...

WebSphere Portal v8.0 ク ラスターを構成するためのステップバ イステップ・ガイド

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

WebSphere Portal v8.0 ク ラスターを構成するためのステップバ イステップ・ガイド
WebSphere Portal v8.0 クラスターを構成するためのステップバ
イステップ・ガイド
Hunter Tweed
WebSphere Portal レベル 2 サポート・チーム・リーダー
IBM Raleigh Lab
2012 年 5 月
© Copyright International Business Machines Corporation 2012. All rights reserved.
このガイドでは、以下のサーバーおよびソフトウェアを使用して IBM® WebSphere® Portal v8.0
クラスターのインストール、構成、および構築の総合的な手順を説明します。
IBM WebSphere Application Server 8.0.0.3 – 64 ビット
Red Hat Enterprise Linux 5.0 update 5
DB2 v9.7 フィックスパック 4
IBM Tivoli Directory Server v6.3
IBM HTTP Server 8.0
1
目次
WebSphere Portal v8.0 クラスターを構成するためのステップバイステップ・ガイド......................... 1
目次......................................................................................................................................................... 2
概要......................................................................................................................................................... 3
クラスターの概念 ................................................................................................................................... 5
このガイドの使用方法............................................................................................................................ 6
始める前に .............................................................................................................................................. 9
メイン・ガイド ........................................................................................................................................ 10
1 – IBM WebSphere Portal v8 を 1 次ノードにインストールする ................................................. 10
2 - 外部データベースを使用するように 1 次 Portal ノードを構成する ......................................... 22
3 - WebSphere Portal プロファイル・テンプレートを作成する....................................................... 27
4 - Deployment Manager をインストールする.................................................................................. 29
5 - Deployment Manager を構成する ................................................................................................ 41
6 - 1 次ノードのフェデレートとクラスター化 ................................................................................... 45
7 - フェデレーテッド LDAP セキュリティーを使用するように Portal クラスターを構成する.... 49
8 - 追加の Portal ノードをインストールする ................................................................................... 55
9 - 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化 ................................................................. 66
10 - 外部 Web サーバーを使用するように Portal クラスターを構成する...................................... 72
付録 A – 代替セットアップ・パス ......................................................................................................... 88
A-1 - WebSphere Portal および Deployment Manager を同一サーバーにインストールする ....... 88
A-2 – 既存の Portal インストール済み環境に Deployment Manager プロファイルを作成する 103
A-3 – LDAP セキュリティーが有効化された Deployment Manager に Portal をフェデレートす
る......................................................................................................................................................... 109
付録 B – 補足情報................................................................................................................................. 116
B-1 – DB2 データベースの作成およびセットアップを実行するスクリプト................................... 116
B-2 – 垂直クラスター・メンバーを追加する ................................................................................... 120
B-3 – Configuration Wizard を使用する.......................................................................................... 125
Configuration Wizard に関するヒント......................................................................................... 125
Configuration Wizard を使用して ConfigEngine スクリプトを実行する................................. 126
ワークフローの作成........................................................................................................................ 129
ConfigTrace ログ・ビューアーを使用する ................................................................................... 133
B-4 – WebSphere Portal インストール・メディアを正しく抽出する方法 ..................................... 135
作成者について ...................................................................................................................................... 137
謝辞......................................................................................................................................................... 137
変更履歴 ................................................................................................................................................. 138
2
概要
Portal および WebSphere Application Server の上位バージョン
このガイドは、64 ビットの Portal v8.0 および WebSphere Application Server (WAS) v8.0.0.3 に特定
して作成されていますが、v8.0.x 以降のバージョンの Portal、および 32 ビットまたは 64 ビッ
トの 8.0.0.3 以降の WAS v8.0.0.x バージョンにも同様に適用できます。
Windows と Unix の相違点
このガイドでは、ベース・オペレーティング・システムとして Linux を使用して説明していま
す。、ただし、ここで紹介されているステップ/概念は特定のオペレーティング・システムに固有の
ものではありません。
唯一、Windows の場合は重大な相違点があり、このガイドで紹介している Unix シェル・コマン
ドの代わりにバッチ・ファイル・コマンドを使用する必要があります。次に例を示します。
UNIX の場合:./startServer.sh
WebSphere_Portal
の場合
Windows の場合:
の場合 startServer.bat WebSphere_Portal
または
UNIX の場合:./ConfigEngine.sh
cluster-node-config-cluster-setup
の場合
Windows の場合:
の場合 ConfigEngine.bat cluster-node-config-cluster-setup
データベースおよび LDAP の例
データベースおよび LDAP を使用して Portal を構成する方法については、複数のスクリーン・
ショットで例を示しながらわかりやすく説明しています。値は、ご使用のデータベースおよび
LDAP に適したものを使用してください。
ConfigEngine と Configuration Wizard
このガイドでは、ConfigEngine タスクのすべてに ConfigEngine.bat/sh スクリプトを使用していま
す。WebSphere Portal v8 には、新たに機能が強化された Configuration Wizard が組み込まれており、
このガイドで使用されている ConfigEngine スクリプトを実行する代わりに使用することができま
す。v8 の新しい Configuration Wizard の使用方法について詳しくは、付録 B-3 を参照してくださ
い。プロパティー・ファイルを編集したり、コマンド・ライン・スクリプトを実行するよりも容
易に使用できることがわかります。
3
このガイドで使用されるホスト名
作成者自身のホスト名との混乱を避けるため、作成者のサーバーのホスト名の各インスタンスを
サンプル値に置換しています。このサンプル値は、所属するサーバーに対応しているため、紹介
する例の中でどのサーバーについて言及しているかを理解しやすいと思います。
使用する値は次のとおりです。
1 次 Portal ノード - myprimaryportal.ibm.com
2 次 Portal ノード – mysecondaryportal.ibm.com
Deployment Manager – mydmgr.ibm.com
データベース・サーバー – mydbserver.ibm.com
LDAP サーバー – myldapserver.ibm.com
IBM HTTP Server – mywebserver.ibm.com
4
クラスターの概念
サーバー – ユーザー・アプリケーション (WebSphere Portal および Web Content Management な
ど) を管理する Java 仮想マシン (JVM)。
ノード – 1 つ以上のアプリケーション・サーバーの論理的なグループ。必ずしも、1 つのノード
が 1 つの物理的サーバーを示しているとは限りません。
セル – 1 つ以上のノードの論理的なグループ。
クラスター – 1 つ以上のノードの 1 つ以上のサーバーの論理的なグループ。サーバーはまとめて
管理され、ワークロード管理に加えられます。1 つのクラスター内のサーバーは、アプリケー
ションなどのリソースを共有します。単一のセル内に複数のクラスターが共存できますが、特定
の 1 つのクラスターが複数のセルに存在することはできません。
図 1 – それぞれ 3 つのクラスター・メンバーが存在する 2 つのノードを持つ WebSphere Portal
クラスター
5
このガイドの使用方法
WebSphere Portal クラスターの作成方法はさまざまです。このガイドでは、リモート Deployment
Manager (DMGR) を使用して、最初からクラスターを作成する上で最も容易だと考えられるアプ
ローチを採用しています。このプロセスには、次の章のすべてが含まれます。
1. 1 次 Portal ノードをインストールする
2. リモート・データベースを使用するように 1 次ノードを構成する
3. Portal プロファイルを使用可能にする
4. 独立したサーバーに Deployment Manager をインストールする
5. Deployment Manager を構成する
6. 1 次ノードのフェデレートとクラスター化
7. LDAP セキュリティーを有効にする
8. 追加の Portal ノードをインストールする
9. 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化
10. Web サーバーを構成する
ただし、このアプローチがすべての人に適しているとは限りません。Deployment Manager を 1 次
Portal ノードと同じサーバーに配置する必要がある場合は、どのような方法が適しているでしょ
うか。クラスターの作成前に Deployment Manager 上で LDAP セキュリティーが既に有効である
場合は、どのような方法が適しているでしょうか。垂直クラスターが必要な場合はどのような方
法が適しているでしょうか。
これらのバリエーションはそれぞれ、一連の別のステップに従う必要があります。これに対処す
るため、一般的な「その他の方法」のいくつかを付録に収録して説明しています。このガイドは、
メイン・ガイドのセクションが参考にならない場合は、該当する付録に置き換えて参照できるよ
うになっています。
例えば、既に Deployment Manager がセットアップされ、LDAP が構成されているとします。こ
の場合、Deployment Manager をインストールするために 第 4 章を読む必要はありません。既に
インストールされているからです。また、LDAP セキュリティーをあらためて有効化する必要も
ありません。DMGR で既に有効にされているからです。このような場合は、以下の章を参照して、
そのアプローチを採用します。
1 1 次 Portal ノードをインストールする
2. リモート・データベースを使用するように 1 次ノードを構成する
3 Portal プロファイルを使用可能にする
5. Deployment Manager を構成する
A-2. DMGR LDAP セキュリティーが有効な場合の 1 次ノードのフェデレートとクラス
ター化
8. 追加の Portal ノードをインストールする
9. 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化
10. Web サーバーを構成する
6
DMGR のインストール手順を説明している第 4 章、および LDAP セキュリティーの有効化手順
を説明している第 7 章は省略します。第 6 章は、付録 A-2 の「DMGR LDAP セキュリティー
が有効な場合の 1 次ノードのフェデレートとクラスター化」に置き換えます。
このガイドは、次のシナリオに対応しています (置き換えまたは削除が必要な章の順序も示して
います)。
リモート DMGR を使用して、最初から WebSphere Portal クラスターを作成する場合
以下の章を使用します。
1 – IBM WebSphere Portal v8 を 1 次ノードにインストールする
2 - 外部データベースを使用するように 1 次 Portal ノードを構成する
3 - WebSphere Portal プロファイル・テンプレートを作成する
4 - Deployment Manager をインストールする
5 - Deployment Manager を構成する
6 - 1 次ノードのフェデレートとクラスター化
7 - フェデレーテッド LDAP セキュリティーを使用するように Portal クラスターを構成する
8 - 追加の Portal ノードをインストールする
9 - 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化
10 - 外部 Web サーバーを使用するように Portal クラスターを構成する
ローカルの DMGR を使用して、最初から WebSphere Portal クラスターを作成する場合
注:リモート Deployment Manager の使用が関係しない場合は、これが最も早くクラスターを作成
する方法であると考えられます。
以下の章を使用します。
A-1 - WebSphere Portal および Deployment Manager を同一サーバーにインストールする
2 - 外部データベースを使用するように 1 次 Portal ノードを構成する
3 - WebSphere Portal プロファイル・テンプレートを作成する
6 - 1 次ノードのフェデレートとクラスター化
7 - フェデレーテッド LDAP セキュリティーを使用するように Portal クラスターを構成する
8 - 追加の Portal ノードをインストールする
9 - 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化
10 - 外部 Web サーバーを使用するように Portal クラスターを構成する
7
既に LDAP セキュリティーが有効化されている既存の Deployment Manager を使用す
る場合
以下の章を使用します。
1 - 1 次 Portal ノードをインストールする
2 - リモート・データベースを使用するように 1 次ノードを構成する
3 - Portal プロファイルを使用可能にする
A-3 – DMGR が既に LDAP セキュリティーを有効化している場合の 1 次ノードのフェデレート
とクラスター化
8 - 追加の Portal ノードをインストールする
9 - 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化
10 - Web サーバーを構成する
Portal のインストール後にローカルの Deployment Manager を追加する場合
以下の章を使用します。
1 - 1 次 Portal ノードをインストールする
2 - リモート・データベースを使用するように 1 次ノードを構成する
3 - Portal プロファイルを使用可能にする
A-2 – 既存の Portal インストール済み環境に DMGR プロファイルを作成する
6 - 1 次ノードのフェデレートとクラスター化
7 - フェデレーテッド LDAP セキュリティーを使用するように Portal クラスターを構成する
8 - 追加の Portal ノードをインストールする
9 - 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化
10 - Web サーバーを構成する
8
始める前に
このガイドには、以下の説明は含まれていません
含まれていません。
含まれていません
−
−
−
−
−
DB2 のインストール
IBM Tivoli Directory Server のインストール
Web Content Management を使用するクラスターの構成
単一セルでの複数クラスターの作成
高度なセキュリティー構成
これらをはじめとするトピックに関する詳細は、下記の IBM WebSphere Portal v8.0 の製品資料を
参照してください。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/xpViewCategories.xsp?lookupName=IBM%20WebSphere
%20Portal%208%20Product%20Documentation
このガイドで説明されているタスクを実行するには、WebSphere Portal および WebSphere
Application Server の基本的な知識および管理スキルが必要です。一部のステップについては、
データベース管理者や LDAP 管理者など、別のシステム管理者に支援を求める必要が生じる場合
があります。
このガイド全体を通して、WebSphere Portal および WebSphere Application Server の以下のファイ
ル・パスへの参照が使用されます。
<AppServer root> - AppServer ディレクトリーのルート・パス。次に例を示します。
/opt/WebSphere/AppServer
<PortalServer root> - PortalServer ディレクトリーのルート・パス。次に例を示します。
/opt/WebSphere/PortalServer
<wp_profile> - wp_profile ディレクトリーのルート・パス。次に例を示します。
/opt/WebSphere/wp_profile
<dmgr_profile> - dmgr プロファイル・ディレクトリーのルート・パス。次に例を示します。
/opt/WebSphere/AppServer/profiles/Dmgr01
<plugin root> - WebSphere Plugin ディレクトリーのルート・パス。次に例を示します。
/opt/WebSphere/Plugins
9
メイン・ガイド
1 – IBM WebSphere Portal v8 を 1 次ノードにインスト
次ノードにインストールする
ールする
このセクションでは、1 次 Portal サーバーとして使用するサーバー上に IBM Installation Manager
および WebSphere Portal をインストールします。
WebSphere Portal のインストール前に、必ず以下の Planning 資料を確認してください。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Planning_to_install_WebSphere_Portal_wp8
このガイドでは、ネットワーク・ドライブ上のインストール・イメージを使用して、
「root」ユー
ザーとしてインストールが完了しています。
注: パスポート・アドバンテージから Portal メディアをダウンロードしている場合は、付録
付録 B-4
を参照して、ダウンロードされたイメージを正しく抽出する方法を確認してください。
1.
端末ウィンドウを開き、次のように入力します。
ping yourserver.yourcompany.com
yourserver.yourcompany.com は、ご使用の実際の完全修飾ホスト名です。
2.
同じ端末ウィンドウで、次のように入力します。
ping localhost
これによって、マシン上で「localhost」ネットワーク設定が正しく構成されていることを
検証します。
3.
Linux/UNIX 環境のみのステップです。ulimit
環境のみ
-n が 10240 以上に設定されていることを
確認します。
ulimit -n 10240
4.
WebSphere Portal v8 セットアップ DVD またはディレクトリーから、次のコマンドを実
行します。
./setup.sh
10
5.
セットアップ・ウィザードが起動したら、
「Install Portal」を選択します。
6.
環境に適したインストール・オプションを選択します。このガイドでは、
「Install IBM
WebSphere Portal from the network」を選択します。
7.
ネットワークの場所に関するプロンプトが表示されます。Setup/Repository ディレクト
リーを指定して、
「OK」をクリックします。
11
8.
IBM Installation Manager が既にインストールされ、Portal で要求されるレベル (v1.5.2) に
アップグレードされている場合は、Installation Manager が起動します。この場合はステッ
プ 15 に進みます。
IBM Installation Manager がインストールされていない場合、または、Portal で要求される
レベルでない場合は、インストールまたはアップグレードするように求められます。
9.
