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IBM Informix Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用) (日本語版) (PDF:536KB)

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IBM Informix Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用) (日本語版) (PDF:536KB)
IBM Informix
򔻐򗗠򙳰
Dynamic Server インストール ガイド
(Microsoft Windows 用)
バージョン 9.4
GB88-8645-00
(英文原典:G251-1265-00)
IBM Informix
򔻐򗗠򙳰
Dynamic Server インストール ガイド
(Microsoft Windows 用)
バージョン 9.4
GB88-8645-00
(英文原典:G251-1265-00)
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、43 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みく
ださい。
本書には、IBM の専有情報が含まれています。その情報は、使用許諾条件に基づき提供され、著作権により保護されて
います。本書に記載される情報には、いかなる製品の保証も含まれていません。また、本書で提供されるいかなる記述
も、製品保証として解釈すべきではありません。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、自ら適切と信ずる方法で、
使用もしくは配布することができるものとします。
本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後の参考にさせていただきます。
http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html
なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳しくは
http://www.ibm.com/jp/manuals/
の「ご注文について」をご覧ください。
(URL は、変更になる場合があります)
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示され
たりする場合があります。
原 典:
G251–1265–00
IBM Informix
Dynamic Server Installation Guide for Microsoft Windows
Version 9.4
発 行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担 当:
ナショナル・ランゲージ・サポート
第1刷 2003.6
この文書では、平成明朝体™W3、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3、平成角ゴシック体™W5、および平成角ゴ
(財)日本規格協会と使用契約を締結し使用しているものです。フォ
シック体™W7を使用しています。この(書体*)は、
ントとして無断複製することは禁止されています。
注* 平成明朝体™W3、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3、
平成角ゴシック体™W5、平成角ゴシック体™W7
© Copyright International Business Machines Corporation 1996, 2003. All rights reserved.
© Copyright IBM Japan 2003
目次
IBM Informix Dynamic Server のインストール . . . . . .
このマニュアルの概要 . . . . . . . . . . . . . . .
対象ユーザ . . . . . . . . . . . . . . . . . .
関連資料 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
関連マニュアル . . . . . . . . . . . . . . . . .
IBM Informix 製品のインストール準備 . . . . . . . . .
データベース サーバのアップグレード . . . . . . . .
インストールの順序 . . . . . . . . . . . . . .
インストール要件 . . . . . . . . . . . . . . .
インストール チェックリスト . . . . . . . . . . .
構成チェックリスト . . . . . . . . . . . . . .
インストール チェックリストと構成チェックリストへの記入 .
IBM Informix 製品のインストール . . . . . . . . . .
データベース サーバの構成 . . . . . . . . . . . .
データベース サーバのプログラム グループの使用 . . . . .
データベース サーバの起動と停止 . . . . . . . . . .
データベース サーバのアンインストールと再インストール . .
データベース サーバのアンインストール準備 . . . . .
データベース サーバの再インストール . . . . . . . .
インストール時の問題のトラブルシューティング . . . . .
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. 3
. 3
. 5
. 7
. 14
. 16
. 19
. 20
. 22
. 22
. 24
. 24
付録. 特殊なインストールの設定 .
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特記事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
商標 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46
索引 .
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© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
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iv
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
IBM Informix Dynamic Server のインストール
このマニュアルの概要
このマニュアルでは、IBM Informix Dynamic Server と IBM Informix Dynamic Server
with J/Foundation を、Microsoft® Windows 2000® と Windows XP® マシンにインスト
ールし、構成、初期化する方法について説明します。
対象ユーザ
このマニュアルは、IBM Informix 製品をインストールする DBA (database administrator:
データベース管理者) を対象としています。ユーザがコンピュータの操作手順、および
オペレーティング システムに詳しいことを前提としています。オペレーティング シス
テムについては、使用している Windows のマニュアルを参照してください。
関連資料
次の資料は、このマニュアルで説明するトピックを補足説明しています。
v 以前のバージョンから IBM Informix Dynamic Server へのアップグレード、または別
のデータベース サーバから IBM Informix Dynamic Server への移行については、
「IBM Informix: 移行ガイド」を参照してください。
v データベース サーバ、およびオペレーティング システム プラットフォームの概要
を説明する文献のリストは、「IBM Informix: スタートアップ ガイド」を参照してく
ださい。
v データベース サーバの構成、管理の詳細については、「IBM Informix: Dynamic
Server 管理者ガイド」と「IBM Informix: Dynamic Server 管理者の参照」を参照して
ください。
v データベース サーバの調整については、「IBM Informix: Dynamic Server パフォーマ
ンス ガイド」を参照してください。
関連マニュアル
IBM Informix Dynamic Server マニュアルは、さまざまな形式で提供されています。
v ドキュメント ノートおよびリリース ノート。マニュアルに対する追加や修正を記載
したドキュメント ノートおよびリリース ノートは、製品をインストールしたディレ
クトリにあります。
これらのファイルには、アプリケーションおよびパフォーマンスに関する重要な情報
が含まれているため、必ず確認してください。
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
1
ドキュメント ノートとリリース ノートの補足説明に関しては、19 ページの『デー
タベース サーバのプログラム グループの使用』を参照してください。
v エラー メッセージ ファイル。IBM Informix ソフトウェア プロダクトが提供する
ASCII ファイルには、すべてのエラー メッセージとその修正処置が記載されていま
す。
Windows でエラー メッセージおよび修正処置を表示するには、Informix Error
Messages ユーティリティを使用します。このユーティリティを表示するには、タス
クバーから「スタート」→「プログラム」→「Informix」を選択します。
IBM Informix 製品のインストール準備
IBM Informix 製品をインストールする前に、次の手順を行ってください。
1. リリース ノートおよび関係のあるドキュメント ノートを読みます。
これらのファイルは CD にあります。ファイルの内容については、19 ページの『デ
ータベース サーバのプログラム グループの使用』を参照してください。
2. 使用するコンピュータが最低限の要件を満たしていることを確認します
(3 ページ)。
3. グループ Windows Administrators のメンバとしてログインしているか確認します (7
ページ)。
4. 「IBM Informix: Dynamic Server 管理者ガイド」のプリインストールに関するセクシ
ョンを確認します。
5. インストール チェックリストに記入します (3 ページ)。
IBM Informix 製品を Windows コンピュータにインストールするには、次の手順を行っ
てください。
1. IBM Informix 製品をインストールします (14 ページ)。
2. データベース サーバを構成します (16 ページ)。
3. データベース サーバを起動します (20 ページ)。
役割分担や複数常駐など、特殊なインストール トピックについては、27 ページの『特
殊なインストールの設定』を参照してください。
データベース サーバのアップグレード
データベース サーバをバージョン 7.24、7.3x、または 9.3x からバージョン 9.4 へアッ
プグレードする場合、インストール スクリプトにより、古いバージョンは新しいバージ
ョンで上書きされます。
以前のバージョンのデータベース サーバからアップグレードする方法については、
「IBM Informix: 移行ガイド」バージョン 9.4 を参照してください。
2
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
インストールの順序
インストール プログラムにより、製品は正しい順序でインストールされます。製品を個
別にインストールする場合、または後で別の製品をインストールする場合は、次の順序
でインストールしてください。
1. IBM Informix Dynamic Server をインストールします。
2. IBM Informix Connect をインストールします。
ツール アプリケーションから、古い IBM Informix Connect を新しい IBM Informix
Connect 上にインストールしないでください。 IBM Informix Connect のインストー
ル方法については、「IBM Informix: Client Products Installation Guide for Microsoft
Windows Environments」を参照してください。
3. DataBlade モジュールをインストールします。
DataBlade モジュールは、バージョンの古いものから順にインストールします。
DataBlade モジュールのインストール方法については、「IBM Informix: DataBlade
Module Installation and Registration Guide」を参照してください。
4. クライアント製品をインストールします。
IBM Informix クライアント製品のインストール方法については、「IBM Informix:
Client Products Installation Guide for Microsoft Windows Environments」を参照してく
ださい。
複数の IBM Informix 製品をインストールする場合は、1 つの製品のインストール手順
をすべて完了してから、次の製品のインストールを開始してください。現在のインスト
ールを完了しないうちに、別の IBM Informix 製品のファイルをコンピュータにロード
しないでください。
インストール要件
使用するコンピュータが、次の最低限の要件を満たしている必要があります。
v Windows 2000 または Windows XP
v 128MB 以上の RAM (256MB を推奨)
v RAM とスワップ ファイルの合計が 128MB 以上 (256MB を推奨)
v Windows ファイル システム (NTFS) の宛先ドライブ
v データベース サーバ用の 276MB のディスク領域 (ルート DB 領域用の最低
50MB、追加 DB 領域用の 20MB、およびデフォルトの SB 領域用の 52MB を含む)
バンドルから追加の製品をインストールする場合は、追加のディスク領域が必要にな
ります。詳しくは、リリース ノートを参照してください。
インストール ファイルがすでにシステムに存在する場合、インストール プログラム
は、必要なディスク領域の容量を実行時に決定します。
インストール チェックリスト
インストール中に表示されるプロンプトに対応するには、次の情報が必要です。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
3
IBM Informix 製品インストール チェックリスト
グループ Administrators のメンバシッ
プ
h あり
既存のバージョンからの
アップグレード
h 既存のバージョンのアンインストール (7 ページ)
h なし (7 ページ)
h 既存のバージョン上へのインストール (7 ページ)
h 複数のバージョンのインストール (8 ページ)
インストール オプション
h クラスタ (29 ページ)
h ローカル (8 ページ)
h ドメイン管理者権限を使用するドメイン (9 ページ)
h ドメイン管理者権限を使用しないドメイン (9 ページ)
インストール ディレクトリ
(%INFORMIXDIR%) (10 ページ)
インストール方法 (11 ページ)
h 標準
h 最小
h カスタム
4
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
IBM Informix 製品インストール チェックリスト
役割分担 (11 ページ)
h しない
h する
管理グループ名
管理者 (INFORMIX_ADMIN) 監査 (ix_aao) セキュリティ (ix_dbsso) ユーザ (ix_users) 管理アカウント名
監査 (AAO) セキュリティ (DBSSO) 構成チェックリスト
データベース サーバの構成中に出されるプロンプトで、次の情報が必要です。
IBM Informix データベース サーバ構成チェックリスト
リソース グループ (クラスタ
インストール用) (30 ページ)
データベース サーバ番号
(12 ページ)
IBM Informix Dynamic Server のインストール
5
IBM Informix データベース サーバ構成チェックリスト
