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開発ツール 1 IBMシステムズ・エンジニアリング株式会社 ビジネス・インテグレーション

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開発ツール 1 IBMシステムズ・エンジニアリング株式会社 ビジネス・インテグレーション
開発ツール
IBMシステムズ・エンジニアリング株式会社
ビジネス・インテグレーション
齋藤 修一 ([email protected])
© 2008 IBM Corporation
1
Disclaimer
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
当資料で提供する技術情報は、各製品の出荷前コードに基づくものを含みます。
この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社の正式なレ
ビューを受けておりません。
当資料は、資料内で説明されている製品の仕様を保証するものではありません。
資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は2008年
10月現在の情報であり、製品の新しいリリース、PTFなどによって動作、仕様が変
わる可能性があるのでご注意下さい。
今後国内で提供されるリリース情報は、対応する発表レターなどでご確認くださ
い。
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
#2
© IBM Corporation.
2
Agenda
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
IBM Rational Application Developer V7.5 概要
RAD V7.5 新機能
Java EE 5 開発
EJB3.0 & JPA 開発
Web 開発
Webサービス開発
Web2.0 開発機能
開発ツールのマイグレーション
関連製品
RAD Assembly and Deploy Feature
IBM Rational Software Architect V7.5
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
#3
© IBM Corporation.
3
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
IBM Rational Application Developer V7.5 概要
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
#4
© IBM Corporation.
このセクションでは IBM Rational Application Developer V7.5 の概要を説明します。
4
Rational Application Developer (RAD) V7.5
Web 2.0
動的でリッチなAJAX
アプリケーションによ
りSOAおよびJavaEE
資産を拡張
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
SOA
Webサービスの作成、デ
プロイ、検出をサポートし、
ビジネス・アプリケーション
の統合を支援
Java EE 5
アノテーション(JDK5)のサ
ポートおよび統合された
WebSphereテスト環境に
より、Java EE 5 アプリ
ケーションの開発とテスト
を効率化
Collaborative
Portal
Portal
ポータルとポートレットのビ
ジュアル・デザインおよび
WebSphere Portal での
テストをサポート
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
#5
© IBM Corporation.
Rational Application Developer (RAD) は、WebSphere Application Server や WebSphere
Portal 上のアプリケーション開発を加速する統合開発環境 (IDE) です。 RAD は Java EE、
SOA、 Web 2.0、Portal アプリケーションの開発とデプロイをよりシンプルにすることで、開発
者の生産性を向上させます。RAD は IBM ミドルウェア (WAS や Portal など) と密に連携して
おり、それらの提供するプログラミング拡張に対するサポートを含んでいます。
Java EE
Java EE の強みを生かすためには、Java EE の持つ複雑さを扱う必要があります。
RAD V7.5 は Java EE 5 のアノテーション形式のプログラミングモデルをサポートし、さ
まざまな機能とともに開発を単純化します。
SOA
RAD は最新の仕様対応した Webサービスの開発、テスト、デプロイ機能を引き続き提
供し、SOA の実現をサポートします。
Web 2.0
よりリッチで頑強な インターネット・アプリケーション (RIA) を求める市場に対して、
RAD 7.5 は AJAX アプリケーション開発を支援するさまざまな機能を提供します。この
中には Web 2.0 Feature Pack for WebSphere に対するサポートも含まれます。
Portal
WebSphere Portal のための主要な開発環境として、RAD は引き続き Portal アプリ
ケーションのためのビジュアル設計ツールを提供します。
5
サポートする仕様およびミドルウェア
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Java Enterprise Edition (Java2 Enterprise Edition)
J2EE 1.2, 1.3, 1.4, 5.0
WebSphere Application Server
V6.0, V6.1, V7.0 (テスト環境を同梱)
WebSphere Portal V6.0, V6.1
Database
DB2 UDB 7.2, 8.1, 8.2, 9.1, 9.5
Oracle 8, 9, 10, 11
など
オープン・ソース・フレームワーク
Struts 1.0.2, 1.1, 1.2, 1.3
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
#6
© IBM Corporation.
上記のほかにサポートする仕様、製品として以下のようなものがあります。
Java SE:
1.2、1.3、1.4、5.0、6.0
アプリケーション・サーバー
Apache Tomcat v3.2、4.0、4.1、5.0、5.5、6.0
JBoss v3.2.3、4.0、4.2、5.0
ObjectWeb JOnAS v4
Oracle OC4J 10.1.3、10.1.3.1
データベース
IBM DB2 for i5/OS v5R2、5R3、5R4
IBM DB2 for z/OS v7(互換モード)、8、9
IBM Cloudscape(※Apache Derbyの商用版) v5.1、10.0、10.1、10.2
IBM Informix Dynamic Server v9.2、9.3、9.4、10.0、11.0
Microsoft SQL Server Enterprise v7、2000、2005
MySQL v4.0、4.1、5.0、5.1
Oracle v8、9、10、11
PostgreSQL v8.x
SAP MaxDB v7.6、7.7
Sybase Adaptive Server Enterprise v12.0、12.5、12.x、15.0
Sybase Adaptive Server Anywhere v9.x
※上記以外の製品も、「Generic JDBC 1.0」として利用可能
SCMシステム
CVS
ClearCase
※CVS以外のSCMシステム(ClearCase, Subversion, VSSなど)は、サード・パーティー製Eclipseプラグインにより 統合
可能です。(CVS以外の製品サポートにつきましては、SCMシステムもしくはプラグインの提供元にお問い合わせください。)
6
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Java EE 5 開発
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
#7
© IBM Corporation.
このセクションでは RAD V7.5 で加わった Java EE 5 開発に関する新機能を紹介します。
7
Java EE 5 開発ツール
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
9 Java EE 5 プロジェクトの作成
ƒ Java EE 5 アプリケーションの開発
ƒ Java EE5対応サーバーへの公開
WebSphere Application Server V7,
Geronimo 2など
9 ビューや各種支援機能も
Java EE 5 に対応
ƒ 「注釈」ビュー
ƒ コンテンツ・アシスト
ƒ 入力中の検証
ƒ クイック・フィックス
ƒ リファクタリング
Java EE 5の
アノテーションに対応
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
#8
© IBM Corporation.
RAD V7.5で、Java Enterprise Edition 5(Java EE 5)に対応したエンタープライズ・アプリ
ケーション・プロジェクトの作成ができます。
作成したJava EE 5アプリケーションを、Java EE 5をサポートするアプリケーション・サー
バーに公開することができます。
ビューや各種支援機能(コンテンツ・アシスト、コード入力中の検証、クイック・フィックス、リファ
クタリング)は、Java EE 5に対応しています。これらの各種支援機能は、アノテーションにも
作用します。
8
「注釈」ビュー
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
コード中のアノテーションを一元管理
アノテーションの確認、編集
(追加、変更、削除)
コード/ビューのどちらかでアノテーションを
編集すると、即座に他方に反映される
属性のデフォルト値/暗黙の値を確認可能
同期
コード中で編集
ビューで編集
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
#9
© IBM Corporation.