「Next」をクリックします。
10. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
12
11. IBM Installation Manager のインストール・ディレクトリーを選択します。
12. 「Next」をクリックします。
13. 「Summary」画面で、「Install」をクリックすると、インストールが開始されます。
14. インストールが完了したら、「Restart Installation Manager」をクリックします。
13
15. Installation Manager が起動すると、次の画面が表示されます。
16. 「File」→「Preferences」→「Repositories」を選択します。
17. Portal、WAS、および <Offering> ディレクトリーのそれぞれの場所のリポジトリーを追
加します。これらはそれぞれ、次の場所を指示する必要があります。
<Portal Media root>/Portal/repository.config
<Portal Media root>/WAS/repository.config
<Portal Media root>/<Offering>/repository.config
ここで、<Offering> は、Extend、Enable、Express、または Web Content です。Portal
Server をインストールする場合は、<Offering> ディスクまたはディレクトリーはありま
せん。
Portal メディアのディレクトリー構造のセットアップ方法を確認する必要がある場合は、
付録 B-4 を参照してください。
18. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
19. 「Installation Manager」起動画面で、「Install」をクリックします。
14
20. WebSphere Application Server、WebSphere Portal Server、および WebSphere Portal Enable の
チェック・ボックスにチェック・マークを付けてインストールします。
注: この画面は、インストールするオファリングによって異なる場合があります。この例
では、Portal Enable をインストールするため、Server と Enable の両方を選択します。
Extend をインストールする場合は、Server と Extend の両方を選択します。Server のみ
をインストールする場合は、Server のみを選択します。
21. 「Next」をクリックします。
15
22. 必要な WebSphere Application Server 修正プログラムのチェック・ボックスにチェック・
マークを付け、インストールします。
23. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
24. Installation Manager の Shared Resources ディレクトリーの場所を選択して、「Next」をク
リックします。
16
25. 「IBM WebSphere Application Server」をクリックして、WebSphere Application Server のイ
ンストール・ディレクトリーを設定します。
26. 「IBM WebSphere Portal Server」をクリックして、WebSphere Portal Server のインストー
ル・ディレクトリーを設定します。
27. 必要に応じて、インストールする追加の翻訳を選択します。このガイドでは、追加の翻訳
は選択されていません。
17
28. WebSphere Application Server および WebSphere Portal の両方にインストールする機能を
確認します。
このガイドでは、すべてデフォルトが選択されています。
注: WebSphere Application Server については、どのフィーチャーも選択解除しないでくだ
さい。
注: 必ず、WebSphere Portal プロファイルをインストールしてください (デフォルトでは
選択されています)。
注: 必要に応じて、「IBM WebSphere Application Server Network Deployment 8.0.0.3」→
「IBM Software Development Kit」を展開して 32 ビットまたは 64 ビットの WAS を選
択します。
29. 「Next」をクリックします。
18
30. 「Profile Templates Type」の選択では、「Full」または「Base」を選択します。このガイド
では、「Base」が使用されます。
31. 「Next」をクリックします。
19
32. 「Profile Configuration Details」で、ノード名、セル名、管理者ユーザー ID、および管理
者ユーザー・パスワードを設定します。
任意指定:この画面上部の「Advanced
Configuration」ラジオ・ボタン (表示外) を選択する
任意指定
と、コンテキスト・ルート、デフォルト・ホーム、個人別設定のホーム、開始ポート範
囲、プロファイル名、プロファイル・パスも設定できます。このガイドでは、これらを
すべてデフォルト設定にしていますが、適宜変更して構成することができます。
33. 「Next」をクリックします。
34. 「Install」をクリックして、製品をインストールします。
20
35. インストールが完了したら、「Which program do you want to start?」に対して「None」を選
択して「Finish」をクリックします。
36. Web ブラウザーで Portal にアクセスできることを検証します。
http://myprimaryportal.ibm.com:10039/wps/portal
これで、WebSphere Application Server 8.0.0.3 とともに WebSphere Portal v8.0 のインストールが完
了しました。
21
2 - 外部データベースを使用するように
外部データベースを使用するように 1 次 Portal ノードを構成する
このセクションでは、外部データベースを使用するように Portal を構成します。このガイドでは、
DB2 が Type 4 ドライバーを備えた外部データベースとして使用されます。これは環境によって
異 なり ます。 Portal で使 用可 能なそ の他の デー タベ ースの 詳細に つい ては 、次の リンク の
WebSphere Portal v8.0 の製品資料で外部データベースの構成を参照して、状況に応じた説明に従っ
てください。
http://www10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Linux_clustered_server_Configuring_your_portal_to_use_a_databa
se_wp8
このガイドで使用する環境では、製品資料の説明に従って次の 6 個のデータベースが作成されて
います。
RELDB
COMDB
CUSDB
JCRDB
FDBKDB
LMDB
さらに、各データベースの構成とランタイムの両方のユーザー ID としてデータベース管理者
ユーザー「db2inst1」が使用されます。
DB2 を使用する選択をした場合は、データベースの作成と準備に使用される SQL ファイルの内
容が付録
付録 B-1 に収録されています。
注: DB2 でデータベースを作成するには、データベース管理者としてシステムにログインする必
要があります。
1.
1 次 Portal ノードで、<wp_profile>/bin ディレクトリーの端末ウィンドウから次のコマン
ドを実行して、WebSphere_Portal と server1 のサーバーが停止されていることを確認しま
す。
./stopServer.sh WebSphere_Portal -user <admin user> -password <admin pwd>
./stopServer.sh server1 -user <admin user> -password <admin pwd>
22
2.
ノード上にデータベース・クライアントがインストールされ、構成されていることを確認
します。ここでは DB2 に Type 4 ドライバーを使用しているため、必要な作業は、DB2
サーバーから 1 次 Portal サーバーのいずれかのディレクトリーに db2jcc4.jar ファイル
と db2jcc_license_cu.jar ファイルをコピーするだけです。
注: Portal v8.0 では、Type 4 ドライバーを次のディレクトリーに配置することをお勧めし
ます。
<wp_profile>/PortalServer/dbdrivers/
「dbdrivers」というディレクトリーを作成する必要があります。これによって、将来、ク
ラスターに 2 次ノードを追加する際に、ドライバーを手動でコピーするステップを省略
することができます。
3.
リモートの DB2 サーバーが始動していることを確認します。
4.
<wp_profile>/ConfigEngine/properties ディレクトリーから、次のファイルのバックアップ
を作成します。
wkplc.properties
wkplc_dbtype.properties
wkplc_dbdomain.properties
5.
wkplc_dbtype.properties ファイルを編集して、次のように変更します。
db2.DbDriver=com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
db2.DbLibrary=/opt/IBM/WebSphere/wp_profile/PortalServer/dbdrivers/db2jcc4.jar:
/opt/IBM/WebSphere/wp_profile/PortalServer/dbdrivers/db2jcc_license_cu.jar
db2.JdbcProviderName=wpdbJDBC_db2
注: db2.DbLibrary のエントリーは一例に過ぎません。これがご使用のシステム上の有効なパスで
あることを確認してください。
注: Windows を使用している場合、DbLibrary パスの複数の jar ファイルがセミコロンで区切られ
ていることを確認してください。Linux/UNIX では、コロンが必要です。
6.
wkplc_dbdomain.properties ファイルを編集して、次のように変更します。
feedback.DbType=db2
feedback.DbName=fdbkdb
feedback.DbSchema=FEEDBACK
feedback.DataSourceName=wpdbDS_feedback
feedback.DbUrl=jdbc:db2://mydbserver.ibm.com:50000/fdbkdb:returnAlias=0;
feedback.DbUser=db2inst1
feedback.DbPassword=password
feedback.DbRuntimeUser=db2inst1
feedback.DbRuntimePassword=password
23
likeminds.DbType=db2
likeminds.DbName=lmdb
likeminds.DbSchema=likeminds
likeminds.DataSourceName=wpdbDS_likeminds
likeminds.DbUrl=jdbc:db2://mydbserver.ibm.com:50000/lmdb:returnAlias=0;
likeminds.DbUser=db2inst1
likeminds.DbPassword=password
likeminds.DbRuntimeUser=db2inst1
likeminds.DbRuntimePassword=password
release.DbType=db2
release.DbName=reldb
release.DbSchema=release
release.DataSourceName=wpdbDS_release
release.DbUrl=jdbc:db2://mydbserver.ibm.com:50000/reldb:returnAlias=0;
release.DbUser=db2inst1
release.DbPassword=password
release.DbRuntimeUser=db2inst1
release.DbRuntimePassword=password
community.DbType=db2
community.DbName=comdb
community.DbSchema=community
community.DataSourceName=wpdbDS_community
community.DbUrl=jdbc:db2://mydbserver.ibm.com:50000/comdb:returnAlias=0;
community.DbUser=db2inst1
community.DbPassword=password
community.DbRuntimeUser=db2inst1
community.DbRuntimePassword=password
customization.DbType=db2
customization.DbName=cusdb
customization.DbSchema=customization
customization.DataSourceName=wpdbDS_customization
customization.DbUrl=jdbc:db2://mydbserver.ibm.com:50000/cusdb:returnAlias=0;
customization.DbUser=db2inst1
customization.DbPassword=password
jcr.DbType=db2
jcr.DbName=jcrdb
jcr.DbSchema=jcr
jcr.DataSourceName=wpdbDS_jcr
jcr.DbUrl=jdbc:db2://mydbserver.ibm.com:50000/jcrdb:returnAlias=0;
jcr.DbUser=db2inst1
jcr.DbPassword=password
jcr.DbRuntimeUser=db2inst1
jcr.DbRuntimePassword=password
24
ステップ 7 から 15 で、JCR データベースの照合サポートをセットアップします。これ
は DB2 にのみ必要で、ユーザーの言語ロケールが DB2 データベース内でネイティブの
状態で正しく照合されない場合に推奨されます。
7.
WebSphere Portal サーバーから DB2 サーバー上の一時ディレクトリーに次のファイルを
コピーします。
<PortalServer>/jcr/wp.content.repository.install/lib/wp.content.repository.instal
l.jar
<wp_profile root>/PortalServer/jcr/config/registerCollationUDFTemplate.sql
8.
DB2 サーバーから、端末ウィンドウを開き、次のディレクトリーに変更します。
<db2 instance home>/sqllib/function
9.
DB2 サーバーから、次のコマンドを実行します。
<db2 instance home>/sqllib/java/jdk/bin/jar -xvf <temporary
location>/wp.content.repository.install.jar
10. DB2 サーバーで、<temporary location>/registerCollationUDFTemplate.sql ファイルをテキス
ト・エディターで編集します。
11. このファイルのすべての SCHEMA 参照を、wkplc_dbdomain.properties で jcr.DbSchema
に設定した値に変更します。この例のスキーマ値は「jcr」です。
12. registerCollationUDFTemplate.sql ファイルを保存します。
13. DB2 サーバーで、端末ウィンドウから次のコマンドを実行して、JCR データベースに接
続します。
db2 connect to jcrdb user db2inst1 using password
14. 同じ端末ウィンドウで、次のコマンドを実行して SQL スクリプトを実行します。
db2 -tvf <temporary location>/registerCollationUDFTemplate.sql
15. JCRDB から切断して、DB2 インスタンスを再始動します。
25
16. 1 次 Portal ノードに切り替え、端末ウィンドウから次のディレクトリーに変更します。
<wp_profile root>/ConfigEngine
17. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、データベース・プロパティーを検証します。
./ConfigEngine.sh validate-database -DWasPassword=<password>
18. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、データベースを Derby から DB2 に転送しま
す。
./ConfigEngine.sh database-transfer -DWasPassword=<password>
19. DB2 のみのステップです。database-transfer
スクリプトの完了後、各データベースに接続
のみ
して、reorg チェックを実行し、パフォーマンスを向上させます。これは、次の手順で実
行できます。
a. DB2 server から、リリース・データベースに接続して、次のコマンドを実行します。
db2 reorgchk update statistics on table all > reorgchk.txt
b. reorgchk.txt ファイルを確認し、REORG 列に * が設定されているすべての表名をメ
モしておきます。
c. それぞれの表名に対して、次のコマンドを実行します。
db2 reorg table <tablename>
d. 当該データベースでマークが付けられているすべての表に対して reorg の実行が完了
したら、次の DB2 コマンドを実行して、データベースを再バインドします。
db2 terminate
db2rbind <database name> -l db2rbind.out -u <db2admin ID> -p <db2admin password
e. a から d の手順を community、customization、jcr、likeminds、および feedback に対
して繰り返します。
20. Portal サーバーに戻り、ディレクトリーを <wp_profile>/bin に変更して、次のコマンドを
実行し、Portal サーバーを始動します。
./startServer.sh WebSphere_Portal
21. Web ブラウザーで Portal が正常にレンダリングできることを確認します。
http://myprimaryportal.ibm.com:10039/wps/portal
これで、WebSphere Portal のインストール、および外部データベース使用するための構成が完
了しました。
26
3 - WebSphere Portal プロファイル・テンプレートを作成する
このセクションでは、1 次ノードの wp_profile のバックアップを作成します。また、WebSphere
Application Server の Profile Management Tool 内で Portal プロファイル・テンプレートを有効にし
ます。これにより、将来、新規の Portal プロファイルの作成が可能になります。
このセクションは省略しないでください。このステップの完了は、後述する
Deployment Manager
このセクションは省略しないでください。
および 2 次ノードの構成の前提条件です。
警告:
警告 このセクションの ConfigEngine スクリプトは、PortalServer ルート・ディレクトリーに書
き込まれます。デフォルトでは、このディレクトリーは読み取り/実行専用 (550) です。このため、
ルート以外のユーザーを使用している場合、このスクリプトが失敗する可能性があります。ルー
ト以外のユーザーとして実行する前に、そのユーザーの PortalServer ルート・ディレクトリーに
一時的な書き込みアクセス権を設定してください。アクセス権は、スクリプトの完了後にリセッ
トできます。
1.
WebSphere_Portal サーバーがまだ始動されていない場合は、wp_profile/bin ディレクト
リーから始動します。
./startServer.sh WebSphere_Portal
2.
WebSphere Portal サーバーにログインして、「Administration」→「Search Administration」
→「Manage Search」→「Search Collections」を選択します。
3.
ここでリストされる各検索コレクションの削除アイコン (ごみ箱) をクリックします。
27
4.
WebSphere Portal からログアウトします。
5.
wp_profile/bin ディレクトリーから、WebSphere_Portal サーバーを停止します。
6.
<wp_profile root>/PortalServer/jcr/lib/com/ibm/icm ディレクトリーに移動して、
icm.properties ファイルを編集します。
7.
プロパティーを次のように変更します。
変更前
jcr.textsearch.enabled=true
変更後
jcr.textsearch.enabled=false
8.
icm.properties を保存します。
9.
1 次ノードの端末ウィンドウから、<wp_profile root>/ConfigEngine ディレクトリーに移動
します。
10. 次の ConfigEngine スクリプトを実行します。
./ConfigEngine.sh enable-profiles -DWasPassword=<password>
注: このスクリプトは、Portal.car という名前で wp_profile 構成のバックアップを作成し、
次のディレクトリーに保存します。
<PortalServer root>/profileTemplates/default.portal/configArchives
データベース・ドライバーを wp_profile/PortalServer ディレクトリー内に配置している場
合は、自動的に収集されます。
11. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、すべてのプロファイル・テンプレートを単一
の zip ファイルにパッケージします。
./ConfigEngine.sh package-profiles -DWasPassword=<password>
注: これによって、次のディレクトリーに profileTemplates.zip という名前の zip ファイ
ルが作成されます。
<PortalServer root>/profileTemplates
これで、1 次ノードがインストールされ、プロファイル・テンプレートが作成されました。
28
4 - Deployment Manager をインストールする
このセクションでは、Deployment Manager を独立したサーバーにインストールします。以下のす
べてのステップは、デプロイメント・マネージャーとして使用するサーバー上で実行します。
このインストールは、WebSphere Portal のインストール・メディアを使用して実行され、ネット
ワークの場所からインストールされます。
1.
WebSphere Portal v8 セットアップ DVD またはディレクトリーから、次のコマンドを実
行します。
./setup.sh
2.
セットアップ・ウィザードが起動したら、
「Install Portal」を選択します。
3.
環境に適したインストール・オプションを選択します。このガイドでは、
「Install IBM
WebSphere Portal from the network」を選択します。
29
4.
ネットワークの場所に関するプロンプトが表示されます。Setup/Repository ディレクト
リーを指定して、
「OK」をクリックします。
5.