データベース サーバ名 (13ページ)
TCP/IP 構成 (13 ページ)
サービス名
ポート番号
ルート DB 領域 (13 ページ)
(カスタム インストール方法用)
名前
主格納場所
ミラーの格納場所
サイズ
デフォルトの SB 領域 (14 ページ)
(カスタム インストール方法用)
名前
主格納場所
ミラーの格納場所
サイズ
ページ サイズ
共有サーバ定義用コンピュータ
(14 ページ)
サーバの初期化
h ローカル
h リモート、コンピュータ名
h する
h しない
6
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
インストール チェックリストと構成チェックリストへの記入
このセクションの情報を使用して、3 ページの『インストール チェックリスト』に記入
してください。
次にあげるマニュアルには、インストールおよび構成上の具体的なオプション (役割分
担、データベース サーバ名、データベース サーバ番号など) が詳しく説明されていま
す。
v 「IBM Informix: Dynamic Server 管理者ガイド」
v 「IBM Informix: Trusted Facility Guide」
グループ Administrators のメンバシップ
インストール プログラムを実行するユーザは、データベース サーバをインストールし
ようとするローカル コンピュータの、グループ Windows Administrators のメンバであ
る必要があります。グループの作成およびグループへのユーザ追加方法については、使
用している Windows マニュアルを参照してください。
既存のバージョンのアンインストール
データベース サーバの既存バージョンがすでにインストールされている場合は、インス
トール プログラムを実行する前にこのバージョンをアンインストールするかどうかを決
定します。一時リリースのものからアップグレードする場合を除き、新しいバージョン
のインストール前に、既存のバージョンをアンインストールすることをお勧めします。
そうすることで、ディレクトリや .dll ファイル、レジストリ項目、または Informix 関
連のサービスの競合を避けられます。
既存のバージョンをアンインストールするには、22 ページの『データベース サーバの
アンインストールと再インストール』の手順を行ってください。
既存のバージョン上へのインストール
既存のインストールに対して新しくデータベース サーバをインストールする場合は、ア
ップグレードまたは再インストールを選択するプロンプトが、インストール プログラム
によって表示されます (15 ページ)。
重要: 新しいバージョンをインストールする場合は、先に以前のバージョンをアンイン
ストールすることをお勧めします。
バージョン 7.24、7.3x、または 9.3x のデータベース サーバからアップグレードする場
合、upgrade オプションを選択してください。インストール プログラムは、既存の情
報を使用し、ほとんどのセットアップ ページをスキップします。
バージョン 7.24、7.3x、または 9.3x のデータベース サーバからアップグレードする場
合、またはバージョン 9.4 のデータベース サーバを再インストールする場合、
「Installing Again」ダイアログ ボックスから「Copy files but leave configuration
alone」を選択します。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
7
インストール プログラムにより出されるプロンプトで、次から選択します。
v 「Copy all files but leave configuration alone」インストール プログラムは、既
存のデータベース サーバの構成を使用し、既存のデータベース サーバに対して新し
いデータベース サーバをインストールします。
v 「Copy all files and reconfigure the product」インストール プログラムは、既
存のデータベース サーバのすべての構成情報を削除し、既存のデータベース サーバ
に対して新しいデータベース サーバをインストールして、新しいデータベース サー
バの構成画面を表示します。
v 「Copy all files and upgrade from release」インストール プログラムは、既存
のデータベース サーバの構成を使用し、既存のデータベース サーバに対して新しい
データベース サーバをインストールします。
v 「Install in a different directory」プログラムでは、ユーザが指定したディレクト
リに新しいデータベース サーバをインストールし、それを構成するプロンプトを表
示します。プログラムにより、既存のデータベース サーバが削除されたり、その構
成が変更されることはありません。
複数のバージョンのインストール
複数のバージョンのデータベース サーバを別々のディレクトリにインストールするに
は、「Install in a different directory」を選択します。この場合、各インストールは
自身のプログラム グループを「プログラム」メニュー上に持ちます。詳しくは、28 ペ
ージの『複数のインストールとデータベース サーバのプログラム グループ』を参照し
てください。
クラスタ インストール
Microsoft Cluster Server (MSCS) の機能を使用し、クラスタ上でインストール プログラ
ムを実行している場合、データベース サーバを単一または複数のノードへインストール
し、フェイルオーバー保護を実行できます。フェイルオーバー という用語は、クラスタ
の 1 つのノードで障害が発生したとき、機能しているノードでデータベース サーバが
再起動されることを意味します。
v インストール プログラムをクラスタに対して実行していない場合、クラスタ インス
トール オプションのプロンプトは表示されません。
v クラスタ インストールを指定した場合、ドメイン インストール オプションのプロ
ンプトは表示されません。クラスタを指定すると、ドメイン インストールは自動的
に実行されます。
フェイルセーフ モードで、クラスタの両方のノードにデータベース サーバをインスト
ールする方法の詳細については、29 ページの『複数ノードへのインストール (クラスタ
インストール)』を参照してください。
ローカル インストール
ワークステーションがドメイン コントローラにアクセスする予定がない場合は、データ
ベース サーバをローカル コンピュータにインストールします。
8
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
データベース サーバのローカル インストールを実行するには、インストール プログラ
ムの実行前に、そのローカル コンピュータにログオンする必要があります。インストー
ルを実行するには、そのローカル コンピュータに対するローカルな管理権限が必要で
す。
ドメイン管理者権限を使用するドメイン インストール
ドメイン インストールが有用になるのは、複数のコンピュータに対してデータベース
サーバを実行し、セキュリティを集中管理するような場合です。使用する複数のコンピ
ュータが同じドメインに属する場合 (これにより 1 次ドメイン コントローラまたはド
メイン コントローラを共用している場合)、それらのコンピュータに対してドメイン イ
ンストールを実行します。
1 つのドメインにインストールするには、ドメイン管理者権限が必要で、使用するコン
ピュータがあるドメインに属している必要があります。インストール プログラムを実行
し、セットアップ ウィザードでプロンプトが出されたら、「Install in Domain」オプ
ションを選択します。
ドメイン管理者権限を使用しないドメイン インストール
ドメイン管理権限がない場合でもドメイン インストールを実行できますが、それにはロ
ーカル コンピュータの管理権限が必要で、そのコンピュータがドメインに属している必
要があります。
データベース サーバのインストール前に、ドメイン管理者権限を使用せずにドメイン
インストールを実行するには:
1. ドメインにユーザ informix を作成し、ユーザ informix をグループ Global Domain
Admin のメンバにします。
ユーザおよびグループをドメインに作成するのに必要な権限を持つユーザであれば、
これらの手順を実行できます。
2. 役割分担を有効にするかどうかを決定します。
v 役割分担を有効にする予定がない場合は、informix という名前のドメイン ユーザ
と、Informix-Admin というドメイン グループを作成します。ユーザ informix
をグループ Informix-Admin に組み込みます。
詳しくは、使用している Windows マニュアルを参照してください。
手順 4 へ進みます。
3. 役割分担を有効にするには、次のことを実行します。
a. 特殊な管理グループ (ix_aao、ix_dbsso、および ix_users) を作成します (11
ページ)。
b. ユーザを 2 つ (監査分析担当者 (AAO) とデータベース システム セキュリティ
担当者 (DBSSO)) 作成します。
c. ユーザ AAO をグループ ix_aao に、ユーザ DBSSO をグループ ix_dbsso に
追加します。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
9
d. ユーザ AAO、DBSSO、および informix をグループ ix_users に追加します。
4. 次のタスクを実行します。
a. ドメイン ユーザ informix を、ローカル コンピュータ上のグループ
Administrators のメンバにします。
b. ユーザ informix に、高度な権限 (「サービスとしてログオン」、「オペレーテ
ィング システムの一部として機能」、「プロセスのメモリ クォータの増加」、
および「プロセス レベル トークンの置換え」) を付与します。
5. 個々のコンピュータから domain_name¥informix としてログインし、ドメイン イ
ンストールを有効化します。
6. インストール プログラムを実行し、セットアップ ウィザードでプロンプトが出され
たら、「Install in Domain」オプションを選択します。
ドメインに関する詳細は、使用している Windows マニュアルを参照してください。
インストール ディレクトリ
インストール ディレクトリは、データベース サーバ ファイルを保存する格納場所で
す。そのディレクトリがあるドライブを、NTFS を使用してフォーマットする必要があ
ります。IBM Informix ソフトウェアは INFORMIXDIR としてこのインストール ディレ
クトリを参照し、多くの場合、この値を使用して %INFORMIXDIR% 環境変数を設定し
ます。
実行しているインストール タイプに応じて、インストール プログラムは異なる情報の
プロンプトを出します。
v フレッシュ インストール
以前 INFORMIXDIR ディレクトリを作成したことがある場合、このディレクトリが
デフォルトのインストール ディレクトリになります。
INFORMIXDIR ディレクトリを作成していない場合、デフォルトのインストール デ
ィレクトリは、インストール プログラムがシステム上で最初に見つけた NTFS ドラ
イブのルート レベルにある、Informix というディレクトリになります。
v アップグレードと再インストール
データベース サーバがすでにインストールされている場合は、そのディレクトリが
データベース サーバのインストール ディレクトリになります。同じプログラム グ
ループの中でアップグレードまたは再インストールを実行する場合は、このディレク
トリをインストール ディレクトリとして選択します。
v 複数インストール
データベース サーバがすでにインストールされている場合は、そのディレクトリが
データベース サーバのインストール ディレクトリになります。このデータベース
サーバのインストールには、対応する IBM Informix Dynamic Server 9.40 プログ
ラム グループが「スタート」→「プログラム」メニューにあります。 2 番目のプロ
グラム グループにデータベース サーバをインストールする場合は、1 番目のプログ
10
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
ラム グループのインストール ディレクトリと異なるディレクトリを、2 番目のプロ
グラム グループのインストール ディレクトリとして指定します。その結果、異なる
2 つのデータベース サーバのインストールが存在することになり、各インストール
はそれぞれ固有のプログラム グループを持ちます。
詳しくは、28 ページの『複数のインストールとデータベース サーバのプログラム
グループ』を参照してください。
インストール方法
次のいずれかのインストール方法を選択します。
v 標準インストール 標準インストールでは、ほとんどのディスク領域とメモリを必要
とします。ほとんどのデータベース サーバでは、標準インストールをお勧めしま
す。
v 最小インストール 最小インストールでは、ほとんどのディスク領域を温存します。
v カスタム インストール カスタム インストールでは、高度なインストール手順を実
行できます。
役割分担
役割分担を有効にすると、データベース サーバが管理タスクを互いに独立した役割に分
割するため、データベースのセキュリティを強化できます。
役割分担の機能の詳細は、「IBM Informix: Trusted Facility Guide」を参照してくださ
い。
重要: 役割分担をいったん有効にすると、これをオフにはできません。役割分担を解除
するには、データベース サーバをアンインストールしてから、役割分担を有効に
せずに再インストールする必要があります。
役割分担を有効にしない場合は、グループ Informix-Admin によりすべての管理
タスクが実行されます。
役割分担を有効にするには、インストール (14 ページ) を実行します。「Role
Separation」ページのチェック ボックスをオンにし、16 ページの手順 8 を実行
します。
インストール中に、追加のグループやユーザを作成、またそのユーザを対応するグルー
プに追加するためのプロンプトが出されます。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
11
デフォルトのグループ名
役割のカテゴリ
役割の定義
ix_dbsa
(INFORMIX-ADMIN)
データベース管理
者
データのアーカイブおよび復元、使用状
況およびパフォーマンスの監視、システ
ムの調整などの一般的な管理タスクを実
行します。
ix_aao
監査分析担当者
特定のタイプのデータベース動作の記録
を監査します。
データベースのセキュリティ メカニズ
ムを回避するか破壊する試みがあった場
合は、それらの動作を追跡できます。
ix_dbsso
ix_users
データベース シ
ステム セキュリ
ティ担当者
データベース サーバのセキュリティを
管理します。
データベース ユ
ーザ
データベースにアクセスし、エンド ユ
ーザ タスクを実行します。
この役割の機能には、監査の調整と、記
憶域オブジェクトのセキュリティ特性の
変更が含まれます。
役割分担を有効にした場合は、グループ
ix_users のメンバーとして指定されて
いるユーザだけがデータベースにアクセ
スできます。
データベース サーバ番号
データベース サーバの複数のインスタンスがインストールされている場合に、データベ
ース サーバを一意に識別する番号です。データベース サーバのインスタンスが 1 つだ
け存在する場合、この番号を 0 に設定できます。指定したデータベース サーバ番号
は、SERVERNUM 構成パラメータの値です。
データベース サーバは初期化中に、ONCONFIG ファイルで設定された構成パラメータ
を使用します。構成パラメータと ONCONFIG ファイルの詳細については、
「IBM Informix: Dynamic Server 管理者の参照」の構成パラメータに関する説明を参照
してください。
データベース サーバのインスタンスがいくつインストールされているか調べるには、
Server Instance Manager プログラムを実行します (「スタート」→「プログラム」
→「IBM Informix Dynamic Server 9.40」→「Server Instance Manager」を選択)。
詳しくは、34 ページの『複数常駐の設定』を参照してください。
12
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
データベース サーバ名