Java EE 5 では、従来のデプロイメント記述子 (Deployment Descriptor) に記述していたさ
まざまな構成情報を、アノテーションを使用して定義できるようになりました。またアノテーショ
ンによる記述では、多くの場合、デフォルト値を使用することで最小限の記述にてアプリケー
ションを動作させることができるようになりました。
この新しいプログラミングモデルにより、コードを単純化し、構成ファイルとコードの分離による
設定の手間を削減することができます。しかし正しくアプリケーションを動作させるためにはア
ノテーション自体を正しく記述する必要があります。
RAD V7.5 は、Java EE 5 で定義された 100種類以上のアノテーションを正しく、容易に扱う
ことを可能にする 「注釈」ビューを提供します。
•階層構造を持つアノテーションをビジュアルに表示/編集
•アノテーションの属性や、デフォルト値 / 暗黙値の表示
•デプロイメント記述子によって上書きされている属性値の表示
9
コンテンツ・アシスト & クイック・フィックス
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
コード記述作業の効率化
入力補完、依存関係の解決、
コード(スケルトン)生成
アノテーションにも作用する
(少し入力して)
Ctrl + Space
(少し入力して)
Ctrl + 1
(少し入力して)
Ctrl + Space
(少し入力して)
Ctrl + 1
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 10
© IBM Corporation.
RAD のベースとなっている Eclipse は Java コードに対するコンテンツ・アシストやクイック・
フィックス機能を提供しています。 コンテンツ・アシストによって、コードを記述する際に挿入
可能なコーディング・オプションを提供が提供され、クイック・フィックスによって、必要な依存
関係の解決やコードの自動生成ができます。
RAD は、Eclipse のもつこれらの機能を拡張し、Java EE 5 で追加されたさまざまなアノテー
ションや、API を含むコンテンツ・アシストやクイック・フィックス機能を提供します。上図は
EJB 3.0 に定義されたアノテーションに関するコンテンツ・アシスト、クイック・フィックスを適用
している例です。
10
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
EJB 3.0 & JPA 開発
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 11
© IBM Corporation.
このセクションでは RAD V7.5 から加わった、 EJB 3.0 (Enterprise Java Bean 3.0) および
JPA (Java Persistence API) アプリケーション開発に関する機能を紹介します。
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【リマインド】 EJB 3.0によるEJB開発の簡素化
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
以前のEJBの問題点: 特定のサーバーサイドAPIへの依存や、
複雑なプログラミング・モデル/実行モデル
javax.ejb.SessionBean, javax.ejb.EntityBean, etc.
以前のEJB
リモート/ローカル・インターフェース
Homeインターフェース(リモート/ローカル)
明示的なコード生成の実行
Deployment Descriptor(構成ファイル)
ベンダー固有ファイル
実行環境(J2EEサーバー、EJBコンテナー)
«Interface»
Javax.ejb.SessionBean
<?xml … ?>
<enterprise-beans>
…..
</enterprise-beans>
myapp.HelloBean
HelloHome home =
(HelloHome) PortableRemoteObject.narrow(
ctx.lookup(…));
コード生成
«Interface»
javax.ejb.EJBHome
«Interface»
javax.ejb.EJBObject
«Interface»
myapp.HelloHome
«Interface»
myapp.Hello
EJB 3.0:
アノテーション
EJB 3.0
POJO + JPAによる“軽量”Entity Bean
myapp.HelloBean
@Stateless
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
«Interface»
myapp.Hello
@Remote
# 12
© IBM Corporation.
EJB 3.0は、エンタープライズBeanの開発およびテストに関する新しい標準です。
従来バージョンのEJBでは、要件の複雑性やテストのしづらさが問題視されることがありました。
EJB 3.0の開発モデルでは、従来よりも簡単にEJBの開発/テストが行えます。
12
【リマインド】JPAとは
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
JPA: Java Persistence API
オブジェクト永続化とO/RマッピングのためのAPI
エンティティー(POJO)とRDBテーブル間のマッピングをアノテーションで定義
オブジェクト操作のためのSQLライクな問い合わせ言語(JPQL: Java Persistence Query Language)
「SELECT e from Employee e ORDER BY e.firstname, e.lastname」
独立したAPI ― EJBコンテナー外(WebコンテナーやJava SE環境など)でも利用可能
従来のEJBエンティティーBeanに替わる新しい標準
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 13
© IBM Corporation.
Java Persistence API(JPA)は、Javaオブジェクトの永続化と、JavaクラスとRDBテーブルと
の間のマッピングを行うためのAPIであり、従来のCMPエンティティーBeanに替わる新しい標
準です。
POJOベースのエンティティーBeanとテーブル間のマッピングには、デフォルトのルールがあ
り、例えばクラス名とテーブル名や、フィールド名とカラム名が同じ場合は、デフォルトでマッピ
ングされます。名前が異なる場合にはアノテーションでマッピングを記述します。
JPAでは、JPQL(エンティティー・オブジェクトを操作するための問い合わせ言語)が提供さ
れています。JPQLを用いてSQLによく似た文法でオブジェクトの照会が可能です。
JPAは、EJB 2.xのエンティティーBeanの後継にあたりますが、POJOベースである点が大き
く異なります。そのため、WebコンテナーやJava SE環境など、EJBコンテナー外でもこの技
術を用いることが可能です。この特徴はテスト容易性の向上にもつながります。
13
EJB 3.0 & JPA 開発ツール
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
EJBプロジェクト
EJB 3.0 仕様に従ったプロジェクトを作成可能
ejb-jar.xml を持たないアノテーションのみのプロジェクト構造
従来の EJB 1.1, 2.0, 2.1 仕様もサポート
さまざまなウィザード
エンティティ Bean (1.x から 2.x)、セッションBean、メッセージ駆動型 Bean
作成のためのウィザード
EJB とデータベースのマッピング
EJB 2.x CMPエンティティ Bean
JPA
EJBビジュアル編集
UML図の表記を使用してEJBコンポーネントを作成、編集
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 14
© IBM Corporation.
EJB 3.0 と JPA で新しく導入されたプログラミング・モデルでは、POJO とアノテーションを使
用してEJBアプリケーションを構築することができるため、特別な開発環境ではなくとも単純な
テキスト・エディターでも開発を行なうことができます。
ただしこれらの開発を行なう上では、EJB 3.0 で新しく導入されたアノテーションの内容や構
文を正しく理解し適用する必要があります。
RAD は EJB 3.0 や JPA アプリケーションの開発を単純化するさまざなウィザードや拡張機
能を提供します。これにより学習にかかるコストを下げ、また日々の開発作業を効率化します。
14
JPA 開発ツール
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
「JPA」パースペクティブ
「JPAの構造」ビュー、「JPAの詳細」ビュー
JPA構成ファイルに特化したXMLエディター
persistence.xml, orm.xml
コードの自動生成
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 15
© IBM Corporation.
