Web Gateway Web Gatewayの概要 HTTPを使用してWeb環境からFTEネットワークへの連携が可能 Web Gatewayアプリケーションの提供
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Web Gateway Web Gatewayの概要 HTTPを使用してWeb環境からFTEネットワークへの連携が可能 Web Gatewayアプリケーションの提供
Web Gateway 1 Web Gatewayの概要 HTTPを使用してWeb環境からFTEネットワークへの連携が可能 HTTPクライアント(Webブラウザ等)からFTEエージェントへのファイル転送や転送状況のモニタリング FTEエージェントを稼動できない携帯端末やOSからのHTTPを用いたファイル転送、など Web Gatewayアプリケーションの提供 HTTPクライアントからのリクエストを受け付け、FTEネットワークと連携するアプリケーションを提供 Java EE アプリケーション・サーバー上で稼動するエンタープライズ・アプリケーションをEAR形式で提供 Web Gatewayに特化したエージェント「Webエージェント」の追加 Web Gatewayアプリケーションと通常のFTEエージェントとをつなぐ新しいタイプのエージェント RESTfulなインターフェースの提供 HTTPメソッド(POST/GETなど)を使用したファイル転送のリクエストが可能 Perl、Ruby、Pythonなどの言語もサポート HTTPクライアント Webシステム FTEネットワーク 携帯端末 File HTTP Web Gateway アプリケーション コンソール ブラウザー 2 Web エージェント FTE エージェント File Web Gatewayの構成 Web Gatewayを構成するコンポーネント Web Gatewayアプリケーション HTTPクライアントからのリクエストを処理し、Webエージェントと連携したファイル転送や ファイルスペース情報DBや転送履歴DBのデータを基にした情報提供等を行うコンポーネント FTEがエンタープライズ・アプリケーション(EAR形式)として提供 Java EE 5 準拠のアプリケーション・サーバーにデプロイして利用 – デプロイ時に連携するWebエージェント(キューマネージャー)やデータベースとの接続情報(接続ファクトリ/データソース)等を設定する – FTE V7.0.3時点では、WAS V7のみをサポート Webエージェント FTEネットワーク上のFTEエージェントとのファイル転送を担うコンポーネント Web Gatewayアプリケーションと同一筐体上に構成 – アプリケーション・サーバーのJVMとは別のJavaプロセスとして稼動 通常のFTEエージェントと同様に内部的にキューマネージャーを利用 – キューマネージャーの配置はリモートでも可 転送履歴 DB データベース ロガー ファイルスペース 情報DB FTEネットワーク HTTP クライアント HTTP Web Gateway アプリケーション Web エージェント FTE エージェント キュー マネージャー キュー マネージャー アプリケーション・サーバー 一時 ディレクトリ ファイル スペース 3 Web Gatewayの構成 ファイルスペース情報データベース ファイルスペース内に格納されるWebエージェントが受信したファイルの情報(ファイル名、作成日付、サイズ等)を保管 ※ファイルスペースについては後述 Web Gateway アプリケーションによって情報の読み書きが行われる – データベースとはJDBC接続 転送履歴データベース ファイルの転送状況を保管 – 転送状況はデータベース・ロガーによって書き込まれる Web Gateway アプリケーションはクライアントからのリクエストに応じて転送状況を取得し、クライアントに返信 – データベースとはJDBC接続 4 Web Gatewayの構成 Web Gatewayが使用するファイル保管領域 ファイルスペース FTEエージェントからWebエージェントに転送されたファイルを保管しておくディレクトリ – ファイルのダウンロード時に利用 HTTPクライアントのユーザー毎にサブ・ディレクトリを持つ – FTEエージェントからはユーザーに対してファイルを転送 – HTTPクライアントはWeb Gatewayを経由して自分のディレクトリ内のファイルをダウンロード ファイルスペース ルート・ディレクトリ HTTP クライアント Web Gateway アプリケーション User 1 File Web エージェント (User 1 に送信) FTE エージェント User 2 一時ディレクトリ HTTPクライアントからFTEエージェントに転送するファイルをWeb Gatewayアプリケーションが一時的に保管するディレクトリ – ファイルのアップロード時に利用 WebエージェントはWeb Gatewayアプリケーションからの指示によって一時ディレクトリ内のファイルをFTEエージェントに転送 一時ディレクトリ HTTP クライアント Web Gateway アプリケーション File FTE エージェント Web エージェント 5 Web Gatewayの処理 HTTPクライアントからWeb Gatewayを使用して行えるファイル転送に関する処理 HTTPメソッドを使用して以下の処理を行うことができる 処理内容 HTTPメソッド ファイルのアップロード HTTPクライアントからFTEエージェントへのファイル転送 POST ファイルのダウンロード ファイルスペース内のファイルをダウンロード GET ファイル・スペース内のファイルのリスト ファイルスペース情報データベースに保管されているファイル情報の取得 GET ファイルの削除 ファイルスペース内のファイルを削除 DELETE 転送状況の照会 転送履歴データベースに保管されている転送状況の取得 GET ※上記ファイル転送に関する処理の他にファイルスペースの管理やセキュリティ設定などの処理をWeb Gateway アプリケーションを 利用して行うことができます。 