データベース サーバ名により、クライアント アプリケーションはデータベース サーバ
を識別します。ほとんどの場合、デフォルト値を選択します。指定したデータベース サ
ーバ名は DBSERVERNAME 構成パラメータの値です。
ヒント: データベース サーバ名には、英文字、数字、および下線文字だけを使用できま
す。ただし、先頭は英文字でなければなりません。
サービス名とポート番号
TCP/IP ネットワーク プロトコルについて、サービス名とポート番号を指定します。
sqlhosts レジストリにおいて、サービス名は servicename エントリを、ポート番号は
port エントリを、データベースに対してそれぞれ指定します。
コンピュータにサーバ インスタンスが 1 つだけ存在する場合は、インストール プログ
ラムによってデフォルト値が与えられます。このデフォルト値の使用をお勧めします。
2 つ目のインスタンスからは、一意な値をユーザが与える必要があります。
ルート DB 領域名、格納場所、およびサイズ
DB 領域は、データベースおよび表が割り当てられるチャンクの論理的な集まりです。
ルート DB 領域は、データベース サーバが最初に作成する DB 領域であり、CREATE
DATABASE 文で作成されるすべてのデータベースに対するデフォルトの DB 領域の格
納場所です。
ルート DB 領域には、他のすべての記憶コンポーネントを記述および追跡する予約ペー
ジと内部表が含まれます。DB 領域とルート DB 領域の詳細については、
「IBM Informix: 管理者ガイド」を参照してください。
ルート DB 領域の格納域とディスク領域サイズを指定します。
v 主格納場所
デフォルトの主格納場所は現行ドライブです。インストール プログラムにより、使
用可能なディスク領域の容量が表示されます。この格納場所は ROOTPATH 構成パラ
メータの値です。
v ミラーの格納場所
ミラーリングされた格納域は、主記憶装置に障害が発生した場合のバックアップ領域
として機能します。
2 つ目の NTFS ドライブ (10MB 以上の空き容量) が見つかった場合は、デフォルト
のドライブ文字と空きディスク領域の容量が、インストール プログラムによって表
示されます。 NTFS でフォーマットされた 2 つ目のローカル ドライブが見つからな
い場合、ルート DB 領域のミラーの格納場所を設定できません。
この格納場所は、MIRRORPATH 構成パラメータの値です。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
13
デフォルトの SB 領域名、格納場所、サイズ、およびページ サイズ
SB 領域は、データベース サーバがスマート ラージ オブジェクト (文字ラージ オブジ
ェクト (CLOB) 型とバイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) 型データ) を格納するため
に使用する論理的な格納域です。デフォルトの SB 領域は、スマート ラージ オブジェ
クトの作成時に SB 領域名を指定しなかった場合に、データベース サーバがスマート
ラージ オブジェクトを格納する SB 領域です。データベース サーバは、ユーザ定義の
統計情報を格納する場合にもこのデフォルトの SB 領域を使用します。
デフォルトの SB 領域に対する主データ格納域とミラー データ格納域を指定します。
v 主格納場所。デフォルトでは、SB 領域の主格納場所は現行ドライブです。インスト
ール プログラムにより、使用可能なディスク領域の容量が表示されます。この格納
場所は、SBSPACENAME 構成パラメータの値を指定します。
v ミラーの格納場所。ミラーリングされた格納域は、主記憶装置に障害が発生した場合
のバックアップ領域として機能します。
2 つ目の NTFS ドライブ (10MB 以上の空き容量) が見つかった場合は、デフォルト
のドライブ文字と空きディスク領域の容量が、インストール プログラムによって表
示されます。 NTFS でフォーマットされた 2 つ目のローカル ドライブが見つからな
い場合、デフォルト SB 領域のミラーの格納場所を設定できません。
v サイズ。SB 領域のサイズは、50MB 以上である必要があります。
v ページ サイズ。SB ページのサイズは、SB 領域が保有するスマート ラージ オブジ
ェクトで最も頻発するもののサイズに近づける必要があります。デフォルトは 1 ペ
ージです。
SB 領域の詳細については、「IBM Informix: 管理者ガイド」を参照してください。
共有サーバ定義用コンピュータ
新規のデータベース サーバ インスタンスと管理ツールに対し、共有サーバ定義で使用
するコンピュータを次のように指定します。コンピュータ上で sqlhosts レジストリの
データを更新します。
v 「The local computer on which you are installing the database server」(デフォルト)
v 「Another computer in the network that serves as a central, shared repository of
sqlhosts information for multiple database servers in the network」
ネットワーク上の別のコンピュータを指定する場合は、使用しているローカル コン
ピュータの INFORMIXSQLHOSTS 環境変数を、sqlhosts の情報を格納するコンピ
ュータの名前に設定する必要があります。
IBM Informix 製品のインストール
インストール中に 3 ページの『インストール チェックリスト』の情報を使用して、プ
ロンプトからオプションを選択します。
14
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
インストール プログラムは、ユーザが入力した情報をチェックし、有効な情報でない場
合はエラー メッセージを表示します。エラーが表示された場合は、24 ページの『イン
ストール時の問題のトラブルシューティング』を参照してください。
ヒント: 表示中のページやメッセージ ボックスが消え、代わりに空白画面や
IBM Informix ロゴと CD-ROM の絵の画面が表示された場合は、 Alt キーを
押しながら Tab キーを押すと、元の画面に戻ります。この操作は、数回必要
になります。
IBM Informix 製品をインストールするには:
1. インストール プログラムを開始します。
v 製品を IBM から購入した場合、ドライブに CD-ROM を挿入し、次のように入
力します。
X:¥Ids¥Setup.exe (for IBM Informix
X:¥Iif¥Setup.exe (for IBM Informix
Dynamic Server)
Dynamic Server with J/Foundation)
X は、IBM から入手した CD-ROM がマウントするドライブまたは共有ボリュ
ームです。
v 製品マテリアルを ESD ベンダから入手した場合、製品ファイルをダウンロード
したディレクトリにある「Setup」アプリケーション アイコン (setup.exe) を
クリックします。
2. データベース サーバ ファイルを保存するインストール ディレクトリを指定します
(10 ページ)。
重要: データベース サーバをインストールする場合、NTFS を使用してドライブを
フォーマットする必要があります。
3. インストールする製品を選択します。2 ページの『IBM Informix 製品のインストー
ル準備』を参照してください。
4. 前のバージョンのデータベース サーバがインストールされている場合、インストー
ル プログラムはそのいずれかのページを表示します。
重要: 新しいバージョンをインストールする場合は、先に以前のバージョンをアン
インストールすることをお勧めします。22 ページの『データベース サーバ
のアンインストールと再インストール』を参照してください。
v バージョン 7.2x または 9.1x のデータベース サーバからアップグレードする場
合、「Upgrade Page」ダイアログ ボックスから「upgrade」オプションを選択し
ます。インストール プログラムは、既存の情報を使用し、ほとんどのセットア
ップ ページをスキップします。
v バージョン 7.24、7.3x、または 9.3x のデータベース サーバからアップグレード
する場合、またはバージョン 9.4 のデータベース サーバを再インストールする
場合、「Run the Installation Again?」ダイアログ ボックスから「Copy all files
and upgrade」を選択します。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
15
詳しくは、7 ページの『既存のバージョン上へのインストール』を参照してくださ
い。
5. セットアップ ウィザードのメインページで、「Next」をクリックしてデータを提
供します。
6. 次から、インストール オプションを指定します。
v 「Cluster Install」(8 ページ)、(適用可能な場合)
v 「Install in Domain」(9 ページ)、(適用可能な場合)
7. インストール方法を選択します (11 ページ)。
8. 役割分担を有効にします。役割分担をスキップするには、「Next」をクリックして
手順 9 へ進みます。
役割分担を有効にする場合は、次のようにします。
a. データベース サーバにアクセスする管理グループ名を入力または選択します。
b. 監査管理者のアカウント名とパスワードを、確認のために 2 回入力します。
c. セキュリティ管理者のアカウント名とパスワードを、確認のために 2 回入力し
ます。
詳しくは、11 ページの『役割分担』を参照してください。
9. ユーザ informix のパスワードを入力します。
インストール プログラムによって作成されるデータベース サーバのサービスは、
このアカウントの下で実行されます。このアカウントが存在しない場合は、インス
トール プログラムがアカウントを作成します。
10. 「Next」をクリックしてウィザードのメインページに戻り、再度「Next」をクリッ
クして、ファイルをシステムにコピーします。
重要: インストール コピー プロセスには数分かかることがあります。コピー プロ
セスをキャンセルして Windows に戻るには、「Cancel」をクリックしま
す。この場合は、インストール プログラムを最初から再実行する必要があり
ます。
データベース サーバの構成
システムにファイルがインストールされると、ウィザードのメインページに戻ります。
データベース サーバの構成、またはインストールのキャンセルを選択できます。キャン
セルした場合、Server Instance Manager を使用し、後でデータベース サーバを構成でき
ます。
詳しくは、「IBM Informix: Dynamic Server 管理者ガイド」の構成タスクに関する説明
を参照してください。
重要: 既存の構成を使用してデータベース サーバを再インストールした場合 (8 ペー
ジ)、インストール プログラムは、データベース サーバの構成または初期化を選
16
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
択するプロンプトを出しません。代わりに、データベース サーバが正常にインス
トールされたことを示すメッセージが表示されます。インストールを完了するに
は、「OK」をクリックし、コンピュータを再起動します。
データベース サーバを構成するには:
1. セットアップ ウィザードのメインページで「Finish」をクリックします。
2. クラスタ インストールを指定した場合、データベース サーバのインスタンスを追
加するリソース グループを指定します (29 ページ)。
3. データベース サーバ番号を指定します (12 ページ)。
4. データベース サーバ名を指定します (13 ページ)。
5. TCP/IP ネットワーク プロトコルに対するサービス名とポート番号を指定します
(13 ページ)。
6. カスタム インストールを選択した場合 (11 ページ)、次のようにします。
a. ルート DB 領域名を指定します (13 ページ)。
b. ルート DB 領域の主格納域とミラーリングされた格納域、およびディスク領域
のサイズを指定します (13 ページ)。
c. デフォルトの SB 領域名を指定します (14 ページ)。
d. デフォルトの SB 領域の主格納域とミラーリングされた格納域、およびディス
ク領域のサイズを指定します (14 ページ)。
7. データベース サーバおよび管理ツールの共有サーバ定義に使用するコンピュータを
指定します (14 ページ)。
インストール プログラムによってサービスがコンピュータにインストールされ、
データベース サーバを構成します。
8. データベース サーバの新しいインスタンスを構成した場合、データベース サーバ
を初期化するか選択するプロンプトが出されます。
v 「Yes」をクリックすると、データベース サーバとルート DB 領域を初期化し
ます。
v 「No」をクリックすると、初期化をスキップします。
初期化をスキップした場合、後で手動によりデータベース サーバを起動して、
格納域を作成する必要があります。手動による初期化の詳細については、20 ペ
ージの『データベース サーバの起動と停止』を参照してください。
重要: データベース サーバの初期化には数分かかる場合があります。
データベース サーバが正常にインストールされたことを示すメッセージが表示され
ます。
9. 他の製品のインストールを選択した場合、製品を構成するかどうか選択するプロン
プトが出されます。
詳しくは、該当する IBM Informix マニュアルを参照してください。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
17
10. ログアウトしてから再度ログインし、グループ Informix-Admin のメンバを更新し
ます。
この手順により、IBM Informix 管理ツールが実行可能になります。
11. プロンプトが出された場合、コンピュータを再起動します。
インストールの完了後、次のことが実行できます。
v データベース サーバを手動で起動 (20 ページ)。
v Windows の起動時に必ずデータベース サーバを起動するよう設定 (20 ページ)。
v データベース サーバを停止 (20 ページ)。
v 格納域マネージャを構成し、ON–Bar バックアップおよび復元を使用。
詳しくは、「IBM Informix: Storage Manager 管理者ガイド」を参照してください。
v データベース サーバを構成し、デフォルトの広域言語サポート (GLS) ロケール (米
国英語) 以外のロケールを使用。
GLS の機能により、選択した言語の弁別発音記号や照合順序、通貨、および時刻表現
の規則などを使用するデータベースを作成できます。詳しくは、「IBM Informix: GLS
ユーザーズ ガイド」を参照してください。
データベース サーバの構成方法については、 「IBM Informix: スタートアップ ガイ
ド」と「IBM Informix: Dynamic Server 管理者ガイド」を参照してください。
インストール プログラムは次の操作を自動的に実行して、データベース サーバを
Windows 上で実行可能にします。
v Windows サービスとしてデータベース サーバをインストール
v informix ユーザ アカウントと管理グループ Informix-Admin を作成
データベース サーバのインストール時に役割分担を有効にした場合は、グループ
Informix-Admin の名前を変更できます。
v informix ユーザ アカウントを、グループ Informix-Admin とグループ
Administrators に自動的に割当て
v 次の高度な権限を informix ユーザ アカウントに付与
– サービスとしてログオン
– オペレーティング システムの一部として機能
– プロセスのメモリ クォータの増加
– プロセス レベル トークンの置換え
v データベース サーバ インスタンスの関連項目、アンインストール プログラム、
Server Instance Manager、およびその他の項目を含むプログラム グループを作成
このプログラム グループにアクセスするには、「スタート」→「プログラム」
→「IBM Informix Dynamic Server 9.40」とクリックします。
18
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
重要: ドメイン管理者権限を使用しないドメイン インストールを実行した場合 (9 ペー