RAD V7.5 は、JPAアプリケーションの開発を効率化するためのサポート機能を提供します。
•JPAパースペクティブ
JPA開発に特化した専用のパースペクティブで、「JPAの構造」ビューや「JPAの詳
細」ビューなどを含みます。
• 「JPAの構造」/「JPAの詳細」ビュー
JPAエンティティの構造、およびその属性の詳細をGUIで確認/編集できるビューです。
• パーシスタンスXMLエディター(persistence.xmlの編集)
JPA においてエンティティ構造を定義する XML定義ファイルである persistence.xml
の専用のエディターです。
• オブジェクト関連マッピングXMLエディター(orm.xmlの編集)
JPA においてオブジェクトと RDB (Relational Database) とのマッピングを定義する
orm.xml を編集するための専用エディターです。
•自動コード生成機能
トップダウン( JavaコードからDDL )、ボトムアップ(テーブルからJavaコード)の、コー
ド生成機能が提供されています。JPAマネージャーBeanや、JPQLによる「名前付き
照会(Named Query)」の生成も可能です。
15
コードの自動生成
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
トップダウン・マッピング
JPAエンティティー(Javaコード)を元に
データベース・テーブルのDDLを生成
ボトムアップ・マッピング
既存のデータベース・テーブルを元に
JPAエンティティーを生成
JPAマネージャーBeanの自動生成
「名前付き照会」の自動生成/編集
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 16
© IBM Corporation.
JPAに関する各種のコード生成機能により、生産性を向上することができます。
トップダウン・マッピングでは、既存のJPAエンティティー・クラスからデータベース・テーブル
のDDLを作成できます。
ボトムアップ・マッピングでは、既存のデータベース・テーブルから、JPAエンティティー・クラス
を生成できます。
JPAエンティティー・クラスから、JPAマネージャーBeanを自動生成することができます。
名前付き照会を自動生成することができます。
16
トップダウン・マッピング
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
JPAエンティティー(Javaコード)を元に
データベース・テーブルのDDLを生成
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 17
© IBM Corporation.
トップダウン・マッピングでは、JPAエンティティー・クラス(Javaコード)を元にDDLを生成しま
す。元となるエンティティー・クラスは、既存のJavaコード(POJO)へのアノテーションの追加
や、ウィザードを用いて作成することができます。クラス図上で作成することもできます。アノ
テーションで定義した多対多の関係は、一対多、多対一となるように中間テーブルが自動的
に生成されます。
17
ボトムアップ・マッピング
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
既存のデータベース・テーブルを元に
JPAエンティティーを生成
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 18
© IBM Corporation.
ボトムアップ・マッピングでは、データベースに接続し、既存のテーブルからJPAエンティ
ティー・クラスを生成します。先にデータ・モデルを先行して作成する場合や、既にデータ
ベースが存在する場合にこのアプローチをとることができます。 テーブル名はデフォルトの変
換規則に従ってJavaクラス名に反映されますが、エンティティーの生成中に任意の名前に変
更することもできます。そうした場合は必要なアノテーションが含まれたコードが生成されます。
主キー列や参照整合性は、アノテーションに反映されます。
18
きめ細かなO/Rマッピングの定義
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
マッピング・タイプの選択
エンティティー(@Entity)
ひとつのDBテーブルに対応する
組み込み可能なクラス(@Embeddable)
他のエンティティーの一部となる
マップ・スーパークラス(@MappedSuperclass)
特定のDBテーブルには紐付かない
複数のエンティティー・サブクラスに共通
する永続化情報を定義
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 19
© IBM Corporation.
JPAエンティティが継承構造を持つ場合のようにオブジェクトが複雑な構造を持っている場合
や、既存のデータベースがありオブジェクトの構造と一対一には対応付けられないような場合
には、JPAエンティティとRDBとの間で対応付け (ORM : Object Relational Mapping) を詳
細に定義する必要があります。
これらの定義は、Javaプログラム中のアノテーションや、orm.xml に定義することができます。
RAD はマッピング定義を容易にするために、 orm.xml を編集するための専用の「オブジェク
ト関連マッピングXMLエディター」を提供します。
19
関係の追加(1/2)
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
多重度
1対1の関係(@OneToOne)
1対多の関係(@OneToMany)
多対1の関係(@ManyToOne)
多対多の関係(@ManyToMany)
方向
双方向
単一方向(有向)
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 20
© IBM Corporation.
JPAには、エンティティー間の関係 (1対1関係や1対多関係など) を定義することで、自動的
にDBから関連するエンティティをロードする機能があります。ただしこの関係を定義するため
には、その関係を DB 上でどのように解決するのかを10種類以上のアノテーションを組み合
わせて細かく指定する必要があります。
RADでは、このような複雑な関係の定義を直感的に行なうことを可能にするさまざまな機能を
提供します。
そのうちの一つは、上記の図にあるウィザードを使用する方法です。ウィザードを使用すること
で、関連の向きや多重度、DB上での関係を表現しているキー列などを容易に指定していくこ
とができます。
20
関係の追加(2/2)
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 21
© IBM Corporation.
JPA におけるエンティティ間の関係の定義を容易にするために、RAD が提供するもう一つの
機能はJPAビジュアル編集機能です。
この機能を使用すると、JPAエンティティを UMLクラス図の表記法で表示し、またそのUMLク
ラス図上で直接編集を行なうことができます。
上図では、 Order エンティティ と Item エンティティが UMLクラスの形で表示されています
(それぞれの実体は Java コードです)。
また画面右側に表示されているパレットからエンティティー・リレーションシップを選択して、エ
ンティティ間に関係を引くことで、その関係を表すJPAアノテーションが自動的にコードに追
加されます。
21
JPAマネージャーBeanの自動生成
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 22
© IBM Corporation.
JPAエンティティは、一つ一つの永続化されるオブジェクトを表しますが、実際に永続化を行
なう為には JPA の API である EntityManager インターフェースを通じた処理を実行する必
要があります。
典型的なエンティティに対する処理としては、いわゆるCRUD (Create, Read, Update,
Delete) がありますが、この処理を行なう為には、各エンティティごとに同じようなコードを書い
ていく必要がでてきます。
RAD は、上記のような典型的なエンティティ管理のための Bean (JPAマネージャーBean と
呼んでいます) を自動生成する機能を提供します。
この機能を使用することで 開発者が指定した JPAエンティティ を元に、そのJPAエンティティ
に対するCRUDメソッドや、エンティティーにアノテーションで定義した名前付き照会を実行す
るメソッドを含む Bean を自動生成することができます。
その際には、 名前付き照会のパラメーター(「結果のフィルター」- JPQLのWHERE句の要
素) は自動的に照会メソッドの引数に反映されます。
22
「名前付き照会」の自動生成/編集
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
エンティティー作成時に自動生成可能
照会の編集はGUI/テキストどちらでも可能
GUIで編集
同期
テキストで編集
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 23
© IBM Corporation.