IBM Installation Manager が既にインストールされ、WebSphere Application Server で要求さ
れるレベル (v1.5.2) にアップグレードされている場合は、Installation Manager が起動しま
す。この場合はステップ 12 に進みます。
IBM Installation Manager がインストールされていない場合、または、WAS で要求される
レベルでない場合は、インストールまたはアップグレードするように求められます。
6.
「Next」をクリックします。
7.
使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
30
8.
IBM Installation Manager のインストール・ディレクトリーを選択します。
9.
「Next」をクリックします。
10. 「Summary」画面で、「Install」をクリックすると、インストールが開始されます。
11. インストールが完了したら、「Restart Installation Manager」をクリックします。
31
12. Installation Manager が起動すると、次の画面が表示されます。
13. 「File」→「Preferences」→「Repositories」を選択します。
14. WAS ディレクトリーの場所のリポジトリーを追加します。これはそれぞれ、次の場所を
指示する必要があります。
<Portal Media root>/WAS/repository.config
15. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
16. 「Installation Manager」起動画面で、「Install」をクリックします。
32
17. WebSphere Portal メディアからインストールしているため、選択画面には WebSphere
Application Server サーバー製品および WebSphere Portal 製品の両方が表示されます。
「WebSphere Application Server」のみを選択して、
「Next」をクリックします。
33
18. インストールが必要な WebSphere Application Server 修正プログラムにチェック・マーク
を付け、「Next」をクリックします。
19. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
20. Shared Resources ディレクトリーの場所を選択して、「Next」をクリックします。
34
21. ご使用の Deployment Manager をインストールする場所を選択して、「Next」をクリック
します。
22. インストールする追加の言語があれば選択して、
「Next」をクリックします。このガイド
では、言語は選択されていません。
23. インストールする追加の機能があれば選択して、
「Next」をクリックします。このガイド
では、デフォルトが使用されています。
24. 「Summary」画面で、「Install」をクリックすると、インストールが開始されます。
35
25. インストールが完了したら、Profile Management Tool を開始するラジオ・ボタンを選択し
てプロファイルを作成し、「Finish」をクリックします。
26. Profile Management Tool (WebSphere Customization Toolbox) が起動したら、
「Create...」をク
リックします。
36
27. 「Management」プロファイル・タイプを選択して、「Next」をクリックします。
28. 「Deployment Manager」を選択して、「Next」をクリックします。
29. 「Typical」または「Advanced」を選択して、「Next」をクリックします。このガイドでは、
「Advanced」を使用します。これにより、(特に) ノード名、セル名、プロファイル名、
およびプロファイルの場所のカスタマイズが可能になります。
30. チェック・ボックスにチェック・マークを付け、管理コンソールを展開します。
37
31. Deployment Manager プロファイルに使用する名前と場所を選択します。
38
32. Deployment Manager のノード名、ホスト名、およびセル名を選択します。「Next」をク
リックします。
注:1 次 Portal ノードと同じセル名やノード名を使用しないでください。
33. 重要事項。
重要事項 「Enable administrative security」チェック・ボックスを選択して、1 次ノードに
Portal をインストールしたときに使用したものと同じユーザー ID とパスワードを使用
します。このようにすることで、クラスター作成時に問題が発生しないようにします。
このガイドのクラスター・セットアップのステップでは、同じ ID を使用していること
を前提にしています。同じ ID を使用していない場合、クラスターの作成時にユーザー
ID に関連して予測外の問題が発生する可能性があります。
39
34. 次の 2 つの画面では、ご使用のセキュリティー証明書を選択します。このガイドでは、
デフォルトが使用されています。
35. 必要に応じてポート番号を変更します。このガイドでは、ポート番号は変更されていませ
ん。
注: 管理コンソール・ポートと SOAP ポートをメモしておきます。これらのポートはい
ずれも、このガイドの後半で使用されます。
36. Windows/Linux のみのステップです。DMGR
をサービスとして実行するかどうかを選
のみ
択します。このガイドでは、このオプションは選択されていません。
37. 要約画面で「CREATE」をクリックします。
38. 「Finish」をクリックして、DMGR プロファイルの作成を完了します。
これで、Deployment Manager がインストールされ、DMGR プロファイルが作成されました。
Deployment Manager の管理コンソールのデフォルト URL は次のとおりです。
http://mydmgr.ibm.com:9060/ibm/console
40
5 - Deployment Manager を構成する
このセクションでは、Deployment Manager を構成し、将来の Portal クラスターに対応するための
準備をします。
1.
Deployment Manager の端末ウィンドウから、<dmgr_profile>/bin に移動します。
2.
次のコマンドを実行して、Deployment Manager が停止されていることを確認します。
./stopManager.sh -user <admin user> -password <admin password>
3.
1 次 Portal ノードから、ご使用の DMGR サーバー上の一時的な場所に次の zip ファイ
ルをコピーします。
<PortalServer root>/filesForDmgr/filesForDmgr.zip
4.
DMGR サーバーに戻り、一時ディレクトリー (<temp>) にコピーした filesForDmgr.zip
を抽出します。
5.
リモート DMGR のみの手順です。
のみ
<temp>/bin/ProfileManangement/plugins/com.ibm.wp.dmgr.pmt_7.0.5 ディレクトリーを、
<DMGR AppServer root>/bin/ProfileManagement/plugins ディレクトリーにコピーします。
6.
リモート DMGR のみの手順です。<temp>/lib/wkplc.comp.registry.jar
のみ
および wp.wire.jar
を、<DMGR AppServer root>/lib ディレクトリーにコピーします。
7.
リモート DMGR のみの手順です。<temp>/plugins/com.ibm.patch.was.plugin.jar、
のみ
com.ibm.wp.was.plugin.jar、および wp.base.jar ファイルを、<DMGR AppServer
root>/plugins ディレクトリーにコピーします。
8.
リモート DMGR のみの手順です。<temp>/profileTemplates/management.portal.augment
のみ
ディレクトリーを、<DMGR AppServer root>/profileTemplates ディレクトリーにコピーし
ます。
9.
<temp>/profiles/Dmgr01/config/.repository/metadata.wkplc.xml ファイルを、<DMGR profile
root>/config/.repository ディレクトリーにコピーします。
注:「.repository」ディレクトリーは非表示のディレクトリーです。
41
ステップ 10 および 11 では、DMGR プロファイルを拡張します。このプロセスによっ
て、自動的に DMGR プロファイルが次のように変更されます。
−
−
−
−
−
−
−
DMGR サーバーの HTTP 接続タイムアウトの延長
DMGR サーバー内の JMX の SOAP コネクター・タイムアウトの延長
DMGR サーバーの JVM 最大ヒープ・サイズの拡大
アプリケーション・セキュリティーの有効化
デフォルト・ファイル・リポジトリーでの「wpsadmins」グループの作成
「wpsadmins」グループへの管理ユーザーの追加
soap.client.props ファイルの soap タイムアウトの延長
10. DMGR サーバーの端末ウィンドウから、ディレクトリーを <DMGR AppServer root>/bin
に変更します。
11. 次のコマンドを実行して、DMGR プロファイルを拡張します。
./manageprofiles.sh -augment -templatePath <DMGR AppServer
root>/profileTemplates/management.portal.augment -profileName
<dmgr_profile_name>
<DMGR AppServer root> は、DMGR サーバー上の AppServer のルート・パスです。
<dmgr_profile_name> は、ご使用の Deployment Manager プロファイルの名前 (Dmgr01
など) です。
12. <DMGR profile root>/bin ディレクトリーから、Deployment Manager を始動します。
./startManager.sh
13. Deployment Manager 管理コンソールを起動してログインします。デフォルト・ポートは
9060 です。
http://mydmgr.ibm.com:9060/ibm/console
42
14. 「Security」→「Global Security」と移動します。
15. 「User account repository」で、「Configure」をクリックします。
43
16. 「Primary administrative user name」フィールドで、次の書式を使用してこの値をユーザー
の完全識別名に変更します。
uid=<user id>,o=defaultWIMFileBasedRealm
この例のユーザー ID は「wpadmin」であるため、完全識別名は次のとおりです。
uid=wpadmin,o=defaultWIMFileBasedRealm
注: この変更は、フェデレーテッド LDAP を追加する際のユーザー ID の競合の防止に
役立ちます。
17. 保存前に、要求された場合はこのユーザーのパスワードを入力して、すべての変更内容を
保存します。
18. Deployment Manager を再始動して、変更内容を有効にします。
これで、Deployment Manager が構成され、Portal フェデレーションの準備ができました。
重要事項:
重要事項 このクラスター・ガイドでは、クラスターのセットアップのためのセキュリティー構
成に出荷時状態のファイル・リポジトリーを使用しています。Portal サーバーが別タイプのセ
キュリティー (LDAP など) を使用するように構成されている場合は、Portal ノードとまったく同
じユーザー・リポジトリーを使用するように Deployment Manager を構成する必要があります。
Portal ノードが Deployment Manager のセルに追加されると、Deployment Manager の ユーザー・
リポジトリーを使用するようになります。Portal が LDAP を使用するように構成されて
を使用するように構成されているの
構成されているの
にもかかわらず DMGR の構成が異なる
を DMGR に追加すると、Portal
は機能し
構成が異なる場合、
が異なる場合、Portal
場合、
に追加すると、
なくなります。LDAP
セキュリティーを使用するように DMGR を構成する必要がある場合は、
なくなります
ここで構成してください。このガイドでは、クラスター作成プロセスの段階で LDAP を使用する
よう DMGR を 構成する方法については、説明の対象外となっています。
後述のセクションで、LDAP リポジトリーを使用するようにクラスターを構成します。
44
6 - 1 次ノードのフェデレートとクラスター化
次ノードのフェデレートとクラスター化
次のステップでは、WebSphere Portal ノードをフェデレートおよびクラスター化します。このセク
ションでは、Deployment Manager セルに 1 次 Portal ノードを追加し、クラスターを作成します。
次のステップを完了すると、使用可能な 1 ノードのクラスターができます。
1.
Portal の 1 次ノードの時間と、Deployment Manager (DMGR) の時間の差が 5 分以内で
あることを確認します。5 分以内でない場合は、addNode プロセスが失敗します。
2.
DMGR が始動していることを確認します。DMGR サーバーで、<dmgr_profile>/bin ディ
レクトリーから次のコマンドを実行します。
./startManager.sh
3.
<wp_profile root>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、WebSphere_Portal お
よび server1 を停止します。
./stopServer.sh WebSphere_Portal -user <admin user> -password <admin pwd>
./stopServer.sh server1 -user <admin user> -password <admin pwd>
4.
<wp_profile root>/bin から次のコマンドを実行して、Portal ノードを DMGR セルに追加
します。
./addNode.sh <dmgr_hostname> <dmgr soap port> -username <dmgr admin ID> -password
<dmgr user password> -includeapps
次に例を示します。
./addNode.sh mydmgr.ibm.com 8879 -username wpadmin -password wppassword includeapps
注: DMGR の soap ポートが不明の場合は、DMGR にログインして、
「System
Administration」→「Deployment Manager」→「Port」と選択して確認します。
重要事項:
重要事項 何らかの理由で addNode スクリプトが失敗した場合は、addNode を再実行す
る前に次のステップを完了する必要があります。
a) 失敗前に AddNode がノード作成ステップを完了していた場合は、DMGR セルか
らノードを削除します。
b) DMGR にログインして、次の操作を実行します (失敗の発生時点によっては、以下
のものが存在しない場合もあります)。
i.
すべてのエンタープライズ・アプリケーションを削除します。
ii.
WebSphere_Portal サーバー定義を削除します。
iii. WebSphere_Portal の JDBC プロバイダー情報を削除します。
45
5.
<dmgr profile>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、Deployment Manager を
停止します。
./stopManager.sh -user <admin user> -password <admin pwd>
6.
<dmgr profile root>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、Deployment Manager
を始動します。
./startManager.sh
7.
1 次ノードで、<wp_profile>/ConfigEngine/properties/wkplc.properties ファイルを編集し、
次のすべてのプロパティーが環境に応じて適切に設定されていることを確認します。
WasUserid=<DMGR admin user ID>
WasPassword=<DMGR admin password>
PortalAdminPwd=<password>
WasRemoteHostName=<fully qualified hostname of DMGR>
WasSoapPort=<soap port for DMGR; default is 8879>
ServerName=WebSphere_Portal
PrimaryNode=true
ClusterName=PortalCluster
注 :1 次ノードでは、ServerName を WebSphere_Portal どおりにしておく必要があります。
これをその他の値に変更しないでください。
8.
<wp_profile>/ConfigEngine/properties/wkplc_dbdomain.properties を編集し、データベース・
ユーザー ID とパスワードが正確であることを確認します。
9.
次の ConfigEngine スクリプトを実行して、新しい WebSphere Portal サーバーに合わせて
Deployment Manager の構成を更新します。
./ConfigEngine.sh cluster-node-config-post-federation
-DWasPassword=<password>
10. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、クラスター定義を作成し、WebSphere_Portal
サーバーをクラスター・メンバーとして追加します。
./ConfigEngine.sh cluster-node-config-cluster-setup -DWasPassword=<password>
46
11. DMGR 管理コンソールにログインし、「Server」→「Clusters」→「WebSphere Application
Server Clusters」に移動して、クラスター定義が正しく作成されていることを確認します。
Portal クラスターのエントリーが 1 つ存在している必要があります。
ステップ 12 から 16 で、1 次クラスター・メンバーのセッション・パーシスタンスを有効にし
ます。
12. DMGR にログインして、
「Servers」→「Server Types」→「WebSphere application servers」
→「WebSphere_Portal」→「Session Management」→「Distributed Environment Settings」と
移動します。
13. 「Memory-to-memory replication」の青のリンクをクリックします。
47
14. 「Replication domain」ドロップダウン・メニューで、ご使用のクラスターに該当するもの
(例: PortalCluster) を選択します。
15. 「Replication mode」ドロップダウン・メニューで、「Both client and server」を選択します。
16. 「OK」をクリックして、すべての変更内容を保存します。
17. DMGR、NodeAgent、および WebSphere_Portal サーバーを再始動します。
18. Web ブラウザーから次のリンクにアクセスして、Portal が機能していることを確認しま
す。
http://myprimaryportal.ibm.com:10039/wps/portal
これで、出荷時状態で使用可能なセキュリティー構成を使用して 1 ノードのクラスターの作成が
完了しました。以降のセクションでは、フェデレート LDAP を使用する Portal クラスターの構
成、クラスターへの水平ノードの追加、クラスターを使用する Web サーバーの構成を行います。
48
7 - フェデレーテッド LDAP セキュリティーを使用するように Portal クラ
スターを構成する
このセクションでは、クラスターのセキュリティー構成にフェデレーテッド LDAP サーバーを追
加する方法について説明します。LDAP/セキュリティー構成の詳細については、製品資料を参照
してください。
http://www10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Configuring_WebSphere_Portal_to_use_a_user_registry_on_Linux_in_a
_clustered_environment_wp8
このガイドでは、クラスターのセキュリティーを構成し、IBM Tivoli Directory Server v6.3 を使用
する非 SSL フェデレーテッド LDAP サーバーを追加します。
1.
次ノードから、<wp_profile>/ConfigEngine/config/helpers ディレクトリーの
wp_add_federated_ids.properties ファイルを編集します。
注: このディレクトリーには、他の LDAP タイプのヘルパー・ファイルも存在していま
す。
2.
このヘルパー・ファイルの次のプロパティーをご使用の LDAP 構成と一致するように変
更します。このガイドで使用されている値は次のとおりです。
federated.ldap.id=PortalLdap
federated.ldap.host=myldapserver.ibm.com
federated.ldap.port=389
federated.ldap.bindDN=uid=wpbind,cn=users,dc=ibm,dc=com
federated.ldap.bindPassword=wpbind
federated.ldap.ldapServerType=IDS
federated.ldap.baseDN=dc=ibm,dc=com
注: このガイドの目的に従って、これ以外のプロパティーはデフォルト値のままです。ご
使用の環境に合わせてこれらの値を変更する必要がある場合は変更し、必要に応じて前
述の製品資料リンクを参照してください。
注: ご使用の LDAP で IBM Tivoli Directory Server の ibm-allGroups などのメンバーシッ
プ属性がサポートされる場合は、次のように追加のプロパティーを書き込みます。
federated.ldap.gc.name=ibm-allGroups
すべての LDAP がメンバーシップ属性をサポートしているわけではありません。これは
オプションのパラメーターですが、ご使用の LDAP で使用可能な場合は、大幅にパ
フォーマンスを向上させることができます。LDAP 管理者に LDAP がメンバーシップ属
性をサポートしているかどうかを確認してください。
49
3.