ジ)、上記手順のほとんどを手動で実行しているので、インストール プログラム
ではそれらの手順を実行しません。
データベース サーバのプログラム グループの使用
データベース サーバをインストールした後、 データベース サーバのプログラム グル
ープ上の次の項目にアクセスするには、「スタート」→「プログラム」→「IBM Informix
Dynamic Server 9.40」とクリックします。
メニュー項目
説明
Documentation Notes
データベース サーバのマニュアルで説明されていな
い機能、または発表時以降に変更された機能につい
て説明しています。データベース サーバを使用する
前に、このファイルを確認してください。
IBM Informix Error Messages
エラー メッセージとその修正操作の完全なリストを
提供します。
Release Notes
IBM Informix 製品の旧バージョンとの機能の違い、
およびその違いが現在の製品に及ぼす影響について
説明します。また、このファイルには、既知の問題
とその回避策についての情報も含まれます。データ
ベース サーバを使用する前に、このファイルを確認
してください。
Server Instance Manager
新規のサーバ インスタンスを作成、構成します。ま
た、構成済みのサーバ インスタンスを除去します。
Server Instance Manager の詳細については、34 ペー
ジの『複数常駐の設定』を参照してください。
Uninstall Server
システムからデータベース サーバを削除できます。
22 ページを参照してください。
server-name
各データベース サーバ インスタンスにつき、1 つ
の server-name メニュー項目が存在します。各項目
からコマンド プロンプト ウィンドウが開きます。
そのウィンドウで DB–Access を実行したり、
onstat、oncheck、および onspaces などの特定
のコマンド行ユーティリティを実行できます。
oninit ユーティリティは、このウィンドウからでは
なく、サービスによって開始されます (20 ページの
『データベース サーバの起動と停止』を参照)。
DB–Access の詳細については、「IBM Informix:
DB-Access ユーザーズ ガイド」を参照してくださ
IBM Informix Dynamic Server のインストール
19
い。コマンド行ユーティリティの詳細については、
「IBM Informix: 管理者ガイド」を参照してくださ
い。
データベース サーバの起動と停止
このセクションでは、次のことについて説明します。
v 初期化後にデータベース サーバを起動する方法 (20 ページ)。
v インストール作業中に初期化しなかったデータベース サーバを初期化して起動する
方法 (20 ページ)。
v Windows の起動時に自動的にデータベース サーバを起動する方法 (21 ページ)。
v データベース サーバを停止する方法 (21 ページ)。
重要: コントロール パネルからデータベース サーバを起動または停止するには、グル
ープ Windows Administrators のメンバである必要があります (7 ページ)。コマン
ド行からデータベース サーバを起動、停止するには、グループ Informix-Admin
のメンバである必要があります。データベース サーバの起動の詳細については、
「IBM Informix: 管理者ガイド」を参照してください。
インストール中にデータベース サーバを初期化した場合、データベース サーバを起動
するには:
v コントロール パネルから、次のいずれかを選択します。
– 「コントロール パネル」→「管理ツール」
– 「コントロール パネル」→「管理ツール」→「コンポーネント サービス」→「コン
ソール ルート」→「イベント ビューア (ローカル)」→「サービス (ローカル)」(ド
メイン コントローラ用)
1. 「サービス」をダブルクリックします。
2. 「サービス」リスト ボックスから「Informix IDS - server_name」を選択しま
す。
3. 「開始」をクリックします。
データベース サーバでは、メッセージ サーバ サービスを自動的に起動して、
Windows イベント ログに書き込みます。
v コマンド プロンプト ウィンドウで、次のように入力します。
starts server_name
警告: oninit ユーティリティを使用して、データベース サーバを起動しないでくださ
い。
データベース サーバを初期化および開始するには:
v コントロール パネルから以下を行います。
20
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
1. 「スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」と選択しま
す。
2. 「サービス」をダブルクリックします。
3. 「サービス」リスト ボックスから「Informix IDS - server_name」を選択しま
す。
4. 「開始パラメータ」テキスト ボックスに 「-iy」と入力します。
データベース サーバが、ルート DB 領域を作成して初期化します。
5. 「開始」をクリックします。
v コマンド プロンプト ウィンドウで、次のように入力します。
starts server_name -iy
警告: oninit -iy ユーティリティを使用して、データベース サーバを起動しないでくだ
さい。
Windows の起動時に自動的にデータベース サーバを起動する設定は:
1. 「スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」と選択します。
2. 「サービス」をダブルクリックします。
3. 「サービス」リスト ボックスから「Informix IDS - server_name 」を選択しま
す。
4. 「サービス」ダイアログ ボックスの「スタートアップの種類」と「自動」をクリッ
クします。
5. 「OK」をクリックします。
6. 「開始パラメータ」テキスト ボックスが空であることを確認します。
7. 「開始」をクリックします。
データベース サーバを停止するには:
v コントロール パネルから、以下を行います。
1. 「スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」と選択しま
す。
2. 「サービス」をダブルクリックします。
3. 「サービス」リスト ボックスから「Informix IDS - server_name」を選択しま
す。
4. 「停止」をクリックします。
v コマンド プロンプト ウィンドウで、以下を行います。
1. 「スタート」→「プログラム」→「IBM Informix Dynamic Server 9.40」とクリ
ックし、データベース サーバのプログラム グループを表示します。
2. データベース サーバ インスタンス (server_name) をクリックし、コマンド プロ
ンプト ウィンドウを表示します。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
21
3. コマンド プロンプト ウィンドウで、次のように入力します。
onmode -ky
データベース サーバのアンインストールと再インストール
このセクションでは、次のことについて説明します。
v データベース サーバをアンインストールする準備方法 (22 ページ)。
v システムからデータベース サーバを削除する方法 (22 ページ)。
v データベース サーバを再インストールする方法 (24 ページ)。
データベース サーバのアンインストール準備
アンインストール プログラムを実行してデータベース サーバをアンインストールする
前に、すべての IBM Informix クライアント プログラムを削除してください。
クライアント プログラムをアンインストールするには、 「スタート」→「設定」→「コ
ントロール パネル」→「アプリケーションの追加と削除」をクリックし、クライアント
プログラムを選択して削除します。
データベース サーバをアンインストールするには:
1. 次のいずれかの方法を使用して、アンインストール プログラムを開始します。
v 「スタート」→「プログラム」→「IBM Informix Dynamic Server 9.40」
→「Uninstall Server」とクリックします。
v 「スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「アプリケーションの追加と
削除」とクリックします。
削除するデータベース サーバ プログラムを選択し、「変更/削除」をクリックし
ます。
2. 次からアンインストール オプションを選択します。
v 「Remove only database server executables and support files」
このオプションでは、データベース サーバのプログラム ファイルを削除し、構
成 (レジストリ、グループ、構成ファイル、およびデータベース) は残ります。再
インストールまたはアップグレードを実行する予定であれば、このオプションを
選択してください。
このオプションを選択した場合、SNMP サービスが実行中であれば、これをシャ
ットダウンする必要があります (「スタート」→「設定」→「コントロール パネ
ル」→「管理ツール」→「サービス」とクリックし、 SNMP サービスを選択して停
止します)。また、%INFORMIXDIR%¥bin ディレクトリから実行される OnSNMP
プロセスが終了していることを確認してください (タスク マネージャを開き、
「プロセス」タブを選択します)。このプロセスは、データベース サーバが終了
し、SNMP サービスが停止した後も、レジストリで設定されている持続時間に従
い、しばらく残ります。
22
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
v 「Remove all database server files and all database information」
このオプションでは、データベース サーバのプログラム ファイルや構成情報、
すべてのデータベースを削除します。特定のデータベース サーバ インスタンス
のみを削除するには、 Server Instance Manager を実行します (36 ページの『デー
タベース サーバ インスタンスの削除』を参照してください)。
v 「Remove files and revert registry to previous version」
このオプションでは、データベース サーバを以前のバージョンからアップグレー
ドした場合のみ、そのバージョンのデータベース サーバに戻します。
このオプションでは、プログラム ファイルとサポート ファイルのみを削除し、
データベースは保存します。アンインストールでは、アップグレードの過程で生
じた変更を戻します。
以前のバージョンに戻す場合は、構成情報だけが元に戻ります。アンインストー
ル プログラムを実行する前に、 onmode -b を実行してデータベースのフォーマ
ットを変更する必要があります。詳しくは、「IBM Informix: 移行ガイド」を参照
してください。
このオプションを選択した場合、(22 ページの ) SNMP サービスをシャットダウ
ンし、OnSNMP プロセスが終了するのを待ちます)。
元に戻した後で作成されたデータベース サーバ サービスには、不正なパスワー
ドが含まれます。このパスワードを変更するには、「スタート」→「設定」→「コ
ントロール パネル」→「管理ツール」→「サービス」と選択し、「スタートアップ
の種類」をクリックします。
アンインストール プログラムは、データベース サーバの 1 つのインスタンスだ
けを元に戻します。データベース サーバの複数のインスタンスが構成されている
場合、プログラムはユーザに対し、このバージョンのデータベース サーバの、1
つを除くすべてのインスタンスを削除するよう要求します。
3. すべてのデータベース サーバ ファイルと情報の削除を選択した場合、確認のための
プロンプトがアンインストール プログラムから出されます。
v 「Yes」をクリックすると、次へ進みます。アンインストール プログラムは、デ
ータベース サーバ ファイルを削除します。
v 「No」をクリックすると、アンインストールをキャンセルします。
4. 必要に応じて、ISM サーバを削除するかどうか指定します。
重要: 他の Informix データベース サーバが実行中の場合、 ISM サーバを保存して
おくことをお勧めします。
v 「Yes」をクリックすると ISM サーバを削除します。
v 「No」をクリックすると ISM サーバを保存します。
ISM の詳細については、「IBM Informix: Storage Manager 管理者ガイド」を参照し
てください。
5. 必要に応じて、SNMP 拡張エージェントを削除するかどうか指定します。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
23
詳しくは、「IBM Informix: SNMP Subagent Guide」を参照してください。
重要: ユーザ informix またはグループ Informix-Admin の依存性が検出されない場
合、アンインストール プログラムはそれらをローカル コンピュータから削除し
ます。ただし、ユーザとグループがドメイン インストール中に作成された場合、
両方ともドメイン コントローラ上に残ります。
データベース サーバがアンインストールされたこと示すメッセージが表示されます。
データベース サーバの再インストール
以前のバージョンのデータベース サーバがすでにインストールされている場合、インス
トール プログラムは、ユーザがアップグレードを選択した場合のみ処理を進めます。デ
ータベース サーバのフレッシュ インストールを実行するには、以前のバージョンを最
初に完全にアンインストールする必要があります。 22 ページの『データベース サーバ
のアンインストール準備』と 14 ページの『IBM Informix 製品のインストール』を参照
してください。
インストール時の問題のトラブルシューティング
このセクションでは、IBM から直接製品マテリアルを入手したユーザのために、インス
トール時に発生する一般的な問題とその解決方法を説明します。
ここで説明する問題が解決しない場合、IBM Informix 製品ファミリのテクニカル サポ
ート サイト (http://www-3.ibm.com/software/data/informix/support/) または電子メール
([email protected]) で連絡してください。
重要: IBM Informix 製品マテリアルを ESD ベンダから入手した場合、そのベンダのマ
ニュアルを読んで、発生した問題の解決方法を調べてください。
v 問題 無効なデータベース サーバ名を入力して、次のメッセージが表示されました。
The database server name you entered is not valid. Please
note the following limitations: a database server name
cannot exceed 128 characters; it can only contain letters,
numbers, and underscores; and it must begin with a letter.
解決策 メッセージに記述されている制約事項に注意して別の名前を入力します。
v 問題 インストールで使用する仮想メモリの容量が不足しており、次のメッセージが
表示されました。
This installation of Dynamic Server requires number MB of
free page file space. After you install this product,
increase your page file size to properly use your virtual
memory with this product.
解決策 ページ ファイルのサイズを大きくする方法については、Windows のマニュア
ルを参照してください。
24
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
v 問題 ユーザにインストール プログラムを実行できる権限がなく、次のメッセージが
表示されました。
You do not appear to be an administrator. In order to run
this program, you must belong to the Administrators group
on local computer.