JPA ではエンティティに対する照会クエリーを定義するために JPQL (SQLに似た独自の言
語) を使用します。JPQL ではDBのテーブル名や列名ではなく、 Java オブジェクト名や属
性名 (アノテーションを使用して明示的にエンティティ名などを指定した場合にはその値) を
使用します。
RAD はこのJPQLでのクエリー作成を容易にするための支援機能を提供します。
•典型的なJPQL クエリーの自動生成
無条件で全てのエンティティー・オブジェクトを取得するための照会や、各プロパ
ティーの値に合致するエンティティー・オブジェクトを取得するための照会などを自動
的に生成することができます。
•JPQLクエリーのビジュアル編集
クエリーの結果取得するオブジェクトや属性などをGUIを使用したり、フィルター条件
文を GUIで編集することができます。
23
EJB 3.0 ビジュアル開発 (モデリング)
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
UMLによる、EJBのビジュアル開発
エンティティーBean(JPA)、メッセージ駆動型Bean、セッションBean
クラスの
アノテーションを
表示する区画
コンテキスト・メニューで、
EJB/JPAの
アノテーションを追加
パレットからEJBを作成
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 24
© IBM Corporation.
UMLクラス図を用いて、アノテーションのモデリングや視覚的な表示が行えます。
既存のEJBを視覚的に表示したり、クラス図上でEJB(エンティティーBean、メッセージ駆動
型Bean、セッションBean)を新規に作成することができます。
24
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Web 開発
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 25
© IBM Corporation.
このセクションでは、Web開発に関する RAD V7.5 の新機能を紹介します。
25
Web 開発ツール
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
JSP/HTMLのビジュアル・
レイアウト
(ページ・デザイナー)
コンテンツ・アシスト
クイックエディット(高速編集)
リソース名称変更・移動の自動更新
DB/Beanから
Webアプリケーション生成
Struts, JSF taglib をデザインでも実
行時イメージ表示
Webサイト構造のGUI構成
JavaScript & taglib デバッグ、CSS
エディター
New in V7.5
ページ・デザイナーの更新
JSFサポートの強化
Web2.0開発サポート
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 26
© IBM Corporation.
Rational Application Developer は Web アプリケーションを開発するための強力な機能を
提供しています。
RAD V7.5 では Java EE 5 の最新仕様にあわせて新しい JSP仕様および JSF仕様に対応
するとともに、より高いユーザー・エクスペリエンスを提供する Rich Internet Application
(RIA) の開発を支援するための拡張を行なっています。
•ページ・デザイナーの更新
•JSF (Java Server Faces) サポートの強化
•Web 2.0 開発サポート
26
ページ・デザイナーにおけるアップデート
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
ペインの「分割」
デザイン + ソース / プレビュー + ソースの表示
縦/横に分割可能
一方の編集が、他方へも反映される
要素の配置場所をWYSIWYGで絶対位置指定
複数の要素を選択して、同じ属性を一括指定
非表示(visibility:hidden)な要素の可視化
同期
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 27
© IBM Corporation.
ページ・デザイナーは Web画面 (JSP, HTML) のビジュアル編集を可能にする Rational
Application Developer の機能です。
RAD V7.5 では、従来から含まれていた機能に加えて以下の機能が追加されています。
•ペインの分割
RAD V7.0 では、Webソース・コード (JSP 、HTMLソース・コード) の編集と、結果の
プレビューを行なう画面は、タブによって切り替えていました。RAD V7.5 では、Web
ソース・コードの編集と、GUI上での要素の配置(デザイン)もしくはプレビューを、同時
に表示する「分割」タブが追加されました。プレビュー・モードにした分割ビューを活用
することで、 Java Script を活用したWebサイトの作成時にも、実行時のイメージを参
照しながら Webソース・コードを編集していくことができます。
•要素の絶対位置指定
ページ・デザイナー上の Web要素のレイアウト時にスタイル・シートの
position:absolute を使用して、絶対位置を指定することができるようになりました。
•属性の一括指定
デザイン・タブでの編集時に、複数のWeb要素を選択して、その属性を一括で指定で
きるようになりました。
•非表示要素の可視化
デザイン・タブでの編集時に非表示要素を画面に表示させることができるようになりま
した。
27
JSFサポートの強化
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Faces構成エディター
カスタムJSFコンポーネント・ライブラリーを作成可能
サードパーティー製コンポーネント・ライブラリーのサポート
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 28
© IBM Corporation.
JSF (Java Server Faces) は、Web上のGUI コンポーネントを定義して、その組み合わせに
よってアプリケーションを構築することを可能にするフレームワークです。 RAD は、 JSF コン
ポーネントをページ・デザイナー上へドラッグ&ドロップすることで、容易に Web 画面を構築
する機能を提供しています。
RAD V7.5 では、JSF標準やIBM独自コンポーネントだけではなく、カスタムJSFコンポーネ
ント・ライブラリーとして、独自に作成した JSF コンポーネントやサード・パーティーのJSFコン
ポーネントをRADに組み込むことができるようになりました。カスタムJSFコンポーネント・ライ
ブラリーとして定義された要素は、ページ・デザイナーから利用できるパレット (上図右端のイ
メージ) へと組み込まれ、GUI 上で Web画面へと配置できるようになります。
28
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Webサービス開発
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 29
© IBM Corporation.
このセクションでは Webサービス開発に関する RAD V7.5 の新機能を紹介します。
29
Webサービス開発ツール
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
最新の仕様をサポートするウィザード
トップダウン Webサービス実装 (EJB, Java) 生成
ボトムアップ Webサービス化
Webサービス・クライアントの生成
ルーター・モジュールの作成
専用エディターによるWebサービス・ポリシーの設定
Webサービス・エクスプローラーによる Webサービスの単
体テスト
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 30
© IBM Corporation.
RAD は Webサービスの開発をサポートする機能として以下のような機能を提供します。
•Webサービス生成ウィザード
•Webサービス実装の生成や、既存EJB, Java コードの Webサービス化を容易にし
ます。
•Webサービス・ポリシー・セットの関連付けエディター
•Webサービスのポリシー・セットの関連付けを容易にします。
•Webサービス・エクスプローラー
•サービスの単体テストを容易にします。
RAD V7.5 では以下の Web サービス最新仕様をサポートします。
•Java API for XML Web Services (JAX-WS 2.1)
•Java Architecture for XML Binding (JAXB 2.1)
•Web Services Metadata 2.0 (JSR-181) および
Metadata Facility for the Java Programming Language (JSR-175)
•SOAP 1.2
•SOAP Message Transmission Optimization Mechanism (MTOM)
•エンタープライズWebサービスの実装 (JSR-109 v1.2)
30
ウィザードによるWebサービス化 / Web サービス実装の作成
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
トップダウンJava Bean Webサービス
WSDLからWebサービス実装スケルトン(POJO)を生成
トップダウンEJB Webサービス
WSDLからWebサービス実装スケルトン(SLSB)を生成
ボトムアップEJB Webサービス
既存のSLSBをWebサービス化※
ボトムアップJava Bean Webサービス
既存のPOJOをWebサービス化
※ウィザードによるボトムアップEJB Webサービスでは、JAX-RPCのみ作成可能です。
※既存SLSBコードにアノテーション(@WebService)を記述し、ルーターWebプロジェ
クトを自動生成することにより、SLSBをJAX-WSベースのWebサービスとすることがで
きます。
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 31
© IBM Corporation.