6 Web Gatewayの処理 ファイルのアップロード HTTPクライアントから宛先FTEエージェントへのファイルのアップロードの流れ ① (ユーザーAによって)HTTPクライアントからファイルのアップロードを要求するHTTPリクエスト(POST)を送信 (ファイルもHTTPリクエストに付加して送信) ② Web Gatewayアプリケーションはアップロード要求(+ファイル)を受信し、ファイルを一時ディレクトリに保管 ③ Webエージェントにファイル転送要求を送信 ※HTTPクライアントにはこのタイミングでレスポンスを返信 ④ 転送要求を受信したWebエージェントは宛先FTEエージェントへファイル転送を実施 ※この処理は通常のFTEエージェント間のファイル転送と同じ ユーザーA ①アップロード要求 HTTP クライアント ④ファイル転送実施 一時ディレクトリ Web Gateway ②保管 アプリケーション Web エージェント File FTE エージェント File File ③ファイル転送要求 7 Web Gatewayの処理 ファイルのダウンロード FTEエージェントからHTTPクライアントへのファイルのダウンロードの流れ ① (ユーザーBによって)FTEエージェントからHTTPクライアントのユーザー(ユーザーA)にファイルを送信 ファイル転送は通常通り、fteCreateTransferコマンドで実行(-du オプションでユーザーを指定) ※Webエージェントは、Web Gateway アプリケーションに受信したファイル情報を送り、 Web Gateway アプリケーションによってファイルスペース情報DBに保管される ② (ユーザーAによって)HTTPクライアントからファイルのダウンロードを要求するHTTPリクエスト(GET)を送信 ※自分のファイルスペースにファイルが存在するかは事前にリスト処理等で確認しておく ③ Web Gateway アプリケーションはリクエストを受信し、HTTPレスポンスとともにファイルをクライアントに返信 ※ユーザーBは、ユーザーAのファイルスペースまでファイルを転送します。 その後、ユーザーAは任意のタイミングでファイルスペースにアクセスし、ファイルをダウンロードします。 ユーザーA ユーザーB ②ダウンロード要求 HTTP クライアント ①ファイル転送 ファイルスペース ルート・ディレクトリ Web Gateway アプリケーション User A ③ダウンロード実施 User B File 8 File Web エージェント FTE エージェント File Web Gatewayの使用 Web Gateway を使用するためのインターフェース FTEでは、Web Gatewayを使用するためのRESTful インターフェース「Web Gateway API」を提供 ライブラリの提供ではなく、各処理に対応するHTTPリクエストのフォーマットを規定 ファイルスペースの管理(作成/削除等)やセキュリティ設定を行うための「Web Gateway 管理API」も提供 Web Gateway を使用するアプリケーションの開発 「Web Gateway API」に則ったHTTPリクエストを送信し、そのレスポンスを解釈するアプリケーションを開発 HTMLやJavaScript等を利用してHTTPリクエストを作成 Perl、Ruby、Python などHTTP機能をサポートする言語も利用可能 処理内容に対応したHTTPメソッド(POST / GET / DELETE)を利用 処理内容とHTTPメソッドの対応は、P6参照 処理の対象(リソース)は、URI に指定 以下のリソース・タイプ毎にURI ・ファイル ・ファイル・スペース ・転送 フォーマットが決められている ・・・ファイルをアップロードする場合 ・・・ファイル・スペース内のファイルに対する処理(ダウンロード、リスト、削除等)を実行する場合 ・・・転送状況を照会する場合 転送処理に関する詳細なオプションは、HTTPヘッダーもしくはHTMLフォーム・フィールドを利用して、 HTTPリクエストに付加 処理結果(HTTP レスポンス)のフォーマットは、XML(デフォルト)もしくは JSONを選択可能 ※「Web Gateway API」および「Web Gateway 管理API」の各規定については、Information Centerをご参照ください。 9 Web Gatewayの使用 ファイル・アップロード時のHTTPリクエスト/レスポンス例 クライアント環境のテキスト・ファイルを、宛先エージェントAGA上の宛先ファイル・パス C:¥temp、 宛先ファイル名 test.txt に転送するケース – AGAのキューマネージャーは、QM1 アップロードの場合のURI 宛先エージェントと宛先ファイル・パスを指定 HTTPメソッド POST HTTP/1.1 /wmqfte/file/agent/AGA@QM1/C:¥temp Host: example.com Content-Type: multi-part/form-data; boundary=Aa6b74 --Aa6b74 Content-Disposition: form-data; name="files"; filename="test.txt" Content-Type: text/plain (ファイル・データ) --Aa6b74 C:¥temp File ブラウザー HTTPリクエスト HTTPレスポンス Web Gateway アプリケーション Web エージェント ホスト:example.com HTTP/1.1 200 OK x-fte-id: 4d63c28ae6e72eb9c51cd812736acd4362ef5 <transfers> <submission