解決策 Administrator のアカウントを使用してログオンするか、システム管理者に依
頼して、ユーザ アカウントをグループ Administrators に追加します。
IBM Informix Dynamic Server のインストール
25
26
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
付録. 特殊なインストールの設定
この付録では、ユーザが実行可能な特殊なインストールについて説明しています。
v リモート コンピュータへのインストール
v 複数のバージョンのインストール
v 複数ノードへのインストール (クラスタ インストール)
v 複数常駐の設定
v サイレント インストールの実行
リモート コンピュータへのインストール
データベース サーバをリモート コンピュータにインストールする場合は、Microsoft
SMS ユーティリティを使用します。例えば、ユーザが Los Angeles にあるコンピュー
タにログオンしている場合は、SMS ユーティリティを使用し、New York City にある
コンピュータにデータベース サーバをインストールできます。詳しくは、使用している
オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
複数のバージョンのインストール
複数のバージョンのデータベース サーバを自分のコンピュータにインストールできま
す。同じバージョンのデータベース サーバの複数インストールや、異なるバージョンの
データベース サーバの複数インストールが可能です。
既存のデータベースを残して新規のバージョンをインストールする場合は、プロンプト
中に、新規データベース サーバ用の別のインストール ディレクトリを入力してくださ
い。 8 ページの『複数のバージョンのインストール』と、15 ページの手順 2 を参照し
てください。
データベース サーバの特定のインストールに対してアンインストールを行う場合は、そ
のデータベース サーバのプログラム グループにある「Uninstall Server」プログラムを
使用します。このプログラムは、同じグループと関連付けるプログラム グループをアン
インストールしますが、その他のデータベース サーバのインストールは保存します。詳
しくは、22 ページの『データベース サーバのアンインストールと再インストール』を
参照してください。
同じプログラム グループ内にデータベース サーバを再インストールする場合は、 15
ページのインストール手順 2 のプロンプトが出されたときに、データベースがすでにイ
ンストールされているディレクトリを選択してください。詳しくは、10 ページの『イン
ストール ディレクトリ』を参照してください。
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
27
複数のインストールとデータベース サーバのプログラム グループ
データベース サーバが複数インストールされている場合は、「スタート」→「プログラ
ム」メニューに、インストールごとに 1 つのグループが含まれます。各プログラム グ
ループは、個々のデータベース サーバの製品ファイルが保存されているインストール
ディレクトリに対応します。データベース サーバのプログラム グループについての詳
細は、19 ページを参照してください。
IBM Informix Universal Server バージョン 9.1x から現行バージョンへ変換する場合、
インストール プログラムは「スタート」→「プログラム」メニュー上のプログラム名
を、IBM Informix Universal Server から IBM Informix Dynamic Server 9.40 に変更
します。1 つまたは複数の Dynamic Server のバージョン 9.4 がすでにコンピュータに
インストールされている場合、インストール プログラムでは、変換後のプログラム グ
ループの名前に、プレフィックスとして空き番号を順に付けます。
例えば、Dynamic Server バージョン 9.4 の 2 つの別々のインストールが存在する場
合、 IBM Informix Universal Server バージョン 9.1x からバージョン 9.4 への変換プロ
グラム グループ名は 2. IBM Informix Dynamic Server 9.40 となります。
データベース サーバを IBM Informix Dynamic Server のバージョン 7.3 から現行バー
ジョンに変換する場合も同じ点に注意します。インストール プログラムにより変換後の
プログラム グループの名前が IBM Informix Dynamic Server 9.40 に変更され、現
行バージョンのデータベース サーバがすでに 1 つ以上インストールされている場合
は、この名前にプレフィックスの番号を付けます。
以前のバージョンのデータベース サーバを現行バージョンに変換する方法の詳細につい
ては、7 ページの『既存のバージョン上へのインストール』と 15 ページの手順 4 を参
照してください。
複数インストールでの Server Instance Manager の使用
複数のデータベース サーバを別々にインストールしている場合でも、各プログラム グ
ループの Server Instance Manager プログラムは、常にコンピュータ上のすべてのデータ
ベース サーバ インスタンスを表示します。どのプログラム グループの Server Instance
Manager プログラムからでも、コンピュータ上の任意のデータベース サーバ インスタ
ンスを削除できます。
ただし、特定のプログラム グループに新しいデータベース サーバ インスタンスを作成
する場合、そのインスタンスは、Server Instance Manager プログラムを実行したプログ
ラム グループにインストールされます。 Server Instance Manager プログラムで作成さ
れる新しいデータベース サーバ インスタンスには、常にすべてのインストールの中で
一意となるデータベース サーバ名およびポート番号が与えられます。
Server Instance Manager プログラムの使用方法の詳細については、34 ページの『複数常
駐の設定』を参照してください。
28
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
複数ノードへのインストール (クラスタ インストール)
データベース サーバは、Windows の高可用性を有効化する、Microsoft Cluster Server
(MSCS) 機能をサポートしています。MSCS の機能により、2 つの Windows のコンピ
ュータ (ノード) を重複コンポーネントとして処理できます。クラスタの一方のノード
で障害が発生すると、Windows は、障害の発生したアプリケーション (データベース
サーバなど) を、存続しているもう一方のノードで再起動します。
MSCS はクラスタの指定や、リソース、リソース所有権、リソースの依存性などの定義
を有効化する Cluster Administrator を含みます。リソース は、共有ディスクのようなハ
ードウェア コンポーネントか、データベース サーバのようなソフトウェア アプリケー
ションであり、クラスタの 2 つのノード間で共有されます。
また、Cluster Administrator を使用して、リソース依存性を指定するグループを定義する
こともできます。これにより、障害の発生時に Microsoft Resource Manager が、依存性
のあるリソースのグループを、残存するノードに移動できます。 Resource Manager
は、ある特定のプログラム開始の起動、再起動、停止、機能の監視をするプログラムで
す。
データベース サーバのインストールは、クラスタの一方または両方のノードから可能で
す (フェイルセーフ モード)。クラスタの一方のノードに対するインストールの方法
は、独立したコンピュータに対する通常のインストールの場合と同様です (14 ページの
『IBM Informix 製品のインストール』を参照してください)。
クラスタの複数のノードにデータベース サーバをインストールするには:
1. Cluster Administrator を起動します(29 ページ)。
2. Informix リソース グループを作成します(30 ページ)。
3. グループ Informix に対し、依存性のあるリソースを追加または作成します(30 ペ
ージ)。
4. リソースを新規作成します(31 ページ)。
5. データベース サーバを双方のノードへインストールします(32 ページ)。
6. Informix リソースを作成します(32 ページ)。
7. リソース プロパティを設定します(33 ページ)。
8. データベースを初期化します(33 ページ)。
9. 追加の DB 領域を作成します (33 ページ)。
Cluster Administrator の開始
Cluster Administrator プログラムを開始するには、「スタート」→「プログラム」→「コン
トロール パネル」→「管理ツール」→「Cluster Administrator」をクリックします。
付録. 特殊なインストールの設定
29
Cluster Administrator を起動すると、前のセッションを閉じたときに開かれたままになっ
ていた接続が復元されます。開かれた接続がない場合、Cluster Administrator は、情報を
表示する前にユーザに対し、クラスタ名、ノード、または IP アドレスを入力するよう
要求します。
クラスタに対して接続を開くには、クラスタまたはノードのネットワーク名か IP アド
レスを使用します。 Cluster Administrator が、その名前のクラスタを見つけられない場
合、クラスタのアクティブ ノードの名前を入力します。
Informix リソース グループの作成
グループ Informix を作成するには次のようにします。
1. 「ファイル」→「新規作成」→「グループ」を選択します。
2. 「名前」フィールドに新しいグループの名前 (Informix Database など) を入力しま
す。
このグループに付ける名前は、管理目的のみに使用されます。これは、ネットワーク
名とは異なります。ネットワーク名は、参照リスト内でグループを識別する UNC
リソースです。
3. 「説明」項目でコメントを入力し、「次へ」をクリックします。
Cluster Administrator の右側のウィンドウ枠にグループがリストされると、グループ
名とグループの説明が表示されます。
4. 「利用可能なノード」で、グループに対する優先所有者に設定するノードをクリック
し、「追加」をクリックします。
5. 「上へ移動」または「下へ移動」をクリックして、選択した所有者の優先順位を変更
します。
6. 優先所有者のリストの作成および優先順位付けが完了したら、「完了」をクリックし
ます。
新しいグループのすべてのリソースが互いにフェイルオーバーします。グループを 1 つ
のノードにフェイルバックさせるには、そのノードを優先所有者に指定します。クラス
タのパフォーマンスを最大にするために、2 つのノードの間でグループの均衡をとるこ
とが可能です。ただし、グループの格納場所がパフォーマンスにあまり影響しない場合
は、優先所有者を指定しないことも可能です。
グループ Informix に対する依存性のあるリソースの定義
例を通じ、事前に依存性のあるのリソースを定義します。一般的な、依存性のあるリソ
ースとして常に存在するもの (DB 領域があるディスク ドライブ、IP アドレスなど) を
リストしてください。この定義作業には次の手順が含まれます。
1. グループの共有ドライブを定義します。
30
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
ルート DB 領域とその他の DB 領域がグループ Informix へ格納される場所へ、ド
ライブを追加します。同様に、Informix の実行可能ファイルがインストールされてい
るグループ Informix へドライブを追加します。
2. グループ Informix 用のネットワーク名リソースを定義します。
ネットワーク名リソースは、sqlhosts レジストリで使用される仮想ホスト 名で
す。クライアント アプリケーションがデータベース サーバへ接続される際は、実際
のコンピュータではなく、ネットワーク名リソースの仮想ホスト と通信します。ク
ラスタ構成では、仮想ホスト名は、sqlhosts レジストリで使用されます。物理ホス
ト名に対して、仮想ホスト名は、ノードに障害が発生した後でも残ります。 障害が
発生すると、仮想ホスト名は単純にフェイルオーバー中に残存するノードに移動する
ためです。
ネットワーク名リソースを作成するには 31 ページの『新規リソースの作成』で説明
されている手順に従います。
3. グループ Infomix の IP アドレス リソースを定義します。
作成する IP アドレス リソースは、ネットワーク名リソースがバインドされる IP
アドレスです。この IP アドレスは、フェイルオーバー中に一方のノードからもう一
方に移行するので、浮動 IP アドレスとも呼ばれます。
IP アドレス リソースを作成するには『新規リソースの作成』の手順に従ってくださ
い。
新規リソースの作成
新規リソースを作成するには、次のようにします。
1. Informix リソース グループを選択します。
Cluster Administrator の左右どちらかのウィンドウ枠で、リソースに追加する、新規
に作成されたグループ「Informix」をクリックします。
2. 「新しいリソース」で、「ファイル」→「新規作成」→「リソース」の順で選択しま
す。
3. 新しいリソースを設定します。「New Resource」ダイアログ ボックスで、次の操
作を実行します。
a. 「名前」フィールドに、リソースの一意な名前を入力します。
b. 「説明」フィールドに、リソースの説明を入力します (この手順はオプションで
す)。
c. 「リソースの種類」フィールドに、適切な型を入力します(IP アドレス、ネット
ワーク名、IBM Informix Dynamic Server など)。
d. 「グループ」フィールドに、リソースが帰属する、新しく作成されたグループ
Informix の名前を入力します。
e. このリソースを他のリソースとは別に監視するには、「別のリソース モニタでこ
のリソースを実行する」チェック ボックスをオンにします。
4. 「次へ」をクリックします。
付録. 特殊なインストールの設定
31
5. リソースの所有者を設定します。リソースの可能な所有者を追加または削除し、「次
へ」をクリックします。
6. 依存性を追加します。「利用できるリソース」でリソースをクリックし、「追加」を
クリックします。
例えば、ネットワーク名リソースは IP アドレス リソースに依存し、IBM Informix
Dynamic Server リソースは、ネットワーク名リソースと共有ディスク リソースに依
存します。
7. 他のすべてのリソースの依存性について上記手順を繰り返し、「次へ」をクリックし
ます。
8. リソース固有の情報を入力し、「完了」をクリックします。
クラスタにリソースを追加する前に、次の条件を満たしているか確認してください。
v リソース タイプは、MSCS の認識できる基本的なタイプか、製造元が提供する適切
な .dll ファイルによって作成されたタイプであること。
v リソースを帰属させるグループがすでにクラスタ内に存在すること。
v 依存性のあるリソースがすべて作成されていること。
.dll ファイルが他のリソースの .dll ファイルと競合する可能性があるリソースに対し
ては、Resource Monitor を別々にすることをお勧めします。また、調査や修正が必要
になるリソースについても、Resource Monitor を別にすることをお勧めします。
データベース サーバを両方のノードへインストール
クラスタの両方のノードにデータベース サーバをインストールするには、次の手順を実
行します。
1. 各ノードへデータベース サーバをインストールするには、14 ページに記載されてい
る手順で行います。
2. グループ Informix に追加された共有ドライブに DB 領域を作成します。
3. ネットワーク名リソースの名前を、データベース サーバ クライアントが接続する仮
想ホストの名前として指定します。