RAD では JAX-RPCに加え、JAX-WSベースのWebサービスをウィザードで作成できます。
トップダウン(WSDLから)もしくはボトムアップ(Javaコードから)でWebサービスを作成できま
す。JavaコードはEJB(ステートレス・セッションBean)もしくはPOJOによる実装を指定できま
す。
Java やEJBの実装コードを、Webサービス化する際にはウィザードを使用してWebサービス
へのアダプターを生成することもできますし、Javaコードに直接アノテーションを定義して
サービスとして利用することもできます。
31
WebSphere JAX-WS トップダウン Webサービス構成
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
WSDL から、 最新の JAX-WS 2.1 に従った
Webサービス実装のスケルトンを生成
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 32
© IBM Corporation.
上図はWebサービス実装のスケルトンを生成するウィザードの一例です。
JAX-WS におけるさまざまなオプションが指定できます。
32
Webサービス・クライアントの自動生成(1/2)
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
WSDLを元にクライアントを自動生成
RAD7.5で追加されたオプション
JAX-WS(バージョン2.0/2.1)
ポータブル・クライアントの生成
非同期呼び出し
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 33
© IBM Corporation.
WSDLを元に、クライアントを生成する際に、JAX-WSのバージョンを選択することができま
す。また、非同期呼び出しが可能なクライアントを生成することができます。
33
Webサービス・クライアントの自動生成(2/2)
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
テスト用JSPを自動生成
クライアント生成と同時
生成済みProxyコードから
非同期呼び出しをテスト可能
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 34
© IBM Corporation.
Webサービス・クライアントの生成時、もしくは生成後に、テスト用JSPを生成できます。テスト
用JSPで非同期呼び出しを使用することができます。
34
ポリシー・セットによるサービス品質の確保
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
WS-I RSPによる、
メッセージの確実な配信
デジタル署名による
メッセージの保全
暗号化による機密性の確保
WS-I:
Web Service-Interoperability
RSP:
Reliable Secure Profile
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 35
© IBM Corporation.
WS-I RSPポリシー・セットにより、所定の受信者に対してメッセージを確実に配信する機能を
提供する、管理されていない非永続的な WS-ReliableMessaging が可能になります。 この
ポリシー・セットは単一のサーバー環境でのみ機能し、クラスター環境では機能しません。
メッセージの保全性は、ボディ、タイム・スタンプ、および WS-Addressing ヘッダーに対して
デジタル署名を行うことにより提供されます。 メッセージの機密性は、ボディおよび署名を暗
号化することにより提供されます。 このポリシー・セットは WS-SecureConversation 仕様お
よび WS-セキュリティー仕様に従っています。
35
Webサービス・エクスプローラー
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Webサービスの単体テストを容易化
WSDLから入力画面を自動生成
送受信される
SOAPメッセージの参照が可能
パラメータ入力
実行結果
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 36
© IBM Corporation.
作成したWebサービスをテストする場合、Webサービスを起動し、その結果を確認するための
ドライバーを作成する必要があります。
RAD はこのようなドライバー作成作業を不要にする Webサービス・エクスプローラー機能を提
供します。Webサービス・エクスプローラーは、公開されている WSDL から動的に Webサー
ビスを呼び出す画面を生成するため、開発者は上記のようなドライバーを手で作成せずに
Webサービスを実働環境上でテストすることができます。
36
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Web 2.0 開発
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 37
© IBM Corporation.
このセクションでは Web 2.0 開発機能について紹介します。
37
Web2.0 開発サポート
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Web2.0 Feature Pack for WebSphere を中心としてサポート
JavaScriptの編集とデバッグ
Dojoライブラリー・サポート
ページ・デザイナー上での Dojo コンポーネントの追加
Dojoライブラリへのコンテンツ・アシスト
RPCアダプターの構成による RESTスタイルWebサービスの公開
AJAXプロキシーの構成
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 38
© IBM Corporation.
RAD V7.5 は、Web 2.0 テクノロジー群を応用した Rich Internet Application (RIA) 開発を
サポートするために、Web 2.0 Feature Pack for WebSphere を用いた開発を支援する以
下の機能を提供します。
•JavaScript の編集とデバッグ
•Dojo ライブラリー・サポート
•ページ・デザイナー上で、Dojo コンポーネントをパレットから追加したり、Dojoライブ
ラリのコードをコンテンツ・アシストを使用して記述することができます。
•RPCアダプターの構成による RESTスタイルWebサービスの公開
•既存の Java Bean を REST スタイルの Webサービスとして公開するための RPCア
ダプターの構成機能を提供します。
•AJAXプロキシーの構成
•複数ドメインに分散しているサービスを、一つのアプリケーションから利用する際のセ
キュリティー上の制約を避けるために AJAX プロキシーを構成する機能を提供します。
38
JavaScriptサポート
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
JavaScriptライブラリー
ECMA-262
Java Script
構文エディタ
ECMA 3 ブラウザー・サポート・ライブラリー
Internet Explorer
Mozilla Firefox
ユーザー・ライブラリー
JavaScriptエディター
コンテンツ・アシスト
検証
クイック・フィックス
コンテンツ・アシスト
リファクタリング
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 39
© IBM Corporation.
RAD 7.5 において JavaScript 編集のための機能が大幅に更新されました。
RAD 7.5 では新しく JavaScriptプロジェクトを作成したり、各種プロジェクトにJavaScriptサ
ポートをファセットとして導入する機能が追加されました。典型的な JavaScriptライブラリーが
事前に定義されており、必要に応じて選択してプロジェクトに組み込むことができます。
JavaScriptソースコードの効率的な編集のための各種支援機能を提供する、JavaScript エ
ディターが追加されました。
JavaScript エディターはコンテンツ・アシストやクイック・フィックスなどの機能を提供します。
JavaScript支援機能は、単独のJavaScriptファイル(*.js)および(X)HTML文書中の
JavaScript記述で有効となります。
39
ページ・デザイナー上での IBM Dojoツールキット サポート
ファセットによるプロジェクトへの容易な導入
パレットからドラッグ&ドロップでページに配置
分割タブによりプレビューと同時に編集
動的プレビュー
Dojo ライブラリのコンテンツ・アシスト
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
パレット上の
Dijit コンポーネント
Dojo ライブラリの
コンテンツアシスト
分割モード
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 40
© IBM Corporation.
Dojoツールキットは、JavaScriptによるクライアントサイドのリッチUI構築のためのオープン
ソース・プロダクトです。
IBM Dojoツールキットは、OSSのDojoに加え、追加のUI部品やサービスを加えたIBM拡張
が含まれます。
Dojo開発サポートでは、JavaScriptにおけるDojo APIの利用やHTMLにおけるDojo属性の
記述でコンテンツ・アシストが使用できます。また、(Dijitと呼ばれる)UI部品をパレットから選
択してページ中に埋め込むことができます。
40
RESTスタイルWebサービスの公開
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
サーバーサイドのPOJOメソッドをHTTP URL形式で呼び出し可能にする
結果をJSONもしくはXMLで応答
応答のデータ・
フォーマットを指定
(JSON or XML)
HTTPメソッドを指定
(GET or POST)
当該POJOメソッドを
呼び出すためのURL
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 41
© IBM Corporation.