端末ウィンドウから、ディレクトリーを <wp_profile>/ConfigEngine ディレクトリーに変
更して、次の ConfigEngine スクリプトを実行し、プロパティーを確認します。
./ConfigEngine.sh validate-federated-ldap
-DparentProperties=<wp_profile>/ConfigEngine/config/helpers/wp_add_federated_
ids.properties -DSaveParentProperties=true -DWasPassword=<password>
注: 次の
DparentProperties=<wp_profile>/ConfigEngine/config/helpers/wp_add_
federated_ids.properties -DSaveParentProperties=true フラグを使用する
と、ConfigEngine によってヘルパー・ファイルからのプロパティーが wkplc.properties
ファイルに自動保存されます。
4.
次の ConfigEngine スクリプトを実行して、フェデレーテッド LDAP をクラスターのセ
キュリティー構成に追加します。
./ConfigEngine.sh wp-create-ldap -DWasPassword=<current password>
注: このスクリプトでは、出荷時状態のファイル・ユーザー・レジストリーの削除や置換
は行いません。代わりに、LDAP をセキュリティー構成に追加して、これとファイル・
ユーザー・レジストリーの両方が使用されるようにします。Portal 管理者ユーザー ID、
Portal 管理者グループ ID、および WAS ユーザー ID は、デフォルトの出荷時状態の
ファイル・ユーザー・レジストリーに残っています。
5.
DMGR、1 次ノードの nodeagent、および 1 次ノードの WebSphere_Portal サーバーを再
始動します。
6.
重要事項:
重要事項 出荷時状態のファイル・レジストリーの現行の Portal/WAS 管理者と同じ
ショート・ネームを共有するユーザーが LDAP に存在する場合は、残りのステップに進
む前に次の ConfigEngine スクリプトを実行する必要があります。
./ConfigEngine.sh wp-modify-realm-enable-dn-login -DWasPassword=<password>
このスクリプトをここで実行しておかないと、後述のステップで認証の問題が発生する
可能性があります。繰り返しになりますが、こ
この処理はショート・ネーム
の処理はショート・ネーム ID の重複が
ある場合にのみ必要です。
ある場合にのみ必要です
例えば、オリジナルの ID が、
uid=wpadmin,o=defaultWIMFileBasedRealm で、
LDAP 内にもう 1 つ次のような「wpadmin」 ID が存在する場合です。
uid=wpadmin,o=users,dc=mycompany,dc=com
Portal にログインする場合、このショート・ネームを使用してログインできなくなります。
これは一時的なもので、ステップの最後に修正されます。
50
7.
次の ConfigEngine スクリプトを実行して、新たに追加した LDAP で定義されたすべて
の属性が使用可能であることを確認します。
./ConfigEngine.sh wp-validate-federated-ldap-attribute-config
-DWasPassword=<current password>
注: 属性の管理については、次の資料を参照してください。
http://www10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Linux_cluster_Adapting_the_attribute_configuration_wp8
8.
この段階で、WebSphere Portal 環境は、出荷時状態のファイル・レジストリーと新たに構
成した LDAP ユーザー・レジストリーの 2 つのユーザー・リポジトリーを使用してい
ます。WebSphere Application Server 管理者 ID、Portal 管理者ユーザー ID、および Portal
管理者グループ ID はすべて、ファイル・レジストリー用に構成されています。
次 の ConfigEngine ス ク リ プ ト を 実 行 し て 、 LDAP 内 の ユ ー ザ ー と し て WebSphere
Application Server ID を再割り当てします。
./ConfigEngine.sh wp-change-was-admin-user -DWasPassword=<current password>
-DnewAdminId=<full distinguished name from ldap> -DnewAdminPw=<ldap ID
password>
例えば、実際に実行したコマンドは次のとおりです。
./ConfigEngine.sh wp-change-was-admin-user -DWasPassword=wpadmin
-DnewAdminId=uid=wpadmin,cn=users,dc=ibm,dc=com -DnewAdminPw=wpadmin
注: ユーザーの完全識別名にスペースが含まれる場合は、コマンド・ラインで渡すのでは
なく、「newAdminId」値と「newAdminPw」値を wkplc.properties ファイルに追加します。
注: このスクリプトを実行すると、「newAdminId」に指定した新しい WAS ユーザー ID
を反映するために wkplc.properties 内の WasUserid 値が更新されます。
51
9.
DMGR、NodeAgent、および WebSphere_Portal サーバーを再始動して、変更内容を有効
にします。
注: これらのサーバーを停止するときは、元の WAS 管理ユーザーのユーザー ID/パス
ワードを渡す必要があります。新しいユーザーは、サーバーが再始動されるまで有効に
なりません。
注: 「wp-modify-realm-enable-dn-login」スクリプトを実行した場合に認証を成功させるに
は、WAS 管理ユーザーの完全識別名を渡す必要があります (サーバーがこの名前を使用
するようになったからです)。次に例を示します。
./stopManager.sh -user uid=wpadmin,o=defaultWIMFileBasedRealm -password
<password>
サーバーの再始動後は、WasUserid と WasPassword が LDAP ユーザーになります。
10. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、LDAP 内のユーザーとグループに WebSphere
Portal 管理者 ID とグループ ID を再割り当てします。
./ConfigEngine.sh wp-change-portal-admin-user -DWasPassword=<password>
-DnewAdminId=<full distinguished name from ldap> -DnewAdminPw=<ldap ID
password> -DnewAdminGroupId=<full distinguished name from ldap>
例えば、実際に実行したコマンドは次のとおりです。
./ConfigEngine.sh wp-change-portal-admin-user -DWasPassword=wpadmin
-DnewAdminId=uid=wpadmin,cn=users,dc=ibm,dc=com -DnewAdminPw=wpadmin
-DnewAdminGroupId=cn=wpadmins,cn=groups,dc=ibm,dc=com
注: ユーザーの完全識別名にスペースが含まれる場合は、コマンド・ラインで渡すのでは
なく、「newAdminId」値、「newAdminPw」値、および「newAdminGroupId」値を
wkplc.properties ファイルに追加します。
注: このスクリプトを実行すると、wkplc.properties 内の PortalAdminId 値は自動的に更
新されて、
「newAdminId」に指定した新しい ID 値を反映します。また、
PortalAdminGroupId 値も自動的に更新されて、「newAdminGroupId」を反映します。
11. 1 次ノードの Deployment Manager、nodeagent、および WebSphere_Portal サーバーを再始
動します。
注: ここでの WasUserid、WasPassword、PortalAdminId、PortalAdminPwd、および
PortalAdminGroupId の値が LDAP ユーザーおよびグループの値になります。
注: 「wp-modify-realm-enable-dn-login」スクリプトを実行した場合に認証を成功させるに
は、新しい LDAP WAS 管理ユーザーの完全識別名を渡す必要があります (サーバーがこ
の名前を使用するようになったためです)。次に例を示します。
./stopManager.sh -user uid=wpadmin,cn=users,dc=ibm,dc=com -password <password>
52
12. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、現在のユーザー・リポジトリーをリストしま
す。
./ConfigEngine.sh wp-query-repository -DWasPassword=<password>
次のような出力が表示されます。
[wplc-query-federated-repository] Existing Federated Repositories
[wplc-query-federated-repository] Repository Name : {Details}
[wplc-query-federated-repository] *******************************
[wplc-query-federated-repository] InternalFileRepository :
{repositoryType=File, host=LocalHost}
[wplc-query-federated-repository] PortalLdap : {repositoryType=LDAP,
specificRepositoryType=IDS, host=myldapserver.ibm.com}
[wplc-query-federated-repository] Status = Complete
この例では、次の 2 つのリポジトリーがあります。
InternalFileRepository – デフォルトのファイル・ユーザー・レジストリー
PortalLdap – 新たに追加されたフェデレーテッド LDAP
13. 次のステップでは、デフォルトのファイル・ユーザー・レジストリーを削除します。実稼
働環境ではこの手順が必要です。その他の環境では任意ですが、ファイル・ユーザー・レ
ジストリーは削除することを強くお勧めします。
まず、新しいユーザーとグループが LDAP に作成されていることを確認する必要があり
ます。
<wp_profile root>/ConfigEngine/properties の wkplc.properites ファイルを編集して、次の値
を設定します (この例は、筆者の環境から取得されたものです。必ず、ご使用の LDAP
環境に合致する値を使用してください)。
personAccountParent=cn=users,dc=ibm,dc=com
groupParent=cn=groups,dc=ibm,dc=com
personAccountRdnProperties=uid
groupRdnProperties=cn
14. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、新しいユーザーとグループが LDAP に作成
されていることを確認します。
./ConfigEngine.sh wp-set-entitytypes -DWasPassword=<password>
15. 再度、wkplc.properties を編集して、次のプロパティーを設定します。
federated.delete.baseentry=o=defaultWIMFileBasedRealm
federated.delete.id=InternalFileRepository
53
16. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、デフォルトのファイル・リポジトリーを削除
します。
./ConfigEngine.sh wp-delete-repository -DWasPassword=<password>
17. 以前に「wp-modify-realm-enable-dn-login」を実行していた場合は、次の ConfigEngine ス
クリプトを実行して、それを無効にして、ショート・ネーム・ログインが再び機能できる
ようにします。
./ConfigEngine.sh wp-modify-realm-disable-dn-login -DWasPassword=<password>
18. このノードの NodeAgent および WebSphere_Portal サーバーを停止します。
19. wp_profile/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、ノードが同期していること
を確認します。
./syncNode.sh <dmgr hostname> <dmgr soap port> -user <WAS admin ID> -password
<WAS admin password>
次に例を示します。
./syncNode.sh mydmgr.ibm.com 8879 -user wpadmin -password wppassword
20. DMGR、NodeAgent、および WebSphere Portal サーバーを再始動します。
これで、リモート・データベースおよびフェデレーテッド LDAP サーバーを使用する単
一ノード・クラスターの作成が完了しました。
54
8 - 追加の Portal ノードをインストールする
ノードをインストールする
このセクションでは、クラスターの 2 次 Portal サーバーとして使用するサーバー上に IBM
Installation Manager と WebSphere Portal をインストールします。
WebSphere Portal のインストールの前に、必ず次の Planning 資料を確認してください。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Planning_to_install_WebSphere_Portal_wp8
このガイドでは、ネットワーク・ドライブ上のインストール・イメージを使用して、
「root」ユー
ザーとしてのインストールが完了している状態です。
1.
端末ウィンドウを開き、次のように入力します。
ping yourserver.yourcompany.com
yourserver.yourcompany.com は、ご使用の実際の完全修飾ホスト名です。
2.
同じ端末ウィンドウで次のように入力し、マシン上で「localhost」ネットワーク設定が正
しく構成されていることを検証します。
ping localhost
3.
Linux/UNIX 環境のみのステップです。ulimit -n が 10240 以上に設定されていることを
確認します。
ulimit -n 10240
4.
WebSphere Portal v8 セットアップ DVD またはネットワーク・ドライブから、次のコマ
ンドを実行します。
./setup.sh
55
5.
セットアップ・ウィザードが起動したら、
「Install Portal」を選択します。
6.
環境に適したインストール・オプションを選択します。ここでは、
「Install IBM WebSphere
Portal from the network」を選択します。
7.
ネットワークの場所に関するプロンプトが表示されます。Setup/Repository ディレクト
リーを指定して、
「OK」をクリックします。
56
8.
IBM Installation Manager が既にインストールされ、Portal で要求されるレベル (v1.5.2) に
アップグレードされている場合は、Installation Manager が起動します。この場合はステッ
プ 15 に進みます。
IBM Installation Manager がインストールされていない場合、または、Portal で要求される
レベルでない場合は、インストールまたはアップグレードするよう求められます。
9.
「Next」をクリックします。
10. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
57
11. IBM Installation Manager のインストール・ディレクトリーを選択します。
12. 「Next」をクリックします。
13. 「Summary」画面で、「Install」をクリックすると、インストールが開始されます。
14. インストールが完了したら、「Restart Installation Manager」をクリックします。
58
15. Installation Manager が起動すると、次の画面が表示されます。
16. 「File」→「Preferences」→「Repositories」を選択します。
17. Portal、WAS、および <Offering> ディレクトリーの場所のリポジトリーを追加します。
これらはそれぞれ、次の場所を指示する必要があります。
<Portal Media root>/Portal/repository.config
<Portal Media root>/WAS/repository.config
<Portal Media root>/<Offering>/repository.config
ここで、<Offering> は、Extend、Enable、Express、または Web Content です。Portal
Server をインストールする場合は、<Offering> ディスクまたはディレクトリーはありま
せん。
Portal メディアのディレクトリー構造のセットアップ方法を確認する必要がある場合は、
付録 B-4 を参照してください。
18. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
59
19. 「Installation Manager」起動画面で、「Install」をクリックします。
20. WebSphere Application Server、WebSphere Portal Server、および WebSphere Portal Enable の
チェック・ボックスにチェック・マークを付けてインストールします。
注:この画面は、インストールするオファリングによって異なる場合があります。この例
では、Portal Enable をインストールするため、Server と Enable の両方を選択します。
Extend をインストールする場合は、Server と Extend の両方を選択します。サーバーの
みをインストールする場合は、Server のみを選択します。
21. 「Next」をクリックします。
60
22. 必要な WebSphere Application Server 修正プログラムのチェック・ボックスにチェック・
マークを付け、インストールします。
23. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
24. Installation Manager の SharedResources ディレクトリーの場所を選択します。
61
25. 「Next」をクリックします。
26. 「IBM WebSphere Application Server」をクリックして、WebSphere Application Server のイ
ンストール・ディレクトリーを設定します。
62
27. 「IBM WebSphere Portal Server」をクリックして、WebSphere Portal Server のインストー
ル・ディレクトリーを設定します。
28. 必要に応じて、インストールする追加の翻訳を選択します。このガイドでは、追加の翻訳
は選択されていません。
63
29. WebSphere Application Server および WebSphere Portal の両方にインストールする機能を
確認します。Portal Server プロファイルを作成するオプションを
プロファイルを作成するオプションを選択解除します。
選択解除します
注: WebSphere Application Server については、どのフィーチャーも選択解除しないでくだ
さい。
注: WebSphere Portal プロファイルは、このガイドの後半で作成します。
30. 「Next」をクリックします。
31. 「Install」をクリックして、製品をインストールします。
64
32. インストールが完了したら、「Which program do you want to start?」に対して「None」を選
択して「Finish」をクリックします。
注:ここにもプロファイルを作成するオプションが存在しますが、サーバーではまだ
WebSphere Portal プロファイルを作成できないため、ここでこのオプションを選択する必
要はありません。
これで、WebSphere Application Server 8.0.0.3 とともに WebSphere Portal v8.0 のインストールが完
了しました。
注:このシステムにはまだプロファイルが存在しないため、このノード上にはアクセス可能な
Portal はありません。
65
9 - 追加の Portal ノードのフェデレートとクラスター化
このセクションでは、Deployment Manager セルへノードを追加する方法、および前述の手順で作
成されたクラスターに新しい WebSphere_Portal サーバーを水平クラスター・メンバーとして追加
する方法について説明します。このセクションを完了すると、フェデレーテッド LDAP セキュリ
ティーを使用する 2 ノードの水平クラスターを使用できるようになります。
1.
1 次 Portal ノードから、追加ノード上の新たに作成した <PortalServer
root>/profileTemplates ディレクトリーに <PortalServer
root>/profileTemplates/profileTemplates.zip をコピーします。
注:ルート以外のユーザーを使用している場合は、このユーザーに PortalServer ディレク
トリーに対する一時的な書き込みアクセス権を付与します。
2.