id="4d63c28ae6e72eb9c51cd812736acd4362ef5"></submission> </transfers> XML形式の応答 ファイル・アップロードの場合、転送IDがセットされる 10 FTE エージェント AGA test.txt Web Gatewayの前提 Web Gateway 稼動環境の前提 アプリケーション・サーバー/OS アプリケーション・サーバー OS前提レベル WebSphere Application Server 7.0 fix pack 7.0.0.11以降 Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2 or later (32-bit) Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 2 or later (32-bit or 64-bit) Microsoft Windows Server 2003 R2 Service Pack 1 or later (32-bit or 64-bit) Microsoft Windows Server 2008 (Enterprise or Standard Edition) (32-bit or 64-bit) Microsoft Windows Server 2008 R2 (Enterprise or Standard Edition) (64-bit) Linux for System x (32-bit): Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.1 – 5.4, SUSE Linux Enterprise Server V10 with Service Pack 2 or later, or SUSE Linux Enterprise Server V11 Linux for System x (64-bit): Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.1 – 5.4 or SUSE Linux Enterprise Server V10 with Service Pack 1 or later Linux for System p (64-bit): Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.1 – 5.4 or SUSE Linux Enterprise Server V10 with Service Pack 1 or later AIX 6.1 WebSphere Application Server Community Edition 2.1 Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2 or later (32-bit) Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2 or later (32-bit) Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 2 or later (32-bit or 64-bit) Microsoft Windows Server 2003 R2 Service Pack 1 or later (32-bit or 64-bit) Microsoft Windows Server 2008 (Enterprise or Standard Edition) (32-bit or 64-bit) with Service Pack 2 or later Linux for System x (32-bit): Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0 – 5.4, SUSE Linux Enterprise Server V10 with Service Pack 2 or later, or SUSE Linux Enterprise Server V11 Linux for System x (64-bit): Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0 – 5.4 or SUSE – Linux Enterprise Server V10 with Service Pack 2 or later Linux for System p (64-bit): Red Hat Enterprise Linux (RHEL) V5.0 – 5.4 or SUSE Linux Enterprise Server V10 with Service Pack 2 or later AIX 6.1 ※WebSphere Application Server Community Edition 2.1を使用する場合、 WebSphere MQ JCA Resource Adapterの導入前に WebSphere MQにAPAR IC72511の適用が必要 11 Web Gatewayの前提 データベース データベース DB2 9.1 DB2 9.5 DB2 9.7 fix pack 1以降 Oracle 10g か Oracle 10.2 Oracle 11g Webブラウザー(Web Gateway管理コンソール、サンプルWebアプリケーション用) Webブラウザー Firefox 3.0 – 3.5 Internet Explorer 7 ※最新情報は以下で確認してください [WebSphere MQ File Transfer Edition - System Requirements] http://www-01.ibm.com/software/integration/wmq/filetransfer/requirements/index.html 12