RPCアダプター・サービスを用いて、サーバーサイドのPOJOメソッドを、HTTP URL形式で
呼び出し可能にすることができます。
SOAPスタイルの(狭義の)Webサービスではサービスを呼び出す際のHTTPメソッドは
POSTに限られますが、RPCアダプターを用いたRESTスタイルの(広義の)Webサービスで
は、GETによるサービスの呼び出しが可能です。
サーバーサイドのメソッドの戻り値(Javaオブジェクト)をHTTP応答で返す際のデータフォー
マットとして、XMLかJSON(JavaScript Object Notation)を選択できるため、AJAXクライア
ント(JavaScript)で結果を利用する際に便利です。
41
AJAXプロキシー
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
AJAXクライアントから異なるドメインが提供するサービスへのアクセスを可能に
する
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 42
© IBM Corporation.
Webブラウザー上で動作するJavaScriptは、セキュリティー上の安全の確保のため、ドメイン
の異なるサイトから入手したスクリプト間でオブジェクトへのアクセスが制限されます。この制約
のため、AJAXアプリケーションは、クライアントからの全ての要求が単一のドメインに対するも
のとなるように構築する必要があります。
異なるドメインが提供するサービスのURLを、AJAXプロキシーを提供するドメインのURLに
マップすることにより、AJAXクライアントは異なるドメインが提供するサービスを、単一のドメイ
ンへの要求として呼び出すことが可能になります。
42
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
開発ツールのマイグレーション
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 43
© IBM Corporation.
このセクションでは、開発ツールのマイグレーションについて説明します。
43
開発ツールのマイグレーション
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
RAD V6.0.xおよびV7.0.xのプロジェクトからマイグレーション可能
以下のいずれかを行うと、マイグレーション・プロセスが開始される
プロジェクト交換によるプロジェクトのインポート
ソース・コード管理(SCM)システムからのプロジェクトのインポート
RAD V7.5で、旧バージョンのワークスペースを開く
※WSAD V5.1.2からのマイグレーションはV7.0.xを経由する必要がある
以下のターゲット・ランタイムはサポートされないため移行先を指定する
WebSphere Application Server V5.0/5.1
WebSphere Portal Server V5.0/5.1
※マイグレーション中にRAD V7.5がサポートするランタイムへの変更は可能
マイグレーションされるのは、基本的に開発ツールが使用するメタ情報のみ
アプリケーションのコンテンツは変更されない。
マイグレーション後のプロジェクトの後方互換性
RAD V6.0.xからマイグレーションしたプロジェクトは後方互換性なし
RAD V7.0.xからマイグレーションしたプロジェクトは後方互換性あり
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 44
© IBM Corporation.
以前のバージョンの開発ツールから最新バージョンへとマイグレーションを行なう上での注意点を説明します。
•マイグレーションの実行方法
RAD V7.5 は RAD V6.0 および RAD V7.0 からのマイグレーションをサポートしています。WebSphere Studio
Application Developer (WSAD v5.1.2) からのマイグレーションはサポートされません。
マイグレーションは、ワークスペース単位、あるいはプロジェクト交換や構成管理(SCM)ツールに格納されている
Eclipseプロジェクト単位で実行することができます。 ワークスペースをマイグレーションする場合には、RAD
V7.5 で以前のバージョンで作成したワークスペースを開きます。プロジェクト単位でマイグレーションを行なう場
合には、RAD V7.5 のワークスペースに以前のバージョンからエクスポート (プロジェクト交換形式) したものを読
み込みます。
どちらの手順でもマイグレーションは半自動的に行なわれます。後述するターゲット・サーバーの指定が必要な
場合は、手動で移行先のターゲット・サーバーを指定します。
•ターゲット・ランタイムについて
RAD V6.0 および RAD V7.0 では WebSphere Application Server V5.1 テスト環境をサポートしておりました
が、RAD V7.5 にはこのサポートは含まれません。そのためマイグレーション・プロセスの中で、移行先のター
ゲットランタイムの指定が必要となります。
•後方互換性について
ワークスペースをマイグレーションすると、そのワークスペースは以前のバージョンのツールからは読み込めなく
なります。プロジェクトのみのマイグレーションの場合には RAD V7.0 との間でだけ後方互換性が確保されます。
RAD V7.5 へマイグレーションしたプロジェクトは RAD V6.0 では読み込めなくなります。
44
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
関連製品
IBMアーキテクチャー管理および構築 V7.5
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 45
© IBM Corporation.
このセクションでは Rational Application Developer V7.5 と同時に発表された関連製品と、
その中での RAD の位置づけを説明します。
45
アーキテクチャー管理および構築ソリューション V7.5
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
主要な製品
IBM Rational Application Developer for WebSphere Software V7.5
IBM Rational Software Architect for WebSphere V7.5
IBM Rational Software Architect Standard Edition V7.5
IBM Rational Software Modeler V7.5
IBM Rational Modeling Extension for Microsoft .NET V7.5
関連する製品
IBM Rational Data Architect V7.5
IBM Rational Application Developer Assembly and Deployment Features for
WebSphere Software V7.5
ベース Eclipse バージョン
Eclipse 3.4 (Ganymede)
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 46
© IBM Corporation.
WebSphere Application Server V7 の発表と時を同じくして、IBM はアプリケーション開発
(ソフトウェア・デリバリー) ソリューション群の新規リリース (V7.5 リリース) の発表を行ないまし
た。
IBM アーキテクチャ管理 および 構築ソリューション V7.5の発表
http://www-06.ibm.com/jp/domino02/NewAIS/aisextr.nsf/ByLetterNo/RTL08058
このリリースの主眼の一つは、WebSphere Application Server V7.0 で取り込まれた最新の
テクノロジー (Java EE 5, SOA, Web 2.0) への開発ツールとしての対応です。このソリュー
ションのひとつである IBM Rational Application Developer for WebSphere Software V7.5
(RAD V7.5) は、WebSphere Application Server V7.0 テスト環境を同梱し、Java EE 5、新
しい Webサービス仕様(JAX-WS)、Web 2.0 Features Pack for WebSphere への開発機
能を提供します。
46
主な製品エディションと機能 (V7.5)
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
全ツールでサポート
よいアーキテクチャを作る
●アーキテクチャ分析
アプリケーションの再利用性を高める
●パターン
●トランスフォーメーション
RSA for WebSphere
Java 以外の言語で
開発する (*1)
●C++ 開発
UIの開発を簡単にする
●JSP、JSF、リッチ・クライアント
●ページデザイナー
●Webダイアグラム
●バックエンドロジック
●Webサイトデザイナー
(IBM Rational Software Architect)
(for アーキテクト)
RSA standard ed.
