plus TL04 and appropriate firmware
HP-UX
HP-UX HP-UX 11i V2 (11.23)
HP-UX 11i V3 (11.31)
Linux for System
x (32-bit)
Linux for System x (32–bit)
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) V10 with Service Pack 1 or later
Sun Solaris
Sun Solaris 10
Windows
(32-bit)
Windows Server 2003 (32-bit) (Service Pack 2 or later)
Windows Server 2008 (32-bit)
Microsoft Windows XP Professional (32-bit) (Service Pack 2, or later)
Microsoft Windows Vista (32-bit) Business Edition
最新のサポート情報は以下のサイト「WebSphere MQ File Transfer Edition System Requirements」でご確認ください
http://www-01.ibm.com/software/integration/wmq/filetransfer/requirements/index.html
26
前提ハードウェア、OS for WMQFTE V7.0/V7.0.1<参考>
MQ Explorer プラグイン
ハードウェア前提は、前提OSやミドルウェアなどのサポートがあるもの
OS
OS前提レベル
Linux for System x Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0
(32-bit)
SuSE Linux Enterprise Server (SLES) V10 with Service Pack 1 or later
Windows
(32-bit)
Windows Server 2003 (32-bit) (Service Pack 2 or later)
Windows Server 2008 (32-bit)
Microsoft Windows XP Professional (32-bit) (Service Pack 2, or later)
Microsoft Windows Vista (32-bit) Business Edition
最新のサポート情報は以下のサイト「WebSphere MQ File Transfer Edition System Requirements」でご確認ください
http://www-01.ibm.com/software/integration/wmq/filetransfer/requirements/index.html
27
ソフトウェア要件 for WMQFTE V7.0/V7.0.1<参考>
WebSphere MQ
OS
調整キュー・マネージャー
コマンド・キュー・マネージャー/エージェント・キュー・マネージャー
分散系
- MQ v7.0
- MQ v7.0
- MQ v6.0.2.4 以上
z/OS
- MQ v7.0
+ PK74350
- MQ v7 + PK74350
- MQ v6.0 + PK67851
※ PK67851で、MQ v6.0.2.5 と同等のJMS機能を提供
最新のサポート情報は以下のサイト「WebSphere MQ File Transfer Edition System Requirements」でご確認ください
http://www-01.ibm.com/software/integration/wmq/filetransfer/requirements/index.html
28
ソフトウェア要件 for WMQFTE V7.0/V7.0.1<参考>
データベース製品
WMQFTE v7.0.1 でデータベース・ロガー使用時に必要
OS
データベース製品
分散系
- IBM DB2 for LUW V9.1 (但しLinux on System xは除く)
- IBM DB2 for LUW V9.5
- Oracle 10g Release 2
z/OS
N/A
最新のサポート情報は以下のサイト「WebSphere MQ File Transfer Edition System Requirements」でご確認ください
http://www-01.ibm.com/software/integration/wmq/filetransfer/requirements/index.html
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