追加ノードの <PortalServer root>/profileTemplates ディレクトリーに profileTemplates.zip
ファイルを解凍します。重複するファイルはすべて上書きされます。
3.
<PortalServer root> ディレクトリーから次のコマンドを実行して、profileTemplates ディレ
クトリーに対するアクセス権を更新します。
chmod 755 -R profileTemplates
注:「chmod」コマンドは、Linux/Unix 環境にのみ必要です。Windows には適用されませ
ん。
4.
<PortalServer root>/profileTemplates ディレクトリーから、次のコマンドを実行します。
./installPortalTemplates.sh <AppServer root>
ここで、<AppServer root> は、ご使用のシステムの WebSphere Application Server ルー
ト・パスです。次に例を示します。
./installPortalTemplates.sh /opt/IBM/WebSphere/AppServer
66
5.
WebSphere Portal 追加ノードで、<AppServer root>/bin/ ディレクトリーから次のコマンド
を実行して、このノード上に WebSphere Portal プロファイルを作成します。
./manageprofiles.sh -create -templatePath <PortalServer
root>/profileTemplates/managed.portal -profileName <my_portal_profile>
-profilePath <full path to profile> -cellName <cell_name> -nodeName
<node_name> -hostName <hostname>
例えば、セル名 node2Cell、ノード名 node2 で wp_profile という名前のプロファイルを
作成する場合は、次のコマンドを実行します。
./manageprofiles.sh -create -templatePath
/opt/IBM/WebSphere/PortalServer/profileTemplates/managed.portal -profileName
wp_profile -profilePath /opt/IBM/WebSphere/wp_profile -cellName node2Cell
-nodeName node2 -hostName mysecondaryportal.ibm.com
注: 1 次ノードや、既に DMGR セルに含まれている可能性のある他のノードと同じノー
ド名を使用しないでください。ノード名が同じ場合、DMGR セルにこのノードを追加で
きません。
注: DMGR セルと同じセル名を使用しないでください。
重要事項:
重要事項 ここでは、プロファイルをフェデレートするオプションを使用しないでくださ
い。使用すると、利用不可能な Portal プロファイルが作成されます。
注: プロファイルの作成時に WebSphere_Portal サーバーは作成されません。
WebSphere_Portal サーバーは、ノードが既存クラスターに追加された後に作成されます。
6.
プロファイルの作成後、システム上の <PortalServer root>/wps.properties ファイルを編集
し、このファイルに ProfileName および ProfileDirectory のプロパティーを追加します。
ProfileName=<your profile name>
ProfileDirectory=<your profile directory including the profile name>
次に例を示します。
ProfileName=wp_profile
ProfileDirectory=/opt/IBM/WebSphere/wp_profile
注: OS ユーザーにこのファイルに対する書き込みアクセス権を一時的に付与することが
必要な場合もあります。
注: 参照として、このファイルを 1 次ノード上の同じファイルと比較することはできま
すが、ファイルを 1 次ノードからコピーしない
コピーしないでください。
コピーしない
67
7.
「enable-profiles」スクリプトを実行する前に 1 次ノードの wp_profile/PortalServer ディ
レクトリーにデータベース・ドライバーを配置していない
配置していない場合、または、Type
2 ドライ
配置していない
バーを使用している場合は、データベース・ドライバーを新しい Portal ノードにコピー
します。
8.
Deployment Manager が始動していることを確認します。Deployment Manager サーバーの
時間と追加の Portal ノード・サーバーの時間の差が 5 分以上離れていないことを確認し
ます。次のステップでは、プロファイルを DMGR セルにフェデレートします。
9.
<wp_profile root>/bin ディレクトリーから、次のコマンドを実行します。
./addNode.sh <dmgr_hostname> <dmgr soap port> -username <dmgr admin ID>
-password <dmgr user password>
次に例を示します。
./addNode.sh mydmgr.company.com 8879 -username wpadmin -password wppassword
10. <wp_profile root>/ConfigEngine/properties ディレクトリーの wkplc.properties ファイルを編
集し、次のすべてのプロパティーが設定されていることを確認します。
WasUserid=<DMGR admin user ID>
WasPassword=<DMGR admin password>
PortalAdminPwd=<password>
WasRemoteHostName=<fully qualified hostname of DMGR>
WasSoapPort=<soap port for DMGR; default is 8879>
ServerName=WebSphere_Portal_2
PrimaryNode=false
ClusterName=PortalCluster
注: 追加ノードの ServerName は、「WebSphere_Portal」を除く任意の値にすることができ
ます。このサーバーは、cluster-setup スクリプトによって作成されます。
注: ClusterName が既存のクラスターの値と一致していることを確認してください。
11. <wp_profile root>/ConfigEngine/properties ディレクトリーの wkplc_dbdomain.properties
ファイルを編集し、データベース・パスワードがすべて正しく設定されていることを確認
します。
注:このファイルは、前述の 1 次ノードでの「enable-profiles」スクリプトの実行により、
データベース情報とともに事前に追加されます。
68
12. <wp_profile root>/ConfigEngine/properties ディレクトリーの wkplc_dbtype.properties ファイ
ルを編集し、このシステムに対して <dbType>.DbLibrary 値が有効であることを確認しま
す。
注: このファイルは、前述の 1 次ノードでの「enable-profiles」スクリプトの実行により、
データベース情報とともに事前に追加されます。
13. <wp_profile>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、このノードで NodeAgent
が開始されていることを確認します。
./startNode.sh
14. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、2 番目の WebSphere_Portal クラスター・メ
ンバーを作成します。
./ConfigEngine.sh cluster-node-config-cluster-setup-additional
-DWasPassword=password
注: これによって、ServerName に設定した値に基づいて既存のクラスターに 2 番目のク
ラスター・メンバーが自動的に作成されます。
15. <profile root>/ConfigEngine/properties/wkplc.properties ファイルを編集して、次の値を設定
します。
PortalAdminId=<使用する完全 DN LDAP ID>
PortalAdminGroupId=<使用する完全 DN LDAP ID>
16. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、新しいクラスター・メンバーの Portal 管理
ユーザーを LDAP 管理ユーザーに更新します。
./ConfigEngine.sh update-jcr-admin -DWasPassword=<password>
69
17. DMGR 管理コンソールにログインして、次のように移動します。
Servers -> Clusters -> WebSphere Application Server Clusters -> ClusterName ->
Cluster Members
WebSphere_Portal_2 のエントリーが使用可能である必要があります。
WebSphere_Portal_2 サーバーに新しいポート番号が割り当てられています。このサー
バーで使用中のポートを確認するには、次のように移動します。
Servers -> Server Types -> Application Servers -> WebSphere_Portal_2 -> Ports
WC_defaulthost は、Portal へのアクセスに使用されるポートです。この例のデフォルト・
ポートは 10039 です。
これらのポート番号を変更する必要がある場合は、この画面から実行できます。
ステップ 17 から 23 では、新しいクラスター・メンバーのセッション・パーシスタン
スを有効にします。
18. 「Cluster Members」画面から、新しいクラスター・メンバーのリンクをクリックします。
19. 「Session Management」→「Distributed Environment Settings」と移動します。
20. 「Memory-to-memory replication」の青のリンクをクリックします。
70
21. 「Replication domain」ドロップダウン・メニューで、ご使用のクラスターに該当するもの
(例: PortalCluster) を選択します。
22. 「Replication mode」ドロップダウン・メニューで、「Both client and server」を選択します。
23. 「OK」をクリックして、すべての変更内容を保存します。
24. DMGR、両方の nodeagent、および両方の WebSphere_Portal サーバーを再始動します。
25. Web ブラウザーから次のリンクにアクセスして、新しい追加ノードの機能を検証します。
http://mysecondaryportal.ibm.com:10039/wps/portal
これで、リモート・データベースおよびフェデレーテッド LDAP セキュリティーを使用する、2
ノードの WebSphere Portal クラスターの作成が完了しました。
71
10 - 外部 Web サーバーを使用するように Portal クラスターを構成する
このセクションでは、外部 Web サーバーを使用するように Portal クラスターを構成する方法を
説明します。Web サーバー構成の詳細については、次のリンクの WebSphere Portal Server 製品資
料を参照してください。
http://www10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Preparing_a_remote_Web_server_when_portal_is_installed_on_Lin
ux_in_a_clustered_environment_wp8
このガイドでは、IBM HTTP Server v8.0 を使用して Portal クラスターを構成します。
注: WebSphere Portal には、IBM HTTP Server をインストールおよび構成するためのインストー
ル・メディアが用意されています。電子イメージを使用している場合は、次の Web ページでご使
用の特定のオファリングを参照してください。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Electronic_images_wp8
オファリングのページの「Optional Software」で、「List of eAssembly images for IBM WebSphere
Application Server V8.0.0.3」というタイトルの表を探します。
必要になるイメージは 4 個あり、これらのすべてを同じ親ディレクトリー (以降 <IHS media
root> とします) に抽出する必要があります。.
DVD を使用している場合は、DVD のタイトルが、「IBM WebSphere Application Server V8.0
Supplements」になります。
1.
Web サーバーとして使用するサーバーに IBM Installation Manager がインストールされて
いない場合は、最初に、Portal イメージ/DVD からインストールします。Portal Setup イ
メージ/DVD から、次のコマンドを実行します。
./setup.sh
72
2.
セットアップ・ウィザードが起動したら、
「Install Portal」を選択します。
3.
「Install IBM Installation Manager Only」を選択します。
73
4.
「Package」画面で「Next」をクリックします。
5.
使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
74
6.
IIM のインストール・ディレクトリーを選択して、「Next」をクリックします。
7.
「Install」をクリックして、IIM をインストールします。
8.
インストールが完了したら、「Restart Installation Manager」をクリックします。
75
9.
Installation Manager が起動すると、次の画面が表示されます。
10. 「File」→「Preferences」→「Repositories」を選択します。
11. IBM HTTP Server、WebSphere WebServer Plugin、および WebSphere Customization Toolbox
のリポジトリーを追加します。これは、次の場所を指示する必要があります。
<IHS media root>/repository.config
12. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
13. 「Installation Manager」画面で、「Install」をクリックします。
76
14. 「IBM HTTP Server for WebSphere Application Server」、「Web Server Plug-ins」、および
「WebSphere Customization Toolbox」のチェック・ボックスにチェック・マークを付けま
す。「Next」をクリックします。
15. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
16. このサーバーに Installation Manager とともに他の製品がインストールされなかった場合
は、IIM によって使用される共有オブジェクトのインストール・ディレクトリーを選択
する画面が表示されます。ディレクトリーを選択して「Next」を選択します。
77
17. 「IBM HTTP Server」の「Package Group Name」をクリックして、インストール・ディレ
クトリーを選択します。
18. 「Web Server Plug-Ins」の「Package Group Name」をクリックして、インストール・ディ
レクトリーを選択します。
78
19. 「WebSphere Customization Toolbox」の「Package Group Name」をクリックして、インス
トール・ディレクトリーを選択し、
「Next」をクリックします。
20. WebSphere Customization Toolbox に必要な追加の機能があれば選択して、
「Next」をク
リックします。このガイドでは、デフォルトが使用されています。
79
21. Web サーバーで listen するポートを選択して、
「Next」をクリックします。
22. 「Summary」画面で、すべてが正しいことを確認して、「Install」をクリックすると、イン
ストールが開始されます。
80
23. インストールが終了したら、WebSphere Customization Toolbox のラジオ・ボタンを選択し
て、「Next」をクリックします。
24. WebSphere Customization Toolbox がロードされたら、「Web Server Plug-ins Configuration
Tool」を選択して、
「Launch Selected tool」をクリックします。
81
25. 「Web Server Plug-in Runtime Location」ウィンドウで「Add」をクリックします。
26. Web サーバー名と WebSphere Plug-ins ディレクトリーの場所を指定して、「Finish」をク
リックします。
注: この例では、
「webserver1」を使用していますが、これは任意に指定できます。
27. 「Web server Plug-in Configurations」ウィンドウで「Create」をクリックします。
82
28. Web サーバーのタイプを選択して、「Next」をクリックします。このガイドでは、IBM
HTTP Server v8.0 を使用しています。
29. httpd.conf ファイルの場所と Web サーバーに使用するポートを指定します。「Next」をク
リックします。
83
30. 必要に応じて「Setup IBM HTTP Server Administration Server」を選択します。このガイド
の目的に従って、これは選択されていません。
31. webserver1 などの Web サーバー名を指定します。「Next」をクリックします。
84
32. 次の画面で、Deployment Manager のホスト名を入力して、
「Next」をクリックします。
33. 「Configure」をクリックしてプラグインを構成します。
34. プロセスが完了したら、
「Launch the plug-in configuration roadmap」を選択解除して、
「Finish」をクリックします。
35. Web サーバーの、次のファイル
<Plugin root>/bin/configurewebserver1.sh を
<AppServer root>/bin ディレクトリーの Deployment Manager サーバーにコピーします。
36. DMGR サーバーで、<dmgr profile root>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、
dmgr が実行されていることを確認します。
./startManager.sh
85
37. Unix のみのステップです。<AppServer
root>/bin ディレクトリーの
のみ
configurewebserver1.sh ファイルの実行権限があることを確認します。
chmod 775 configurewebserver1.sh
38. <AppServer root>/bin ディレクトリーから、次のコマンドを実行します。
./configurewebserver1.sh -profileName <dmgr profile name> -user <WAS user id> password <WAS password>
次に例を示します。
./configurewebserver1.sh -profileName Dmgr01 -user wpadmin -password wpadmin
39. スクリプトが完了したら、Deployment Manager にログインして、
「Servers」→「Server
Types」→「Web Servers」を選択します。
40. Web サーバー名 (例: webserver1) の横にあるチェック・ボックスにチェック・マークを
付け、「Generate Plug-in」をクリックします。
注: この情報は、
<dmgr_profile>/config/cells/<cellname>/nodes/<nodename>/servers/webserver1/plugin- cfg.xml
ファイルに書き込まれます。
41. plugin-cfg.xml ファイルを次のディレクトリーのリモート Web サーバーにコピーして、
既存のファイルを上書きします。
<plugin_root>/config/webserver1
86
42. DMGR、Web サーバー、nodeagent、および WebSphere_Portal サーバーを再始動します。
43. Web サーバーを介して Portal クラスターにアクセスできることを確認します。
http://mywebserver.hostname.com/wps/portal
結論
このガイドでは、外部データベースおよびフェデレーテッド LDAP のセキュリティーを使用して
完全に機能する WebSphere Portal v8.0.0 クラスターの作成方法を説明しました。また、ロード・
バランシングを可能にする Web サーバーの構成方法も説明しました。
87
付録 A – 代替セットアップ・パス
A-1 - WebSphere Portal および Deployment Manager を同一サーバーに
インストールする
Deployment Manager を WebSphere Portal 1 次ノードと同じインスタンスにインストールする場合
は、次の手順を使用して両方を同時にインストールできます。
このセクションは 1 章、4 章、5 章に置き換わるものです。
WebSphere Portal のインストールの前に、必ず次の Planning 資料を確認してください。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Planning_to_install_WebSphere_Portal_wp8
このガイドでは、ネットワーク・ドライブ上のインストール・イメージを使用して、
「root」ユー
ザーとしてインストールが完了しています。
注: パスポート・アドバンテージから Portal メディアをダウンロードしている場合は、付録
付録 B-4
を参照して、ダウンロードされたイメージを正しく抽出する方法を確認してください。
1.
端末ウィンドウを開き、次のように入力します。
ping yourserver.yourcompany.com
yourserver.yourcompany.com は、使用する実際の完全修飾ホスト名です。
2.
同じ端末ウィンドウで、次のように入力します。
ping localhost
これによって、マシン上で「localhost」ネットワーク設定が正しく構成されていることを
検証します。
3.
Linux/UNIX 環境のみのステップです。ulimit
-n が 10240 以上に設定されていることを
環境のみ
確認します。
ulimit -n 10240
4.