(IBM Rational Software Architect)
(for アーキテクト)
RSM
(IBM Rational Software Modeler)
(for モデラー)
UMLのモデリングを行う
●UML2.0モデリング
●モデリング・アシスト
●モデルのレポート機能
チームで効率よく開発する
●RequisitePro統合
●モデルとマージとリファクタリング
ツールを拡張する
●拡張APIの提供
ツールの習得を簡単にする
●サンプル&チュートリアル
チームで効率よく開発する
●Rational Team Concert 統合
●ClearCase統合
●ClearQuest統合
RAD
(IBM Rational Application Developer)
(for アプリケーション・デベロッパー)
Assemble and
Deployment
Features
WAS環境へのデプロイをサポートする
(WAS V7 にライセンスが同梱されている)
● JavaEE アプリのパッケージ化
● WAS 環境へのデプロイ
最新の技術を取り入れる
●Web 2.0, WebService、
Portal、EGL、XML、DB
J2EEのメリットをフル活用する
●EJB開発、O/Rマッピング
●WASランタイムテスト環境
より品質の高いコーディングを実現
する
●コード分析ツール
●ランタイム分析
コードを可視化する
●コード(Java)をUMLを用いて
可視化
●UML図付きのJavadoc作成
*1 : C++ 開発機能のみ RSA for WebSphere には含まれません。
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 47
© IBM Corporation.
上図は、発表された IBMアーキテクチャー管理と構築ソリューションに含まれる主要な製品と
その役割、関係を表したものです。
このセッションでは、 IBM Rational Application Developer (RAD) に関する部分を主として
取り上げ、説明しました。
47
RAD Assembly and Deploy Features
RAD
RADfor
forWebSphere
WebSphereSoftware
Software
プログラミング・モデル
プログラミング・モデル
EJB3サポート
• EJB3サポート
ドメイン・モデリング
• ドメイン・モデリング
• Java, EJB, XSD, WSDL, データ
• Java, EJB, XSD, WSDL, データ
• Web 開発
• Web 開発
• Web 2.0
• Web 2.0
• REST スタイル・サービス, Javascript, Dojo
• REST スタイル・サービス, Javascript, Dojo
• Webサービス・サポート
• Webサービス・サポート
• 基本コード・レビュー、 Java & EJB
• 基本コード・レビュー、 Java & EJB
• ポートレット/ポータル・ツール
• ポートレット/ポータル・ツール
その他
• その他
拡張デバッガー (XSLT, ストアド・プロシージャ…)
• 拡張デバッガー (XSLT, ストアド・プロシージャ…)
• XML 開発
• XML 開発
• コード・カバレージ
• コード・カバレージ
• リレーショナル・データ
リレーショナル・データ
• •Crystal
Reports (tools only)
• Crystal Reports (tools only)
• WAS n-2 support
• WAS n-2 support
• WAS テスト・サーバー: v6.0, v6.1, V7
• WAS テスト・サーバー: v6.0, v6.1, V7
• JCA
• JCA
• CICS / IMS アダプター
• CICS / IMS アダプター
• WebSphereアダプター
• WebSphereアダプター
• SAP, Siebel, JDE, Oracle, PeopleSoft
• SAP, Siebel, JDE, Oracle, PeopleSoft
• RTC クライアント
• RTC クライアント
• ClearCase SCM アダプター
• ClearCase SCM アダプター
• RequisitePro
• RequisitePro
• RUP
• RUP
•
•
RAD
RADAssembly
Assemblyand
andDeploy
Deploy
• Jython ツール
• Jython ツール
• J2EE 1.4
• J2EE 1.4
• JEE5 XML-form ベースの DD エディタ
• JEE5 XML-form ベースの DD エディタ
• JEE5 アプリケーション・サポート
• JEE5 アプリケーション・サポート
• WAS V7サポート
• WAS V7サポート
• WAS デバッグ拡張
• WAS デバッグ拡張
• (WAS V7) アプリケーション配置サポート
• (WAS V7) アプリケーション配置サポート
• RAC
• RAC
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Rational Application Developer for
WebSphere Software V7.5 (RAD)
• IBMミドルウェアを対象とした包括的な開発
ツール
• フル機能の統合開発環境
• チュートリアル、デモ、ウィザード、サンプル
コード
• 組み込み WAS テスト環境
Rational Application Developer
Assembly and Deploy (RAD AD)
• WASライセンスの一部として提供
• Application Server Toolkit (AST) の後継
• J2EE 1.4 アプリケーションの作成、ビルド、
テスト、配置
• Java EE 5 アプリケーションの基本サポート
• Java EE 5 アプリケーションのビルド、テスト、
配置
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 48
© IBM Corporation.
RAD Assembly and Deploy Features (RAD AD) は、過去の WAS V6.1 に同梱されてい
た Application Server Toolkit (AST) と同様の位置づけにあるツールです。RAD AD は
WASライセンスの一部として提供されます。
RAD AD はオープンソースの Eclipse WTP (Web Tools Platform) として提供されている
Java EE アプリケーション開発機能をベースとし、その上に、WebSphere Application
Server V7.0 サーバーに対する管理スクリプトの作成、デバッグおよび J2EE 1.4 アプリケー
ションを WAS V7.0 へとデプロイするために必要なデプロイメント定義 (IBM拡張) を構成す
る機能を含みます。
WAS V7.0 上で動作する Java EE 5 アプリケーションは、アノテーションを使用した POJO
として開発できるため、RAD AD のみを使用して開発することは可能です。その上で、EJB /
JPA や Web 2.0 に関連するテクノロジーへの学習時間を短くし、より早く効率的にビジネス・
アプリケーションの開発に適用したいとお考えの方は、生産性向上のためのさまざまな機能
を提供する RAD をご利用ください。
たとえば、このセッションで紹介した機能の中では、Webサービスの生成およびポリシーの関
連付けを行なう機能については RAD AD に含まれています。また JPA のオブジェクト・リ
レーショナル・マッピング (orm.xml) を行なうための専用エディターも RAD AD に含まれてい
ます。
逆に Java EE 開発機能の注釈ビューや、JPA管理Beanの生成などの生産性向上のための
機能は RAD AD には含まれません。
48
IBM Rational Software Architect for WebSphere
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
アーキテクチャー設計から開発までをサ
ポートする統合開発環境
UMLを使用したアプリケーション設計
IT基盤アーキテクチャー設計
SOA におけるアーキテクチャー
の定義と実現を支援
サービスの分析/設計
UMLモデルからサービス成果物を自動生成
Java および SOA実装の
アーキテクチャ分析
さまざまなツールと連携し、設計から開発
までを一つの環境から扱うことが可能
要求との連携 (RequisitePro)
ビジネス・モデルとの連携
(WebSphere Business Modeler)
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 49
© IBM Corporation.
IBM Rational Software Architect for WebSphere (RSA) は Rational Application
Developer の全ての機能を包含し、さらにUMLを活用したアーキテクチャー分析/設計までを
サポートする統合開発環境です。
大規模な開発において必要となる一連の開発作業 (ビジネス上のニーズの確認から、システ
ム要件の定義、アーキテクチャー設計、アプリケーション設計、実装、コード分析など) の中心
となり、関連するビジネス上のニーズ、システム要件、設計成果物、実装コードを一つの環境
から扱うことを可能にします。
49
RSA V7.5 の新機能 - IT基盤アーキテクチャー設計
New
v7.5
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
アプリケーション・コンポーネント
WAS スタック
DB2 スタック
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 50
© IBM Corporation.