4. インストール プログラムによりデータベース サーバの初期化を選択するプロンプト
が出されても、初期化しないでください。
Informix リソースの作成
データベース サーバをクラスタにインストールすると、Informix リソースに対して、新
しいリソース タイプ定義 IFXDB920 が自動的に設定されます。クラスタの両方のノー
ドにデータベース サーバをインストールすると、31 ページの『新規リソースの作成』
で説明されているように、Cluster Administrator を使用して、タイプ IFXDB920 の新し
いリソースを作成できます。
ここで作成するリソース名には、Informix データベース サーバ名(DBSERVERNAME
構成パラメータの値) を使用します。データベース サーバの複数のインスタンスを配置
32
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
するには、新規のリソース グループと IFXDB920 リソースをそのグループ内の各イン
スタンスに作成します。 IFXDB920 リソースは常に、そのインスタンスに対する
Informix データベース サーバの名前と同じ名前を持つ必要があります。
リソース プロパティの設定
IFXDB920 リソース作成後は、Resource Property Server Instance を設定してください。
プロパティ パラメータ (ServerInstance) を設定するには、コマンド プロンプト ウィン
ドウ内の <windir>¥Cluster ディレクトリのコマンドを使用してください。
<windir>¥Cluster¥CLUSTER RES IFXDB920_resource_name
/PRIV ServerInstance= informixserver
このコマンドでは、ServerInstance パラメータで割り当てられた informixserver の値は
ol_njcluster12. の形式になります。ol_njcluster12 の値はリソース名でもあり、
DBSERVERNAME 構成パラメータと同じ値になります。
データベース サーバの初期化
クラスタの両方のノードへのデータベース サーバのインストール後と、Informix リソー
ス グループへのリソースの依存性を設定後、サービス コントロール パネルから -iy
パラメータでデータベース サーバを初期化します (20 ページを参照)。 MSCS は、デ
ータベース サーバ初期化中のフェイルオーバーをサポートしません。
DB 領域の追加作成
追加 DB 領域を使用する予定がある場合は、リソース グループ内にすでに配置したデ
ィスク ドライブに作成します。 MSCS は、データベース サーバ初期化中のフェイル
オーバーをサポートしません。
クラスタ インストールのテスト
クラスタの両方のノードにデータベース サーバが正しくインストールされたかどうかを
テストするには、次の手順に従います。
1. Cluster Administrator を使用し、クラスタの 1 番目のノードで、データベース サー
バ リソースをオンラインにします。
データベースがオンラインであるか確認してください。
2. Cluster Administrator を使用して、すべてのグループをクラスタの 2 番目のノードに
移動します。
Cluster Administrator は、通常、サーバ インスタンスをシャットダウンします。
Cluster Administrator の状態が表示されると、リソースがオフライン モードに変わり
ます。 2 番目のノードでは、グループ Informix のすべてのリソースがオンライン
モードに変わります。 2 番目のノードでは、データベース サーバ インスタンスが
通常に起動し、オンライン状態になります。
付録. 特殊なインストールの設定
33
3. フェイルオーバーをテストするために、Informix リソースが現在実行されているノー
ドでのクラスタ サービスを停止します。
この操作は、推奨されない切替えの一例です。すべてのリソースがもう一方のノード
にシフトし、そこでオンライン モードになります。 Informix データベース サーバ
リソースも、そのノードでオンライン モードになります。この条件をテストするに
は、データベース サーバの状態をチェックします。
4. ノードに障害を急に発生させて、ノードのフェイルオーバーをテストします。
データベース サーバを現在実行しているコンピュータをオフにします。すべてのリ
ソースがもう一方のノードにシフトし、そこでオンライン モードになります。
Informix データベース サーバ リソースも、そのノードでオンライン モードになり
ます。この条件をテストするには、データベース サーバの状態をチェックします。
5. 複数のデータベース サーバ リソースのインスタンスをグループ Informix に追加す
るか、データベース サーバ リソースのインスタンスごとに異なるグループ Informix
を作成します。
データベース サーバの複数のインスタンスを持つ予定であれば、この手順と次の手
順に従います。
6. すべてのデータベース リソースのインスタンスについてテストするために、各デー
タベース サーバ リソースのインスタンスと、各グループ Informix について、最初
の 4 つの手順を繰り返します。
複数常駐の設定
複数常駐 は、単一のコンピュータ内の複数のデータベース サーバ インスタンスと、そ
れらと関連した共有メモリとディスク構造を参照します。
複数常駐は、さらなるデータベース サーバ インスタンスを作成、管理される際に使用
される Server Intstance Manager の複数のバージョン (27 ページ) とは異なり、コンピ
ュータ内の別のディレクトリに、追加のデータベース サーバーのコピーをインストール
するものです。27 ページの『複数のバージョンのインストール』を参照してください。
1 つのコンピュータ上に複数の独立したデータベース サーバ環境を作成することで、次
のことが可能になります。
v 実働環境と開発環境を分割できます。
開発環境による予測不能な事態の影響から実働システムを保護できます。
v 機密データベースを分離します。
セキュリティの強化や、多くのデータベースが要求するよりも頻繁なバックアップが
可能です。複数常駐を使用する場合、各データベース サーバは自身の構成ファイル
を所有します。このため、バックアップや共有メモリの使用、優先順位の調整などの
要件を満たす各データベース サーバに対して構成ファイルを作成できます。
v 単一コンピュータによる分散型データ トランザクションをテストできます。
34
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
使用するアプリケーションをネットワーク上で開発する場合、分散型データ シミュ
レーションの際や、単一コンピュータ テストで、ローカル ループバックが使用でき
ます (「IBM Informix: Dynamic Server 管理者ガイド」のローカル ループバック接続
の使用のセクションを参照してください)。ネットワークを準備した後、アプリケーシ
ョン ソース コードへの変換なしでアプリケーションを使用できます。
複数常駐の計画
1 つのコンピュータ上で複数常駐を計画する場合、次のような点に注意してください。
v 格納領域
各データベース サーバは、自身の一意な格納領域を所有する必要があります。1 つ
のディスク領域を、データベース サーバの複数のインスタンスには使用できませ
ん。別のデータベース サーバを作成する場合、最初のデータベース サーバのインス
トール時に計画したものの一部を繰り返す必要があります。例えば、次のようなこと
に注意する必要があります。
– ミラーリングを使用するか。ミラーはどこに置くか。
– メッセージ ログはどこに置くか。
– データベース サーバの論理ログ用にテープ ドライブを専用化できるか。
– どのタイプのバックアップを実行するか。
v メモリ
各データベース サーバは、独自のメモリを所有します。使用しているコンピュータ
が、追加のデータベース サーバの要求するメモリ使用を処理可能か。
新規データベース サーバ インスタンスの作成
複数常駐を設定する前に、14 ページの『IBM Informix 製品のインストール』で説明さ
れているデータベースをインストールしてください。
重要: インストールするデータベース サーバのバイナリ ファイルのコピーは、1 つに
してください。1 つのコンピュータ上にある、同じバージョンのデータベース サ
ーバのインスタンスはすべて、同じ実行可能ファイルを共有できます。
Server Instance Manager を使用し、複数常駐を設定してください。 Server Instance
Manager のプログラムを使用するためには、そのデータベース サーバに対する管理権限
が必要です。ただし、データベース サーバがドメイン用にインストールされている場
合、ローカル管理者権限があれば十分です。
Server Instance Manager を使用する前に、グループ Informix-Admin のメンバであるこ
とを確認してください (7 ページ)。
新規データベース サーバ インスタンスを作成するには:
1. 「スタート」→「プログラム」→「IBM Informix Dynamic Server 9.40」→「Server
Instance Manager」の順で選択してください。
付録. 特殊なインストールの設定
35
2. インストールの方法 (11 ページ) を選択し、データベース サーバのインスタンスを
新規作成するために「Create New」をクリックしてください。
3. プロンプトに従ってください。
プロンプトへの応答の方法については、3 ページの『インストール チェックリス
ト』を参照してください。
必要項目の入力後、Server Instance Manager により、新規データベース サーバ インス
タンス用のサービスのインストール、環境変数の記録、レジストリの更新、そして、
ONCONFIG ファイルが作成されます。
データベース サーバ インスタンスの削除
データベース サーバ インスタンスを削除するには、「スタート」→「プログラム」
→「IBM Informix Dynamic Server 9.40」→「Server Instance Manager」の順で選択
し、リストからデータベースサーバ インスタンスを選択し、「Delete Server」をクリ
ックします。
Server Installation Manager は、最初に、データベース サーバ用のオンライン サービス
が実行されているかを点検し、実行されている場合はそれを中止します。そして、バー
ジョンごとのインスタンスの削除方法の決定が可能な場合は、ファイルやディレクト
リ、アイコン、サービス、レジストリ キー、レジストリ項目関連(OnSNMP など)、構
成情報、DB 領域、ONCONFIG ファイルなどを含む、インスタンス関連情報をすべて削
除します。
サイレント インストールの実行
サイレント インストール では、ユーザがインストール プログラムと対話をする必要が
ありません。
サイレント インストールは、次の手順で実行します。
1. データベース サーバの製品フォルダ (Iif または Ids) の最上位ディレクトリから
TEMP ディレクトリへ、silent.ini ファイルをコピーします。
2. silent.ini ファイルをカスタマイズします(36 ページ)。
3. サイレント インストールを開始します (41 ページ)。
silent.ini ファイルのカスタマイズ
silent.ini ファイルには、インストール パラメータの他に、これらのパラメータの変更
方法を説明するコメントが含まれています。サイレント インストールでは、このファイ
ルが適切なパラメータを含むよう修正する必要があります。
次の表は、silent.ini ファイルに存在すべきパラメータを示しています。
36
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
BUNDLE_COMMON と PRODUCT_IDS パラメータ
次の表では、silent.ini ファイルに含まれる必要のある BUNDLE_COMMON および
PRODUCT_IDS パラメータの最小セットをリストし、各パラメータの値について説明し
ています。
パラメータ
説明
Install_Dir (10 ページ)
製品ファイルをインストールするディレクトリ
ACTUAL_INSTALL_DIR
製品ファイルをインストールするディレクトリ
(Install_Dir と同一)
サーバ インストール パラメータ
silent.ini ファイル の Server Install セクションの値では、データベース サーバのイン
ストール方法を指定します。データベース サーバのインストールでファイルのコピーを
完了するには、次に示すパラメータの最小セットがこのセクションに必要です。
パラメータ
説明
Typical (11 ページ)
データベース サーバを、標準インストールとしてイ
ンストールする場合は、1 を指定してください。値
を指定しない場合は、デフォルト値として 1 が適用
されます。 Typical と Minimal の両方を 1 で設定
は出来ません。
Minimal (11 ページ)
データベース サーバを、最小インストールとしてイ
ンストールする場合は、1 を指定してください。
Typical と Minimal の両方を 1 で設定はできませ
ん。
Shutdown_Services
インストールを続行させるためにシャットダウンが
必要な場合は、1 を指定してください。このような
サービスには、データベース サーバや OnSNMP な
どのサービスのように、アップグレードが必要なす
べてのサービスが含まれます。 1 以外の値を指定す
ると、コンピュータはサービスをシャットダウンし
ません。アップグレードが必要なファイルを使用す
る場合は、サービスのインストールが不完全で終了
することがあります。
Upgrade
インストール プログラムが検出する、既存のバージ
ョンをアップグレードする場合は、1 を指定してく
ださい。 0 を指定した場合、既存のバージョンが検
出されても、データベース サーバはアップグレード
されません。このリリースでは、以前のバージョン
との共存がサポートされていないため、値を指定し
ない場合は 0 と見なされます。
付録. 特殊なインストールの設定
37
38
Reinstall
Reinstall パラメータは Upgrade パラメータと同様の
ものですが、同じバージョンを再度インストールで
きます。
Domain_Install (9 ページ)
ユーザ グループをドメインで作成する場合は、1 を
指定してください。1 を指定しない場合、作成した
ユーザ アカウントおよびユーザ グループはすべて
ローカル コンピュータに保存されます。ただし、ド
メイン インストールを有効にするためには、インス
トールを実行するユーザにドメイン管理者権限が必
要です。インストールを実行するユーザがドメイン
でインストールを実行する権限を持たない場合、こ
のパラメータは無視されます。
Cluster_Install (8 ページ)
インストール プログラムが実行されるコンピュータ
が Windows クラスタの一部の場合は、このパラメ
ータを指定してください。フェイルセーフ モードで
のクラスタ上のインストールを有効化するには、1
を指定してください。クラスタ インストールは、ド
メイン インストールを要求します。クラスタ化され
ていないコンピュータでは、このパラメータは無視
されます。
Role_Separation (11 ページ)
役割分担を有効化するためには 1 を指定してくださ
い。1 以外の値を指定した場合は、役割分担が有効
になりません。
IXDBSA_ Group (11 ページ)
このパラメータをグループ ix_dbsa の名前に設定
してください。ユーザがグループ ix_dbsa に属し
ていることを検証するために、データベース サーバ
は、このパラメータを使用します。ユーザがドメイ
ン インストールを選択した場合、このグループはド
メインに作成されます。それ以外の場合、このグル
ープはローカルになります。このグループは、役割
分担が有効な場合のみ使用されます。特定のグルー
プ名を要求する場合以外は、デフォルト値を使用し
てください。
IXDBSSO_Group (11 ページ)