WebSphere Portal v8 セットアップ DVD またはネットワーク・ドライブから、次のコマ
ンドを実行します。
./setup.sh
88
5.
セットアップ・ウィザードが起動したら、
「Install Portal」を選択します。
6.
環境に適したインストール・オプションを選択します。このガイドでは、
「Install IBM
WebSphere Portal from the network」を選択します。
7.
ネットワークの場所に関するプロンプトが表示されます。Setup/Repository ディレクト
リーを指定して、
「OK」をクリックします。
89
8.
IBM Installation Manager が既にインストールされ、Portal で要求されるレベル (v1.5.2) に
アップグレードされている場合は、Installation Manager が起動します。この場合はステッ
プ 15 に進みます。
IBM Installation Manager がインストールされていない場合、または、Portal で要求される
レベルでない場合は、インストールまたはアップグレードするように求められます。
9.
「Next」をクリックします。
10. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
90
11. IBM Installation Manager のインストール・ディレクトリーを選択します。
12. 「Next」をクリックします。
13. 「Summary」画面で、「Install」をクリックすると、インストールが開始されます。
14. インストールが完了したら、「Restart Installation Manager」をクリックします。
91
15. Installation Manager が起動すると、次の画面が表示されます。
16. 「File」→「Preferences」→「Repositories」を選択します。
17. Portal、WAS、および <Offering> ディレクトリーの場所のリポジトリーを追加します。
これらはそれぞれ、次の場所を指示する必要があります。
<Portal Media root>/Portal/repository.config
<Portal Media root>/WAS/repository.config
<Portal Media root>/<Offering>/repository.config
ここで、<Offering> は、Extend、Enable、Express、または Web Content です。Portal
Server をインストールする場合は、<Offering> ディスクまたはディレクトリーはありま
せん。
Portal メディアのディレクトリー構造のセットアップ方法を確認する必要がある場合は、
付録 B-4 を参照してください。
18. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
92
19. 「Installation Manager」起動画面で、「Install」をクリックします。
20. WebSphere Application Server、WebSphere Portal Server、および WebSphere Portal Enable の
チェック・ボックスにチェック・マークを付けてインストールします。
注: この画面は、インストールするオファリングによって異なる場合があります。この例
では、Portal Enable をインストールするため、Server と Enable の両方を選択します。
Extend をインストールする場合は、Server と Extend の両方を選択します。サーバーの
みをインストールする場合は、Server のみを選択します。
21. 「Next」をクリックします。
93
22. 必要な WebSphere Application Server 修正プログラムのチェック・ボックスにチェック・
マークを付け、インストールします。
23. 使用許諾契約書を承認して「Next」をクリックします。
24. Installation Manager の SharedResources ディレクトリーの場所を選択します。
25. 「Next」をクリックします。
94
26. 「IBM WebSphere Application Server」をクリックして、WebSphere Application Server のイ
ンストール・ディレクトリーを設定します。
27. 「IBM WebSphere Portal Server」をクリックして、WebSphere Portal Server のインストー
ル・ディレクトリーを設定します。
95
28. 必要に応じて、インストールする翻訳物を選択します。このガイドでは、追加の翻訳物は
選択しないものとします。
29. WebSphere Application Server および WebSphere Portal の両方にインストールする機能を
確認します。DMGR プロファイルをインストールするには、「Deployment Manager Profile
augmented with WebSphere Portal」のチェック・ボックスにチェック・マークを付けます。
30. 「Next」をクリックします。
96
31. 「Profile Templates Type」の選択では、「Full」または「Base」を選択します。このガイド
では、「Base」が使用されます。
32. 「Next」をクリックします。
97
33. 「Profile Configuration Details」で、ノード名、セル名、管理者ユーザー ID、および管理
者ユーザー・パスワードを設定します。
任意指定:「Advanced
Configuration」 (スクリーン・ショットの表示外) を選択すると、コ
任意指定
ンテキスト・ルート、デフォルト・ホーム、個人別設定のホーム、開始ポート範囲、プ
ロファイル名、プロファイル・パスも設定できます。このガイドでは、これらをすべて
デフォルト設定にしていますが、適宜変更して構成することができます。
34. 「Next」をクリックします。
98
35. Deployment Manager プロファイルの構成画面では、ノード名、セル名、管理ユーザー ID
とパスワード、およびプロファイル名とパスを選択します。
注: WebSphere Portal プロファイルで選択したものと同じセル名やノード名は使用しない
でください。同じ名前を選択すると、これらのプロファイルを使用してクラスターを作
成できなくなります。
注: Portal プロファイルでの設定と同じユーザー ID とパスワードを使用してください。
これにより、後でクラスター設定するときに一部の問題を回避できます。
注: DMGR と Portal ノードが同一サーバー上に存在することになるため、ホスト名は同
じにする必要があります。
36. 「Install」をクリックして、製品をインストールします。
99
37. インストールが完了したら、「Which program do you want to start?」に対して「None」を選
択して「Finish」をクリックします。
38. Web ブラウザーで Portal にアクセスできることを検証します。
http://myprimaryportal.ibm.com:10039/wps/portal
39. <DMGR profile root>/bin ディレクトリーから、Deployment Manager を始動します。
./startManager.sh
40. Deployment Manager 管理コンソールを起動してログインします。この Portal サーバーに
DMGR がインストールされたときのデフォルト・ポートは 9061 です。
http://myprimaryportal.ibm.com:9061/ibm/console
注 :DMGR は 1 次 Portal サーバー上にあるため、ホスト名は Portal のホスト名と同じ
になります。
100
41. 「Security」→「Global Security」と移動します。
42. 「User account repository」で、「Configure」をクリックします。
101
43. 「Primary administrative user name」フィールドで、この値を次の書式を使用してユーザー
の完全識別名に変更します。
uid=<user id>,o=defaultWIMFileBasedRealm
この例のユーザー ID は「wpadmin」であるため、完全識別名は次のとおりです。
uid=wpadmin,o=defaultWIMFileBasedRealm
注: この変更は、フェデレーテッド LDAP を追加する際のユーザー ID の競合の防止に
役立ちます。
44. 保存前に、要求された場合はこのユーザーのパスワードを入力して、すべての変更内容を
保存します。
45. Deployment Manager を再始動して、変更内容を有効にします。
これで、WebSphere Application Server 8.0.0.3 とともに WebSphere Portal v8.0 のインストールが完
了しました。
Deployment Manager プロファイルが作成および構成され、WebSphere Portal フェデレーションの
準備ができました。
102
A-2 – 既存の Portal インストール済み環境に Deployment Manager プロ
ファイルを作成する
既に WebSphere Portal をインストールし、DMGR を同じサーバー上に配置することにしたと想定
します。この場合、Deployment Manager プロファイルを手動で作成し、このガイドの第 5 章に
従って構成することができます。
ただし、Installation Manager を使用すると、Deployment Manager プロファイルを同時に追加およ
び構成できます。このセクションではこの方法について説明します。ここでの説明は、既に
WebSphere Portal v8 がインストールされており、また Installation Manager もインストールされて
いることを前提にしています。
1.
wp_profile/bin ディレクトリーから、WebSphere_Portal が停止していることを確認します。
./stopServer.sh WebSphere_Portal -user wpadmin -password wpadmin
2.
cw_profile/bin ディレクトリーから、server1 が停止していることを確認します。
注: cw_profile は、Configuration Wizard プロファイルです。この詳細については、このガ
イドの付録 B-3 を参照してください。
./stopServer.sh server1.sh -user wpadmin -password wpadmin
3.
IBM Install Manager を起動します。<Installation Manager root>/eclipse ディレクトリーから、
次のコマンドを実行します。
./IBMIM
4.
Installation Manager が起動すると、次の画面が表示されます。
103
5.
「File」→「Preferences」→「Repositories」を選択します。
6.
Portal メディアのリポジトリーを追加します。
Portal/repository.config
必要に応じて、Setup、WAS、および <Offering> のリポジトリーを追加できますが、ここ
では使用しないものとします。
7.
「OK」をクリックして、変更内容を保存します。
8.
Installation Manager メインスクリーンの「Modify」ボタンをクリックします。
9.
「WebSphere Portal」パッケージを選択して、「Next」をクリックします。
104
10. 次の画面で、「IBM WebSphere Portal Server 8.0.0.0」を展開し、「Deployment Manager
augmented with WebSphere Portal」のチェック・ボックスを選択します。
注: Portal Server プロファイルは選択解除しないでください。
11. DMGR ホスト名、ノード名、セル名、ユーザー ID、パスワード、プロファイル名、お
よびプロファイル・パスを設定します。
注: クラスター作成作業を容易にするため、Portal のインストールで使用したものと同じ
ユーザー ID とパスワードを使用します。
注: 固有のノード名とセル名を使用します。Portal インストールに使用したものと同じ
ノード名やセル名を使用しないでください。同じものを使用すると、後の addNode プロ
セスで失敗します。
105
12. 要約画面を確認します。WebSphere Portal プロファイルなど、誤って削除されている機能
がないことを確認してください。下記のような画面が表示されている場合は誤りです
誤りです。
誤りです
下記の画面が表示されていれば、問題ありません。
内容に誤りがある場合は、前に戻って必要に応じて修正します。すべてが適切であれば、
「Modify」をクリックします。
106
13. インストールが終了したら、<dmgr profile root>/bin ディレクトリーから Deployment
Manager を始動します。
./startManager.sh
14. Deployment Manager 管理コンソールを起動してログインします。Portal と同じサーバー
に DMGR がインストールされている場合のデフォルト・ポートは 9061 です。
http://myprimaryportal.ibm.com:9061/ibm/console
注: DMGR は 1 次 Portal サーバー上にインストールされているため、ホスト名は Portal
のホスト名と同じです。
15. 「Security」→「Global Security」と移動します。
16. 「User account repository」で、「Configure」をクリックします。
107
17. 「Primary administrative user name」フィールドで、次の書式を使用してこの値をユーザー
の完全識別名に変更します。
uid=<user id>,o=defaultWIMFileBasedRealm
この例のユーザー ID は「wpadmin」であるため、完全識別名は次のとおりです。
uid=wpadmin,o=defaultWIMFileBasedRealm
注: この変更は、フェデレーテッド LDAP を追加する際のユーザー ID の競合の防止に
役立ちます。
18. 保存前に、要求された場合はこのユーザーのパスワードを入力して、すべての変更内容を
保存します。
19. Deployment Manager を再始動して、変更内容を有効にします。
これで、WebSphere Portal サーバー上で Deployment Manager プロファイルの作成および拡張が完
了しました。この付録は、第 4 章の Deployment Manager のインストールと第 5 章の
Deployment Manager の構成に置き換わるものです。
108
A-3 – LDAP セキュリティーが有効化された Deployment Manager に
Portal をフェデレートする
メイン・ガイドでは、LDAP セキュリティーを 1 次 Portal ノードのフェデレート後に有効にし
ました。このセクションでは、1 次 Portal ノードの追加前に既に DMGR で LDAP セキュリ
ティーが有効化されている場合に必要なステップを説明します。
このセクションは、4 章、5 章、6 章、7 章に置き換わるものです。このセクションでは、DMGR
プロファイルの作成、およびこのプロファイル内での LDAP セキュリティーの有効化の方法を既
に知っていることを前提としており、これらの手順の説明は含まれていません。
これらのステップは、スタンドアロン LDAP セキュリティーまたはフェデレーテッド LDAP セ
キュリティーを使用する DMGR に適用可能ですが、どちらでもかまいません。
1.
スタンドアロン LDAP セキュリティー専用の手順です。DMGR
でスタンドアロン
セキュリティー専用
LDAP セキュリティーが有効である場合は、Portal の wkplc.properties をスタンドアロン
LDAP 情報で更新する必要があります。ここでは、次の場所にあるヘルパー・ファイル
を使用して実行します。
<wp_profile root>/ConfigEngine/config/helpers/wp_security_ids.properties
プロパティーは次のとおりです。
standalone.ldap.id=PortalLdap
standalone.ldap.host=myldapserver.ibm.com
standalone.ldap.port=389
standalone.ldap.bindDN=uid=wpbind,cn=users,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.bindPassword=wpbind
standalone.ldap.ldapServerType=IDS
standalone.ldap.userIdMap=*:uid
standalone.ldap.groupIdMap=*:cn
standalone.ldap.groupMemberIdMap=ibmallGroups:member;ibmallGroups:uniqueMember
standalone.ldap.userFilter=(&(uid=%v)(objectclass=inetOrgPerson))
standalone.ldap.groupFilter=(&(cn=%v)(objectclass=groupOfUniqueNames))
standalone.ldap.serverId=uid=wpbind,cn=users,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.serverPassword=wpbind
standalone.ldap.realm=PortalRealm
standalone.ldap.primaryAdminId=uid=wpadmin,cn=users,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.primaryAdminPassword=wpadmin
standalone.ldap.primaryPortalAdminId=uid=wpadmin,cn=users,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.primaryPortalAdminPassword=wpadmin
standalone.ldap.primaryPortalAdminGroup=cn=wpsadmins,cn=groups,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.baseDN=dc=ibm,o=com
standalone.ldap.et.group.searchFilter=
standalone.ldap.et.group.objectClasses=groupOfUniqueNames
standalone.ldap.et.group.objectClassesForCreate=
standalone.ldap.et.group.searchBases=cn=groups,dc=ibm,o=com
109
standalone.ldap.et.personaccount.searchFilter=
standalone.ldap.et.personaccount.objectClasses=inetOrgPerson
standalone.ldap.et.personaccount.objectClassesForCreate=
standalone.ldap.et.personaccount.searchBases=cn=users,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.gm.groupMemberName=uniqueMember
standalone.ldap.gm.objectClass=groupOfUniqueNames
standalone.ldap.gm.scope=direct
standalone.ldap.gm.dummyMember=uid=dummy
standalone.ldap.personAccountParent=cn=users,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.groupParent=cn=groups,dc=ibm,o=com
standalone.ldap.personAccountRdnProperties=uid
standalone.ldap.groupRdnProperties=cn
また、ヘルパー・ファイルの「Advanced Properties」の 1 つのみを変更し、その他はデ
フォルトのままにしましたが、使用する LDAP によってはさらに変更が必要な場合もあ
ります。
standalone.ldap.gc.name=ibm-allGroups
2.
スタンドアロン LDAP 専用の手順です。<wp_profile
root>/ConfigEngine ディレクトリー
専用
から次の ConfigEngine スクリプトを実行して、ヘルパー・ファイルの内容を
wkplc.properties ファイルにインポートします。
./ConfigEngine.sh -DparentProperties=<wp_profile
root>/ConfigEngine/config/helpers/wp_security_ids.properties
-DSaveParentProperties=true
3.
Deployment Manager の端末ウィンドウから、<dmgr_profile>/bin に移動します。
4.
次のコマンドを実行して、Deployment Manager が停止されていることを確認します。
./stopManager.sh -user <admin user> -password <admin password>
5.
1 次 Portal ノードから DMGR サーバー上の一時的な場所に次の zip ファイルをコピー
します。
<PortalServer root>/filesForDmgr/filesForDmgr.zip
6.
DMGR サーバーに戻り、一時ディレクトリーにコピーした filesForDmgr.zip を抽出しま
す。
7.
リモート
リモート DMGR のみの手順です。
のみ
<temp>/bin/ProfileManangement/plugins/com.ibm.wp.dmgr.pmt_7.0.5 ディレクトリーを、
<DMGR AppServer root>/bin/ProfileManagement/plugins ディレクトリーにコピーします。
8.
リモート DMGR のみの手順です。<temp>/lib/wkplc.comp.registry.jar
および
のみ
wp.wire.jar を、<DMGR AppServer root>/lib ディレクトリーにコピーします。
110
9.