Rational Software Architect V7.5 の新機能の一つとしてデプロイメント・アーキテクチャー・
プラットフォームが新しく提供されました。
この機能を使用することで、複雑化するIT 基盤のアーキテクチャーを効率的に設計することが
可能になります。
•サーバー、OS、ミドルウェア、アプリケーション・コンポーネントの階層に分かれた要素の定義
•非機能要求、機能要求の定義
•アプリケーション・コンポーネント間の依存関係、ミドルウェア間の依存関係、サーバー間の依
存関係などの関係に基づく自動検証
•ミドルウェア構成のための設計情報定義の支援機能
•IBMミドルウェア (DB2, WebSphere Application Server) のためのプリセットを含む
•論理モデルから物理モデルまでの設計をサポート
50
Summary
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Rational Application Developer により WebSphere Application Server
を最大限に活用したアプリケーションの開発が加速されます。
RAD V7.5 は WebSphere Application Server V7 で加わった新しいプログ
ラミング・モデルの開発を支援するさまざまな新機能を提供します。
Java EE 5 (EJB3.0, JPA) 開発サポート
最新のWebサービス仕様への対応を加えたSOA開発サポート
Web 2.0 Feature Pack for WebSphere サポートを中心とした、Rich Internet
Application (RIA) の開発サポート
同時にリリースされたアーキテクチャー管理ソリューションから、開発の
ニーズに応じたツールを選択し利用することができます。
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 51
© IBM Corporation.
51
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
付録
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 52
© IBM Corporation.
以降の内容は付録となります。
52
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
行レベルコードカバレッジ
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 53
© IBM Corporation.
このセクションでは RAD V7.5 で製品に取り込まれたコード・カバレッジ検証機能について説
明します。
53
行レベル・コード・カバレッジ(1/2)
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
プログラムを実行を測定し、コード・カバレッジをレポート
利用シナリオ例:
JUnitテストケースを実行し、テストされなかったコード・ブロックを見つける
カバレッジ100%:
全て実行されたメソッド
カバレッジ0%:
実行されなかったメソッド
カバレッジ1%~99%:
実行されなかった行がある
メソッド
結果リストのダブルクリックで、
そのメソッドのソースコードを
エディターで表示
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 54
© IBM Corporation.
このフィーチャーは、アプリケーションのコード・パスの実行を測定し、そのレポートを作成する
ためのツールを提供します。
このフィーチャーを使用すると、例えば、 JUnitテストケースを実行して、JUnitテストケースで
カバーしていないコード・ブロックを調査する、というようなことができます。
実際にプログラムを実行した結果をレポートするため、条件に応じて処理が実行されたりされ
なかったりするような記述(if文やfor文など)のような、静的チェックでは判断できない/困難
なケースでも、正確なカバレッジを知ることができます。
また、どこからも使用されていない(削除し忘れなど、存在意義の怪しい) publicメソッドの発
見などにも利用可能です。
レポートは、クラスごと、メソッドごとのカバレッジに要約されています。目的のメソッドをダブル
クリックすることで、当該メソッドのソースコードをエディターで開くことができます。また、コンテ
キスト・メニューでパッケージ・エクスプローラー上で当該メソッドをポイントすることもできます。
54
行レベル・コード・カバレッジ(2/2)
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
実行された/されなかった箇所を、エディターに行単位で表示
緑: カバレッジ100%
赤: カバレッジ100%未満
プログラム実行の都度、ツールを
手動で起動しなくても、最新の状
況が反映される
緑: 実行された行
赤: 実行されなかった行
この例では、if文の中がカバーさ
れていないことがわかる
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 55
© IBM Corporation.
コード・カバレッジの詳細は、エディター内に行単位表示されます。また、クラスごと、メソッドご
とのカバレッジは、エクスプローラー(パッケージ・エクスプローラー、エンタープライズ・エクス
プローラーなど)上でも確認可能です。
この、エディター内とエクスプローラー上でのカバレッジの表示は、 (JUnitテストケースなど)
プログラム実行のたびに、最新の状況がレポートされます。
55
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
Rational Team Concert との連携
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
# 56
© IBM Corporation.
このセクションでは RAD V7.5 と、Jazz Technology Platform ベースの最初の製品として
2008年6月に公開された IBM Rational Team Concert との連携機能について紹介します。
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IBM Rational Team Concert : 最初の Jazz 実装製品
コンテキストに応じた
コラボレーション
ƒ チームの透明性を高める
“誰が、何を、いつ、なぜ”
ƒ チームの団結を高めて価値を産み
出す
ƒ 何も取りこぼすことなく、メンバー間
で成果物や情報をやりとりし、協業
ライトサイズ(Right-Sized)
ガバナンス
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
導入してすぐに
生産性向上
ƒ チームのワークフローを自動化する ƒ プロジェクトあるいはチーム間
ことで、生産性を向上
での情報の共有
ƒ データの収集を自動化することで、 ƒ 状況に応じたリアルタイムの反
管理のオーバーヘッドを削減
復の計画とワークロードのバラ
ンス
ƒ リポート機能で状況をリアルタイム
で把握、リスクを減じる
人、プロセスそしてプロジェクトを、ライフサイクル全般にわたってリアルタイムで統合
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 57
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IBM Rational Team Concert は 2008年6月に公開された、システム開発におけるコラボレー
ションを促進することを目的としたサーバー製品です。 IBM Rational Team Concert は「コン
テキストに応じたコラボレーション」、「ライトサイズのガバナンス」「導入してすぐに生産性向上」
という観点から、開発を行なっている「チーム」および「チーム間」の間でのコラボレーションを
促進するための基盤を提供します。
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Team Concert を RAD V7.5 から利用
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
RAD のパースペクティブで開発 (Java EE, …)
‘Team Central’ ビューと ‘My Work’ ビューで
ワークロードを管理
‘Team Artifacts’ ビューで、コード等の成果物を
操作
Jazz 変更管理、ワークフロー管理
• 変更セット
• サーバー・ワークスペース
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 58
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IBM Rational Team Concert は、ワークアイテム管理 (変更/障害/タスク管理) 機能、ソース・
コード管理 (SCM) 機能、ビルド管理機能、といった一連の機能を提供します。
Rational Application Developer V7.5 と同時に Team Concert のクライアント機能を導入す
ることで、 RAD V7.5 の中からこれらの機能にアクセスすることができます。
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Rational Debug Extension for Team Concert
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
チームメンバー間で、活動状態のデバッグ・セッションを共有
Rational
Application Developer
Rational
Application Developer
Rational
Team Concert Client
Rational
Team Concert Client
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WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 59
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RAD V7.5 には Team Concert 機能の拡張として、Debug Extension for Team Concert が
含まれています。この機能を使用すると、自分が行なっているJavaやWebアプリケーションの
デバッグ・セッション (使用しているコードや、ブレーク・ポイントのステータス、その時点のメモ
リーの情報など) をチーム・メンバーと共有して、専門知識をもった複数メンバーが協調しなが
らデバッグを進めることが可能になります。
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Reference
WAS
WAS V7
V7 W/S
W/S
IBM Rational Application Developer V7.5 - InfoCenter
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/radhelp/v7r5/index.jsp
IBM Rational アーキテクチャーの管理
http://www-06.ibm.com/jp/software/rational/products/design/
WebSphere Application Server V7
Announcement Workshop 2008
# 60
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