このパラメータをグループ ix_dbsso の名前に設定
してください。ユーザがグループ ix_dbsso に属し
ていることを検証するために、データベース サーバ
は、このパラメータを使用します。ユーザがドメイ
ン インストールを選択した場合、このグループはド
メインに作成されます。それ以外の場合、このグル
ープはローカルになります。このグループは、役割
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
分担が有効な場合のみ使用されます。特定のグルー
プ名を要求する場合以外は、デフォルト値を使用し
てください。
IXAAO_Group (11 ページ)
この名前を、グループ ix_aao に設定してくださ
い。ユーザがグループ ix_aao に属していることを
検査するために、データベース サーバは、このパラ
メータを使用します。ユーザがドメイン インストー
ルを選択した場合、このグループはドメインに作成
されます。それ以外の場合、このグループはローカ
ルになります。このグループは、役割分担が有効な
場合のみ使用されます。特定のグループ名を要求す
る場合以外は、デフォルト値を使用してください。
IXUSERS_Group (11 ページ)
このパラメータをグループ ix_users の名前に設定
してください。ユーザがグループ ix_users に属し
ていることを検証するために、データベース サーバ
は、このパラメータを使用します。ユーザがドメイ
ン インストールを選択した場合、このグループはド
メインに作成されます。それ以外の場合、このグル
ープはローカルになります。このグループは、役割
分担が有効な場合のみに使用されます。特定のグル
ープ名を要求する場合以外は、デフォルト値を使用
してください。
DBSSO_User
このパラメータは、セキュリティ管理者名に設定し
てください。
DBSSO_Passwd
このパラメータは、セキュリティ管理者のパスワー
ドに設定してください。
AAO_User
このパラメータは、監査管理責任者名に設定してく
ださい。
AAO_Passwd
このパラメータは、監査管理責任者のパスワードに
設定してください。
Account_Passwd
このパラメータは、informix ユーザのパスワードに
設定してください。
Configure_Instance
データベース サーバのインスタンスを新規作成する
場合は、1 を指定してください。0 を指定すると、
フレッシュ インストールの場合にインスタンスが構
成されません。再インストールを実行する場合、こ
のパラメータによって、既存の構成情報を使用する
付録. 特殊なインストールの設定
39
か、またはデータベース サーバの既存のインスタン
スを削除した後に新しいインスタンスを構成するか
指定されます。
Create_Icons
インストール済みプログラム用のアイコンを作成す
る場合は、1 を指定してください。アイコンの作成
を無効にする場合は、0 を指定してください。
サーバ インスタンス パラメータ
silent.ini ファイルの Server Instance セクションでは、データベース サーバの特定のイ
ンスタンスを構成するために必要なパラメータを指定します。インストール プログラム
は、フレッシュ インストールの場合のみ、これらのパラメータを使用します。 インス
トールがアップグレードか、再構成なしの再インストールの場合、インストール プログ
ラムは、すべての既存情報を使用します。データベース サーバのインストールにおいて
特定のインスタンスを構成するためには、次に示すパラメータの最小セットがこのセク
ションに必要です。
40
パラメータ
説明
DBSERVERNAME
データベース サーバ名を指定してください。名前の
指定のない場合は、デフォルト名の computer-name
が設定されます。 データベース サーバの名前は、
インストール後は変更できません。
SERVERNUM
サーバ番号には、そのコンピュータ上で構成される
データベース サーバのすべてのインスタンスを通じ
て一意であるものを指定します。値はできるだけ小
さく設定してください。最初に構成するインスタン
スについてのみ、このデフォルト数値の使用が可能
です。このパラメータは、データベース用の構成パ
ラメータを含む、 onconfig ファイル内で対応する
パラメータを設定します。
SQLHOSTS
sqlhosts レジストリが配置されているコンピュー
タを指定してください。デフォルトは、データベー
ス サーバをインストールしたコンピュータです。
Storage_Name (13 ページ)
作成する追加 DB 領域名を指定してください。デフ
ォルトで、この名前は DBSERVERNAME パラメー
タのデータベース サーバ名と同じです。
Primary_Location (13 ページ)
ルート DB 領域と追加 DB 領域が作成されたドラ
イブを指定してください。デフォルトでは、DB 領
域はインストール ディレクトリと同じドライブに作
成されます。
Mirror_Location (13 ページ)
ミラーリングが有効になっている場合は、ミラー
DB 領域が作成されたドライブを指定してくださ
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
い。ドライブを指定しない場合は、データベース サ
ーバはデフォルト値を使用します。この値がダッシ
ュ (-) の場合は、ミラーリングが有効になっていま
せん。
Storage_Size (13 ページ)
追加 DB 領域のサイズを、MB 単位で指定してくだ
さい。値を指定しない場合は、デフォルト値が使用
されます。
Initialize_Server
データベース サーバを、作成後に初期化するか指定
します。プログラムが、データベースの初期化を実
行するよう、1 を指定してください。それ以外の値
を指定した場合は、手動で初期化を実行する必要が
あります。値を指定しない場合は、デフォルト値と
して 1 が使用されます。
Service_Start_Auto
データベース サーバをどのように起動するかを指定
します。再起動でデータベース サーバが自動起動す
るよう設定するためには、1 を指定してください。
1 を指定しない場合は、手動でデータベース サーバ
を起動する必要があります。
Server_Proto (13 ページ)
データベース サーバ用のネットワーク プロトコル
パラメータを指定してください。プロトコル フィー
ルドでは、使用するプロトコルを指定します。通常
は、olsoctp プロトコルを使用します。サービス名
フィールドでは、データベース サーバへアクセスす
る際に使用される TCP/IP サービス名を指定しま
す。ポート番号フィールドでは、そのサービス名に
対して使用される TCP ポート番号を指定します。
このデータベース サーバの他のインスタンスが構成
されていない場合のみ、このパラメータの指定を省
略できます。
サイレント インストールの実行
silent.ini ファイルの修正後、サイレント インストールを開始してください。
1. サーバ製品フォルダへ移動します。
2. 次のコマンドを入力します。
setup.exe -s silent_ini_pathname -l silent_log_pathname
silent_ini_pathname は、silent.ini ファイルに対するフルパス名、
silent_log_pathname は、silent.log ファイルに対するフルパス名です。
付録. 特殊なインストールの設定
41
サイレント インストールでは、ユーザに対して対話的にエラー メッセージを発信で
きないため、silent.log ファイルをインストール ログとして使用します。サイレン
ト インストールに障害が発生した場合は、その障害が silent.log ファイルに記録さ
れます。
例えば、silent.ini と silent.log が C:¥TEMP にある場合、データベース サーバの
サイレント インストールを開始するために、次のコマンドを入力します。
setup.exe -s C:¥TEMP¥silent.ini -l C:¥TEMP¥silent.log
42
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
特記事項
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確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお
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IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回され
る場合があり、単に目標を示しているものです。
表示されている IBM の価格は IBM が小売り価格として提示しているもので、現行価
格であり、通知なしに変更されるものです。卸価格は、異なる場合があります。
本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具
体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名
前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであり、名称や住
所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。
著作権使用許諾:
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示
するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客
44
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラットフォームのア
プリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプリケーション・プ
ログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、IBM に対
価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。このサンプル・
プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。従って IBM
は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があること
をほのめかしたり、保証することはできません。これらの例は、すべての場合について
完全にテストされたものではありません。IBM はこれらのプログラムの信頼性、可用
性、および機能について法律上の瑕疵担保責任を含むいかなる明示または暗示の保証責
任も負いません。
それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生的創作
物にも、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。
© (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プログ
ラムから取られています。 © Copyright IBM Corp. (年を入れる). All rights
reserved.
この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示されな
い場合があります。
特記事項
45
商標
以下は、IBM Corporation の商標です。AIX; DB2; DB2 Universal Database; Distributed
Relational Database Architecture; NUMA-Q; OS/2, OS/390, and OS/400; IBM Informix®;
C-ISAM®; Foundation.2000™; IBM Informix ® 4GL; IBM Informix®DataBlade®Module;
Client SDK™; Cloudscape™; Cloudsync™; IBM Informix®Connect; IBM Informix®Driver
for JDBC; Dynamic Connect™; IBM Informix®Dynamic Scalable Architecture™(DSA);
IBM Informix®Dynamic Server™; IBM Informix®Enterprise Gateway Manager (Enterprise
Gateway Manager); IBM Informix®Extended Parallel Server™; i.Financial Services™;
J/Foundation™; MaxConnect™; Object Translator™; Red Brick™; IBM Informix® SE; IBM
Informix® SQL; InformiXML™; RedBack®; SystemBuilder™; U2™; UniData®; UniVerse®;
wintegrate®
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およ
びその他の国における商標です。
Windows、Windows NT、および Excel は、Microsoft Corporation の米国およびその他の
国における商標です。
UNIX は、X/Open Company Limited がライセンスしている米国およびその他の国にお
ける商標です。
本書で使用する他の会社名、製品名、およびサービス名は、他社の商標またはサービ
ス・マークである場合があります。
46
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
索引
日本語, 数字, 英字, 特殊文字の
順に配列されています。なお, 濁
音と半濁音は清音と同等に扱わ
れています。
アカウント
ユーザ informix
35
以前のバージョンから 15
オプション、データベース サー
バ 7
データベース サーバ
27
8
ドメイン 9
フレッシュ 10
35
Server Instance Manager
アップグレード
以前のバージョン 2
開始
インストール プログラム
NTFS 15
参照: 「INFORMIXDIR ディ
レクトリ」
16, 18
AAO 9, 12
DBSSO 9, 16
アクセス権
ローカル
データベース サーバ (続き)
複数のノードへの 29
複数のバージョン 8, 27
リモート コンピュータ上
ローカル コンピュータ上
ディレクトリ
指定 15
[ア行]
[カ行]
インストール (続き)
2, 7
INFORMIXDIR ディレクトリ 10
参照: 「移行ガイド」
アンインストール
グループ Informix-Admin 24
データベース サーバ 22
ユーザ informix 24
以前のバージョン、アップグレード
2, 15
依存性のあるリソース、定義 30
インスタンス、複数の 23
インストール
エラー メッセージ 24
オプション、指定 16
クラスタ 8, 17
データベース サーバ 14
クラスタ 29
クラスタ内 8
ドメイン内 9
複数インスタンス 10
複数常駐 34
複数のノード 29, 32
© Copyright IBM Corp. 1996, 2003
プログラム、開始
方法
指定 16
についての
15
11
問題、トラブルシューティング
24
要件、最低限 3
ローカル 8
DataBlade モジュール 3
IBM Informix 製品の順序 3
インストール チェックリスト、記入
3, 7
インストール、特殊な 27
インストール、IBM Informix
Connect 3
インストール時の問題のトラブルシ
ューティング 24
エラー メッセージ
仮想メモリの容量不足 24
データベース サーバ名 24
ページ サイズ 24
incorrect privileges 25
エラー メッセージのメッセージ フ
ァイル 2
オプション、アンインストール 22
Cluster Administrator
格納域、指定 17
15
29
格納域マネージャ、構成
参照: 「Storage Manager 管理者
ガイド」
格納領域要件、複数常駐 35