リモート DMGR のみの手順です。<temp>/plugins/com.ibm.patch.was.plugin.jar、
のみ
com.ibm.wp.was.plugin.jar、および wp.base.jar ファイルを、<DMGR AppServer
root>/plugins ディレクトリーにコピーします。
10. リモート DMGR のみの手順です。
のみ
<temp>/profileTemplates/management.portal.augment ディレクトリーを、<DMGR
AppServer root>/profileTemplates ディレクトリーにコピーします。
11. <temp>/profiles/Dmgr01/config/.repository/metadata.wkplc.xml ファイルを、<DMGR
profile root>/config/.repository ディレクトリーにコピーします。
注:「.repository」ディレクトリーは非表示のディレクトリーです。
ステップ 12 および 13 では、DMGR プロファイルを拡張します。このプロセスによっ
て、自動的に DMGR プロファイルが次のように変更されます。
−
DMGR サーバーの HTTP 接続タイムアウトの延長
−
DMGR サーバー内の JMX の SOAP コネクター・タイムアウトの延長
−
DMGR サーバーの JVM 最大ヒープ・サイズの拡大
−
アプリケーション・セキュリティーの有効化
−
soap.client.props ファイルの soap タイムアウトの延長
12. DMGR サーバーの端末ウィンドウから、ディレクトリーを <DMGR AppServer root>/bin に
変更します。
13. 次のコマンドを実行して、DMGR プロファイルを拡張します。
./manageprofiles.sh -augment -templatePath <DMGR AppServer
root>/profileTemplates/management.portal.augment -profileName
<dmgr_profile_name>
<DMGR AppServer root> は、DMGR サーバー上の AppServer のルート・パスで、
<dmgr_profile_name> はご使用の Deployment Manager プロファイルの名前 (Dmgr01 な
ど) です。
14. Portal の 1 次ノードの時間と、Deployment Manager (DMGR) の時間の差が 5 分以内で
あることを確認します。5 分以内でない場合は、addNode プロセスが失敗します。
15. DMGR が始動していることを確認します。DMGR サーバーで、<dmgr_profile>/bin ディレ
クトリーから次のコマンドを実行します。
./startManager.sh
111
16. <wp_profile root>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、WebSphere_Portal
および server1 を停止します。
./stopServer.sh WebSphere_Portal -user <admin user> -password <admin pwd>
./stopServer.sh server1 -user <admin user> -password <admin pwd>
17. <wp_profile root>/bin から次のコマンドを実行して、Portal ノードを DMGR セルに追
加します。
./addNode.sh <dmgr_hostname> <dmgr soap port> -username <dmgr admin ID>
-password <dmgr user password> -includeapps
次に例を示します。
./addNode.sh mydmgr.ibm.com 8879 -username wpadmin -password wppassword
-includeapps
注: DMGR の soap ポートが不明の場合は、DMGR にログインして、
「System
Administration」→「Deployment Manager」→「Port」と選択して確認します。
重要事項:
重要事項 何らかの理由で addNode スクリプトが失敗した場合は、addNode を再実行す
る前に次のステップを完了する必要があります。
a) 失敗前に AddNode がノード作成ステップを完了していた場合は、DMGR セルから
ノードを削除します。
b) DMGR にログインして、次の操作を実行します (失敗の発生時点によっては、以下の
ものが存在しない場合もあります)。
i. すべてのエンタープライズ・アプリケーションを削除します。
ii. WebSphere_Portal サーバー定義を削除します。
iii. WebSphere_Portal の JDBC プロバイダー情報を削除します。
18. <dmgr profile>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、Deployment Manager
を停止します。
./stopManager.sh -user <dmgr admin user> -password <dmgr admin pwd>
19. <dmgr profile root>/bin ディレクトリーから次のコマンドを実行して、Deployment
Manager を始動します。
./startManager.sh
112
注: これで、ノードがフェデレートされ、DMGR のセキュリティー構成が継承されまし
た。WebSphere Portal サーバーはまだ正しく機能しないため、Portal を始動しようとして
アクセスできなくても驚かないでください。
20. 1 次ノードで、<wp_profile>/ConfigEngine/properties/wkplc.properties ファイルを編
集し、次のすべてのプロパティーが環境に応じて適切に設定されていることを確認します。
WasUserid=<DMGR admin user ID>
WasPassword=<DMGR admin password>
PortalAdminPwd=<Portal password>
WasRemoteHostName=<fully qualified hostname of DMGR>
WasSoapPort=<soap port for DMGR; default is 8879>
ServerName=WebSphere_Portal
PrimaryNode=true
ClusterName=PortalCluster
注: 1 次ノードでは、ServerName を WebSphere_Portal どおりにしておく必要があります。
これをその他の値に変更しないでください。
21. <wp_profile>/ConfigEngine/properties/wkplc_dbdomain.properties を編集し、データ
ベース・ユーザー ID とパスワードが正確であることを確認します。
22. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、新しい WebSphere Portal サーバーに合わせ
て Deployment Manager の構成を更新します。
./ConfigEngine.sh cluster-node-config-post-federation
-DWasPassword=<password>
23. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、クラスター定義を作成し、WebSphere_Portal
サーバーをクラスター・メンバーとして追加します。
./ConfigEngine.sh cluster-node-config-cluster-setup -DWasPassword=<password>
113
24. DMGR 管理コンソールにログインし、「Server」→「Clusters」→「WebSphere
Application Server Clusters」に移動して、クラスター定義が正しく作成されているこ
とを確認します。ポータル・クラスターのエントリーが 1 つ存在している必要がありま
す。
ステップ 25 から 29 で、1 次クラスター・メンバーのセッション・パーシスタンスを有効にし
ます。
25. 「Servers」→「Server Types」→「WebSphere application servers」→
「WebSphere_Portal」→「Session Management」→「Distributed Environment
Settings」と移動します。
26. 「Memory-to-memory replication」の青のリンクをクリックします。
27. 「Replication domain」ドロップダウン・メニューで、ご使用のクラスターに該当するも
の (例: PortalCluster) を選択します。
114
28. 「Replication mode」ドロップダウン・メニューで、「Both client and server」を選択
します。
29. 「OK」をクリックして、すべての変更内容を保存します。
30. この時点では、スタンドアロン・ノードから DMGR セルへのセキュリティーの変更により、
WebSphere Portal サーバーは機能しません。Portal 管理ユーザーとグループを DMGR の
ユーザー・リポジトリーのユーザーID およびグループ ID に一致するように更新する必
要があります。次の ConfigEngine スクリプトを実行します。
./ConfigEngine.sh wp-change-portal-admin-user -DnewAdminId=<Portal admin ID
in LDAP> -DnewAdminPw=<Portal admin password from LDAP>
-DnewAdminGroupId=<Portal group ID in LDAP>
この例では、次のように使用しました。
./ConfigEngine.sh wp-change-portal-admin-user
-DnewAdminId=uid=wpadmin,cn=users,dc=ibm,dc=com -DnewAdminPw=wpadmin
-DnewAdminGroupId=cn=wpsadmins,cn=groups,dc=ibm,dc=com
31. DMGR、nodeagent、および WebSphere_Portal サーバーを再始動します。
これで、既に LDAP セキュリティーが有効である Deployment Manager への 1 次 WebSphere
Portal サーバーのフェデレートとクラスター化が完了しました。
このセクションは、次の章に置き換わるものです。
第 4 章 – DMGR のインストール。ここでは DMGR が既にインストールされていることを前提
にしています。
第 5 章 – DMGR の構成。メイン・ガイドの一部のステップでは、デフォルトのセキュリティー
が採用されています。ここでは適用されません。
第 6 章 – 1 次ノードのフェデレートとクラスター化。このセクションの内容の大部分を占めてい
ます。
第 7 章 – LDAP セキュリティーの構成。このセクションでは既にセキュリティーが有効化され
ているため、再実行の必要はありません。
115
付録 B – 補足情報
B-1 – DB2 データベースの作成およびセットアップを実行するスクリプト
注: 提供されているスクリプトは、製品資料の次のページにある DB2 コマンドに基づいています。
http://www10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Linux_clustered_server_Creating_a_remote_or_local_DB2_databas
e_manually_wp8
このセクションでは、WebSphere Portal DB2 データベースの作成に使用される SQL スクリプトの
内容を説明しています。このスクリプトを使用するには、次のステップを実行してください。
1.
2.
3.
4.
5.
このセクションの内容をテキスト・ファイルにコピーします。
使用する環境に合わせて、ファイル内のデータベース名、ユーザー名、およびパスワード
を編集します。JCR バッファー・プールや表スペース名は変更しないでください。これら
は、ここにリストされている値である必要があります。
このファイルを .sql 形式で保存します (例: CreateDatabases.sql)。
このファイルを DB2 サーバー上の一時ディレクトリーにコピーします。
データベース管理者として次のスクリプトを実行します。
db2 -tvf <temporary location>/CreateDatabases.sql
このスクリプトは、次のすべてを実行します。
−
−
−
reldb、comdb、cusdb、jcrdb、lmdb、fdbkdb の 6 個のデータベースを作成および更新し
ます (これらの名前は変更できます)。
jcrdb のバッファー・プールを作成します。次の名前は変更しないでください。
ICMLSFREQBP4、ICMLSVOLATILEBP4、ICMLSMAINBP32、CMBMAIN4
jcrdb の表スペースを作成します。次の名前は変更しないでください。
ICMLFQ32、ICMLNF32、ICMVFQ04、ICMSFQ04、CMBINV04、ICMLSSYSTSPACE32、
ICMLSSYSTSPACE4、ICMLSUSRTSPACE4
116
======= ここからコピーを開始 === (この行は含みません) ==========
CREATE DB reldb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING applheapsz 4096;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING app_ctl_heap_sz 1024;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING stmtheap 32768;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING dbheap 2400;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING locklist 1000;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING logfilsiz 4000;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING logprimary 12;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING logsecond 20;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING logbufsz 32;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING avg_appls 5;
UPDATE DB CFG FOR reldb USING locktimeout 30;
UPDATE DB CFG FOR reldb using AUTO_MAINT off;
CREATE DB comdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING applheapsz 4096;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING app_ctl_heap_sz 1024;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING stmtheap 32768;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING dbheap 2400;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING locklist 1000;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING logfilsiz 4000;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING logprimary 12;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING logsecond 20;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING logbufsz 32;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING avg_appls 5;
UPDATE DB CFG FOR comdb USING locktimeout 30;
UPDATE DB CFG FOR comdb using AUTO_MAINT off;
CREATE DB cusdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING applheapsz 4096;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING app_ctl_heap_sz 1024;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING stmtheap 32768;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING dbheap 2400;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING locklist 1000;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logfilsiz 4000;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logprimary 12;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logsecond 20;
117
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING logbufsz 32;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING avg_appls 5;
UPDATE DB CFG FOR cusdb USING locktimeout 30;
UPDATE DB CFG FOR cusdb using AUTO_MAINT off;
CREATE DB jcrdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING applheapsz 4096;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING app_ctl_heap_sz 1024;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING stmtheap 32768;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING dbheap 2400;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING locklist 1000;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING logfilsiz 4000;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING logprimary 12;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING logsecond 20;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING logbufsz 32;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING avg_appls 5;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING locktimeout 30;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb using AUTO_MAINT off;
CREATE DB lmdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING applheapsz 4096;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING app_ctl_heap_sz 1024;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING stmtheap 32768;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING dbheap 2400;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING locklist 1000;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logfilsiz 4000;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logprimary 12;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logsecond 20;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING logbufsz 32;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING avg_appls 5;
UPDATE DB CFG FOR lmdb USING locktimeout 30;
UPDATE DB CFG FOR lmdb using AUTO_MAINT off;
CREATE DB fdbkdb using codeset UTF-8 territory us PAGESIZE 8192;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING applheapsz 4096;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING app_ctl_heap_sz 1024;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING stmtheap 32768;
118
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING dbheap 2400;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING locklist 1000;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING logfilsiz 4000;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING logprimary 12;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING logsecond 20;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING logbufsz 32;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING avg_appls 5;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb USING locktimeout 30;
UPDATE DB CFG FOR fdbkdb using AUTO_MAINT off;
CONNECT TO jcrdb USER db2inst1 USING password;
CREATE BUFFERPOOL ICMLSFREQBP4 SIZE 1000 PAGESIZE 4 K;
CREATE BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4 SIZE 16000 PAGESIZE 4 K;
CREATE BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32 SIZE 16000 PAGESIZE 32 K;
CREATE BUFFERPOOL CMBMAIN4 SIZE 1000 PAGESIZE 4 K;
CREATE REGULAR TABLESPACE ICMLFQ32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING
('ICMLFQ32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32;
CREATE REGULAR TABLESPACE ICMLNF32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING
('ICMLNF32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32;
CREATE REGULAR TABLESPACE ICMVFQ04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING
('ICMVFQ04') BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4;
CREATE REGULAR TABLESPACE ICMSFQ04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING
('ICMSFQ04') BUFFERPOOL ICMLSFREQBP4;
CREATE REGULAR TABLESPACE CMBINV04 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM USING
('CMBINV04') BUFFERPOOL CMBMAIN4;
CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE ICMLSSYSTSPACE32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM
USING ('icmlssystspace32') BUFFERPOOL ICMLSMAINBP32;
CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE ICMLSSYSTSPACE4 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM
USING ('icmlssystspace4') BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4;
CREATE USER TEMPORARY TABLESPACE ICMLSUSRTSPACE4 PAGESIZE 4 K MANAGED BY SYSTEM
USING ('icmlsusrtspace4') BUFFERPOOL ICMLSVOLATILEBP4;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING DFT_QUERYOPT 2;
UPDATE DB CFG FOR jcrdb USING PCKCACHESZ 16384;
DISCONNECT jcrdb;
TERMINATE;
======= コピーの終了 === (この行は含みません) ==========
119
B-2 – 垂直クラスター・メンバーを追加する
クラスターの作成後に、さらにメンバーをクラスターに追加することが必要な場合があります。
このセクションでは、クラスターに垂直クラスター・メンバーを正しく追加する方法を説明しま
す。
「垂直クラスター・メンバー」とは、既存のフェデレーテッド Portal ノード上に追加される
WebSphere_Portal JVM です。垂直クラスター・メンバーの作成では、サーバーに WebSphere
Portal を新たにインストールしたり、プロファイルを追加したりする必要ありません。
1.
コマンド・ウィンドウから、<AppServer root>/profiles/Dmgr01/bin に移動します。
2.
次のコマンドを実行します。
3.
./startManager.sh
e-business で DMGR が開いたら、Web ブラウザーを起動して DMGR 管理コンソールにア
クセスします。
http://mydmgr.ibm.com:9060/ibm/console
4.
「Servers」→「Clusters」→「WebSphere Application Server clusters」→
「PortalCluster」→「Cluster Members」と移動します。
5.
「New」をクリックします。
120
6.
次画面で、次の情報を入力します。
Member Name - 新しいメンバーの名前 (例: WebSphere_Portal_3)
注: スペースを含む名前は使用できません。
Select Node – クラスターの構成部分であるノードを選択します。
Generate Unique HTTP Ports – 必ずチェックを入れてください。
7.
「Add Member」をクリックすると、この画面の表に新しいメンバーが追加されます。
8.
「Next」をクリックします。
9.