カスタム インストール、説明
11
仮想ホスト、定義 31
仮想メモリ、容量不足 24
監査管理者アカウント
参照: 「AAO アカウント」
監査分析担当者
参照: 「AAO アカウント」
環境変数、
INFORMIXSQLHOSTS
管理
14
グループ
役割分担の指定 16
役割分担用の管理グループ 9
タスク、役割分担を使用した分割
11
Server Instance Manager のアクセ
ス権 35
管理者
監査
参照: 「AAO アカウント」
権限、不正な 25
データベース
参照: 「データベース管理
者」
関連資料 1
既存バージョンの管理 27
起動
データベース サーバ 20
データベース サーバを自動的に
21
共有サーバ定義
指定 17
47
共有サーバ定義 (続き)
高度な権限、ユーザ informix に付与
サービス名
説明 14
共有ドライブ、定義する
18
広域言語サポート (GLS)
指定 17
説明 13
再インストール、INFORMIXDIR デ
30
クライアント アプリケーション、検
査のための複数常駐使用
35
クラスタ
インストール
説明
8, 29
テスト 33
フェイルセーフ モード
複数のノード 32
29
複数のノードへの 29
リソース グループの指定 17
インストール オプション 16
ディレクトリ
33
リソース 29
クラスタ インストールのテスト
グルーピング
33
ix_aao 9, 12
ix_dbsa 12
ix_dbsso 9, 12
ix_users 10, 12
グループ Administrators
インストール要件
不正な権限 25
構成チェックリスト
参照: 「インストール チェック
リスト」
構成パラメータ
DBSERVERNAME 40
SERVERNUM 40
SQLHOSTS 40
参照: 「パラメータ」
構成ファイル、複数の常駐 34
コマンド行
データベース サーバの起動 20
データベース サーバの初期化
21
データベース サーバの停止 21
ユーティリティ、実行 20
コントロール パネル
データベース サーバの起動 20
データベース サーバの初期化
21
データベース サーバの停止 21
7
メンバの追加 7
グループ Administrators へのメンバ
の追加 7
グループ Informix-Admin
アンインストール プログラム
24
メンバの更新 18
グループ Informix-Admin の更新 18
グループ ix_aao 9, 12
グループ ix_dbsa 12
グループ ix_dbsso 9
グループ ix_users 10, 12
グループ Windows Administrators 7
警告メッセージ
参照: 「エラー メッセージ」
権限
管理者 25
高度な 18
ドメイン管理者用 9
ローカル管理者用 9
48
18
[サ行]
サーバ
参照: 「データベース サーバ」
サーバ インスタンス、 silent.ini パ
ラメータ 40
サーバ インストール、silent.ini パラ
メータ 37
サーバ、ISM
参照: 「ISM サーバ」
サーバのアンインストール
オプション、説明 22
説明 19
サーバ番号
参照: 「データベース サーバ番
号」
サーバ名
参照: 「データベース サーバ
名」
サービス コントロール パネル、デ
ータベース サーバの初期化 33
ィレクトリ
10
最小インストール、説明
サイズ
デフォルトの SB 領域
11
14
SB ページ 14
サイレント インストール
実行 41
定義 36
setup.exe 41
silent.ini ファイル 36
サイレント インストールの実行
削除
41
ISM サーバ 23
参照: 「アンインストール」
参照: 「削除」
作成
追加 DB 領域 33
データベース サーバ インスタン
ス 35
役割分担用の管理グループ 9
リソース 31
Informix リソース 32
Informix リソース グループ 30
指定
インストール ディレクトリ 15
インストール方法 16
サービス名 17
データベース サーバ番号 17
データベース サーバ名 17
デフォルトの SB 領域 17
ルート DB 領域名 17
主格納域、ルート DB 領域 17
スマート ラージ オブジェクト 14
スワップ ファイル、インストール要
件 3
制限、データベース サーバ名 24
セキュリティ
参照: 「データベースのセキュ
リティ」
設定
複数常駐 34
役割分担 11
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
設定 (続き)
ユーザ informix のパスワード
16
リソース プロパティ
33
オプションの説明 7
参照: 「移行ガイド」
アンインストール 7, 22
移行
参照: 「移行ガイド」
インスタンス新規作成 35
36
データベース サーバの初期化
21
クラスタ 29
クラスタ内 8
ドメイン内 9
10
複数常駐 34
複数のノード 29, 32
複数のノードへの 29
複数のバージョン 8, 27
リモート コンピュータ上 27
ローカル コンピュータ上 8
インストールの開始 14
インストールの順序 3
起動 20
構成 16
再インストール 7, 22, 24
初期化 17
停止 20, 21
複数インスタンスの作成 34
フレッシュ インストール 24
プログラム グループ
アクセス 18
説明 19
複数のインストール 28
データベース サーバ インスタンス
の削除 36
データベース サーバ、グループ
ix_users 12
データベース サーバのアップグレー
ド 2
共有
エラー メッセージ
指定 17
制限 24
30
15
17,
[ナ行]
ネットワーク プロトコル、
TCP/IP 13
ネットワーク名、定義する
ノード
説明 12
データベース サーバ名
説明 13
無効を修正
ドライブ
NTFS
7, 22, 24
グループへのアクセス 18
データベース サーバ番号
指定 17
データベース サーバ
アップグレード 2, 7
複数インスタンス
ル
データベース サーバのプログラム
[タ行]
インスタンスの削除
インストール
データベース サーバの構成 16
データベース サーバの再インストー
インストール データベース サー
バ 32
複数 29
24
[ハ行]
24
Informix リソース 33
データベース システム セキュリテ
ィ担当者
参照: 「DBSSO アカウント」
データベース、セキュリティ用分離
バイナリ ラージ オブジェクト
(BLOB) 型データ 14
パスワード
ユーザ informix の設定
16
リバージョン後の不正 23
バックアップ
格納域マネージャの構成 18
34
データベース管理者
定義 12
Informix-Admin アカウント 12
データベースサーバの初期化 33
データベースのセキュリティ
データベースの分離 34
役割分担 11
定義
依存性のあるリソース 30
定義する
共有ドライブ 30
ネットワーク名リソース 31
IP アドレス リソース 31
停止、データベース サーバ 20
ディスク領域、インストール要件
デフォルトの SB 領域
指定 17
定義 14
ドキュメント ノート、説明 19
特殊なインストールの設定 27
ドメイン インストール
オプション 16
説明 9
役割分担 9
31
複数常駐
3
35
パラメータ
サーバ インスタンス silent.ini フ
ァイル 40
サーバ インストール silent.ini フ
ァイル 37
DBSERVERNAME 33
MIRRORPATH 13
ROOTPATH 13
ServerInstance 33
silent.ini ファイルで要求される
37
標準インストール、説明 11
フェイルオーバー
サポート
初期化中 33
DB 領域作成中 33
定義 8
フェイルセーフ モード クラスタの
インストール 29
フェイルセーフ モード、クラスタ
インストール 8
復元、格納域マネージャの構成 18
索引
49
参照: 「仮想ホスト」
23
複数インストール
INFORMIXDIR ディレクトリ
10
複数常駐
格納領域要件
計画 35
35
検査のための使用
設定パスワード
ユーザ informix
高度な権限
定義 34
バックアップ 35
複数のバージョンとの違い
複数のバイナリ、警告
34
35
ミラーリング 35
メッセージ ログ 35
メモリ要件 35
利益 34
ONCONFIG ファイル 36
複数常駐用テープ ドライブ 35
複数のインストール
データベース サーバのプログラ
ム グループ 28
Server Instance Manager
28
複数のノード、インストール 29
複数のバージョン、インストール
27
複数のプログラム グループ 27
フレッシュ インストール
データベース サーバ 24
INFORMIXDIR ディレクトリ 10
プログラム グループ
データベース サーバ 18
ページ サイズ
エラー メッセージ 24
デフォルトの SB 領域 14
別のデータベース サーバからの移行
参照: 「移行ガイド」
変数
参照: 「環境変数」
ポート番号
指定 17
説明 13
16
ユーティリティ
起動 20, 21
実行 20
DB-Access 20
説明 13
ルート DB 領域 17
無効なデータベース サーバ名
24
メッセージ ログ、複数常駐用
35
メモリ、仮想 24
メモリ要件、複数常駐 35
文字ラージ オブジェクト (CLOB) 型
データ 14
戻す
以前のバージョンに
参照: 「移行ガイド」
複数インスタンス 23
問題、インストール
24
18
作成 18
設定パスワード
関連資料 1
ミラーリング、複数常駐 35
ミラーリングされた格納域
35
16
アンインストール
[マ行]
マニュアル、型
構成ファイル 34
設定 34
テープ ドライブ 35
50
ユーザ アカウント、informix (続き)
ホスト、仮想
複数インスタンス、リバージョン
onmode 22, 23
SMS 27
ユーティリティの起動
役割分担
管理タスクの分割 11
グループ ix_aao 9, 12
グループ ix_dbsa 12
グループ ix_dbsso 9
グループ ix_users 10, 12
グループとユーザ 11
設定 11
ドメイン インストールの有効化
9
無効化 11
ユーザ AAO をグループに追加
9
ユーザ DBSSO をグループに追加
9
有効化 11, 16
参照: 「Trusted Facility Guide」
役割分担の無効化 11
役割分担の有効化 11, 16
ユーザ アカウント、informix
作成 18
3
[ラ行]
ラージ オブジェクト、スマート
リソース
14
依存性のある 30, 32
クラスタ、定義 29
24
[ヤ行]
20, 21
要件、最低限のインストール
作成 31
タイプ 32
ネットワーク名 31
プロパティの設定 33
IFXDB920 32
Informix、作成 32
IP アドレス 31
リソース グループ、クラスタ イン
ストールの指定 17
リソース タイプ定義 32
リソースモニタ、別 32
リバージョン、不正なパスワードの
修正 23
リモート コンピュータ、インストー
ル 27
リリース ノート、説明 19
ルート DB 領域
主格納域とミラーリングされた格
納域 17
説明 13
ディスク領域の要件 3
名前の指定 17
レジストリ項目、sqlhosts 31
ローカル インストール 8
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
A
MIRRORPATH パラメータ
IBM Informix Dynamic Server
Version 7.3、アップグレード
IBM Informix Universal Server
AAO アカウント
作成
ドメイン インストール用
役割分担用
説明
Version 9.1x、アップグレード
9
12
12
役割分担の指定
28
16
BUNDLE_COMMON、silent.ini ファ
イル パラメータ 37
IBM Informix 製品のインストール準
備
2
IBM Informix テクニカル サポー
ト、連絡先情報 24
ジ 25
Informix エラー メッセージ集、プロ
グラム グループ内 19
Informix 管理者グループ
Server Instance Manager の使用
C
Cluster Administrator
開始 29
クラスタ インストールのテスト
33
定義
35
Informix リソース グループの作成
30
Informix リソース、作成 32
INFORMIXDIR ディレクトリ
DataBlade モジュール、インストール
3
DB 領域
作成追加 33
定義 13
ルート 13, 17
参照: 「管理者ガイド」
DBSERVERNAME パラメータ
IFXDB920 リソース 33
Informix リソース 33
silent.ini ファイル 40
DBSSO アカウント
作成
ドメイン インストール用 9
役割分担の指定 16
DB-Access ユーティリティ、実行
20
I
IBM Informix Connect、インストール
3
N
NTFS ドライブ、インストール ディ
レクトリ 15
O
ONCONFIG ファイル、複数常駐
oninit ユーティリティ 20
onmode ユーティリティ
OnSNMP
36
22, 23
プロセス、終了 22
ON-Bar、格納域マネージャの構成
18
10
アップグレード 10
複数インストール 10
29
D
参照: 「クラスタ インストー
ル」
28
IFXDB920 リソース 32
Incorrect privileges エラー メッセー
B
13
MSCS
フレッシュ インストール 10
INFORMIXSQLHOSTS 環境変数 14
Informix-Admin アカウント
P
PRODUCT_IDS、silent.ini ファイル
パラメータ 37
作成 18
説明 12
「Instance Manager」
R
参照: 「Server Instance
Manager」
Insufficient virtual memory エラー メ
ッセージ 24
IP アドレス リソース、定義 31
ISM サーバ
削除 23
保存 23
ISM サーバの保存 23
RAM、インストール要件 3
Resource Property Server Instance、設
定 33
ROOTPATH 構成パラメータ 13
M
Microsoft Cluster Server (MSCS)
参照: 「クラスタ インストー
ル」
Microsoft Resource Manager、定義
29
Microsoft SMS ユーティリティ 27
S
SB ページ、サイズ 14
SB 領域
サイズ 14
定義 14, 17
デフォルト
格納域の指定 17
格納場所の指定 14
名前の指定 17
参照: 「管理者ガイド」
Server Instance Manager
アクセス権 35
索引
51
Server Instance Manager (続き)
開始
起動
35
12
説明
19
W
Windows ファイル システム
(NTFS)、インストール要件
3
データベース サーバ インスタン
スの削除 36
複数常駐 34
複数のインストール
28
Informix 管理者グループ 35
ServerInstance パラメータ 33
SERVERNUM パラメータ、silent.ini
ファイル 40
setup.exe、サイレント インストール
41
silent.ini ファイル
カスタマイズ 36
サイレント インストール
必要パラメータ 37
36
silent.ini ファイルのカスタマイズ
36
silent.log ファイル 41
SNMP サービス、シャットダウンす
る 22
SQLHOSTS パラメータ
sqlhosts レジストリ
40
仮想ホスト 31
共有サーバ定義用コンピュータ
14
port エントリ 13
servicename エントリ 13
T
TCP/IP
サービス名 13
サービス名の指定
ポート番号 13
ポート番号の指定
17
17
U
Uninstall Server
プログラム 27
52
IBM Informix: Dynamic Server インストール ガイド (Microsoft Windows 用)
򔻐򗗠򙳰
Printed in Japan
GB88-8645-00
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