要約画面を確認して、「Finish」をクリックします。
121
10. 変更内容を保存します。
11. 「Server Types」→「WebSphere Application Servers」→「WebSphere_Portal_3」→
「Ports」と移動して、次の 2 つのポート値をメモしておきます。
WC_defaulthost
WC_defaulthostsecure
12. まだ存在していない場合は、これら 2 つのポートが組み込まれるように Virtual Hosts
を更新します。
a)
b)
c)
d)
e)
f)
g)
「Environment」→「Virtual Hosts」→「default_host」→「Host Aliases」と移動します。
「New」をクリックします。
「Hostname」を * に設定します。
「Port」は WC_defaulthost の値に設定します (この例では 10050)。
「OK」をクリックします。
WC_defaulthost_secure (この例では 10053) についても a から e の手順を実行します。
変更内容を保存します。
13. 新しいクラスター・メンバーで動的複製を有効にします。
a) 「Servers」→「Server Types」→「WebSphere Application Servers」→
「WebSphere_Portal_3」→「Container Services」→「Dynamic Cache Service」と移動し
ます。
b) 「Cache size」を 3000 エントリーに設定します。
c) 「Enable cache replication」ボックスにチェック・マークを付けます。
d) 「Replication type」ドロップダウン・メニューで、「Not Shared」を選択します。
122
e) 「OK」をクリックして変更内容を保存します。
14. 「Servers」→「Server Types」→「WebSphere application servers」→
「WebSphere_Portal」→「Session Management」→「Distributed Environment
Settings」と移動します。
15. 「Memory-to-memory replication」の青のリンクをクリックします。
123
16. 「Replication domain」ドロップダウン・メニューで、ご使用のクラスターに該当するも
の (例: PortalCluster) を選択します。
17. 「Replication mode」ドロップダウン・メニューで、「Both client and server」を選択
します。
18. 「OK」をクリックして、すべての変更内容を保存します。
19. 垂直クラスター・メンバーを作成した Portal ノードから端末ウィンドウを開き、ディレ
クトリーを <wp_profile root>/ConfigEngine に変更します。
20. 次の ConfigEngine スクリプトを実行して、新しいクラスター・メンバーから、serverscoped エントリーを削除します。
./ConfigEngine.sh cluster-node-config-vertical-cluster-setup
-DServerName=WebSphere_Portal_3 -DWasPassword=password
ServerName は、新しい垂直クラスター・メンバーの名前に設定します。この例では、
WebSphere_Portal_3 が新しい垂直クラスター・メンバーです。
注:このステップを正常に完了するまで、垂直クラスター・メンバーは正しく機能しない
場合があります。
21. ノードを同期して、DMGR、nodeagent、およびクラスター・メンバーを再始動します。
22. ステップ 11 で WC_defaulthost に定義したポートを使用して、URL 内で新しいクラス
ター・メンバーにアクセスできることを確認します (垂直クラスター・ノードが 1 次
Portal ノードに作成されたと想定しています)。
http://myprimaryportal.ibm.com:10050/wps/portal
124
B-3 – Configuration Wizard を使用する
WebSphere Portal v8 には、新しい構成ウィザードが用意されています。この構成ウィザードは、
コマンド・ラインで「ConfigEngine.sh/bat」スクリプトを実行する代わりに、GUI インターフェー
スを使用して ConfigEngine スクリプトを実行するために使用されます。
以前のリリースの Configuration Wizard は、Portal サーバーで起動する Java アプリケーションで
した。v8 では、独自のプロファイル (cw_profile) に展開されるサーブレットで、Web からアクセ
スします。また、「ワークフロー」と呼ばれる機能が組み込まれ、一連のタスクを実行するカスタ
ム・スクリプトを生成できます。これは、特に複数の環境で同じステップを実行する必要がある
場合に役立ちます。
このガイドの ConfigEngine ステップでは Configuration Wizard を使用しませんでしたが、プロパ
ティー実行コマンドを更新する代わりにウィザードを使用することにしてもかまいません。
このセクションでは、v8 Configuration Wizard から ConfigEngine コマンドを実行する方法、およ
びクラスター・セットアップの基本的なワークフローを生成する方法を簡単に説明します。
Configuration Wizard に関するヒント
•
•
•
•
•
•
cw_profile のデフォルトの場所は、<AppServer root>/profiles/cw_profile です。
このプロファイルでは server1 を使用し、デフォルト・ポートは 9060 です。
ファイル・ユーザー・リポジトリーは、デフォルトでセットアップされ、Portal インス
トール時に使用した ID と同じ ID が使用されます。
初期に Portal プロファイルと Configuration Wizard プロファイルで同じ ID を使用した
場合も、cw_profile ユーザー・リポジトリーは、Portal ユーザー・リポジトリーから完全
に分離されます。LDAP を使用するように Portal を構成している場合、cw_profile は同
じ LDAP を使用するように構成されません。
実行されたタスク、成功/失敗したタスク、およびそれぞれの結果を容易に確認できるよ
うに設計された ConfigTrace.log 用のログ・ビューアーが組み込まれています。
詳細については、下記の WebSphere Portal 製品資料を参照してください。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Configuration_Wizard_wp8
125
Configuration Wizard を使用して ConfigEngine スクリプトを実行する
1.
cw_profile/bin ディレクトリーから、次の startServer コマンドを使用して server1
を起動します。
./startServer.sh server1
2.
次のサーバーの WAS 管理コンソールにログインします。
http://myprimaryportal.ibm.com:9060/ibm/console
3.
左側の、Configuration Wizard のリンクをクリックします。
126
4.
Wizard がロードされたら、画面右側の「Run Tasks」リンクをクリックします。
5.
次の画面の最初のフィールドに、実行する ConfigEngine タスクの名前 (例: databasetransfer) を入力します。
6.
2 番目のステップで、更新が必要なプロパティーを変更します。
a) 「Change Properties」ボタンをクリックします。
b) 「Add Property」ボタンをクリックします。
c) 追加するプロパティーを選択します。Ctrl を押しながら左クリックすることで、複数
のプロパティーを選択できます。
注: これは、wkplc*.properties ファイルに現在設定されているいずれかの値を変更する場
合にのみ必要です。
注 :プロパティーは、wkplc*.properties ファイルに合わせてグループ化され、これらの
ファイルから直接プルされます。
大量のプロパティーの更新が必要な場合は、まず、関連する wkplc*.properties ファイル
を編集し、その後、Configuration Wizard を使用するほうが容易な場合もあります。
d) 選択したプロパティーが表に表示されます。この表の値列を編集して、値を更新しま
す。
127
e) プロパティーの追加が終了したら、
「Save」をクリックします。
注: 実行したタスクが成功した場合は、ここで追加したプロパティーのすべてが
wkplc*.properties ファイルに自動的に追加されます。
7.
3 番目のステップでは、ConfigEngine コマンドに含めるその他のパラメーターを追加し
ます。例えば、-DWasPassword=<your password> や -verbose などです。
8.
準備ができたら、
「Run Task Now」をクリックして、ConfigEngine スクリプトを実行しま
す。
注:「Create Scripts」ボタンをクリックすると、ダウンロード可能な zip ファイルが作成
されます。この zip ファイルには、次のものが含まれます。
- 指示
- ステップ 2 でヘルパー・ファイルとして設定したプロパティー
- ConfigEngine コマンドを呼び出す実行可能シェル/バッチ・スクリプト
これにより、PortalServer 上でシェル/バッチ・スクリプトを実行して、ステップ 1 で入
力したものと同じコマンドを実行することができます。また、ステップ 2 で設定したプ
ロパティーを使用することができます。
128
ワークフローの作成
Configuration Wizard のワークフローは、シンプルなシェル/バッチ・ファイルに単純化された一連
のスクリプト (ConfigEngine、addNode、stopServer など) です。これは、複数の Portal サーバー
上で同じ ConfigEngine スクリプトを実行する必要がある場合に非常に役立ちます。
Configuration Wizard には、複数のサンプル・ワークフローが組み込まれています。このセクショ
ンでは、クラスターを作成するスクリプトのカスタマイズおよび生成方法を説明します。
完成すると、DMGR に 1 次ノードを追加し、cluster-node- config-post-federation を実行し、さら
に cluster-node-config-cluster-setup を実行するワークフローを使用できるようになります。
1.
cw_profile/bin ディレクトリーから、次の startServer コマンドを使用して server1
を起動します。
./startServer.sh server1
2.
次のサーバーの WAS 管理コンソールにログインします。
http://<hostname>:9060/ibm/console
3.
左側の、Configuration Wizard のリンクをクリックします。
129
4.
右側の「View Workflows」ボタンをクリックします。
5.
「Create a static cluster」の横にあるチェック・ボックスをクリックしてから、
「Customize Workflow」ボタンをクリックします。
6.
ステップ 1 で、ワークフローを実行するサーバーに対応するオペレーティング・システ
ムを選択します。Portal サーバーの OS がデフォルトで選択されています。「Next」をク
リックします。
7.
必要に応じてプロファイル名、プロファイル・パス、および一時ディレクトリーを調整し
ます。「Next」をクリックします。
注:ここには、OS によって異なる 4 番目のオプションが存在します。Linux の場合は、
シェル・タイプを選択するオプションが表示されます。Windows の場合は、エコーのオ
ン/オフを切り替えるオプションが表示されます。
130
8.
次の画面では、クラスターのセットアップ・ワークフローに必要なプロパティーが表示さ
れます。これらは、wkplc*.properties ファイルから直接プルされます。
必要に応じてリストされたプロパティーの値を調整して、「Next」をクリックします。
9.
検証が正常に完了したら、「Next」をクリックします。
注: ここで設定を保存する場合は「Save」をクリックできます。これは、後でこのワーク
フローを再実行する必要がある場合に利用できます。ステップ 1 で保存した設定をイン
ポートすることによって時間を節約できます。
10. ステップ 4 で「Create Files」ボタンをクリックします。
11. スクリプトが作成されたら、「Download」リンクをクリックしてスクリプトをダウンロー
ドします。zip ファイルがダウンロードされます。
131
12. この zip ファイルを Portal サーバーにコピーして、一時ディレクトリーに抽出します。
zip ファイル内には、次のものが存在します。
a) properties ディレクトリー。ここには、ワークフローに含まれる ConfigEngine スクリ
プトに対応する helper *.properties ファイルが格納されています。この例では、Cluster
Setup ワークフローを実行したため、post-federation.properties と clustersetup.properties の 2 つのプロパティー・ファイルが存在します。
b) scripts ディレクトリー。ワークフローによって生成されたシェル・スクリプトが格納
されています。Cluster Setup ワークフローには、federation.sh、post-federation.sh、
cluster- setup.sh の 3 つのスクリプトが存在します。
c) CreateStaticCluster.html。このワークフロー実行の指示が格納されています。このファ
イルの名前はワークフローの名前であるため、カスタマイズしたワークフローによっ
て異なります。
d) CreateStaticCluster.wfi。ワークフロー定義そのものです。
13. ワークフローを実行するには、*.html ファイルの指示に従います。Create Static
Cluster ワークフローには次の 3 つのステップがあります。
注: ユーザーにこれらのファイルの実行権限があることを確認してください。
a) ./federation.sh の実行。
このスクリプトは、必要なすべてのパラメーターを指
定して addNode を実行します。
b) ./post-federation.sh の実行。このスクリプトは、ConfigEngine スクリプト「cluster-nodeconfig- post-federation」を実行します。ヘルパー・ファイルと wkplc*.properties の既存
の値が使用されます。
c) ./cluster-setup.sh の実行。このスクリプトは、ConfigEngine スクリプト「cluster-nodeconfig- cluster-setup」を実行します。ヘルパー・ファイルと wkplc*.properties の既存の
値が使用されます。
ワークフローを最初に作成する際に、プロファイル名とプロファイル・パスを指定します。これ
らの値は、スクリプト自体にハードコーディングされます。複数の Portal サーバー上でこれらの
ワークフローを実行する必要がある場合は、必ず次のいずれかを実行します。
- 環境内で有効なプロファイルが使用されるように、生成されたシェル・スクリプトを編集しま
す (例えば、プロファイル名が異なる場合など)。
または
- Configuration Wizard を再度起動して、次に使用する Portal 環境に合わせてプロファイル名とプ
ロファイル・テンプレートの値を調整してから、スクリプトを再生成します。
132
ConfigTrace ログ・ビューアーを使用する
Configuration Wizard には、ConfigTrace.log ファイルを表示するための使いやすいツールが含まれ
ています。これは、特定の ConfigEngine スクリプトが失敗した原因を速やかに判定する必要があ
る場合に、非常に役立ちます。
1.
cw_profile/bin ディレクトリーから、次の startServer コマンドを使用して server1
を起動します。
./startServer.sh server1
2.
次のサーバーの WAS 管理コンソールにログインします。
http://<hostname>:9060/ibm/console
3.
左側の、Configuration Wizard のリンクをクリックします。
133
4.
右側の「View Logs」リンクをクリックします。
5.
ConfigTrace.log がツールにロードされ、次のように表示されます。
ログの出力は、次のように編成されています。
左列 - 実行されたタスクのリストが表示されます。緑のチェック・マークは、タスクが
成功したことを意味します。赤の X は、タスクが失敗したことを意味します。最下部の
「Prev/Next」をクリックすることで、タスクの完全なセットに移動できます。タスク名
の横にある「+」をクリックすると、実行されたサブタスクが表示されます。
中央列 – 左列で選択されたタスクの出力が表示されます。この列の最上部の
「Prev/Next」をクリックして、タスク出力をステップスルーします。
右列 – 左列で選択されたタスクに使用されたプロパティーのリストが表示されます。プ
ロパティー・リストは、検索するプロパティーを入力してフィルタリングできます。
134
B-4 – WebSphere Portal インストール・メディアを正しく抽出する方法
このセクションでは、WebSphere Portal のインストール・メディアをパスポート・アドバンテージ
からダウンロードした場合に、正しく抽出する方法を詳しく説明します。これは、過去に混乱を
招いたことがあります。正しく抽出しないとインストールが失敗するか、まったく実行されない
可能性があります。
このセクションの内容の主なポイントは、ダウンロードされたすべての zip/tar ファイルを完全に
同じ親ディレクトリーに抽出しなければならないことです。
このように抽出すると、問題
が生じません。
1.
まず、次の製品資料のリンクを参照して、パスポート・アドバンテージからダウンロード
する必要があるイメージを理解します。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Electronic_images_wp8
WebSphere Portal メディアには、Server、Enable、Extend、Express、Web Content Management、およ
び Web Content Management Standard の 6 種類のエディションがあります。
各エディションには、Required Software のセットと Optional Software のセットがあります。
ここでは、Required Software のみについて説明しています。
2.
このガイドでは、WebSphere Portal Enable が使用されているため、次のリンクを参照し
てください。
http://www-10.lotus.com/ldd/portalwiki.nsf/dx/Getting_WebSphere_Portal_Enable_software_wp8
ダウンロードが必要なイメージは 10 個です (表 2、3、および 4 に表示)。
注: 表 1 には、クイック・スタート・ガイドが含まれています。これは単なる資料で、
インストーラーで実際に使用されるものではありません。必要に応じてスキップできま
す。
3.
Portal Installation メディアが格納されるサーバー上の任意の場所にディレクトリーを
作成します。
次に例を示します。
/opt/Portal8Media
4.
ダウンロードした各 zip ファイルを、作成したディレクトリーに抽出します。
注: イメージの抽出中に既存のディレクトリーの上書きを求められる場合があります。
「OK」または「YES」を選択して、既存のディレクトリーを上書きします。通常はこれ
で問題ありません。
135
5.
これが完了すると、次に示すディレクトリー構造になります (例では
my/opt/Portal8Media を使用しています)。
/opt/Portal8Media/Setup
/opt/Portal8Media/WAS
/opt/Portal8Media/Portal
/opt/Portal8Media/Enable
注: Portal Server をインストールする場合は、ディレクトリーが Setup、WAS、Portal の 3 つのみ
になります。これ以外のエディションはすべて、ディレクトリーが Setup、WAS、Portal、および
各自の Offering (Enable など) の 4 つになります。
136
作成者について
Hunter Tweed は、IBM WebSphere Portal Level 2 Support 組織に所属しており、L2 のインストール
および構成チームのチーム・リーダーです。さまざまな Portal 導入シナリオのステップバイス
テップ・ガイドを多数作成しています。
このガイドの内容に関してご不明な点については、下記にお問い合わせください。
[email protected].
このガイドの手順の実行時に何らかの障害が発生した場合は、WebSphere Portal Level 2 サポート
の PMR を開始できます。
謝辞
•
このガイドの基盤となる製品資料を提供してくれた WebSphere Portal Information
Development チームに感謝します。
•
このガイドの内容に関する追加のフィードバック、推奨、およびコメントを提供してく
れた Portal セキュリティーの WebSphere Portal L2 Support エンジニアである Travis
Cornwell に感謝します。
137
変更履歴
バージョン
1
日付
12/05/17
変更内容
発行
138
Fly UP